JP3892205B2 - レイアウトコンパクション方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路の集積度を向上させるレイアウトコンパクション方法に関するものである。この方法には、半導体集積回路の製造に際して用いられる半導体マスクパターンを所望の設計パターンに近い転写イメージが得られるように事前に変形させるマスクパターンの補正方法も含む。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体集積回路の機能の多様化により回路規模が増大し、半導体集積回路の面積も回路規模に比例して増大している。近年、生産単価を安価にするために、面積の増加を抑制することが、また高速動作を実現するために、製造プロセスの微細化することが急速に進んでいる。そのためには、要求される回路規模と回路面積から勘案すると、設計段階での集積度の向上と製造能力の限界付近での微細なパターンの実現が不可欠である。さらに、製造能力の限界付近で集積回路の製造を行うと、光近接効果 (Optical Proximity Effect) が顕著になってくる。
【0003】
スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)やダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)に代表される、レイアウトパターン上で同一のパターンの繰り返し、もしくは単一パターンの2次元配置で実現可能なレイアウトパターンは、面積を小さくするために光近接効果を考慮したレイアウトが不可欠であり、SRAMやDRAMのように縦横に同じパターンが繰り返し配置されるレイアウトにおいては、光近接効果を考慮したレイアウトは比較的容易に設計できる。
【0004】
この場合、必ずしもプロセス基準に従うレイアウトパターンで設計されるとは限らず、通常のプロセス基準よりも小さい寸法でレイアウトパターンを設計する事例も数多くある。
【0005】
一方、論理演算を行う回路のレイアウトパターンは、個々の機能により異なるレイアウトパターンで設計され、さらに実現する機能により周囲に配置されるレイアウトパターンも個々に異なる可能性があり、組み合わせの数は膨大な数となる。そのため、一般に光近接効果の影響を考慮したレイアウトは、コンピュータ支援設計(CAD)により光近接効果補正(Optical Proximity Correction、以下OPCと略す)を行う。光近接効果補正の一例は例えば、特開平5−80486号公報に開示されている。
【0006】
また、レイアウトコンパクションもコンピュータ支援設計(CAD)により行われる。図18は、従来、既存の半導体集積回路のレイアウトデータを圧縮し、マスクパターンに変換する場合のフローを示す。
【0007】
まず、レイアウトデータファイル11は、コンパクションステップ12にてレイアウトデータのコンパクション処理が行われ、コンパクション後のレイアウトデータはレイアウトデータファイル13に収納される。コンパクション処理とは、レイアウトデータに含まれる多角形図形の間隔を縮めたり、場合によればパターンの幅をも縮めるものであり、半導体集積回路の面積を縮小するものである。
【0008】
検証ステップ14では、レイアウトデータファイル13に含まれるレイアウトデータが、プロセス基準に従うデータであるかどうかを検証し、またレイアウトデータファイル11に含まれるレイアウトデータと同じ接続関係にあるかを確認し、さらにトランジスタ動作のシミュレーションを行い、回路が正常に動作するかを確認する。
【0009】
シミュレーション結果が正しい結果でなければ、レイアウトデータファイル11に含まれるレイアウトデータを修正する、もしくはコンパクションステップ12で行うコンパクション処理の条件を変更して再度コンパクション処理を行う。シミュレーション結果が良好であれば、レイアウトデータファイル13は光近接効果補正ステップ15に引き渡され、半導体集積回路の製造に適したOPC処理が施されたのち、マスクレイアウトデータが作成され、マスクレイアウトデータファイル16に収納される。この場合のコンパクション基準はプロセス基準に制限される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、大規模な半導体集積回路は、SRAMやDRAMのような同一パターンの繰り返しが存在するだけでなく、ランダムロジック回路も大規模化するので、その設計に際し、それぞれの回路レイアウトに対して、事前に光近接効果を考慮したレイアウトを行うことは現実問題として不可能である。
【0011】
また、光近接効果を考慮したレイアウトを行うことは、半導体集積回路の製造条件が変更された場合にレイアウトを修正する必要があることを意味し、生産効率の低いレイアウト設計になる。
【0012】
したがって、本発明の目的は、半導体集積回路の設計データに含まれる不規則な配置のレイアウトパターンに対しても光近接効果を考慮したレイアウトコンパクションを行うことで半導体集積回路装置の集積度の向上を行うことができるレイアウトコンパクション方法を提供することである。
【0013】
また、本発明の他の目的は、半導体集積回路装置の製造条件に最適化されたレイアウトコンパクション処理を行うためのコンパクション条件を生成することができるレイアウトコンパクション方法を提供することである。
【0014】
さらに、本発明の他の目的は、レイアウトコンパクションを行った結果と、コンパクションを行う前のデータとを比較することで、電気的特性に相違が生じ、半導体集積回路の動作に不具合が生じないかを確認することができるレイアウトコンパクション方法を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のレイアウトコンパクション方法は、プログラムされたコンピュータによって半導体レイアウトを光近接効果を考慮してコンパクションする方法であって、入力レイアウトパターンに適したコンパクション条件を生成するコンパクション制御ステップと、コンパクション制御ステップにより生成されたコンパクション条件を加味した光近接効果補正条件を生成する光近接効果補正条件生成ステップと、入力レイアウトパターンをコンパクション条件に従ってコンパクションしコンパクション済みレイアウトパターンを生成するレイアウト圧縮ステップと、入力レイアウトパターンおよびコンパクション済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、入力レイアウトパターンおよびコンパクション済みレイアウトパターンを比較することでコンパクション済みレイアウトパターンが正しく回路動作することの確認を行い不具合が発生した場合に第1のエラーデータを出力する第1の検証ステップと、コンパクション済みレイアウトパターンに対して光近接効果補正条件に従って光近接効果補正を行い光近接効果補正済みレイアウトパターンを生成する光近接効果補正ステップと、コンパクション済みレイアウトパターンおよび光近接効果補正済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、光近接効果補正済みレイアウトパターンによってウェハ上に形成される仕上がりパターンを求め、コンパクション済みレイアウトパターンおよび仕上がりパターンを比較することにより光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されていることの確認を行い不具合が発生した場合に第2のエラーデータを出力する第2の検証ステップと、第1のエラーデータおよび第2のエラーデータを保持しコンパクション条件の生成を制御するエラー保存ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
この方法によれば、光近接効果の影響も考慮した条件でレイアウトパターンのコンパクションを行うことができ、プロセス基準に制限されたコンパクション条件よりも面積を小さくすることができる。さらに、初期の入力レイアウトパターンとコンパクション済レイアウトパターンの電気的特性をシミュレーションを用いて比較検証しつつコンパクションを行うので、初期のレイアウトパターンにおける電気特性と、レイアウトコンパクション後の電気特性に大きな相違が生じることがなく、その結果、所望の電気特性を示す回路構成をより面積の小さなレイアウトパターンで実現できる。また、シミュレーションによって光近接効果補正済みレイアウトパターンによってウェハ上に形成される仕上がりパターンを求め、前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記仕上がりパターンを比較することにより前記光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されていることの確認を行いつつコンパクションを行うので、半導体集積回路装置の製造条件に最適化されたレイアウトコンパクション処理を行うためのコンパクション条件を生成することができる。また、光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されているかどうかの確認も行える。
