JP4127366B2 - 電子部品実装装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を回路基板上に実装する電子部品実装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を吸着ノズルで吸着保持し、電子回路基板の所定の位置に電子部品を実装する電子部品実装装置には、吸着ノズルに電子部品を供給する電子部品供給部としてのフィーダが実装すべき電子部品の種類毎に少なくとも一つ備えられ、それぞれ電子部品の種類によって取り付けられる位置が決められている。各々のフィーダには、同一種類の電子部品が多数取り付けられたテープ状の基材を巻回したテープリールが着脱自在に装着される。部品切れの際には、電子部品実装装置の作動を停止し、部品切れとなったフィーダを電子部品実装装置から取り外し、フィーダ内のテープリールを新たなものと交換することによりフィーダに電子部品を補給することができる。
【0003】
テープリールのそれぞれには当該テープリールが収容する電子部品の種類等を記録したバーコードが貼着され、テープリールの交換時にはこのバーコードをバーコードリーダで読み取ることによって電子部品の種類が認識され、フィーダに交換すべきテープリールであるか否かが照合されていた。そして、照合が一致するまでは、電子部品実装装置の作動を停止状態に保ち、フィーダに誤った種類の電子部品を補給することを防止していた。
また、フィーダが取り付けられた取付位置の各々にはLED等からなる報知灯を設け、部品切れが発生した際に該当するフィーダの取付位置に設けられたLEDを点灯させる等して、オペレータにフィーダ内の部品の有無を知らせるようにしていた。
【0004】
さらに、特開2000ー68690号公報に開示された技術においては、フィーダとテープリールとフィーダ取付位置のそれぞれに当該フィーダが吸着ノズルに供給すべき電子部品の種類等の認識情報が記録されたバーコードを貼着し、部品切れ時には順次これらのバーコードを読み取ることにより、回路基板への電子部品の誤実装をより確実に防ぐものとしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、回路基板上への電子部品の実装を効率化するために、1種類のフィーダにおいて部品切れが発生した際に、他のフィーダの別の種類の電子部品を吸着ノズルに供給して電子部品の実装を継続し、部品切れとなったフィーダへの電子部品を補給することは後回しにすることがある。このような方法で実装すると、やがて複数種類の部品のフィーダについて部品切れが発生し、それぞれに電子部品を補給する必要が生じる。
【0006】
しかしながら、上記した従来のテープリールにのみバーコードを貼着してテープリールの誤装着を防止する方法では、新たに装着するテープリールのフィーダがどの位置に取り付けられるべきかについては照合できず、複数フィーダで部品切れが発生した時に、各種類の電子部品を正しい位置に補給することができない恐れがあった。
【0007】
また、上記特開2000−68690号に開示された技術においては、複数のフィーダで部品切れが発生しても、テープリールとフィーダとフィーダ取付位置のそれぞれに貼着されたバーコードを順次読み取ることにより、正しい位置に電子部品を補給することができる。しかしながら、1つのフィーダに電子部品を補給する毎に3カ所のバーコードを読み取らなければならないうえに、生産する回路基板の種類が高頻度に変更される場合には、変更される毎にフィーダとフィーダ取付位置の各々のバーコードを貼り替えなければならず非常に手間がかかっていた。
本発明の課題は、複数種類の部品切れが発生した場合も含めて簡単に、かつ、正確に電子部品実装装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図3に示すように、複数種類の電子部品を回路基板上に実装する実装部3と、電子部品を実装部に供給するもので、電子部品の種類毎に所定の取付位置43に各々取り付けられる複数の電子部品供給部(例えば、フィーダ4)と、前記取付位置の各々に設けられて前記電子部品供給部の電子部品に係る状態を報知する報知灯5と、この報知灯の報知動作を制御する制御手段(例えば、制御部15)とを備えた電子部品実装装置1において、各取付位置の電子部品供給部の電子部品の有無を検知する検知手段(例えば、センサ13)と、前記検知手段により電子部品が無いと検知された電子部品供給部に補給される電子部品の種類を認識する認識手段(例えば、制御部15)と、前記認識手段により認識された電子部品の種類と電子部品が無いと検知された電子部品供給部に補給すべき電子部品の種類とが一致するか否かを判断する判断手段(例えば、制御部15)とを設け、前記制御手段は、前記検知手段により電子部品が有ると検知された電子部品供給部の取付位置に設けられた報知灯を第一の報知状態(例えば、消灯)とし、電子部品が無いと検知された電子部品供給部の取付位置に設けられた報知灯を第二の報知状態(例えば、点灯:ステップS3)とし、前記判断手段により一致すると判断された場合に、電子部品を補給すべき電子部品供給部の取付位置に設けられた報知灯を第二の報知状態から第三の報知状態(例えば、低速点滅:ステップS9)とし、否と判断された場合には前記第二の報知状態から第四の報知状態(例えば、高速点滅:ステップS10)とする。
