JP4132932B2 - 縦型熱処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、縦型熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置の製造においては、被処理体例えば半導体ウエハに例えば酸化、拡散、CVD、アニール等の各種の熱処理を施す工程があり、これらの工程を実行するための熱処理装置の一つとして多数枚のウエハを一度に熱処理することが可能な縦型熱処理装置が用いられている。
【0003】
この縦型熱処理装置においては、複数枚のウエハを収容して熱処理するための処理容器を備えていると共に、この処理容器の周囲を覆う筒状のヒータが設置されている。従来のヒータは、筒状の断熱材の内周にヒータエレメントを設けて構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記縦型熱処理装置においては、ヒータエレメントと断熱材とが一体に形成されているため、ヒータエレメントの劣化または断線等の故障が発生した場合、ヒータエレメントのみの交換ができず、ヒータ全体を交換しなければならないという問題があった。一方、ヒータとしては、複数のヒータエレメントを個々に交換可能に備えたものも提案されているが、通常、縦型熱処理装置においては、ヒータを収容した筐体の一側からメンテナンスを行うようになっている構造上、筐体内の他側(反対側)に位置するヒータエレメントの交換や保守等のメンテナンス作業を行う場合、作業性すなわちメンテナンス性が非常に悪いという問題があった。
【0005】
本発明は、前記事情を考慮してなされたもので、ヒータエレメントの交換等のメンテナンス作業が容易にでき、メンテナンス性の向上が図れる縦型熱処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち、請求項1の発明は、多数の被処理体を収容して熱処理するための処理容器と、該処理容器の周囲を覆う筒状のヒータと、該ヒータを設置するヒータ設置部と、前記ヒータを一側からメンテナンス可能に収容した筐体とを備え、前記ヒータは複数のヒータエレメントを個々に交換可能に有し、前記ヒータ設置部にはヒータを回転可能に支持する回転支持機構が設けられていることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1記載の縦型熱処理装置において、前記ヒータが水冷構造の筒状の覆い体の内周に複数のヒータエレメントを配し、各ヒータエレメントの端子部が覆い体を貫通して外周に突出し、コネクタに接続されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1記載の縦型熱処理装置において、前記回転支持機構がヒータの底部を持ち上げ下げする複数のネジ式ジャッキ部材と、各ジャッキ部材の上部に回転可能に設けられヒータの底部を回転可能に支持する球体とから構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3記載の縦型熱処理装置において、前記ジャッキ部材は同一円周上に配置され、ヒータの底部には前記ジャッキ部材の球体が係合する環状のガイド溝が設けられていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に基いて詳述する。図1は本発明の実施の形態を示す縦型熱処理装置の縦断面図、図2は回転支持機構の構成を示す概略的断面図、図3はジャッキ部材の構成を示す拡大断面図、図4はジャッキ部材の底面図である。なお、図2において、左半分はヒータの固定状態を、右半分は、ヒータをジャッキアップした状態を示している。
【0011】
図1において、1は縦型熱処理装置で、この縦型熱処理装置1は外郭を形成する筐体11を有し、この筐体11内の上方に被処理体例えば半導体ウエハwを収容して所定の処理例えば酸化処理を施すための縦型の熱処理炉2が設けられている。この熱処理炉2は、下部が炉口3として開口された縦長の処理容器例えば石英製の反応管4と、この反応管4の炉口3を開閉する昇降可能な蓋体5と、前記反応管4の周囲を覆うように設けられ、反応管(炉)4内を所定の温度例えば300〜1200℃に加熱制御可能なヒータ6とから主に構成されている。
【0012】
