JP4194253B2 - ディジタルカメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディジタルカメラに関し、より詳細には、省電力制御をおこなうディジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パソコンなどの情報処理装置においては、パソコンにおいては駆動電源を判別しACアダプタ使用時とバッテリ使用時とで駆動周波数を変更できるものが知られている。また、パソコンなどの情報処理装置においては一定時間使用されなかったときに電源を切るものが知られている。また、パソコンなどに用いられるCPUにおいては発振回路を内蔵しソフトウェアにより駆動周波数を変更できるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来ディジタルスチルカメラのCPUの駆動周波数はハードウェアによって固定されているのが一般的であった。ここで、CPUの処理能力と消費電力は駆動周波数に比例するにもかかわらず、処理の内容によって必要な処理能力は異なっており、そのうちの最大能力で駆動周波数を選ぶため他の能力を必要としない処理では無駄に電力を消費していた。
【0004】
また、処理のないときも無駄に電力を消費していた。バッテリの残量が少ないときにピークの電力がないために残量があっても早くバッテリエンドとなっていた。PCカードの最大消費電力とCPUの最大消費電力でシステムの大きな容量の電源が必要だった。
【0005】
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明のディジタルカメラは、自装置全体の制御を司るCPUと、前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、外部の機器との通信手段とを備え、前記発振回路を用いて前記CPUの処理の内容に基づき前記CPUの駆動周波数を変更するとともに、前記発振回路を用いて前記外部の機器との通信中の通信速度に基づき前記CPUの駆動周波数を変更することを特徴とする。
【0007】
また、この発明のディジタルカメラは、自装置全体の制御を司るCPUと、前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、データを記憶する記憶手段とを備え、前記発振回路を用いて前記CPUの処理の内容に基づき前記CPUの駆動周波数を変更するとともに、前記発振回路を用いて前記記憶手段へのアクセス中における前記CPUの駆動周波数を変更することを特徴とする。
【0008】
また、この発明のディジタルカメラは、自装置全体の制御を司るCPUと、前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、メモリカードとのメモリカード接続手段とを備え、前記発振回路を用いて前記CPUの処理の内容に基づき前記CPUの駆動周波数を変更するとともに、前記発振回路を用いて、前記メモリカード接続手段による前記メモリカードへのアクセス中における前記CPUの駆動周波数を変更することを特徴とする。
【0009】
また、この発明のディジタルカメラは、自装置全体の制御を司るCPUと、前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、PCカードとのPCカード接続手段とを備え、前記発振回路を用いて前記CPUの処理の内容に基づき前記CPUの駆動周波数を変更するとともに、前記発振回路を用いて、前記PCカード接続手段による前記PCカードへのアクセス中における前記CPUの駆動周波数を変更することを特徴とする。
【0010】
また、この発明のディジタルカメラは、自装置全体の制御を司るCPUと、前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、CF(Compact Flash)カードとのCFカード接続手段とを備え、前記発振回路を用いて前記CPUの処理の内容に基づき前記CPUの駆動周波数を変更するとともに、前記発振回路を用いて、前記CFカード接続手段による前記CFカードへのアクセス中における前記CPUの駆動周波数を変更することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、最適なCPUの処理能力を選択することで消費電力を抑制することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるディジタルカメラの好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0033】
(ハードウエア構成)
図1は、本発明にかかるディジタルカメラであるディジタルカメラのハードウエア構成を示すブロック図である。
【0034】
図1において、100はディジタルカメラを示しており、ディジタルカメラ100は、撮像レンズ(系)101と、絞り・フィルター部等を含むメカ機構102と、CCD(電荷結合素子)103と、CDS回路104と、A/D変換器105と、ディジタル信号処理部106と、画像表示メモリ(DRAM)107と、画像表示制御部108と、圧縮/伸張109と、タッチパネルI/F110と、LCD111と、タッチパネル112と、を備えている。
