JP4029565B2 - 窒化物半導体レーザアレイ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のストライプ状の導波路領域を有する窒化物半導体レーザアレイに係わり、特に活性層におけるキャリアの閉じ込め効果の向上乃至各半導体層に流れる電流の均一化を行うために改善した高出力発光が可能な窒化物半導体レーザアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体レーザは小型、高信頼性、且つ高出力化が進み、主にパーソナルコンピューター、DVDなどの電子機器、医療機器、加工機器や光ファイバー通信の光源などに利用されている。中でも窒化物半導体(InXAlYGa1-X-YN)は比較的短波長の紫外域から赤色が発光可能な半導体レーザとして注目されている。
【0003】
一方、これまで、青色乃至白色を表現する方法として、次に記載する方法が用いられてきた。すなわち、青色を表す方法としては、窒化物半導体よりなる青色発光が可能なLED(発光ダイオード)を単体で用いる。また、白色を表す方法としては、RGB(赤色、緑色、青色)をそれぞれ発光可能なLEDを隣接して配置し、各発光色を混合することにより白色を表現する方法と、青色LEDと黄色の蛍光を発する蛍光体を組み合わせることにより白色を表現する方法とがある。
【0004】
また、一般に、LDはLEDに比較して電流から光への変換効率が高いという特徴を有する。そこで、LDは前述した種々の用途における光源だけでなく照明用光源としても注目されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在における照明用光源として用いることができる少なくとも青色発光が可能なLD、特により高出力の半導体レーザアレイについては、その利用分野の拡大に伴い、さらなる改良が求められている。本発明は、特に、煩雑な工程を無くし小型化をはかると共に、高出力でレーザ光が出射可能な窒化物半導体レーザアレイを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明における窒化物半導体レーザアレイは、窒化物半導体からなる、n型層と、活性層と、p型層と、が順に含まれた窒化物半導体レーザアレイにおいて、前記n型層及びp型層は、クラッド層を有し、前記窒化物半導体レーザアレイは、n型クラッド層とp型クラッド層とで活性層を挟みこんだ光導波路と、前記p型層を備える側に、活性層に達しない深さで窒化物半導体の一部を取り除いて形成された凹部が間に設けられたリッジ導波型の複数のストライプ構造と、該ストライプ構造により設けられた導波路領域とを有し、前記p型層は、ストライプ構造の最上層となるp型コンタクト層を有し、前記窒化物半導体レーザアレイは、p電極と、該p電極上に形成されるpパッド電極とを有し、前記p電極は、各p型コンタクト層及び凹部上に形成されると共に、各p型コンタクト層上において接続しており、前記複数のストライプ構造は、同一のpパッド電極に接続され、該pパッド電極は、複数のストライプ構造の上部においてのみ前記p電極に接続され、かつ多モードで発振することを特徴とする。このように構成することにより、高出力化が可能であると共に小型化も可能となる。さらには、それぞれのストライプ構造は同一チップ内に直接形成されるため、1つのストライプ構造を備える窒化物半導体レーザ素子を別の支持体上に複数配置したレーザアレイに比較して、より方向性よくレーザ光を出射することができる。
また、本発明の窒化物半導体レーザアレイは、n電極及びp電極を有し、前記n電極と前記p電極は、少なくとも前記活性層を介して対向している。
また、前記窒化物半導体レーザアレイは、前記活性層と前記p型層との間に、Alを含む窒化物半導体からなる電子閉じ込め層を有し、かつ前記電子閉じ込め層のAl混晶比は0.3〜0.5である。
また、前記n型層及びp型層は光ガイド層を有し、該光ガイド層を活性層とクラッド層の間に設ける。
また、前記光ガイド層は、InGaN/GaNからなる多層膜構造である。
また、前記複数のストライプ構造は、同じストライプ幅又は同じ間隔で配置される。
【0007】
また、本発明の窒化物半導体レーザアレイは、p型層を備える側に、n型コンタクト層を底面とする凹部を有する。さらに、この凹部は、前記複数のストライプ構造の少なくとも一方の外側に、前記ストライプ構造と並列して設けられ、この凹部の底面にn電極を有する。このように構成することにより、各ストライプ構造における複数のp電極に対するn電極を共通のものとすることができる。
【0008】
また、本発明の窒化物半導体レーザアレイは、p型層を備える側に、n型コンタクト層を底面とする凹部を有する。さらに、この凹部は、少なくとも前記各ストライプ構造の間に設けられ、これら凹部の底面にn電極を有する。このように構成することにより、窒化物半導体に流れる電流をより均一にすることができる、さらには、冷却効率すなわち放熱性を向上させることができる。
【0009】
また、本発明の窒化物半導体レーザアレイは、n電極を有し、かつn電極とp電極は少なくとも前記活性層を介すると共に対向して位置する。このように構成することにより、より効率よくレーザ光を出射することができる。
【0010】