前記筐体11内には、図2にも示すように、熱処理炉2を構成する反応管4やヒータ6を設置するための例えばSUS製のベースプレート(ヒータ設置部)7が架台29介して水平に設けられている。ベースプレート7には反応管4を下方から上方に挿入するための開口部8aが形成されている。前記ヒータ6は筐体11内に一側からメンテナンス可能に収容されている。筐体11の一側にはヒータ6のメンテナンスを行うためのメンテナンス口11aが設けられ、このメンテナンス口11aは通常時は図示しない蓋で閉塞されている。
【0013】
反応管4は、例えば石英製であり、図示例(実施例)では一重管からなっている。この反応管4の下端部には外向きのフランジ部4aが形成され、このフランジ部4aをフランジ保持部材8にてベースプレート7の下部に保持することにより、反応管4がベースプレート7の開口部7aを下方から上方に挿通された状態に設置されている。反応管4は、洗浄等のためにベースプレート7から下方に取り外せるようになっている。
【0014】
反応管4のフランジ部4aには反応管4内に処理ガスやパージ用の不活性ガスを導入する複数のガス導入管9が設けられ、これらガス導入管9にはガス供給系の配管が接続されている。また、反応管4の頂部は漸次縮径され、この頂部にはL字形の排気口10が形成されており、この排気口10には反応管4内を減圧制御可能な真空ポンプや圧力制御弁等を有する排気系の配管が接続されている(図示省略)。
【0015】
前記筐体11内におけるベースプレート7より下方には、蓋体5上に設けられた熱処理用ボート16を熱処理炉(すなわち反応管4)2内に搬入(ロード)したり、熱処理炉2から搬出(アンロード)したり、或いはボート16に対するウエハwの移載を行うための作業領域(ローディングエリア)12が設けられている。この作業領域12にはボート16の搬入、搬出を行うべく蓋体5を昇降させるための昇降機構13が設けられている。
【0016】
前記蓋体5は、例えばSUS製であり、複数の緩衝機構例えばバネ14を介して保持板15上に保持されており、この保持板15が前記昇降機構13に連結されている。蓋体5は炉口3の開口端に当接して炉口3を密閉するように構成されている。蓋体5の下部中央部にはボート16を回転するためのボート回転機構20が設けられている。
【0017】
前記ボート16は、例えば石英製であり、大口径例えば直径300mmの多数例えば75〜100枚程度のウエハwを水平状態で上下方向に間隔をおいて多段に支持するボート本体17と、このボート本体17をウエハの周方向に回転させるための回転機構20の回転軸に連結される一本足の脚部18とを備え、これらボート本体17と脚部18が一体に形成されている。前記脚部18にはフランジ部19が形成され、このフランジ部19が回転機構20の回転軸部にネジで締結されている。
【0018】
前記蓋体5上には炉口保温手段である炉口加熱機構21が固定されている。この炉口加熱機構21は、蓋体5の上面を覆うように載置される環状の覆い板22と、この覆い板22上に周方向に適宜間隔で立設された複数の支柱23と、これら支柱23の上端部に水平に掛け渡した設けられた面状の発熱抵抗体24と、この発熱抵抗体24の下方に適宜間隔で支柱23に掛け渡して設けられた複数例えば2枚の遮熱板25とから主に構成されている。
【0019】
前記覆い板22、支柱23及び遮熱板25は、例えば石英製であり、覆い板22により蓋体5上面が腐食性を有する処理ガスから保護されている。前記発熱抵抗体24及び遮熱板25にはボート16のフランジ部19を含む脚部18が貫通する貫通穴26が設けられている。また、前記発熱抵抗体24に電気を供給するケーブルを導通するための導通管27が保持板15から蓋体5を気密に貫通した状態で設けられている。前記覆い板22上には、前記フランジ部19の周囲及び上方を覆う環状の遮熱カバー28が図示例で二重に設けられている。これら遮熱カバー28は、例えば石英製であり、着脱が容易にできるよう半割に形成されている。
【0020】
一方、前記ヒータ6は、水冷構造の筒状好ましくは円筒状の覆い体30と、この覆い体30の内周に個々に交換可能に設けられた複数のヒータエレメント31とから主に構成されている。覆い体30は、下端部に環状の底板部30aを、且つ上端部に環状の天板部30bを一体的に有している。この天板部30bの中央の開口部32から反応管4の排気口10が突出されている。覆い体30は、例えばSUS製であることが好ましい。覆い体30には冷却水を流通させるための通水路33が例えば螺旋状等に設けられている。
