JP4017886B2 - 薄膜トランジスタ装置及びその製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタ装置及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4017886B2 JP4017886B2 JP2002053881A JP2002053881A JP4017886B2 JP 4017886 B2 JP4017886 B2 JP 4017886B2 JP 2002053881 A JP2002053881 A JP 2002053881A JP 2002053881 A JP2002053881 A JP 2002053881A JP 4017886 B2 JP4017886 B2 JP 4017886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- mask
- forming
- type
- semiconductor film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
- H10D30/67—Thin-film transistors [TFT]
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/60—Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
- H10D30/67—Thin-film transistors [TFT]
- H10D30/6757—Thin-film transistors [TFT] characterised by the structure of the channel, e.g. transverse or longitudinal shape or doping profile
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D30/00—Field-effect transistors [FET]
- H10D30/01—Manufacture or treatment
- H10D30/021—Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET]
- H10D30/031—Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET] of thin-film transistors [TFT]
- H10D30/0321—Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET] of thin-film transistors [TFT] comprising silicon, e.g. amorphous silicon or polysilicon
- H10D30/0323—Manufacture or treatment of FETs having insulated gates [IGFET] of thin-film transistors [TFT] comprising silicon, e.g. amorphous silicon or polysilicon comprising monocrystalline silicon
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D86/00—Integrated devices formed in or on insulating or conducting substrates, e.g. formed in silicon-on-insulator [SOI] substrates or on stainless steel or glass substrates
Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アモルファスシリコン、ポリシリコン又はその他の半導体の膜を動作層に用いた薄膜トランジスタを集積してなる薄膜トランジスタ装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶表示パネルを使用したパーソナルコンピュータ用ディスプレイやテレビが一般的に使用されるようになった。液晶表示パネルは、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等のディスプレイにも使用されている。また、近年、液晶表示パネルに比べてより一層の省電力化が可能な有機EL表示パネルの開発も進められており、一部の製品では既に実用化されている。
【0003】
これらの液晶表示パネルや有機EL表示パネルでは、通常、多数の画素がマトリクス状に配列されており、各画素にはスイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistors :以下、TFTともいう)が設けられている。このような構造の表示パネルは、アクティブマトリクス型表示パネルといわれる。
【0004】
一般的なTFTは、絶縁性基板の上に形成された半導体膜と、半導体膜上に形成されたゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とにより構成される。但し、逆スタガー型TFTの場合は、ゲート電極と半導体膜の位置が逆になる。
【0005】
半導体膜としてアモルファスシリコン膜を使用する場合は、アモルファスシリコンのキャリア移動度が小さいため、表示パネルの外側にパネル駆動用IC(Integrated Circuit)を接続し、この駆動用ICで表示パネルを駆動する必要がある。これに対し、半導体膜としてポリシリコン膜を使用する場合は、ポリシリコン膜のキャリア移動度が大きいので、TFTで構成した駆動回路を表示パネルに一体的に形成することが可能になる。これにより、表示パネルを用いた装置の部品数及び製造工程数が削減され、製品コストを低減することができる。
【0006】
図1(a)〜(c)は従来のTFTの構造を示す図であり、図1(a)は、TFTの平面図、図1(b)は図1(a)のI−I線による断面図、図1(c)は図1(a)のII−II線による断面図である。
【0007】
ガラス基板(絶縁性基板)10の上には、下地絶縁膜11としてシリコン酸化膜が形成されている。この下地絶縁膜11のTFT形成領域上には、半導体膜12として、ポリシリコン膜が形成されている。
【0008】
下地絶縁膜11及び半導体膜12の上には、ゲート絶縁膜13として、シリコン酸化膜が形成されており、このゲート絶縁膜13の上には金属からなるゲート電極14が形成されている。このゲート電極14は、半導体膜12の上を横断するように形成されている。
【0009】
半導体膜12には、ゲート電極14をマスクとしてp型又はn型不純物を注入することにより形成された一対の高濃度不純物領域(ソース/ドレイン領域)12a,12bが設けられている。
【0010】
ところで、この例のように半導体膜12がポリシリコンからなり、ゲート絶縁膜13がシリコン酸化物からなるTFTの場合、半導体膜12のチャネル領域にドーパント(不純物)が全く添加されていないと、しきい値電圧は負(−数V)になることが知られている。
【0011】
表示パネルの駆動回路にはp型TFT及びn型TFTを対にしたCMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor )が使用されるので、ゲート電圧が0Vのときにn型TFT及びp型TFTがいずれもオフとなるようにしきい値電圧を調整しないと、リーク電流が発生して消費電力が大きくなる。このため、通常、ゲート電極14を形成する前に、ボロン(B)等のp型不純物を半導体膜12の全体に導入して、n型TFT及びp型TFTがいずれもゲート電圧が0Vのときにオフになるように、しきい値電圧を制御している。
【0012】
半導体膜12にp型不純物を導入する方法には、例えば、イオン注入法、イオンドーピング法及び気相ドーピング法がある。なお、本願では、質量分離して目的のイオンのみを半導体膜に注入する方法をイオン注入法と呼び、不純物を質量分離しないで加速し半導体膜に注入する方法をイオンドーピング法と呼ぶ。イオンドーピング法には、例えば、ジボラン(B2 H6 )等の原料ガスをRF(Radio Frequency )電力で励起してボロンイオンを発生させ、このボロンイオンを数keV〜100keVのエネルギーに加速して半導体膜に注入する方法がある。また、イオンドーピング法には、上記RF電力の替りにフィラメントを用いたアーク放電でイオンを発生し、このイオンを加速して半導体膜に注入する方法や、アーク放電で発生したイオンビームを走査しながら半導体膜に注入する方法がある。
【0013】
気相ドーピング法により、p型不純物であるボロン(B)を含有するポリシリコン膜を形成する場合は以下の方法による。
【0014】
まず、基板10上に下地絶縁膜11を形成した後、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition )法により下地絶縁膜11上にアモルファスシリコン膜を形成する。このとき、原料となるシラン(SiH4 )ガスにジボラン(B2 H6 )ガスを混合して、ボロン(B)を含有するアモルファスシリコン膜を形成する。
【0015】
その後、アモルファスシリコン膜にレーザを照射してシリコンを多結晶化する。これにより、ボロンを含有するポリシリコン膜が得られる。その後、ポリシリコン膜を所定の形状にパターニングする。
【0016】
この気相ドーピング法では、半導体膜の膜厚方向における単位体積当りのボロン量(体積密度)は均一になる。
【0017】
イオン注入法又はイオンドーピング法によりp型不純物が導入されたポリシリコン膜を形成する場合は、以下の方法による。
【0018】
まず、基板10上に下地絶縁膜11を形成した後、プラズマCVD法により下地絶縁膜11上にアモルファスシリコン膜を形成する。その後、アモルファスシリコン膜にレーザを照射してシリコンを多結晶化し、ポリシリコン膜を得る。
【0019】
次いで、フォトリソグラフィ法によりポリシリコン膜を所定の形状にパターニングする。その後、ポリシリコン膜にp型不純物として、例えばボロン(B)をイオン注入又はイオンドーピングする。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、本願発明者らは、上述した従来のTFTの製造方法には以下に示す問題点があると考える。
【0021】
一般的に、液晶表示パネル等に使用するTFTではゲート絶縁膜13の耐圧確保のために、図1(c)に示すように、半導体膜の縁部が傾斜となるように加工される(例えば、特開2000−31493号公報参照)。以下、シリコン膜の傾斜部分を傾斜部という。
【0022】
前述したように、気相ドーピング法では、半導体膜の膜厚方向における単位体積当りのボロン量(体積密度)は均一であるので、TFTを上から見たときに、チャネル領域の傾斜部の単位面積当りのボロン量(面密度)は、チャネル領域の中央部(以下、平坦部ともいう)に比べて少なくなる。これにより、傾斜部におけるしきい値電圧は、平坦部におけるしきい値電圧よりも−1〜−2V程度低い値となる。
【0023】
図2は、従来のTFT(n型TFT及びp型TFT)の電流−電圧特性(I−V特性)を模式的に示す図である。この図2に示すように、n型TFTでは、傾斜部はチャネル幅が小さくしきい値電圧が低い寄生トランジスタとなり、TFTに実際に流れる電流は、平坦部の特性に傾斜部の特性が足し合わさったものになって、いわゆるハンプをもった特性となる。なお、p型TFTでは、傾斜部の特性は平坦部の特性にマスクされてしまうので、傾斜部の影響によるしきい値電圧の変化は発生しない。
