JP4170614B2 - 抵抗測定装置及び抵抗測定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、抵抗測定装置及び抵抗測定方法に関し、詳しくは、体積抵抗及び表面抵抗を測定する電極を改良し、測定精度を高めるものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ、ファクシミリ、複写機等の電子写真装置や静電記録装置等における導電性機構においては、シート状あるいはベルト状等の誘電体を備えた種々の導電性部材が用いられている。このような導電性部材において、その性能上、抵抗値の制御が必要であり、抵抗測定には通常、JIS K−6911に示されるリング電極測定方法等が用いられている。この手法では、同一の電極セットを用いることで導電材の体積抵抗と表面抵抗の両方を測定することができる。その他、必要に応じて、種々の抵抗測定装置や抵抗測定方法が提案されている。
【0003】
例えば、特開平9−54125号では、シートを損傷させることなく、連続的に表面抵抗の測定を行うために、相互に所定間隔を開けて配置され、シート同面にてその周面が線接触して回動する一対の導電性ローラを測定用電極として備えたシート表面の電気抵抗測定装置、および電気抵抗測定方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平9−54125号のシート表面の電気抵抗測定装置および電気抵抗測定方法では、測定範囲がロール幅と二つのロールのギャップからなる大きな四角形となるため、微小部分の測定ができない上に、面内方向の抵抗分布を測定することはできないという問題がある。
【0005】
このように、従来の抵抗測定装置では、電極が大きいため、微小面積の抵抗値が測定できないという問題がある。また、電極が大きくローラ状であると、ベルトの軸方向、あるいは周方向等において、測定範囲を変更し別の部位を測定するには、電極をその都度設置し直さなければならないという問題がある。さらに、体積抵抗測定時において、シート等の対面に電極を有する対面電極構成であると、吸収電流の影響が無視できず、電流値が安定するまでに時間がかかるという問題がある。
【0006】
本発明は上記した問題に鑑みてなされたものであり、ベルト状又はシート状の被測定物の微小部分の測定を可能にし、簡易な操作で被測定物の面内方向の抵抗分布を把握できる上に、吸収電流の影響をなくし測定精度が向上し、体積抵抗と表面抵抗の2つ値を、1つの装置により簡易に精度良く測定できる抵抗測定装置及び方法を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、シート状又はベルト状の被測定物の一面に当接させる2つの電極と、該被測定物の他面に当接させる電極と、所要電極間に電圧を印加する電圧源と、電圧印加時に電極間の被測定物に流れる電流を測定する電流測定手段とを備えた抵抗測定装置において、
上記被測定物の一面側のいずれか一方の電極と上記被測定物の他面側の電極とは任意の距離でオフセットされ一対の体積抵抗測定用電極とし、上記被測定物の一面側の2つの電極は任意の距離でオフセットされ一対の表面抵抗測定用電極とし、上記被測定物の一面側の2つの電極はいずれも被測定物の表面上を回動自在な球電極とする一方、上記被測定物の他面側の電極は円柱ローラ状の軸電極とし、上記球電極の下には被測定物を挟んで受圧用のプレッシャーバーが設置されていると共に、
上記電圧源により電圧を印加する電極を、上記体積抵抗測定用電極あるいは表面抵抗測定用電極のいずれかに切り替え可能なスイッチを有することを特徴とする抵抗測定装置を提供している。
【0009】
また、被測定物の対向面側に設置される上記2つの電極の内、球電極ではない他方の電極は、略円柱ローラ状の軸電極とするのが好ましい。略円柱ローラ状とすることにより、被測定物をベルト状とした際に、軸電極をベルトの懸架軸として兼用することができるため、装置をより簡略化することができる。
【0014】
このように、切り替えスイッチを設け、電圧を印加する電極を選択可能とすることにより、体積抵抗と表面抵抗の2つ値を、1つの装置により簡易に精度良く測定することができる。従って、装置の設備や配置を変更することなく、連続して体積抵抗と表面抵抗を測定することができる。また、上記同様の理由により、体積抵抗測定用電極の内、球電極ではない他方の電極は、略円柱ローラ状の軸電極とするのが好ましく、表面抵抗測定用の2つの電極は、いずれも球電極とするのが好ましい。
【0019】
