JP3870366B2 - 作品の格付け試験運営システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、作品の格付け試験運営システムに係り、特に、会員が提出する出品作について段級等の格付け結果の管理を行うと共にその審査結果を会誌上で発表する試験をコンピューターを使用して運営する作品の格付け試験運営システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、毛筆やペン字といった書道、或いは絵画といった有形の作品作りを教導する会員制の組織においては、一般に、定期的に会員(生徒)が提出する作品を審査することで段位や級位の格付け審査を行う。このような格付け審査を実施するに当たっては、通常、試験の主催者である本部が格付け審査用の出品券を事前に会員に配布し、会員は自己の作品にその出品券を添付して本部に提出する。主催者は、提出された作品を審査しては格付けを判定し、その判定結果を会員に直接又は会誌等に掲載することで発表する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、このような審査に伴う出品手続きから審査結果公表までの諸々の作業は、大部分、手作業で行っていた。或る書道会の例で言えば、本部は、出品締切日と試験科目(部門や会員身分等で区分けされた科目)だけが記入された程度の白紙に近い出品券を単票形態で又は会誌に印刷することで会員に配布し、会員は、希望する試験科目の出品券に氏名、支部名、住所、現在の格付け(段級位)など必要事項を記入して出品作に糊付けする。そして、本部では、提出された出品券の記載内容を一枚一枚所定の台帳に手書きで転記し、審査終了後にはその台帳に判定結果を書き込み、次いで、その台帳をコピーなどして印刷業者に持ち込んで審査発表原稿を編集してもらうといった処理を行っていた。
【0004】
このような処理には何人もの人手が必要であり、日数も係り、当然、転記ミスを生じ易く、経費も嵩むといった様々な問題があった。特に、提出された出品券については、記載内容等に間違いがあるか、或いは古い出品券を使用していないかなど、会員名簿と照らし合わせながら一枚一枚チェックしなければならないし、このようなチェックで間違いを必ず発見できるという保証も無い。また、印刷業者が編集した会誌印刷用の審査発表原稿についても同様のチェックが必要になる。
そして、出品する側の会員においても、出品券に様々な事項を記入したり、作品に糊付けする手間がかかるという問題があり、このため、少なからぬ記入ミスはどうしても避けられない。
【0005】
更に、このような組織における段級位の格付けは、部門や、年齢・学年ごとに定めることが多い。例えば、小学生、中学生、高校生といった学生を対象とした部門と、大学生以上の一般部門といったように部門分けをして、学生については学年別に区分けしてそれぞれの段級を判定することが多い。従って、会員名簿は、学生が進級や卒業をする年度替わり期に、会員一人一人についての生年月日を基に部門や学年の書換えを行わなければならないことになり、場合によっては、部門の変更に伴って段級位の書換えも必要になるので、この種の作業も膨大である。
【0006】
特に、年度替わり期に出品券を発行する際は、その年度替わりで会員身分が変わる学生の出品券については試験科目を書き換える必要も生じる。例えば、中学3年卒業後は一般会員へと身分が変わる場合、4月に実施する試験の出品券を4月前に発行するときは、現在中学3年の会員であっても、出品券は試験科目などを一般会員用のものと換えて発行しなければならないからである。
【0007】
尚、一部では、このような試験用の出品券に所謂バーコードラベルを使用しているところもあるが、そのバーコードラベルは、会員ごとに原本を1枚配布しておいて、会員に試験の都度コピーさせ、それに、会誌に文字印刷されている試験科目ラベルを貼り付けるといったものであるため、会員の手間としては全て手書きする出品券よりむしろ面倒で間違いが生じ易く、これを集計する本部にとっても、出品者名簿の作成がバーコード読取りで済むといった程度の利点しか無く、その他のチェックや、審査発表原稿の編集等は依然手作業に頼らざるを得ないし、年度替わり期に発行する出品券の学年や会員身分の書換えなどの煩雑の手間を解消するまでには到底成っていない。
【0008】
本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為されたものであり、作品の格付け試験に出品する会員の出品手続きと、試験を主催する本部の出品作受付け事務や登録事項の書換え、審査結果の記録事務、審査発表原稿の編集といった一連の情報処理を迅速に行うことができ、しかも出品手続きや情報処理の間違いをほぼ確実に防止できる新規な作品の格付け試験運営システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載した作品の格付け試験運営システムは、会員の試験科目別の各作品についての判定結果や段級等の格付け結果を管理すると共にその結果を会員に知らしめるコンピューターを用いた作品の格付け試験運営システムであって、会員身分を或る学年までの学生会員と一般会員に分けて、会員身分ごとに出品資格のある試験科目を記憶する試験科目データファイルと、会員ごとに氏名、生年月日、会員身分、格付けを含む会員データを記憶する会員データファイルと、学生会員の格付けと一般会員の格付けとの書換え関係を記憶する格付け書換えデータファイルと、前記会員データファイルについては、年度末又は年度始めの月に更新命令が入力されると、会員の生年月日に基づいて会員身分を学生会員から一般会員に身分切替えする対象か否かを判断し、切替え対象