【0024】
このような特性をもったn型TFTとp型TFTとでCMOSを構成する場合、n型TFTのしきい値とp型TFTのしきい値とが接近しているので、両方のTFTがいずれもゲート電圧が0Vのときにオフとなるように半導体膜中へのp型不純物のドーピング量を制御することは困難である。
【0025】
イオン注入法又はイオンドーピング法によりp型不純物が導入されたポリシリコン膜を形成した場合は、p型不純物の分布が半導体膜の厚さ方向で均一にはならないが、傾斜部のp型不純物の面密度が平坦部に比べて少なくなるのは、気相ドーピング法の場合と同じである。また、逆スタガー型のTFTでも、半導体膜の縁部が傾斜の場合は、上記と同様の問題が発生する。
【0026】
なお、特開2000−77665号公報には、ポリシリコン膜の縁部にArをイオン注入しダメージを与えてアモルファス化し、寄生トランジスタの駆動能力を低下させることが提案されている。しかし、この方法では、Arの濃度によっては後工程のアニールで再結晶化して、縁部の影響が出ることが考えられる。
【0027】
以上から、本発明の目的は、n型TFT及びp型TFTが所定のゲート電圧(例えば、0V)でいずれもオフとなり、従来に比べて消費電力を低減できる薄膜トランジスタ装置及びその製造方法を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】
本願第1の発明に係る薄膜トランジスタ装置は、基板と、前記基板上に形成され、チャネル領域にp型不純物が導入された半導体膜を動作層とする薄膜トランジスタとを有する薄膜トランジスタ装置において、前記半導体膜の縁部には傾斜が設けられ、前記チャネル領域の前記縁部におけるp型不純物の体積密度が、前記チャネル領域の中央部におけるp型不純物の体積密度の2乃至5倍であることを特徴とする。
【0029】
本発明においては、薄膜トランジスタのチャネル領域の縁部におけるp型不純物の体積密度を、チャネル領域の中央部におけるp型不純物の体積密度の2乃至5倍と高くしている。これにより、チャネル領域縁部のp型不純物の面密度がチャネル領域中央部のp型不純物の面密度にほぼ等しくなり、傾斜部に形成される寄生トランジスタのしきい値電圧が上昇する。その結果、n型薄膜トランジスタのI−V特性におけるハンプがなくなり、所定のゲート電圧でn型薄膜トランジスタ及びp型薄膜トランジスタをいずれもオフにすることができる。
【0030】
本願第2発明に係る薄膜トランジスタ装置の製造方法は、基板上にp型不純物が導入された半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜の薄膜トランジスタ形成領域上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとして酸素を含むガスを用いて前記半導体膜をドライエッチングすることにより、前記レジスト膜の縁部を後退させるとともに、前記レジスト膜からはみ出した部分の前記半導体膜に傾斜を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとし、前記半導体膜のうち前記レジスト膜からはみ出した部分にp型不純物を導入して前記マスクからはみ出した部分の半導体膜のp型不純物の体積密度を前記マスクの下の半導体膜のp型不純物の体積密度の2乃至5倍とする工程と、前記レジスト膜を除去する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0031】
本発明においては、基板上に半導体膜を形成し、この半導体膜上にレジスト膜を形成した後、レジスト膜をマスクとして半導体膜を、例えばSF6 及び酸素を含むガスを用いてドライエッチングする。このとき、例えばポジ型レジストを用いると、レジスト膜の縁部は通常、底部から上部に向って幅が小さくなるように傾斜ができている。そして、半導体膜のエッチングの進行とともレジスト膜の縁部が後退し、半導体膜の縁部がレジスト膜からはみ出す。また、半導体膜のうちレジスト膜からはみ出した部分は傾斜となる。
【0032】
その後、レジスト膜をマスクとして半導体膜の縁部(傾斜部)にp型不純物を導入する。これにより、縁部のp型不純物の体積密度が中央部のp型不純物の体積密度よりも高い半導体膜が得られる。コプラナー型TFTの場合は、次いで、レジスト膜を除去した後、半導体膜上にゲート絶縁膜及びゲート電極を形成する。このようにして、I−V特性においてハンプのない薄膜トランジスタを形成することができる。なお、逆スタガー型TFTの場合は、ゲート電極及びゲート絶縁膜を形成した後に、半導体膜を形成する。
【0033】
本願第3発明に係る薄膜トランジスタ装置の製造方法は、基板上にp型不純物が導入された半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜の上にマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜の薄膜トランジスタ形成領域上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとし、酸素を含むガスを用いて前記マスク膜及び半導体膜をドライエッチングすることにより、前記レジスト膜の縁部を後退させるとともに、前記レジスト膜及び前記マスク膜からはみ出した部分の前記半導体膜に傾斜を形成する工程と、前記レジスト膜を除去する工程と、前記マスク膜をマスクとし、前記半導体膜のうち前記マスク膜からはみ出した部分にp型不純物を導入して前記マスクからはみ出した部分の半導体膜のp型不純物の体積密度を前記マスクの下の半導体膜のp型不純物の体積密度の2乃至5倍とする工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0034】
本発明においては、半導体膜上にマスク膜を形成し、更にその上にレジスト膜を形成する。そして、レジスト膜をマスクとして半導体膜及びマスク膜を例えばドライエッチングする。この工程では、レジスト膜の縁部が傾斜し、エッチングの進行に伴ってレジスト膜の縁部が後退する。そして、半導体膜の縁部がレジスト膜及びマスク膜からはみ出す。
【0035】
その後、レジスト膜を除去し、マスク膜をマスクとして半導体膜の縁部にp型不純物を導入する。これにより、縁部のp型不純物の体積密度が中央部のp型不純物の体積密度よりも高い半導体膜が得られる。
【0036】
本発明では、レジスト膜に不純物が注入されないので、レジスト膜を剥離液で剥離することができる。従って、レジスト膜をアッシングにより除去する場合に比べて、作業が容易になる。
【0037】
本願第4発明に係る薄膜トランジスタ装置の製造方法は、基板上に半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜の上にマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜の薄膜トランジスタ形成領域上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとし、酸素を含むガスを用いて前記マスク膜及び半導体膜をドライエッチングすることにより、前記レジスト膜の縁部を後退させるとともに、前記レジスト膜及び前記マスク膜からはみ出した部分の前記半導体膜に傾斜を形成する工程と、前記レジスト膜を除去する工程と、前記マスク膜を透過する条件で前記半導体膜の全体にp型不純物を導入する工程と、前記マスク膜で遮断される条件で前記半導体膜のうち前記マスク膜からはみ出した部分のみにp型不純物を導入して前記マスクからはみ出した部分の半導体膜のp型不純物の体積密度を前記マスクの下の半導体膜のp型不純物の体積密度の2乃至5倍とする工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0038】
本発明においては、半導体膜上にマスク膜を形成し、マスク膜の上にレジスト膜を形成する。そして、レジスト膜をマスクとして半導体膜及びマスク膜をエッチングする。これにより、半導体膜がレジスト膜からはみ出す。その後、レジスト膜を除去した後、マスク膜を透過する条件で半導体膜の全体にp型不純物を導入し、更にマスク膜で遮断される条件で半導体膜のうちマスク膜からはみ出した部分のみにp型不純物を導入する。これにより、縁部のp型不純物の体積密度が中央部のp型不純物の体積密度よりも高い半導体膜が得られる。
【0044】
本願第5発明に係る薄膜トランジスタ装置は、基板と、前記基板上に形成されたp型薄膜トランジスタ及びn型薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタ装置において、前記p型薄膜トランジスタ及び前記n型薄膜トランジスタはいずれも縁部に傾斜が設けられた半導体膜を動作層とし、前記n型薄膜トランジスタの前記半導体膜のチャネル領域の中央部に含まれるp型不純物の体積密度が、前記p型薄膜トランジスタの前記半導体膜のチャネル領域の中央部のp型不純物の体積密度よりも多く、且つ前記n型薄膜トランジスタのチャネル領域の傾斜部のp型不純物の体積密度が、当該チャネル領域の中央部のp型不純物の体積密度の2乃至5倍であることを特徴とする。
【0045】
本発明においては、n型薄膜トランジスタのチャネル領域の傾斜部に、チャネル領域の中央部の2倍以上の体積密度で不純物が導入されている。また、n型薄膜トランジスタのチャネル領域には、p型薄膜トランジスタのチャネル領域よりも多量のp型不純物が導入されている。
【0046】
これにより、n型薄膜トランジスタのしきい値が上昇し、p型薄膜トランジスタとn型薄膜トランジスタのしきい値の差が大きくなる。その結果、しきい値制御用不純物の注入量の制御が容易になり、所定のゲート電圧でn型薄膜トランジスタ及びp型薄膜トランジスタをいずれもオフにすることができる。
【0047】
本願第6発明に係る薄膜トランジスタ装置の製造方法は、基板上にp型不純物が導入された半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜上にマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜のn型薄膜トランジスタ形成領域及びp型薄膜トランジスタ形成領域の上に第1のレジスト膜を形成する工程と、前記第1のレジスト膜をマスクとし、酸素を含むガスを用いて前記半導体膜及び前記マスク膜をドライエッチングすることにより、前記レジスト膜の縁部を後退させるとともに、前記第1のレジスト膜及び前記マスク膜からはみ出した部分の前記半導体膜に傾斜を形成する工程と、前記第1のレジスト膜を除去する工程と、前記基板上のp型薄膜トランジスタ形成領域上を第2のレジスト膜で覆う工程と、前記マスク膜を透過する条件で前記n型薄膜トランジスタ形成領域の前記半導体膜の全体にp型不純物を導入し、且つ、前記マスク膜で遮断される条件で前記n型薄膜トランジスタ形成領域の前記半導体膜のうち前記マスク膜からはみ出した部分にp型不純物を導入して前記マスクからはみ出した部分の半導体膜のp型不純物の体積密度を前記マスクの下の半導体膜のp型不純物の体積密度の2乃至5倍とする工程と、前記第2のレジスト膜を除去する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0048】