さらに、本発明は、シート状又はベルト状の被測定物の一面に当接させる電極と該被測定物の他面に当接させる電極とからなる一対の体積抵抗測定用電極、及びシート状又はベルト状の被測定物の同一面に当接させる2つの電極からなる一対の表面抵抗測定用電極において、上記一対の体積抵抗測定用電極のいずれか一方は被測定物の表面上を回動自在な球電極とすると共に上記一対の体積抵抗測定用電極の他方は円柱ローラ状の軸電極とし、上記一対の表面抵抗用電極はいずれも被測定物の表面上を回動自在な球電極とし、上記球電極を所要の位置に設定すると共に、該球電極の下に被測定物を挟んで受圧用のプレッシャーバーを設置し、一対の電極を任意の距離でオフセットすると共に、
上記一対の体積抵抗測定用電極あるいは一対の表面抵抗測定用電極の内、いずれか一対の電極を、電圧印加電極として切り替えスイッチにより選択し、
上記選択した電極間に電圧を印加し、電圧印加時に上記電極間の被測定物に流れる電流を測定することで任意の範囲の体積抵抗あるいは表面抵抗を測定することを特徴とする抵抗測定方法を提供している。
【0020】
このように、電極の位置を適宜設定し、切り替えスイッチにより、電圧を印加する電極を選択可能とすることで、体積抵抗と表面抵抗の2つ値を、1つの装置により簡易に精度良く測定することができる。従って、装置の設備や配置を変更することなく、連続して短時間で体積抵抗と表面抵抗を測定することができる。また、上記同様の理由により、体積抵抗測定用電極の内、球電極ではない他方の電極は、略円柱ローラ状の軸電極とするのが好ましく、表面抵抗測定用の2つの電極は、いずれも球電極とするのが好ましい。
【0021】
本発明において、被測定物の表面上を回動自在な球電極を用いているが、上記球電極において被測定物とは反対側を複数の小さな球体と多数の点接触により接触させることで、被測定物の表面上をあらゆる方向に回動自在な構成としているのが好ましい。これにより、球電極は、あらゆる方向に自由に回転可能であり、容易に測定点を変更することができる。
【0022】
また、上記各球電極の下には受圧用のプレッシャーバーを設置している。被測定物が球電極とプレッシャーバーの間に挟まれるような構成とし、球電極に上方から一定の荷重を負荷することで、球電極と被測定物との接触面積を一定にすることができる。上記荷重の大きさとしては20gf以上が好ましい。
【0023】
さらに、測定精度向上のためには、上記球電極と被測定物とは点接触、軸電極と被測定物とは線接触とすることが好ましい。また、電圧印加時に電極間に流れる電流は10pA〜10μAであるのが好ましい。なお、上記電圧を付加する2つの電極は、どちらをアノードにしてもカソードにしても構わない。球電極の接触面積径は、φ1mm〜φ2mmであるのが好ましい。
【0024】
また、本発明の被測定物はベルト状であり、2本の懸架軸にベルトを懸架し、ベルトを周方向に移動可能とすることが好ましい。これにより、抵抗の連続測定を、よりスムーズにすることができる。なお、被測定物がシート状である場合には、測定したいシートの形状に合わせて開口部を有するベルトを作成し、該ベルトの開口部にシートを埋め込み、ベルト状と同様に周方向、軸方向に移動させ、測定することもできる。
【0025】
詳細には、本発明において、以下の互いに垂直な2方向に対して移動の自由度を持つので、ベルト面内の任意の位置が連続で自動測定でき、また、各測定部位の位置も正確に記録することができる。
▲1▼ベルト周方向(長さ方向)の移動
ベルト周方向の移動は、ベルト懸架した軸を回転させることで行うのが好ましい。一方の軸にはエンコーダーが設置してありベルト表面に添付したマーカを基準として位置情報を得ることができる。
▲2▼ベルト軸方向(幅方向)の移動
ベルトの軸方向に対しては、電極そのものをトラバースすることで行う。ここにもトラバース方向の位置情報を得るためのセンサーが設置してあり、上記周方向の位置情報と併せて正確な位置情報を伴った抵抗測定が可能である。
【0026】
電極間の被測定物に流れる電流Iを測定し、印加した電圧Vから体積抵抗RVと表面抵抗RSを求め、各々下記変換式(1)、(2)に代入して体積抵抗率ρV(Ω・cm)と表面抵抗率ρS(Ω/□)を算出する。
・変換式(1)
体積抵抗率ρV(Ω・cm)
・変換式(2)
表面抵抗率ρS(Ω/□)
ここで、t:被測定体の厚み、a:球電極の接触半径、h:球電極と軸電極の距離、d:2つの球電極間の距離である。上記変換式において、表面抵抗率は図8に基づき算出している。体積抵抗率は図9に基づき、アノード電極の半径bが無限大になると仮定して算出している。算出式を以下に示す。