【0035】
また、ディジタルカメラ100は、CPU121と、ROM122と、RAM123と、メモリカード124と、USB制御部125と、操作部126と、バッテリ検出部127と、SG(制御信号生成部)130と、ズームドライバ、フォーカスドライバ、絞り,シャッタードライバなどからなるドライバ131と、を備えている。
【0036】
レンズユニットは、撮像レンズ(系)101、オートフォーカス、絞り・フィルター部等を含むメカ機構102からなり、メカ機構102のメカニカルシャッターは二つのフィールドの同時露光をおこなう。撮像レンズ(系)101は、たとえば、バリフォーカスレンズからなり、ズームレンズ系101aとフォーカスレンズ系101bとで構成されている。
【0037】
CCD(電荷結合素子)103は、レンズユニットを介して入力した映像を電気信号(アナログ画像データ)に変換する。CDS(相関2重サンプリング)回路104は、CCD型撮像素子に対する低雑音化のための回路である。
【0038】
また同様に、図示を省略するが、CDS回路104で相関2重サンプリングされた信号のレベルを補正するAGCアンプを含んでいてもよい。なお、AGCアンプのゲインは、CPU121によって、AGCアンプが内蔵するD/A変換器を介して設定データ(コントロール電圧)がAGCアンプに設定されることによって設定されることになる。
【0039】
また同様に、A/D(変換器)105は、AGCアンプを介して入力されたCCD103からのアナログ画像データをディジタル画像データに変換する。すなわち、CCD103の出力信号は、CDS回路104およびAGCアンプを介して、またA/D(変換器)105によって、最適なサンプリング周波数(たとえば、NTSC信号のサブキャリア周波数の整数倍)にてディジタル信号に変換される。
【0040】
また、ディジタル信号処理部(IPP(Image Pre−Processor))106および圧縮/伸張部109は、A/D(変換器)105から入力したディジタル画像データについて、色差(Cb、Cr)と輝度(Y)に分けて各種処理、補正および画像圧縮/伸張のためのデータ処理を施す。
【0041】
また、圧縮/伸張部108は、たとえばJPEG準拠の画像圧縮・伸張の一過程である直交変換・逆直交変換、JPEG準拠の画像圧縮・伸長の一過程であるハフマン符号化・復号化などをおこなう。
【0042】
また、ディジタル信号処理部106は、画像データの輝度データ(Y)を検出し、検出した輝度データ(Y)に応じたAE評価値をCPU121に出力する。このAE評価値は被写体の輝度(明るさ)を示すものである。また、ディジタル信号処理部106は、設定された色温度範囲内で、R、G、B画像データの各輝度データ(Y)に応じたAWB(Auto White Balance)評価値をそれぞれCPU121に出力する。このAWB評価値は被写体の色成分を示すものである。
【0043】
また、画像表示制御部109は、モニタ画像表示や撮影画像の再生表示をおこなう。また、画像データ、操作メニューなども表示するよう制御する。また、設定されているディジタルスチルカメラの状態、たとえば、設定されているモード表示やエラー表示などの表示制御もおこなう。
【0044】
また、LCD(Liquid Crystal Display)111は、見る側に配置する反射型のLCDからなり、画像データや操作メニューなどを表示する。また、タッチパネル112は、タッチペン等でふれられた座標を出力する。
【0045】
CPU121は、操作部126からの指示または図示しないリモコン等の外部動作指示に基づいて、ROM122に格納された制御プログラムにしたがって、図示を省略するRAM123をワークエリアとして使用して、ディジタルカメラ100の装置全体の制御をおこなう。具体的には、CPU121は、撮像動作、自動露出(AE)動作、自動ホワイトバランス(AWB)調整動作や、AF動作、表示などの各種制御をおこなう。
【0046】
また、CPU121は、被写体を撮像して得られる画像データをメモリカード124に記録する記録モードと、メモリカード124に記録された画像データをLCD111に再生して表示する再生モードと、撮像したモニタリング画像をLCD111に直接表示するモニタリングモード等を備えている。すなわち、CPUは、記録制御手段、再生制御手段、報知手段、データ処理手段、等の機能を担っている。
【0047】
また、画像表示メモリ107は論理的に複数個のプレーンから構成される。画像表示制御は各プレーンを重ね合わせて合成表示をおこなったり、重ね合わせる際には表示位置、表示倍率、輝度、透過属性などをプレーンごとに制御をおこなったりする。
【0048】
また、再生モードやモニタリングモードでLCD111に画像を表示する場合の表示モードとしては、固定モード、外光適応モード、補助光使用モード、最大コントラストモードを備えており、これらモードの選択は操作部126によっておこなわれる。
【0049】
