JP4209355B2 - 位相キャリブレーション方法及び位相キャリブレーション装置 - Google Patents
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Description
図17は基地局のアダプティブアレイアンテナシステムの構成図であり、方向推定部1は移動局から送信された信号を受信して該移動局の方向を推定し、送信ビームフォーマ2はアレイアンテナ3の各アンテナ素子A#1〜A#nから出力する電波の位相・振幅を独立に制御して、移動局方向にピークが向くように送信ビームパターンを形成する。送信ビームフォーマ2において、ウェイト制御部2aは移動局方向にピークが向くように各アンテナ素子A#1〜A#nの振幅、位相調整値wi,φiを出力し、振幅、位相調整部2b1〜2bnは各アンテナ素子A#1〜A#nに入力する送信信号の振幅、位相をwi,φiにより調整する。DA変換器4a〜4nは振幅、位相調整部2b1〜2bnから出力する信号をアナログに変換する。アナログ回路5a〜5nはミキサ−6a、局部発振器6b、フィルタ6c、高周波増幅器6dを備えている。各アナログ回路5a〜5nのミキサ−6aは、各DA変換器4a〜4nから出力する送信信号に局部発振器6bの出力信号を乗算して周波数をべースバンドから高周波にアップコンバートし、フィルタ6cは所望の帯域成分を通過し、高周波増幅器6dはフィルタ出力を高周波増幅して対応するアンテナ素子A#1〜A#nに入力する。図17のアダプティブアレイアンテナシステムによれば、移動局方向にピークが向くように送信ビームパターンを形成することができる。
位相をキャリブレーションするには、各ブランチの送信信号にキャリブレーション信号を順番に挿入してアナログ回路5a〜5nに入力し、各アナログ回路の出力信号に含まれるキャリブレーション信号の位相変化を測定する必要がある。この際、各ブランチのアナログ回路5a〜5nの出力から取り出した信号を図20に示す様にスイッチ8により1個づつ選択してAD変換後器9でディジタルに変換して位相キャリブレータ7にフィードバックする方法と、図21に示す様に合成部10で合成した後に位相キャリブレータ7にディジタルに変換してフィードバックする方法とがある。
図20のスイッチ方式では、キャリブレーション信号SCが挿入されたブランチの送信信号SMiと該キャリブレーション信号SCのみが位相推定部7eにフィードバックされるが、図21の合成方式では図23に示すように、全ブランチの送信信号(SM1+SM2+…SMn)とキャリブレーション信号SCが位相推定部7eにフィードバックされる。
以上の従来技術に加え別の従来技術として、運用を停止すること無くキャリブレーションを行なうアダプティブアレイアンテナシステムがある(たとえば特許文献1参照)。この従来技術は、基準信号Yを送信し、受信信号より該基準信号と相関のある信号成分を抽出し、該信号成分に基づいて送信用重み係数を補正するものである。
図21に示す様な各ブランチの信号を全て合成器10で合成した信号を使用する構成では、位相偏差の問題を無くせ、キャリブレーション誤差を抑えることができる。すなわち、合成器10の使用においてもポート間の位相誤差はキャリブレーション誤差の要因となりうるが、合成器10はたとえばマイクロストリップラインのハイブリッドを用いるためメカ部、半導体部分がなく、スイッチのようなアクティブ素子と比較すると位相偏差は小さい。また、合成器(ハイブリッド)10は受動素子である為、故障という点に関しても信頼度が高いと言える。
キャリブレーション信号/送信信号=SC/(SM1+SM2+…SMn)
で与えられる値が大きいほどキャリブレーション精度が向上するが、図21の方式ではこの値が小さく、位相推定精度の劣化が起こる。
また、特許文献1に示されている従来技術では、ブランチ毎に送信用重み係数を補正するため構成が複雑になる。この従来技術において、重み係数算出/補正部を共通にする場合には図20、図21のスイッチ方式、合成方式と同様の問題が浮上する。
以上から本発明の目的は、各ブランチのキャリブレーションを共通に行なえ、しかも、各ブランチ間の位相偏差を小さくでき、さらには、位相推定精度を向上して、キャリブレーション精度を向上することである。
