JP3948444B2 - 近接スイッチ - Google Patents
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Description
We ∝ (μ・ρ)1/2・t ・・・(1)
We ∝ (μ2/ρ)・t2・v ・・・(4)
前記ケース体には、コイルおよびコアのほか、共振回路などの回路が配線された基板を収容できるだけの長さをもたせてもよい。また、ケース体の空洞部分には、樹脂を充填するのが望ましい。
この金属製ケースは、前記ケース体に対し、外側から嵌め込む方法で取り付けることができる。ここで、前記コイルおよびコアに対応する部分を含め、ケース体の外周のほぼ全長にわたる範囲が被覆されるように金属製ケースを取り付けた場合には、前記したシールドタイプの近接スイッチが提供されることになる。また前記コイルおよびコアに対応する部分を被覆せずに、ケース体の後端位置に金属製ケースの前端を対応させた場合には、非シールドタイプの近接スイッチが提供されることになる。
また、第1,第2のいずれの近接スイッチでも、磁束誘導部材は、周壁部(磁束誘導部材の前端と後端との間の部分)が全周にわたって連なった形態をとるのが望ましい。ただし、これに限らず、周壁部の一部に間隙が形成された形態のものを使用してもよい。
第1の磁束誘導部材は、両端が開口された中空の本体部の一端にフランジ部が形成されて成る。これに対し、第2の磁束誘導部材は、両端が開口された中空体(すなわち第1の磁束誘導部材の本体部のみ)として構成される。
まず、第1の態様では、前記磁束誘導部材は、本体部がケース体と金属製ケースとの間に位置し、かつ前記フランジ部が金属製ケースの前端縁よりも前方に位置するように配備される。すなわち、この態様では、磁束誘導部材の本体部の内周面がケース体の外周面に接した状態とすることができる。
なお、上記いずれの製作方法をとる場合にも、前記フランジ部は、ケース体の前面側の肉厚内に位置させることができる。またケース体の周壁部(コアの周囲を取り囲む部分であり、前記内周面を構成する。)の肉厚が十分であれば、前面側に所定の厚みを確保し、その厚み分だけ後退した位置にフランジ部を配備してもよい。いずれの構成をとる場合にも、フランジ部の前端面は、ケース体の前面により被覆された状態となる。
なお、この態様では、中空体の全長がケース体と金属製ケースとの間に含まれるようにしても良いが、これに限らず、たとえば、金属製ケースの前端縁に対し、中空体を若干前方に突出させて配備してもよい。また、この態様にかかる中空体の前端面は、ケース体の前面に位置合わせされるなど、露出した状態であってもよい。
また、第1,第2の磁束誘導部材を前記コイルおよびコアとともに樹脂モールドすることにより、これらの磁束誘導部材を検出部内に配備することができる。
この態様にかかる金属薄膜としては、たとえば、ニッケル(Ni),鉄(Fe),コバルト(Co)などの金属による合金(NiFe,CoFe,CoNiFeなど),またはこれら金属の窒素化合物あるいは酸素化合物を用いることができる。
この近接スイッチ1は、コイルケース5の内部に検出コイル6やコア7が収容された検出部2を具備する。前記コイルケース5はPBT樹脂などの耐熱性を持つ樹脂を成型加工したもので、円筒状の周壁部5bの前端を前板5aにより塞いだ構成のものである。前記検出コイル6からの磁束の大半は、前板5aを通過して前方へと向かうもので、この磁路により被検出物体の検出エリアが設定される。
また検出部2からの磁束Gは、一点鎖線で示す。また図中の12は被検出物体であり、13は、この被検出物体の表面における渦電流の出現エリアを示す。
このようなことから、この実施例の近接スイッチ1では、図2中の矢印Fに示すように、従来の近接スイッチ1´での最大検出距離よりも遠方にある被検出物体12にまで十分に届くだけの磁束Gを作用させ、かつこの磁束Gによって、被検出物体を精度よく検出することができる。
またAの事例においてBより若干高い感度を得ることができたのは、内周面の強磁性薄膜42から筒状体4aの後方に逃げた磁束が、後端や外周部分の強磁性薄膜42(4,5,6の部分)を介して前方に導かれたためであると、推測することができる。
またこのCAE解析では、各磁束誘導部材4の強磁性薄膜42は、前記図5(1)の「1」の部分のみに形成されたものとしてあり、その膜厚を5μmに設定している。また各磁束誘導部材4の母材は、黄銅に設定している。
図7は、前記図1と同様の磁束誘導部材4が導入された非シールドタイプの近接スイッチ1Aの構成を示す。なお、この近接スイッチ1Aは、金属製ケース3が短くなる以外は、図1のシールドタイプの近接スイッチ1と同様の構成を具備するので、ここでは各構成に図1と同様の符号を付けることで、詳細な説明を省略する。
