JP4144982B2 - セル型力測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、力測定装置、特に計量セルに関する。この装置は、荷重受け部と、力伝達装置を備えている。荷重受け部は、測定しようとする力を受け、力伝達装置は、測定しようとする力の少なくとも一部を荷重受け部から測定用トランスデューサへ伝達し、測定用トランスデューサは、測定しようとする力の大きさに対応した測定信号を発生する。荷重受け部は、2つの平行四辺形の案内部材(案内リンク)で案内され、力測定装置の固定部に対して平面移動する。平行四辺形案内部材は、互いに平行な2つの面内で延び、各面内での変形に対しては剛性を有するが、面を横切る方向には弾性を有しフレキシブルである。2つの平行四辺形案内部材はそれぞれ、(長手方向における)一端が荷重受け部に、他端が力測定装置の固定部に連結されている。平行四辺形の面は、これらの案内部材の長辺と荷重受け部が移動した軌跡によって区画されている。力伝達装置は、少なくとも1つの力伝達レバーを有する。この力伝達レバーは、測定しようとする力を荷重受け部から連結部を介して受け取るものであり、固定部の支持部分に固定された支点軸に対して回転自在である。固定部は、2つの平行四辺形案内部材の共通面と平行な面内でこれらの案内部材の間を延びている。
【0002】
【関連技術の説明】
この種の計量セルが多くの個々の部品から組み立てられ、それらの部品は固定部に剛性をもたせて取り付けるか回動自在に取り付ける必要があるということは、公知の考え方である。特に、平行四辺形案内部材とレバーの回動中心は、固定部上にある。これらの回動中心の位置が測定しようとする力の影響で変化すると、測定の精度を損なうことになる。したがって、固定部は、特に高度の構造上の剛性を備えていなければならない。
【0003】
また、固定部と、平行四辺形案内部材と、荷重受け部と、レバーを、一体に成形された(モノリシック)ブロックの連結された材料部分の連続体として構成することによって、これらに対応する個々の部品の組立工程をなくすことも、公知の考え方である(DE 41 19 734A1)。しかし、個々の部分をブロックから、たとえば放電加工によって分離することは、相当精密な作業である。装置に高い測定精度が要求され、各部分を移動可能に連結する薄肉部も同様の高精度をもつように形成しなければならない場合、特に精密さが要求される。
【0004】
【発明の要約】
本発明の目的は、冒頭に述べた種類の力測定装置において、少数の単純な部品だけで構成され、測定精度が十分満足できる高水準にある力測定装置を提供することにある。
【0005】
本発明によれば、この課題は、固定部を、支持部を形成する基板として構成することによって解決する。2つの側板は、基板の境界を画しており、基板に対して垂直で、平行四辺形案内部材の長辺に平行に延びている。平行四辺形案内部材の固定端(荷重受け部から遠い端部)は、側板に固定されている。
【0006】
基板と、横方向に延びる側板で固定部を構成すれば、固定部は非常に優れた剛性を得ることができる。また、固定部をこのように形成すれば、平行四辺形案内部材の端部を簡単に固定できる。平行四辺形案内部材は、その固定端(平行四辺形案内部材が基板に固定されている箇所)から、反対側の可動端(平行四辺形案内部材が荷重受け部に連結されている箇所)まで、基板の両側を基板と平行に延びている。平行四辺形案内部材は、弾性を有しフレキシブルであるため、荷重受け部を案内する平行四辺形のリンク機構を形成する。平行四辺形の面(荷重受け部の動きに合わせて動く面)は、平行四辺形案内部材の面と基板の面に対して直角を成し、平行四辺形案内部材の長手(端と端が接する)方向に広がっている。固定部を変形しにくくすれば、平行四辺形案内部材のリンク機構のコーナーは、荷重が加わっても変位しないため、測定精度にとって有益である。また、固定部は形状が単純なので、その製造が比較的容易である。
【0007】
特に単純な構成を有する有利な実施例において、基板と側板は、一体に成形されたH形材により形成されている。この場合、H形材のウエブ部分は基板となり、H形材の2つの垂直フランジが側板となる。この種のH形材は、押出成形や加圧成形などの単純な方法で製造することができる。
【0008】
単純な構成による別の利点は、実施例の側板が平行四辺形案内部材の平行な縁部を有し、この縁部に平行四辺形案内部材の固定端(荷重受け部から離れた方の端)が取り付けられることである。また、多くの場合と同様に、平行四辺形案内部材の端部を形成し、2つの平坦な取付端の間に仮想の屈曲軸を有する屈曲部を設けることによって、平行四辺形案内部材がフレキシブルに曲がるようにすれば、特に有利である。この場合、平行四辺形案内部材は各々、平行四辺形案内部材が固定部に取り付けられている端部に2つの屈曲部を有し、その取付端は平行四辺形案内部材の面と平行に延びている。固定部の側にある取付端は、側板の平行な境界面に平らに接して取り付けられている。仮想の屈曲軸の反対側にある同じ屈曲部の取付端は、平行四辺形案内部材の剛性を有する皿状の部分に取り付けられている。
【0009】
また、本発明の範囲において、側板の少なくとも1つは、一方の平行四辺形案内部材の一方の固定端に近い部分を貫いて延びる少なくとも1つのスリットを有し、このスリットの幅は平行四辺形案内部材の面を横切る方向に調節可能である。スリットの幅を、たとえばスリットに作用する調節ねじを用いて調節すれば、平行四辺形案内部材のそれぞれの取付位置に近いコーナーと平行四辺形案内部材の面を横切る方向に隣接するコーナーとの間の距離を変えることができる。このことにより、特に測定しようとする力が荷重受け部に非対称に加えられたとき、すなわち変位の方向に延びる対称軸上に力が加えられないときに起こるいわゆるコーナー荷重エラーを修正することができる。
【0010】
さらに、本発明の別の実施例において、レバーは、2つの取付端を有する少なくとも1つの屈曲部とそれらの間に位置する仮想の屈曲軸によって固定部に回転自在に取り付けられており、この場合、取付端の1つは固定部に固定され、もう1つの取付端はレバーに取り付けられ、仮想の屈曲軸はレバーの支点となる。この構成では、屈曲部はレバーを固定部に直接固定する部材であり、固定部の形状に応じた適当な取付面を問題なく得ることができる。
【0011】
このようにレバーの支点を固定することは、固定部の2つの側板が各々、平行四辺形案内部材の面の長手方向と直交する方向に延びる前面の取付部を有し、2つの屈曲部の固定端がそれぞれの取付部に固定されており、レバーの回動部分が2つの屈曲部の両屈曲端の間を延びてこれらの屈曲端に固定されている実施例において、特に有利である。この構成では、レバーの屈曲部は、一方の側板から他方の側板までの固定部全幅にわたって延びているため、固定部の全体の形状を利用した、特に強固な構造とすることが必要である。
【0012】
この実施例は、さらに、平行四辺形案内部材の可動の端部が手前側に、平行四辺形案内部材の固定端が反対側に来るように装置を見たとき、回動部が荷重受け部の前側に来るように配してもよい。このように構成した場合、平行四辺形案内部材の長手方向において、レバーの有効長に合う最大のスペースを得ることができる。また、屈曲部の取付端は接近が容易で、簡単に取り付けられる。
【0013】
あるいは、平行四辺形案内部材の可動の端部が手前側に、平行四辺形案内部材の固定端が反対側に来るように装置を見たとき、回動部が荷重受け部の後ろ側に来るように配してもよい。このように構成した場合、レバーの屈曲部の前側にあるスペース全部を荷重受け部のために使うことができるので、荷重受け部の構造を特に強固にできる。
【0014】
また別の変形例によれば、測定しようとする力を伝達する装置は、一体成形のブロックから成り、このブロック内で、材料が除去された空間が平行四辺形の面を横切る方向に延びている(平行四辺形の面は、平行四辺形案内部材の長手方向と荷重受け部が変位する方向とに区画されている)。材料が除去された空間は、力伝達装置を基板に取り付けるための取付部と、レバーを形成している別の部分と、レバーの支点となる弾性を有するフレキシブルな区域としてこれら2つの部分の間に位置する薄肉の連結部材を形成する材料部分を区画している。
【0015】
この実施例は、レバーと、弾性を有するフレキシブルな部分と、基板に取り付けられた部分が、互いに一体に連結されているため、別々の屈曲部を組み合わせて支点とする必要がない。レバーと一体に形成された屈曲部は、ねじで連結する必要がないという利点を有する。また、ブロックと、その内部に区画された部分は、非常に小さくコンパクトにすることができる。さらに、測定の精度にとって重要な部分、特にレバーの屈曲部の支点は、小さい公差に合わせて製造することが可能である。
【0016】
