JP4169725B2 - パケット廃棄箇所探索方法及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パケット廃棄箇所探索方法及び装置に関し、特に、ネットワーク障害探索分野で、パケット廃棄障害を検知する方法及び装置に関するものである。
パケット廃棄区間を特定するための方法としては、一般に遠隔からプロービング(ping)を利用した廃棄箇所探索を行う方式と、2地点間の通信をパケットキャプチャして調べる方式とがある。
前者のプロービング探索方式は、ルータを探索の境界として、探索対象のIPアドレス(レイヤ3)を指定した探索を行って廃棄率を測定するものである。
後者のパケットキャプチャを利用した探索方式では、2台の装置間で通信されるパケットをキャプチャし、送受信されるパケットを比較することで廃棄箇所を特定するものである。
その他、フレームリレーにおける装置間における疎通不可時の障害部位特定のため、疎通確認はフレームリレーでサポートしているInverseARPを使用し、コマンドによりInverseARPを要求を送信し、InverseARP応答受信によりフレームリレーにおける疎通確認を行うものであって、InverseARP送信時にコマンド指定されたパラメータで送信要求し、相手装置が応答フレームを送信時のパラメータをInverseARP要求フレームに付加し相手装置に通知することにより送信および折り返しパラメータが細かく設定でき、障害部位が特定できるネットワーク中継装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、パケット網において品質低下の発生及び発生部位を特定するため、監視対象パケットの送信状態と受信状態を比較することによりネットワーク品質を監視し、品質低下を発見した場合には品質低下発生区間を判定する方法であって、品質測定監視対象となる網に測定装置を複数台設置し、それぞれの測定装置においてパケットをプローブして得られたパケット通過時刻系列をもとにして、相互相関関数を計算して品質評価を行い、品質低下が発生していると判断した場合には、予めパケット転送経路情報から木構造となる論理トポロジーを作成し、その論理トポロジーを利用して品質低下発生個所を判定するパケット網における品質状態監視方法及び装置がある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000-332810号 特開2003-318985号
上記のプロービング探索方式では、探索対象のIPアドレス(レイヤ3)を指定した探索となるため、レイヤ2で動作する中継装置であるL2-SW(レイヤ2スイッチ)、ハブ、LAN-TA(LANターミナルアダプタ)等の前後の廃棄箇所が特定できない。そのため、最悪の場合には、被疑対象の2台のルータ対、および、中継回線を構成する中継装置を全て取り替えなければ、パケット廃棄の原因となっている障害を復旧させることができず、結果として、障害回復までに多くの時間とコストを要するという課題があった。
また、パケットキャプチャ探索方式では、2台の装置を設置、操作、測定する人的、時間的コストが高いという課題があり、さらには、キャプチャ装置が必要で、設置に制限がある(例えばキャリア回線の探索は不可)場合が多いという課題があった。
さらには、特許文献1の場合には、優先度クラスを指定して廃棄の有無を確認するだけで、廃棄箇所を特定することはできない。また、特許文献2の場合には、多数のホストを必要とし、さらには特定できる廃棄箇所はトポロジにより制限されてしまう。
従って、本発明は、多数のホストを必要とすることなく、レイヤ2で動作する中継装置であるL2スイッチ、ハブ、LAN-TA(LANターミナルアダプタ)等の前後の廃棄箇所も特定できるようにするとともに障害復旧までの時間とコスト並びに労力を削減することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るパケット廃棄箇所探索方法は、高速区間から低速区間へ速度変化する伝送路に連続性を有するパケットを送出する第1のステップと、該パケットを受信する第2のステップと、該受信したパケットの連続性に基づきパケット廃棄を検出する第3のステップと、該パケット廃棄によりパケット間隔が詰まっているか否かを判定するとともに該判定結果に基づき、少なくとも該高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定する第4のステップと、を備えたことを特徴としている。
すなわち、本発明においては、図1に示すように、速度差のある区間を有する2つの端末T1-T2の伝送路にパケットを連続して送出したとき、高速区間(回線)(a)と低速区間(b)との間に位置する中継装置SW等により速度変化が生じる。
今、高速区間(a)で連続したパケット1,2,3…の内、パケット2の廃棄が生じた場合(A)には、中継装置SWでのパケット滞留効果(バッファ)により中継装置SWからパケットが転送されるときに、到着したパケット1と3の間隔は本来の間隔(β)より詰まった値αとなる。
一方、高速区間(a)でパケット廃棄が生じず、中継装置SWから低速区間(b)に転送されたときにパケット1,2,3…の内、パケット2の廃棄が生じた場合(B)には、そのままパケットが到着するので、パケット1と3の間隔は本来の値βとなる。
したがって、図2に示すように、パケットの廃棄を検出(ステップS0)した後、到着したパケットが本来の間隔より詰まっているか否かを判定し(ステップS1)、詰まっている場合には高速区間でパケット廃棄が発生したことを特定し(ステップS2)、それ以外は高速区間以外でパケット廃棄が発生したものと判定する(ステップS3)。
ここで、上記の第1のステップは、該第2〜4のステップとは異なる端末で実行され、該第3及び第4のステップでパケット間隔が詰まっているとき高速区間でのパケット廃棄と判定し、詰まっていないとき低速区間でのパケット廃棄と判定することすることができる。
すなわち、本発明では、送信用端末から、別の受信用端末へパケットを連続的に送信し、受信用端末で受信したパケットの連続性と到着間隔を観測することにより、高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを特定することができる。
また、上記の第1〜第4のステップは同一のプロービング端末で実行され、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、対向する被プロービング端末から受信した応答パケットに対して該第3及び第4のステップを実行することにより、該応答パケットのシーケンス番号と到着間隔に基づいて上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することができる。
すなわち、本発明では、プロービング端末から被プロービング端末へプロービングパケット(ping要求パケット)を連続して送出し、被プロービング端末から折り返された応答パケット(ping応答パケット)のシーケンス番号と到着間隔を観測することにより、パケット廃棄を検出し、その場合に、パケット間隔が詰まっているときには上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したことを特定することができる。
さらに、上記のプロービングパケットは、該被プロービング端末で該パケット間隔を示すIPのタイムスタンプを設定する内容を含んでおり、該第3のステップで、該応答パケットのシーケンス番号と該被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報とを観測することにより該パケット廃棄を検出することができる。
すなわち、本発明では、プロービング端末から被プロービング端末へ、被プロービング端末でIPのタイムスタンプを設定する内容を含んだプロービングパケット(ping要求パケット)を連続的に送出し、プロービング端末でその応答パケット(ping応答パケット)のシーケンス番号と被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報を観測することにより、上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することができる。