【0017】
本発明の請求項2記載のレイアウトコンパクション方法は、請求項1記載のレイアウトコンパクション方法において、コンパクション制御ステップが、光近接効果情報に基づいて製造可能な最小レイアウト条件を抽出する最小レイアウト条件抽出ステップと、入力レイアウトパターンを複数の基本パターンに分解する基本パターン抽出ステップと、最小レイアウト条件抽出ステップにより抽出された最小レイアウト条件と基本パターン抽出ステップにより抽出された複数の基本パターンからコンパクション条件を生成するコンパクション条件抽出ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
この方法によれば、光近接効果情報から最小レイアウト条件を抽出し、この最小レイアウト条件から製造可能なレイアウトパターンの最小寸法を算出し、コンパクションの下限値を設定することで、光近接効果を加味したコンパクション条件の生成ができる。さらにコンパクションを行うレイアウトパターンを複数の基本パターンに分解することで、個々の基本パターンに対してコンパクション条件を個別に設定でき、効果の高いコンパクションが実現できる。
【0019】
本発明の請求項3記載のレイアウトコンパクション方法は、請求項1記載のレイアウトコンパクション方法において、第1の検証ステップが、入力レイアウトパターンとコンパクション済みレイアウトパターンとの差分パターンを抽出するパターン比較ステップと、パターン比較ステップにおいて抽出された差分パターンからコンデンサ容量を算出しコンデンサ容量を遅延値に変換する遅延換算ステップと、遅延換算ステップにより算出された遅延値に基づいて遅延変動による動作不具合の確認を行う遅延検証ステップとを含むことを特徴とする。
【0020】
この方法によれば、コンパクション済みレイアウトパターンから寄生容量を抽出してシミュレーションを行い回路の動作確認を行う必要がなく、差分パターンから寄生容量を計算し遅延値に換算し、遅延による回路動作への影響を及ぼさない限界値を示す遅延値の境界条件と比較することで高速な回路動作検証を行うことができる。
【0021】
本発明の請求項4記載のレイアウトコンパクション方法は、請求項1記載のレイアウトコンパクション方法において、コンパクション制御ステップが、入力レイアウトパターンにおける遅延時間変動許容値をコンデンサ容量変動許容値に換算する容量換算ステップと、コンデンサ容量変動許容値をレイアウト変動許容パターンに変換するパターン変換ステップと、パターン変換ステップにより得られたレイアウト変動許容パターンからコンパクション条件を生成するコンパクション条件抽出ステップとを含むことを特徴とする。
【0022】
この方法によれば、電気回路における遅延時間の変動に着目することで、電気回路の動作が保証されている遅延時間の変動幅をコンデンサ容量に変換し、コンデンサ容量の変動幅をレイアウトパターンにおける差分パターンに変換することで、コンパクションによるパターン変動量を決定でき、これによってコンパクション条件を設定できるため、効率の高いコンパクションが実現できる。
【0023】
本発明の請求項5記載のレイアウトコンパクション方法は、請求項1記載のレイアウトコンパクション方法において、コンパクション制御ステップが、光近接効果情報に基づいて製造可能な最小レイアウト条件を抽出する最小レイアウト条件抽出ステップと、入力レイアウトパターンを複数の基本パターンに分解する基本パターン抽出ステップと、最小レイアウト条件抽出ステップにより抽出された最小レイアウト条件と基本パターン抽出ステップにより抽出された複数の基本パターンから第1のコンパクション条件候補を生成する第1のコンパクション条件抽出ステップと、入力レイアウトパターンにおける遅延時間変動許容値をコンデンサ容量変動許容値に換算する容量換算ステップと、コンデンサ容量変動許容値をレイアウト変動許容パターンに変換するパターン変換ステップと、パターン変換ステップにより得られたレイアウト変動許容パターンから第2のコンパクション条件候補を生成する第2のコンパクション条件抽出ステップと、第1のコンパクション条件抽出ステップにより得られた第1のコンパクション条件候補と第2のコンパクション条件抽出ステップより得られた第2のコンパクション条件候補のうち、より緩い方をコンパクション条件として選択するコンパクション条件選択ステップとを含むことを特徴とする。
【0024】
この方法によれば、第1および第2のコンパクション条件候補のうち、緩い方をコンパクション条件として選択することにより、製造可能かつ電気回路の正常動作を保証する条件を設定することができるので、検証ステップを省略することが可能になり、レイアウトコンパクション全体の処理時間の短縮が実現できる。
【0025】
本発明の請求項6記載のレイアウトコンパクション方法は、請求項1記載のレイアウトコンパクション方法において、コンパクション制御ステップが、レイアウトパターンの幅と隣接するレイアウトパターンの間隔を対となすデータとしてコンパクション条件を出力することを特徴とする。
【0026】
この方法によれば、請求項1記載のレイアウトコンパクション方法と同様の作用を有する。
【0027】
本発明の請求項7記載のレイアウトコンパクション方法は、請求項1記載のレイアウトコンパクション方法において、コンパクション条件が、第1および第2の検証ステップの結果により変更されることを特徴とする。
【0028】
この方法によれば、請求項1記載のレイアウトコンパクション方法と同様の作用を有する。
【0029】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態におけるレイアウトコンパクション方法の概略構成を示すブロック図であり、入力レイアウトパターン1、コンパクション制御ステップ2、レイアウト圧縮ステップ3、光近接効果補正ステップ4、補正レイアウトパターン保存ステップ5、第1の検証ステップ6、エラーデータ保存ステップ7、OPC条件生成ステップ8、光近接効果情報9および第2の検証ステップ10によって、構成される。
【0030】
まず、複数の矩形パターンで構成される半導体集積回路のレイアウトパターンデータが入力レイアウトパターン1として設定される。
【0031】
コンパクション制御ステップ2では、光近接効果情報9とエラーデータ保存ステップ7に保存されたデータを基にしてコンパクション下限値を算出し、コンパクション下限値とレイアウトパターンからコンパクション条件を生成し保存する。
【0032】
ここで、光近接効果情報9とエラーデータ保存ステップ7に保存されたデータとコンパクション下限値とコンパクション条件について説明する。
【0033】
図19(a)に示すように、パターン間隔Sで平行に配置された幅Lの長方形の2個のパターンをウェハ上に形成した場合、そのパターン幅Lとパターン間隔Sによって、形成されるパターンの寸法にばらつきが生じる。図19(b)はパターンの間隔Sとウェハ上でのパターン幅のばらつきΔLの関係を示すグラフであり、図19(c)はレイアウトパターンの幅Lとウェハ上のパターン幅L′との関係を示すグラフである。
【0034】
例えば、パターン間隔Sが非常に小さい場合には、光近接効果によりパターン幅Lは大きくなる。すなわち、図19(b)のグラフでは、パターン間隔Sが小さいときに、パターン幅のばらつきΔLが大きくなる。このときの寸法のばらつきの情報を近接効果情報9と呼んでいる。
【0035】
つぎに、エラーデータ保存ステップ7に保存されたデータについて説明する。上記した光近接効果情報9は、2個の長方形パターンを平行して並べた場合の条件であり、実際のパターンとは、著しく異なる。例えば、図20に示すようなパターンの場合、光近接効果情報9を適用し、光近接効果補正処理を行った場合、ウェハ上では、図20のパターンを得るための正しい補正は行われない。これは第1の検証ステップおよび第2の検証ステップで確認できる。このとき正しく補正できなかったパターンをとその箇所をエラーデータとして保存するのである。
【0036】
つぎに、コンパクション下限値は、図21に示した基本になるパターン(幅L1 、間隔S1 )と図22に示したエラーデータのパターン(幅L2 、間隔S2 )のそれぞれの正常に圧縮可能な限界値のことである。その値は基本になるパターンでは、パターン幅がL1 ′、パターン間隔がS1 ′である。また、エラーデータのパターンでは、パターン幅がL2 ′、パターン間隔がS2 ′である。
【0037】
また、コンパクション条件は、
ΔLC1=L1 −L1 ′、ΔSC1=S1 −S1
