JP4240136B2 - 排気熱交換器 - Google Patents

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Description

本発明は、熱機関から排出される排気と冷却水との間で熱交換を行う排気熱交換器に関するもので、特に、排気再循環装置(以下、EGRと呼ぶ)に用いられる排気を冷却するガスクーラ(以下、EGRクーラと呼ぶ)への適用に有効なものである。
排気熱交換器として、例えば、ディーゼル式のエンジン用EGRクーラがある。従来のEGRクーラは、エンジンの排気の一部を、直接、エンジンの吸気側へ還流させる排気再循環管の途中に設置されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のEGRクーラは、複数のチューブが積層され、チューブ内にインナーフィンが配置された構造であり、チューブ内を流れる排気と、チューブの外側を流れる冷却水とを熱交換させることで、排気を冷却するようになっている(例えば、特許文献1参照)。なお、インナーフィンとしては、ストレートフィンが用いられている。
ところで、インナーフィンの種類としては、ストレートフィンやウェーブフィンの他、インタークーラ等のEGRクーラとは異なる用途に用いられるオフセットフィンが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−77024号公報 特許第3766914号公報
EGRクーラ10とインタークーラとでは、以下に説明するように、冷却方式、要求される性能、仕様環境等が異なるため、オフセットフィンのフィンピッチfp、フィン高さfh、セグメント長さL等の各部位の寸法については、インタークーラ用のオフセットフィン等の従来から使用されているオフセットフィンの仕様を、そのまま適用できない。
例えば、インタークーラとEGRクーラとでは、冷却方式が異なり、すなわち、インタークーラは空冷式が一般的であるのに対して、EGRクーラは水冷式が一般的であるため、インナーフィンが熱交換性能に寄与する度合いが異なる。
また、インタークーラとEGRクーラとでは、冷却対象ガスの温度が異なり、すなわち、インタークーラでは、例えば、170℃であるのに対して、EGRクーラでは、例えば、400℃である。
また、インタークーラとEGRクーラとでは、材質が異なり、インタークーラでは、一般的に、材質がアルミであるのに対して、EGRクーラでは、高温酸化、凝縮水による腐食環境下にさらされるため耐食性の確保の観点より、材質をステンレスとする必要がある。
また、他の例としてオイルクーラとEGRクーラとでは冷却する流体の物性が異なる。すなわち、オイルクーラはエンジン用、オートマチックトランスミッション用等、粘性、密度の高いオイルを冷却するのに対して、EGRクーラは粘性、密度の低い排気ガスを冷却するあるため、インナーフィンが熱交換性能に寄与する度合いが異なる。
オフセットフィンの仕様は、冷却方式、冷却対象ガスの温度、インナーフィンの材質等の条件によって、熱交換性能が最も高くなるように決定されるものであるところ、EGRクーラ用のオフセットフィンの仕様として、単に、インタークーラ用の仕様を適用した場合では、EGRクーラの熱交換性能が低くなってしまう可能性がある。
また、上記の通り、図1に示す排気再循環装置では、高負荷時での流量確保等のため、EGRクーラ10内の圧力損失が小さいことが要求されるところ、例えば、特許文献2に記載されているフィンの仕様(フィンピッチfp=2mm)では、チューブ内の圧力損失が大きくなりすぎてしまう。
なお、上記した問題は、EGRクーラに限定されず、水冷式であって、材質がステンレスである他の種類の排気熱交換器においても、同様に生じる問題である。
本発明は、上記点に鑑み、チューブおよびインナーフィンを有する構造の排気熱交換器において、インナーフィンとしてオフセットフィンを用いた場合に、高い性能が得られるフィンについての諸条件を求めることにより、排気熱交換器の性能向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、エンジン(1)での燃焼により発生した粒子状物質を含有する排気ガスと排気ガスを冷却する冷却水との間で熱交換を行うとともに、熱交換後の排気ガスをエンジン(1)側へ流出する排気熱交換器において、内部を排気ガスが流れ、外部を冷却水が流れるステンレス製のチューブ(21)と、チューブ内に配置され、排気ガスと冷却水との間での熱交換を促進させるステンレス製のインナーフィン(22)とを備え、インナーフィン(22)は、排気ガスの流れ方向に略垂直な断面形状が、凸部(31)を一方側と他方側に交互に位置させて曲折する波形状であって、排気ガスの流れ方向に平行な方向で部分的に切り起こされた切り起こし部(32)を備えるオフセットフィンであり、断面形状にて、一方側と他方側のうちの同一側で隣り合う凸部の中心同士の距離であるフィンピッチの大きさをfpとし、一方側と他方側のうちの同一側で隣り合う凸部と凸部との間でフィンによって囲まれた領域の相当円直径をdeとし、切り起こし部の排気流れ方向での長さをLとし、断面形状における一方側の凸部から他方側の凸部までの距離であるフィン高さをfhとしたときに、フィンピッチの大きさが、
