JP4200769B2 - 駐車支援装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、駐車支援装置に係り、特に車両の停止位置が目標停止位置と正確に一致しない場合の車両の案内に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両を並列駐車及び縦列駐車させる場合に、どこでハンドルを切り始めて切り返せばよいのか、またハンドルの操舵量をどの程度にすればよいのか等の判断が難しく、特許文献1に記載されているような駐車支援装置が提案されていた。この駐車支援装置を用いて並列駐車を行う場合、車両のリヤアクス中心Rは図4に示すような軌跡Kを辿り、車両は初期停止位置A1から目標停止位置A2を経由して駐車スペースTの中央に設定された目標駐車位置A3へと案内される。すなわち、この駐車支援装置は、初期停止位置A1にて車両のハンドルを右へ最大に切らせると共に車両を初期停止位置A1から最小旋回半径R1で角度θ1だけ前方に旋回させて目標停止位置A2にて一旦停止させ、目標停止位置A2にて停止中に車両のハンドルを左へ最大に切らせると共に目標停止位置A2から最小旋回半径R1で角度θ2だけ後方に旋回させて目標駐車位置A3に停止させるように運転者に対して案内を行っている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−322520号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような駐車支援装置においては、車両を初期停止位置A1から角度θ1だけ正確に前進させて目標停止位置A2に一致するように停止させなければ、車両のリヤアクス中心Rが軌跡Kから外れてしまうので、車両に対する目標駐車位置A3への案内が困難になることがある。しかしながら、運転者によっては車両の旋回角度が角度θ1に対して行き過ぎた位置に車両を停車させ、車両の停車位置と目標停止位置A2とが一致しない場合がある。このため、車両の旋回角度が角度θ1に対して多少の行き過ぎがあり、車両の停止位置が目標停止位置A2と正確に一致しない場合にも、車両を目標駐車位置A3へ案内することのできる駐車支援装置の提案が望まれている。
【0005】
本発明は以上のような問題点を解決するためになされたもので、車両の停止位置が目標停止位置と正確に一致しない場合にも、正確に一致させるよう前または後への移動を繰り返したり、初期停止位置から操作をやり直すことなく駐車スペースに設定された目標駐車位置へ案内することができる駐車支援装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の駐車支援装置は、初期停止位置から1カ所以上の目標停止位置を介して目標駐車位置に案内する駐車支援装置において、車両のヨー角を検出するヨー角検出手段と、運転者に運転操作の案内情報を出力する案内手段と、前記初期停止位置から前記目標停止位置を介して前記目標駐車位置へ車両の案内を行う基本プログラムが格納されると共に、前記ヨー角検出手段により車両の位置を特定しつつ前記基本プログラムに基づき前記案内手段を介して前記目標停止位置及び前記目標駐車位置に車両を停止するために必要な運転操作の案内情報を出力するコントローラと、前記目標停止位置への移動に際して車両が前記目標停止位置と一致しない不一致位置に停止したことが前記ヨー角検出手段を介して前記コントローラで検知された場合に、前記基本プログラムを、前記ヨー角検出手段を介して得られる前記初期停止位置から前記不一致位置までの車両の旋回実施角度を基にして、車両が停止している不一致位置から前記目標駐車位置への案内を行う不一致位置用プログラムに補正する補正手段とを備えるものである。
【0007】
また、請求項2に記載の駐車支援装置は、請求項1の駐車支援装置において、前記目標停止位置への移動に際して車両が前記目標停止位置よりも行き過ぎて前記目標停止位置と一致しない不一致位置に停止したことが前記ヨー角検出手段を介して検知された場合に、前記補正手段は、前記基本プログラムを不一致位置用プログラムに補正するものである。
また、請求項3に記載の駐車支援装置は、請求項1又は2の駐車支援装置において、並列駐車に用いられる前記基本プログラムが、車両を初期停止位置から最小旋回半径で第一目標旋回角度だけ旋回させて第一目標停止位置に停止させ、前記第一目標停止位置から最小旋回半径で第二目標旋回角度だけ旋回させて第二目標停止位置に停止させ、第二目標停止位置から直進させて目標駐車位置へ到達するように駐車案内するものであり、前記補正手段が、並列駐車の案内時に車両が前記第一目標旋回角度よりも行き過ぎて前記第一目標停止位置と一致しない不一致位置に停止した場合に、前記ヨー角検出手段を介して前記初期停止位置から前記不一致位置までの車両の旋回実施角度を求めると共に、この旋回実施角度と、予め分かっている前記最小旋回半径及び前記第一目標旋回角度とを基にして、前記不一致位置に対応した不一致位置用旋回半径及び不一致位置用旋回角度を算出し、前記不一致位置用旋回半径及び前記不一致位置用旋回角度に対応する位置に前記第二目標停止位置を変更することにより、前記基本プログラムを前記不一致位置用プログラムに補正するものである。
【0008】