なお、タイムスタンプは、IPの制御コマンドとして通常は端末に実装されているものであり、タイムスタンプを利用することで、被プロービング端末が受信した時刻がパケット内に設定されるため、例え下り区間においてパケット間隔に大きなゆらぎが生じた場合でも、パケット廃棄区間を特定することが可能である。
また、上記のプロービングパケットが、該被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのものであり、該第3及び第4のステップで、そのフラグメント応答パケットのシーケンス番号と到着間隔とを観測することにより、下り方向の高速区間又は低速区間におけるパケット廃棄の発生を判定することもできる。
すなわち、プロービング端末から被プロービング端末へIPフラグメントを起こすようなラージサイズのプロービングパケット(フラグメントping要求パケット)を送信し、その応答パケット(フラグメントping応答パケット)のシーケンス番号と到着間隔をプロービング端末で観測することにより、下り方向の伝送路における高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを特定することが可能となる。この場合、フラグメントping要求パケットは、被プロービング端末で一旦組み立てられて、再びフラグメント化されてフラグメント応答パケットとして返されることを利用している。
さらに、上記の第1及び第2のステップが異なる端末間でTCPデータ通信のパケットを利用して実行され、該第3及び第4のステップで、データ受信側端末がデータ受信パケットのシーケンス番号と到着間隔を観測することにより上りTCPデータ転送方向における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを特定することも可能である。
すなわち、上記のようにプロービングパケットを利用せず、端末間で実際に通信されるファイル転送などのTCPデータ通信のパケットを利用し、データ受信側端末でデータ受信パケットのTCPのシーケンス番号と到着間隔を観測することにより、上り方向(TCPデータ転送方向)の伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを特定することが可能である。
さらに、上記の第1及び第2のステップが同一の端末内で実行され、送信側端末からTCPデータ通信のパケットを送出し、該第3及び第4のステップで、データ受信側から返信されるAckパケットのシーケンス番号と到着間隔を該送信側端末で観測することにより、上りTCPデータ転送方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することもできる。
すなわち、この場合もプロービングパケットを利用せず、実際に2端末間で通信されるファイル転送などのTCPデータ通信のパケットを送信側端末から送出し、受信側から返信されて来るAckパケットのシーケンス番号と到着間隔を観測することにより、上りTCPデータ転送方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することができる。この場合も、シーケンス番号としては、TCPのものが利用できる。
さらに、上記の第1のステップは、一度に連続して送出するパケット数を、該伝送路上のバッファが溢れない値に抑制してもよい。
すなわち、パケットを連続的に送出する探索では、連送数を多くすると、高速から低速へと速度差を与える伝送路上の中継装置等においてバッファ溢れによるパケット廃棄が発生する。この場合、パケット間隔やIPタイムスタンプ差からパケット廃棄区間を特定できないため、バッファ溢れによるパケット廃棄が起こらないように探索を行う必要がある。
そこで、送信用端末又はプロービング端末から一度に連続して送出されるパケットの数を少なく設定し、例えば送信間隔を空けて周期的に連送通信、もしくは、プロービングパケットを連送することで、中継装置等におけるバッファ溢れを起こさないようにし、以ってパケットの廃棄を起こり難くしている。
さらに、上記の第1のステップは、該伝送路のボトルネック帯域に基づいて算出した送信間隔でパケットを送出してもよい。
すなわち、パケットの伝送路のボトルネック帯域が分かる場合、最適な送信間隔を算出し、送信用端末又はプロービング端末は、その送信間隔でパケットを送出することで、パケットの廃棄を起こり難くしている。
また、上記の第4のステップでは、パケット廃棄が無い場合の受信側のパケット間隔の統計的な基準値を算出し、該基準値及びパケット廃棄個数から求められる該高速区間及び低速区間でのそれぞれのパケット間隔期待値のいずれに対してパケット廃棄を検出した時のパケット間隔が近いかを判定することにより、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したかを判定することもできる。
すなわち、パケット廃棄が無い場合におけるパケット受信側でのパケット到着間隔(タイムスタンプ差を含む)の統計情報である基準値(平均、分散)を算出し、この基準値とパケット廃棄検出時のパケット廃棄個数から、高速区間及び低速区間でのパケット間隔の各期待値を求め、この期待値とパケット廃棄検出時のパケット間隔とを比較することにより、高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定することができる。
さらに、上記の第4のステップでは、該高速区間と低速区間の速度比を算出するステップを含み、該高速区間でのパケット間隔期待値として、該基準値によるパケット間隔が全部詰まる場合のパケット間隔期待値と、該基準値に該速度比を加味したパケット間隔が一部だけ詰まる場合のパケット間隔期待値の内の大きい方を用いることも可能である。
すなわち、高速区間と低速区間の速度比が既知の場合や速度比が小さい場合、高速区間でのパケット廃棄時においても、パケットが完全に詰まらない。そこで、高速区間と低速区間の速度比から、高速区間でのパケット廃棄時のパケットの詰まる割合を算出し、該割合を考慮して、高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定することが可能となる。
そして、上記の各期待値の代わりに、パケット廃棄検出時のパケット間隔の統計情報に基づく確率を用い、該高速区間及び低速区間でパケット廃棄が起きたとした場合のそれぞれの確率分布におけるパケット廃棄確率の高い方を選択することによって、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定することもできる。
上記の本発明に係るパケット廃棄箇所探索方法を実現する装置は、高速区間から低速区間へ速度変化する伝送路に連続性を有するパケットを送出する第1の手段と、該パケットを受信する第2の手段と、該受信したパケットの連続性に基づきパケット廃棄を検出する第3の手段と、該パケット廃棄によりパケット間隔が詰まっているか否かを判定するとともに該判定結果に基づき、少なくとも該高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定する第4の手段と、を備えたことを特徴としている。
ここで、上記の該第1の手段が、該第2〜4の手段とは異なる端末に設けることができ、該第3及び第4の手段がパケット間隔が詰まっているとき高速区間でのパケット廃棄と判定し、詰まっていないとき低速区間でのパケット廃棄と判定することができる。
また、上記の第1〜第4の手段は同一のプロービング端末に設けることができ、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、対向する被プロービング端末から受信した応答パケットに対して、該第3及び第4の手段が、該応答パケットのシーケンス番号と到着間隔に基づいて上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することができる。
