JP4200410B2 - 機器選択装置及び機器選択方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は機器選択装置、機器選択方法に関し、例えばテレビジョン装置にIEEE1394を介して接続された複数のAV機器の出力経路を選択する機器選択装置、機器選択方法に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、米国電気電子技術者協会で標準化作業中のIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers )1394インターフェイスは、例えば映像データや音声データ等のディジタル情報と、制御信号等のコントロール信号との複数のデータを同時に送受信する特性がある。
【0003】
かかる特性を利用し、例えばディジタルテレビジョン装置(以下、これを単にテレビジョン装置と呼ぶ)にIEEE1394インターフェイスを経由して外部機器としてビデオテープレコーダやDVDプレーヤが接続された映像音声選択システムが提案されている。
【0004】
この映像音声選択システムにおいて、テレビジョン装置は、ビデオテープレコーダ又はDVDプレーヤから供給される映像データをIEEE1394インターフェイスを介して内部に設置されるデコーダでアナログ信号に変換する所定の変換処理(以下、アナログ変換処理と呼ぶ)を施すことにより得た映像信号に基づいて表示部に映像を表示する。またテレビジョン装置は、内部のデコーダで映像データに対してアナログ変換処理をし得ない場合に限り、任意の外部機器内のデコーダに出力経路を切り換えるようになされている。
【0005】
このことは、ディジタル信号(映像データ)に基づいて得た映像の画質がアナログ信号(映像信号)に基づいて得た映像の画質よりもよいという普遍的な考えから、テレビジョン装置は、優先してディジタル信号(映像データ)に基づいて得た映像を表示部に表示するように設定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところがかかるデコーダにおいては、性能に応じて表示部に表示される画像が大きく劣化する。
【0007】
すなわち、例えばビデオテープレコーダのデコーダにおいて、ポスト処理なされてアナログ変換処理し得る場合、映像音声選択システムにおいては、ビデオテープレコーダから供給されるディジタル信号(映像データ)をテレビジョン装置内のデコーダでアナログ変換処理する経路よりも、むしろビデオテープレコーダでアナログ変換処理して得たアナログ信号(映像信号)をテレビジョン装置に出力する経路ほうが映像の画質が良い。しかし、テレビジョン装置は、どの経路で入力すればより良い画質で映像を表示するかを選択し得ないという問題があった。
【0008】
またテレビジョン装置は、IEEE1394インターフェイスを経由して複数の外部機器が接続されている程、入力する経路が多くなる。しかし、テレビジョン装置は、入力する複数の経路を選択し得ないという問題があった。
【0009】
さらにテレビジョン装置は、映像信号及び音声信号をビデオテープレコーダに接続しているとき、例えばDVDプレーヤを制御できない。すなわち、テレビジョン装置は、信号を接続する機器と制御する機器とを別々にコントロールし得ないという問題があった。このような問題を解決することにより、ユーザは利便性が向上すると考えられる。
【0010】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、複数の外部機器を接続した場合、テレビジョン装置に入力する経路を選択し得、信号を接続する機器と制御する機器とを別々にコントロールし得る使い勝手の優れた機器選択装置、機器選択方法を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明は、機器選択装置であって、接続対象とされる複数の機器のうち、映像出力機器でのディジタルからアナログへの変換に要する処理時間と、音声出力機器でのディジタルからアナログへの変換に要する処理時間とを検出する処理時間検出手段と複数の機器のうち、対象とすべき映像出力機器と、音声出力機器とを個別に選択させる選択手段とを有する。この選択手段は、対象とすべき映像出力機器又は音声出力機器の一方が選択され、他方の音声出力機器又は映像出力機器を選択させる場合、処理時間検出手段での検出結果に基づいて、選択された一方の機器との同期出力が可能となる機器を選択候補として提示する。
また本発明は、機器選択方法であって、接続対象とされる複数の機器のうち、映像出力機器でのディジタルからアナログへの変換に要する処理時間と、音声出力機器でのディジタルからアナログへの変換に要する処理時間とを検出する処理時間検出ステップと、複数の機器のうち、対象とすべき映像出力機器と、音声出力機器とを個別に選択させる選択ステップとを有する。この選択ステップでは、対象とすべき映像出力機器又は音声出力機器の一方が選択され、他方の音声出力機器又は映像出力機器を選択させる場合、処理時間検出手段での検出結果に基づいて、選択された一方の機器との同期出力が可能となる機器を選択候補として提示する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0013】
(1)映像音声選択システムの全体構成
図1において10は全体として映像音声選択システムの全体構成を示し、各視聴者宅に設置されている機器選択装置としてのディジタルテレビジョン装置1(以下、これを単にテレビジョン装置と呼ぶ)に対してIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers )1394インターフェイスを経由して複数の外部機器が接続された構成を有する。
【0014】
この外部機器としては、受信機(以下、これをDSS−IRD(Digital Satellite System-Integrated Receiver Decoder)と呼ぶ)2と、オーディオビジュアル分野での利用を目的としたDVD(Digital Versatile Disk)規格であるDVDプレイヤ3と、ディジタルビデオカメラレコーダ(以下、これをDVと呼ぶ)4と、スピーカが内蔵されるAVアンプ5と、ディジタルビデオテープレコーダ(以下、これをD−VHSと呼ぶ)6とで構成される。
【0015】
またテレビジョン装置1には、アナログインターフェイスを介して各外部機器(DSS−IRD2とDVDプレイヤ3とDV4とAVアンプ5とD−VHS6)が接続された構成を有する。
【0016】
テレビジョン装置1は、入力手段であるリモートコマンダ8のキー操作による操作信号S3を受けることにより、IEEE1394インターフェイスの使用を前提として外部機器をコントロールする制御信号を各外部機器に出力する。これによりテレビジョン装置1は、各外部機器を制御することにより、テレビジョン装置にMPEG(Moving Picture Experts Group)等の符号化方式で符号化した映像音声符号化データ又はアナログ信号でなる映像音声信号を種々の経路で入力させるようになされている。
【0017】
