JP4136501B2 - リモートコピー用初期コピー処理の実行方法 - Google Patents

リモートコピー用初期コピー処理の実行方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデータ記憶システムに関し、特に初期コピーをデータ記憶システム内に作成するシステム、デバイスおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを使える環境にある国家は情報集約型である。そういった環境下では情報の流れをとぎれなく持続していくことは多くの企業および組織にとって重要なことである。さらに、情報の正確なコピーを保持することも企業および組織にとって重要である。停電のような破壊をもたらす出来事の場合には、データ保護および迅速なデータ修復が望まれる。
【0003】
ある形式のコンピュータシステムでは、マスターホスト(例えばサーバ)はマスターサイトに設置され、リモートホストはリモートサイトに設置される。通常、リモートサイトはマスターサイトから地理的に分散されている(例えば数百マイル)。各ホストは、自身の記憶システムを有している(例えばディスクサブシステム)。通常、リモートコピーシステムでは、マスターホスト内に収容されているデータがリモートホストにコピーされる。マスターホストとリモートホストとをつなぐネットワークは、通常、インターネットのような広域ネットワーク(WAN)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
同一のデータがマスターサイト上のディスクサブシステムとリモートサイト上のディスクサブシステムとの中に記憶されるようにリモートコピー処理を実行する時に、ネットワーク管理者は初期コピー処理を最初に開始するので、データはマスターサイトからリモートサイトにコピーされる。マスターサイトからリモートサイトにデータをコピーすることが様々な既知の方法によって行われている。しかしながら、コピーされるデータ量が大きい場合には、コピーに要する時間が長くなってしまう。例えば、100メガバイト/秒のネットワークを用いてデータの100テラバイトをコピーするには11.57日を要することになる。
【0005】
さらに、初期コピー処理はホストの入力/出力機能の中断を必要とする。
【0006】
米国特許第5,742,792号および第6,173,377号はそれぞれ二つのデータ記憶システムを開示し、二つのデータ記憶システムはデータのリモートミラーリング用のデータリンクによって相互接続されている。ホストコンピュータはプライマリボリュームに直接アクセスし、プライマリボリュームに書き込まれたデータは、リンクを通じて対応するセカンダリボリュームへ自動的に送られる。しかしながら、これら参照文献において開示されていることは、ネットワークリンクを用いてプライマリボリュームからセカンダリボリュームへコピーを送ることだけである。
【0007】
データ伝送に関する他の参照文献は以下の通りである。「Fibre Channel Physical And Signaling Interface (FC−PH) Rev. 4.3」規格は、高性能パラレルインタフェース(HPPI)、知的周辺インタフェース(IPI)、小型コンピュータシステムインタフェース(SCSI)、および、他の規格に関連した高レベルプロトコルをサポートする高性能シリアルリンクの二点間フィジカルインタフェース、伝送プロトコル、シグナリングプロトコルを開示している。「Fibre Channel Switch Fabric (FC−SW) Rev.3.3」規格は、ファイバーチャネルスイッチの相互接続および初期化のためのツールとアルゴリズムとを明示してマルチスイッチファイバーチャンネルの構造を作成している。SCSI規格は、情報技術に関する米国標準規格(ANSI)によって規定された規格である。SCSIプライマリコマンド2(SPC―2)はSCSI規格の一つである。SPC−2は、全てのSCSIデバイスの基本コマンドにおける第2世代の定義を含んでいる。
【0008】
従来の方法およびシステムにおける上述の欠点を克服するシステムおよび方法の必要性がある。また、ディスクサブシステム環境で初期コピー処理の実行効率を増大させるシステムおよび方法の必要性もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様は、リモートコピー機能を有するディスクサブシステム環境で、初期コピー処理を実行する効率的な技術を有利に提供できる。また、本発明の一態様は、リモートディスクサブシステムがマスターサイト(すなわち製作メーカサイト)からリモートサイトに移動されているときに、マスターホストとマスターディスクサブシステムとの間で入力/出力(I/O)操作の中断を有効に防ぐこともできる。リモートディスクサブシステムがリモートサイトに移動されているときに、マスターディスクサブシステム内の更新情報領域が、何らかの更新された情報を記憶し、それによってマスターディスクサブシステムへのマスターホストI/O操作の中断を防止できる。一つの態様では、本発明はリモートコピーシステム内で初期コピー処理を実行する方法を提供する。その方法は、第1ディスクサブシステムと第2ディスクサブシステムとの間にネットワークパスを構成して、ネットワークパスにわたってデータ伝送速度を増大する工程と、リモートコピー操作用のリモートコピーシステムを構成する工程と、初期コピー操作を実行して、ネットワークパスにわたってデータを第1ディスクサブシステムから第2ディスクサブシステムにコピーする工程と、ネットワークパスを調整して、ネットワークパスにわたってデータ伝送速度を低減する工程とを有している。
【0010】
他の態様では、本発明は、リモートコピーシステム内で初期コピー処理を実行する方法を提供し、その方法は、第1サイトに記憶媒体を設置する工程と、第1サイトで第1ディスクサブシステム内の分割処理を実行する工程と、第1サイト内の第1ディスクサブシステムから記憶媒体にデータをコピーする工程と、第1サイトから第2サイトに記憶媒体を移動させる工程と、第2サイトでコピーされたデータを記憶する工程と、第1ディスクサブシステムと第2サイトでの第2ディスクサブシステムとの間でネットワークパスを接続する工程とを有する。