また、上記のプロービングパケットは、該被プロービング端末で該パケット間隔を示すIPのタイムスタンプを設定する内容を含んでおり、該第3の手段が、該応答パケットのシーケンス番号と該被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報とを観測することにより該パケット廃棄を検出することができる。
また、該第1〜第4の手段が同一のプロービング端末に設けられ、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、該プロービングパケットが、該被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのものであり、該第3及び第4の手段が、そのフラグメント応答パケットのシーケンス番号と到着間隔とを観測することにより、下り方向の高速区間又は低速区間におけるパケット廃棄の発生を判定することができる。
さらに、上記の第1及び第2の手段が異なる端末に設けられ、両端末間でTCPデータ通信のパケットを利用して実行され、該第3及び第4の手段が、データ受信側端末がデータ受信パケットのシーケンス番号と到着間隔を観測することにより上りTCPデータ転送方向における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを特定することもできる。
さらに、上記の第1及び第2の手段が同一の端末に設けられ、送信側端末からTCPデータ通信のパケットを送出し、該第3及び第4の手段が、データ受信側から返信されるAckパケットのシーケンス番号と到着間隔を該送信側端末で観測することにより、上りTCPデータ転送方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することもできる。
また、上記の第1の手段が、一度に連続して送出するパケット数を、該伝送路上のバッファが溢れない値に抑制してもよい。
さらに、上記の第1の手段が、該伝送路のボトルネック帯域に基づいて算出した送信間隔でパケットを送出してもよい。
さらに、上記の第4の手段が、パケット廃棄が無い場合の受信側のパケット間隔の統計的な基準値を算出し、該基準値及びパケット廃棄個数から求められる該高速区間及び低速区間でのそれぞれのパケット間隔期待値のいずれに対してパケット廃棄を検出した時のパケット間隔が近いかを判定することにより、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したかを判定する手段を含むこともできる。
さらに、上記の第4の手段が、該高速区間と低速区間の速度比を算出する手段を含み、該高速区間でのパケット間隔期待値として、該基準値によるパケット間隔が全部詰まる場合のパケット間隔期待値と、該基準値に該速度比を加味したパケット間隔が一部だけ詰まる場合のパケット間隔期待値の内の大きい方を用いることも可能である。
そして、上記の各期待値の代わりに、パケット廃棄検出時のパケット間隔の統計情報に基づく確率を用い、該高速区間及び低速区間でパケット廃棄が起きたとした場合のそれぞれの確率分布におけるパケット廃棄確率の高い方を選択することによって、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定することもできる。
本発明の効果をまとめると以下のようになる。
(1)レイヤ2以下のパケット廃棄区間特定が片側拠点から短時間で行うことができる。
(2)従来、CE/SE等がパケット廃棄箇所を特定するために両拠点に駆けつけ様々な試験・データ解析を行っていたが、その時間、および、人件コスト、出張コストを大幅に減らすことができる。
(3)多数のホストを設ける必要がない。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図3は、本発明の実施例に適用される対象ネットワーク構成例を示している。2台の端末(パソコン等)T1-T2間に、2台のL2スイッチSW1, SW2が中継装置として接続されており、区間(1)及び(3)が10Mbps(高速区間)で、区間(2)が100Kbps(低速区間)で接続され、速度差があるネットワーク環境になっている。なお、これは、LAN-WAN-LANの環境として一般に知られた構成である。
図4は、上記の端末T1又はT2の構成実施例を示したもので、各部101〜105は、以下の処理を行う。
・GUI部101:ユーザからの入力、パラメータ変更、及び、解析結果を表示。
・検査パケット送出部102:検査パケット(ping)を探索ターゲットに送出。
・インタフェース部103:外部とのインタフェース処理を実行。
・パケットキャプチャ部104:自端末宛のパケットをキャプチャ。
・解析部105:キャプチャデータを解析し、パケット廃棄区間を特定。
このような実施例において、以下のような手順でパケット探索を実行することになる。
(1)利用者UがGUI部101から、探索に必要となる探索ターゲットのIPアドレスを入力する。
(2)検査パケット送出部102が、探索ターゲットに対し、pingを連続送出する。
(3)パケットキャプチャ部104が、ping応答パケットをキャプチャする。
(4)解析部105が、パケットキャプチャ部104でのキャプチャ結果から廃棄パケットを検索し、各廃棄パケットに対して、前後の到着間隔から、高速区間廃棄か低速区間廃棄かを特定する。
(5)GUI部101が、解析結果を利用者Uに出力する。
なお、後述するように、これらの構成要素は、送信端末T1で全て機能する場合と、送信端末T1ではGUI部101及び検査パケット送出部102のみが機能し、これに対応して、受信端末T2では、GUI部101、パケットキャプチャ部104、及び解析部105のみが機能する場合とがある。
このようなネットワーク構成例において、パケット廃棄箇所の特定には、いずれも大きなパケット長(例えば1500バイト)で、パケット連送(パケットの間隔を詰めて連続送信(例えば100個))した場合のパケット、または、対向端末からの応答パケットの間隔を利用する。一般に、パケット長が大きい程、高速区間で廃棄した場合と低速区間で廃棄した場合の間隔差が大きくなるため、判定し易くなる。また、判定対象とするパケット廃棄としては、パケット廃棄が発生する箇所の前後の間隔全てにおいて逐次判定する方法や、パケット廃棄発生時で最もパケット間隔が詰まった場合を取り上げて判定する方法などが考えられる。
以下、パケット廃棄の動作実施例をケースごとに説明する。
動作実施例(1)(2端末間でのパケット連送による判定:図5〜図8)
この動作実施例では、端末T1-T2間でのパケット連送に際して、高速区間(1)でパケット廃棄が起こった場合のみパケット間隔が詰まることに基づいてパケット廃棄箇所探索を行う。
図5は、パケット廃棄が起こらなかった場合のパケットシーケンスを示している。同図の例においては、送信用端末T1から連続して送出されたシーケンス番号1〜4のパケット(以下、パケット1〜4のように記すことがある。)は、L2スイッチSW1, SW2を経由して、廃棄無しで受信用端末T2に到着している。端末T2では、シーケンス番号の抜けが無いことで、パケット廃棄が起こらなかったことを検出することができる。
図6は、高速区間(1)でパケット廃棄が起こった場合のパケットシーケンスを示している。同図において、高速区間(1)の×印で示す箇所でパケット3の廃棄が起こり、L2スイッチSW1においてパケット滞留により、時点PT1でパケット2と4の間隔が詰まって値αとなる。受信用端末T2では、シーケンス番号3の抜けからパケット廃棄が起こったことを検出し、パケット2と4の間隔が詰まっていることから、高速区間(1)でパケット廃棄が起こったと判定することができる。
図7は、低速区間(2)でパケット廃棄が起こった場合のパケットシーケンスを示している。同図において、低速区間(2)でパケット3の廃棄が発生(×印)するが、以降、パケット2と4の間隔は詰まらない。受信用端末T2では、シーケンス番号3の抜けからパケット廃棄が起こったことを検出するが、パケット2と4の間隔=β(β>α)であり、詰まっていないことから、低速区間(2)でパケット廃棄が起こったと判定することができる。
