JP4068588B2 - 光照射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば工場等において製品等の対象物に光を照射するものであって、その外観検査や表面に記載された記号読取の際に好適に用いられる光照射装置に関するものである。
従来、例えば製品等の対象物に光を照射して好適な照明環境を作り出した上で、当該対象物をCCDカメラで撮像し、自動外観検査や自動記号読取を行うようにしたシステムが知られている。
このようなシステムにおいて、対象物の全面に照明する場合等、カメラ等の観測軸(撮像軸)と同軸方向からも光を照射する必要がある場合、従来は特許文献1に示すような構成で行っている。具体的には、図25に原理図を示すように、カメラ6等の観測軸C上に45°傾斜させて設置したハーフミラ−HMと、その側方から光を照射する光源部A5とを備えた光照射装置A1を用いるようにしている。このような構成によれば、光源部A5から射出された光がハーフミラーHMで反射して前記観測軸Cと同軸方向に進行し、前記対象物Wに照射される。また対象物Wからの光はハーフミラーHMを透過してカメラ6に届くため、対象物の撮像も可能である。
特開平10−21729号公報
しかしながら、そのような光照射装置A1であると45°に傾斜させたハーフミラーHMを有する関係上、装置全体が特に観測軸C方向に大型化する不都合がある。
また、このような大型の光照射装置A1が対象物Wとカメラ6との間に介在するため、カメラ6を対象物Wに接近させることができず、例えば前記図24に示すようにドーム型全天照明装置7に設けた観察孔7bから対象物Wを撮像する場合等において視野が狭くなり、小さな領域しか撮像できないという不具合も生じる。
さらに、光源部A5から対象物Wへの光路長を、ハーフミラーHMを介在させることから大きくせざるを得ないため、垂直に近い角度でしか対象物Wへ光を照射することができない。そしてこのように平行光に近づきすぎることによって、例えば対象物Wがハンダメッキされた基板のような場合には、表面のわずかな凹凸によって陰影ができるため、この陰影によって読みとるべきアラインメントマークの検出が阻害されたり、あるいは対象物Wが半導体ウェハーのように鏡面状のものである場合には、わずかの傾きで撮像画像が暗くなるため、この結果やはり表面記号の読み取りができなくなるといった検査に不都合が生じる場合がある。
加えて光源部A5から対象物Wへの光路長を大きくせざるを得ないことにより、前述したようにカメラ6を対象物Wにある程度以上接近させられないこととあいまって、光源部A5の発光量を大きくする必要が生じ、熱の問題等が発生し得る。
そこで本発明は、観測手段による観測軸と同軸方向から対象物に光照射可能なこの種の光照射装置において、その大幅な扁平小型化を可能とし、前記問題点を一挙に解決することをその主たる所期課題とするものである。
すなわち本発明にかかる光照射装置は、間に微細な隙間が形成されるように並べ設けた多数の反射部と、前記各反射部に直接的に光を照射可能な位置に設置した光源部とを備え、前記反射部で反射した光を対象物に照射可能に構成するとともに、前記対象物で反射した光を前記隙間を通して反対側に透過可能に構成していることを特徴とする。
このようなものであれば、反射部での反射光によりそのカメラ等の観測軸と同軸方向からの照明が行えるとともに、前記対象物を隙間を介して反対側で目視したりCCDカメラで捉えたりすることにより、当該対象物の検査等を行うことができる。なお、ここで「反射」とは乱反射(散乱)も含む意味である。
しかして、これら反射部は微細な隙間をあけて例えば平面上に並べ設ければよく、光源部も例えばそれら反射部の周囲に環状に設ければよいため、装置全体を特に観測軸に沿って寸法の小さい扁平なものにできる。
そしてその結果、従来に比べカメラ等の観測手段を対象物に大きく接近させることができ、視野を広げることが可能になる。
また、反射部と対象物との距離を近接させることにより、対象物に、より大きな入射角度の光を照射することができるようになる。このことによって、より均一性の高い散乱光で対象物を照明できることとなり、検査等にかかる照明の質を向上させることができる。
さらに、光源部からの光が直接的に反射部に到達してそこで反射するため、対象物へ効率よく光源部からの光を伝達することができる。また、このことに加えて前述したようにカメラ等の観測手段を対象物に接近させることができるため、従来のような大きな光量の光源部が必要なくなり、熱の問題が発生しにくく、さらなる小型化も可能となる。ここで「直接的に」とは、途中で反射した光を含まない、という意味で、例えば光源部からガラス等の透明媒体を通過して反射部に到達することも「直接的に」という意味に含まれる。
具体的には、前記反射部を扁平板状の透明支持体で支持させる構成が好ましい。
前記反射部を形成するうえでの好適な実施態様としては、反射部を前記透明支持体における照明対象物側の面に設けているものを挙げることができる。
前記反射部が前記反射面を形成する反射層とその反射層の裏面側に形成した光遮断層とを備えたものであれば、カメラ等で対象物を観測する場合に、反射部で光が乱反射することを防止して検査等を好適に行うことができる。この光遮断層は、全部の光を吸収又は遮断することが望ましいが、一部の光を吸収又は遮断するものでも構わない。
対象物に均一化されたより強い拡散光を照射できるようにするには、前記反射層に光拡散部材を含有させているものが好ましい。
扁平化を促進するためには、前記光源部が、環状に並べ設けた複数のLEDを有するものであることが望ましい。
対象物を全体から取り囲んでより均一な光を照射できるようにする一態様としては、前記LED群の光射出方向側に配置した多数の透過拡散部をさらに備え、LEDからそれら透過拡散部及び透過拡散部間の隙間を通って光が射出されるように構成しているものを挙げることができる。
観測孔を除く略全天から前記対象物を覆うことが可能な発光面を有した全天照明装置、すなわちいわゆるドーム照明とともに用いる場合には、前記観測孔に前記反射部を配置するように構成すればよい。
本発明に係る光照射装置は、このように薄型にできることから、前記対象物を撮像するCCDカメラ等の撮像手段に直接的に取り付け可能な構成にすることも考えられる。その場合、撮像手段に取り付けた状態において、前記反射部が撮像手段の撮像面に対応する大きさ及び形状の領域であってその前方に位置するように構成してあるものが好ましい。
反射部を同じ形状で規則的に並べると、回折の影響等で干渉縞が生じる場合がある。これを有効に回避するには、前記各反射部間のピッチをランダムに設定して各反射部を非規則的に並べたり、平面視異形状をなし、なおかつ互いに形状の異なるものとしたりすることが望ましい。
前記反射部で光が反射する際の拡散作用を強めるには、前記反射部を覆って光の拡散作用を増加させる透明膜をさらに備えているものが好ましい。このようなものであれば、この透明膜に光が入射する際に屈折し、透明膜が無いものと比べて反射部の表面に対してより垂直に近い角度で光があたって反射するため、その際の拡散作用が増大することになる。またこの透明膜は反射部の保護作用をも営むものとなる。
以下に本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る光照射装置1は、図1〜図4に示すように、環状をなす枠体2と、その枠体2の上端部内周に嵌め込んで保持させた等厚平板状をなす透明支持体3と、その透明支持体3の底面(下面)3aに並べ設けた多数の反射部4と、前記枠体2の下端部内周に周回するように設けた光源部5とを備えており、前記透明支持体3の下面3aを、対象物Wに対向させるように配置して、その対象物Wの表面に光を照射するものである。なおこの説明中で記載される上下は、図面からみた便宜的な方向であり、この光照射装置1の絶対的な設置方向を定めるものではない。
各部を詳述する。
枠体2は、図1、図2に示すように、平面視正方形の環状をなすもので、枠体本体21とその枠体本体21の下面に取り付けた薄板状の底板22とを備えてなる。
透明支持体3は、平面視四角形の等厚平板状をなすガラス等で形成したものであり、その周縁部を前記枠体本体21の内周上端部に設けた溝部2aに嵌め込んである。
反射部4は、図3、図4に示すように、その一つ一つが非常に小さくしかもミクロンオーダーの極めて薄いものであり、互いの間に微細な隙間Sが形成されるように、前記透明支持体3の周縁部を除く下面3aの略全面に亘って約0.2mm間隔で縦横に並べ設けてある。各反射部4は、平面視少なくともその一部が互いに形状の異なる雲形状のもので、光を乱反射する反射層41とその反射層41の反対象物側の面である上面を覆うとともに透明支持体3の下面3aに直接貼り付けられた光遮断層42とを備えた層構造をなす。なお、図3は模式図であり、反射部の厚みを誇張して表現してある。
反射層41は、光拡散部材である粒子状の反射フィラ(図示しない)を含有させた例えば白色の顔料で形成したもので、その表面で主として光を反射する。なお、このものは非常に薄いため若干の光透過性を有するが、内部に侵入した光の一部は前記反射フィラで、拡散させて反射する。一方、光遮断層42は、酸化クロム(CrO2)等のつや消し黒色系(例えば茶色や灰色等)素材を用いて形成したもので、この実施形態では、反射率をより向上させる理由から、酸化クロム層421の上面に鏡面状をなすクロム層422をさらに設けた構成にしている。すなわち、前記反射層41内に侵入した光をこのクロム層422の表面で反射するようにしている。
これら反射部4は、例えば図5〜図7に示すような方法で形成している。まず透明支持体3の下面3aをクロム層422及び酸化クロム層421によりこの順で被覆し、さらにその酸化クロム層421の下面をフォトポリマーPPにより覆う。次に前記隙間Sを形成する部位にレーザ光を照射し、その部位のフォトポリマーPPを除去する。そしてレーザ光照射によりフォトポリマーPPが除かれて露出したクロム層422及び酸化クロム層421をエッチングにより除去する。その後フォトポリマーPPを取り除くことによって、まず雲形の光遮断層42のみを形成する。最後に、図示しないが、それら光遮断層42の下面に、印刷技術を利用して前記反射層41を形成するための顔料を塗布することにより反射部4を形成する。なお、印刷等のズレが多少生じても、これを許容するために、この実施形態では反射層41を光遮断層42よりも小さくしている。
光源部5は、前記枠体2の下端部内周に沿って環状をなすように等間隔で配置した多数のLED51と、それらLED51を保持する基板52とを備えたものである。そして、前記枠体本体21と底板22とによって形成した光源部保持溝2bに、LED51の光軸をやや上方斜めに向けた姿勢で保持させることにより、LED51から射出された光の少なくとも一部が、直接的に前記反射部4に到達するように構成している。
かかる光照射装置1は、前記透明支持体3の下面3aを対象物Wに対向させるように配置するとともに、透明支持体3の上側に例えばCCDカメラ6等の観測手段を配置して、当該対象物Wの表面検査や記号読取を行う場合に好適に用いることができる。
具体的にその作用を以下に説明する。
まず、光源部5から光が照射されると、その光が反射部4の反射層41で乱反射し、均一化された拡散光として対象物Wに照射される。このことにより、対象物Wは一様な光で照明される。
一方、前記対象物Wで反射した光は、反射部4の間の隙間Sを介して透明支持体3を通過しCCDカメラ6で捕捉される。すなわち、上述のごとく照明された対象物WをCCDカメラ6で撮像し、当該対象物Wの表面検査や記号読取を行うことができる。なお、隙間Sや反射部4の大きさ、あるいはピッチは、CCDカメラ6と反射部4との離間距離、CCDカメラ6と対象物Wとの離間距離等をパラメータとして観測に支障がでない最適なものに定めればよい。例えばCCDカメラ6と反射部4との離間距離が小さい場合には、隙間Sや反射部4の大きさ、あるいはピッチを相応に大きくし、逆の場合は小さく設定すればよい。
具体的に、CCDカメラ6と対象物Wとの離間距離をD、反射部4間のピッチをP、反射部4と対象物Wとの離間距離をL、対象物Wの観測径をd、CCDカメラ6の焦点深度をB、反射率をδ(ミラーは1.0)とすれば、
P=a・L・d/(D・B・δ)と表すことができる。
ここでaは係数である。
このように本実施形態によれば、反射部4での反射光によりCCDカメラ6の観測軸Cと同軸方向からの照明が行えるとともに、前記対象物Wを隙間Sを介してCCDカメラ6で撮像し、検査等を行うことができる。
しかして、これら反射部4が薄板状の透明支持体下面3aに並べ設けてあり、光源部5もLED51を利用してそれら反射部4の周囲に環状に設けてあるため、装置1全体を、観測軸Cに沿った寸法の小さい扁平なものにできる。
そしてその結果、従来に比べCCDカメラ6を対象物Wに大きく接近させることができ、その視野を広げることが可能になる。
また、反射部4と対象物Wとの距離を近接させることも可能であるため、対象物Wに、より大きな入射角度の光を照射することができるようになる。そしてこのことによって、より均一性の高い散乱光で対象物Wを照明できることとなり、検査等にかかる照明の質を向上させることができる。
さらに、光源部5からの光が直接的に反射部4に到達してそこで反射するため、対象物Wへ効率よく光源部5からの光を伝達することができる。また、このことに加えて前述したようにCCDカメラ6を対象物Wに接近させることができるため、従来のような大きな光量の光源部が必要なくなり、熱の問題が発生しにくく、さらなる小型化も可能となる。
特に本実施形態では、光遮断層42により反射部4で光が透過あるいはカメラ6側に乱反射することを防止して検査等を好適に行うことができる。また、反射部4が極めて薄い構造であるため、その側面での光の反射をも防止できる。
加えて、反射部4と対象物Wとの距離を近接させれば、光源部5からでた光の一部が直接対象物Wを照射することとなるので、ローアングル照明をも同時に行うことができる。したがって、従来、2つの光照射装置1を用いてローアングル照明と同軸照明とをそれぞれ行っていたものを、単一の装置で行えることとなる。もちろんLED51は、その光軸がラジアル方向を向くように設置しても構わないし、やや下方に向くようにしても構わない。
また、通常正方形状の領域で画像処理を行うところ、反射部4を並び設けている領域を四角形にしているため、無駄なく対象物Wの画像を撮像することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について以下に説明する。
本実施形態では図8、図9及び図10に示すように、反射部4を更に小さく薄くし、およそ50umの径と0.1〜0.2umの厚みを有するものにしている。なお、前実施形態同様に雲形状のものでもよいのはもちろんである。具体的にこのものは透明支持体3の下面3aに直接貼り付けられた中間層43と、その中間層42の下面及び側面を覆い光を乱反射する反射層41とを備えた層構造をなす。
反射層41は例えばニッケル(Ni)やクロム(Cr)などの金属で形成したもので、その表面には荒れた状態とすることで複数の凹凸を設けてあり、主として光を拡散させて反射する。一方、中間層43は導電性の薄膜であるITO膜であり、金属をその表面にメッキ等により被覆できる性質を有する。
これらの反射部4は、例えば以下に示すように、透明支持体3に貼り付ける。
まず、図11に示すように透明支持体3の下面3aにスパッタリングや蒸着等の方法でITO膜を被着することで中間層43を形成し、更にその中間層43の下面をフォトポリマーPPにより覆う。次に図12に示すように前記隙間Sを形成する部位にレーザ光等を照射し、その部位のフォトポリマーPPを除去する。そして図13に示すようにフォトポリマーPPが除かれて露出した中間層43をエッチングにより除去し、その後フォトポリマーPPを取り除くことによって、円盤状の中間層43のみを形成する。その後図9に示すようにこれら透明支持体3の下面3aにメッキを行う。このときメッキはガラスには付着せず、ITO膜のみに付着することから、ITO膜の下面及び側面にのみ前記反射層41としてニッケル(Ni)又はクロム(Cr)等の金属の層が形成され、反射部4が生成されることとなる。又、このときITO膜が無く透明支持体3の露出した部分には金属の層は形成されず反射部4間の隙間Sとなる。
従ってこのような構成にした本実施形態によれば、前記透明支持体3の下面3aを一様にメッキするだけで、エッチング後に残留した中間層43をなすITO膜の下面及び側面のみにズレなく高い精度で前記反射層41が形成できるだけでなく、更に反射層41を印刷技術を用いて形成する方法で要するような位置合わせ操作も不要となることから省力化にもなる。
またこのように高い精度で反射層41を形成できることより、より小さな反射部4を形成することが可能となることから、例えば、隙間Sを大きくすることで、対象物Wで反射した光をCCDカメラ6で効率よく捕捉することや、透明支持体3の下面3aにより多くの反射部4を設けることで、均一性の高い散乱光で対象物Wを照明することができる。
更に加えて、中間層43をなすITO膜は前実施形態にある光遮断層42を形成するクロムに比べ極めて薄くすることが可能であるため、このように形成することでLED51から射出され反射部4の側面で反射した対象物Wに因らない光がCCDカメラ6に入射するのをより完全に防止できる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
例えば、図14、図15に示すように、前記光源部5の光射出方向側に、互いの間に微細な隙間SAをあけて配置した多数の透過拡散部4Aをさらに設けても構わない。この透過拡散部4Aは、前記反射部4とは異なり、光を透過拡散させる透過拡散層41Aのみからなる雲形のもので、前記透明支持体3の下方に垂直に配置した薄平板状の第2透明支持体3Aの内面に、前記透過拡散層41Aが内向きとなるように並び設けてある。そしてその隙間SAを通ってLED51からの光の一部が直接射出され、他の光は透過拡散部4Aを通って射出されるように構成している。
このようにすれば、反射部4及び透過拡散部4Aにより、対象物Wを周囲からほぼ完全に取り囲んで均一照明することが可能になる。
また、対象物Wを周囲からほぼ完全に取り囲んで均一照明する他の方式として、図16に示すように、観測孔7bを除く略全天から前記対象物Wを覆うことが可能な半凹球面状の発光面7aを有した全天照明装置(いわゆるドーム照明装置)7とともに用いるようにしてもよい。この場合には、前記観測孔7bの上方に前記反射部4を近接させて臨ませるように光照射装置1を配置する。
また、透明支持体3そのものを図17に示すように、部分球状乃至半球状のものにしても構わない。
さらに、このように薄型にできることから、図18に示すように、前記CCDカメラ6等の撮像手段に直接的に取り付け可能なように取付部8を備えた構成にしてもよい。その場合、撮像手段6に取り付けた状態において、前記反射部4が撮像手段の撮像面に対応する大きさ及び形状の領域であってその前方に位置するように構成してあるものが好ましい。この例では、透明支持体3を、図示しないが平面視円形状のものにしている。
加えて、反射部を透明支持体の上面、すなわち反対象物側の面に設けてもよい。その場合でも反射層が対象物側を向くように配置するのはいうまでもない。
また、例えば図19に示すように各反射部4を網目をなすように連続的に設けてシート状にし、これを直接枠体に張設して、透明支持体を有さない構造としてもよいし、図23に示すように反射部4あるいは透過拡散部4Aを等形状にし、なおかつ規則的に等ピッチ配置しても構わない。
さらに反射部のうち中央のものほど光源部から照射される光の強度が弱くなるため、中央の反射部の表面積が最も大きく、端にいくほど小さくなるようにしておけば、対象物においてより均一な強度の光を照射できる。
また、反射部は略等厚なものに限られず、図20、図21に示すように、反射面が湾曲していたり傾いていたりしてもよいし、各反射部毎に反射面の傾きや湾曲度がランダムになっていても構わない。さらに、例えば図22に示すように各反射部が環状をなし、同心円状に配置されていても構わない。
図24では、透明支持体3に貼り付けた反射部4の表面を樹脂等を素材とした透明膜Fで覆うようにしている。この図では、透明膜Fは反射部4の表面のみならず、透明支持体3の表面3aをも覆うようにしているが、もちろん反射部4の表面のみを覆うようにしても構わない。
このようなものであれば、同図に示すように、この透明膜Fに光が入射する際に屈折し、透明膜が無いものと比べ、反射部4の表面に対してより垂直に近い角度で光があたるため、反射の際の拡散作用が増大することになる。またこの透明膜は反射部の保護作用をも営むものとなる。
もちろん、光源部としてLED以外の発光源を利用しても構わない。反射部も雲形に限られないし、その配置も縦横に限られず、隙間さえあければどのような配置態様でも構わない。
この他に、別の実施形態にある中間層は薄く、ITO膜に限らず例えば透明支持体上に形成可能でメッキが可能な薄膜であれば同様の作用を得ることができる。
また、前記中間層をなす膜が更に透明であり、限定的にメッキを行うことが可能なものであれば、反射部を形成するためにエッチングを行わずとも良いことから反射部の形成作業を省力化することが可能である。
更に、反射部と隙間とを形成する方法として、中間層にメッキを行った後にフォトポリマーを塗布し、エッチングを行うことでメッキに用いた金属と中間層とをを取り除くか、このとき中間層が透明な膜であれば、メッキに用いた金属のみを取り除くようにしても構わない。
その他本発明は、上記図示例に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明の一実施形態における光照射装置の内部構造を示す中央縦正端面図。 同実施形態における光照射装置の平面図。 同実施形態における光照射装置の反射部を主として示す部分拡大正面図。 同実施形態における光照射装置の反射部を主として示す部分拡大底面図。 同実施形態における反射部の製作手順を示す手順説明図。 同実施形態における反射部の製作手順を示す手順説明図。 同実施形態における反射部の製作手順を示す手順説明図。 第2の実施形態における光照射装置の反射部を主として示す部分拡大正面図。 図8における光照射装置の反射部を主として示す部分拡大図。 