JP4226876B2 - 取り外し可能な記憶媒体を構成するシステム及び方法 - Google Patents

取り外し可能な記憶媒体を構成するシステム及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に取り外し可能な記憶媒体に関し、より具体的には、取り外し可能な記憶媒体を構成するためのシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル情報には、いくつかの例を挙げてみると、コンピュータ可読のプログラム・コード、テキスト、マルチメディア(たとえば、グラフィックス、オーディオ、ビデオ)などが含まれるが、このような情報は急激に増加し続けている。したがって、記憶媒体、および該記憶媒体の書き込みと読み出しを行う装置も継続的に開発されており、デジタル情報の格納およびアクセスについて強化されている。
【0003】
デジタル情報は、通常は、取り外し可能な記憶媒体上にセクター形式で編成される。取り外し可能な記憶媒体はいくつかの物理セクターを備えており、少なくともその一部を、論理セクターとしてさらに表現することができる。デジタル情報は、ファイル・システム(例えば、国際標準化機構のISO9660ファイル構造標準、UDF(Universal Disk Format)、およびそれらの変形形態など)に従い、取り外し可能な記憶媒体の論理セクター上に編成される。一般に、ファイル・システム・インジケータ(例えば、UDFファイル・システムのアンカーボリューム・ディスクリプタ・ポインタ(AVDP:anchor volume descriptor pointer)など)が取り外し可能な記憶媒体上の標準位置に書き込まれ、取り外し可能な記憶媒体について付加的なファイルシステム情報を示す。例として、取り外し可能な記憶媒体が装置にロードされ、この媒体に格納されたデジタル情報を読み出す場合に、該装置は、取り外し可能な記憶媒体上の標準位置(例えば、DVDの物理セクター番号(PSN)”30100”、論理セクター番号(LSN)”256”)にある、付加的なファイルシステム情報を示すファイル・システム・インジケータ(たとえば、UDF AVDP)を検出する。該装置は、その後、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを使用して、ファイル・システムに従い該デジタル情報にアクセスすることができる。
【0004】
DVD−ROM(read−only−memory)ディスクなどの読み出し専用記憶媒体上の情報は、最初に、標準ファイル・システム(たとえば、UDF)を使用して記録される。多くの機器(例えば、DVDプレーヤ)およびコンピュータ・ドライブ(例えば、DVDドライブ)は、標準ファイル・システムを容易に認識することができる。読み出し専用記憶媒体上のデジタル情報は変更することができない。従って、取り外し可能な読み出し専用記憶媒体の使用は、変更を必要としないデジタル情報に限られる。例えば、取り外し可能な読み出し専用記憶媒体は、例を挙げるとビデオ記録、ソフトウェア・アプリケーション、およびデータなどの配布のために使用されることができる。
【0005】
一方、DVD+RW(rewritable)ディスクなどの書き換え可能な記憶媒体は、該記憶媒体上のデジタル情報の読み出し、書き込みまたは記録、および変更(たとえば、書き換え、消去など)ができるようにフォーマットされている。書き換え可能な記憶媒体上のデジタル情報を、適切なソフトウェアおよび/またはファームウェアを使用して読み出し、記録し、変更することができる。ソフトウェアおよび/またはファームウェアによって、記憶媒体に、欠陥管理のための構成を持たせることもできる。すなわち、媒体のある領域が損傷したり、繰り返し使用によって摩耗したりした場合には、その領域についてのデジタル情報を、取り外し可能な記憶媒体の別の領域に代わりに書き込み、該媒体を「再マップ」することができる(たとえば、その論理セクターを別の物理セクターに割り当て直す)。これにより、連続した物理セクターに格納されるはずの一部のデジタル情報が、連続しないセクターに記録されることになる。しかし、この場合も、ファイル・システムから見た論理セクターは連続している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ディスク構成を「認識しない」装置は、該ディスク構成を「認識する」装置によって再マップされた取り外し可能な記憶媒体を読み出すのが困難である。すなわち、データ・タイプの中には、記憶媒体(たとえば、ビデオ・データ)上で物理的にセクターが連続していることを必要とするものがある。しかし、取り外し可能な記憶媒体が欠陥管理(ディフェクト・マネジメント)のために再マップされている場合は、デジタル情報が、連続したセクターに格納されていないことがある。さらに、非認識型の装置は、一般に、再マップされた取り外し可能な記憶媒体を読み出すために、ソフトウェアやファームウェアを用いて容易にアップグレードされることができない。このように、取り外し可能な記憶媒体が前述のように構成されている場合、非認識型の装置は、該媒体に格納された正しいデジタル情報を読み出すことができず、もしくは読み間違える可能性がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
認識型の装置用と非認識型の装置用の取り外し可能な記憶媒体を構成するシステムが提供される。該システムの一実施形態は、コンピュータ可読の記憶媒体に格納されたコンピュータ可読のプログラム・コードを含むことができる。コンピュータ可読のプログラム・コードは、取り外し可能な記憶媒体上のファイル・システム・インジケータのための少なくとも1つの標準位置をマスクして、認識型の装置からアクセスできるように取り外し可能な記憶媒体を構成するプログラム・コードを含むことができる。また、コンピュータ可読のプログラム・コードは、取り外し可能な記憶媒体上のファイル・システム・インジケータを、少なくとも1つの非標準位置から少なくとも1つの標準位置にコピーして、非認識型の装置からアクセスできるように取り外し可能な記憶媒体を構成するプログラム・コードを含むことができる。
【0008】
また、取り外し可能な記憶媒体を構成する方法が開示される。該方法は、認識型の装置と非認識型の装置の両方について論理セクターが整合性あるよう識別される取り外し可能な記憶媒体の構成を選択することと、選択された構成が認識型の装置用ならば、取り外し可能な記憶媒体上のファイル・システム・インジケータの標準位置をマスクすることと、選択された構成が非認識型の装置用ならば、取り外し可能な記憶媒体上のファイル・システム・インジケータを非標準位置から標準位置にコピーすることと、を含む。
【0009】
【発明の実施の形態】
取り外し可能な記憶媒体50を、認識型の装置60用と非認識型の装置80用との間で交換可能なように(互換性あるように)構成するシステム10について以下に示し、説明する。このシステムを使用して、DVD+RWディスク(たとえば、取り外し可能な記憶媒体50)上のデジタル情報にアクセスし、それを変更することができる。本発明の教示によると、取り外し可能な記憶媒体50上に記録されたデジタル情報は、該媒体が欠陥(defect)について管理されているかどうかに関わらず、認識型の装置60(たとえば、DVD+RWコンピュータードライブ)、または非認識型の装置80(たとえば、DVDビデオ・プレーヤ)を用いて、該取り外し可能な記憶媒体50から読み出されることができる。
