JP4201799B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

本発明は、リクライニング式の車椅子に関する。
更に詳しくは、車椅子が後方に傾いた際の安定性をより向上させ、車椅子ごと後方に転倒することをより効果的に防止できるようにしたリクライニング式の車椅子に関する。
歩行が困難な車椅子常用者にとって、外出先に車椅子対応のトイレがあるかどうかは切実な問題である。近年、公共施設などで身体障害者用のトイレは増加傾向にはある。しかし、すべてのトイレが、車椅子から便器へスムーズに乗り移ることができる十分な広さを有するとは言えないのが現状である。
ところで、車椅子から便器への移動手順は身体の症状によって個人差があり、一様ではない。例えば少し歩ける脳梗塞を患った者では、車椅子を便器の斜め前に付け、手摺りを伝って車椅子の前方から移動する。また腕力があるが歩けない脊髄損傷者では、車椅子を便器の横に付け、肘掛けを外し、身体を横にずらしながら移動したりする。
このように、トイレ内の限られたスペースの中で、車椅子から便器へスムーズに乗り移るためには、車椅子と便器の位置関係が重要であり、そのためには車椅子が自由に小回りできることが必要である。
また頸椎損傷等により自己導尿などができず、尿道カテーテルを必要とする者にとっては、車椅子にリクライニング機能があることが重要である。即ち、カテーテルを尿道に上手く挿入するためには、背もたれをやや倒した状態で行う必要があり、特に女性の場合は尿道口が下を向いているため、特にその機能は重要である。
従来のリクライニング式の車椅子は、例えば特許文献1(図8参照)に記載のもののように、駆動輪91が車椅子の後部に配置されている。また特許文献1では、背もたれ92を任意の傾斜位置で保持できるように、背もたれ92を後方から支えるガスダンパー93が採用されている。
特開2003−62015号公報
しかしながら、特許文献1記載のリクライニング式の車椅子では、次のような問題があった。
即ち、上記したように、駆動輪91が車椅子の後部に配置されているため、背もたれ92の位置を戻した状態で駆動輪91のハンドリムを回そうとすると、腕を後ろに振らないとハンドリムが掴めない。また車椅子自体の重心も後方寄りにあることから、自力で走行するにはある程度の大きな操作力が必要となる。
更に、方向転換する場合は、車椅子の後部にある駆動輪91側が回転中心になるため、普通型の車椅子よりも旋回半径が大きく、方向転換が容易にできなかった。
このように、従来のリクライニング式車椅子は、リクライニングしない普通型の車椅子に比べて、走行性に劣ると共に小回りも自由に効かなかった。したがって、トイレ内のように限られたスペースの中で自由に移動することが困難であった。
また特許文献1に記載のもの(図8参照)は、背もたれ92の基端部が座フレーム94の回転軸95にその位置で直接連結されているため、着座時の使用者の腰の屈曲点が回転軸95よりも上方に大きくずれている。したがって、リクライニングすると、背中が車椅子の進行方向にずれてしまう欠点があり、このことは麻痺をもった使用者では深刻な問題であった。
更に上記したように、背もたれ92の基端部が座フレーム94の回転軸95にその位置で直接連結している。このため、図8の想像線に示すように、ガスダンパー93の上端部931は、同じ背もたれ92基端部の回転軸95を中心とした円弧状の軌跡を描くと共に、その円弧状の軌跡のうち、傾斜角度が小さい上部側の円弧部分を通る(後述する図11(b)の背もたれ96a、回転軸961a、ガスダンパー97の位置関係も参照)。よって、背もたれ92の傾斜角度が大きくなっても、ピストンロッド932が軸線方向に効率的に伸縮しにくい。
その結果、背もたれ92からガスダンパー93への力が他の方向にも分散しやすく、力がガスダンパー93に十分に伝わらなかった。したがって、リクライニング開始時の初期動作により大きな力が必要であった。
そこで、本願発明者らは、鋭意研究開発に努めた結果、上記した課題を解決することができるリクライニング式の車椅子を完成させ、既に提案した(特許文献2)。図9は、本願発明者らが提案した車椅子の側面視説明図である。そのうち、図9(a)は、背もたれをリクライニングさせると共にフットレストを所要の角度まで上げた状態を示し、図9(b)は、背もたれを倒して重心が後ろに大きく移動した場合の車椅子の傾斜状態を示している。
特開2005−279085号公報
本願発明者らが提案した車椅子Bの構成は以下の通りである。
即ち、図9(a)に示すように、車椅子Bは、使用者によって駆動できる左右一対の駆動輪4aと、背もたれ1aを所要の傾斜角度で保持するダンパー2aを備えている。駆動輪4aの前後方向には、前部キャスター41aと後部キャスター42aをそれぞれ備え、前部キャスター41aまたは後部キャスター42aの何れか一方が常時接地面Gに接触するように構成されている。また、各駆動輪4aの車軸400aと後方に傾斜する背もたれ1aの回転中心100は、背もたれ1aよりも車椅子Bの進行方向側に位置している。
更に、各駆動輪4aの車軸400aは、縦方向に延びた車軸フレーム50aのほぼ中間部分に取り付けてある。各車軸フレーム50aの後部側には、軸受部501aが設けてある。軸受部501aには、軸部502aによって後斜め下方に延びる足部材6aが上下方向に回動可能に設けてある。足部材6aの先端部には、上記した後部キャスター42aが取り付けてある。
そして、図9(b)に示すように、背もたれ1aを倒して重心が後ろに大きく移動した場合、後部キャスター42aが地面Gに接触して車体を支え、車椅子Bごと使用者が後方に転倒することを防止している。なお、車椅子Bが後ろに傾いた場合の足部材6aの軸部502aは、駆動輪4aの車軸400aを中心とする円C上の軌跡を描く。
本発明者らが既に提案したリクライニング式の車椅子Bは、腕を後ろに振らなくても駆動輪を操作できるといった走行性や、狭い場所で容易に方向転換ができる点、更にはリクライニング時に背もたれから背中がずれにくい点や、リクライニング開始時の初期動作に必要な力をできるだけ小さくできる点などにおいて優れ、十分に実用的である。
しかしながら、背もたれを倒す等して、使用者が体重を大きく後方に移動させた際の車椅子Bの安定性において、更に以下のような改良の余地があった。
即ち、本発明者らが提案した車椅子Bでは、通常の走行状態(図9(a)参照)では、地面Gから車軸400aの高さと、地面Gから足部材6aの軸部502aまでの高さがほぼ同一であった。
