JP3969992B2 - 液晶パネルの分断システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液晶パネルの分断システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶パネルは、二枚の板ガラスを貼り合わせて形成してある。
【0003】
このような液晶パネルを製品サイズに分断(分割)する従来技術としては、図15に示すように、まず前後方向に走行する第1ステージ1に入手や入れ込み機などによって液晶パネルAを供給したのち、第1切断機11のカッタにより上記第1ステージ1上の液晶パネルAのA面(上面に位置する片面)に切断線Bをスライブ(入れる)する。
【0004】
上記の切断線Bは、大割と小割とに分断するために一方向のスライブ終了後第1ステージ1を90°旋回させて交差する他方向のスライブをする。
【0005】
次に、第1ステージ1上のスライブずみ液晶パネルAを適宜の移載手段により第1反転装置2に供給し、供給後に第1反転装置2により液晶パネルAを180°反転(スライブした切断線Bが下面に位置するように)する。
【0006】
そして、反転ずみ液晶パネルAを前後方向に走行する第2ステージ3上に適宜の移載手段により供給したのち、前方に第2ステージ3を間歇走行させ、かつ第2ステージ3の停止時に昇降するバー材やロールの折割部材4を有する第1折割装置5によりスライブの部分を順次折割する。
【0007】
なお、一方向のスライブの折割後に第2ステージ3を90°旋回させ、上述のように他方向のスライブを折割する。
【0008】
その後に、第2ステージ3上の折割ずみ液晶パネルAを適宜の移載手段6により前後方向に走行する第3ステージ7上に供給したのち、第2切断機8のカッタにより第3ステージ7上の液晶パネルAのB面(上面に位置するもう片面)に切断線Cをスライブする。
【0009】
上記の切断線Cは、A面の切断線Bに一致し、かつ切断線Bと同様に大割と小割とに分断するために一方向のスライブ終了後に第3ステージ7を90°旋回させて交差する他方向のスライブをする。
【0010】
次に、第3ステージ7上のスライブずみ液晶パネルAを適宜の移載手段により第2反転装置9に供給して、供給後に第2反転装置9により液晶パネルAを180°反転(スライブした切断線Cが下面に位置するように)する。
【0011】
そして、反転ずみ液晶パネルAを前後方向に走行する第4ステージ10に適宜の移送手段により供給したのち、前方に第4ステージ10を間歇走行させ、かつ第4ステージ10の停止時に第1折割装置5と同様の第2折割装置11にスライブの部分を順次折割する。
【0012】
なお、一方向のスライブの折割後に第4ステージ10を90°旋回させ、上述のように他方向のスライブを折割する。
【0013】
しかして、大割の液晶パネルを折割して小割の液晶パネルを得る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような液晶パネルを製品サイズに分断するシステムによると、A面にスライブした液晶パネルを前方の第1折割装置に、またB面にスライブした液晶パネルを前方の第2折割装置にそれぞれ移送する際、反転装置によって液晶パネルを反転するので、総機長が著しく長くなって大幅な設置場所を必要とする問題があった。
【0015】
また、製品パネルの枚数を一度に多く得るために大判(大形)な液晶パネルを分断しようとすると、液晶パネルの重量が著しく増加するので、増加した重量に見合う大型な反転装置が必要になるので、設備費の大幅なアップになると共に、大型化により総機長も増加する問題が起生した。
【0016】
そこで、この発明は、液晶パネルの反転をなくして上述の各問題を解決することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、水平な姿勢で供給された液晶パネルを上面に適宜の保持手段により保持して前後方向に走行すると共に、上記保持液晶パネルを旋回させる旋回機能付の第1ステージと、この第1ステージの走行路の途中に上記保持液晶パネルの上側A面に切断線をスライブするように設けた第1切断装置と、上記第1ステージの走行路上側の延長線上で前後方向に走行すると共に、下面に前進停止した上記第1ステージの液晶パネルを荷受けして適宜の保持手段により保持し、かつ上記保持液晶パネルを旋回させる旋回機能付の第2ステージと、この第2ステージの走行路途中の下側に上記液晶パネルの下側B面に作用させてA面の切断線を折割するように設けた第1折割装置及び上記B面に切断線をスライブするように設けた第2切断装置と、上記前進停止した第2ステージの液晶パネルを上面に荷受けして保持すると共に、前後方向に走行し、かつ上記保持液晶パネルを旋回させる旋回機能付の第3ステージと、この第3ステージの走行路途中の上側に上記液晶パネルの上側A面に作用させてB面の切断線を折割するように設けた第2折割装置とからなる構成を採用する。