数式(3)
【0027】
表面抵抗測定において、2つの電極間のオフセット距離(電極と被測定物との接触円の中心間距離)は、被測定物の表面抵抗の値によって異なるが、80mm以下、好ましくは50mm以下であるのが良く、被測定物の表面抵抗値が大きいほど、オフセット距離は小さい方が好ましい。
オフセット距離の下限値は電極の大きさに左右されるが、電極間で放電がおきないように、電極筐体間は1mm以上、好ましくは5mm以上あけておく方が良い。オフセット距離が大きすぎると、測定面積が大きくなり値がまるまってしまい測定精度が低下しやすい。
【0028】
体積抵抗測定において、球電極と軸電極等の2つの電極間のオフセット距離は、被測定物の体積抵抗の値によって異なるが、80mm以下、好ましくは50mm以下であるのが良く、被測定物の体積抵抗値が大きいほど、オフセット距離は小さい方が好ましい。
オフセット距離の下限値は軸電極の径と球電極の受圧バー(プレッシャーバー)の大きさによるが、電極軸の直上に球電極がこないように必ずオフセットさせなければならない。球電極が直上にセットされると電極がコンデンサーとして機能して、電荷が電極間に蓄積される間、吸収電流が流れて電流が一定になるまで時間がかかってしまうからである。
【0029】
球電極、及び軸電極の材質としては、被測定体よりも抵抗が十分(3桁以上)低く、接触により変形しないような硬質の材質が良い。具体的には、各種金属を単体で用いても良く、導通を上げるために表面に、より抵抗の低い金属をメッキしても良い。また、中心にセラミックや硬質の樹脂を用い、その表面に金属をメッキしても良い。電極表面の粗さは小さい方が良く、具体的には、表面粗さRz<3μmであることが好ましい。
【0030】
本発明の抵抗測定装置の測定対象となる導電性を有するシート又はベルトの材質としては、種々のゴム、樹脂、エラストマーが挙げられ、これらを充填剤等と共に適宜組み合わせたものでも良い。具体的には、イオン導電性ポリマー、金属酸化物の粉末やカーボンブラック等の導電性充填剤等を配合したポリマー等が挙げられる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図3は本発明の第1実施形態の抵抗測定装置を示し、抵抗測定装置10は、被測定物であるベルト1の一面1aに当接させる2つの球電極11、12と、ベルト1の他面1bに当接させる円柱ローラ状の軸電極13と、所要電極間に電圧を印加する電圧源14と、電圧印加時に電極間のベルト1に流れる電流を測定する電流測定手段15とを備えている。
【0032】
ベルト1の一面1a側の球電極11と、ベルト1の他面1b側の軸電極13とをベルト1の周方向に40mmの距離D1でオフセットして一対の体積抵抗測定用電極としている。具体的には、球電極11をアノード、軸電極13をカソードとする構成としている。また、ベルト1の一面1a側の2つの球電極11、12をベルト1の周方向に40mmの距離D2でオフセットして一対の表面抵抗測定用電極としている。具体的には、球電極11をアノード、球電極12をカソードとする構成としている。また、抵抗測定装置10は、電圧源15により電圧を印加する電極を、体積抵抗測定用電極あるいは表面抵抗測定用電極のいずれかに切り替え可能なスイッチSWを有している。
【0033】
球電極11(12も同様)は、具体的には、図2に示すように、球電極11においてベルト1との接触側と反対側がカバー17で覆われており、カバー17と球電極11の間には、11個の小球体18が配置され、球電極11(φ18mm、ステンレス製)と小球体18(φ4mm、ステンレス製)とは多数の点接触により接触し、球電極11はベルト1の表面上を回動自在な構成としている。
【0034】
また、図3(A)(B)に示すように、ベルト1の軸方向及び周方向に回動自在な球電極11(12も同様)の下にはアルミニウム製の受圧用のプレッシャーバー19が設置されている。プレッシャーバー19は円柱ローラ状とし、ベルト1の軸方向と平行に配置している。ベルト1は球電球11とプレッシャーバー19の間に挟まれるような構成とされ、球電極11には上方から20gfの荷重Fが負荷され、球電極11とベルト1とは点接触し、プレッシャーバー19とベルト1とは線接触している。
また、ベルト1は、ポリイミド製の中間転写ベルトとし、一方を懸架軸を兼ねた軸電極13に、他方を懸架軸16に張架し、ベルト1は懸架軸により周方向に移動可能な構成としている。
【0035】