図8に示す近接スイッチ1Bでは、コイルケース5の周壁部5bに図1の実施例よりも肉厚を持たせ、その外周面に形成された凹部5cに、磁束誘導部材4を嵌め込んでいる。この実施例の周壁部5bは、前板5aの外径を維持した前端部5dより後方の部分を内側に変位させた形態をとるので、外周面に段差が生じる。前記凹部5cは、前端部5dの肉厚部分から前記段差より後方の外周面にかけて形成されるもので、筒状体4aの長さに対応する長さと、筒状体4aの厚みに対応する深みとを具備する。よって、筒状体4aは、前記凹部5c内に、それより後方の周壁部5bの外周面と段差なく連なった状態で配備される。金属製ケース3は、この段差のない外周面の径に対応する内径を具備するもので、前記前端部5dの終端に前端面を当接させた状態で、コイルケース5に取り付けられる。
図13の近接スイッチ1Eでは、図8〜10の実施例と同様に、コイルケース5の周壁部5bに肉厚を持たせ、その外周の前端縁から所定位置までの範囲に、凹部5gを形成する。この凹部5gは、フランジ部4b付きの磁束誘導部材4の長さに対応する長さと、筒状体4aの厚みに対応する深みを持つように形成される。
この実施例の近接スイッチ1Fは、筒状体4aのみから成る磁束誘導部材4を使用したもので、前記図9の近接スイッチ1Cと同様に、コイルケース5の内周面に凹部5eを形成し、この凹部5e内に磁束誘導部材4を配備した構成をとる。なお、この実施例の凹部5eは、コイル6よりも後方に形成される。また、コイルケース5の周壁部5bの段差も、磁束誘導部材4の配置位置よりも後方に設定され、その段差形成位置より後方に金属製ケース3が取り付けられる。
2 検出部
3 金属製ケース
4 磁束誘導部材
5 コイルケース
6 検出コイル
4a 筒状体
4b フランジ部
41 母材
42 強磁性薄膜
Claims (9)
- コイルおよびコアを含む検出部と、前記検出部の外周に配備される非磁性金属より成る金属製ケースとを具備する近接スイッチであって、
前記検出部の外側または検出部内の前記コアよりも外側であって、前記金属製ケースとの間には、コイルからの磁束を検出方向に誘導するための磁束誘導部材が配備されており、前記磁束誘導部材は、前記金属製ケースより体積抵抗率が小さい非磁性金属体を母材として、その母材の表面の少なくとも一部に強磁性の金属薄膜を形成して構成されて成る近接スイッチ。 - ケース体の内部にコイルおよびコアが収容された検出部と、前記ケース体の外周に配備される非磁性金属より成る金属製ケースとを具備する近接スイッチであって、
前記検出部には、コイルからの磁束を検出方向に誘導するための磁束誘導部材が前記ケース体の外周面または内周面に接した状態で配備されており、前記磁束誘導部材は、前記金属製ケースより体積抵抗率が小さい非磁性金属体を母材として、その母材の表面の少なくとも一部に強磁性の金属薄膜を形成して構成されて成る近接スイッチ。 - 前記磁束誘導部材は、両端が開口された中空の本体部の一端にフランジ部が形成されて成り、前記本体部がケース体と金属製ケースとの間に位置し、かつ前記フランジ部が金属製ケースの前端縁よりも前方に位置するように配備され、
前記強磁性の金属薄膜は、少なくとも、フランジ部の前端面および外周面と、フランジ部および本体部にかかる内周面全体とに形成されて成る請求項2に記載された近接スイッチ。 - 前記磁束誘導部材は、両端が開口された中空の本体部の一端にフランジ部が形成されて成り、前記フランジ部を前にした状態で、フランジ部および本体部がケース体の内面に設けられており、
前記強磁性の金属薄膜は、少なくとも、フランジ部の前端面および外周面と、フランジ部および本体部にかかる内周面全体とに形成されて成る請求項2に記載された近接スイッチ。 - 前記磁束誘導部材は、両端が開口された中空体であって、前記ケース体と金属製ケースとの間に配備され、
前記強磁性の金属薄膜は、少なくとも、前記中空体の前端面および内周面と、外周面の前端部とに形成されて成る請求項2に記載された近接スイッチ。 - 前記磁束誘導部材は、前記中空体の前端面がケース体の前面よりも後方に位置するようにして、ケース体の外周面に設けられて成る請求項5に記載された近接スイッチ。
- 前記磁束誘導部材は、両端が開口された中空体であって、前記ケース体の内周面に設けられており、
前記強磁性の金属薄膜は、少なくとも、前記中空体の前端面および内周面と、外周面の前端部とに形成されて成る請求項2に記載された近接スイッチ。 - 前記強磁性の金属薄膜は、前記磁束誘導部材の全面にわたって形成されて成る請求項1または2に記載された近接スイッチ。
- 前記磁束誘導部材の金属薄膜は、前記母材より体積抵抗率が大きい金属により形成されて成る請求項1または2に記載された近接スイッチ。
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