の場合には前記格付け書換えデータファイルの設定に従って、記憶されていた格付けを一般会員用の格付けに書換えるデータ更新手段と、出品締切日と発券範囲が指定されると、指定された発券範囲の全ての会員ごとに、前記試験科目データファイルと前記会員データファイルとを読み出して、会員の氏名と、その会員の身分で出品資格がある全ての試験科目名と、出品締切日と、これら事項をコード化したバーコードデータを含む出品券データを作成し、このデータを会員毎にまとめて出力順とした出力券発行用データとする出品券発行手段と、前記出品券発行手段では、出品券発行時点を基に先ず試験科目名のデータを作成し、出品締切日が会員身分の一般会員への切替え後となる学生会員については、その会員の試験科目名を一般会員に出品資格がある試験科目名に書換えて出品券発行用データとし、上記出品券発行用データを印字処理するための印字手段と、出品データ取り込み画面が表示され、前記バーコードが読み取られ、さらに試験科目の判定欄に判定結果が入力されると、予め設定されたどの判定結果になると昇格するのかの基準に従って昇格か否かを判断し、昇格と判断した場合には、前記会員データファイルに記憶された該当会員の格付けを昇格後の格付けに書き換える出品データ処理手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、会員には本人の出品資格に応じた全ての試験科目ごとの出品券が発行され、それには少なくとも試験科目名と本人の氏名や出品締切日が記載されているので、会員は、希望する試験科目の出品券を選んで作品に添付するだけで済む。従って、出品券を作成するための手間が全く不要で済むと共に、試験科目を間違えたり記入ミスが生じる余地は全く無い。
そして、試験を主催する側にとっては、出品券のバーコードをバーコードスキャナー等で機械的に読み取るだけで少なくとも当該会員の氏名や出品資格のある正しい試験科目等の会員データを自動的に取り込むことができ、このデータに格付け判定データを加えたデータが出品データとして記録されるので、出品データの作成をいとも簡単に済ませることができ、データの取り込みに間違いが生じる余地も殆ど無い。
【0011】
本発明を実施するに当たって、格付け結果である格付け判定データの入力については手入力による方法でも良いが、格付け判定用のバーコードラベルを用意して、それを審査員が作品に貼るなどすれば、判定データの取込みについてもスキャナー等で機械的に読み取るだけで済む。
【0013】
また、3月等の年度末や4月等の年度始めに行う会員身分や学年の書換えや、 それに伴う試験科目の出品資格変更などを自動的に行うことができる。
【0014】
さらに、このようにすれば、会員身分の切替えに伴なう段級位の書換えについても何の手間もかからない。
【0016】
加えて、例えば、中学3年を終了した後は一般会員に身分が切り換わるように試験科目データファイルが設定されている場合、出品券発行現在において中学3年の学生会員について発行する出品券の試験科目は一般会員身分において出品資格のある試験科目が印刷される。
従って、出品券発行の際に、当該新年度で会員身分が変わる者だけ拾い上げて試験科目の書換えを行うといった実に煩雑な作業を自動的に処理することができ、拾い漏れや間違いが発生する余地も無い。そして、このように書き換えて発行した出品券のデータは、年度の切替わり時に書き換えられる身分等の会員データと符合するので、出品データの取込みにエラーが発生する虞れは無い。
【0017】
請求項2に記載した作品の格付け試験運営システムは、請求項1に記載した作品の格付け試験運営システムにおいて、さらに出品作品ごとに作成される出品データテーブルを備え、出品データ処理手段は、バーコードデータに基づく会員データと判定結果からなる出品データを作成して出品データテーブルに記録することを特徴とするものである。
【0018】
請求項3に記載した作品の格付け試験運営システムは、請求項1又は2に記載した作品の格付け試験運営システムにおいて、出品データ処理手段は、コード化されたデータは、バーコードの読み取りまたはコード化されたデータの手入力により取り込むことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る作品の格付け試験運営システムの実施の一形態を説明する。この実施の形態は、本発明を、毛筆や硬筆での「書道」を習い事とする書道会における格付け試験運営システムに適用したものである。
システムを説明する前に、書道会の概要を説明する。
【0021】
〔1.書道会の概要〕(図2)
この書道会は、本部の下に多数の支部が設置され、会員は原則として住所地の支部に入会する。本部は月刊の会誌を全ての会員に配布し、後述する各種の試験を実施する。試験の規定課題や審査結果は会誌に掲載することで発表する。
会員の身分は中学3年まで(16歳未満)の「学生」と、それ以外の「一般」と、「師範」の3つに大別され、小学生と中学生の場合は学年別に区分される。
【0022】
試験は、時期的には、毎月定期的に実施される「月例試験」と、季節的に実施される「昇段級試験」があり、また、試験科目は、会員身分に応じて図2のように区分されている。
【0023】
即ち、学生会員に出品資格がある試験は「学生毛筆部」と「学生硬筆部」に大別され、一般会員に出品資格がある試験は「一般毛筆部」と「一般硬筆部」と「一般毛筆かな部」に大別され、師範は「師範部」のみになっている。
そして、月例試験においては、学生毛筆部は「学生半紙規定科」、「中学生行書科」、「学生自由科」の3つの科目に細分され、学生硬筆部は「学生硬筆規定科」のみとされている。一般毛筆部は「一般半紙規定科」、「一般漢字臨書科」、「一般随意科」、「一般細字科」、「一般漢字条幅科」の5つの科目に細分され、一般硬筆部は「一般硬筆規定科」のみとされている。一般毛筆かな部は「一般かな規定科」、「一般かな臨書科」、「一般かな条幅科」の3科目に、師範部は「師範漢字創作科」と「師範かな創作科」の2科目にそれぞれ分けられている。