また、請求項4に記載の駐車支援装置は、請求項1〜3のいずれかの駐車支援装置において、縦列駐車に用いられる前記基本プログラムは、車両を初期停止位置から最小旋回半径で第一目標旋回角度だけ旋回して第一目標停止位置に停止させ、前記第一目標停止位置から再び最小旋回半径度で第二目標旋回角度だけ旋回して第二目標停止位置に停止させ、前記第二目標停止位置からさらに最小旋回半径で第三目標旋回角度だけ旋回して目標駐車位置へ到達するように駐車案内するものであり、前記補正手段は、縦列駐車の案内時に車両が前記第一目標旋回角度より行き過ぎて前記第一目標停止位置と一致しない不一致位置に停止した場合に、前記ヨー角検出手段を介して前記初期停止位置から前記不一致位置までの車両の旋回実施角度を求めると共に、この旋回実施角度と、予め分かっている前記最小旋回半径、前記第一目標旋回角度及び前記第二目標旋回角度とを基にして、前記不一致位置に対応する不一致位置用旋回半径及び第一不一致位置用旋回角度を算出し、前記不一致位置用旋回半径及び前記第一不一致位置用旋回角度に対応する位置に前記第二目標停止位置を変更すると共に変更した第二目標停止位置から前記最小旋回半径で前記目標駐車位置まで旋回する第二不一致位置用旋回角度を算出することにより、前記基本プログラムを前記不一致位置用プログラムに補正するものである。
【0009】
さらに、請求項5に記載の駐車支援装置は、請求項3又は4の駐車支援装置において、車両の旋回半径を決定するハンドルの操舵量を検出するステアリングセンサを備え、前記ステアリングセンサにて前記ハンドルの操舵量を検出すると共に、前記コントローラが前記操舵量を基に前記案内手段を介して前記不一致位置用旋回半径を実施するために必要な前記ハンドルの操舵情報を出力するようにすることが望ましい。
また、請求項6に記載の駐車支援装置は、請求項5の駐車支援装置において、車両の旋回中に前記ステアリングセンサが操舵量の変化を検知したときに、前記案内手段を介して警告情報を運転者に出力するようにしてもよい。
【0010】
本発明の請求項1に係る駐車支援装置は、車両を目標停止位置と一致しない不一致位置に停止させてしまった場合に、補正手段により、目標停止位置から案内を行う基本プログラムを、初期停止位置から不一致位置までの車両の旋回実施角度を基にして、不一致位置から案内を行う不一致位置用プログラムに補正するため、車両の停止位置が目標停止位置と正確に一致しない場合にも初期停止位置から操作をやり直すことなく駐車スペースに設定された目標駐車位置へ案内することができる。
【0011】
また、請求項2に係る駐車支援装置は、車両を目標停車位置よりも行き過ぎて目標停止位置と一致しない不一致位置に停止させてしまった場合に、補正手段により、目標停止位置から案内を行う基本プログラムを、不一致位置から案内を行う不一致位置用プログラムに補正するため、車両の停止位置が目標停止位置よりも行き過ぎてしまった場合にも、不一致位置から目標駐車位置へ車両の駐車案内ができる。
また、請求項3に係る駐車支援装置は、並列駐車時において、第一目標停止位置から行き過ぎて不一致位置に停止した場合、基本プログラムにおける第二目標停止位置を不一致位置に即した位置に変更することにより、不一致位置から目標駐車位置へ車両の駐車案内ができる。
【0012】
また、請求項4に係る駐車支援装置は、縦列駐車時において、第一目標停止位置から行き過ぎて不一致位置に停止した場合、基本プログラムにおける第二目標停止位置を不一致位置に即した位置に変更することにより、不一致位置から目標駐車位置へ車両の駐車案内ができる。
【0013】
また、請求項5に係る駐車支援装置は、ステアリングセンサによりハンドルの操舵量が検出できるので、この検出量を監視しながら、不一致位置以降に必要なハンドルの操舵情報を運転者に提供することができる。また、請求項6に係る駐車支援装置は車両の旋回中にハンドルが操舵されるとステアリングセンサが検知して警告情報を発することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に本実施の形態に係る駐車支援装置の構造を示す。コントローラ1には、車両のヨー角方向の角速度を検出するヨー角検出手段であるヨーレートセンサ2、車両に取り付けられているハンドルの切り角即ち操舵量を検出するステアリングセンサ3、運転者に対して運転操作の案内情報を案内するための案内手段であるスピーカ4、ヨー角の0度位置を設定させると共に車両が並列駐車を行うことをコントローラ1に知らせる並列モードスイッチ5、ヨー角の0度位置を設定させると共に車両が縦列駐車を行うことをコントローラ1に知らせる縦列モードスイッチ6が接続されている。
【0015】
コントローラ1は、図示しないCPUと制御用のプログラムを記憶したROMと作業用のRAMとを備えている。ROMには、車両のハンドルが最大に操舵されて車両が旋回する場合の最小旋回半径R1のデータが記憶されると共に、並列駐車時及び縦列駐車時に初期停止位置から目標停止位置に進行して停止し、目標駐車位置へ駐車支援を行う基本プログラムが格納されている。また、コントローラ1は補正部7を備え、補正部7は、車両が目標駐車位置から外れた不一致位置に停止した場合に、基本プログラムを、不一致位置から目標駐車位置へ案内する不一致位置用プログラムに補正する。さらに、コントローラ1は、ヨーレートセンサ2から入力される車両の角速度から車両のヨー角を算出して駐車運転中の各ステップにおける操作方法や操作タイミングに関する情報をスピーカ4に出力すると共に、ステアリングセンサ3から入力される情報より車両のハンドルの操舵量を検知し、操舵量の過不足に関する操舵情報をスピーカ4に出力する。また、CPUはROMに記憶されたプログラムに基づいて動作する。
