JP3961794B2 - プロキシサーバ制御用プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,クライアント・サーバ通信におけるプロキシサーバ制御プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
クライアント・サーバ通信にプロキシサーバを適用するプロキシシステムの場合にクライアントが使用すべきプロキシサーバを指定する方式の一つとして,サービスを提供するサーバの宛先のアドレス情報にプロキシ情報(プロキシサーバのアドレス情報)を付加する方式がある。たとえば,CORBA(Common Object Request Broker Architecture) におけるIIOP(Internet Inter-ORB Protocol) が一例である。IIOPとは,異機種分散環境上のオブジェクト間でメッセージを交換するためのソフトウェア(ORB)の仕様を定めるCORBAに準拠して定められた異なるソフトウェア(ORB)間でのメッセージ交換のためのプロトコルである。
【0003】
このような方式を使用するプロキシシステムにおいて,実際にプロキシ情報を付加する従来の方法としては,アドレス解決サーバ上に定義されている個々のアドレス情報に予めプロキシ情報を付加しておき,クライアントからのアドレス解決要求に対して,その情報すなわちプロキシ情報を付加したアドレス情報をそのまま応答するという方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,この従来の方法では,定義されているアドレス情報のそれぞれについてプロキシ情報を前もって付加しておかなければならない。このため,アドレス解決サーバで定義されているアドレス情報へプロキシ情報を予め登録しなければならず,設定に手間がかかるという問題点があった。
【0005】
また,ネットワーク構成の変更などによりプロキシ情報の修正が余儀なくされた場合に,アドレス解決サーバで定義されているアドレス情報それぞれに変更後のプロキシ情報を付加しなおさなくてはならないという問題点があった。特に,通信経路の変更によるプロキシ情報の変更の頻度が多い場合や,修正すべきプロキシ情報が付加されたアドレス情報が多い場合には,変更作業の負担は大きい。
【0006】
本発明の目的は,アドレス解決通信において,アドレス解決サーバで定義されるアドレス情報にプロキシ情報を予め登録しておく必要をなくして,設定にかかる手間を省くことを可能とするプロキシサーバ制御用プログラムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決し上記目的を達成するため,本発明は,クライアントとサーバとの通信においてアドレス解決通信を中継するプロキシサーバをコンピュータによって実現させるためのプログラムであって,前記アドレス解決通信の応答に含まれる所定の情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するプロキシ情報記憶域を備え,前記クライアントからのアドレス解決通信の要求を前記サーバへ中継し,前記サーバからの当該アドレス解決通信の応答を前記クライアントへ中継するアドレス解決通信中継処理と,前記アドレス解決通信の応答に含まれる所定の情報にもとづいて,前記プロキシ情報記憶域に格納された前記プロキシ情報を抽出し,前記アドレス解決通信の応答に付加するプロキシ情報付加処理とを,コンピュータに実行させるものである。
【0008】
また,本発明は,前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる要求元のアドレス情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,前記プロキシ情報付加処理では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の要求元のアドレス情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,コンピュータに実行させるものである。
【0009】
また,本発明は,前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる応答対象とされたサーバのアドレス情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,前記プロキシ情報付加処理では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答対象とされたサーバのアドレス情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,コンピュータに実行させるものである。
【0010】
また,本発明は,前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる所定の通信環境にもとづいて設定されたラベル情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,前記プロキシ情報付加処理では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答中の前記ラベル情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,コンピュータに実行させるものである。
【0011】
また,本発明は,前記プロキシ情報付加処理では,前記アドレス解決通信中継処理において中継したアドレス解決通信の応答に第1のプロキシ情報が含まれている場合には,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答中の所定の情報にもとづいて抽出した第2のプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,コンピュータに実行させるものである。
【0012】