因みにこのIEEE1394インターフェイスは、米国電気電子技術者協会で標準化作業中であり、ディジタル信号及びコントロール信号などの複数の信号を同時に送受信する特性がある。また、IEEE1394インターフェイスは、100Mbps、200Mbps、400Mbpsの3種の転送速度を規定しており、リアルタイムに転送レートを保証し得る特性がある。
【0018】
(2)各外部機器の構成
(2−1)ディジタルビデオテープレコーダの構成
図2はD−VHS6の構成を示し、テレビジョン装置1からの制御信号D4を処理回路21内部のIEEE1394インターフェイス22を介して受信すると、当該受信した制御信号D4に基づいて各回路部を制御する。これにより制御部20は、入力される映像音声符号化データ又は映像音声信号をテープ記録再生部24に記録する記録処理を実行すると共に、記録されている映像音声符号化データをテレビジョン装置1若しくは各外部機器に出力させると共に、映像音声信号をテレビジョン装置1に出力させる再生処理を実行するようになされている。
【0019】
この場合制御部20は、記録処理において、例えばAVアンプ5からIEEE1394インターフェイス22を介して映像音声符号化データD40が供給された場合、これをディジタル記録処理部23、記録用スイッチ29aを順次介してテープ記録再生部24に出力する。テープ記録再生部24は、映像音声符号化データD40を記録する。
【0020】
これに対して制御部20は、記録処理において、外部からアナログインターフェイス26を介して映像音声信号S30が供給された場合、これをアナログ記録処理部27、記録用スイッチ29aを順次介してテープ記録再生部24に出力する。テープ記録再生部24は、映像音声信号S30を記録する。
【0021】
また、制御部20は、再生処理において、記録されている映像音声符号化データD50又は映像音声信号S50を、テープ記録再生部24から再生用スイッチ29bを介してディジタル再生処理部25若しくはアナログ再生処理部28に出力する。
【0022】
ディジタル再生処理部25は、テープ記録再生部24から供給された映像音声符号化データD50をIEEE1394インターフェイス22を介してテレビジョン装置1若しくは各外部機器に出力する。
【0023】
一方、アナログ再生処理部28は、テープ記録再生部24から供給された映像音声信号S50をアナログインターフェイス26を介してテレビジョン装置1に出力する。
【0024】
(2−2)DSS−IRDの構成
図3はDSS−IRD2の構成を示し、テレビジョン装置1からの制御信号D4をIEEE1394インターフェイス31を介して受信すると、当該受信した制御信号D4に基づいてバスBUSに接続されている各回路部を制御する。これにより制御部30は、入力される映像音声符号化データを受信し、これをテレビジョン装置1若しくは各外部機器に出力すると共に、映像音声信号をテレビジョン装置1に出力するようになされている。
【0025】
この場合制御部30は、アンテナ(図示せず)からフロントエンド32を介して映像音声符号化データD70を受信した場合、これをデマルチプレクサ33に出力する。デマルチプレクサ33は、映像音声符号化データD70を分配することにより、映像符号化データD72並びに音声符号化データD73を生成する。そしてデマルチプレクサ33は、生成した映像符号化データD72並びに音声符号化データD73をデコーダ34若しくは、IEEE1394インターフェイスを介してテレビジョン装置1若しくは各外部機器に出力する。
【0026】
デコーダ34は、デマルチプレクサ33から供給された映像符号化データD72並びに音声符号化データD73をアナログ信号に変換する所定の変換処理を施すことにより、映像音声信号S40を生成し、これをアナログインターフェイス35を介してテレビジョン装置1に出力する。
【0027】
これに対して制御部30は、例えばDVDプレーヤ3からIEEE1394インターフェイス31を介して映像音声符号化データD20を受信した場合、これをデマルチプレクサ33に出力する。デマルチプレクサ33は、映像音声符号化データD20を分配することにより、映像符号化データD22並びに音声符号化データD23を生成する。そしてデマルチプレクサ33は、生成した映像符号化データD22並びに音声符号化データD23をIEEE1394インターフェイス31若しくはデコーダ34に出力する。
【0028】
デコーダ34は、デマルチプレクサ33から供給された映像符号化データD22並びに音声符号化データD23をアナログ信号に変換する所定の処理を施すことにより、映像音声信号S10を生成し、これをアナログインターフェイス35を介してテレビジョン装置1に出力する。
【0029】
(2−3)DVDプレーヤの構成
図4はDVDプレーヤ3の構成を示し、テレビジョン装置1からの制御信号D4をIEEE1394インターフェイス46を介して受信すると、当該受信した制御信号D4に基づいてバスBUSに接続されている各回路部を制御する。これにより制御部40は、光ディスク41に記憶されている映像音声符号化データをテレビジョン装置1若しくは各外部機器に出力すると共に、映像音声信号をテレビジョン装置1に出力するようになされている。
【0030】
この場合、DVDプレーヤ3の読み取り処理部42は、光ディスク41に記憶されている映像音声符号化データD80を読み出し、当該読み出した映像音声符号化データD80をデマルチプレクサ43に出力する。デマルチプレクサ43は、映像音声符号化データD80を分配することにより、映像符号化データD82並びに音声符号化データD83を生成し、これらをデコーダ44に出力する。
【0031】
デコーダ44は、映像符号化データD82並びに音声符号化データD83をアナログ信号に変換する所定の変換処理を施すことにより、映像音声信号S20を生成する。そしてデコーダ44は、生成した映像音声信号S20を再エンコード再多重化部45若しくはアナログインターフェイス47を介してテレビジョン装置1に出力する。
【0032】
再エンコード再多重化部45は、デコーダ44から供給された映像音声信号S20を所望の圧縮率で圧縮符号化し、その結果得た映像符号化データと音声符号化データとを多重化処理することにより映像音声符号化データD20を生成し、これをIEEE1394インターフェイス46を介してテレビジョン装置1若しくは各外部機器に出力する。
【0033】
(2−4)ディジタルビデオカメラレコーダの構成
図5はDV4の構成を示し、テレビジョン装置1からの制御信号D4をIEEE1394インターフェイス51を介して受信すると、当該受信した制御信号D4に基づいてバスBUSに接続されている各回路部を制御する。これにより制御部50は、入力される映像音声符号化データ又は映像音声信号をテープ記録処理部52に記録させる記録処理を実行すると共に、テープ再生処理部53から映像音声符号化データをテレビジョン装置1若しくは各外部機器に出力させると共に、映像音声信号をテレビジョン装置1に出力させる再生処理を実行するようになされている。
【0034】
この場合制御部50は、記録処理において、外部からIEEE1394インターフェイス51を介して映像音声符号化データD20が供給された場合、これを記録用スイッチ59を介してテープ記録処理部52に出力する。テープ記録処理部52は、映像音声符号化データD20を記録する。
【0035】