【0016】
次に、図2を用いて本発明の駐車支援装置が並列駐車の場合に車両にどのような軌跡を描かせて駐車を支援するかを説明する。車両10が駐車しようとする駐車スペースTの入口の中央点を原点Oとし、道路と垂直方向で且つ駐車スペースTにおける車両10の前進方向にX軸をとり、道路と平行にすなわちX軸と直角にY軸をとる。また、駐車スペースTの駐車枠の幅をW1とする。リヤアクスル中心HOが駐車スペースTの幅方向の中央になり且つ駐車スペースTの長さ方向に平行になる位置H1を目標駐車位置とし、この位置H1に車両10が適正に駐車されるように駐車支援装置が運転者を支援するものとする。
【0017】
まず、駐車スペースTに垂直で、車両10のリヤアクスル中心EOが駐車スペースTの入口からDの距離で且つ駐車スペースTの側部T1と車両10の運転者の位置DRとが一致する位置E1を初期停止位置とし、車両10を停止させるものとする。
【0018】
次に、位置E1に停車する車両10にて、ハンドルを右側へ最大に操舵してこの車両における最小旋回半径R1で旋回しつつ第一目標旋回角度である角度θ1だけ前進し、第一目標停止位置である位置F1に到達したところで停止する。ここで、ハンドルを左側へ最大に操舵してこの車両における最小旋回半径R1で旋回しつつ第二目標旋回角度である角度φ1だけ後退し、車両10が駐車スペースTに平行になった第二目標停止位置である位置G1でハンドルを直進状態に戻してさらに後退し、駐車スペースT内の目標駐車位置である位置H1に適正に駐車するものとする。
なお、位置E1におけるリヤアクスル中心をEO、位置F1におけるリヤアクス中心をFO、位置G1におけるリヤアクスル中心をGOとする。
【0019】
位置E1における運転者の位置DRとリヤアクスル中心EOとのY軸方向の距離をLとすると、位置E1から位置F1まで車両10が旋回する際の旋回中心C1の座標(C1x,C1y)は、
C1x=D+R1
C1y=−(L−W1/2)
で表される。
位置F1から位置G1まで車両10が旋回する際の旋回中心C2の座標(C2x,C2y)は、
C2x=−(R1+R1)・cosθ1+C1x=−2R1・cosθ1+D+R1
C2y=(R1+R1)・sinθ1+C1y=2R1・sinθ1−L+W1/2
で表され、このうち、Y座標C2yは、
C2y=R1
としても表される。
Y座標C2yの2つの関係式からsinθ1は、
sinθ1=(R1+L−W1/2)/2R1
で表され、このθ1の値を既知のR1、L及びW1を用いて算出することができる。このθ1の値はコントローラ1のROMに第一目標旋回角度である角度θ1として記憶されている。
また、位置F1から位置G1まで車両10が旋回する角度φ1は、
φ1=π/2−θ1
で表される。
【0020】
ところで、位置E1から位置F1への旋回において、車両の旋回実施角度が角度θ1を超過した角度θ2である場合、位置F1から前方にずれた不一致位置である位置F1’にて車両が停止する。この場合、位置F1’にて不一致位置用旋回半径である旋回半径R2を実現できる操舵量にハンドルを操舵し、旋回半径R2で旋回しつつ不一致位置用旋回角度である角度φ2だけ後退し、旋回半径R2及び角度φ2に対応した位置である位置G1’にて停止する。このとき、位置G1’は位置G1に代わり第二目標停止位置となる。また、位置G1’は位置G1と同様に、駐車枠の枠幅の中央に設定されているが、X軸方向においては位置G1より後方に設定されている。位置G1’でハンドルを直進状態に戻してさらに後退し、駐車スペースT内の目標駐車位置である位置H1に適正に駐車するものとする。また、位置F1’におけるリヤアクス中心をFO’、位置G1’におけるリヤアクスル中心をGO’とする。
【0021】
図2に示されているDYは旋回中心C1の座標(C1x,C1y)のうちY座標C1yであるが、このDYを、車両を位置E1から最小旋回半径R1で角度θ1だけ旋回させて位置F1に停止させた場合、即ち最小旋回半径R1と角度θ1とを用いて表した場合、
DY=R1−2R1・sinθ1 ……………(1)
となる。一方、DYを、車両を位置E1から最小旋回半径R1で角度θ2だけ旋回させて位置F1’に停止させた場合、即ち旋回半径R2と角度θ2とを用いて表すと、
DY=R2−(R1+R2)・sinθ1 …………(1)’
となる。式(1)及び(1)’より、旋回半径R2は
R2=R1・(1−sin(θ1)+sin(θ2))/(1−sin(θ2)) …………(2)
で表され、コントローラ1のROMに記憶されている最小旋回半径R1及び角度θ1の値と、ヨーレートセンサ2を基にコントローラ1にて求められた旋回実施角度である角度θ2の値とを用いて、位置F1’から位置G1’までの旋回半径R2の値を算出することができる。
また、車両が停止している位置F1’から位置G1’まで車両10が旋回する角度φ2は、
φ2=π/2−θ2
で表される。
【0022】