本発明においては、基板上に半導体膜及びマスク膜を形成した後、第1のレジスト膜をマスクとして半導体膜及びマスク膜をエッチングする。この工程では半導体膜の縁部が傾斜になり、レジスト膜及びマスク膜からはみ出す。その後、第1のレジスト膜を除去した後、p型薄膜トランジスタ形成領域を覆う第2のレジスト膜を形成する。そして、n型薄膜トランジスタ形成領域の半導体膜に対し、マスク膜を透過する条件で半導体膜の全体にp型不純物を導入する。更に、マスク膜で遮断される条件で半導体膜のうちマスク膜からはみ出した部分にp型不純物を導入する。これにより、n型薄膜トランジスタのI−V特性におけるハンプがなくなり、且つ、n型薄膜トランジスタのしきい値とp型薄膜トランジスタのしきい値との差が大きくなる。その結果、所定のゲート電圧でn型薄膜トランジスタ及びp型薄膜トランジスタをいずれもオフにすることができる。
【0049】
なお、本発明において、半導体膜の全体にp型不純物を導入する工程とマスク膜からはみ出した部分にp型不純物を導入する工程とを逆の順番で実施してもよい。
【0050】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
【0051】
(第1の実施の形態)
図3は本発明の第1の実施の形態の薄膜トランジスタ装置(透過型液晶表示パネル)の構成を示すブロック図である。但し、以下の例ではXGA(1024×768ピクセル)モードの液晶表示パネルについて説明する。
【0052】
本実施の形態の液晶表示パネルは、制御回路101、データドライバ102、ゲートドライバ103及び表示部104により構成されている。この液晶表示パネルには、コンピュータ等の外部装置(図示せず)から表示信号RGB(R(赤)信号、G(緑)信号及びB(青)信号)、水平同期信号Hsync及び垂直同期信号Vsync等の信号が供給され、電源(図示せず)から高電圧(例えば、18V)VH 、低電圧VL (例えば、3.3V又は5V)及び接地電位Vgnd が供給される。
【0053】
表示部104には、水平方向に3072(1024×RGB)個、垂直方向に768個の画素(サブピクセル)が配列されている。一つの画素は、n型TFT105と、このn型TFT105のソース電極に接続された表示セル106及び蓄積容量107とにより構成される。表示セル106は、一対の電極と、それらの電極間の液晶と、前記一対の電極の上方及び下方にそれぞれ配置された偏光板及びカラーフィルタ等とにより構成される。
【0054】
また、表示部104には、垂直方向に延びる3072本のデータバスライン108と、水平方向に延びる768本のゲートバスライン109とが設けられている。水平方向に並ぶ画素の各TFT105のゲート電極は同一のゲートバスライン109に接続され、垂直方向に並ぶ画素の各TFT105のドレイン電極は同一のデータバスライン108に接続されている。
【0055】
制御回路101は、水平同期信号Hsync及び垂直同期信号Vsyncを入力し、1水平同期期間の開始時にアクティブになるデータスタート信号DSI と、1水平同期期間を一定の間隔に分割するデータクロックDCLKと、1垂直同期期間の開始時にアクティブになるゲートスタート信号GSI と、1垂直同期期間を一定の間隔に分割するゲートクロックGCLKとを出力する。
【0056】
データドライバ102は、シフトレジスタ102a、レベルシフタ102b及びアナログスイッチ102cにより構成されている。
【0057】
シフトレジスタ102aは、3072個の出力端子を有している。このシフトレジスタ102aはデータスタート信号DSI により初期化され、データクロックDCLKに同期したタイミングで各出力端子から順番に低電圧のアクティブ信号を出力する。
【0058】
レベルシフタ102bは、3072個の入力端子と3072個の出力端子とを備えている。そして、シフトレジスタ102aから出力された低電圧のアクティブ信号を、高電圧に変換して出力する。
【0059】
アナログスイッチ102cも、3072個の入力端子と3072個の出力端子とを有している。アナログスイッチ102cの各出力端子は、それぞれ対応するデータバスライン108に接続されている。アナログスイッチ102cは、レベルシフタ102bからアクティブ信号を入力すると、アクティブ信号を入力した入力端子に対応する出力端子に表示信号RGB(R信号、G信号及びB信号のいずれか1つ)を出力する。
【0060】
すなわち、データドライバ102は、1水平同期期間内にデータクロックDCLKに同期したタイミングで、表示部104の3072本のデータバスライン108にR信号、G信号及びB信号を順番に出力する。
【0061】
ゲートドライバ103は、シフトレジスタ103a、レベルシフタ103b及び出力バッファ103cにより構成されている。
【0062】
シフトレジスタ103aは、768個の出力端子を有している。このシフトレジスタ103aはゲートスタート信号GSI により初期化され、ゲートクロックGCLKに同期したタイミングで各出力端子から順番に低電圧の走査信号を出力する。
【0063】
レベルシフタ103bは、768個の入力端子と768個の出力端子とを備えている。そして、シフトレジスタ103aから入力された低電圧の走査信号を、高電圧に変換して出力する。
【0064】
出力バッファ103cも、768個の入力端子と768個の出力端子とを有している。出力バッファ103cの各出力端子は、それぞれ対応するゲートバスライン109に接続されている。出力バッファ103cは、レベルシフタ103bから入力された走査信号を、入力端子に対応する出力端子を介してゲートバスライン109に供給する。
【0065】
すなわち、ゲートドライバ103からは、1垂直同期期間内にゲートクロックGCLKに同期したタイミングで、表示部104の768本のゲートバスライン109に走査信号を順番に供給する。
【0066】
表示部104のTFT105は、ゲートバスライン109に走査信号が供給されるとオンとなる。このとき、データバスライン108に表示信号RGB(R信号、G信号及びB信号のいずれか1つ)が供給されると、表示セル106及び蓄積容量107に表示信号RGBが書き込まれる。表示セル106では、書き込まれた表示信号RGBにより液晶分子の傾きが変化し、その結果表示セル106の光透過率が変化する。各画素毎に表示セル106の光透過率を制御することによって、所望の画像が表示される。
【0067】
本実施の形態では、前述の如く、画素内のTFT105はn型である。また、制御回路101、データドライバ102及びゲートドライバ103はp型TFT及びn型TFTにより構成されている。
【0068】
図4は、本発明の第1の実施の形態の液晶表示パネルの表示部における断面図、図5は表示部におけるTFT基板の平面図である。なお、実際には各画素毎に、図3に示す蓄積容量107が形成されているが、ここではその図示及び説明を省略する。
【0069】
本実施の形態の液晶表示パネルは、図4の断面図に示すように、相互に対向して配置されたTFT基板120及びCF基板150と、これらのTFT基板120及びCF基板150の間に封入された液晶180とにより構成されている。
【0070】
TFT基板120は、ガラス基板(透明絶縁性基板)121と、ガラス基板121上に形成されたデータバスライン108、ゲートバスライン109、TFT105及び画素電極129等により構成されている。本実施の形態では、図5に示すように、ゲートバスライン109の一部がTFT105のゲート電極となっており、TFT105のソース電極127aは画素電極129に接続され、ドレイン電極127bはデータバスライン108に接続されている。また、画素電極129の上には配向膜131が形成されている。
【0071】
更に、TFT基板120の表示部よりも外側には、制御回路101、データドライバ102及びゲートドライバ103(駆動回路)を構成するn型TFT、p型TFT及び配線等が形成されている。
【0072】
一方、CF基板150は、ガラス基板(透明絶縁性基板)151と、このガラス基板151上に形成されたブラックマトリクス152、カラーフィルタ153及びコモン電極154とにより構成されている。ブラックマトリクス152は画素間の領域及びTFT形成領域を覆うように形成されている。また、各画素毎に、赤色、緑色及び青色のいずれか1色のカラーフィルタ153が形成されている。本実施の形態では、カラーフィルタ153の上にコモン電極154が形成されており、このコモン電極154の表面は配向膜155により覆われている。
【0073】
これらのTFT基板120及びCF基板150は、配向膜131,155が形成された面を相互に対向させて配置される。
【0074】
図6はTFT105の形成部における平面図、図7は図6のIII −III 線による断面図である。この図6,図7を参照して、TFT基板120の構成を更に詳細に説明する。但し、図6,図7では配向膜131の図示を省略している。
【0075】
ガラス基板121の上には、下地絶縁膜122が形成されている。この下地絶縁膜122の所定の領域上には、TFT105の動作層であるポリシリコン膜123が形成されている。
【0076】
このポリシリコン膜123にはTFT105のソース/ドレインである一対の高濃度不純物領域123a,123bがチャネル領域を挟んで形成されている。本実施の形態では、図7に示すように、ポリシリコン膜123の縁部には傾斜が設けられている。そして、ポリシリコン膜123のチャネル領域には、しきい値制御のためにp型不純物が導入されており、更にポリシリコン膜123の縁部(傾斜部)には、チャネル領域の中央部(平坦部)の2〜5倍の体積密度でp型不純物が導入されている。
【0077】
ポリシリコン膜123のチャネル領域上にはゲート絶縁膜124が形成されており、このゲート絶縁膜124の上にはゲート電極125(ゲートバスライン109)が形成されている。
【0078】
下地絶縁膜122及びゲート電極125(ゲートバスライン109)の上には第1の層間絶縁膜126が形成されている。この第1の層間絶縁膜126の上にはソース電極127a、ドレイン電極127b及びデータバスライン108が形成されている。ソース電極127aは、第1の層間絶縁膜126に設けられたコンタクトホール126aを介して高濃度不純物領域123aに電気的に接続され、ドレイン電極127bは、第1の層間絶縁膜126に設けられたコンタクトホール126bを介して高濃度不純物領域123bに電気的に接続されている。
【0079】
第1の層間絶縁膜126、データバスライン108、ソース電極127a及びドレイン電極127bの上には第2の層間絶縁膜128が形成されており、第2の層間絶縁膜128の上にはITO(Indium-Tin Oxide)等の透明導電体からなる画素電極129が形成されている。画素電極129は、第2の層間絶縁膜128に設けられたコンタクトホール128aを介してソース電極127aに電気的に接続されている。
【0080】
図8〜図11は上述した構造を有するTFT基板の製造方法を工程順に示す断面図である。但し、図8,図9は図6のIII −III 線の位置における断面を示し、図10,図11は図6のIV−IV線の位置における断面を示している。
【0081】
まず、図8(a),図10(a)に示すように、絶縁性基板としてガラス基板121を用意し、このガラス基板121の上に、例えばシリコン酸化膜(SiO2 )からなる下地絶縁膜122を約100nmの厚さに形成する。その後、CVD装置を使用し、気相ドーピング法により、下地絶縁膜122の上にp型不純物であるボロン(B)を含んだアモルファスシリコン膜123aを約40nmの厚さに形成する。アモルファスシリコン膜123a中のボロンの体積密度は、例えば4×1017cm-3とする。
【0082】
次に、図8(b),図10(b)に示すように、エキシマレーザをガラス基板121の上側全体に照射してシリコンを結晶化し、アモルファスシリコン膜123aをポリシリコン膜123に変化させる。そして、ポジ型のフォトレジストを使用し、ポリシリコン膜123の所定の領域(TFT形成領域)上にレジスト膜R1を形成する。