【0018】
また、立てかけた姿勢で供給された液晶パネルを起立面に適宜の保持手段により保持して前後方向に走行すると共に、上記保持パネルを旋回させる旋回機能付の第1ステージと、この第1ステージの走行路の途中に上記保持パネルの表側A面に切断線をスライブするように設けた第1切断装置と、上記第1ステージの走行路延長線上で前後方向に走行すると共に、起立面に前進停止した上記第1ステージの液晶パネルを荷受けして適宜の保持手段により保持し、かつ上記保持液晶パネルを旋回させる旋回機能付の第2ステージと、この第2ステージの走行路途中に上記液晶パネルの表側B面に作用させてA面の切断線を折割するように設けた第1折割装置及び上記B面に切断線をスライブするように設けた第2切断装置と、上記前進停止時の第2ステージからの液晶パネルを起立状態に荷受けして保持すると共に、前後方向に走行し、かつ保持液晶パネルを旋回させる旋回機能付の第3ステージと、この第3ステージの走行路の途中に、上記液晶パネルの表側A面に作用させてB面の切断線を折割するように設けた第2折割装置とからなる構成を採用することもある。
【0019】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0020】
この発明の第1の実施形態では、図1から図8に示す21は、水平な姿勢で供給(人手や入れ込み機などにより)された液晶パネルAを上面に保持して前後方向に走行すると共に、上記保持液晶パネルAを旋回させる旋回機能22付の第1ステージである。
【0021】
23は、第1ステージ21の走行路上側の前方に向く延長線上で前後方向に走行すると共に、下面に第1ステージ21の液晶パネルAを荷受けして保持し、かつ保持液晶パネルAを旋回させる旋回機能22付の第2ステージである。
【0022】
31は第2ステージ23の走行路下側の前方に向く延長線上で前後方向に走行すると共に、上面に第2ステージ23の液晶パネルAを荷受けして保持し、かつ保持液晶パネルAを旋回させる旋回機能22付の第3ステージである。
【0023】
上記第1ステージ21、第2ステージ23及び第3ステージ31の前後方向の走行は、図示の場合、第1ステージ21の下側に二条の下側ガイドレール24を、第2ステージ23の上側に二条の上側レール26、第3ステージ31の下側に二条の下側レール24をそれぞれ敷設して、下側レール24に第1ステージ21の下面両側に設けてあるスライダ25をスライド自在に、上側レール26に第2ステージ23の上面両側に設けてあるスライダ25をスライド自在に、第3ステージ31の下面両側に設けてあるスライダ25をスライド自在に(上側レール26に対し第2ステージ23のスライダ25は、滑走自在な掛吊状態に)係合し、上側レール26及び前後の下側レール24に沿わせて軸承すると共に、それぞれモーター27により可逆駆動する雄ネジ28を第1ステージ21、第2ステージ23及び第3ステージ31にそれぞれ設けてある雌ネジ29にねじ込んで、モーター27の運転により雄ネジ29を可逆駆動して第1ステージ21、第2ステージ23及び第3ステージ31を前後方向に走行させている。
【0024】
また、第1ステージ21、第2ステージ23及び第3ステージ31による液晶パネルAの保持は、図示の場合ステージを構成する吸引ボックス30の第1ステージ21及び第3ステージ31にあっては、頂壁に、第2ステージ23にあっては、底壁にそれぞれ無数の小孔を設けて吸引により行ない、保持パネルAの旋回機能22は、図示の場合、吸引ボックス30の旋回軸32をモーターなどの駆動手段33により駆動して吸引ボックス30を旋回させる。
【0025】