会員は、このように区分けされた各種の試験科目の1又は複数を、本人の会員身分で出品資格があるものの中から自由に選んで出品(受験)することができる。
【0024】
会員の格付け、すなわち段級や階位は、これら試験の審査結果で与えられる。この格付けは、図2の「格付け」欄に示すように、科目ごとに、「級」、「段」、「階位」といった種類が設定されていて、段級についてはそれぞれ5乃至10程度に階級分けされ、階位については「特」、「天」、「地」、「人」、「月」に階級分けされている。
【0025】
会員から提出された作品すなわち「出品作」は、書道家などの審査員によって審査され、その結果は、同図の「判定レベル」欄に示す「マル特」、「マル賞」、「マル秀」、「丸」の4種類の賞と、「賞無し」の合計5種類の判定レベルのいずれかに判定される。
昇格は、上記4種類の賞のうち、「マル賞」又は「丸」の昇格判定に限られる。
【0026】
〔2.作品の格付け試験運営システム〕
〔2−1.機器構成、出品券〕(図1、図3)
この格付け試験運営システムを実行するための機器は(図1参照)、本部に備えた汎用のコンピューター1と、図3に示す出品券3を印字発行するためのラベルプリンタ5と、各種の一覧などの帳票類を随時印刷するためのプリンター7と、印刷用編集機9と、ハンディータイプのバーコードスキャナー11などから構成される。
【0027】
ここで言うコンピューター1とは、ROMやRAMなどのメモリ及び中央処理装置(CPU)等を備えた所謂コンピュータ本体部だけで無く、ハードディスクやサーバーメモリなどの外部記憶装置と、フロッピーディスクドライバー、そしてコンピューター1にデータや命令を入力するためのキーボードやマウスなどを含む。
ラベルプリンタ5とプリンター7はコンピューター1の出力ポートに接続され、バーコードスキャナー11は図示しないアダプターを介してコンピューター1の入力ポートに接続される。
ラベルプリンタ5は、帯状の台紙に多数のラベル用紙を仮着保持したラベル連続体に所定の事項を印字することで出品券3が作成される。
【0028】
出品券3は、前記した各種の試験に作品を提出する際に添付する識別票であって、試験の度に全会員を対象に発行される。この出品券3には、作品提出の「出品締切日」3aと、「試験科目名」3bと、出品券発行日時点での「格付け(段級や階位)」3cと、所属する「支部名」3d、本人の「氏名」3eと、「バーコード」3fが印字される。これらの事項3a〜3eは後述する会員データファイル21に登録されている事項が転記され、バーコード3fは、上記事項3a〜3eをコード化したものである。試験科目3bは出品券1枚ごとに1つだけ印刷される。従って、出品券3は、会員身分に応じて出品資格のある全ての試験科目数と同じ枚数が会員一人一人に発行される。
【0029】
ラベルプリンタ5は、コンピューター1から送信された「出品券発行データ」に従って、出品券3を連続して印刷する(図3参照)。
バーコードスキャナー11は、出品券3に印刷されたバーコード3fが持つデータを光学的に読み取ってコンピューター1に入力するための手段である。
【0030】
〔2−2.プログラム〕(図1)
コンピューター1には、作品の格付け試験運営プログラムがインストールされる。このプログラムは、図1等に示す各種のデータファイルに記憶されたデータや随時入力されて来るデータを所定の命令に従って処理する。コンピューター1は、このプログラムおよび各種のプログラムが書き込まれたシステムファイルを備えており、それらのシステムファイルは、光ディスクや磁気ディスクに記録された形で提供される。
【0031】
〔2−2−a.データファイル〕
データファイルには、「会員データファイル」21、「支部マスターファイル」22、「試験科目マスターファイル」23、「学生段級マスターファイル」24、「一般段級マスターファイル」25、「階位マスターファイル」26、「外字マスターファイル」27、「月別出品データファイル」28、「出品履歴ファイル」29、「審査発表データファイル」30、学生/一般書換え段級マスターファイル33(図13参照)、その他のファイルが用意されている。
【0032】
会員データファイル21は、言わば会員名簿であって、出力形式では図5に示す会員マスターメンテ画面31の表になり、会員一人一人について、会員コード番号、支部名、氏名、生年月日、(学生であれば)学年、入会日付、郵便番号が登録され、これらのデータが格付け(段級)ごとに階層分類される。
支部マスターファイル22には、各支部ごとの支部コード、支部名、所在地、支部長名などが登録される。
これら会員データファイル21と支部マスターファイル22のデータは、会員や支部の入会/脱退、新設/廃止、姓や名称や住所の変更等に応じて、随時、追加、削除、変更される。
【0033】
試験科目マスターファイル23は、図2に示す表と同様の形式のテーブルを備えていて、試験科目の種類とその出品資格と判定の種類とを相互に関係付けて設定できるようになっている。即ち、この試験科目マスターファイル23の「部門」欄に部門コードや部門名を入力し、その部門名に対応した試験科目欄に具体的な試験科目名を入力し、この各試験科目欄ごとに学年や段級を入力し、更に、判定レベル欄に判定の種類を入力することで、試験科目と出品資格と判定との関係が設定される。
この試験科目マスターファイル23に登録したデータも随時書き換えできる。従って、試験科目や出品資格及び判定の種類は、随時、追加し削除し或いは変更することができる。
