JP3875643B2 - コーティング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビール瓶等の容器をコーティングするコーティング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビール瓶等のように繰り返して使用される容器は、工場内、出荷、回収等の各段階において互いに擦れ合って傷つく。このような傷は、消費者に好ましくないイメージを与えうる。そこで、通常は、ビール等の飲料を充填し容器にラベルを貼った後などにおいて容器がコーティングされる。
【0003】
コーティング装置に関する従来技術として特許文献1がある。特許文献1には、容器に接触しながらコンベアの移動速度よりも速い速度で移動するコーティングベルトを設け、コンベアと共に移動している容器をコーティングベルトによって回転させながら全周にわたってコーティングする装置が開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特公平1−59221号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、容器のコーティング作業が終了した後には、コーティングベルトを洗浄すべきである。ここで、コーティング時にコーティングベルトから滴り落ちるコーティング液と、洗浄時にコーティングベルトから洗い落されるコーティング液や洗浄のための洗浄液とは分別されるべきである。コーティング時にコーティングベルトから滴り落ちるコーティング液については、回収し再利用することができる。一方、洗浄時に出るコーティング液を含んだ洗浄液については、環境への影響を配慮して適切な処理をした後に排出するか、或いは、再利用すべきである。
【0006】
更に、このような分別した回収或いは排出のための機構は、メンテナンスの容易性を考慮して設計されるべきである。
【0007】
上記の特許文献1には、以上のような点について何ら開示されていない。
【0008】
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、例えば、コーティング時に出る液と洗浄時に出る液とを分別して排出又は回収する機能を有し、しかもメンテナンスが容易なコーティング装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のコーティング装置は、容器をコーティングするコーティング装置に係り、該装置は、容器を搬送するコンベアと、前記コンベア上の容器の側面に接触するように配置され、該容器を回転させるように構成された環状ベルトと、前記環状ベルトにコーティング液を供給する第1供給機構と、前記環状ベルトに洗浄液を供給する第2供給機構と、排出口を有し前記環状ベルトから滴り落ちる液を受けて前記排出口を通して排出するパンと、前記パンから前記排出口を通して排出される液を第1受口で受けて第1排出先に排出する第1排出経路と、前記パンから前記排出口を通して排出される液を第2受口で受けて第2排出先に排出する第2排出経路と、前記第1受口又は前記第2受口の上に前記排出口を位置させるための駆動機構とを備える。このような構成によれば、第1排出経路と第2排出経路とを使って、コーティング時においてパンから排出される液と洗浄時においてパンから排出される液とを分別して排出又は回収することができる。
【0010】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記駆動機構は、例えば、コーティングモード、洗浄モード等の動作モードに応じて前記排出口を前記第1受口の上又は前記第2受口の上に移動させることができるように構成されていることが好ましい。
【0011】
本発明の好適な実施の形態のコーティング装置は、制御装置を備え、該制御装置は、例えば、前記第1供給機構から前記環状ベルトにコーティング液を供給しながら前記コンベア上の容器をコーティングする動作モードにおいては前記排出口が前記第1受口の上に配置され、前記第2供給機構から前記環状ベルトに洗浄液を供給しながら前記環状ベルトを洗浄する動作モードにおいては前記排出口が前記第2受口の上に配置されるように、前記駆動機構を制御する。
【0012】
本発明の好適な実施の形態のコーティング装置は、前記環状ベルト、前記パンを支持する支持台を更に備え、前記駆動機構は、前記支持台を移動させることにより前記パンを移動させ、これにより前記第1受口又は前記第2受口の上に前記排出口を位置させるように構成されうる。
【0013】
