JP4018424B2 - 椅子 - Google Patents

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JP4018424B2
JP4018424B2 JP2002095944A JP2002095944A JP4018424B2 JP 4018424 B2 JP4018424 B2 JP 4018424B2 JP 2002095944 A JP2002095944 A JP 2002095944A JP 2002095944 A JP2002095944 A JP 2002095944A JP 4018424 B2 JP4018424 B2 JP 4018424B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、簡易な構成を通じてその座り心地を有効に向上させた椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
椅子において、その座り心地の良否は、身体に与える影響、執務効率等に与える影響の極めて大きいファクターであり、椅子の基本機能として最も重視されるところである。このため、従来より、背凭れ傾動、背座ロッキング、ランバーサポート等々、種々の機構を通じて、座り心地を向上させるための追求が多角的になされ、椅子の高機能化が進んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような高機能化は、通常、多くの機構部品の増加を伴うため、それを許容できるような椅子であるならばまだしも、簡易形の椅子においては到底採用し難いことが多い。
【0004】
例えば、近時考えられているものに、個体差に応じたバックアップ機能が得られるように背凭れの形状を変化させ得る機能や、背凭れの上部のみを後傾可能として身体をリフレッシュさせる機能などがある。これらを通常考えられる手法によって同時に取り入れようとする場合、背凭れ内部に可動部品を埋め込んだり、背支桿の上端部に肩支持部をサポートする部材を反力機構を用いて取り付けるのが通例である。しかしながら、このように個別に機構部品を取り入れたのでは無駄が多い上に、背凭れの形状変化を実現するための機構が背凭れを厚肉なものにし、肩支持部も部分的に反力を働かせたのでは柔らかいバックアップ機能を実現することが困難となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、主として簡易形の椅子においてこのような機能を好適に両立させるために、背凭れを具備し、その背凭れを、下端部に入力される操作力によって、上端部の後傾動作を伴いつつ、下方に位置する背凭れ面を変形させ得るように構成したものである。そして、背凭れの下端部周辺に固定手段を設け、この固定手段により背凭れを所定操作位置に固定可能とするとともに、その固定を解除した状態で背凭れの上端部に荷重を作用させることによって、背凭れ面の変形を伴いつつ背凭れの上端部を後傾させ得るようにしたことを特徴とする。
【0006】
このようなものであれば、背凭れ面を変形させ、固定手段により然るべき状態に固定することによって、着座者の身体の個体差に応じた適切なサポート状態を得ることができる。また、固定手段を解除した状態で背中を反り返るように体重を預けることによって、背凭れの下端部を従動させつつその上端部を無理なく大きく後傾させて、背中の上半部をリフレッシュさせることができる。しかも、これらは背凭れの変形動作を通じてともに惹起されるものであり、共通の機構を利用して効率よく実現できる上に、リフレッシュ時には上端部の後傾のみならず背凭れ面全体の変形も惹起されるため、柔らかいバックアップ機能を得ることができる。
【0007】
具体的な実施の態様としては、背凭れの上端部を水平軸回りに回転可能に支持した上で、背凭れの下端部をスライド操作可能に支持し、かつ固定手段によってそのスライド位置を選択的に固定若しくは解除し得るようにしているものが挙げられる。
【0008】
以上において、一定方向へのスライド動作は、直線に沿った動作、円弧に沿った動作の何れであっても構わない。円弧の場合、スムーズな動きを確保するためには、中心が背凭れの後方にあるような円弧を採用することが好適である。
【0009】
背凭れの好適な変形の態様としては、操作部の操作位置に応じて、ランバーサポート部の位置を前後方向に突没させるもの、ランバーサポート部の位置を前後かつ上下方向に突没させるもの等が挙げられる。
【0010】
或いは、背凭れの変形の態様は、操作部の操作位置に応じて、背凭れのS字状をなす湾曲形状(ランバーサポート部の形状変化を伴うものを含む)を滑らかに変形させるものであってもよい。
【0011】