【0034】
学生段級マスターファイル24と一般段級マスターファイル25及び階位マスターファイル26は、会員身分ごとの格付け種類を設定するファイルである。この実施の形態において、学生と一般については10級から1級までの級位と、初段から八段までの通常段位と、特別段位(学生会員については「特待」と「順特待」、一般会員については「師範」と「順師範」)を設定してあり、階位については前記した「特」から「月」までの5種類を設定してある。
【0035】
また、学生段級マスターファイル24には、図13に示す「学生/一般書換え段級マスターファイル」(格付け書換えデータファイル)33が付属している。このファイル33には、学生身分の最上級学年である中学3年の会員が一般会員身分に切り替わる際に書き換えるべき格付け(書換え格付け)が対照表の形式で登録される。例えば、同図の設定内容で言えば、現在初段である学生会員は、一般会員への切替えに伴って7級に書き換えられる。
これらファイル24、25、26、33に登録したデータも、必要に応じて追加、削除、変更できる。
【0036】
外字マスターファイル27には、主として、前記した判定の賞を表記する文字や記号を登録する。
月別出品データファイル28は、出品作一つ一つについての出品データ(判定を含む)を記録するファイルであって、この出品データは主として、図9に示す出品データ取込み画面65の内容になる。
【0037】
出品履歴ファイル29は、過去数年間の会員一人一人についての出品履歴を記録するファイルであり、出力形式では図5に示す出品履歴表32の形式になる。この出品履歴表32には、審査結果が記録されるたびに、その試験科目と出品月に対応した欄にチェックが付く。
【0038】
審査発表データファイル30には、月別出品データファイル28に書き込まれている出品データが加工されて図12に示す形式に編集された審査発表データ50が記憶される。この審査発表データ50は、会誌に掲載するための印刷用の「審査発表原稿」であって、その編集書式は後述する審査発表データ編集プログラム53が備えている。
【0039】
〔2−2−b.システムファイルの概要〕(図4)
システムファイルの主なメニューを図4に示す。
出品券発行メニュー41を選択すると、図6に示す「出品券発行プログラム」51が立ち上がってコンピューター1のモニター画面に図7に示す「出品券発行画面」61を表示する。この出品券発行画面61上での命令に従って、前記出品券3の発行が実行される。この出品券発行については後で詳述する。
【0040】
出品データ取込みメニュー42を選択すると、図8に示す「出品データ取込みプログラム」52が立ち上がって図9に示す「出品データ取込み画面」65が表示され、この状態で、前記バーコードスキャナー11によって読み込んだバーコードデータに基づく会員データと手入力による判定から成る出品データが出品作一つ一つについて作成記録される。この出品データの取込みについても後で詳しく説明する。
【0041】
マスターメンテメニュー43には、前記した各種のデータファイル21から27までにそれぞれ対応したサブメニュー、即ち、会員マスターメンテ43a、支部マスターメンテ43b、試験科目マスターメンテ43c、学生段級マスターメンテ43d、一般段級マスターメンテ43e、階位マスターメンテ43f、外字マスターメンテ43gが従属しており、これらサブメニューの選択によって、当該マスターファイルのデータ画面表示され、その画面上でデータの入力、削除、変更を行う。
【0042】
審査発表データメニュー44では、会誌に印刷する審査発表原稿の編集やプリント命令などを行う。即ち、このメニュー44を選択すると、図11に示す「審査発表データ編集・出力画面」81が表示され、この画面81上の「編集」ボタン81aを押す(目的のボタンにマウスカーソルを置いてマウスのボタンを押す、所謂クリックを行う。以下同じ。)と、図10に示す審査発表データ編集プログラム53がスタートして、自動的に、図12に示す形式の審査発表データ50を編集する。この審査発表データ編集プログラム53についても後で詳述する。
【0043】
月次更新メニュー45では、学生会員の進級や卒業に伴う「一般会員への身分切替え」や「学年の書換え」等、データの更新を行う。即ち、メニュー45を選択すると、図示しない「会員データ更新プログラム」がスタートして、図14に示す「月次更新画面」34が表示され、この画面の中の更新ボタン34aを押すことでデータの変更が自動的に実行される。この実行は、コンピューター1の時計機能に従って3月期においてのみ可能となり、前記した会員データのうち、会員身分と学生の学年をその会員の生年月日に基づいて演算して、書換え対象となるものについて書き換える。
この更新において、格付けは、中学3年の会員については前記「学生/一般切替え段級マスターファイル」33の設定に従って一般会員としての格付けに書き換えられ、それ以外は現在の格付けのまま変わらない。
【0044】
〔2−2−c.出品券の発行〕(図6、図7)
出品券発行プログラム51による出品券の発行は次の手順で実行される。尚、プログラムのフローを示した図(図6、図8、図10)において「S」を冠記した数字はステップ番号である。
出品券発行プログラム51がスタートすると、先ず、出品券発行画面61を表示し(ステップ1)、出品締切日が入力されるのを待つ(ステップ2)。
【0045】
この出品券発行画面61の中のデータ表示枠は、1つの行ごとに1つの支部の情報が表示される表形式になっており、各行には支部コード欄61a、支部名欄61b、会員数欄61c、発行済日欄61dが割り付けられていて、発行済日欄61dを除く各欄には、前記した支部マスターファイル22に登録されている支部情報が読み出され、発行済日欄61dには出品券3を発行した日付が自動的に更新記録される。
