JP4142277B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロコンピュータ等の制御手段により遊技動作が制御されるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機では、その動作を制御するため、演算装置としてのCPU、記憶素子としてのRAM,ROM等で構成された電子回路を配置形成した各種の制御基板を内部に配設している。
【0003】
例えば、スロットマシンの場合、入賞役の抽選やその抽選結果に基づくリールの回転制御等の遊技機の主な動作制御を行うための電子回路を配置形成した主制御基板が、当該スロットマシンの筐体内部に配設されている。この主制御基板上に設けられた記憶部としてのROMには、上記動作制御のためのプログラムが格納されているため、当該ROMの交換やプログラム内容の書き換え等の不正行為を未然に防ぐ措置を講ずる必要がある。このため、この主制御基板を開封が困難なケースで覆う等の処置が講じられている。
【0004】
近年では、液晶表示装置等の表示手段を備えて、動画等による多彩な演出や報知等の動作を行う遊技機が主流となってきており、これらの動作を制御するための電子回路を配置形成した副制御基板が上記の主制御基板とは別に設けられている。このような機種では、副制御基板上のROMの内容(すなわち、演出等の動作)のみが異なる複数のタイプの遊技機が遊技店に設置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技機の製造・販売のために必要な公的認可をとる場合、上記のように副制御基板上のROMの内容のみが異なる遊技機であっても、異なる機種として扱われる。そのため、このような遊技機の各々についての認可申請が必要で、手続に手間と時間がかかるという問題があった。
【0006】
また、報知の内容が出玉に影響を及ぼすようなものも登場してきている。例えば、内部当選役を確実に入賞させる停止操作の順序や、内部当選役の報知などである。従って、これらの出現頻度が変更されると出玉率に影響を及ぼすこととなり、これらの動作を決める副制御基板上のROMの内容を書き換える等の不正行為を防止する必要性も高まってきている。
【0007】
本発明の目的は、副制御基板上のROMの内容が異なるだけの遊技機についての認可申請の負担を減らすと共に、副制御基板に対する不正行為の防止も図れる遊技機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、遊技結果の判定を含む遊技制御を行う主制御手段と、該主制御手段から送信される信号に基づき、遊技状況に応じた演出その他の動作制御を行う副制御手段とを備え、副制御手段は、該副制御手段での制御に必要なデータを格納する記憶部及び主制御手段からの信号を受信するための通信手段をそれぞれ備えた複数の制御回路で構成されていることを特徴とする遊技機である。
【0009】
本発明の第2の態様は、各制御回路の記憶部に格納されたデータは、少なくとも一部が異なることを特徴とする。
【0010】
本発明の第3の態様は、副制御手段は、主制御手段からの信号を受信する通信手段を任意に切り換え可能であることを特徴とする。
【0011】
本発明の第4の態様は、主制御手段及び副制御手段は、同一のケースに収められることを特徴とする。
【0012】
【作用及び効果】
本発明によれば、副制御手段が、該副制御手段での制御に必要なデータを格納する記憶部及び主制御手段からの信号を受信するための通信手段をそれぞれ備えた複数の制御回路で構成されているので、通信手段を切り換えることにより、制御回路を交換して副制御手段での制御に必要なデータを変更することができる。
【0013】
各制御回路の記憶部に格納するデータの内容を少なくとも一部を異ならせることとした場合、主制御手段からの信号を受信する通信手段を交換するだけで、同一の遊技内容でありながら、演出等の動作内容の異なる遊技機を容易に作り出すことができる。これにより、遊技店に応じた演出等の動作内容の変更や、時間経過に応じた演出等の動作内容の変更が容易にできるようになる。具体的には、主制御手段から信号を伝送するためのケーブルを、副制御手段における別の通信手段(コネクタ)につなぎ変えるだけで、演出等の動作する制御回路が変更され、演出等の動作内容の異なる遊技機に容易に変更することができる。
【0014】
また、前述のように、主制御手段の回路構成が同一で、同じ遊技動作が行われる遊技機であっても、副制御手段の記憶部(例えばROM)に格納されたデータが異なるというだけで、個々に認可をとることが必要であるが、本発明によれば、演出等の動作内容を異ならせた複数の制御回路を予め搭載しているので、1台の遊技機について認可申請をすればよい。これにより、迅速な市場への遊技機の投入が実現される。
【0015】