なお、CPU121の駆動周波数を変更する発振回路は、あらかじめCPU121内に内蔵されていてもよく、また、CPU121の外部に備えられており、そこからCPU121へ入力されるようにしてもよい。
【0050】
メモリカード124は、図示を省略するMCC(Memory Card Controller)にいったん蓄えられた、圧縮処理された画像を図示を省略するカードインターフェースを介して記録(書き込み)、あるいは読み出しをおこなうものである。
【0051】
USB(Universal Serial Bus)制御部125は、シリアル・インターフェースの規格であるUSBにおけるインターフェースを制御する。USBは、1.5Mbpsの低速モードと12Mbpsの高速モードの2種類がある。
【0052】
また、通信手段としては、USB以外にもシリアル、パラレル、LAN、無線、携帯電話とのインターフェースなどで構成することもできる。また、PCカードや不揮発性のCF(Compact Flash)カード用のI/Fを用いることで通信手段を交換できる構成をとることもできる。
【0053】
操作部126は、機能選択、撮影指示、およびその他の各種設定を外部からおこなうためのボタンを備えている。タッチパネル112において上記ボタンを実現するようにしてもよい。
【0054】
バッテリ検出部127は、ディジタルカメラ100のバッテリの残量を検知し、その残量情報をCPU121へ出力する。また、図示は省略するが、バッテリ検出部127の対象となる電池は、カメラ電源として使用されるものであり、たとえば、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、ニッカド(NiCd)電池、アルカリ電池などからなり、図示を省略するDC/DCコンバータを介してディジタルカメラ100の内部に供給される。
【0055】
ドライバ131のうちのズームドライバは、CPU121から供給される制御信号にしたがって、ズーム用モータであるパルスモータを駆動して、ズームレンズ系を光軸方向に移動させることができる。また、ドライバ131のうちのフォーカスドライバは、CPU121から供給される制御信号にしたがって、フォーカス用モータであるパルスモータを駆動して、フォーカスレンズ系を光軸方向に移動させることができる。
【0056】
また、ドライバ131のうちの絞り,シャッタードライバは、CPU121から供給される制御信号にしたがってメカ機構102を動作させる絞り,シャッター用モータであるパルスモータを駆動して、たとえば、絞りの絞り値などを設定する。
【0057】
(制御プログラム(ソフトウエア)の構成)
図2は、本発明の実施の形態にかかるディジタルカメラを制御する制御プログラムの構成を示す説明図である。図2において、制御プログラムはリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)213と周辺デバイスのデバイスドライバ(D/D)、画像処理や通信プロトコルなどのミドルウェア、撮影、再生、通信などの各モードに対応したアプリケーションにより構成される。
【0058】
RTOS(Real Time Operation System)213はCPUやメモリ、タイマー、各デバイスなどの資源を管理しタスクの実行を制御する。タスクの実行の制御は各タスクに設定された優先度と実行時間を元に判定され、割り込みやシステムコールなどのイベントによりスケジューリングされる。
【0059】
D/D(デバイスドライバ)は、アプリケーションやミドルウェアから各デバイスへのアクセスをおこなえるようにし、また必要であればアクセスの排他制御をおこなう。CPU121の駆動周波数は発振回路の周波数制御レジスタを設定することで変更される。この処理はFRQCデバイスドライバでおこなわれ、アプリケーション、ミドルウェア、他のデバイスドライバによって呼び出すことができる。またこのドライバでは周波数の変更を禁止することもできる。たとえば、x1からx8までを設定できるときにx1からx4までを許しx5からx8までは禁止するといったことである。
【0060】
ミドルウェアは画像の圧縮や伸張、ファイルヘッダの作成、通信プロトコルなどの処理のまとまりであり、1つ以上のアプリケーションから呼び出されて実行される。動作周波数制御モジュールはタスクが切り替わるときにRTOS213より呼び出される。このモジュールはタスクごとの動作周波数を管理し、FRQCD/D(デバイスドライバ)により動作周波数の切り替えをおこなう。
【0061】
アプリケーションは各動作モードを実現する処理のまとまりであり、1つ以上のタスクで実行される。システムの起動時に必要に応じてタスクが起動され、RTOS213により実行が制御される。
【0062】
アプリケーションは、たとえば、全体制御アプリ(ケーション)201、通信アプリ(ケーション)202 Setupアプリ(ケーション)203 再生アプリ(ケーション)204 撮影アプリ(ケーション)205などのアプリケーションからなる。
【0063】
全体制御アプリ(ケーション)201は、各種アプリケーションの間の通信や監視をおこなうためのプログラムである。
【0064】