図8は、このような動作実施例(1)のフローを示している。このフローでは、ステップS11のみが送信用端末T1のGUI部101及び検査パケット送出部102で実行され、ステップS12以降は受信用端末T2のパケットキャプチャ部104及び解析部105で実行されることになる。
本フローにおいて、送信用端末T1は、受信用端末T2に対してパケットを連送すると(ステップS11)、受信用端末T2で、このパケットを受信し(ステップS12)、そのシーケンス番号からパケットの廃棄箇所(廃棄されたパケットはどれかを示す。)を特定し(ステップS13)、そのパケット廃棄箇所の前後のパケット到着間隔を測定する(ステップS14)。そして、図6に示したようにパケット到着間隔=αであれば、パケット滞留によりパケット間隔が詰まっているので、高速区間(1)でのパケット廃棄と判定し(ステップS2)、図7に示すようにパケット到着間隔=βであれば、パケット間隔が詰まっているので、低速区間(2)でのパケット廃棄と判定する(ステップS3)。
動作実施例(2)(プロービングパケットの連送による判定:図9〜図12)
この動作実施例では、プロービングパケットを連送することにより、上り方向の高速区間でパケット廃棄が起こった場合のみパケット間隔が詰まることに着目してパケット廃棄箇所探索を行う。この動作実施例(2)では、図4に示した送信端末T1で送信処理とパケット廃棄箇所判定処理の双方が実行されることになる。
図9は、動作実施例(1)の図5と同様に、パケット廃棄が起こらなかった場合のパケットシーケンスを示している。図示のように、プロービング端末T1から送信されたパケット1〜4は、L2スイッチSW1, SW2を介して被プロービング端末T2に送られ、この端末T2からのプロービング応答パケット1〜4を受信した端末T1はパケットのシーケンス番号の抜けがないことで、パケット廃棄が起こらなかったことを知ることができる。
図10は、上り方向の高速区間(1)でパケット廃棄が起こった場合のパケットシーケンスを示している。同図において、高速区間(1)でパケット3の廃棄が発生し、L2スイッチSW1におけるパケット滞留により、時点PT1でパケット2と4の間隔が詰まった形でL2スイッチSW2を経由して端末T2に送られる。端末T2ではプロービング応答パケット1, 2, 4を、受信した間隔で送り返す。
プロービング端末T1では、プロービング応答パケットのシーケンス番号3が抜けていることからパケット廃棄が起こったことを識別し、本来パケット間隔がβであるパケット2と4の間隔がαに詰まっていることから、上り方向の高速区間(1)でパケット廃棄が起こったと判定することができる。
図11は、上り方向の低速区間(2)でパケット廃棄が起こった場合のパケットシーケンスを示している。図示のように、低速区間(2)でパケット3の廃棄が発生し、以降、パケット2と4の間隔は本来の値βであり、詰まらない。プロービング端末T1では、プロービング応答パケット3の抜けからパケット廃棄が起こったことを識別するが、パケット2と4の間隔が詰まっていないことから、上り方向の高速区間(1)以外でパケット廃棄が起こったと判定することができる。
図12は、このような動作実施例(2)のフローを示しており、これは上述の如く端末T1のみで実行することができる。本フローにおいて、プロービング端末T1は被プロービング端末T2に対してプロービングパケット(ping要求パケット)を連送(ステップS21)し、応答パケット(ping応答パケット)を受信(キャプチャ)(ステップS22)し、シーケンス番号からパケット廃棄箇所を特定し(ステップS23)、該パケット廃棄箇所前後のパケット到着間隔を測定し(ステップS24)、該間隔が詰まっているか否かをチェックし(ステップS1)、詰まっている場合は上り方向の高速区間でのパケット廃棄と判定し(ステップS2-1)、詰まっていない場合は上り方向の高速区間以外でのパケット廃棄として判定する(ステップS3-1)ことになる。
動作実施例(3)(プロービングパケットの連送(IPタイムスタンプ利用)による判定:図13〜16)
この動作実施例では、IPタイムスタンプを利用したプロービングパケットの連送により、上り方向の高速区間でパケット廃棄が起こった場合のみIPタイムスタンプ差が詰まることに着目してパケット廃棄箇所探索を行うものである。
図13は、パケット廃棄が起こらなかった場合のパケットシーケンスを示している。図示のように、プロービングパケットには、被プロービング端末T2でパケット間隔を示すIPタイムスタンプを設定する内容が含まれており、端末T2からのプロービング応答パケット1〜4に対しては、それぞれIPタイムスタンプ0, 10, 20, 30が設定されて端末T1へ送り返されるので、端末T1ではシーケンス番号の抜けがないことで、パケット廃棄が起こらなかったことを知ることができる。
図14は、上り方向の高速区間(1)でパケット廃棄が起こった場合のパケットシーケンスを示している。図示のように、高速区間(1)でパケット3の廃棄が発生し、L2スイッチSW1においてパケット滞留により、時点PT1でパケット2と4の間隔が詰まっている。プロービング端末T1では、プロービング応答パケット3の抜けから、IPタイムスタンプは“10”から“30”ではなく“20”になって、IPタイムスタンプ差が詰まっていることから、上り方向の高速区間(1)でパケット廃棄が起こったと判定することができる。
図15は、上り方向の低速区間(2)でパケット廃棄が起こった場合のパケットシーケンスを示している。同図において、低速区間(2)でパケット3の廃棄が発生し、以降、図11の場合と同様に2と4の間隔は詰まらない。プロービング端末T1では、プロービング応答パケット3の抜けからパケット廃棄が起こったことを識別し、パケット2と4のIPタイムスタンプ差が“30-10=20”で詰まっていないことから、上り方向の高速区間(1)以外でパケット廃棄が起こったと判定することができる。
図16は、このような動作実施例(3)のフローを示しており、これも端末T1のみで実行可能である。本フローにおいて、プロービング端末T1は被プロービング端末T2に対してIPタイムスタンプを設定する内容を含んだプロービングパケット(ping要求パケット)を連送し(ステップS21-1)、応答パケット(ping応答パケット)を受信(キャプチャ)(ステップS22)し、シーケンス番号からパケット廃棄箇所を特定して(ステップS23)、該パケット廃棄箇所前後のIPタイムスタンプ差を検出し(ステップS24-1)、そのIPタイムスタンプの差が詰まっているか否かをチェックし(ステップS1-1)、詰まっている場合は上り方向の高速区間でのパケット廃棄と判定し(ステップS2-1)、詰まっていない場合は上り方向の高速区間以外でのパケット廃棄として判定する(ステップS3-1)ことになる。
動作実施例(4)(ラージサイズのプロービングパケットによる判定:図17〜図20)
この動作実施例は、IPフラグメントを起こすようなラージサイズのプロービングパケット(例えば、15,000バイトのping要求/応答パケット)では、下り方向の高速区間でパケット廃棄が起こった場合にパケット間隔が詰まり、下り方向の低速区間でパケット廃棄が起こった場合はパケット間隔が詰まらず、上り方向のいずれかの区間でパケット廃棄が起こった場合は、プロービングの応答自体が返ってこないことに着目してパケット廃棄箇所探索を行うものである。
図17は、パケット1〜4に分割されたping要求パケットReqをプロービング端末T1から被プロービング端末T2に送ったときに、パケット廃棄が起こらなかった場合のパケットシーケンスを示している。図示のように、端末T2で全パケット1〜4を受信してからping要求パケットを再構成して送出されたプロービング応答パケットResのシーケンス番号の抜けがないことを端末T1で検出することで、パケット廃棄が起こらなかったことを知る。
