JP4169725B2 - パケット廃棄箇所探索方法及び装置 - Google Patents
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Description
動作実施例(1)(2端末間でのパケット連送による判定:図5〜図8)
この動作実施例では、端末T1-T2間でのパケット連送に際して、高速区間(1)でパケット廃棄が起こった場合のみパケット間隔が詰まることに基づいてパケット廃棄箇所探索を行う。
動作実施例(2)(プロービングパケットの連送による判定:図9〜図12)
この動作実施例では、プロービングパケットを連送することにより、上り方向の高速区間でパケット廃棄が起こった場合のみパケット間隔が詰まることに着目してパケット廃棄箇所探索を行う。この動作実施例(2)では、図4に示した送信端末T1で送信処理とパケット廃棄箇所判定処理の双方が実行されることになる。
動作実施例(3)(プロービングパケットの連送(IPタイムスタンプ利用)による判定:図13〜16)
この動作実施例では、IPタイムスタンプを利用したプロービングパケットの連送により、上り方向の高速区間でパケット廃棄が起こった場合のみIPタイムスタンプ差が詰まることに着目してパケット廃棄箇所探索を行うものである。
動作実施例(4)(ラージサイズのプロービングパケットによる判定:図17〜図20)
この動作実施例は、IPフラグメントを起こすようなラージサイズのプロービングパケット(例えば、15,000バイトのping要求/応答パケット)では、下り方向の高速区間でパケット廃棄が起こった場合にパケット間隔が詰まり、下り方向の低速区間でパケット廃棄が起こった場合はパケット間隔が詰まらず、上り方向のいずれかの区間でパケット廃棄が起こった場合は、プロービングの応答自体が返ってこないことに着目してパケット廃棄箇所探索を行うものである。
動作実施例(5)(TCPデータ通信パケットによる判定:図21〜図24)
この動作実施例は、TCPデータ通信パケットでは、上り方向(TCPデータ転送方向)の高速区間でパケット廃棄が起こった場合のみパケット間隔が詰まることに着目してパケット廃棄箇所探索を行うものである。すなわち、TCPデータ通信では、送信間隔を送受信側で等間隔となるように制御するようなセルフクロッキングが作用する場合があるが、この場合でも1パケットずつスペーシングする訳ではなく、市販のオペレーティングシステムでは2パケット毎にスペーシングする場合が多く、これを本実施例では利用する。
動作実施例(6)(中継装置におけるバッファ溢れによるパケット廃棄対策:図26〜図28)
この動作実施例は、パケットを連送する探索において、連送数を多くすると高速から低速へと速度差のある中継装置においてバッファ溢れによるパケット廃棄が発生するが、この場合、パケット間隔やIPタイムスタンプ差からパケット廃棄区間を特定できないため、バッファ溢れによるパケット廃棄が起こらないように探索を行う必要があることに着目して実行されるものである。
動作実施例(7)(送信間隔の算出:図29)
この動作実施例では、上記の動作実施例(6)において、送信間隔を決定する際、端末T1-T2間のボトルネック帯域を利用するものである。すなわち、ボトルネック帯域がB (bps)であることを獲得した後(ステップS51)、一度に連送する数がN (個)、該パケット長がL (byte)の場合、連送パケットを送出して、相手端末に届くまでにおよそL * N * 8 / B(秒) の時間を算出する(ステップS52)。そして、該時間を一度に連送する送信間隔とすることで、中継装置におけるバッファ容量から溢れるパケット廃棄を防いで探索を行うことが可能となる。
動作実施例(8)(パケット間隔(タイムスタンプ差)から廃棄区間の判定方法:図30, 31)
この動作実施例はパケット間隔が、図1に示したように、詰まる場合(α)と詰まらない場合(β)とを判定する方法を説明するためのものである。以下、図30に示した手順(1)〜(4)を図31のフロー図を参照して説明する。
動作実施例(9)(速度比を考慮した高速区間でのパケット廃棄時のパケット間隔算出方法:図32, 33)
この動作実施例は、高速から低速へ速度変化の割合が小さい場合、高速区間でパケット廃棄が起こっても、高速から低速へ速度変化が生じる中継装置等において、完全にパケット間隔が詰まらない場合に対応してパケット間隔を算出し、高速・低速区間のいずれかの区間で廃棄パケットが起きたかを判定するものである。
・{(d+1)/r}α (間隔が一部しか詰まらない場合)
すなわち、Max(α、{(d+1)/r}α)として算出することができる。本例では、d=6であるため、その期待値は、Max(α,(7/3)α)=(7/3)αとなる。
(付記1)
高速区間から低速区間へ速度変化する伝送路に連続性を有するパケットを送出する第1のステップと、
該パケットを受信する第2のステップと、
該受信したパケットの連続性に基づきパケット廃棄を検出する第3のステップと、
該パケット廃棄によりパケット間隔が詰まっているか否かを判定するとともに該判定結果に基づき、少なくとも該高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定する第4のステップと、
を備えたことを特徴とするパケット廃棄箇所探索方法。
(付記2)付記1において、
該第1のステップが、該第2〜4のステップとは異なる端末で実行され、該第3及び第4のステップで、該パケット間隔が詰まっているとき高速区間でのパケット廃棄と判定し、詰まっていないとき低速区間でのパケット廃棄と判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記3)付記1において、
該第1〜第4のステップが同一のプロービング端末で実行され、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、対向する被プロービング端末から受信した応答パケットに対して該第3及び第4のステップを実行することにより、該応答パケットのシーケンス番号と到着間隔に基づいて上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記4)付記3において、
該プロービングパケットが、該被プロービング端末で該パケット間隔を示すIPのタイムスタンプを設定する内容を含んでおり、該第3のステップで、該応答パケットのシーケンス番号と該被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報とを観測することにより該パケット廃棄を検出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記5)付記1において、
該第1〜第4のステップが同一のプロービング端末で実行され、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、該プロービングパケットが、該被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのものであり、該第3及び第4のステップで、そのフラグメント応答パケットのシーケンス番号と到着間隔とを観測することにより、下り方向の高速区間又は低速区間におけるパケット廃棄の発生を判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記6)付記1において、