本発明の好適な実施の形態によれば、本発明のコーティング装置は、一対の環状ベルトを備える装置として構成されうる。そのような装置は、前記コンベアを中心として前記環状ベルト(第1環状ベルト)の反対側に配置された第2環状ベルトと、前記第2環状ベルトに洗浄液を供給する第3供給機構と、第2排出口を有し前記第2環状ベルトから滴り落ちる液を受けて前記第2排出口を通して排出する第2パンと、前記第2パンから前記第2排出口を通して排出される液を第3受口で受けて前記第1排出先、又は、前記第1排出先とは異なる第3排出先に排出する第3排出経路と、前記第2パンから前記第2排出口を通して排出される液を第4受口で受けて前記第2排出先、又は、前記第2排出先とは異なる第4排出先に排出する第4排出経路と、前記第3受口又は前記第4受口の上に前記第2排出口を位置させるための第2駆動機構とを更に備えうる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0015】
本発明のコーティング装置は、例えばビール瓶等の容器の表面をコーティングするために好適である。図1〜図3は、本発明の好適な実施の形態のコーティング装置の構成を概略的に示す図であり、図1は平面図、図2、図3は説明の便宜のために一部を断面として表した図である。
【0016】
本発明の好適な実施の形態のコーティング装置100は、ビール瓶等の瓶1の円筒部の表面をコーティングするように構成されている。コーティング対象の瓶1は、適当な間隔でコンベア10によって所定方向(図1では、右方向)に搬送される。コンベア10の両側には、コンベア10上の瓶1を挟むように一対の環状のコーティングベルト(環状ベルト)11、15が配置されている。一対のコーティングベルト11、15は、コンベア10に載って所定方向に搬送される瓶1が回転するような相対速度で回転駆動される。例えば、コーティングベルト11を低速で回転させ、コーティングベルト15をそれよりも高速で回転させることにより、コンベア10上の瓶1は、図1において右方向に移動しながら時計回りに回転する。このように瓶1を回転させることにより、コーティングベルト15の表面に供給されたコーティング液が瓶1の円筒部にその全周にわたって塗布される。
【0017】
この構成例では、コーティングベルト15がコーティングベルト11よりも高速で回転駆動される。高速で駆動されるコーティングベルト15は、駆動プーリー26、従動プーリー25、テンションローラー35、36、一列に配置された複数の押圧ローラー61に掛けられている。コーティングベルト15には、テンションローラー35、36によって所定のテンションが与えられる。コーティングベルト15の回転速度は、エンコーダー81等のセンサによって検知され、コントローラ90において目標回転速度とセンサによって検知された回転速度とが比較され、両者が異なる場合にはコーティングベルト15に滑りがあるなどの異常が発生したと判断され、その旨が報知される。
【0018】
コーティングベルト15の表面には、コーティング液供給部75によってコーティング液が供給される。コーティング液供給部75は、例えば、コーティングベルト15にコーティング液を吹き付ける複数のノズルを鉛直方向に所定間隔で配置して構成されうる。コーティング液供給部75の下流側(ベルト15の回転方向における下流側)には、コーティング液供給部75によってコーティングベルト15の表面に供給されたコーティング液を均一化するためのブラシ63が配置されている。
【0019】
コーティングベルト15の洗浄時は、洗浄ノズル75からコーティングベルト15に洗浄液(例えば、洗剤、湯)が吹き付けられる。洗浄ノズル75の下流側には、脱水ローラー76が配置されていて、コーティングベルト15の洗浄時は、脱水ローラー76がコーティングベルト15に押しつけられてコーティングベルト15が脱水される。
【0020】
一方、低速で駆動されるコーティングベルト11は、駆動プーリー21、従動プーリー20、テンションローラー31、32、一列に配置された複数の押圧ローラー57に掛けられている。コーティングベルト11の回転速度は、エンコーダー82等のセンサによって検知され、コントローラ90において目標回転速度とセンサによって検知された回転速度とが比較され、両者が異なる場合にはコーティングベルト11に滑りがあるなどの異常が発生したと判断され、その旨が報知される。
【0021】
押圧ローラー57の位置は、コーティング対象の瓶1のサイズ(径)に応じて調整機構50によって調整される。このようにコーティング対象の瓶1のサイズに応じて押圧ローラー57の位置を調整可能にすることにより、瓶サイズの変更に速やかに対応することができ、従来のような瓶サイズの変更の都度の装置改造が不要になり、作業効率や稼働時間を著しく向上させることができる。
【0022】
複数の押圧ローラー57は、それぞれローラーホルダー51によって、回転軸58を中心として回転可能に軸支されている。各ローラーホルダー51にはロッド53が連結されている。各ロッド53は、ガイド53によって往復動可能にガイドされている。押圧ローラー57は、バネ52等の押圧機構によって瓶1に押しつけられる。