また、通信アプリ(ケーション)202はデータの送受信に関する動作を指定する手段を操作者に提供するプログラムである。Setupアプリ(ケーション)203は装置全体の動作の設定をおこなう手段を操作者に提供するプログラムである。再生アプリ(ケーション)204は撮影したデータを再生する際の装置の動作を指定する手段を操作者に提供するプログラムである。撮影アプリ(ケーション)205は撮影をおこなう際の装置の動作を指定する手段を操作者に提供するプログラムである。
【0065】
ミドルウェアプログラムは、たとえば動作周波数制御モジュール206、描画モジュール207、画像処理モジュール208、通信プロトコルモジュール209、ファイル管理モジュール210、バッテリ監視モジュール211、カメラ制御モジュール212などのプログラムからなる。
【0066】
動作周波数制御モジュール206はタスクごとの動作周波数を管理し、FRQCD/D(デバイスドライバ)219により動作周波数の切り替えをおこなう。描画モジュール207は再生の際に再生アプリ(ケーション)204から呼び出され画像データをDSPD/D(デバイスドライバ)223へ送信する。
【0067】
画像処理モジュール208はノイズ除去などの処理を画像データに施す。通信プロトコルモジュール209は画像データなどをネットワークを介して送受信する際の通信プロトコル処理をおこなう。ファイル管理モジュール210は画像データや画像データ情報、各種設定情報などをファイルに保存したり、ファイルから読み出したりする処理をおこなう。バッテリ監視モジュール211は装置の電源の状態を監視しインディケータなどにその状態を表示したり、電源の残量がわずかになった場合に警告を表示したりする処理をおこなう。カメラ制御モジュール212は撮影の状況や操作者の設定内容に応じた装置内のデバイスの適正な状態を各デバイスに通知する処理をおこなう。
【0068】
RTOS213はCPU121やメモリ、タイマー、各デバイスなどの資源を管理しタスクの実行を制御する。
【0069】
また、デバイスドライバは、通信D/D(デバイスドライバ)214、カードD/D(デバイスドライバ)215、バッテリD/D(デバイスドライバ)216、メカD/D(デバイスドライバ)217、タイマーD/D(デバイスドライバ)218、FRQCD/D(デバイスドライバ)219、TPD/D(デバイスドライバ)220、SWD/D(デバイスドライバ)221、SGD/D(デバイスドライバ)222、DSPD/D(デバイスドライバ)223、CODECD/D(デバイスドライバ)224などのデバイスドライバからなる。
【0070】
通信D/D(デバイスドライバ)214は通信デバイスとRTOS213との信号の授受をおこなう。カードD/D(デバイスドライバ)215はPCカードとRTOS213との信号の授受をおこなう。バッテリD/D(デバイスドライバ)216は電源装置とRTOS213との信号の授受をおこなう。
【0071】
メカD/D(デバイスドライバ)217はズームやシャッターなどの装置とRTOS213との信号の授受をおこなう。タイマーD/D(デバイスドライバ)218は計時装置とRTOS213との信号の授受をおこなう。FRQCD/D(デバイスドライバ)219はCPUの駆動周波数の設定をおこなう。
【0072】
TPD/D(デバイスドライバ)220はタッチパネルとRTOS213との信号の授受をおこなう。また、SWD/D(デバイスドライバ)221は、操作部126に設けられたスイッチとRTOS213との信号の授受をおこなう。SGD/D(デバイスドライバ)222はビデオメモリとRTOS213との信号の授受をおこなう。
【0073】
DSPD/D(デバイスドライバ)223は表示装置とRTOS213との信号の授受をおこなう。CODECD/D(デバイスドライバ)224は画像データ圧縮/伸張回路とRTOS213との信号の授受をおこなう。
【0074】
このように構成することによって、自装置全体の制御を司るCPU121の駆動周波数を変更可能な発振回路を用いて、自装置に記録されたソフトウエアの内容に基づいてCPU121の駆動周波数を変更することができる。
【0075】
また、発振回路を用いて、CPU121の処理の内容に基づいて駆動周波数を変更することもできる。その際、CPU121による演算処理中は駆動周波数を高くし、アイドル中は駆動周波数を低くすることができる。
【0076】
また、自装置が動作する動作モードに基づいてCPU121の駆動周波数を変更することができる。また、前記自装置のバッテリの残量に基づいてCPU121の駆動周波数を変更することもできる。
【0077】
さらに、USB制御部125などを用いた、外部の機器との通信中における駆動周波数を変更することができる。その際、前記外部機器との通信中の通信速度に基づいて駆動周波数を変更することができる。
【0078】
また、メモリカード124などの記憶手段へのアクセス中における駆動周波数を変更することができる。また、メモリカード124のほか、PCカードやCFカードへのアクセスであってもよい。
【0079】
また、実行中のタスク数をカウントし、カウントされたタスク数に基づいてCPU121の駆動周波数を変更するようにしてもよい。
【0080】