一方、制御部50は、記録処理において、外部からアナログインターフェイス57を介して映像音声信号S90が供給された場合、これをエンコーダ多重化部58に出力する。エンコーダ多重化部58は、映像音声信号S90をディジタル信号に変換する所定の処理を施すことにより、映像音声符号化データD90を生成し、これを記録用スイッチ59を介してテープ記録処理部52に出力する。テープ再生処理部52は、映像音声符号化データD90を記録する。
【0036】
また、制御部50は、再生処理において、記録されている映像音声符号化データD30をテープ再生処理部53からデマルチプレクサ54若しくはIEEE1394インターフェイス51に出力する。
【0037】
IEEE1394インターフェイス51に出力する場合、ディジタル再生処理部53は、記録されている映像音声符号化データD30をIEEE1394インターフェイス51介してテレビジョン装置1若しくは各外部機器に出力する。
【0038】
一方、デマルチプレクサ54に出力する場合、ディジタル再生処理部53は、記録されている映像音声符号化データD30を分配することにより、映像符号化データD32並びに音声符号化データD33を生成し、これらをデコーダ55に出力する。
【0039】
デコーダ55は、映像符号化データD32並びに音声符号化データD33をアナログ信号に変換する所定の処理を施すことにより、映像音声信号S30を生成し、これをアナログインターフェイス56を介してテレビジョン装置1に出力する。
【0040】
(2−5)AVアンプの構成
図6はAVアンプ5の構成を示し、入力される映像音声符号化データを受信し、映像符号化データ、音声符号化データ、映像信号、音声信号をそれぞれテレビジョン装置1又は各外部機器に出力するようになされている。
【0041】
この場合デマルチプレクサ61は、IEEE1394インターフェイス60を介して例えばDV4から供給される映像音声符号化データD30を分配することにより、映像符号化データD32並びに音声符号化データD33を生成する。そしてデマルチプレクサ61は、生成した映像符号化データD32をビデオデコーダ63に出力すると共に、音声符号化データD33をオーディオデコーダ62に出力する。
【0042】
ビデオデコーダ63は、デマルチプレクサ61から供給された映像符号化データD32をアナログ信号に変換する所定の変換処理を施すことにより、映像信号S60aを生成する。そしてビデオデコーダ63は、生成した映像信号S60aをIEE1394インターフェイス60を介して供給される制御信号D4に基づいてビデオエンコーダ65若しくはアナログビデオインターフェイス67を介してテレビジョン装置1に出力する。
【0043】
ビデオエンコーダ65は、ビデオデコーダ63から供給された映像信号S60aをディジタル信号に変換する所定の変換処理を施すことにより、映像符号化データD62を生成し、これをマルチプレクサ68に出力する。
【0044】
一方、オーディオデコーダ62は、デマルチプレクサ61から供給された音声符号化データD33をアナログ信号に変換する所定の変換処理を施すことにより、音声信号S60bを生成する。そしてオーディオデコーダ62は、生成した音声信号S60bをオーディオエンコーダ64若しくは、アナログオーディオインターフェイス66を介してテレビジョン装置1に出力する。
【0045】
オーディオエンコーダ64は、オーディオデコーダ62から供給された音声信号S60bをディジタル信号に変換する所定の変換処理を施すことにより、音声符号化データD63を生成し、これをマルチプレクサ68に出力する。
【0046】
また、マルチプレクサ68は、ビデオエンコーダ65から供給された音声符号化データD62と、オーディオエンコーダ64から供給された音声符号化データD63とを多重化処理することにより、映像音声符号化データD60を生成し、これをテレビジョン装置1若しくは各外部機器に出力する。
【0047】
(3)ディジタルテレビジョン装置の構成
図7はテレビジョン装置1の構成を示し、データバスBUSに制御部70及び各回路部が接続された構成を有する。この制御部70内には、データバスBUSに中央処理ユニット(以下、これをCPU:Central Processing Unit)及びRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)及び電気的に内容を消去できるEEPROM(Electrically Erasable PROM)の一種であるフラッシュメモリが接続された構成を有する。
【0048】
テレビジョン装置1は、フロントエンド72を介してアンテナ(図示せず)から供給された映像音声符号化データD100をデマルチプレクサ74に出力する。デマルチプレクサ74は、映像音声符号化データD100を分配することにより、映像符号化データD102並びに音声符号化データD103を生成し、これらをデコーダ75に出力する。
【0049】
デコーダ75は、映像符号化データD102並びに音声符号化データD103をアナログ信号に変換する所定の変換処理を施すことにより、映像信号S100a及び音声信号S100bを生成し、これらを切り換え部76に出力する。切り換え部76は、映像信号S100aを出力手段である表示部78に出力すると共に、音声信号S100bをスピーカ79に出力する。
【0050】
表示部78は、切り換え部76から供給された映像信号S100aに基づいて得た映像を表示すると共に、スピーカ79は、切り換え部76から供給された音声信号S100bに基づいて得た音声を出力する。
【0051】
ここで、テレビジョン装置1のアナログインターフェイス71には、各外部機器のアナログインターフェイスから出力される各映像音声信号(S10〜S60)を入力するための各アナログ入力端子(図示せず)が設けられている。ユーザは、各外部機器からケーブルを介していずれかのアナログ入力端子に接続したとき、どのアナログ入力端子に接続したかを示す入力ラインをリモートコマンダ8のキー操作を介してフラッシュメモリに登録するようになされている。これにより、制御部70は、各外部機器から出力される映像音声信号S1がどのアナログ入力端子に接続されているかを予め把握することができる。
【0052】
また、制御部70は、フラッシュメモリのメモリマップで指定される領域に識別手段及び管理手段としての能力情報D5を記憶しており、テレビジョン装置1に外部機器を新たに接続されたとき、又はテレビジョン装置1から離脱されたときに常時能力情報D5を更新する能力情報作成処理を実行する。
【0053】
この能力情報D5とは、テレビジョン装置1にIEEE1394インターフェイスを経由して接続されている外部機器が何であるかを示すと共に、テレビジョン装置1に接続されている外部機器がどのような信号形式を入力又は出力し得るかを示すと共に、アナログ出力の有無を示すようになされている。
【0054】
この場合、映像音声選択システム10において、図8に示すようにフラッシュメモリの第一の領域AR1は、ノードナンバーNode0にテレビジョン装置1(DTV)が予め記憶されている。また第二の領域AR2は、ノードナンバーNode1にDSS−IRD2が記憶されている。さらに第三の領域AR3は、ノードナンバーNode2にD−VHS6が記憶されている。さらに第四の領域AR4は、ノードナンバーNode3にDVDプレーヤ(DVD)3が記憶されている。さらに第五の領域AR5は、ノードナンバーNode4にAVアンプ(AV−Amp)5が記憶されている。さらに第六の領域AR6は、ノードナンバーNode5にDV(DVCR)4が記憶されている。