この表の上側には、今発行しようとする出品券3が対象とする試験の出品締切日を入力するための「出品締切日入力欄」61eと、各種の命令ボタンが設けられている。
【0046】
ステップ2で出品締切日が入力されると、発券範囲が指定されるのを待つ(ステップ3)。発券範囲を支部単位で指定する場合は、目的の1又は複数の行を選択し(図面では仙台支部と郡山支部と新潟支部の各行が選択されて表示が白黒反転した状態を示している)、支部を問わずに全会員を指定する場合は全選択ボタン61fを押し、個人単位で指定する場合は個人選択ボタン61gを押す。
その試験が昇段級試験(季節試験)であるとき、又は、月例試験と同時に昇段級試験を実施する時期であるときは、季節科目ボタン61hを押して、図7(B)に示す昇段級試験選択画面62を表示させ、この中の目的の試験にチェックを付ける。
【0047】
発券範囲が指定された後、発行ボタン61iが押される(ステップ4でYES)と、指定された発券範囲の全ての会員ごとに、会員身分と氏名及び会員コードとその会員身分で出品資格がある全ての試験科目名とこれら事項をコード化したバーコードデータを含む出品券データを作成すると共に、支部ごとの「仕分けラベルデータ」を作成し、これらデータの出力順を整理して「出品券発行データ」を編集する(ステップ5)。
【0048】
ステップ6では、入力された出品締切日が4月であるか否か判断する。4月でなければステップ8へジャンプし、4月であればステップ7へ進む。
ステップ7では、中学3年の会員について、試験科目を一般会員身分で出品資格がある試験科目に書き換える。即ち、前記したように、中学3年の学生が卒業後の4月になると、会員身分が一般会員に切り替わって試験科目や格付けが書き換えられるので、出品券発行の時点では中学3年であっても、出品締切日が4月であるときは、その会員の試験科目を一般会員に出品資格がある科目に書き換えて発行する必要があるからである。
【0049】
ステップ8で発行ボタン61iが押される(YES)と、ステップ9へ進んで、編集した出品券発行データをラベルプリンタ5へ出力し、順次、出品券3の印字発行を実行させる。出品券発行データは、支部ごと及び会員ごとに纏めて印字されるように順序が整理された形で編集される。すなわち、図3に示すように、支部の仕分けラベル10が1枚印字されたのに続けて当該支部に所属する会員一人一人の出品券が纏めて(受験資格がある科目全てが会員一人ごとに連続する形で)順次印字されて行くように編集される。
従って、印字された出品券の帯は、仕分けラベル10を先頭にして切り離すことで、支部単位に分離でき、また、支部単位にまとまっている出品券の帯は、会員ごとに纏めて切り離すことができる。
【0050】
尚、出品券3の印字が開始すると、出品券発行画面61上に「ラベル発行中」画面がポップアップして、この画面に支部名と所属会員数が表示されると共に、印刷済みの会員数が逐次表示される。また、印刷の中止命令は、このラベル発行中画面で行う。
【0051】
指定された発券範囲での出品券3の発行が完了すると(ステップ10でYES)、指定された発券範囲の支部の行の「発行済日」欄61dに当日の日付が自動的に更新入力される(ステップ11)。
ステップ11の後、終了ボタン61jが押されると、この出品券発行プログラム51を終了してメニュー画面に戻る。
【0052】
〔2−2−d.出品と審査〕
このようにして印刷発行された出品券3は、「仕分けラベル」10の位置で切り離して、各支部ごとに全会員分まとめて当該支部宛に送付され、その支部において各会員に手渡される。
出品券3を受け取った会員は、そこに表示された締切日までに出品作15(図1参照)を完成させ、その作品15の左下隅に出品券3を貼付して、支部経由又は直接、本部へ提出する。
出品券3の発行が間に合わなかった新規加入会員は、会誌に印刷されている白紙状態の出品券を切り取って、それに所要事項を記入して出品作15に貼付する。
【0053】
本部に提出された出品作15は、会員身分ごとの試験科目別に格付けで区分けされて束ねられた状態で、審査員に渡される。審査員は、出品作15を審査して、前記5種類の判定のうち賞を与えるものについてはその旨を作品に記入し、且つ、個々の束について優秀な作品から順に上から積み直す。
【0054】
〔2−2−e.出品データの取込み〕(図8、図9)
出品データ、即ち、上記の方法で審査を終えた出品作15についての会員データや判定データを取り込むときは、出品データ取込みプログラム52をスタートさせた状態で、通常、出品券3のバーコード3fをバーコードスキャナー11で読み取ると共に、判定を手入力する。バーコード3fの読み取りは、束になって来た出品作15を上から順に行う。
【0055】
出品データ取込みプログラム52は、先ず、出品データ取込み画面65を表示する(ステップ1)。
この出品データ取込み画面65は、試験科目宣言欄66と会員身分宣言欄67と格付け宣言欄68の3つの宣言項目欄と、1つの行ごとに一人分の会員データが表示される表形式の出品データテーブル69を備えている。宣言項目欄66から68への入力は、基本的に、各欄の右脇に配置されているリスト表示ボタン69hを押すことによってポップアップ表示されるリストの中から目的のものを選択することで行う。出品データテーブル69の各行には、序列番号欄69a、科目コード欄69b、段級コード欄69c、支部名欄69d、氏名欄69e、学年欄69f、判定欄69gが割り付けられており、このうち、判定欄69g以外の欄は、出品券3のバーコード3fを読み取ることによって自動的に入力される。
【0056】
プログラム52は、この出品データ取込み画面65を表示した後、宣言項目が入力されるのを待つ(ステップ2)。