2<fp≦12(単位:mm)
を満足する大きさであり、切り起こし部の排気流れ方向での長さLが、
fh<7、fp≦5のとき、0.5<L≦7(単位:mm)、
fh<7、5<fpのとき、0.5<L≦1(単位:mm)、
7≦fh、fp≦5のとき、0.5<L≦4.5(単位:mm)、または
7≦fh、5<fpのとき、0.5<L≦1.5(単位:mm)
であって、さらに、
X=de×L 0.14 /fh 0.18 としたときに、
相当円直径deおよび切り起こし部の排気流れ方向での長さLが、粒子状物質がインナーフィン(22)に堆積することを抑制するために、
1.1≦X≦4.3
を満足する大きさになっていることを特徴とする。
これにより、チューブ内を流れる排気の圧力損失およびチューブ外を流れる冷却水の通水抵抗を低く抑えることができ、チューブ内の目詰まりを抑制でき、かつ、高い放熱性能を備える排気熱交換器が得られる。
これにより、冷却性能と圧力損失の両方を考慮した指数であるガス密度の大きさが、最大値の93%以上となる高性能な排気熱交換器が得られる。
また、請求項2に記載の発明では、相当円直径および切り起こし部の排気流れ方向での長さが、
1.2≦X≦3.9を満足する大きさであることを特徴としている。
これにより、ガス密度の大きさが最大値の95%以上となる、より高性能な排気熱交換器を得ることができる。
また、請求項3に記載の発明では、相当円直径および切り起こし部の排気流れ方向での長さが、
1.3≦X≦3.5を満足する大きさであることを特徴としている。
これにより、冷却性能と圧力損失の両方を考慮した指数であるガス密度の大きさが、最大値の97%以上となる、より高性能な排気熱交換器が得られる。
お、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施
形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明を図に示す実施形態について説明する。なお、以下に説明する第4実施形態が特許請求の範囲に記載した発明の実施形態であり、第1実施形態は、本発明の前提となる形態であり、第2、3、5実施形態は参考例として示すものである。
(第1実施形態)
本実施形態では、本発明をEGRクーラに適用した例を説明する。図1に、EGRクーラが用いられる排気再循環装置の模式図を示す。図1に示す排気再循環装置では、エンジン1の吸気経路2の途中に、例えば、エアクリーナ3、可変ターボアクチュエータ4、インタークーラ5およびインテークマニホールド6が配置され、エンジン1の排気経路7の途中に、可変ターボアクチュエータ4およびDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)8が配置されており、第1の排気再循環管9が、DPF8の排気流れ下流側と、可変ターボアクチュエータ4の吸気流れ上流側とに接続され、この第1の排気再循環管9の途中に、EGRクーラ10と、EGRバルブ11が配置されている。第1の排気再循環管9は、DPF8を通過した排気ガスの一部を、エンジンの吸気側に還流させる配管である。
このように、図1に示す排気再循環装置では、EGRクーラ10内に、DPF8でPM(粒子状物質)が除去された排気が導入されることから、EGRクーラ10に導入される排気ガス中の煤の量が低減される。
また、図1に示す排気再循環装置は、エンジンの排気の一部を、DPF8に通過させる前に、直接、エンジンの吸気側へ還流させる第2の排気再循環管12およびその途中に配置されたEGRバルブ13を有している。第1の排気再循環管9と第2の排気再循環管12とを比較すると、第1の排気再循環管9を流れる排気の圧力は第2の排気再循環管12内よりも低圧である。したがって、図1に示す排気再循環装置は低圧EGRシステムと呼ばれ、このシステムによれば、エンジン高負荷時でもEGRを作動させることができる利点がある。
図2に、本実施形態のEGRクーラの側面図を示し、図3に、EGRクーラのA−A矢視方向断面図を示し、図4に、EGRクーラのB−B矢視方向断面図を示す。
EGRクーラ10は、エンジン1での燃焼により発生した排気ガスをエンジン1に再循環させる際に、その排気ガスをエンジン1の冷却水によって、冷却する排気熱交換器であり、図2〜4に示すように、主に、複数のチューブ21と、インナーフィン22と、水側タンク23と、ガス側タンク24とを備えている。これらの部材21〜44は、ステンレス製であり、ろう付けや溶接等により接合されている。
チューブ21は、図3、4に示すように、排気ガスが流通する排気通路21aを構成する管であり、内部を排気ガスが流れるようになっている。また、チューブ21の外部を冷却水が流れるようになっており、このチューブ21を介して、排気ガスと冷却水とを熱交換させる。冷却水としては、例えば、エンジン冷却水に用いられるものを採用できる。