【0083】
次に、ガラス基板121をドライエッチング装置(図示せず)内に入れる。そして、エッチング装置内に例えばSF6 及び酸素ガスを導入し、レジスト膜R1をマスクとしてポリシリコン膜123をドライエッチングする。このとき、図12(a)に示すように、レジスト膜R1の縁部には、通常底部から上部に向けて幅が小さくなるような傾斜ができ、酸素を含むプラズマ中では図12(b)に示すように、徐々に傾斜面がエッチングされて後退していく。これに伴い、ポリシリコン膜123の縁部にも、図8(c),図10(c)に示すように傾斜ができる。このようにして、縁部に傾斜を有するポリシリコン膜123が形成される。
【0084】
次に、イオンドーピング装置を用い、加速電圧が5kV、ドーズ量が2×1012cm-2の条件で、ボロンをポリシリコン膜123に注入する。これにより、ポリシリコン膜123のうちレジスト膜R1でマスクされている部分にはボロンが導入されず、図12(c)に示すように、ポリシリコン膜123の縁部(傾斜部)のみに選択的にボロンが導入される。ポリシリコン膜123の傾斜部のボロンの体積密度は、先の気相ドーピング分と合わせて、およそ1×1018cm-3となる。これは、チャネル平坦部のボロンの体積密度の約2.5倍に相当する。
【0085】
なお、ドライエッチング後にレジスト膜R1からポリシリコン膜123の縁部が十分に露出していない場合は、例えば酸素プラズマ中でレジスト膜R1を全体的にエッチングし、レジスト膜R1の縁部を後退させてポリシリコン膜123を十分に露出させればよい。
【0086】
このようにしてポリシリコン膜123の傾斜部のみにボロンを導入した後、レジスト膜R1をプラズマアッシング等により除去する。
【0087】
次に、ポリシリコン膜123の上に、ゲート絶縁膜124となるSiO2 膜を約100nmの厚さに形成する。その後、例えばスパッタ法により、SiO2 膜の上にアルミニウム膜を約400nmの厚さに形成する。そして、フォトリソグラフィ法によりアルミニウム膜及びSiO2 膜をパターニングして、図9(a),図11(a)に示すように、ゲート電極125(ゲートバスライン109)及びゲート絶縁膜124を形成する。
【0088】
なお、表示部の外側の駆動回路形成領域では、ゲート電極125と同時に所定の配線(第1層配線)を形成する。
【0089】
次に、ゲート電極125をマスクとして、ポリシリコン膜123中にn型不純物としてリン(P)をイオン注入し、ソース/ドレインとなる一対の高濃度不純物領域123a,123bを形成する。このとき、高濃度不純物領域123a,123bとチャネル領域との間に不純物濃度が低い、いわゆるLDD(Lightly Doped Drain)領域を形成してもよい。
【0090】
このようにしてn型TFTを形成した後、ガラス基板121の上に、p型TFT形成領域のみが露出するレジスト膜を形成する。そして、p型TFT形成領域のポリシリコン膜123に、p型不純物として例えばボロンを、先に注入したリン(P)の2倍以上の濃度にイオン注入することで、p型TFTを形成する。このような方法によれば、比較的少ない工程でn型TFT及びp型TFTを形成することができる。
【0091】
なお、先にn型TFT形成領域及びp型TFT形成領域のポリシリコン膜123にp型不純物をイオン注入し、その後、p型TFT形成領域をレジスト膜で覆って、n型TFT形成領域にn型不純物をp型不純物の2倍以上の濃度に注入し、n型TFTを形成してもよい。
【0092】
次に、ポリシリコン膜123に注入された不純物を活性化させるために、300〜600℃で熱処理する。通常の熱処理に替えて、レーザ照射又はランプアニール等の処理で不純物を活性化してもよい。
【0093】
次に、図9(b),図11(b)に示すように、第1の層間絶縁膜126として基板121の上側全面に厚さが400nmのシリコン窒化膜(SiN)を形成し、この第1の層間絶縁膜126の表面から高濃度不純物領域123a,123bに到達するコンタクトホール126a,126bを形成する。
【0094】
次に、Ti(30nm)、Al(300nm)及びMo(50nm)をこの順に形成し、3層構造の金属膜を形成する。そして、この金属膜をパターニングして、データバスライン108、ソース電極127a及びドレイン電極127bを形成する。
【0095】
なお、このとき同時に、表示部外側の駆動回路形成領域では所定の配線(第2層配線)を形成する。
【0096】
次いで、図7に示すように、基板121の上側全面に第2の層間絶縁膜128としてシリコン窒化膜又はシリコン酸化膜を200〜300nmの厚さに形成し、この第2の層間絶縁膜128の所定の位置にコンタクトホール128aを形成する。なお、第2の層間絶縁膜128の材料として有機樹脂を使用してもよく、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜及び有機樹脂膜のうちの2以上の膜を積層して第2の層間絶縁膜128としてもよい。
【0097】
その後、基板121の上側全面にITO膜を形成し、このITO膜をパターニングして、画素電極129を形成する。この画素電極129は、コンタクトホール128aを介してソース電極127aに電気的に接続される。
【0098】
このようにして製造されたTFT基板と、カラーフィルタ及びコモン電極等が形成されたCF基板とを対向させて配置し、両者の間に液晶を封入することにより、液晶表示パネルが完成する。
【0099】
図13に本実施の形態のp型TFT及びn型TFTの電流−電圧(I−V)特性を示す。この図13に示すように、本実施の形態ではチャネル領域の傾斜部にp型不純物を平坦部よりも多く導入することにより、傾斜部のp型不純物の面密度をチャネル平坦部とほぼ同じにしている。これにより、チャネル領域の傾斜部に形成される寄生トランジスタのしきい値は平坦部のトランジスタのしきい値とほぼ同じとなり、TFTのI−V特性におけるハンプがなくなって、n型TFT及びp型TFTのいずれもゲート電圧が0Vのときにオフとなる。従って、CMOSのリーク電流が減少し、消費電力が著しく削減されるという効果を得ることができる。
【0100】
但し、チャネル領域の傾斜部のp型不純物の体積密度が平坦部のp型不純物の体積密度のおよそ2倍よりも少ないときは、図2のように傾斜部の影響によりn型TFTのしきい値電圧が低下し、ゲート電圧が0Vのときにn型TFTがオフにならなくなってしまう。一方、チャネル領域の傾斜部のp型不純物の体積密度が平坦部のp型不純物の体積密度のおよそ5倍を超えると、図14に示すように傾斜部の影響によりp型TFTのしきい値電圧がプラスに移動し、ゲート電圧が0Vのときにp型TFTがオフにならなくなってしまう。従って、チャネル領域の傾斜部のp型不純物の体積密度は、平坦部のp型不純物の体積密度の2〜5倍とすることが必要である。
【0101】
上述の実施の形態では、図8(a),図10(a)に示す工程で気相ドーピング法によりp型不純物を含むアモルファスシリコン膜を形成したが、ノンドープ(不純物が導入されていない)のアモルファスシリコン膜を形成した後、イオン注入法又はイオンドーピング法によりアモルファスシリコン膜にp型不純物を導入してもよい。例えば、ノンドープのアモルファスシリコン膜をジボランガスのプラズマに晒してアモルファスシリコン膜中にp型不純物を導入してもよい。また、ノンドープのポリシリコン膜を形成した後に、上記の方法によりポリシリコン膜中にp型不純物を導入してもよい。
【0102】
更に、図8(c),図10(c)に示す工程では、ポリシリコン膜123の傾斜部へのp型不純物の導入をイオンドーピングにより行ったが、質量分離機構を備えたイオン注入装置や、ジボランガスのプラズマにより半導体膜中にボロンを導入する装置を用いて行ってもよい。
【0103】
更にまた、p型不純物としてはボロン以外の元素(例えばアルミニウム)でもよい。この場合に、図8(a),図10(a)に示す工程でポリシリコン膜123に導入した元素以外のp型不純物を、図8(c),図10(c)に示す工程でポリシリコン膜123の傾斜部に導入してもよい。
【0104】
更にまた、ポリシリコン膜123を島状に加工する際、レジスト膜R1を形成する前に、レジスト膜等からの汚染を防止するための保護膜として、例えばシリコン酸化膜をポリシリコン膜123の上に約10nmの厚さで形成してもよい。
【0105】
また、ポリシリコン膜をエッチングするガスとして、SF6 以外に、CF4 等のガスと酸素を含むガスを使用してもよい。
【0106】
(第2の実施の形態)
図15(a)〜(c)は本発明の第2の実施の形態の薄膜トランジスタ装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0107】
まず、図15(a)に示すように、第1の実施の形態と同様にして、ガラス基板201の上に、下地絶縁膜202としてシリコン酸化膜を約100nmの厚さに形成する。
【0108】
次に、気相ドーピング法により、下地絶縁膜202の上に、ボロン(B)を4×1017cm-3の体積密度で含むアモルファスシリコン膜を約40nmの厚さに形成する。その後、エキシマレーザを基板201の上面全体に照射し、アモルファスシリコン膜をポリシリコン膜203に変化させる。そして、このポリシリコン膜203の上に、例えばシリコン酸化膜からなるマスク膜204を約25nmの厚さに形成する。なお、本実施の形態ではマスク膜204を絶縁物により形成しているが、導電性材料で形成してもよい。また、マスク膜204には、後述するポリシリコン膜203の傾斜部にp型不純物を導入する工程で、ポリシリコン膜203の平坦部へのp型不純物の注入を防止できる程度の厚さが必要である。
【0109】
次に、ポジ型のフォトレジストを使用して、TFT形成領域のマスク膜204上にレジスト膜R2を形成する。
【0110】
次に、この基板201をドライエッチング装置に入れ、ドライエッチング装置内に例えばCF4 及び酸素ガスを導入して、図15(b)に示すように、マスク膜204及びポリシリコン膜203を島状にエッチングする。このとき、レジスト膜R2の縁部には底部から上部に向って幅が小さくなるような傾斜が形成され、酸素を含むプラズマ中では徐々に傾斜部がエッチングされて後退していく。これに伴い、ポリシリコン膜203の縁部にも、図15(b)に示すような傾斜ができる。
【0111】
次に、図15(c)に示すように、レジスト膜R2を剥離液により除去した後、イオンドーピング装置を使用し、加速電圧が5kV、ドーズ量が2×1012cm-2の条件でポリシリコン膜203にボロン(B)を注入する。これにより、ポリシリコン膜203の平坦部ではマスク膜204にマスクされてボロンは導入されず、マスク膜204から露出しているポリシリコン膜203の傾斜部にのみボロンが導入される。ポリシリコン膜203の傾斜部のボロンの体積密度は、最初にポリシリコン膜203の導入されていた分と合わせて、約1×1018cm-3となる。これは、ポリシリコン膜203のチャネル中央(平坦部)のボロンの体積密度の約2.5倍に相当する。
【0112】
このようにしてポリシリコン膜203の傾斜部にのみボロンを導入した後、マスク膜204を除去する。その後の工程は第1の実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。マスク膜204が本実施の形態のようにシリコン酸化膜からなる場合は、マスク膜204を除去することなく、ゲート絶縁膜の一部として使用してもよい。
【0113】