ΔLC2=L2 −L2 ′、ΔSC2=S2 −S2
で得られる。ただし、L1 ,L2 はパターン幅、S1 ,S2 はパターン間隔、L1 ′,L2 ′はウェハ上のパターン幅、S1 ′,S2 ′はウェハ上のパターン間隔である。
【0038】
レイアウト圧縮ステップ3は、入力レイアウトパターン1とコンパクション制御ステップ2で生成されたコンパクション条件とを入力としてデータを受け取り、コンパクション条件に従って入力レイアウトパターン1をコンパクションし、コンパクション済みレイアウトパターン(以下、圧縮レイアウトパターンと記す)を保存する。
【0039】
光近接効果補正ステップ4は、レイアウト圧縮ステップ3にて圧縮された圧縮レイアウトパターンとOPC条件生成ステップ8にて生成された光近接効果補正条件を入力としてデータを受け取り、レイアウト圧縮ステップ3にてコンパクションされた圧縮レイアウトパターンに対して光近接効果補正を施す。
【0040】
ここで、光近接効果補正条件について説明する。この光近接効果補正条件というのは、あるレイアウトパターンがウェハ上で、同様のパターンとして形成されるために、元のレイアウトパターンに変形を施すための条件のことである。
【0041】
元のレイアウトパターンが図23(a)に示すように、2個の平行な長方形パターン(幅がL、間隔がS)である場合に、変形後のレイアウトパターンは図23(b)に示すように、元のパターンの幅LよりもΔLC だけ内側を広くし、結果的に間隔Sを2×ΔLC だけ狭くしたものとなる。
【0042】
この場合、間隔Sの値によってΔLC の値が例えば以下のように異なる。
【0043】
0≦S<260nm ,ΔLC =20nm
260nm≦S<540nm ,ΔLC =10nm
540nm≦S<1400nm ,ΔLC =0nm
また、元のレイアウトパターンが図24(a)に示すように、1個の長方形パターン(幅がL)である場合に、変形後のレイアウトパターンは図24(b)に示すように、元のパターンよりも先端部を幅広にするとともに延ばす。この場合、幅Lの値によってdの値が例えば以下のように異なる。
【0044】
0≦L<200nm ,d=30nm
200nm≦L<400nm ,d=20nm
400nm≦L<800nm ,d=10nm
ただし、P=40nm,H=200nmで、これは間隔Lの値によらず一定である。
【0045】
補正レイアウトパターン保存ステップ5は、光近接効果補正ステップ4にて生成された光近接効果補正済みレイアウトパターン(以下、補正レイアウトパターンと記す)のデータを保存する。
【0046】
第1の検証ステップ6は、入力レイアウトパターン1と圧縮レイアウトパターンを入力としてデータを受け取り、両レイアウトパターンの接続関係と電気的特性を比較検証し、圧縮レイアウトパターンが正しく回路動作することの確認を行い不具合が発生した場合に第1のエラーデータを出力する。
【0047】
第2の検証ステップ10は、圧縮レイアウトパターンと補正レイアウトパターンを入力としてデータを受け取り、半導体集積回路製造工程のリソグラフィシミュレーションを補正レイアウトパターンに対して実行し、シリコンウェハ上での仕上がりが圧縮レイアウトパターンとほぼ同等であることを比較検証し、補正レイアウトパターンが適正であるることの確認を行い不具合が発生した場合に第2のエラーデータを出力する。
【0048】
エラーデータ保存ステップ7は、第1および第2の検証ステップ6,10で検出されたエラーデータを保存し、コンパクション制御ステップ2へデータを出力する。
【0049】
OPC条件生成ステップ8は、入力レイアウトパターン1と光近接効果情報9を入力としてデータを受け取り、コンパクション制御ステップ2により生成されたコンパクション条件を加味した最適な光近接効果補正条件を生成する。
【0050】
ここで、入力レイアウトパターン1と光近接効果情報9とコンパクション条件とでどのような光近接効果補正条件が生成されるかを、具体的に説明する。
【0051】
例えば、図25に示すように、2個の長方形のパターンが平行に配置されている場合において、間隔Sが260nmであり、幅Lが180mmである場合、図23,図24で説明した条件と同じであるとすると、間隔Sとウェハ上の幅LのばらつきΔLとの関係は図26に示すようになる。また、パターンの幅Lとウェハ上のパターンの幅LのばらつきΔLとの関係は図27に示すようになる。
【0052】
例えば、コンパクション条件を全パターンに対して一律に
ΔLC =−10nm、ΔSC =−20nm
とすると、光近接効果情報9より、図28に示すようにパターンが変形される。すなわち、S=260−20=240nm、
L=180−10×2=160nm
となる。
【0053】
ここで、幅Lおよび間隔Sの違いによるコンパクション条件の違いを以下に示す。
【0054】
Figure 0003892205
以上のような構成によって、レイアウトコンパクションを行う。その際の処理手順をフローチャートを用いて説明する。図2は、レイアウトコンパクション方法の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、図1に示す構成に入力レイアウトパターン1と光近接効果情報9が与えられている状態で、実行が開始される。
【0055】
まず、ステップ121において、コンパクション制御ステップ2に入力レイアウトパターン1と光近接効果情報9とエラーデータ保存ステップ7に保存されるパターンが入力され、入力されたレイアウトパターン1に適したコンパクション条件を生成する。
【0056】
ステップ122において、レイアウト圧縮ステップ3にてコンパクション制御ステップ2で生成されたコンパクション条件に従って入力レイアウトパターン1のコンパクション(圧縮)を行う。
【0057】
ステップ123において、レイアウト圧縮ステップ3にて得られた圧縮レイアウトパターンを第1の検証ステップ6に入力し圧縮レイアウトパターンが電気回路として入力レイアウトパターン1と同じように正しく動作するかどうかを電気回路シミュレーションを用いて電気特性の面から検証を行う。この際の検証は、入力レイアウトパターン1との比較によって行う。
【0058】
ステップ124において、動作検証が正しければ、圧縮レイアウトパターンを光近接効果補正ステップ4に渡す。また、動作検証が正しくなければ動作不良の発生するレイアウトパターンを抽出し、ステップ128においてエラーデータ保存ステップ7でエラーデータベースに保存し、コンパクション制御ステップ2に戻り、上記の手順を繰り返す。
【0059】
ステップ125において、光近接効果補正ステップ4に圧縮レイアウトパターンを入力し、光近接効果補正を行う。
【0060】
ステップ126において、第2の検証ステップ10に光近接効果補正を施した補正レイアウトパターンを入力し、リソグラフィシミュレーション、プロセスシミュレーションを行うことでシリコンウェハ上に形成されるパターンをシミュレーションすることで、製造後の仕上がりパターンを検証する。なお、検証は、圧縮レイアウトパターンとの比較によって行う。
【0061】
ステップ127において、仕上がりパターン、つまり補正レイアウトパターンに問題がなければ、処理フローは終了する、また仕上がりパターンに問題があるようであれば、問題のあるレイアウトパターンを抽出し、ステップ128においてエラーデータ保存ステップ7でエラーデータベースに保存し、コンパクション制御ステップ2に戻り、上記の手順を繰り返すように制御を行う。
【0062】
つぎに、具体的な回路パターンを用いて例を示す。図3は第1の実施の形態におけるパターンの変化の例を示す模式図である。図3(a)におけるレイアウトパターン131〜134は事前に設計された回路レイアウトパターンを示す。図3(b)における圧縮レイアウトパターン136〜139はレイアウトパターン131〜134の圧縮済みの回路レイアウトパターンを示す。図3(c)における補正レイアウトパターン141〜144は圧縮レイアウトパターン136〜139に対して光近接効果補正を施した補正コンパクション済みの回路レイアウトパターンを示す。
【0063】
なお、本実施の形態では、コンパクション条件の決定に当たり、図3(a)におけるレイアウトパターン132を基準にしたコンパクションの例を示したが、任意のレイアウトパターンを基準にして異なるコンパクション条件を生成することも可能である。また、複数の任意のレイアウトパターンを基準にしてもよい。
【0064】