また、主制御手段及び副制御手段を同一のケースに収めることとした場合、当該ケースを主制御手段に対する不正行為を防止するような構造とすることで、同時に、副制御手段に対する不正行為についても防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用される遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆる「パチスロ機」である。この遊技機1は、遊技媒体としてコイン、メダル又はトークンなどを用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
【0017】
遊技機1は、リールユニット等を収納するキャビネット1aと、このキャビネット1aに開閉自在に設けられたフロントドア1bとで構成されている。フロントドア1bの正面には、略垂直面としてのパネル表示部2が形成され、その中央には縦長矩形の3つの表示窓(左表示窓4L,中表示窓4C,右表示窓4R)が設けられる。表示窓4L,4C,4Rには、入賞ラインとして水平方向にトップライン8b,センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスダウンライン8a及びクロスアップライン8eが設けられている。これらの入賞ライン8a〜8eは、後述の1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13を操作すること、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの入賞ラインが有効化されたかは、後述するBETランプ9a,9b,9cの点灯で表示される。
【0018】
表示窓4L,4C,4Rの内側に位置するキャビネット1aの内部には、3個のリール(左リール3L,中リール3C,右リール3R)を回転自在に構成したリールユニットが設けられている。3個のリール3L,3C,3Rの外周面には、複数種類の図柄(例えば「7」、「BAR」、「チェリー」等)が描かれている。従って、これらリール3L,3C,3Rの回転により、表示窓4L,4C,4Rを通して図柄の変動表示が観察できるようになっている。リール3L,3C,3Rの回転による図柄の変動表示は、遊技者によるスタートレバー6の操作により開始され、その後、遊技者によるストップボタン7L,7C,7Rの操作により、その操作タイミングに応じたリール3L,3C,3Rの停止制御が行われる。このときの表示窓4L,4C,4R内に停止表示されている図柄の組合せ(具体的には有効化された入賞ライン上の図柄の組合せ)に応じて所定の入賞が発生し、その入賞態様に応じた枚数のメダルが払い出される。
【0019】
左表示窓4Lの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9c、クレジット表示部19が設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下「BET数」という。)に応じて点灯する。ここで、一のゲームは、全てのリールが停止したとき、又はそのゲームの液晶表示装置5における演出表示が終了したときに終了する。1−BETランプ9aは、BET数が“1”で1本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が“2”で3本の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が“3”で全て(5本)の入賞ラインが有効化されたときに点灯する。クレジット表示部19は、7セグメントLEDで表示部が形成され、貯留されているメダルの枚数を表示する。
【0020】
右表示窓4Rの右側には、WINランプ17及び払出表示部18が設けられる。WINランプ17は、BB入賞又はRB入賞の場合に点灯し、BB又はRBに内部当選した場合は所定確率で点灯する。払出表示部18は、7セグメントLEDで表示部が形成され、入賞成立時のメダルの払出枚数を表示する。
【0021】
表示窓4L,4C,4Rの下方には水平面の台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4L,4C,4Rとの間には液晶表示装置5が設けられている。この液晶表示装置5の表示画面5aには、ゲーム中、各種画像による演出等が表示される。
【0022】
液晶表示装置5の右側にはメダル投入口22が設けられ、液晶表示装置5の左側には、1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、および最大BETスイッチ13が設けられる。1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチを操作することで、前述のとおり、所定の入賞ラインが有効化される。
【0023】