本実施の形態においては、レジスト膜R2を除去した後にポリシリコン膜203の傾斜部に不純物を注入するので、レジスト膜R2の表面が不純物の注入により変質することがなく、レジスト膜R2を剥離液で剥離することができる。これにより、第1の実施の形態に比べてレジスト膜の除去作業が容易になる。但し、本実施の形態においても、プラズマアッシングによりレジスト膜R2を除去してもよい。
【0114】
また、本実施の形態では、不純物が導入されたアモルファスシリコン膜を形成し、このアモルファスシリコン膜にレーザを照射することにより、しきい値制御用の不純物が導入されたポリシリコン膜を形成している。しかし、図16に示すように、ノンドープのポリシリコン膜203を形成し、イオンドーピング法等によりポリシリコン膜203の全体にしきい値制御用のp不純物を導入してもよい。例えば、ポリシリコン膜203の全体にボロンを導入するときは、加速電圧を25kV、ドーズ量を3×1012cm-2とする。この条件では、ボロンイオンはマスク膜204を透過して、ポリシリコン膜203に注入される。また、ポリシリコン膜203の傾斜部(マスク膜204からはみ出た部分)のみにボロンを注入するときは、加速電圧を5kV、ドーズ量を2×1012cm-2とする。
【0115】
これにより、ポリシリコン膜203の中央(平坦部)に含有されるボロンの体積密度は約4×1017cm-3となり、傾斜部のボロンの体積密度は約1×1018cm-3となる。
【0116】
一般的に、しきい値を制御する場合のようにシリコン膜中に微量の不純物を添加する場合は、ジボランガスを使用する気相ドープ法よりも、イオンドーピング法又はイオン注入法のほうが不純物導入量の制御性に優れ、TFTのしきい値を精度よく制御することができる。
【0117】
また、本実施の形態では、マスク膜204をマスクとしてイオンドーピングでボロン(B)をポリシリコン膜203の傾斜部に注入している。このイオンドーピングでは、殆どのイオンがB2 Hx+ (但し、xは整数)の状態で注入されるため、質量分離してB+ イオンで注入する場合に比べて浅い注入が可能となり、マスク膜204をマスクとして使用することができる。
【0118】
但し、マスク膜204の膜厚及び加速電圧を適切に設定することで、質量分離機構を備えたイオン注入法を採用することも可能である。また、ポリシリコン膜203の傾斜部へのボロンの導入はジボランガスを用いたプラズマ処理で行うことも可能である。
【0119】
(第3の実施の形態)
図17(a)〜(c)は、本発明の第3の実施の形態の薄膜トランジスタ装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0120】
まず、図17(a)に示すように、第1の実施の形態と同様にして、ガラス基板221の上に、下地絶縁膜222としてシリコン酸化膜を約100nmの厚さに形成する。
【0121】
次に、下地絶縁膜222の上に、ノンドープのアモルファスシリコン膜を約40nmの厚さに形成する。その後、エキシマレーザをガラス基板221の上面全体に照射し、アモルファスシリコン膜をポリシリコン膜223に変化させる。そして、ポジ型フォトレジストを使用し、TFT形成領域のポリシリコン膜223の上に、レジスト膜R3を形成する。
【0122】
次に、この基板221をドライエッチング装置に入れ、ドライエッチング装置内に例えばSF6 及び酸素ガスを導入して、図17(b)に示すように、ポリシリコン膜223を島状にエッチングする。このとき、レジスト膜R3の縁部には底部から上部に向って幅が小さくなるような傾斜が形成されており、酸素を含むプラズマ中では徐々に傾斜部がエッチングされて後退していく。これに伴い、ポリシリコン膜223の縁部にも、図17(b)に示すような傾斜ができる。
【0123】
次に、図17(c)に示すように、レジスト膜R3を剥離液又はプラズマアッシング等により除去した後、イオンドーピング装置を使用し、加速電圧が5kV、ボロンのドーズ量が1.5×1012cm-2の条件でポリシリコン膜223のチャネル平坦部及び傾斜部の表面に近い部分にボロンを導入する。
【0124】
このようにしてポリシリコン膜の平坦部及び傾斜部にボロンを導入した後の工程は第1の実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0125】
本実施の形態では、ポリシリコン膜223のチャネル領域の平坦部及び傾斜部の表面に近い部分に濃度分布のピークをもつようにボロンを導入している。これにより、チャネル領域の平坦部及び傾斜部のボロンの面密度がほぼ同じになり、電流−電圧(I−V)特性におけるハンプの発生を抑制できる。しかも、しきい値制御のための平坦部へのp型不純物導入と、ハンプ抑制のための傾斜部へのp型不純物導入とを同一工程で行うので、工程数の増加が回避される。
【0126】
なお、本実施の形態ではイオンドーピング装置を使用してポリシリコン膜223の表面近傍へのボロンの導入を行ったが、イオン注入法やジボランガスを使用するプラズマ処理によってポリシリコン膜223の表面への不純物の導入を行ってもよい。
【0127】
ところで、しきい値制御をより容易にするため、n型TFTにしきい値制御用のp型不純物をp型TFTに比べて多く導入し、n型TFTのしきい値とp型TFTのしきい値の差を大きくすることがある。
【0128】
第1〜第3の実施の形態のいずれにおいてもこの手法を併用することができる。第3の実施の形態に適用した例を以下に示す。
【0129】
図17(c)に示す工程で、ポリシリコン膜223の平坦部及び傾斜部の表面近傍へのボロンの導入時の条件は、加速電圧が5kV、ドーズ量が1×1012cm-2とする。
【0130】
次に、基板221の上側に、p型TFT形成領域を覆い、n型TFT形成領域が露出するレジストマスクを形成する。そして、n型TFT形成領域のポリシリコン膜に、加速電圧が5kV、ドーズ量が1×1012cm-2の条件でボロンを注入する。
【0131】
その結果、p型TFTのポリシリコン膜223のボロンの面密度は1×1012cm-2となるため、前述の場合よりも0.5V〜1V程度しきい値がマイナスになる。一方、n型TFTのポリシリコン膜223には2回の注入で2×1012cm-2のボロンが導入されるため、前述の場合より0.5V〜1V程度しきい値が上昇し、n型TFTとp型TFTとのしきい値の差が1〜2V大きくなる。但し、このような手法をとる場合、レジストマスク工程が増加する。
【0132】
図18は、n型TFTのチャネル領域のp型不純物量をp型TFTのチャネル領域のp型不純物量よりも多くしたときの電流−電圧(I−V)特性を示す図である。この図18に示すように、n型TFTのチャネル領域のp型不純物量をp型TFTのチャネル領域のp型不純物量よりも多くすることにより、n型TFTのしきい値電圧が上昇する。従って、ゲート電圧が0Vのときにn型TFT及びp型TFTがいずれもオフとなるように、チャネル部の不純物量を制御することが容易になる。
【0133】
(第4の実施の形態)
図19,図20は、本発明の第4の実施の形態の薄膜トランジスタ装置の製造方法を示す断面図である。
【0134】
まず、図19(a)に示すように、第1の実施の形態と同様にして、ガラス基板241の上に下地絶縁膜242としてシリコン酸化膜を約100nmの厚さに形成する。
【0135】
次に、気相ドーピング法により、下地絶縁膜242の上に、ボロンを3×1017cm-3の密度で含むアモルファスシリコン膜を約40nmの厚さに形成する。本実施の形態では、第1の実施の形態に比べてアモルファスシリコン膜中のボロン密度を小さくしている。
【0136】
その後、エキシマレーザを基板241の上面全体に照射し,アモルファスシリコン膜をポリシリコン膜243に変化させる。そして、このポリシリコン膜243の上に、例えばシリコン酸化膜からなるマスク膜244を約25nmの厚さに形成する。
【0137】
次に、ポジ型のフォトレジストを使用して、TFT形成領域のマスク膜244の上にレジスト膜R3を形成する。
【0138】
次に、この基板241をドライエッチング装置に入れて、ドライエッチング装置内に例えばCF4 及び酸素ガスを導入して、図19(b)に示すように、マスク膜244及びポリシリコン膜243を島状にエッチングする。このとき、レジスト膜R3の縁部には底部から上部に向って幅が小さくなるような傾斜が形成されており、酸素を含むプラズマ中では徐々に傾斜部がエッチングされて後退していく。これに伴い、ポリシリコン膜243の縁部にも、図19(b)に示すような傾斜ができる。
【0139】
次に、レジスト膜R3を剥離液又はプラズマアッシングにより除去する。そして、図20に示すように、p型TFT形成領域を覆い、n型TFT形成領域が露出するレジスト膜R4を形成する。
【0140】
その後、イオンドーピング装置を使用し、加速電圧が25kV、ドーズ量が1.6×1012cm-2の条件で、n型TFT形成領域のポリシリコン膜243の全体にボロンを注入する。続けて、加速電圧が5kV、ドーズ量が3×1012cm-2の条件でn型TFT形成領域のポリシリコン膜243の傾斜部のみにボロンを注入する。
【0141】
これにより、p型TFTのチャネル領域には3×1017cm-3の密度でボロンが導入され、n型TFTのチャネル平坦部には約5×1017cm-3、n型TFTのチャネル傾斜部には約1.6×1018cm-3のボロンが導入される。その結果、n型TFTとp型TFTのしきい値の差は、第1の実施の形態と比較して約1〜1.5V大きくなる。
【0142】
次に、レジスト膜R4及びマスク膜244を除去する。その後の工程は第1の実施の形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0143】
本実施の形態においてもマスク膜244を除去した後にポリシリコン膜243の上にゲート絶縁膜を形成するものとした。しかし、マスク膜244は、第2の実施の形態と同様に、シリコン酸化膜等の絶縁膜からなる場合はゲート絶縁膜の一部として残しておいてもよい。
【0144】
本実施の形態ではn型TFT形成領域のポリシリコン膜の傾斜部のみにハンプ抑制用のp型不純物を選択的に導入するので、p型TFTではハンプの発生がなく、p型不純物の導入量のマージンが大きくなり、しきい値の制御が容易になる。しかも、n型TFTのチャネル平坦部にp型TFTチャネル平坦部よりも多くp型不純物を導入することで、n型TFTとp型TFTのしきい値の差を大きくできる。これにより、しきい値制御が更に容易になる。
【0145】
この場合も、ポリシリコン膜への不純物の導入は、イオン注入法によってもよく、ポリシリコン膜の傾斜部への不純物の導入は、ジボランガスのプラズマ処理によってもよい。
【0146】
また、本実施の形態では、気相ドーピング法によりp型不純物を含むアモルファスシリコン膜を形成したが、ノンドープのアモルファスシリコン膜を形成した後、イオン注入法又はイオンドーピング法によりアモルファスシリコン膜に不純物を導入してもよい。更に、ノンドープのポリシリコン膜を形成した後に、イオン注入法又はイオンドーピング法によりポリシリコン膜中に不純物を導入してもよい。
【0147】
上述の第1〜第4の実施の形態は、いずれも逆スタガー型TFTを有する薄膜トランジスタに適用することが可能である。この場合は,ゲート電極及びゲート絶縁膜を形成した後に半導体膜を形成する。また、第1〜第4の実施の形態ではいずれも、動作層がポリシリコン膜からなるTFTについて説明したが、本発明は、動作層がアモルファスシリコン膜又はその他の半導体膜からなるTFTにも適用することができる。
【0148】
更に、上述の第1〜第4の実施の形態は、いずれも本発明を液晶表示パネルに適用した場合について説明したが、本発明は有機EL表示パネル又はその他のTFTを使用した装置に適用することができる。
【0149】
