JP4132203B2 - 紙容器の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙材から展開状態で打ち抜かれた後に、箱状に折曲形成されて牛乳、ジュース等の飲用物が充填される紙容器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
牛乳やジュース等の飲用物が充填される紙容器は、紙材を打ち抜いて展開状態のカートンブランクスを形成した後に、このカートンブランクスを折り畳み、接合して箱状に形成されている。
【0003】
展開状態のカートンブランクスを形成する場合には、ロール状の紙材あるいは枚葉状の紙材を、いわゆるフラットダイによって打ち抜いたり、あるいは、いわゆるロータリーダイカッターで外周部分を切断することによって加工している。このため、打ち抜くカートンブランクスの形状毎のフラットダイや、カートンブランクスの形状に外周部分を切断するための専用のカッターセグメントがそれぞれ用いられている。
【0004】
また、このようなカートンブランクスの形成工程は、カートンブランクスの表面に絵柄や内容物に関する必要な表示を印刷する印刷装置の後に行われている。そして、装置内から搬出されたカートンブランクスは、箱状に折り曲げられ、必要な部分が溶着されると共に、内部に牛乳やジュース等の内容物を充填した後に密封されるようになっている。
【0005】
ところで、上記印刷装置内から排出されたカートンブランクスの外周形状の一部を変更する場合がある。この場合には、図4に示すように、複数枚のカートンブランクス1を載置台2上に積層してブランクスブロック3を形成し、このブランクスブロック3を、集積した各カートンブランクス同士が密着するように加圧する。この状態で、カートンブランクス1への加圧方向(矢印a方向)に沿う外周に沿って加工開始部4から加工最終部5まで移動する回転刃6により加工を施す。このとき、移動する回転刃6を、切除した切除部7が回転刃6の移動方向側に排出するように回転(図4において反時計方向)させて、ブランクスブロック3の外周の一部を切除することにより、複数枚のカートンブランクス1の外周部分に追加加工が施されている。
【0006】
これにより、複数枚のカートンブランクス1の外周の一部をまとめて加工することができ、製造コストの低減を図ることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の方法では、図5に示すように、加工最終部5の加工終了寸前の1〜2枚にバリ8やケバダチ9が生じてしまい、指定した寸法に加工することができない。すなわち、回転刃6の移動方向(矢印a方向)側に切除部が排出される方向に回転刃6が回転しているので、加工最終部5の加工終了寸前の1〜2枚のカートンブランクス1は完全に切除されずに、切り口にバリ8やケバダチ9が残る。この結果、複数枚のカートンブランクス1の外周に加工を施す際に、1〜2枚の不良品が発生するという問題を有している。
【0008】
そこで、本発明は、加工最終部でのバリやケバダチが生じることなく加工することができる紙容器の製造方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、紙材を打ち抜いて展開状態のカートンブランクスを形成した後に、このカートンブランクスを複数枚集積してブランクスブロックを形成し、このブランクスブロックを集積した各カートンブランクス同士が密着するように加圧した状態で、該カートンブランクスへの加圧方向に沿う外周に沿って加工開始部から加工最終部まで相対移動する回転刃を、切除した切除部が相対移動方向側に排出されるように回転させて、前記ブランクスブロックの外周の一部を切除することにより、複数枚のカートンブランクスの外周部分に追加加工を施す紙容器の製造方法であって、前記ブランクスブロックの加工最終部を、前記加工開始部側に向けて回転刃を相対移動させることにより予め切除した後に、前記回転刃をブランクスブロックの加工開始部から相対移動させることを特徴としている。
【0010】
この紙容器の製造方法では、カートンブロックの加工最終部を、加工開始部側に向けて回転刃を相対移動させることにより予め切除した後に、加工開始部から回転刃を相対移動させて加工を施す。この場合、回転刃の回転方向は、回転刃が切除した切除部が相対移動方向側に排出されるように回転させているので、加工最終部の最後の1〜2枚から切除した切除部は、加工開始部側へ向けて排出される。この結果、加工最終部の1〜2枚にバリやケバダチが生じることがない。
【0011】
さらに、前記加工開始部側から相対移動する回転刃と別体の回転刃により前記加工最終部を予め切除することを特徴とする。
【0012】
この紙容器の製造方法では、加工開始部側から相対移動する回転刃と、加工最終部を予め切除する回転刃を別体に用意することにより、加工開始部側及び加工最終部から同時に加工を施すことにより、加工時間を短縮することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る紙容器の製造方法の実施形態を説明する。図1(a)、(b)、(c)は製造手順を示す説明図、図2はブランクスブロック3を示し、図3は、カートンブランクスの外周に施した切欠11を示す。
【0014】
図2に示すように、本実施形態の製造方法では、先ず、紙材を打ち抜いて展開状態のカートンブランクス1を形成した後に、このカートンブランクス1を複数枚集積して、載置台2上に整列した状態で載置し、ブランクスブロック3を形成する。
【0015】
次に、ブランクスブロック3を、集積した各カートンブランクス1同士が密着するように加圧した状態で、図1(a)、(b)に示すように、ブランクスブロック3の加工最終部5を、加工開始部4側に向けて回転刃10を移動させることにより予め加工最終部5切除する。そして、図1(c)に示すように、カートンブランクス1への加圧方向に沿う外周に沿って加工開始部4から加工最終部5まで回転刃6を移動させる。回転刃10及び回転刃6は、切除した切除部7が移動方向側に排出されるように回転させて、ブランクスブロック3の外周の一部を切除する。この結果、図2及び図3に示すように、複数枚のカートンブランクス1の外周部分に円弧状の切欠11が形成される。なお、図2、図3に示すように、本実施形態では、2つの切欠11、11をカートンブランクス1に形成するために、2つの回転刃6を1本の回転軸に所定の間隔で固定することによって同時に2つの切欠11、11が形成されている。