図18は、下り方向の高速区間(3)でパケット廃棄が起こった場合のパケットシーケンスを示している。図示のように、高速区間(3)でプロービング応答パケットRes中のパケット3の廃棄が発生したときには、L2スイッチSW1においてパケット滞留により、時点PT2でパケット2と4の間隔がαに詰まる。プロービング端末T1では、プロービング応答パケットRes中のシーケンス番号3の抜けからパケット廃棄が起こったことを識別し、パケット2と4の間隔がαに詰まっていることから、下り方向の高速区間(3)でパケット廃棄が起こったと判定することができる。
図19は、下り方向の低速区間(2)でパケット廃棄が起こった場合のパケットシーケンスを示している。図示のように、低速区間(2)でプロービング応答パケットRes中のパケット3の廃棄が発生するが、以降、パケット2と4の間隔は詰まらない。プロービング端末T1では、プロービング応答パケットRes中のシーケンス番号3のパケット抜けからパケット廃棄が起こったことを識別し、パケット2と4の間隔=βで、パケット間隔が詰まっていないことから、下り方向の高速区間(3)以外でパケット廃棄が起こったと判定することができる。
図20は、このような動作実施例(4)のフローを示しており、これも端末T1のみで実行可能である。本フローにおいて、プロービング端末T1は被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのプロービングパケット(フラグメントping要求パケット)を連送し(ステップS21-2)、応答パケット(フラグメントping応答パケット)を受信(キャプチャ)(ステップS22-1)し、シーケンス番号からパケット廃棄箇所を特定して(ステップS23)、該パケット廃棄箇所前後のパケット到着間隔を観測し(ステップS24)、このパケット間隔が詰まっているか否かをチェックし(ステップS21)、詰まっている場合は下り方向の高速区間でのパケット廃棄と判定し(ステップS2-2)、詰まっていない場合は下り方向の低速区間でのパケット廃棄として判定する(ステップS3-2)ことになる。
動作実施例(5)(TCPデータ通信パケットによる判定:図21〜図24)
この動作実施例は、TCPデータ通信パケットでは、上り方向(TCPデータ転送方向)の高速区間でパケット廃棄が起こった場合のみパケット間隔が詰まることに着目してパケット廃棄箇所探索を行うものである。すなわち、TCPデータ通信では、送信間隔を送受信側で等間隔となるように制御するようなセルフクロッキングが作用する場合があるが、この場合でも1パケットずつスペーシングする訳ではなく、市販のオペレーティングシステムでは2パケット毎にスペーシングする場合が多く、これを本実施例では利用する。
図21は、パケット廃棄が起こらなかった場合のパケットシーケンスを示している。図示の如く、2つのパケット3と4が端末T1からT2に送信されるとき、シーケンス番号の抜けが無いことで、パケット廃棄が起こらなかったことを受信側端末T2で識別することができる。また、送信側端末T1においても、端末T2からのAckのシーケンス番号(これは、どのシーケンス番号まで受信側が受け取ったかを示す。)から、パケット廃棄が起こらなかったことを識別することができる。
具体的には、端末T1は端末T2より受信したAckのシーケンス番号が“2”ずつ飛ばされていれば、パケット廃棄が起こらなかったと判定することができる。従って、Ackのシーケンス番号が重複しているか、又は、Selective Ack (Sack)が利用されていれば、その間でパケット廃棄が起こったことを識別することができる。
図22は、上り方向の高速区間(1)でパケット廃棄が起こった場合のパケットシーケンスを示している。図示の如く、高速区間(1)でパケット3の廃棄が発生し、L2スイッチSW1においてパケット滞留により、パケット2と4の間隔がβからαに詰まっている。受信側端末T2では、シーケンス番号3の抜けからパケット廃棄が起こったことを識別し、パケット2と4の間隔がαに詰まっていることから、上り方向の高速区間(1)でパケット廃棄が起こったと判定することができる。さらに、送信側端末T1では、受信したAckからパケット廃棄が起こったことを識別し、Ackパケットの間隔が詰まっていることから、上り方向の高速区間(1)でパケット廃棄が起こったと判定することができる。
図23は、低速区間(2)でパケット廃棄が起こった場合のパケットシーケンスを示している。図示の如く、低速区間(2)でパケット3の廃棄が発生し、以降、パケット2と4の間隔は詰まらない。受信側端末T2では、シーケンス番号3の抜けからパケット廃棄が起こったことを識別し、この場合にパケット2と4の間隔がβで詰まっていないことから、上り方向の低速区間でパケット廃棄が起こったと判定することができる。送信側端末T1では、受信したAckからパケット廃棄が起こったことを識別し、Ackパケット間隔がβで詰まっていないことから、上り方向の高速区間(1)以外でパケット廃棄が起こったと判定することができる。
図24は、このような動作実施例(5)のフロー(1)を示し、このフローは端末T1からのパケットを受信する端末T2での処理を示している。本フローにおいて、データ受信側端末T2は、ファイル転送などのTCPデータ通信のパケットを受信(キャプチャ)し(ステップS31)、シーケンス番号からパケット廃棄箇所を特定して(ステップS23)、該パケット廃棄箇所前後のパケット到着間隔を観測し(ステップS24)、このパケット間隔が詰まっているか否かをチェックし(ステップS1)、詰まっている場合は上り方向の高速区間でのパケット廃棄と判定し(ステップS2-3)、詰まっていない場合は上り方向の低速区間でのパケット廃棄として判定する(ステップS3-3)ことになる。
図25は、動作実施例(5)の探索フロー(2)を示し、このフローは端末T1での処理を示している。本フローにおいて、データ送信側端末T2は、ファイル転送などのTCPデータ通信のパケットのデータ受信側から返信されるAckパケットを受信(キャプチャ)し(ステップS32)、シーケンス番号からパケット廃棄箇所を特定し(ステップS23)、該パケット廃棄箇所前後のパケット到着間隔を観測し(ステップS24)、このパケット間隔が詰まっているか否かをチェックし(ステップS1)、詰まっている場合は上り方向の高速区間でのパケット廃棄と判定し(ステップS2-3)、詰まっていない場合は上り方向の高速区間以外でのパケット廃棄として判定する(ステップS3-4)ことになる。
動作実施例(6)(中継装置におけるバッファ溢れによるパケット廃棄対策:図26〜図28)
この動作実施例は、パケットを連送する探索において、連送数を多くすると高速から低速へと速度差のある中継装置においてバッファ溢れによるパケット廃棄が発生するが、この場合、パケット間隔やIPタイムスタンプ差からパケット廃棄区間を特定できないため、バッファ溢れによるパケット廃棄が起こらないように探索を行う必要があることに着目して実行されるものである。
図26は、中継装置におけるバッファ溢れによるパケット廃棄を説明するための図である。図示の如く、端末T1から中継装置であるL2スイッチSW1へ8個のパケット1〜8を一度に連送しているが、L2スイッチSW1において、そのバッファ容量が4パケットに制限される場合、バッファ溢れが発生し、パケット6〜8の廃棄ABLが発生する。
図27は、中継装置におけるバッファ溢れによるパケット廃棄が起こらないような探索例を示したものである。図示の如く、一度に連送するパケット数を“4”に制限し、L2スイッチSW1におけるバッファが空いた後に4パケットずつ繰り返すことより、中継装置におけるバッファから溢れるパケット廃棄を防いで探索を行うことが可能となる。
図28は、このような動作実施例(6)のフローを示している。本フローに従うと、送信用端末、もしくは、プロービング端末T1は、連送数を小さく設定しておき(ステップS41)、一定期間毎に連送通信、もしくはプロービングパケットの連送を行うことになる(ステップS42, S43)。
動作実施例(7)(送信間隔の算出:図29)
