JP4093630B2 - ウナギ種鑑定用核酸プライマー及びそれを用いたウナギ種鑑定方法 - Google Patents

ウナギ種鑑定用核酸プライマー及びそれを用いたウナギ種鑑定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウナギの種を鑑定するために用いられる核酸プライマー及びそれを用いたウナギ種の鑑定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本産のウナギは、学名がAnguilla japonica であり、我が国の消費者の間では最も人気が高く、価格も高い。一方、外国産のウナギとしては、フランス産のA. anguilla 、オーストラリア産で斑点のあるA. reinhardti 、オーストラリア産で斑点の無いA. australis、インドネシア産のA. celebesensis 、フィリピン産のA. marmorata、アメリカ産のA. rostrata 等がある。
【0003】
養鰻業は、ウナギの稚魚(シラス)を養殖することにより行われている。シラスは市販のものを購入する場合が多い。日本産のウナギのシラスと称して販売されているものの中に外国産ウナギのシラスが混入している場合がある。日本産ウナギのシラスの中に外国産ウナギのシラスが混入していると、経費をかけて養殖しても、外国産ウナギは成長が著しく悪いので、全てが日本産ウナギの場合に比べ、同じ経費をかけても売上は少なくなってしまい、養鰻業者が被害を被ることになる。しかしながら、ウナギのシラスは、日本産も外国産も外見上、区別がつかない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、外見上区別がつかないシラスの段階においてもウナギの種を鑑定することができる、ウナギ種の鑑定手段を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願発明者らは、鋭意研究の結果、遺伝子増幅法を利用して、ウナギのミトコンドリアのチトクロムb遺伝子の特定領域を増幅し、増幅された断片を調べることによりウナギの種を鑑定することができることを見出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は、配列表の配列番号1に示される塩基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続する15塩基以上から成る塩基配列(ただし、TはUであってもよい)又は該連続する15塩基以上から成る塩基配列のうち10%以下の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列から成る核酸から成る、第1の核酸プライマーを提供する。また、本発明は、配列表の配列番号4に示される塩基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続する15塩基以上から成る塩基配列(ただし、TはUであってもよい)又は該連続する15塩基以上から成る塩基配列のうち10%以下の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列から成る核酸から成る、第2の核酸プライマーを提供する。さらに、本発明は、上記本発明の第1の核酸プライマーと、上記本発明の第2の核酸プライマーを用い、ウナギDNAを鋳型として用いる遺伝子増幅法によりDNAを増幅し、増幅されたDNAを調べることによりウナギ種を鑑定することから成るウナギ種の鑑定方法を提供する。さらに、本発明は、上記本発明の第1の核酸プライマーと、上記本発明の第2の核酸プライマーを用い、ウナギDNAを鋳型として用いる遺伝子増幅法によりDNAを増幅し、増幅されたDNAをHinfI又はRsaIで消化し、生じる制限断片長を調べることによりウナギがAnguilla japonicaか否かを鑑定する方法を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の方法では、ウナギのミトコンドリアのチトクロムb遺伝子の特定の領域を遺伝子増幅法により増幅する。この増幅には、第1の核酸プライマーと第2の核酸プライマーが用いられる。
【0008】