さらに、請求項1に記載の発明は、例えば、図2および図4に示すように、前記検知手段により電子部品が無いと検知された電子部品供給部が少なくとも一つ存在し、他の電子部品供給部が実装部に電子部品を供給することができない場合に電子部品実装装置の作動を自動的に停止する作動停止手段(例えば、制御部15:ステップS5)と、前記作動停止手段により停止された電子部品実装装置の作動を手操作により再開可能とする作動再開手段(例えば、スタートボタン14)と、前記検知手段により電子部品が無いと検知された電子部品供給部について、電子部品が補給されたか否かを確認する確認手段(例えば、制御部15:ステップS15)とを備え、前記作動再開手段は、前記確認手段により前記検知手段により電子部品が無いと検知された全ての電子部品供給部に電子部品が補給され、且つ、当該全ての電子部品供給部について、前記認識手段により認識された電子部品の種類と電子部品供給部に補給すべき電子部品の種類とが一致すると前記判断手段により判断された場合にのみ前記作動再開手段による手操作が有効となることを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、電子部品の種類毎に所定の取付位置に取り付けられた電子部品供給部の電子部品の有無が検知手段によって検知されて、電子部品がある場合には報知灯が第一の報知状態となり、電子部品が無い場合には第二の報知状態となる。さらに、電子部品の無い電子部品供給部に電子部品を補給する際には、補給される電子部品の種類が認識手段に認識され、判断手段によって認識された電子部品の種類が補給すべきものと一致するか否かが判断されて、一致する場合には報知灯が第二の報知状態から第三の報知状態となり、否の場合には第二の報知状態から第四の報知状態となる。すなわち、電子部品供給部に電子部品を補給する際に、報知灯が第二の報知状態から第三の報知状態または第四の報知状態になることによって、補給する電子部品の種類が補給すべきものであるか否かと、どの取付位置の電子部品供給部に補給すべきものであるかが明確に報知される。したがって、複数の電子部品供給部に、それぞれ異なる種類の電子部品を補給しなければならない場合であっても電子部品を正確に補給することができる。
【0010】
さらに、オペレータが電子部品を補給する際には、補給しようとしている電子部品を認識手段によって当該電子部品の種類を認識させて、第三の報知状態となった報知灯が設けられた取付位置の電子部品供給部に電子部品を補給すればよいので、従来の様に、補給する電子部品、電子部品供給部、電子部品供給部の取付位置のそれぞれに貼着されたバーコードを順次読み取って照合する手間や、電子部品実装装置において生産される回路基板の種類が変更する毎に電子部品供給部や電子部品供給部の取付位置のバーコードを貼り替える手間を必要とせず、簡単に電子部品を補給することができる。
【0016】
さらに、請求項1に記載の発明によれば、作動停止手段によって自動的に作動が停止された電子部品実装装置は、全ての電子部品供給部に電子部品が補給され、実装開始可能である場合にのみ作動再開手段の手操作が有効になる。このため、電子部品供給への誤った種類の電子部品を補給するのを防止するとともに、電子部品実装装置の作動を再開させるタイミングをオペレータの意志によって決めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の電子部品実装装置に係る実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示すように電子部品実装装置1は、基台11と、基台11上に設置され回路基板2を一方向(図中に示すX方向)に搬送する搬送部12と、搬送された回路基板2上に複数種類の電子部品を実装する実装部3と、実装部3に電子部品を供給するフィーダ4(電子部品供給部)と、報知灯5と、フィーダ4内の電子部品の有無を検知するセンサ13と、電子部品実装装置1の作動を開始させるスタートボタン14と、これらの各部を制御する制御部15等を備えている。
