JP4133373B2 - 連続壁の防水装置 - Google Patents
連続壁の防水装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4133373B2 JP4133373B2 JP2003020774A JP2003020774A JP4133373B2 JP 4133373 B2 JP4133373 B2 JP 4133373B2 JP 2003020774 A JP2003020774 A JP 2003020774A JP 2003020774 A JP2003020774 A JP 2003020774A JP 4133373 B2 JP4133373 B2 JP 4133373B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- continuous wall
- receiving
- waterproof
- flange
- bent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は連続壁の防水装置、特にH形鋼やI形鋼などの芯材が埋め込まれた連続壁の防水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ソイルセメント柱列壁または泥水固化壁など(以下連続壁と称する)は仮設用の山留め壁や止水壁として構築され、その中に芯材としてH形鋼やI形鋼が埋め込まれている。この連続壁は構造物の地下を掘削する前に地下に施工され、その後の掘削により上記連続壁の芯材の前端部までを露出させることにより、地下空間を構築せしめている。
【0003】
連続壁中に埋め込まれている芯材は本体構造物である地下外壁の構築後に地盤内に埋め殺しされるのが一般的であったが、近年においては、芯材を本体構造物の一部として有効利用するため、芯材のフランジ面にスタッドボルトを打設して外壁と一体化した合成壁工法を用いているが、上記スタッドボルトのため、連続壁の全面に防水シートを貼り付けて防水をはかることができない。そのため上記連続壁の芯材の前端部における防水は、従来においては図14及び図15に示すように、上記連続壁1に埋め込まれた各隣り合うH形鋼の芯材2の前端部のフランジ3間に鋼板4を溶接したり、図16に示すように、芯材2の前端部の全面に防水シート5を貼り付けていた。
【0004】
なお、公知例として特開平5−222741号公報、特開平8−296247号公報、特開平7−90875号公報、特開平9−242089号公報、特開平11−336109号公報、特開平11−293918号公報、特開平11−229413号公報、特開平11−50445号公報、特開2001−159146号公報、特開2001−200548号公報、特開2001−241054号がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、従来の防水方法では、以下のような問題があった。
【0006】
(1)漏水を防止するため、各芯材のフランジへの鋼板の溶接は、全長に亘ってかつ確実に行う必要があり、施工に時間が掛かる。
【0007】
(2)ソイルセメントまたは泥水中への芯材の落とし込みの精度が十分に確保できないため、隣り合う芯材のフランジ面が必ずしも平行になっておらず、捩れ等が生じている。したがって、隣り合う芯材のフランジへの鋼板の取り付け及び溶接が困難である。
【0008】
(3)連続壁の前面への防水シートの貼り付けは、漏水のない芯材のフランジ面も覆うこととなるため、経済性を損なうこととなる。
【0009】
本発明は上記のような欠点を除くようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の連続壁の防水装置は、連続壁に埋め込まれる、少なくともその前端部にフランジを有する複数の芯材と、この各芯材のフランジの両側に設けた受け部と、互いに隣接する芯材の互いに隣接する上記受け部に夫々その両端折り曲げ部が挿入される防水板と、上記フランジの側面と、これに対応する上記防水板の折り曲げ端面間に嵌合される弾性体とよりなることを特徴とする。
【0012】
上記受け部が受け材によって形成され、この受け材の端部は、折り曲げられており、この折り曲げ角度と、上記防水板の上記折り曲げ角度が夫々90度以上であることを特徴とする。
【0014】
上記受け部は、C形状の溝であることを特徴とする。
【0015】
上記弾性体は、水膨張性であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
【0018】
本発明の連続壁の防水装置においては、図1に示すように、H形鋼の芯材2の前端部側フランジ3の両側裏側に、夫々側方外方に伸びその端部を直角に外方に折り曲げたL字状の受け材6を予め溶接等で固着し、上記フランジ3の芯材2の両側部より外側に受け部7を構成せしめた後、この芯材2をソイルセメントまたは泥水中に埋め込んで連続壁1を構成し、図2に示すように、上記連続壁1に埋め込まれた芯材2の前端部が露出するまで地下(点線部分)を掘削し、図3に示すように、その両端に夫々折れ曲がり部8を有する鋼板などの防水板9の上記折れ曲がり部8を夫々上記隣り合う芯材2の受け部7に挿入し、上記前端部側フランジ3の両側部と上記防水板9の折れ曲がり部8との間に夫々ゴム等の弾性体10をはめ込み、止水せしめる。
【0019】
なお、上記弾性体10を水膨張性のものとすれば、水を含んでいない状態で上記部分にはめ込み、その後に弾性体10に水を供給すれば、より強固に上記防水板9を上記フランジ3に固定せしめることができ、また作業時間の短縮を図ることができる。
【0020】
また、図4に示すように、上記受け材6のL字部の折り曲げ角度と上記防水板9の折れ曲がり部8の折り曲げ角度を夫々90度以上とし、この部分が互いに重なり合って上記防水板9が上記受け部7から外方に外れないようにするのが好ましい。なお、この実施例においては上記防水板9は上記受け部7の上方からこれに挿入せしめる。
【0021】