【0010】
簡単に言えば、ISO9660、UDF、およびそれらの様々な変形形態などのファイル・システムに従って、取り外し可能な記憶媒体50のユーザー・データ領域120(例えば、図2)内にデジタル情報を編成することができる。取り外し可能な記憶媒体50(例えば、セクター140内)に格納されたファイル・システム・インジケータ350(図3)は、ユーザー・データ領域120内のデジタル情報を編成するのに使用される付加的なファイル・システム情報を示すことができる。認識型の装置60または非認識型の装置80が、取り外し可能な記憶媒体50上のファイル・システム・インジケータ350を検出すると、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを使用して、ファイル・システム・インジケータ350によって指し示される付加的なファイル・システム情報に従い、該媒体上に格納されたデジタル情報にアクセスする。
【0011】
取り外し可能な記憶媒体50上に記録されたデジタル情報には、ビデオおよび/または他のデータを含めてもよい。一般に、ビデオは、取り外し可能な記憶媒体50の不良セクター(defective sector)に記録されることがあるが、これは、ビデオを再生しても気付かないことが多く、または「スキップ」や「グリッチ(glitch)」として表れることもある。しかし、不良セクターに記録されたデータは、アクセス不能である場合があり、そのためにファイル全体が壊れる場合がある。したがって、一般には、取り外し可能な記憶媒体50の不良セクターへのデータ記録は許容されない。そのため、取り外し可能な記憶媒体50は、欠陥について管理されることがある。
【0012】
認識型の装置60は、取り外し可能な記憶媒体50上の不良セクターまたは損なわれたセクターに記録されたデジタル情報を、別のセクターに書き込み、それに応じて取り外し可能な記憶媒体50を再マップすることにより、該取り外し可能な記憶媒体50を欠陥管理することができる。しかし、非認識型の装置80は、欠陥管理される取り外し可能な記憶媒体50を認識できないことがある。すなわち、非認識型の装置80は、取り外し可能な記憶媒体50に格納されたデジタル情報を、読み出すことができなかったり、不正確に読み出したりすることがある。
【0013】
認識型の装置60および非認識型の装置80は、いずれも今日の市場に広く出回っており、多くのユーザーが各タイプの装置を1台以上所有していることもある。したがって、取り外し可能な記憶媒体50を、認識型の装置60用と非認識型の装置80用との間で交換可能なように構成することが、ユーザによって所望されうる。
【0014】
本発明の教示によると、取り外し可能な記憶媒体50を認識型の装置60用と非認識型の装置80用との間で交換可能なように構成するシステム10の一実施形態は、コンピュータ可読の記憶媒体に格納されたコンピュータ可読のプログラム・コード(ソフトウェアおよび/またはファームウェアなど)を備えることができる。コンピュータ可読のプログラム・コードは、取り外し可能な記憶媒体50上のファイル・システム・インジケータ350のための標準位置152をマスクするためのプログラム・コードを備えることができる。ファイル・システム・インジケータ350のための標準位置152がマスクされると(例えば、図3に示されるように)、取り外し可能な記憶媒体50は、ファイル・システム・インジケータ350を非標準位置に書き込むことによって、認識型の装置60がアクセスできるように構成される。ファイル・システム・インジケータ350が非標準位置に書き込まれても、認識型の装置60はファイル・システム・インジケータ350を認識するので、好ましくは標準ファイル・システムに従って、取り外し可能な記憶媒体50にアクセスすることができる。しかし、取り外し可能な記憶媒体50が非認識型の装置80に装填される場合、非認識型の装置80は、標準位置152でファイル・システム・インジケータ350を検索するが、ファイル・システム・インジケータ350を検出することができない(標準位置152がマスクされているので)。そのため、非認識型の装置80は、取り外し可能な記憶媒体50を認識せず、よって、該媒体に記録されたデジタル情報を読み出そうとしない。これにより、該デジタル情報を不正確に読むというリスクが回避される。コンピュータ可読のプログラム・コードはまた、ファイル・システム・インジケータ350を、取り外し可能な記憶媒体50上の標準位置152にコピーするためのプログラム・コードを含むことができる(例えば、図4に示されるように)。これによって、非認識型の装置80は、標準位置152でファイル・システム・インジケータ350を検出することができ、こうして、取り外し可能な記憶媒体50は、非認識型の装置80がアクセスできるように構成される。
【0015】
システム10は以下のように動作して、取り外し可能な記憶媒体50を、認識型の装置60用と非認識型の装置80用との間で交換可能なように構成する。取り外し可能な記憶媒体50についての構成を選択することができ、該媒体において、論理セクター(例えば、図2の150、151など)は、認識型の装置60と非認識型の装置80の両方から、整合性あるように(一貫して)識別される。認識型の装置60用の構成が選択されたならば、取り外し可能な記憶媒体50上のファイル・システム・インジケータ350のための標準位置152をマスクすることができる(例えば、図3に示されるように)。非認識型の装置80用の構成が選択されたならば、取り外し可能な記憶媒体50上でファイル・システム・インジケータ350が非標準位置(例えば、161)から標準位置152にコピーされることができる(例えば、図4に示されるように)。
【0016】
本発明の実施形態によると、認識型の装置60と非認識型の装置80のいずれからもアクセスできるように、1つのファイル・システムの基本構造に従って、取り外し可能な記憶媒体50を編成することができる。すなわち、ファイル・システム記述子は有効なままであり、最初のポインタすなわちファイル・システム・インジケータ350(例えば、UDFファイル・システムではAVDP)のみが変化する。こうして、取り外し可能な記憶媒体50は、認識型の装置60を使用して欠陥管理されることができ、欠陥管理されている取り外し可能な記憶媒体50を読むために容易にアップグレードされることのできない非認識型の装置80用に変換されることができる。さらに、非認識型の装置80は、取り外し可能な記憶媒体50が認識型の装置60用に構成されたとき、該取り外し可能な記憶媒体50を読むことができず、よってそこに格納されたデジタル情報を読み間違えることがない。さらに、取り外し可能な記憶媒体50は、任意の情報タイプ(データ、オーディオ、ビデオなど)およびそれらの任意の組み合わせに対応するように構成されることのできるのが好ましい。例えば、取り外し可能な記憶媒体50は、ビデオのみ、データのみ、またはビデオとデータの両方に対応するように構成されることができる。
【0017】
取り外し可能な記憶媒体50を認識型の装置60用と非認識型の装置80用の間で交換可能なように構成するためのシステム10および方法について一般的に記述してきたが、本発明のシステムおよび方法の実施形態についてここでさらに詳しく記述する。