【0011】
他の態様では、本発明はリモートコピーシステムを提供し、そのシステムは、第1サイトに設置された第1ディスクサブシステムと、ネットワークパスを介して第1ディスクサブシステムに結合可能な第2ディスクサブシステムとを備え、そのネットワークパスが、第1ディスクサブシステムから第2ディスクサブシステムへのデータ伝送速度を増加または減少させるように構成可能である。
【0012】
他の態様では、本発明はリモートコピーシステムを提供し、そのリモートコピーシステムは、第1のサイトに配置され、データを記憶可能である第1ディスクサブシステムと、第1ディスクサブシステム内に記憶されたデータをターゲットデバイスにコピー可能なコピーエンジンとを備え、ターゲットデバイスが第2サイトに配置されている間に第1ディスクサブシステムが更新情報をさらに記憶可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
ここでの記述では、システムの構成要素および方法の実例のように、数多くの具体的な細目を与えて本発明の実施の形態に関しての完全な理解を提供する。しかしながら、当該分野における当業者が分かるであろうことは、本発明が一つまたはそれ以上の具体的な細目を利用せずに実行可能であり、または、他のシステム、方法、構成要素、材料、および部品などを用いて実行可能であることである。他の場合には、本発明の特徴を分かりづらくするのを避けるために、既知の構造、材料、または操作が詳細に示されず、または説明されていない。
【0014】
本明細書を通して「一実施の形態」、「実施の形態」または「具体的な実施の形態」の参照が意味するところは、その実施の形態に関して記述された特定の特質、構造、または特徴が本発明のうち少なくとも一つの実施の形態の中に含まれていることである。したがって、本明細書を通して様々な場所で「一実施の形態では」、「実施の形態では」または「具体的な実施の形態では」という語句の現れは、必ずしも全て、同一の実施の形態を参照しているわけではない。さらに、一つまたはそれ以上の実施の形態では、特定の性質、構造、または特徴が、何らかの適当な方法で組み合わせ可能である。
【0015】
図1は、本発明の具体的な実施の形態によるリモートコピーシステム100の典型的な構成のブロック図である。リモートコピーシステム100はマスターホスト101とリモートホスト102とを含んでいる。マスターホスト101はIOパス106によってマスターディスクサブシステム103に接続され、そして一方、リモートホスト102はパス107によって付属のリモートディスクサブシステム104に接続されている。なお、ディスクサブシステム103、104(および以下の図で示す記憶媒体の様々な説明)は様々な場所に配置可能である。マスターホスト101、リモートホスト102、マスターディスクサブシステム103、およびリモートディスクサブシステム104はネットワーク105によって接続されている。IOパス106(またはIOパス107)は、例えばSCSI、ファイバーチャネル、ESCONTM、FICON、イーサネット(登録商標)、または適当な伝送パスの何らかのタイプであり得る。本発明の実施の形態では、マスターディスクサブシステム103は、リモートコピー操作用のネットワーク105を用いている。リモートコピー操作用に、ネットワーク105は専用ネットワーク、直接接続ネットワーク、または他の適当なネットワークであり得る。
【0016】
当該分野における当業者にとって既知であるように、SCSI(すなわち小型コンピュータシステムインタフェース)は、周辺機器をコンピュータに取り付けるために、アップル社のマッキントッシュコンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC)および多くのUNIX(登録商標)システムに用いられるパラレルインタフェース規格である。SCSIインタフェースは、標準のシリアルポートおよびパラレルポートよりも速いデータ伝送速度(約80MBpsまで)を備えている。
【0017】
当該分野における当業者にとって既知でもあるように、ファイバーチャネルは、コンピュータおよび大容量記憶装置の製造メーカにおける共同体によって開発されたシリアルデータ転送アーキテクチャであり、現在、米国規格協会(ANSI)により規格化されている。最も優れたファイバーチャネル規格はファイバーチャネルアービトレート型ループ(FC-AL)であり、そのループは非常に高い帯域幅を必要とする最新の大容量記憶装置および他の周辺機器用に設計されている。光ファイバーを使って装置を接続すると、FC-ALは、毎秒約100メガバイト(MBps)の全二重データ伝送速度をサポートする。
【0018】
当該分野における当業者にとって既知でもあるように、ESCON(すなわちエンタープライズシステムコネクション)は、メインフレームコンピュータとその周辺機器との間の光ファイバー接続である。
【0019】
当該分野における当業者にとって既知でもあるように、FICON(すなわちファイバー接続性)は、記憶装置へのメインフレームコンピュータ接続用の高速入力/出力インタフェースである。
【0020】
当該分野における当業者にとって既知でもあるように、イーサネット(登録商標)は現在最も普及した形式のローカルエリアネットワークであり、同軸ケーブルによって運ばれた高周波信号を介して情報を送るものである。各コンピュータは、他のコンピュータがデータを伝送しているか、および、伝送を行う順番を待っているかをチェックする。2つのコンピュータがたまたま同時にデータを転送し、それらのメッセージが衝突した場合には、コンピュータは待機し、再び順番に伝送を行う。イーサネット(登録商標)システムで用いられるソフトウェアプロトコルは様々であるが、ノベル社のネットウェアおよび伝送制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)を含んでいる。
【0021】
マスターホスト101は、入力/出力インタフェース(IO I/F)110を介してマスターディスクサブシステム103に対しリクエストを出す。IOインタフェース110はSCSI、iSCSI、ESCON、Fibre FICON、および/または他の適当なプロトコルのようなあるプロトコルを処理可能である。当該分野における当業者にとって既知であるように、iSCSI(すなわちインターネットプロトコル小型コンピュータシステムインタフェース)は、インターネットプロトコル(IP)ネットワークのインフラストラクチャを用いて既存のローカルエリアネットワークおよび/または広域ネットワークに渡って大量のブロック記憶(SCSI)データを迅速に移送する。すべての主要なネットワークプロトコルをサポートする可能性を利用して、iSCSI(IP SAN)は、企業内全体のネットワークアーキテクチャを統合でき、それにより総合的なネットワークコストおよびその複雑さを低減できる。信頼を確保するためにiSCSIは既知のネットワーク管理ツールと、IPネットワーク用に開発されたユーティリティとを用いることが可能である。iSCSIプロトコルは、例えばIP記憶セクション(http://www.ece.cmu.edu/~ips/Docs.docs.html.)内のウエブサイト(http://www.ece.cum.eu/~ips/index.html)で論じられている。
【0022】
マスターホスト101は、ネットワークインタフェース(I/F)111を通じてネットワーク105にも接続されている。マスターホスト101は、リモートホスト102、マスターディスクサブシステム103、およびリモートディスクサブシステム104のような様々なデバイスと、ネットワーク105を介して通信可能である。
【0023】
通常、リモートホスト102は、マスターホスト101と同じ構成であり、同様の構成要素およびモジュールを有している。マスターホスト101とリモートホスト102との間の相違点の一つは、リモートホスト102がリモートサイト151に配置され、リモートディスクサブシステム104に接続されていることである。
【0024】
一実施の形態では、マスターディスクサブシステム103はマスターディスクコントローラ141と少なくとも一つのディスクドライブ140とを含んでいる。通常、ディスクコントローラ141は、パス106に結合された入力/出力インタフェース(IO I/F)130と、ネットワーク105に結合されたネットワークインタフェース131とを有している。通常、IOインタフェース130はマスターホスト101から(パス106を介して)受け取られたリクエストを制御する。追加のIOインタフェース137、138はディスクドライブ140へのリクエストを制御する。
【0025】
図1に示された具体的な実施の形態では、ディスクドライブ140は、IOパス139によってディスクコントローラ141に接続されている。IOパス139は、例えばSCSI、ファイバーチャネル、イーサネット(登録商標)、または他の適当なタイプの伝送パスであり得る。
【0026】
ディスクドライブ140は中央演算装置(CPU)133によって管理されている。通常、CPU133はディスクドライブ140をいくつかのボリューム142の中で管理する。通常、マスターホスト101はこれらのボリューム142にアクセス可能であるが、ディスクドライブ140にアクセスしない。
【0027】
CPU133は内部バス132を通じてディスクコントローラ141を制御する。内部バス132は、例えばPCI、インフィニバンド、専用バス、または他の適当な伝送パスであり得る。当該分野における当業者にとって既知であるように、PCI(すなわちPeripheral Component Interconnect)はインテル社によって開発されたローカルバス規格である。最近のPCは、より一般的な業界標準アーキテクチャ(ISA)の拡張バスに加えてPCIバスを含んでいる。
【0028】
当該分野における当業者にとって既知であるように、インフィニバンドは、将来のコンピュータシステムでより広い帯域幅およびほぼ無限の拡張性を約束するプロセッサとI/Oデバイスとの間のデータフローのためのアーキテクチャおよび仕様である。毎秒約2.5ギガバイトまでのスループットと、約64000個までのアドレス可能デバイスへのサポートとを提供することで、インフィニバンドアーキテクチャは、信頼性の向上、クラスタ化されたプロセッサ間のより良いデータの共有化、およびビルトインセキュリティをも期待させる。
【0029】
ディスクドライブ140はRAID、JBOD、または他の適当な構造として構成され得る。当該分野における当業者にとって既知であるように、RAID(すなわち、レイド、Redundant Array of Independent Disks)は、多数のハードディスクの異なる場所に(したがって冗長的に)同一のデータを記憶させる技術である。多数のハードディスクにデータを置くことにより、入力/出力操作が、バランスのとれた方法で重複でき、それによって性能の向上をもたらすことがきる。多数のディスクが平均故障間隔(MTBF)を増大させるので、冗長的にデータを記憶することは障害許容力も増大させる。RAIDは、オペレーションシステムにとって、単一の論理ハードディスクのようである。通常、RAIDは「ストライピング」という技術を用いており、その技術はセクター(約512バイト)から数メガバイトまでの範囲のユニットに各ドライブの記憶スペースを区分けすることを含んでいる。すべてのディスクのストライプは順にインターリーブおよびアドレス指定される。医薬または他の科学的な画像のような多くのレコードが記憶されるシングルユーザーシステムでは、単一のレコードが全てのディスクに及び、それと同時に全てのディスクを読み出すことによって迅速にアクセスできるように、ストライプは、通常、小さく設定されている(おそらく512バイト)。マルチユーザーシステムでは、さらなる高性能のためには、典型的または最大サイズのレコードを保持するのに十分な広さのストライプを確立することが必要である。これにより、ドライブを渡って重複したディスクがI/O可能となる。