この動作実施例では、上記の動作実施例(6)において、送信間隔を決定する際、端末T1-T2間のボトルネック帯域を利用するものである。すなわち、ボトルネック帯域がB (bps)であることを獲得した後(ステップS51)、一度に連送する数がN (個)、該パケット長がL (byte)の場合、連送パケットを送出して、相手端末に届くまでにおよそL * N * 8 / B(秒) の時間を算出する(ステップS52)。そして、該時間を一度に連送する送信間隔とすることで、中継装置におけるバッファ容量から溢れるパケット廃棄を防いで探索を行うことが可能となる。
動作実施例(8)(パケット間隔(タイムスタンプ差)から廃棄区間の判定方法:図30, 31)
この動作実施例はパケット間隔が、図1に示したように、詰まる場合(α)と詰まらない場合(β)とを判定する方法を説明するためのものである。以下、図30に示した手順(1)〜(4)を図31のフロー図を参照して説明する。
(1)パケット廃棄が起こらない場合(シーケンス番号通りの場合)の受信側でのパケット間隔の平均値α、分散σ2を算出する(図30(A), 図31のステップS61)。
(2)パケット廃棄が起こる場合(シーケンス番号に抜けがある場合)の連続パケット廃棄数dをシーケンス番号の抜け数から特定すると共に高速区間でパケット廃棄が起きた場合のパケット間隔の期待値αと、低速区間でパケット廃棄が起きた場合のパケット間隔の期待値((d+1)α)を算出する(図30(A),ステップS23-1)。
(3)該連続パケット廃棄数からパケット間隔xを算出する(図30(A), ステップS24-2)。
(4)該パケット間隔xがαに近いか、(d+1)αに近いかを判定する。
(5)上記(4)の代わりに、高速区間、低速区間でのパケット廃棄の確率分布(例えば、図30(c)に示す正規分布)D1, D2を想定し、該確率分布D1, D2から、高速区間でパケット廃棄が起きたとする確率Ph、低速区間でパケット廃棄が起きたとする確率Plをそれぞれ算出し、大きい方を採用してもよい(図30(B))。
動作実施例(9)(速度比を考慮した高速区間でのパケット廃棄時のパケット間隔算出方法:図32, 33)
この動作実施例は、高速から低速へ速度変化の割合が小さい場合、高速区間でパケット廃棄が起こっても、高速から低速へ速度変化が生じる中継装置等において、完全にパケット間隔が詰まらない場合に対応してパケット間隔を算出し、高速・低速区間のいずれかの区間で廃棄パケットが起きたかを判定するものである。
図32は、高速区間と低速区間の速度比を考慮して、高速区間でのパケット廃棄時のパケット間隔を算出する方法であり、図32に示した手順(a),(b)を、図33のフロー図に沿って説明する。
(a)高速区間と低速区間の速度比r(=高速区間速度/低速区間速度)を算出する。本例では、r=3となる(図33のステップS71)。
(b)パケット廃棄が起こらない場合(シーケンス番号通りの場合)の受信側でのパケット間隔の平均値をα、連続パケット廃棄数をdとする。高速区間で廃棄が起きた場合のパケット間隔の期待値は、以下の場合の大きい方となる(ステップS61, S23-1)。
・α (間隔が全部詰まる場合)
・{(d+1)/r}α (間隔が一部しか詰まらない場合)
すなわち、Max(α、{(d+1)/r}α)として算出することができる。本例では、d=6であるため、その期待値は、Max(α,(7/3)α)=(7/3)αとなる。
この後は、ステップS24-2, S1-3, S2-4, S3-5が図31と同様に実行されるが、ただし、ステップS1-3では、ステップS1-2のαの代わりにMax(α、{(d+1)/r}α)を用いる点が異なっている。

(付記1)
高速区間から低速区間へ速度変化する伝送路に連続性を有するパケットを送出する第1のステップと、
該パケットを受信する第2のステップと、
該受信したパケットの連続性に基づきパケット廃棄を検出する第3のステップと、
該パケット廃棄によりパケット間隔が詰まっているか否かを判定するとともに該判定結果に基づき、少なくとも該高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定する第4のステップと、
を備えたことを特徴とするパケット廃棄箇所探索方法。
(付記2)付記1において、
該第1のステップが、該第2〜4のステップとは異なる端末で実行され、該第3及び第4のステップで、該パケット間隔が詰まっているとき高速区間でのパケット廃棄と判定し、詰まっていないとき低速区間でのパケット廃棄と判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記3)付記1において、
該第1〜第4のステップが同一のプロービング端末で実行され、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、対向する被プロービング端末から受信した応答パケットに対して該第3及び第4のステップを実行することにより、該応答パケットのシーケンス番号と到着間隔に基づいて上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記4)付記3において、
該プロービングパケットが、該被プロービング端末で該パケット間隔を示すIPのタイムスタンプを設定する内容を含んでおり、該第3のステップで、該応答パケットのシーケンス番号と該被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報とを観測することにより該パケット廃棄を検出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記5)付記1において、
該第1〜第4のステップが同一のプロービング端末で実行され、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、該プロービングパケットが、該被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのものであり、該第3及び第4のステップで、そのフラグメント応答パケットのシーケンス番号と到着間隔とを観測することにより、下り方向の高速区間又は低速区間におけるパケット廃棄の発生を判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記6)付記1において、
該第1及び第2のステップが異なる端末間でTCPデータ通信のパケットを利用して実行され、該第3及び第4のステップで、データ受信側端末がデータ受信パケットのシーケンス番号と到着間隔を観測することにより上りTCPデータ転送方向における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記7)付記1において、
該第1及び第2のステップが同一の端末内で実行され、送信側端末からTCPデータ通信のパケットを送出し、該第3及び第4のステップで、データ受信側から返信されるAckパケットのシーケンス番号と到着間隔を該送信側端末で観測することにより、上りTCPデータ転送方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記8)付記1から4のいずれか一つにおいて、
該第1のステップで、一度に連続して送出するパケット数を、該伝送路上のバッファが溢れない値に抑制することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記9)付記8において、
該第1のステップで、該伝送路のボトルネック帯域に基づいて算出した送信間隔でパケットを送出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記10)付記1において、
該第4のステップが、パケット廃棄が無い場合の受信側のパケット間隔の統計的な基準値を算出し、該基準値及びパケット廃棄個数から求められる該高速区間及び低速区間でのそれぞれのパケット間隔期待値のいずれに対してパケット廃棄を検出した時のパケット間隔が近いかを判定することにより、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したかを判定するステップを含むことを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記11)付記10において、