【0018】
図1は、認識型の装置60用と非認識型の装置80用との間で交換可能なように構成されることのできる取り外し可能な記憶媒体50を示す。一実施形態において、例えば、取り外し可能な記憶媒体50は、デジタル情報(たとえば、デジタル写真、グラフィックス、テキスト・ファイル、ソフトウェア・アプリケーションなど)を格納するDVDディスクでよい。ユーザーは、認識型の装置60(例えば、コンピュータDVD+RWドライブ)を使用し、PC70を介して、該記憶媒体上のデジタル情報を読み出し、書き込み、変更することができる。同様に、ユーザーは、非認識型の装置80(例えば、DVDプレーヤ)を使用して、テレビ90で、DVDディスク上のデジタル情報を読み出すことができる(例えば、ディスクに記録されたビデオを見ることができる)。
【0019】
認識型の装置60および非認識型の装置80は、いずれも広く出回っている。実際に、多くのユーザーが、PC70用のDVD+RWドライブ、およびテレビ90用のDVDプレーヤ80などの各タイプの装置を、1台以上所有することがある。したがって、システム10は、認識型の装置60および非認識型の装置80のいずれでも使用できるように、取り外し可能な記憶媒体50を交換可能なように構成する。このことについて以下に詳述する。
【0020】
説明を続ける前に、認識型の装置60を参照するのに使用する「認識型(aware)」という用語には、取り外し可能な記憶媒体50を、認識型の装置60からアクセスできるよう構成する時(例えば、欠陥管理を行うように構成する時)、該記憶媒体上のデジタル情報にアクセスするための、該記憶媒体に操作上関連付けられたソフトウェアおよび/またはファームウェアを有する任意の(1台以上の)装置を包含するよう意図されていることを理解されたい。非認識型の装置80を参照するのに使用する「非認識型(unaware)」という用語は、取り外し可能な記憶媒体50を、認識型の装置60からアクセスできるように構成する時、該記憶媒体上のデジタル情報にアクセスするための、該記憶媒体に関連付けられたソフトウェアおよび/またはファームウェアを有していない任意の(1台以上の)装置を包含するよう意図されていることを理解されたい。例えば、認識型の装置は、必要なソフトウェアおよび/またはファームウェアが操作上記憶媒体に関連付けられている限りにおいて、DVD+RWドライブでもよいし、DVD−ROMドライブでもよいし、他のドライブでもよい。また、例えば非認識型の装置80は、必要なソフトウェアおよび/またはファームウェアが記憶媒体に操作上関連付けられていない場合において、DVD+RWドライブでもありうるし、DVD−ROMドライブでもありうるし、他のドライブでもありうる。
【0021】
ここでは、本発明は、DVDディスクを使用して実現されるように記述されているが、本発明の範囲はこれに限定されず、さらに本発明の教示に従って、任意の適切な取り外し可能記憶媒体50(現在知られているもの、および将来開発されるもの)を使用することができることを理解されたい。例えば、取り外し可能な記憶媒体50は、光記憶媒体、取り外し可能なハード・ディスク・ドライブ、他の取り外し可能な磁気媒体などを含むことができる。ここでは、本発明は、UDFファイル・システムおよびAVDPファイル・システム・インジケータを使用して実現されるように記述されているが、本発明の教示に従って、任意の適切なファイル・システム、および該ファイル・システムのためのインジケータ350を使用することができることは理解されたい。さらに、PC70およびテレビ90は、認識型の装置60および非認識型の装置80と共に用いるための装置の一例として単に示されており、他の装置(図示せず)を使用することができることも理解されたい。
【0022】
図2は、取り外し可能な記憶媒体50の一実施形態のレイアウト100を示す。一般に、取り外し可能な記憶媒体50は、いくつかの(1つまたは複数の)物理セクター(例えば140、150、160など)が含まれる。物理セクター140、150、160は、導入領域110、ユーザー・データ領域120、導出領域130に編成されることができる。導入領域110は、いくつかの物理セクター140、141を含むことができる。導入領域110の物理セクター140、141は、一般に、認識型の装置60からアクセスすることができるが、非認識型の装置80からはアクセスすることができない。同様に、導出領域130はいくつかの物理セクター160、161を含むことができる。導出領域130の物理セクター160、161も、一般に、認識型の装置60からはアクセスすることができるが、非認識型の装置80からはアクセスすることができない。また、ユーザー・データ領域120は、いくつかの物理セクター150〜156を含むことができる。ユーザー・データ領域120は、一般に、認識型の装置60および非認識型の装置80の両方からアクセスすることができ、そこにあるデジタル情報を記録し、変更し、読み出すことができる。ユーザー・データ領域120の物理セクター150〜156は、論理セクターとして編成されるのが好ましい。
【0023】
使用する上では、標準ファイル・システム(ISO9660、UDFなど)に従い、取り外し可能な記憶媒体50の論理セクター上にデジタル情報を編成するのが好ましい。ファイル・システム・インジケータ350(図3)は、論理セクター上にデジタル情報を編成するのに使用される付加的なファイル・システム情報を示すのが好ましい。認識型の装置60または非認識型の装置80が、取り外し可能な記憶媒体50上の標準セクターすなわち標準位置152(例えば、UDFファイル・システムではPSN“30100”、LSN“256”)においてファイル・システムインジケータ350を検出すると、ソフトウェアおよび/またはファームウェアを使用して、ファイル・システム・インジケータ350によって指し示される付加的なファイル・システム情報に従い、該媒体上に格納されたデジタル情報にアクセスすることができる。
【0024】
取り外し可能な記憶媒体50を、任意の適切なフォーマットで編成することができること、さらに図2に関連して示され記述されたレイアウトが、DVDディスクのような取り外し可能な記憶媒体50のレイアウトの例示にすぎないことを理解されたい。さらに、導入領域110、ユーザー・データ領域120、導出領域130は、任意の数の物理セクターを含むことができるということを理解されたい。同様に、ユーザー・データ領域120は、任意の数の論理セクターを含むことができる。しかしながら、本発明の好ましい実施形態によると、記憶媒体50が、認識型の装置60用に構成されるか非認識型の装置80用に構成されるかに関わらず、論理セクターは整合性あるように(一貫して)識別される。例えば、ユーザー・データ領域120の第1の物理セクター150(PSN“30000”)はLSN“0”として識別され、ユーザー・データ領域120の第2の物理セクター151(PSN“30001”)はLSN“1”として識別される(以下同様)。記憶媒体50が認識型の装置60用に構成される場合も、非認識型の装置80用に構成される場合も、論理セクターの識別の整合性は維持される。こうして非認識型の装置80は、標準ファイル・システムに従い、ユーザー・データ領域120に記録されたデジタル情報を認識し、取り外し可能な記憶媒体50を交換可能なように構成するのに該媒体上のデジタル情報を記録し直す必要はない。
【0025】
取り外し可能な記憶媒体50は、図3に関連して示すように、認識型の装置60用に初期化されているのが好ましい。取り外し可能な記憶媒体50のレイアウト300は、図2に示すものと同様であるが、認識型の装置60用に初期化されている。図3の斜線によって示されるように、初期化中に、ファイル・システム・インジケータ350の標準位置(例えば、セクター152)がマスクされる。例えばセクター152にゼロが書き込まれる。同様に、ファイル・システム・インジケータ(例えば、UDFファイル・システムではAVDP)のコピー355が存在する場合は、これらのバックアップ・ファイル・システム・インジケータ355の標準位置(セクター154、156など)もマスクされ、これも図3に斜線で示されている。また、初期化中、図3の黒色で示されるように、ファイル・システム・インジケータ350は、代わりに非標準位置(例えば、セクター140)に書き込まれる。バックアップファイル・システム・インジケータのコピー(1つまたは複数ありうる)355があれば、同様に他の非標準位置(例えば、セクター155と161)に書き込まれる。
【0026】
こうして、取り外し可能な記憶媒体50が認識型の装置60に装填された場合、認識型の装置60は、ファイル・システム・インジケータ350を非標準位置140で検出し、このインジケータは、ユーザー・データ領域120に格納されたデジタル情報にアクセスするための付加的なファイル・システム情報を示す。しかし、取り外し可能な記憶媒体50が非認識型の装置80に装填された場合、非認識型の装置80は、ファイル・システム・インジケータ350の標準位置152と、バックアップ・ファイル・システム・インジケータ355があれば該インジケータのための標準位置(1つまたは複数ありうる)154、156を検索する。標準位置152、154、156はマスクされているので、非認識型の装置80は、ファイル・システム・インジケータ350を検出することができない。こうして、非認識型の装置80は、取り外し可能な記憶媒体50に記録されたデジタル情報を読み出すことができないので、たとえば取り外し可能な記憶媒体50が欠陥管理されていても、デジタル情報を不正確に読むことが回避される。
【0027】
ファイル・システム・インジケータ350の標準位置152と、バックアップ・ファイル・システム・インジケータ355がある場合はその標準位置154、156は、取り外し可能な記憶媒体50のユーザー・データ領域120内の任意の適切なセクターでよい、ということを理解されたい。標準位置152、154、156は、ファイル・システムの仕様によって定義されるのが好ましい。例えば、UDFファイル・システムでは、ファイル・システム・インジケータ350の標準位置152はPSN“30100”、LSN“256”である。
【0028】
また、ファイル・システム・インジケータ350の非標準位置140と、バックアップ・ファイル・システム・インジケータ355がある場合はその非標準位置(1つまたは複数ありうる)155、161は、ファイル・システム・インジケータ350、355を検出するために取り外し可能な記憶媒体50上で慣例的にアクセスされる標準位置152、154、156以外の適切なセクターであることができる、ということを理解されたい。例えば、非標準位置140、155、161は、ユーザー・データ領域内のセクター150〜156であってもよい。非標準位置140、155、161が、ユーザー・データ領域120内のセクターである場合、非標準位置140、155、161は、予約済みセクター(1つまたは複数ありうる)310であるのが好ましい。また、導入領域110の物理セクター140、141および導出領域130の物理セクター160、161は、一般に、認識型の装置60によってアクセスすることができるので、非標準位置140、155、161は、導入領域110内のセクターおよび/または導出領域130内のセクターであってもよい。
【0029】
使用する上で、デジタル情報は、標準ファイル・システム(ISO9660、UDFなど)の構造に従い、ユーザー・データ領域120の論理セクター上に編成される。こうして、取り外し可能な記憶媒体50の初期化は、ユーザー・データ領域120を、連続的に識別される論理セクターで構成することを含むのが好ましい。例えば、ユーザー・データ領域120の第1の物理セクター150(PSN“30000”)はLSN“0”として識別され、ユーザー・データ領域120の第2の物理セクター151(PSN“30001”)はLSN“1”として識別される(以下同様)。このような編成によって、取り外し可能な記憶媒体50を非認識型の装置用に再構成する時に、記録し直す必要が無くなり、標準ファイル・システム(UDFなど)に従って非認識型の装置80によりデジタル情報を認識することが可能となる。
【0030】
また、取り外し可能な記憶媒体50の初期化は、ユーザー・データ領域120のセクター(例えば、予約済み領域310)を予約することを含むのが好ましい。予約済みセクター310は、ユーザーが記録可能なセクターとしてはアクセスすることができない。また、非認識型の装置80によって読み出すこともできない。しかし、予約済みセクター310を、認識型の装置60用のソフトウェアおよび/またはファームウェアによって使用することができる。例えば、1つまたは複数の予約済みセクター310を、ファイル・システム・インジケータ350またはバックアップ・ファイル・システム・インジケータ355の非標準位置(例えば、図3のセクター155)として使用することができる。また、例えばいくつかの予約済みセクター310を、欠陥管理領域(DMA;defect management area)320として予約することもできる。すなわち、DMA320を、不良セクターのための代替セクターとして使用することができる。DMA320が、導入領域110および/または導出領域130におけるセクターを含むことができるということを理解されたい。
【0031】
一旦初期化されると、認識型の装置60を使用して、取り外し可能な記憶媒体50に対してデジタル情報を記録し、変更し、読み出すことができる。さらに、認識型の装置60は、欠陥について取り外し可能な記憶媒体50を管理することができる。すなわち、ユーザー・データ領域120のセクターが不良の場合(すなわち、そのセクターから読み出されるデジタル情報がもはや信頼できない場合)、このデジタル情報は、ユーザー・データ領域120の好ましくはDMA320内にある別のセクターに書き込まれる。不良セクターを代替セクター320に再マップするための欠陥管理テーブル(図示せず)が、1つのセクター(例えば、141)に書き込まれるのが好ましい。例として、セクター151が不良と判断された場合、セクター151のデジタル情報が予約済みセクター156に書き込まれる。こうして、初めにセクター151に書き込まれていたデジタル情報に(例えば、PC70のユーザーが)アクセスする場合、認識型の装置60は、欠陥管理テーブルに従い、代わりに予約済みセクター156のデジタル情報にアクセスする。
【0032】