次に、本実施の形態に係る駐車支援装置の並列駐車時の動作について説明する。まず、図2に示されるように、運転者が位置E1まで車両10を移動させて停止する。ここで、運転者が並列モードスイッチ5を投入すると、コントローラ1は、位置E1を車両のヨー角が0度の位置として設定すると共に、並列駐車のプログラムを起動させる。運転者はハンドルを右側最大に操舵してフル切り状態にし、そのまま車両10を前進させる。
【0023】
このとき、コントローラ1は、ヨーレートセンサ2から入力される車両10の角速度から車両のヨー角を算出して、このヨー角と角度θ1の値とを比較する。車両10が、位置E1から角度θ1に対応する位置F1に近づくにつれて、コントローラ1は、ヨー角と角度θ1との差を基に、位置F1に接近したことを知らせる接近情報と、位置F1に到達したことを知らせる到達情報とをスピーカ4を介して運転者に知らせる。
【0024】
例えば、接近情報として、スピーカ4から「ピッ、ピッ」という間欠音が発せられ、この間欠音の周期は、ヨー角と角度θ1との差が少なくなると共に短くなる。ヨー角と角度θ1との差がなくなると、到達情報として、スピーカ4から「ピー」という連続音が発せられる。
【0025】
運転者が到達情報に従って車両10を旋回させ、角度θ1に対応する位置F1に車両を正確に停止させた場合には、ハンドルを逆方向の左側最大に操舵してフル切り状態にし、そのまま車両10を後退させる。コントローラ1は、車両10のヨー角が90度に近づくにつれて、車両10が駐車スペースTに平行になった位置G1に接近したことを知らせる接近情報と、位置G1に到達したことを知らせる到達情報とをスピーカ4を介して運転者に知らせる。運転者は、到達情報に従って車両10を位置G1で停止させた後、ハンドルを直進状態に戻してから車両10を目標駐車位置の位置H1まで後退させ、駐車スペースTに車両10を収めて駐車を完了する。
【0026】
次に、車両が位置E1から角度θ1を超過して角度θ2まで前進し、角度θ1に対応する位置F1から更に前方にずれた位置F1’に停止した場合を説明する。この場合、コントローラ1に備えられている補正部7が、ヨーレートセンサ2で特定された角度θ2と、予めコントローラ1のROMに記憶されている最小旋回半径R1及び角度θ1とを基にして、前述した式(2)により旋回半径R2を算出し、基本プログラムを不一致位置用プログラムに補正する。また、補正部7にて旋回半径R2を実現できるハンドルの目標操舵量が特定される。
【0027】
コントローラ1は運転者に対してスピーカ4を介し、車両のハンドルの操舵量を目標操舵量に操舵するように案内する。このとき、コントローラ1は、ステアリングセンサ3から入力される情報を基にハンドルの操舵量を算出し、ハンドルの操舵量と目標操舵量とを比較して目標操舵量に接近したことを知らせる接近情報と、目標操舵量に到達したことを知らせる到達情報を介して運転者の案内を行う。
【0028】
ハンドルの操舵量が目標操舵量に達すると、そのまま車両10を角度φ2だけ後退させる。コントローラ1は、車両10の旋回が角度φ2に近づくにつれ、即ち、車両10のヨー角が90度に近づくにつれて、車両10が駐車スペースTに平行になった位置G1’に接近したことを知らせる接近情報と、位置G1’に到達したことを知らせる到達情報とをスピーカ4を介して運転者に知らせる。運転者は到達情報に従って車両10を位置G1’で停止させ、ハンドルを直進状態に戻してから車両10を位置H1まで後退させ、駐車スペースTに車両10を収めて駐車を完了する。
【0029】
なお、角度θ1に対して車両の旋回角度が不足した場合には、上述したように旋回半径を補正しても車両を駐車枠の枠幅の中央に案内することが困難なので、スピーカ4から運転者に対して車両をもっと前進させる旨の案内を提供し、角度θ1に接近させる。また、角度θ1に対して車両の旋回角度が著しく超過した場合には、不足した場合と同様に、旋回半径を補正しても車両を駐車枠の枠幅の中央に案内することが困難なので、スピーカ4から運転者に対して車両を後退させる旨の案内を提供し、角度θ1に接近させるように案内する。
このように、旋回半径を補正することにより車両を駐車枠の枠幅の中央に案内することが可能な車両の旋回角度の許容範囲が予めコントローラ1のROMに格納されており、角度θ1に対する車両の旋回角度のズレ量がこの許容範囲内の場合に、次に行う後方旋回における旋回半径を最小旋回半径R1から実際に駐車が完了できる適正な旋回半径に補正することにより、駐車スペースTの幅方向における中央位置への駐車案内を可能にしている。
【0030】
次に、図3を用いて本発明の駐車支援装置が縦列駐車を行う場合に車両にどのような軌跡を描かせて駐車を支援するかを説明する。車両10のリヤ左端が駐車スペースTの奥のコーナーS2に一致するように、車両10を駐車スペースTに駐車するものとする。この状態の位置M1における車両10のリヤアクスル中心MOを原点とし、道路と平行で車両10の前進方向にY軸をとり、Y軸と直角にX軸をとる。また、駐車スペースTの奥のコーナーの座標をS2(−W2/2,−a2)とする。ここで、a2、W2は、車両10のリヤオーバハング、車幅をそれぞれ示す。
【0031】