具体的には、図3に示すように、チューブ21の排気流れ方向から見たときの断面形状は、長辺21cと短辺21dを有する扁平形状であり、長辺21c側となる扁平面21cに垂直な方向(図中上下方向)に、複数のチューブ21が積層されている。また、図3、4に示すように、本実施形態では、基本的に、隣り合うチューブ21の外壁によって、隣り合うチューブ21間に冷却水が流れる冷却水通路21bが構成されている。
水側タンク23は、主に、一方の水側タンク23でEGRクーラに流入した冷却水を各チューブ21に分配供給し、他方の水側タンク23で各チューブ21からの冷却水を集合回収するものである。水側タンク23は、図2、4に示すように、チューブ21のガス流れ方向両端部近傍において、積層されたチューブ21の周囲に設けられており、冷却水入口もしくは冷却水出口23aを備えている。
ガス側タンク24は、図2、4に示すように、チューブ21のガス流れ方向両端部に、それぞれ、配置されている。両ガス側タンク24は、第1の排気再循環管9に接続され、一方のガス側タンク24で、各チューブに排気ガスを分配供給し、他方のガス側タンク24で、熱交換を終えた排気ガスを各チューブ21から集合回収する。
インナーフィン22は、各チューブ21内に配置されており、排気ガスと冷却水との間での熱交換を促進させるものであり、チューブ21の内壁面に固定されている。以下、インナーフィン22の詳細について説明する。
図5に、インナーフィンの斜視図を示し、図6に、排気ガス流れ方向から見たときのインナーフィンの部分拡大図を示す。
インナーフィン22は、図5、6に示すように、排気ガスの流れ方向に略垂直な断面形状、すなわち、排気ガスの流れ方向から見たときの断面形状が、凸部31を一方側と他方側に交互に位置させて曲折する波形状であって、排気ガスの流れ方向で、部分的に切り起こされた切り起こし部32を備え、排気ガスの流れ方向から見たときに、切り起こし部32によって形成される波形状部分が、排気ガスの流れ方向で隣接する波形状部分に対して、オフセットしているオフセットフィンである。このオフセットフィン22は、凸部31がチューブ21の長辺21c側の内壁面と接している。
このオフセットフィン22によって、チューブ21の内部が、図3に示すように、チューブ21の長辺21cに平行な方向で、複数の流路に分割(言い換えると、区画)され、さらに、チューブ21内で複数に分割された流路は、排気流れ方向で部分的にオフセットしている。すなわち、図5に示すように、チューブ21の内部を複数の流路に分割する壁部33が、排気ガスの流れ方向に沿って、千鳥状に配置されている。また、排気流れ方向でオフセットフィン22を見たとき、一方側同士、他方側同士のように、同一側の凸部31であって、排気流れ方向で隣接する凸部31同士は、ずれて配置されている。
このとき、図6に示すように、オフセット距離sは、熱伝達率が高く、ガス抵抗が小さくなるように、ガス通路高さuの約半分の大きさに設定されるのが望ましい。ここで、オフセット距離sとは、排気ガスの流れ方向から見たときに、オフセットフィン22のうち、切り起こし部32によって形成される波形状部分が、排気ガスの流れ方向で隣接する波形状部分に対して、排気ガスの流れ方向に略垂直な断面形状にて同一側で隣り合う凸部31が並ぶ方向で、ずれているときのずれ長さのことであり、言い換えると、隣り合う一方側と他方側の凸部31間に位置する壁部33と、その壁部33に対して位置ずれしている切り起こし部32の壁部33とのチューブ21の長辺21cに平行な方向での間隔のことである。
なお、オフセットフィン22の排気ガスの流れ方向での断面形状については、凸部31の頂点に直線状部分を含む形状と含まない形状のどちらでも良い。
このオフセットフィン22は、プレス加工により、平板を波形状に折り曲げ、さらに、プレス加工により、切り起こし部32となる部分を起こすことで製造される。なお、切り起こし部32となる部分を起こす方法としては、起こす前に、波状にする前にあらかじめスリットを入れておく方法や、板の両面をプレス機でプレスすることにより、切る、起こす、を同時に行ってもよい。また、フィンの成形はローラ加工でも良く、またローラ加工とプレス加工両方の組み合わせでも良い。
このような構造のオフセットフィン22では、図5、6に示すように、排気ガスの流れ方向から見た断面形状にて、一方側同士もしくは他方側同士のように、一方側と他方側のうちの同一側で、隣り合う凸部31の中心同士の距離であるフィンピッチfpと、一方側の凸部から他方側の凸部までの距離であるフィン高さfhの大きさ等の仕様によって、EGRクーラ10の性能が決まる。なお、フィン高さfhは、オフセットフィン22が接触しているチューブ21の内壁面に対して垂直な方向での距離であり、チューブ21の積層方向でのチューブ21の内径と同等である。
