JP4060244B2 - 携帯端末装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、被写体を撮影するための撮像部及び自己撮影用のミラーを備えた携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の携帯端末装置としては、筐体内部に、筐体表面から外方に露出させた撮像部を備え、撮像部に隣接する筐体表面にミラーが設けられているものがある(例えば、非特許文献1参照。)。このミラーは、撮影者が自らを撮影する際に、撮像部における撮影範囲、構図等の撮影状態を視認するためのものであり、筐体表面に粘着テープ等により接着されている。このミラーは、金属材料、若しくは、樹脂部材の表面にめっきを施して金属皮膜を形成したものからなり、導電性を有している。
なお、上述の撮像部は、CCD(Charge−Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサー等の撮像素子を備えた所謂電子カメラである。
【0003】
【非特許文献1】
[平成15年6月27日検索]、インターネット<URL:http://www.kyocera.co.jp/frame/product/telecom/keitai/tuka/tk31/camera.html>
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の携帯端末装置においては、外部(人体や他の電子機器等)より静電気が導かれると、撮像部を含む携帯端末装置内の電子部品の信号ラインにノイズが発生し、このノイズにより誤作動を発生させたり、撮像部等の部品を破壊するという虞があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、電気・電子部品の誤作動や故障を防止して、信頼性の高い携帯端末装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、筐体と、該筐体内部に設けられ、前記筐体の表面から外方に露出させた撮像部と、該撮像部に電気的に接続された回路基板と、前記筐体表面に、前記撮像部に隣接させて配された導電性材料からなるミラーとを備え、該ミラーを前記回路基板のグランドパターンに電気的に接続して携帯端末装置を構成したことを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の携帯端末装置において、前記ミラーに隣接させてフラッシュ部が配されていることを特徴とする。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置において、前記ミラーと前記グランドパターンとの電気的な接点が2つ以上設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の携帯端末装置において、前記筐体表面に、前記撮像部の撮影窓周囲を囲むように設けられた導電性材料からなるカバー部材を有し、該カバー部材に前記ミラーを一体的に備えると共に、当該ミラーが前記カバー部材を介して前記回路基板のグランドパターンと電気的に接続されるように構成したことを特徴とする。
【0009】
請求項5に係る発明は、請求項2に記載の携帯端末装置において、前記筐体表面に、前記撮像部の撮影窓周囲及び前記フラッシュ部の閃光窓周囲をそれぞれ囲むように一体的に設けられた導電性材料からなるカバー部材を有し、該カバー部材に前記ミラーを一体的に備えると共に、当該ミラーが前記カバー部材を介して前記回路基板のグランドパターンと電気的に接続されるように構成したことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1から図4はこの発明に係る一実施形態を示す。ここで説明する実施の形態は、この発明を携帯電話機に適用した場合のものである。図1,2に示すように、この実施の形態に係る携帯電話機(携帯端末装置)1は、第1の筐体2と第2の筐体3とをヒンジ部4により互いに折り畳み自在に連結してなるものである。第1の筐体2の内部には通話キー、終話キー等の各種の操作キー5及びマイクロフォン部6が設けられており、これらは、第1の筐体2の厚さ方向の一端面7側に露出している。
【0011】
第2の筐体3の内部には、表示部8、スピーカー部9、撮像部11、フラッシュ部13及び発光部15が設けられており、表示部8の表示面8a及びスピーカー部9は、第2の筐体3の厚さ方向の一端面17側に露出している。