本実施の形態によれば、光近接効果の影響も考慮した条件でレイアウトパターンのコンパクションを行うことができ、プロセス基準に制限されたコンパクション条件よりも面積を小さくすることができる。さらに、初期のレイアウトパターンとコンパクション後のレイアウトパターンの電気的特性をシミュレーションを用いて比較しつつコンパクションを行うことで、初期のレイアウトパターンにおける電気特性と、レイアウトコンパクション後の電気特性に大きな相違はなく、結果、所望の電気特性を示す回路構成をより面積の小さなレイアウトパターンで実現できる。また、シミュレーションによって光近接効果補正済みレイアウトパターンがウェハ上に形成される仕上がりパターンを求め、前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記仕上がりパターンを比較することにより前記光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されていることの確認を行いつつコンパクションを行うので、半導体集積回路装置の製造条件に最適化されたレイアウトコンパクション処理を行うためのコンパクション条件を生成することができる。
【0065】
(第2の実施の形態)
つぎに本発明の第2の実施の形態を図4〜図8に従って説明する。本実施の形態は、コンパクション制御方法を、光近接効果も十分に考慮した形で提供するものである。
【0066】
図4は、図1のコンパクション制御ステップ2の第1の例の概略を示すブロック図である。
【0067】
レイアウトデータ201が入力され、基本パターン抽出ステップ211においてレイアウトデータ201から基本パターンデータ202が抽出される。
【0068】
光近接効果情報203は最小レイアウト条件抽出ステップ212に入力され、最小レイアウト条件204を出力する。第1のコンパクション条件抽出ステップ213は基本パターンデータ202と最小レイアウト条件204を入力として、コンパクション条件の集合からなるコンパクション制御情報205を出力する。コンパクション条件は、基本パターンデータ202毎に生成される。
【0069】
ここで、最小レイアウト条件について説明する。図33(a)には平行に配置された2個の長方形のパターンが示されているが、この2個のパターンの間隔Sとパターン幅のばらつきΔLとは、図33(b)に示すような関係があり、S<2×ΔLとなると、隣接する2個のパターンは接することになる。ゆえに、S>2×ΔLが製造可能な条件である。
【0070】
また、レイアウトパターンの幅Lとウェハ上のパターン幅LのばらつきΔLとの関係は図34に示すようになっているが、幅Lが小さくなると、ウェハ上では形成されない場合があり、その限界がLthであり、最小幅である。
【0071】
また、コンパクションには、パターン間隔Sを小さくし、パターン幅Lを小さくするという2つの条件があり、この2つの条件が上記の最小間隔、最小幅の条件を満足しなければならない。
【0072】
以上のような構成により、光近接効果を考慮した製造可能なコンパクション条件の生成が実現できる。
【0073】
つぎにその際の処理手順をフローチャートを用いて説明する。図5に示すコンパクション制御ステップ2の第1の例の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、図4に示す構成にレイアウトデータ201と光近接効果情報203を与えた状態で開始される。
【0074】
ステップ221において、レイアウトデータ201から基本パターンを抽出し、基本パターンの幅/間隔により分類する。基本パターンは、任意の多角形パターンと任意の多角形パターンと隣接するパターンに挟まれるスペースを一組とするものである。レイアウトデータ201から抽出された基本パターン群は、ステップ222において基本パターンデータ202として基本パターンデータベースに出力される。この処理は基本パターン抽出ステップ211において実行される。
【0075】
ステップ223において、光近接効果情報202から製造上実現可能な最小のパターンの情報(幅、間隔)を抽出する。抽出された情報は最小レイアウト条件203として出力する。この処理は最小レイアウト条件抽出ステップ212において実行される。
【0076】
ステップ224において、最小レイアウト条件203から基本パターンデータ202に属する各々の基本パターンに対してそれぞれのコンパクション条件を生成し、ステップ225においてコンパクション制御情報205として出力する。この処理はコンパクション条件生成ステップ213において実行される。
【0077】
図6は、図4に示すコンパクション条件生成ステップ213の処理手順を示すフローチャートである。この処理は、最小レイアウト条件203と基本パターンデータ202を与えた状態で開始される。
【0078】
ステップ231において、最小レイアウト条件203で表される製造上実現可能な最小パターン間隔と最小パターン幅とをコンパクション条件に設定する。
【0079】
ステップ232において、先に設定されたコンパクション条件で基本パターンデータ202に対してコンパクションを実行する。
【0080】
ステップ233において、コンパクション済みの基本パターンデータに対してフォトリソグラフィシミュレーションを実行し、ステップ234においてシリコンウェハ上に形成されるパターンを生成する。
【0081】
ステップ235において、フォトリソグラフィシミュレーションにて生成されたパターンと基本パターンデータ202の差分を抽出する。抽出された差分パターンに基づいてOPC条件を決定する。
【0082】
具体的に説明すると、差分パターン分だけ基本パターンを差分パターンと逆に変化させること(例えば、差分パターンが基本パターンの外側にある場合は基本パターンを一部削除し、基本パターンの内側にある場合は、基本パターンに一部付加する)で、OPC条件を設定する。
【0083】
例えば、図29(a)に示す基本パターンに対してリソグラフィシミュレーションを行った結果、生成パターンが図29(b)に示すようになったとすると、基本パターンと生成パターンの差分パターンは図29(c)のようになり、基本パターンの内側に存在する。
【0084】
このような場合には、基本パターンは以下のように変形する。すなわち、図30(a)に示すように、基本パターンと差分パターンがある場合、図30(b)に示すように、基本パターンに対して差分パターンを折り返して付加することで、図30(c)に示すようなパターンを得、それを直線近似することで、図30(d)のようなパターンを得る。
【0085】
一方、図31(a)に示す基本パターンに対してリソグラフィシミュレーションを行った結果、生成パターンが図31(b)に示すようになったとすると、基本パターンと生成パターンの差分パターンは図31(c)のようになり、基本パターンの外側に存在する。
【0086】
このような場合には、基本パターンは以下のように変形する。すなわち、図32(a)に示すように、基本パターンと差分パターンがある場合、図32(b)に示すように、基本パターンから差分パターンを折り返してその部分を基本パターンから削除することで、図32(c)に示すようなパターンを得、それを直線近似することで、図32(d)のようなパターンを得る。
【0087】
ステップ236において、決定されたOPC条件に基づいて基本パターンデータ202に対してOPC処理が実行され、ステップ237においてOPC後のパターン形状を決定し、OPC処理済みデータが出力される。
【0088】
ステップ238において、OPC処理後の基本パターンデータが製造上実現可能なパターンを持つかどうかの判定を行う。具体的には、図33および図34に関して説明した通りである。
【0089】
判定結果が製造上実現可能なパターンであればコンパクション条件、OPC条件をそれぞれ出力して終了する。
【0090】
また、判定結果が製造上不可能なパターンであれば、ステップ239において初期コンパクション条件を緩和し、再度コンパクション処理を実行する。
【0091】
つぎに、上記の基本パターン抽出ステップ211を具体的な回路パターンを用いて説明する。図7はコンパクション制御ステップ6の第1の例を示す図である。
【0092】
図7は入力レイアウトパターンを示す図であり、241〜244は各々のレイアウトパターンを示す。
【0093】
レイアウトパターン241〜244を任意の多角形パターンと任意の多角形パターンと隣接するパターンに挟まれるスペースを一組として基本パターン245〜248に分解する。基本パターン245〜248には、個々の基本パターンにあわせてスペース部分のみを縮小するコンパクション条件が設定される。各々のコンパクション条件を基本パターン245〜248に適用した場合には、例えばパターン249〜252にコンパクションされる。
【0094】
各々のコンパクション条件を基にしてテーブル化した情報をコンパクション制御情報として出力する。
【0095】
図8はコンパクションとOPCの関係を示す図であり、261はレイアウトパターンを、262はコンパクション済みのレイアウトパターンを、263はコンパクション済みレイアウトデータに対してOPC処理を施したパターンを示す。また、264〜266はパターン261〜263がシリコンウェハ上に形成された場合のパターンを、それぞれ示す。