【0018】
実装部3は、電子部品を吸着保持し、回路基板2上の所定の位置で吸着解除することにより電子部品を実装する吸着ノズル31と、この吸着ノズル31を支持するとともに上下動および回動させるヘッド部32を備え、ヘッド部32がフィーダ4から回路基板2までの範囲において水平移動するように構成されている。
【0019】
フィーダ4は実装すべき電子部品の種類毎に少なくとも一つ設けられ、1種類の電子部品につき複数のフィーダ4が設けられてもよい。フィーダ4内には一種類の電子部品を多数収容したテープリール41が装着可能となっている。
フィーダ4は、電子部品実装装置1に対して着脱自在であり、基台11上の電子部品供給エリア40に回路基板2の搬送方向と直行する方向(図中に示すy方向)に並列して取り付けられる。なお、図1には一つのフィーダ4のみを示したが、数十本のフィーダ4が取り付けられる。
また、各々のフィーダ4が取り付けられるそれぞれの取付位置43は、フィーダ4が実装部3に供給する電子部品の種類に応じて決められている。また、この取付位置43の各々にはフィーダ4内の電子部品の状態を報知するLEDからなる報知灯5が設けられており、これについては後述する。
【0020】
テープリール41は、同一種類の電子部品が多数取り付けられたテープ状基材が巻回されたものである。テープリール41のテープ状基材に取り付けられた電子部品は、フィーダ4においてテープ状基材から吸着ノズル31に一つ一つ供給される。
テープリール41が収容する電子部品が無くなると、フィーダ4は電子部品実装装置1から取り外され、テープリール41が新たなものと交換されることにより、フィーダ4に電子部品が補給される。
【0021】
また、テープリール41には自らが収容する電子部品の名称、型式等の電子部品の種類を識別可能とする識別情報が記録されたバーコード42が印刷されている。このバーコード42は制御部15に接続されたバーコードリーダ6により読取可能となっており、制御部15にバーコードリーダ6で読み取られたバーコード42の読取情報が入力されることにより制御部15はフィーダ4に補給される電子部品の種類を認識する。
すなわち、制御部15はフィーダ4に補給される電子部品を認識する認識手段として機能する。
【0022】
フィーダ4内の電子部品の有無を検知するセンサ13は、既知のものであり、例えば吸着ノズル31に取り付けて各々の電子部品を吸着する際にフィーダ4内の電子部品の有無を検知するものとしてもよいし、各々のフィーダ4に取り付けるものとしてもよい。センサ13により検知されたフィーダ4内の電子部品の有無を示す検知信号は制御部15に入力され、制御部15ではこの検知信号に基づいて各々のフィーダ4内の電子部品の有無を認識する。
すなわち、センサ13は電子部品供給部内の電子部品の有無を検知する検知手段である。
【0023】
スタートボタン14は、オペレータ等の手操作により電子部品実装装置1の作動を開始させる入信号を入力可能な押下ボタンあるいはレバースイッチ等の種々の入力手段から構成される。
【0024】
次に、制御部15について説明する。制御部15は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備え、上記した搬送部12、実装部3、フィーダ4、センサ13、報知灯5、スタートボタン14、バーコードリーダ6とそれぞれ接続されている。
制御部15はCPUにおいて、RAMの所定領域を作業領域としてROMに記憶されている生産プログラムに従い、搬送部12、実装部3、フィーダ4等を制御し、電子部品を回路基板2上へ実装させる。
【0025】
また、制御部15は、センサ13によって幾つかのフィーダ4において実装部3に供給する電子部品が無いと検知され、他のフィーダ4が実装部3に電子部品を供給することができない場合には、実装部3、フィーダ4等を制御して電子部品実装装置1の作動を自動的に停止状態とする。
すなわち、制御部15は作動停止手段として機能する。
【0026】
また、制御部15は、電子部品実装装置1の作動を停止状態とした時には、同時に、スタートボタン14から入力される入信号が無効となるように制御する。そして、電子部品切れとなったフィーダ4に照合された電子部品が補給されたか否かを確認し、電子部品切れとなったフィーダ4に照合された電子部品が全て補給されたと確認し、電子部品の実装が可能である場合には、スタートボタン14から入力される入信号を有効にする。
なお、「照合された」とは、制御部15によりテープリール41が収容する電子部品の種類とフィーダ4に補給すべき電子部品の種類とが一致すると判断されたことを示す。