スピーカー部9は、マイクロフォン部6と共に、第1、第2の筐体2,3を相互に開いた状態にてアンテナ18を介して、無線通話を行うものである。なお、各筐体2,3の一端面7,17は、2つの筐体2,3を相互に折り畳んだ状態において互いに対向し、操作キー5、マイクロフォン部6,表示部8及びスピーカー部9が、互いの筐体2,3により覆い隠されるようになっている。
【0012】
撮像部11、フラッシュ部13及び発光部15は、一端面17の反対側に位置する第2の筐体3の他端面19側に露出しており、この他端面19には、撮像部11やフラッシュ部13に隣接してミラー21が配されている。なお、このミラー21は、撮像部11により撮影者自身を被写体として撮影する際に、撮影者がその撮影範囲や構図等の撮影状態を視認するためのものである。
撮像部11は、被写体からの光を受光して、光の明暗に比例した電気信号を出力することにより被写体の撮影を行う所謂CMOSである撮像素子を備えている。この撮像素子は、図3に示すように、第2の筐体3の内部に設けられた薄板状の回路基板25にフレキシブルプリント配線板27を介して電気的に接続されている。この撮像部11において撮影された映像は、前述した表示部8において視認することができる。
【0013】
フラッシュ部13は、回路基板25に固定されたフラッシュ素子29を備えており、フラッシュ素子29から発せられる閃光により撮影に必要な光量を得るものである。すなわち、フラッシュ部13は、撮像部11において被写体の映像を取得するタイミングに同期して、フラッシュ素子29が被写体に向けて閃光を発することにより、暗い場所においても撮像部11による撮影を可能とするものである。
【0014】
発光部15は、回路基板25に固定された発光ダイオード31を備えており、携帯電話機1の使用者に、各種の情報を発光ダイオード31の点灯・点滅により報知するものである。すなわち、例えば、撮像部11により撮影を行う際には、被写体に対して撮影のタイミングを発光ダイオード31の点灯・点滅により知らせることができるようになっている。
【0015】
第2の筐体3は、撮像部11、フラッシュ部13及び発光部15を外方に露出させるように構成されている。すなわち、第2の筐体3は、前述の他端面19側を構成する浅底状のリアケース33を備えている。そして、リアケース33は、厚さ方向に貫通し、撮像部11、フラッシュ部13及び発光部15をそれぞれ外方に露出させる3つの貫通孔35a〜35cを有するリアケース本体35と、厚さ方向に貫通して、3つの貫通孔35a〜35cを外方に露出させるための開口部37aを有する薄板状のリアプレート37とを備えている。
リアケース本体35及びリアプレート37は、これらの厚さ方向に重ね合わせて結合するように構成されている。つまり、リアケース本体35には、リアケース33の他端面19に向けて開口する凹部36が形成されており、リアプレート37は、この凹部36に嵌め込まれ、接着等により一体的に固定されている。
なお、リアプレート37は、リアケース本体35の凹部36の底面36aに当接する面と反対側に位置する面が、第2の筐体3の他端面19となるように構成されている。
【0016】
また、リアプレート37の開口部37a内には、この開口部37aの形状に略一致する外周形状を有するカバー部材41が設けられている。このカバー部材41は、リアケース本体35とリアプレート37とを相互に結合した状態において、これらリアケース本体35とリアプレート37との間にカバー部材41の鍔部が挟み込まれることにより固定されるようになっている。
このカバー部材41は、樹脂部材の表面にめっきを施して金属皮膜を形成したものであり、導電性を有している。このカバー部材41には、前述したミラー21が一体的に形成されている。このミラー21は、携帯電話機の使用者が自らを被写体として撮像部11により撮影する際に、撮影範囲や構図等の撮影状態を視認できるように構成されている。
また、このカバー部材41には、厚さ方向に貫通する3つの貫通孔41a〜41cが形成されており、各貫通孔41a〜41cは、それぞれリアケース本体35に形成された貫通孔35a〜35cと共に撮像部11、フラッシュ素子29及び発光素子31を外方に露出させるように構成されている。
【0017】
リアケース本体35とカバー部材41との間には、カバー部材41の各貫通孔41a〜41cを隙間無く閉塞する窓部材43〜45がそれぞれ設けられている。これら窓部材43〜45は、それぞれ撮像部11の撮影窓、フラッシュ素子29の閃光窓及び発光素子31の発光窓を形成するものであり、光を透過させるガラスやアクリル等の透過性材料から形成されている。なお、貫通孔41a,41bを塞ぐ窓部材44,45は、一体的に形成されている。