【0096】
まず、基本パターン261は、シリコンウェハ上ではパターン264のような形状に形成される。パターン264は形状的、電気接続的に問題はない。
【0097】
つぎに、基本パターン262は、シリコンウェハ上ではパターン265のように左右のパターンが接触してしまう。これは、コンパクション処理のためパターン262の間隔が短くなった結果、光近接効果がより顕著に現れたためである。
【0098】
つぎに、基本パターン263は、シリコンウェハ上でパターン266のように正しく形成される。コンパクションによる光近接効果の顕著化をOPCにより相殺した。
【0099】
図9は、光近接効果情報203から最小レイアウト条件204を出力する最小レイアウト条件抽出ステップ212の概念を示す図であり、271は2個の長方形パターンが2個平行に並んだパターンを示し、272は1個の長方形パターンを示している。また、273はパターン271において、光近接効果によるパターンの変型を測定し、得られたグラフである。274はパターン272において、光近接効果によるパターンの変型を測定し、得られたグラフである。図9のグラフ273,274において、Sはパターン間隔、Wはパターン幅、+δW,−δWはパターン幅の変動(ばらつき)を示している。グラフ273は、パターン間隔Sが変化すると、ウェハ上のパターン幅の仕上がりが変化することを示している。また、グラフ274は、パターン幅Wが変化するとパターン幅の仕上がりが変化することを示している。
【0100】
シリコンウェハ上に形成されたパターンの幅と隣接するパターンとの間隔の関係をグラフもしくはテーブルとしてデータを保存する。また、シリコンウェハ上に形成されたパターンの幅とレイアウトパターンの幅の関係をグラフもしくはテーブルとしてデータを保存する。
【0101】
これらの光近接効果情報から、シリコンウェハ上に形成可能な最小のレイアウトパターンの幅が抽出でき、またシリコンウェハ上に形成可能な最小のレイアウトパターン間隔が抽出できる。
【0102】
パターン間隔を小さくすると、ウェハ上でのパターン幅が大きくなる。間隔を小さくしすぎると、隣のパターンと接する。この接しない限界が最小間隔である。また、パターン幅が小さくなると、仕上がりは細くなる。幅を小さくしすぎると、ウェハ上には、形成できなくなる。この形成できる限界が最小幅である。これらは、図9のグラフから検出できる。
【0103】
シリコンウェハ上に形成されるパターンイメージは、各々の基本パターンに対してフォトリソグラフィシミュレーションを実行することにより生成できる。パターンイメージと基本パターンの差分からOPC条件が決定される。
【0104】
なお、本実施の形態ではコンパクション制御方法として上記の例を挙げたが、光近接効果を考慮しないプロセス条件をコンパクション制御情報に適用することも可能である。この場合、コンパクション処理により縮小される面積は少ないが、全体の処理時間は短くなる。
【0105】
本実施の形態によれば、第1の実施の形態に加えて、光近接効果情報から製造可能なレイアウトパターンの最小寸法を算出し、コンパクションの下限値を設定することで、光近接効果を加味したコンパクション条件の生成ができる。さらにコンパクションを行うレイアウトパターンを複数の基本パターンに分解することで、個々の基本パターンに対してコンパクション条件を個別に設定でき、効果の高いコンパクションが実現できる。
【0106】
(第3の実施の形態)
つぎに、本発明の第3の実施の形態を図10〜図12に従って説明する。本実施の形態は、コンパクション検証方法を、レイアウト変化分に限定して行うものである。
【0107】
図10は、第1の実施の形態における第1の検証ステップ6の概略を示すブロック図である。レイアウトパターン(データ)301とコンパクション済みレイアウトパターン(データ)302とが入力として与えられ、パターン比較ステップ311においてパターン比較を行い、それらの差分をレイアウト差分パターン(データ)303として出力する。
【0108】
レイアウト差分パターン303が入力として与えられ、遅延換算ステップ312によってレイアウト差分パターン303の面積ならびに寸法からレイアウト変動による寄生容量の値を算出し、さらに遅延値に変換して遅延変動データ304として出力する。
【0109】
遅延変動データ304と遅延境界条件305を入力として、遅延検証ステップ313により、遅延変動データ304が遅延境界条件305の許容範囲内に収まるかどうかの判定を行い、遅延変動による動作不具合の確認を行う。
【0110】
以上のような構成により、コンパクション後のレイアウトパターンが正しく回路動作するかどうかの検証を行うことができる。
【0111】
つぎにその際の処理手順をフローチャートを用いて説明する。
【0112】
図11は、第1の検証ステップ6の処理手順を示すフローチャートである。まず、ステップ321においてレイアウトパターン(データ)301とコンパクション済みレイアウトパターン(データ)302を読み込む。
【0113】
ステップ322において、レイアウトパターン301とコンパクション済みレイアウトパターン302から差分パターンを算出し、レイアウト差分パターン(データ)303として保存する。この処理はパターン比較ステップ311において実行される。
【0114】
ステップ323において、レイアウト差分パターン303を入力として、レイアウト差分パターン303に含まれる各々の多角形パターンの面積および寸法から寄生容量値に変換する。
【0115】
さらに寄生容量値から遅延値に変換して遅延変動データ304として出力する。
【0116】
ステップ324において、遅延変動データ304と遅延境界条件305を入力として、遅延変動データ304が遅延境界条件305の許容範囲内に収まるかどうかの判定を行い、回路動作に不具合がない範囲に収まれば処理は終了する。また動作に影響を及ぼすようであれば、ステップ325でコンパクション条件の修正を行い終了する。
【0117】
つぎに、上記のパターン比較ステップ311を具体的な回路パターンを用いて説明する。図12はパターン比較ステップ311の一例を示す図である。図12(a)に示すレイアウトパターン(データ)331〜334とコンパクション済みレイアウトパターン(データ)335〜337に対して図形的な排他的論理輪演算を行い、図12(b)に示すレイアウト差分パターン(データ)338〜340を抽出する。レイアウト差分パターン338〜340のパターンの幅からコンデンサ容量の変動分が算出でき、もって遅延値の変動分へ換算を行う。
【0118】
本実施の形態によれば、第1の実施の形態に加えて、コンパクション後のレイアウトパターンから寄生容量を抽出してシミュレーションを行い回路の動作確認を行う必要がなく、差分レイアウトパターンから寄生容量を計算し遅延値に換算し、遅延による回路動作への影響を及ぼさない限界値を示す遅延値の境界条件と比較することで高速な回路動作検証を行うことができる。
【0119】
(第4の実施の形態)
つぎに、本発明の第4の実施の形態を図13〜図15に従って説明する。本実施の形態は、コンパクション制御方法を、遅延時間を十分に考慮した形で提供するものである。
【0120】
図13は、第1の実施の形態におけるコンパクション制御ステップ2の第2の例の概略を示すブロック図である。この例では、遅延時間変動時においても電気回路の動作が保証される条件を示す遅延変動条件401が入力され、容量換算ステップ411において入力レイアウトパターンにおける電気回路が正確な動作可能な遅延時間変動許容値(遅延変動条件401)からコンデンサ容量変動許容値へ換算しコンデンサ容量変動許容値402が出力される。
【0121】
パターン変換ステップ412において、コンデンサ容量変動許容値402はレイアウト変動許容パターン403へ変換される。第2のコンパクション条件抽出ステップ413において、レイアウト変動許容パターン403は各々のパターン形状にあわせた第2のコンパクション条件404に変換される。
【0122】
以上のような構成により、遅延時間を考慮した電気回路として動作可能な第2のコンパクション条件の生成が実現できる。
【0123】
つぎに、処理手順を図14のフローチャートを用いて説明する。
【0124】
ステップ421において、遅延変動条件401は上限/基準値/下限を表すテーブルで構成されており、それぞれの許容変動幅を算出する。
ステップ422において、遅延時間変動の許容幅をコンデンサ容量の変動幅に換算し、コンデンサ容量変動値402を得る。
【0125】
ステップ423において、コンデンサ容量変動値402は、隣接するパターンの形状に合わせてレイアウト変動許容パターン403へ変換される。
【0126】
ステップ424において、レイアウト変動許容パターン403の線の幅を検出し第2のコンパクション条件として出力し、終了する。
【0127】