該第4のステップが、該高速区間と低速区間の速度比を算出するステップを含み、該高速区間でのパケット間隔期待値として、該基準値によるパケット間隔が全部詰まる場合のパケット間隔期待値と、該基準値に該速度比を加味したパケット間隔が一部だけ詰まる場合のパケット間隔期待値の内の大きい方を用いることを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記12)付記10又は11において、
各期待値の代わりに、パケット廃棄検出時のパケット間隔の統計情報に基づく確率を用い、該高速区間及び低速区間でパケット廃棄が起きたとした場合のそれぞれの確率分布におけるパケット廃棄確率の高い方を選択することによって、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記13)
高速区間から低速区間へ速度変化する伝送路に連続性を有するパケットを送出する第1の手段と、
該パケットを受信する第2の手段と、
該受信したパケットの連続性に基づきパケット廃棄を検出する第3の手段と、
該パケット廃棄によりパケット間隔が詰まっているか否かを判定するとともに該判定結果に基づき、少なくとも該高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定する第4の手段と、
を備えたことを特徴とするパケット廃棄箇所探索装置。
(付記14)付記13において、
該第1の手段が、該第2〜4の手段とは異なる端末に設けられており、該第3及び第4の手段が、該パケット間隔が詰まっているとき高速区間でのパケット廃棄と判定し、詰まっていないとき低速区間でのパケット廃棄と判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記15)付記13において、
該第1〜第4の手段が同一のプロービング端末に設けられ、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、対向する被プロービング端末から受信した応答パケットに対して、該第3及び第4の手段が、該応答パケットのシーケンス番号と到着間隔に基づいて上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記16)付記13において、
該プロービングパケットが、該被プロービング端末で該パケット間隔を示すIPのタイムスタンプを設定する内容を含んでおり、該第3の手段が、該応答パケットのシーケンス番号と該被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報とを観測することにより該パケット廃棄を検出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記17)付記13において、
該第1〜第4の手段が同一のプロービング端末に設けられ、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、該プロービングパケットが、該被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのものであり、該第3及び第4の手段が、そのフラグメント応答パケットのシーケンス番号と到着間隔とを観測することにより、下り方向の高速区間又は低速区間におけるパケット廃棄の発生を判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記18)付記13において、
該第1及び第2の手段が異なる端末に設けられ、両端末間でTCPデータ通信のパケットを利用して実行され、該第3及び第4の手段が、データ受信側端末がデータ受信パケットのシーケンス番号と到着間隔を観測することにより上りTCPデータ転送方向における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記19)付記13において、
該第1及び第2の手段が同一の端末に設けられ、送信側端末からTCPデータ通信のパケットを送出し、該第3及び第4の手段が、データ受信側から返信されるAckパケットのシーケンス番号と到着間隔を該送信側端末で観測することにより、上りTCPデータ転送方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記20)付記13から16のいずれか一つにおいて、
該第1の手段が、一度に連続して送出するパケット数を、該伝送路上のバッファが溢れない値に抑制することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記21)付記20において、
該第1の手段が、該伝送路のボトルネック帯域に基づいて算出した送信間隔でパケットを送出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記22)付記13において、
該第4の手段が、パケット廃棄が無い場合の受信側のパケット間隔の統計的な基準値を算出し、該基準値及びパケット廃棄個数から求められる該高速区間及び低速区間でのそれぞれのパケット間隔期待値のいずれに対してパケット廃棄を検出した時のパケット間隔が近いかを判定することにより、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したかを判定する手段を含むことを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記23)付記22において、
該第4の手段が、該高速区間と低速区間の速度比を算出する手段を含み、該高速区間でのパケット間隔期待値として、該基準値によるパケット間隔が全部詰まる場合のパケット間隔期待値と、該基準値に該速度比を加味したパケット間隔が一部だけ詰まる場合のパケット間隔期待値の内の大きい方を用いることを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記24)付記22又は23において、
各期待値の代わりに、パケット廃棄検出時のパケット間隔の統計情報に基づく確率を用い、該高速区間及び低速区間でパケット廃棄が起きたとした場合のそれぞれの確率分布におけるパケット廃棄確率の高い方を選択することによって、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
本発明の原理説明図(1)である。 本発明の原理説明図(2)である。 本発明が対象とするネットワーク構成例を示したブロック図である。 本発明に使用される送信端末又は受信端末の一実施例を示したブロック図である。 本発明の動作実施例(1)においてパケット廃棄が起こらない場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(1)において、高速区間でパケット廃棄が発生する場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(1)において、低速区間でパケット廃棄が発生する場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(1)のフロー図である。 本発明の動作実施例(2)において、パケット廃棄が起こらない場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(2)において、上り方向の高速区間でパケット廃棄が発生する場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(2)において、上り方向の高速区間以外でパケット廃棄が発生する場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(2)のフロー図である。 本発明の動作実施例(3)において、パケット廃棄が起こらない場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(3)において、上り方向の高速区間でパケット廃棄が発生する場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(3)において、上り方向の高速区間以外でパケット廃棄が発生する場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(3)のフロー図である。 