また、これら窓部材43〜45は、それぞれリアケース本体35の各貫通孔35a〜35cを塞ぐように、リアケース本体35の底面36aに載置されるようになっている。したがって、これら窓部材43〜45は、塵埃が第2の筐体3の内部に侵入することを防いで、撮像部11、フラッシュ素子29及び発光素子31を保護している。
【0018】
回路基板25には、不図示のグランドパターンが形成されており、このグランドパターンに電気的に接続するように、フラッシュ素子29や発光素子31に隣接して弾性変形可能な2つの接続端子47,48が固定されている。これら接続端子47,48は、それぞれリアケース本体35に形成された挿通孔35d,35eを介してカバー部材41に当接させるように構成されている。
すなわち、カバー部材41には、リアケース本体35側に向けて突出する2つの突起が形成されている。これら突起は、カバー部材41をリアケース本体35の底面36aに載置した状態において、リアケース本体35の挿通孔35dに挿入され、接続端子47,48に当接するようになっている。なお、これら接続端子47,48は、弾性変形可能となっているため、カバー部材41の各突起により押圧された状態において、その弾性力により各突起と接触した状態に保持することができる。
【0019】
カバー部材41を挟み込んでリアケース本体35及びリアプレート37を相互に結合し、且つ回路基板25をリアケース本体35に近接させて配した状態においては、図4に示すように、前述したカバー部材41の突起49がリアケース本体35の貫通孔35dに挿入され、その先端部が接続端子47に当接する。なお、図示していないが、カバー部材41のもう一方の突起49はリアケース本体35の貫通孔35eに挿入され、その先端部が接続端子48に当接する。
また、この状態においては、撮像部11は、リアケース本体35の貫通孔35a及びカバー部材41の貫通孔41aを介して他端面19から第2の筐体3の外方に露出している。さらに、フラッシュ素子29や発光素子31も、撮像部11と同様にして、リアケース本体35の貫通孔35b,35c及びカバー部材41の貫通孔41b,41cを介して第2の筐体3の外方に露出している。そして、この状態においては、撮像部11、フラッシュ素子29及び発光素子31が、カバー部材41に近接して配されることになる。
【0020】
上記のように、この携帯電話機1によれば、導電性材料からなるカバー部材41を回路基板25のグランドパターンに電気的に接続することにより、外部より静電気が導かれても、この静電気を回路基板25のグランドパターンに逃がすことができる。このため、撮像部11を含む電子部品の信号ラインにノイズが発生することを防止でき、ノイズによって、表示部8、スピーカー部9等の電気部品や回路基板25に搭載される各種電子部品の誤作動や故障を防止でき、信頼性の高い携帯電話機1を提供することができる。
また、カバー部材41と回路基板25のグランドパターンとの電気的な接点を2つ設けることにより、カバー部材41が、携帯電話機1に搭載される各種電気部品、電子部品の動作周波数に基づいて発生する電磁波を受信・発信することを防止できる。即ち、カバー部材41がアンテナのような特性を持つことを防ぎ、この電磁波に基づく各種電気部品、電子部品の誤作動や故障を防止できる。特に、アンテナ18に受信されるべき電波がカバー部材41に吸収されたり、前述の電磁波がアンテナ18から発信された電波に干渉したりして、アンテナ18の出力低下、受信感度劣化を招くことを防止することができる。
【0021】
また、ミラー21をカバー部材41に一体的に形成しておくことにより、携帯電話機1を構成する部品点数を少なくして、携帯電話機1を容易に製造できると共に、携帯電話機1の製造コストの削減を図ることができる。
さらに、撮像部11、ミラー21、フラッシュ部13、発光部15を1つに集約して配置することができるため、良好な外観意匠を有する携帯電話機1を提供できる。
【0022】
なお、上記の実施の形態において、カバー部材41は、樹脂部材の表面にめっきを施して金属皮膜を形成したものであるとしたが、これに限ることはなく、少なくとも導電性を有すると共に、ミラー21を形成できるものであればよい。したがって、カバー部材41は、例えば、金属材料から構成されるとしても良い。また、撮像部11の撮像素子は、CMOSであるとしたが、これに限ることはなく、被写体からの光を受光して、その映像を電気信号に変換して表示部8や携帯電話機1の内部に設けられた記憶装置に出力するものであればよい。したがって、撮像素子は、例えば、CCDイメージセンサーであってもよい。