また、本発明の請求項4に記載の窒化物半導体レーザアレイにおいて、p型層を備える側における少なくとも各ストライプ構造の間に、凹部を備えることができる。このように構成することにより、放熱性をより向上させることができる。
【0011】
また、本発明の窒化物半導体レーザアレイは、活性層とp型層との間に、Alを含む窒化物半導体からなる電子閉じ込め層を有し、かつ電子閉じ込め層のAl混晶比は0.3〜0.5とすることができる。このように構成することにより、電子閉じ込め層のバンドギャップが大きくなるので、高電流を流したときに電子がオーバーフローするのを効果的に防止することができる。
【0012】
また、本発明の窒化物半導体レーザアレイは、複数のp電極を、同一のpパッド電極に接続することができる。このように構成することにより、複数のワイヤーを用いる必要が無くなるので、小型化が可能となる。
【0013】
また、本発明の窒化物半導体レーザアレイは、ストライプ構造をリッジ導波型とすることができる。このように構成することにより、より容易にレーザ光を出射させることができる。
【0014】
また、本発明の窒化物半導体レーザアレイにおける複数のn電極は、同一のnパッド電極に接続することができる。このように構成することにより、複数のワイヤーを用いる必要が無くなるので、小型化が可能となる。
【0015】
また、本発明の窒化物半導体レーザアレイにおけるn電極はストライプ状であり、さらに、複数のストライプ状のn電極は、それぞれの両端部にて同一のnパッド電極に接続することができる。このように構成することにより、複数のワイヤーを用いる必要が無くなり小型化が可能となるばかりでなく、電流をより均一に流すことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明者等は、種々の実験の結果、1つのLD(レーザダイオード)チップ内に複数のストライプ構造を有する特定構造の窒化物半導体レーザアレイとすることにより、レーザ出力を飛躍的に高めることができることを見いだし、本発明をなすにいたった。本発明は、小型化が可能であると共に、方向性よくレーザ光を出射することができる高出力発光が可能な窒化物半導体レーザアレイである。
【0017】
すなわち、別の支持体上に個々の半導体レーザチップをそれぞれ連なるように配置した窒化物半導体レーザアレイは、各レーザ素子を制御性よく隣接して配置し、さらには各電極それぞれにワイヤーを接続する必要があった。しかしながら、各レーザ素子を限界まで近接して配置することは非常に困難であると共に、支持体上に各レーザ素子を配置する際にレーザ光出射方向に所謂ズレが生じる可能性があった。さらに、各電極にワイヤーを接続する場合には、複数のワイヤーを用いるので手順が煩雑になるばかりでなく、ある程度のスペースが必要となり、各レーザ素子を近接させて配置することが困難であった。
【0018】
本発明の窒化物半導体レーザアレイは、窒化物半導体からなるn型層と、活性層と、p型層とが順に積層された構造を有し、1つのLDチップ内に、複数のストライプ構造すなわち導波路が形成されたものである。詳しくは、n型クラッド層、p型クラッド層を有することで、導波路が設けられた構造となる。なお、本明細書における窒化物半導体とは、GaN、AlN、もしくはInN、又はこれらの混晶であるIII−V族窒化物半導体(InaAlbGa1-a-bN、0≦a、0≦b、a+b<1)を指す。また、本発明における窒化物半導体を用いたレーザ素子の共振器の長さは、400〜900μm程度の範囲であれば、前後のミラーの反射率を制御することで、駆動電流を低くすることができ、好ましい。
(n型クラッド層) 本発明におけるn型クラッド層は、後に記載するp型クラッド層と同様に、光を閉じ込めるのに十分な屈折率差が設けられていれば良く、特にAlを含む窒化物半導体層が好ましく用いられる。また、この層は、単一若しくは多層膜であっても良く、具体的には、AlGaNとGaNとを交互に積層した超格子構造であっても良い。また、n型クラッド層は、キャリアの閉じ込め層、及び光閉じ込め層として作用し、多層膜構造とする場合には、前述のように、Alを含む窒化物半導体、好ましくはAlGaNを成長させることができる。さらに、本発明におけるn型クラッド層は、n型不純物がドープされていても良いし、アンドープであっても良く、また、多層膜層において、それを構成する少なくとも1つの層にドープしたものであっても良い。また、発振波長が長波長の430〜550nmのレーザ素子では、このクラッド層はn型不純物をドープしたGaNが好ましい。n型クラッド層の膜厚は、後に記載するp型クラッド層と同様に、特に限定されるものではないが、100Å以上2μm以下、好ましくは500Å以上1.5μm以下の範囲で形成することができる。