よって、図9(b)に示すように、車体が後方に傾くにつれ、足部材6aの軸部502aが車軸400aを中心とする円Cの軌跡を描きながら下方前方(矢印I方向、車椅子Bの進行方向)へ移動する。よって、足部材6a及び後部キャスター42aも同様に、車椅子Bの進行方向へ(矢印I方向)引き寄せられるように移動してしまう。図9(a)(b)で示すラインLは、車椅子Bを傾けない通常の状態における後部キャスター42aの位置を示している。
このため、車椅子Bが後ろに大きく傾いた場合、後部キャスター42aが地面Gに接触して車体を支えるものの、後部キャスター42aが前方に移動することで、後部キャスター42aが前方に移動しない場合と比べて、後部キャスター42aよりも後方にかかる車体荷重の割合が相対的に増加する。したがって、車椅子Bが後ろに大きく傾いた場合の安定性が減少する結果となり、好ましくない。
特に上記したような頸椎損傷等により自己導尿が困難な方の場合、その都度、背もたれを大きく後方に倒して、カテーテルを尿道に挿入しなければならないため、車椅子Bが後方に転倒するような危険性はできる限り排除しなければならない。
そこで、本発明者らは、鋭意研究に努めた結果、既に提案したリクライニング式の車椅子をベースに更なる改良を加え、本発明を完成するに至った。
(本発明の目的)
そこで本発明の目的は、リクライニング式の車椅子において、車椅子が後方に傾いた際の安定性をより向上させ、車椅子ごと後方に転倒することをより効果的に防止できるようにすることにある。
本発明の他の目的は、フットレストを上げた場合に、フットレストが使用者の足の長さと合わずに膝が屈曲してしまうことを防止できるようにした車椅子を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明が講じた手段は次のとおりである。
本発明は、使用者によって駆動できる駆動輪(4)と、背もたれ(1)を所要の傾斜角度で保持するダンパー(2)と、使用者が操作できるリクライニングレバー(31)を備え、前記背もたれ(1)の傾斜角度が大きくなっても、ダンパー(2)自体の傾斜角度は大きく変わることはなく、ピストンロッド(22)はダンパー(2)の軸線方向に伸縮するようにした、幅方向に折り畳むことができるリクライニング式の車椅子であって、
駆動輪(4)の前後方向に前部キャスター(41)と後部キャスター(42)をそれぞれ備え、前部キャスター(41)または後部キャスター(42)の何れか一方が常時接地面(G)に接触するように構成されており、
駆動輪(4)の車軸(400)と後方に傾斜する背もたれ(1)の回転中心(100)は、背もたれ(1)よりも車椅子の進行方向側に位置し、軸心方向が後方に下方傾斜するように配置されているダンパー(2)の取り付け位置は背もたれ(1)の後部側にあり、
前記背もたれ(1)は背フレーム(10)を有し、該背フレーム(10)の基端側には湾曲部材(13)が設けられており、該湾曲部材(13)は、背フレーム(10)の基端側に固定されている後端部から前方向に延びそれから下方向に延びることによって湾曲しており、
前記湾曲部材(13)の下端が背もたれ(1)の回転中心(100)となっており、
上記後部キャスター(42)は、上記車体フレーム(5)に取り付けられた足部材(6)の先部側に設けてあり、
該足部材(6)の上記車体フレーム(5)に対する取り付け位置である軸部(502)を、上記車軸(400)よりも高い位置であって、且つ、車軸(400)よりも後方に設けて車椅子が後方に傾いたときの後部キャスター(42)の位置が、車椅子が後方に傾いていないときの後部キャスター(42)の位置よりも後方になるよう構成されている、
車椅子。
本発明は、上記構成に加えてフットレスト(7)を備えており、該フットレスト(7)は足置き部(711)を有するアーム部材(71)を備えており、該アーム部材(71)は足置き部(711)が上下動できるように角度調整でき、アーム部材(71)の回転中心(700)は座部(531)の先端部よりも車椅子の進行方向側に位置しており、アーム部材(71)を上げた場合に使用者の膝が屈曲することを防止できるように構成されている車椅子である。
本発明は、リクライニング時において、上記駆動輪(4)に手を巻き込むことを防止できるようにしたアームレスト(3)を備えている車椅子である。
(作 用)
本発明は例えば次のように作用する。
(a)本発明に係るリクライニング式の車椅子は、次のように作用する。
即ち、背もたれ(1)を後方に大きく倒す等して、使用者が体重を後方に移動させると、駆動輪(4)の車軸(400)を中心として車体フレーム(5)が後方に回動する。しかもそれと共に、後部キャスター(42)が後方に移動しあるいは後方に移動しながら接地面(G)に当接し車体フレーム(5)を支える。これにより、既に提案した車椅子と比べて、後部キャスター(42)より後方にかかる車体荷重の割合が増加するようなことはなく、車椅子が後方に傾いた際の安定性が高い。したがって、車椅子ごと後方に転倒することをより効果的に防止できる。
(b)足部材(6)の上記車体フレーム(5)に対する取り付け位置が上記駆動輪(4)の車軸(400)よりも高い位置であって、且つ、車軸(400)よりも後方にあるように構成されているものは、次のように作用する。
即ち、一対の駆動輪(4)を備えた車体フレーム(5)が後方に傾くにつれ、足部材(6)の上記車体フレーム(5)に対する取り付け位置は、車椅子後方へ移動する。このため、足部材(6)及び後部キャスター(42)は、車体フレーム(5)に引き寄せられるようなことはなく、車体後方に移動して車体フレーム(5)を支える。したがって、既に提案した車椅子Bと比べて、後部キャスター(42)より後方にかかる車体荷重の割合が増加するようなことはなく、車椅子Aが後方に傾いた際の安定性が高い。
(c)前部キャスター(41)または後部キャスター(42)の少なくとも何れか一方が常時接地面(G)に接触し、上記駆動輪(4)の車軸(400)及び背もたれ(1)の回転中心(100)が該背もたれ(1)よりも車椅子の進行方向側に位置し、上記ダンパー(2)の取り付け位置が背もたれ(1)の後部側に位置するように構成されているものは、次のように作用する。
即ち、通常の走行時には、リクライニングせずに、背もたれ(1)を起立させておく。また、駆動輪(4)の車軸(400)は背もたれ(1)よりも車椅子の進行方向側に位置しているので、車軸が背もたれ(1)よりも車椅子の後方にある場合に比べて、腕を後ろに振らずに駆動輪(4)を操作して走行できる。しかも、駆動輪(4)の車軸(400)が背もたれ(1)よりも車椅子の進行方向側に位置していることで、車椅子自体の重心も前方寄りにある。このため、車軸が背もたれ(1)よりも車椅子の後方にある車椅子と比べて、駆動輪(4)の操作が比較的軽い。
例えばカテーテルを尿道に挿入するときや、疲れて少し横になりたいとき、あるいはベッドに乗り移るときなどは、リクライニングさせて背もたれ(1)を後方に倒す。ダンパー(2)により、背もたれ(1)は所要の傾斜角度で保持される。また、背もたれ(1)を倒して重心が後ろになった場合、後部キャスター(42)が接地面と接触し、車椅子を下側から支えるので、後方に転倒することが防止される。
トイレのような限られたスペース内で、あるいは狭い廊下の曲がり角などで、方向転換する場合は、重心を後ろに移動させ、後部キャスター(42)を接地面と接触させる。このとき、前部キャスター(42)は接地面と接触してしない。よって、駆動軸(400)と後部キャスター(42)の二点で、左右一対の駆動輪の幅方向の中間部を中心として車椅子を回動させることができるので、車椅子を容易に方向転換させることができる。
図10(a)は、本発明に係る車椅子の背もたれの作用を説明するための側面視概略説明図であり、図10(b)は、従来のリクライニング式の車椅子における背もたれの作用を説明するための側面視概略説明図である。
図10(a)(b)を参照して、背もたれの作用を説明する。なお、作用の説明の理解を助けるため、図10で使用している符号を用いて説明するが、本発明を図10記載のものに限定するものではない。これについては、図11及び図12についても同様である。
図10(a)に示すように、本発明では、背もたれ96の回転中心961は背もたれ96よりも車椅子の進行方向側に位置している。これに対し、図10(b)に示すものは、背もたれ96aの基端部が座フレーム94の回転軸961aにその位置で直接連結している。
即ち、各背もたれ96,96aの回転中心が異なっており、図10(b)では単に背もたれ96aが傾倒するのに対し、本発明(図10(a)参照)では、背もたれ96が座フレーム94に対して下方へ引き込まれながら傾倒していく。また反対に、背もたれ96を起立させるときは、背もたれ96が座フレーム94に対して上方へ伸びるようにして起立していく。このような作用により、本発明では、背もたれ96が使用者の背中に追従してリクライニングするようになり、背中が背もたれからずれることを防止できる。
図11(a)は、本発明に係る車椅子のダンパーの作用を説明するための側面視概略説明図であり、図11(b)は、従来のリクライニング式の車椅子におけるダンパーの作用を説明するための側面視概略説明図である。
図11(a)(b)を参照して、ダンパーの作用を説明する。
上記したように、本発明(図11(a)参照)と図11(b)に示すものでは、各背もたれ96,96aの回転中心が異なっているため、必然的にダンパー97の上端部971の回転中心も異なっている。
図11(b)に示すものは、本発明(図11(a)参照)と比べて、回転軸961aと同一上または同一線上から近い位置に、ダンパー97の上端部971が位置している。よって、上端部971は回転軸961aを中心とした円弧状の軌跡を描くと共に、その円弧状の軌跡のうち、傾斜角度が小さい上部側の円弧上を通る。したがって、背もたれ96の傾斜角度が大きくなっても、ピストンロッド972が軸線方向に効率的に伸縮しにくい。
その結果、力の向きと大きさをベクトルで図示しているように、背もたれ96からダンパー97への力が他の方向にも分散しやすく、力がダンパー97に十分に伝わらない。このため、リクライニング開始時の初期動作により大きな力が必要となる。
これに対し、本発明(図11(a)参照)では、回転中心961が背もたれ96よりも車椅子の進行方向側にあるため、ダンパー97の上端部971は、その回転中心961を中心とした円弧状の軌跡のうち、傾斜角度が大きい円弧上を通る。よって、背もたれ96の傾斜角度が大きくなっても、ダンパー97自体の傾斜角度は大きく変わることはなく、ピストンロッド972は軸線方向に効率的に伸縮する。
その結果、力の向きと大きさをベクトルで図示しているように、背もたれ96からダンパー97への力が他の方向に分散せずに十分に伝わるようになっている。したがって、リクライニング開始時の初期動作に必要な力をできるだけ小さくできる。
図12は、回転中心を背もたれの回転中心を更に上方に移動させて車椅子を構成した場合の背もたれ及びダンパーの作用を説明するための側面視概略説明図である。
なお、図12に示すように、背もたれ96の回転中心961を図11(a)に示す位置(座フレーム94)よりも更に上方に移動させた方がより好ましい。これにより、リクライニング前後における背もたれ96の基端部側の移動幅が小さくなるので、リクライニングしたときに腰の下に隙間が形成されることを防止できる。
(d)フットレストを備えているものは、次のように作用する。
即ち、座った際に足をフットレストの足置き部に置く。そして、リクライニングしたときには、アーム部材の角度を上げて足置き部を上方に移動させ足を伸ばす。これにより、リクライニング時に身体全体を伸ばすことで、よりリラックスできる。しかも、アーム部材の回転中心は座部の先端部よりも車椅子の進行方向側に位置するので、アーム部材の角度を上げることにより、座部の先端部から足置き部までの長さが長くなる。よって、フットレストが使用者の足の長さと合わずに膝が屈曲してしまうことを防止できる。
(e)リクライニング時において、駆動輪に手を巻き込むことを防止できるようにしたアームレストを備えているものは、次のように作用する。即ち、リクライニングした状態でも、手はアームレストの上に置く。このようにすれば、手が駆動輪側に垂れ下がって駆動輪に手を巻き込むことを防止できる。
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明に係るリクライニング式の車椅子によれば、車椅子が後方に傾いた際の安定性が高い。よって、背もたれを後方に大きく倒す等して、使用者の体重が車椅子後方に移動しても、車椅子ごと後方に転倒することをより効果的に防止できる。したがって、本発明に係るリクライニング式の車椅子は、頸椎損傷等により自己導尿が困難で、背もたれを倒した状態でカテーテルを尿道に挿入する必要がある方などにとって、特に有用である。
(b)駆動輪の車軸が背もたれよりも前方に位置しているものは、従来のリクライニング式の車椅子と相違して、腕を後ろに振らなくても駆動輪を操作できるとともに、車椅子自体の重心も前方寄りとなっている。したがって、リクライニングしない普通型の車椅子と同様に、走行性に優れている。
(c)前部キャスターまたは後部キャスターの何れか一方が、接地面に常時接触するように構成されているものは、後部キャスターが接地面と接触した場合には、前部キャスターが接地面と接触していない。よって、左右一対の駆動輪の幅方向の中間部を中心として車椅子を回動させることができるので、旋回半径が小さくなり、狭い場所での方向転換が容易になる。したがって、トイレのような限られたスペースの中でも自由に小回りすることができる。
(d)また更に、背もたれの回転中心が背もたれよりも車椅子の進行方向側に位置しているものは、上記した作用により、背もたれが使用者の背中に追従してリクライニングするようになり、背中が背もたれからずれることを防止できる。
(e)更に背もたれの回転中心が背もたれよりも車椅子の進行方向側に位置しており、上記ダンパーの取り付け位置が背もたれの後部側に位置するように構成されているものは、リクライニング開始時の初期動作に必要な力をできるだけ小さくでき、非力な高齢者や病人でも比較的軽い操作でリクライニングすることができる。
(f)足置き部を備えたアーム部材を有するフットレストを備え、アーム部材は足置き部を上下動できるように角度調整でき、アーム部材の回転中心は座部の先端部よりも車椅子の進行方向側に位置するものでは、アーム部材の角度を上げることにより、座部の先端部から足置き部までの長さが長くなるので、フットレストが使用者の足の長さと合わずに膝が屈曲してしまうことを防止できる。
(g)リクライニング時において、駆動輪に手を巻き込むことを防止できるようにしたアームレストを備えているものは、リクライニングした状態で走行する場合でも駆動輪に手を巻き込むことがなく、安全性が高い。
本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。
図1は、本発明に係る車椅子の一実施例を示す斜視説明図、
図2は、図1に示す車椅子の右側面視説明図である。
図3(a)は、図2に示す状態から、背もたれをリクライニングさせると共に、フットレストを所要の角度まで上げた状態を示す車椅子の右側面視説明図である。
図3(b)は、図3(a)に示す状態から車椅子が大きく後方に傾いた状態を示している。
なお、本実施例で説明する前後方向は、車椅子Aの進行方向を基にしている。
図1及び図2に示す車椅子Aは、図3(a)に示すように、背もたれ1を後方に倒すことができるリクライニング式の車椅子である。車椅子Aは、背もたれ1を所要の傾斜角度で保持するダンパーであるガスダンパー2(以下、「背もたれ用ガスダンパー」という。)を備えている。なお、ガスダンパー2の代わりに、オイルダンパーを採用することもできる。
図1に示すように、背もたれ1は、二点鎖線で示す背シート101,102を門形の背フレーム10に緊張させた状態で張ることで構成されている。そして、上記した背もたれ用ガスダンパー2が、背フレーム10の後部側に所要数(本実施例では複数、左右一対の合計で二箇所)配置されている。
背もたれ用ガスダンパー2,2の操作は、操作部であるリクライニングレバー31,31で行う。本実施例では、リクライニングレバー31,31は、正面視左右一対の各アームレスト3の先端側下方にそれぞれ取り付けてある。リクライニングレバー31,31を後方に回動させることで、背もたれ1のロックが解除され、背もたれ1の傾斜角度を調整できる。リクライニングレバー31,31は、車椅子Aに座った使用者が直接操作できるようになっている。
なお、車椅子Aを押す介護者が操作できるように、リクライニングレバー31を背もたれ1の後部側に設けることもできる。また符号301は、アームレスト3の肘当て部301(二点鎖線で図示)を示している。アームレスト3の詳しい説明については、後述する。
図3(a)に示すように、車椅子Aは、車体全体の大まかな骨組みを構成する車体フレーム5を備えている。車体フレーム5には、使用者によって駆動できる(使用者が手で回すことができる)左右一対の駆動輪4が設けてある。
車椅子Aは、上記各駆動輪4(図2及び図3では二点鎖線で示す)と、各駆動輪4の前後方向にそれぞれ設けてある前部キャスター41と後部キャスター42と、を備えた六輪構造の車椅子である。各後部キャスター42は、車体フレーム5に取り付けられた足部材6の先部側に設けてある。
図2及び図3に示すように、前部キャスター41または後部キャスター42の少なくとも何れか一方は、常時接地面Gに接触するように構成されている。本実施例では、少なくとも図2に示す通常の走行状態のときに、後部キャスター42が接地面Gに接触せずに浮いた状態となっている。
そうして、リクライニングさせた図3(a)に示す状態から使用者が体重を後方に移動させる等して、図3(b)に示すように車椅子が大きく後方に傾いたとする。そうすると、上記駆動輪4の車軸400を中心として車体フレーム5が後方に回動する(後方斜め方向に傾く)。それと共に、後部キャスター42が後方に移動しあるいは後方に移動しながら接地面Gに当接し、車体フレーム5を支える。このような構成により、車椅子Aが後方に大きく傾いた際の安定性が高く、車椅子Aごと後方に転倒することを防止できる。この作用についての詳しい説明は後述する。
なお、図3(a)(b)で示すラインLは、車椅子を傾けない通常の状態(図3(a)参照)における後部キャスター42の位置を示している。
以下、車椅子Aの各構成部材について、順を追って詳しく説明する。
図2において、符号7はフットレストを示している。フットレスト7の詳しい説明については、後述する。符号43は、駆動輪4を手動で停止できる操作レバー付のブレーキを示している。符号431は、ブレーキ40を取り付けるための湾曲したブレーキ取付部を示している。
また車体フレーム5は、例えばアルミニウム合金等の金属製のパイプで形成された各フレームを左右対称または本質的に左右対称に組み立てることで構成される。車体フレーム5(図3(a)参照)は、後述する左右一対の車軸フレーム50、下部フレーム51、座フレーム52、取付フレーム54、後部フレーム55及び前部フレーム56等から主に構成されている。
駆動輪4の各車軸400は、背もたれ1(図2も参照、背もたれ1の基端部14)よりも前方に位置し、各車軸フレーム50の高さ方向のほぼ中間の位置に取り付けてある。各車軸フレーム50(図3(a)参照)は、本質的に水平方向にそれぞれ延設された座フレーム52と下部フレーム51の間に設けてある。
詳しくは、車軸フレーム50は、上端部が座フレーム52に連結され、下端部が下部フレーム51に連結されている。車軸フレーム50は、車椅子Aの本質的に高さ方向に沿って(図3で縦方向に延設されて)設けられている。下部フレーム51の先部側下方には、前部キャスター41が設けてある。
図1に示すように、左右一対の座フレーム52,52の内側には、左右一対のシートフレーム53,53が配置されている。座フレーム52,52間には、二点鎖線で示す座シート531が緊張させた状態で張ってある。図1で符号521は、座フレーム52の内側に突出して設けてあるシートフレーム受部をそれぞれ示している。シートフレーム受部521で、シートフレーム53,53を座フレーム52の内側に保持できる。
[足部材6の機能]
図4は、図1で正面視左側の足部材を含む部分を車体内方(内側)から見た拡大斜視説明図である。図3(a)及び図4を参照する。
各車軸フレーム50の上部側には、後方に延設された取付フレーム54の一端部が固定されている。取付フレーム54の他端側は、車軸フレーム50の上部側から本質的に水平方向に後方へ延びている。取付フレーム54の他端側と下部フレーム51の他端側の間には、車椅子の高さ方向(車軸フレーム50と並行)に延びた後部フレーム55が連設されている。後部フレーム55は、取付フレーム54及び下部フレーム51の車体内方側に位置している。
図4に示すように、取付フレーム54の一端側(図4で左端側)には、後部キャスター42を先部側に備えた足部材6の基端部が回動可能に取り付けてある。足部材6は、略L字状に湾曲させて形成された足部材本体601と、足部材本体601の基部側から先部側に向けて斜め下方へ連設された連結部602を備えている。
詳しくは、取付フレーム54の一端側に、軸受部501が下方に向けて設けてある。軸受部501には、足部材6の基端部が軸部502によって上下方向に回動可能に取り付けてある。このような構成により、図3(a)に示すように、足部材6の車体フレーム5に対する取り付け位置(軸部502の位置)は、車軸400よりも高い位置であって、且つ、車軸400よりも後方にある。
各取付フレーム54と足部材6の間には、伸長する方向に付勢力が生じるように形成された伸縮部材であるガススプリング61(以下、「足部材用ガススプリング61」という。)が設けてある。足部材用ガススプリング61はシリンダー型伸縮装置である。
詳しくは、図4に示すように、各足部材6の先部側に、足部材用ガススプリング61のピストンロッド611の先端部が軸部62によって回動可能に取り付けてある。このピストンロッド611の先端部は、足部材6側の車椅子内方(中央側)に取り付けてある。足部材用ガススプリング61のシリンダー612は、平板状の取付部である取付板540を介して、取付フレーム54に取り付けてある。シリンダー612の先端部は、軸部541によって取付板540に回動可能に取り付けてある。
この取付板540の所要の位置には、足部材用ガススプリング61の角度を調整できるように軸部541用の取付穴542が所要の間隔をおいて所要数(複数)設けてある。また足部材6の先端側の所要の位置にも、足部材用ガススプリング61の角度を調整できるように各軸部62用の取付穴621が所要の間隔をおいて所要数(複数)設けてある。
更に取付板540自体についても、ボルトやナット等からなる締付固定具544を取り付ける長孔543が前後方向に設けてある。締付固定具544の締め付けを緩めることにより、取付フレーム54に対する取付板540の位置も調整できる。このような構成により、足部材用ガススプリング61の傾斜角度を変えて、適切なスプリング効果が得られるように調整できるようになっている。
そうして、図2に示す通常の走行状態から、車椅子Aに座っている使用者が重心を後方に移動させるか、あるいは介護者が背もたれ1の後部側に突出している手押しハンドル11を把持して下方に押す。そうすると、図示はしていないが、後部キャスター42が接地面Gに接地して足部材用ガススプリング61が縮み、足部材6に対して下部フレーム51が軸部502を中心として後方に下方傾斜する。その結果、前部キャスター41が接地面Gから持ち上がる(図示省略)。これにより、例えば屋内における敷居等の段差部の乗り越えが容易できる。
逆に使用者が前方に重心を移動させるか、手押しハンドル11を押えていた力を弱めるかすると、再び足部材用ガススプリング61が伸びる。これにより、図2に示すように、下部フレーム51と共に車椅子Aが水平状態に戻る。
更に、駆動輪4と後部キャスター42を接地面Gと接触させ、前部キャスターを持ち上げた状態では、左右の駆動輪4の中間部を中心として車椅子Aを回動させることができる。その結果、旋回半径が小さくなり、狭い場所での方向転換が容易である。したがって、トイレのような限られたスペースの中でも自由に小回りすることができる。
(足部材6の作用:後方への転倒防止)
図2、図3及び図9を参照して、足部材6を備えた車椅子Aの作用を説明する。
上記したように、図2に示す通常の走行状態では、後部キャスター42が接地面Gに接触せずに浮いた状態となっている。
そうして、図2に示す通常の走行状態から、リクライニングレバー31,31を操作して、例えば図3(a)に示すように背もたれ1を後方にリクライニングさせる。このとき、背もたれ1の後方に設けてある背もたれ用ガスダンパー2,2は、背もたれ1が勢いよく倒れないように背もたれ1を支えながらゆっくり縮み、背もたれ1を所要の傾斜角度で保持する。この背もたれ用ガスダンパー2,2の詳しい説明については、後述する。
更に図3(a)に示す状態では、取付部材54と足部材6の間に取り付けてある足部材用ガススプリング61は伸びた状態となっている。そして、仮にこの状態から使用者が体重を後方に移動させる等して、図3(b)に示すように車椅子が大きく後方に傾いたとする。
そうすると、車軸400を中心に車体フレーム5が後方に回動すると共に、後部キャスター42が後方に移動しあるいは後方に移動しながら接地面Gに当接し、車体フレーム5を支える。更には、後部キャスター42が接地面Gに当接することで、上記足部材用ガススプリング61が伸長する方向に生じる付勢力に抗しながら縮み、車体フレーム5がそれ以上後方に回動しないように支える。
この足部材6の作用と転倒防止効果についての関係を、本発明者らが既に提案した車椅子B(図9参照)と比較しながら、更に詳細に説明する。
即ち、本発明者らが既に提案した車椅子B(図9(a)参照)では、上記したように、足部材6aの基端部を駆動輪4aの車軸400aの直ぐ後ろに取り付けていた。つまり、図9(a)に示す車椅子Bを傾けない通常の走行状態では、地面Gから車軸400aの高さと、地面Gから足部材6aの軸部502aまでの高さがほぼ同一であった。
よって、図9(b)に示すように、車体フレーム5aが後方に傾くにつれ、足部材6aの軸部502aが円Cの軌跡を描きながら、車椅子Bの進行方向(矢印I方向)へ引き寄せられるように移動する。このため、足部材6及び後部キャスター42aも同様に、車椅子Bの進行方向へ(矢印II方向へ)引き寄せられるようにして車椅子前方に移動する(例えば破線で示す位置から実線で示す位置まで)。これにより、後部キャスター42aより後方にかかる車体荷重の割合が相対的に増加して、車椅子Bの安定性が減少する。したがって、車椅子Bごと後方に転倒する確率が高くなる。
これに対し本実施例に係る車椅子A(図3(a)参照)では、足部材6の車体フレーム5に対する取り付け位置(軸部502)が車軸400よりも高い位置であって、且つ、車軸400よりも後方の位置にあるように構成されている。これによって、図3(b)に示すように、車体フレーム5が後方に傾くにつれ、軸部502が円Dの軌跡を描きながら車椅子後方(矢印III方向)へ移動する。
このため、足部材6及び後部キャスター42は、車体フレーム5に引き寄せられるようなことはなく、車体後方に移動して(図3(b)で矢印IV方向、例えば破線で示す位置から実線で示す位置まで)車体フレーム5を支える。即ち、車椅子Aが後方に傾いたときの後部キャスター42の位置が、車椅子Aが後方に傾いていないときの後部キャスター42の位置よりも後方になるように、上記足部材6の軸部502の位置が設定されている。
したがって、既に提案した車椅子Bと比べて、後部キャスター42より後方にかかる車体荷重の割合が増加するようなことはなく、車椅子Aが後方に傾いた際の安定性は高い。このような構成により、車椅子Aごと後方に転倒することを防止できる。
なお、上記した足部材6の軸部502の位置(足部材6の車体フレーム5に対する取り付け位置)は、図3(a)に図示したものに限定されるものではない。仮に図3(a)で車軸400を中心(原点ゼロ)として上下方向である縦軸をx軸、左右方向である横軸をy軸とした場合に、正の向きのx軸と正の向きのy軸で区画される第1象限の範囲内に、足部材6の軸部502が位置していれば良い。
なお、背もたれ1を後方にリクライニングさせた状態では、例えば図3(a)に示すように後部キャスター42が接地面Gに接触していない状態のときもあるし、前部キャスター41、駆動輪4及び後部キャスター42の全てが接地面Gに接触している状態のときもある。あるいは、前部キャスター41を除く駆動輪4及び後部キャスター42が接地面Gに接触している状態のときもある。これは、使用者の体重やリクライニング時の背もたれ1の角度、あるいは駆動輪4の空気圧の状態等によって変わるものである。
ただし、仮に図3(a)で示すリクライニングした状態のときに、後部キャスター42が既に接地面Gに接触している場合であっても、車体フレーム5が後方に回動することで後部キャスター42は接地面G上を転がりながら後方に移動する。よって、車体荷重の割合が増加するようなことはなく、従来の車椅子Bに比べ、車椅子Aが後方に傾いた際の安定性が高い。
[背もたれの機能]
図2に示すように、背フレーム10を回動自在に設ける軸受部12は、座フレーム52後部寄りに立設してある。軸受部12は、側面視で車軸フレーム50よりも前方に位置している。軸受部12には、背フレーム10を連結する湾曲部材13を回動自在に軸支する軸部100が設けてある。
湾曲部材13は、図2で上方から後方に向けて湾曲している。湾曲部材13の先端部(後部)に、背フレーム10の基端側の前面部分が固定されている。背フレーム10の基端部は、湾曲部材13よりも下方にやや突出している。
上記したように、背フレーム10の後部側には、背もたれ1を所要の傾斜角度で保持する左右一対の背もたれ用ガスダンパー2,2が配置されている。背フレーム10の基端側には、後方に突出した軸受部103が設けてある。この軸受部103の軸部200に背もたれ用ガスダンパー2,2のシリンダー21の一端部が回動自在に軸支されている。
そして、背もたれ用ガスダンパー2,2は軸心方向が後方に下方傾斜するように配置されている。背もたれ用ガスダンパー2,2のピストンロッド22の先端部は、下部フレーム51よりも下方に位置している。そして、図4に示すように、水平方向に延びる取付フレーム54から鉛直方向に延びた後部フレーム55が、下部フレーム51の内側に固定されると共に、後部フレーム55の先端部が下部フレーム51からやや突出している。後部フレーム55には、前方に突出した軸受部551が設けてあり、この軸受部551に上記ピストンロッド22の先端部が回動自在に軸支されている。
図2に示す通常の走行状態では、各背もたれ用ガスダンパー2,2のピストンロッド22がシリンダー21に対してロックされており、上記したリクライニングレバー31,31をそれぞれ操作するとそのロックが解除され、背もたれ用ガスダンパー2,2が伸長する方向に付勢力が生じるようになっている。図4で、符号311はリクライニングレバー31から延びた操作ワイヤを示している。
以上のような構成により、リクライニングするときは、リクライニングレバー31,31を後方に回動させて背もたれ用ガスダンパー2,2のロックを解除し、背中を後方に倒す。これにより、背もたれ1が背もたれ用ガスダンパー2,2の伸長する方向に生じる付勢力に抗しながらゆっくりと倒れ始める。そして、リクライニングレバー31を前方に回動させて元の位置に離すと、背もたれ用ガスダンパー2,2がロックされ、背もたれ1を所要の傾斜角度で保持できる。
また、後方に傾斜した背もたれ1を元の位置に戻すときには、リクライニングレバー31,31を後方に回動させた状態で、つまり背もたれ用ガスダンパー2,2のロックが解除された状態で、身体を前方に移動させる。そうすると、背もたれ1に体重が掛からなくなるので、背もたれ用ガスダンパー2,2の伸長する方向に生じる付勢力によって、背もたれ1が自己復帰して元の位置に戻る。
更に、本実施例では、背もたれ1の回転中心である軸部100は、背もたれ1よりも前方に位置している。これにより、図3(a)に示すように、背もたれ1が座フレーム52に対して下方へ引き込まれながら傾倒していく。また反対に、背もたれ1を起立させるときは、背もたれ1が座フレーム52に対して上方へ伸びるようにして起立していく。このような作用により、背もたれ1が使用者の背中に追従してリクライニングするようになり、背中が背もたれ1からずれることを防止できる。
しかも、背もたれ1の回転中心である軸部100は、座フレーム52よりも更に上方に位置しているので、リクライニング前後における背もたれ1の基端部側の移動幅を小さくできる。したがって、リクライニングしたときに腰の下に隙間が形成されることを防止できる。
また上記したように、回転中心である軸部100が背もたれ1の前方にある。このため、背もたれ1の基端部が座フレーム52にその位置で直接連結されているものと相違して、背もたれ用ガスダンパー2,2の上端部は、軸部200を中心とした円弧状の軌跡のうち、傾斜角度が大きい円弧上を通る(図11(a)のダンパー97の上端部971の動きも参照)。
よって、背もたれ1の傾斜角度が大きくなっても、背もたれ用ガスダンパー2,2自体の傾斜角度は大きく変わることはなく、ピストンロッド22は背もたれ用ガスダンパー2の軸線方向に効率的に伸縮する。その結果、背もたれ1から背もたれ用ガスダンパー2,2への力が他の方向に分散せずに十分に伝わるようになっている。したがって、リクライニング開始時の初期動作に必要な力をできるだけ小さくできる。
上記したように、本実施例では、図2に示すように、通常の走行状態では後部キャスター42は接地面Gに接触していない。しかも、駆動輪4の車軸400は背もたれ1よりも前方に位置している。したがって、駆動輪4が背もたれ1よりも後部にあるリクライニング式の車椅子と相違して、腕を後ろに振らなくても駆動輪4を操作できるとともに、車椅子A自体の重心も前方寄りとなっている。よって、本実施例に係る車椅子Aは、リクライニングしない普通型の車椅子と同様に、走行性に優れている。
[フットレストの機能]
図5は、図2に示す状態からフットレストを取り外した状態を示す車椅子の側面視説明図である。
図5に示すように、左右一対のフットレスト7,7は、前部フレーム56に取り付けてある筒状の取付部563から取り外すことができる。これにより、座シート531(図5では隠れて表れず、図1参照)の先端部をベッドの側面まで近づけることができるので、座面からベッドへの乗り移りが容易である。
フットレスト7の構造について、更に詳しく説明する。
図1及び図2に示すように、フットレスト7は、アーム部材71と、アーム部材71を車椅子A本体側の前部フレーム56に連結する連結フレーム72を備えている。アーム部材71は、足置き部である足置きプレート711を先端部に備えている。連結フレーム72の先部側(図5参照)は、逆L字状に曲げて形成されている。
アーム部材71は、連結フレーム72の先端部(前方部)に設けてある軸部700により、上下方向に回動自在に軸支されている。フットレスト7を取り付けた図2の状態で、軸部700は座フレーム52(図1に示す座シート531)の先端部よりも前方で、且つ、座フレーム52よりも高い位置にある。
アーム部材71(図1参照)には、膝当て712が軸部713を中心として外側に回動できるように設けてある。また、足置きプレート711も軸部714を中心として、外側に回動できるように構成されている。そして、後述する図6及び図7に示すように、車椅子Aを幅方向に折り畳む際に、膝当て712と足置きプレート711を折り畳むようにする。
図2に示すように、アーム部材71と連結フレーム72の間には、進退バー731を有する角度調整部材73が設けてある。角度調整部材73により、アーム部材71と連結フレーム72の間隔を調整して、連結フレーム72に対するアーム部材71の角度を調整できる。
詳しくは、角度調整部材73は、進退バー731が進退可能に挿設された筒状体733を有する。筒状体733はアーム部材71の基端側後方に取り付けてある。進退バー731の一端部は、連結フレーム72に側面視L型の取付部722を介して固定されている。進退バー731の他端側は筒状体733に摺動可能に挿設されている。符号732は、進退バー731を所要の進退位置で固定するストッパーレバーを示している。
そうして、ストッパーレバー732による進退バー731の固定を解除すると、進退バー731の他端側が筒状体733内を進退するので、アーム部材71を軸部700を中心として上下動させることができる。一方、ストッパーレバー732によって進退バー731を固定すると、連結フレーム72に対するアーム部材71の角度を所要の角度で固定できる。
以上のような構成により、フットレスト7は角度が調整できるので、リクライニング時に身体全体を伸ばすことで、よりリラックスができる。しかも、アーム部材71の回転中心である軸部700が座シート531(座フレーム52)の先端部よりも前方に位置しているので、アーム部材71を上げることにより、座シート531の先端部から足置きプレート711までの長さが長くなる。よって、フットレスト7が使用者の足の長さと合わずに膝が屈曲してしまうことを防止できる。
(アームレスト)
図2に示すように、各アームレスト3は、下方に延設された棒状で一対の支持体33,33を有している。各座フレーム52には、所要間隔をおいて立設された筒状で一対のアームレスト取付部32,32が取り付けてある。このアームレスト取付部32,32にアームレスト3の支持体33,33が差し入れられている。各アームレスト取付部32の先端側には、アームレスト3の支持体33,33が抜けないように固定する固定ピン321がそれぞれ取り付けてある。更に、一対のアームレスト取付部32,32は、基端部の各固定ピン322を解除することで、アームレスト3を取り付けたまま座フレーム52から取り外すことができる。
アームレスト3,3は、駆動輪4の上端部からやや後方の位置まで伸ばしてある。これにより、図3(a)に示すように、リクライニングした状態で走行する際に駆動輪4に手を巻き込むことを防止している。なお、アームレスト3,3を背もたれ1の側面側にそれぞれ固定して、リクライニングする背もたれ1と一緒に後方に移動するように形成することもできる。
[車椅子の折り畳み機能]
図6は車椅子Aの背面視概略説明図であり、図7は、車椅子Aを折り畳んだ状態を示す背面視概略説明図である。
図7に示すように、背フレーム10は着脱可能な門形の上フレーム104を備え、止めネジ105,105による固定を解除することで、下フレーム106,106から上フレーム104を取り外すことができる。
また、図6に示すように、下フレーム106,106の上端寄りには、図6で左側の軸部107を中心として回動可能な連結バー108が橋渡して設けてある。そして、図7で右側の止めネジ108aによる切欠受部109の固定を解除することにより、連結バー108を回動して連結を解除することができる。これにより、下フレーム106,106の間隔を狭めることができ、車椅子Aを幅方向に折り畳めるようになる。なお、背シート101,102は、上フレーム104と下フレームを境にして離れる。
以下のような構成により、車椅子Aは幅方向に折り畳むことができる。
図1及び図6に示すように、左右一対のシートフレーム53,53と左右一対の下部フレーム51,51とを連結するように、交差して配置された一対の棒状のリンク部81,82によって折り畳み機構が構成されている。
図1に示すように、各リンク81,82部の下端部が固定されている下部フレーム51の中間部分(以下、回動部511という)は、その両側の下部フレーム51に対してリンク部81,82と共に回動するようになっている。これにより、一対のリンク部81,82は、クロスした中央部の支点部800(図6参照、図1では隠れて表れず)を中心として折り畳むことができる。
そうして、図6及び図7に示すように、座シート531の幅方向の中央部を上方(矢印方向)に押し上げる(あるいは矢印と反対方向に押し下げる)。これにより、左右一対のシートフレーム53,53が下部フレーム51,51の回動部511(図6及び図7では隠れて表れず、図1参照)を中心として上方に回動し、その結果、シートフレーム53,53間の距離が狭まる。これにより、各リンク部81,82が折り畳まれ、車椅子Aを幅方向に折り畳むことができる。なお、本実施例では、リンク部81,82の折り畳み機構は、シートフレーム53,53の前後方向に二箇所設けられている。
なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示の実施例に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
更に、特許請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面において使用した符号を括弧を用いて記載しているが、特許請求の範囲を図面記載のものに限定するものではない。
本発明に係る車椅子の一実施例を示す斜視説明図。 図1に示す車椅子の右側面視説明図。 図3(a)は、図2に示す状態から、背もたれをリクライニングさせると共に、フットレストを所要の角度まで上げた状態を示す車椅子の右側面視説明図であり、図3(b)は、図3(a)に示す状態から車椅子が大きく後方に傾いた状態を示している。 図1で正面視左側の足部材を含む部分を車体内方(内側)から見た拡大斜視説明図。 図2の状態からフットレストを取り外した状態を示す車椅子の側面視説明図。 車椅子Aの背面視概略説明図。 車椅子Aを折り畳んだ状態を示す背面視概略説明図。 特許文献1に記載されている従来のリクライニング式の車椅子を示す側面視説明図。 本願発明者らが提案した車椅子の側面視説明図であり、そのうち、図9(a)は、背もたれをリクライニングさせると共にフットレストを所要の角度まで上げた状態を示し、図9(b)は、背もたれを倒して重心が後ろに大きく移動した場合の車椅子の傾斜状態を示している。 図10(a)は、本発明に係る車椅子の背もたれの作用を説明するための側面視概略説明図であり、図10(b)は、従来のリクライニング式の車椅子における背もたれの作用を説明するための側面視概略説明図。 図11(a)は、本発明に係る車椅子のダンパーの作用を説明するための側面視概略説明図であり、図11(b)は、従来のリクライニング式の車椅子におけるダンパーの作用を説明するための側面視概略説明図。 回転中心を背もたれの回転中心を更に上方に移動させて車椅子を構成した場合の背もたれ及びダンパーの作用を説明するための側面視概略説明図。
符号の説明
A 車椅子
1 背もたれ
2 背もたれ用ガスダンパー
3 アームレスト
4 駆動輪
6 足部材
7 フットレスト
10 背フレーム
11 ハンドル
12 軸受部
13 湾曲部材
21 シリンダー
22 ピストンロッド
31 リクライニングレバー
40 ブレーキ
41 前部キャスター
42 後部キャスター
43 ブレーキ
50 車軸フレーム
51 下部フレーム
52 座フレーム
53 シートフレーム
54 取付フレーム
55 後部フレーム
56 前部フレーム
61 ガススプリング
62 軸部
71 アーム部材
72 連結フレーム
73 角度調整部材
81,82 リンク部
100 軸部
101,102 背シート
103 軸受部
104 上フレーム
105 止めネジ
106 下フレーム
107 軸部
108 連結バー
109 切欠受部
200 軸部
301 肘当て部
311 操作ワイヤ
400 車軸
431 取付部
501 軸受部
502 軸部
511 回動部
521 シートフレーム受部
531 座シート
540 取付板
541 軸部
542,621 取付穴
543 長孔
551 軸受部
561 フレーム受部
562 固着具
601 足部材本体
602 連結部
611 ピストンロッド
612 シリンダー
700 軸部
711 プレート
712 膝当て
713 軸部
714 軸部
721 差込フレーム
722 差込フレーム
731 進退バー
732 ストッパーレバー
800 支点部

Claims (3)

  1. 使用者によって駆動できる駆動輪(4)と、背もたれ(1)を所要の傾斜角度で保持するダンパー(2)と、使用者が操作できるリクライニングレバー(31)を備え、前記背もたれ(1)の傾斜角度が大きくなっても、ダンパー(2)自体の傾斜角度は大きく変わることはなく、ピストンロッド(22)はダンパー(2)の軸線方向に伸縮するようにした、幅方向に折り畳むことができるリクライニング式の車椅子であって、
    駆動輪(4)の前後方向に前部キャスター(41)と後部キャスター(42)をそれぞれ備え、前部キャスター(41)または後部キャスター(42)の何れか一方が常時接地面(G)に接触するように構成されており、
    駆動輪(4)の車軸(400)と後方に傾斜する背もたれ(1)の回転中心(100)は、背もたれ(1)よりも車椅子の進行方向側に位置し、軸心方向が後方に下方傾斜するように配置されているダンパー(2)の取り付け位置は背もたれ(1)の後部側にあり、
    前記背もたれ(1)は背フレーム(10)を有し、該背フレーム(10)の基端側には湾曲部材(13)が設けられており、該湾曲部材(13)は、背フレーム(10)の基端側に固定されている後端部から前方向に延びそれから下方向に延びることによって湾曲しており、
    前記湾曲部材(13)の下端が背もたれ(1)の回転中心(100)となっており、
    上記後部キャスター(42)は、上記車体フレーム(5)に取り付けられた足部材(6)の先部側に設けてあり、
    該足部材(6)の上記車体フレーム(5)に対する取り付け位置である軸部(502)を、上記車軸(400)よりも高い位置であって、且つ、車軸(400)よりも後方に設けて車椅子が後方に傾いたときの後部キャスター(42)の位置が、車椅子が後方に傾いていないときの後部キャスター(42)の位置よりも後方になるよう構成されている、
    車椅子。
  2. フットレスト(7)を備えており、該フットレスト(7)は足置き部(711)を有するアーム部材(71)を備えており、該アーム部材(71)は足置き部(711)が上下動できるように角度調整でき、アーム部材(71)の回転中心(700)は座部(531)の先端部よりも車椅子の進行方向側に位置しており、アーム部材(71)を上げた場合に使用者の膝が屈曲することを防止できるように構成されている、
    請求項1記載の車椅子。
  3. リクライニング時において、駆動輪(4)に手を巻き込むことを防止できるようにしたアームレスト(3)を備えている、
    請求項1または2のいずれかに記載の車椅子。
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