また、以上の構成を好適に実現するための背凭れの構造としては、当該背凭れを、背凭れ面を有し変形可能な背凭れ本体と、椅子本体に支持された背フレームに後傾可能に取り付けられて前記背凭れ本体の上端部の背面を支持する背凭れ補強部とから構成し、背凭れ本体のうち、背凭れ補強部に支持されていない背凭れ面の部分を変形させるようにしているものが好ましい。
【0012】
上記の椅子等に好適に適用できる固定手段としては、操作力を入力するための操作レバーに係わって、該操作レバーを複数の操作位置の中から選択した一の操作位置に拘束するにあたり、椅子本体等の固定側に設けた被係合部と、操作レバーに付帯して設けられ前記被係合部に対して係脱可能な係合部とを具備し、係合部を被係合部に係わり合わせる位置に保持することによって操作レバーをその操作位置に固定し、係合部を被係合部から離脱させた位置に保持することによって操作レバーを操作方向へ移動可能とするものが好適である。
【0013】
具体的な実施の態様としては、被係合部が、操作レバーの操作方向に沿って所定ピッチで配列させた開口であって、隣接する開口の間を連通させる位置に当該開口によりも狭小な挿通部を設けるとともに、操作レバーが前記開口を貫通した位置に係合部を付帯させ、この係合部を、開口内縁に緊密に係合する状態と開口内縁から離脱する状態との間で選択的に切り替え得るようにしているものが挙げられる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
【0015】
この実施形態の椅子Cは、図1〜図3に示すように、構造体としての基盤をなすその椅子本体1が、脚2と、この脚2の上端側に取り付けた支持基部3と、前部を前記支持基部3に支持させた座受4と、基端を前記支持基部3に取り付け中間部に前記座受4の後部を支持させた背フレーム5とから構成されるもので、この椅子本体1の座受4及び背フレーム5に各々座6及び背凭れ7を取り付けるようにしている。
【0016】
先ず、椅子本体1について説明する。
【0017】
脚2は、5本の脚羽根21の中央から支柱22を立ち上げた構造をなし、支柱22は昇降可能であって内部に図示しないガススプリング機構を組み込んでいる。
【0018】
支持基部3は、前記支柱22の上端部に回転可能に取り付けたもので、図4に示すように、前方に水平に延びその一部に支柱22を上下方向に貫通させてなる底壁31と、この底壁31の前端から斜め前方に傾斜して立ち上がる前壁32と、これら底壁31及び前壁32の周囲より起立して前記底壁31及び前壁32とともに内側に上方に開口する機構部収納空間を形成する側壁33とよりなる概略舟形をなす。この支持基部3は、その側壁33の前部に、それぞれ背向する方向に軸心を一致させて前座受取付軸34を一体突設或いは外付けできるようになっている。またこの支持基部3は、その底壁上方を横断する位置に、左右の側壁33間に亘って背取付軸35を貫通させている。
【0019】
座受4は、その平面図を図5、支持基部3に取り付けた状態の斜視図を図6に示すように、前記支持基部3上に位置し、一定間隔を保って前後に平行に延びる縦フレーム41と、これら縦フレーム41の前端近傍部間及び後端近傍部間を連結する位置に横架した横フレーム42とを具備する概略井桁状をなす。各々の縦フレーム41の前端近傍部には、前後方向に延びる長孔411が対応づけて設けてあり、各々の長孔411に前記支持基部3の前座受取付軸34の端部を同長孔411に沿ってスライド移動可能に挿入している。
【0020】
背フレーム5は、図2、図3、図9等に示すように、概略L字形に屈曲する一対の背フレーム要素51と、これらの背フレーム要素51の上端近傍部間を一定の間隙を保って連結する連結部材52とを具備するもので、一対の背フレーム要素51間に、当該背フレーム51の基端51aと屈曲部位51bとの間で図4及び図6に示す後座受取付軸53を架設することができるようにしている。そして、各々の背フレーム要素51の基端51aを前記支持基部3の背取付軸35に回転可能に取り付け、背フレーム要素51間に架設した後座受取付軸53に座受4の縦フレーム41の後部を取り付けている。
【0021】
上記の構成によって、この椅子本体1は、図4に示すように、支持基部3の前座受取付軸34を座受4の長孔411の後端側に位置づけ背フレーム5が起き上がった図中実線で示す状態において椅子Cに通常使用姿勢を与え、支持基部3の前座受取付軸34を座受4の長孔411の前端側に位置づけ背フレーム5が後傾した図中想像線に示す状態において座受4の後端を沈み込ませて椅子Cに安息姿勢を与え、全体としていわゆるシンクロチルト機構を実現するものである。
【0022】
そして、この椅子本体1は、前記シンクロチルト機構の一部に反力機構Hを組み込んでロッキング装置Lを構成するとともに、そのロッキングを所定位置に固定するロッキング固定機構E及びロッキング硬さを調整する反力調整機構Aを当該ロッキング装置Lの構成要素として付加している。
【0023】