つぎに、具体的な方法を数式および図15の図面を用いて説明する。遅延変動条件401は、電気回路として正確な動作可能な遅延変動の条件が{上限、基準値、下限}をそれぞれ{tmin、tstd、tmax}で表されており、上限側の許容変動値δta、下限側の変動値δtbは、
δta=tmax−tstd
δtb=tstd−tmin
で算出できる。
【0128】
つぎに、寄生容量Cpと遅延時間tpの関係は
Cp=f(tp)
の関数として表現される。
【0129】
ここで、コンデンサ変動値の上限値δCa、下限値δCbは
δCa=f(δta)
δCb=f(δtb)
で得ることができる。
【0130】
つぎに、コンデンサ変動値の上限値δCa、下限値δCbをレイアウト変動許容パターンに変換する。レイアウト変動許容パターンは隣接するパターン形状に合わせて生成する。この場合、図15(a)〜(c)に示すように、常に一定面積を保つようにパターン生成を行う。
【0131】
最後に、生成されたレイアウト変動許容パターンの幅を測定し、第2のコンパクション条件として出力する。
【0132】
本実施の形態によれば、第1の実施の形態に加えて、電気回路における遅延時間の変動に着目することで、電気回路の動作が保証されている遅延時間の変動幅をコンデンサ容量に変換し、コンデンサ容量の変動幅はレイアウトパターンにおける差分パターンとして表現でき、コンパクションによるパターン変動が決定でき、コンパクション条件が設定できるため、効果の高いコンパクションが実現できる。
【0133】
(第5の実施の形態)
つぎに本発明の第5の実施の形態を図16〜図17に従って説明する。本形態は、コンパクション制御方法を、光近接効果と遅延時間を十分に考慮した形で提供するものである。
【0134】
図16は、第1の実施の形態におけるコンパクション制御ステップ2の第3の例の概略を示すブロック図である。この例で、501は第2の実施の形態に示したコンパクション条件と同じ第1のコンパクション条件候補を示し、502は第4の実施の形態に示したコンパクション条件と同じ第2のコンパクション条件候補を示す。503は、第1のコンパクション条件候補501と第2のコンパクション条件候補502を比較し、条件の緩い方をコンパクション条件として選択するコンパクション条件比較ステップを示す。504はコンパクション条件比較ステップ503で選択されたコンパクション条件を示す。
【0135】
以上のような構成により、光近接効果と遅延時間を考慮した電気回路として動作可能なコンパクション条件の生成が実現できる。
【0136】
つぎに、処理手順を図17のフローチャートを用いて説明する。
【0137】
ステップ521において、第2の実施の形態に示す第1のコンパクション制御ステップにより、第1のコンパクション条件候補を算出する。
【0138】
ステップ522において、第4の実施の形態に示す第2のコンパクション制御ステップにより、第2のコンパクション条件を算出する。
【0139】
ステップ523において、第1のコンパクション条件候補と第2のコンパクション条件候補を比較し、条件の緩い方をコンパクション条件としてを選択し、出力する。
【0140】
本実施の形態によれば、第2の実施の形態と第4の実施の形態により生成されるコンパクション条件候補のうち、緩い方のコンパクション条件として選択することにより、製造可能かつ電気回路の正常動作を保証する条件を設定することができるので、検証ステップを省略することが可能になり、レイアウトコンパクション全体の処理時間の短縮が実現できる。
【0141】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、つぎのような効果がある。
【0142】
本発明の請求項1記載のレイアウトコンパクション方法によれば、光近接効果の影響も考慮した条件でレイアウトパターンのコンパクションを行うことができ、プロセス基準に制限されたコンパクション条件よりも面積を小さくすることができる。さらに、初期の入力レイアウトパターンとコンパクション済レイアウトパターンの電気的特性をシミュレーションを用いて比較検証しつつコンパクションを行うので、初期のレイアウトパターンにおける電気特性と、レイアウトコンパクション後の電気特性に大きな相違が生じることがなく、その結果、所望の電気特性を示す回路構成をより面積の小さなレイアウトパターンで実現できる。また、シミュレーションによって光近接効果補正済みレイアウトパターンによってウェハ上に形成される仕上がりパターンを求め、前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記仕上がりパターンを比較することにより前記光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されていることの確認を行いつつコンパクションを行うので、半導体集積回路装置の製造条件に最適化されたレイアウトコンパクション処理を行うためのコンパクション条件を生成することができる。
【0143】
本発明の請求項2記載のレイアウトコンパクション方法によれば、光近接効果情報から最小レイアウト条件を抽出し、この最小レイアウト条件から製造可能なレイアウトパターンの最小寸法を算出し、コンパクションの下限値を設定することで、光近接効果を加味したコンパクション条件の生成ができる。さらにコンパクションを行うレイアウトパターンを複数の基本パターンに分解することで、個々の基本パターンに対してコンパクション条件を個別に設定でき、効果の高いコンパクションが実現できる。
【0144】
本発明の請求項3記載のレイアウトコンパクション方法によれば、コンパクション済みレイアウトパターンから寄生容量を抽出してシミュレーションを行い回路の動作確認を行う必要がなく、差分パターンから寄生容量を計算し遅延値に換算し、遅延による回路動作への影響を及ぼさない限界値を示す遅延値の境界条件と比較することで高速な回路動作検証を行うことができる。
【0145】
本発明の請求項4記載のレイアウトコンパクション方法によれば、電気回路における遅延時間の変動に着目することで、電気回路の動作が保証されている遅延時間の変動幅をコンデンサ容量に変換し、コンデンサ容量の変動幅をレイアウトパターンにおける差分パターンに変換することで、コンパクションによるパターン変動量を決定でき、これによってコンパクション条件を設定できるため、効率の高いコンパクションが実現できる。
【0146】
本発明の請求項5記載のレイアウトコンパクション方法によれば、第1および第2のコンパクション条件候補のうち、緩い方をコンパクション条件として選択することにより、製造可能かつ電気回路の正常動作を保証する条件を設定することができるので、検証ステップを省略することが可能になり、レイアウトコンパクション全体の処理時間の短縮を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるレイアウトコンパクション方法の概略構成を示すブロック図である。
【図2】レイアウトコンパクション方法の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態におけるパターンの変化の例を示す模式図である。
【図4】図1のコンパクション制御ステップ2の第1の例(第2の実施の形態)の概略を示すブロック図である。
【図5】コンパクション制御ステップ2の第1の例の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】コンパクション条件生成ステップ213の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】コンパクション制御ステップのパターンの例を示す模式図である。
【図8】コンパクションとOPCの関係を示す模式図である。
【図9】光近接効果情報203から最小レイアウト条件204を出力する最小レイアウト条件抽出ステップ212の概念を示す模式図である。
【図10】図1の検証ステップ6の概略(第3の実施の形態)を示すブロック図である。
【図11】遅延時間検証ステップの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】パターン比較ステップ311におけるパターンの変化の一例を示す図である。
【図13】図1のコンパクション制御ステップ2の第2の例の概略(第4の実施の形態)を示すブロック図である。
【図14】第2のコンパクション制御ステップ2の第2の例の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】レイアウト変動許容パターンの生成例を示す模式図である。
【図16】図1におけるコンパクション制御ステップ2の第3の例(第5の実施の形態)の概略を示すブロック図である。
【図17】コンパクション制御ステップ2の第3の例の処理手順を示すフローチャートである。