第1の核酸プライマーは、配列表の配列番号1、好ましくは配列番号2に示される塩基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続する15塩基以上から成る塩基配列又は該連続する15塩基以上から成る塩基配列のうち10%以下の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列から成る核酸から成る。なお、核酸はDNAでもRNAでもよく、従って、配列中のTはUであってもよい。核酸プライマーのサイズは、15塩基〜50塩基程度が好ましい。核酸プライマーの配列は、配列番号1に示される配列から成る核酸又はその相補鎖のいずれと同じ配列であってもよい。また、10%以下の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された配列であっても、鋳型核酸とハイブリダイズ可能であるので使用することができる。このことを利用して意図的に特定の塩基を置換したものを用いることにより、意図的に特定の制限酵素部位を導入することも可能である。
【0009】
第2の核酸プライマーは、配列表の配列番号4、好ましくは配列番号5に示される塩基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続する15塩基以上から成る塩基配列又は該連続する15塩基以上から成る塩基配列のうち10%以下の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列から成る核酸から成る。なお、核酸はDNAでもRNAでもよく、従って、配列中のTはUであってもよい。核酸プライマーのサイズは、15塩基〜50塩基程度が好ましい。核酸プライマーの配列は、配列番号4に示される配列から成る核酸又はその相補鎖のいずれと同じ配列であってもよい。また、10%以下の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された配列であっても、鋳型核酸とハイブリダイズ可能であるので使用することができる。このことを利用して意図的に特定の塩基を置換したものを用いることにより、意図的に特定の制限酵素部位を導入することも可能である。例えば、下記実施例で具体的に記載される第2の核酸プライマーであるTW11は、5’末端から27番目のアデニンを意図的にシトシンに置換することによりPstI部位を導入している。
【0010】
なお、第1の核酸プライマー及び第2の核酸プライマーのいずれか一方をフォワード側プライマー、他方をリバース側プライマーとして用いる必要がある。従って、第1のプライマーとして、配列番号1に示される配列と同一又は相同な配列から成るプライマーを用いる場合には、第2のプライマーとしては、配列番号4に示される塩基配列と同一又は相同な配列から成る核酸の相補鎖を用いる。逆に、第1のプライマーとして配列番号1に示される配列と同一又は相同な配列から成る核酸の相補鎖を用いる場合には、第2のプライマーとしては配列番号4に示される配列と同一又は相同な配列から成るプライマーを用いる。なお、周知のように、核酸鎖とその相補鎖は、バックボーンの5’→3’方向が逆になっており、一方、明細書における塩基配列は5’側を左側(上流側)に記載するように決められているから、ある核酸鎖の相補鎖の塩基配列を明細書に記載する場合、元の核酸鎖の下流側(3’側)と相補的な領域が上流側(5’側)に記載される。
【0011】
本発明のウナギ種の鑑定方法では、上記第1及び第2のプライマーを用い、ウナギDNAを鋳型DNAとして用いて遺伝子増幅法により、ウナギDNAの一領域を増幅する。増幅される領域は、ウナギのミトコンドリアのチトクロムb遺伝子内の領域である。本発明の方法により増幅可能な、Anguilla japonica のミトコンドリアのチトクロムb遺伝子領域の塩基配列を配列番号7に示す。また、各種ウナギの当該領域の塩基配列と、制限酵素部位を図1及び図2に示す。なお、図1及び図2中、A. japonica 以外のウナギの配列は、A. japonica と異なる部位のみ記載してある。また、制限酵素の切断部位が矢印で示されていないものは、japonica以外の種において制限酵素部位が存在するものである。図2は図1の続きである。
【0012】
配列番号1に示される配列は、図1に示される第1番目の塩基(以下、「1nt」のように表示)〜142ntの領域の塩基配列であり、ウナギ種により塩基が異なる部位を一般化して一般式として示したものである。また、配列番号4に示される配列は、図2に示される279nt〜410ntの領域の塩基配列であり、ウナギ種により塩基が異なる部位を一般化して一般式として示したものである。第1及び第2のプライマーを用いて遺伝子増幅を行うと、両方のプライマーによって挟まれた領域が増幅される。
【0013】