【0030】
当該分野における当業者にとって既知でもあるように、JBOD(すなわち、単純ディスク束、Just a Bunch of Disks)を用いてコンピュータのハードディスクを引用する。このコンピュータのハードディスクは、障害許容力を増大させると共に、データアクセス能力を向上させるために、RAIDシステムにしたがって構成されていない。上述のように、RAIDシステムは、オペレーティングシステムにとってそれでもやはり単一ディスクとして現れる多数のディスクに冗長的に同一のデータを記憶する。JBODもまた多数のディスクを単一ディスクのように思わせるけれども、一つの大きな論理ドライブを複数のドライブに組み合わせることによってJBODはこのような効果を達成している。
【0031】
図1に示す具体的な実施の形態では、ディスクコントローラ141はメモリ134も含んでいる。メモリ134はキャッシュメモリ135および制御情報領域136を含んでもよい。キャッシュメモリ135は、マスターホスト101から送られる書き込みデータと、マスターホスト101によって読み出された読み出しデータとを記憶する。キャッシュメモリ135は、マスターホスト101からの順次的な読み出しリクエスト用のプリフェッチされたデータも記憶する。制御情報領域136は、ディスクコントローラ141を管理するために用いられる情報を記憶する。通常、ディスクコントローラ141内に配置されたすべての構成要素は内部バス132を介してメモリ134にアクセス可能である。
【0032】
リモートディスクサブシステム104は、通常、マスターディスクサブシステム103と同じ構成を有し、そして同様の構成要素およびモジュールを有している。一つの相違点は、リモートディスクサブシステム104が、通常、リモートサイト151に配置され、リモートホスト102に接続されていることである。
【0033】
図2は、本発明の具体的な実施の形態であり、高速ネットワークを用いて初期コピーを実行する方法200のフローチャートである。(マスターサイト150とリモートサイト151とをつなぐ)ネットワーク105が高いスループット(すなわち高データ転送速度)を有する場合には、マスターサイト150からリモートサイト151にデータをコピーするのに要する時間が短縮される。なお、ネットワークは、通常、非常に高価であることが知られている。図2に示す具体的な実施の形態では、ネットワーク管理者は、初期コピー処理のために一時的にネットワーク105を用いることで、より高いネットワークのスループットを選択する。初期コピー処理が完了すると、管理者は、その後に、少量のネットワークパスを使うことができる。言いかえると、方法200は、通常のリモートコピー処理と比べて、初期コピーへのより高いスループットを備えたネットワークを用いている。
【0034】
ここで、ネットワーク内の多数のパスを用いて初期コピー処理を行う方法を、本発明の実施の形態にしたがって説明する。ネットワーク管理者が、リモートディスクサブシステム104をリモートサイト151に配置する(201)。それから、多数または高速のネットワークパスがマスターディスクサブシステム103とリモートディスクサブシステム104との間に接続される(202)。この処理は、例えば、ネットワーク内の多数のパスを選択して初期コピーを伝送すること、または、一つの物理ライン内でスループット(データ転送速度特性)を増大させて初期コピー処理中にライン性能を増大させることを含んでいる。次に、管理者は、初期コピーを行うのに必要な設定を構成する(203)。管理者が、かろうじて高速ネットワークパスを用いた場合には、リモートコピー処理と同数のパスを用いる。通常、管理者は、リモートコピー処理で用いられた設定と異なった設定を選択することはない。設定が選択されたら、管理者は初期コピー処理を開始することができる(204)。初期コピー処理の間、マスターホスト101はマスターディスクサブシステム103にリクエストを送り続けることができる。
【0035】
マスターディスクサブシステム103は、更新された情報(データを含む)をメモリ134に記憶する。一実施の形態では、マスターディスクサブシステム103は、メモリ134内のデータのうち少なくともいくらかをリモートディスクサブシステム104に定期的に送る。
【0036】
初期コピーができあがると、管理者はネットワークパスを再構成する(205)。この再構成処理は、例えば、ネットワーク105内のパス数を減らすこと、および/または、ネットワークプロバイダとつながっているネットワークパスの性能を減じることを含んでいる。ネットワーク105内のパスを減じた後に、通常のリモートコピー処理が行われる。
【0037】
図3は、本発明の実施の形態であり、マスターサイト150で初期コピーを実行する方法300のフローチャートである。上述のように、ネットワーク105は、使用および/または手段にとって非常に高価である。したがって、図3に示す具体的な実施の形態は、マスターサイト150においてより低費用かつより高速なネットワークを提供する。初期コピー処理の間に、管理者は、記憶媒体(例えばテープ、テープドライブ、デジタルビデオディスク(DVD)、書き込み可能コンパクトディスク(CD-R)、ディスク、ディスクドライブ、コンピュータ装置、ディスクサブシステム103用のディスク140、ディスクサブシステム103、または、他の適当なデバイス)をマスターサイト150に配置し、マスターサイト150内で高速ローカルネットワークに記憶媒体を接続する。それから、データのコピーをマスターサイト150で実行して高い初期コピー性能を達成する。この方法は、初期コピー用の高速ネットワークを用いる場合よりも低費用な初期コピー処理を提供する。初期コピーを行った後で、記憶媒体は、リモートホスト102に結合するためにリモートサイト151に移動され得る。
【0038】
図3に示す具体的な実施の形態では、記憶媒体は初めにマスターサイト150でセットアップされる(301)。それから、分割処理が行われる(302)。例えば、分割処理は、図7および図8を参照して、以下にさらに記載される。次に、データがマスターディスクサブシステム103から記憶媒体にコピーされる(303)。その後で、記憶媒体はリモートサイト151に移動される(304)。次に、リモートディスクサブシステム104がリモートサイト151に配置される(305)。なお、ブロック(304)およびブロック(305)内での処理は入れ替え可能である。例えば、リモートディスクサブシステムがすでにリモートサイトに配置されている場合には、記憶媒体を移動してリモートディスクサブシステムに結合することができる。
【0039】
方法300では、以降の工程は、記憶媒体が取り外し可能媒体なのか、または、リモートディスクサブシステム104の一つのディスク(または複数のディスク)なのかの判別(306)に基づいて行われる。記憶媒体が取り外し可能媒体である場合には、データはリモートディスクサブシステム104にコピーされる(307)。記憶媒体がリモートディスクサブシステム104のディスクを少なくとも1枚含む場合には、ディスク(または複数枚のディスク)はリモートディスクサブシステム104の一部として構成される(308)。構成工程(308)では、管理者はディスクをリモートディスクサブシステム104内に組み込み、リモートディスクサブシステム104に接続する。管理者は、リモートディスクサブシステム104用のマネージメントコンソール(図示せず)を使用することにより、ディスクドライブをリモートディスクサブシステム104の一部として構成する。
【0040】
それから、マスターディスクサブシステム103とリモートディスクサブシステム104との間のネットワーク105のパスが接続される(309)。次に、管理者はリモートコピー処理用のシステム100を構成する(310)。リモートディスクサブシステム104のデータがマスターディスクサブシステム103のデータと一致するように、システム100に記憶されたデータを再同期することも可能である。
【0041】
図4は、本発明の具体的な実施の形態であり、マスターホストシステム101に取り付けられた記憶媒体402を例示するブロック図である。図4に示された構成により、データを記憶媒体402にコピーすることが可能となる。記憶媒体402(または、ここで開示または記載された他の記憶媒体)は、例えば、テープ、テープドライブ、デジタルビデオディスク(DVD)、書き込み可能コンパクトディスク(CD-R)、ディスク、ディスクドライブ、コンピュータ装置、ディスクサブシステム103用のディスク140、ディスクサブシステム103、または、その他の適当なデバイスであり得る。記憶媒体402はリモートサイト151に配置可能である。
【0042】
マスターホスト101は記憶媒体402にデータをコピーする。一実施の形態では、コピープログラム(エンジン)のようなプログラム401を使ってコピー処理を行う。コピープログラム401はマスターディスクサブシステム103に記憶されたデータを読み出し、そのデータを記憶媒体402に書き込む。
【0043】
図5は、本発明の他の具体的な実施の形態であり、マスターディスクサブシステム103に取り付けられた記憶媒体502を例示するブロック図である。記憶媒体402と同様に、記憶媒体502は、例えば、テープ、テープドライブ、DVD、CD-R、ディスクドライブ、コンピュータ装置、ディスクサブシステム103用のディスク140、ディスクサブシステム103、または、その他の適当なデバイスであり得る。記憶媒体502はリモートサイト151に配置可能である。図5に示す構成では、マスターディスクサブシステム103、マスターホスト101、または、媒体502が、以下に示すようなデータコピー処理を実行可能である。
【0044】
マスターホスト101は、SCSI−3(SPC2)によって規定される拡張コピーコマンドを用いることにより、データをコピーできる。当該分野における当業者にとって既知であるように、SCSI−3は以下の目的に向けられている:バス上でのより多くのデバイス(約32まで);より高速のデータ転送;デバイス間でのより大きな距離(より長いケーブル);より多くのデバイス分類およびコマンドセット;構造化ドキュメント;および、構造化プロトコルモデル。シリアルデータストリーム信号にクロック情報を埋め込むことで、SCSI−3は遅延問題を避けている。単一の信号を駆動することによって、より少ない駆動電力が消費され、コネクターの費用およびサイズが低減される。後方互換性および付加的な柔軟性を考慮するために、SCSI−3は、幾つかの異なる移送メカニズム、および、幾らかの直列および並列の移送メカニズムの使用を可能にする。ソフトウェアプロトコルおよびコマンドセットは各移送において同一である。これにより、ネットワーキング内で見付けられる定義と同様の階層プロトコル定義がもたらされる。
【0045】
マスターディスクサブシステム103は、データをコピーするために、「イニシエータ」として作用可能である。マスターディスクサブシステム103がイニシエータとして作用可能である場合には、マスターディスクサブシステム103はコピープログラム501を含み、このプログラム501がマスターディスクサブシステム103(イニシエータ)から記憶媒体502(ターゲット)にデータをコピーする。
【0046】
記憶媒体502も、データをコピーするために、イニシエータとして作用可能である。記憶媒体502がイニシエータとして作用する場合には、記憶媒体502はコピープログラム501を含み、このプログラム501がマスターディスクサブシステム103(ターゲット)から記憶媒体502(イニシエータ)にデータをコピーする。なお、コピープログラム501がマスターホスト101に含まれるものとして図5に示されているのは、単に解説および例示のためだけであり、この例示的な構成は本発明を限定するものではない。
【0047】