(付記1)基板と、前記基板上に形成され、チャネル領域にp型不純物が導入された半導体膜を動作層とする薄膜トランジスタとを有する薄膜トランジスタ装置において、前記半導体膜の縁部には傾斜が設けられ、前記チャネル領域の前記縁部におけるp型不純物の体積密度が、前記チャネル領域の中央部におけるp型不純物の体積密度の2乃至5倍であることを特徴とする薄膜トランジスタ装置。
【0150】
(付記2)前記基板上にはn型薄膜トランジスタ及びp型薄膜トランジスタが形成され、前記n型薄膜トランジスタ及び前記p型薄膜トランジスタのチャネル領域にはいずれもp型不純物が導入されていることを特徴とする付記1に記載の薄膜トランジスタ装置。
【0151】
(付記3)前記n型薄膜トランジスタのチャネル領域におけるp型不純物の体積密度が、前記p型薄膜トランジスタのチャネル領域におけるp型不純物の体積密度よりも多いことを特徴とする付記2に記載の薄膜トランジスタ装置。
【0152】
(付記4)基板上にp型不純物が導入された半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜の薄膜トランジスタ形成領域上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとして前記半導体膜をエッチングするエッチング工程と、前記レジスト膜をマスクとし、前記半導体膜のうち前記レジスト膜からはみ出した部分にp型不純物を導入する工程と、前記レジスト膜を除去する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0153】
(付記5)前記エッチング工程は、SF6 及び酸素を含むガス、又はCF4 及び酸素を含むガスを用いたドライエッチングにより行うことを特徴とする付記4に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0154】
(付記6)前記エッチング工程の後に、前記レジスト膜をエッチングして、前記レジスト膜の縁部を後退させる工程を有することを特徴とする付記4に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0155】
(付記7)基板上にp型不純物が導入された半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜の上にマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜の薄膜トランジスタ形成領域上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとして前記マスク膜及び半導体膜をエッチングするエッチング工程と、前記レジスト膜を除去する工程と、前記マスク膜をマスクとし、前記半導体膜のうち前記マスク膜からはみ出した部分にp型不純物を導入する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0156】
(付記8)前記ゲート絶縁膜は、前記マスク膜を除去した後に前記半導体膜上に形成することを特徴とする付記7に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0157】
(付記9)前記ゲート絶縁膜は、前記マスク膜をその一部として前記半導体膜上に形成することを特徴とする付記7に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0158】
(付記10)前記エッチング工程は、CF4 及び酸素を含むガスを用いたドライエッチングにより行うことを特徴とする付記7に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0159】
(付記11)基板上に半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜の上にマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜の薄膜トランジスタ形成領域上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとして前記マスク膜及び半導体膜をエッチングする工程と、前記レジスト膜を除去する工程と、前記マスク膜を透過する条件で前記半導体膜の全体にp型不純物を導入し、前記マスク膜で遮断される条件で前記半導体膜のうち前記マスク膜からはみ出した部分のみにp型不純物を導入する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0160】
(付記12)前記半導体膜へのp型不純物の導入は、イオン注入法又はイオンドーピング法により行うことを特徴とする付記11に記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0161】
(付記13)基板と、前記基板上に形成され、少なくともチャネル領域にp型不純物が導入された半導体膜を動作層とする薄膜トランジスタとを有する薄膜トランジスタ装置において、前記半導体膜の縁部に傾斜が設けられ、前記半導体膜のチャネル領域では表面近傍に分布のピークを持つようにp型不純物が導入されていることを特徴とする薄膜トランジスタ装置。
【0162】
(付記14)基板上に半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜の薄膜トランジスタ形成領域上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜をマスクとして前記半導体膜をエッチングする工程と、前記レジスト膜を除去する工程と、前記半導体膜の表面近傍に分布のピークをもつ条件で前記半導体膜にp型不純物を導入する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0163】
(付記15)基板と、前記基板上に形成されたp型薄膜トランジスタ及びn型薄膜トランジスタとを有する薄膜トランジスタ装置において、前記p型薄膜トランジスタ及び前記n型薄膜トランジスタはいずれも縁部に傾斜が設けられた半導体膜を動作層とし、前記n型薄膜トランジスタの前記半導体膜のチャネル領域に含まれるp型不純物の体積密度が、前記p型薄膜トランジスタの前記半導体膜のチャネル領域のp型不純物の体積密度よりも多く、且つ前記n型薄膜トランジスタのチャネル領域の傾斜部のp型不純物の体積密度が、前記チャネル領域の中央部のp型不純物の体積密度の2倍以上であることを特徴とする薄膜トランジスタ装置。
【0164】
(付記16)基板上にp型不純物が導入された半導体膜を形成する工程と、前記半導体膜上にマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜のn型薄膜トランジスタ形成領域及びp型薄膜トランジスタ形成領域の上に第1のレジスト膜を形成する工程と、前記第1のレジスト膜をマスクとして前記半導体膜及び前記マスク膜をエッチングする工程と、前記第1のレジスト膜を除去する工程と、前記基板上のp型薄膜トランジスタ形成領域上を第2のレジスト膜で覆う工程と、前記マスク膜を透過する条件で前記n型薄膜トランジスタ形成領域の前記半導体膜の全体にp型不純物を導入し、且つ、前記マスク膜で遮断される条件で前記n型薄膜トランジスタ形成領域の前記半導体膜のうち前記マスク膜からはみ出した部分にp型不純物を導入する工程と、前記第2のレジスト膜を除去する工程と、ゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。
【0165】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、半導体膜のチャネル領域の縁部におけるp型不純物の体積密度を、チャネル領域の中央部におけるp型不純物の体積密度の2乃至5倍と高くし、又は半導体膜の表面近傍に濃度のピークをもつようにp型不純物を導入しているので、n型薄膜トランジスタのI−V特性におけるハンプがなく、しきい値の制御が容易になる。その結果、CMOSで構成される回路のリーク電流が低下し、消費電力が小さい薄膜トランジスタ装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、TFTの平面図、図1(b)は図1(a)のI−I線による断面図、図1(c)は図1(a)のII−II線による断面図である。
【図2】図2は、従来のTFT(n型TFT及びp型TFT)のI−V特性を模式的に示す図である。
【図3】図3は本発明の第1の実施の形態の薄膜トランジスタ装置(透過型液晶表示パネル)の構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、本発明の第1の実施の形態の液晶表示パネルの表示部における断面図である。
【図5】図5は表示部におけるTFT基板の平面図である。
【図6】図6はTFTの形成部における平面図である。
【図7】図7は図6のIII −III 線による断面図である。
【図8】図8は第1の実施の形態に係るTFT基板の製造方法を示す断面図(その1)であり、図6のIII −III 線の位置における断面図である。
【図9】図9は第1の実施の形態に係るTFT基板の製造方法を示す断面図(その2)であり、図6のIII −III 線の位置における断面図である。
【図10】図10は第1の実施の形態に係るTFT基板の製造方法を示す断面図(その3)であり図6のIV−IV線の位置における断面図である。
【図11】図11は第1の実施の形態に係るTFT基板の製造方法を示す断面図(その4)であり図6のIV−IV線の位置における断面図である。
【図12】図12(a)〜(c)は、第1の実施の形態において、半導体膜の傾斜部への不純物導入方法を示す拡大断面図である。
【図13】図13は、第1の実施の形態に係るp型TFT及びn型TFTのI−V特性を示す図である。
【図14】図14は、チャネル領域の傾斜部の単位体積当りの不純物濃度が平坦部の不純物濃度の5倍を超えたときのp型TFT及びn型TFTのI−V特性を示す図である。
【図15】図15(a)〜(c)は本発明の第2の実施の形態の薄膜トランジスタ装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【図16】図16は第2の実施の形態の変形例を示す断面図である。
【図17】図17(a)〜(c)は、本発明の第3の実施の形態のTFTの製造方法を工程順に示す断面図である。
【図18】図18は、n型TFTのチャネル領域のp型不純物量をn型TFTのチャネル領域のp型不純物量よりも多くしたときのI−V特性を示す図である。
【図19】図19は、本発明の第4の実施の形態の薄膜トランジスタの製造方法を示す断面図(その1)である。
【図20】図20は、本発明の第4の実施の形態の薄膜トランジスタの製造方法を示す断面図(その2)である。
【符号の説明】
10,121,151,201,221,241…ガラス基板、
11、122,202,222,242…下地絶縁膜、
12…半導体膜、
13,124…ゲート絶縁膜、
14,125…ゲート電極、
101…制御回路、
102…データドライバ、
103…ゲートドライバ、
104…表示部、
105…TFT、
108…データバスライン、
109…ゲートバスライン、
120…TFT基板、
123,203,223,243…ポリシリコン膜、
126,128…層間絶縁膜、
129…画素電極、
150…CF基板、
180…液晶、
204,244…マスク膜。
Claims (6)
- 基板と、
前記基板上に形成され、チャネル領域にp型不純物が導入された半導体膜を動作層とする薄膜トランジスタとを有する薄膜トランジスタ装置において、