【図18】従来の半導体集積回路のレイアウトデータをコンパクションし、マスクパターンに変換する場合のフローチャートである。
【図19】(a)はレイアウトパターンを示す模式図、(b)はレイアウトパターンの間隔とウェハ上のパターンのばらつきの関係を示すグラフ、(c)はレイアウトパターン幅とウェハ上のパターン幅の関係を示すグラフである。
【図20】エラーパターンを示す模式図である。
【図21】基本パターンにおけるコンパクション下限値を説明するための模式図である。
【図22】エラーパターンにおけるコンパクション下限値を説明するための模式図である。
【図23】光近接効果補正条件を説明するための模式図である。
【図24】光近接効果補正条件を説明するための模式図である。
【図25】平行配置した長方形パターンの模式図である。
【図26】レイアウトパターン間隔とウェハ上のパターン幅のばらつきの関係を示すグラフである。
【図27】レイアウトパターン幅とウェハ上のパターン幅の関係を示すグラフである。
【図28】補正後のパターンを示す模式図である。
【図29】基本パターンとシミュレーションによる生成パターンと両者の差分パターンを示す模式図である。
【図30】基本パターンの変形の様子を示す模式図である。
【図31】基本パターンとシミュレーションによる生成パターンと両者の差分パターンを示す模式図である。
【図32】基本パターンの変形の様子を示す模式図である。
【図33】(a)は長方形のレイアウトパターンを示す模式図、(b)はレイアウトパターン間隔とレイアウトパターン幅の変化量の関係を示すグラフである。
【図34】レイアウトパターン幅とウェハ上のパターン幅の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 入力レイアウトパターン
2 コンパクション制御ステップ
3 レイアウト圧縮ステップ
4 光近接効果補正ステップ
5 補正レイアウトパターン保存ステップ
6 検証ステップ
7 エラーデータ保存ステップ
8 OPC条件生成ステップ
9 光近接効果情報

Claims (6)

  1. プログラムされたコンピュータによって半導体レイアウトを光近接効果を考慮してコンパクションする方法であって、
    入力レイアウトパターンに適したコンパクション条件を生成するコンパクション制御ステップと、
    前記コンパクション制御ステップにより生成された前記コンパクション条件を加味した光近接効果補正条件を生成する光近接効果補正条件生成ステップと、
    前記入力レイアウトパターンを前記コンパクション条件に従ってコンパクションしコンパクション済みレイアウトパターンを生成するレイアウト圧縮ステップと、
    前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンを比較することで前記コンパクション済みレイアウトパターンが正しく回路動作することの確認を行い不具合が発生した場合に第1のエラーデータを出力する第1の検証ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンに対して前記光近接効果補正条件に従って光近接効果補正を行い光近接効果補正済みレイアウトパターンを生成する光近接効果補正ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記光近接効果補正済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記光近接効果補正済みレイアウトパターンによってウェハ上に形成される仕上がりパターンを求め、前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記仕上がりパターンを比較することにより前記光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されていることの確認を行い不具合が発生した場合に第2のエラーデータを出力する第2の検証ステップと、
    前記第1のエラーデータおよび第2のエラーデータを保持し前記コンパクション条件の生成を制御するエラー保存ステップとを含み、
    前記コンパクション制御ステップが、前記光近接効果補正条件に基づいて製造可能な最小レイアウト条件を抽出する最小レイアウト条件抽出ステップと、
    入力レイアウトパターンを複数の基本パターンに分解する基本パターン抽出ステップと、
    前記最小レイアウト条件抽出ステップにより抽出された最小レイアウト条件と前記基本パターン抽出ステップにより抽出された複数の基本パターンからコンパクション条件を生成するコンパクション条件抽出ステップとを含むことを特徴とするレイアウトコンパクション方法。
  2. プログラムされたコンピュータによって半導体レイアウトを光近接効果を考慮してコンパクションする方法であって、
    入力レイアウトパターンに適したコンパクション条件を生成するコンパクション制御ステップと、
    前記コンパクション制御ステップにより生成された前記コンパクション条件を加味した光近接効果補正条件を生成する光近接効果補正条件生成ステップと、
    前記入力レイアウトパターンを前記コンパクション条件に従ってコンパクションしコンパクション済みレイアウトパターンを生成するレイアウト圧縮ステップと、
    前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンを比較することで前記コンパクション済みレイアウトパターンが正しく回路動作することの確認を行い不具合が発生した場合に第1のエラーデータを出力する第1の検証ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンに対して前記光近接効果補正条件に従って光近接効果補正を行い光近接効果補正済みレイアウトパターンを生成する光近接効果補正ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記光近接効果補正済みレイアウト パターンをデータとして受け取り、前記光近接効果補正済みレイアウトパターンによってウェハ上に形成される仕上がりパターンを求め、前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記仕上がりパターンを比較することにより前記光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されていることの確認を行い不具合が発生した場合に第2のエラーデータを出力する第2の検証ステップと、
    前記第1のエラーデータおよび第2のエラーデータを保持し前記コンパクション条件の生成を制御するエラー保存ステップとを含み、
    前記第1の検証ステップが、入力レイアウトパターンとコンパクション済みレイアウトパターンとの差分パターンを抽出するパターン比較ステップと、
    前記パターン比較ステップにおいて抽出された差分パターンからコンデンサ容量を算出し前記コンデンサ容量を遅延値に変換する遅延変換ステップと、
    前記遅延換算ステップにより算出された遅延値に基づいて遅延変動による動作不具合の確認を行う遅延検証ステップとを含むことを特徴とするレイアウトコンパクション方法。
  3. プログラムされたコンピュータによって半導体レイアウトを光近接効果を考慮してコンパクションする方法であって、
    入力レイアウトパターンに適したコンパクション条件を生成するコンパクション制御ステップと、
    前記コンパクション制御ステップにより生成された前記コンパクション条件を加味した光近接効果補正条件を生成する光近接効果補正条件生成ステップと、
    前記入力レイアウトパターンを前記コンパクション条件に従ってコンパクションしコンパクション済みレイアウトパターンを生成するレイアウト圧縮ステップと、
    前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンを比較することで前記コンパクション済みレイアウトパターンが正しく回路動作することの確認を行い不具合が発生した場合に第1のエラーデータを出力する第1の検証ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンに対して前記光近接効果補正条件に従って光近接効果補正を行い光近接効果補正済みレイアウトパターンを生成する光近接効果補正ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記光近接効果補正済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記光近接効果補正済みレイアウトパターンによってウェハ上に形成される仕上がりパターンを求め、前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記仕上がりパターンを比較することにより前記光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されていることの確認を行い不具合が発生した場合に第2のエラーデータを出力する第2の検証ステップと、
    前記第1のエラーデータおよび第2のエラーデータを保持し前記コンパクション条件の生成を制御するエラー保存ステップとを含み、
    前記コンパクション制御ステップが、入力レイアウトパターンにおける遅延時間変動許容値をコンデンサ容量変動許容値に換算する容量換算ステップと、
    前記コンデンサ容量変動許容値をレイアウト変動許容パターンに変換するパターン変換ステップと、
    前記パターン変換ステップにより得られた前記レイアウト変動許容パターンからコンパクション条件を生成するコンパクション条件抽出ステップとを含むことを特徴とするレイアウトコンパクション方法。
  4. プログラムされたコンピュータによって半導体レイアウトを光近接効果を考慮してコンパクションする方法であって、
    入力レイアウトパターンに適したコンパクション条件を生成するコンパクション制御ステップと、
    前記コンパクション制御ステップにより生成された前記コンパクション条件を加味した光近接効果補正条件を生成する光近接効果補正条件生成ステップと、
    前記入力レイアウトパターンを前記コンパクション条件に従ってコンパクションしコンパクション済みレイアウトパターンを生成するレイアウト圧縮ステップと、
    前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンを比較することで前記コンパクション済みレイアウトパターンが正しく回路動作することの確認を行い不具合が発生した場合に第1のエラーデータを出力する第1の検証ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンに対して前記光近接効果補正条件に従って光近接効果補正を行い光近接効果補正済みレイアウトパターンを生成する光近接効果補正ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記光近接効果補正済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記光近接効果補正済みレイアウトパターンによってウェハ上に形成される仕上がりパターンを求め、前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記仕上がりパターンを比較することにより前記光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されていることの確認を行い不具合が発生した場合に第2のエラーデータを出力する第2の検証ステップと、
    前記第1のエラーデータおよび第2のエラーデータを保持し前記コンパクション条件の生成を制御するエラー保存ステップとを含み、
    前記コンパクション制御ステップが、前記光近接効果補正条件に基づいて製造可能な最小レイアウト条件を抽出する最小レイアウト条件抽出ステップと、
    入力レイアウトパターンを複数の基本パターンに分解する基本パターン抽出ステップと、
    前記最小レイアウト条件抽出ステップにより抽出された最小レイアウト条件と前記基本パターン抽出ステップにより抽出された複数の基本パターンから第1のコンパクション条件候補を生成する第1のコンパクション条件抽出ステップと、
    前記入力レイアウトパターンにおける遅延時間変動許容値をコンデンサ容量変動許容値に換算する容量換算ステップと、
    前記コンデンサ容量変動許容値をレイアウト変動許容パターンに変換するパターン変換ステップと、
    前記パターン変換ステップにより得られた前記レイアウト変動許容パターンから第2のコンパクション条件候補を生成する第2のコンパクション条件抽出ステップと、
    前記第1のコンパクション条件抽出ステップにより得られた前記第1のコンパクション条件候補と前記第2のコンパクション条件抽出ステップにより得られた前記第2のコンパクション条件候補のうち、より緩い方をコンパクション条件として選択するコンパクション条件選択ステップとを含むことを特徴とするレイアウトコンパクション方法。
  5. プログラムされたコンピュータによって半導体レイアウトを光近接効果を考慮してコンパクションする方法であって、
    入力レイアウトパターンに適したコンパクション条件を生成するコンパクション制御ステップと、
    前記コンパクション制御ステップにより生成された前記コンパクション条件を加味した光近接効果補正条件を生成する光近接効果補正条件生成ステップと、
    前記入力レイアウトパターンを前記コンパクション条件に従ってコンパクションしコンパクション済みレイアウトパターンを生成するレイアウト圧縮ステップと、
    前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンを比較することで前記コンパクション済みレイアウトパターンが正しく回路動作することの確認を行い不具合が発生した場合に第1のエラーデータを出力する第1の検 証ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンに対して前記光近接効果補正条件に従って光近接効果補正を行い光近接効果補正済みレイアウトパターンを生成する光近接効果補正ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記光近接効果補正済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記光近接効果補正済みレイアウトパターンによってウェハ上に形成される仕上がりパターンを求め、前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記仕上がりパターンを比較することにより前記光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されていることの確認を行い不具合が発生した場合に第2のエラーデータを出力する第2の検証ステップと、
    前記第1のエラーデータおよび第2のエラーデータを保持し前記コンパクション条件の生成を制御するエラー保存ステップとを含み、
    前記コンパクション制御ステップが、レイアウトパターンの幅と隣接するレイアウトパターンの間隔を対となすデータとしてコンパクション条件を出力することを特徴とするレイアウトコンパクション方法。
  6. プログラムされたコンピュータによって半導体レイアウトを光近接効果を考慮してコンパクションする方法であって、
    入力レイアウトパターンに適したコンパクション条件を生成するコンパクション制御ステップと、
    前記コンパクション制御ステップにより生成された前記コンパクション条件を加味した光近接効果補正条件を生成する光近接効果補正条件生成ステップと、
    前記入力レイアウトパターンを前記コンパクション条件に従ってコンパクションしコンパクション済みレイアウトパターンを生成するレイアウト圧縮ステップと、
    前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記入力レイアウトパターンおよび前記コンパクション済みレイアウトパターンを比較することで前記コンパクション済みレイアウトパターンが正しく回路動作することの確認を行い不具合が発生した場合に第1のエラーデータを出力する第1の検証ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンに対して前記光近接効果補正条件に従って光近接効果補正を行い光近接効果補正済みレイアウトパターンを生成する光近接効果補正ステップと、
    前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記光近接効果補正済みレイアウトパターンをデータとして受け取り、前記光近接効果補正済みレイアウトパターンによってウェハ上に形成される仕上がりパターンを求め、前記コンパクション済みレイアウトパターンおよび前記仕上がりパターンを比較することにより前記光近接効果補正済みレイアウトパターンが適正に形成されていることの確認を行い不具合が発生した場合に第2のエラーデータを出力する第2の検証ステップと、
    前記第1のエラーデータおよび第2のエラーデータを保持し前記コンパクション条件の生成を制御するエラー保存ステップとを含み、
    コンパクション条件が、前記第1および第2の検証ステップの結果により変更されることを特徴とするレイアウトコンパクション方法。
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