JP4138416B2 - 後付け防犯サムターン - Google Patents
後付け防犯サムターン Download PDFInfo
- Publication number
- JP4138416B2 JP4138416B2 JP2002268473A JP2002268473A JP4138416B2 JP 4138416 B2 JP4138416 B2 JP 4138416B2 JP 2002268473 A JP2002268473 A JP 2002268473A JP 2002268473 A JP2002268473 A JP 2002268473A JP 4138416 B2 JP4138416 B2 JP 4138416B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thumb turn
- knob
- rotating body
- collar
- lock box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 title claims description 119
- 230000002265 prevention Effects 0.000 title claims description 32
- 238000009420 retrofitting Methods 0.000 title description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 16
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 13
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000002390 adhesive tape Substances 0.000 description 1
- 238000004040 coloring Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉の施解錠操作に用いられる既存のサムターンを覆う後付け防犯サムターンに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば扉に設けられる施錠装置は、屋外側に表出させたシリンダー錠の鍵孔に、合鍵(キー)を挿入して回動操作することにより、扉の木口より進退させたデッドボルトを扉枠に設けたストライクに係合・係合解除して施解錠を行うとともに、屋内側からは、サムターンの摘みを回動操作するのみで、デッドボルトを進退させて、扉の施解錠を簡便に行えるようにしている。
【0003】
ところが、近年、ポスト口や、機械工具によって開けた小さな穴から針金等を挿入し、回転操作の容易なサムターンに係止して回転させ、施錠装置を解錠する不正解錠が増えている。このようなサムターンに針金等を係止して回転させることを防止するものに例えば下記特許文献1に開示されるサムターン用防犯カバーがある。
【0004】
この防犯カバー1は、図8,図9に示すように、サムターン2が嵌入する嵌入孔3が形成されているとともに、回転時に円状軌跡2bを描くサムターン2の外面2aを覆う部分が、円状軌跡に沿う円形状に形成されている。そして、嵌入孔3内に螺入してサムターン2の側面に当接し、両側から挟持するセットスクリュー4,4が設けられている。
このような構成からなる防犯カバー1は、嵌入孔3にサムターン2を挿入することで、サムターン2に防犯カバー1を覆うように被せる。その後セットスクリュー4,4を螺入させて締め付けることで、防犯カバー1をサムターン2に固定する。従って、サムターン2に被せた防犯カバー1によって、針金等を係止させて回転させることが難しくなる。
【0005】
また、上記した防犯カバーの別態様として、図10に示すように、防犯カバー1を、取付部5及び本体部6から構成したものが開示されている。取付部5は、上記の防犯カバー1の外形を手での操作が容易となるように形成し、本体部6が係止する係止突部5aを設けている。取付部5は、サムターン2に被せた状態で、サムターン2を容易に回転させることができる。また、本体部6は、係止突部5aに係止可能な係止部6aを有している。このようにすることで、係止作業という簡単な作業で、防犯カバー1の着脱が行える。さらに係止部6aで本体部6が空転することにより、針金等を係止させて回転させることが不可能となる。
【0006】
さらに、上記した防犯カバーの別態様として、図11に示すように、係止部6a内に、係止突部5aとの間にバネ部材8を設け、本体部6側の外周縁に複数の係合凹部5bと、この係合凹部5bに係合可能な係合凸部6bとを設けたものが開示されている。
このような構成とすれば、本体部6を常に取り付けたままとしておくことができる。すなわち、常時は係止突部5aと係止部6aとで本体部6が空転し、サムターン2を回転させたいときは、本体部6を手で押圧し、係合凸部6bを取付部5の係合凹部5bに係合させ、この係合状態のまま本体部6を回転させることにより、サムターン2を回転させることができた。
【0007】
【特許文献1】
実公平4−40362号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した各防犯カバーは、サムターンの摘み部分における外形状を換え、回転操作を困難なものとする構成であるが、まず、図10に示された防犯カバーでは、サムターンを回転操作可能にする取付部と、この取付部に対し空転しかつ着脱可能となる本体部とから構成されているため、脱着した本体部の保管管理が煩雑となり、本体部を紛失する虞があった。また、図11に示された防犯カバーでは、本体部を常に取り付けたままとできるので、本体部の紛失はなくなるが、サムターンの回転操作時には本体部を手で押圧しながら回転させなければならないため、操作性を低下させた。
【0009】
そして、これら防犯カバーによれば、サムターンの摘み部分と扉面などとのわずかな間隙部分については、防犯対策がなく、すなわち、この間隙部分において、不正な操作を行うことでサムターンを回転させてしまうような虞もあった。
【0010】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その第一の目的は、針金や棒等によるサムターンの回転を阻止できるとともに、着脱部材を不要にし、しかも、従来同様の回転のみによる操作が可能となる後付け防犯サムターンを提供し、もって、防犯性、操作性の向上を図ることにある。また、その第二の目的は、サムターンの摘み部分と扉面などとの間隙部分を覆い隠すことの可能な後付け防犯サムターンを提供し、もって、防犯性の向上を図ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1記載の後付け防犯サムターンは、扉25の屋内面25aに配設され錠機構部を内設した錠箱26に取り付けられる既存サムターン23の摘み31を覆う後付け防犯サムターンであって、
前記摘み31を包囲して被着され、該摘み31と一体に回転し、外形が略円柱状の回動体51と、
該回動体51を前面から覆い、該前面の略中央に、該回動体51に対し前記既存サムターン23の回動方向と同方向となって回動自在に止軸55にて支持されるとともに、該回動体51の周縁51kを表出させる窓部57bを有した空転部材57と、
該空転部材57の基端部に設けられ、前記回動体51の基端部外周を覆う環状部66と、
該環状部66の基端面と前記錠箱26の表面26aとの間隙に介設されるとともに、前記既存サムターン23の摘み31の基端外周に位置し、該摘み31の円状軌跡に沿って形成され、前記環状部66における内周面66bに摺接する突条部59aを備え、前記既存サムターン23の軸部29周囲を覆うカラー59と、
を具備することを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の後付け防犯サムターンは、前記回動体51に固定される止軸55の表面には、回転位置表示手段55dが設けられ、前記回動体51の回転位置を表示することを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の後付け防犯サムターンは、前記カラー59は、前記既存サムターン23の軸部29に対して回転自在とされることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の後付け防犯サムターンは、前記カラー59は、前記既存サムターン23の軸部29周囲における前記錠箱26の表面26aに固着されるとともに、先端が屈曲した固定片60が一側に延設され、前記錠箱26の表面26aから側部に沿って、該固定片60が固着されることを特徴とする。
【0015】
この後付け防犯サムターン21によれば、既存サムターン23の摘み31が回動体51によって覆われ、摘み31が回動体51によって操作可能となる。従って、針金や棒等を用いても回動体51は滑りにより、摘み31へ回転力を伝達しない。そして、サムターンの操作時には、回動体51を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。
【0016】
また、回動体51を前面から覆って、回動体51の一部を表出する空転部材57が被される構成とされていることから、針金や棒等を用いても回動体51は滑りにより、また、空転部材57は止軸55を中心とした空回りにより摘み31へ回転力を伝達しない。そして、サムターンの操作時には、空転部材57と共に窓部57bから表出した回動体51を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。
【0017】
さらに、既存サムターン23の軸部29周囲をカラー59にて覆うことにより、摘み31と錠箱26の屋内面26aとの間隙が覆い隠されることとなり、この間隙に対して針金などを用いて不正に解錠操作を行おうとしても、引っ掛かることなどがなく、不正解錠操作を防止する。
【0018】
また止軸55の表面に回転位置表示手段55dが設けられていることから、例えば、解錠時では回転位置表示手段55dを縦長状とし、これを施錠操作する場合、時計回り方向に回動体51を90度回転させると、横長状となり、回動体51の回転位置がわかり、すなわち、回動体51が覆っているサムターン摘み31の向きが解ることとなって、解錠時と施錠時とが識別可能となっている。
【0019】
さらに、カラー59を回転自在とされることで、このカラー59が既存サムターン23の軸部29周りを空転可能となり、軸部29に対しての不正な操作を阻止可能となる。
【0020】
さらに、カラー59に固定片60を延設し、錠箱26に固着する構成とすることで、この錠箱26に対してカラー59が回転不能となるとともに、カラー59を固着するための面積を錠箱26の屋内面26aから上端面26cとして多く採れることから、錠箱26に対する固着状態を強固に構成できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る後付け防犯サムターンの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る後付け防犯サムターンを既存サムターンと共に表した縦断面図、図2は図1に示した後付け防犯サムターンの正面図、図3は後付け防犯サムターンの分解側断面図である。
【0025】
まず、本実施の形態による後付け防犯サムターン21の説明に先立ち、後付け防犯サムターン21によって覆われることとなる既存サムターン23について説明する。
図1に示すように、扉25には、その一方の面である屋内面25aに錠箱26が設けられ、この錠箱26の一側にはラッチボルト27,デッドボルト28が進退自在となって設けられ、また、これらを扉25の木口から進退させる錠箱機構部が錠箱26内に設けられている。
【0026】
錠箱26には、屋内側の表面である屋内面26aに既存サムターン23を突設している。上記したデッドボルト28は、扉25の屋外側の面に設けたシリンダー錠(図示せず)をキーによって、又はこの既存サムターン23の摘み31を回動することによって扉25の木口から進退可能となる。
【0027】
既存サムターン23は、錠箱26内の機構部と連動連結される軸部としてのサムターン軸29と、サムターン軸29と相対回転不能に連結、若しくはこのサムターン軸29と一体に形成される摘み31とで大略構成される。
【0028】
サムターン軸29は、錠箱26内の基端部が入力部となり、この入力部が図示しない錠箱機構部に連動連結嵌入される。サムターン軸29は、錠箱26に挿通支持され、図示しないEリングなどの移動規制部材が取り付けられて、錠箱26に対して抜脱が規制され、回動自在に支持される。サムターン軸29の先端部は、錠箱26から突出する摘み31に相対回転不能に連結される。従って、既存サムターン23は、摘み31が回動されることで、サムターン軸29を介して入力部により錠箱機構部内が操作され、デッドボルト28が扉25の木口側となる錠箱26の側部から進退するようになっている。
なお、本実施の形態の錠箱26は、図1に示すように、その屋内面26aが、上下各端部にて湾曲するように曲面により形成され、サムターン23は、錠箱26の上半部に位置し、屋内面26aに穿設される穴部をサムターン軸29が貫通している。
【0029】
本実施の形態による後付け防犯サムターン21は、この既存サムターン23に後付けすることができる。
後付け防犯サムターン21は、摘み31を挿入する嵌入穴51aを後面51bに有し嵌入穴51aに挿入した摘み31を螺着手段53によって固定して摘み31を包囲して被着される回動体51と、回動体51の前面51cに取り付け固定され前端面にフランジ部55aを有した止軸55と、湾曲面57aの反対側の面となる凹状内面で回動体51を前面51cから覆う略碗状に形成され止軸55に回動自在に支持されるとともにフランジ部55aによって止軸55からの抜脱が規制され、かつ回動体51の周縁51kを表出させる窓部57bを有した空転部材57と、回動体51の基端面としての後面51b及び空転部材57の基端面57dと錠箱26の屋内面26aとの間隙に介設されるカラー59とを備えている。
【0030】
回動体51は、外形が略円柱状とされ、後面51b側の大径部51dの前面に、小径部51eを同軸上に形成することで、段部51fを有している。大径部51dの側面には半径方向に螺着手段53であるネジ孔51gが形成され、ネジ孔51gは嵌入穴51aに通じている。このネジ孔51gには螺着手段53である固定用ネジ61が螺合される。すなわち、回動体51は、嵌入穴51aに摘み31を挿入し、ネジ孔51gに螺合した固定用ネジ61を締め付けることで、固定用ネジ61の先端を摘み31に圧接して摘み31に取り付け固定できるようになっている。つまり、回動体51は、摘み31と一体回転するように取り付けられる。
【0031】
回動体51の前面51c略中央には凹部51hが形成され、凹部51hには止軸55の基端55bが嵌入される。また、凹部51hには嵌入穴51aから穿設される皿孔状の孔51jが形成されている。一方、止軸55には基端55bにネジ孔55cが軸線方向に穿設されている。止軸55は、回動体51の嵌入穴51a内から孔51jを挿通されるビス52が、ネジ孔55cに螺合されることで、基端55bを凹部51hに嵌合して取り付け固定される。
【0032】
この止軸55のフランジ部55aには回転位置表示手段55dが設けられている。回転位置表示手段55dは、微小な凹凸による標示、印刷や刻印、あるいは部分的な着色による色分け等とされている。例えば、図2に示すように、解錠時では回転位置表示手段55dは縦長状とされており、施錠する場合、時計回り方向に回動体51を90度回転させると、横長状となり、解錠時と施錠時とが識別可能となっている。
【0033】
空転部材57は、中央部に止軸55の挿通される貫通穴63を有している。この貫通穴63の碗部57c裏面における周縁63aは、回動体51の段部51fと当接されるようになっている。この状態で、空転部材57は止軸55に対して回転自在となる。従って、空転部材57は、回動体51に対して相対回転自在に保持される。
【0034】
空転部材57は、碗部57cの湾曲面57aから突出して、貫通穴63から曲面に沿って放射状に延在する複数、本実施の形態では4つの凸条部65を有している。各凸条部65は、碗部57cの裾から延出している。
空転部材57の各凸条部65は、延出先端を、回動体51の大径部51dの外側に配置する。また、各凸条部65の延出先端には、それぞれを連結するように環状の環状部66が設けられる。この環状部66は、回動体51の基端面としての後面51b周縁部分の周囲を覆うように位置する。本実施の形態では、図3に示すように段部66aが形成され、空転部材57の基端面57dを形成する。
また、空転部材57は、凸条部65同士の間隙が窓部57bとなっている。この窓部57bからは、回動体51の周縁51kが表出するようになっている。
【0035】
従って、回動体51には空転部材57と止軸55とが組み付けられ、回動体51が螺着手段53によって摘み31に固定されることで、後付け防犯サムターン21全体が摘み31に取り付け固定されることになる。
【0036】
カラー59は、錠箱26における屋内面26aのサムターン軸29が貫通している穴部の周囲に取り付けられる。本実施の形態の穴部は、図1,図3に示すように、その周囲に垂直面を備える凹部26bが形成される。カラー59は、図4に示すように、無端リング状に形成され、凹部26aに嵌入するとともに、この凹部26aの周囲を囲繞するように条状に形成される。また、カラー59の前面には、突条部59aが形成される。この突条部59aは、既存サムターン23の摘み31の基端外周に位置し、この摘み31の円状軌跡に沿って形成されている。
【0037】
そして、このカラー59は、錠箱26の屋内面26aと既存サムターン23の摘み31との間隙に介在されてサムターン軸29の周囲を覆うとともに、突条部59aが図3に示すように、摘み31の基端外周に位置し、図1に示すように、この突条部59aの前端面が回動体51の後面51b及び空転部材57の基端面57dと対向して、さらに、この突条部59aを覆うように環状部66が位置し、環状部67の内周面66bが摺接するようになっている。
なお、本実施の形態では、錠箱26の屋内面26aがやや湾曲形成とされていることから、カラー59の厚みが上方に向かって増すように形成されており、凹部bに嵌入する部分とその周囲の屋内面26aに被着する部分とで段部を介し形成されている。
【0038】
また、このカラー59の上縁には固定片60が延設されている。図3に示すように、この固定片60は、先端が略L字状に屈曲形成されている。この固定片60の裏面には、図4の背面図に示すように、接着剤や粘着テープなどの固着手段60aが設けられている。そして、この固定片60は、錠箱26の屋内面26aから上端面26cに沿い、裏面の固着手段60aにて錠箱26の表面に固定される。
【0039】
次に本実施の形態の動作について説明する。
まず、屋内側から施錠する場合について説明する。
操作者は、窓部57bから表出している回動体51の周縁51kを摘む。このとき、摘んだ手指は、空転部材57も同時に摘むこととなっても良い。
【0040】
摘んだ手を捻って回動体51を例えば時計回りに回転させると、摘み31もそれに伴って回動する。そして、例えば90度回動されると、サムターン軸29の入力部により錠箱機構部内が操作され、デッドボルトが扉25の木口に進出する。
【0041】
これにより屋内側から扉25が施錠される。このとき、止軸55のフランジ部55aの回転位置表示手段55dは横長になっており、屋内側から施錠されていることが視認される。
【0042】
なお、回動体51の周縁51kを摘んだ指が回動体51の回動に伴って凸条部65の側部に当接し、これによって、空転部材57は回動体51と同方向に回転する。
【0043】
次に、施錠状態から解掟するときは、凸条部65の間である窓部57bより表出している回動体51の周縁51kを摘む。回動体51を反時計回り方向に回転させると、サムターン軸29もそれに伴って回転する。回動体51が90度回動されると、サムターン軸29の入力部により錠箱機構部内が操作され、扉25の木口に進出しているデットボルトが扉25の木口から後退させられる。
【0044】
これにより屋内側から扉25が解錠される。このとき、凸条部65のフランジ部55aの回転位置表示手段55dは縦長になっており、屋内側から解錠されていることが視認される。
【0045】
