JP4236341B2 - ショーケースの商品棚 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばコンビニエンスストアやスーパーマーケット等の店内に設置されるショーケースの商品棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のショーケースとしては、図6乃至図8に示すように前面を開口したショーケース本体1と、ショーケース本体1内に取付けられた複数の商品棚10とを備え、各商品棚10を互いに上下方向に間隔をおいて配置したものが知られている。
【0003】
ショーケース本体1は前面開口部の内側に商品収納部2を有し、商品収納部2は透明ガラス製の左右側板3及び背面側の仕切板4によって囲まれている。ショーケース本体1の下部には機械室5が設けられ、機械室5内に収容された図示しない冷却装置によって商品収納部2内を冷却するようになっている。また、ショーケース本体1内には各商品棚10を支持するための左右一対の棚柱6が仕切板4の両側にそれぞれ立設されており、各棚柱6には多数の孔6aが上下方向に間隔をおいて設けられている。
【0004】
各商品棚10は、商品を載置する棚板11と、棚板11の幅方向両側部を支持する左右一対のブラケット12とからなり、各ブラケット12の後端に突設した上下一対の係合片12aを棚柱6の上下方向任意の孔6aに係合することにより、棚柱6に着脱自在に取付けられるようになっている。
【0005】
また、この種のショーケースの商品棚としては、例えば特開平5−329039号公報に記載されているように、棚板と各ブラケットとの間にスライドレールを有し、スライドレールによって棚板を前後方向に移動自在に構成した、いわゆる可動式のものが知られている。この商品棚においては、棚板を前方へ引き出すことによって商品の補充作業等を容易に行うことができるという利点があり、コンビニエンスストア等の店舗側からの要求が高まっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、既に営業を行っている店舗では、前述のような棚板の引き出し構造を有さないショーケースが使用されている場合が多く、ショーケース自体を買い換えるには店舗側の経済的な負担が大きいため、商品棚のみを前記可動式の商品棚に交換している。しかしながら、既存のショーケースは製造元や形式等の違いから商品棚の幅寸法が異なる場合が多く、このため新たな商品棚に交換する場合は、既存のショーケース本体の各棚柱の間隔に応じた複数種類の幅寸法を有する商品棚を製造しなければならないという問題点があった。また、可動式の商品棚に交換する場合だけでなく、既存のショーケースの商品棚が損壊または老朽化した場合や外観を変更したいときなど、新たな商品棚に交換する場合は何れも前述と同様の問題を生ずる可能性があった。
【0007】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、既存のショーケースの商品棚を新たな商品棚に交換する場合でも、既存のショーケース本体に応じた複数種類の幅寸法を有する商品棚を製造する必要のないショーケースの商品棚を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、請求項1では、商品を載置する棚板と、棚板の幅方向両側部を支持する左右一対の支持部材とを備え、多数の孔を上下方向に間隔をおいて有する棚柱の上下方向任意の位置に各支持部材を着脱自在に取付けるようにしたショーケースの商品棚において、前記支持部材と棚柱との間に介在し、前記棚柱の任意の孔に係合可能な係合部と、支持部材の後端側に左右方向に移動自在に係合可能な係合部とを有する棚取付部材を備えている。これにより、支持部材が棚取付部材を介して棚柱に取付けらるとともに、棚取付部材の幅方向の位置を支持部材に対して適宜ずらすことにより、商品棚を各棚柱の間隔の異なる複数種類のショーケース本体に取付可能となる。
【0009】
また、請求項2では、請求項1記載のショーケースの商品棚において、前記支持部材の後端側下部に前記棚取付部材の下端側に係合する第1の係合部を設けるとともに、支持部材の後端側上部には、棚取付部材の上端側に係合する第2の係合部と、第2の係合部よりも後方位置で棚取付部材の上端側に係合する第3の係合部とを設けている。これにより、請求項1の作用に加え、棚取付部材の下端側に支持部材の第1の係合部を係合し、棚取付部材の上端側に支持部材の第2または第3の係合部を係合することにより、棚取付部材によって支持部材が支持される。この場合、棚取付部材に支持部材の第3の係合部を係合することにより、支持部材の上端側の係合位置が第2の係合部よりも前方寄りになることから、商品棚が前下りに傾斜した状態で取付けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5は本発明の一実施形態を示すもので、図1は商品棚の取付構造を示す分解斜視図、図2はその分解側面断面図、図3はその側面断面図、図4はその正面断面図、図5はその側面断面図である。尚、従来例と同等の構成部分には同一の符号を付して示す。
【0011】
同図に示す商品棚20は、商品を載置する棚板21と、棚板21の幅方向両側部を支持する支持部材としての左右一対のブラケット22と、各ブラケット22と棚柱6との間に介在する一対の棚取付部材23とからなり、従来例で示したショーケース本体1の棚柱6に取付けられるものである。
【0012】
棚板21は周端側を上方に屈曲させており、その下面側を各ブラケット22の上端に固定されている。
【0013】
ブラケット22は上端側及び後端側を一側方に屈曲させており、その後端側の下部にはブラケット22の後方に延びる第1の係合片22aが設けられている。また、ブラケット22の後端側の上部にはブラケット22の後方に延びる第2及び第3の係合片22b,22cが設けられ、各係合片22b,22cはそれぞれ先端側を下方に屈曲させている。この場合、第2及び第3の係合片22b,22cは互いに幅方向に並設され、第3の係合片22cは第2の係合片22bよりも後方位置まで長く延びている。
【0014】