そこで、本発明者は、オフセットフィン22の最適仕様について検討した。本実施形態では、フィンピッチfpおよびフィン高さfhが種々の大きさである上記した構造のEGRクーラ10を作製し、所定条件でガスおよび冷却水を流したときのチューブ21の内部を流れる排気ガスの圧力損失の大きさ、チューブ21の外部を流れる冷却水の通水抵抗の大きさ、チューブ21の内部での目詰まりの有無、EGRクーラの放熱性能を評価し、この結果より、最適仕様を決定した。なお、所定条件は、ガス入口温度Tg1:400℃、ガス流量:30g/s、ガス入口圧力Pg1:50kPa、冷却水入口温度Tw1:80℃、冷却水流量:10L/minである。
図7に、フィン高さfhと圧力損失比(ΔPg比)との関係を示す。なお、圧力損失ΔPgとは、ガス側タンク14のガス入口でのガス圧力Pg1とガス出口でのガス圧力Pg2との差であり、ΔPg比とは、それぞれの条件のときの圧力損失ΔPgのうち、最大値を基準値100としたときの比率(%)である。
また、このとき用いたオフセットフィン22の条件は、オフセットフィン22の板厚t:0.2mm、フィンピッチfp:5mm、7mm、切り起こし部32の排気流れ方向での長さL:1mm、5mm、曲率半径R:0.2mmである。なお、以下では、切り起こし部32の排気流れ方向での長さLをセグメント長さLと呼ぶ。また、図7中のfp5、fp7は、それぞれ、fp=5mm、fp=7mmを示し、L1、L5は、それぞれ、L=1mm、L=5mmを示しており、fp、L等の各パラメータの次に示す数字は長さを示している。このことは、他の図においても同様である。
図7に示すように、クーラの体格は固定、すなわち、水側タンク23およびガス側タンク24の大きさは固定で、かつ、フィンピッチfpおよびセグメント長さLも、それぞれ、fp=5mm、L=1mmで固定し、フィン高さfhを小さくなる側に変更していった場合、図中のfp5、L1のように、フィン高さfhが3.5mmのときが、傾きが変わる点である変曲点となり、圧力損失の上昇変化率は、フィン高さfhが3.5mm以下のときの方が、3.5mmよりも大きいときと比較して大きくなることがわかった。
同様に、図中のfp5、L5のように、fp=5mm、L=5mmで固定し、フィン高さfhを小さくなる側に変更していった場合や、図中のfp7、L5のように、fp=7mm、L=5mmで固定し、フィン高さfhを小さくなる側に変更していった場合においても、フィン高さfhが3.5mmのときが変曲点となり、fh=3.5mmを境として、圧力損失の上昇率が異なっていた。
この結果より、クーラの体格が固定で、fp、Lが同じときでは、fhが3.5mm以下のとき、圧力損失は相対的に大きく、fhが3.5mmよりも大きいとき、圧力損失は比較的小さいと言える。したがって、フィン高さfhは、3.5mmよりも大きいことが好ましいと言える。
続いて、図8に、フィン高さfhと通水抵抗ΔPwとの関係を示す。なお、通水抵抗ΔPwとは、水側タンクの冷却水入口での水圧と冷却水出口での水圧との差である。また、このとき用いたオフセットフィン22の条件については、図7のときと同じである。
図8に示すように、クーラの体格は固定で、かつ、冷却水通路21bの幅となるチューブ21同士の間隔が一定であるとき、フィン高さfhを大きくなる側に変更するにつれ、通水抵抗ΔPwが増加する傾向がある。そして、通水抵抗ΔPwは、冷却性能の観点より、3〜3.2kPa以上になると冷却水流量確保のため高性能ウォーターポンプが必要となり、コストアップに繋がる。したがって、フィン高さfhは、12mm以下であることが好ましく、10mm以下であることが、より好ましいと言える。
また、目詰まりの有無を調べた結果、フィンピッチfpを小さくするにつれ、オフセット距離sが小さくなり、フィンの板厚tが0.2mm以下の場合では、フィンピッチfpが2mm以下のとき、オフセット距離sが小さくなりすぎてしまい、排気ガス中の煤によって、目詰まりが生じた。したがって、目詰まりの発生を抑制する観点より、フィンピッチfpは2mmよりも大きいときが良いと言える。
また、セグメント長さLを短くすることにより、オフセットフィン22の放熱性能を高めることができる。そこで、セグメント長さLの範囲を1≦L≦10mmとし、フィン高さfhの範囲を3.5<fh≦12とした場合のフィンピッチfpとEGRクーラの放熱性能との関係を調べた。この結果を図9に示す。なお、図9には、フィン高さfhが3.6mmもしくは12mmであり、セグメント長さLが1mmもしくは10mmである場合の結果が示されている。
図9からわかるように、フィン高さfhに関わらず、セグメント長さLが10mmのときよりも1mmのときの方が、EGRクーラの放熱性能が高く、フィン高さfhが12mmで、セグメント長さLが10mmのときでは、図9中のfh12−L10からわかるように、フィンピッチfpが12mmよりも大きいときでは、市場でEGRクーラに要求される放熱性能である5.5kw/Lを満たさないが、フィンピッチfpが12mm以下であれば、市場で要求される放熱性能を満たす。