クレジット表示部19と1−BETスイッチ11及び2−BETスイッチ12との間には、操作ボタンとしての十字ボタン26、○ボタン27、及び×ボタン28が設けられている。これらのボタンは、例えば、表示画面5a上に表示される演出内容の選択などを行うときに操作される。
【0024】
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切換えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4L,4C,4R内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
【0025】
台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させる停止手段としての3個の停止ボタン(左停止ボタン7L,中停止ボタン7C,右停止ボタン7R)が遊技者によって操作可能に設けられている。フロントドア1bの上方には、左右に2台のスピーカ(左スピーカ21L,右スピーカ21R)が設けられ、その2台のスピーカ21L,21Rの間には、入賞図柄の組合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表パネル23が設けられている。
【0026】
図2は、フロントドア1bを開放したときに観察されるキャビネット1aの内部を示す正面図である。キャビネット1aの内部には、ほぼ中央に3個のリール3L,3C,3Rが配置されている。3個のリール3L,3C,3Rの下方にはメダル投入口22(図1)より投入されたメダルを貯留すると共に、後述の主制御基板からの払出命令に応じてメダルをメダル払出口15(図1)に向けて払い出すホッパー29が配設されている。
【0027】
3個のリール3L,3C,3Rの上方位置のキャビネット1aの内側背面部には、基板取り付け板30が固定配置されており、この基板取り付け板30には、基板ケース31が当該ケースの両端に設けられたケース取付部材32a,32bを介して螺設される。基板ケース31には、この遊技機1における主たる制御を行う主制御基板及び演出の制御を行う副制御基板が収納されている。
【0028】
リール3L,3C,3Rの右側のキャビネット1aの内壁面には、上記ホッパー29を含む遊技機の各種アクチュエータと主制御基板とを中継する集中端子板35が配設されている。この集中端子板35には、基板ケース31に設けられた主制御基板側の入出力ポートであるメイン入出力ポート33aからのフラットケーブル34が電気的に接続される。また、基板ケース31に設けられた副制御基板側の入出力ポートであるサブ入出力集中ポート33bからのフラットケーブル34は、フロントドア1bの内側に設けられる液晶表示装置5及びスピーカ21L,21Rに電気的に接続される。
【0029】
次に、基板ケース31の構造について説明する。図3は、基板ケース31の外観を示す斜視図で、図4は、基板ケース31をA−A線方向から見たときの側面図である。
【0030】
図3及び図4に示すように、基板ケース31は、基台36aと透明のカバー36bで構成される。基台36aの左右側面には、止着穴(図示省略)を有する基台突出部37が2個ずつ形成され、この基台突出部37の止着穴に、カバー36bの左右側面に形成されるカバー突出部38を介して、ワンウェイネジ39をねじ込むことで基台36aとカバー36bとが取り付けられる。また、基台36aとカバー36bの接合部をまたぐように封印シール40が貼られる。
【0031】
また、基台36aには、主制御手段としての主制御基板41が配設されると共に、副制御手段として3つの基板(第1副制御基板42,第2副制御基板43,第3副制御基板44)が積み重ねるように配設される。従って、一つの基板ケース31の中に、主制御基板41と3つの副制御基板42,43,44が収納される。
【0032】
主制御基板41には、遊技結果の判定(例えば入賞役の抽選)、その判定結果に基づくリールの回転制御、メダルの払出等、主たる遊技制御を行うための電子回路が配置形成されている。他方、3つの副制御基板42,43,44のそれぞれには、液晶表示装置5による画像等による演出及びスピーカ21L,21Rからの出力音を制御するための電子回路が配置形成されている。
【0033】
3つの副制御基板42,43,44は、それぞれ同一構成の電気回路からなるが、各回路において記憶部としてのROMに格納される演出その他の動作制御に必要なデータがそれぞれ異なっている。3つの副制御基板42,43,44上のROMとしては、液晶表示装置5やスピーカ21L,21Rによる演出の制御プログラムを格納する後述のサブプログラムROM202,302,402(図5)、液晶表示装置5により表示画面5aに表示される画像データを格納する後述の画像ROM205,305,405(図5)、スピーカ21L,21Rから出力されるサウンドデータを格納する後述のサウンドROM208,308,408(図5)が含まれる。なお、3つの副制御基板42,43,44は、図4に示すように、基台36a上に4本の支柱45を介して取り付けられる。