本発明では,クライアントからのアドレス解決通信の要求(以下,「アドレス解決要求」という。)に対する応答をクライアントに中継するプロキシサーバにおいて,予め,アドレス解決通信の要求に対する応答(以下,「アドレス解決応答」という。)に含まれる所定の情報に対応させてプロキシ情報を定義しておくようにする。そして,アドレス解決サーバから受け取ったアドレス解決応答に含まれる所定の情報をもとに抽出した適切なプロキシ情報をアドレス情報に付加してクライアントへ返却する。これにより,アドレス解決サーバで定義されるアドレス情報にプロキシ情報を予め付加しておく必要がなくなる。
【0013】
また,従来では付加されるプロキシ情報は,要求対象となるサーバのアドレス情報に対応づけて定義されていたが,本発明では,サーバのアドレス情報の他にも,要求元クライアントのアドレス情報やネットワークの状況に応じて予め定めた情報などに応じてアドレス解決応答に付加すべきプロキシ情報を定義し,または変更することができるようにして,ネットワーク利用の利便性をさらに向上させることができる。
【0014】
なお,本発明の各手段または機能または要素をコンピュータにより実現するプログラムは,コンピュータが読み取り可能な,可搬媒体メモリ,半導体メモリ,ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納することができ,これらの記録媒体に記録して提供され,または,通信インタフェースを介して種々の通信網を利用した送受信により提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に,本発明の実施の形態を図を用いて説明する。
〔実施の形態1〕
図1に,実施の形態1において,本発明を実現するクライアント・サーバ通信を行うシステムの構成例を示す。本形態のシステムは,プロキシサーバ1,アドレス解決サーバ2,サーバ3,クライアント4で構成されネットワークを介して接続されている。
【0016】
図1においては,説明を明瞭なものとするために,プロキシサーバ1,アドレス解決サーバ2,サーバ3,およびクライアント4が一つである場合を図示しているが,サーバまたはクライアントは複数が接続されていてもよい。
【0017】
また,システムを構成するサーバもしくはクライアントは,種々の通信回線によりもしくは無線により接続するデータ処理装置(CPU/メモリ)により実現する。
【0018】
プロキシサーバ1は,クライアント4とアドレス解決サーバ2との間のアドレス解決通信を中継し,クライアント4とサーバ3との間のサービス通信を中継するサーバである。プロキシサーバ1は,アドレス解決通信中継手段11,プロキシ情報付加手段12,プロキシ情報テーブル13,サービス通信中継手段14を備える。
【0019】
アドレス解決通信中継手段11は,クライアント4からのアドレス解決要求をアドレス解決サーバ2に中継し,またアドレス解決サーバ2からのアドレス解決応答をクライアント4に中継する手段である。
【0020】
プロキシ情報付加手段12は,アドレス解決通信中継手段11がアドレス解決サーバ2からのアドレス解決応答をクライアント4に中継する際に,プロキシ情報テーブル13を参照してアドレス解決応答にプロキシ情報を付加する手段である。
【0021】
プロキシ情報テーブル13は,プロキシ情報付加手段12がアドレス解決応答にプロキシ情報を付加する際に参照するものであって,アドレス解決要求に付加すべき適切なプロキシ情報が定義されたデータである。プロキシ情報テーブル13には,例えばクライアント4のアドレス情報,アドレス解決サーバ2がクライアント4の要求に対して応答したサーバ3のアドレス情報,アドレス解決サーバ2で定義された所定の情報などに対応づけられて,アドレス解決応答に付加すべきプロキシ情報が定義されている。
【0022】
サービス通信中継手段14は,クライアント4からのサービス通信の要求(以下,「サービス要求」という。)をサーバ3に中継し,サーバ3からのサービス要求に対する応答(以下,「サービス応答」という。)をクライアント4に中継する手段である。
【0023】
クライアント4では,最初にアドレス解決を行うべきアドレス解決サーバのアドレス情報として,プロキシサーバ1のプロキシ情報が付加されたアドレス解決サーバ2のアドレス情報をあらかじめ保持しているものとする。
【0024】
クライアント4は,アドレス解決サーバ2に対してアドレス解決要求を行う。このとき,アドレス解決サーバ2のアドレス情報にプロキシ情報が付加されていることから,クライアント4は,アドレス解決要求をプロキシサーバ1に送信する。
【0025】
プロキシサーバ1のアドレス解決通信中継手段11は,アドレス解決要求を受信し,アドレス解決要求中のアドレス解決サーバ2のアドレス情報を参照してアドレス解決要求をアドレス解決サーバ2に転送する。
【0026】
アドレス解決サーバ2は,アドレス解決要求を受信して,アドレス解決要求中のサービス種別に従い,そのサービスを提供するサーバ3のアドレス情報を含むアドレス解決応答をプロキシサーバ1に送信する。
【0027】
プロキシサーバ1のアドレス解決通信中継手段11で,アドレス解決応答を受信すると,プロキシ情報付加手段12では,受信したアドレス解決応答の中の所定のデータ(要求元クライアント4のアドレス情報,またはアドレス情報サーバ2が応答対象としたサーバ3のアドレス情報など)をもとにプロキシ情報テーブル13を参照し,対応するプロキシ情報(ここでは,プロキシサーバ1のプロキシ情報)をアドレス解決応答に付加する。
【0028】
アドレス解決通信中継手段11は,プロキシ情報付加手段12によりプロキシ情報が付加されたアドレス解決応答をクライアント4に送信する。
【0029】
クライアント4は,プロキシサーバ1からのアドレス解決応答を受信し,アドレス解決応答中のアドレス情報に従って,サーバ3に対しサービス要求を行う。このとき,サーバ3のアドレス情報にプロキシサーバ1のプロキシ情報が含まれていることから,クライアント4は,サービス要求をプロキシサーバ1に送信する。プロキシサーバ1のサービス通信中継手段14は,サービス要求を受信し,サービス要求中のサーバのアドレスを参照してサービス要求をサーバ3に転送する。
【0030】
サーバ3は,サービス要求を受信し,サービスを実行し,サービス応答をプロキシサーバ1に送信する。プロキシサーバ1のサービス中継手段14は,サービス応答を受信し,サービス応答をクライアント4に転送する。
【0031】
図2に,本発明の実施の形態1におけるネットワークの構成例を示す。図2に示すネットワーク構成は,図1に示すシステム構成をネットワーク上に適用したものである。
【0032】