【0021】
ヒータエレメント31は、例えば抵抗発熱体であるカーボンファイバ束を縦長形状に編み込み、これを石英管内に封入してなるカーボンヒータからなり、両端に端子部34を有している。ヒータエレメント31として、覆い体30の内周における上下方向に沿って設けられるメインヒータエレメント31aと、覆い体30の内周における上部に設けられる上部ヒータエレメント31bと、覆い体30の内周における下部に設けられる下部ヒータエレメント31cと、天板部30bの開口部32に設けられる頂部ヒータエレメント31dとが用いられている。上部ヒータエレメント31bは蛇行状に形成されており、下部ヒータエレメント31c及び頂部ヒータエレメント31dは螺旋状に形成されている。
【0022】
各ヒータエレメント31は覆い体30の内周に配設され、各ヒータエレメント31の端子部34が覆い体30を半径方向に貫通して外周に突出し、コネクタ35に接続されている。前記覆い体30の外周部における上部と下部とには環状の鍔状部材36が設けられ、この鍔状部材36に端子部34を接続するためのコネクタ35が取付けられていると共に、端子部34の途中部分を支持固定するための固定金具37が取付けられている。コネクタ35はケーブル38を介して電力供給部に電気的に接続されている。
【0023】
筐体11内の他側に位置するヒータエレメント31の交換等のメンテナンス作業を行う場合にメンテナンス箇所が筐体11内の一側(メンテナンス口11a側)に来るようにヒータ6を回転させてメンテナンス作業を容易にするために、ヒータ設置部であるベースプレート7には、ヒータ6を回転可能に支持する回転支持機構40が設けられている。この回転支持機構40は、ヒータ6の底部(底板部30aの下面)を持ち上げ下げする複数例えば4個のネジ式ジャッキ部材41と、各ジャッキ部材41の上部に回転可能に設けられヒータ6の底部を回転可能に支持する球体42とから構成されている。
【0024】
ジャッキ部材41は、図3ないし図4に示すように下端部に回転工具が係合される例えば六角の係合部43aを有するネジ棒部43と、このネジ棒部43を上下方向に移動可能に螺合したブラケット部44と、ネジ棒部43の上端部に球体支持部(ベアリング)45を介して回転可能に設けられた球体42とから主に構成されており、ブラケット部44がベースプレート7の下面に複数例えば3個のネジ46で着脱可能に取付られている。前記ジャッキ部材41は、ネジ棒部43の先端部に球体42を回転可能に備えているため、いわゆるボールペン型の回転支持機構ということができる。
【0025】
前記ベースプレート7には、ブラケット部44の筒状の上端部が係合すると共に球体42を含む球体支持部45の昇降移動を許容する穴部47が設けられている。前記球体支持部45はネジ棒部43の先端部(上端部)に設けられ、この球体支持部45の上端部から球体42の一部が突出する状態で、球体支持部45内には球体42が回転自在に収容支持されている。前記ブラケット部44には球体42を含む球体支持部45を球体42がベースプレート7の上面より突出しないように収容する収容凹部48が形成されている。前記ジャッキ部材41は常設されていてもよいが、ヒータ6のメンテナンス時のみに取付けて使用するようにしてもよい。
【0026】
ジャッキ部材41は例えばSUS製であることが好ましい。また、前記ブラケット部44の上端側外周部にはフランジ部44aが形成され、このフランジ部44aがネジ46でベースプレート7の下面に取付固定されるようになっている。この場合、ネジ46を取り外すこと無くジャッキ部材41を取外し可能とするために、フランジ部44aにはベースプレート7に螺着されたネジ46と対応する箇所にネジ46の頭部46aが挿通可能な孔部19と、この孔部49から周方向へのネジ46の相対的移動(すなわちブラケット部44の回動)を許容すると共にネジ46の頭部46aが挿通しない長穴部49aとが設けられている。
【0027】
ヒータ6をその周方向(軸心回り)に安定して回転ないし回動可能に支持するために、前記ジャッキ部材41はヒータ6の軸心を中心とする同一円周上(すなわちヒータと同心円上)に配置されており、ヒータ6の底部には前記ジャッキ部材41の球体42が係合する環状のガイド溝50が設けられている。このガイド溝50は、ヒータ6と同心円上の環状に形成されている。また、ガイド溝50は、断面V字状の溝であることが好ましい。