すなわち、制御部15はフィーダ4に電子部品が補給されたか否かを確認する確認手段として機能し、スタートボタン14は作動再開手段として機能する。
【0027】
上記した報知灯5は、制御部15にフィーダ4の電子部品の有無を検知するセンサ13から検知信号が入力されると、後に示す表1のように、電子部品が有ると検知されたフィーダ4の取付位置43に設けられた報知灯5は消灯状態(第一の報知状態)となる。また、電子部品が無いと検知されたフィーダ4の取付位置43に設けられた報知灯5については点灯状態(第二の報知状態)となる。すなわち、報知灯5は電子部品切れとなったフィーダ4の取付位置43を報知する。
【0028】
また、報知灯5が点灯した状態の取付位置43のフィーダ4に新たなテープリール41が装着される場合には、次のように報知灯5の点灯状態が変わる。
まず、いずれかのフィーダ4に新たに装着しようとしているテープリール41のバーコード42がバーコードリーダ6で読み取られると、制御部15によって、当該テープリール41が収容する電子部品の種類を認識され、認識した電子部品の種類が電子部品切れとなったフィーダ4に補給すべき電子部品の種類とが一致する否か判断される。
【0029】
そして、一致すると判断された場合には、このテープリール41を装着すべきフィーダ4の取付位置43に設けられた報知灯5が低速に点滅(第三の報知状態)し、否と判断された場合には点灯している報知灯5が高速に点滅(第四の報知状態)される。
すなわち、制御部15は、補給される電子部品の種類が電子部品が無いと検知されたフィーダ4に補給すべき電子部品の種類と一致するか否かを判断する判断手段として機能するとともに、報知灯5の点灯状態および消灯状態を制御する制御手段として機能している。
【表1】
報知灯の状態フィーダが装着するテープリールの電子部品に係る状態消灯部品有り点灯部品無し低速点滅収容する電子部品の種類がフィーダに補給すべきものである高速点滅収容する電子部品の種類がフィーダに補給すべきものではない
【0030】
次に、図2を参照して、電子部品実装装置1の動作について説明する。
まず、ステップS1において、制御部15はCPUにおいてROMに記憶された生産プログラム等を読み出して、搬送部12、実装部3、フィーダ4等を制御して回路基板2へ電子部品を開始する。
【0031】
次いで、ステップS2により、制御部15はセンサ13から入力される検知信号に基づいて、いずれかのフィーダ4の電子部品が無くなり部品切れが発生したか否かを判断する。いずれかのフィーダ4において部品切れが発生したと判断される(S3:Y)とステップS3に進み、否と判断される(S3:N)とステップS1に戻る。
【0032】
ステップS3では、制御部15は報知灯5を制御して部品切れの発生したフィーダ4の取付位置43に設けられた報知灯5を点灯させる。
次いで、ステップS4では、制御部15はセンサ13から入力される検知信号から他に実装部3に電子部品を供給できるフィーダ4の有無を判断し、電子部品の実装は継続可能であるか否かを判断する。ここで、電子部品の実装が継続可能であると判断する(S4:Y)とステップS1に戻り、否と判断する(S4:N)とステップS5に進む。
【0033】
ステップS5では、制御部15は、実装部3、フィーダ4等を制御して電子部品実装装置1の作動を停止させる。
次いで、ステップS6において、制御部15はスタートボタン14から入力される入信号が無効となるように処理を実行する。
【0034】
次いで、オペレータは部品切れが発生したフィーダ4を取付位置43からそれぞれ取り外し、フィーダ4から部品切れとなったテープリール41を取り外し、新たに装着しようとするテープリール41に印刷されたバーコード42にバーコードリーダ6を当てる。
そして、新たに装着しようとするテープリール41が収容する電子部品の認識情報がバーコードリーダ6で読み取られた読取情報が制御部15に入力されると、制御部15はテープリール41が収容する電子部品の種類を認識する(ステップS8)。
【0035】
次いで、ステップS8では、制御部15はROMに記憶されている電子部品の部品データに係る情報やフィーダの電子部品実装装置への取付位置等に係る情報を読み出し、ステップS7において認識した電子部品の種類といずれかのフィーダ4が実装部3に供給すべき電子部品の種類とが一致するか否かを判断する。
そして、ステップS7において認識した電子部品の種類がいずれかのフィーダ4が実装部3に供給すべき電子部品の種類と一致すると判断すると(S8:Y)ステップS9に進み、否と判断する(S8:N)とステップS10に進む。
【0036】