図5は本発明の連続壁の防水装置の他の実施例を示し、この実施例においては防水板9を用いる代わりに、複数の隣り合う芯材2の離間距離に対応する長さの防水シート11を用い、上記防水シート11の両端部を夫々上記受け部7に挿入した状態で、上記受け部7に上記防水シート11の外側から弾性体10をはめ込み、止水せしめる。
【0022】
なお、図6に示すように、受け材6のL字部の折り曲げ角度を90度以上とし、受け部7から弾性体10を外れにくくするのが好ましい。
【0023】
また、上記受け材6を上記フランジ3面より前方に突出しないようにすれば、芯材2の前端部を露出するまで掘削する際、掘削機のバケットが受け材6に引っ掛かることなく掘削がスムーズに行えるとともに、フランジ面に付着した異物等を掘削機で容易に除去することができる。
【0024】
図7は本発明の更に他の実施例を示し、この実施例においては、上記L字状の受け材6を用いる代わりに、上記芯材2の前端部側フランジの両側端部に夫々コ字状の受け材12を固定し、上記この受け材12によって受け部7を構成せしめる。
【0025】
なお、この場合も図8に示すように、上記受け材12を上記フランジ3面より前方に突出しないようにすれば、芯材2の前端部が露出するまで掘削する際、掘削機のバケットが引っ掛かることなく掘削がスムーズに行えるとともに、フランジ面に付着した異物等を掘削機で容易に除去することができる。
【0026】
また、図9に示すように、上記コ字状の受け材12の代わりに、C形状の溝からなる受け材13を用いたり、図10及び図11に示すように、上記受け材12及び13の開口部を狭くし、上記受け部7から弾性体10を外れにくくしてもよい。
【0027】
また、図12及び図13に示すように、上記受け材12及び13の開口部を夫々フランジ3の側面外方に向くように上記フランジの両側端部に設けてもよい。
【0028】
【発明の効果】
本発明の連続壁の防水装置によれば、ソイルセメントまたは泥水中への芯材の落とし込みの精度が十分に確保できず芯材に捩れがあっても、また固化したソイルセメントまたは泥水が十分に削り落とされずフランジ面より突出している場合でも、鋼板や防水シート等の防水部材を弾性体で固定するようにしたため、多少の設置誤差に関わらず止水することができる大きな利益がある。
【0029】
また、防水シートをソイルセメントまたは泥水部のみに設置することにより、防水シートの量を低減することができ、また、フランジ面に固定物がある場合でも防水シートを固定することができる。
【0030】
また、従来のように防水シートとなる鋼板を溶接せずに、弾性体を嵌め込むことにより鋼板を固定できるからその設置作業を短縮することができる。
【0031】
また、受け材のL字部の角度や鋼材の両端の折り曲げ部の角度を90度以上にしたり、受け部の開口部を狭めることにより、より弾性体を外れにくくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続壁の防水装置の説明用平面図である。
【図2】本発明の連続壁の防水装置の説明用平面図である。
【図3】本発明の連続壁の防水装置の説明用平面図である。
【図4】本発明の連続壁の防水装置の他の実施例の説明用平面図である。
【図5】本発明の連続壁の防水装置の他の実施例の説明用平面図である。
【図6】本発明の連続壁の防水装置の更に他の実施例の説明用平面図である。
【図7】本発明の連続壁の防水装置の更に他の実施例の説明用平面図である。
【図8】本発明の連続壁の防水装置の更に他の実施例の説明用平面図である。
【図9】本発明の連続壁の防水装置の更に他の実施例の説明用平面図である。
【図10】本発明の連続壁の防水装置の更に他の実施例の説明用平面図である。
【図11】本発明の連続壁の防水装置の更に他の実施例の説明用平面図である。
【図12】本発明の連続壁の防水装置の更に他の実施例の説明用平面図である。
【図13】本発明の連続壁の防水装置の更に他の実施例の説明用平面図である。
【図14】従来の連続壁の防水装置の平面図である。
【図15】従来の連続壁の防水装置の斜視図である。
【図16】従来の他の連続壁の防水装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 連続壁
2 芯材
3 フランジ
4 鋼板
5 防水シート
6 L字状受け材
7 受け部
8 折れ曲がり部
9 防水板
10 弾性体
11 防水シート
12 コ字状の受け材
13 受け材
Claims (4)
- 連続壁に埋め込まれる、少なくともその前端部にフランジを有する複数の芯材と、この各芯材のフランジの両側に設けた受け部と、互いに隣接する芯材の互いに隣接する上記受け部に夫々その両端折り曲げ部が挿入される防水板と、上記フランジの側面と、これに対応する上記防水板の折り曲げ端面間に嵌合される弾性体とよりなることを特徴とする連続壁の防水装置。
- 上記受け部が受け材によって形成され、この受け材の端部が折り曲げられており、この折り曲げ角度と、上記防水板の上記折り曲げ角度が夫々90度以上であることを特徴とする請求項1載の連続壁の防水装置。
- 上記受け部がC形状の溝であることを特徴とする請求項1または2記載の連続壁の防水装置。
- 上記弾性体が水膨張性であることを特徴とする請求項1、2または3記載の連続壁の防水装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003020774A JP4133373B2 (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 連続壁の防水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003020774A JP4133373B2 (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 連続壁の防水装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004232285A JP2004232285A (ja) | 2004-08-19 |