本発明の動作実施例(4)において、パケット廃棄が起こらない場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(4)において、下り方向の高速区間でパケット廃棄が発生する場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(4)において、下り方向の低速区間でパケット廃棄が発生する場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(4)のフロー図である。 本発明の動作実施例(5)において、パケット廃棄が起こらない場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(5)において、上り方向の高速区間でパケット廃棄が発生する場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(5)において、上り方向の低速区間でパケット廃棄が発生する場合のパケットシーケンスを示した図である。 本発明の動作実施例(5)のフロー図(1)である。 本発明の動作実施例(5)のフロー図(2)である。 中継装置におけるバッファ溢れによるパケット廃棄例を示した図である。 本発明の動作実施例(6)において、中継装置におけるバッファ溢れを起こさない探索例を示した図である。 本発明の動作実施例(6)のフロー図である。 本発明の動作実施例(7)のフロー図である。 本発明の動作実施例(8)における、パケット間隔(タイムスタンプ差)から廃棄区間を判定する場合の説明図である。 本発明の動作実施例(8)のフロー図である。 本発明の動作実施例(9)において、速度比を考慮して高速区間でのパケット廃棄時のパケット間隔を算出する例を示した図である。 本発明の動作実施例(9)のフロー図である。
符号の説明
T1 送信端末
T2 受信端末
SW, SW1, SW2 L2スイッチ(中継装置)
101 GUI部
102 検査パケット送出部
103 インタフェース部(IF)
104 パケットキャプチャ部
105 解析部
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (10)

  1. 高速区間から低速区間へ速度変化する伝送路に連続性を有するパケットを送出する第1のステップと、
    該パケットを受信する第2のステップと、
    該受信したパケットの連続性に基づきパケット廃棄を検出する第3のステップと、
    該パケット廃棄によりパケット間隔が詰まっているか否かを判定するとともに該判定結果に基づき、少なくとも該高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定する第4のステップと、
    を備えたことを特徴とするパケット廃棄箇所探索方法。
  2. 請求項1において、
    該第1のステップが、該第2〜4のステップとは異なる端末で実行され、該第3及び第4のステップで、該パケット間隔が詰まっているとき高速区間でのパケット廃棄と判定し、詰まっていないとき低速区間でのパケット廃棄と判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
  3. 請求項1において、
    該第1〜第4のステップが同一のプロービング端末で実行され、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、対向する被プロービング端末から受信した応答パケットに対して該第3及び第4のステップを実行することにより、該応答パケットのシーケンス番号と到着間隔に基づいて上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
  4. 請求項3において、
    該プロービングパケットが、該被プロービング端末で該パケット間隔を示すIPのタイムスタンプを設定する内容を含んでおり、該第3のステップで、該応答パケットのシーケンス番号と該被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報とを観測することにより該パケット廃棄を検出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
  5. 請求項1において、
    該第1〜第4のステップが同一のプロービング端末で実行され、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、該プロービングパケットが、該被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのものであり、該第3及び第4のステップで、そのフラグメント応答パケットのシーケンス番号と到着間隔とを観測することにより、下り方向の高速区間又は低速区間におけるパケット廃棄の発生を判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
  6. 高速区間から低速区間へ速度変化する伝送路に連続性を有するパケットを送出する第1の手段と、
    該パケットを受信する第2の手段と、
    該受信したパケットの連続性に基づきパケット廃棄を検出する第3の手段と、
    該パケット廃棄によりパケット間隔が詰まっているか否かを判定するとともに該判定結果に基づき、少なくとも該高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定する第4の手段と、
    を備えたことを特徴とするパケット廃棄箇所探索装置。
  7. 請求項6において、
    該第1の手段が、該第2〜4の手段とは異なる端末に設けられており、該第3及び第4の手段が、該パケット間隔が詰まっているとき高速区間でのパケット廃棄と判定し、詰まっていないとき低速区間でのパケット廃棄と判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
  8. 請求項6において、
    該第1〜第4の手段が同一のプロービング端末に設けられ、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、対向する被プロービング端末から受信した応答パケットに対して、該第3及び第4の手段が、該応答パケットのシーケンス番号と到着間隔に基づいて上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
  9. 請求項6において、
    該プロービングパケットが、該被プロービング端末で該パケット間隔を示すIPのタイムスタンプを設定する内容を含んでおり、該第3の手段が、該応答パケットのシーケンス番号と該被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報とを観測することにより該パケット廃棄を検出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
  10. 請求項6において、
    該第1〜第4の手段が同一のプロービング端末に設けられ、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、該プロービングパケットが、該被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのものであり、該第3及び第4の手段が、そのフラグメント応答パケットのシーケンス番号と到着間隔とを観測することにより、下り方向の高速区間又は低速区間におけるパケット廃棄の発生を判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
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