したがって、フィン高さfhの範囲が3.5<fh≦12の場合では、フィンピッチfpは12mm以下が良いと言える。
以上の検討結果により、フィンピッチfpの大きさおよびフィン高さfhを、
3.5<fh≦12
2<fp≦12
を満足する大きさとすることが好ましいと言える。
これにより、チューブ21内を流れる排気ガスの圧力損失およびチューブ21外を流れる冷却水の通水抵抗を低く抑えることができ、チューブ21内の目詰まりを抑制でき、かつ、高い放熱性能が得られる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態とは異なるパラメータおよび基準により、オフセットフィン22の最適仕様を決定する場合について説明する。なお、EGRクーラ10の基本構造については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態では、相当円直径deと、EGRガス密度比ρとの関係に基づいて、オフセットフィン22の最適仕様を決定した。
ここで、相当円直径deとは、図6に示すように、オフセットフィン22の排気ガスの流れ方向に略垂直な断面形状において、一方側同士、他方側同士のように、同一側で隣り合う凸部31と凸部31との間でフィン22とチューブ21によって囲まれる斜線領域Cを円に換算したときの直径(単位:mm)を意味し、以下の式で表される。
de=4×S/l
なお、Sはガス通路断面積(円の直径をDとしたときの円の断面積πD/4に相当)である。また、lは、ぬれ縁長さ(円の直径をDとしたときの円周πDに相当)であり、フィン22とチューブ21によって構成された1つのガス流通路内壁面の長さ(内壁と気体が接する部分の長さ)である。
また、相当円直径deの計算方法について説明する。図10に、オフセットフィン22の排気ガスの流れ方向に略垂直な方向で切断したときのオフセットフィン22の部分断面図を示す。
図10に示すように、図6中の斜線領域Cの右側半分に相当するぬれ縁長さl/2を、5つの線分(1)〜(5)に分割することで、(3)の直線長さが0以上の時、下記の式のように、ぬれ縁長さlをフィンピッチfp、フィン高さfh、板厚t、湾曲部の曲率半径Rを用いて表すことができる。また、図6中の斜線領域Cの右側半分に相当するガス通路断面積を、4つの領域a〜dに分割することで、下記の式のように、ガス通路断面積Sをフィンピッチfp、フィン高さfh、板厚t、湾曲部の曲率半径Rを用いて表すことができる。
l/2=fp/2−(fp/2−(2R+t))/2…(1)
+π(R+t)/2…(2)
+fh−2(R+t)…(3)
+πR/2…(4)
+(fp/2−(2R+t))/2…(5)
S/2=(fh−t)(fp/2−(2R+t))/2…a
+(fh−(R+t))R…b
+πR2/4…c
+(R+t)2−π(R+t)2/4…d
したがって、フィンピッチfp、フィン高さfh、板厚t、湾曲部の曲率半径Rにより、相当円直径deが決定される。
一方、EGRガス密度ρとは、EGRクーラの冷却性能と圧力損失の大きさの両方を考慮した指数であり、EGRガス密度ρ[kg/m]は次式のように表され、ρが大きいほどEGRガスの充填率が高くなり、EGR率を上げることが可能となる。
ρ=Pg2/(R・Tg2)
Pg2はガス出口絶対圧(Pa)であり、Rは気体定数=287.05J/kg・Kであり、Tg2はガス出口温度(K)である。
図11に、相当円直径deとEGRガス密度ρ比との関係を示す。EGRガス密度ρ比は、EGRガス密度ρの最大値を100%としたときの比率である。なお、図11は、測定条件を、ガス入口温度Tg1:400℃、ガス流量:30g/s、ガス入口圧力Pg1:50kPa、冷却水入口温度Tw1:80℃、冷却水流量:10L/minとし、フィンの板厚t:0.2mm、フィン高さfh:9mm、曲率半径R:0.2mmとしたときの測定結果に基づいて、算出した結果である。
また、図11中の曲線(a)は、セグメント長さLを1mmとしたときの測定結果であり、図11中の曲線(b)は、Lを5mmにしたときの結果である。なお、Lの範囲が、0<L<5とき、図11中の曲線(a)と同様の結果となり、5≦L≦15のとき、図11中の曲線(b)と同様の結果となる。
したがって、図11中の曲線(a)より、0<L<5のときでは、相当円直径deの大きさを、1.2≦de≦6.1とすることで、ρ比を93%以上にすることができ、1.3≦de≦5.3とすることで、ρ比を95%以上にすることができ、1.5≦de≦4.5とすることで、ρ比を97%以上にすることができることがわかる。
一方、図11中の曲線(b)より、5≦L≦15のときでは、相当円直径deの大きさを、1.0≦de≦4.3とすることで、ρ比を93%以上にすることができ、1.1≦de≦4.0とすることで、ρ比を95%以上にすることができ、1.3≦de≦3.5とすることで、ρ比を97%以上にすることができることがわかる。なお、上記したLとdeの単位はmmである。