図6は、記憶媒体402または記憶媒体502の構成における一例のブロック図である。図6に示す具体的な実施の形態では、記憶媒体は少なくとも一つのディスクドライブ601を含んでいる。この場合、通常、各ディスクドライブ601はリモートディスクサブシステム104のディスクドライブとして構成されている(図1)。マスターディスクコントローラ141はディスクドライブ140からディスクドライブ601にデータをコピーする。記憶媒体がマスターサイト150内でセットアップされ、マスターホスト101に結合されると、図3に示すように、管理者は分割処理(302)を開始するべきである。図8の矢印802で示すように、この分割処理はマスターディスクサブシステム103内で実行される。
【0048】
分割処理
分割が生じると、管理者が再同期コマンドを発するまで、マスターディスクサブシステム103は更新情報を保持する。更新情報は、例えば、更新データを「1」として、および、未更新データを「0」として示すビットマップであり得る。これらの更新情報は再同期処理の間に用いられる。管理者は、ディスクドライブ140から記憶媒体(例えば記憶媒体402または記憶媒体502)にデータをコピーする。
【0049】
分割処理は二通りの方法で実行可能である:(1)シャドウイメージを用いた分割処理、および(2)シャドウイメージを用いない分割処理。
【0050】
シャドウイメージを用いた分割処理
図7は、シャドウイメージを用いた分割処理を示すブロック図である。この例では、マスターディスクサブシステム103は、以下で記述されるようなシャドウイメージ機能を有している。シャドウイメージは情報のレプリカであり、そのレプリカは、操作および全体に渡る性能レベルを、通常、中断せずに、作り出されている。サブボリューム702は、マスターディスクサブシステム103内で、プライマリボリューム701内の情報のシャドウイメージ(同一のボリュームイメージ)を提供する。マスターホスト101がプライマリボリューム701(矢印703で示す)内にデータを書き込む(更新する)とき、シャドウイメージ機能によってサブボリューム702(矢印704で示す)内にも同様のデータが書き込まれる(更新される)。
【0051】
一例として、分割処理が行われると、サブボリューム706がプライマリボリューム705から分離される。(矢印708で示すように)マスターホスト101がプライマリボリューム705内にデータを書き込む(更新する)と、(矢印709で示すように)更新情報が更新情報領域707に記憶される。したがって、ボリューム705とボリューム706とが分割条件により互いに分離されるので、更新情報は(プライマリボリューム705のシャドウイメージを記憶するように構成された)サブボリューム706に記憶されない。分割処理が完了すると、管理者はボリューム706から記憶媒体710にデータをコピーする。記憶媒体710へのデータのコピーが完了すると、管理者は記憶媒体710をリモートサイト151へ移動させ、それからリモートディスクサブシステム104にデータをコピーできる。また、管理者は、例えば適切な接続を用いて、更新情報領域707とプライマリボリューム705内のデータとをリモートディスクサブシステム104にコピーすることにより、再同期できる。この方法が分割時にデータの一貫性を提供するので、管理者は、例えば、これらのデータを他の目的に用いることができる。
【0052】
シャドウイメージを用いない分割処理
図8は、シャドウイメージを用いない分割処理を示すブロック図である。この例では、マスターディスクサブシステム103はシャドウイメージ機能を必要としない。(矢印802で示すように)マスターホスト101はプライマリボリューム801にデータを書き込む(更新する)ことができる。
【0053】
一例として、分割処理が行われると、(矢印806で示すように)マスターディスクサブシステム103は更新情報を更新情報領域804内に記憶する。(矢印805で示すように)マスターホスト101がプライマリボリューム803内にデータを書き込む(更新する)と、(矢印806で示すように)この更新情報も更新情報領域804内に記憶される。分割処理が完了すると、管理者はプライマリボリューム803から記憶媒体807にデータをコピーする。記憶媒体807へのデータのコピーが完了すると、管理者は記憶媒体807をリモートサイト151に移動させ、リモートディスクサブシステム104にデータをコピーできる。管理者は、更新情報領域804とプライマリボリューム803のデータとを用いて、上述の方法と同様に再同期できる。この特別な場合には、媒体807は一貫性を有していないが、更新情報領域804を用いることによって再同期が良好に行われる。
【0054】
分割処理の後に、(図3のブロック303にも示されたように)管理者はマスターディスクサブシステム103から記憶媒体にデータをコピーできる。記憶媒体にコピーされるデータは、リモートディスクサブシステム104(図1)内に記憶用のリモートコピーデータとして構成されるだろう。なお、ブロック303におけるコピー方法は様々であり、管理者の環境に依存する。記憶媒体へのデータのコピーが完了すると、(ブロック304でも示されたように)管理者は記憶媒体をマスターサイト150からリモートサイト151に移動させる。なお、記憶媒体をリモートサイト151に移動させる方法は様々な技術により実行可能である。(ブロック305でも示されたように)管理者は、リモートディスクサブシステム104をリモートサイト151に配置する。リモートサイト151にすでにディスクサブシステム104がある場合には、管理者がリモートサイト151にディスクサブシステム104を配置させる必要はない。それから、管理者はリモートディスクサブシステム104をセットアップできる。このセットアップは、記憶媒体(例えば記憶媒体710または記憶媒体807)からリモートディスクサブシステム104にデータをコピーすることが含まれる。記憶媒体が取り外し可能媒体である場合には、管理者はこの取り外し可能媒体からリモートディスクサブシステム104にデータをコピーできる。コピー処理のためのシステムの構成は様々であり、管理者の環境に依存する。管理者は、例えば、図4または図5の構成、または、他の構成を選択でき、そして(図3のブロック307で行われるように)コピーする適切な方法を選択できる。