前記半導体膜の縁部には傾斜が設けられ、前記チャネル領域の前記縁部におけるp型不純物の体積密度が、前記チャネル領域の中央部におけるp型不純物の体積密度の2乃至5倍であることを特徴とする薄膜トランジスタ装置。 - 基板上にp型不純物が導入された半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜の薄膜トランジスタ形成領域上にレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜をマスクとして酸素を含むガスを用いて前記半導体膜をドライエッチングすることにより、前記レジスト膜の縁部を後退させるとともに、前記レジスト膜からはみ出した部分の前記半導体膜に傾斜を形成する工程と、
前記レジスト膜をマスクとし、前記半導体膜のうち前記レジスト膜からはみ出した部分にp型不純物を導入して前記マスクからはみ出した部分の半導体膜のp型不純物の体積密度を前記マスクの下の半導体膜のp型不純物の体積密度の2乃至5倍とする工程と、
前記レジスト膜を除去する工程と、
ゲート絶縁膜を形成する工程と、
ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。 - 基板上にp型不純物が導入された半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜の上にマスク膜を形成する工程と、
前記マスク膜の薄膜トランジスタ形成領域上にレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜をマスクとし、酸素を含むガスを用いて前記マスク膜及び半導体膜をドライエッチングすることにより、前記レジスト膜の縁部を後退させるとともに、前記レジスト膜及び前記マスク膜からはみ出した部分の前記半導体膜に傾斜を形成する工程と、
前記レジスト膜を除去する工程と、
前記マスク膜をマスクとし、前記半導体膜のうち前記マスク膜からはみ出した部分にp型不純物を導入して前記マスクからはみ出した部分の半導体膜のp型不純物の体積密度を前記マスクの下の半導体膜のp型不純物の体積密度の2乃至5倍とする工程と、
ゲート絶縁膜を形成する工程と、
ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。 - 基板上に半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜の上にマスク膜を形成する工程と、
前記マスク膜の薄膜トランジスタ形成領域上にレジスト膜を形成する工程と、
前記レジスト膜をマスクとし、酸素を含むガスを用いて前記マスク膜及び半導体膜をドライエッチングすることにより、前記レジスト膜の縁部を後退させるとともに、前記レジスト膜及び前記マスク膜からはみ出した部分の前記半導体膜に傾斜を形成する工程と、
前記レジスト膜を除去する工程と、
前記マスク膜を透過する条件で前記半導体膜の全体にp型不純物を導入する工程と、
前記マスク膜で遮断される条件で前記半導体膜のうち前記マスク膜からはみ出した部分のみにp型不純物を導入して前記マスクからはみ出した部分の半導体膜のp型不純物の体積密度を前記マスクの下の半導体膜のp型不純物の体積密度の2乃至5倍とする工程と、
ゲート絶縁膜を形成する工程と、
ゲート電極を形成する工程と
を有することを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。 - 基板と、
前記基板上に形成されたp型薄膜トランジスタ及びn型薄膜トランジスタを有する薄膜トランジスタ装置において、
前記p型薄膜トランジスタ及び前記n型薄膜トランジスタはいずれも縁部に傾斜が設けられた半導体膜を動作層とし、
前記n型薄膜トランジスタの前記半導体膜のチャネル領域の中央部に含まれるp型不純物の体積密度が、前記p型薄膜トランジスタの前記半導体膜のチャネル領域の中央部のp型不純物の体積密度よりも多く、且つ前記n型薄膜トランジスタのチャネル領域の傾斜部のp型不純物の体積密度が、当該チャネル領域の中央部のp型不純物の体積密度の2乃至5倍であることを特徴とする薄膜トランジスタ装置。 - 基板上にp型不純物が導入された半導体膜を形成する工程と、
前記半導体膜上にマスク膜を形成する工程と、
前記マスク膜のn型薄膜トランジスタ形成領域及びp型薄膜トランジスタ形成領域の上に第1のレジスト膜を形成する工程と、
前記第1のレジスト膜をマスクとし、酸素を含むガスを用いて前記半導体膜及び前記マスク膜をドライエッチングすることにより、前記レジスト膜の縁部を後退させるとともに、前記第1のレジスト膜及び前記マスク膜からはみ出した部分の前記半導体膜に傾斜を形成する工程と、
前記第1のレジスト膜を除去する工程と、
前記基板上のp型薄膜トランジスタ形成領域上を第2のレジスト膜で覆う工程と、
前記マスク膜を透過する条件で前記n型薄膜トランジスタ形成領域の前記半導体膜の全体にp型不純物を導入し、且つ、前記マスク膜で遮断される条件で前記n型薄膜トランジスタ形成領域の前記半導体膜のうち前記マスク膜からはみ出した部分にp型不純物を導入して前記マスクからはみ出した部分の半導体膜のp型不純物の体積密度を前記マスクの下の半導体膜のp型不純物の体積密度の2乃至5倍とする工程と、
前記第2のレジスト膜を除去する工程と、
ゲート絶縁膜を形成する工程と、
ゲート電極を形成する工程と
を有することを特徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002053881A JP4017886B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 薄膜トランジスタ装置及びその製造方法 |
| TW092103947A TWI224865B (en) | 2002-02-28 | 2003-02-25 | Thin film transistor device and method of manufacturing the same |
| US10/375,788 US7071504B2 (en) | 2002-02-28 | 2003-02-26 | Thin film transistor device and method of manufacturing the same |
| KR1020030012273A KR100775233B1 (ko) | 2002-02-28 | 2003-02-27 | 박막 트랜지스터 장치 및 그 제조 방법 |
| CNB031067794A CN1268006C (zh) | 2002-02-28 | 2003-02-28 | 薄膜晶体管及其制作方法 |
| US11/352,159 US7312483B2 (en) | 2002-02-28 | 2006-02-10 | Thin film transistor device and method of manufacturing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002053881A JP4017886B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 薄膜トランジスタ装置及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003258262A JP2003258262A (ja) | 2003-09-12 |
| JP4017886B2 true JP4017886B2 (ja) | 2007-12-05 |
Family
ID=27750936
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002053881A Expired - Fee Related JP4017886B2 (ja) | 2002-02-28 | 2002-02-28 | 薄膜トランジスタ装置及びその製造方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US7071504B2 (ja) |
| JP (1) | JP4017886B2 (ja) |
| KR (1) | KR100775233B1 (ja) |
| CN (1) | CN1268006C (ja) |
| TW (1) | TWI224865B (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4964442B2 (ja) | 2005-08-10 | 2012-06-27 | 三菱電機株式会社 | 薄膜トランジスタおよびその製造方法 |
| KR101226974B1 (ko) | 2006-05-03 | 2013-01-28 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치용 어레이 기판 및 그 제조 방법 |
| JP5111802B2 (ja) | 2006-07-20 | 2013-01-09 | 三菱電機株式会社 | 薄膜トランジスタ基板、及びその製造方法 |
| US8759166B2 (en) | 2009-12-14 | 2014-06-24 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method for manufacturing thin film transistor device |
| JP5480303B2 (ja) * | 2010-02-02 | 2014-04-23 | シャープ株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
| KR101084273B1 (ko) | 2010-03-03 | 2011-11-16 | 삼성모바일디스플레이주식회사 | 유기 발광 표시 장치 및 그 제조 방법 |
| WO2011135890A1 (ja) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | シャープ株式会社 | 半導体装置、表示装置、および半導体装置の製造方法 |
| WO2011158780A1 (ja) * | 2010-06-15 | 2011-12-22 | シャープ株式会社 | 半導体装置およびその製造方法 |
| KR102231398B1 (ko) * | 2014-08-01 | 2021-03-23 | 엘지디스플레이 주식회사 | 금속 산화막 반도체 전계효과 트랜지스터 및 그 제조방법 |
| CN104934373B (zh) * | 2015-06-30 | 2018-10-26 | 厦门天马微电子有限公司 | 一种阵列基板及其制作方法 |
| CN106505067B (zh) * | 2015-09-08 | 2019-10-25 | 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 | 互补金属氧化物半导体装置及制造方法 |
| JP6708464B2 (ja) * | 2016-04-01 | 2020-06-10 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
Family Cites Families (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6312160A (ja) | 1986-07-03 | 1988-01-19 | Fujitsu Ltd | 島状soiのチヤネルストツパ形成方法 |