該第1及び第2のステップが異なる端末間でTCPデータ通信のパケットを利用して実行され、該第3及び第4のステップで、データ受信側端末がデータ受信パケットのシーケンス番号と到着間隔を観測することにより上りTCPデータ転送方向における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記7)付記1において、
該第1及び第2のステップが同一の端末内で実行され、送信側端末からTCPデータ通信のパケットを送出し、該第3及び第4のステップで、データ受信側から返信されるAckパケットのシーケンス番号と到着間隔を該送信側端末で観測することにより、上りTCPデータ転送方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記8)付記1から4のいずれか一つにおいて、
該第1のステップで、一度に連続して送出するパケット数を、該伝送路上のバッファが溢れない値に抑制することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記9)付記8において、
該第1のステップで、該伝送路のボトルネック帯域に基づいて算出した送信間隔でパケットを送出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記10)付記1において、
該第4のステップが、パケット廃棄が無い場合の受信側のパケット間隔の統計的な基準値を算出し、該基準値及びパケット廃棄個数から求められる該高速区間及び低速区間でのそれぞれのパケット間隔期待値のいずれに対してパケット廃棄を検出した時のパケット間隔が近いかを判定することにより、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したかを判定するステップを含むことを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記11)付記10において、
該第4のステップが、該高速区間と低速区間の速度比を算出するステップを含み、該高速区間でのパケット間隔期待値として、該基準値によるパケット間隔が全部詰まる場合のパケット間隔期待値と、該基準値に該速度比を加味したパケット間隔が一部だけ詰まる場合のパケット間隔期待値の内の大きい方を用いることを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記12)付記10又は11において、
各期待値の代わりに、パケット廃棄検出時のパケット間隔の統計情報に基づく確率を用い、該高速区間及び低速区間でパケット廃棄が起きたとした場合のそれぞれの確率分布におけるパケット廃棄確率の高い方を選択することによって、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。
(付記13)
高速区間から低速区間へ速度変化する伝送路に連続性を有するパケットを送出する第1の手段と、
該パケットを受信する第2の手段と、
該受信したパケットの連続性に基づきパケット廃棄を検出する第3の手段と、
該パケット廃棄によりパケット間隔が詰まっているか否かを判定するとともに該判定結果に基づき、少なくとも該高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定する第4の手段と、
を備えたことを特徴とするパケット廃棄箇所探索装置。
(付記14)付記13において、
該第1の手段が、該第2〜4の手段とは異なる端末に設けられており、該第3及び第4の手段が、該パケット間隔が詰まっているとき高速区間でのパケット廃棄と判定し、詰まっていないとき低速区間でのパケット廃棄と判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記15)付記13において、
該第1〜第4の手段が同一のプロービング端末に設けられ、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、対向する被プロービング端末から受信した応答パケットに対して、該第3及び第4の手段が、該応答パケットのシーケンス番号と到着間隔に基づいて上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記16)付記13において、
該プロービングパケットが、該被プロービング端末で該パケット間隔を示すIPのタイムスタンプを設定する内容を含んでおり、該第3の手段が、該応答パケットのシーケンス番号と該被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報とを観測することにより該パケット廃棄を検出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記17)付記13において、
該第1〜第4の手段が同一のプロービング端末に設けられ、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、該プロービングパケットが、該被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのものであり、該第3及び第4の手段が、そのフラグメント応答パケットのシーケンス番号と到着間隔とを観測することにより、下り方向の高速区間又は低速区間におけるパケット廃棄の発生を判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記18)付記13において、
該第1及び第2の手段が異なる端末に設けられ、両端末間でTCPデータ通信のパケットを利用して実行され、該第3及び第4の手段が、データ受信側端末がデータ受信パケットのシーケンス番号と到着間隔を観測することにより上りTCPデータ転送方向における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記19)付記13において、
該第1及び第2の手段が同一の端末に設けられ、送信側端末からTCPデータ通信のパケットを送出し、該第3及び第4の手段が、データ受信側から返信されるAckパケットのシーケンス番号と到着間隔を該送信側端末で観測することにより、上りTCPデータ転送方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記20)付記13から16のいずれか一つにおいて、
該第1の手段が、一度に連続して送出するパケット数を、該伝送路上のバッファが溢れない値に抑制することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記21)付記20において、
該第1の手段が、該伝送路のボトルネック帯域に基づいて算出した送信間隔でパケットを送出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記22)付記13において、