なお、図11の結果は、フィンの板厚tおよび曲率半径Rが、それぞれ、0.2mmのときの結果であるが、フィンの板厚tおよび曲率半径を実施可能な範囲で多少変更した場合においても同様の結果となる。例えば、フィンの板厚tおよび曲率半径を、それぞれ、0.1〜0.2mmで変更した場合においても同様の結果となる。
(第3実施形態)
本実施形態では、上記した実施形態とは異なるパラメータおよび基準により、オフセットフィン22の最適仕様を決定する場合について説明する。なお、EGRクーラ10の基本構造については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態では、セグメント長さLとEGRガス密度比ρとの関係に基づいて、オフセットフィン22の最適仕様を決定した。
図12に、セグメント長さLとEGRガス密度ρ比との関係を示す。EGRガス密度ρ比は、EGRガス密度ρの最大値を100%としたときの比率である。なお、図12は、図11のときと同じ測定条件での測定結果に基づいて、算出した結果である。ただし、フィン高さfh、セグメント長さLは、図11のときと異なる。
図12中の曲線(a)は、fh<7、fp≦5のときの計算結果であり、例えば、fh=4.6、fp=4.5のときの計算結果である。このときでは、セグメント長さLを、0.5<L≦65とすることで、ρ比を95%以上にすることができ、0.5<L≦25とすることで、ρ比を97%以上にすることができ、0.5<L≦7とすることで、ρ比を99%以上にすることができる。
また、図12中の曲線(b)は、fh<7、5<fpのときの計算結果であり、例えば、fh=4.6、fp=5.5のときの計算結果である。このときでは、セグメント長さLを、0.5<L≦20とすることで、ρ比を95%以上にすることができ、0.5<L≦8とすることで、ρ比を97%以上にすることができ、0.5<L≦1とすることで、ρ比を99%以上にすることができる。
また、図12中の曲線(c)は、7≦fh、fp≦5のときの計算結果であり、例えば、fh=9、fp=4.5のときの計算結果である。このときでは、セグメント長さLを、0.5<L≦50とすることで、ρ比を95%以上にすることができ、0.5<L≦15とすることで、ρ比を97%以上にすることができ、0.5<L≦4.5とすることで、ρ比を99%以上にすることができる。
また、図12中の曲線(d)は、7≦fh、5<fpのときの計算結果であり、例えば、fh=9、fp=5.5のときの計算結果である。このときでは、セグメント長さLを、0.5<L≦15とすることで、ρ比を95%以上にすることができ、0.5<L≦6とすることで、ρ比を97%以上にすることができ、0.5<L≦1.5とすることで、ρ比を99%以上にすることができる。
なお、上記したfh、fp、Lの単位はmmである。また、図12の結果は、フィンの板厚tおよび曲率半径Rが、それぞれ、0.2mmのときの結果であるが、フィンの板厚tおよび曲率半径を実施可能な範囲で多少変更した場合においても同様の結果となる。例えば、フィンの板厚tおよび曲率半径を、それぞれ、0.1〜0.2mmで変更した場合においても同様の結果となる。
(第4実施形態)
本実施形態では、上記した実施形態とは異なるパラメータおよび基準により、オフセットフィン22の最適仕様を決定する場合について説明する。なお、EGRクーラ10の基本構造については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態では、相当円直径de、セグメント長さL、フィン高さfhを用いた関数Xと、EGRガス密度比ρとの関係に基づいて、オフセットフィン22の最適仕様を決定した。
図13に、関数Xと、EGRガス密度比ρとの関係を示す。この関数Xは、次式により表されるものである。
X=de×L0.14/fh0.18
また、図13は、フィンピッチfp、フィン高さfhおよびセグメント長さLを種々の大きさとしたときのEGRガス密度比ρの計算結果である。図中の各曲線は、fhおよびLを固定として、fpを任意の大きさとして、fpの大きさ毎にEGRガス密度比をプロットして得られたものである。横軸の値が大きくなるに連れて、fpが大きくなっており、一例として、図13中には、各曲線のfpが12mm、14mmの位置に、それぞれ、fp12、fp14と示している。具体的には、フィンピッチfpは1.5〜14mmのいずれかであり、フィン高さfhは4.6、5.6、7、9、12mmのいずれかであり、セグメント長さLは1mmもしくは10mmである。また、他の測定条件は、図11、12のときと同じである。
図13に示す結果より、関数XとEGRガス密度比ρとの関係を示す曲線は、各条件において、同様の傾向を示すことがわかる。