【0023】
調整機構50は、例えば、エアシリンダ55、56等のアクチュエータを含んで構成されうる。この構成例では、2つのシリンダ55、56によって瓶サイズに応じてガイド54の位置が調整され、これにより押圧ローラー57の位置或いはコーティングベルト11、15間の間隔が調整される。
【0024】
コーティングベルト11には、テンションローラー31、32によって所定のテンションが与えられる。ここで、テンションローラー31、32の位置は、押圧ローラー57の位置に応じて、すなわち、コーティング対象の瓶1のサイズに応じてエアシリンダ41、42等のアクチュエータによって調整され、これにより、瓶サイズに関らずコーティングベルト15に所定のテンションが与えられる。押圧ローラー57の位置に応じたテンションローラー31、32の位置と調整は、例えば、コントローラ90からシリンダ55、56、41、42への指示に従ってなされうる。或いは、押圧ローラー57の位置とテンションローラー31、32の位置は、リンク機構によりガイド54とローラー31、32を軸支するローラーホルダー等とをリンクさせて、押圧ローラー57とテンションローラー31、32とが所定の移動比率で移動するような構造によって調整されてもよい。
【0025】
以上のような一対のコーティングベルト11、15間の間隔を調整するための機構は、コーティングベルト15側に設けられてもよいし、コーティングベルト11、15の双方に設けられてもよい。
【0026】
コーティングベルト11の洗浄時は、洗浄ノズル71からコーティングベルト11に洗浄液(例えば、洗剤、湯)が吹き付けられる。洗浄ノズル71の下流側には、脱水ローラー72が配置されていて、コーティングベルト11の洗浄時は、脱水ローラー72がコーティングベルト11に押しつけられてコーティングベルト11が脱水される。
【0027】
なお、この構成例では、コーティングベルト11側にはコーティング液供給部やブラシが設けられていないが、コーティングベルト11側にもコーティング液供給部62及びブラシ63を設けてもよい。
【0028】
また、コーティングベルト11側にもコーティング液供給部62及びブラシ63を設ける構成において、コーティングベルト15の代わりに、容器1をガイドするためのガイド部材を配置してもよい。このような構成においては、コンベア10上の容器1は、コーティングベルト11の回転に伴って回転することになる。この場合において、コーティングベルト11は、コーティングベルト11が容器に接する部分においてコンベア10と同一の方向であって、かつ、コンベア10の速度よりも速い速度で移動するように駆動されることが好ましい。
【0029】
コーティング装置100の動作、例えば、押圧ローラー57の位置調整、コーティング動作、洗浄動作等は、コントローラ90によって制御される。コーティング対象の瓶のサイズは、コントローラ90の操作パネル93に手入力されてもよいし、上位コントローラ等の他の装置から電気信号或いは指令として入力されてもよいし、コーティング装置100において検出されてもよい。図1に示す構成例では、瓶サイズを検出する検出器としてカメラ(例えば、CCDカメラ)91と不図示の画像処理装置が設けられている。瓶サイズは、カメラ91によって取り込まれた瓶の画像を画像処理装置によって処理することにより検出されうる。このようにして検出された瓶サイズは、瓶サイズに適合するように調整機構50を駆動するために用いられてもよいし、手入力され又は他の装置から入力された瓶サイズと照合するために用いられてもよい。後者においては、検出された瓶サイズと入力された瓶サイズとが異なる場合に警報等が発せられるとともにコーティング動作又はその開始が停止されうる。
【0030】
この実施の形態のコーティング装置100は、コーティング時にコーティングベルト11、15等から滴り落ちるコーティング液と、洗浄時にコーティングベルト11、15等から滴り落ちるコーティング液及び洗浄液とを分別して排出又は回収する機構を備えている。以下、このような機構について図2及び図3を参照しながら説明する。ここで、図2は、容器のコーティング時(後述の製造モードに相当)における各部の配置を示していて、図3は、コーティングベルトの洗浄時(後述の終業モードに相当)における各部の配置を示している。
【0031】
コーティングベルト11、15の下方には、主にそれらから滴り落ちうるコーティング液や洗浄液を回収するためのドレーンパン116、126が配置されている。図1に示すプーリー20、21、テンションローラー31、32、押圧ローラー57、調整機構50等のコーティングベルト11の支持、駆動等に関する機械要素は、ドレーンパン116上に配置されている。一方、図2に示すプーリー25、26、テンションローラー35、36、押圧ローラー61等のコーティングベルト15の支持、駆動等に関する機械要素は、ドレーンパン126上に配置されている。