図2中,クライアント110,120は図1のクライアント4に,プロキシサーバ130は図1のプロキシサーバ1に,アドレス解決サーバ150は,図1のアドレス解決サーバ2に,サーバ160は図1のサーバ3に,それぞれ対応するものである。
【0033】
また,プロキシサーバ130は,アドレス解決通信中継手段131,プロキシ情報付加手段132,サービス通信中継手段134(いずれも図示しない。),プロキシ情報テーブル133を備える。アドレス解決通信中継手段131,プロキシ情報付加手段132,サービス通信中継手段134は,それぞれ図1に示すアドレス解決通信中継手段11,プロキシ情報付加手段12,サービス通信中継手段14と同様である。
【0034】
図2において,ネットワーク101とネットワーク102,ネットワーク101とネットワーク103,ネットワーク102とネットワーク104,ネットワーク103とネットワーク105,ネットワーク104とネットワーク105は,それぞれ直接接続されている。図2に示すネットワークでは,クライアント・サーバ通信がGIOP(General Inter-ORB Protocol)に準拠しているものとする。
【0035】
また,クライアント110はネットワーク101上に,クライアント120はネットワーク102上に,プロキシサーバ130はネットワーク103上に,プロキシサーバ140はネットワーク104上に,アドレス解決サーバ150とサーバ160はネットワーク105上に,それぞれ存在している。
【0036】
本形態は,複数のクライアントがサーバとの通信を行う場合に,クライアントのアドレス情報を用いて,例えばクライアントもしくはクライアントが存在するネットワークごとに,サービス通信を中継するプロキシサーバを選定したいときなどに適用できる。図2に示すネットワーク構成例では,クライアント110とサーバ160の通信はプロキシサーバ130が中継し,クライアント120とサーバ160の通信はプロキシサーバ140が中継することが望ましいとする。
【0037】
図3に,実施の形態1におけるプロキシ情報テーブル133の構成例を示す。図3のプロキシ情報テーブル133には,アドレス解決応答に含まれる所定の情報としてアドレス解決要求の要求元クライアントが存在するネットワークの情報と,付加すべき適切なプロキシ情報とが,エントリ番号を付けて格納される。
【0038】
プロキシ情報テーブル133において,アドレス解決要求の要求元クライアントがネットワーク101に存在するときはアドレス解決応答に付加すべき適切なプロキシ情報はプロキシサーバ130であり,アドレス解決要求の要求元がネットワーク102であるときはアドレス解決応答に付加すべき適切なプロキシ情報はプロキシサーバ140であり,アドレス解決要求の要求元がネットワークyであるときはアドレス解決応答に付加すべき適切なプロキシ情報はプロキシサーバzであることが定義されている。
【0039】
図4に,プロキシサーバ1でプロキシ情報が付加されるアドレス解決応答のメッセージフォーマット例を示す。
【0040】
アドレス解決応答のメッセージフォーマットは,メッセージヘッダ,リクエストヘッダ,リクエストボディ,リプライヘッダ,リプライボディなどから構成され,リプライボディには,アドレス解決サーバ150が応答したサーバ160のアドレス情報であるサーバホスト長,サーバホスト名,サーバポートなどが含まれている。
【0041】
プロキシ情報付加手段12は,このリプライボディ中にプロキシ情報として,プロキシサーバホスト長,プロキシサーバホスト名,プロキシサーバポートなどを付加する。
【0042】
図5に,図4に示すアドレス解決応答のメッセージフォーマット中のサーバアドレス情報の例を示す。図5は,バイナリ形式で示すサーバアドレス情報の例である。図5中,host,portにサーバ3のアドレス情報が定義され,proxyにプロキシサーバ1のアドレス情報が定義される。
【0043】
図6に,実施の形態1における処理手順を示す。ここでは,図6の処理手順を,図2に示すネットワーク構成において,クライアント120がプロキシサーバ130経由でアドレス解決サーバ150にアドレス解決要求を行い,アドレス解決サーバ150がサーバ160のアドレス情報を応答する場合を例に説明する。
【0044】
まずステップS1において,プロキシサーバ130のアドレス解決通信中継手段131では,クライアント120からのアドレス解決要求をアドレス解決サーバ150へ中継する。
【0045】
一方,アドレス解決サーバ150では,以下のステップS2からステップS5までの処理を行う。
【0046】
まず,ステップS2において,アドレス解決通信中継手段131からのクライアント120のアドレス解決要求を受信する。
【0047】
次に,ステップS3において,要求されたサービスの種類を判別する。判別の結果,クライアント120が要求するサービスを行うサーバは,サーバ160であると判別する。次に,ステップS4において,サーバ160のアドレス情報を抽出する。抽出されたサーバ160のアドレス情報は,例えば図4に示すメッセージ(アドレス解決応答)のリプライボディ中に格納される。
【0048】
続いて,ステップS5において,抽出したサーバ160のアドレス情報を含むアドレス解決応答をプロキシサーバ130へ返却する。
【0049】
プロキシサーバ130では,以下のステップS6からステップS11までの処理を行う。
【0050】
ステップS6において,プロキシサーバ130のアドレス解決通信中継手段131では,アドレス解決サーバ150からのアドレス解決応答を受信する。
【0051】
次にステップS7において,プロキシ情報付加手段132では,アドレス解決通信中継手段131で取得したアドレス解決応答に含まれるクライアントのアドレス情報から,クライアント120の存在するネットワーク情報を判別する。
【0052】
図2のネットワーク構成においては,ネットワーク102である。
【0053】
次にステップS8において,プロキシ情報付加手段132では,ステップS7の処理で抽出したネットワーク情報をもとに,プロキシ情報テーブル133を検索する。この場合,ネットワーク情報はネットワーク102であるため,図3に示すプロキシ情報テーブル133のネットワーク102に対応するエントリ番号2のエントリを検索する。
【0054】
次にステップS9において,プロキシ情報付加手段132では,ステップS8の処理で検索したエントリからプロキシ情報を抽出する。図3に示すプロキシ情報テーブル133のエントリ番号2のプロキシ情報はプロキシサーバ140であるため,プロキシサーバ140のプロキシ情報が抽出される。
【0055】
ステップS10において,プロキシ情報付加手段132は,ステップS9の処理で抽出したプロキシ情報をアドレス解決通信中継手段131で受信したアドレス解決応答に付加する。この場合,プロキシサーバ140のプロキシ情報がアドレス解決応答に付加される。例えば図4に示すメッセージでは,リプライボディ中に,プロキシサーバ140のアドレス情報が格納される。そして,プロキシ情報を付加したアドレス解決応答をアドレス解決通信中継手段131へ返す。
【0056】
ステップS11において,アドレス解決通信中継手段131は,プロキシ情報を付加したアドレス解決応答をクライアント120に返却する。
【0057】
このように,実施の形態1においては,利用すべき適切なプロキシサーバを示すプロキシ情報が,例えばアドレス解決要求の要求元クライアントのネットワークなど,アドレス解決通信の要求元のアドレス情報にもとづいて決定されてアドレス解決応答に付加される。
【0058】
〔実施の形態2〕
図7に,本発明の実施の形態2におけるネットワーク構成例を示す。図7のネットワーク構成は,図1に示すシステム構成をネットワーク上に適用したものである。
【0059】
図7に示すネットワークでは,図2に示すネットワーク構成の場合と同様に,クライアント・サーバ通信がGIOPに準拠しているものとする。なお,後述する実施の形態3および実施の形態4においても同様であるとする。
【0060】
図7中,クライアント210は図1のクライアント4に,プロキシサーバ220は図1のプロキシサーバ1に,アドレス解決サーバ240は,図1のアドレス解決サーバ2に,サーバ250,260は図1のサーバ3に,それぞれ対応するものである。
【0061】
また,図7に示すプロキシサーバ220は,アドレス解決通信中継手段221,プロキシ情報付加手段222,サービス通信中継手段224(いずれも図示しない。),プロキシ情報テーブル223を備える。アドレス解決通信中継手段221,プロキシ情報付加手段222,サービス通信中継手段224は,それぞれ図1に示すアドレス解決通信中継手段11,プロキシ情報付加手段12,サービス通信中継手段14と同様である。
【0062】
実施の形態2は,複数のサーバが存在する場合に,サーバもしくはサーバが存在するネットワークに応じてサービス通信を中継するプロキシサーバを選定したいときなどに適用できる。
【0063】
図7において,ネットワーク201とネットワーク202,ネットワーク201とネットワーク203,ネットワーク202とネットワーク204,ネットワーク203とネットワーク205は,それぞれ直接接続されている。
【0064】
また,クライアント210はネットワーク201上に,プロキシサーバ(プロキシ)220はネットワーク202上に,プロキシサーバ230はネットワーク203上に,アドレス解決サーバ240とサーバ250はネットワーク204上に,サーバ260はネットワーク205上に,それぞれ存在している。
【0065】
図7に示すネットワーク構成例では,クライアント210とサーバ250の通信はプロキシサーバ220が中継し,クライアント210とサーバ260の通信はプロキシサーバ230が中継する必要があるとする。
【0066】
図8に,実施の形態2におけるプロキシ情報テーブルの構成例を示す。図8のプロキシ情報テーブル223には,サービスを提供するサーバが存在するネットワークの情報と付加すべき適切なプロキシ情報との組が,エントリ番号を付けて格納されている。
【0067】
図8において,プロキシ情報テーブル223には,サービス要求を行うサーバがネットワーク204にあるときはアドレス解決応答に付加すべき適切なプロキシ情報はプロキシサーバ220であり,サービス要求を行うサーバがネットワーク205にあるときはアドレス解決応答に付加すべき適切なプロキシ情報はプロキシサーバ230であり,サービス要求を行うサーバがネットワークyにあるときはアドレス解決応答に付加すべき適切なプロキシ情報はプロキシサーバzであることが定義されている。
【0068】
図9に,実施の形態2における処理手順を示す。ここでは,図9の処理手順を,図7に示すネットワーク構成において,クライアント210がプロキシサーバ220経由でアドレス解決サーバ240にアドレス解決要求を行い,アドレス解決サーバ240がサーバ260のアドレス情報を応答する場合を例に説明する。
【0069】
ステップS21からステップS26までの処理は,図6に示す処理手順のステップS1からステップS6までの処理に対応し,同様であるので説明を省略する。プロキシサーバ220では,ステップS26の処理に続いて以下のステップS27からステップS31までの処理を行う。
【0070】
ステップS27において,プロキシ情報付加手段222(図示しない)アドレス解決応答に含まれるアドレス解決サーバ2が応答した要求対象となったサーバのアドレス情報から,そのサーバが存在するネットワーク情報を判別する。図7において,これは要求対象がサーバ260であるのでネットワーク205である。
【0071】
次にステップS28において,ステップS27の処理で抽出したネットワーク情報をもとに,プロキシ情報テーブル223を検索する。この場合に,ネットワーク情報はネットワーク205であるため,図8に示すプロキシ情報テーブル223のネットワーク205に対応するエントリ番号2のエントリが検索される。
【0072】
次にステップS29において,プロキシ情報付加手段222は,ステップS28の処理で検索されたエントリからプロキシ情報を抽出する。図8に示すプロキシ情報テーブル223のエントリ番号2のエントリのプロキシ情報はプロキシサーバ230であるため,プロキシサーバ230のプロキシ情報が抽出される。
【0073】
次にステップS30において,ステップS29の処理で抽出されたプロキシ情報がアドレス解決応答に付加される。この場合,プロキシサーバ230のプロキシ情報がアドレス解決応答に付加される。プロキシ情報を付加したアドレス解決応答をアドレス解決通信中継手段221へ返す。
【0074】
ステップS31において,アドレス解決通信中継手段221は,プロキシ情報を付加したアドレス解決応答をクライアント210に返却する。
【0075】
アドレス解決応答を受信したクライアント210では,アドレス解決応答にもとづいてプロキシサーバ230を中継してサーバ260とサービス通信を行う。
【0076】
このように,実施の形態2においては,利用すべき適切なプロキシサーバを示すプロキシ情報が,サービス通信を行うサーバのアドレス情報にもとづいてアドレス解決応答に付加される。
【0077】
〔実施の形態3〕
図10に,本発明の実施の形態3におけるシステム構成例を示す。図10に示すシステム構成は,図1に示すシステム構成を同一ネットワーク内に適用したものである。
【0078】
図10中,クライアント310は図1のクライアント4に,プロキシサーバ320は図1のプロキシサーバ1に,アドレス解決サーバ340は,図1のアドレス解決サーバ2に,サーバ350,360は図1のサーバ3に,それぞれ対応するものである。
【0079】
また,図10に示すプロキシサーバ320は,アドレス解決通信中継手段321,プロキシ情報付加手段322,サービス通信中継手段324(いずれも図示しない。),プロキシ情報テーブル323を備える。アドレス解決通信中継手段321,プロキシ情報付加手段322,サービス通信中継手段324は,それぞれ図1に示すアドレス解決通信中継手段11,プロキシ情報付加手段12,サービス通信中継手段14と同様である。
【0080】
実施の形態3は,サービス内容や通信の環境によって複数の通信経路が選択しうるような場合などに,サーバやサービス通信経路の環境に応じてサービス通信を中継するプロキシサーバを選定したいときなどに適用できる。
【0081】
図10に示すクライアントとサーバとは同一のネットワーク内に構成され,サービスAおよびサービスBはサーバ350上で動作している。また,サービスCはサーバ360上で動作している。また,クライアント310とアドレス解決サーバ340のアドレス解決通信は,プロキシサーバ320により中継される。
【0082】
図10において,サービスAに対するサービス通信はプロキシサーバ320が中継し,サービスBおよびサービスCに対するサービス通信はプロキシサーバ330が中継すべき事由が存在するものとする。
【0083】
このような事由の例としては,プロキシサーバ320とプロキシサーバ330とのセキュリティのレベルが異なっていることや,プロキシサーバ320とプロキシサーバ330とでは接続されている回線の速度や容量が異なるためにサービスごとにプロキシサーバを使い分けたいことなどがある。
【0084】
このような,サービスによって中継するプロキシサーバを使い分けたい場合には,アドレス解決サーバ340は,ラベル情報テーブル341を保持して,アドレス解決応答に,要求されたサービスに対応するラベル情報を付加して返却する。
【0085】
図11にラベル情報テーブル341の構成例を示す。ラベル情報テーブル341は,アドレス解決サーバ340においてサービス情報とラベル情報との対応を保持するデータである。ラベル情報は,前記のようにプロキシサーバを使い分けたい事由をたとえば名前,数値等で表現したものである。ここでは,サービスを提供するネットワーク環境にもとづくネットワークのラベル情報である。
【0086】
図11において,サービスAおよびサービスBに対応するラベル情報はラベルL1であり,サービスCに対応するラベル情報はラベルL2であり,サービスYに対応するラベル情報はラベルLzであることが定義されている。
【0087】
アドレス解決サーバ340では,アドレス解決要求に対して,対応するラベル情報を含むアドレス解決応答を送信する。
【0088】
図12に,実施の形態3におけるプロキシ情報テーブルの構成例を示す。図12のプロキシ情報テーブル323には,アドレス解決サーバ340で保持されるラベル情報に対応するラベル情報と付加すべき適切なプロキシ情報との組が,エントリ番号を付けて格納されている。
【0089】
図12において,プロキシ情報テーブル323には,ラベル情報がラベルL1であるときはアドレス解決応答に付加すべき適切なプロキシ情報はプロキシサーバ320であり,ラベル情報がラベルL2であるときはアドレス解決応答に付加すべき適切なプロキシ情報はプロキシサーバ330であり,ラベル情報がYであるときはアドレス解決応答に付加すべき適切なプロキシ情報はプロキシサーバzであることが定義されている。
【0090】
図13に,実施の形態3における処理手順を示す。ここでは,図10に示すシステム構成において,クライアント310がプロキシサーバ320経由でアドレス解決サーバ340にアドレス解決要求を行い,アドレス解決サーバ340がラベル情報L2の含むサービスBのアドレス情報を応答する場合を例に説明する。
【0091】
図13に示す処理手順において,ステップS41からステップS44までの処理は,図6に示すステップS1からステップS4までの処理に対応し同様である。
【0092】
ステップS45において,アドレス解決サーバ340では,ラベル情報テーブル341から,ステップS44の処理で抽出したサービスに対応するラベル情報を抽出する。
【0093】
次に,ステップS46において,ステップS44の処理で抽出したアドレス情報と,ステップS45の処理で抽出したラベル情報L2とを含むアドレス解決応答をプロキシサーバ320へ返却する。
【0094】
プロキシサーバ320では,以下のステップS47からステップS52までの処理を行う。
【0095】
ステップS47において,プロキシサーバ320のアドレス解決通信中継手段321は,アドレス解決サーバ340からのアドレス解決応答を受信する。
【0096】
次に,ステップS48において,アドレス解決通信中継手段321では,アドレス解決応答のラベル情報を取得する。図11および図12においては,これはネットワークのラベル情報である。
【0097】
次にステップS49において,ステップS48の処理で抽出したラベル情報をプロキシ情報テーブル323から検索する。この場合のラベル情報はラベルL2であるため,図12に示すプロキシ情報テーブル323のエントリ番号2のエントリが検索される。
【0098】
次にステップS50において,ステップS49の処理で検索されたエントリからプロキシ情報を抽出する。図12のエントリ番号2のエントリのプロキシ情報はプロキシサーバ330であるため,プロキシサーバ330のプロキシ情報が抽出される。
【0099】