そして、第1実施形態で説明したように、フィンピッチfpは2<fp≦12を満たす範囲が好ましいことから、この範囲内では、図13中のfpが12mmである点をつなぐ直線からわかるように、相当円直径deおよびセグメント長さLを、1.1≦X≦4.3を満足する大きさとし、より好ましくは、1.1≦X≦3.5を満足する大きさとすることで、ρ比を93%以上にすることができる。同様に、相当円直径deおよびセグメント長さLを、1.2≦X≦3.9を満足する大きさ、より好ましくは、1.2≦X≦3.3を満足する大きさとすることで、ρ比を95%以上にすることができ、1.3≦X≦3.5を満足する大きさ、より好ましくは、1.3≦X≦2.9を満足する大きさとすることで、ρ比を97%以上にすることができる。
なお、fp、Xの単位はmmである。また、図13の結果は、フィンの板厚tおよび曲率半径Rが、それぞれ、0.2mmのときの結果であるが、フィンの板厚tおよび曲率半径を実施可能な範囲で多少変更した場合においても同様の結果となる。例えば、フィンの板厚tおよび曲率半径を、それぞれ、0.1mm以上0.2mm未満の範囲内で変更した場合においても同様の結果となる。
(第5実施形態)
第1実施形態では、図6に示すオフセット量sについて、相対的な大きさとして、ガス通路高さuの約半分の大きさに設定されるのが望ましいと説明したが、本実施形態では、オフセット距離sの絶対的な大きさについて説明する。なお、以下では、なお、オフセット距離s以外のEGRクーラ10の基本構造については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図14(a)に、第1実施形態で説明した構成のEGRクーラ内を排気ガスが通過する際に、オフセットフィンの表面に堆積する排気ガス中の煤等のPM(粒子状物質)の堆積厚さと時間との関係を調査した結果を示す。また、図14(b)に、排気ガス流れとチューブ21の長辺21cに平行な方向で切断したときのオフセットフィン22の断面図を示す。図14(b)は、排気ガスの流れ方向に沿って、千鳥状に配置されているオフセットフィン22の壁部33を示しており、図14(b)の左右方向が排気ガスの流れ方向である。
図14(b)に示すように、EGRクーラ内を排気ガスが通過すると、オフセットフィン22の表面上にPM41が堆積する。そして、図14(a)中の破線で示すように、PM41は、時間が経過するにつれて平均堆積厚さが増加し、8時間以上経過した場合では、PM41の平均堆積厚さが、約0.25mmの大きさで、ほぼ一定となることがわかった。
このことから、オフセット距離sを0.5mmに設定した場合、排気ガスが通過し始めて8時間以上経過すると、図14(b)に示すように、オフセットフィン22の表面上に堆積するPM41の平均堆積厚さが0.25mmとなって、オフセットフィン22のうち、排気ガスの流れ方向に隣接する部分同士の境界付近で、排気ガスの通路が塞がってしまう。
したがって、目詰まりが生じないようにするという観点より、オフセット距離sは、0.5mmより大きくすることが必要である。なお、本実施形態は、上記した第1〜第4実施形態と組み合わせることが可能である。
(他の実施形態)
(1)上記した第5実施形態では、オフセット距離sの大きさについて説明したが、図6中の同一側で隣り合う凸部31と凸部31との間でフィン22とチューブ21によって囲まれる斜線領域Cに対するオフセット領域Dの割合をパラメータとして、オフセットフィン22の最適仕様を決定することもできる。
すなわち、図6に示すように、オフセットフィン22を排気ガス流れ方向で見たときに、排気流れ方向で隣りあう凸部31に対してオフセットした部分をオフセット領域Dと呼ぶとすると、図6中の斜線領域Cの面積に対するオフセット領域Dの面積の割合が、25%より小さい場合では、オフセット部Dを排気ガスが通過する際のガス抵抗が大きく、圧力損失が大きくなってしまうので、オフセット領域Dの割合を、25%以上とすることが良い。
また、オフセット領域Dの面積割合を、40%よりも大きくしようとした場合では、例えば、オフセットフィン22を、プレス加工により、平板を波形状に折り曲げ、切り起こし部32となる部分を起こすことで製造したときに、切り起こされた残りの部分のフィンピッチfpに平行な方向での長さが短くなり、切り起こし部32の根元の部分が切れやすくなってしまうので、オフセット領域Dの割合を、40%以下とすることが良い。
したがって、斜線領域Cに対するオフセット領域Dの面積割合としては、25%以上40%以下とすることが良い。本実施形態は、上記した各実施形態と組み合わせることが可能である。
なお、上記したオフセット領域Dの面積は、言い換えると、図6のように、切り起こし部32によって形成される波形状部分と、これに排気ガスの流れ方向で隣接する波形状部分を、オフセットフィン22の排気ガスの流れ方向に略垂直な面に投影したとき、両部分の壁部33と壁部33で囲まれる排気ガス通路部分の面積のことである。
(2)図15に、本発明の他の実施形態における排気再循環装置の模式図を示す。なお、図15では、図1と同様の構成部に図1と同一の符号を付している。