次に、抵抗測定装置10を用いた抵抗測定方法について詳述する。
体積抵抗測定時には、球電極11と軸電極13とを所要の位置に設定し、表面抵抗測定時には、球電極11と球電極12とを所要の位置に設定する。各電極を所要位置に設定後、一対の体積抵抗測定用電極あるいは一対の表面抵抗測定用電極の内、いずれか一対の電極を電圧印加電極として切り替えスイッチにより選択し、選択した電極間に電圧を印加し、電圧印加時に上記電極間のベルトに流れる電流を測定する。上記測定値を基に、体積抵抗あるいは表面抵抗を測定する。
【0036】
このように、ベルト1の表面上を回動自在な球電極11、12を用いることにより、ベルトの軸方向、あるいは周方向において、容易に測定点を変更することができ、微小部分の測定を可能にすることができる。また、両電極間をオフセットすることにより、吸収電流の影響をなくすことができ、測定精度を向上させることができる。さらに、切り替えスイッチSWを設け、電圧を印加する電極を選択可能とすることにより、体積抵抗と表面抵抗の2つ値を、1つの装置により簡易に精度良く測定することができる。従って、装置の設備や配置を変更することなく、連続して体積抵抗と表面抵抗を測定することができる。
【0037】
また、簡易に体積抵抗のみを測定できる参考第1実施形態の体積抵抗測定装置20を図4に示す。
体積抵抗測定装置20は、被測定物であるベルト1の一面1aに当接させ、ベルト1の表面上を回動自在としている球電極21と、ベルト1の他面1bに当接させる円柱ローラ状の軸電極23と、所要電極間に電圧を印加する電圧源24と、電圧印加時に電極間のベルト1に流れる電流を測定する電流測定手段25とを備えている。ベルト1は、一方を懸架軸を兼ねた軸電極23に、他方を懸架軸26に張架され、プレッシャーバー29と球電極21との間で圧接されている。
ベルト1の一面1a側の球電極21と、ベルト1の他面1b側の軸電極23とをベルト1の周方向に40mmの距離でオフセットして一対の体積抵抗測定用電極としている。具体的には、球電極21をアノード、軸電極23をカソードとする構成としている。
【0038】
このように、ベルト1の表面上を回動自在な球電極21を用いることにより、ベルト1の軸方向、あるいは周方向において、容易に測定点を変更することができる。このため、微小部分の測定が可能になると共に、簡易な操作で測定範囲を変更して体積抵抗の連続測定が可能となり、ベルト1の面内方向の体積抵抗分布を把握することができる。また、ベルト1の周方向における球電極21と軸電極23の距離をオフセットすることにより、吸収電流の影響をなくすことができ、測定精度を向上させることができる。
【0039】
また、簡易に表面抵抗のみを測定できる参考第2実施形態の表面抵抗測定装置30を図5に示す。
表面抵抗測定装置30は、被測定物であるベルト1の一面1aに当接させ、ベルト1の表面上を回動自在としている2つの球電極31、32と、球電極31、31間に電圧を印加する電圧源34と、電圧印加時に電極間のベルト1に流れる電流を測定する電流測定手段35とを備えている。ベルト1は、懸架軸36A、36Bに張架され、プレッシャーバー39と球電極31、32との間で圧接されている。
また、ベルト1の一面1a側の2つの球電極31、32をベルト1の周方向に40mmの距離でオフセットして一対の表面抵抗測定用電極としている。具体的には、球電極31をアノード、球電極32をカソードとする構成としている。
【0040】
このように、ベルト1の表面上を回動自在な球電極を用いることにより、ベルト1の軸方向、あるいは周方向において、容易に測定点を変更することができる。このため、微小部分の測定が可能になると共に、簡易な操作で測定範囲を変更して表面抵抗の連続測定が可能となり、ベルト1の面内方向の表面抵抗分布を把握することができる。また、球電極31、32間をオフセットすることにより、吸収電流の影響をなくすことができ、測定精度を向上させることができる。
【0041】
以下、本発明の抵抗測定装置の実施例について詳述する。
上記第1実施形態の抵抗測定装置を用い、微小範囲の抵抗測定を連続的に行い、抵抗の分布状態を測定した。スイッチにより電圧印加電極を変更し、以下の条件により体積抵抗及び表面抵抗の測定を行った。
【0042】
測定対象:中間転写ベルト(材質、ポリイミド)
寸法:φ168mm×330mm
測定条件
(体積抵抗測定)
印加電圧:1000V
周方向ピッチ:1mm毎にサンプリング
軸方向ピッチ:20mmおきに測定
(表面抵抗測定)
印加電圧:1000V
周ピッチ:1mm毎にサンプリング