ここでオペレーターは、前記3つの宣言項目入力欄66、67、68に、今からバーコード3fを読み取る出品作15の束の試験科目名、会員身分、格付けを入力する。この3つの宣言項目の組み合わせでその束の「単位グループ」が特定される。図面には、試験科目が一般半紙規定科で、会員身分は一般で、格付けが6級の単位グループの場合を示している。
【0057】
宣言項目への入力が行われると、ステップ3で、新規ボタン70が押されるかバーコードデータが入力されるのを待つ。新規ボタン70は、手書きの出品券や、間違った出品券が貼付されている場合に、出品データを手入力するために選択するボタンである。
ここでバーコードデータが入力された場合はステップ4へ進んで、入力されて来たバーコードデータに該当する会員データを会員データファイル21から読み出すと共に、そのバーコードデータと照合し、照合に間違いがあるか(両データが符合するか否か)判断する(ステップ5)。
この照合に間違いが生じるのは、例えば、他人の出品券3を貼ってしまった場合とか、以前の会員身分や格付けのときに発行された古い出品券など現在登録済みの会員データと食い違う内容の間違った出品券を貼ってしまった場合である。
【0058】
ここで、照合に間違いがあるときはステップ10へ進み、間違いが無ければステップ6へ進んで、その読み出した会員データを出品データテーブル69の各該当欄に書き込むと共に、序列欄69aに序列番号69iを書き込む。この序列番号69iは、行が移るたびに「1」加算される上3桁の数字(001、002、003、…)に、下2桁「00」を付けた5桁の数字で表記される。下2桁の数字は、何らかの理由で途中に行を挿入する場合の枝番用のものである。
【0059】
また、バーコードデータの取込みに続いて判定が入力されたときは、そのデータも書き込む。判定の入力は、いま会員データが自動入力された行の判定欄69gにマウスカーソルを置いてクリックし、それによってこの画面65上にポップアップ表示される判定リスト(図示せず)の中から該当する「賞」を選択することで行う。
【0060】
尚、前記したように、審査を終えた出品作15の束(単位グループ)は、成績優秀の順に上から積み重ねられて来るので、データ取り込みの順を間違えない限り、出品データテーブル69の序列欄69aの序列番号69iは当該単位グループにおける成績の序列を意味することになる。
【0061】
次に、昇格か否か判断する(ステップ7)。判定欄69gに「マル賞」又は「丸」が入力されたときは昇級、昇段するので、「昇格」と判断してステップ8へ進み、ここで、会員データファイル21の中の当該会員の段級位を昇格後の段級位に書き換える。
これによって、一つの出品作15についての出品データの取込みが完了する。
次いでステップ9へ進んで(ステップ7で昇格でないと判断した場合も同じ)、終了ボタン71が押されたか否か判断し、そうであればこのプログラム52を終了し、そうでなければステップ2に戻って以上のステップを追う。ここで、別の出品作15の束すなわち別の単位グループに移るときは、宣言項目欄66、67、68のいずれかまたは全てを当該単位グループの宣言項目に書き直す。
【0062】
ステップ10では画面65上にエラーメッセージ画面を出力し、このエラーメッセージ画面の「OKボタン」が押されたら、ステップ11へ進んで、いま取り込んだバーコードデータをクリアし、ステップ2へリターンする。
尚、エラーメッセージが出た出品作についての出品データの取り込みは、その会員の登録されている会員データで該当する単位グループに加える。
【0063】
新規ボタン70が押されると、プログラム52はステップ12へ進んで、図9に示す出品データ手入力画面75を表示する。この画面75には、出品データ取込み画面65にあるものと同じ内容の宣言項目欄や序列番号欄と、判定入力ボタンの外に、新規会員の登録にも必要な諸データの入力欄が設けられており、ステップ13では、この画面75で入力されたデータを会員データファイル21に記録し、次いでステップ14で、出品データ取込み画面62の出品データテーブル69への転記を行う。これにより、当該出品作についての出品データの手入力と新規会員登録が実行される。
【0064】
以上のようにしてオペレーターが出品券3のバーコードデータの取込みや判定の入力を次々行い、また、必要に応じて手入力画面75で入力を行うことで、出品作一つ一つについての出品データが出品データテーブル69に上から順に行を移しながら入力されて行く。
このようにして入力される出品データは、前記した月別出品データファイル28に書き込まれる。
【0065】
〔2−2−f.審査発表データの自動編集〕(図10〜図12)
審査発表データメニュー44を選択すると、「審査発表データ編集・出力画面」81が表示される。審査発表データの編集を行わせるときは、この画面81上の「編集」ボタン81aを押し、編集済みの審査発表データを見たりプリントするときは「科目別出力ボタン」81b又は「全件出力ボタン」81cを押す。
「編集」ボタン81aが押されると、審査発表データ編集プログラム53がスタートして、審査発表データの編集が単位グループずつに纏めて以下の手順で実行される。この編集には、月別出品データファイル28に格納されている出品データが基礎データとして用いられ、編集された審査発表データは、審査発表データファイル30に記録される。
【0066】
ステップ1「月別出品データファイルから試験科目名を一つ読み出して書き込む」…どの単位グループの試験科目名を読み出すかは、予め設定された順序、例えば、図2に示す「試験科目」の配列順に従う。
ステップ2「その科目が学生部門であれば、学年を一つ読み出して試験科目名の次の行に書き込む」…学年は小さい学年からの昇順に読み出す。