又、上記課題は本発明によれば、複数ブランチの主信号に順番にキャリブレーション信号を挿入して各主信号が入力される回路の位相特性を推定して前記各主信号の位相をキャリブレーションする位相キャリブレーション方法において、全ブランチの前記回路の出力信号を合成して第1の合成信号を出力すると共に、全ブランチの前記主信号を合成して第2の合成信号を出力し、前記第1の合成信号から第2の合成信号を除去してキャリブレーション信号を抽出し、該キャリブレーション信号の位相変化に基づいて該キャリブレーション信号が挿入された主信号が入力される前記回路の位相特性を推定し、該位相特性と逆特性の位相調整を前記主信号に施すことにより達成される。
上記課題は本発明によれば、複数ブランチの主信号に順番にキャリブレーション信号を挿入して各主信号が入力される回路の位相特性を推定して前記各主信号の位相をキャリブレーションする位相キャリブレーション装置において、複数ブランチの主信号に順番にキャリブレーション信号を挿入するキャリブレーション信号挿入部、全ブランチの前記回路の出力信号を合成して第1の合成信号を出力する第1の合成回路、全ブランチの主信号を合成して第2の合成信号を出力する第2の合成回路、前記第1の合成信号から第2の合成信号を除去してキャリブレーション信号を出力するキャリブレーション信号抽出部、該キャリブレーション信号の位相変化に基づいて該キャリブレーション信号が挿入された主信号が入力される前記回路の位相特性を推定し、該位相特性と逆特性の位相調整を前記主信号に施す位相調整部を有する位相キャリブレーション装置により達成される。
キャリブレーション信号を挿入、抽出する手段は、キャリブレーション信号を拡散符号により拡散する拡散部、該拡散信号を所定の主信号に挿入する挿入部、前記第1合成信号から第2合成信号を除去して得られた信号を前記拡散符号により逆拡散してキャリブレーション信号を抽出する逆拡散部を備えている。
又、本発明によれば、各ブランチのキャリブレーションを共通に行なえ、しかも、各ブランチのキャリブレーション信号を精度よく抽出でき、短期間でキャリブレーションを行なうことができる。又、本発明によれば、各ブランチ間の位相偏差を小さくでき、さらには、位相推定精度を向上して、キャリブレーション精度を向上させることができる。
又、本発明によれば、キャリブレーション信号を拡散して主信号に挿入し、逆拡散によりキャリブレーション信号を抽出することじより、キャリブレーション信号の抽出精度を更に向上できる。
図2(B)はキャリブレーション信号挿入時のみ主信号をキャンセルした場合であるが、
常時キャンセルするようにすることもできる。かかる場合には、キャリブレーション信号抽出部64の出力信号波形は図2(C)に示すようになる。
図示しない送信ビームフォーマから出力するブランチ1〜nの主信号SM1〜SMnは、ディジタル構成の位相キャリブレーション部50のキャリブレーション信号挿入部51に入力する。キャリブレーション信号挿入部51はキャリブレーション信号発生部51aとキャリブレーション信号を各ブランチの主信号SM1〜SMnに挿入する加算部51b1〜51bnを備え、ブランチ1〜n毎に順番にキャリブレーション信号を主信号SM1〜SMnに挿入して出力する。
第1の合成部61は全ブランチ1〜nのアナログ回路62a〜62nの出力信号を合成し、AD変換器67でディジタル信号に変換してキャリブレーション信号抽出部64の減算器64aに入力する。第2の合成部63は全ブランチ1〜nの主信号SM1〜SMnを合成し、遅延部68は該合成信号を所定時間遅延してキャリブレーション信号抽出部64の減算器64aに入力する。遅延部68の遅延時間τは、主信号SM1〜SMnが、位相キャリブレーション部50→アナログ回路62a〜62n→合成部61を介してキャリブレーション信号抽出部64に到達するまでの時間である。
キャリブレーション信号抽出部64は合成部61から出力する合成信号から、合成部63から出力する合成信号を減算してキャリブレーション信号SCを抽出して位相キャリブレーション部50の位相調整部52に入力する。
位相調整部52の位相推定部52aは入力されたキャリブレーション信号SCの位相変化に基づいて該キャリブレーション信号が挿入された主信号が入力されるアナログ回路62a〜62nの位相特性を推定し、位相制御部52bは該位相特性と逆特性の位相調整データを位相調整器53c1〜53cnに入力し、位相調整器53c1〜53cnは入力された位相調整データに基づいて位相調整する。