【0032】
ドレーンパン116、126で回収されたコーティング液や洗浄液は、それぞれドレーンパン116、126に設けられた排出口141、126に流れ込む。ドレーンパン116、126は、それぞれ支持台111、121によって支持されている。
【0033】
支持台111の下部には、ガイド台115によってガイドされた部材112が連結されている。部材112がエアシリンダ113等のアクチュエータによって駆動されることにより支持台111及びそれに支持された構造体が水平方向に移動する。
【0034】
同様に、支持台121の下部には、ガイド台125によってガイドされた部材122が連結されている。部材122がエアシリンダ123等のアクチュエータによって駆動されることにより支持台121及びそれに支持された構造体が水平方向に移動する。
【0035】
容器のコーティング時は、図2に示すように、排出口141、151の下方に液の第1受口142、152が位置するように、支持台111、121及びそれらによって支持されたドレーンパン116、126等の構造体がシリンダ113、123によってそれぞれ駆動される。この状態では、コーティングベルト11、15の表面がコンベア10上の瓶1の側面に押圧されていて、コーティングベルト11、15の回転に伴って瓶1が回転している。また、コーティング液供給部75によってコーティングベルト15に提供されブラシ63によって均一化されたコーティング液によって瓶1がその全周にわたってコーティングされる。
【0036】
コーティングベルト11、15からはコーティング液が滴り落ちて、これがそれぞれ下方のドレーンパン116、126によって回収され、それぞれ排出口141、151に流れ込む。前述のように、排出口141、151の下方にはそれぞれ第1受口142、152が配置されている。排出口141、151を通して落下したコーティング液は、第1受口142、152及びそれらにそれぞれ連結された第1排出経路(第1パイプ)143、153を通してコーティング液の回収容器(第1排出先)144、154に排出され回収される。回収されたコーティング液は、必要に応じて処理(例えば、フィルタリング)された後に再利用されうる。
【0037】
コーティングベルト11、15の洗浄時は、図3に示すように、排出口141、151の下方に液の第2受口145、155が位置するように、支持台111、121がそれらによって支持されたドレーンパン116、126等の構造物がシリンダ113、123によってそれぞれ駆動される。この状態では、コーティングベルト11、15の間隔が広がっている。コーティングベルト11、15の洗浄工程では、洗浄ノズル71、75から洗浄液(例えば、洗剤、湯)をそれぞれコーティングベルト11、15に吹き付けてこれらに付着しているコーティング液を洗い落すとともに脱水ローラー72、76をコーティングベルト11、15に押し当てることによりコーティングベルト11、15を脱水する。
【0038】
コーティングベルト11、15及び脱水ローラー72、76からは洗浄によって落とされたコーティング液と洗浄液が滴り落ちて、これがそれぞれ下方のドレーンパン116、126によって回収され、それぞれ排出口141、151に流れ込む。前述のように、排出口141、151の下方にはそれぞれ第2受口145、155が配置されている。排出口141、151を通して落下したコーティング液及び洗浄液は、第2受口145、155及びそれらにそれぞれ連結された第2排出経路(第2パイプ)146、156を通して、不図示の廃液処理装置(第2排出先)に送り込まれて回収され、該廃液処理装置によって処理された後に再利用又は排出される。
【0039】
なお、図2及び図3に示す構成例では、第1排出経路(第1パイプ)143、153が独立して構成されているが、これらの排出経路を通して排出される液は共にコーティング液であるので、排出経路(第1パイプ)143、153が1本に束ねられて1つの回収容器に導かれてもよい。また、第2排出経路(第2パイプ)146、156についても途中で1本に束ねられてもよい。
【0040】
以上のように、本発明の好適な実施の形態のコーティング装置では、容器のコーティング時には、排出口141、151がそれぞれコーティング液の排出用の第1受口142、152の上方に位置するように排出口141、151を第1受口142、152に対して相対的に移動させ、コーティングベルト11、15の洗浄時には、排出口141、151がそれぞれコーティング液を含む洗浄液の排出用の第2受口145、155の上方に位置するように排出口141、151を第1受口142、152に対して相対的に移動させる。