さらに、第1ステージ21から第2ステージ23に、第2ステージ23から第3ステージ31に液晶パネルAを荷受けする手段としては、人的或いは機械的に行なうもので、図示の場合は、図5に示すように第1ステージ21及び第3ステージ31を吸引ボックス30の旋回機能22付座材34とスライダ25を有する走行台車35とを別々に形成し、走行台車35上に据え付けたシリンダ36のピストンロッドを座材34に連結すると共に、走行台車35の上面と座材34とにそれぞれ末端を固定した軸材と筒体との先端部分をスライド自在に嵌装したガイド部材37によりガイドし、シリンダ36の伸長、収縮作用により吸引ボックス30を昇降させて、第1ステージ21、第3ステージ31を上昇し、第1ステージ21の液晶パネルAを第2ステージ23の吸引ボックス30に吸引保持させ、また第2ステージ23の液晶パネルAを第3ステージ31の吸引ボックス30に吸引保持させるようにしてある。
【0026】
また、第1ステージ21の走行路の途中に第1ステージ21に保持させてある液晶パネルAの上側A面に、第2ステージ23の走行路の途中に第2ステージ23に保持させてある液晶パネルAの下側B面にそれぞれ切断線B、Cを入れる第1切断装置E、第2切断装置Fが設けてある。
【0027】
上記の第1切断装置E及び第2切断装置Fとしては、周知のように(図2、3、4、6に示す)、第1ステージ21及び第2ステージ23の走行路に門形のフレーム40を立設して、このフレーム40の水平部材41に設けてある水平なレール42にベース43のスライダ44をスライド自在に係合すると共に、ベース43の全長に設けてあるレール45に各自横方向にスライド自在な切断線B、Cの数に見合う支持部材46を並設し、この各支持部材46にシリンダ47の作用によって昇降するカッタ48を設けてある。
【0028】
なお、各支持部材46には、自走手段49(ベース43の全長に設けたラックに各支持部材46に据え付けたモーターにより駆動するピニオンを噛み合わせて構成したもの)が設けてあって、カッタ48の並列間隔を調整することができ、ベース43は、自走手段50(ベース43の雌ネジにねじ込んだ雄ネジをモーターにより駆動して)により横移動できて、並列カッタ48の全体を横移動調整できる。
【0029】
さらに、第2ステージ23の走行路の下側で、第2切断装置Fの手前には、液晶パネルAのB面に作用させて切断線Bを折割(切断線Bを浸透させる)する第1折割装置Gが、第3ステージ31の走行路の途中には、液晶パネルAのA面に作用させて切断線Cを折割(切断線Cを浸透させる)する第2折割装置Hが設けてある。
【0030】
上記の第1折割装置G及び第2折割装置Hとして、図6、7、8に示すように、フレーム51に筒体とこの筒体に貫通させた軸材とからなるガイド部材52に案内されてシリンダ53により上下方向に昇降するようガイドする支持部材54と、この支持部材53に横架した折割部材55(図示の折割部材55は、ロールを用いたが、切断線Bや切断線Cに加圧力や弱い衝撃力を作用させるバー材などであってもよい)とで構成されている。
【0031】
図中56は液晶パネルAの辺縁検知カメラで、カメラ56により検知された辺縁が正常に位置(線上)から変位していると、駆動手段33により第1ステージ21、第2ステージ23を微量旋回させて位置(辺縁の)修正を行なう。
【0032】
次に、上記構成による液晶パネルAの分断方法を図9の工程図により説明する。
【0033】
まず、後退停止している第1ステージ21の吸引ボックス30上に、人手や入れ込み機により液晶パネルAを供給し、吸引ボックス30内の吸引よって吸引ボックス30上に液晶パネルAを保持する。
【0034】
液晶パネルAは、周知のように、二板の板ガラスを貼り合わせて形成されている。
【0035】
次に、第1ステージ21を前方に走行させる。
このとき、第1切断装置Eのカッタ48により液晶パネルAの上側A面に並列する切断線Bをスライブ(入れる)する。
【0036】
上記のスライブ後にカッタ48を上昇させ、次いで第1ステージ21を後退させると共に、後退途中或いは後退後に駆動手段33の運転により第1ステージ21を90°旋回させる。
【0037】
然るのち、第1ステージ21を再度前方に走行させると共に、走行途中に第1切断装置Eのカッタ48により液晶パネルAのA面に前の切断線Bに交差する切断線Bをスライブする。
【0038】
交差する切断線Bのスライブ後にシリンダ36の作用により前方で停止している第1ステージ21の吸引ボックス30をシリンダ36により上昇させる。
【0039】
すると、後方で停止している第2ステージ23の吸引ボックス30の下面に第1ステージ21の液晶パネルAが荷受けされ、荷受けされた液晶パネルAを第2ステージ23の吸引ボックス30に吸引保持させる。
【0040】
しかして、第2ステージ23を前方に走行させ、第1折割装置Gの折割部材55の直上に切断線Bが合致すると、第2ステージ23の走行を停止し、次いで液晶パネルAの下側B面に折割部材55による加圧力や衝撃力を作用させて、切断線Bの浸透により折割する。
【0041】
上記の折割が一方向の各切断線Bの終了後、第2ステージ23を後退させ、また駆動手段33により第2ステージ23の90°旋回後に第2ステージ23を前進させ、かつ第1折割装置Gの前述の作用により他方向の各切断線Bを折割する。
【0042】
上述のように、液晶パネルAのA面の全ての切断線Bを折割したのち、第2ステージ23を後方に走行させ、その走行途中に上昇させたカッタ48により液晶パネルAのB面に切断線Cをスライブする。
【0043】
切断線Cをスライブしたカッタ48は、降下し、その後に駆動手段33により第2ステージ23の吸引ボックス30を90°旋回させる。
【0044】
その後に第2ステージ23を前方に走行させ、走行途中にカッタ48を上昇させて液晶パネルAのB面に先の切断線Cに交差する切断線Cをスライブする。
【0045】
上述のように、交差した切断線のスライブ後に、前進停止した第2ステージ23の直下に後退停止している第3ステージ31の吸引ボックス30をシリンダ36により上昇させる。
【0046】
すると、第2ステージ23の液晶パネルAを第3ステージ31に荷受けすると共に、第3ステージ31の吸引ボックス30に液晶パネルAを保持する。
【0047】
しかして、第3ステージ31を間歇走行させ、第3ステージ31の停止時に第1折割装置Gと同様に第2折割装置Hにより液晶パネルAのA面に加圧力や衝撃力を作用させて一方向の切断線Cを折割し、次いで第3ステージ31を90°旋回させたのち、第2折割装置により他方向の切断線Cを折割する。
【0048】
すると、図9に示すように、供給した液晶パネルAのA面に交差する切断線Bを入れたのち、この交差する各切断線Bを順次折割し、次いで液晶パネルAのB面に交差する切断線Cを入れたのち、この交差する各切断線Bを順次折割するので、反転による液晶パネルAの裏返し工程が不要になる。
【0049】
なお、第3ステージ31で折割(液晶パネルAから)された大割パネルから小割パネル(製品サイズ)の折割は、第3ステージ31から荷受けして次工程で行なう。
【0050】
この発明の第2の実施形態では、図10から図14に示すように、61は、立て掛けた姿勢で供給された第1の実施形態と同様の液晶パネルAを起立面に保持手段により保持して前後方向に走行すると共に、保持パネルAを旋回させる旋回機能22付の第1ステージである。
【0051】
62は、第1ステージ61の前方で前後方向に走行すると共に、起立面に前進停止した第1ステージ61の液晶パネルAを起立状態に荷受けして保持手段により保持し、かつ保持液晶パネルAを旋回させる旋回機能22付の第2ステージである。
【0052】
63は、第2ステージ62の前方で前後方向に走行すると共に、起立面に第2ステージ62の液晶パネルAを起立状態に荷受けして保持手段により保持し、かつ保持液晶パネルAを旋回させる旋回機能22付の第3ステージである。
【0053】
上記第1ステージ61、第2ステージ62及び第3ステージ63の前後方向のレール64によりガイドされる自走手段、液晶パネルAの保持手段、旋回機能、前進停止した第1ステージ61から後退停止している第2ステージ62に、又前進停止した第2ステージ62から後退停止している第3ステージ63に液晶パネルAを荷受けさせるための供給(受け渡し)は、第1の実施形態と同様の手段や、機械的な入れ込み手段、人手などで行なう。
【0054】
上記第1の実施形態と第2の実施形態との相違点は、第1の実施形態にあっては、液晶パネルAを板面が水平な姿勢で、第2の実施形態にあっては、液晶パネルAを板面が略垂直な(若干傾けて立て掛けた状態)姿勢で加することにある。
【0055】
また、第1ステージ61の走行路の途中には、第1ステージ61に保持させてある液晶パネルAの表側A面に、第2ステージ62の走行路の途中には、第2ステージ62に保持させてある液晶パネルAの表側B面に切断線B、Cを入れる第1切断装置E、第2切断装置Fが(図11に示す)設けてある。
【0056】
上記の第1切断装置E及び第2切断装置Fは、第1の実施形態と同様につき説明を省略する。
【0057】
さらに、第2ステージ62の走行路には、図13に示すように第2ステージ62に保持させてある液晶パネルBの表側B面に作用(加圧力や衝撃を)させて切断線Bを折割(切断線Bを浸透させる)する第1折割装置Gが、第3ステージ63の走行路の途中には、第3ステージ63に保持させてある液晶パネルAの表側A面に作用(加圧力や衝撃を)させて、切断線Cを折割(切断線Cを浸透させる)する第2折割装置Hが設けてある。
【0058】
上記の第1折割装置G及び第2折割装置Hは、第1の実施形態と同様につき説明を省略する。
【0059】
次に、上記構成による液晶パネルAの分断方法を図14の工程図により説明する。
【0060】
まず、後退停止している第1ステージ61の吸引ボックス30に人手や入れ込み機により液晶パネルAを供給し、吸引ボックス30内の吸引によって吸引ボックス30に液晶パネルAを保持する。
【0061】
液晶パネルAは、周知のように、二板の板ガラスを貼り合わせて形成されている。
【0062】
次に、第1ステージ61を前方に走行させる。
このとき、第1切断装置Eのカッタ48により液晶パネルAの表側A面に並列する切断線Bをスライブ(入れる)する。
【0063】
上記のスライブ後にカッタ48を後退させ、次いで第1ステージ61を後退させると共に、後退途中或いは後退後に駆動手段33の運転により第1ステージ61を90°旋回させる。
【0064】
然るのち、第1ステージ61を再度前方に走行させると共に、走行途中に第1切断装置Eのカッタ48により液晶パネルAのA面に前の切断線Bに交差する切断線Bをスライブする。
【0065】
交差する切断線Bのスライブ後に第1ステージ61から第2ステージ62に液晶パネルAを荷渡し(人員的や機械的、例えばシリンダの伸長作用によって第1ステージ61の吸引ボックス30を突き出すなどにより)すると共に、第2ステージ62の吸引ボックス30に液晶パネルAを吸引保持させる。
【0066】
しかして、第2ステージ62を前方に走行させ、第1折割装置Gの折割部材55の直上に切断線Bが合致すると、第2ステージ62の走行を停止し、次いで液晶パネルAの表側B面に折割部材55による加圧力や衝撃力を作用させて、切断線Bの浸透により折割する。
【0067】
上記の折割が一方向の各切断線Bの終了後、第2ステージ62を後退させ、また駆動手段33により第2ステージ23の90°旋回後に第2ステージ62を前進させ、かつ第1折割装置Gの前述の作用により他方向の各切断線Bを折割する。
【0068】
上述のように、液晶パネルAのA面の全ての切断線Bを折割したのち、第2ステージ62を後方に走行させ、その走行途中に降下させたカッタ48により液晶パネルAのB面に切断線Cをスライブする。
【0069】
切断線Cをスライブしたカッタ48は、後退させ、その後に駆動手段33により第2ステージ23の吸引ボックス30を90°旋回させる。
【0070】
その後に第2ステージ62を前方に走行させ、走行途中に前進させたカッタ48により液晶パネルAのB面に先の切断線Cに交差する切断線Cをスライブする。
【0071】
しかして、前進停止した第2ステージ62から後退停止している第3ステージ63に液晶パネルBを荷渡し(第1ステージ61から第2ステージ62への荷渡しのように)、吸引ボックス30に吸引保持させる。
【0072】
然るのち、第3ステージ63を間歇走行せさ、第3ステージ63の停止時に第1折割装置Gと同様に第2折割装置Hに液晶パネルAのA面に加圧力や衝撃力を作用させて順次一方向の切断線Cを、次いで他方向の切断線Cを(吸引ボックス30の90°旋回後)折割する。
【0073】
すると、図14に示すように、供給した液晶パネルAのA面に交差する切断線Bを入れたのち、この交差する各切断線Bを順次折割し、次いで液晶パネルAのB面に交差する切断線Cを入れたのち、この交差する各切断線Bを順次折割するので、反転による液晶パネルAの裏返し工程が不要になる。
【0074】
なお、第3ステージ63で折割(液晶パネルAから)された大割パネルから小割パネル(製品サイズ)の折割は、第3ステージ63から荷受けして次工程で行なう。
【0075】
【発明の効果】