反力機構Hは、図4及び図6に示すように、前記支持基部3の機構収納空間に後傾姿勢(略45°)で配置され前上方端を固定リテーナH1に支持された一対のコイルスプリングSと、背取付軸35上にあって背フレーム5の傾動動作に同期して回転する第1回転アームH2と、この第1回転アームH2の背取付軸心から偏位した位置に軸回りに取り付けた可動リテーナH3とを具備し、この可動リテーナH3に前記コイルスプリングSの後下方端を支持させて、背フレーム5の後傾動作に伴い第1回転アームH2を介して可動リテーナH3がコイルスプリングSを圧縮する構造になっている。なお、図6において一対のコイルスプリングSの間にある第1回転アームH2などは省略してある。
【0024】
ロッキング位置固定機構Eは、その平面図を図5、座受4に取り付けた状態の斜視図を図6に示すように、中間部よりもやや基端側を座受4に第1鉛直軸X1回りに回転可能に取り付けた平面視扇形をなす一対のロック板E1と、背フレーム5のロッキング動作を前記一対のロック板E1の同期回転動作に変換する動作変換機構E2と、ロック板E1同士を選択的に固定する操作部E3とからなる。ロック板E1は、第1鉛直軸X1を通る径方向断面が下向L字形をなすもので、円周上にあって垂下した部分の集合である円筒面E1aには径方向に開口する孔E1bが所定ピッチで円周方向の複数箇所に亘って設けてあり、同期回転動作に伴って、各孔E1bが両第1鉛直軸X1の軸心を結ぶ仮想直線L1上に次々と到来して密接に対面するものである。動作変換機構E2は、一端を前記扇形をなすロック板E1の基端に第2鉛直軸と水平長孔との係わり合い部X2を介して接続し、他端を支持基部3の前座受取付軸34に係わり合わせた剛体たる連結部材E21からなるもので、ロッキング動作に伴って座受4が支持基部3に対して後下方へ移動すると、この座受4に搭載されているロック板軸支用の第1鉛直軸X1が追従するのに対して、ロック板E1の基端に係わり合う第2鉛直軸X2は連結部材E21を介して支持基部3により一定位置に保持されるため、結果的に座受4がロッキングにより沈み込むと、扇形のロック板E1の円筒面E1aが第1鉛直軸X1に押されて前記係わり合い部X2の周りを後方に旋回するようになっている。操作部E3は、前記仮想直線L1に軸心を合致させて同軸心方向へ進退可能に配置したロックピンE31と、基端を第3鉛直軸X3を介して座受4の横フレーム42に回転可能に取り付けられ先端を水平長孔と鉛直ピンとの係わり合い部X4を介して前記ロックピンE31に接続した第2回転アームE32と、この第2回転アームE32を前記両ロック板E1の孔E1bに通過させる方向に押し付けるバネ要素E4と、この第2回転アームE32を前記バネ要素E4に抗し引き戻して前記ロックピンE31を両ロック板E1の孔E1bから抜き取る操作を行うロッキング位置調整操作レバーE5とから構成され、ロッキング位置調整操作レバーE5は座受4の側方の適宜位置に取り付けてある。前記バネ要素E4と前記ロッキング位置調整操作レバーE5とは、図5に示すワイヤE6により接続されている。
【0025】
このロッキング位置固定機構Eの利点としては、座受4の動きに連動させてロック板E1の外周をより大きく振らし、この外周においてロック板E1の孔E1bとロックピンE31との係わり合いによりロック板E1同士を固定、ひいては座受4の動きを止めて背座をそのロッキング位置に固定するものであるため、ロック板E1の孔E1bの間隔を比較的大きくとっても背座のロッキング固定を比較的小刻みに行える点、第1鉛直軸X1からロック板E1の孔E1bとロックピンE31との係わり合いの部分までのトルクアームが当該第1鉛直軸X1からロック板E1と連結部材E21との係わり合い部X2までのトルクアームよりも大きいため、ロックに要する力を軽減することができ、ロックピンE31やロック板E1に剛性さえ付与すれば固定に必要な機構自体を簡素なものにできる点、一対のロック板E1を相互に拘束し合うことで背凭れ7のロッキング固定を行うため、連結部材E21以外の操作部等の要素部品を全て座受4側に搭載することができ、座6の移動に対して操作部を常に一定の相対位置に配置しておくことができる点、さらには、あるロッキング状態で着座者が椅子から離れ、反力機構Hによって背座が起き上がろうする方向に動こうとする場合、本実施形態の構造によればロックピンE31がロック板E1の孔E1bからせん断方向の押付力を受けることになるため、これによる摩擦力でロックピンE31が孔E1bから抜けることが阻止され、椅子から立ち上がっても背座が急激に起き上がることが防止される点、そして再び着座することによって、上記せん断方向の力が消失して改めてロック解除の操作が可能となる点などが挙げられる。また、扇形のロック板E1は水平面内で回転するだけであるため、薄い設計が可能となる点、扇形のロック板E1の外周部に互いに噛み合う歯を形成すれば、動作のズレをなくすこともできる点なども利点として挙げられる。
【0026】