(n型光ガイド層及びp型光ガイド層) 本発明において、n型光ガイド層とp型光ガイド層を、それぞれn型クラッド層とp型クラッド層よりも内側に設けて活性層を挟み込み光導波路を形成することで、窒化物半導体において優れた導波路を形成することができる。この時、導波路(活性層とそれを挟み込む両ガイド層)の膜厚を6000Å以下とすることにより、発振閾値電流の急激な増大を抑制することができる。さらに好ましくは4500Å以下とすることで、より低く抑えられた発振閾値電流で、連続発振が可能となる。また、各光ガイド層の膜厚はほぼ同じである。具体的には100Å以上1μm以下、好ましくは500Å以上2000Å以下で形成することで良好な光導波路とすることができる。更に、各光ガイド層は、窒化物半導体からなり、その外側に設けられるクラッド層と比較して、導波路形成に十分なエネルギーバンドギャップを有していればよく、単一の膜、多層膜のどちらでも良い。本発明におけるp型光ガイド層は、発振波長が370〜470nmの領域では、アンドープのGaNを用いることができる。また、比較的長波長な領域(450μm以上)では、InGaN/GaNの多層膜構造を用いることができる。また、本発明におけるn型光ガイド層及びp型光ガイド層は、活性層のエネルギーバンドギャップを考慮して、GaN、InGaNを用い、アンドープのGaN、活性層に近づくに従いIn混晶比を小さくしたInGaNとGaNとを交互に積層した多層膜で設けることにより、好ましい導波路とすることができる。
(活性層) 本発明の窒化物半導体レーザアレイにおける活性層は、Inを含む窒化物半導体層を有することができる。これにより、紫外域、可視域において青色系から赤色系の波長のレーザ光を得ることができる。また、本発明における窒化物半導体レーザアレイは、リッジ導波型とすることができる。すなわち、エッチング等により活性層に達しない深さで窒化物半導体層の一部を取り除くことで、本発明の窒化物半導体レーザアレイをリッジ導波型とすることができる。さらに、本発明においては、導波路領域となるストライプの幅を1以上6μm未満、より好ましくは2以上5μm未満、さらに好ましくは3.5以上4.5μm未満の範囲に調整することで、安定した発振が可能となるばかりでなく、ストライプ幅を範囲内で調整することによって、基本モード(単一)かマルチモードを選択することができる。ここで、本発明における窒化物半導体レーザアレイを照明用光源として用いる場合には、基本モードである必要はなく、むしろマルチモードであったほうが好ましい。ちなみに、ストライプの幅が、1μm未満であるとストライプの形成が困難となり、1以上2μm未満であると基本モードになり、2以上6μm未満であると基本モードが多モードになり、さらに6μm以上であるとしきい値が高くなりレーザ光が発振されにくくなる傾向にある。また、活性層は、量子井戸構造であっても良く、その場合単一量子井戸、多重量子井戸の各構造をとることができる。
【0019】
本発明の窒化物半導体レーザアレイは、n型窒化物半導体とp型窒化物半導体とで、すなわちn型クラッド層とp型クラッド層とで活性層を挟み込み、導波路を構成するが、この時、両クラッド層と、活性層との間には、先に記載したガイド層や後に記載する電子閉じ込め層などを設けても良い。
(電子閉じ込め層) また、活性層とp型クラッド層との間、好ましくは活性層と先に記載したp型光ガイド層との間に設けられる電子閉じ込め層は、閾値電流の低下により容易な発振に寄与し、活性層へのキャリアの閉じ込めとしても機能する層であり、具体的にはAlGaNを用いることができる。この電子閉じ込め層にAlGaNを用いる場合には、好ましくはp型不純物をドープしたものとすることで上記機能を有し得るが、ノンドープであっても上記キャリアの閉込めとして機能する傾向にある。また、膜厚としては、500Å以下で形成し、AlxGa1-xNの組成としては、xが0.2以上0.6未満、好ましくは0.3以上0.5未満とすることで上記機能を果たすことができる。これにより、電子閉じ込め層のバンドギャップを広くすることができるので、電子がオーバーフローするのを防ぐことができる。
(p型クラッド層) 本発明におけるp型クラッド層は、前述したn型クラッド層と同様に、光を閉じ込めるのに十分な屈折率差が設けられていれば良く、Alを含む窒化物半導体層が好ましく用いられる。また、この層は、単一若しくは多層膜であっても良く、具体的には実施例に示すように、AlGaNとGaNとを交互に積層した超格子構造であっても良い。さらに、p型クラッド層は、p型不純物がドープされていても良いし、アンドープであっても良く、実施例に示すように多層膜層において、それを構成する少なくとも1つの層にドープしたものであっても良い。なお、発振波長が長波長の430〜550nmのレーザ素子では、このクラッド層はp型不純物をドープしたGaNが好ましい。また、膜厚としては、特に限定されるものではないが、100Å以上2μm以下、より好ましくは500Å以上1.5μm以下の範囲で形成することができる。
(電極) 本発明において、p電極は、特に限定されるものではないが、実施例に示すように、部分的に絶縁膜を介して、ストライプ状の凸部上面のほぼ全面に設ける構造とすることができる。なお、電流を均一に流すために、p電極とpパッド電極の接続面積はできるだけ大きく、ストライプ方向に長いことが好ましい。また、本発明においては、複数のp電極の露出部を、共通のpパット電極に接続することができる。これにより、複数のワイヤを使用する必要が無く、小型化が可能となる。
【0020】
また、特に限定されるものではないが、積層面側から見たnパッド電極の形状は、実施例1における窒化物半導体レーザアレイ1のように、pパッド電極を囲む形状とすることが好ましい。実施例1の場合、n電極はストライプ状であり、両端部の2カ所が露出し、共通のnパッド電極に接続されている。また、複数のストライプ状のn電極における一方の端部を露出させ、同一のnパッド電極に接続することもできる。