以上のように、この発明の液晶パネルの分断システムによれば、供給した大判の液晶パネルのA面に交差する切断線をスライブし、このスライブした切断線を折割し、次いで液晶パネルのB面に交差する切断線をスライブし、このスライブした切断線を折割すると共に、上記の各作業を自動的に、かつ連続して行なうことができる。
【0076】
特に、液晶パネルの次工程への受け渡しにパネルを反転しないために、総機長を著しく短かくすることができると共に、反転不要のため大判な液晶パネルの分断が可能になって一度に大量の製品サイズ(小割)の液晶パネルを得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す側面図
【図2】同上の第1ステージを示す拡大平面図
【図3】同上の一部切欠拡大側面図
【図4】切断装置の拡大背面図
【図5】液晶パネルの受け渡しを示す一部切欠拡大背面図
【図6】折割部分の一部切欠拡大側面図
【図7】第1折割装置を示す拡大正面図
【図8】第2折割装置を示す拡大正面図
【図9】分断工程図
【図10】第2の実施形態を示す平面図
【図11】同上の切断装置を示す一部切欠拡大正面図
【図12】液晶パネルの受け渡しを示す一部切欠正面図
【図13】折割を示す一部切欠拡大背面図
【図14】分断工程図
【図15】従来の分断工程図
【符号の説明】
A 液晶パネル
B、C 切断線
E 第1切断装置
F 第2切断装置
G 第1折割装置
H 第2折割装置
21 第1ステージ
22 旋回機能
23 第2ステージ
24 下側レール
25 スライダ
26 上側レール
27 モーター
28 雄ネジ
29 雌ネジ
30 吸引ボックス
31 第3ステージ
32 旋回軸
33 駆動手段
34 座材
35 走行台車
36 シリンダ
37 ガイド部材
40 フレーム
41 水平部材
42 レール
43 ベース
44 スライダ
45 レール
46 支持部材
47 シリンダ
48 カッタ
49、50 自走手段
51 フレーム
52 ガイド部材
53 シリンダ
54 支持部材
55 折割部材
56 辺縁検知カメラ
61 第1ステージ
62 第2ステージ
63 第3ステージ
64 レール

Claims (2)

  1. 水平な姿勢で供給された液晶パネルを上面に適宜の保持手段により保持して前後方向に走行すると共に、上記保持液晶パネルを旋回させる旋回機能付の第1ステージと、この第1ステージの走行路の途中に上記保持液晶パネルの上側A面に切断線をスライブするように設けた第1切断装置と、上記第1ステージの走行路上側の延長線上で前後方向に走行すると共に、下面に前進停止した上記第1ステージの液晶パネルを荷受けして適宜の保持手段により保持し、かつ上記保持液晶パネルを旋回させる旋回機能付の第2ステージと、この第2ステージの走行路途中の下側に上記液晶パネルの下側B面に作用させてA面の切断線を折割するように設けた第1折割装置及び上記B面に切断線をスライブするように設けた第2切断装置と、上記前進停止した第2ステージの液晶パネルを上面に荷受けして保持すると共に、前後方向に走行し、かつ上記保持液晶パネルを旋回させる旋回機能付の第3ステージと、この第3ステージの走行路途中の上側に上記液晶パネルの上側A面に作用させてB面の切断線を折割するように設けた第2折割装置とからなる液晶パネルの分断システム。
  2. 立て掛けた姿勢で供給された液晶パネルを起立面に適宜の保持手段により保持して前後方向に走行すると共に、上記保持パネルを旋回させる旋回機能付の第1ステージと、この第1ステージの走行路の途中に上記保持パネルの表側A面に切断線をスライブするように設けた第1切断装置と、上記第1ステージの走行路延長線上で前後方向に走行すると共に、起立面に前進停止した上記第1ステージの液晶パネルを荷受けして適宜の保持手段により保持し、かつ上記保持液晶パネルを旋回させる旋回機能付の第2ステージと、この第2ステージの走行路途中に上記液晶パネルの表側B面に作用させてA面の切断線を折割するように設けた第1折割装置及び上記B面に切断線をスライブするように設けた第2切断装置と、上記前進停止時の第2ステージからの液晶パネルを起立状態に荷受けして保持すると共に、前後方向に走行し、かつ保持液晶パネルを旋回させる旋回機能付の第3ステージと、この第3ステージの走行路の途中に、上記液晶パネルの表側A面に作用させてB面の切断線を折割するように設けた第2折割装置とからなる液晶パネルの分断システム。
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