反力調整機構Aは、図4に示すように、前記コイルスプリングSの固定リテーナH1を、実際には軸状のバックアップ部材A10によって当該固定位置に保持するように構成した上で、このバックアップ部材A10を一部に備え水平軸A11回りに回転可能な第3回転アームA1と、この第3回転アームA1の前記水平軸A11から偏位した位置においてその偏位方向と略直交する方向からねじ結合させたグリップA21を有するねじ要素A2とにより構成したもので、そのねじ要素A2は支持基部3の前壁32を貫通して前壁32の外部に突出し、その突出位置に当該グリップA21を配置している。そして、グリップ操作を通じてねじ要素A21にねじ送り動作を与えると、第3回転アームA1が水平軸A11回りに回転して、バックアップ部材A10を介しリテーナH1のバックアップ位置を、コイルスプリングSの初期圧縮量を増減させる方向に移動させ得るようにしている。なお、第3回転アームA1とねじ要素A2とは、操作位置に応じて交差角度が変化するため、ねじ要素A2の先端に押さえ板A22を取り付け、第3回転アームA1には部分円弧状の突起A12を形成して、この突起A12を押さえ板A22により押し付けさせることで交差角度が変化しても対応できるようにしている。
【0027】
この反力調整機構Aの利点としては、コイルスプリングSの長手寸法内に組み込むことができるため、コイルスプリングSの一端側に反力調整機構を導入する場合に比べて、反力機構Hを含め軸方向のコンパクト化を図ることができる点、コイルスプリングSを後傾姿勢(この実施形態においては略45°程度の傾斜)で配置しているため、このコイルスプリングSを収容している支持基部3の前後寸法の短寸化、ひいては座を前後スライドさせるときの座6と支持基部3との干渉を有効に回避して動作代を十分に確保することができる点、このようにしても操作用のグリップA21は操作し易い支持基部3の前壁に配置できる点、第3回転アームA1の腕の長さに基づく「てこ」の作用で軽く操作できる点などが挙げられる。
【0028】
以上の構成からなる椅子本体1に、座6及び背凭れ7を取り付けて、本実施形態の椅子Cは完成される。そして、本実施形態は、背凭れ7を次のように構成して、背フレーム5に取り付けている。
【0029】
すなわち、この背凭れ7は、図7、図8、及び図9に示すように、当該背凭れ7の外形を形作るロの字形をなす弾性材製の芯材71a及びこの芯材71aを袋状に縫製した内部に収容してなる張地71bとからなる背凭れ本体71と、この背凭れ本体71の上部の背面に配置された下向きコ字形をなし剛性のある素材で作られてなる背凭れ上部補強部72とから構成されたものである。芯材71aはその上下方向中間部よりもやや下方位置にあってランバーサポート部71xとして機能する部分が前方に突出するような右側面視「く」の字形に若干屈曲させて成形してある。さらに、背フレーム要素51に、背凭れ上支持部511を形成している。この背凭れ上支持部511にはピン挿通孔511aが設けてあり、このピン挿通孔511aを前記背凭れ補強部72の下端部に設けたピン挿通孔72a1に合致させて水平ピン721を挿通し、この水平ピン721を介して背凭れ補強部72を背凭れ上支持部511に回転可能に接続している。一方、背凭れの下端部7xは、上方に開口した中空筐型形状の背凭れ下支持部たる背凭れ受け部材54に支持される。背凭れ受け部材54は、その左右両端部に内向きに対面するチャネル部54xを上方に一体に突出させており、これらのチャネル部54xの溝に背凭れ7の対応する側縁を上下スライド可能に挿入するとともに、背凭れ7の下降位置において、その下端を前記背凭れ受部材54の開口部に上方から挿入し得るようにしている。前記背凭れ受部材54は、その下端側の左右両端部に切り欠き部54aが設けられ、この切り欠き部54aを前記背フレーム要素51の屈曲部位51b近傍に載せ置いて固定してある。さらに、この背凭れの上端部7yをなす背凭れ本体71の上方及び背凭れ補強部72には、共通の上張地72bを被せるようにしている。
【0030】
すなわち、この背凭れ7は、下端部7xの上下方向へのスライド位置に応じて、背凭れの上端部7yを前記背凭れ上支持部511の水平軸であるピン511aの回りに回転させながら、ランバーサポート部71xを、前後及び上下方向に向かって突没させつつ、当該ランバーサポート部71xを含み着座者の背中が直接接触する部位に位置する背凭れ面7fを変形させ得るものである。
【0031】
そして、この変形動作を、背フレーム5の一部に組み込んだ操作部たる背凭れ形状調節機構Kによって惹起するようにしている。
【0032】