ステップS9では、ステップS8においてバーコード42が読み取られたテープリール41を装着すべきフィーダ4の取付位置43に設けられた報知灯5を低速に点滅させる。オペレータは低速に点滅された報知灯5が設けられた取付位置43にステップS7において認識された電子部品を収容するテープリール41を装着させたフィーダ4を取り付ける。
【0037】
ステップS8で否と判断されると、ステップ10では、点灯状態にある報知灯5を全て高速に点滅させ、再びステップS7に戻る。
【0038】
ステップS11では、低速に点滅する報知灯5が設けられた取付位置43に、テープリール41が新たに装着されたフィーダ4が取り付けられたか否かを判断する。ここで、報知灯5が低速点滅する箇所の取付位置43に、フィーダ4が取り付けられた判断する(S11:Y)とステップS12に進み、否と判断する(S11:N)とステップS9に戻る。
【0039】
次に、ステップS12では、ステップS11においてフィーダ4が取り付けられたと判断された取付位置43に設けられた報知灯5を消灯する。
次いで、ステップS13では、点灯している報知灯5又は高速に点滅している報知灯5が他にあるか否かが判断される。ここで、点灯または高速に点滅している報知灯5が他にあると判断される(S13:Y)とステップS7に戻り、ステップS7からステップS13が繰り返し実行される。
ここで否と判断される(S13:N)とステップS14に進み、ステップS14では手操作によりスタートボタン14から入力される入信号が有効にされる。
【0040】
次いで、ステップS15においてスタートボタン14から入信号が入力されたか否かが判断される。ここで、入信号が入力されたと判断される(S15:Y)とステップS1に戻り電子部品の実装が再開される。ここで、否と判断される(S15:N)と電子部品実装装置1の作動は停止状態が継続される。
【0041】
本実施の形態によれば、フィーダ4で部品切れが発生すると、フィーダ4の取付位置43に設けられた報知灯5が消灯状態から点灯状態に変わるので、部品切れが発生したフィーダ4の取付位置43が報知される。さらに、部品切れとなったフィーダ4に部品を補給する際に、新たに装着するテープリール41がフィーダ4に装着すべきものであると、そのフィーダ4の取付位置43の報知灯5が点灯状態から低速に点滅した状態に変わり、否である場合には高速に点滅する。このため、新たに装着しようとしているテープリール14がフィーダに装着すべきものであるか否かと、どの取付位置43のフィーダ4に装着すべきものであるかが明確に報知される。
【0042】
複数のフィーダ4にそれぞれ異なる種類の電子部品を補給しなければならない場合であっても、オペレータは、新たに装着しようとするテープリール41のバーコード42を読み取らせた時に、報知灯5が低速に点滅した時に、そのテープリール41を報知灯5が低速に点滅した状態にある取付位置43のフィーダ4にテープリール41を装着させればよいので、フィーダ4の取付位置43を間違えることはなく、簡単にかつ正確に電子部品を補給することができる。
【0043】
また、電子部品切れのために実装部3に電子部品を供給することができるフィーダ4がなくなり、実装が継続できなくなると、制御部15は自動的に電子部品実装装置1の作動が停止状態とするとともにスタートボタン14から入力される入信号を無効にする。そして、電子部品切れのフィーダ4に電子部品が補給されたと確認し実装開始可能であると判断した場合に入信号が有効になるため、電子部品供給部への誤った種類の電子部品を補給するのを防止するとともに、電子部品実装装置1の作動を再開させるタイミングをオペレータの意志によって決めることができ、オペレータは作動を再開させる前に種々の確認作業等を行うことができる。
【0044】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく本発明の主旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、報知灯5を点灯、消灯、高速点滅、低速点滅とすることにより、フィーダ4内の電子部品の有無、補給される電子部品の種類と当該フィーダ4が実装部3に供給すべき電子部品の種類とが一致するか否かを表示させるものとしたが、これに限定されるものではない。例えば、赤色、緑色、青色に発光するLEDをフィーダ4の取付位置43のそれぞれ設け、フィーダ4内の電子部品が有る場合には全てのLEDを消灯状態とし、部品切れの場合には赤色に発光するLEDのみを点灯状態とし、補給される電子部品の種類とフィーダ4が実装部3に供給すべき電子部品の種類とが一致する場合には緑色に発光するLEDのみを点灯状態とし、補給される電子部品の種類とフィーダ4が実装部3に供給すべき電子部品の種類とが一致しない場合には青色に発光するLEDのみを点灯状態とさせるなどしてもよい。