上記した各実施形態では、図1に示す排気再循環装置における第1の排気再循環管9の途中に配置されるEGRクーラ10に本発明を適用した例を説明したが、図15に示すように、エンジン1の排気の一部を、DPF8に通過させる前に、直接、エンジン1の吸気側へ還流させる第2の排気再循環管12の途中に配置したEGRクーラ10に対して、本発明を適用することもできる。
(3)上記した各実施形態では、EGRガスクーラを例として説明したが、材質がステンレスである他の排気熱交換器においても、本発明を適用できる。例えば、外気に排出される排気ガスと冷却水との間で熱交換させ、冷却水を加熱する排熱回収熱交換器に、本発明を適用できる。
本発明の第1実施形態における排気熱交換器が用いられる排気再循環装置の模式図である。 本発明の第1実施形態における排気熱交換器としてのEGRクーラの全体側面図である。 図2中のEGRクーラのA−A線断面図である。 図3中のEGRクーラのB−B線断面図である。 図2中のEGRクーラに用いられているインナーフィンの斜視図である。 排気ガス流れ方向から見たときの図2中のEGRクーラに用いられているインナーフィンの断面図である。 オフセットフィンのフィン高さfhと圧力損失比との関係を示す図である。 オフセットフィンのフィン高さfhと通水抵抗ΔPwとの関係を示す図である。 フィンピッチfpとEGRクーラの放熱性能との関係を示す図である。 オフセットフィン22の排気ガスの流れ方向に略垂直な方向で切断したときのオフセットフィン22の部分断面図である。 オフセットフィンの相当円直径deとEGRガス密度ρ比との関係を示す図である。 オフセットフィンのセグメント長さLとEGRガス密度ρ比との関係を示す図である。 オフセットフィンの相当円直径de、セグメント長さL、フィン高さfhを用いた関数XとEGRガス密度ρ比との関係を示す図である。 (a)は、オフセットフィンの表面に堆積する排気ガス中の煤等のPMの堆積厚さと時間との関係を示す図であり、(b)は、排気ガス流れとチューブ21の長辺21cに平行な方向で切断したときのオフセットフィン22の断面図である。 本発明の他の実施形態における排気再循環装置の模式図である。
符号の説明
1…エンジン、8…DPF、9…第1の排気再循環管、10…EGRクーラ、
21…チューブ、22…オフセット型インナーフィン。

Claims (3)

  1. エンジン(1)での燃焼により発生した粒子状物質を含有する排気ガスと前記排気ガスを冷却する冷却水との間で熱交換を行うとともに、熱交換後の前記排気ガスを前記エンジン(1)側へ流出する排気熱交換器において、
    内部を前記排気ガスが流れ、外部を前記冷却水が流れるステンレス製のチューブ(21)と、
    前記チューブ内に配置され、前記排気ガスと前記冷却水との間での熱交換を促進させるステンレス製のインナーフィン(22)とを備え、
    前記インナーフィン(22)は、前記排気ガスの流れ方向に略垂直な断面形状が、凸部(31)を一方側と他方側に交互に位置させて曲折する波形状であって、前記排気ガスの流れ方向に平行な方向で部分的に切り起こされた切り起こし部(32)を備えるオフセットフィンであり、
    前記断面形状にて、前記一方側と前記他方側のうちの同一側で隣り合う前記凸部の中心同士の距離であるフィンピッチの大きさをfpとし、前記一方側と前記他方側のうちの同一側で隣り合う前記凸部と前記凸部との間でフィンによって囲まれた領域の相当円直径をdeとし、前記切り起こし部の排気流れ方向での長さをLとし、前記断面形状における前記一方側の凸部から前記他方側の凸部までの距離であるフィン高さをfhとしたときに
    前記フィンピッチの大きさが、
    2<fp≦12(単位:mm)
    を満足する大きさであり、
    前記切り起こし部の排気流れ方向での長さLが、
    fh<7、fp≦5のとき、0.5<L≦7(単位:mm)、
    fh<7、5<fpのとき、0.5<L≦1(単位:mm)、
    7≦fh、fp≦5のとき、0.5<L≦4.5(単位:mm)、または
    7≦fh、5<fpのとき、0.5<L≦1.5(単位:mm)
    であって、
    さらに、
    X=de×L0.14/fh0.18としたときに、
    前記相当円直径deおよび前記切り起こし部の排気流れ方向での長さLが、前記粒子状物質が前記インナーフィン(22)に堆積することを抑制するために、
    1.1≦X≦4.3
    を満足する大きさになっていることを特徴とする排気熱交換器。
  2. 前記相当円直径および前記切り起こし部の排気流れ方向での長さが、
    1.2≦X≦3.9
    を満足する大きさであることを特徴とする請求項に記載の排気熱交換器。
  3. 前記相当円直径および前記切り起こし部の排気流れ方向での長さが、
    1.3≦X≦3.5
    を満足する大きさであることを特徴とする請求項に記載の排気熱交換器。
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