この背凭れ形状調節機構Kは、図3、図7、及び図8に示すように、一端を前記背凭れ受部材54の略中央部に設けた水平な固定軸Z1に固定し、他端を前記背凭れ受け部材54のチャネル部54xを貫通させた操作レバーK1と、前記操作レバーK1に設けた長孔K2と、背凭れ本体71の下端部に前記長孔K2を貫通して設けたピンK3とを備えている。操作レバーK1を引き上げると、前記長孔K2に前記ピンK3が突き当たり、このピンK3から背凭れ本体71の下端部に引き上げ力が作用し、前記背凭れ受部材54がガイドの役割を果たして、背凭れの下端部7xが水平を保って引き上げられる。そして、ランバーサポート部71xとして機能する部分が図7の実線で示す形状から想像線で示す形状に変形する。図8において、前記背凭れ受け部材54は想像線で示している。
【0033】
以上の構成において、本実施形態は、操作力を入力するための前記操作レバーK1に係わって、該操作レバーK1を複数の操作位置から選択した一の操作位置に拘束するための固定手段Dを設け、この固定手段Dにより背凭れ7を操作位置に応じた形状に固定可能とするとともに、その固定を解除した状態で背凭れの上端部7yに荷重を作用させることによって、背凭れ面7fの変形を伴いつつ背凭れの上端部7yを後傾させ得るようにしている。
【0034】
固定手段Dは、図10に示すように、操作レバーK1の操作方向に沿って椅子本体の側方に位置する前記チャネル部54xの底壁に所定ピッチで設けた被係合部たる概略矩形状の開口D1と、操作レバーK1に付帯して何れかの開口D1に係わり合いが可能な係合部たる断面概略直方体状のグリップD2とを具備している。
【0035】
開口D1と開口D1の間は、当該開口D1の巾寸法よりも狭小な挿通部D3を介して連通させてある。一方、グリップD2は、長尺で概略等断面形状をなす操作レバーK1に対して横断面の外形が相対的に大きい中空体状のものであり、同操作レバーK1の長手方向に沿ってスライド可能に嵌め合わせてある。そして、グリップD2を開口D1に対し接離させることによって(図10における紙面垂直方向の動作)、その開口D1の内縁に緊密に係合する状態と、開口D1の内縁から離脱して係合を解除する状態とを選択的にとり得るようにしている。なお、このグリップD2は、係合位置及び係合解除位置に安定的に保持されるように、凹凸係合を利用したクリックストップ機構など適宜の機構が付与される。図11はその一例を示すもので、操作レバーK1の長手方向2箇所における上下両縁に凹部k11を設ける一方、グリップD2の中空部内における上下両面に前記凹部k11に係合可能な突起d21を設け、押し込んだ際に突起d21が奥方の凹部k11に係合し、引き抜いた際に突起d21が手前の凹部k11に係合するようにしているものである。また、グリップD2の抜け止め等のために、操作レバーK1に長孔k12を設け、グリップD2の側面から挿入したピンd22をこの長孔k12に係わり合わせてグリップD2の動作領域を規制している。
【0036】
このような構成により、椅子としての通常の使用時には、係合部たるグリップD2と被係合部たる開口D1とを嵌め合わせ、操作レバーK1を所定位置にロックすることで、この操作レバーK1に前記長孔K2と前記ピンK3とを介して連結された背凭れ7をその操作位置に固定することができる。
【0037】
一方、背凭れ7の形状を変化させるには、前記操作レバーK1を着座者から離れる方向に引き出して、グリップD2を開口D1から離脱させた上で、操作レバーK1を上下に移動させて挿通部D3内を通過させる。すると、その操作力に連動して背凭れの下端部7xが水平を保って引き上げられ、次いでランバーサポート部71xとして機能する部分が突き上げられて、背凭れ7は図7の実線で示す形状から想像線で示す形状に変形する。そして、所望の背凭れ形状を得た時点で前記操作レバーK1を押し込んで再びグリップD2と開口D1とを嵌め合わせ、背凭れ7の形状を固定する。なお、この実施態様では、前記開口D1を、操作レバーK1の動作方向、すなわち上下方向に所定ピッチで複数箇所配列して設けているので、背凭れ7を図7の実線で示す形状と想像線で示す形状との間で段階的に変化させることができる(図示省略)。
【0038】
一方、上記の構成において、操作レバーK1のグリップD2を引き出した位置に保持し、背凭れの上端部7yに荷重を作用させると、背凭れ補強部72が背凭れ上支持部511に支持された状態で水平ピン721の回りを後方へ回転し、これにより背凭れ本体71が引っ張られて、背凭れ7が下端部7xをチャネル部54xに沿ってスライド移動させ、その結果、背凭れ7のランバーサポート部71xが前上方へ突出しつつ、背凭れ面7f全体がS字形状を変形する挙動を惹起することとなる。
【0039】
したがって、本実施形態によれば、背凭れ7を変形させた状態で固定手段Dにより固定することによって、着座者の身体の個体差に応じたS字形状やランバーサポート位置を得て、サポート状態を適切なものにすることができる。しかも、固定手段Dを解除した状態で背伸びをするように反り返って背凭れの上端部7yに体重を預けることによって、背凭れの下端部7xを従動させつつその上端部7yを無理なく大きく後傾させて、背中の上半部をリフレッシュさせることができる。したがって、長時間のデスクワークによる疲労を緩和させる効果があり、執務効率の向上にも大きく寄与することができる。しかも、これらの機能はともに背凭れ7の変形動作を利用して惹起されるものであり、共通の機構を利用して実現することができるため、簡易形の椅子にも比較的平易に採用することが可能であるのみならず、リフレッシュ時には背凭れの上端部7yの後傾のみならず背凭れ7全体が変形するため、柔らかいバックアップ機能を確保することができる。また、背凭れの上端部7yを水平軸回りに回転可能に支持した上で、背凭れの下端部7xをスライド操作可能に支持し、かつ固定手段Dによってそのスライド位置を選択的に固定若しくは解除し得るようにしているため、背凭れの上端部7yに必要かつ十分な後傾動作を与えることができ、また、背凭れの下端部7xにスムーズな追従動作を行わせることができる。
【0040】
特に、この実施形態のものは、スライド動作が直線に沿った動作であるため、背凭れ下端部7xに対する支持に上記チャネル部54xのような簡易なガイド機構を採用するだけでよく、構造の簡素さを損なうこともない。
【0041】
また、背凭れ7の変形の態様として、操作部kの操作位置に応じ、ランバーサポート部71xの位置を前後かつ上下方向に突没させるようにしており、着座者が着座姿勢からリフレッシュするために背伸びをした際、ランバーサポート部71xを適切なサポート位置に移動させることができるため、着座者の姿勢全般にわたって適切なサポート効果を揚げることができる。
【0042】
加えて、背凭れ7は、このような挙動時にS字状をなす背凭れ面7f全体の湾曲形状が滑らかに変化するため、一部のみが変形する場合に比べて、そのサポート状態は背中全体にわたり、より的確なものになる。
【0043】
また、以上の構成を好適に実現する上で、背凭れ7を、背凭れ面7fを有し変形可能な背凭れ本体71と、椅子本体に支持された背フレームに後傾可能に取り付けられて前記背凭れ本体71の上端部7yの背面を支持する背凭れ補強部72とから構成し、背凭れ本体71のうち、背凭れ補強部72に支持されていない背凭れ面7fの部分を変形させるようにしているため、無理のない構造で背凭れ7にバックアップ機能と変形機能とを有効に付与することができる。
【0044】
さらに、本実施形態は、固定手段Dとして、操作力を入力するための操作レバーK1に係わって該操作レバーK1を複数の操作位置の中から選択した一の操作位置に拘束するにあたり、椅子本体の固定側に設けた被係合部たる開口1と、操作レバーK1に付帯して設けられ前記開口D1に対して係脱可能な係合部たるグリップD2とを具備し、グリップD2を開口D2に係わり合わせる位置に保持することによって操作レバーK1をその操作位置に固定し、グリップD2を開口D1から離脱させた位置に保持することによって操作レバーK1を操作方向へ移動可能としたものである。このため、操作レバーK1を操作するか、操作レバーK1に付帯するグリップD2を操作するか、何れにせよ片手で背凭れ7の固定、固定解除、変形操作が簡易に行える構成を実現することができる。
【0045】
特に、被係合部が、操作レバーK1の操作方向に沿って所定ピッチで配列させた開口D1であって、隣接する開口D1の間を連通させる位置に当該開口D1よりも狭小な挿通部D3を設けるとともに、操作レバーK1が前記開口D1を貫通した位置にグリップD2を付帯させ、このグリップD2を、開口D1の内縁に緊密に係合する状態と開口D1の内縁から離脱する状態との間で選択的に切り替え得るようにしている。このため、背凭れ7の背座境界部分の側方に突出する操作レバーK1に対して特に背凭れ7を厚肉なものにすることなく、簡易な構造で本発明の固定機能を的確に実現することができる。
【0046】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではない。
【0047】
例えば、固定手段Dは、図12に示すようなものであってもよい。このものは、操作レバーK100の操作方向に沿って椅子本体の側方に所定ピッチで設けた被係合部たる概略円形状の開口D101と、操作レバーK100に付帯して何れかの開口D101に係わり合いが可能な断面概略長円形状の係合部D102とを具備している。
【0048】