次にステップS51において,ステップS50の処理で抽出されたプロキシ情報をアドレス解決応答に付加する。この場合,プロキシサーバ330のプロキシ情報がアドレス解決応答に付加される。プロキシ情報を付加したアドレス解決応答をアドレス解決通信中継手段321へ返す。
【0100】
ステップS52において,アドレス解決通信中継手段321では,プロキシ情報を付加したアドレス解決応答をクライアント310に返却する。
【0101】
アドレス解決応答を受信したクライアント310では,アドレス解決応答にもとづいてプロキシサーバ330を中継してサーバ350とサービスBについてのサービス通信を行う。
【0102】
このように,実施の形態3においては,利用すべき適切なプロキシサーバを示すプロキシ情報が,サービス処理を行うサーバのアドレス情報中に含まれるラベル情報にもとづいてアドレス解決応答に付加される。ラベル情報を用いて間接的にプロキシサーバの指定を行うことにより,アドレス解決サーバ上の定義をネットワーク構成等に影響されずに行うことが可能である。
【0103】
〔実施の形態4〕
図14に,本発明の実施の形態4におけるシステム構成を示す。図14に示すシステム構成は,アドレス解決通信またはサービス通信を複数のプロキシサーバを介して中継する場合に適用するものであり,図1に示すシステム構成のうちプロキシサーバ1を多段に構成したものである。
【0104】
図14中,クライアント410は図1のクライアント4に,プロキシサーバ420,430は図1のプロキシサーバ1に,アドレス解決サーバ440は,図1のアドレス解決サーバ2に,サーバ450は図1のサーバ3に,それぞれ対応するものである。
【0105】
また,図14に示すプロキシサーバ420,430は,それぞれ,アドレス解決通信中継手段421,431,プロキシ情報付加手段422,432,プロキシ情報テーブル423,433,サービス通信中継手段424,434(いずれも図示しない。),プロキシ情報テーブル423,433を備える。
【0106】
アドレス解決通信中継手段421,431,プロキシ情報付加手段422,432,サービス通信中継手段424,434は,それぞれ図1に示すアドレス解決通信中継手段11,プロキシ情報付加手段12,サービス通信中継手段14と同様である。なお,プロキシ情報テーブル423,433は,図3,図8もしくは図12に示すプロキシ情報テーブルと同様のものでよい。
【0107】
図14において,プロキシサーバはプロキシサーバ420とプロキシサーバ430の二段構成となっている。クライアント410からのアドレス解決要求は,プロキシサーバ420とプロキシサーバ430とによって中継されてアドレス解決サーバ440に送信され,これに対するアドレス解決サーバ440のアドレス解決応答は,これと逆の経路でクライアント410に中継される。
【0108】
本発明にかかるプロキシサーバを多階層に構成する場合には,経路上アドレス解決サーバに最も近いプロキシサーバ以外のプロキシサーバにおいてアドレス解決応答にプロキシ情報を付加する際に,すでに存在するプロキシ情報に自プロキシサーバが付加すべきプロキシ情報を追加する。
【0109】
すなわち図14に示すシステム構成例では,まず,プロキシサーバ430において,アドレス解決サーバ440からのアドレス解決応答に対してプロキシサーバ430で付加すべきプロキシ情報aを付加する。そして,プロキシサーバ420においては,プロキシサーバ430が付加したプロキシ情報aにさらにプロキシサーバ420が付加すべきプロキシ情報bを追加する。
【0110】
クライアント410のサービス要求に対しては,経路上の各プロキシサーバがプロキシ情報を順にたどることで,期待通りの経路でサーバ450にサービス要求を送信することができる。
【0111】
このように,プロキシサーバを多段に構成することにより,プロキシ情報の付加の決定が分散化されるため,さまざまな通信の状況に対応することができるような,より柔軟なプロキシシステムを構築することができる。
【0112】
以上,本発明をその実施の態様により説明したが,本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能である。例えば,本発明の実施の形態1から実施の形態4は,それぞれ組み合わせて実施することができる。
【0113】
本発明の形態および実施例の特徴を列記すると以下のとおりである。
【0114】
(付記1) クライアントとサーバとの通信においてアドレス解決通信を中継するプロキシサーバをコンピュータによって実現させるためのプログラムであって,
前記アドレス解決通信の応答に含まれる所定の情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するプロキシ情報記憶域を備え,
前記クライアントからのアドレス解決通信の要求を前記サーバへ中継し,前記サーバからの当該アドレス解決通信の応答を前記クライアントへ中継するアドレス解決通信中継処理と,
前記アドレス解決通信の応答に含まれる所定の情報にもとづいて,前記プロキシ情報記憶域に格納された前記プロキシ情報を抽出し,前記アドレス解決通信の応答に付加するプロキシ情報付加処理とを,
コンピュータに実行させる
ことを特徴とするプロキシサーバ制御用プログラム。
【0115】
(付記2) 付記1に記載するプロキシサーバ制御用プログラムにおいて,
前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる要求元のアドレス情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,
前記プロキシ情報付加処理では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の要求元のアドレス情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,
コンピュータに実行させる
ことを特徴とするプロキシサーバ制御用プログラム。
【0116】
(付記3) 付記1に記載するプロキシサーバ制御用プログラムにおいて,
前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる応答対象とされたサーバのアドレス情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,