【0028】
前記ヒータ6は、通常時には下方からねじ込んだ固定ネジ51によりベースプレート7上に固定されており、ヒータ6のメンテナンス時には固定ネジ51を取り外し、ジャッキ部材41のネジ棒部43を回転工具で回転してヒータ6をベースプレート7上から所定高さhだけジャッキアップすれば良い。これによりヒータ6を容易に回転することが可能となる。なお、図1中、39はヒータの上部に排気口10との間の開口部32を覆うべく設けられた環状で半割構造の断熱材である。
【0029】
ヒータエレメント31の交換等のメンテナンスを行う場合には、反応管4をベースプレート7から取り外し、ヒータ6内から下方に抜き取って他の場所に移しておく。そして、例えば図1の左側、すなわち筐体11のメンテナンス口11aとは反対側にあるヒータエレメント31の交換を行う場合には、ヒータ6の背後であるため、手が届きにくく、作業性が非常に悪い。
【0030】
そこで、ヒータ6をベースプレーと7に固定している固定ボルト51を取り外し、ヒータ6の回転支持機構40を構成するジャッキ部材41によりヒータ6ををジャッキアップする(持ち上げる)。この場合、ジャッキ部材41を構成するネジ棒部43の下端の係合部43aにスパナ等の回転工具を係合させてネジ棒部43を回転し、ネジ送り作用でネジ棒部43を上昇移動させれば良い。これにより、ジャッキ部材の上端の球体がヒータ6の底部のガイド溝50に係合し、ヒータ6の底部を押し上げ、重量の重いヒータ6をベースプレート7上から容易に持ち上げることができる。
【0031】
全てのジャッキ部材41を操作してヒータ6を水平に持ち上げたなら、図1の左側のヒータエレメント31が右側のメンテナンス口11aに来るようにヒータ6を手動で回転させる。ジャッキ部材41の上部に球体42を備えているため、ヒータ6を円滑に且つ容易に回転させることができる。交換すべきヒータエレメント31が図1の右側に来たら、当該ヒータエレメント31の端子部34を鍔状部36の固定金具37及びコネクタ35から外し、当該ヒータエレメント31をヒータ6内、すなわち覆い体30の内側から取り外す。そして、新たなヒータエレメントと交換すれば良く、このようにヒータエレメントの交換等のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0032】
以上の構成からなる縦型熱処理装置1によれば、多数のウエハwを収容して熱処理するための処理容器である反応管4と、この反応管4の周囲を覆う筒状のヒータ6と、このヒータ6を設置するベースプレート(ヒータ設置部)7と、前記ヒータ6を一側からメンテナンス可能に収容した筐体11とを備え、前記ヒータ6は複数のヒータエレメント31を個々に交換可能に有し、前記ベースプレート7にはヒータ6を回転可能に支持する回転支持機構40が設けられているため、筐体11内の他側に位置するヒータエレメント31の交換等のメンテナンス作業を行う場合には、メンテナンス箇所が筐体11内の一側に来るようにヒータ6を回転させてメンテナンス作業を容易に行うことができ、メンテナンス性の向上が図れる。
【0033】
この場合、前記ヒータ6が水冷構造の筒状の覆い体30の内周に複数のヒータエレメント31を配し、各ヒータエレメント31の端子部34が覆い体30を貫通して外周に突出し、コネクタ35に接続されているため、覆い体30の外側で端子部34をコネクタ35から外すことによりヒータエレメント31を覆い体30の内側から容易に取り外すことができ、ヒータ6の回転支持機構40を備えていることと相俟ってヒータエレメント31の交換等のメンテナンスが容易になり、メンテナンス性の向上が図れる。
【0034】
また、前記回転支持機構40がヒータ6の底部を持ち上げ下げする複数のネジ式ジャッキ部材41と、各ジャッキ部材41の上部に回転可能に設けられヒータ6の底部を回転可能に支持する球体42とから構成されているため、簡単な構造で、重量の重い例えば340kg程度のヒータ6を持ち上げて容易に回転することができ、メンテナンス性の向上が図れる。更に、前記ジャッキ部材41は同一円周上に配置され、ヒータ6の底部には前記ジャッキ部材41の球体42が係合する環状のガイド溝50が設けられているため、ヒータ6をその周方向に確実且つ容易に回転することができ、メンテナンス性の向上が図れる。