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、電子部品供給部の電子部品がある場合には報知灯が第一の報知状態となり、電子部品が無い場合には第二の報知状態となる。さらに、電子部品の無い電子部品供給部に電子部品を補給する際には、補給される電子部品の種類が電子部品の種類が補給すべきものと一致する場合には報知灯が第二の報知状態から第三の報知状態となり、否の場合には第二の報知状態から第四の報知状態となる。すなわち、電子部品供給部に電子部品を補給する際に、報知灯が第二の報知状態から第三の報知状態または第四の報知状態になることによって、補給する電子部品の種類が補給すべきものであるか否かと、どの取付位置の電子部品供給部に補給すべきものであるかが明確に報知される。したがって、複数の電子部品供給部に、それぞれ異なる種類の電子部品を補給しなければならない場合であっても電子部品を正確に補給することができる。
また、オペレータが電子部品を補給する際には、補給しようとしている電子部品の種類を認識させて、第三の報知状態となった報知灯が設けられた取付位置の電子部品供給部に電子部品を補給すればよいので、簡単に、かつ、正確に電子部品を補給することができる。
【0048】
さらに、請求項1に記載の発明によれば、作動停止手段によって自動的に作動が停止された電子部品実装装置は、全ての電子部品供給部に電子部品が補給され、実装開始可能である場合にのみ作動再開手段の手操作が有効になる。このため、電子部品供給部への誤った種類の電子部品を補給するのを防止するとともに、電子部品実装装置の作動を再開させるタイミングをオペレータの意志によって決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の電子部品実装装置を示した斜視図である。
【図2】前記電子部品実装装置の要部構成を示すブロック図である。
【図3】前記電子部品実装装置の動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 電子部品実装装置
13 検知手段(センサ)
15 制御手段(制御部)
15 認識手段(制御部)
15 作動停止手段(制御部)
14 作動再開手段(スタートボタン)
2 回路基板
3 実装部
4 電子部品供給部(フィーダ)
43 取付位置
5 報知灯
Claims (1)
- 複数種類の電子部品を回路基板上に実装する実装部と、電子部品を実装部に供給するもので、
電子部品の種類毎に所定の取付位置に各々取り付けられる複数の電子部品供給部と、
前記取付位置の各々に設けられて前記電子部品供給部の電子部品に係る状態を報知する報知灯と、
この報知灯の報知動作を制御する制御手段とを備えた電子部品実装装置において、
各取付位置の電子部品供給部の電子部品の有無を検知する検知手段と、
前記検知手段により電子部品が無いと検知された電子部品供給部に補給される電子部品の種類を認識する認識手段と、
前記認識手段により認識された電子部品の種類と電子部品が無いと検知された電子部品供給部に補給すべき電子部品の種類とが一致するか否かを判断する判断手段とを設け、
前記制御手段は、前記検知手段により電子部品が有ると検知された電子部品供給部の取付位置に設けられた報知灯を第一の報知状態とし、電子部品が無いと検知された電子部品供給部の取付位置に設けられた報知灯を第二の報知状態とし、
前記判断手段により一致すると判断された場合に、電子部品を補給すべき電子部品供給部の取付位置に設けられた報知灯を第二の報知状態から第三の報知状態とし、否と判断された場合には前記第二の報知状態から第四の報知状態とする制御手段とを設け、
前記検知手段により電子部品が無いと検知された電子部品供給部が少なくとも一つ存在し、他の電子部品供給部が実装部に電子部品を供給することができない場合に電子部品実装装置の作動を自動的に停止する作動停止手段と、
前記作動停止手段により停止された電子部品実装装置の作動を手操作により再開可能とする作動再開手段と、
前記検知手段により電子部品が無いと検知された電子部品供給部について、電子部品が補給されたか否かを確認する確認手段とを備え、
前記作動再開手段は、前記確認手段により前記検知手段によって電子部品が無いと検知された全ての電子部品供給部に電子部品が補給され、且つ、当該全ての電子部品供給部について、前記認識手段により認識された電子部品の種類と電子部品供給部に補給すべき電子部品の種類とが一致すると前記判断手段により判断された場合にのみ前記作動再開手段による手操作が有効となることを特徴とする電子部品実装装置。
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