また、施錠時において、扉25等に設けられた小窓を割り、或いは扉25と扉枠の隙間から針金を差し入れて、外部より後付け防犯サムターン21を不正に操作しようとする場合、回動体51に係止しようとしても円板形状であるために係止することができす、針金が円周方向に滑ることとなる。
【0046】
また、針金が凸条部65に係止されようとしても、空転部材57自身が止軸55に対して回転自在であるため、空転部材57が空転するのみであり、止軸55及び摘み31を回動させることができず、デッドボルトも進退しないこととなる。従って、不正解錠を防止することができる。
【0047】
さらに、摘み31と錠箱26の屋内面26aとの間隙部分に、カラー59が介在することから、間隙が覆われることとなり、この間隙に針金を差し入れたり紐などを挿入するなどしてサムターン軸29に対しての不正な行為などが防止される。
【0048】
このように、上記の後付け防犯サムターン21によれば、既存サムターン23の摘み31が回動体51によって覆われ、摘み31が回動体51によって操作可能となり、回動体51には、回動体51の一部を表出する空転部材57が被される。従って、針金や棒等を用いても回動体51は滑りにより、また、空転部材57は空回りにより摘み31へ回転力を伝達しない。そして、摘み31の操作時には、窓部57bから表出した回動体51を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。
【0049】
そして、回動体51の外側に空転部材57を配設するので、空転部材57と共に、窓部57bから表出した回動体51を摘むことができ、回動体51のみを摘む場合に比べて、指が滑り難くなり、またこの回動操作により空転部材57が回動体51とともに回動することから、操作者の操作感を得られ、操作性を良好にすることができる。
【0050】
また、回動体51に覆われることで視認できなくなった摘み31の回転位置が、回転位置表示手段55dを介して知ることができ、操作性を向上させることができる。
【0051】
さらに、既存サムターン23の摘み31と錠箱26の屋内面26aとの間隙部分には、カラー59が介在することから、間隙が覆われることとなり、この間隙に針金を差し入れたり紐などを挿入するなどしてサムターン軸29に対しての不正な行為などが防止される。特に、カラー59に突条部59aを設け、空転部材57の環状部66に摺接する構造としたので、間隙部分の周囲がこの環状部66と突条部59aとで二重に隠されることとなり、不正な行為の防止を確実なものとする。
また、カラー59に、固定片60を延設させ、この固定片60を錠箱26の表面に沿わせて接着固定したので、サムターン周りで、このカラー59が脱落することがなく、間隙部分の表出を防ぐことが可能となる。
【0052】
なお、上述した実施の形態では、凸条部65を周方向に4つ形成することとしたが、4つに限定されることはなく、例えば、1個〜3個であってもよく、また5個以上であってもよい。この場合、凸条部65同士の間隔は、回動体51が指に摘まれて回動操作可能となる程度の間隔であればよい。
【0053】
また、上述した実施の形態では、カラー59の一側に固定片60を延設し、錠箱26に固着手段60aにて接着固定する例について述べたが、図5に示すように、固定片60を備えない構成のカラー59としても良く、この場合、カラー59自体の裏面に接着剤などの固着手段を設け、錠箱26に固着させる構成とする。
【0054】
さらに、上述した実施の形態では、錠箱26の形状が、屋内面26a側がやや湾曲形成しており、この湾曲面に沿ってカラー59が形成されている例について述べたが、錠箱26の形状は、図6に示すように、屋内面26aが垂直な面とされる場合であってもよく、この場合には、カラー59が、周方向に一様な厚さに形成される構成とすれば良い。そして、このような形状のカラー59とした場合に、カラー59は、錠箱26に対して固着しなくともよく、すなわち、サムターン軸29に対して回転自在に取り付けられる構成としても良い。この例によれば、空転部材57とともにサムターンに対して回転が自在なこととなり、針金などによる不正な解錠操作に対して、サムターンと屋内面26aとの間にても空転し、不正解錠操作を防止することができる。
【0055】
また、上述した実施の形態では、防犯サムターン21として回動体51と空転部材57とを略備えた、既存サムターン23に対して空転することで防犯性を得る構成とした例について述べたが、図7に示すように、既存サムターン23の摘み31を挿入する嵌入穴71aを基端部としての後面71bに有した略円柱状の回動体71にて構成する防犯サムターンとしても良い。
この回動体71は、例えば、外形を略円柱状に形成するとともに前面を略球面状に形成し、嵌入穴71aに挿入した摘み31を螺着手段73にて固定する構成とする。また、この回動体71の後面71bにおける周縁部分を環状部75とし、この環状部75に軸線方向に延出する縁部75aを形成して、カラー59の突条部59aに、その内周面75bが摺接状態とさせる。
このような構成とすることで、針金や棒等を用いても回動体71の外周面にて滑り、摘み31へ回転力を伝達しない。そして、摘み31の操作時には、回動体71を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。