さらに、自装置に記録されたソフトウエアの内容に基づいてCPU121の駆動を停止し、かつ、割り込み処理によって停止されたCPU121の駆動を再開するようにしてもよい。特に、アイドルタスクの際に、CPU121の駆動を停止するようにするとよい。
【0081】
(実行時のタスク構成)
つぎに、本発明の実施の形態にかかるディジタルカメラの処理実行時のタスク構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態にかかるディジタルカメラの処理実行時のタスク構成を示す説明図である。
【0082】
図3において、ディジタルカメラのタスクは、全体制御タスク、カメラタスク、通信タスク、ファイルタスク、アイドルタスクからなり、それぞれタスクIDが、全体制御タスク=1、カメラタスク=2、通信タスク=3、ファイルタスク=4、アイドルタスク=5と付与されている。
【0083】
図3に示すように、「全体制御タスク(タスクID=1)」の優先度が最も高く、「アイドルタスク(タスクID=5)」の優先度が最も低い。「全体制御タスク(タスクID=1)」は、システムタイマーにより起動して、操作部126、タッチパネル112、バッテリ検出部127によるバッテリ残量の監視をおこなう。
【0084】
「カメラタスク(タスクID=2)」は、同期信号によって起動して、各種信号処理をおこなう。
【0085】
「通信タスク(タスクID=3)」は、外部の機器とデータの送受信をおこなう。
【0086】
「ファイルタスク(タスクID=4)」は、ファイル、たとえばメモリカード124へのデータの読み込みあるいは書き込みをおこなう。
【0087】
「アイドルタスク(タスクID=5)」は、他に実行中のタスクがいない場合に実行されるタスクである。「アイドルタスク(タスクID=5)」は自身の動作周波数を最低に設定することで消費電力を抑えることができる。
【0088】
RTOSの機能でタスクの切り替えをおこなう機能をディスパッチャと呼ぶ。ディスパッチャは優先度の順に実行可能なタスクに制御を移すものである。各タスクの動作周波数は各タスク内で処理に応じて切り替えることができる。動作周波数制御モジュールは、現在のタスクのIDと動作周波数を図4のようにテーブルに記憶し、つぎに実行するタスクのIDからこのタスクが以前に実行していたときの動作周波数を設定する。
【0089】
図4は、タスクIDごとの動作周波数に関する情報が格納されたテーブルを示す説明図である。図4において、タスクID=「5」は「アイドルタスク」であり、その際は、動作周波数は、最も低い「1」が設定されていることを示している。つぎに、タスクID=「1」は全体制御タスクであり、その際は、動作周波数は「2」が設定されていることを示している。この「2」は、前記「1」の2倍(x2)の動作周波数であることを意味する。
【0090】
同様にして、タスクID=「2」(カメラタスク)の際は、動作周波数が最も高い「6」、タスクID=「3」(通信タスク)の際は、動作周波数が「4」、タスクID=「4」(ファイルタスク)の際は、動作周波数が「3」がそれぞれ設定されていることを示している。
【0091】
このようにして、アプリケーションごとに動作周波数を設定すれば撮影モードと再生モードで切り替えることができる。
【0092】
また、ミドルウェアのモジュール内部やデバイスドライバの内部で動作周波数を変更すれば処理の内容にあった設定をおこなうことができる。高速な演算が求められれば高くし、低速なデバイスへのI/Oでは遅くするなどである。たとえばメモリのリードとライトで異なる設定をおこなったり通信時には通信速度にあわせた必要な処理能力に設定することができる。
【0093】
また、PCカードやCFカードにはカードの消費電力が情報としてあるので、装着されたカードによってシステム全体の消費電力を制御することができる。
アイドルタスクでは、動作周波数をを低く設定する変わりにCPUの駆動を停止してもよい。また、処理を複数のタスクに分けて平行処理するような場合には処理待ちのタスクの数にあわせて駆動周波数を変更してもよい。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、自装置全体の制御を司るCPUと、前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、を備え、前記発振回路を用いて、前記自装置に記録されたソフトウエアの内容に基づいて前記CPUの駆動周波数を変更するため、最適な処理能力を選択することによって省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0095】
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、前記発振回路を用いて、前記CPUの処理の内容に基づいて駆動周波数を変更することによって、最適な処理能力を選択することで消費電力を抑制することができる。省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0096】