棚取付部材23は左右両端側を後方に屈曲させており、前面側の幅はブラケット22よりも大きく形成されている。棚取付部材23の前面下端側にはブラケット22の第1の係合片22aを係合可能な係合孔23aが設けられ、係合孔23aの幅W1 は第1の係合片22aの幅W2 よりも大きく形成されている。また、棚取付部材23の前面側上端部はブラケット22の第2の係合片22bまたは第3の係合片22cを係合可能な係合部23bをなす。更に、棚取付部材23の幅方向一方の後端には、棚柱6の孔6aに係合可能な係合片23c及び係合突起23dが設けられている。係合片23cは棚取付部材23の後端側上部から後方に延び、その先端側を下方に屈曲させている。また、係合突起23dは棚取付部材23の後端側下部から後方に突出している。この場合、係合片23c及び係合突起23dは、互いに棚柱6の各孔6aの位置に対応するように上下方向に間隔をおいて設けられている。
【0015】
以上の構成において商品棚20を棚柱6に取付ける場合は、図2に示すように棚取付部材23の係合片23cを棚柱6の任意の孔6aに係合し、その下方の孔6aに棚取付部材23の係合突起23dを係合することにより、各棚取付部材23を左右の棚柱6にそれぞれ取付けた後、各棚取付部材23の係合部23bに各ブラケット22の第2の係合片22bを係合し、各棚取付部材23の係合孔23aに各ブラケット22の第1の係合片22aを係合することにより、図3に示すように商品棚20が各棚取付部材23を介して各棚柱6に取付けられる。この場合、図4に示すように棚取付部材23の係合孔23aの幅W1 はブラケット22の第1の係合片22aの幅W2 よりも大きく形成されているので、棚取付部材23の幅方向の位置をブラケット22に対して適宜ずらすことが可能である。また、棚取付部材23にブラケット22を係合する際、図5に示すように棚取付部材23の係合部23bにブラケット22の第3の係合片22cを係合することにより、ブラケット22の上端側の係合位置が第2の係合片22bよりも前方寄りになることから、商品棚20を前下りに傾斜した状態で取付けることができる。
【0016】
このように、本実施形態の商品棚20によれば、ブラケット22を幅方向に移動自在に係合する棚取付部材23を介して棚柱6に取付けるようにしたので、例えば既存のショーケース本体の商品棚を新たな商品棚20に交換する際、既存のショーケースの製造元や形式等の違いによって各棚柱6の間隔が異なる場合でも、棚取付部材23に対するブラケット22の幅方向の位置を適宜ずらすことにより、商品棚20を各棚柱6の間隔の異なる複数種類のショーケース本体に取付可能となる。従って、既存のショーケース本体に応じた複数種類の幅寸法を有する商品棚を製造する必要がなく、汎用性の向上及び低コスト化に極めて有利である。また、棚取付部材23の係合部23bにブラケット22の第3の係合片22cを係合することにより、棚取付部材23に第2の係合片22bを係合した場合よりも商品棚20を前下りに傾斜した状態で取付けることができるので、商品棚20の傾斜角度を任意に選択することができる。
【0017】
更に、前記実施形態では、ブラケット22の各係合片22a,22b,22cをブラケット22の上端側及び後端側を一側方に屈曲させた部分から延設することにより、各係合片22a,22b,22cが上下または前後方向の厚さに対して左右方向の寸法が大きくなるように形成したので、図8に示す従来例のようにブラケット12の各係合片12aを上下方向の寸法に対して左右方向の厚さを小さく形成したものに比べ、係合部分の強度において有利である。
【0018】
尚、前記実施形態では商品棚20の取付構造について説明する関係上、商品棚20の棚板21を各ブラケット22に固定されたものを一例として示したが、スライドレールによって棚板を前後方向に移動自在に構成した、いわゆる可動式の商品棚にも本発明を適用することが可能である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の商品棚によれば、既存のショーケースの商品棚を新たな商品棚に交換する際、既存のショーケースの製造元や形式等の違いによって各棚柱の間隔が異なる場合でも、既存のショーケース本体に応じた複数種類の幅寸法を有する商品棚を製造する必要がないので、汎用性の向上及び低コスト化を図ることができ、例えば店舗側から要求の高い可動式の商品棚への交換に極めて有利である。
【0020】
また、請求項2の商品棚によれば、請求項1の効果に加え、商品棚の傾斜角度を商品の陳列形態等に応じて任意に選択することができるので、実用に際して極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す商品棚取付構造の分解斜視図
【図2】商品棚取付構造の分解側面断面図
【図3】商品棚取付構造の側面断面図
【図4】商品棚取付構造の正面断面図
【図5】傾斜状態を示す商品棚取付構造の側面断面図
【図6】従来例を示すショーケースの正面図
【図7】従来例を示すショーケースの側面図
【図8】従来例を示す商品棚取付構造の分解斜視図
【符号の説明】
6…棚柱、6a…孔、20…商品棚、21…棚板、22…ブラケット、22a…第1の係合片、22b…第2の係合片、22c…第3の係合片、23…棚取付部材、23a…係合孔、23b…係合部、23c…係合片、23d…係合突起。

Claims (2)

  1. 商品を載置する棚板と、棚板の幅方向両側部を支持する左右一対の支持部材とを備え、多数の孔を上下方向に間隔をおいて有する棚柱の上下方向任意の位置に各支持部材を着脱自在に取付けるようにしたショーケースの商品棚において、
    前記支持部材と棚柱との間に介在し、前記棚柱の任意の孔に係合可能な係合部と、支持部材の後端側に左右方向に移動自在に係合可能な係合部とを有する棚取付部材を備えた
    ことを特徴とするショーケースの商品棚。
  2. 前記支持部材の後端側下部に前記棚取付部材の下端側に係合する第1の係合部を設けるとともに、
    支持部材の後端側上部には、棚取付部材の上端側に係合する第2の係合部と、第2の係合部よりも後方位置で棚取付部材の上端側に係合する第3の係合部とを設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のショーケースの商品棚。
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