ステップ3「格付けを一つ読み出して次の行に書き込む」…格付けはその試験科目における一番下の段級位から昇順に読み出す。
これで、特定の単位グループが表記される。図12の例では、「学生半紙規定科の小五年の5級」という単位グループと、「学生半紙規定科の小五年の4級」という単位グループが表記されている。
【0067】
ステップ4「試験の種類は?」…その試験が「月例試験」と「昇段級試験」と「階位試験」のいずれであるか判断し、月例試験であればステップ5へ、昇段級試験でればステップ6へ、階位試験であればステップ7へそれぞれ進む。
ステップ5「今書き出した単位グループ内の全会員について、序列番号順に、支部名と判定と会員名を読み出して一人1行で書き込む。読み出したデータに昇格対象の判定が付いていないときは、ここで「以上昇級」と書き込んでから改行して、今読み出したデータ以降を書き込む」…これにより、当該単位グループ内の全会員がリストアップされて行くと共に、「マル賞」又は「丸」のどちらも付いていないデータを読み出したときは、それを書き込む前に「以上昇級」と書き込むことで、昇段級者が明記される。図12の例では、両単位グループとも上位3名が昇級する。
【0068】
ステップ6「今書き出した単位グループ内の全会員について、序列番号順に、支部名と判定と会員名を読み出して一人1行で書き込む」
ステップ7「今書き出した単位グループ内の全会員について、序列番号順に、支部名と会員名を読み出して、一人1行で書き込む」
ステップ8「書き込むべきデータは残っているか?」…その月別出品データについての編集すべきデータが残っているか否か判断し、残っていない(NO)であればこのプログラム53を終了し、残っていればステップ9へ進む。
【0069】
ステップ9「試験科目名と学年は同じでも段級位が変わるか?」…次に読み出すデータが、試験科目名と学年は同じでも別の段級位の単位グループになるとき(YESの場合)はステップ3に戻って当該格付けを書き込み、そうでなければ(NOの場合)ステップ10へ進む。
ステップ10「試験科目名は同じでも学年が変わるか?」…次に読み出すデータが、試験科目名は同じでも別の学年の単位グループになるとき(YESの場合)はステップ2に戻って当該学年を書き込む。そうでなければ(NOの場合)試験科目名が変わることになるので、ステップ1に戻って当該試験科目名を書き込む。
【0070】
このようにして、全ての単位グループについて、試験科目名と学年と格付けの表記に続いて全会員の支部名と判定と氏名がリストアップされた審査発表データ50が自動的に編集される。
編集された審査発表データ50は、フロッピーディスク83(図1参照)に格納されて前記印刷用編集機9で処理される。従って、印刷用編集機9での作業は、印刷の体裁などを編集する程度の極く簡単なもので済む。
【0071】
この実施の形態に記載した作品の格付け試験運営システムは、予め記憶された編集形式と手順に従って前記出品データを加工して会誌掲載用の審査発表データを自動的に編集する審査発表データ編集プログラムを備えたことを特徴とするものである。従って、会誌に掲載する審査発表原稿としての審査発表データはコンピューターによって自動的に編集することができるので、このデータ編集の手間が殆どかからないし、編集の基礎データである出品データに間違いは殆ど無いために、編集したデータの校正も殆ど必要が無く、目的の会誌を素早く発行することができる。
また、この実施の形態に記載した作品の格付け試験運営システムは、出品データ処理手段は、読み取ったバーコードデータの情報とそのバーコードデータに基づいて会員データファイルから読み出した会員データとを照合しそれら両データが符合しないときはその旨をコンピューターの画面等に出力することを特徴とするものである。従って、会員が間違って古い出品券を添付した場合など、出品券のデータと会員データファイルに登録されているデータとが符合しない場合は、そのままデータを取り込んではならないことがその場で分かるので、出品データの取り込み間違いを未然に防止することができる。
また、この実施の形態に記載した作品の格付け試験運営システムは、審査発表データ編集プログラムは、昇格する格付け判定データが含まれている出品データを先頭にまとめて書き出し、この出品データと昇格する格付け判定データが含まれていない出品データとの間に「以上昇級」又はこれと同等の意味を持つ表記など出品データに無い編集データを書き込むステップを備えたことを特徴とするものである。従って、出品データに無い編集データについても、自動的に編集することができるため、審査発表データの編集をほぼ無人で完了することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の具体的構成がこの実施の形態に限定されるものでは無く、本発明の要旨から外れない範囲での設計変更等があっても本発明に含まれる。
特に、実施の形態においては、本発明を書道会における作品の格付け試験運営システムに適用したが、本発明は、これに限らず、本部が主催する試験に会員が作品を出品して格付け審査を受ける会員制の各種組織における作品の格付け試験運営システムとして、広く適用することができる。
【0072】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、会員が出品券を作成するための手間が全く不要で済むと共に、試験科目を間違えたり記入ミスが生じる余地は全く無い。そして、試験を主催する側にとっては、出品データの取込みをいとも簡単に済ませることができ、データの取り込みに間違いが生じる余地も殆ど無い。
【0074】