【0041】
ここで、排出口141、151を移動させて廃液の経路を切り替える代わりに、第1受口142、152と第2受口145、155を移動させることによって廃液の経路を切り替えてもよい。
【0042】
このような排出或いは回収機構によれば、コーティング液の排出、回収用の経路142、143、144(152、153、154)と洗浄時におけるコーティング液を含む洗浄液の排出、回収用の経路145、146(155、156)とが完全に独立に構成されるので、経路の切り替えのためのバルブが不要となり、また、排出或いは回収機構のメンテナンスや清掃等を容易にすることができる。
【0043】
これに対して、例えば、排出口141、151がそれぞれ共通パイプに接続され、それが経路切り替え用のバルブを介して2本に分岐された後にコーティング液の回収容器及び洗浄液(洗浄によって落とされたコーティング液を含む)の排出経路に導かれる構造では、該バルブにコーティング液が詰まり易く、メンテナンスや清掃のために多大な時間が費やされうる。また、このようなバルブを用いた構造では、洗浄後にコーティングを開始する際に、排出口141、151にそれぞれ接続された共通パイプ(すなわち、バルブの上流側)に溜まっていた洗浄液がバルブの切り替えに伴ってコーティング液の回収容器に回収されてしまうという問題も想定される。
【0044】
図4は、コーティング装置100の利用形態の一例を示す図である。コーティング装置100は、例えば、ラベラー(容器にラベルを貼る装置)201とケースパッカー(瓶をケースに詰める装置)202との間に配置されうる。この場合、コーティング装置100は、ラベルが貼られた瓶の表面をコーティングする。ただし、コーティング装置100は、ラベルが貼られる前の瓶をコーティングするように配置されてもよい。
【0045】
図5は、コーティング装置100の動作モードの遷移の一例を示す図である。コーティング装置100は、例えば、設備モードM1、準備モードM2、始動モードM3、製造モードM4、終業モードM5をその順番に従って実行しうる。
【0046】
ここで、整備モードM1は、例えば、コーティングを開始しようとする瓶の種類(例えば、この種類によって瓶のサイズが特定されうる)等をコントローラ90に入力して、瓶のサイズに応じて押圧ローラー57の位置(結果として、コーティングベルト11、15間の間隔)を設定するモードである。
【0047】
準備モードM2は、例えば、高速側のコーティングベルト15を駆動するとともにコーティング液供給部75によってコーティングベルト15にコーティング液を供給して、コーティングベルト15にコーティング液をなじませるモードである。
【0048】
始動モードM3は、コンベア10、高速側コーティングベルト15、低速側コーティングベルト11、コーティング液供給部75等を駆動し、製造モードM4における瓶のコーティングに備えるモードである。始動モードM3では、典型的には、テスト用の瓶をコーティングすることによりコーティングに不具合がないかどうかが確認されうる。
【0049】
製造モードM4は、ビール等の飲料入りの瓶1の表面をコーティングするモードである。
【0050】
終業モードM5は、コンベア10、コーティング液供給部75を停止させて、コーティングベルト11、15の洗浄等を実施するモードである。また、終業モードM5において、次回の瓶の種類(サイズ)に応じて押圧ローラー57の位置(結果として、コーティングベルト11、15間の間隔)を切り替えてもよい。このような切り替えは、型替えと呼ばれている。コーティングベルト11、15の洗浄は、支持台111、121を図2に示す状態から図3に示す状態にして実施される。すなわち、洗浄に先立って、排出口141、151は、それぞれ第1受口142、152の上方から第2受口145、155の上方に移動させられる。また、洗浄は、コーティングベルト11、15を回転させた状態で洗浄ノズル71、75から洗浄液をコーティングベルト11、15に吹き付けてコーティングベルト11、15に付着しているコーティング液を洗い落すとともに、脱水ローラー72、76をコーティングベルト11、15に押しつけてコーティングベルト11、15を脱水することによりなされる。
【0051】
【発明の効果】
本発明のコーティング装置によれば、例えば、コーティング時に出る液と洗浄時に出る液とを分別して排出又は回収する機能を有し、しかもメンテナンスが容易なコーティング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態のコーティング装置の構成を概略的に示す平面図である。
【図2】図1に示すコーティング装置のコーティング時における各部の配置を示す図である。
【図3】図1に示すコーティング装置の洗浄時における各部の配置を示す図である。