第2の実施形態における光照射装置の反射部を主として示す部分拡大底面図。 第2の実施形態における反射部の製作手順を示す手順説明図。 第2の実施形態における反射部の製作手順を示す手順説明図。 第2の実施形態における反射部の製作手順を示す手順説明図。 本発明の他の実施形態における光照射装置の内部構造を示す中央縦正端面図。 図14におけるA部詳細図。 本発明のさらに他の実施形態における光照射装置等を示す中央縦正端面図。 本発明のさらに他の実施形態における光照射装置を示す中央縦正端面図。 本発明のさらに他の実施形態における光照射装置を示す中央縦正端面図。 本発明のさらに他の実施形態における反射部を示す部分底面図。 本発明のさらに他の実施形態における光照射装置の反射部を主として示す部分拡大正面図。 本発明のさらに他の実施形態における光照射装置の反射部を主として示す部分拡大正面図。 図21における底面図。 本発明のさらに他の実施形態における光照射装置の反射部を主として示す部分拡大底面図。 本発明のさらに他の実施形態における反射部を主として示す部分断面図。 従来における光照射装置を含む検査システム示す原理説明図。
符号の説明
1…光照射装置
3…透明支持体
4…反射部
41…反射層
42…光遮断層
5…光源部
51…LED
6…撮像手段(CCDカメラ)
7…全天照明装置
7a…発光面
7b…観測孔
8…取付部
4A…透過拡散部
S…隙間
W…対象物
F…透明膜

Claims (13)

  1. 隙間が形成されるように並べ設けた多数の反射部と、前記各反射部に直接的に光を照射可能な位置に設置した光源部とを備え、前記反射部は薄い中間層にメッキを施すことで形成され、前記反射部で反射した光を対象物に照射可能に構成するとともに、前記対象物で反射した光を前記隙間を通して反対側に透過可能に構成していることを特徴とする検査用の光照射装置。
  2. 隙間が形成されるように並べ設けた多数の反射部と、前記各反射部に直接的に光を照射可能な位置に設置した光源部とを備え、前記反射部は透明膜に覆われ、前記反射部で反射した光を対象物に照射可能に構成するとともに、前記対象物で反射した光を前記隙間を通して反対側に透過可能に構成していることを特徴とする検査用の光照射装置。
  3. 前記反射部を支持する扁平板状の透明支持体をさらに備えている請求項1、2記載の検査用の光照射装置。
  4. 前記反射部を、前記透明支持体における対象物側の面に並べ設けている請求項記載の検査用の光照射装置。
  5. 前記反射部が光を反射する反射層とその反射層の反対象物側に形成した光を吸収又は遮断する光遮断層とを備えたものである請求項1、2又は4記載の検査用の光照射装置。
  6. 前記反射層に光拡散部材を含有させている請求項記載の検査用の光照射装置。
  7. 前記光源部が、環状に並べ設けた複数のLEDを有するものである請求項1、2、3、4又は6記載の検査用の光照射装置。
  8. 前記光源部の光射出方向側に配置した多数の透過拡散部をさらに備え、前記光源部からそれら透過拡散部及び透過拡散部間の隙間を通って光が射出されるように構成している請求項記載の検査用の光照射装置。
  9. 観測孔を除く略全天から前記対象物を覆うことが可能な発光面を有した全天照明装置とともに用いられるものであって、前記観測孔に前記反射部を配置するようにしている請求項1、2、3、4、5又は7記載の検査用の光照射装置。
  10. 前記対象物を撮像する撮像手段に取り付けるための取付部をさらに備えたものであり、撮像手段に取り付けた状態において、前記反射部が撮像手段の撮像面に対応する大きさ及び形状の領域であってその前方に位置するように構成してある請求項1、2、3、4、5、6、7又は9記載の検査用の光照射装置。
  11. 前記各反射部が、平面視異形状をなし、なおかつ互いに形状の異なるものである請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は10記載の検査用の光照射装置。
  12. 前記各反射部間のピッチがランダムに設定してある請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は10記載の検査用の光照射装置。
  13. 前記反射部を覆って光の拡散作用を増加させる透明膜をさらに備えている請求項1、2、
    3、4、5、6、7、8、9、1011又は12記載の検査用の光照射装置
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