初期停止位置である位置J1に停車する車両10にて、ハンドルを右側最大にして最小旋回半径R1で旋回しつつ第一目標旋回角度である角度β1だけ前進し、第一目標停止位置である位置K1になったところで、ハンドルを左側最大にして最小旋回半径R1で旋回しつつ第二目標旋回角度である角度γ1だけ後退し、第二目標停止位置である位置L1になったところでハンドルを再び右側最大にして最小旋回半径R1で旋回しつつ第三目標旋回角度である角度α1だけ後退し、駐車スペースT内の目標駐車位置である位置M1に適正に駐車するものとする。
【0032】
まず、駐車スペースTの前方の所定位置に駐車中の車両20を目安にして、車両10を位置J1に停車した状態から縦列駐車を開始するものとする。
【0033】
位置J1は、車両10の運転者の位置DRのY座標が駐車中の車両20の後端20aのY座標に一致する位置で且つ駐車スペースTに平行な位置であって、さらに、車両20から間隔dだけ隔てた位置とする。したがって、位置J1のリヤアクスル中心JOの座標(JOx,JOy)は、車両20の後端部20aの座標と運転者の位置DRとリヤアクスル中心JOとの関係および間隔dから一義的に定められる。
【0034】
位置J1に停止する車両10にて、ハンドルを右側最大にフル切りして最小旋回半径R1で旋回しつつ位置K1まで前進する。その際の旋回中心をC3とする。また、位置K1にある車両10にてハンドルを左側最大にして最小旋回半径R1で旋回しつつ位置L1まで後退する際の旋回中心をC4とし、位置L1でハンドルを反対方向に切り返して右側最大にして最小旋回半径R1で旋回しつつ目標駐車位置である位置M1まで後退する際の旋回中心をC5とする。また、位置J1,K1,L1,M1におけるリヤアクスル中心をそれぞれJO,KO,LO,MOとする。
【0035】
角度α1,β1,γ1には、
γ1=α1−β1
の関係がある。
旋回中心C5の座標(C5x,C5y)は、
C5x=R1
C5y=0
で表される。
旋回中心C4の座標(C4x,C4y)は、
C4x=C5x−(R1+R1)・cosα1=R1−2R1・cosα1
C4y=C5y+(R1+R1)・sinα1=2R1・sinα1
で表される。
旋回中心C3の座標(C3x,C3y)は、
C3x=C4x+(R1+R1)・cosβ1=R1−2R1・cosα1+2R1・cosβ1
C3y=C4y−(R1+R1)・sinβ1=2R1・sinα1−2R1・sinβ1
で表される。
また、位置J1のリヤアクスル中心JOの座標(JOx,JOy)は、
で表される。
ここで、式(3)及び(4)を三角関数の公式を用いて、変形すると、
tan(α1/2+β1/2)=JOx/JOy
sin2(α1/2−β1/2)=(JOx2+JOy2)/(16R12)
となり、α1、β1を、既知のリヤアクスル中心JOの座標(JOx,JOy)を用いて算出することができ、この値が角度α1、β1としてコントローラ1に記憶されている。
【0036】
ところで、位置J1から位置K1への旋回において、車両の実施旋回角度が角度β1を超過した角度β2である場合、位置K1から更に前方にずれた不一致位置である位置K1’にて停止する。この場合、位置K1’にて不一致位置用旋回半径である旋回半径R3を実現できる操舵量にハンドルを操舵し、旋回半径R3で旋回しつつ第一不一致位置用旋回角度である角度γ2だけ後退し、旋回半径R3及び角度γ2に対応する位置である位置L1’に停止する。このとき、位置L1’は位置L1にかわり第二目標停止位置となる。続いて、位置L1’にてハンドルを右側へ最大に操舵して最小旋回半径R1で旋回しつつ第二不一致位置用旋回角度である角度α2だけ後退し、駐車スペースT内の位置M1に適正に駐車するものとする。また、位置K1’におけるリヤアクス中心をKO’、位置L1’におけるリヤアクスル中心をLO’とする。
【0037】
図3に示されているDXは位置J1におけるリヤアクス中心JOの座標(JOx,JOy)のうちX座標JOxであり、DYは旋回中心C3の座標(C3x,C3y)のうちY座標C3yであるが、これらDX及びDYを、車両を位置J1から最小旋回半径R1で角度β1だけ旋回させ、角度β1に対応する位置K1に停止させた場合、即ち、最小旋回半径R1、角度α1及びβ1を用いて表すと
DX=−2・R1・cos(α1)+2・R1・cos(β1) ……(5)
DY=2・R1・sin(α1)−2・R1・sin(β1) ……(6)
となる。一方、これらDX及びDYを、車両を位置J1から角度β2だけ旋回させて位置K1’に停止させた場合、即ち、旋回半径R3、角度α2及びβ2を用いて表すと
DX=−(R1+R3)・cos(α2)+(R1+R3)・cos(β2) ……(7)
DY=(R1+R3)・sin(α2)−(R1+R3)・sin(β2) ……(8)
となる。
【0038】
ここで、三角関数の公式を用いて式(5)及び(6)を変形すると、
DX/DY=tan((α1+β1)/2) ……(9)
DX2+DY2=16・R12・sin2((α1−β1)/2) ……(10)
となる。
また同様に、三角関数の公式を用いて式(7)及び(8)を変形すると、
DX/DY=tan((α2+β2)/2) ……(11)
DX2+DY2=2・(R1+R3)2・sin2((α2−β2)/2) ……(12)
となる。
【0039】
式(9)及び(11)より
α1+β1=α2+β2
となり、α2が
α2=α1+β1−β2 ……(13)
で表される。
また、式(10)及び(12)より
2・R1・sin((α1−β1)/2)=(R1+R3)・sin((α2−β2)/2) ……(14)
となり、式(13)及び式(14)より旋回半径R3が
R3=2・R1・sin((α1−β1)/2)/sin((α1+β1−2・β2)/2)−R1
で表される。
【0040】
すなわち、コントローラ1のROMに記憶されている最小旋回半径R1、角度α1及びβ1と、ヨーレートセンサ2を基にコントローラ1にて求められた車両の旋回実施角度である角度β2とを用いて、位置K1’から次に車両を停止させる位置L1’までの旋回半径R3及び、位置L1’から位置M1までの角度α2の値を算出することができる。
さらに、位置K1’から位置L1’まで車両10を旋回させる角度γ2は、
γ2=α2−β2
で表される。
【0041】
なお、リヤアクスル中心JOの座標(JOx,JOy)は、車両10を車両20の後方に無理のない操作で駐車できる値として、例えば、JOx=2.3m、JOy=4.5mの値を用いている。
リヤアクスル中心JOの座標JOxおよびJOyは、車両10の車格、操舵特性などに応じて値を設定することが望ましい。
【0042】
次に、本実施の形態に係る駐車支援装置の縦列駐車時の動作について説明する。
まず、図3に示されるように、運転者は位置J1まで車両10を移動させて停車する。ここで、縦列モードスイッチ6を作動させると、コントローラ1は、位置J1を車両のヨー角が0度の位置として設定すると共に縦列駐車のためのプログラムを起動させる。次に、運転者は、車両10のハンドルを右側最大に操舵してフル切り状態にし、そのまま車両10を前進させる。コントローラ1は、ヨーレートセンサ2から入力される車両10の角速度から車両のヨー角を算出して、このヨー角と角度β1とを比較する。車両10が位置J1から角度β1に対する位置K1に近づくにつれて、コントローラ1はヨー角と角度β1との差を基に、並列駐車時と同様に、位置K1に接近したことを知らせる接近情報と、位置K1に到達したことを知らせる到達情報とをスピーカ4を介して運転者に知らせる。
【0043】
運転者は、到達情報に従って車両10を位置K1に停止させる。次に、運転者は、ハンドルを左側最大に操舵してフル切り状態にし、そのまま車両10を後退させる。コントローラ1は、車両のヨー角と角度α1(β1+γ1)とを比較する。車両10が、位置K1から位置L1に近づくにつれて、すなわち、車両のヨー角が角度α1に近づくにつれて、コントローラ1は、ヨー角と角度α1との差を基に位置L1に接近したことを知らせる接近情報と、位置L1に到達したことを知らせる到達情報とをスピーカ4を介して運転者に知らせる。
【0044】
運転者は、到達情報に従って車両10を位置L1に停止させる。次に、運転者は、位置L1でハンドルを反対方向に切り返して、右側最大に操舵してフル切り状態にし、そのまま車両10を後退させる。コントローラ1は、車両10のヨー角が0度に近づくにつれて、車両10が駐車スペースT内の位置M1に接近したことを知らせる接近情報と、位置M1に到達したことを知らせる到達情報とをスピーカ4を介して運転者に知らせる。これにより、運転者は、位置M1で車両10を停止させ、駐車を完了することができる。
【0045】
次に、車両が位置J1から角度β1を超過して角度β2まで前進し、角度β1に対応する位置K1から前方にずれた位置K1’にて停止した場合を説明する。この場合、コントローラ1に備えられている補正部7が、予めコントローラ1のROMに記憶されている最小旋回半径R1、角度β1及びα1と、ヨーレートセンサ2で求められた角度β2とを基にして、位置K1’から次に車両を停止させる位置L1’までの旋回半径R3及び、位置L1’から位置M1までの角度α2の値を算出し、基本プログラムを不一致位置用プログラムに補正する。
【0046】
また、コントローラ1は旋回半径R3を実現できるハンドルの目標操舵量を特定し、スピーカ4を介して車両のハンドルの操舵量を特定された目標操舵量に操舵するように案内する。このとき、コントローラ1は、ステアリングセンサ3から入力される情報を基にハンドルの操舵量を算出し、ハンドルの操舵量と目標操舵量とを比較して目標操舵量に接近したことを知らせる接近情報と、目標操舵量に到達したことを知らせる到達情報を介して運転者の案内を行う。
【0047】
ハンドルの操舵量が目標操舵量に達すると、そのまま車両10を後退させる。コントローラ1は、車両のヨー角と角度α2(β2+γ2)とを比較する。車両10が、位置K1’から位置L1’に近づくにつれて、すなわち、車両のヨー角が角度α2の値に近づくにつれて、コントローラ1は、ヨー角と角度α2との差を基に、並列駐車時と同様に、位置L1’に接近したことを知らせる接近情報と、位置L1’に到達したことを知らせる到達情報とをスピーカ4を介して運転者に知らせる。
【0048】
運転者は、到達情報に従って車両10を位置L1’に停止させる。次に、運転者は、位置L1’でハンドルを反対方向に切り返して、右側最大に操舵してフル切り状態にし、そのまま車両10を後退させる。コントローラ1は、車両10のヨー角が0度に近づくにつれて、車両10が駐車スペースT内の位置M1に接近したことを知らせる接近情報と、位置M1に到達したことを知らせる到達情報とをスピーカ4を介して運転者に知らせる。これにより、運転者は、位置M1で車両10を停止させ、駐車を完了することができる。
【0049】
なお、角度β1に対して車両の旋回角度が不足した場合或いは著しく超過した場合には、並列駐車時と同様に、上述したような旋回半径及び角度の補正による駐車案内が困難なので、スピーカ4から運転者に対して車両の前進又は後退を案内する。
即ち、旋回半径を補正することにより車両を駐車枠の枠幅の中央に案内することが可能な旋回角度の許容範囲が予めコントローラ1のROMに格納されており、目標旋回角度β1に対する車両の旋回角度のズレ量がこの許容範囲内の場合に、次に行う後方左側への旋回における旋回半径を最小旋回半径R1から実際に車両が実施した旋回実施角度に対する適正な旋回半径に補正することにより、駐車スペースTの幅方向における中央位置への駐車案内を可能にしている。
【0050】
このように本発明の駐車支援装置は、初期停止位置から目標旋回角度の許容範囲内に停止させれば車両を駐車スペースへ案内することが可能なので、車両を正確に目標旋回角度だけ旋回させて停止させなければ駐車スペースに案内することのできない駐車支援装置に比べ、車両の停止位置を調節するために前進及び後進を繰り返し行わずにすむので、運転者に対する負担を大幅に軽減することができる。
また、目標旋回角度に一致しない場合には、実際に車両が実施した旋回角度に基づいて以降の案内が補正されるため、正確に車両を駐車スペースTの枠幅の中央に駐車させることができる。
【0051】
なお、コントローラ1に取り付けられたステアリングセンサ3で常にハンドルの操舵量を検知するようにすれば、駐車運転中における車両の前後方向への旋回中において、不適切なハンドルの操舵が行われた場合、その旨を警告し駐車をやり直すように促すことができる。このため、操作を続けて障害物に接触する等の危険を防止することができる。さらに、ステアリングセンサ3で常にハンドルの操舵量を検知し、コントローラ1にて車両の移動量を計算して時々刻々と好適な操舵量及び旋回角度の案内を行うようにしてもよい。
【0052】
また、上記の実施の形態において、接近情報及び到達情報として、接近あるいは到達の目標となる車両の位置ごとに、スピーカ4から発する音の音量及び音色を変えたり、内容の異なる音声を発するようにしてもよい。また、案内手段は、スピーカに限られるものではなく、ブザー、LED、ランプでもよく、ディスプレイ上に文字、マークを表示してもよい。さらに、ハンドル等を介して運転者に伝達される振動でもよい。
【0053】
また、ヨー角を検出するのに、ヨーレートセンサを用いたが、ヨー角検出手段は、ポジションジャイロを用いる方法や左右車輪にそれぞれ回転センサを装着しそれらの回転差からヨー角を検出する方法でもよく、ステアリングセンサと車輪側センサなどの距離センサを組み合わせて検出してもよい。さらに、地磁気センサやGPSシステムを用いた方法でもよい。
【0054】
上述の実施の形態では車両の停止位置が目標停止位置より行き過ぎた場合について説明したが、本発明の駐車支援装置は行き過ぎた場合だけに限定されるものではなく、目標停止位置より手前で車両を停止した場合にも基本プログラムを補正することにより目標駐車位置へ案内することができる。その場合、必要に応じて、並列駐車の場合には車両の旋回回数を4回以上、縦列駐車の場合には車両の旋回回数を6回以上としてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の本発明の駐車支援装置によれば、コントローラに、初期停止位置から目標停止位置を介して目標駐車位置へ駐車案内を行う基本プログラムの他に、初期停止位置から目標停止位置への移動にて車両が目標停止位置と一致しない不一致位置に停止したことが検知された場合に、基本プログラムを、初期停止位置から不一致位置までの車両の旋回実施角度を基にして、車両が停止している不一致位置から目標駐車位置へ案内を行う不一致位置用プログラムに補正する補正手段を備えたので、車両の停止位置が目標停止位置と正確に一致しない場合にも、正確に一致させるよう前または後への移動を繰り返したり、初期停止位置から操作をやり直すことなく駐車スペースに設定された目標駐車位置へ案内することができる。
請求項2に記載の駐車支援装置によれば、車両を目標停車位置よりも行き過ぎて目標停止位置と一致しない不一致位置に停止させてしまった場合に、補正手段により、目標停止位置から案内を行う基本プログラムを、不一致位置から案内を行う不一致位置用プログラムに補正するため、車両の停止位置が目標停止位置よりも行き過ぎてしまった場合にも、不一致位置から目標駐車位置へ案内することができる。
請求項3に記載の駐車支援装置によれば、並列駐車時において、車両が第一目標停車位置よりも行き過ぎた不一致位置に停止した場合に、第二目標停車位置を変更し、不一致位置から目標駐車位置へ案内することができる。
請求項4に記載の駐車支援装置によれば、縦列駐車時において、車両が第一目標停車位置よりも行き過ぎた不一致位置に停止した場合に、第二目標停車位置を変更し、不一致位置から目標駐車位置へ案内することができる。
請求項5に記載の駐車支援装置によれば、不一致位置用旋回半径を実施させるように運転者に対して案内することができる。
請求項6に記載の駐車支援装置によれば、車両の旋回中の不適切なハンドル操作を運転者に警告することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る駐車支援装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態の駐車支援装置を用いて並列駐車を行う場合の車両の動きを示す図である。
【図3】 実施の形態の駐車支援装置を用いて縦列駐車を行う場合の車両の動きを示す図である。
【図4】 従来の駐車支援装置を用いて並列駐車を行う場合の車両の動きを示す図である。
【符号の説明】
1…コントローラ、2…ヨーレートセンサ、3…ステアリングセンサ、4…スピーカ、5…並列モードスイッチ、6…縦列モードスイッチ、7…補正部。
Claims (6)
- 初期停止位置から1カ所以上の目標停止位置を介して目標駐車位置に案内する駐車支援装置において、
車両のヨー角を検出するヨー角検出手段と、
運転者に運転操作の案内情報を出力する案内手段と、
前記初期停止位置から前記目標停止位置を介して前記目標駐車位置へ車両の案内を行う基本プログラムが格納されると共に、前記ヨー角検出手段により車両の位置を特定しつつ前記基本プログラムに基づき前記案内手段を介して前記目標停止位置及び前記目標駐車位置に車両を停止するために必要な運転操作の案内情報を出力するコントローラと、
前記目標停止位置への移動に際して車両が前記目標停止位置と一致しない不一致位置に停止したことが前記ヨー角検出手段を介して前記コントローラで検知された場合に、前記基本プログラムを、前記ヨー角検出手段を介して得られる前記初期停止位置から前記不一致位置までの車両の旋回実施角度を基にして、車両が停止している不一致位置から前記目標駐車位置への案内を行う不一致位置用プログラムに補正する補正手段と
を備えることを特徴とする駐車支援装置。 - 前記目標停止位置への移動に際して車両が前記目標停止位置よりも行き過ぎて前記目標停止位置と一致しない不一致位置に停止したことが前記ヨー角検出手段を介して前記コントローラで検知された場合に、
前記補正手段は、前記基本プログラムを不一致位置用プログラムに補正することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。 - 並列駐車に用いられる前記基本プログラムは、車両を初期停止位置から最小旋回半径で第一目標旋回角度だけ旋回させて第一目標停止位置に停止させ、前記第一目標停止位置から最小旋回半径で第二目標旋回角度だけ旋回させて第二目標停止位置に停止させ、第二目標停止位置から直進させて目標駐車位置へ到達するように駐車案内するものであり、
前記補正手段は、並列駐車の案内時に車両が前記第一目標旋回角度よりも行き過ぎて前記第一目標停止位置と一致しない不一致位置に停止した場合に、前記ヨー角検出手段を介して前記初期停止位置から前記不一致位置までの車両の旋回実施角度を求めると共に、この旋回実施角度と、予め分かっている前記最小旋回半径及び前記第一目標旋回角度とを基にして、前記不一致位置に対応した不一致位置用旋回半径及び不一致位置用旋回角度を算出し、前記不一致位置用旋回半径及び前記不一致位置用旋回角度に対応する位置に前記第二目標停止位置を変更することにより、前記基本プログラムを前記不一致位置用プログラムに補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の駐車支援装置。 - 縦列駐車に用いられる前記基本プログラムは、車両を初期停止位置から最小旋回半径で第一目標旋回角度だけ旋回して第一目標停止位置に停止させ、前記第一目標停止位置から再び最小旋回半径で第二目標旋回角度だけ旋回して第二目標停止位置に停止させ、前記第二目標停止位置からさらに最小旋回半径で第三目標旋回角度だけ旋回して目標駐車位置へ到達するように駐車案内するものであり、
前記補正手段は、縦列駐車の案内時に車両が前記第一目標旋回角度より行き過ぎて前記第一目標停止位置と一致しない不一致位置に停止した場合に、前記ヨー角検出手段を介して前記初期停止位置から前記不一致位置までの車両の旋回実施角度を求めると共に、この旋回実施角度と、予め分かっている前記最小旋回半径、前記第一目標旋回角度及び前記第二目標旋回角度とを基にして、前記不一致位置に対応する不一致位置用旋回半径及び第一不一致位置用旋回角度を算出し、前記不一致位置用旋回半径及び前記第一不一致位置用旋回角度に対応する位置に前記第二目標停止位置を変更すると共に変更した第二目標停止位置から前記最小旋回半径で前記目標駐車位置まで旋回する第二不一致位置用旋回角度を算出することにより、前記基本プログラムを前記不一致位置用プログラムに補正することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の駐車支援装置。 - 車両の旋回半径を決定するハンドルの操舵量を検出するステアリングセンサを備え、
前記ステアリングセンサにて前記ハンドルの操舵量を検出すると共に、前記コントローラが前記操舵量を基に前記案内手段を介して前記不一致位置用旋回半径を実施するために必要な前記ハンドルの操舵情報を出力することを特徴とする請求項3又は4に記載の駐車支援装置。 - 車両の旋回中にて前記ステアリングセンサが操舵量の変化を検知したときに前記案内手段を介して警告情報を運転者に出力することを特徴とする請求項5に記載の駐車支援装置。
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