【0055】
ここで、例えば映像音声選択システム10において、制御部70は、IEEE1394を経由して接続された外部機器からAVアンプ5及びDSS−IRD2及びD−VHS6を離脱されると、記憶した各記憶領域を更新する。すなわち、制御部70は、例えばビデオテープレコーダを第二の領域にノードナンバーNode1として記憶すると共に、DVDプレーヤを第三の領域にノードナンバーNode2として記憶する。
【0056】
このように第二の領域以降においては、IEEEインターフェイスを経由して接続される各外部機器毎にノードナンバーNodeを記憶し、各領域に分けるようになされている。
【0057】
また、各ノードナンバー毎に記憶される領域(AR1〜AR6)は、「Reception 」と、「Transmission」と、「Conversion」との領域に細分される。「Reception 」の領域は、各ノードナンバーに記憶された外部機器が入力し得る各データ及び信号を表す項目である。また「Transmission」の領域は、各ノードナンバーに記憶された外部機器が映像符号化データ及び音声符号化データ及び映像信号及び音声信号の中から各外部機器へ出力し得る各データ及び信号を表す項目である。さらに「Conversion」の領域は、入力及び出力をリアルタイムに変換し得る項目である。
【0058】
そして制御部70は、細分されている各領域(「Reception 」、「Transmission」、「Conversion」)において、外部機器に対応する各データ及び信号がある場合は、所定のフォーマットをもって記述する。「Reception 」と「Transmission」との項目に示されるフォーマットにおいては、例えば「MPEG-TS:ATSC-HD/SD+AC3」のように表され、「:」の左側にはオーディオ又はビデオレコーダの多重化プロトコル方式あるいはA&M等の転送プロトコルを示し、「:」の右側には、エレメンタリーストリームの信号形式の種類を記述するようになされている。
【0059】
さらに、「Conversion」の項目に示されるフォーマットにおいては、例えば「MPEG-TS:MPEG2-SD+AC3→AnalogVideo(+30)+AnalogAudio(+30) 」のような信号形式が記述されている。この信号形式においては、「MPEG-2のSD」と「AC3 」からなる「MPEG-TS 」ディジタルデータを30m/sec の処理時間でそれぞれアナログ映像信号及びアナログ音声信号へリアルタイムに変換し得ることを示している。
【0060】
また、能力情報D5において、同じ行に複数の信号形式が記述される場合、その行に記述されるノードナンバーに該当する装置は、同時に入力又は出力変換処理し得ることを表している。さらに、カンマ「,」においては、信号形式の区切りを示しており、信号形式を示す記述の末尾にカンマが具備されている際は、次の行も同じ行として扱い得ることを表している。因みに別の行に記述されている信号形式において、その行に記述されるノードナンバーに該当する装置は、同時に入力又は出力変換処理し得ないことを表している。
【0061】
ここで、図1に接続される能力情報D5においては、ノードナンバーNode0であるDTV(テレビジョン装置1)は、「Reception 」が「MPEG-TS:ATSC-HD/SD+AC3」及び「MPEG-TS:MPEG2-HD/SD+AC3/MPEG1 Audio 」及び「DSS-TS:DSS-HD+AC3 」及び「AnalogVideo,AnalogAudio 」の4種類の信号形式で入力し得る。
【0062】
ノードナンバーNode1として記憶されたDSS−IRD(DSS−IRD2)は、「Transmission」が「DSS-TS:DSS-HD+AC3 」及び「DSS-TS:DSS-SD+MPEG1 Audio,AnalogVideo,AnalogAudio 」のどちらかの信号形式で出力し得る。さらに、DSS−IRDは、「Conversion」が「DSS-TS:DSS-SD+MPEG1 Audio →AnalogVideo(+30)+AnalogAudio(+30) 」及び「MPEG-TS:MPEG2-SD+AC3→AnalogVideo(+30)+AnalogAudio(+30) 」のいづれかの信号形式で変換し得る。
【0063】
ノードナンバーNode2として記憶されたD−VHS(D−VHS6)は、「Reception 」が「MPEG-TS:AnyVideo+AnyAudio 」及び「DSS-TS:AnyVideo+AnyAudio」及び「Analog」のいづれかの信号形式で入力し得る。さらに、D−VHSは、「Transmission」が「MPEG-TS:AnyVideo+AnyAudio 」及び「DSS-TS:AnyVideo+AnyAudio」及び「Analog」のいづれかの信号形式で出力し得る。
【0064】
ノードナンバーNode3として記憶されたDVD(DVDプレーヤ3)は、「Transmission」が「MPEG-TS:MPEG2-SD+AC3,A&M:AC3,AnalogVideo,AnalogAudio」の信号形式で出力し得る。
【0065】
ノードナンバーNode4として記憶されたAV−Amp(AVアンプ5)は、「Conversion」が「DV:DV-SD+Linear →MPEG-TS:MPEG2-SD(300)+MPEG1 Audio(300),DV:DV-SD+Linear→AnalogVideo+AnalogAudio 」及び「MPEG-TS:MPEG2-SD+AC3→AnalogVideo(+30)+AnalogAudio(+0)」及び「MPEG-TS:MPEG2-SD→AnalogVideo(+0),A&M:AC3 →AnalogAudio(+0) 」のいづれかの信号形式で変換し得る。
【0066】
ノードナンバーNode5として記憶されたDVCR(DV4)は、「Reception 」が「DV:DV-SD+Linear,AnalogVideo,AnalogAudio 」の信号形式で入力し得る。さらに、DVCRは、「Transmission」が「DV:DV-SD+Linear,AnalogVideo,AnalogAudio 」の信号形式で出力し得る。
【0067】
かかる能力情報D5の能力情報作成処理がなされた後、リモートコマンダ8のキー操作を介してテレビジョン装置1の電源を入れるための操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70のCPUはROM及びフラッシュメモリに格納されているプログラムを読み出し、これをRAM上に展開して実行することにより、テレビジョン装置1の各回路部を制御して種々の処理を実行するようになされている。
【0068】
この場合、制御部70は、フラッシュメモリに格納される能力情報D5に基づいて図9に示すようなソース機器選択メニューを表示部78に表示する。これにより制御部70は、ユーザに対して操作を希望する外部機器を選択するように促す。
【0069】