【0021】
また、実施例2における窒化物半導体レーザアレイ21におけるn電極は、積層面側から見て、複数のストライプ状のp電極に並列して位置することが好ましく、より好ましくは複数のストライプ状のp電極の両隣に並列して位置することができる。一方、窒化物半導体レーザアレイ21においては、p電極とpパッド電極及びn電極とnパッド電極の各接続部を図7のように交互に位置させることができる。
【0022】
また、実施例3及び4における窒化物半導体レーザアレイ41及び57のn電極は、特に限定されるものではないが、半導体積層面と逆の側、すなわち裏面の側のほぼ全面に共通のn電極として形成することができる。
【0023】
また、各パッド電極とワイヤーとの接続箇所は特に限定されない。すなわち、pパッド電極とワイヤーとの接続箇所は、例えば図6に示すように、pパッド電極をp電極が複数露出した領域よりも大きく設け、その余剰箇所すなわち複数のp電極が露出した領域以外で接続することができる。また、複数のp電極が露出した領域に直接接続させることもできる。一方、例えば、nパッド電極とワイヤーとの接続箇所は、pパッド電極とワイヤーとの接続箇所と同様に、例えば図6に示すように、nパッド電極をn電極が複数露出した領域よりも大きく設け、その余剰箇所すなわち複数のn電極が露出した領域以外で接続することができる。また、複数のn電極が露出した領域に直接接続することもできる。また、例えば、図11のように、p電極とpパッド電極及びn電極とnパッド電極の各接続部が交互に位置する場合、各パッド電極とそれぞれに対応するワイヤーとの接続箇所は、各パッド電極を各電極の露出領域よりも大きく設け、その余剰箇所にて接続することができる。また特に限定されるものではないが、各パッド電極とそれぞれに対応するワイヤーとの接続位置は、ストライプ方向あるいはストライプ方向と垂直な方向で一致してもよいし、対角線上に位置することもできる。以上のように各電極を形成することにより、電流を均一に流すことができ、効率のよい通電を得ることができる。
【0024】
また、共振器面の形成方法として、各実施例に示すように劈開する他に、エッチングにより共振器面を作製しても良い。
【0025】
以下、各実施例について詳述するが、本発明はこれのみに限定されるものではない。また、本発明において、窒化物半導体の成長はMOVPE、MOCVD(有機金属化学気相成長法)、HVPE(ハライド気相成長法)、MBE(分子線気相成長法)等、窒化物半導体を成長させるのに知られているすべての方法を適用できる。
【0026】
【実施例1】
以下、実施例として、図1乃至3に示す窒化物半導体レーザアレイ1について説明する。なお、図1において(a)は図2のA−A部の断面概略図であり、(b)は層構造を示すための(a)の部分拡大図である。また、図3は積層面側から見た各パッド電極の形状を示すための概略図である。本実施例では、基板として窒化物半導体と異なる異種基板を用いているが、GaN基板などの窒化物半導体からなる基板を用いても良い。異種基板としては、例えば、C面、R面、及びA面のいずれかを主面とするサファイア、スピネル(MgA12O4のような絶縁性基板、SiC(6H、4H、3Cを含む)、ZnS、ZnO、GaAs、Si、及び窒化物半導体と格子整合する酸化物基板等がある。中でも、好ましい異種基板として、サファイア、スピネルが挙げられる。また、異種基板は、オフアングルしていてもよく、この場合ステップ状にオフアングルしたものを用いると窒化ガリウムからなる下地層の成長が結晶性よく成長させるため好ましい。更に、異種基板を用いる場合には、異種基板上に素子構造形成前の下地層となる窒化物半導体を成長させた後、異種基板を研磨などの方法により除去して、窒化物半導体の単体基板として素子構造を形成してもよい。また、素子構造形成後に、異種基板を除去しても良い。
【0027】
まず、2インチφ、C面を主面とするサファイアよりなる異種基板(図示せず)をMOVPE反応容器内にセットし、温度を500℃にして、トリメチルガリウム(TMG)、アンモニア(NH3)を用い、GaNよりなるバッファ層(図示せず)を200Åの膜厚で成長させる。バッファ層成長後、温度を1050℃にして、TMG、アンモニアを用い、アンドープGaNよりなる下地層(図示せず)を4μmの膜厚で成長させる。
(窒化物半導体基板3) 次に、下地層上にストライプ幅10μm、ストライプ間幅(窓部)2μmのSiO2膜(図示せず)を形成し、引き続きノンドープのGaNよりなる窒化物半導体基板3を20μmの膜厚で成長させる。また、その他の形態では、異種基板上に成長させた下地層に開口部を設け、その開口部側面から横方向へ成長させてもよい。
(n型コンタクト層4) 次に、得られた窒化物半導体基板3上にトリメチルアルミニウム(TMA)、TMG、アンモニア、不純物ガスとしてシランガスを用い、1050℃でSiを1×1018/cm3ドープしたAlGaNよりなるn型コンタクト層4を4μmの膜厚で成長させる。
(クラック防止層5) 次に、TMG、TMI(トリメチルインジウム)、アンモニアを用い、温度を800℃にしてIn0.06Ga0.94Nよりなるクラック防止層5を0.15μmの膜厚で成長させる。なお、このクラック防止層は省略可能である。