【0055】
別の例として、記憶媒体がディスクドライブ(例えばディスクドライブ140と同様なタイプのディスクドライブ)であり、リモートディスクサブシステム104の一部である場合、管理者はディスクドライブをリモートディスクサブシステム104内に置くことができる。それから、(図3のブロック308にも示されたように)管理者は、これらのディスクドライブをリモートディスクサブシステム104の一部として構成する。
【0056】
別の例として、記憶媒体がリモートディスクサブシステム104自体である場合、リモートサイト151での記憶媒体のセットアップが図3のブロック305で完了される。次に、管理者は、リモートコピー処理のために、リモートディスクサブシステム104をネットワーク105に接続する。このとき、(図3のブロック309にも示されたように)マスターディスクサブシステム103もまた、通常、ネットワーク105に接続される。それから、管理者は(図3のブロック310にも示されたように)リモートコピーセッティングを構成してリモートコピー操作を可能とする。次に、(図3のブロック311にも示されたように)管理者はマスターディスクサブシステム103とリモートディスクサブシステム104との間でデータを再同期できる。
【0057】
図9は、本発明の具体的な実施の形態であり、製作メーカサイトでの初期コピーを行う方法900を示すフローチャートである。なお、リモートディスクサブシステム104をマスターサイト150に配置することが困難な場合がある。マスターサイト150と製作メーカサイトとは、初期コピー処理のような特定の目的のために用いられる高速ネットワークによって接続されている。この実施の形態では、より高い初期コピー性能を達成するために、データのコピーは製作メーカのサイトで実行される。したがって、この実施の形態は、リモートディスクサブシステム104をマスターサイト150に配置しなければならない要件がなくても、より低い費用でかつより高速なネットワークを提供する。なお、別の実施の形態では、上述の方法と同様に記憶媒体を用いて、管理者が製作メーのサイトでデータをコピーできる。様々な実施の形態では、前もってコピーされたディスクサブシステムが用いられる。
【0058】
図9において、管理者はまず(リモートディスクサブシステム104のような)ディスクサブシステムを製作メーのサイトに配置する(901)。あるいは上述と同様に、管理者は、記憶媒体を製作メーカのサイトに配置して以下に説明される初期コピー処理を行うことができる。それから、分割処理が行われる(902)。分割処理は、初期コピーをマスターサイト150で行う方法において、上述されている。次に、管理者は、初めに、製作メーカのディスクサブシステムからリモートディスクサブシステム104にデータをコピーする(903)。この初期コピー処理では、管理者は、例えば、(1)図2のブロック202〜ブロック204の中で示されたのと同様に高速ネットワークを用いて初期コピーを行う方法、または、(2)図3のブロック303に示されたようにマスターサイト150で初期コピーを行う方法のような何らかの適当な方法を使用可能である。初期コピー処理が完了すると、管理者はデータをリモートサイト151に移動させる(904)。管理者はリモートディスクサブシステム104自体をリモートサイト151に移動させる(905)。管理者がリモートディスクサブシステム104をリモートサイト151にすでに移動し、そしてディスクドライブ(または他の記憶媒体)が製作メーカのサイトからのデータをコピーする場合には、管理者はディスクドライブを移動できる(906)。リモートサイト151で、管理者はディスクドライブをリモートディスクサブシステム104にインストールできる(907)。次に、管理者は、マスターディスクサブシステム103とリモートディスクサブシステム104との間にネットワーク105のパスを接続する(908)。また、管理者は、リモートコピー操作用に、マスターディスクサブシステム103とリモートディスクサブシステム104とを構成する(909)。次に、管理者はマスターディスクサブシステム103とリモートディスクサブシステム104とを再同期する(910)。この再同期方法は、図3のブロック311に示されたように、初期コピーをマスターサイト150で行う方法の中で、上述されている。
【0059】
先の内容を考慮して、前述の実施の形態および方法における他の変形および変更は可能である。例えば、「ネットワーク管理者」という語は、単独の個人に限定されない。
【0060】
また、電子的に可読な媒体に記憶可能なプログラムまたはコードを実行してコンピュータに上記の方法のうち何らかの方法を行わせることは、本発明の範囲内である。
【0061】
要約書に記載されることを含めて、本発明の典型的な実施の形態における上述の記載は、包括的なものではなく、または、開示された厳密な形態に本発明を制限しようというものでもない。例示的な目的のために本発明の具体的な実施の形態とその例とがここでは記載されているが、当該分野における当業者が理解できるように、本発明の範囲内において様々に等価な変更が可能である。
【0062】
上述の詳細な説明を考慮して、これらの変更を本発明に対して行うことが可能である。請求項に用いられた語句は、本明細書および請求項で開示される具体的な実施の形態に、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。むしろ、本発明の範囲は以下の請求項によって完全に規定されるべきものであり、それは請求項の解釈の確立された原則にしたがって理解されるべきである。
【0063】
【発明の効果】
ネットワークが高いスループット(すなわち高データ転送速度)を有する場合には、マスターサイトからリモートサイトにデータをコピーするのに要する時間が短縮される。
【0064】