以上により、主信号SM1〜SMnは位相キャリブレーション部50に入力されたままの位相でアダプティブアレイアンテナA#1〜A#nに入力する。
ハイブリッド(HYB)63は全ブランチ1〜nの主信号SM1〜SMnを合成し、遅延部68は該合成信号を所定時間遅延してDA変換器73を介してキャリブレーション信号抽出部64の減算器64aに入力する。キャリブレーション信号抽出部64はハイブリッド61から出力するアナログ合成信号から、ハイブリッド63から出力する合成信号をアナログ減算してキャリブレーション信号SCを抽出して、AD変換器67でディジタルに変換して位相調整部52に入力する。
以上により、主信号SM1〜SMnは位相キャリブレーション部50に入力されたままの位相でアダプティブアレイアンテナA#1〜A#nに入力する。
第3実施例は、主信号除去をアナログ信号においてではなくAD変換後のディジタル信号にて行う事を特徴としており、アナログ信号で行う方法と比較して実現化する上で、集積化を図る事が可能となる。
図7は1ブランチ複数キャリア構成の第5実施例構成図であり、各ブランチ各キャリアの主信号の位相をキャリブレーションする構成を有している。なお、図7には1ブランチ2キャリアの場合を示している。
各ブランチ1〜3のキャリア1に応じた主信号SM11,SM21,SM31が図6の主信号SM1,SM2,SM3に対応し、新たにキャリア2に応じた主信号SM12,SM22,SM32が多重された構成になっている。キャリブレーション信号SCは各ブランチ1〜3の各キャリア1,2の主信号に順番に挿入され、各ブランチ各キャリアの主信号の位相を順番に1個づつキャリブレーションする。すなわち、
(1)ブランチ1のキャリア1の主信号にキャリブレーションSCが挿入されて該ブランチ1、キャリア1の主信号の位相調整を行い、
(2)ついで、ブランチ1のキャリア2の主信号にキャリブレーションSCが挿入されて該ブランチ1、キャリア2の主信号の位相調整を行い、
(3)ついで、ブランチ2のキャリア1の主信号にキャリブレーションSCが挿入されて該ブランチ2、キャリア1の主信号の位相調整を行い、
(4)以下同様にして、全ブランチ1〜3の各キャリア1,2の主信号の位相調整を行う。
キャリブレーション信号抽出部64はハイブリッド61から復調器72、AD変換器67を介して入力された第1の合成信号から、ブランチ合成部87から出力された第2の合成信号をディジタル減算する。これにより、第1の合成信号から主信号がキャンセルされる。周波数シフト部89は、キャリブレーション信号SCが挿入されたキャリアに応じて入力信号の周波数をダウンシフトする。例えば、周波数シフト部89は、キャリブレーション信号SCがキャリア1の主信号に挿入されていれば入力信号の周波数をf1ダウンシフトし、キャリブレーション信号SCがキャリア2の主信号に挿入されていれば入力信号の周波数をf2ダウンシフトする。キャリア選択部90はべースバンド信号を選択し、逆拡散部73は入力信号を拡散符号により逆拡散してキャリブレーション信号を抽出して位相推定部52aに入力する。
以上により、主信号SM11〜SM32は位相キャリブレーション部50に入力されたままの位相でアダプティブアレイアンテナA#1〜A#nに入力する。
減算器91で引き算するキャリブレーション信号は以下のようにして作る。すなわち、遅延部92はキャリブレーション信号SCを所定時間遅延し、フィルタ93はキャリブレーション信号SCの波形整形及びサンプルレートの変換をし、周波数シフト部94は、キャリブレーション信号SCが挿入されたキャリアに応じて入力信号の周波数をアップシフトする。例えば、周波数シフト部94は、キャリブレーション信号SCがキャリア1の主信号SM11に挿入されていれば入力信号の周波数をf1アップシフトし、キャリブレーション信号SCがキャリア2の主信号SM12に挿入されていれば入力信号の周波数をf2アップシフトする。減算器91はブランチ合成部87でブランチ合成して得られた合成信号から、周波数シフト部94から出力するキャリブレーション信号を減算し、キャリブレーション信号が含まれない第2の合成信号を出力する。キャリブレーション信号抽出部64はハイブリッド61から復調器72、AD変換器67を介して入力された第1の合成信号から、減算器91から出力される第2の合成信号をディジタル減算する。これにより、第1の合成信号から主信号がキャンセルされる。以後、第5実施例と同様のキャリブレーションが行われる。