該第4の手段が、パケット廃棄が無い場合の受信側のパケット間隔の統計的な基準値を算出し、該基準値及びパケット廃棄個数から求められる該高速区間及び低速区間でのそれぞれのパケット間隔期待値のいずれに対してパケット廃棄を検出した時のパケット間隔が近いかを判定することにより、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したかを判定する手段を含むことを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記23)付記22において、
該第4の手段が、該高速区間と低速区間の速度比を算出する手段を含み、該高速区間でのパケット間隔期待値として、該基準値によるパケット間隔が全部詰まる場合のパケット間隔期待値と、該基準値に該速度比を加味したパケット間隔が一部だけ詰まる場合のパケット間隔期待値の内の大きい方を用いることを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
(付記24)付記22又は23において、
各期待値の代わりに、パケット廃棄検出時のパケット間隔の統計情報に基づく確率を用い、該高速区間及び低速区間でパケット廃棄が起きたとした場合のそれぞれの確率分布におけるパケット廃棄確率の高い方を選択することによって、該伝送路における高速・低速のいずれの区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
T2 受信端末
SW, SW1, SW2 L2スイッチ(中継装置)
101 GUI部
102 検査パケット送出部
103 インタフェース部(IF)
104 パケットキャプチャ部
105 解析部
図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (10)
- 高速区間から低速区間へ速度変化する伝送路に連続性を有するパケットを送出する第1のステップと、
該パケットを受信する第2のステップと、
該受信したパケットの連続性に基づきパケット廃棄を検出する第3のステップと、
該パケット廃棄によりパケット間隔が詰まっているか否かを判定するとともに該判定結果に基づき、少なくとも該高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定する第4のステップと、
を備えたことを特徴とするパケット廃棄箇所探索方法。 - 請求項1において、
該第1のステップが、該第2〜4のステップとは異なる端末で実行され、該第3及び第4のステップで、該パケット間隔が詰まっているとき高速区間でのパケット廃棄と判定し、詰まっていないとき低速区間でのパケット廃棄と判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。 - 請求項1において、
該第1〜第4のステップが同一のプロービング端末で実行され、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、対向する被プロービング端末から受信した応答パケットに対して該第3及び第4のステップを実行することにより、該応答パケットのシーケンス番号と到着間隔に基づいて上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。 - 請求項3において、
該プロービングパケットが、該被プロービング端末で該パケット間隔を示すIPのタイムスタンプを設定する内容を含んでおり、該第3のステップで、該応答パケットのシーケンス番号と該被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報とを観測することにより該パケット廃棄を検出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。 - 請求項1において、
該第1〜第4のステップが同一のプロービング端末で実行され、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、該プロービングパケットが、該被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのものであり、該第3及び第4のステップで、そのフラグメント応答パケットのシーケンス番号と到着間隔とを観測することにより、下り方向の高速区間又は低速区間におけるパケット廃棄の発生を判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索方法。 - 高速区間から低速区間へ速度変化する伝送路に連続性を有するパケットを送出する第1の手段と、
該パケットを受信する第2の手段と、
該受信したパケットの連続性に基づきパケット廃棄を検出する第3の手段と、
該パケット廃棄によりパケット間隔が詰まっているか否かを判定するとともに該判定結果に基づき、少なくとも該高速区間でパケット廃棄が発生したか否かを判定する第4の手段と、
を備えたことを特徴とするパケット廃棄箇所探索装置。 - 請求項6において、
該第1の手段が、該第2〜4の手段とは異なる端末に設けられており、該第3及び第4の手段が、該パケット間隔が詰まっているとき高速区間でのパケット廃棄と判定し、詰まっていないとき低速区間でのパケット廃棄と判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。 - 請求項6において、
該第1〜第4の手段が同一のプロービング端末に設けられ、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、対向する被プロービング端末から受信した応答パケットに対して、該第3及び第4の手段が、該応答パケットのシーケンス番号と到着間隔に基づいて上り方向の高速区間においてパケット廃棄が発生したか否かを特定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。 - 請求項6において、
該プロービングパケットが、該被プロービング端末で該パケット間隔を示すIPのタイムスタンプを設定する内容を含んでおり、該第3の手段が、該応答パケットのシーケンス番号と該被プロービング端末で設定されたIPタイムスタンプ情報とを観測することにより該パケット廃棄を検出することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。 - 請求項6において、
該第1〜第4の手段が同一のプロービング端末に設けられ、該プロービング端末からプロービングパケットが送出され、該プロービングパケットが、該被プロービング端末に対してIPフラグメントを起こすようなラージサイズのものであり、該第3及び第4の手段が、そのフラグメント応答パケットのシーケンス番号と到着間隔とを観測することにより、下り方向の高速区間又は低速区間におけるパケット廃棄の発生を判定することを特徴としたパケット廃棄箇所探索装置。
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