開口D101と開口D101の間は、当該開口D101の巾寸法よりも狭小な挿通部D103を介して連通させてある。一方、係合部D102は、操作レバーK100のうち少なくとも前記開口D101を通過する部位に回転可能に付帯して設けられたもので、長軸の長さは開口D101の内径に略等しく、短軸の長さは挿通部D103の巾よりも小さく設定され、長軸が操作方向に対して平行をなす姿勢と当該操作方向に対して直交する姿勢とにそれぞれ仮保持可能とされている。そして、前者の姿勢において係合部D102が挿通部D103を通過することができ、後者の姿勢で係合部D102が開口D101に離脱不能に係わり合うことができるようにしている。図13(a)はその細部を例示するものであり、係合部D102はその内側に円筒部D102aを一体に有しており、円筒部D102aは操作レバーK100の小径部に回転可能かつ軸方向へスライドし得るように外嵌されている。操作レバーK100と円筒部D102aの間には圧縮コイルバネD102bが介在され、また、円筒部D102aにはスクリュー状の孔D102cが設けられて、この孔102cに挿入したピンD102dが操作レバーK100の小径部の外周に固定されている。これにより、円筒部D102aは通常はコイルバネD102bに突き離されて孔D102cの一端をピンD102dに係わり合わせた位置に保持され、このとき係合部D102が円筒部D102aを介して開口D101に離脱不能に係わり合うが、この位置から係合部D102をひねると、円筒部D102aが孔D102cとピンD102dとの係わり合いによって回転しながら開口D101から退避する位置に押し込まれ、このとき係合部D102が開口D101内に位置するも、その長軸が操作部D103の操作方向と平行をなして挿通部D103を通過可能な姿勢をとるようになっている。円筒部D102aがこの位置に安定保持されるように、前記円筒部D102aにはピンD102dをクリックストップさせる折り返し孔D102c1が設けてある。なお、この折り返し孔D102c1に代えて、同図(b)に示すように経過的に細幅な部分を通過して嵌り合う連続孔D102c2とすることもできる。
【0049】
このような構成によっても、上記実施形態と同様の機能を発揮することができる。
【0050】
また、固定手段は、図14及び図15に示すようなものであってもよい。このものは、操作レバーK200の操作方向に沿って椅子本体の側方に連続的に設けた、対をなす鋸歯状の縁部の間に形成されてなる被係合部たる開口D201と、操作レバーK200に付帯して何れかの開口D201に係わり合いが可能な対応断面形状を有する係合部D202とを具備している。
【0051】
すなわち、開口D201は、操作方向に沿って巾広な部分と巾狭な部分とが繰り返す連続開口になっている。一方、操作レバーK200は、一対の対向するロック板K201と、両ロック板K201の間に選択的に挿脱可能な操作板K202とからなるもので、係合部D202は前記ロック板K201の一部を切り欠いた位置に形成してあり、操作板KK202の挿入時にそのくさび作用でロック板K201の係合部D202を押し広げることができるようにしている。ロック板K201と操作板K202とは共通の軸回りに回転可能な状態で重合配置されており、操作板K202の上縁は少なくともロック解除時にロック板K201の上縁よりも上方に突出し、操作板K202の下縁は少なくともロック時にロック板K201の下縁に設けた切り欠きK201a内に表出するようにしてある。そして、この切り欠きK201aに指を入れる等して操作板K202を上方へ回転させることにより係合部D202を開口D201から離脱させ、逆に操作板K202の上縁を押し込んで操作板K202を下方へ回転させることにより係合部D202を被係合部に係合させ得るようにしている。
【0052】
このような構成によっても、上記実施形態と同様の機能を発揮することができる。
【0053】
さらに、図16に示すように、背凭れの下端部7xに対するガイドに関しては、背凭れ7の巾方向と直交する面内における円弧に沿ったものであっても構わない。このような円弧の場合、スムーズな動きを確保するために、中心が背凭れ7の後方にあるような円弧を採用することも好ましい。背凭れ7は、全体が前方に膨出した形態をなしているため、このような形態を崩さずに支持すれば、背凭れ7の各部位に無理な力が生じないからである。
【0054】
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0055】
例えば、図17は変形例としての反力調整機構Fを示している。この反力調整機構Fは、コイルスプリングSの固定リテーナH1を軸状のバックアップ部材F10によって当該固定位置に保持するように構成した上で、このバックアップ部材F10を一部に備え鉛直軸F11回りに回転可能な回転アームF1と、この回転アームF1の前記鉛直軸F11から偏位した位置においてその偏位方向と略直交する方向からねじ結合させたグリップF21を有するねじ要素F2とにより構成したもので、そのねじ要素F2は支持基部3の側壁33を貫通して側壁33の外側方に突出し、その突出位置に当該グリップF21を配置している。そして、グリップ操作を通じてねじ要素F21にねじ送り動作を与えると、回転アームF1が鉛直軸F11回りに回転して、バックアップ部材F10を介しリテーナH1のバックアップ位置を、コイルスプリングSの初期圧縮量を増減させる方向に移動させ得るようにしているものである。
【0056】
このように構成すると、支持基部3の底壁31と直交する方向の嵩張りが抑えられるので、支持基部3及びその周辺の薄肉化を有効に追求することが可能となる。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、以上説明した構成であるから、個体差に応じたバックアップ機能が得られるように背凭れの形状を変化させ得る機能と、背凭れの上部のみを後傾可能として身体をリフレッシュさせる機能とを、簡素な構造を通じて好適に両立させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る椅子を示す正面図。
【図2】同実施形態の左側面図。
【図3】同実施形態の背面図。
【図4】同実施形態の支持基部付近を拡大して示す縦断面図。
【図5】同実施形態に係るロック機構を備えた椅子の座受を示す平面図。
【図6】同実施形態の座受を座を取り除いた状態で示す分解斜視図。
【図7】同実施形態における背凭れの変形動作を説明するための拡大側面図。
【図8】同実施形態の下操作部付近を拡大して示す図。
【図9】同実施形態の背凭れ部分を示す分解斜視図。
【図10】同実施形態の背凭れの下端部付近を拡大して模式的に示す図。
【図11】同要部分解斜視図。
【図12】本発明の変形例を模式的に示す図。
【図13】同要部分解斜視図。
【図14】本発明の変形例を模式的に示す図。
【図15】本発明の変形例を模式的に示す図。
【図16】上記実施形態の変形例を示す図。
【図17】同実施形態の変形例を示す図。
【符号の説明】
7…背凭れ
7x…背凭れの下端部
7y…背凭れの上端部
7f…背凭れ面
71…背凭れ本体
71x…ランバーサポート部
72…背凭れ補強部
C…椅子
D…固定手段
D1、D101、D201…被係合部(開口)
D2、D102、D202…係合部(グリップ)
D3、D103、D203…挿通部
K…操作部(背凭れ形状調節機構)
K1、K100、K200…操作レバー

Claims (8)

  1. 背凭れを具備し、その背凭れが、下端部に入力される操作力によって、上端部の後傾動作を伴いつつ、下方に位置する背凭れ面を変形させ得るものであって、
    背凭れの下端部周辺に固定手段を設け、この固定手段により背凭れを所定操作位置に固定可能とするとともに、その固定を解除した状態で背凭れの上端部に荷重を作用させることによって、背凭れ面の変形を伴いつつ背凭れの上端部を後傾させ得るように構成し
    背凭れの上端部を水平軸回りに回転可能に支持した上で、背凭れの下端部を上下にスライド操作可能に支持し、かつ固定手段によってそのスライド位置を選択的に固定若しくは解除し得るようにしており、
    背凭れは、操作部の操作位置に応じて、ランバーサポート部の位置を前後かつ上下方向に突没させ、背凭れのS字状をなす湾曲形状を滑らかに変形させるものであることを特徴とする椅子。
  2. 一定方向へのスライド動作が、背凭れの巾方向と直交する方向の直線に沿った動作である請求項記載の椅子。
  3. 一定方向へのスライド動作が、背凭れの巾方向と直交する面内における円弧に沿った動作である請求項記載の椅子。
  4. 円弧が、背凭れの後方に中心を有するものである請求項記載の椅子。
  5. 背凭れは、操作部の操作位置に応じて、ランバーサポート部の位置を少なくとも前後方向に突没させながら変形するものである請求項1、2、3又は4記載の椅子。
  6. 背凭れを、背凭れ面を有し変形可能な背凭れ本体と、椅子本体に支持された背フレームに後傾可能に取り付けられて前記背凭れ本体の上端部の背面を支持する背凭れ補強部とから構成し、背凭れ本体のうち、背凭れ補強部に支持されていない背凭れ面の部分を変形させるようにしている請求項1、2、3、4又は5記載の椅子。
  7. 操作力を入力するための操作レバーに係わって、該操作レバーを複数の操作位置の中から選択した一の操作位置に拘束する固定手段が、椅子本体等の固定側に設けた被係合部と、操作レバーに付帯して設けられ前記被係合部に対して係脱可能な係合部とを具備し、係合部を被係合部に係わり合わせる位置に保持することによって操作レバーをその操作位置に固定し、係合部を被係合部から離脱させた位置に保持することによって操作レバーを操作方向へ移動可能とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の椅子。
  8. 被係合部が、操作レバーの操作方向に沿って所定ピッチで配列させた開口であって、隣接する開口の間を連通させる位置に当該開口によりも狭小な挿通部を設けるとともに、操作レバーが前記開口を貫通した位置に係合部を付帯させ、この係合部を、開口内縁に緊密に係合する状態と開口内縁から離脱する状態との間で選択的に切り替え得るようにしている請求項7記載の椅子。
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