【0016】
本実施形態の製造方法では、予めブランクスブロック3の加工最終部5を、切除部7が移動方向側へ排出されるように回転する回転刃10によって加工した状態で加工開始部から回転刃6により加工を施すので、加工最終部5の終了直前の1〜2枚のカートンブランクス1にバリやケバダチが生じることがない。
【0017】
この結果、複数枚のカートンブランクス1の全てにバリやケバダチの発生を防止しすることができ、バリやケバダチが生じて使用することが不可能なカートンブランクスを廃棄する事なく全てのカートンブランクス1を製品として使用することができる。
【0018】
また、本実施形態では、加工開始部4から加工を施す回転刃6と、加工最終部5を予め加工する回転刃10とを別体にそれぞれ設定したことにより、回転刃6と回転刃10とを同時に作動させれば、切欠11を加工する加工時間を短縮することができる。
【0019】
なお、上記実施形態では、加工開始部4から加工を施す回転刃6と別体の回転刃10により加工最終部5を予め加工したが、一つの回転刃6を用いて、加工最終部5を予め加工した後に、加工開始部4側から移動させて加工を施しても良い。ただし、この場合には、回転刃6の回転方向は、加工開始部4から加工を開始する場合の逆回転方向で加工最終部5側を予め加工する。
【0020】
また、上記実施形態では、回転刃6をブランクスブロック3に対して移動させたが、回転刃6を固定しておき、ブランクスブロック3を移動させても良い。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、カートンブロックの加工最終部を、加工開始部側に向けて回転刃を相対移動させることにより予め切除した後に、加工開始部から回転刃を相対移動させて加工を施し、回転刃が切除した切除部が相対移動方向側に排出されるように回転刃を回転させているので、加工最終部の最後の1〜2枚から切除した切除部は、加工開始部側へ向けて排出され、この結果、加工最終部の1〜2枚にバリやケバダチが生じることがない。
【0022】
さらに、加工開始部側から相対移動する回転刃と、加工最終部を予め切除する回転刃を別体に用意することにより、加工開始部側及び加工最終部から同時に加工を施すことにより、加工時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙容器の製造方法の手順を示し、(a)は加工最終部を予め加工する状態を示す側面図、(b)は加工最終部を予め加工した状態を示す側面図、(c)は加工開始部から加工を開始する状態を示す側面図である。
【図2】複数枚のカートンブランクスを積層したブランクスブロックを示す斜視図である。
【図3】カートンブランクスの外周に施した弧状の切欠を示す平面図である。
【図4】従来のブランクスブロックに加工を施す手順を示す側面図である。
【図5】加工最終部におけるカートンブランクスの状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 カートンブランクス
3 ブランクスブロック
4 加工開始部
5 加工最終部
6、10 回転刃
Claims (1)
- 紙材を打ち抜いて展開状態のカートンブランクスを形成した後に、このカートンブランクスを複数枚集積してブランクスブロックを形成し、このブランクスブロックを集積した各カートンブランクス同士が密着するように加圧した状態で、該カートンブランクスへの加圧方向に沿う外周に沿って加工開始部から加工最終部まで相対移動する回転刃を、切除した切除部が相対移動方向側に排出されるように回転させて、前記ブランクスブロックの外周の一部を切除することにより、複数枚のカートンブランクスの外周部分に追加加工を施す紙容器の製造方法であって、
前記ブランクスブロックの加工最終部を、前記加工開始部側から相対移動する回転刃と別体の回転刃により、前記加工開始部側に向けて切除した切除部が相対移動方向側に排出されるように回転刃を回転させて相対移動させることにより予め切除した状態で、前記回転刃をブランクスブロックの加工開始部から相対移動させることを特徴とする紙容器の製造方法。
Priority Applications (1)
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| JP10947298A JP4132203B2 (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | 紙容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP10947298A JP4132203B2 (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | 紙容器の製造方法 |
Publications (2)
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| JPH11300856A JPH11300856A (ja) | 1999-11-02 |
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ID=14511110
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Country Status (1)
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| JP (1) | JP4132203B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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1998
- 1998-04-20 JP JP10947298A patent/JP4132203B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH11300856A (ja) | 1999-11-02 |
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