初期コピー処理の間に、管理者は、記憶媒体をマスターサイトに配置し、マスターサイト内で高速ローカルネットワークに記憶媒体を接続する。それから、データのコピーをマスターサイトで実行して高い初期コピー性能を達成する。これにより、初期コピー用の高速ネットワークを用いる場合よりも低費用な初期コピー処理を提供する。
【0065】
マスターディスクサブシステムは、データをコピーするために、イニシエータとして作用可能である。記憶媒体も、データをコピーするために、イニシエータとして作用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるリモートコピーシステムの典型的な構成のブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態であり、高速ネットワークを用いて初期コピーを実行する方法のフローチャートである。
【図3】本発明の一実施の形態であり、マスターサイトで初期コピーを実行する方法のフローチャートである。
【図4】本発明の一実施の形態であり、マスターホストシステムに取り付けられた記憶媒体を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施の形態であり、マスターディスクサブシステムに取り付けられた記憶媒体を示すブロック図である。
【図6】記憶媒体の構成における一例のブロック図である。
【図7】シャドウイメージを用いた分割処理を示すブロック図である。
【図8】シャドウイメージを用いない分割処理を示すブロック図である。
【図9】本発明の一実施の形態であり、製作メーカサイトで初期コピーを実行する方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 リモートコピーシステム
101 マスターホスト
102 リモートホスト
103 マスターディスクサブシステム
104 リモートディスクサブシステム
105 ネットワーク
136 制御情報領域
140 ディスクドライブ
141 ディスクコントローラ
142 ボリューム
150 マスターサイト
151 リモートサイト
401 コピープログラム
402 記憶媒体
501 コピープログラム
502 記憶媒体
601 ディスクドライブ
701 プライマリボリューム
702 サブボリューム
705 プライマリボリューム
706 サブボリューム
707 更新情報領域
710 記憶媒体
801 プライマリボリューム
803 プライマリボリューム
804 更新情報領域
807 記憶媒体

Claims (7)

  1. リモートコピーシステム内で初期コピー処理を実行する方法であって、
    第1サイトに設置された第1ディスクサブシステムが該第1ディスクサブシステム内で、プライマリボリュームと、該プライマリボリュームのレプリカであるシャドウイメージを記憶するサブボリュームとを分離する分割処理を実行する工程と、
    前記第1ディスクサブシステムが前記第1ディスクサブシステムに接続された記憶媒体に前記第1ディスクサブシステム内の前記サブボリュームに記憶されたデータをコピーする工程と、
    前記第1ディスクサブシステムが前記分割処理後に前記プライマリボリュームにおいて更新されたデータを判別する情報である更新情報を記憶する工程と、
    第2サイトに設置された第2ディスクサブシステムが前記記憶媒体を利用して前記第1ディスクサブシステム内の前記サブボリュームからコピーされたデータを有するディスクサブシステムを構築する工程と、
    前記第ディスクサブシステムが前記分割処理後の前記更新情報によって特定される前記第1ディスクサブシステム内の前記プライマリボリュームのデータを前記第2サイトに設置された前記第2ディスクサブシステムにコピーすることにより、前記第2ディスクサブシステム内のデータと前記第1ディスクサブシステム内のデータとを同期させる工程とを有することを特徴とするリモートコピー用初期コピー処理の実行方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記第1ディスクサブシステムがマスターディスクサブシステムであることを特徴とするリモートコピー用初期コピー処理の実行方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、
    前記第1ディスクサブシステムが製作メーカのサイトのディスクサブシステムであることを特徴とするリモートコピー用初期コピー処理の実行方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、
    前記記憶媒体が前記第1ディスクサブシステム内のデータを記録可能な取り外し可能媒体であることを特徴とするリモートコピー用初期コピー処理の実行方法。
  5. 請求項4に記載の方法において、
    前記第2ディスクサブシステムが前記記憶媒体を利用して前記第1ディスクサブシステムからコピーされたデータを有するディスクサブシステムを構築する工程では、前記第2ディスクサブシステムが前記取り外し可能媒体から前記第2ディスクサブシステムに前記データをコピーすることを特徴とするリモートコピー用初期コピー処理の実行方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、
    前記記憶媒体が、前記第2ディスクサブシステムのディスクのうち少なくとも一つのディスクを含み、前記第2ディスクサブシステムの一部として構成することができることを特徴とするリモートコピー用初期コピー処理の実行方法。
  7. 請求項6に記載の方法において、
    前記第2ディスクサブシステムが前記記憶媒体を利用して前記第1ディスクサブシステムからコピーされたデータを有するディスクサブシステムを構築する工程では、前記第2ディスクサブシステムが前記記憶媒体に含まれるディスクを組み込んでディスクサブシステムの一部として構成することを特徴とするリモートコピー用初期コピー処理の実行方法。
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