【0035】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、熱処理装置としては、酸化処理以外に、CVD処理、拡散処理、アニール処理等を行うように構成されていてもよい。前記ボートの材質としては、石英以外に、例えば炭化珪素やポリシリコン(Si)等であっても良い。被処理体としては、半導体ウエハ以外に、例えばLCD基板または石英等であっても良い。また、反応管は、内管と外管の二重管構造とされていても良い。炉口保温手段としては、保温筒であってもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
【0037】
(1)請求項1の発明によれば、多数の被処理体を収容して熱処理するための処理容器と、該処理容器の周囲を覆う筒状のヒータと、該ヒータを設置するヒータ設置部と、前記ヒータを一側からメンテナンス可能に収容した筐体とを備え、前記ヒータは複数のヒータエレメントを個々に交換可能に有し、前記ヒータ設置部にはヒータを回転可能に支持する回転支持機構が設けられているため、筐体内の他側に位置するヒータエレメントの交換等のメンテナンス作業を行う場合には、メンテナンス箇所が筐体内の一側に来るようにヒータを回転させてメンテナンス作業を容易に行うことができ、メンテナンス性の向上が図れる。
【0038】
(2)請求項2の発明によれば、前記ヒータが水冷構造の筒状の覆い体の内周に複数のヒータエレメントを配し、各ヒータエレメントの端子部が覆い体を貫通して外周に突出し、コネクタに接続されているため、覆い体の外側で端子部をコネクタから外すことによりヒータエレメントを覆い体の内側から容易に取り外すことができ、ヒータの回転支持機構を備えていることと相俟ってヒータエレメントの交換等のメンテナンスが容易になり、メンテナンス性の向上が図れる。
【0039】
(3)請求項3の発明によれば、前記回転支持機構がヒータの底部を持ち上げ下げする複数のネジ式ジャッキ部材と、各ジャッキ部材の上部に回転可能に設けられヒータの底部を回転可能に支持する球体とから構成されているため、簡単な構造で重量の重いヒータを持ち上げて容易に回転することができ、メンテナンス性の向上が図れる。
【0040】
(4)請求項4の発明によれば、前記ジャッキ部材は同一円周上に配置され、ヒータの底部には前記ジャッキ部材の球体が係合する環状のガイド溝が設けられているため、ヒータをその周方向に確実且つ容易に回転することができ、メンテナンス性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す縦型熱処理装置の縦断面図である。
【図2】回転支持機構の構成を示す概略的断面図である。
【図3】ジャッキ部材の構成を示す拡大断面図である。
【図4】ジャッキ部材の底面図である。
【符号の説明】
w 半導体ウエハ(被処理体)
1 縦型熱処理装置
4 反応管(処理容器)
6 ヒータ
7 ベースプレート(ヒータ設置部)
11 筐体
30 覆い体
31 ヒータエレメント
34 端子部
35 コネクタ
40 回転支持機構
41 ジャッキ部材
42 球体
50 ガイド溝
Claims (4)
- 多数の被処理体を収容して熱処理するための処理容器と、該処理容器の周囲を覆う筒状のヒータと、該ヒータを設置するヒータ設置部と、前記ヒータを一側からメンテナンス可能に収容した筐体とを備え、前記ヒータは複数のヒータエレメントを個々に交換可能に有し、前記ヒータ設置部にはヒータを回転可能に支持する回転支持機構が設けられていることを特徴とする縦型熱処理装置。
- 前記ヒータは水冷構造の筒状の覆い体の内周に複数のヒータエレメントを配し、各ヒータエレメントの端子部が覆い体を貫通して外周に突出し、コネクタに接続されていることを特徴とする請求項1記載の縦型熱処理装置。
- 前記回転支持機構は、ヒータの底部を持ち上げ下げする複数のネジ式ジャッキ部材と、各ジャッキ部材の上部に回転可能に設けられヒータの底部を回転可能に支持する球体とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の縦型熱処理装置。
- 前記ジャッキ部材は同一円周上に配置され、ヒータの底部には前記ジャッキ部材の球体が係合する環状のガイド溝が設けられていることを特徴とする請求項3記載の縦型熱処理装置。
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