(n型クラッド層6) 次に、温度を1050℃にして、原料ガスにTMA、TMG及びアンモニアを用い、アンドープのAlGaNよりなるA層を25Åの膜厚で成長させ、続いて、TMAを止め、不純物ガスとしてシランガスを用い、Siを5×1018/cm3ドープしたGaNよりなるB層を25Åの膜厚で成長させる。そして、この操作をそれぞれ160回繰り返して、総膜厚8000Åの多層膜(超格子構造)よりなるn型クラッド層6を成長させる。この時、アンドープAlGaNのAl混晶比としては、0.05以上0.3以下の範囲であれば、十分にクラッド層として機能する屈折率差を設けることができる。
(n型光ガイド層7) 次に、同様の温度で、原料ガスにTMG及びアンモニアを用い、アンドープのGaNよりなるn型光ガイド層7を0.15μmの膜厚で成長させる。また、n型不純物をドープしてもよい。
(活性層8) 次に、温度を800℃にして、原料ガスにTMI(トリメチルインジウム)、TMG及びアンモニアを用い、不純物ガスとしてシランガスを用い、Siを5×1018/cm3ドープしたIn0.05Ga0.95Nよりなる障壁層を100Åの膜厚で成長させる。続いて、シランガスを止め、アンドープのIn0.1Ga0.9Nよりなる井戸層を50Åの膜厚で成長させる。この操作を3回繰り返し、最後に障壁層を積層した総膜厚550Åの多重量子井戸構造(MQW)の活性層8を成長させる。
(電子閉じ込め層9) 次に、同様の温度で、原料ガスにTMA、TMG及びアンモニアを用い、不純物ガスとしてCp2Mg(シクロペンタジエニルマグネシウム)を用い、Mgを1×1019/cm3ドープしたAl0.4Ga0.6Nよりなる電子閉じ込め層9を100Åの膜厚で成長させる。また、AlGaNのAl混晶比を0.2以上0.6未満、より好ましくは0.3以上0.5未満、さらに好ましくは0.35以上0.45未満とすることにより、大量の電流を流す際に電子がオーバーフローするのを効果的に防ぐことができる。
(p型光ガイド層10) 次に、温度を1050℃にして、原料ガスにTMG及びアンモニアを用い、アンドープのGaNよりなるp型光ガイド層10を0.15μmの膜厚で成長させる。このp型光ガイド層10は、アンドープとして成長させるが、電子閉じ込め層9からのMgの拡散により、Mg濃度が5×1016/cm3となりp型を示す。またこの層は成長時に意図的にMgをドープしても良い。
(p型クラッド層11) 次に、1050℃でアンドープAl0.16Ga0.84Nよりなる層を25Åの膜厚で成長させ、次にCp2Mgを用いて、MgドープGaNよりなる層を25Åの膜厚で成長させる。続いてこの操作を80回繰り返して、総膜厚4000Åμmの超格子層よりなるp型クラッド層11を成長させる。p側クラッド層は、少なくとも一方がAlを含む窒化物半導体層を有し、互いにバンドギャップエネルギーが異なる窒化物半導体層を積層した超格子で作製する場合、不純物をいずれか一方の層に多くドープする、所謂変調ドープを行うと結晶性が良くなる傾向にあるが、両方に同じようにドープしても良い。p型クラッド層11は、Alを含む窒化物半導体層、好ましくはAlaGa1-aN(0<a<1)を含む超格子構造とすることが望ましく、さらに好ましくはGaNとAlGaNとを積層した超格子構造とすることができる。p側クラッド層11を超格子構造とすることによって、クラッド層全体のAl混晶比を上げることができるので、クラッド層自体の屈折率が小さくなり、さらにバンドギャップエネルギーが大きくなるので、閾値を低下させる上で非常に有効である。さらに、超格子とすることにより、クラッド層自体に発生するピットが超格子にしないものよりも少なくなるので、ショートの発生も低くなる。
【0028】
(p型コンタクト層12) 次に、1050℃で、p型クラッド層11の上に、Mgを1×1020/cm3ドープしたp型GaNよりなるp型コンタクト層12を150Åの膜厚で成長させる。p型コンタクト層はp型のInaAlbGa1-a-bN(0≦a、0≦b、a+b≦1)で構成することができ、好ましくはMgをドープしたGaNとすれば、p電極14と最も好ましいオーミック接触が得られる。p型コンタクト層12は電極を形成する層であるので、1×1017/cm3以上の高キャリア濃度とすることが望ましい。これは、1×1017/cm3よりも低いと電極と好ましいオーミックを得るのが難しくなる傾向にあるからである。さらに、コンタクト層の組成をGaNとすると、電極材料と好ましいオーミックが得られやすくなる。反応終了後、反応容器内において、ウエハを窒素雰囲気中、700℃でアニーリングを行い、p型層を更に低抵抗化する。
(凹部2の形成) 窒化物半導体を成長させ各層を積層した後、ウエハを反応容器から取り出し、最上層のp型コンタクト層12の表面の所望の領域にSiO2よりなる保護膜を形成する。次にRIE(反応性イオンエッチング)装置を用いてSiCl4ガスによりエッチングを行い、積層面側にnコンタクト層を底面とするの凹部2を形成する。本実施例においては、次に述べる5つのストライプ構造に対して2つのn電極が形成できるように、複数のストライプ構造の両隣に2つの凹部が形成されている。
(ストライプ構造の形成) 次に、最上層のp型コンタクト層12のほぼ全面に、CVD装置により、Si酸化物(主としてSiO2)よりなる第1の保護膜を0.5μmの膜厚で形成した後、第1の保護膜の上にさらに所定の形状のマスクをかけ、フォトレジストよりなる厚さ2μm、ストライプ幅4μmの第2の保護膜を20μmの間隔で5つ形成する。第2の保護膜を形成した後、RIE装置により、CF4ガスを用いて、第2の保護膜をマスクとして、第1の保護膜をエッチングして、ストライプ状とする。その後、エッチング液で処理してフォトレジストのみを除去することにより、p型コンタクト層の上に、ストライプ幅4μmの第1の保護膜が5つ形成される。引き続き、RIE装置によりSiCl4ガスを用いて、p型コンタクト層及びp型クラッド層をエッチングしてストライプ幅4μmのストライプ構造(リッジ導波型)を20μmの間隔で5つ形成する。なお、各ストライプ構造は、効率よくレーザ光を出射するために、同じストライプ幅乃至同じ間隔で配置されると共に平行であることが好ましい。
【0029】
次に、ストライプ状の導波路領域を形成したウエハを、スパッタ装置に移送し、Zr酸化物(主としてZrO2)よりなる第3の保護膜13を、第1の保護膜とエッチングにより露出したp型コンタクト層12及びp型クラッド層11表面に0.2μmの厚さで形成する。第3の保護膜を形成後、ウエハを600℃で熱処理する。これは、SiO2以外の材料を第3の保護膜とする場合、300℃以上、好ましくは400℃以上、窒化物半導体の分解温度(1200℃)以下で熱処理することにより、次に行う第1の保護膜の除去工程における第1の保護膜を溶解させるための材料(フッ酸)に対して、溶解しにくくさせるためである。次に、ウエハをフッ酸に浸漬し、第1の保護膜をリフトオフ法により除去する。この段階で、第1及び第2の保護膜が除去され、第3の保護膜のみが残った状態となる。
(電極の形成) 次に、第1の保護膜が除去されることにより露出したp型コンタクト層12及び第3の保護膜13の略全面に、Ni/Auよりなるp電極14を形成する。p電極14を形成した後、既に露出させたn型コンタクト層4の表面の一部に、Ti/Alよりなるn電極15を、150μmのストライプ幅で形成する。なお、各電極は、より均一に電流を流すために、同じ幅及び間隔であると共に平行であることが好ましい。
【0030】
次に、各電極にパッド電極を形成するために所望の領域にマスクを施し、p電極の露出部17とn電極の露出部18が開口した例えばSiO2とTiO2よりなる誘電体多層膜16を設けた後、Ni−Ti−Au(1000Å−1000Å−8000Å)よりなるpパッド電極19とnパッド電極20をそれぞれ形成する。なお、波線部は各電極の露出部、すなわち各電極とそれぞれに対応するパット電極との接合部を示す。
(サファイア基板、バッファ層、下地層、及びSiO2膜の除去) 以上のようにして、各電極を形成した後、サファイア基板、バッファ層、下地層、及びSiO2膜を除去する。まず、サファイア基板を積層面と反対の側となる裏面から研磨し、その表面を略平らにする。次に波長248nmのエキシマレーザを裏面に照射し、サファイア基板をバッファ層から剥離させる。そしてさらに、バッファ層、下地層、及びSiO2膜を研磨することにより除去し、窒化物半導体基板3表面を鏡面に仕上げる。
【0031】
次に、導波路領域の端部となる面をストライプ方向に対して垂直な方向で劈開により形成する。引き続き、露出させた面にSiO2とTiO2よりなる誘電体多層膜(図示せず)を設け、一対のミラーとする。この時、共振器長は675μmである。そしてさらにバー状のウエハを分割して共振器長675μmのレーザアレイ素子1を得る。
【0032】
【実施例2】
以下、実施例として、図4乃至6及び11に示す窒化物半導体レーザアレイ21について説明する。なお、図4において(a)は図5のA−A部の断面概略図であり、(b)は層構造を示すための(a)の部分拡大図である。また、図6は積層面側から見た各パッド電極の形状を示すための概略図であり、さらに図11は各パッド電極の他の形状を示す概略図である。まず、実施例1と同様に、p型コンタクト層32まで各層を積層する。
(凹部22の形成) 以上のようにして、窒化物半導体を成長させ各層を積層した後、ウエハを反応容器から取り出し、最上層のp型コンタクト層32の表面の一部にSiO2よりなる複数のストライプ状の保護膜を形成する。次にRIE(反応性イオンエッチング)装置を用いてSiCl4ガスによりエッチングを行い、積層面側にnコンタクト層を底面とする複数の凹部22をエッチングにより形成する。なお、凹部22の深さは特に限定されず、窒化物半導体レーザアレイ21を形成できる程度であればよいが、放熱性の点を考慮するとより深いことが好ましい。本実施例においては、6つの凹部22を形成することにより5つの凸部を形成し、さらに6つの凹部22の底面にそれぞれn電極35が形成されている。また凸部の幅と凹部の幅はそれぞれ40μmと60μmである。
(ストライプ構造の形成) 次に、各凸部の最上層のp型コンタクト層32のほぼ全面に、CVD装置により、Si酸化物(主としてSiO2)よりなる第1の保護膜を0.5μmの膜厚で形成した後、第1の保護膜の上にさらに所定の形状のマスクをかけ、フォトレジストよりなる厚さ2μm、ストライプ幅4μmの第2の保護膜を、各凸部の略中央にそれぞれ形成する。5つの第2の保護膜を形成した後、RIE装置により、CF4ガスを用いて、第2の保護膜をマスクとして、第1の保護膜をエッチングして、ストライプ状とする。その後、エッチング液で処理してフォトレジストのみを除去することにより、p型コンタクト層の上に、ストライプ幅4μmの第1の保護膜が5つ形成される。引き続き、RIE装置によりSiCl4ガスを用いて、p型コンタクト層及びp型クラッド層をエッチングして5つのストライプ状の導波路領域(リッジ導波型)を形成する。
【0033】
次に、ストライプ状の導波路領域を形成したウエハを、スパッタ装置に移送し、Zr酸化物(主としてZrO2)よりなる第3の保護膜33を、第1の保護膜とエッチングにより露出したp型コンタクト層32及びp型クラッド層31表面に0.2μmの厚さで形成する。第3の保護膜を形成後、実施例1と同様にウエハを600℃で熱処理する。次に、ウエハをフッ酸に浸漬し、第1の保護膜をリフトオフ法により除去する。この段階で、第1及び第2の保護膜が除去され、第3の保護膜33のみが残った状態となる。
(電極の形成) 次に、第1の保護膜が除去されることにより露出したp型コンタクト層32及び第3の保護膜33の表面に、Ni/Auよりなるp電極34を形成する。p電極34を形成した後、既に露出させたn型コンタクト層24の表面の一部に、Ti/Alよりなるn電極35を、40μmのストライプ幅で、凹部の底面の中央に位置するように形成する。
【0034】
次に、各電極にパッド電極を形成するために所望の領域にマスクを施し、p電極の露出部37とn電極の露出部38が開口したSiO2とTiO2よりなる誘電体多層膜36を設けた後、Ni−Ti−Au(1000Å−1000Å−8000Å)よりなるpパッド電極39とnパッド電極40を、図6に示すようにそれぞれ形成する。なお、波線部は各電極の露出部、すなわち各電極とそれぞれに対応するパット電極との接合部を示す。
【0035】
以上のようにして、各電極を形成した後、実施例1と同様の操作を行い、共振器長675μmのレーザアレイ素子21を得た。
【0036】
以上のようにして形成された窒化物半導体レーザアレイ21は、室温において、しきい値電流296mA、1.96A駆動で2787mWの最高出力、発振波長405nmの連続発振が確認された。
【0037】
【実施例3】
以下、実施例として、図7及び8に示す窒化物半導体レーザアレイについて説明する。なお、図7において(a)は図8のA−A部の断面概略図であり、(b)は層構造を示すための(a)の部分拡大図である。本実施例における窒化物半導体レーザアレイ41は、1つのLDチップ内に複数のストライプ構造すなわち導波路領域を備え、p電極と対向する面、すなわち裏面にn電極を有することを特徴とする。まず実施例1と同様にサファイア基板(図示せず)上にバッファ層(図示せず)及び下地層(図示せず)を積層する。
(窒化物半導体基板43) 次に下地層上に、TMG、アンモニア、不純物ガスとしてシランガスを用い、1050℃でSiを1×1018/cm3ドープしたGaNよりなる窒化物半導体層43を20μmの膜厚で成長させる。この層は、素子構造を形成する各層の成長において成長基板となると共に本実施例においてはn電極を形成するための層として作用する。また、本実施例においては、Siを1×1018/cm3ドープしたが、1×1017〜1×1019/cm3程度であればn電極を形成するための層として機能することができる。
【0038】
引き続き、ストライプ構造を形成するまで、実施例1と同様の操作を行い、さらに実施例1と同様にサファイア基板、バッファ層、下地層、及びSiO2膜を除去し窒化物半導体基板43を鏡面に仕上げる。
(電極の形成) 次に、p型コンタクト層52及び第3の保護膜53の表面に、Ni/Auよりなるp電極54を形成する。p電極54を形成した後、既に露出させた下地層43の略全面に、Ti/Alよりなるn電極42を形成する。
【0039】
次に、各電極にパッド電極を形成するために所望の領域にマスクを施し、p電極の露出部56が開口したSiO2とTiO2よりなる誘電体多層膜55を設けた後、Ni−Ti−Au(1000Å−1000Å−8000Å)よりなるpパッド電極(図示せず)と、裏面のn電極42の略全面にnパッド電極(図示せず)をそれぞれ形成する。
【0040】
以上のようにして、各電極を形成した後、実施例1と同様に劈開を行いミラーを形成することにより、共振器長675μmのレーザアレイ素子41を得る。
【0041】
【実施例4】
以下、実施例として、図9及び10に示す窒化物半導体レーザアレイについて説明する。なお、図9において(a)は図10のA−A部の断面概略図であり、(b)は層構造を示すための(a)の部分拡大図である。本実施例における窒化物半導体レーザアレイ57は、積層面側に複数の凹部58を備え、p電極71と対向する面、すなわち裏面にn電極59を有することを特徴とする。なお、凹部58の深さは特に限定されず、窒化物半導体レーザアレイ57を形成できる程度であればよいが、放熱性の点を考慮するとより深い方が好ましい。
【0042】
まず、p型コンタクト層69を積層するまで、実施例3と同様の操作を行う。引き続き、実施例2と同様の操作で複数の凹部58を形成した後、ストライプ状の導波路領域を形成する。次に、サファイア基板、バッファ層、下地層及びSiO2膜を実施例3と同様の操作により除去する。次に、実施例1と同様にp型コンタクト層69及び第3の保護膜70の表面に、Ni/Auよりなるp電極71を形成する。さらに、実施例3と同様に既に露出させた窒化物半導体基板60の略全面に、Ti/Alよりなるn電極59を形成する。
【0043】
次に、各電極にパッド電極を形成するために所望の領域にマスクを施し、p電極の露出部73が開口したSiO2とTiO2よりなる誘電体多層膜72を設けた後、Ni−Ti−Au(1000Å−1000Å−8000Å)よりなるpパッド電極(図示せず)と、裏面のn電極59の略全面にnパッド電極(図示せず)をそれぞれ形成する。
【0044】
以上のようにして、各電極を形成した後、実施例1と同様に劈開を行いミラーを形成することにより、共振器長675μmのレーザアレイ素子57を得る。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1における窒化物半導体レーザアレイの断面概略図である。
【図2】 実施例1における窒化物半導体レーザアレイの平面図である。
【図3】 実施例1における窒化物半導体レーザアレイにパッド電極を形成した際の平面図である。
【図4】 実施例2における窒化物半導体レーザアレイの断面概略図である。
【図5】 実施例2における窒化物半導体レーザアレイの平面図である。
【図6】 実施例2における窒化物半導体レーザアレイにパッド電極を形成した際の平面図である。
【図7】 実施例3における窒化物半導体レーザアレイの断面概略図である。
【図8】 実施例3における窒化物半導体レーザアレイの平面図である。
【図9】 実施例4における窒化物半導体レーザアレイの断面概略図である。
【図10】 実施例4における窒化物半導体レーザアレイの平面図である。
【図11】 実施例2における窒化物半導体レーザアレイに他の形状のパッド電極を形成した際の平面図である。
【符号の説明】
1、21、41、57・・・本発明における窒化物半導体レーザアレイ
2、22、58・・・凹部
3、23、43、60・・・窒化物半導体基板
4、24、44、61・・・n型コンタクト層
5、25、45、62・・・クラック防止層
6、26、46、63・・・n型クラッド層
7、27、47、64・・・n型光ガイド層
8、28、48、65・・・活性層
9、29、49、66・・・電子閉じ込め層
10、30、50、67・・・p型光ガイド層
11、31、51、68・・・p型クラッド層
12、32、52、69・・・p型コンタクト層
13、33、53、70・・・保護膜
14、34、54、71・・・p電極
15、35、42、59・・・n電極
16、36、55、72・・・誘電体多層膜
17、37、56、73・・・p電極の露出部
18、38・・・n電極の露出部
19、39、74・・・pパッド電極
20、40、75・・・nパッド電極
Claims (6)
- 窒化物半導体からなる、n型層と、活性層と、p型層と、が順に含まれた窒化物半導体レーザアレイにおいて、
前記n型層及びp型層は、クラッド層を有し、
前記窒化物半導体レーザアレイは、n型クラッド層とp型クラッド層とで活性層を挟みこんだ光導波路と、前記p型層を備える側に、活性層に達しない深さで窒化物半導体の一部を取り除いて形成された凹部が間に設けられたリッジ導波型の複数のストライプ構造と、該ストライプ構造により設けられた導波路領域とを有し、
前記p型層は、ストライプ構造の最上層となるp型コンタクト層を有し、
前記窒化物半導体レーザアレイは、p電極と、該p電極上に形成されるpパッド電極とを有し、
前記p電極は、各p型コンタクト層及び凹部上に形成されると共に、各p型コンタクト層上において接続しており、
前記複数のストライプ構造は、同一のpパッド電極に接続され、該pパッド電極は、複数のストライプ構造の上部においてのみ前記p電極に接続され、
かつ多モードで発振することを特徴とする窒化物半導体レーザアレイ。 - 前記窒化物半導体レーザアレイは、n電極を有し、
前記n電極と前記p電極は、少なくとも前記活性層を介して対向していることを特徴とする請求項1に記載の窒化物半導体レーザアレイ。 - 前記窒化物半導体レーザアレイは、前記活性層と前記p型層との間に、Alを含む窒化物半導体からなる電子閉じ込め層を有し、かつ
前記電子閉じ込め層のAl混晶比は0.3〜0.5であることを特徴とする請求項1又は2に記載の窒化物半導体レーザアレイ。 - 前記n型層及びp型層は光ガイド層を有し、該光ガイド層を活性層とクラッド層の間に設けることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の窒化物半導体レーザアレイ。
- 前記光ガイド層は、InGaN/GaNからなる多層膜構造であることを特徴とする請求項4に記載の窒化物半導体レーザアレイ。
- 前記複数のストライプ構造は、同じストライプ幅又は同じ間隔で配置されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の窒化物半導体レーザアレイ。
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