周波数シフト部89は、キャリブレーション信号SCが挿入されたキャリアに応じて第1合成信号(ハイブリッド61の合成信号を復調した信号)の周波数をダウンシフトする。例えば、周波数シフト部89は、キャリブレーション信号SCがキャリア1の主信号SM11に挿入されていれば入力信号の周波数をf1ダウンシフトし、キャリブレーション信号SCがキャリア2の主信号SM12に挿入されていれば入力信号の周波数をf2ダウンシフトする。
図13は図12の動作説明図であり、(A)はハイブリッド61の合成信号を復調後、AD変換したときの各周波数f1,f2の主信号SM11〜SM32及びキャリブレーション信号SCの電力を示している。(B)は理想的な場合におけるキャリブレーション信号抽出部64の出力を示している。すなわち、べースバンド周波数成分としてキャリブレーション信号SCだけが含まれ、周波数f2−f1成分として主信号SM12,SM22,SM32が含まれている。キャリア選択フィルタ90は、べースバンド成分のみ通過することにより、(C)に示すように周波数f2−f1成分を除去してキャリブレーション信号SCを選択して逆拡散部73に入力する。以後、第5実施例と同様のキャリブレーション制御が行なわれる。
図15は、キャリブレーション制御部53による第1のキャリブレーション制御フローである。初期状態(キャリブレーションが一度も行われていない状態)において、主信号除去を行う事ができない。この為、第1のキャリブレーション制御では、フローに示す様に最初は主信号を小さくするかもしくはキャリブレーション信号を大きくする手法を取りキャリブレーションを行う。一度キャリブレーションが行われれば、フィードバック信号から主信号の除去が可能となるため、2度目以降においては、第1〜第7実施例に従って主信号あるいはキャリブレーション信号を本来のレベルに戻して高精度のキャリブレーションを行なう。
以後、第1実施例で説明したキャリブレーションをおこなう。すなわち、主信号キャンセル機能を動作し、フィードバック信号から主信号をキャンセルし(ステップ111)、各ブランチ、各キャリアの位相特性を推定し、位相制御する(ステップ112,113)。各ブランチの各キャリアの位相制御が終了すればキャリブレーションを終了する(ステップ114)。以後、キャリブレーション再動作開始条件が成立したか監視し(ステップ115)、再動作開始条件が成立すればステップ111以降の処理によりキャリブレーションを行なう。再動作開始条件成立とは、定期的に所定時間が経過した時、あるいは、環境変化によるキャリブレーション要求が発生した場合である。
ついで、絞り部99を制御してブランチ2からも主信号を送出させる(ステップ205)。しかる後、キャリブレーション信号挿入部51を制御してブランチ2にキャリブレーション信号SCを挿入してブランチ2のキャリブレーションを実施する(ステップ206)。ブランチ2のアナログ回路の位相特性を推定し、該位相特性と逆特性となるようにブランチ2の位相調整を行なってブランチ2のキャリブレーションを終了する(ステップ207)。
以上では、本発明をアダプティブアレイアンテナシステムに適用した場合について説明したが、本発明はかかるシステムにのみ限定されるものではない。
(付記1) 主信号にキャリブレーション信号を挿入して所定の回路に入力し、該回路の出力信号に含まれるキャリブレーション信号を用いて前記主信号の位相をキャリブレーションする位相キャリブレーション方法において、
前記回路の出力信号から該回路に入力する前の主信号を減算してキャリブレーション信号を抽出し、
該キャリブレーション信号の位相変化に基づいて該回路の位相特性を推定し、
該位相特性と逆特性の位相調整を前記主信号に施す、
ことを特徴とする位相キャリブレーション方法。
(付記2) 複数ブランチの主信号に順番にキャリブレーション信号を挿入して各主信号が入力される回路の位相特性を推定して前記各主信号の位相をキャリブレーションする位相キャリブレーション方法において、