ウナギのシラスから、遺伝子増幅法の鋳型として用いるDNAを調製する方法としては、特に限定されず、公知のいずれの方法をも採用することができる。好ましい方法として次の2通りの方法を挙げることができる。第1法では、先ず、シラスを液体窒素で凍結し、すりつぶし、SDS含有バッファー中Proteinase Kで例えば56℃で一夜消化する。得られた消化物を、常法に従いフェノールクロロホルム抽出し、エタノール沈殿したものをDNA試料として遺伝子増幅法に供する。第2法では、シラスを1〜2cmに細かく切断するか又は液体窒素で凍結してすりつぶし、SDS含有バッファー中Proteinase Kで例えば56℃で15分間〜2時間消化する。得られた消化物を遠心分離(例えば1000 rpm、10分間)し、上清の一部を取り、例えば98℃で10分間加熱して酵素を失活させたものをDNA試料として遺伝子増幅法に供する。なお、試料はシラスに限定されるものではなく、成鰻や蒲焼き等、どのような成育段階のものや加工された食品であっても構わない。
【0014】
遺伝子増幅法自体は、いくつかの方法がこの分野において周知であり、それらのいずれをも用いることが可能である。代表的な方法としてポリメラーゼ連鎖反応(PCR)を挙げることができるが、これに限定されるものではない。遺伝子増幅法用の試薬キット及び装置は市販されているので、それらを用いて遺伝子増幅法自体は容易に行うことができる。なお、下記実施例にも、PCRによる増幅の例が具体的に記載されている。
【0015】
次いで、増幅されたDNAを分析することにより、ウナギ種を鑑定する。図1及び図2に示すように、ウナギの種類により、増幅領域の塩基配列が異なっている。従って、例えば増幅領域の全塩基配列を決定することにより、ウナギ種を容易に同定することができる。あるいは、増幅領域中には制限酵素部位が含まれるので、いわゆる制限酵素断片長多型(RFLP)法により種の鑑定を行うことも可能である。さらに、日本産ウナギと外国産ウナギの区別を行うことも重要な鑑定業務であるが、例えば、156ntや378ntのようにjaponicaのみが他の外国産の種と異なる塩基を有している部位が存在するので、このような部位の塩基が何であるかを調べることによって日本産ウナギと外国産ウナギの識別が可能になる。これは、ミスマッチプローブ又はミスマッチプライマーを用いた公知の点突然変異検出法により行うことができる。
【0016】
上記のうち、RFLP法は、簡便、迅速で、かつ、日本産と外国産の識別にも種の同定にも用いることができるので、好ましい方法である。以下、RFLP法についてさらに説明する。
【0017】
図1及び図2に示されるように、増幅領域には、HinfI、MboII及びRsaIの制限酵素部位が含まれるので、これらの制限酵素を用いてRFLPを行うことにより種の鑑定を行うことができる。また、下記実施例で用いられるプライマーTW11は、japonicaの場合にのみPstI部位が生じるように、上記の通り人為的に塩基を置換している。これらのうち、HinfI及びTW11を用いた場合のPstIは、japonicaの切断部位のみが外国産ウナギの切断部位と異なっているので、HinfIとPstIのいずれか一方を用いることにより、日本産と外国産との識別が可能である。また、(1)HinfIと、(2)MboIIとRsaIとをそれぞれ別個に用い、それぞれにおいて得られる消化断片の大きさから種を同定することも可能である。例えば、下記実施例において用いられる、配列番号3で示される塩基配列から成る第1プライマー(TW6、配列番号7の1nt〜32ntとハイブリダイズ)と、配列番号6で示される第2プライマー(TW11、配列番号7の379nt〜408ntの相補鎖とハイブリダイズ)とを用いて増幅を行った場合には、下記表1に示されるサイズの断片を指標として種の同定を行うことができる。
【0018】
【表1】
Figure 0004093630
【0019】
表1からわかるように、HinfIで消化した場合に220bp及び118bpの断片が現れるのは日本産(japonica)のみであるから、日本産か否かを鑑定するだけが目的であれば、HinfIのみを用いることができる。あるいは、先ず、日本産か否かをHinfIのみ、又はHinfIと確認のためにPstIを用いて調べ、外国産であることが判明した試料についてのみMboIIとRsaIを用いて消化を行い、種を同定することもできる。
【0020】
なお、RFLP法自体はこの分野において周知であり、例えば消化産物をゲル電気泳動にかけ、紫外線を照射して泳動バンドの位置を調べることにより、消化断片のサイズを調べることができる。また、ゲル電気泳動により消化産物のサイズを測定する場合、通常分子量マーカーが用いられるが、本発明の方法では、予想される泳動パターンが数種類しかないため、種のわかっているウナギのDNAを上記のように増幅し、消化したものを分子量マーカーに代えて対照として用いることもできる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づきより具体的に説明する。もっとも、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0022】
実施例1
1.DNA試料の調製
各種ウナギのシラスを液体窒素で凍結後、別個に乳鉢を用いて細かくすりつぶし、エッペンドルフチューブに投入した。洗浄用バッファー(1M Tris-HCl (pH8.0) 2.5 ml、0.5M EDTA (pH8.0) 、5M NaCl 1.0 ml、蒸留水45.5 ml を混合して調製)0.5mlを加え、すりつぶし、5分間遠心分離した。上澄み液をデカンテーションで捨て、STEバッファー(1M Tris-HCl (pH8.0) 2.5 ml、0.5M EDTA (pH8.0) 1.0 ml、5M NaCl 1.0 ml、10% SDS 0.5 ml、蒸留水45.0 ml を混合して調製)0.5mlとProteinase K溶液(10 mg/ml) 40μlを加え、56℃で30分間消化した。消化物をボルテックスミキサーで撹拌後、5分間遠心分離し、100μlの上清を取り、98℃、10分間加熱処理して酵素を失活させた。このうち1μlを取って、PCRに供した。
【0023】
2. PCR
市販のPCRキット及び装置を用いてPCRを行った。PCR混合物の組成は次の通りであった。なお、プライマーとしては、上記したTW6及びTW11を用いた。
【0024】
蒸留水 14.8μl
10xGA バッファー(Mg2+ 1.5 mM) 2.0μl
2.5 mM dNTP 1.6μl
25μM 各プライマー 0.4μl
Taq ポリメラーゼ(5U/ μl) 0.2μl
DNA 1.0μl
【0025】
PCRは、95℃30秒の変性工程、60℃30秒のアニーリング工程及び72℃30秒の伸長工程を35サイクル行った。
【0026】
3. RFLP
各PCR産物6μl、10xバッファー1.5μl、各制限酵素0.75μl及び蒸留水6.75μlから成る混合物を37℃で30分間インキュベートすることにより消化を行った。次いで、常法により、各消化物を3%アガロースゲル電気泳動にかけた。
【0027】
4. 結果
結果を図3ないし図5に示す。図3ないし図5より、HinfI又はPstIで消化することにより、日本産か外国産かを識別することができることがわかる。また、MboIIとRsaIとで消化することにより、各種類に応じて種々のパターンが得られ、これらとHinfI消化において得られる断片長の情報とを組み合わせることにより、8種のウナギ種の同定が可能であることがわかる。
【0028】
実施例2
一尾のウナギシラスについて、制限酵素としてはHinfI及びPstIだけを用い、かつ、電気泳動では分子量マーカーを用いずにjaponicaのDNAを同様に増幅、消化したものを対照として用いること以外は実施例1と同様な操作を行った。その結果、HinfI、PstIいずれで消化した場合も対照のjaponicaと同じ位置に増幅バンドが検出され、試料がjaponicaであることが鑑定できた。
【0029】
実施例3
実施例2とは異なる一尾のウナギシラスについて、実施例2と同じ操作を行った。その結果、HinfI、PstIいずれで消化した場合も対照のjaponicaとは異なる位置に増幅バンドが検出され、試料がjaponicaではないことが鑑定できた。
【0030】
実施例4
実施例3において、japonicaではないことがわかった試料の増幅産物を、実施例1と同様にMboIIとRsaIで消化し、3%アガロースゲル電気泳動にかけた。ただし、分子量マーカーは用いず、japonica、marmorata 及びanguillaのDNAを同様に増幅し、消化したものを対照として用いた。その結果、試料の泳動パターンはjaponicaと同じであった。このため、試料はreinhardtiであることが同定できた。
【0031】
【発明の効果】
本発明により、外見的には区別できなかったシラス等を用いてウナギの種の鑑定を行うことが初めて可能になった。従って、本発明は、養鰻分野に大いに貢献するものと期待される。
【0032】
【配列表】
Figure 0004093630
【0033】
Figure 0004093630
【0034】
Figure 0004093630
【0035】
Figure 0004093630
【0036】
Figure 0004093630
【0037】
Figure 0004093630
【0038】
Figure 0004093630

【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により増幅される、各種ウナギのミトコンドリアDNAの増幅領域の塩基配列及び制限酵素部位を示す図である。
【図2】図1の続きである。
【図3】本発明の実施例において得られた、各種ウナギについての、HinfIで消化した場合のPCR−RFLPの結果を模式的に示す図である。
【図4】本発明の実施例において得られた、各種ウナギについての、PstIで消化した場合のPCR−RFLPの結果を模式的に示す図である。
【図5】本発明の実施例において得られた、各種ウナギについての、MboII/RsaIで消化した場合のPCR−RFLPの結果を模式的に示す図である。

Claims (13)

  1. 配列表の配列番号1に示される塩基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続する15塩基以上から成る塩基配列(ただし、TはUであってもよい)又は該連続する15塩基以上から成る塩基配列のうち10%以下の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列から成る核酸から成る、ウナギ種鑑定用プライマー。
  2. 配列表の配列番号2に示される塩基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続する15塩基以上から成る塩基配列(ただし、TはUであってもよい)又は該連続する15塩基以上から成る塩基配列のうち10%以下の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列から成る核酸から成る、請求項1記載のプライマー。
  3. 配列表の配列番号3に示される塩基配列(ただし、TはUであってもよい)から成る核酸から成る請求項2記載のプライマー。
  4. 配列表の配列番号4に示される塩基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続する15塩基以上から成る塩基配列(ただし、TはUであってもよい)又は該連続する15塩基以上から成る塩基配列のうち10%以下の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列から成る核酸から成る、ウナギ種鑑定用プライマー。
  5. 配列表の配列番号5に示される塩基配列若しくは該塩基配列に相補的な塩基配列のうち、連続する15塩基以上から成る塩基配列(ただし、TはUであってもよい)又は該連続する15塩基以上から成る塩基配列のうち10%以下の数の塩基が置換、欠失、挿入若しくは付加された塩基配列から成る核酸から成る、請求項4記載のプライマー。
  6. 配列表の配列番号6に示される塩基配列(ただし、TはUであってもよい)から成る核酸から成る請求項5記載のプライマー。
  7. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプライマーと、請求項4ないし6のいずれか1項に記載のプライマーを用い、ウナギDNAを鋳型として用いる遺伝子増幅法によりDNAを増幅し、増幅されたDNAを調べることによりウナギ種を鑑定することから成るウナギ種の鑑定方法。
  8. 増幅された前記DNAを制限酵素で消化し、消化により得られる制限断片長を調べることにより行う請求項7記載の方法。
  9. 前記制限酵素は、HinfI、PstI、MboII及びRsaIから成る群より選ばれる1又は2以上の制限酵素である請求項8記載の方法。
  10. HinfIによる消化と、MboIIとRsaIとによる消化を行い、各消化により生じる制限断片長を調べる請求項9記載の方法。
  11. 請求項3記載のプライマーをフォワード側プライマーとして用い、請求項6記載のプライマーをリバース側プライマーとして用いて行う請求項10記載の方法。
  12. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のプライマーと、請求項4ないし6のいずれか1項に記載のプライマーを用い、ウナギDNAを鋳型として用いる遺伝子増幅法によりDNAを増幅し、増幅されたDNAをHinfI又はRsaIで消化し、生じる制限断片長を調べることによりウナギがAnguilla japonicaか否かを鑑定する方法。
  13. 請求項3記載のプライマーをフォワード側プライマーとして用い、請求項6記載のプライマーをリバース側プライマーとして用いる請求項12記載の方法。
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