JP4072940B2 - 電気コネクタ構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電子機器等に使用する多極コネクタとしての電気コネクタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の電気コネクタ構造としては、レセプタクル(図示せず)に結合されるプラグ50が該当する。そして、このプラグ50は、図13及び図14に示すように、金属材料からなる略円筒形状のシェル52と、このシェル52内にあって絶縁材料からなる絶縁ハウジング53と、絶縁ハウジング53に複数列保持されている端子54とを備えている。
【0003】
シェル52は、その前部にはレセプタクルのレセプタクルシェル(図示せず)内に挿入される結合部55が形成してあり、この結合部55にはビス孔部56が設けてある。
【0004】
また、端子54の一つをグランド端子54−1とし、このグランド端子54−1には接触面部54aが形成してある。
【0005】
そして、グランド端子54−1はアース金具57を介して結合部55に電気接続してある。すなわち、アース金具57はU字形状をなしており、このアース金具57の屈曲部にはねじ孔部58が設けてある。そして、結合部55に、そのビス孔部56に挿通したビス59をねじ孔部58に螺合してアース金具57を取り付け、このアース金具57の両端部の内面の接触面部57aをグランド端子54−1の接触面部54aに接触させてア−スを取るようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の電気コネクタ構造におけるプラグ50にあっては、シェル52の結合部55にビス59によりアース金具57を取り付け、このアース金具57の両端部の内面の接触面部57aをグランド端子54−1の接触面部54aに接触させるようにしており、グランド端子54−1とシェル52との間に複数の部品(ビス59及びアース金具57)を入れなければ、グランド端子54−1のアースを取ることができない構造になっていたために、部品点数が多くなり、組立工数が増えるという問題点があった。
【0007】
本発明は上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、グランド端子をシェルに導通させるのに、グランド端子とシェルとの間にビス及びアース金具を介在させる必要がなくなって、部品点数が削減できて組立工数も少なくなり、製作コストの低減を図ることができる電気コネクタ構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る電気コネクタ構造は、導電性を有するシェルで覆われた絶縁ハウジングにグランド端子装着孔を設けて、このグランド端子装着孔にグランド端子を装着して、このグランド端子をシェルに導通させるようにした電気コネクタ構造であって、グランド端子に、このグランド端子と一体にしてシェル接触部を設け、グランド端子をグランド端子装着孔に装着して、シェル接触部をシェルの内周部に設けられたグランド端子接触部に直接接触させて、グランド端子をシェルに導通させるように構成する場合、グランド端子接触部は、一対の接触面を有する挿入溝部と、この挿入溝部からシェル内に抜ける連絡部とで構成してあり、シェル接触部は、グランド端子の径方向に突出する支持部に挿入部を形成し、この挿入部の両外面部にそれぞれ接点部を形成して構成してあり、絶縁ハウジングの周部にはグランド端子装着孔に連絡する連絡溝部が設けてあり、シェルの内部に絶縁ハウジングを挿入して、連絡溝部を連絡部に一致させ、シェル接触部の支持部を連絡溝部及び連絡部に挿入すると共に、シェル接触部の挿入部を挿入溝部に挿入して、挿入部の両接点部を挿入溝部の両接触面にそれぞれ接触させるようにしたものである。
【0012】
かかる構成により、グランド端子をシェルに導通させるのに、グランド端子とシェルとの間にビス及びアース金具を介在させる必要がなくなって、部品点数が削減できて組立工数も少なくなり、製作コストの低減を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本発明に係る電気コネクタ構造の正面図、図2は同電気コネクタ構造において図1のA−A線に沿う断面を有する側面図、図3は図1のB−B線に沿う断面図である。
【0015】
本発明に係る電気コネクタ構造としてのプラグ1は、本体ブロック3とカップリング4とコ−ド管5とから構成してある。
【0016】
本体ブロック3は、金属材料からなる略円筒形状のシェル6と、このシェル6内にあって絶縁材料からなる絶縁ハウジング7と、絶縁ハウジング7に複数列保持されている雌端子8及びグランド端子9と、シェル6内にあって雌端子8及びグランド端子9を押える絶縁材料からなる押え部材10とを備えている。
【0017】
シェル6の前部(図4において左部、相手コネクタに対向する側を前部とする)には、相手コネクタ、すなわちレセプタクルのレセプタクルシェル(いずれも図示せず)内に挿入される結合部12が、中間部にはカップリング4およびパッキン13を係止するためのフランジ部14がそれぞれ形成してあり、また、シェル6の後部はコ−ド管5が螺合するねじ部材2に取り付けてある。そして、結合部12には割溝部12aが形成してある(図1及び図2参照)。
【0018】
また、シェル6には、図4及び図5に示すように、その内周部の後部に位置させてグランド端子接触部15が設けてある。このグランド端子接触部15は、シェル6の内周面6aに形成された圧入溝形成部16を有しており、この圧入溝形成部16のシェル6の中心側に対向する側は平坦面16aになされており、圧入溝形成部16には、その後面部16bから前方に向かって圧入溝部17が形成してある。
【0019】
この圧入溝部17は断面T形状であって、接触面17cを有する挿入溝部17aと、この挿入溝部17aから平坦面16aに抜ける連絡部17bとで構成してある。また、シェル6には、その内周面6aの後部に位置させてリング溝6bが形成してある。
【0020】
絶縁ハウジング7は、図6及び図7に示すように合成樹脂製の円筒状ブロックより成るハウジング本体18を備えており、このハウジング本体18には、その前後に貫通させて4本の端子装着孔19が等間隔に形成してあり、これら4本の端子装着孔19の内の3つは雌端子(信号端子)用であり、他の一つがグランド端子用である。
【0021】
そして、ハウジング本体18には、シェル6のグランド端子接触部15に対向する側は平坦面20になされている。そして、この平坦面20にはグランド端子用の端子装着孔19−1に連絡する連絡溝部21が前後方向に形成してある。
【0022】
雌端子8は、図2に示すようにコード接続部8aと端子接触部8bを備えている。
【0023】
また、グランド端子9は、図8乃至図10に示すようにコード接続部9aと端子接触部9bとこれらの間にある閉塞部9cとを備えており、端子接触部9bの閉塞部9c寄りにはシェル接触部22がグランド端子9と一体に形成してある。
【0024】
シェル接触部22は、グランド端子9の径方向に突出する支持部23の先部に挿入部24を形成し、この挿入部24の外面部に一対の接点部25を形成して構成してある。
【0025】
押え部材10は、図2に示すように合成樹脂製の円盤状のブロックより成り、その面部に4本の接触子貫通孔28が等間隔に形成してある。
【0026】
そして、シェル6の内部には絶縁ハウジング7が挿入してある。この場合、図11及び図12に示すようにハウジング本体18の平坦面20側をシェル6の圧入溝形成部16に位置させて両平坦面20、16aを合わせてあり、端子装着孔19−1の連絡溝部21が圧入溝部17の連絡部17bに一致している。
【0027】
そして、絶縁ハウジング7には、その3つの端子装着孔19に雌端子8が、1つの端子装着孔19−1にグランド端子9がそれぞれ装着してある。
【0028】
この場合、グランド端子9の装着は、図11及び図12に示すように、グランド端子9に設けたシェル接触部22の支持部23を連絡溝部21及び圧入溝部17の連絡部17bに挿入すると共に、グランド端子9のシェル接触部22の挿入部24を挿入溝部17aに挿入(圧入)し、この挿入部24の外面部に設けた一対の接点部25を挿入溝部17aの接触面17cに接触させて行われている。
【0030】
この状態で、シェル6内に押え部材10を挿入して、この押え部材10の接触子貫通孔28に雌端子8およびグランド端子9を挿入固着し、絶縁ハウジング7の後端部に押え部材10を被せ、抜け止めリング32をシェル6の内面部のリング溝6bに嵌合して押え部材10を押えて絶縁ハウジング7がシェル6内に収容されており、これらで本体ブロック3が構成されている。
【0031】
そして、この本体ブロック3には、シェル6のフランジ部14にその端部内側のフランジ部4aを掛けてカップリング4が回転可能に取り付けてあり、また、シェル6に取り付けたねじ部材2にはコ−ド管5が螺装してある。
【0032】
このように構成されたプラグ1においては、その雌端子8およびグランド端子9のコ−ド接続部8a、9aにコ−ド(図示せず)が半田付けされる。
【0033】
なお、相手側コネクタであるレセプタクルは、円筒状のレセプタクルシェルを備えており、このレセプタクルシェル内には、端子保持部材を介して4本の雄端子(いずれも図示せず)が等間隔で装着してある。
【0034】
そして、プラグ1のシェル6の結合部12をレセプタクルのレセプタクルシェル内に挿入し雌端子8及びグランド端子9に雄端子を挿入して両端子を接触させる。このようにして、両端子が接触したならカップリング4をレセプタクルシェルの螺子部(図示せず)に螺合し、プラグ1をレセプタクルに結合する。
【0035】
したがって、グランド端子9はシェル6、レセプタクルシェルを介してレセプタクルの取付部材(図示せず)に導通し接地される。
【0036】
上記した本実施の形態においては、グランド端子9をグランド端子装着孔19−1に装着した際に、グランド端子9と一体に形成されたシェル接触部22の支持部23を連絡溝部21及び連絡部17bに挿入すると共に、シェル接触部22の挿入部24を挿入溝部17aに挿入し、接点部25を挿入溝部17aの接触面17cに接触させて、グランド端子9をシェル6に導通させることができる。このために、グランド端子9をシェル6に導通させるのに、ビス及びアース金具を介在させる必要がなくなって、部品点数が削減できて組立工数も少なくなり、製作コストの低減を図ることができる。
【0037】
なお、上記した本実施の形態においては、信号端子に雌端子8を使用したが信号端子に雄端子を使用する様にしても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電気コネクタ構造によれば、グランド端子をグランド端子装着孔に装着した際に、グランド端子と一体のシェル接触部をシェルの内周部に設けられたグランド端子接触部に直接接触させて、グランド端子をシェルに導通させることができる。このために、グランド端子をシェルに導通させるのに、グランド端子とシェルとの間にビス及びアース金具を介在させる必要がなくなって、部品点数が削減できて組立工数も少なくなり、製作コストの低減を図ることができる。
【0039】
また、本発明に係る電気コネクタ構造によれば、グランド端子に設けられたシェル接触部をグランド端子接触部の圧入溝部へ挿入し、シェル接触部をシェルに接触させるようにしたことにより、グランド端子をグランド端子装着孔に装着した際に、グランド端子と一体のシェル接触部をシェルのグランド端子接触部に直接接触させて、グランド端子をシェルに導通させることができる。このために、グランド端子をシェルに導通させるのに、グランド端子とシェルとの間にビス及びアース金具を介在させる必要がなくなって、部品点数が削減できて組立工数も少なくなり、製作コストの低減を図ることができる。
【0040】
また、本発明に係る電気コネクタ構造によれば、グランド端子をグランド端子装着孔に装着した際に、グランド端子と一体のシェル接触部の挿入部を挿入溝部に挿入して、この挿入部を挿入溝部の接触面に接触させて、グランド端子をシェルに導通させることができる。このために、グランド端子をシェルに導通させるのに、グランド端子とシェルとの間にビス及びアース金具を介在させる必要がなくなって、部品点数が削減できて組立工数も少なくなり、製作コストの低減を図ることができる。
【0041】
また、本発明に係る電気コネクタ構造によれば、グランド端子をグランド端子装着孔に装着した際に、シェル接触部の支持部を連絡溝部及び連絡部に挿入すると共に、シェル接触部の挿入部を挿入溝部に挿入し、接点部を挿入溝部の接触面に接触させて、グランド端子をシェルに導通させることができる。このために、グランド端子をシェルに導通させるのに、グランド端子とシェルとの間にビス及びアース金具を介在させる必要がなくなって、部品点数が削減できて組立工数も少なくなり、製作コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気コネクタ構造の正面図である。
【図2】同電気コネクタ構造において図1のA−A線に沿う断面を有する側面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】同電気コネクタ構造における、カップリングを備えた状態のシェルの一部省略した縦断面図である。
【図5】図4のC方向からの部分矢視図である。
【図6】同電気コネクタ構造における絶縁ハウジングの正面図である。
【図7】同絶縁ハウジングの側面図である。
【図8】同電気コネクタ構造におけるグランド端子の一部破断した平面図である。
【図9】同電気コネクタ構造におけるグランド端子の一部破断した側面図である。
【図10】図9のD−D線に沿う断面図である。
【図11】同電気コネクタ構造においてグランド端子装着孔にグランド端子を圧入した状態の説明図である。
【図12】図11のF−F線に沿う断面図である。
【図13】従来の電気コネクタ構造の一部省略した縦断面図である。
【図14】図13のG−G線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 プラグ
3 本体ブロック
6 シェル
7 絶縁ハウジング
8 雌端子
9 グランド端子
10 押え部材
15 グランド端子接触部
16 圧入溝形成部
17 圧入溝部
17a 挿入溝部
17b 連絡部
17c 接触面
18 ハウジング本体
19 端子装着孔
19−1 端子装着孔
21 連絡溝部
22 シェル接触部
23 支持部
24 挿入部
25 接点部
Claims (1)
- 導電性を有するシェルで覆われた絶縁ハウジングにグランド端子装着孔を設けて、このグランド端子装着孔にグランド端子を装着して、このグランド端子を前記シェルに導通させるようにした電気コネクタ構造であって、
前記グランド端子に、このグランド端子と一体にしてシェル接触部を設け、前記グランド端子を前記グランド端子装着孔に装着して、前記シェル接触部を前記シェルの内周部に設けられたグランド端子接触部に直接接触させて、前記グランド端子を前記シェルに導通させるように構成する場合、前記グランド端子接触部は、一対の接触面を有する挿入溝部と、この挿入溝部から前記シェル内に抜ける連絡部とで構成してあり、前記シェル接触部は、前記グランド端子の径方向に突出する支持部に挿入部を形成し、この挿入部の両外面部にそれぞれ接点部を形成して構成してあり、前記絶縁ハウジングの周部には前記グランド端子装着孔に連絡する連絡溝部が設けてあり、前記シェルの内部に前記絶縁ハウジングを挿入して、前記連絡溝部を前記連絡部に一致させ、前記シェル接触部の前記支持部を前記連絡溝部及び前記連絡部に挿入すると共に、前記シェル接触部の前記挿入部を前記挿入溝部に挿入して、前記挿入部の前記両接点部を前記挿入溝部の前記両接触面にそれぞれ接触させるようにしたことを特徴とする電気コネクタ構造。
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