【0034】
また、主制御基板41におけるデータの入出力手段であるメイン入出力ポート33aは、カバー36bの側面に形成されたメイン開口部52より基板ケース31の外部に露出され、外部との接続を可能にしている。具体的には、前述の通り、このメイン入出力ポート33aには、集中端子板35との接続ケーブルであるフラットケーブル34が接続される。
【0035】
また、副制御基板42,43,44の入出力手段である3つのサブ入出力ポート(第1サブ入出力ポート46,第2サブ入出力ポート47,第3サブ入出力ポート48)に接続されたフラットケーブル49,50,51は、それぞれ一つのサブ入出力集中ポート33bに集約され、当該サブ入出力集中ポート33bがカバー36bの側面のサブ開口部53より基板ケース31の外部に露出され、外部との接続を可能にしている。具体的には、前述の通り、このサブ入出力集中ポート33bには、フロントドア1bの内側に設けられる液晶表示装置5、スピーカ21L,21Rとの接続ケーブルであるフラットケーブル34が接続される。
【0036】
主制御基板41上には、副制御基板42,43,44に信号を送信するための通信手段であるメイン通信ポート54が設けられ、副制御基板42,43,44上には、それぞれ主制御基板41からの信号を受信するための通信手段であるサブ通信ポート(第1サブ通信ポート55,第2サブ通信ポート56,第3サブ通信ポート57)が設けられている。主制御基板41と副制御基板42,43,44との通信は、メイン通信ポート54と3つのサブ通信ポート55,56,57のいずれか一つとを接続したフラットケーブル58を介して行われる。図3に示す例では、メイン通信ポート54と第1副制御基板42上の第1サブ通信ポート55とがフラットケーブル58で接続されている場合を示している。
【0037】
以上のような基板ケース31の構成によれば、異なる演出内容の種類に応じて複数種類(ここでは3種類)の副制御基板が基板ケース31内に最初から搭載されているので、演出内容(副制御基板上のROMに格納されるデータ内容)のみを異なる2台以上の遊技機を用意したい場合は、従来のように演出内容の異なる遊技機毎に認可をとることなく、1台の遊技機についての認可で済む。
【0038】
なお、メイン通信ポート54に接続されたフラットケーブル58を3つのサブ通信ポートのどれにつなぐかは、任意に選択可能であるが、これは遊技内容に大きく関わるものであるため、一般に、遊技機の製造者側において行われる。
【0039】
図5は、上記の主制御基板41及び副制御基板42,43,44の回路構成と、これらに電気的に接続される各種周辺装置について示す。
【0040】
主制御基板41には、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うメインCPU101と、記憶手段としてのメインプログラムROM102及びメインRAM103とを主たる構成要素とした電気回路が構成される。
【0041】
メインCPU101は、乱数サンプリングのための回路を含む。或いは、乱数サンプリングのための手段として、乱数発生器及びサンプリング回路を別途設けてもよい。メインプログラムROM102には、遊技機全体の制御プログラムのほか、スタートレバー6を操作する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられるデータや副制御基板42,43,44へ送信するための各種制御命令(コマンド)が格納されている。
【0042】
図5の回路において、メインCPU101からの制御信号により動作が制御される主要な装置としては、リール3L,3C,3Rの駆動手段としてのステッピングモータM1,M2,M3を制御するリール制御回路60、WINランプ17等のランプやクレジット表示部19等の各種表示装置61、及び上記のホッパー29があり、それぞれ集中端子板35を介して主制御基板41上のメイン入出力ポート33aに接続されている。
【0043】
また、メイン制御CPU41への入力信号発生手段として、停止ボタン7L,7C,7R、スタートレバー6等の操作に応じて信号を発生する各種スイッチ62が、集中端子板35を介してフラットケーブル34により主制御基板41上のメイン入出力ポート33aに接続されている。
【0044】
リール3L,3C,3Rの回転が開始された後、メインCPU101から各ステッピングモータM1,M2,M3に供給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はメインRAM103の所定エリアに書き込まれる。各リール3L,3C,3Rの一回転毎にリール位置検出センサからリセットパルスがメインCPU101に入力される。これに応じて、メインCPU101は、メインRAM103に格納された駆動パルスの計数値をクリア(“0”にリセット)する。つまり、メインRAM103内には、各リール3L,3C,3Rの、一回転毎に回転位置に対応した計数値が格納されていく。
【0045】
上記のようなリール3L,3C,3Rの回転位置とリール外周面上に描かれた図柄とを対応づける図柄テーブルが、メインプログラムROM102内に格納されている。この図柄テーブルでは、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準として、各リール3L,3C,3Rの一定の回転ピッチ毎に順次付与されるコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対応して設けられた図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。
【0046】
更に、メインプログラムROM102内には、入賞図柄組合せテーブルが格納されている。この入賞図柄組合せテーブルでは、入賞図柄組合せと、入賞のメダル配当枚数と、その入賞を表わす入賞判定コードとが対応づけられている。
【0047】
上記の入賞図柄組合せテーブルは、左リール3L、中リール3C、及び右リール3Rのそれぞれの停止制御時、及び全リール(左,中,右リールの全て)が停止した後の入賞確認時に参照される。
【0048】
遊技機1では乱数サンプリングによる抽選処理(以下「乱数抽選処理」という。)によって遊技結果(当たりか否か)の判定が行われるが、リール3L,3C,3Rの停止制御は、遊技者の停止ボタン操作に基づいて決定される。すなわち、停止ボタン7L,7C,7Rの操作タイミングに応じて、メインCPU101がリール制御回路を通じてステッピングモータM1,M2,M3の駆動を制御することにより、各リールの停止制御が行われる。
【0049】
確率抽選処理でいずれかの入賞役に内部当選し、かつ、その入賞役(「内部当選役」という。)の入賞図柄組合せとなるように各リールが停止制御されたときは、メインCPU101は、所定枚数のメダルを払い出すべくホッパー29を制御する。その際、ホッパー29内に設けられたメダル検出部において、払い出されるメダルの枚数が計数され、その計数値が指定された数に達した時に、メダル払出完了信号がメインCPU101に入力される。これにより、メインCPU101は、ホッパー29によるメダルの払い出し処理を終了させる。
【0050】
第1副制御基板42、第2副制御基板43及び第3副制御基板44は、全て同一構成の回路からなり、主制御基板41内のメイン通信ポート54に接続されたフラットケーブル58を第1サブ通信ポート55、第2サブ通信ポート56又は第3サブ通信ポート57のいずれかに接続することで、主制御基板41から送信された制御命令(コマンド)を受信する。そして、第1副制御基板42、第2副制御基板43及び第3副制御基板44は、受信した制御命令に基づいて、サブ入出力集中ポート33bを介して接続される液晶表示装置5及びスピーカ21L,21Rの駆動制御を実行する。なお、この図5では、主制御基板41内のメイン通信ポート54に接続されたフラットケーブル58を第1副制御基板42上の第1サブ通信ポート55に接続した場合を示している。従って、この場合は、第1副制御基板42により、液晶表示装置5及びスピーカ21L,21Rの駆動制御が実行される。
【0051】
第1副制御基板42,43,44は、第1サブ通信ポート55,56,57より受信した主制御基板41からの制御命令に従って制御動作を行うサブCPU201,301,401と、記憶手段としてのサブプログラムROM202,302,402及びサブ制御RAM203,303,403とを主たる構成要素とした電気回路を構成している。
【0052】
サブプログラムROM202,302,402は、サブCPU201,301,401で実行する制御プログラムを格納する。サブ制御RAM203,303,403は、上記制御プログラムをサブCPU201,301,401で実行するときの一時記憶手段として機能する。
【0053】
また、この第1副制御基板42,43,44上の電気回路には、液晶表示装置5の表示制御手段を構成する画像制御IC204,304,404、画像ROM205,305,405、及びビデオRAM206,306,406と、スピーカ21L,21Rへの音声出力制御を実行する音声制御手段を構成する音源IC207,307,407、サウンドROM208,308,408、及びサウンドRAM209,309,409とが含まれる。
【0054】
画像制御IC204,304,404は、サブCPU201,301,401で決定された表示内容に応じて、画像ROM205,305,405内の画像データを基にアニメーション表示信号を生成し、液晶表示装置5に供給する。画像ROM205,305,405は、キャラクタ画像等の画像を形成するためのドットデータを格納する。ビデオRAM206,306,406は、画像制御IC204でアニメーションを形成するときの一時記憶手段として構成される。
【0055】