軸ピッチ:20mmおきに測定
【0043】
上記抵抗測定装置により測定された体積抵抗率及び表面抵抗率の周方向及び軸方向の分布状態を図6、7に示す。抵抗率の分布状態を色の変化により表した。
(測定結果)
体積抵抗:109.3Ω〜109.8Ω
表面抵抗:108.8Ω〜1010.0Ω
図6、7において表した体積抵抗率(log(Ω・cm))、表面抵抗率(log(Ω/□))の値は、上記測定により得られた体積抵抗、表面抵抗の値を基に上述した変換式より算出した。
【0044】
図6、7に示すように、球電極を有する本発明の抵抗測定装置を用いて測定しているため、微小な範囲の抵抗率の測定が可能であり、ベルトの軸方向、周方向における抵抗率の細かな分布状態を把握できることが確認できた。図6では、周方向の中心位置を境として体積抵抗率の分布状態が大きく異なっていた。図7では、全体的に表面抵抗率は一様に分布しているが、部分的に表面抵抗率が低くなっている箇所が見られた。
【0045】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、体積抵抗測定用電極と表面抵抗測定用電極を有する抵抗測定装置において、切り替えスイッチを設け、電圧を印加する電極を選択可能とすることにより、体積抵抗と表面抵抗の2つ値を、1つの装置により簡易に精度良く測定することができる。従って、装置の設備や配置を変更することなく、連続して体積抵抗と表面抵抗を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の抵抗測定装置の概略構成図である。
【図2】 球電極の構成を示す図である。
【図3】 球電極と被測定物の関係を示し、(A)は被測定物の周方向の状態を示す図、(B)は軸方向の状態を示す図である。
【図4】 参考第1実施形態の体積抵抗測定装置の概略構成図である。
【図5】 参考第2実施形態の表面抵抗測定装置の概略構成図である。
【図6】 体積抵抗率の分布状態を示す図である。
【図7】 表面抵抗率の分布状態を示す図である。
【図8】 表面抵抗率の算出のための電極接触モデルを示す図である。
【図9】 体積抵抗率の算出のための電極接触モデルを示す図である。
【符号の説明】
1 ベルト
10 抵抗測定装置
11、12 球電極
13 軸電極
14 電圧源
15 電流測定手段
20 体積抵抗測定装置
30 表面抵抗測定装置
SW スイッチ
Claims (2)
- シート状又はベルト状の被測定物の一面に当接させる2つの電極と、該被測定物の他面に当接させる電極と、所要電極間に電圧を印加する電圧源と、電圧印加時に電極間の被測定物に流れる電流を測定する電流測定手段とを備えた抵抗測定装置において、
上記被測定物の一面側のいずれか一方の電極と上記被測定物の他面側の電極とは任意の距離でオフセットされ一対の体積抵抗測定用電極とし、上記被測定物の一面側の2つの電極は任意の距離でオフセットされ一対の表面抵抗測定用電極とし、上記被測定物の一面側の2つの電極はいずれも被測定物の表面上を回動自在な球電極とする一方、上記被測定物の他面側の電極は円柱ローラ状の軸電極とし、上記球電極の下には被測定物を挟んで受圧用のプレッシャーバーが設置されていると共に、
上記電圧源により電圧を印加する電極を、上記体積抵抗測定用電極あるいは表面抵抗測定用電極のいずれかに切り替え可能なスイッチを有することを特徴とする抵抗測定装置。 - シート状又はベルト状の被測定物の一面に当接させる電極と該被測定物の他面に当接させる電極とからなる一対の体積抵抗測定用電極、及びシート状又はベルト状の被測定物の同一面に当接させる2つの電極からなる一対の表面抵抗測定用電極において、上記一対の体積抵抗測定用電極のいずれか一方は被測定物の表面上を回動自在な球電極とすると共に上記一対の体積抵抗測定用電極の他方は円柱ローラ状の軸電極とし、上記一対の表面抵抗用電極はいずれも被測定物の表面上を回動自在な球電極とし、上記球電極を所要の位置に設定すると共に、該球電極の下に被測定物を挟んで受圧用のプレッシャーバーを設置し、一対の電極を任意の距離でオフセットすると共に、
上記一対の体積抵抗測定用電極あるいは一対の表面抵抗測定用電極の内、いずれか一対の電極を、電圧印加電極として切り替えスイッチにより選択し、
上記選択した電極間に電圧を印加し、電圧印加時に上記電極間の被測定物に流れる電流を測定することで任意の範囲の体積抵抗あるいは表面抵抗を測定することを特徴とする抵抗測定方法。
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