この実施例のさらに別の変形例によれば、ブロックの各部分は、材料が除去された空間で区画される。材料が除去された空間は、平行四辺形の面を横切る方向に延び、連結部材を形成する。連結部材は、その一端が荷重受け部から力を受け取るレバーアームに一体に連結され、他端が荷重受け部に取り付けられている。この構成では、レバーに連結される連結部材も、アームと一体に単一の部分として形成されているため、構造が一層単純になっている。荷重受け部に近い方の連結部材の端部は、荷重受け部に1本か複数のねじで取り付けられている。連結部材は、連結部材によって力が伝達される方向には剛性を有し、平行四辺形の面と垂直な方向には弾性を有しフレキシブルである。そのため、連結部材は、荷重受け部とレバーがたわむのに合わせて曲がることができる。連結部材によってレバーと荷重受け部にそれぞれ連結された薄肉の屈曲部は、弾性を有しフレキシブルである。屈曲部は、材料が除去された空間を適切に形成することにより、小さい公差で製造することが可能であり、このことは測定精度の改善にとって有利である。
【0017】
また、必要であれば、測定しようとする力を伝達するための装置も、材料が除去された別の空間で区画してもよい。この場合、材料が除去されたこの空間は、平行四辺形の面を横切る方向に延び、少なくとも1つの部分を区画して第1のレバーと直列に配置されたもう一つのレバーを形成する一方、別の部分を区画して別の連結部材を形成する。区画された別の連結部材は、その一端が別のレバーのアームと一体であり、他端が荷重受け部から離れた第1のレバーのアームと一体である。レバー1つだけでは空間的な制約や構造上の強度という理由で十分な減衰率が得られない場合、この別のレバーがさらに力を減衰させる。同様に、必要であれば、前記の別のレバー以外に、1つか複数レバーを追加して設けてもよい。
【0018】
前述した種類の単体ブロックによる力伝達装置のすべての実施例は、材料が除去された空間の少なくとも一部を、ブロックを横切る細い線状の切込みとしてのみ形成すれば、特に有利である。ブロックの可動部の変位が非常にわずかである場合、細い線状の切込みの幅は非常に小さくできる。このような細い線状の切込みを形成する方法としては、放電加工が好ましい。材料が除去された空間を最小にすれば、材料が除去された空間で区画される材料部分の体積を最大にできるので、これらの材料部分から形成される力伝達部分の曲げ剛性が大きくなり、測定精度が高まる。
【0019】
すでに説明した実施例において、力測定装置の固定部を、測定しようとする力の伝達装置に実際に連結する手段として、装置を基板に取り付ける部分は、基板の表面区域にぴったり係合する接触面を有し、平行四辺形の面と平行に延びる少なくとも1本のボルトで基板にしっかり取り付けられている。装置を基板に取り付けるための孔は、材料部分においてボルト1個あたり1つしかない。ボルトは、たとえば基板のねじ孔に固定してもよい。その際、ボルトの軸は、取り付けられる材料部分の孔に貫通させ、取り付けられる材料部分の適当な接触区域にボルトの頭を締めて固定する。
【0020】
さらに別の変形例において、前記取付部分は、同様に、基板の表面区域にぴったり係合する接触面を有する。平行四辺形の面を横切る方向に延びる少なくとも1本のボルトを用いることにより、基板に連結され基板から垂直に延びる少なくとも1つの取付部に固定される。前の段落で説明した実施例とは異なり、このボルトは、平行四辺形の面と平行にではなく横切る方向に、取付部の孔を貫通する。
【0021】
さらに別の変形例において、前記取付部分は、一方の平行四辺形案内部材に対向する基板の表面区域にぴったり係合し、かつ平行四辺形案内部材の面を横切る方向に延びる基板の隣接する前面区域にも嵌合する接触面を有する。この取付部分は、前面区域を横切る少なくとも1本のボルトを用いて基板にしっかり固定される。この構成では、測定しようとする力が荷重受け部に加わる場合、その力に前記基板の表面区域が対向し、その力が取付部分と基板の間の接触圧に付加されるようであれば、実際的である。前面のボルトは、基板の面と平行に、かつ平行四辺形の面とも平行に延びている。
【0022】
測定しようとする力を伝達するための装置の非常に有利な構成において、材料ブロックは(平行四辺形の面で見た場合)L字形をなし、レバーを荷重受け部に連結する連結部材は荷重受け部と平行に延びるL字形の部分に形成され、レバーは基板の面と平行に延びるL字形の部分に形成されている。L字形を用いることにより、すべての実施例において、取付用の接触面を特に簡単な方法で製造することができる。また、このL字形は、レバーと連結部材ガ互いに対し直角方向にに延びることも考慮したものであるので、レバーと連結部材をL字の2つの脚部として構成すればブロックに要する材料の量が最小になる。
【0023】
本発明は、さらに、測定トランスデューサを基板に取り付けるという思想を含んでいる。固定部の基板は、測定トランスデューサを支持し、単純な仕方で正確な位置に確実に保持するために適した形状と剛性を備えている。測定トランスデューサは、多くの場合、電磁式力補償装置である。この種の装置は。磁石ヨークを含む永久磁石が基板に取り付けられている。力伝達装置のレバーに連結され、補償電流の流れを伝える補償コイルは、永久磁石と磁石ヨークで形成された磁気回路のエアギャップに埋め込まれている。測定トランスデューサは、磁場内部における補償コイルの位置を監視する位置センサを備えている。位置センサは、位置に関する信号を発生し、この信号が補償電流を調節することにより、力が荷重受け部に加えられたとき、補償コイルがゼロ位置に保持される。それゆえ、補償電流の強さは、決定しようとしている力の大きさに関する測定値を示す。
【0024】
本発明によれば、さらに、基板の表面区域に取り付けられた支持要素は、柱を含む。この柱は、基板に対し直角方向に延び、基板の前記表面区域に面する平行四辺形案内部材の開口部をクリアランスをもって貫通している。この支持要素は、力測定装置の支持部を取り付けて固定する基礎部分として、秤のハウジングの台板の、たとえば秤のハウジングを基板に取り付ける支持要素の反対側の端部に取り付けることができる。このような支持要素により、測定しようとする力が加わったときの反作用力を取り除く非常に信頼性の高い構成が得られる。
【0025】
力測定装置の強固で単純な構成を有する別の実施例は、荷重受け部と、平行四辺形案内部材と、固定部が、矩形状の断面を有する中空の材料片を一体に連結した部分として形成されているという特徴を有する。中空材の側壁は、中空材の互いに平行な横断壁に連結されている。基板は、側壁の一方から他方へ延びており、中空材の側壁を連結する横断壁と平行に延び、横断壁から少し離れて位置している。平行四辺形案内部材は、平行四辺形案内部材の長手方向に中空材の壁を横断するスリットによって、中空の材料片に区画されている。薄肉の区域は、一方のスリットの端部から他方のスリットの対応する端部へ向かって平行四辺形案内部材の面を横断する方向に延びる中空の材料片に形成されている。これらの薄肉の区域は、平行四辺形案内部材の端部において屈曲部として働く。荷重受け部は、長手方向に対して垂直に延びる中空の材料片を横断するスリットによって、固定部に対し区画されている。
【0026】
本発明のこの実施例は、特に、数百キログラムの範囲に及ぶ荷重の測定に適している。単純な製造方法において、測定を望む最大の荷重に適応した壁の厚みを有する中空材を押出形成し、続いて切断して中空の材料片とする。平行四辺形案内部材と、荷重受け部と、薄肉の区域の溝を区画する長手方向と横方向のスリットは、切断前か切断後に基礎フライス加工またはドリル加工で形成してもよい。組立における残りの工程は、測定しようとする力を荷重受け部から測定トランスデューサへ伝達する装置を中空の材料片に取り付け、荷重受け部に連結することだけである。
【0027】
これに関連して言えば、この基本的な考え方を実際に示した実施例では、平行四辺形案内部材を区画する長手方向のスリットは、中空材の横断壁に形成されている。それゆえ、特に長手方向のスリットを横断壁に形成する際、スリットが側壁につながっている側を、側壁の内側の面と面一にすることができる。別の方法としては、平行四辺形案内部材を区画する長手方向のスリットを側壁に形成してもよい。この場合、特に長手方向のスリットは、スリットが平行四辺形案内部材につながっている側が、平行四辺形案内部材が形成されている横断壁の内面と面一に構成されている。
【0028】
さらに別の実施例において、薄肉の区域はそれぞれ、平行四辺形案内部材の面を隔てて互いに向かい合う中空の材料片に形成された一対の溝の間に制限されている。平行四辺形案内部材の面に垂直な断面において、溝は互いに対し凸状にカーブしている。溝は、平行四辺形案内部材の面と平行に延び、中空の材料片の縦軸を横切っており、たとえばドリル加工やフライス加工で形成できる。
【0029】
さらに別の特徴として、薄肉の区域で形成された屈曲部の硬さは、薄肉の区域の近くに平行四辺形案内部材の面と直角に中空材を横切る切込みを設けることによって調整可能にすることができる。平行四辺形案内部材の長手方向を横切る薄肉の区域の長さは、長手方向のスリットから切込みまでの距離で与えられる。薄肉の区域の長さと厚みによって、材料の連結部の断面区域が決まる。この断面区域において、平行四辺形案内部材は、一端で固定部に連結し、他端で荷重受け部に連結している。中空の材料片に用いられる材料の特性をさらに考慮すれば、屈曲部の硬さは具体的な数値で示される。
【0030】
さらに、中空の材料片を用いた実施例において、2つの側壁は、荷重を受けて生じた荷重受け部の変位の方向に面した横断壁の外側の面の向こうまで延長するように構成してもよい。このようにすれば、力測定装置は、側壁の延長部分によって、たとえば秤のハウジングの台板に取り付けることができる。この構成では、側壁の延長部分は、荷重が加えられた荷重受け部の変位量にとって十分なゆとりを、台板とこれに隣接する平行四辺形案内部材に与えている。
【0031】
ここまでで説明した実施例では、少なくとも、平行案内機構と、荷重受け部と測定トランスデューサの間の力伝達装置は、別体として構成されている。このことにより、特により大きな荷重容量を有する平行案内機構は、それに釣り合った強さと頑丈さを有するように設計できる。また、力伝達機構は、加えられる小さな力に適応した軽量かつ精密な構造を備えた独立した構成とすることができる。これらを1つにするためには、組立工程が必要であるが、本発明の別の側面によれば、組立工程を必要としない。なぜなら、この側面によれば、荷重受け部と、平行四辺形案内部材と、固定部と、レバーは、平行四辺形案内部材の面と直角に材料ブロックを横切る材料が除去された空間により材料部分が区画されている矩形状の材料ブロックにおいて、一体に連結された材料部分として形成されているからである。平行四辺形の面を横切る部分の大きさについて言えば、平行四辺形案内部材の区域と材料が除去された空間の区域のほうが、レバーの区域より材料の幅が広い。このことにより、平行四辺形案内部材の強度がより大きくなり、内部の力が最大になる一方、レバー部分はより薄肉であるため、レバーを形成するために要する仕事量が少なくて済む。強度が大きい平行四辺形案内部材は、異常に大きな荷重が加えられた状況でも歪まないような、より大きな剛性を有する。このことは、異常に大きな荷重によって起こる測定エラーを防ぐ効果がある。
【0032】
このような設計思想を実際に用いるには、H形の輪郭を有する材料ブロックを用いることが好ましい。平行四辺形の面を横切る断面において、「H」字の2つの脚部(H形フランジ)は材料の幅がより広く、これらの脚部の間の連結部(ウエブ部分)は材料の幅がより狭い。このような形状のブロックを製造するための特に単純な方法は、長いH形棒材を押出成形する工程と、これを切断して材料ブロックに要する長さを有する部分とする工程から成る。
【0033】
特に好ましい実施例は、荷重受け部と平行四辺形案内部材と固定部を区画している材料が除去された空間の少なくとも一部を、細い線状の切込みのみで形成したものである。このように形成すれば、少なくともその部分においては、各要素間の間隔を希望どおりに小さくできるため、荷重容量に合わせて装置の収容スペースを小さくしたり、装置の大きさに合わせて荷重容量を大きくしたりできる。詳細な図解と説明は、本願と同じ出願人が1991年6月14日に提出し、ヨーロッパ特許出願EP 92 109385の基礎となったドイツ特許出願P 41 19 734.8と、1996年2月12日出願のドイツ特許出願P 196 05 087に示されている。これらの先行出願に開示されている本発明に関係がある特徴は、参考のため、本願にも含まれている。
【0034】
さらに別の好ましい変形例において、固定部の支持部は、材料が除去された空間の1つを横切って、平行四辺形案内部材の一方に隣り合っている。同時に、荷重受け部に連結された第1のレバーは、材料が除去された別の空間を横切って、平行四辺形案内部材の他方に隣り合っている。この構成において、隣接する平行四辺形案内部材に近い前記レバーの部分は、ブロックの材料が幅広の部分に位置しているため、レバーの強度が増している。このことは、荷重受け部からレバーへ大きい力が伝達される場合や、第1のレバーで力が減衰するため第2のレバーに加わる荷重が小さくなる場合、特に有利である。この点に関する一連の議論についても、前記の先行出願において、より詳しく展開されている。
【0035】
この実施例をさらに実際的に発展させた例では、材料が除去された空間は、ブロックの材料の幅が狭い区域を延び、隣接する平行四辺形案内部材から離れた側で第1のレバーを区画している。このため、力伝達装置の別の部分を、たとえば前記の先行出願で説明されている連続したレバーの1つか複数のレバーを、第1のレバーに隣り合うように材料の幅が狭い区域に形成することが可能となる。
【0036】
本発明の他の特徴、詳細、利点は、以下の説明と、明細書の本文には明示されていない発明の詳細を開示した図面から明らかである。
【0037】
【発明の実施の形態】
図3(部分断面図)が示す計量セルにおいて、固定部1は、図1(斜視図)が示すH形材から成る。平坦な基板2は、横方向のH形材のウエブ部分である。2つのほぼ矩形の側板3は、H形材の縦方向のフランジ部分であり、基板2が画している2つの平行な境界に沿って延びている。図3では、見る者に近い方の側板3を切り欠き、見る者から遠い方の側板3と、基板2の断面だけが見えている。基板2と側板3の材料の厚さを適切に選択すれば、固定部に、高度の構造的な強度を与えることができる。
【0038】
測定しようとする力を伝達するための装置の一体成形の材料ブロック4は、図2(斜視図)が示すように、基板2上に両側板3の中間に設けられている。材料ブロック4は、側板3と平行な面から見てL字形に形成され、「L」の2つの脚部5、6は横方向の境界面7、8の間に収まっている。「L」の脚部のうち、図2で水平に延びる脚部5は、平坦な底面9と、これと平行な平坦な上面10と、底面9および上面10に対して垂直な端面11によって、2つの横方向の境界面7、8の間に、これらの面7、8に対し直交する方向に収まっている。「L」の縦方向に延びる脚部6は、水平に延びる脚部5に連結され、平坦な前面12と、これと平行な平坦な後面13と、水平に延びる脚部5の底面9と平行な端面14により、2つの横方向の境界面7、8の間に、これらの面7、8に対し直交する方向に収まっている。
【0039】
図2に太い線で示すように、「L」の縦方向に延びる脚部6が有する細い線状の切込み15は、横方向の境界面7、8に対して直角に材料ブロック4を横切っている。細い線状の切込み15は、底の端面14から始まり、まず後面13と平行に延び、さらに前面12の方へカーブして延びて凸状をなし、この凸状の切込み15が薄肉の材料区域16の片側を制限している。前面12の側では、薄肉の材料区域16は、細い線状の切込み15の凸状部分に対する鏡像をなす凸状カーブで区画されており、前面12から半円筒状の材料部分17を除去することによって形成される。材料部分17は、細い線状の切込み18で完全に分離され、装置の完成品の段階では除去されているが、図2では判りやすくするため、材料部分17を材料ブロック4の一部として示している。細い線状の切込み15は、薄肉の区域16を区画するカーブを経て、ある距離だけ後面13と平行に延び、さらに上面10の近くで、再び前面12の方へカーブしながら延び、その凸状部分によって、別の薄肉の材料区域19の片側を形成する。薄肉の材料区域19は、前面12の側で、細い線状の切込み15の凸状部分に対する鏡像をなす凸状カーブで区画され、前面12から材料部分17と同様の半円筒状の材料部分17’を除去することによって形成される。図2は判りやすくするため、この材料部分17’を材料部分17と同様に除去されていない状態で示している。
【0040】
細い線状の切込み15の直線部分から薄肉の材料区域19を区画しているカーブした部分への転移点で、細い線状の切込み15から細い線状の切込み20が分岐し、細い線状の切込み15の凸状部分に対する鏡像をなす。細い線状の切込み20は、薄肉の区域21の片側を形成しており、薄肉の区域21のもう一方の側(「L」の脚部5の端面11側)は、細い線状の切込み22の鏡像を成す凸状カーブで形成されている。細い線状の切込み22の凸状にカーブした部分は、「L」の脚部5を端面11の近傍まで長手方向に延び上面10の方へわずかにそれる直線部分に連結している。細い線状の切込み22は、端面11の近くで方向を変え、凸状のカーブが端面11に面した湾曲部を成し、次に、端面11と平行に直線部分として延び、さらに端面11に面した凸状にカーブした部分として終わる。細い線状の切込み22のこれら2つの凸状カーブ部分と直線部分は、端面11から始まる細い線状の切込み23の2つのカーブおよび中間の直線部分を、その鏡像としている。細い線状の切込み22、23の向かい合う一対のカーブは、端面11と平行に延びる薄肉の区域24、25を区画している。細い線状の切込み23は、「L」の脚部の底面9に近い薄肉の部分25を経て、上面10の方向へ戻り、前面12に向かう凸状のカーブを有する湾曲部に至る。前面12に向いた凸状のカーブは、細い線状の切込み26の凸状にカーブした終端部と鏡像を成す。向かい合う一対の凸状にカーブした部分は、薄肉の部分27を区画する。細い線状の切込み26は、薄肉の部分27を区画する凸状にカーブした部分を経て、前面12の方向へ延びた後、上面10の方へ戻り、細い線状の切込み22の孔28で終わる。孔28は、材料ブロック4に設けたすべての細い線状の切込みを形成するための放電加工ワイヤの挿入と除去に用いられる。
【0041】
細い線状の切込み15、18、20、22、23、26は、材料ブロック4を横切って、異なる材料部分を区画する材料が除去された狭い空間となる。したがって、細い線状の切込み15と、「L」の脚部6の(材料部分17、17’を除去した状態の)前面12は、連結部材29となる材料部分を区画する。薄肉の区域16、19は、屈曲軸として作用し、連結部材29が横方向の境界面7、8と平行な面内で弾性をもって曲がるようにする。薄肉の区域19は、細い線状の切込み22と「L」の脚部5の上面10の間に区画されレバー30として作用する材料部分に、連結部材29を連結する。薄肉の区域21は、レバー30の(仮想の)屈曲軸となる。レバー30は、薄肉の区域19の反対側すなわち薄肉の区域24にあるレバー端で、薄肉の部分24、25の間の細い線状の切込み22、23で区画された連結部材31を形成する材料部分に連結される。
【0042】
別のレバー32は、薄肉の区域25から薄肉の区域27まで延びる細い線状の切込み23の部分と、細い線状の切込み26と、孔28から薄肉の区域24まで延びる細い線状の切込み22の部分で囲まれた材料部分で形成されている。
【0043】
装置を基板2に固定するための材料部分33は、レバー30、32と底面9の間にある「L」の脚部5の部分と、連結部材29と後面13の間にある「L」の脚部6の部分で形成されている。
【0044】
すべての薄肉の区域16、19、21、24、25、27は、屈曲回動部を成す。これらの屈曲回動部に、結合された材料部分が薄肉の区域の各々を介して互いに相対的な回転移動を行うための、仮想の屈曲回動軸が形成されている。空間的には、薄肉の区域19、21、24で形成された屈曲部が直線上に並ぶように配置されている。このことは、薄肉の区域19、24の仮想の回動軸により形成された力の導入点が、薄肉の区域21で形成された仮想の回動軸とともに直線上に並んでいることを意味している。
【0045】
図3の実施例において、基板2に固定される材料部分33の底面9(図2参照)は、材料ブロック4に面する基板2の表面部にぴったり係合する接触面として作用する。取付部材34は、2つの側板3に対して材料ブロック4を正しく取り付けるために、材料ブロック4の2つの横方向の境界面7、8と平行に延びている(図2)。取付部材34は、基板2に連結され、基板2に対して垂直方向に離れて位置する。取付部材34と、これに面する横方向の境界面7、8は、間隔保持部材(図示せず)で間隔を取ってある。固定される材料部分33は、間隔保持部材の区域に、横方向の境界面7、8と直角に延びる2つの孔35を有する(図2)。材料ブロック4は、2本のねじ36で基板2に固定され、2本のねじ36は、孔35と、取付部材34の取付孔を貫く。
【0046】
計量セルの基板2に図2の材料ブロック4を取り付けるための図3の方法に代わる別の取付方法を、図4と図5に示す。図4の材料ブロックは、材料ブロックの形状において、また、レバー30、32と連結部材29、31を形成する材料部分を細い線状の切込み15、18、20、22、23、26で区画していることにおいて、図2の材料ブロック4に完全に対応している。したがって、図4において図2に対応している部分は、図2と同じ参照番号を有している。これらの参照番号に関する図2の説明は、図4にも適用される。
【0047】
図2と図4の構成の違いは、材料ブロック4が基板2に固定される方法だけである。図4の実施例における連結部材29の構成は、図2に示したものと同じである。図2と図4の構成は、「L」の脚部6の近傍部分に関しても、2つの凹部37、37’が、前面12から「L」の脚部6の後面13の方へ(材料ブロック4の2つの横方向の境界面7、8の間の平行な中間面に対して)対称に延びている点で同一である。凹部37、37’は、連結部材29に狭いウエブ部分38を形成している。ウエブ部分38は、中間面として延び、連結部材29に弾力のある可撓性をもたせて、連結部材29が中間面に対し横方向に曲がるようにしている。図4の構成が図2と異なる点は、後面13と、狭いウエブ部分38の両側に設けた凹部37、37’の端面39、39’の間の材料部分を貫いて、「L」の脚部5の長手方向に平行に延びる孔40がある一方、図2の実施例の孔35がない点である。
【0048】
図5が示すように、「L」の脚部5の底面9と、「L」の脚部6の後面近くの部分は、基板の主要面と平行に延びる基板2の表面部にぴったり接触する接合面として作用し、さらに、基板2の横方向の端面部分41にもぴったり接触する。材料ブロック4の材料部分33は、基板2の面と平行に延びる孔40を貫通し、基板2のねじ孔にねじ込まれる2本のねじ42により、基板2に強固に取り付けられる。
【0049】
図6と図7は、材料ブロック4を基板2に取り付けるさらに別の方法を示す。図6の材料ブロック4は、材料ブロックの形状と、レバー30、32と連結部材29、31を細い線状の切込み15、18、20、22、23、26で区画している点で、図2と図4の材料ブロックに完全に対応している。また、凹部37、37’が連結部材29に狭いウエブ部分38を形成している点でも、これらの実施例は対応している。したがって、図6において図2と図4に対応している部分は、図2および図4と同じ参照番号を有している。これらの参照番号に関する図2と図4の説明は、図6にも適用される。
【0050】
図6の材料ブロック4は、孔35と孔40がない点で、図2および図4の材料ブロック4とそれぞれ異なる。これらの孔のかわりに、2つの孔43が、材料ブロック4の「L」の脚部5を貫通し、底面9と上面10の間を延びている。孔43は、(基板2に取り付けた材料部分33における)小径部から上面10に開口した大径部との間の段部に形成された肩部44を備えている。
【0051】
図7は、基板2と、基板2に取り付けられた一体成形のブロック4の上面10の平面図である。図7は、「L」の脚部5の底面9が2つの側板3の中間において基板2の表面にぴったり係合する接触面として作用することを示している。また、図7は、肩部44に係合する2つのねじ45の頭部を示しているが、ねじは「L」の脚部5の材料部分の肩部44と底面9の間を横切り、基板2のねじ孔46にねじ込まれる(図1参照)ことにより、材料部分33を基板2に固定している。
【0052】
図1、図3、図5に示す計量セルの残りの部分の構成は、上で述べたようなブロック4を基板2に固定する方法の違いを除けば、上記3種類のどの取り付け方法においても同じである。図1、図3、図5において、剛性を有する板状の2つの平行四辺形案内部材47、48が、基板2の面の両側を平行に延びている。平行四辺形案内部材47、48はそれぞれ、長手方向が側板3と平行な、剛性を有する板状の部品から成る。平行四辺形案内部材47、48の幅方向に延びる縁部49、50の両端には、2つの屈曲部52の取付端末51が取り付けられている。平行四辺形案内部材47、48の一方の縁部50に連結された屈曲部52は、側板3の端面53に固定された、端末51に対向する取付端末51’を有する。端面53は、平行四辺形案内部材47、48の面と平行である。この構成では、端面53の取付部分が残りの部分に比べわずかに高くなっているため、平行四辺形案内部材47、48の面と平行に延びる屈曲部52の仮想の回動軸を中心に平行四辺形案内部材47、48が撓めるだけの空間が生じる。しかし、取付部分がわずかに高くなっていることは、図1、図3、図5、図7には示されていない。
【0053】
平行四辺形案内部材47、48は、取付端末51’を介して側板3に連結された部分から、ブロック4の前面12のすぐ近くに配置された荷重受け部54に向かって長手方向へ延びている。荷重受け部54は、屈曲部52の取付端末51”に連結され、端末51”はこれに対向する端末を介して、平行四辺形案内部材47、48のそれぞれの縁部49に連結されている。このようにして、平行四辺形案内部材47、48は、側板3に取り付けられた状態で荷重受け部54とともに平行案内機構を構成しており、この機構において、平行四辺形案内部材47、48の長手方向と荷重受け部54が変位する方向に平行四辺形の面が形成されている。
【0054】
図3と図5に示すように、ブロック4の前面12に面する荷重受け部54の側面はわずかに盛上がった部分55を有する。この部分55において、荷重受け部54は、屈曲部16と底面とで囲まれた表面部に沿って連結部材29に接し、この部分55で、荷重受け部54は、連結部材29に、連結部材29のねじ孔56にねじで固定することによって取り付けられる(図2、図4、図6参照)。
【0055】
さらに、図3の計量セルの一部切欠き側面図と、図7(ただし平行四辺形案内部材47は除去されている)の上面図からわかるように、U字形レバー57の2本のアーム59、60を(ブロック4に形成された)レバー32の2つの孔61(図2、図4、図6参照)と、両レバーの間に挿入されたスペーサー部材58を貫通する2本のボルト62で取り付けることによって、レバー57でレバー32を保持している。アーム59、60は、荷重受け部54から最も遠い固定部1の端部の方向に基板2と平行四辺形案内部材47、48の面と平行に延びており、この端部に電磁力補償装置(測定トランスデューサ)63が設けられている。測定トランスデューサを収容するため、基板の対応する箇所に凹部64(図1参照)が設けられ、2つの板状永久磁石67、68を取り囲む磁石ヨーク69の1本の脚部66が平行四辺形案内部材と基板の面を横切る凹部の端面65に取り付けられている。
【0056】
補償コイル71が、磁石ヨーク69の内部で(Uレバー57の)アーム59、60の接続部によって、2つの永久磁石67、68の間にあるエアギャップ内に保持されている。また、接続部70には、光ゲートセンサ74の位置センサギャップ73に達する位置センサ羽根72が取り付けられている。
【0057】
上記図1から図7までの実施例において、測定しようとしている力は荷重受け部に、平行四辺形機構によって荷重受け部がたわむ方向に加えられる。力をこのように加えるためには、計量皿載せ部(図示せず)を荷重受け部に直接取り付けてもよい。しかし、測定しようとする力を荷重受け部54に加える方法は他にもある。荷重受け部54に連結されたブロック4のレバー30、32と、レバー延長部分57は、測定しようとする力を減衰させる。補償コイル71を通って流れる補償電流は、補償コイル71と永久磁石67、68の磁場の相互作用で生じる補償力が、荷重受け部54に加えられた測定しようとする力と釣り合うように、位置センサの位置センサ信号で制御されている。したがって、補償電流の大きさは、測定しようとする力の大きさを表している。
【0058】
上記図1から図7までの実施例において、レバーの支点を形成している屈曲部21、27と連結部29、31を有する2つの力伝達レバーは、一体のブロック4の所定の形状の部分により形成され、ブロック4の固定された材料部33により基板2上に固定されている。図8から図10までの実施例は、これらの実施例に比べ、力を荷重受け部から測定トランスデューサへ伝達する装置の構成に違いがある。力伝達装置の構成に違いがあることを除けば、図8から図10までの実施例の構成は、図1、図3、図5、図7の各図に関係があるすべての部分、特に固定部1と、これに連結されている平行四辺形案内部材47、48が対応している。したがって、図8から図10までの実施例において図1、図3、図5、図7の各図に対応する部分は、これらの各図と同じ参照番号を有している。これらの参照番号に関する図1、図3、図5、図7の各図の説明は、図8から図10までにも適用される。
【0059】
図8から図10までの実施例におけるレバー75は、図1から図7までの実施例と違い、別体の部品として形成されている。レバー75は、荷重受け部54に近い端部の近くに、側板33の一方に形成された、荷重受け部54の方に開口した凹部77から側板33の他方に形成された対応する凹部77まで平行四辺形の面を横断方向に延びる回動部76を有する。回動部76の前面78、すなわち荷重受け部54の側の面は、凹部77に近い側板3の前端面79に向き合う。前端面79の各々に、屈曲部81の取付端末80が取付けられ、対向する取付端末82は凹部に達する回動部76の端部の前面78に取り付けられている。2つの屈曲部81の仮想の屈曲(回動)軸は、平行四辺形の面を横断方向に延びる一本の直線上にあり、レバー75の仮想の支点軸となる。
【0060】
レバー75の回動部76は、2つの側板3の間に位置し、荷重受け部54の方へ屈曲部81の面を超えて突出した短いレバーアーム83を有する。短いレバーアーム83は、連結部材84を介し、荷重受け部54の盛り上がり部85に連結されている。連結部材は、荷重受け部54と平行な長手方向に2本の仮想の回動軸86の間を延びる剛性を有する部分を備えた別体の部品である。また、連結部材84は、仮想の屈曲軸86の外側に、レバーアーム83と盛り上がり部85にそれぞれ取り付けられた端末を有する。
【0061】
回動部76の反対側には、屈曲部81の面に対してレバーアーム83に対向する位置に、図7のレバー57に似たU字形のレバー87が、ねじ88で取り付けられている。レバー87のアーム89は、図7の説明においてその基本構造をすでに述べた力補償装置63に達する。図7の構成に比べて違うのは、位置センサ74が荷重受け部54から離れた磁石ヨーク69の側面に設けられている点と、それに応じて接続部90への位置センサ羽根72の取り付け方が変わっている点だけである。
【0062】
図8と図9の実施例において、回動部76は、平行四辺形案内部材47、48の荷重受け部側の端部の取付端末51”から固定部の取付端末51’の方向に見て、荷重受け部54の裏側に位置する。図10の実施例は、図8と図9の実施例に比べ、(同じ方向から見て)回動部76が荷重受け部54の前方に配置され、その盛り上がり部85が回動部76の周囲に達し、連結部材84の面に向かって突出している点だけが異なっている。図10の実施例において他のすべての実施例に対応している部品について言えば、これらの部品には、すでに用いられた参照番号が用いられる。
【0063】
図1、図5、図8、図9、図10に示すように、計量セルのすべての実施例の側板3は、(図面では)上側の平行四辺形案内部材47の取付端末51’の近傍から始まり、平行四辺形案内部材の面に平行に延びる連続したスリット91を有する。スリット91の一端は、取付端末51’が取り付けられた上面53に近づくように斜め上方に屈折し、その先端に薄肉の接続部92が形成されている。また、スリット90の他端93は開口している。図1から図5までの実施例では、スリット91の開口端93は、側板3の前端面94にある。前端面94は、基板2の面と平行四辺形の面の横断方向に延びている。図8、図9、図10の実施例では、これと異なり、スリット91の開口端93は、基板2の面と平行に延びる面53にある。
【0064】
開口端93の近くでスリット91を貫通する調節ねじ95(図5、図8、図9)によって、スリットの幅すなわち平行四辺形案内部材47、48と直交する方向のスリットの寸法を調節することによって、狭い材料連結部92が屈曲部として作用するようにしている。調節ねじ95は、スリット91を押し広げる弾性要素96(たとえば図5のうずまきばねや図8、図9の板ばね)に抗して作用する。スリット91の幅を変化させることにより、平行四辺形案内機構のコーナー位置を正確に調節することができる。
【0065】
図示されたすべての構成において、荷重受け部54に加えられる測定対象の力は、上方から下方へ向かう。図3に示すように、支持部98が、ボルト99により基板2の下向きの面97に取り付けられる。ボルト99を基板2に挿入するための孔100は、図1と図7にも示す。
【0066】
この構成を詳しく示すと、支持部98は、側板3の一方から他方へ横断方向に延びる部分101を有し、これにボルトがねじ込まれる。下側の平行四辺形案内部材48の方に近い位置にある横断方向に延びる部分101は、2つの側板3の間に102を有する。この柱102は、基板2の面に直交する方向に下向きに突出し、下側の平行四辺形案内部材48の開口部を横向きの隙間を残して貫通している。柱102の突出部は、計量セルを、たとえば秤のハウジングの枠板に取り付けるためにある。対称的な構成にしてどちら向きにも使えるようにするために、上側の平行四辺形案内部材47には、下側の平行四辺形案内部材48の柱102が通過できる開口部104と同じ箇所に開口部103が形成されている(図5、図8、図10)。下側の平行四辺形案内部材48に設けた柱102が通過できる開口部104は、図5にその一部が見える。
【0067】
図11aと図11bの実施例は、大部分が同一の基本構造を有しているため、以下の説明では同一の参照番号を用いる。これらの実施例はいずれも、押し出し材料から切り取られた矩形の横断面を有する中空材200で形成されている。外側と同様の矩形の横断面を有する中空材200の内部のスペースは、横断壁201により、2つの矩形の部屋202、203に分けられている。部屋202、203は、2つの側壁204、205および上側と下側の横断壁206、207によって形成されている。側壁204、205は、内側の横断壁201に対し垂直に、一体に接続されている。外側の横断壁206、207は、内側の横断壁201の面と平行に延び、側壁204、205の縁部に一体に接続されている。したがって、小さいほうの部屋202は、内側の横断壁201と、下側の横断壁206の方に延びる側壁204、205の部分と、下側の横断壁206によって形成され、一方、大きいほうの部屋203は、内側の横断壁201と、上側の横断壁207の方に延びる側壁204、205の部分と、下側の横断壁206によって形成されている。
【0068】
図11aの実施例では、(図11aでは)上側の横断壁207に、中空材200の長手方向に(矩形の断面と直角に)延びる連続した2本のスリット208、209が形成されている。図11aの2本のスリット208、209は、各々が隣接する側壁204、205に近い方のスリットの縁部210、211が側壁204、205の内側の面と同一面上にあるような距離だけ各側壁204、205の外面から内側に寄っている。長手方向のスリット208、209の間に(図11aでは)上側の平行四辺形案内部材212が形成されている。
【0069】
中空材200の前縁および後縁213、214から離れた、長手方向のスリット208、209の端部の位置に、一対の横断方向の溝が形成されている。図11aから明らかなように、一対の溝215、216は、上側の平行四辺形案内部材212の外側の面に形成されている。溝215、216は、(平行四辺形の面と平行な部分において)凸状にカーブした形状の断面を有し、長手方向のスリット208、209の間と、側壁204、205のスリット208、209と面一である部分を平行四辺形案内部材212の幅方向に横切って延びている。外面に形成されている溝215、216と対向した状態で、これらに相似した形状の溝217、218が平行四辺形案内部材212の内面側に形成されている。これら2対の溝215、216と溝217、218の間に、平行四辺形案内部材212の回動運動の中心となる薄肉部219、220が形成される。
【0070】
また、上側の平行四辺形案内部材212には、2対の溝215、217と216、218の間の薄肉部219、220の曲げ剛性を調整するための開口部221、222が形成されている。開口部221、222は、対応する平行四辺形案内部材212の端部を平行四辺形案内部材212の平面に直角な方向に貫通している。開口部221、222と、長手方向のスリット208、209とによって、平行四辺形案内部材212の長手方向に直角な方向の薄肉部219、220の長さが決まる。
【0071】
下側の横断壁206の(図11aには)示されていない部分と、2つの側壁204、205に隣接する部分には、長手方向のスリット208、209、溝215、216、217、218、薄肉部219、220、開口部221、222と相似形の長手方向のスリットと、溝と、薄肉部と、開口部が形成され、これによって、上側の平行四辺形案内部材212と相似形の下側の平行四辺形案内部材が形成されている。ただし、図11aには、下側の平行四辺形案内部材の薄肉部を形成している溝の延長線上に位置する側壁204の凹部223、226しか示されていない。
【0072】
横断方向スリット227が、側壁204の長手方向に対し垂直に、溝215の線上に位置した凹部から、側壁204に設けたこれに対応する凹部223(すなわち、下側の平行四辺形案内部材に設けた対応する溝の延長線上に位置する凹部)まで、側壁204を横切って延びている。また、側壁204に対向する側壁205にも、これを貫通する同様な横断方向スリット228が、横断スリット227が位置する平行四辺形案内部材の長手方向に直角な平面上に形成されている。さらに、内側の横断壁201を、横断スリット227、228をつなぐ横断スリット229が貫通している。このようにして、横断スリット227、228、229によって、固定部231と荷重受け部230が形成される。すなわち、荷重受け部230は、一方の側が上側と下側の平行四辺形案内部材の前縁部213で、他方の側が横断スリット227、228および(スリット227、228に隣接した)薄肉部で限定される側壁204、205と横断壁206、207の一部分から成り、一方、固定部231は、一方の側が側壁204、205の後縁部214で、他方の側が横断スリット227、228で限定される、側壁204、205の一部分、および、一方の側が後縁部214で、他方の側が平行四辺形案内部材の(荷重受け部230から見て)遠い方の端部側の薄肉部220で限定される、横断壁206、207の一部分から成る。
【0073】
図11bの実施例は、図11aと比べ、長手方向のスリットの構成を変更し、それに対応して横断スリットの構成も変更した点だけが異なっている。図11bにおいて、2つの平行四辺形案内部材212’を区画する長手方向のスリットは、側壁204、205に形成されている(ただし図11bでは、側壁204の長手方向のスリット208’だけしか見えない)。一方、側壁205に対称をなして並んだ長手方向のスリットは、図11bに図示されていない。隣接する平行四辺形案内部材212’に近い側の長手方向のスリット208’の縁部210’は、横断壁206、207の内側の面と面一に延びている。
【0074】
また、図11bが図11aとわずかに異なる点は、薄肉部219’、220’を形成している対をなす溝215’、217’と溝216’、218’が、平行四辺形案内部材212’の面に直交する半円形の断面を有しておらず、長手方向に細長い形をしているところである。図11aの実施例と同様に、薄肉の区域219’、220’の長手方向に対し直角の方向の長さは、2つの平行四辺形案内部材212’の開口部221’、222’によって決められる。
【0075】
荷重受け部230と固定部231を区画している横断スリット227’、228’は、平行四辺形案内部材の内側を向き、互いに向かい合う薄肉部219’の両側を区画している溝217’の間を延びている。図11aと同様に、内側の横断壁201の連続した横断方向スリット229’によって、2つの横断方向スリット227’、228’が接続されている。
【0076】
図11aと図11bからわかるように、前縁部213で囲まれた荷重受け部230の前面は、計量皿載せ部を取り付けるための取付孔を有している。図11aと図11bの装置で測定しようとする力は、上方から下方へ伝わるため、荷重の効果によって荷重受け部は下方にたわむ。このため、側壁204、205の固定部は、たわみ方向を向いた下側の横断壁206の外面232のより下方に突出している。図11aの実施例において、側壁の突出部233は、(荷重受け部230から遠い方の)後縁部214から、荷重受け部230と固定部231を区画している横断スリット227、228まで延びている。一方、図11bの実施例の側壁の突出部233’は、(荷重受け部230から遠い方の)後縁部214から、後縁部214近くの平行四辺形案内部材212’の端部において薄肉部220’を形成している溝216’まで延びている。このため、側壁に突出部233(図11bでは233’)が形成された中空材200が平行四辺形案内部材212(212’)の面と平行な台板に取り付けられたとき、台板と、荷重受け部230と下側の平行四辺形案内部材212(212’)の合わせ面との間に、荷重受け部と平行四辺形案内部材が荷重によって下方にたわむことができるだけの隙間が生まれる。
【0077】
どちらの実施例においても、内側の横断壁201の、後縁部214と横断スリット229(229’)の間の部分234が、1つか複数のレバーを有する力伝達装置の取付用基板となる。横断方向スリット229(229’)から前縁部213までの内側の横断壁201の部分235は、力伝達装置のレバーに連結される連結部材を取り付けるために使われる。こうして、荷重受け部230はレバーに連結されるので、荷重を受けて荷重受け部がたわむと、その動きがレバーに伝達される。
【0078】
図12の実施例は、これまでに説明したすべての実施例とは異なり、矩形の一体成形ブロック300を基本とし、一対の面積が最大の面301が案内機構の平行四辺形の面と平行に延びている。平行四辺形の面に対して直角方向のブロック300の断面は、図12が示すように、特に平行四辺形の面と平行な一対の最大面積の面301に直角に延び、両者を接続している端面302から見た場合、H形材の形状をなしている。したがって、平行四辺形の面と直交する方向のブロック300の幅は、H形材の2つのフランジ部分303、304で大きく、連結ウエブ部分305で小さい。
【0079】
図12の上側のフランジ303を横切る細い線状の切込み306は、細い線状の切込み306と反対の側の縁が大面積の面301と端面302の両方に対して直角に延びる上面308によって形成された、上側の平行四辺形案内部材307を区画する空間を形成する。上面308は、細い線状の切込み306の端部と向かい合う凹部309、310を有する。凹部309、310は、ブロックの内側に湾曲し、細い線状の切込み306の端部に対向する湾曲部と対称な鏡像をなす。このため、凹部309、310と、細い線状の切込み306の端部の対応する湾曲部との間に、上側の平行四辺形案内部材307の回動中心軸となる薄肉部311、312が形成される。
【0080】
これと同様に、屈曲軸317、318の間の下側の平行四辺形案内部材319は、図12が示す下側のH形フランジ304において、カーブした凹部309、310の鏡像をなすブロックの底面315に設けた2つの凹部313、314、および細い線状の切込み306の鏡像をなす細い線状の切込み316によって区画されている。
【0081】
細い線状の切込み306は、(図12では)左側の端部で、平行四辺形案内部材307、319の長手方向に対し直角方向に向きを変え、下側の平行四辺形案内部材319から少し離れたところで終わる連続した切込み320まで延びている。切込み320はブロック300の内側に向かって2か所で湾曲している。下側の平行四辺形案内部材319を区画している細い線状の切込み316の(図12の)左側の端部から、細い線状の切込み321が分岐している。この切込み321は、切込み320と並列に、切込み320の鏡像をなすように湾曲して延びている。このため、切込み320と切込み321の間に、薄肉部322、323が形成されるとともに、薄肉の屈曲部322、323の間に、平行四辺形案内部材307、319の長手方向に対し直角に延びる連結部材324が形成される。
【0082】
こうして、線状の切込み320と、切込み321の一部すなわち連結部材324の下側の屈曲部323から下側の平行四辺形案内部材319の屈曲軸317までの部分によって、薄肉の屈曲部323を介して連結部材324とともに変位可能な状態で支持された荷重受け部325が区画される。
【0083】
また、荷重受け部325から遠い側において、細い線状の切込み321は、切込み320の一部すなわち連結部材324の上側の屈曲部322から上側の平行四辺形案内部材307の屈曲軸311まで連続した切込み320とによって、薄肉の屈曲部322を介して連結部材324とともに変位可能なレバー326が形成される。
【0084】
レバー326は、線状の切込み316によって下側の平行四辺形案内部材319から仕切られている。線状の切込み316は、荷重受け部325から遠い側の端部の、屈曲軸318を超えたところで、平行四辺形案内部材307、319の長手方向に対し直角方向に向きを変え、H形材のウエブ305のほぼ中間部分まで延びており、この切込みの延長部327によってレバー326の連結部分328が形成されている。レバー326の連結部分328は、細い線状の切込みで同様に区画され両端に屈曲中心軸を有する別の連結部分329を介し、レバー減衰機構中のレバー326に続くもう一つのレバー330に接続している。別のレバー330は、H形材のウエブ部分305に形成された細い線状の切込み331によってレバー326から分離されている。
【0085】
レバー330は、連結部分328から遠い方の端部において、レバーと連結部分で構成された力伝達装置の出力レバー333に、連結部分332を介して連結されている。この連結部分とレバーも、レバー326とその連結部分324と同様に、細い線状の切込みによって形成されている。これらのレバーの支点となる屈曲部334、335、336についても同様である。細い線状の切込みの全体の構成は、図12に明確に示されている。
【0086】
レバーの支点となる屈曲部334、335、336は、ブロック300の固定支持部337の一部である。固定支持部337は、レバー326、330、333が設けられた側とは反対の側では、細い線状の切込み306によって、上側の平行四辺形案内部材307から分離されている。
【0087】
また、図12は、ブロック300の平行四辺形案内部材で案内される内側部分338を示す。内側部分338は、レバー330に連結され、較正重りを力伝達装置に連結する働きをする。このことは、先行する特許出願P 196 05 087で詳しく説明されている。出力レバー333に形成された孔339は、レバーの延長部分を取り付けるために設けた。レバーの延長部分は、図7でも示した共通の思想に基づき、固定部のコンソール340に取り付けた電磁式力補償装置まで延びている。
【図面の簡単な説明】
【図1】計量セルの固定部の斜視図
【図2】一体成形された材料ブロックから形成された測定しようとする力を伝達する装置の斜視図
【図3】図1と図2が示す部品から組み立てられた計量セルの部分図
【図4】測定しようとする力を伝達する図2の装置の変形例の側面図
【図5】図4の装置を取り付けた計量セルの斜視図
【図6】図2の力伝達装置の別の変形例を示す図
【図7】図6の装置と他の装置を所定の位置に取り付けた基板の平面図
【図8】計量セルの別の実施例を測定トランスデューサの側から見た斜視図
【図9】図8の計量セルの側面図
【図10】図8と図9の計量セルの別の変形例を荷重受け部の側から見た斜視図
【図11(a)】平行四辺形案内機構が中空の材料片から形成されている2つの実施例の斜視図
【図11(b)】平行四辺形案内機構が中空の材料片から形成されている2つの実施例の斜視図
【図12】平行四辺形案内機構と力伝達装置を一体に構成した実施例の斜視図
【符号の説明】
1 固定部
2 基板
3 側板
4 一体成形の材料ブロック
5 L字の脚部
6 L字の脚部
7、8 横方向の境界面
9 底面
10 上面
11 端面
12 前面
13 後面
14 底面と平行な端面
15 細い線状の切込み
16 薄肉の材料区域
17、17’ 半円筒状の材料部分
18 細い線状の切込み
19 細い線状の切込み
20 細い線状の切込み
21 薄肉の材料区域
22 細い線状の切込み
23 細い線状の切込み
24、25 薄肉の材料区域
26 細い線状の切込み
27 薄肉の材料区域
28 孔
29 連結部材
30 レバー
31 連結部材
32 レバー
33 材料部分
34 取付部材
35 孔
36 ねじ
37、37’ 凹部
38 狭いウエブ部分
39、39’ 端面
40 孔
41 横方向の端面部分
42 ねじ
43 孔
44 肩部
45 ねじ
46 ねじ孔
47、48 平行四辺形案内部材
49、50 平行四辺形案内部材の縁部
51、51’、51” 屈曲部の取付端末
52 屈曲部
53 端面
54 荷重受け部
55 荷重受け部の盛り上がった部分
56 ねじ孔
57 U字形レバー
58 スペーサー部材
59、60 U字形レバーのアーム
61 孔
62 ねじ
63 電磁力補償装置(測定トランスデューサ)
64 凹部
65 端面
66 磁石ヨークの脚部
67、68 板状永久磁石
69 磁石ヨーク
70 U字形レバーの接続部(底部)
71 補償コイル
72 位置センサ羽根
73 位置センサギャップ
74 位置センサ
75 レバー
76 回動部
77 凹部
78 回動部の前面
79 側板の前端面
80 屈曲部の取付端末
81 屈曲部
82 屈曲部の取付端末
83 レバーアーム
84 連結部材
85 荷重受け部の盛上がった部分
86 仮想の回動軸
87 U字形レバー
88 ねじ
89 U字形レバーのアーム
90 U字形レバーの接続部(底部)
91 スリット
92 薄肉の接続部
93 スリットの開口端
94 側板の前端面
95 調節ねじ
96 弾性要素
97 基板の下向きの面
98 支持部
99 ねじ
100 孔
101 横断方向に延びる部分
102 柱
103 開口部
104 開口部
200 中空材
201 内部の横断壁(基板)
202、203 矩形の部屋
204、205 側壁(側板)
206、207 横断壁
208、208’、209 長手方向スリット
210、211 スリットの縁部
212、212’ 平行四辺形案内部材
213 中空材の前縁
214 中空材の後縁
215、215’、216、216’ 溝
217、217’、218、218’ 溝
219、219’、220、220’ 薄肉の材料区域
221、222 開口部
223、224、225、226 凹部
227、227’ 横断方向スリット
228、228’ 横断方向スリット
229、229’ 横断方向スリット
230 荷重受け部
231 固定部
232 横断壁の外面
233、233’ 側壁の突出部
234 内側の横断壁の一部
235 内側の横断壁の一部
300 一体成形の材料ブロック
301 材料ブロックで面積が最大の面
302 材料ブロックの端面
303、304 H形材のフランジ部分
305 H形材の連結ウエブ部分
306 細い線状の切込み
307 上側の平行四辺形案内部材
308 上面
309、310 湾曲した凹部
311、312 薄肉の材料区域
313、314 凹部
315 材料ブロックの底面
316 細い線状の切込み
317、318 屈曲軸
319 下側の平行四辺形案内部材
320 線状の切込みが連続した部分
321 線状の切込みの一部
322、323 薄肉の材料区域
324 連結部材
325 荷重受け部
326 レバー
327 線状の切込みの一部
328 レバーの連結部分
329 連結部材
330 レバー
331 細い線状の切込み
332 連結部材
333 出力レバー
334、335、336 屈曲部
337 支持部
338 平行四辺形案内部材で案内される内側部分
339 孔
340 コンソール

Claims (29)

  1. 測定しようとする力を受ける荷重受け部と、測定しようとする力の少なくとも一部を荷重受け部から測定用トランスデューサへ伝達する力伝達装置を備え、測定用トランスデューサが測定しようとする力の大きさに対応した測定信号を発生する力測定装置、特に計量セルにおいて
    互いに平行な2つの面内で延び、各面内での変形に対しては剛性を有するが、面を横切る方向には弾性を有しフレキシブルである2つの平行四辺形の案内部材によって案内される荷重受け部が、力測定装置の固定部に対して平面移動し、
    2つの平行四辺形案内部材がそれぞれ、荷重受け部に連結された可動端から、力測定装置の固定部に連結された反対側の固定端まで、長手方向に延び、
    平行四辺形の面が、平行四辺形案内部材の長辺と荷重受け部が移動する軌跡によって区画され、
    力伝達装置が、少なくとも1つの力伝達レバーを有し、この力伝達レバーが、測定しようとする力を荷重受け部から連結部を介して受け取り、固定部の支持部に固定された支点軸に対して回転自在であり、前記固定部が2つの平行四辺形案内部材の共通面と平行な面内でこれらの案内部材の間を延びている力測定装置において、
    (a)前記固定部が支持部を形成する基板として構成され、
    (b)2つの側板が基板の境界を画しており、前記2つの側板が基板に対して垂直で、平行四辺形案内部材の長辺に平行に延びており、
    (c)平行四辺形案内部材の固定端が側板に固定されている
    ことを特徴とする力測定装置。
  2. 基板と側板が、一体に成形されたH形材により形成され、H形材が、側板を形成する2つの垂直フランジと、基板を形成する横方向に延びるウエブ部分を有する請求項1に記載の力測定装置。
  3. 側板が平行四辺形案内部材と平行な縁部を有し、この縁部に平行四辺形案内部材の固定端が取り付けられている請求項1に記載の力測定装置。
  4. 側板の少なくとも1つが、一方の平行四辺形案内部材の一方の固定端に近い部分を貫いて延びる少なくとも1つのスリットを有し、このスリットの幅が平行四辺形案内部材の面を横切る方向に調節可能である請求項1に記載の力測定装置。
  5. 固定端と屈曲端とそれらの間に位置する仮想の屈曲軸を有する少なくとも1つの屈曲部によって、レバーが固定部に回転自在に取り付けられており、固定端が固定部に固定され、屈曲端がレバーに固定され、仮想の屈曲軸がレバーの支点となっている請求項1〜4のいずれかに記載の力測定装置。
  6. 2つの側板が各々、平行四辺形案内部材の長手方向と直交する方向に延びる前面の取付部を有し、2つの屈曲部が各々有する固定端がそれぞれの取付部に固定され、レバーの回動部分が2つの屈曲部の両屈曲端の間を延びてこれらの屈曲端に固定されている請求項5に記載の力測定装置。
  7. 平行四辺形案内部材の可動の端部が手前側に、平行四辺形案内部材の固定端が反対側に来るように装置を見たとき、回動部が荷重受け部の前側に来るように配した請求項6に記載の力測定装置。
  8. 平行四辺形案内部材の可動の端部が手前側に、平行四辺形案内部材の固定端が反対側に来るように装置を見たとき、回動部が荷重受け部の後ろ側に来るように配した請求項6に記載の力測定装置。
  9. 測定しようとする力を伝達する装置が一体成形のブロックから成り、このブロック内で、材料が除去された空間が平行四辺形の面を横切る方向に延び、それによって力伝達装置を基板に固定する取付部と、第1のレバーと、第1のレバーを取付部に連結する弾性を有するフレキシブルな部分と、仮想の支点軸を形成する材料部分を区画している請求項1に記載の力測定装置。
  10. 材料が除去された別の空間が、平行四辺形の面を横切る方向にブロックを横切り、それによりブロック内で、一端が荷重受け部と一体に連結され、反対側の端が第1のレバーの入力アームと一体に連結された第1の連結部材となる部分を形成しており、前記第1の連結部材が測定しようとする力を荷重受け部から第1のレバーへ伝達するようにした請求項9に記載の力測定装置。
  11. 材料が除去された別の空間が、平行四辺形の面を横切る方向にブロックを横切り、それによりブロック内で、第1のレバーと直列に配置されたもう一つのレバーと、一端が第1のレバーの出力アームと一体に連結され、反対側の端が前記もう一つのレバーの入力アームと一体に連結されたもう一つの連結部材となる部分を形成している請求項9に記載の力測定装置。
  12. 材料が除去された空間の少なくとも一部が、ブロック内で材料部分を区画する細い線状の切込みとしてのみ形成されている請求項9〜11のいずれかに記載の力測定装置。
  13. 前記取付部分が、基板の表面区域にぴったり係合する接触面を有し、平行四辺形の面と平行に延びる少なくとも1本のボルトで基板にしっかり取り付けられている請求項9〜11のいずれかに記載の力測定装置。
  14. 前記取付部分が、基板の表面区域にぴったり係合する接触面を有し、基板に連結され基板から垂直に延びる少なくとも1つの取付部分にしっかり固定されている請求項9〜11のいずれかに記載の力測定装置。
  15. 前記取付部分が、平行四辺形案内部材の1つに対向する基板の表面区域にぴったり係合し、かつ平行四辺形案内部材の面を横切って延びる基板の隣接する前面区域にも係合する接触面を有し、さらに、取付部分が、前面区域を横切る少なくとも1本のボルトを用いて基板にしっかり固定されている請求項9〜11のいずれかに記載の力測定装置。
  16. 材料ブロックが、平行四辺形の面で見た場合、L字形をなし、第1の連結部材が荷重受け部と平行に延びるL字形の部分に形成され、第1のレバーが基板の面と平行に延びるL字形の部分に形成されている請求項10に記載の力測定装置。
  17. 測定用トランスデューサが基板に取り付けられている請求項1に記載の力測定装置。
  18. 支持要素が基板の表面区域に取り付けられ、この支持要素が、基板に対し直角方向に延び基板の前記表面区域に面する平行四辺形案内部材の開口部をクリアランスをもって貫通している柱を含む請求項1に記載の力測定装置。
  19. 荷重受け部と、平行四辺形案内部材と、固定部が、互いに平行な側壁が互いに平行な横断壁によって連結された矩形状の断面を有する中空の材料片を一体に連結した部分として形成され、
    (a)側板が、側壁の一部によって形成され、
    (b)基板が、側壁の一方から他方へ横断壁と平行に延び、横断壁から少し離れて位置し、
    (c)平行四辺形案内部材が、平行四辺形案内部材の長手方向に中空材の壁を横切る長手方向の対をなすスリットによって区画され、
    (d)平行四辺形案内部材の面を横断する方向に延びる薄肉の区域が、平行四辺形案内部材の面内に形成され、それぞれの薄肉の区域が一対のスリットの対応する端部同士を連結することによって、屈曲部が平行四辺形案内部材の端部に形成され、
    (e)荷重受け部が、長手方向に対して垂直に延びる中空の材料片を横断するスリットによって、固定部に対し区画されている
    請求項1に記載の力測定装置。
  20. 長手方向のスリットが中空材の横断壁に形成されている請求項19に記載の力測定装置。
  21. 長手方向のスリットが中空材の側壁に形成されている請求項19に記載の力測定装置。
  22. 平行四辺形案内部材の面を隔てて互いに向かい合う中空の材料片に形成され、かつ平行四辺形案内部材の面に垂直な断面において互いに対し凸状にカーブしている中空の材料片の一対の溝の間に、薄肉部の各々が制限されている請求項19〜21のいずれかに記載の力測定装置。
  23. 平行四辺形案内部材が、平行四辺形案内部材の面と直角に中空材を横切る切込みを薄肉の区域の近くに設けた請求項19に記載の力測定装置。
  24. 2つの側壁が、荷重を受けて生じた荷重受け部の変位の方向に面した横断壁の外側の面の向こうまで延びている請求項19に記載の力測定装置。
  25. 測定しようとする力を受ける荷重受け部と、測定しようとする力の少なくとも一部を荷重受け部から測定用トランスデューサへ伝達する力伝達装置を備え、測定用トランスデューサが測定しようとする力の大きさに対応した測定信号を発生する力測定装置、特に計量セルにおいて
    互いに平行な2つの面内で延び、各面内での変形に対しては剛性を有するが、面を横切る方向には弾性を有しフレキシブルである2つの平行四辺形の案内部材によって案内される荷重受け部が、力測定装置の固定部に対して平面移動し、
    2つの平行四辺形案内部材がそれぞれ、荷重受け部に連結された可動端から、力測定装置の固定部に連結された反対側の固定端まで、長手方向に延び、
    平行四辺形の面が、平行四辺形案内部材の長辺と荷重受け部が移動する軌跡によって区画され、
    力伝達装置が、少なくとも1つの力伝達レバーを有し、この力伝達レバーが、測定しようとする力を荷重受け部から連結部を介して受け取り、固定部の支持部分に固定された支点軸に対して回転自在であり、前記固定部が2つの平行四辺形案内部材の共通面と平行な面内でこれらの案内部材の間を延びている力測定装置において、
    (a)荷重受け部と、平行四辺形案内部材と、固定部と、レバーが、平行四辺形案内部材の面と直角に材料ブロックを横切る材料が除去された空間により材料部分が区画されている矩形状の材料ブロックにおいて、一体に連結された材料部分として形成され、
    (b)平行四辺形の面を横切る方向において、材料ブロックが、平行四辺形案内部材の区域と材料が除去された空間の区域でより広い材料の幅を有し、レバーの区域でより狭い材料の幅を有することを特徴とする力測定装置。
  26. 材料ブロックが、平行四辺形の面に直角な断面においてH形の輪郭をなし、このH形部分が、材料の幅がより広い2つのフランジ部と、材料の幅がより狭いウエブ部を有する請求項25に記載の力測定装置。
  27. 荷重受け部と、平行四辺形案内部材と、固定部を区画している材料が除去された空間の少なくとも一部が、細い線状の切込みとしてだけ形成された請求項25に記載の力測定装置。
  28. 支持部が、材料が除去された空間の1つを横切って、2つの平行四辺形案内部材の一方に隣り合っており、かつ、荷重受け部に連結された第1のレバーが、材料が除去された別の空間を横切って、平行四辺形案内部材の他方に隣り合っている請求項25〜27のいずれかに記載の力測定装置。
  29. 第1のレバーが、第1のレバーに隣り合う平行四辺形案内部材に対し近い側と離れた側を有し、平行四辺形案内部材から離れた側を区画している細い線状の切込みが、ブロックの材料の幅が狭い区域を延びている請求項28に記載の力測定装置。
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