| JP4133373B2 true JP4133373B2 (ja) | 2008-08-13 |
Family
ID=32950311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003020774A Expired - Fee Related JP4133373B2 (ja) | 2003-01-29 | 2003-01-29 | 連続壁の防水装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4133373B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107090828A (zh) * | 2017-05-23 | 2017-08-25 | 五冶集团上海有限公司 | 一种用于地下电缆管线保护的拉森钢板桩施工方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5515579B2 (ja) * | 2009-10-01 | 2014-06-11 | 株式会社大林組 | 山留め壁構造、山留め壁構造の構築方法 |
| JP2011117198A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Ohbayashi Corp | 山留めの構造及びその構築方法 |
| CN111827265A (zh) * | 2020-07-21 | 2020-10-27 | 重鑫岩土技术(上海)有限公司 | 一种型钢混凝土地下连续墙构建方法 |
| CN113653201B (zh) * | 2021-08-27 | 2022-09-13 | 中国建筑第五工程局有限公司 | 一种格构柱的防水结构及其施工方法 |
-
2003
- 2003-01-29 JP JP2003020774A patent/JP4133373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107090828A (zh) * | 2017-05-23 | 2017-08-25 | 五冶集团上海有限公司 | 一种用于地下电缆管线保护的拉森钢板桩施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2004232285A (ja) | 2004-08-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8820015B2 (en) | Shuttering element for a trench wall and method for producing the trench wall | |
| JP4757959B2 (ja) | 鋼矢板壁およびその構築方法 | |
| JP4133373B2 (ja) | 連続壁の防水装置 | |
| JP4630197B2 (ja) | エレメント、エレメントの接合構造及びエレメントの接合方法 | |
| KR20140097793A (ko) | 굴삭용 리퍼 | |
| JP2002212945A (ja) | 山留め壁芯材用h形鋼及びこれを用いた地下構造物の構築工法 | |
| JP2009019370A (ja) | 地中壁の打ち継ぎ構造、地中壁の打ち継ぎ部形成具、地中壁の打ち継ぎ部施工方法 | |
| JP2008196229A (ja) | 目地接合構造及びその施工方法 | |
| JP2006057424A (ja) | コンクリート矢板 | |
| JP2017002721A (ja) | トンネル用ガイド部材 | |
| JP2863970B2 (ja) | 連続地中壁用鋼製エレメントの継手シール | |
| JPH0978569A (ja) | 鋼管矢板 | |
| JP3298100B2 (ja) | シールドトンネル用防水セグメント及びその施工方法 | |
| JP5819279B2 (ja) | 連壁構築方法 | |
| JP2019173328A (ja) | 防水層の接続方法及び防水層の接続具 | |
| JP5681983B2 (ja) | 鉄筋コンクリート構造物に対する電気防食用陽極材の設置方法 | |
| JP6031274B2 (ja) | 電気防食用陽極材の設置方法 | |
| JP2024145800A (ja) | 導水構造及びその構築方法 | |
| JP2005068995A (ja) | 地下連続壁のジョイント部の止水構造及びその工法 | |
| JP4446235B2 (ja) | 地中壁の構築方法 | |
| JP4298465B2 (ja) | 貫通孔の形成方法及び線材の配置方法 | |
| JP2540372B2 (ja) | 大深度用遮水壁の施工法 | |
| JP3121258B2 (ja) | 地中連続壁の端部構造 | |
| JP3616086B1 (ja) | 地下連続壁のジョイント部の止水工法 | |
| JP2003138557A (ja) | 鋼矢板と鋼矢板壁の構築方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060124 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080111 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080129 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080326 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080507 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080602 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140606 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |