JP4204591B2 - シクロデキストリンと少なくとも1つの洗濯処理活性物質との複合体を含む組成物 - Google Patents
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Description
(A)シクロデキストリンと少なくとも1つの洗濯処理活性物質との複合体であって、この複合体が、
(a)シクロデキストリンと少なくとも1つの洗濯処理活性物質とを組み合わせる工程であって、シクロデキストリンと洗濯処理活性物質とが、少なくとも1つの溶媒中に溶解され、分散され、懸濁され、又は乳化される工程、及び
(b)少なくとも部分的に溶媒を除去する工程により調製される複合体を含み、及び
(B)界面活性剤、安定剤、ビルダー、香料、酵素、キレート化剤、泡調節剤、着色料、不透明化剤、酸化防止剤、殺菌剤、中和剤、緩衝剤、相調節剤、移染防止剤、ヒドロトロープ、増粘剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される少なくとも1つの洗濯補助物質を更に含む組成物に関する。
本発明の複合体の調製は、2つの必須の工程を含む。第1工程は、少なくとも1つの溶媒の存在下でのシクロデキストリンと少なくとも1つの洗濯処理活性物質との組み合わせである。第2工程は、溶媒の少なくとも部分的な除去である。複合体の調製を実行するために、3つの構成成分が必要であり、第1の構成成分はシクロデキストリンであり、第2の構成成分は少なくとも1つの洗濯処理活性物質であり、及び第3の構成成分は少なくとも1つの溶媒である。シクロデキストリンと布地処理活性物質とが互いに複合体を形成すると考えられている。
本明細書で使用する時、「シクロデキストリン」という用語は、6〜12個のグルコース単位を含有する非置換又は置換シクロデキストリン、特にα−シクロデキストリン、β−シクロデキストリン、γ−シクロデキストリン、又はこれらの混合物のような既知のシクロデキストリンのいずれかを包含する。α−シクロデキストリンは、ドーナツ形状の環の形に配置された、6個のグルコース単位から成り、β−シクロデキストリンは7個のグルコース単位から成り、及びγ−シクロデキストリンは8個のグルコース単位から成る。グルコース単位の特有の結合及び配座により、シクロデキストリンは、内部に特有の体積の空洞を有する柔軟性のない円錐状の分子構造を与える。各内部の空洞の「内張り」は水素原子及びグリコシド結合する酸素原子によって形成され、そのためこの表面はかなり疎水性である。空洞の独特の形状及び物理的−化学的特性は、シクロデキストリン分子及びその誘導体が、空洞内に適合できる有機分子又は有機分子の一部分を吸収すること(共に包接複合体を形成すること)を可能にしている。本発明の洗濯処理活性物質を包含する多くの有機分子が空洞内に適合する。そのため、シクロデキストリンとそれらの誘導体、及び特に異なる大きさの空洞を有するシクロデキストリンの混合物は、本発明の特定の洗濯処理活性物質と複合体をつくるために用いることができる。シクロデキストリンと洗濯処理活性物質との間の錯化は、少なくとも1つの溶媒の存在下で特に迅速に生じ、その場合少なくとも1つの又は好ましくは両方の構成成分、シクロデキストリン及び/又は洗濯処理活性物質が、完全に可溶性でないとしても少なくとも部分的には可溶性である。あるいは、水の存在下で、洗濯処理活性物質が加水分解される可能性がある場合、シクロデキストリンと洗濯処理活性物質は、複合体を形成するために共に粉砕される。粉砕方法は当該技術分野において周知であり、及び少なくとも1つの構成成分が特定の溶媒、例えば水により処理される可能性がある場合には、2つ以上の構成成分の間に複合体を形成するために時々用いられる。
洗濯処理活性物質は、本発明の複合体の調製について第2の必須構成成分である。本発明の洗濯処理活性物質は、好ましくは漂白剤、増白剤、布地柔軟剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される。一般に、いずれかの漂白剤、いずれかの増白剤、いずれかの布地柔軟剤、及びこれらのいずれかの混合物を本発明の複合体及び組成物の調製に用いることができる。しかしながら、次のように特定の活性物質がより好ましい。
漂白剤は、以下に開示されるように複数の異なる活性物質から独立して選択できる。
その他の適した漂白剤は、ハロゲン化物陽イオン及び/又は次亜ハロゲン酸塩イオンの形成をもたらす漂白剤、並びにハロゲン化物の有機系供給源である漂白剤、例えばクロロイソシアヌル酸塩を包含する多様な供給源より提供される次亜ハロゲン酸塩である。
ペルオキシ酸漂白剤前駆体は、過酸化水素とパーハイドロリシス反応により反応してペルオキシ酸を生成する化合物である。一般にペルオキシ酸漂白剤前駆体は、次のように表されてもよい
脱離基は、以後L基と呼ぶが、最適な時間枠(例えば、洗浄サイクル)内でパーハイドロリシス反応が起こるように十分に反応性の高いものでなければならない。しかしながら、Lの反応性が高すぎると、この活性化剤は、漂白組成物中に用いるために安定化させるのが困難になる。
過安息香酸前駆体化合物は、パーハイドロリシスによって過安息香酸を提供する。
過安息香酸誘導体前駆体は、パーハイドロリシスによって置換過安息香酸を提供する。
陽イオン性ペルオキシ酸前駆体化合物は、パーハイドロリシスにより陽イオン性ペルオキシ酸を生成する。
アルキル過カルボン酸漂白剤前駆体は、パーハイドロリシスにより過カルボン酸を形成する。この型の好ましい前駆体は、パーハイドロリシスにより過酢酸を提供する。
アミド置換アルキルペルオキシ酸前駆体化合物もまた適しており、次の一般式のものが挙げられる。
また適しているのは、例えば、EP−A−332,294及びEP−A−482,807に開示されるようなベンゾオキサジン型の前駆体化合物、特に次の式を有するものであり、
有機ペルオキシ酸漂白システムは、有機ペルオキシ酸漂白剤前駆体化合物に加えて、又はその代わりとして予備形成された有機ペルオキシ酸を含有してもよい。
その他の有機漂白剤前駆体には、オキサジリジニウムイオンのような求電子性酸化剤が挙げられる。1つの好ましいオキサジリジニウムは、硫酸、モノ−[2−(3,4−ジヒドロ−イソキノリン−2−イル)−1−(2−エチル−ヘキシルオキシメチル)−エチル]エステルである。本発明の1つのより好ましい実施形態は、オキサジリジニウム及び漂白活性化剤の1つ又は両方と酸素の供給源との複合体を含む組成物を使用することである。
増白剤は、光の紫外線波長を吸収し及び可視光線を再放射することにより蛍光を発する能力を有する化合物である。増白剤はまた蛍光増白剤(FWA)とも呼ばれ、当該技術分野において広く記載されており、EP−A−0265041、EP−A−0322564、EP−A−0317979、又は「蛍光増白剤(Fluorescent whitening agents)」(A.K.サルカール(A.K.Sarkar)著、MERROWにより出版、特に71〜72頁)を参照されたい。
一般に、本発明の複合体及び組成物の調製に、いずれかの布地柔軟剤を用いることができる。
典型的な好ましい陽イオン性布地柔軟化構成成分には、非水溶性第四級アンモニウム布地柔軟化活性物質又はそれらの対応するアミン前駆体が挙げられ、最も一般的に使用されるものは、ジ−長鎖アルキルアンモニウムクロライド又はメチルサルフェートであった。これらの中で好ましい陽イオン性柔軟剤には次のものが挙げられる。
1)ジタロージメチルアンモニウムクロライド(DTDMAC)、
2)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムクロライド、
3)ジ水素添加タロージメチルアンモニウムメチルサルフェート、
4)ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、
5)ジオレイルジメチルアンモニウムクロライド、
6)ジパルミチルヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロライド、
7)ステアリルベンジルジメチルアンモニウムクロライド、
8)タロートリメチルアンモニウムクロライド、
9)水素添加タロートリメチルアンモニウムクロライド、
10)C12〜14アルキルヒドロキシエチルジメチルアンモニウムクロライド、
11)C12〜18アルキルジヒドロキシエチルメチルアンモニウムクロライド、
12)ジタローイミダゾリニウムメチルサルフェート、
13)1−(2−タローイルアミドエチル)−2−タローイルイミダゾリニウムメチルサルフェート、
及び上記の物質のいずれかの混合物。
R1は、(CH2)n−Q−T2又はT3であり、
R2は、(CH2)m−Q−T4又はT5又はR3であり、
R3は、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ヒドロキシアルキル又はHであり、
R4は、H又はC1〜C4アルキル又はC1〜C4ヒドロキシアルキルであり、
T1、T2、T3、T4、T5は独立して、C11〜C22アルキル又はアルケニルであり、
n及びmは1〜4の整数であり、並びに
X−は、柔軟剤−適合性陰イオンである。柔軟剤−適合性陰イオンの非限定例には、クロライド又はメチルサルフェートが挙げられる。
1)N,N−ジ(タローイル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、
2)N,N−ジ(タローイル−オキシ−エチル)−N−メチル,N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルサルフェート、
3)N,N−ジ(2−タローイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、
4)N,N−ジ(2−タローイル−オキシ−エチルカルボニル−オキシ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、
5)N−(2−タローイル−オキシ−2−エチル)−N−(2−タローイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロライド、
6)N,N,N−トリ(タローイル−オキシ−エチル)−N−メチルアンモニウムクロライド、
7)N−(2−タローイル−オキシ−2−オキソ−エチル)−N−(タローイル−N,N−ジメチル−アンモニウムクロライド、及び
8)1,2−ジタローイル−オキシ−3−トリメチルアンモニオプロパンクロライド、
9)ジ(ステアロイルオキシエチル)ジメチルアンモニウムクロライド(DSOEDMAC)、
及び上記の物質のいずれかの混合物。
R5−COOH
式中、R5は、C11〜C21アルキル基である。脂肪酸の塩は次の式により表すことができる。
R5−COO−M+、
式中、M+はアルカリ金属イオンであり、好ましくはNa+及び/又はK+であり、及びR1はC11〜C21アルキル基である。脂肪酸の陰イオン性誘導体は次の式により表すことができる。
R5−COO−
式中、R5は、C11〜C21アルキル基である。
酸の供給源が、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22アルキル硫酸のモノアルキルエステル、C11〜C13アルキルベンゼンスルホン酸、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される酸の陰イオン性誘導体である場合、陽イオン性第四級アンモニウム構成成分と酸の供給源が、陽イオン−陰イオンのイオン対複合体の形態であることは好ましい場合がある。陽イオン−陰イオンのイオン対複合体は次の式により表すことができる。
R1は、(CH2)n−Q−T2又はT3であり、
R2は、(CH2)m−Q−T4又はT5又はR3であり、
R3は、C1〜C4アルキル又はC1〜C4ヒドロキシアルキル又はHであり、
R4は、H又はC1〜C4アルキル又はC1〜C4ヒドロキシアルキルであり、
T1、T2、T3、T4、T5は独立して、C11〜C22アルキル又はアルケニルであり、
n及びmは1〜4の整数であり、及びX−は、C12〜C22脂肪酸、C12〜C22アルキル硫酸のモノアルキルエステル、C11〜C13アルキルベンゼンスルホン酸、及びこれらの組み合わせから成る群から選択される酸の陰イオン性誘導体である。
R5−COO−、又はR5−OSO3 −
式中、R5は、C11〜C21アルキル基である。最も好ましくは、X1 −は、次の式により表される。
R5−COO−
式中、R5は、C11〜C21アルキル基である。
典型的な好ましい柔軟化構成成分には、非水溶性粘土が挙げられる。一般に、いずれかの粘土を本発明の組成物中に組み込むことができる。典型的には、粘土は、アロフェン粘土、緑泥石粘土(好ましい緑泥石粘土はアメス石粘土、ベイリクロア粘土、シャモス石粘土、クリノクロア粘土、クーク石粘土、コランドファイト(corundophite)粘土、ダフネ石粘土、鉄緑泥石粘土、ゴニヤライト粘土、ニマイト粘土、オーディナイト粘土、斜方シャモス石粘土、パンナンタイト(pannantite)粘土、ペニンナイト粘土、リピドライト(rhipidolite)粘土、須藤石粘土、及び塊緑泥石粘土である)、イライト粘土、混合層(inter-stratified)粘土、オキシ水酸化鉄粘土(好ましいオキシ水酸化鉄粘土は、赤鉄鉱粘土、針鉄鉱粘土、鱗鉄鉱(lepidocrite)粘土、及び水酸化鉄粘土である)、カオリン粘土(好ましいカオリン粘土は、カオリナイト粘土、ハロイサイト粘土、ディッカイト粘土、ナクライト粘土、及びヒシンゲル石粘土である)、スメクタイト粘土、バーミキュライト粘土、並びにこれらの混合物から成る群から選択される。
典型的な好ましい柔軟化構成成分には、窒素非含有シリコーンポリマーが挙げられる。窒素非含有シリコーンポリマーには、非イオン性、双極性、及び両性の窒素非含有シリコーンポリマーが挙げられる。
−(CH2)nO(C2H4O)c(C3H6O)dR3 (IV)
典型的な好ましい柔軟化構成成分には、窒素含有シリコーンポリマーが挙げられる。本明細書で「窒素含有」とは、いずれかのアミン官能化シリコーン、即ち、少なくとも1つの一級アミン、二級アミン、又は三級アミンを含有するシリコーンを意味する。四級化されたアミノ官能化シリコーン、即ち第四級アンモニウムシリコーンもまた、本発明の目的のための官能化シリコーンの定義に入れられる。好ましいアミノシリコーンは、0.01モル%〜10モル%、より好ましくは0.05モル%〜1.0モル%、及び最も好ましくは0.3モル%〜0.5モル%の範囲のモル%の窒素含有量を有する。
(R1)aG3−a−Si−(−OSiG2)n−(−OSiGb(R1)2−b)m−O−SiG3−a(R1)a (V)
式中、Gは水素、フェニル、ヒドロキシ、又はC1〜C8のアルキル、好ましくはメチルであり、aは0又は1〜3の値を有する整数、好ましくは1であり、bは0、1、又は2、好ましくは1であり、nは0〜1,999、好ましくは49〜500の数であり、mは1〜2,000、好ましくは1〜10の整数であり、nとmとの合計は1〜2,000、好ましくは50〜500の数であり、R1は、一般式CqH2qLに適合する一価のラジカルであり、式中qは2〜8の値を有する整数であり、Lは次の群から選択され、−N(R2)CH2−CH2−N(R2)2、−N(R2)2、式中、R2は、水素、フェニル、ベンジル、又は飽和炭化水素ラジカルであり、好ましくはC1〜C20のアルキルラジカルである。
典型的な好ましい柔軟化構成成分には、陽イオン性シリコーンポリマーが挙げられる。一般に、いずれかの陽イオン性シリコーンポリマーを、本発明の組成物中に組み込むことができる。好ましい陽イオン性に荷電した官能化シリコーンは、本出願人の同時係属出願PCT国際公開特許WO02/018528及びEP02447167.4に開示されている。
典型的な好ましい柔軟化構成成分には、陰イオン性シリコーンポリマーが挙げられる。一般に、いずれかの陰イオン性シリコーンポリマーを、本発明の組成物中に組み込むことができる。好ましい陰イオン性シリコーンポリマーは、少なくとも1つのカルボキシレート、サルフェート、スルホネート、ホスフェート、又はホスホネート基を含むシリコーン、及びそれらの誘導体、並びにこれらの混合物から成る群から選択される。最も好ましい陰イオン性シリコーン含有ポリマーは、BASFから商品名デンソドリン(Densodrin)(登録商標)OF及びデンソドリン(Densodrin)(登録商標)SIとして市販されるもの、OSi/クロンプトン(Osi/Crompton)から商品名FZ−3703(登録商標)として市販されるもの、東レ/ダウ・コーニング・シリコーンズ(Toray/Dow Corning Silicones)から商品名BY16−750(登録商標)及びBY16−880(登録商標)として市販されるもの、ノベオン/BFグッドリッチ(Noveon/BF Goodrich)から商品名ウルトラシル(Ultrasil)(登録商標)CA−1として市販されるもの、信越(Shin Etsu)から商品名X22−3701E(登録商標)として市販されるもの、並びにワッカー(Wacker)から商品名M−642(登録商標)として市販されるものである。
本発明の工程は、少なくとも1つの溶媒の存在下で実行される。好ましくは溶媒は、200℃未満、より好ましくは150℃未満、及び最も好ましくは105℃未満の沸点を有する。本発明の工程に用いるのに適した溶媒は、無水又は含水であることができ、及び水のみ、又は有機溶媒のみ、及び/又はこれらの混合物を包含することができる。好ましい有機溶媒には、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、第三ブタノール、ペンタノール、及びこれらの混合物が挙げられる。また、他の低級アルコール、モノエタノールアミン及びトリエタノールアミンのようなC1〜C4アルカノールアミンも用いることができる。典型的には、溶媒は、存在するすべての構成成分の0.1重量%〜98重量%、好ましくは少なくとも10重量%〜95重量%、より一般的には25重量%〜75重量%の範囲の濃度で存在する。
任意に、複合体の調製は、追加の工程を含むことができる。こうした追加の工程は、界面活性剤の追加、及び/又は1つ以上の洗濯補助物質の追加であり得る。典型的には、界面活性剤は、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、双極性界面活性剤、両性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択される。典型的には、洗濯補助物質は、安定剤、ビルダー、香料、酵素、キレート化剤、泡調節剤、着色料、不透明化剤、酸化防止剤、殺菌剤、中和剤、緩衝剤、相調節剤、移染防止剤、ヒドロトロープ、増粘剤、及びこれらの混合物から成る群から選択される。適した界面活性剤及び洗濯補助物質は、PCT国際公開特許WO99/42550、GB2355015、PCT国際公開特許WO02/18528、同WO99/32539、同WO01/85888、同WO02/12432、EP0971028、及びその他のものに開示されている。
本発明の組成物は、シクロデキストリンと少なくとも1つの洗濯処理活性物質との複合体を含み、この複合体は,本発明の工程に従って製造される。洗濯処理活性物質は、漂白剤、増白剤、布地柔軟剤、及びこれらの混合物から選択されることが好ましい。
本発明の組成物は、液体又は固体組成物のようないずれかの適した形態であることができる。組成物が液体組成物である場合、好ましくは組成物の15重量%未満、好ましくは10重量%未満、より好ましくは3重量%〜8重量%の低い含水量を有する非水性液体組成物である場合、組成物は被膜内に、好ましくはポリマー被膜内に、より好ましくはポリマーで及び水溶性の被膜内に封入されてもよい。しかしながら水性又は非水性のいずれの液体組成物もまたそのように使用されてもよい。組成物が固体形態である場合、粉末又は粒剤の形態を有してもよい。粉末又は粒剤の両方は、圧縮されて成形体を形成してもよく、その際任意にこの成形体は1を超える層を含む。また、粉末、粒剤、又は更には成形体も、被膜内に、好ましくはポリマー被膜内に、より好ましくはポリマーで及び水溶性の被膜内に封入されてもよい。
本発明の組成物は、いずれかの適した方式で調製することができ、一般に、当業者に既知のようにいずれかの順序で混合又は添加することを伴うことができる。
すべてのこれらの構成成分を含む洗濯処理組成物を得るために、すべての構成成分を同時に噴霧乾燥することは当業者に周知である。本発明のシクロデキストリン/洗濯処理活性物質の複合体を組み込むための1つの魅力的なやり方は、他の噴霧乾燥された洗濯活性物質と共にそれらを噴霧乾燥することである。例えば、シクロデキストリン/洗濯処理活性物質の複合体は、界面活性剤、キレート化剤、充填剤、ポリマー、炭酸塩、及びその他の補助物質と共に噴霧乾燥される。この混合物は次に噴霧乾燥され、及びその他の乾燥添加活性物質、例えばブースター、香料、漂白剤、及びその他の補助物質がその上に設置される。
適切である場合、本発明のシクロデキストリン/洗濯処理活性物質の複合体は、キャリア物質(例えば、カーボネート、界面活性剤、サルフェートなど)と共に組み合わせることができ、及び高速剪断ミキサーの中を通して凝集粒子を生成することができる。この粒子は次に、典型的な洗濯製品中に乾燥添加することができる。
乾燥添加方法は当業者に周知である。本発明のシクロデキストリン/布地ケア活性物質の複合体は、いずれかの洗濯仕上げ製品中に、いずれかのその他の粉末状活性物質として乾燥添加される。例えばいずれかの噴霧乾燥方法を介して得られた粉末状プレミックスは次に、いずれかの洗濯製品に、当該技術分野において既知のようないずれかの乾燥添加システムを用いて乾燥添加される。
本発明の組成物を調製するためのこの方法は、好ましくは従来の高速剪断混合手段を用いて行われる。これによりすべての成分が最終組成物全体に正確に分散又は溶解することを確実にする。
本発明の組成物は、基材を処理するために用いられる。本明細書で使用する時、「基材」という用語は、本発明の組成物のいずれかによってそれに付与される時に、本明細書に記載される洗濯処理の利益の1つ以上を有する、天然及び/若しくは合成の繊維又は布地を含む基材、特に布地又は衣類を意味する。
本発明の組成物は、洗浄溶液にいったん添加されると洗浄溶液中での非常に迅速な及び改善された溶解のために、非常に良好な洗濯処理性能を示すことが見出されている。より特には、この洗濯処理性能は、布地洗浄及び/又は布地柔軟化性能である。
(実施例I:シクロデキストリン/漂白剤の複合体)
攪拌機、オーバーヘッド凝縮装置、及び受液器を装備した250mLのフラスコを真空ポンプに接続する。攪拌機のスイッチを入れ、及びフラスコに、イソプロパノールと脱イオン水の1:1混合物の35mL中に溶解した11.1g(0.01モル)の2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリンを入れる。25mlの脱イオン水に溶解した3.4g(0.01モル)のノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)を加える。溶液を10分間攪拌し、その後8時間にわたって圧力がゆっくりと1Pa(0.01mbar)に減少される。溶媒系を完全に反応溶液から除去するが、一方14gの2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリン/ノナノイルオキシベンゼンスルホネートの複合体が無色物質としてフラスコ中に残留した。
攪拌機、オーバーヘッド凝縮装置、及び受液器を装備した250mLのフラスコを真空ポンプに接続する。攪拌機のスイッチを入れ、及びフラスコに、イソプロパノールと脱イオン水の1:1混合物の35mL中に溶解した11.1g(0.01モル)の2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリンを入れる。25mlの脱イオン水に溶解した2.3g(0.01モル)のテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)を加える。溶液を10分間攪拌し、その後8時間にわたって圧力がゆっくりと1Pa(0.01mbar)に減少される。溶媒系を完全に反応溶液から除去するが、一方13,4gの2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリン/テトラアセチルエチレンジアミンの複合体が無色物質としてフラスコ中に残留した。
攪拌機、オーバーヘッド凝縮装置、加熱マントル、及び受液器を装備した250mLのフラスコを真空ポンプに接続する。攪拌機のスイッチを入れ、及びフラスコに、75mLの脱イオン水中に溶解した11.1g(0.01モル)の2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリンを入れる。50mLの脱イオン水中に溶解した5.6g(0.01モル)の4,4’’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウムを加える。溶液を10分間攪拌し、その後フラスコを温度50℃に1時間加熱する。反応溶液を室温に冷却した後、8時間にわたって圧力がゆっくりと1Pa(0.01mbar)に減少される。115mLの水を反応溶液から除去するが、一方16.5gの2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリン/4,4’’−ビス(2−スルホスチリル)ビフェニル二ナトリウムの複合体が、フラスコ中に残留する5mLの水中に懸濁した。
温度計、攪拌機、加熱マントル、オーバーヘッド凝縮装置、及び受液器攪拌機を装備した250mLのフラスコを真空ポンプに接続する。攪拌機のスイッチを入れ、及びフラスコに、35mLの脱イオン水中に溶解した11.1g(0.01モル)の2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリンを入れる。50mLの脱イオン水中に懸濁した5.6g(0.01モル)のジタロー−ジメチルアンモニウムクロライドを加える。反応混合物を10分間攪拌し、その後フラスコを温度50℃に1時間加熱する。8時間にわたって圧力がゆっくりと1Pa(0.01mbar)に減少される。溶媒系を完全に反応溶液から除去するが、一方16gの2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリン/ジタロー−ジメチルアンモニウムクロライドの複合体が無色物質としてフラスコ中に残留した。
温度計、攪拌機、加熱マントル、オーバーヘッド凝縮装置、及び受液器攪拌機を装備した250mLのフラスコを真空ポンプに接続する。攪拌機のスイッチを入れ、及びフラスコに、35mLの脱イオン水中に溶解した11.1g(0.01モル)の2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリンを入れる。20mLのプロピレングリコール中に懸濁した7.5gのポリジメチルシロキサン(ジメチコン(Dimethicone)(SF1236)GEから)を加える。反応混合物を30分間攪拌し、その後フラスコを温度50℃に1時間加熱する。8時間にわたって圧力がゆっくりと1Pa(0.001mbar)に減少される。溶媒系を部分的に反応溶液から除去するが、その結果19gの生成物が僅かに黄色がかった物質としてフラスコ中に残留した。
攪拌機、オーバーヘッド凝縮装置、加熱マントル、及び受液器を装備した250mLのフラスコを真空ポンプに接続する。攪拌機のスイッチを入れ、及びフラスコに、75mLの脱イオン水中に溶解した11.1g(0.01モル)の2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリンを入れる。50mLの脱イオン水中に分散した4.08g(0.01モル)の1,4−ジ(2−シアノスチリル)ベンゼンを加える。溶液を10分間攪拌し、その後フラスコを温度50℃に1時間加熱する。反応溶液を室温に冷却した後、8時間にわたって圧力がゆっくりと1Pa(0.01mbar)に減少される。120mLの水を反応溶液から除去し、一方15.2gの2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリン/1,4−ジ(−2−シアノスチリル)ベンゼンの複合体が、フラスコ中に残留する5mLの水中に懸濁した。
69.99g(0.1モル)のN,N−ジメチル−N,N−ビス−(ステロイルオキシエチル)アンモニウムクロライド及び200mLのエタノールを、攪拌機、オーバーヘッド凝縮装置、加熱マントル、及び受液器を装備した500mLのフラスコ中に設置する。攪拌機のスイッチを入れ、及びフラスコに、28.2g(0.1モル)のタロー脂肪酸を入れる。沈殿が形成する。エタノールを蒸留し(180mL、60℃/0.01mbarで)、及び200mLの1:1ヘプタン/ヘキサン混合物で置き換える。パーライト濾過助剤(3.0g)を加え、及び反応混合物を50℃で濾過してイオン対の溶液を生じさせ、これを放置して凝固させる。炭化水素溶媒を減圧下で除去して、N,N−ジメチル−N,N−ビス−(ステロイルオキシエチル)アンモニウムタロー脂肪酸イオン対−複合体を生じさせる。
Claims (25)
- 洗濯組成物であって、
(A)シクロデキストリンと、布地柔軟剤及びこの混合物から成る群から選択される少なくとも1つの洗濯処理活性物質との複合体を含んでなり、前記複合体が、
(a)シクロデキストリンと少なくとも1つの洗濯処理活性物質とを組み合わせる工程であって、前記シクロデキストリンと前記洗濯処理活性物質とが、少なくとも1つの溶媒中に溶解され、分散され、懸濁され又は乳化される工程及び
(b)少なくとも部分的に前記溶媒を除去する工程
により調製されたものであり、
(B)さらに界面活性剤、安定剤、ビルダー、香料、酵素、キレート化剤、泡抑制剤、着色料、不透明化剤、酸化防止剤、殺菌剤、中和剤、緩衝剤、相調節剤、移染防止剤、ヒドロトロープ、増粘剤及びこれらの混合物から成る群から選択される少なくとも1つの洗濯補助物質を含んでなる、洗濯組成物。 - 包接複合体が、前記シクロデキストリンと前記洗濯処理活性物質により形成される、請求項1に記載の組成物。
- 工程(b)で前記溶媒が完全に除去される、請求項1または2に記載の組成物。
- 前記シクロデキストリンが、6〜12個のグルコース単位を含有する非置換及び置換シクロデキストリン、前記非置換及び置換シクロデキストリンの誘導体及びこれらの混合物から成る群から選択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記シクロデキストリンが、前記洗濯処理活性物質と包接複合体を形成することができるものである、請求項4に記載の組成物。
- 前記シクロデキストリンと前記洗濯処理活性物質とのモル比が、100:1〜1:100である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記シクロデキストリンと前記洗濯処理活性物質とのモル比が、10:1〜1:10である、請求項6に記載の組成物。
- 前記シクロデキストリンと前記洗濯処理活性物質とのモル比が、5:1〜1:5である、請求項6に記載の組成物。
- 前記シクロデキストリンと前記洗濯処理活性物質とのモル比が、2:1〜1:2である、請求項6に記載の組成物。
- 前記複合体の前記調製が、
(c)界面活性剤、安定剤、ビルダー、香料、酵素、キレート化剤、泡抑制剤及びこれらの混合物から成る群から選択される少なくとも1つの洗濯補助物質を添加する工程
を更に含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。 - 前記複合体の前記調製が、いずれかの追加のポリヒドロキシ化合物の存在なしに実行される、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記複合体の前記調製が、グリコール、トリオール、又はこれらのいずれかの混合物の存在なしに実行される、請求項11に記載の組成物。
- 前記複合体の前記調製が、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、グリセリン、ポリグリセリン又はこれらのいずれかの混合物の存在なしに実行される、請求項11に記載の組成物。
- 前記界面活性剤が、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、双極性界面活性剤、両性界面活性剤及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物が、液体組成物、粒状組成物又は成形体を形成するために圧縮された粒状組成物の形態である、請求項1〜14のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記成形体が、1を超える層を含む、請求項15に記載の組成物。
- 前記液体または粒状組成物が被膜に囲まれている、請求項15に記載の組成物。
- 前記液体または粒状組成物が水溶性被膜に囲まれている、請求項15に 記載の組成物。
- 前記組成物が、シクロデキストリンと、漂白剤及びこれらの混合物から成る群から選択される少なくとも1つの洗濯処理活性物質とを含む複合体を、前記組成物の0.001重量%〜99重量%含む、請求項1〜18のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物が、シクロデキストリンと、漂白剤及びこれらの混合物から成る群から選択される少なくとも1つの洗濯処理活性物質とを含む複合体を、前記組成物の0.01重量%〜30重量%含む、請求項19に記載の組成物。
- 前記組成物が、シクロデキストリンと、漂白剤及びこれらの混合物から成る群から選択される少なくとも1つの洗濯処理活性物質とを含む複合体を、前記組成物の0.1重量%〜5重量%含む、請求項19に記載の組成物。
- 前記組成物が、シクロデキストリンと布地柔軟剤とを含む複合体を、前記組成物の0.001重量%〜99重量%含む、請求項1〜21のいずれか1項に記載の組成物。
- 前記組成物が、シクロデキストリンと布地柔軟剤とを含む複合体を、前記組成物の1.0重量%〜80重量%含む、請求項22に記載の組成物。
- 前記組成物が、シクロデキストリンと布地柔軟剤とを含む複合体を、前記組成物の2.0重量%〜75重量%含む、請求項22に記載の組成物。
- 前記組成物が、シクロデキストリンと布地柔軟剤とを含む複合体を、前記組成物の8.0重量%〜25重量%含む、請求項22に記載の組成物。
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