この選択に対してリモートコマンダ8を介して「3」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、ソース機器選択メニュー(図9)で入力される情報に応じて制御手段として動作し、制御信号D4を生成し、これを外部機器に出力する。これにより制御部70は、ソース機器選択メニュー(図9)で入力された情報に応じた映像音声情報(映像音声信号又は映像音声符号化データ)を表示部78に表示し得るように入力経路を確保する。
【0070】
因みに、テレビジョン装置と当該テレビジョン装置に接続された外部機器とがアナログ及びディジタル接続されている場合、ユーザは、リモートコマンダ8に設けられるアナログディジタル選択キーを必要に応じて押圧することにより、常時切り換え設定し得るようにもなされている。
【0071】
この場合、リモートコマンダ8を介してアナログディジタル選択キーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、図10に示すようなアナログディジタル選択メニューを表示部78に表示する。ここで、アナログディジタル選択メニューにおいては、ユーザによって最後に設定された番号になされており、当該最後に設定された番号に対して反転等の識別処理が施されている。これにより制御部70は、ユーザに対してアナログ(映像音声信号)出力及びディジタル(映像音声符号化データ)出力のどちらを希望するかを選択するように促す。
【0072】
そしてこの選択に対してリモートコマンダ8を介して「1」又は「2」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、アナログディジタル選択メニュー(図10)で入力された番号に応じて切り換え部76をディジタル出力又はアナログ出力に切り換える。
【0073】
ここで、ユーザはリモートコマンダ8のキー操作を介してテレビジョン装置1の表示部78に各外部機器対応のコントロールパネルを表示し、当該表示したコントロールパネルに対して入力操作する。これにより制御部70は、再生操作や音量調節等のユーザの入力操作に応じた制御信号D4を出力するようになされている。
【0074】
この場合、リモートコマンダ8に設けられたコントロール選択キーを押圧することにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、フラッシュメモリに格納される能力情報D5に基づいて図11に示すようなコントロール機器選択メニューを表示部78に表示する。これにより制御部70は、ユーザに対して操作を希望する外部機器を選択するように促す。
この選択に対してリモートコマンダ8を介して「2」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、DVDプレーヤのリモートコマンダに対応したコントロールパネル(図示せず)を表示部78に表示する。
【0075】
そして、このコントロールパネルに対してリモートコマンダ8からキー操作を介して例えば再生キーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、再生操作を実行させる制御信号D4を読み出し、これをIEEE1394インターフェイス73を介してDVDプレーヤ3に出力する。これにより、DVDプレーヤ3は、アナログディジタル選択メニュー(図10)で入力した情報に応じて再生処理を実行する。
【0076】
実際上、制御部70は、アナログインターフェイス71を介してDVDプレーヤ3から供給される映像音声信号S20を受信した場合、これを切り換え部76に出力する。切り換え部76は、映像音声信号S20を分配することにより、映像信号S20aを表示部78に出力すると共に、音声信号S20bをスピーカ79に出力する。
【0077】
表示部78は、切り換え部76から供給された映像信号S20aに基づいて得た映像を表示すると共に、スピーカ79は、切り換え部76から供給された音声信号S20bに基づいて得た音声を出力する。
【0078】
一方、制御部70は、IEEE1394インターフェイス73を介してDVDプレーヤ3から供給される映像音声符号化データD20を受信した場合、これをデマルチプレクサ74に出力する。デマルチプレクサ74は、映像音声符号化データD20を分配することにより、映像符号化データD22並びに音声符号化データD23を生成し、これらをデコーダ75に出力する。
【0079】
デコーダ75は、デマルチプレクサ74から供給された映像符号化データD22並びに音声符号化データD23をアナログ信号に変換する所定の変換処理を施すことにより、映像信号S20a及び音声信号S20bを生成し、これらを切り換え部76に出力する。切り換え部76は、デコーダ75から供給された映像信号S20aを表示部78出力すると共に、音声信号S20bをスピーカ79に出力する。表示部78は、切り換え部76から供給された映像信号S20aに基づいて得た映像を表示すると共に、スピーカ79は、音声信号S20bに基づいて得た音声を出力する。
【0080】
ここで、ユーザは、AVアンプ5に内蔵される5.1チャンネルからなる臨場感あふれるスピーカからの音声に切り換えることができる。この場合、リモートコマンダ8に設けられたコントロール選択キーを押圧することにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、図11に示すようなコントロール機器選択メニューを表示部78に表示する。このときユーザは、AV−AMPに該当する「4」の番号をリモートコマンダ8を介して入力し、続いて表示される選択画面(図示せず)からAVアンプ5のオーディオストリームのソース機器としてDVDがA&Mで出力している信号形式を選択する。
【0081】
このように、ユーザがリモートコマンダ8を介したキー操作をすると、制御部70は、能力情報D5に基づいて制御信号D4を生成し、これを出力して各外部機器を制御することにより、IEEE1394インターフェイスを経由して接続されている各外部機器の中からソース機器としての外部機器を選択をしながら、当該ソース機器としての外部機器とは別に他の外部機器を制御することができる。また制御部70は、テレビジョン装置1と外部機器間でディジタルデータ及びアナログ信号を出力し得る場合はその旨を知らせる選択メニュー(図10)を表示して選択を促す。これにより、ユーザはリモートコマンダ8を介したキー操作をするだけで、外部機器のディジタルデータ及びアナログ信号の経路を選択することができる。
【0082】
また、ユーザからのリモートコマンダ8を介したキー操作により、制御部70は、能力情報D5に基づいて映像信号の経路及び音声信号の経路を別々に経路選択することができる。
【0083】
この場合、テレビジョン装置1は、ユーザの指示に応じて当該ユーザが指定した特定の外部機器から出力される映像音声符号化データをテレビジョン装置ではなく、他の外部機器のデコーダに出力する経路選択をし得るようになされている。
【0084】
すなわち、ソース機器としてDVDプレーヤ3を選択している際、ユーザは、リモートコマンダ8に設けられた経路選択メニューキーを押圧する。これにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、始めの操作として、フラッシュメモリから能力情報D5(図8)に基づいて図12(A)のようなDVDプレーヤ3からテレビジョン装置1にディジタルデータ及びアナログ信号を出力し得る映像信号経路を示す経路選択メニューを表示部78に表示する。