【図4】図1に示すコーティング装置の利用形態の一例を示す図である。
【図5】図1に示すコーティング装置の動作モードの遷移例を示す図である。
【符号の説明】
1 瓶(容器)
10 コンベア
11、15 コーティングベルト(環状ベルト)
20、25 従動プーリー
21、26 駆動プーリー
31、32、35、36 テンションローラー
41、42 シリンダ
50 調整機構
51 ローラーホルダー
52 バネ
53 ロッド
54 ガイド
55、56 シリンダ
57 押圧ローラー
58 回転軸
61 押圧ローラー
62 コーティング液供給部
63 ブラシ
71、75 洗浄ノズル
72、76 脱水ローラー
81、82 エンコーダー
90 コントローラ
91 カメラ
93 操作パネル
100 コーティング装置
111、121 支持台
112、122 部材
114、124 シリンダロッド
115、125 ガイド台
116、 126 ドレーンパン
142、152 第1受口
143、153 第1排出経路(第1パイプ)
144、154 回収容器(第1排出先)
145、155 第2受口
146、156 第2排出経路(第2パイプ)
160 台
Claims (8)
- 容器をコーティングするコーティング装置であって、
容器を搬送するコンベアと、
前記コンベア上の容器を挟むように前記コンベアの両側に配置され、前記コンベア上の容器を回転させるように構成された第1、第2環状ベルトと、
前記第1、第2環状ベルトの少なくとも一方にコーティング液を供給する第1供給機構と、
前記第1、第2環状ベルトのそれぞれに洗浄液を供給する第2供給機構と、
前記第1環状ベルトから滴り落ちる液を受けて第1排出口を通して排出する第1パンと、
前記第2環状ベルトから滴り落ちる液を受けて第2排出口を通して排出する第2パンと、
前記第1、第2排出口を通して排出される液を第1受口群で受けて第1排出先に排出する第1排出経路と、
前記第1、第2排出口を通して排出される液を第2受口群で受けて第2排出先に排出する第2排出経路と、
容器のコーティング時は、前記第1、第2排出口が前記第1受口群の上に位置するように前記第1、第2パンを配置し、前記第1、第2環状ベルトの洗浄時は、前記第1、第2排出口が前記第2受口群の上に位置するように前記第1、第2パンを配置するための駆動機構とを備え、
前記第1環状ベルトは、前記第1パンとともに移動するように配置され、前記第2環状ベルトは、前記第2パンとともに移動するように配置され、前記駆動機構による前記第1、第2パンの駆動によって、前記第1、第2環状ベルトの洗浄時は、容器のコーティング時よりも、前記第1、第2環状ベルトの間隔が広げられる、
ことを特徴とするコーティング装置。 - 前記第1、第2環状ベルトが対向している部分の間隔をコーティングすべき容器のサイズに応じて調整する調整機構を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のコーティング装置。
- 前記第1環状ベルトに所定のテンションを与えるための可動のテンションローラーを更に備えることを特徴とする請求項2に記載のコーティング装置。
- 前記テンションローラーの位置をコーティングすべき容器のサイズ又は前記調整用ローラーの位置に応じて調整する第2調整機構を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のコーティング装置。
- コーティングすべき容器のサイズに関する情報を取り込む入力装置と、
前記入力装置によって取り込まれた情報に基づいて前記調整機構を動作させる制御装置と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコーティング装置。 - 前記入力装置は、カメラを含み、前記カメラで撮像された容器の画像を画像処理することにより該容器のサイズを導出するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載のコーティング装置。
- 前記第1、第2環状ベルトの洗浄時に前記第1、第2環状ベルトにそれぞれ押し付けられて前記第1、第2環状ベルトを脱水する第1、第2脱水部材を更に備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のコーティング装置。
- 前記第1、第2の環状ベルトの回転速度に異常がある場合に、異常があることを報知する報知部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のコーティング装置。
Priority Applications (6)
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