【0056】
さらに、上述した実施の形態では、扉25の屋内面25aに配設される錠箱26の表面である屋内面26aに位置する既存サムターン23に対して設けられる例について述べたが、錠箱機構部が扉25に内設され、扉25の屋内面25aに既存サムターン23が配設される構成に対しても、上記カラー59を既存サムターン23のサムターン軸29の周囲に設け、摘み31に回動体を設ける構成とすれば、上記同様の効果を得られる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る後付け防犯サムターンによれば、既存サムターンの摘みが回動体によって覆われ、摘みが回動体によって操作可能となる。従って、針金や棒等を用いても回動体は滑りにより、摘みへ回転力を伝達せず、既存サムターンへの回転力の入力を阻止することができる。そして、サムターンの操作時には、回動体を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。
【0058】
また、回動体に、回動体の一部を表出する空転部材が被される構成の場合では、針金や棒等を用いても回動体は滑りにより、また、空転部材は空回りにより摘みへ回転力を伝達せず、既存サムターンへの回転力の入力を阻止することができる。そして、サムターンの操作時には、空転部材と共に窓部から表出した回動体を摘むことで、従来同様の回転操作のみにより施解錠操作することが可能となる。この結果、着脱部材を不要にし、防犯性、操作性を向上させることができる。
【0059】
さらに、既存サムターンの軸部周囲をカラーにて覆うことにより、摘みと錠箱の屋内面との間隙が覆い隠されることとなり、この間隙に対して針金などを用いて不正に解錠操作を行おうとしても、回転などの操作は阻止され、不正解錠操作が防止される。
また止軸の表面に回転位置表示手段が設けられる構成とすることで、例えば、解錠時での回転位置表示手段の向きと、施錠操作した後の回転位置表示手段の向きとが異なる向きとすることが可能となり、解錠時と施錠時とが識別可能となっている。
【0060】
また、このカラーを回転自在とされることで、このカラーが既存サムターンの軸部周りを空転可能となり、軸部に対しての不正な操作を阻止可能となる。
【0061】
さらに、カラーに固定片を延設し、錠箱に固着する構成とすることで、この錠箱に対してカラーが回転不能となるとともに、カラーを固着するための面積を多く採れることから、錠箱に対する固着状態を強固に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る後付け防犯サムターンを既存サムターンと共に表した縦断面図である。
【図2】図1に示した後付け防犯サムターンの正面図である。
【図3】後付け防犯サムターンの分解側断面図である。
【図4】カラーの背面図である。
【図5】他の実施の形態の後付け防犯サムターンの側断面図である。
【図6】他の実施の形態の後付け防犯サムターンの側断面図である。
【図7】他の実施の形態の後付け防犯サムターンの側断面図である。
【図8】従来の防犯カバーの扉への取り付け状態を示す斜視図である。
【図9】図8に示した防犯カバーの内部状態を表す断面図である。
【図10】図8に示した防犯カバーの別態様を表す部分破断側面図である。
【図11】図8に示した防犯カバーのさらに別態様を表す部分破断側面図である。
【符号の説明】
21…後付け防犯サムターン
23…既存サムターン
25…扉
25a…屋内面
26…錠箱
26a…表面(屋内面)
29…軸部(サムターン軸)
31…摘み
51,71…回動体
51b,71b…基端面(後面)
51k…周縁
57…空転部材
57b…窓部
59…カラー
59a…突条部
66,75…環状部
66b,75b…内周面
Claims (4)
- 扉の屋内面に配設され錠機構部を内設した錠箱に取り付けられる既存サムターンの摘みを覆う後付け防犯サムターンであって、
前記摘みを包囲して被着され、該摘みと一体に回転し、外形が略円柱状の回動体と、
該回動体を前面から覆い、該前面の略中央に、該回動体に対し前記既存サムターンの回動方向と同方向となって回動自在に止軸にて支持されるとともに、該回動体の周縁を表出させる窓部を有した空転部材と、
該空転部材の基端部に設けられ、前記回動体の基端部外周を覆う環状部と、
該環状部の基端面と前記錠箱の表面との間隙に介設されるとともに、前記既存サムターンの摘みの基端外周に位置し、該摘みの円状軌跡に沿って形成され、前記環状部における内周面に摺接する突条部を備え、前記既存サムターンの軸部周囲を覆うカラーと、
を具備することを特徴とする後付け防犯サムターン。 - 前記回動体に固定される止軸の表面には、回転位置表示手段が設けられ、前記回動体の回転位置を表示することを特徴とする請求項1記載の後付け防犯サムターン。
- 前記カラーは、前記既存サムターンの軸部に対して回転自在とされることを特徴とする請求項1又は2記載の後付け防犯サムターン。