デジタル情報は、標準ファイル・システム(例えば、UDF)の基本構造に従い、認識型の装置60によって取り外し可能な記憶媒体50上に編成されるのが好ましい。そのようにすることで、取り外し可能な記憶媒体50が非認識型の装置80用に変換される場合、ファイル・システム記述子は有効なままであり、最初のポインタすなわちファイル・システム・インジケータ350(例えば、UDFファイル・システムではAVDP)のみが変化する。すなわち、ファイル・システム・インジケータ350を取り外し可能な記憶媒体50上の標準位置152にコピーすることによって、取り外し可能な記憶媒体50を非認識型の装置80用に変換することができる。このことについては、図4に関連して以下に詳述する。
【0033】
図4は、図2および図3に示される取り外し可能な記憶媒体50の一実施形態のレイアウト400を、非認識型の装置80用に構成したものを示す。すなわち、ファイル・システム・インジケータ350と、バックアップ・ファイル・システム・インジケータがある場合は該インジケータ(1つまたは複数ありうる)355が、その非標準位置(1つまたは複数ありうる)140、155、161から標準位置(1つまたは複数ありうる)152、154、156にコピーされ、標準位置152、154、156はもはやマスクされない。このことが、図4において黒色で示されている。ユーザー・データ領域120は、連続的に識別される論理セクターで構成されており、デジタル情報は、標準ファイル・システムの基本構造に従ってユーザー・データ領域120の連続的に識別される論理セクター上に編成されているので、非認識型の装置80は、そのユーザー・データ領域120に格納されたデジタル情報にアクセスすることができる。
【0034】
非認識型の装置80は、欠陥管理のために再マップされたデジタル情報にアクセスすることができないので、再マップされたデジタル情報は、(例えばDMA320から)ファイル・システムで指定されたユーザー・データ領域120内の元のセクター(1つまたは複数)にコピーされるのが好ましい。不良セクター上で書き換えられたデジタル情報には、非認識型の装置80ではアクセスできず、アクセスしても信頼性はない。しかしながら、例として、取り外し可能な記憶媒体50にビデオが含まれており、非認識型の装置80がDVDプレーヤの場合は、不良セクターによってビデオの「スキップ」または「グリッチ」が発生するが、これらは、通常は許容可能である。不良セクターがデータを含む場合、該データがDMA320からコピーされ、そこから移動されないのが好ましい。こうして、取り外し可能な記憶媒体50は、認識型の装置60からアクセスできるように再び変換されることができ、欠陥管理用のソフトウェアおよび/またはファームウェアを使用して、DMA320から該データを再びアクセスすることができる。
【0035】
また、非認識型の装置80用(図4に示す)に構成された取り外し可能な記憶媒体50を、認識型の装置60用(図3に示す)に変換して、これにより、非認識型の装置80が該媒体を認識しないようにすることができる。取り外し可能な記憶媒体50が認識型の装置60用に戻されたとき、非認識型の装置80用に構成されていることをソフトウェアおよび/またはファームウェアが自動的に認識し、該媒体を認識型の装置60用に構成するのが好ましい。例えば、ソフトウェアおよび/またはファームウェアは、標準位置152においてファイル・システム・インジケータ350を検出することができる。そのため、ソフトウェアおよび/またはファームウェアは、ファイル・システム・インジケータ350と、(存在するならば)バックアップ・ファイル・システム・インジケータ355とのための標準位置(1つまたは複数)152、154、156をマスクして、取り外し可能な記憶媒体50が、非認識型の装置80からアクセスすることができないようにする。こうすることで、取り外し可能な記憶媒体50に格納されたデジタル情報を読み出すのに非認識型の装置80を使用することはできず、読めても読み間違える可能性がある(例えば、欠陥について該媒体が管理されている場合)。
【0036】
取り外し可能な記憶媒体50が、認識型の装置60と非認識型の装置80との間で交換可能なように構成されることができるということを理解されたい。オプションとして、取り外し可能な記憶媒体50が認識型の装置60用に構成されているとき、ファイル・システム・インジケータ350と、(存在するならば)バックアップ・ファイル・システム・インジケータ355とを、標準位置152、154、156から非標準位置140、155、161にコピーすることができる。また、オプションとして、取り外し可能な記憶媒体50が認識型の装置60用に構成されているとき、非標準位置140、155、161をマスクしてもよい。非認識型の装置80は取り外し可能な記憶媒体50上のデジタル情報を変更することができないけれども、および/または、非認識型の装置80は導入領域110、導出領域130、および予約済み領域310を読み出すことができないけれども、これらのステップを予防策として使用することができる。例えば、ファイル・システムを変更することができる場合、またはファイル・システム・インジケータ350が別の装置によって1つまたは複数の非標準位置で認識することができる場合は、これらのステップのうちの1つまたは複数を実行することができる。
【0037】
図5は、取り外し可能な記憶媒体50を、認識型の装置60用と非認識型の装置80用との間で交換可能なように構成するための典型的なクロスリファレンス・テーブル500を示す。クロスリファレンス・テーブル500は、取り外し可能な記憶媒体50を初期化している最中に生成され、取り外し可能な記憶媒体50の物理セクター(例えば、導入領域110のセクター141)に書き込まれるのが好ましい。クロスリファレンス・テーブル500は、ファイル・システム・インジケータ350の標準位置152のフィールド510と、関連する非標準位置140のフィールド520のような、いくつかのフィールドを含むことができる。こうして、認識型の装置60用のファームウェアおよび/またはソフトウェアは、取り外し可能な記憶媒体50上のファイル・システム・インジケータ350のための標準位置152と非標準位置140との間の関係を容易に求めることができる。好ましい実施形態では、クロスリファレンス・テーブル500はまた、取り外し可能な記憶媒体50の構成を示すフィールド530を含む。取り外し可能な記憶媒体50が初期化される時、および該媒体が交換可能なように構成される度に、フィールド530は更新される。
【0038】
表1および表2は、クロスリファレンス・テーブル500のフィールド510、520、530のそれぞれに格納されうる典型的な値を示す。
【0039】
【表1】
Figure 0004226876
【0040】
表1において、ファイル・システム・インジケータ350およびバックアップ・ファイル・システム・インジケータ355の標準位置152、154、156が、その非標準位置140、155、161に対応して示されている。さらに、フラグの値が「ゼロ」に設定されており、これは、取り外し可能な記憶媒体50が認識型の装置60用に(例えば、図3に示されるように)構成されていることを示す。すなわち、ファイル・システム・インジケータ350、355は、非標準位置140、155、161にそれぞれ書き込まれる。
【0041】
【表2】
Figure 0004226876
【0042】
表2において、ファイル・システム・インジケータ350およびバックアップ・ファイル・システム・インジケータ355の標準位置152、154、156は、その非標準位置140、155、161に対応して示されている。しかしながら、フラグの値は「1」に設定されており、これは、取り外し可能な記憶媒体50が非認識型の装置80用に(例えば、図4に示されるように)構成されていることを示す。すなわち、ファイル・システム・インジケータ350、355は、標準位置152、154、156にそれぞれ書き込まれる。
【0043】
図5に関連して示され説明されたクロスリファレンス・テーブル500は、一実施形態に従って使用することのできる典型的なクロスリファレンス・テーブルの例示にすぎない、ということを理解されたい。他の実施形態を、本発明の範囲内にあるものとして検討することができる。
【0044】
図6は、非認識型の装置80用と認識型の装置60用の間で交換可能なように構成される取り外し可能な記憶媒体50を初期化する一実施形態を示すフローチャートである。ステップ600において、図5に関連して上述した典型的なクロスリファレンス・テーブル500のように、取り外し可能な記憶媒体50のクロスリファレンス・テーブル500が生成される。ステップ610において、取り外し可能な記憶媒体50上のファイル・システム・インジケータ350の標準位置152がマスクされる。例えば、セクター152にゼロが書き込まれる。ステップ620において、好ましくはステップ600で生成されたクロスリファレンス・テーブル500に従い、取り外し可能な記憶媒体50上の非標準位置140に、ファイル・システム・インジケータ350が書き込まれる。一旦初期化されると、取り外し可能な記憶媒体50は、認識型の装置60および非認識型の装置80の間で交換可能なように構成されることができる。
【0045】
取り外し可能な記憶媒体500を初期化する一例として、クロスリファレンス・テーブル500を、ユーザー・データ領域120および非ユーザー領域(例えば、導入領域110)の間の物理的リンクで生成することができる。例えば、UDFファイル・システムでは、クロスリファレンス・テーブル500がセクター“2F000h”に書き込まれ、表3に示される値をとることができる。
【0046】
【表3】
Figure 0004226876
【0047】
ここで、“30000h”は、ユーザー・データ領域120の開始(すなわち最初の物理セクター)であり、“16053Fh”は、ユーザー・データ領域120の終了(すなわち、最後の物理セクター)である。さらに、フラグ値01は、標準位置においてファイル・システム・インジケータ350がマスクされていること、または標準位置においてファイル・システム・インジケータ350が不明瞭であることを示す。
【0048】
こうして、ファイル・システムが、認識型の装置60に対して標準位置152(PSN“30100”)にファイル・システム・インジケータ350(例えば、AVDP)を書き込むように要求すると、認識型の装置60は、代わりに、非標準位置140(PSN“2F001h”)にファイル・システム・インジケータ350を書き込み、PSN“30100h”に“00”を書き込むことで標準位置をマスクする。同様に、ファイル・システムが認識型の装置60に対して別の標準位置154(PSN“16053Fh”)にバックアップ・ファイル・システム・インジケータ355(例えば、AVDPの実質的なコピー)を書き込むように要求すると、認識型の装置60は、代わりに、別の非標準位置155(PSN“160600h”)にバックアップ・ファイル・システム・インジケータ355を書き込み、PSN“16053Fh”に“00”を書き込むことで該別の標準位置をマスクする。この時点で、書き換え可能なドライブ60は、標準ファイル・システムに従い、通常通りに取り外し可能な記憶媒体50に対してデジタル情報の読み出しと書き込みを実行することができる。
【0049】
図6に関連して上述したステップが、認識型の装置60用と非認識型の装置80用との間で交換可能なように構成するために、取り外し可能な記憶媒体50を初期化する方法の一実施形態の例示にすぎないことを理解されたい。本発明の範囲内にあるものとして、他の実施形態を検討することもできる。これらの実施態様は、複数のステップを同時に実行してもよい。または、図6と異なる順序でこれらのステップを実行してもよい。例えば、標準ファイル・システム・インジケータの位置をマスクするステップ(ステップ610)と、ファイル・システム・インジケータを非標準位置に書き込むステップ(ステップ620)の順序を入れ替えてもよい。他の実施形態では、図6に示すステップに対して変更を加えてもよい。例えば、クロスリファレンス・テーブルを生成するステップ(ステップ600)に、該クロスリファレンス・テーブル500を記憶媒体に書き込むステップをさらに含めてもよい。別の実施形態では、例えば、取り外し可能な記憶媒体50の初期化中に、クロスリファレンス・テーブル500を、該記憶媒体の構成を表すように更新してもよい。さらに別の実施態様では、取り外し可能な記憶媒体50の初期化は、ファイル・システム・インジケータ350を書き込むため(例えば、予約済み領域310)のセクター、および/または欠陥管理のため(例えば、欠陥管理領域320)のセクターを予約すること(例えば155〜156のセクターを予約すること)を含むことができる。
【0050】
図7は、取り外し可能な記憶媒体50を、認識型の装置60用および非認識型の装置80用の間で交換可能なように構成する一実施形態を表すフローチャートである。取り外し可能な記憶媒体50は、連続的に識別される論理セクターに非認識型の装置80がアクセスすることができるように、変換されることができる(ステップ750)。この変換ステップ750は、取り外し可能な記憶媒体50上のファイル・システム・インジケータ350を標準位置152にコピーすることを含むことができる(ステップ700)。同様に、取り外し可能な記憶媒体50を、連続的に識別される論理セクターに認識型の装置60からアクセスできるように変換することができる(ステップ775)。この変換ステップ775は、取り外し可能な記憶媒体50上のファイル・システム・インジケータ350の標準位置152をマスクすることを含むことができる(ステップ710)。
【0051】
好ましい実施形態では、取り外し可能な記憶媒体50を非認識型の装置80用に変換するステップ750は、さらにクロスリファレンス・テーブル500を更新し、これによって取り外し可能な記憶媒体50の状態(すなわち、非認識型の装置80用に構成されていること)を表すステップ705を含むことができる。同様に、好ましい実施形態では、取り外し可能な記憶媒体50を認識型の装置60用に変換するステップ775は、さらにクロスリファレンス・テーブル500を更新し、これによって取り外し可能な記憶媒体50の状態(すなわち、認識型の装置60用に構成されていること)を表すステップ715を含むことができる。
【0052】
一例として、上記の取り外し可能な記憶媒体50を初期化する例に続いて、取り外し可能な記憶媒体50を、以下のようにして非認識型の装置80用に変換することができる。PSN“2F00lh”およびPSN“160600h”の内容が、PSN“30100h”および“16053Fh”にそれぞれコピーされる。PSN“2F000h”に格納されたクロスリファレンス・テーブル500が、取り外し可能な記憶媒体50の状態を示すように更新されるのが好ましい。例えば、フラグ値が“00”に設定され、ファイル・システム・インジケータ350、355がその標準位置(この例では、PSN“30100h”およびPSN“16053Fh”)に書き込まれることを示す。この時点で、取り外し可能な記憶媒体50は、非認識型の装置80によって読み出し可能である。
【0053】
別の例として、上記に示す取り外し可能な記憶媒体50を初期化して、それを非認識型の装置80用に変換する例に続いて、取り外し可能な記憶媒体50を、以下のようにして認識型の装置60用に変換することができる。ファイル・システム・インジケータ350、355の標準位置PSN“30100h”およびPSN“16053Fh”がマスクされる(例えば、“00”が書き込まれる)。さらに、PSN“2F000h”に格納されたクロスリファレンス・テーブル500のフラグ値が、取り外し可能な記憶媒体50の状態を示すように更新されるのが好ましい。例えば、フラグ値が“01”に設定され、ファイル・システム・インジケータ350、355が、その非標準位置に書き込まれること、および標準位置がマスクされることを示す。
【0054】
図7に関連して上述したステップは、取り外し可能な記憶媒体50について認識型の装置60用と非認識型の装置80用の間で交換可能なように構成する方法の一実施形態の例示にすぎないことを理解されたい。本発明の範囲内にあるものとして、他の実施形態を検討することもできる。例えば別の実施形態では、取り外し可能な記憶媒体50が、非認識型の装置80用に構成されている場合、ファイル・システム・インジケータ350、355の非標準位置(1つまたは複数)140、155、161をマスクしてもよい。さらに別の実施形態では、例えば、取り外し可能な記憶媒体50の欠陥管理に従って代替セクターに書き込まれたデジタル情報を、元の「不良」セクターにコピーしてもよい。
【0055】
本発明の教示が、広範囲の取り外し可能な記憶媒体、ファイル・システム、取り外し可能記憶媒体上のデジタル情報の読み出しおよび/または書き込みを行う装置(現在当分野で知られているもの、および将来開発されるもの)に適用されることができることを理解されたい。また、本発明の実施形態は、ここでは、従来のDVDコンピュータ・ドライブおよび従来のDVDビデオ・プレーヤで、UDFファイル・システムを用いるDVDディスクについて使用されることができるように記述しているが、取り外し可能な記憶媒体50、それに格納するデジタル情報を編成するファイル・システム、認識型の装置60、および非認識型の装置80は、その特定のタイプやスタイルに限定されないことも明らかである。従って、本発明は、ここに示し記述したDVDディスク、UDFファイル・システム、DVDコンピュータ・ドライブ、およびDVDビデオ・プレーヤに限定されるべきではない。
【0056】
本発明は、以下の実施態様を含む。
(1)認識型の装置(60)および非認識型の装置(80)の両方から論理セクターが整合性あるように識別される取り外し可能な記憶媒体(50)の構成を選択し、
前記選択された構成が前記認識型の装置用ならば、前記取り外し可能な記憶媒体上のファイル・システム・インジケータ(350)の標準位置(152)をマスクし、
前記選択された構成が前記非認識型の装置用ならば、前記取り外し可能な記憶媒体上の前記ファイル・システム・インジケータを非標準位置(155)から前記標準位置にコピーする、取り外し可能な記憶媒体を構成する方法。
【0057】
(2)前記取り外し可能な記憶媒体(50)を初期化することをさらに含み、該初期化は、
前記取り外し可能な記憶媒体(50)上の前記ファイル・システム・インジケータ(350)の前記標準位置(152)をマスクし、
前記取り外し可能な記憶媒体上の前記ファイル・システム・インジケータを前記非標準位置(155)に書き込むことを含む、上記(1)に記載の方法。
(3)前記取り外し可能な記憶媒体(50)を初期化することは、さらに、前記取り外し可能な記憶媒体上のいくつかの論理セクター(320)を欠陥管理用に予約することを含む、上記(2)に記載の方法。
(4)前記取り外し可能な記憶媒体(50)を初期化することは、さらに、前記取り外し可能な記憶媒体上の少なくとも1つのセクター(310)を、前記ファイル・システム・インジケータ(350)の前記非標準位置(155)として予約することを含む、上記(2)に記載の方法。
【0058】
(5)前記取り外し可能な記憶媒体(50)を前記認識型の装置(60)用に構成することは、さらに、前記取り外し可能な記憶媒体上のバックアップ・ファイル・システム・インジケータ(154)をマスクすることを含む、上記(1)に記載の方法。
(6)前記取り外し可能な記憶媒体(50)を前記非認識型の装置(80)用に構成することは、さらに、前記取り外し可能な記憶媒体上のバックアップ・ファイル・システム・インジケータ(355)を他の標準位置(154)にコピーすることを含む、上記(1)に記載の方法。
【0059】
(7)コンピュータ可読の記憶媒体と、前記コンピュータ可読の記憶媒体上に格納されたコンピュータ可読のプログラムコードとを備え、整合性あるように識別される論理セクターを備えた取り外し可能な記憶媒体(50)を構成するシステム(10)であって、
前記コンピュータ可読のプログラムコードは、さらに、
前記取り外し可能な記憶媒体上のファイル・システム・インジケータ(350)のための少なくとも1つの標準位置(152)をマスクして、該取り外し可能な記憶媒体(50)が認識型の装置(60)からアクセスできるように構成されるようにするプログラムコードと、
前記取り外し可能な記憶媒体上の少なくとも1つの非標準位置(155)から前記少なくとも1つの標準位置(152)に、前記ファイル・システム・インジケータをコピーし、該取り外し可能な記憶媒体が非認識型の装置(80)からアクセスできるように構成されるようにするプログラムコードと、を含むシステム。
【0060】
(8)前記認識型の装置(60)で前記取り外し可能な記憶媒体(50)を欠陥管理し、少なくとも1つの不良セクター(153)から少なくとも1つの代替セクター(156)にデジタル情報をコピーするプログラム・コードと、
前記取り外し可能な記憶媒体が前記非認識型の装置(80)からアクセスできるように構成されている場合に、前記少なくとも1つの代替セクターから前記少なくとも1つの不良セクターに前記デジタル情報をコピーするプログラム・コードと、をさらに含む、上記(7)に記載のシステム。
(9)前記取り外し可能な記憶媒体(50)が認識型の装置(60)からアクセスできるように構成されている場合に、前記ファイル・システム・インジケータ(350)を前記少なくとも1つの標準位置(152)から前記少なくとも1つの非標準位置(155)にコピーするプログラム・コードをさらに含む、上記(7)に記載のシステム。
(10)前記取り外し可能な記憶媒体(50)が非認識型の装置(80)からアクセスできるように構成されている場合に、前記少なくとも1つの非標準位置(155)をマスクするプログラム・コードをさらに含む、上記(7)に記載のシステム。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の教示に従う、非識型の装置および非認識型の装置の間で交換可能なように構成されることのできる取り外し可能な記憶媒体の一実施形態を示す高レベル図。
【図2】取り外し可能な記憶媒体の一実施形態のレイアウトを示す図。
【図3】本発明の教示に従う、認識型の装置用に構成された取り外し可能な記憶媒体の一実施形態のレイアウトを示す図。
【図4】本発明の教示に従う、非認識型の装置用に構成された取り外し可能な記憶媒体の一実施形態のレイアウトを示す図。
【図5】本発明の教示に従う、取り外し可能な記憶媒体を認識型の装置と非認識型の装置の間で交換可能なように構成するための典型的なクロスリファレンス・テーブルを示す図。
【図6】本発明の教示に従う、認識型の装置および非認識型の装置の間で交換可能なように構成される取り外し可能な記憶媒体を初期化する一実施形態を示すフローチャート。
【図7】本発明の教示に従う、認識型の装置および非認識型の装置の間で交換可能なように取り外し可能な記憶媒体を構成する一実施形態を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 システム
50 取り外し可能な記憶媒体
60 認識型の装置
80 非認識型の装置
310 予約済みセクター
320 欠陥管理用のセクター
350 ファイル・システム・インジケータ
355 バックアップ・ファイル・システム・インジケータ

Claims (9)

  1. 認識型の装置と非認識型の装置の間で互換性のあるように該取り外し可能な記憶媒体を構成するための方法であって、
    前記取り外し可能な記憶媒体は、該取り外し可能な記憶媒体上のデジタル情報にアクセスするためのファイル・システム・インジケータを有しており、前記認識型の装置は、該取り外し可能な記憶媒体上の標準位置における前記ファイル・システム・インジケータだけでなく非標準位置における前記ファイル・システム・インジケータも検出することができる装置であり、前記非認識型の装置は、該取り外し可能な記憶媒体上の標準位置における前記ファイル・システム・インジケータを検出することはできるが非標準位置における前記ファイル・システム・インジケータを検出することはできない装置であり、
    前記標準位置に前記ファイル・システム・インジケータが書き込まれた状態で前記認識型の装置用に前記取り外し可能な記憶媒体を構成するときには、前記取り外し可能な記憶媒体上のファイル・システム・インジケータの前記標準位置をマスクすると共に、該ファイル・システム・インジケータを非標準位置に書き込むことにより、前記認識型の装置はファイル・システム・インジケータを検出することができるが、前記非認識型の装置はファイル・システム・インジケータを検出することができないようにし、前記非標準位置に前記ファイル・システム・インジケータが書き込まれた状態で前記非認識型の装置用に前記取り外し可能な記憶媒体を構成するときには、前記非標準位置に書き込まれた前記ファイル・システム・インジケータを前記標準位置にコピーすることにより、前記非認識型の装置がファイル・システム・インジケータを検出することができるようにする、
    方法。
  2. 前記取り外し可能な記憶媒体を初期化することをさらに含み、該初期化することは、さらに、
    前記取り外し可能な記憶媒体(50)上の前記ファイル・システム・インジケータ(350)の前記標準位置(152)をマスクし、
    前記取り外し可能な記憶媒体上の前記ファイル・システム・インジケータを前記非標準位置(155)に書き込む、
    ことを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記取り外し可能な記憶媒体を初期化することは、さらに、
    前記取り外し可能な記憶媒体上のいくつかの論理セクター(320)を、欠陥管理用に予約することを含む、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記取り外し可能な記憶媒体を初期化することは、さらに、
    前記取り外し可能な記憶媒体上の少なくとも1つのセクター(310)を、前記ファイル・システム・インジケータ(350)の前記非標準位置(155)として予約することを含む、
    請求項2に記載の方法。
  5. 前記認識型の装置用に前記取り外し可能な記憶媒体を構成するときには、さらに、
    前記取り外し可能な記憶媒体上のバックアップ・ファイル・システム・インジケータ(154)をマスクすることを含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記非認識型の装置用に前記取り外し可能な記憶媒体を構成するときには、さらに、
    前記取り外し可能な記憶媒体上のバックアップ・ファイル・システム・インジケータ(355)を、他の標準位置(154)にコピーすることを含む、
    請求項1に記載の方法。
  7. 認識型の装置と非認識型の装置の間で互換性のあるように該取り外し可能な記憶媒体を構成するためのシステムであって、
    前記取り外し可能な記憶媒体は、該取り外し可能な記憶媒体上のデータにアクセスするためのファイル・システム・インジケータを有しており、前記認識型の装置は、該取り外し可能な記憶媒体上の標準位置における前記ファイル・システム・インジケータだけでなく非標準位置における前記ファイル・システム・インジケータも検出することができる装置であり、前記非認識型の装置は、該取り外し可能な記憶媒体上の標準位置における前記ファイル・システム・インジケータを検出することはできるが非標準位置における前記ファイル・システム・インジケータを検出することはできない装置であり、
    前記システムは、コンピュータ可読のプログラムコードを格納したコンピュータ可読記憶媒体を備えており、該コンピュータ可読のプログラムコードは、前記標準位置に前記ファイル・システム・インジケータが書き込まれた状態で前記認識型の装置用に前記取り外し可能な記憶媒体を構成するときには、前記取り外し可能な記憶媒体上のファイル・システム・インジケータの前記標準位置をマスクすると共に、該ファイル・システム・インジケータを非標準位置に書き込むことにより、前記認識型の装置はファイル・システム・インジケータを検出することができるが、前記非認識型の装置はファイル・システム・インジケータを検出することができないようにし、前記非標準位置に前記ファイル・システム・インジケータが書き込まれた状態で前記非認識型の装置用に前記取り外し可能な記憶媒体を構成するときには、前記非標準位置に書き込まれた前記ファイル・システム・インジケータを前記標準位置にコピーすることにより、前記非認識型の装置がファイル・システム・インジケータを検出することができるようにするプログラムコードを含む、
    システム。
  8. さらに、前記コンピュータ可読のプログラムコードは、
    前記認識型の装置(60)で前記取り外し可能な記憶媒体(50)を欠陥管理し、少なくとも1つの不良セクター(153)から少なくとも1つの代替セクター(156)にデジタル情報をコピーするプログラムコードと、
    前記取り外し可能な記憶媒体が前記非認識型の装置(80)からアクセスできるよう構成されている場合に、前記少なくとも1つの代替セクターから前記少なくとも1つの不良セクターに前記デジタル情報をコピーするプログラムコードと、
    を含む、請求項7に記載のシステム。
  9. さらに、前記コンピュータ可読のプログラムコードは、
    前記取り外し可能な記憶媒体(50)が非認識型の装置(80)用に構成されるときには、前記非標準位置(155)をマスクするプログラムコードを含む、
    請求項7に記載のシステム。
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