| US5898188A (en) | 1994-07-06 | 1999-04-27 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method for its fabrication |
| JP3124445B2 (ja) | 1994-07-08 | 2001-01-15 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置およびその作製方法 |
| JP3295679B2 (ja) | 1995-08-04 | 2002-06-24 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置の作製方法 |
| JPH09191111A (ja) | 1995-11-07 | 1997-07-22 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置およびその作製方法 |
| JP3222380B2 (ja) * | 1996-04-25 | 2001-10-29 | シャープ株式会社 | 電界効果トランジスタ、および、cmosトランジスタ |
| JP2000031493A (ja) | 1998-07-16 | 2000-01-28 | Fujitsu Ltd | 薄膜トランジスタ及びその製造方法 |
| JP2000077665A (ja) | 1998-08-27 | 2000-03-14 | Toshiba Corp | 薄膜トランジスタ装置及び薄膜トランジスタ装置の製造方法 |
| JP3483484B2 (ja) | 1998-12-28 | 2004-01-06 | 富士通ディスプレイテクノロジーズ株式会社 | 半導体装置、画像表示装置、半導体装置の製造方法、及び画像表示装置の製造方法 |
| JP3458766B2 (ja) | 1999-06-08 | 2003-10-20 | 日本電気株式会社 | 電界効果トランジスタの製造方法 |
| TW495854B (en) * | 2000-03-06 | 2002-07-21 | Semiconductor Energy Lab | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
| JP3753613B2 (ja) * | 2000-03-17 | 2006-03-08 | セイコーエプソン株式会社 | 電気光学装置及びそれを用いたプロジェクタ |
| TW480576B (en) * | 2000-05-12 | 2002-03-21 | Semiconductor Energy Lab | Semiconductor device and method for manufacturing same |
| JP4678933B2 (ja) * | 2000-11-07 | 2011-04-27 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置の作製方法 |
| US7141822B2 (en) * | 2001-02-09 | 2006-11-28 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method for manufacturing the same |
-
2002
- 2002-02-28 JP JP2002053881A patent/JP4017886B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-02-25 TW TW092103947A patent/TWI224865B/zh not_active IP Right Cessation
- 2003-02-26 US US10/375,788 patent/US7071504B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-02-27 KR KR1020030012273A patent/KR100775233B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 2003-02-28 CN CNB031067794A patent/CN1268006C/zh not_active Expired - Fee Related
-
2006
- 2006-02-10 US US11/352,159 patent/US7312483B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR20030071551A (ko) | 2003-09-03 |
| US20060166413A1 (en) | 2006-07-27 |
| CN1268006C (zh) | 2006-08-02 |
| CN1441502A (zh) | 2003-09-10 |
| US7071504B2 (en) | 2006-07-04 |
| KR100775233B1 (ko) | 2007-11-12 |
| TW200306668A (en) | 2003-11-16 |
| TWI224865B (en) | 2004-12-01 |
| JP2003258262A (ja) | 2003-09-12 |
| US20030160245A1 (en) | 2003-08-28 |
| US7312483B2 (en) | 2007-12-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4021194B2 (ja) | 薄膜トランジスタ装置の製造方法 | |
| US7399662B2 (en) | Method of manufacturing a thin film transistor device | |
| US6900464B2 (en) | Thin film transistor device and method of manufacturing the same, and liquid crystal display device | |
| US6388291B1 (en) | Semiconductor integrated circuit and method for forming the same | |
| JP2564725B2 (ja) | Mos型トランジスタの作製方法 | |
| US6599783B2 (en) | Method of fabricating a thin film including a protective layer as a mask | |
| JP4084080B2 (ja) | 薄膜トランジスタ基板の製造方法 | |
| JPH05335573A (ja) | 薄膜半導体装置 | |
| JP4017886B2 (ja) | 薄膜トランジスタ装置及びその製造方法 | |
| US5604139A (en) | Method for manufacturing a semiconductor device | |
| US20050070054A1 (en) | Thin-film transistor device, method of manufacturing the same, thin-film transistor substrate provided therewith and display device | |
| KR100328126B1 (ko) | 트렌치게이트구조를갖는다결정실리콘박막트랜지스터의제조방법 | |
| US20060061701A1 (en) | Pixel of a liquid crystal panel, method of fabricating the same and driving method thereof | |
| US8759166B2 (en) | Method for manufacturing thin film transistor device | |
| JP3391176B2 (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法 | |
| JP3281777B2 (ja) | 半導体素子の製造方法 | |
| JP3345756B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| JPH11329334A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
| KR20050001253A (ko) | 액정표시장치의 제조방법 | |
| JP2002203972A (ja) | 薄膜トランジスタアレイとそれを用いた液晶表示装置 | |
| JP2006317638A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
| JP2003179231A (ja) | 薄膜トランジスタの製造方法とそれを用いた液晶表示装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050107 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050107 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050712 |
|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20050713 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050721 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050721 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050818 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061212 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070307 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070626 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070711 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070918 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070919 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4017886 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100928 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110928 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120928 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130928 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |