JP4153191B2 - 圧電トランス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば液晶ディスプレイ点灯用インバータや電源用のDC−DCコンバータ、AC−DCコンバータ、空気清浄機等の高電圧電源等の使用される圧電トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電トランス本体としては種々のタイプのものが存在するが、一般的なものとしては、図5に示すようないわゆるニ次ローゼン型の圧電トランス本体20が知られている。
【0003】
この圧電トランス本体20は、細長い矩形の圧電磁器板21の一半部の表裏面にそれぞれ入力側の一次電極22を設け、かつ他半部側の端部に出力側の二次電極23を設け、かつ一次側を厚さ方向に分極して駆動部とし、二次側は長さ方向に分極して出力部を構成している。各一次電極22にはリード線11、12が接続され、かつ二次電極23には出力取出用のリード線13が接続される。
【0004】
そして、一次側にその長さ寸法で決まる固有共振周波数の電圧を入力すると、逆圧電効果により圧電磁器板21に強い機械的振動が生じ、圧電効果によりその振動に見合った高電圧が二次側から出力されるように構成されている。
【0005】
この圧電磁器板21は、図6に示すように、保護兼基板への取付のために樹脂製の矩形箱形の圧電トランスケース1に収納される。なお、図6において説明の便宜上、リード線11〜13や各電極の図示は省略してある。
【0006】
圧電トランスケース1内への収納にあたっては、圧電磁器板21は機械的に振動しその圧電効果により出力が生ずるため、振動を阻害すると性能を損うので、振動の生じない、いわゆる節の部分に相当する圧電トランスケース1内面位置に予め接着剤24を塗布し、圧電磁器板21を圧電トランスケース1内に収納して固定し、かつ節の部分にはリード線11、12が接続され、効率・性能を極力損わないようにしている。
【0007】
そして、使用にあたっては、この圧電トランスケース1の底面側を端子8’、10’等を介し基板p上に載せ実装している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、圧電トランスは機械的振動を生ずるため、基板pと圧電トランスケース1の側板や端板の下面との隙間が僅かであると音鳴りが生じるおそれがある、という課題がある。
【0009】
この発明は上記のことに鑑み提案されたもので、その目的とするところは、基板と圧電トランスケースと間の隙間をとり、音鳴りの防止を図った圧電トランスを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、基板p上に実装される圧電トランスにおいて、圧電トランスケース1の本体下面と基板pとの間の隙間を圧電トランス駆動時に音鳴りの生じない距離としたことを特徴としている。
【0011】
すなわち、圧電トランスケース1に設けられる端子を下方に延設し、端子の底部の接点と圧電トランスケース1の各側板3、4および端板5、6の下面との距離を少なくとも0.05mm以上としている。つまり、本発明では、基板p上に実装される圧電トランスにおいて、圧電トランスケース1の内部に圧電トランス本体20が収納され、この圧電トランス本体20は前記圧電トランスケース1の天板2側に固着され、かつ圧電トランスケース1の各側板3、4および各端板5、6の下面と基板pとの間に隙間を設けた構成としている。また、隙間は少なくとも0.05mm以上としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明は、圧電トランスケース1に設けられる面実装用の端子8〜9の足を下方に延設し、端子8〜9を有効利用して基板pと圧電トランスケース1との間に隙間を形成し、音鳴りが生じないようにしている。
【0013】
【実施例】
図1(a)は基板pに実装された本発明の圧電トランスを側面から見た状態、(b)は要部の拡大説明図、図2は底面図、図3は平面図、図4(a)は左端面(b)は右端面を示す。
【0014】
これらの図中、1は樹脂製の箱形の圧電トランスケースであり、この圧電トランスケース1内に、図5に示したような圧電トランス本体20が収納され、かつ接着剤24を介し取付けられ圧電トランスが構成される。
【0015】
この圧電トランスケース1は平板状であって矩形の天板2と、天板2の長辺側にそれぞれ形成された第1、第2の側板3、4と、天板2の短辺側にそれぞれ形成された第1、第2の端板5、6とを備え、かつ底面には開口部7が形成されている。
【0016】
また、第1の端板5には第1の端子8が設けられ、かつ第1の側板3のほぼ中央部には第2の端子9が設けられ、第2の端板6には第3の端子10が設けられている。
【0017】
第1の端子8は圧電トランス本体20の一方の面の一半部側にもうけられた一次電極22に一端が接続された第1のリード線11の他端が接続される。
【0018】
第2の端子9は圧電トランス本体20の他方の一次電極22に一端が接続された第2のリード線12の他端が接続される。
【0019】
第3の端子10は圧電トランス本体20の一方の面の他半部の端部に設けられた二次電極23に一端が接続された第3のリード線13の他端が接続される。
【0020】
また、ケース1の第1の側板3には一端が一次電極22のほぼ中央部に接続された第1のリード線11を外部に引出すための切欠き14が形成され、かつ引出されたリード線11を第1の端子8側へ案内するための案内用突起15、16が形成されている。リード線11の先端は半田aを介し第1の端子8に接続される。
【0021】
さらに、ケース1の第1の側板3のほぼ中央部にはリブ17が形成され、このリブ17の下部中に第2の端子9の一部が埋設され、これによって第2の端子9はケース1に取付けられている。
【0022】
このリブ17の近傍には第2のリード線12を外部に引出すための窓状の切欠き18が形成され、この切欠き18から第2のリード線が引出され、その端部が半田aを介し第2の端子9に接続される。
【0023】
図1(a)および図2において、圧電トランスケース1の第1の側板3の右端部は若干外側に膨設され、一端が二次電極23に接続された第3のリード線13を引き回わすスペース19が形成され、かつ切欠き19aを介し外部に引出され、この第3のリード線13の他端が第3の端子10に接続される。
【0024】
圧電トランスケース1の第1の端板5のほぼ中央にはリブ5aが形成され(図1(b)、図4(a)参照)、このリブ5aの下部は圧電トランスケース1の各側板3、4や端板5、6の下面より下方に延設されている。また、このリブ5aの下部に第1の端子8の一部(図示せず)が周知のようにして埋設され、第1の端子8が取付けられている。
【0025】
第1の端子8の下面は面実装用の接点8aとなるが、リブ5aの下面まで延設され、位置する接点8aは圧電トランスケース1の各側板3、4や端板5、6のの下面から少なくとも0.05mm以上離れた位置に設けられている。また、第3の端子10の一部も第2の端板6のリブ6aに同様にして埋設され、第1の端子8と同様に固定されている。
【0026】
また、第2の端子9の接点9aも圧電トランスケース1の各側板3、4等の下面に対し少なくとも0.05mm以上離れた位置に設けられている。
【0027】
したがって、基板pに圧電トランスを実装した場合、内部に圧電トランス本体21が収納された圧電トランスケース1の本体下面と基板pとの間の距離は少なくとも0.05mm確保されている。
【0028】
この寸法は、圧電トランスを実装し、その駆動時の音鳴りを有効に防ぐことができる距離であり、距離が異なるいくつかの試作品の実験結果から割り出された距離であり、0.05mm〜0.4mmの範囲であると好適である。なお、必要以上に隙間をあけると低背化の観点から好ましくない。
【0029】
なお、第1〜第3の端子8〜10の接点8a〜10aの各外端部両側には上方に折曲されたリブ8b〜10bがそれぞれ形成され、その内側に第1〜第3のリード線11〜13の他端が案内され、半田付けaによって接続される。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、基板p上に面実装される圧電トランスケースの各側板3、4および各端板5、6の下面と基板pとの間に少なくとも0.05mm以上の隙間を設けたため、圧電トランス駆動時の音鳴りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例にかかる圧電トランスの側面図、(b)は部分拡大説明図を示す。
【図2】同上の一実施例にかかる圧電トランスの底面図を示す。
【図3】同平面図を示す。
【図4】(a)は同左端図、(b)は同右端面図を示す
【図5】一般的な圧電トランスの斜視図を示す。
【図6】従来例を示す。
【符号の説明】
1 ケース
2 天板
3 第1の側板
4 第2の側板
5 第1の端板
6 第2の端板
7 開口部
8 第1の端子
8a 接点
8b リブ
9 第2の端子
9a 接点
9b リブ
10 第3の端子
10a 接点
10b リブ
11 第1のリード線
12 第2のリード線
13 第3のリード線
14 切欠き
15、16 案内用突起
17 リブ
18 切欠き
19 スペース
19a 切欠き
a 半田付け
Claims (2)
- 基板(p)上に実装される圧電トランスにおいて、圧電トランスケース(1)の内部に圧電トランス本体(20)が収納され、この圧電トランス本体(20)は前記圧電トランスケース(1)の天板(2)側に固着され、かつ圧電トランスケース(1)の各側板(3、4)および各端板(5、6)の下面と基板(p)との間に隙間を設けたことを特徴とする圧電トランス。
- 前記隙間は少なくとも0.05mm以上とした請求項1記載の圧電トランス。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2001327294A JP4153191B2 (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | 圧電トランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001327294A JP4153191B2 (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | 圧電トランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003133606A JP2003133606A (ja) | 2003-05-09 |
| JP4153191B2 true JP4153191B2 (ja) | 2008-09-17 |
Family
ID=19143545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001327294A Expired - Lifetime JP4153191B2 (ja) | 2001-10-25 | 2001-10-25 | 圧電トランス |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP4153191B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5238453B2 (ja) * | 2008-10-27 | 2013-07-17 | パナソニック株式会社 | 静電霧化装置 |
-
2001
- 2001-10-25 JP JP2001327294A patent/JP4153191B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP2003133606A (ja) | 2003-05-09 |
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