【0023】
さらに、第2の筐体3を構成するリアケース33は、リアケース本体35とリアプレート37とを結合させて構成されるとしたが、これに限ることはなく、少なくとも第2の筐体3の内部から外方に貫通し、カバー部材41により閉塞される開口部を備えていればよい。したがって、リアケース33は、これらリアケース本体35及びリアプレート37を一体的に形成したものであっても良い。
また、カバー部材41と回路基板25のグランドパターンとは、2つの接続端子47,48により電気的に接続されるとしたが、これに限ることはなく、3つ以上の接続端子により電気的に接続されるとしても良い。
【0024】
さらに、2つの筐体2,3が互いに折り畳み自在に連結された携帯電話機1に限ることはなく、PDAやノートパソコン等のように、2つの筐体を連結手段により互いに開閉自在に連結した携行可能な携帯端末装置であればよい。したがって、例えば、携帯端末装置は、厚さ方向に重ね合わせ可能な2つの筐体を厚さ方向に沿う軸線を中心に相互に回動可能に連結して構成されたものであってもよい。
また、携帯端末装置は、2つの筐体を有することに限ることはなく、例えば、本実施形態の構造を有する1つの筐体から構成されていても構わない。
【0025】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、導電性材料からなるミラーを回路基板のグランドパターンに接続することにより、ミラーの帯電を抑制し、ミラーの帯電に基づいて発生するノイズによる各種電気部品、電子部品の誤作動や故障を防止できるため、信頼性の高い携帯端末装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態に係る携帯端末装置を構成する第1及び第2の筐体を相互に開いた状態を示す平面図である。
【図2】 図1の携帯端末装置を構成する第1及び第2の筐体を相互に開いた状態を示す底面図である。
【図3】 図1の携帯端末装置において、第2の筐体を構成するリアケース、及び第2の筐体内部に配される回路基板を示す分解斜視図である。
【図4】 図1の携帯端末装置において、カバー部材が第2の筐体に固定された状態を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 携帯電話機(携帯端末装置)
3 第2の筐体
11 撮像部
13 フラッシュ部
19 他端面(表面)
21 ミラー
25 回路基板
37a 開口部
41 カバー部材
41a 貫通孔

Claims (5)

  1. 筐体と、該筐体内部に設けられ、前記筐体の表面から外方に露出させた撮像部と、該撮像部に電気的に接続された回路基板と、前記筐体表面に、前記撮像部に隣接させて配された導電性材料からなるミラーとを備え、
    該ミラーが、前記回路基板のグランドパターンに電気的に接続されていることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記ミラーに隣接させてフラッシュ部が配されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記ミラーと前記グランドパターンとの電気的な接点が2つ以上設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記筐体表面に、前記撮像部の撮影窓周囲を囲むように設けられた導電性材料からなるカバー部材を有し、該カバー部材に前記ミラーが一体的に形成され、当該ミラーが前記カバー部材を介して前記回路基板のグランドパターンと電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  5. 前記筐体表面に、前記撮像部の撮影窓周囲及び前記フラッシュ部の閃光窓周囲をそれぞれ囲むように一体的に設けられた導電性材料からなるカバー部材を有し、該カバー部材に前記ミラーが一体的に形成され、当該ミラーが前記カバー部材を介して前記回路基板のグランドパターンと電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
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