前記プロキシ情報付加処理では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答対象とされたサーバのアドレス情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,
コンピュータに実行させる
ことを特徴とするプロキシサーバ制御用プログラム。
【0117】
(付記4) 付記1に記載するプロキシサーバ制御用プログラムにおいて,
前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる所定の通信環境にもとづいて設定されたラベル情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,
前記プロキシ情報付加処理では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答中の前記ラベル情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,
コンピュータに実行させる
ことを特徴とするプロキシサーバ制御用プログラム。
【0118】
(付記5) 付記1に記載するプロキシサーバ制御用プログラムにおいて,
前記プロキシ情報付加処理では,前記アドレス解決通信中継処理において中継したアドレス解決通信の応答に第1のプロキシ情報が含まれている場合には,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答中の所定の情報にもとづいて抽出した第2のプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,
コンピュータに実行させる
ことを特徴とするプロキシサーバ制御用プログラム。
【0119】
(付記6) クライアントとサーバとの通信においてアドレス解決通信を中継するプロキシサーバであって,
前記アドレス解決通信の応答に含まれる所定の情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するプロキシ情報記憶域を備え,
前記クライアントからのアドレス解決通信の要求を前記サーバへ中継し,前記サーバからの当該アドレス解決通信の応答を前記クライアントへ中継するアドレス解決通信中継処理手段と,
前記アドレス解決通信の応答に含まれる所定の情報にもとづいて,前記プロキシ情報記憶域に格納された前記プロキシ情報を抽出し,前記アドレス解決通信の応答に付加するプロキシ情報付加処理手段とを,備える
ことを特徴とするプロキシサーバ。
【0120】
(付記7) 付記6に記載するプロキシサーバにおいて,
前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる要求元のアドレス情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,
前記プロキシ情報付加処理手段では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の要求元のアドレス情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する
ことを特徴とするプロキシサーバ。
【0121】
(付記8) 付記6に記載するプロキシサーバにおいて,
前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる応答対象とされたサーバのアドレス情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,
前記プロキシ情報付加処理手段では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答対象とされたサーバのアドレス情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する
ことを特徴とするプロキシサーバ。
【0122】
(付記9) 付記6に記載するプロキシサーバにおいて,
前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる所定の通信環境にもとづいて設定されたラベル情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,
前記プロキシ情報付加処理手段では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答中の前記ラベル情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する
ことを特徴とするプロキシサーバ。
【0123】
(付記10) 付記6に記載するプロキシサーバにおいて,
前記プロキシ情報付加処理手段では,前記アドレス解決通信中継処理手段において中継したアドレス解決通信の応答に第1のプロキシ情報が含まれている場合には,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答中の所定の情報にもとづいて抽出した第2のプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する
ことを特徴とするプロキシサーバ。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明にかかるプロキシサーバ制御用プログラムによれば,アドレス解決応答に含まれる所定の情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶しておき,アドレス解決サーバからのアドレス解決応答をクライアントに中継する時点で,アドレス解決応答のアドレス情報に対してプロキシ情報を付加する処理を行う,アドレス解決通信を中継するプロキシサーバをコンピュータによって実現することができる。これにより,プロキシサーバで中継されるクライアント・サーバ通信において,アドレス解決サーバに定義されているアドレス情報のそれぞれにプロキシ情報を付加することを不要にできる。
【0125】