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、前記発振回路を用いて、前記CPUによる演算処理中は駆動周波数を高くし、アイドル中は駆動周波数を低くすることによって、処理速度を上げつつ消費電力を抑制することができる。省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0097】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、前記発振回路を用いて、前記自装置が動作する動作モードに基づいて前記CPUの駆動周波数を変更することによって、最適な処理能力を選択することで消費電力を抑制することができる。省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0098】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、前記発振回路を用いて、前記自装置のバッテリの残量に基づいて前記CPUの駆動周波数を変更することによって、最適な処理能力を選択することで消費電力を抑制することができる。省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0099】
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、さらに、外部の機器との通信手段を備え、前記発振回路を用いて、前記通信手段による外部の機器との通信中における駆動周波数を変更することによって、最適な処理能力を選択することで消費電力を抑制することができる。省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0100】
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明において、前記発振回路を用いて、前記外部機器との通信中の通信速度に基づいて駆動周波数を変更することによって、最適な処理能力を選択することで消費電力を抑制することができる。省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0101】
また、請求項8に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、さらに、データを記憶する記憶手段を備え、前記発振回路を用いて、前記記憶手段へのアクセス中における駆動周波数を変更することによって、最適な処理能力を選択することで消費電力を抑制することができる。省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0102】
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、さらに、メモリカードとのメモリカード接続手段を備え、前記発振回路を用いて、前記メモリカード接続手段による前記メモリカードへのアクセス中における駆動周波数を変更することによって、省電力化を実現し、最適な処理能力を選択することで消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0103】
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、さらに、PCカードとのPCカード接続手段を備え、前記発振回路を用いて、前記PCカード接続手段による前記PCカードへのアクセス中における駆動周波数を変更することによって、省電力化を実現し、最適なCPUの電力消費量を選択することで消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0104】
また、請求項11に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、さらに、CFカードとのCFカード接続手段を備え、前記発振回路を用いて、前記CFカード接続手段による前記CFカードへのアクセス中における駆動周波数を変更することによって、最適な処理能力を選択することで消費電力を抑制することができる。省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0105】
また、請求項12に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、実行中のタスク数をカウントするカウント手段と、前記発振回路を用いて、前記カウント手段によってカウントされたタスク数に基づいて前記CPUの駆動周波数を変更することによって、最適な処理能力を選択することで消費電力を抑制することができる。省電力化を実現し、消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【0106】
また、請求項13に記載の発明によれば、自装置全体の制御を司るCPUを備え、前記自装置に記録されたソフトウエアの内容に基づいて前記CPUの駆動を停止し、かつ、割り込み処理によって停止された前記CPUの駆動を再開することによって省電力化を実現し、処理速度を上げつつ消費電力を抑制することで、バッテリの持続時間をより長くすることが可能なディジタルカメラが得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかるディジタルカメラのハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかるディジタルカメラを制御する制御プログラムの構成を示す説明図である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかるディジタルカメラの処理実行時のタスク構成を示す説明図である。
【図4】この発明の本実施の形態にかかるディジタルカメラのタスクIDごとの動作周波数に関する情報が格納されたテーブルを示す説明図である。
【符号の説明】
100 ディジタルカメラ
101 撮影レンズ
102 オートフォーカス等を含むメカ機構
103 CCD(電荷結合素子)
104 CDS
105 A/D(変換器)
106 ディジタル信号処理部
107 画像表示メモリ
108 画像表示制御部
109 圧縮/伸張部
110 タッチパネルI/F
111 LCD
112 タッチパネル
121 CPU
122 ROM
123 RAM
124 メモリカード
125 USB制御部
126 操作部
127 バッテリ検出部
130 SG
131 ドライバ
201 全体制御アプリ(ケーション)
202 通信アプリ(ケーション)
203 Setupアプリ(ケーション)
204 再生アプリ(ケーション)
205 撮影アプリ(ケーション)
206 動作周波数制御モジュール
207 描画モジュール
208 画像処理モジュール
209 通信プロトコルモジュール
210 ファイル管理モジュール
211 バッテリ監視モジュール
212 カメラ制御モジュール
213 RTOS(Real Time Operation System)
214 通信D/D(デバイスドライバ)
215 カードD/D(デバイスドライバ)
216 バッテリD/D(デバイスドライバ)
217 メカD/D(デバイスドライバ)
218 タイマーD/D(デバイスドライバ)
219 FRQCD/D(デバイスドライバ)
220 TPD/D(デバイスドライバ)
221 SWD/D(デバイスドライバ)
222 SGD/D(デバイスドライバ)
223 DSPD/D(デバイスドライバ)
224 CODECD/D(デバイスドライバ)

Claims (5)

  1. 自装置全体の制御を司るCPUと、
    前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、
    外部の機器との通信手段とを備え、
    前記発振回路を用いて前記CPUの処理の内容に基づき前記CPUの駆動周波数を変更するとともに、前記発振回路を用いて前記外部の機器との通信中の通信速度に基づき前記CPUの駆動周波数を変更することを特徴とするディジタルカメラ。
  2. 自装置全体の制御を司るCPUと、
    前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、
    データを記憶する記憶手段とを備え、
    前記発振回路を用いて前記CPUの処理の内容に基づき前記CPUの駆動周波数を変更するとともに、前記発振回路を用いて前記記憶手段へのアクセス中における前記CPUの駆動周波数を変更することを特徴とするディジタルカメラ。
  3. 自装置全体の制御を司るCPUと、
    前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、
    メモリカードとのメモリカード接続手段とを備え、
    前記発振回路を用いて前記CPUの処理の内容に基づき前記CPUの駆動周波数を変更するとともに、前記発振回路を用いて、前記メモリカード接続手段による前記メモリカードへのアクセス中における前記CPUの駆動周波数を変更することを特徴とするディジタルカメラ。
  4. 自装置全体の制御を司るCPUと、
    前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、
    PCカードとのPCカード接続手段とを備え、
    前記発振回路を用いて前記CPUの処理の内容に基づき前記CPUの駆動周波数を変更するとともに、前記発振回路を用いて、前記PCカード接続手段による前記PCカードへのアクセス中における前記CPUの駆動周波数を変更することを特徴とするディジタルカメラ。
  5. 自装置全体の制御を司るCPUと、
    前記CPUの駆動周波数を変更可能な発振回路と、
    CF(Compact Flash)カードとのCFカード接続手段とを備え、
    前記発振回路を用いて前記CPUの処理の内容に基づき前記CPUの駆動周波数を変更するとともに、前記発振回路を用いて、前記CFカード接続手段による前記CFカードへのアクセス中における前記CPUの駆動周波数を変更することを特徴とするディジタルカメラ。
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