【0085】
この選択に対してリモートコマンダ8を介して「3」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、次の操作として、フラッシュメモリから能力情報D5(図8)に基づいて図12(B)のようなDVDプレーヤ3からテレビジョン装置1にディジタルデータ及びアナログ信号を出力し得る音声信号経路を示す経路選択メニューを表示部78に表示する。
【0086】
この選択に対してリモートコマンダ8を介して「4」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、経路選択メニュー(図10)で入力された情報に応じて制御信号D4を生成し、これを各外部機器に出力することにより、各外部機器を制御する。これによりDVDプレーヤ3は、映像音声符号化データをAVアンプ5に出力する。AVアンプ5(図6)は、DVDプレーヤ3から供給された映像音声符号化データから得た映像信号及び音声信号のうち、映像信号をテレビジョン装置1に出力する。
【0087】
また音声信号においては、再び符号化する所定の符号化処理を施し、これをDSS−IRD2に出力する。DSS−IRD2(図3)は、AVアンプ5から供給された音声信号を所定の変換処理を施すことにより得た音声信号をテレビジョン装置1に出力する。テレビジョン装置1は、AVアンプ5から供給された映像信号に基づいて得た映像を表示部78に表示すると共に、DSS−IRD2から供給された音声信号に基づいて得た音声をスピーカ79より出力する。
【0088】
またここで、別例において、例えばソース機器としてDV4を選択している際、ユーザが経路選択メニューキーを押圧する。これによって得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、フラッシュメモリから能力情報D5(図8)に基づいて図13(A)のようなDV4からテレビジョン装置1にディジタルデータ及びアナログ信号を出力し得る映像信号経路を示す経路選択メニューを表示部78に表示する。
【0089】
この選択に対してリモートコマンダ8を介して「3」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、次の操作として、フラッシュメモリから能力情報D5(図8)に基づいて図13(B)のようなDV4からテレビジョン装置1にディジタルデータ及びアナログ信号を出力し得る音声信号経路を示す経路選択メニューを表示部78に表示する。
【0090】
この場合、音声信号経路は、経路選択メニュー(図13(B))に表示された一つの選択肢「DV-(Linear) →AV-AMP-(MPEG1 Audio)→DTV 」以外にも例えば「DV-(analog) →DTV 」や「DV-(Linear) →AV-AMP-(analog) →speaker 」等の選択肢が存在する。しかし、制御部70は、「DV-(analog) →DTV 」や「DV-(Linear) →AV-AMP-(analog) →speaker 」等の音声信号経路における変換時間と、映像信号経路における「DV→MPEG」の変換時間とに300msecのディレイが発生することを能力情報D5に基づいて判断する。このため制御部70は、選択された映像信号経路における「DV→MPEG」の変換時間と同期する「DV-(Linear) →AV-AMP-(MPEG1 Audio)→DTV 」のみを選択することにより、これを表示部78に表示する。
【0091】
この選択に対してリモートコマンダ8を介して「1」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、経路選択メニュー(図13)で入力された情報に応じて制御信号D4を生成し、これを各外部機器に出力することにより、各外部機器を制御する。これによりDV4は、映像音声符号化データをAVアンプ5に出力する。AVアンプ5(図6)は、DV4から供給された映像音声符号化データより得た映像信号及び音声信号をテレビジョン装置1に出力する。テレビジョン装置1は、AVアンプ5から供給された映像信号に基づいて得た映像を表示部78に表示すると共に、音声信号に基づいて得た音声をスピーカ79より出力する。
【0092】
このように、ユーザがリモートコマンダ8を介したキー操作をすると、制御部70は、能力情報D5に基づいて経路選択メニュー(図12、図13)を表示して選択を促す。これに対してユーザがリモートコマンダ8を介して入力操作をすると、制御部70は、リモートコマンダ8のキー操作に応じた制御信号D4を生成し、これを出力して各外部機器を制御することにより、外部機器別に同期し得る映像情報(映像符号化データ又は映像信号)と、音声情報(音声符号化データ又は音声信号)とを経路選択をすることができる。これによりユーザは、複数ある経路の中から当該ユーザが希望する別々の外部機器で同期し得る映像情報と、音声情報とを知ることができる。
【0093】
さらにここで、テレビジョン装置1は、ユーザの指示に応じて外部機器が出力する信号形式に対して当該テレビジョン装置1が識別し得る信号形式毎にどの外部機器のデコーダを使用するかの信号形式毎の経路選択を入力設定し得るようになされている。
【0094】
この場合、ユーザはリモートコマンダ8に設けられた信号形式別選択メニューキーを押圧する。これにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、フラッシュメモリから能力情報D5(図8)に基づいて図14(A)に示すような信号形式別経路選択メニューを表示部78に表示する。
【0095】
この選択に対してリモートコマンダ8を介して「2」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、フラッシュメモリから能力情報D5(図8)に基づいて図14(B)に示すような信号形式別経路選択メニューを表示部78に表示する。
【0096】
この選択に対してリモートコマンダ8を介して「1」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、信号形式別経路選択メニュー(図14)を入力設定をした以降は、テレビジョン装置1に入力される映像音声符号化データD1に対して信号形式切り換え処理手順を実行するようになされている。この場合、制御部70は、今後IEEE1394が受信した映像音声符号化データの映像符号化データがどの信号形式であるか判断する。そして制御部70は、判断した信号形式が「MPEG」の場合には、信号形式別経路選択メニュー(図14(A))で選択したDSS−IRD2に入力を切り換える。
【0097】
また、制御部70は、今後IEEE1394が受信した映像符号化データ又は音声符号化データの信号形式が「DV」と判断した際には、信号形式別経路選択メニュー(図14(B))で選択したAVアンプ5に入力を切り換える。
【0098】
このように、ユーザがリモートコマンダ8を介したキー操作をすると、制御部70は、能力情報D5に基づいて信号形式別経路選択メニュー(図14)を表示して選択を促す。これに対してユーザがリモートコマンダ8を介して入力操作をすると、制御部70は、リモートコマンダ8のキー操作に応じた制御信号D4を生成し、これを出力して各外部機器を制御する。これにより、制御部70は、決定手段として動作し、以後テレビジョン装置1に入力される映像音声符号化データが信号形式別経路選択メニューで入力設定した信号形式の場合は、当該信号形式別経路選択メニューで入力設定した外部機器に入力を切り換える。
【0099】
これによりユーザは、どのような信号形式の映像音声符号化データD1を出力するか分からない外部機器に対しても経路が決定できる。さらに、ユーザは、多数の外部機器がIEEE1394インターフェイスを経由してテレビジョン装置1に接続されている場合においてもその機器毎に設定するよりも簡易に設定できる。さらにまたユーザは、IEEE1394インターフェイスを経由してテレビジョン装置1に接続されている各外部機器の中から最も性能のよいデコーダで復号し、当該テレビジョン装置1に出力し得る経路を選択することができる。
【0100】
因みに、制御部70は、信号形式別経路選択(図14)で指定した外部機器が何らかの理由で使用不可の場合には、その旨メッセージを表示部78に表示することにより、ユーザに対して通知を促す。
【0101】
(4)信号形式切り換え処理手順
次に、テレビジョン装置1において、信号形式別経路選択メニューで入力設定された場合に制御部70が実行する信号形式切り換え処理手順について、図15のフローチャートを用いて説明する。
【0102】
テレビジョン装置の制御部70は、ルーチンRT1の開始ステップから入ってステップSP1に移る。ステップSP1において制御部70は、テレビジョン装置1が選択したソース機器が出力している映像音声符号化データがどの信号形式であるかを識別し、当該識別した信号形式と、信号形式別経路選択メニューで入力設定された信号形式とが一致しているか否かを判断する。ここで否定結果が得られると、このことは信号形式が一致しないことを表しており、このとき制御部70は、次のステップSP4に移って信号形式切り換え処理手順を終了する。
【0103】
これに対して、ステップSP1において肯定結果が得られると、このことは信号形式が一致することを表しており、このとき制御部70は、次のステップSP2に移る。
【0104】
ステップSP2において制御部70は、信号形式別経路選択メニューで入力設定された外部機器がその映像音声符号化データをデコードし得るか否かを検出する。ここで肯定結果が得られると、このことは外部機器が映像音声符号化データをデコードし得ることを表しており、このとき制御部70は、次のステップSP3に移る。
【0105】
ステップSP3において制御部70は、信号形式別経路選択メニューで入力設定された外部機器に入力を切り換えることにより、映像音声符号化データをその外部機器にデコードさせ、その結果をアナログ入力し、表示する。そして次のステップSP4に移って信号形式切り換え処理手順を終了する。
【0106】
これに対して、ステップSP2において否定結果が得られると、このことは外部機器が何らかの理由で使用不可であることを表しており、このとき制御部70は、次のステップSP5に移る。
【0107】
ステップSP5において制御部70は、外部機器が何らかの理由で使用不可であることを知らせるメッセージを表示部78に表示することにより、ユーザに対して通知を促し、次のステップSP4に移って信号形式切り換え処理手順を終了する。
【0108】
(5)動作及び効果
以上の構成において、ユーザがテレビジョン装置1の電源を入れると、制御部70は、テレビジョン装置1はソース機器選択メニュー(図9)を表示部78に表示することにより、ユーザに対して入力するように促す。これに対してユーザが希望する入力設定をすると、制御部70は、能力情報D5に基づいて制御信号D4を生成し、これを出力して各外部機器を制御することにより、IEEE1394インターフェイスを経由して接続されている各外部機器の中から特定の外部機器を選択する。
【0109】
また制御部70は、テレビジョン装置1と外部機器間でディジタルデータ及びアナログ信号を出力し得る場合はその旨を知らせるアナログディジタル選択メニュー(図10)を表示して入力を促す。これに対してユーザが希望する入力設定をすると、制御部70は、能力情報D5に基づいて制御信号D4を生成し、これを出力して各外部機器を制御することにより、選択メニューで入力設定した出力経路に切り換える。
【0110】
また制御部70は、ディジタルケーブルを経由して接続された各外部機器に対応したリモートコマンダに対応するコントロールパネルを表示部78に表示することにより、各外部機器の操作を制御する。従って、ユーザはテレビジョン装置1のリモートコマンダ8を所持するだけで、各外部機器を制御し得る状態となる。
【0111】
さらに、ユーザは、必要に応じて各外部機器若しくは信号形式毎に入力経路を設定することができる。この場合、ユーザがリモートコマンダ8を介した経路選択メニューキーを押圧すると、制御部70は、能力情報D5に基づいて経路選択メニュー(図12、図13)を表示して入力を促す。これに対してユーザがリモートコマンダ8を介して入力操作をすると、制御部70は、リモートコマンダ8のキー操作に応じた制御信号D4を生成し、これを出力して各外部機器を制御することにより、同期し得る映像情報(映像符号化データ又は映像信号)と、音声情報(音声符号化データ又は音声信号)とを外部機器別に経路選択する。
【0112】
また、ユーザがリモートコマンダ8を介した信号形式別選択メニューキーを押圧すると、制御部70は、能力情報D5に基づいて信号形式別経路選択メニュー(図14)を表示して入力を促す。これに対してユーザがリモートコマンダ8を介して入力操作をする。信号形式別経路選択メニューを入力設定をした以降は、テレビジョン装置1に入力される映像音声符号化データD1に対して信号形式切り換え処理手順を実行する。
【0113】
この場合制御部70は、今後IEEE1394が受信した映像音声符号化データの映像符号化データがどの信号形式であるか識別し、識別した信号形式と信号形式別経路選択メニューで入力設定した信号形式とが一致するか判断する。そして制御部70は、信号形式が一致すると判断した場合には、信号形式別経路選択メニューで選択した外部機器に出力経路を切り換える。
【0114】
以上の構成によれば、機器選択装置としてのテレビジョン装置1を設置したことにより、制御部70は作成した能力情報D5に基づいてIEEE1394を経由して接続された各外部機器からテレビジョン装置1に映像情報と音声情報とが同期して出力し得る全ての経路をユーザに対して表示部78に表示し、入力設定を促すことができる。
【0115】
これにより、制御部70はIEEE1394インターフェイスを経由して接続されている各外部機器の中からソース機器としての外部機器を選択をしながら、当該ソース機器としての外部機器とは別に他の外部機器を制御することができる。
【0116】
また制御部70は、能力情報D5に基づいて必要に応じて外部機器又は信号形式毎に出力する経路選択を促すことができる。これにより、制御部70は、IEEE1394インターフェイスを経由してテレビジョン装置1に接続されている各外部機器の中から最も性能のよいデコーダで復号し、当該テレビジョン装置1に出力し得る経路を選択することができる。かくして、ユーザはよりよい画質で映像を目視することができると共に、よりよい音質で音声を聞くことができる。
【0117】
(6)他の実施例
なお上述の実施の形態においては、信号形式別経路選択において、信号形式別経路選択メニューの選択肢に各外部機器名を表示する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図16に示すようなアナログ入力ライン番号を表示するようにしても良い。これにより、テレビジョン装置1は、当該テレビジョン装置1が知り得ない信号形式が増えた場合においても対応し得る。
【0118】
この場合、例えばMPEGの信号形式で符号化された映像符号化データD2を外部機器のデコーダを使用して復号を希望する場合、ユーザによるリモートコマンダ8に設けられた信号形式別経路選択メニューキーを押圧することによって得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、予めフラッシュメモリに登録されているアナログ入力ラインに基づいて図16(A)のような信号形式別経路選択メニューを表示部78に表示する。この選択に対してリモートコマンダ8を介して「3」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、図16(B)に示すような信号形式別選択メニューを表示部78に表示する。この選択に対してリモートコマンダ8を介して例えば「3」のキーを押圧されたことにより得られる操作信号S3をIrDA受信部77が受けると、制御部70は、リモートコマンダ8のキー操作に応じた制御信号D4を生成し、これを出力して各外部機器を制御する。これにより、制御部70は、以後テレビジョン装置1に入力される映像音声符号化データが信号形式別経路選択メニューで入力設定した入力ラインを制御する。
【0119】
また上述の実施の形態においては、機器選択装置としてのテレビジョン装置にIEEE1394を経由して各外部機器を接続するように述べたが、本発明はこれに限らず、例えばデスクトップ型パーソナルコンピュータ等、IEEE1394を経由して接続される各外部機器を能力情報に基づいて制御し得る制御部及び表示手段及びIEEE1394インターフェイスを有する装置であれば良い。
【0120】
さらに上述の実施の形態においては、制御部70が識別手段及び管理手段としての能力情報D5に基づいて種々の処理を実行する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ユーザがリモートコマンダを介して識別手段及び管理手段を入力設定するようにしても良い。
【0121】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、接続対象とされる複数の機器のうち、映像出力機器でのディジタルからアナログへの変換に要する処理時間と、音声出力機器でのディジタルからアナログへの変換に要する処理時間とを検出し、対象とすべき映像出力機器又は音声出力機器の一方が選択され、他方の音声出力機器又は映像出力機器を選択させる場合、当該検出結果に基づいて、選択された一方の機器との同期出力が可能となる機器を選択候補として提示する。これにより、ユーザに対して、映像出力機器と音声出力機器とを個別に同期出力可能な状態で選択させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像音声選択システムを示すブロック図である。
【図2】ディジタルビデオテープレコーダの構成を示すブロック図である。
【図3】DSS−IRDの構成を示すブロック図である。
【図4】DVDプレーヤの構成を示すブロック図である。
【図5】ディジタルビデオカメラレコーダの構成を示すブロック図である。
【図6】AVアンプの構成を示すブロック図である。
【図7】テレビジョン装置の構成を示すブロック図である。
【図8】フラッシュメモリのメモリマップを示す略線図である。
【図9】ソース機器選択メニュー画面表示例を示す略線図である。
【図10】アナログディジタル選択メニュー画面表示例を示す略線図である。
【図11】コントロール機器選択メニュー画面表示例を示す略線図である。
【図12】経路選択メニュー画面表示例を示す略線図である。
【図13】別例における経路選択メニュー画面表示例を示す略線図である。
【図14】信号形式別経路選択メニュー画面表示例を示す略線図である。
【図15】 信号切り換え処理手順を示すフローチャートである。
【図16】別例における信号形式別経路選択メニュー画面表示例を示す略線図である。
【符号の説明】
1……ディジタルテレビジョン装置、2……DSS−IRD、3……DVDプレーヤ、4……ディジタルビデオカメラレコーダ、5……AVアンプ、6……ディジタルビデオテープレコーダ、8……リモートコマンダ、22、31、46、51、60、73……IEEE1394インターフェイス、26、35、47、56、71……アナログインターフェイス、20、30、40、50、70……制御部、76……切り換え部、78……表示部。
Claims (4)
- 接続対象とされる複数の機器のうち、映像出力機器でのディジタルからアナログへの変換に要する処理時間と、音声出力機器でのディジタルからアナログへの変換に要する処理時間とを検出する処理時間検出手段と、
上記複数の機器のうち、対象とすべき映像出力機器と、音声出力機器とを個別に選択させる選択手段と
を有し、
上記選択手段は、
対象とすべき映像出力機器又は音声出力機器の一方が選択され、他方の音声出力機器又は映像出力機器を選択させる場合、上記処理時間検出手段での検出結果に基づいて、選択された一方の機器との同期出力が可能となる機器を選択候補として提示する、機器選択装置。 - 上記複数の機器のうち、デコーダを有する機器と、該デコーダが対応する信号フォーマットとを検出するデコーダ検出手段
をさらに有し、
上記選択手段は、
デコーダを選択させる場合、上記デコーダ検出手段での検出結果に基づいて、信号フォーマット別に、デコーダとそのデコーダを有する機器とを提示する、請求項1に記載の機器選択装置。 - 接続対象とされる複数の機器のうち、映像出力機器でのディジタルからアナログへの変換に要する処理時間と、音声出力機器でのディジタルからアナログへの変換に要する処理時間とを検出する処理時間検出ステップと、
上記複数の機器のうち、対象とすべき映像出力機器と、音声出力機器とを個別に選択させる選択ステップと
を有し、
上記選択ステップでは、
対象とすべき映像出力機器又は音声出力機器の一方が選択され、他方の音声出力機器又は映像出力機器を選択させる場合、上記処理時間検出手段での検出結果に基づいて、選択された一方の機器との同期出力が可能となる機器を選択候補として提示する、機器選択方法。 - 上記複数の機器のうち、デコーダを有する機器と、該デコーダが対応する信号フォーマットとを検出するデコーダ検出ステップ
をさらに有し、
上記選択ステップでは、
デコーダを選択させる場合、上記デコーダ検出手段での検出結果に基づいて、信号フォーマット別に、デコーダとそのデコーダを有する機器とを提示する、請求項3に記載の機器選択方法。
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