また,本発明にかかるプロキシサーバ制御用プログラムによりコンピュータで実現されるプロキシサーバでは,プロキシ情報をアドレス解決応答に含まれる,要求元クライアントのアドレス情報,応答対象となるサーバのアドレス情報,通信環境に応じたラベル情報などの所定の情報に対応付けて記憶することができ,プロキシサーバで中継されるクライアント・サーバ通信において付加すべきプロキシ情報を,通信の状況に応じて変更することができる。これにより,プロキシ情報の管理労力の負担が軽減され,通信環境の変更にも迅速に対応でき,また,ネットワーク利用の利便性を向上させることができ,実用上は極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現するクライアント・サーバ通信を行うシステムの構成例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるネットワーク構成例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるプロキシ情報テーブルの構成例を示す図である。
【図4】アドレス解決応答のメッセージフォーマット例を示す図である。
【図5】図4に示すアドレス解決応答のメッセージフォーマット中のサーバアドレス情報の例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1における処理手順を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態2におけるネットワーク構成例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態2におけるプロキシ情報テーブルの構成例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2における処理手順を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態3におけるシステム構成例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態3におけるラベル情報テーブルの構成例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態3におけるプロキシ情報テーブルの構成例を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態3における処理手順を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態4におけるシステム構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 プロキシサーバ
11 アドレス解決通信中継手段
12 プロキシ情報付加手段
13 プロキシ情報テーブル
14 サービス通信中継手段
2 アドレス解決サーバ
3 サーバ
4 クライアント
Claims (5)
- クライアントとサーバとの通信においてアドレス解決通信を中継するプロキシサーバをコンピュータによって実現させるためのプログラムであって,
前記アドレス解決通信の応答に含まれる所定の情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するプロキシ情報記憶域を備え,
前記クライアントからのアドレス解決通信の要求を前記サーバへ中継し,前記サーバからの当該アドレス解決通信の応答を前記クライアントへ中継するアドレス解決通信中継処理と,
前記アドレス解決通信の応答に含まれる所定の情報にもとづいて,前記プロキシ情報記憶域に格納された前記プロキシ情報を抽出し,前記アドレス解決通信の応答に付加するプロキシ情報付加処理とを,
コンピュータに実行させる
ことを特徴とするプロキシサーバ制御用プログラム。 - 請求項1に記載するプロキシサーバ制御用プログラムにおいて,
前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる要求元のアドレス情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,
前記プロキシ情報付加処理では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の要求元のアドレス情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,
コンピュータに実行させる
ことを特徴とするプロキシサーバ制御用プログラム。 - 請求項1に記載するプロキシサーバ制御用プログラムにおいて,
前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる応答対象とされたサーバのアドレス情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,
前記プロキシ情報付加処理では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答対象とされたサーバのアドレス情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,
コンピュータに実行させる
ことを特徴とするプロキシサーバ制御用プログラム。 - 請求項1に記載するプロキシサーバ制御用プログラムにおいて,
前記プロキシ情報記憶域は,アドレス解決通信の応答に含まれる所定の通信環境にもとづいて設定されたラベル情報に応じて付加すべきプロキシ情報を記憶するものであり,
前記プロキシ情報付加処理では,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答中の前記ラベル情報にもとづいて抽出したプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,
コンピュータに実行させる
ことを特徴とするプロキシサーバ制御用プログラム。 - 請求項1に記載するプロキシサーバ制御用プログラムにおいて,
前記プロキシ情報付加処理では,前記アドレス解決通信中継処理において中継したアドレス解決通信の応答に第1のプロキシ情報が含まれている場合には,前記プロキシ情報記憶域に格納されたアドレス解決通信の応答中の所定の情報にもとづいて抽出した第2のプロキシ情報を前記アドレス解決通信の応答に付加する処理を,
コンピュータに実行させる
ことを特徴とするプロキシサーバ制御用プログラム。
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