音源IC207,307,407は、サブCPU201,301,401で決定された音声出力内容に応じて、サウンドROM208,308,408内のサウンドデータを基に音声出力信号を生成し、スピーカ21L,21Rに供給する。サウンドROM208,308,408は、各種演出に必要なサウンドデータを格納する。サウンドRAM209,309,409は、音声出力信号を生成するときの一時記憶手段として構成される。
【0056】
第2副制御基板43は、上記第1副制御基板42上の回路を構成する各手段と同一の機能を果たす、サブCPU301、サブプログラムROM302、サブ制御RAM303、画像制御IC304、画像ROM305、ビデオRAM306、音源IC307、サウンドROM308、及びサウンドRAM309で構成される。但し、サブプログラムROM302、画像ROM305及びサウンドROM308に格納されるデータの内容は、第1副制御基板42上のサブプログラムROM202、画像ROM205及びサウンドROM208とは異なる。
【0057】
第3副制御基板44は、上記第1副制御基板42上の回路を構成する各手段と同一の機能を果たす、サブCPU401、サブプログラムROM402、サブ制御RAM403、画像制御IC404、画像ROM405、ビデオRAM406、音源IC407、サウンドROM408、及びサウンドRAM409で構成される。但し、サブプログラムROM402、画像ROM405及びサウンドROM408に格納されるデータの内容は、第1副制御基板42上のサブプログラムROM202、画像ROM205及びサウンドROM208、並びに第2副制御基板43上のサブプログラムROM302、画像ROM305及びサウンドROM308とは異なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される遊技機の外観を示す斜視図。
【図2】フロントドアを開放したときに観察されるキャビネットの内部を示す正面図。
【図3】基板ケースの外観を示す斜視図。
【図4】基板ケースをA−A線方向から見たときの側面図。
【図5】主制御基板及び副制御基板の回路構成と、これらに電気的に接続される各種周辺装置について示すブロック図。
【符号の説明】
1…遊技機、1a…キャビネット、1b…フロントドア、2…パネル表示部、3L…左リール、3C…中リール、3R…右リール、4L…左表示窓、4C…中表示窓、4R…右表示窓、5…液晶表示装置、5a…表示画面、6…スタートレバー、7L…左停止ボタン、7C…中停止ボタン、7R…右停止ボタン、8a…クロスダウンライン、8b…トップライン、8c…センターライン、8d…ボトムライン、8e…クロスアップライン、9a…1−BETランプ、9b…2−BETランプ、9c…最大BETランプ、10…台座部、11…1−BETスイッチ、12…2−BETスイッチ、13…最大BETスイッチ、14…C/Pスイッチ、15…メダル払出口、16…メダル受け部、17…WINランプ、18…払出表示部、19…クレジット表示部、21L…左スピーカ、21R…右スピーカ、22…メダル投入口、23…配当表パネル、26…十字ボタン、27…○ボタン、28…×ボタン、30…基板取り付け板、31…基板ケース、32a,32b…ケース取付部材、33a…メイン入出力ポート、33b…サブ入出力集中ポート、34,49,50,51…フラットケーブル、35…集中端子板,36a…基台、36b…カバー、37…基台突出部、38…カバー突出部、39…ワンウェイネジ、40…封印シール、41…主制御基板、42…第1副制御基板、43…第2副制御基板、44…第3副制御基板、45…支柱、46…第1サブ入出力ポート、47…第2サブ入出力ポート、48…第3サブ入出力ポート、52…メイン開口部、53…サブ開口部、54…メイン通信ポート、55…第1サブ通信ポート、56…第2サブ通信ポート、57…第3サブ通信ポート、M1,M2,M3…ステッピングモータ。
Claims (2)
- 遊技結果の判定を含む遊技制御を行う主制御基板と、
前記主制御基板から送信される信号に基づき、遊技状況に応じた演出その他の動作制御を行う複数の副制御基板と、
前記主制御基板、及び前記複数の副制御基板のうち遊技機の製造者により任意に選択された一の副制御基板、が前記製造者により通信可能に接続される一のケーブルと、を備え、
前記複数の副制御基板のそれぞれは、前記主制御基板からの信号を前記一のケーブルを介して受信するための通信ポート、及び演出その他の動作制御に必要なデータを格納する記憶部を備え、
前記複数の副制御基板のうち一の副制御基板の記憶部に格納されたデータは、他の副制御基板の記憶部に格納されたデータと少なくとも一部が異なることを特徴とする遊技機。 - 請求項1記載の遊技機において、前記主制御基板及び前記複数の副制御基板は、同一のケースに収められていることを特徴とする遊技機。
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