全ブランチの前記回路の出力信号を合成して第1の合成信号を出力すると共に、全ブランチの前記主信号を合成して第2の合成信号を出力し、
前記第1の合成信号から第2の合成信号を除去してキャリブレーション信号を抽出し、
該キャリブレーション信号の位相変化に基づいて該キャリブレーション信号が挿入された主信号が入力される前記回路の位相特性を推定し、
該位相特性と逆特性の位相調整を前記主信号に施す、
ことを特徴とする位相キャリブレーション方法。
(付記3) 前記回路は変調器及び高周波増幅器を含む高周波回路であり、
前記キャリブレーション信号の抽出は、第1の合成信号を復調して得られたアナログ信号よりアナログの第2の合成信号を減算して行なう、
ことを特徴とする付記2記載の位相キャリブレーション方法。
(付記4) 前記回路は変調器及び高周波増幅器を含む高周波回路であり、
前記キャリブレーション信号の抽出は、第1の合成信号を復調後AD変換して得られたディジタル信号よりディジタルの第2の合成信号を減算して行なう、
ことを特徴とする付記2記載の位相キャリブレーション方法。
(付記5) 前記キャリブレーション信号を拡散符号により拡散して所定の主信号に挿入し、
前記第1合成信号から第2合成信号を除去して得られた信号を前記拡散符号により逆拡散してキャリブレーション信号を抽出する、
ことを特徴とする付記2記載の位相キャリブレーション方法。
(付記6) 1ブランチ当り複数の主信号を複数のキャリアを用いてキャリア合成して送信する場合、各ブランチの各主信号に順次キャリブレーション信号を挿入して各ブランチの各主信号の位相をキャリブレーションする、
ことを特徴とする付記2記載の位相キャリブレーション方法。
(付記7) 各ブランチにおいてキャリア合成後に変調し、得られた各ブランチの変調信号を合成し、該合成信号を復調して前記第1の合成信号を作成し、
ブランチ毎に、前記複数の主信号に前記キャリア合成と同一のキャリア合成を施し、得られた各ブランチのキャリア合成信号を合成して前記第2の合成信号を作成する、
ことを特徴とする付記6記載の位相キャリブレーション方法。
(付記8) 各ブランチにおいてキャリア合成後に変調し、得られた各ブランチの変調信号を合成し、該合成信号を復調して前記第1の合成信号を作成し、
前記各ブランチのキャリア合成信号をブランチ合成し、かつ、前記キャリブレーション信号が挿入される主信号のキャリア周波数まで該キャリブレーション信号を周波数シフトし、該ブランチ合成信号から該周波数シフトされたキャリブレーション信号を引き算して前記第2の合成信号を作成する、
ことを特徴とする付記6記載の位相キャリブレーション方法。
(付記9) 各ブランチにおいてキャリア合成後に変調し、得られた各ブランチの変調信号を合成し、該合成信号を復調して前記第1の合成信号を作成し、
前記キャリブレーション信号が挿入される主信号のキャリア周波数と同一周波数のキャリアで送信される各ブランチの主信号を選択合成して前記第2の合成信号を作成し、
前記第1の合成信号から前記第2の合成信号を減算して得られた信号に含まれる前記キャリア周波数以外の信号成分をキャリア選択フィルタで除去して前記キャリブレーション信号を抽出する、
ことを特徴とする付記6記載の位相キャリブレーション方法。
(付記10) 初期キャリブレーションにおいて、主信号を小さくするかもしくはキャリブレーション信号を大きくして各主信号の位相キャリブレーションを行ない、
ついで、主信号もしくはキャリブレーション信号を本来の信号レベルに戻して前記位相キャリブレーションを行なう、
ことを特徴とする付記2記載の位相キャリブレーション方法。
(付記11) 初期キャリブレーションにおいて、位相キャリブレーションを1つの主信号づつ順番に行なうと共に、位相キャリブレーション対象の主信号とキャリブレーション済みの主信号とを順次送出することにより全主信号の位相キャリブレーションを行ない、
ついで、前記位相キャリブレーション制御を行なう、
ことを特徴とする付記2記載の位相キャリブレーション方法。
(付記12) 前記位相キャリブレーション制御を定期的に、あるいは必要に応じて行なう、
ことを特徴とする付記2記載の位相キャリブレーション方法。
(付記13) 複数ブランチの主信号に順番にキャリブレーション信号を挿入して各主信号が入力される回路の位相特性を推定して前記各主信号の位相をキャリブレーションする位相キャリブレーション装置において、
複数ブランチの主信号に順番にキャリブレーション信号を挿入するキャリブレーション信号挿入部、
全ブランチの前記回路の出力信号を合成して第1の合成信号を出力する第1の合成回路、
全ブランチの主信号を合成して第2の合成信号を出力する第2の合成回路、
前記第1の合成信号から第2の合成信号を除去してキャリブレーション信号を出力するキャリブレーション信号抽出部、
該キャリブレーション信号の位相変化に基づいて該キャリブレーション信号が挿入された主信号が入力される前記回路の位相特性を推定し、該位相特性と逆特性の位相調整を前記主信号に施す位相調整部、
を有することを特徴とする位相キャリブレーション装置。
(付記14) 前記回路は、変調器及び増幅器を備えた高周波回路であり、
前記キャリブレーション信号抽出部は、
前記第1の合成信号を復調した信号からアナログの第2の合成信号を減算する減算部、
減算部出力信号をディジタル信号に変換するAD変換器、
を備えた付記13記載の位相キャリブレーション装置。
(付記15) 前記回路は、変調器及び増幅器を備えた高周波回路であり、
前記キャリブレーション信号抽出部は、
前記第1の合成信号を復調した信号をディジタル信号に変換するAD変換器、
該ディジタルの復調信号からディジタルの第2の合成信号を減算する減算部、
を備えた付記13記載の位相キャリブレーション装置。
(付記16) 前記キャリブレーション信号を拡散符号により拡散する拡散部、
該拡散信号を所定の主信号に挿入する挿入部、
前記第1合成信号から第2合成信号を除去して得られた信号を前記拡散符号により逆拡散してキャリブレーション信号を抽出する逆拡散部、
を有することを特徴とする付記13記載の位相キャリブレーション装置。
(付記17) 1ブランチ当り複数の主信号を複数のキャリアを用いてキャリア合成して送信する場合、前記キャリブレーション信号挿入部は、各ブランチの各主信号に順次キャリブレーション信号を挿入して各ブランチの各主信号の位相をキャリブレーションする、
ことを特徴とする付記13記載の位相キャリブレーション装置。
(付記18) 前記第1の合成回路は、各ブランチにおいてキャリア合成後に変調して得られた各ブランチの変調信号を合成する合成部、該合成信号を復調して前記第1の合成信号を出力する復調部を備え、
前記第2の合成回路は、ブランチ毎に前記複数の主信号に前記キャリア合成と同一のキャリア合成を施すキャリア合成部、得られた各ブランチのキャリア合成信号を合成して前記第2の合成信号を出力する合成部を備える、
ことを特徴とする付記17記載の位相キャリブレーション装置。
(付記19) 前記第1の合成回路は、各ブランチにおいてキャリア合成後に変調して得られた各ブランチの変調信号を合成する合成部、該合成信号を復調して前記第1の合成信号を出力する復調部を備え、
前記第2の合成回路は、前記各ブランチのキャリア合成信号をブランチ合成する合成部、前記キャリブレーション信号が挿入される主信号のキャリア周波数まで該キャリブレーション信号を周波数シフトする周波数シフト部、前記ブランチ合成信号から該周波数シフトされたキャリブレーション信号を引き算して前記第2の合成信号を出力する減算器を備える、
ことを特徴とする付記17記載の位相キャリブレーション装置。
(付記20) 前記第1の合成回路は、各ブランチにおいてキャリア合成後に変調して得られた各ブランチの変調信号を合成する合成部、該合成信号を復調して前記第1の合成信号を出力する復調部を備え、
前記第2の合成回路は、前記キャリブレーション信号が挿入される主信号のキャリア周波数と同一周波数のキャリアで送信される各ブランチの主信号を選択する選択部、選択された主信号を合成して前記第2の合成信号を出力する合成部を備え、
前記キャリブレーション信号抽出部は、前記第1の合成信号から前記第2の合成信号を減算して得られた信号に含まれる前記キャリア周波数以外の信号成分を除去するキャリア選択フィルタを備える、
ことを特徴とする付記17記載の位相キャリブレーション装置。
(付記21) 初期キャリブレーションにおいて、主信号を小さくするかもしくはキャリブレーション信号を大きくして各主信号の位相キャリブレーションを行ない、ついで、主信号もしくはキャリブレーション信号を本来の信号レベルに戻して前記位相キャリブレーションを行なうよう制御する制御部、
を備えることを特徴とする付記13記載の位相キャリブレーション装置。
(付記22) 初期キャリブレーションにおいて、位相キャリブレーションを1つの主信号づつ順番に行なうと共に、位相キャリブレーション対象の主信号とキャリブレーション済みの主信号とを順次送出することにより全主信号の位相キャリブレーションを行なうよう制御する制御部、
を備えることを特徴とする付記13記載の位相キャリブレーション装置。
(付記23) 前記位相キャリブレーション制御を定期的に、あるいは必要に応じて行なうよう制御する制御部、
を備えることを特徴とする付記13記載の位相キャリブレーション装置。
また、本発明によれば、マルチキャリ通信に適用することができる。すなわち、マルチキャリ通信においても、各ブランチのキャリブレーションを共通に行なえ、しかも、各ブランチ間の位相偏差を小さくでき、さらには、位相推定精度を向上して、キャリブレーション精度を向上させることができる。
また、本発明によれば、起動時にも位相キャリブレーションができ、しかも、キャリブレーション精度を向上することができる。
SC キャリブレーション信号
51 キャリブレーション信号挿入部
52 位相調整部
61 第1の合成回路
62a〜62n 全ブランチのアナログ回路
63 第2の合成回路
64 キャリブレーション信号抽出部
Claims (5)
- 主信号にキャリブレーション信号を挿入して所定の回路に入力し、該回路の出力信号に含まれるキャリブレーション信号を用いて前記主信号の位相をキャリブレーションする位相キャリブレーション方法において、
前記回路の出力信号から該回路に入力する前の主信号を減算してキャリブレーション信号を抽出し、
該キャリブレーション信号の位相変化に基づいて該回路の位相特性を推定し、
該位相特性と逆特性の位相調整を前記主信号に施す、
ことを特徴とする位相キャリブレーション方法。 - 複数ブランチの主信号に順番にキャリブレーション信号を挿入して各主信号が入力される回路の位相特性を推定して前記各主信号の位相をキャリブレーションする位相キャリブレーション方法において、
全ブランチの前記回路の出力信号を合成して第1の合成信号を出力すると共に、全ブランチの前記主信号を合成して第2の合成信号を出力し、
前記第1の合成信号から第2の合成信号を除去してキャリブレーション信号を抽出し、
該キャリブレーション信号の位相変化に基づいて該キャリブレーション信号が挿入された主信号が入力される前記回路の位相特性を推定し、
該位相特性と逆特性の位相調整を前記主信号に施す、
ことを特徴とする位相キャリブレーション方法。 - 前記キャリブレーション信号を拡散符号により拡散して所定の主信号に挿入し、
前記第1合成信号から第2合成信号を除去して得られた信号を前記拡散符号により逆拡散してキャリブレーション信号を抽出する、
ことを特徴とする請求項2記載の位相キャリブレーション方法。 - 複数ブランチの主信号に順番にキャリブレーション信号を挿入して各主信号が入力される回路の位相特性を推定して前記各主信号の位相をキャリブレーションする位相キャリブレーション装置において、
複数ブランチの主信号に順番にキャリブレーション信号を挿入するキャリブレーション信号挿入部、
全ブランチの前記回路の出力信号を合成して第1の合成信号を出力する第1の合成回路、
全ブランチの主信号を合成して第2の合成信号を出力する第2の合成回路、
前記第1の合成信号から第2の合成信号を除去してキャリブレーション信号を出力するキャリブレーション信号抽出部、
該キャリブレーション信号の位相変化に基づいて該キャリブレーション信号が挿入された主信号が入力される前記回路の位相特性を推定し、該位相特性と逆特性の位相調整を前記主信号に施す位相調整部、
を有することを特徴とする位相キャリブレーション装置。 - 前記キャリブレーション信号を拡散符号により拡散する拡散部、
該拡散信号を所定の主信号に挿入する挿入部、
前記第1合成信号から第2合成信号を除去して得られた信号を前記拡散符号により逆拡散してキャリブレーション信号を抽出する逆拡散部、
を有することを特徴とする請求項4記載の位相キャリブレーション装置。
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