また、年度の切換わり時期に行う必要がある会員身分や学年の書換えや、それに伴なう試験科目の出品資格変更などを自動的に行うことができる。
【0075】
また、会員身分の切換えに伴なう段級位の書換えについても何の手間もかからない。
【0076】
また、出品券発行の際に、新年度で会員身分が変わる者だけ拾い上げて試験科目の書換えを行うといった実に煩雑な作業を自動的に処理することができ、拾い漏れや間違いが発生する余地も無い。そして、このように書き換えて発行した出品券のデータは、年度の切換わり時に書き換えられる身分等の会員データと符合するので、出品データの取込みにエラーが発生する虞れも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る作品の格付け試験運営システムの機器構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における試験科目マスターファイルの一例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態で印刷発行される出品券の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるシステムファイルのメニューを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における会員データファイルを出力形式で示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における出品券発行プログラムを示すフローチャート図である。
【図7】本発明の実施の形態における出品券発行画面を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における出品データ取込みプログラムを示すフローチャート図である。
【図9】本発明の実施の形態における出品データ取込み画面を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における審査発表データ編集プログラムを示すフローチャート図である。
【図11】本発明の実施の形態における審査発表データ編集・出力画面を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態において編集される審査発表データの一例を出力形式で示す図である。
【図13】本発明の実施の形態における学生/一般書換え段級マスターファイルを出力形式で示す図である。
【図14】本発明の実施の形態における月次更新画面を示す図である。
【符号の説明】
1…コンピューター 3…出品券 3f…バーコード 5…印字手段
11、52…出品データ処理手段 15…作品 21…会員データファイル23…試験科目マスターファイル 33…格付け書換えデータファイル
50…審査発表データ 51…出品券発行手段
53…審査発表データ編集プログラム
Claims (3)
- 会員の試験科目別の各作品についての判定結果や段級等の格付け結果を管理すると共にその結果を会員に知らしめるコンピューターを用いた作品の格付け試験運営システムであって、
会員身分を或る学年までの学生会員と一般会員に分けて、会員身分ごとに出品資格のある試験科目を記憶する試験科目データファイルと、
会員ごとに氏名、生年月日、会員身分、格付けを含む会員データを記憶する会員データファイルと、
学生会員の格付けと一般会員の格付けとの書換え関係を記憶する格付け書換えデータファイルと、
前記会員データファイルについては、年度末又は年度始めの月に更新命令が入力されると、会員の生年月日に基づいて会員身分を学生会員から一般会員に身分切替えする対象か否かを判断し、切替え対象の場合には前記格付け書換えデータファイルの設定に従って、記憶されていた格付けを一般会員用の格付けに書換えるデータ更新手段と、
出品締切日と発券範囲が指定されると、指定された発券範囲の全ての会員ごとに、前記試験科目データファイルと前記会員データファイルとを読み出して、会員の氏名と、その会員の身分で出品資格がある全ての試験科目名と、出品締切日と、これら事項をコード化したバーコードデータを含む出品券データを作成し、このデータを会員毎にまとめて出力順とした出力券発行用データとする出品券発行手段と、
前記出品券発行手段では、出品券発行時点を基に先ず試験科目名のデータを作成し、出品締切日が会員身分の一般会員への切替え後となる学生会員については、その会員の試験科目名を一般会員に出品資格がある試験科目名に書換えて出品券発行用データとし、
上記出品券発行用データを印字処理するための印字手段と、
出品データ取り込み画面が表示され、前記バーコードが読み取られ、さらに試験科目の判定欄に判定結果が入力されると、予め設定されたどの判定結果になると昇格するのかの基準に従って昇格か否かを判断し、昇格と判断した場合には、前記会員データファイルに記憶された該当会員の格付けを昇格後の格付けに書き換える出品データ処理手段と、
を備えたことを特徴とする作品の格付け試験運営システム。 - 請求項1に記載した作品の格付け試験運営システムにおいて、さらに出品作品ごとに作成される出品データテーブルを備え、出品データ処理手段は、バーコードデータに基づく会員データと判定結果からなる出品データを作成して出品データテーブルに記録することを特徴とする作品の格付け試験運営システム。
- 請求項1又は2に記載した作品の格付け試験運営システムにおいて、出品データ処理手段は、コード化されたデータは、バーコードの読み取りまたはコード化されたデータの手入力により取り込むことを特徴とする作品の格付け試験運営システム。
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