- 前記カラーは、前記既存サムターンの軸部周囲における前記錠箱の表面に固着されるとともに、先端が屈曲した固定片が一側に延設され、前記錠箱の表面から側部に沿って、該固定片が固着されることを特徴とする請求項1又は2記載の後付け防犯サムターン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002268473A JP4138416B2 (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 後付け防犯サムターン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002268473A JP4138416B2 (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 後付け防犯サムターン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004107891A JP2004107891A (ja) | 2004-04-08 |
| JP4138416B2 true JP4138416B2 (ja) | 2008-08-27 |
Family
ID=32266675
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002268473A Expired - Fee Related JP4138416B2 (ja) | 2002-09-13 | 2002-09-13 | 後付け防犯サムターン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4138416B2 (ja) |
-
2002
- 2002-09-13 JP JP2002268473A patent/JP4138416B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2004107891A (ja) | 2004-04-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20020184930A1 (en) | Door locking handle assembly of double lock type | |
| US20140311194A1 (en) | Door lever & key cylinder lock combination | |
| JP4401605B2 (ja) | サムターン | |
| JP4064170B2 (ja) | 後付け防犯サムターン | |
| JP4181844B2 (ja) | 防犯サムターンの構造 | |
| JP4295542B2 (ja) | 防犯サムターン | |
| JP4156447B2 (ja) | 防犯サムターンユニット | |
| JP4445211B2 (ja) | サムターン | |
| JP2004107891A (ja) | 後付け防犯サムターン | |
| JP2004036262A (ja) | 後付け防犯サムターン | |
| JP4112309B2 (ja) | 後付け防犯サムターン | |
| JP4138431B2 (ja) | スライド式扉用後付け防犯サムターンの取付構造 | |
| JP4170059B2 (ja) | 防犯サムターン | |
| JP4245898B2 (ja) | 防犯サムターン | |
| JP4413550B2 (ja) | 防犯サムターンユニット | |
| JP4430465B2 (ja) | 防犯サムターン用キャップ | |
| JP2003166366A (ja) | ドアノブカバー | |
| JP4530800B2 (ja) | 施解錠装置 | |
| JP4588464B2 (ja) | 防犯サムターン | |
| JP4035841B2 (ja) | 解錠防止機構を持つ錠 | |
| JP4260556B2 (ja) | 防犯サムターンユニット | |
| JP4566842B2 (ja) | 防犯サムターン | |
| JP4245901B2 (ja) | 防犯サムターン | |
| JP3169936B2 (ja) | 内奥部配置型扉用ロック装置 | |
| JP4279597B2 (ja) | 防犯サムターン |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050810 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080205 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080403 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080513 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080605 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613 Year of fee payment: 5 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |