JP4254708B2 - 通信タイミング制御装置、通信タイミング制御方法、ノード及び通信システム - Google Patents

通信タイミング制御装置、通信タイミング制御方法、ノード及び通信システム Download PDF

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Description

本発明は、通信タイミング制御装置、通信タイミング制御方法、ノード及び通信システムに関し、例えば、センサネットワーク、移動体通信ネットワークあるいはLAN(Local Area Network)上に、空間的に分散配置されたノードに搭載され得る通信タイミング制御装置に適用し得る。
空間に分散配置された複数のノードが衝突することなくデータ通信し得るようにするための方式として、TDMA方式、CSMA(CSMA/CAやCSMA/CD)方式などがある(非特許文献1)。
TDMA方式を採用した場合、タイムスロットの割り当てを行なう集中管理サーバが故障したときに通信システムがダウンしてしまう等の問題がある。そのため、集中管理サーバを必要とせず、個々のノードが自律分散的にタイムスロットの割り当てを相互調整することによって、通信データの衝突を回避する方法が種々提案されている。
上記提案されている各ノードが自律分散的にタイムスロットの割り当てを調整する方法は、各ノードが近傍ノードとの間で周期的なインパルス信号の送受信により相互作用することで調整する技術である。すなわち、非線形振動をモデル化した数式を用いて、他ノードがインパルス信号を発信するタイミングに応じて、自ノードがインパルス信号を発信するタイミングを調整する。これにより、各ノードおいて、自ノード及び他ノードのインパルス信号の発信タイミングが極力離れるような調整を相互に行なうことにより、自律分散的なタイムスロットの獲得を実現することができる。
上記のような通信タイミング制御方法を無線通信環境で採用した場合、隠れ端末の問題を解消するために、送信タイミング信号(インパルス信号)の到達範囲が、データ信号の到達範囲の2倍以上となるように送信出力強度を調整する必要がある。
例えば、図2において、実線はデータ信号の到達範囲を示し、点線は送信タイミング信号の到達範囲を示すが、ノード1、ノード2、ノード3が、送信タイミング信号の到達範囲を、データ信号の到達範囲の2倍以上とすることで、ノード1及びノード3は、同時にノード2にデータを送信しないようにすることができる。このようにして、ノード間で相互作用を行ないデータ信号の送信タイミングを制御する。
松下温、中川正雄編著、「ワイヤレスLANアーキテクチャ」、共立出版、1996年、p.47、53〜59、69
しかしながら、例えば、障害物による電波の減衰といったノード設置環境等の影響により、送信タイミング信号の到達距離がデータ信号の到達距離の2倍以上となるように送信出力強度を設定していても、送信タイミング信号の到達距離がデータ信号の到達距離の2倍未満となるおそれがある。
例えば、図2のようにノード4は、ノード1とノード5とからデータ信号の受信が可能である。しかし、このとき、ノード5はノード1における送信タイミング信号を受信で行なない位置にあるため、ノード1とノード5とは相互作用を行なえず、ノード1とノード5は同時にデータ信号を送信し、ノード4ではデータ信号の衝突が発生する可能性がある。
このように、送信タイミング信号の到達距離がデータ信号の到達距離の2倍未満であることによるデータ通信の衝突が発生しないように、送信タイミング信号、データ通信の到達距離を制御できるようにすることが望まれている。
そこで、管理ノードにより各ノードの送信タイミングが管理されることなく、各ノードが自律分散的に自ノードの送信タイミングを決定することができ、データ通信の衝突についての判定及び回避ができる通信タイミング制御装置、通信タイミング制御方法、ノード及び通信システムを提供する。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の通信タイミング制御装置は、通信システムを構成する複数のノードのそれぞれに設けられている通信タイミング制御装置であって、近傍ノードのデータ発信タイミングを表す位相が反映された状態変数信号を近傍ノードから受信し、所定規則に従って自ノードの位相状態を変化させて、自ノードのデータ発信タイミングを決定する通信タイミング決定手段と、自ノードの送信元識別情報及び自ノードが受信したデータ信号の送信元ノード情報を送信すると共に、近傍ノードが送信したノード情報を受信するノード情報通信手段と、ノード情報通信手段が受信した近傍ノードの送信元識別情報及び送信元ノード情報に基づいて、データ信号を受信した全近傍ノード情報を収集する近傍ノード情報収集手段と、通信タイミング決定手段がデータ発信タイミングの制御に係る近傍ノードの数と、全近傍ノード情報に基づくノードの数との比較結果に基づいて、データ通信の衝突可能性を判定する衝突判定手段とを備えることを特徴とする。
第2の本発明のノードは、第1の本発明の通信タイミング制御装置を有することを特徴とする。
第3の本発明の通信システムは、第2の本発明のノードを複数有することを特徴とする。
第4の本発明の通信タイミング制御方法は、通信システムを構成する複数のノードのそれぞれに設けられている通信タイミング制御方法であって、近傍ノードのデータ発信タイミングを表す位相が反映された状態変数信号を近傍ノードから受信し、所定規則に従って自ノードの位相状態を変化させて、自ノードのデータ発信タイミングを決定する通信タイミング決定工程と、自ノードの送信元識別情報及び自ノードが受信したデータ信号の送信元ノード情報を送信すると共に、近傍ノードが送信したノード情報を受信するノード情報通信工程と、ノード情報通信工程が受信した近傍ノードの送信元識別情報及び送信元ノード情報に基づいて、データ信号を受信した全近傍ノード情報を収集する近傍ノード情報収集工程と、通信タイミング決定工程がデータ発信タイミングの制御に係る近傍ノードの数と、全近傍ノード情報に基づくノードの数との比較結果に基づいて、データ通信の衝突可能性を判定する衝突判定工程とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、管理ノードが各ノードに通信タイミングを指示することなく、各ノードが柔軟に有効な通信を実行でき、近傍ノードからのノード情報に基づいて、他ノードにおけるデータ通信の衝突可能性を判定し、その判定結果に応じて送受信制御できる。
以下、本発明の通信タイミング制御装置、通信タイミング制御方法、ノード及び通信システムの実施形態について図面を参照して説明する。
(A)第1の実施形態
まず、本発明の通信タイミング制御装置、通信タイミング制御方法、ノード及び通信システムの第1の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、例えばアドホックネットワーク等のような対等分散型の通信ネットワークにおいて、空間的に分散配置された複数のノードのそれぞれが有する通信制御手段に、本発明の通信タイミング制御装置及び方法を適用した場合を説明する。
ここで、ノードとは、計算機能や通信機能等を少なくとも有する装置をいい、例えば、コンピュータ、移動通信端末、PDA端末等を含むものである。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、本実施形態の通信ネットワークを構成する各ノードの内部構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、本実施形態のノード10Aは、インパルス信号受信手段11、通信タイミング計算手段12、インパルス信号送信手段13、データ信号受信手段14、データ信号送信手段15、衝突判定手段16、間接データ受信ノード表17、直接データ信号ノード表18を少なくとも有する。
インパルス信号受信手段11は、近傍ノード(例えば、ノードの発信電波が届く範囲に存在する他のノード)が発信した出力インパルス信号(これには宛先情報が含まれていない)を入力インパルス信号として受信するものである。また、インパルス信号受信手段11は、入力インパルス信号に基づく受信インパルス信号を通信タイミング計算手段12に与えるものである。ここで、インパルス信号は、通信タイミング信号として授受されるものであり、例えば、ガウス分布形状等のインパルス形状を有するものである。また、インパルス信号が、自ノードの空間位置を示す宛先情報(例えば、アドレス情報)が付加されていてもよい。なお、受信インパルス信号は、入力インパルス信号を波形整形したものでも良く、信号を再生成したものであっても良い。
通信タイミング計算手段12は、インパルス信号受信手段11から受信インパルス信号を受け取り、受信インパルス信号に基づいて通信タイミングを規定する位相信号を生成するものである。また、通信タイミング計算手段12は、後述する通信タイミングの計算の際に、受信インパルス信号に基づいて相互作用を行なっているノード数を計数し、その相互作用ノード数を保持するものである。
また、通信タイミング計算手段12は、生成した位相信号をインパルス信号送信手段13及びデータ信号送信手段15に与えるものである。なお、通信タイミング計算手段12は、受信インパルス信号がない場合であっても位相信号を生成し、出力する。
ここで、ノードiの位相信号の時刻tでの位相値をθ(t)とすると、通信タイミング計算手段12は、受信インパルス信号に基づいて、式(1)に示すように、位相信号(=θ(t))を非線形振動リズムで変化させる。この位相信号の変化は、近傍のノード同士が逆相(振動の位相が反転位相)又は他の位相になろうとする非線形特性を実現し、その特性を用いて衝突回避を実行させようとしたものである。すなわち、近傍のノード間における出力インパルス信号の発信タイミングなどが衝突しないように、適当な時間関係(時間差)を形成させようとしている。
Figure 0004254708
(1)式は、インパルス信号受信手段11から与えられた信号に応じて、自ノードiの位相信号θ(t)の非線形振動のリズムを変化させる規則を表している。(1)式において、右辺第1項ω(固有角振動数パラメータ)は、各ノードが備える基本的な変化リズム(「自己の動作状態を遷移させる基本速度」に対応する)を表しており、右辺第2項が非線形変化分を表している。ここで、ωの値はシステム全体で同一値に統一している。関数P(t)は、近傍ノードk(kは1〜Nまでとする)から受信したインパルス信号に基づいて、インパルス信号受信手段11が出力した信号を表しており、関数R(θ(t),σ(t))は、他ノードからのインパルス信号の受信に応じて自己の基本的なリズムを変化させる応答特性を表現する位相応答関数であり、例えば、(2)式に従っている。(2)式は時刻tにおける位相信号θi(t)の逆相にランダムノイズを重畳させた位相値の正弦波で位相応答関数を定めていることを表している。
近傍ノード同士が逆相(振動の位相が反転位相)になろうとする非線形特性を実現し、その特性を用いて衝突回避を実行させようとしたものである。すなわち、近傍ノード間におけるインパルス信号の送信タイミングなどが衝突しないように、各ノードの位相信号の値が同じ値になるタイミングに、適当な時間関係(時間差)が形成させようとしている。
(2)式において、関数σ(t)を表現する定数項π[rad]は、近傍のノード同士が逆相になろうとする非線形特性の働きをし、ランダムノイズ関数φ(t)は、その非線形特性にランダムな変動性を与える働きをする(関数φ(t)は、例えば、平均値が0のガウス分布に従う)。ここで、上記非線形特性にランダムな変動性を与えているのは、システムが目的とする安定状態(最適解)に到達せず、別の安定状態(局所解)に陥ってしまう現象に対処するためである。
なお、(2)式では、位相応答関数R(θ(t),σ(t))の最も簡単な例として、sin関数を用いる形式を示したが、位相応答関数として他の関数を用いてもよい。また、関数σ(t)の定数項πに代え、π以外の定数λ(0<λ<2π)を用いても良く、この場合、近傍のノード同士が逆相ではなく、異なる位相になろうとする機能とする。
通信タイミング計算手段12の機能の意味合いを図3及び図4を用いて詳述すると以下の通りである。なお、図3及び図4に示す状態変化は、インパルス信号送信手段13の機能も関係している。
図3及び図4は、ある1つのノードに着目したときに、着目ノード(自ノード)と近傍ノード(他ノード)との間に形成される関係、すなわち、それぞれの非線形振動リズム間の位相関係が時間的に変化していく様子を示している。
図3は、着目ノードiに対して近傍ノードjが1個存在する場合である。図3において、円上を回転する2つの質点の運動は、着目ノードと近傍ノードに対応する非線形振動リズムを表しており、質点の円上の角度がその時刻での位相信号の値を表している。質点の回転運動を縦軸あるいは横軸に射影した点の運動が非線形振動リズムに対応する。後述する(1)式に基づく動作により、2つの質点は相互に逆相になろうとし、仮に、図3(a)に示すように初期状態で2つの質点の位相が近くても、時間経過と共に、図3(b)に示す状態(過渡状態)を経て、図3(c)に示すような2つの質点の位相差がほぼπである定常状態に変化していく。
2つの質点は、それぞれ固有角振動数パラメータωを基本的な角速度(自己の動作状態を遷移させる基本速度に相当)とする回転をしている。ここで、ノード間でインパルス信号の送受信に基づく相互作用が生じると、これらの質点は、それぞれ角速度を変化(緩急)させ、結果的に、適当な位相関係を維持する定常状態に到達する。この動作は、2つの質点が回転しながら相互に反発しあうことによって、安定な位相関係を形成するものと見ることができる。定常状態では、後述するように、それぞれのノードが所定の位相(例えば0)のときに出力インパルス信号を発信するとした場合、互いのノードにおける発信タイミングは、適当な時間関係を形成していることになる。
また、図4は、着目ノードiに対して2個の近傍ノードj1、j2が存在する場合を表している。近傍ノードが2個存在する場合においても、上述と同様に、それぞれの質点が回転しながら相互に反発しあうことによって、安定な位相関係(時間的な関係に関する安定性)を形成する。近傍ノード数が3個以上の場合についても同様である。
上述の安定な位相関係(定常状態)の形成は、近傍ノード数の変化に対して非常に適応的(柔軟)な性質を持つ。例えば、今、着目ノードに対して近傍ノードが1個存在し、安定な位相関係(定常状態)が形成されているときに、近傍ノードが1個追加されたとする。定常状態は一旦崩壊するが、過渡状態を経た後、近傍ノードが2個の場合における新たな定常状態を再形成する。また、近傍ノードが削除された場合や故障等により機能しなくなった場合においても、同様に適応的な動作をする。
図1に戻り、インパルス信号送信手段13は、通信タイミング計算手段12からの位相信号に基づいて、出力インパルス信号を送信する。すなわち、位相信号が所定の位相α(0≦α<2π)になると、出力インパルス信号を送信する。ここで、所定の位相αは、予めシステム全体で統一しておくことが好ましい。以下では、α=0にシステム全体で統一されているとして説明する。なお、図3の例で言えば、ノードiとノードjとでは、定常状態で相互の位相信号がπだけずれているので、α=0にシステム全体で統一しても、ノードiからの出力インパルス信号の送信タイミングと、ノードjからの出力インパルス信号の送信タイミングとはπだけずれている。
データ信号受信手段14は、他ノードが送信したユーザデータ又は制御信号を入力データ信号として受信するものである。データ信号受信手段14は、入力データ信号を受信すると、その入力データ信号に含まれている発信元ノード番号に基づいて、直接データ受信ノード表18を作成するものである。また、データ信号受信手段14は、その入力データ信号を発信した近傍ノードが送信した直接データ受信ノード表18を受信し、その近傍ノードのノード番号(送信元ノード番号から判断する)と直接データ受信ノード表18とに基づいて、間接データ受信ノード表17を作成するものである。
ここで、直接データ受信ノード表18は、自ノードが入力データ信号を直接受信することができる近傍ノードのノード番号の一覧を示す表である。
また、間接データ受信ノード表17は、自ノードが入力データ信号を直接受信することができる近傍ノードのノード番号と、その近傍ノードが入力データ信号を受信したノードのノード番号の一覧を示す表である。
なお、本実施形態において、ノード番号とは、例えば予め各ノードに固定的に割り当てられた番号(例えば、MAC(Media Access Control)アドレス等)を適用できるが、これは各ノードを識別することができる識別情報の一例である。
データ信号送信手段15は、自ノードが送信元となるユーザデータや、又は中継するユーザデータを送信するものである。データ信号送信手段15は、通信タイミング計算手段12が「定常状態」を通知する場合に、後述するタイムスロット(システム等が各ノードに割り当てた固定的な時間区間ではないが、「タイムスロット」という用語を用いる)でデータ信号を送信するものである。
また、データ信号送信手段15は、データ信号を送信すると共に、自ノードが有する直接データ受信ノード表もネットワークに送信するものである。なお、データ信号送信手段15が制御信号を送信する方法は、自ノードのデータ信号の送信タイミングであって、データ信号の送信が行なわれていないタイミングに送信したり、又はデータ信号に制御信号を付加して送信したりする。
ここで、タイムスロットは、位相信号θ(t)がδ1≦θ(t)≦β1−δ2である期間である。タイムスロットの開始点(そのときの位相信号の値をδ1とする)は、インパルス信号の送信が終了したタイミングであり、タイムスロットの終了点(そのときの位相信号の値をβ1−δ2とする)は、位相信号の周期毎の最初の受信インパルス信号のタイミングより多少のオフセット分δ2だけ前のタイミングとしている。δ1やδ2は、当該ノードの近傍の無線空間で、インパルス信号(送信元は自ノードの場合、他ノードの場合の双方を含む)と、データ信号(送信元は自ノードの場合、他ノードの場合の双方を含む)とが同時に存在しないことを補償するためのごく短い時間に対応する位相幅である。
例えば、図3(c)に示すような「定常状態」の場合、ノードiは、位相θが0からインパルス信号を送信し始め、位相θがδ1になる前に、インパルス信号の送信を終了させておき、位相θがδ1からデータ信号を送信し始め、位相θがβ1−δ2になると(但しβ1≒π)、データ信号の送信を終了させ、それ以降、位相θが再び0になるまで、インパルス信号の送信もデータ信号の送信も停止させる。他方のノードjも、位相θに基づいて同様な動作を実行するが、位相θと位相θとがほぼπだけずれているので、送信動作が競合することはない。ノード数が3以上の場合も同様に動作し、送信動作が競合することはない。
上述のように、固有角振動数パラメータωは、通信システム(ネットワーク)全体で同一の値に統一するとしている。固有角振動数パラメータωが統一されていると、各ノードで不規則にばらついている場合に比べ、定常状態に入りやすく、逆に、固有角振動数ωが統一されていないと、異常なインパルス信号を送信するノードも多くなり、定常状態に入り難い。
なお、データ信号送信手段15が制御信号を送信する方法は、自ノードのデータ信号の送信タイミングであって、データ信号の送信が行なわれていないタイミングに送信したり、又はデータ信号に制御信号を付加して送信したりする。
衝突判定手段16は、通信タイミング計算手段12が保持している相互作用ノード数と、間接データ受信ノード表17におけるノード数とを比較し、その比較結果に基づいて、近傍ノードにおいてデータ信号が衝突する可能性があるか否かを判定するものである。また、衝突判定手段16は、データ信号の衝突可能性の判定結果に応じて、インパルス信号及び又はデータ信号の送信能力若しくは受信能力を制御するものである。
つまり、衝突判定手段16は、間接データ受信ノード表17のノード数が相互作用ノード数よりも多い場合、データ信号が衝突する可能性があると判定し、間接データ受信ノード表17のノード数が相互作用ノード数以下の場合、データ信号が衝突する可能性はないと判断する。
データ信号の衝突可能性の判定結果に応じて衝突判定手段16が信号の送受信能力を制御するのは、データ信号の衝突可能性がある場合、間接データ受信ノード表18におけるノードのうち相互作用ノードでないノードと、自ノードとが送信するデータ信号の衝突を回避するためである。なお、データ信号の衝突可能性がない場合にも送受信能力を制御することで、自ノードの送受信に係る負担を軽減することができる。
すなわち、データ信号の衝突可能性がある場合に、例えば、衝突判定手段16がインパルス信号の受信感度をよくすることで、それまで相互作用を行なっていなかった、間接データ受信ノード表18におけるノードのうち相互作用ノードでないノードからインパルス信号を受信できるようになり、そのノードを含めた新たな相互作用による送信タイミングを作成できる。勿論、インパルス信号の受信感度の制御だけでなく、衝突判定手段16は、インパルス信号の送信出力強度の制御、データ信号の受信感度の制御、データ信号の送信出力強度の制御を行なうようにしてもよく、これらを組み合わせて制御してもよい。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、本実施形態の通信ネットワークを構成するノードにおける動作について図面を参照しながら説明する。
以下の本実施形態の動作におけるノードの位置関係は、図2に示すような位置関係を例にして説明する。
図2において、実線円はデータ信号の到達範囲を示し、点線円はインパルス信号の到達範囲を示す。そして、ノード1は、実線円の範囲内のノード2、3とデータ通信が可能であり、点線円の範由内のノード2、3、4と相互作用を行ない、データ送信タイミング制御を行なう。また、ノード4は、実線円の範囲内のノード1、5からデータ信号を受信することができる。
このようなノード位置関係を有して構成する通信システムにおいて、ノードがデータ信号の衝突可能性を判定する動作について説明する。
(A−2−1)インパルス信号受信時の動作
まず、ノードにおけるインパルス信号受信時の動作について図5を参照して説明する。このインパルス信号の受信時には、データ信号の衝突可能性を判定するために用いられる近傍ノード情報が収集される。
通信システムを構成する近傍ノードが発信したインパルス信号が到来すると、インパルス信号はインパルス信号受信手段11により受信される(ステップ1)。このとき、インパルス信号受信手段11は受信したインパルス信号を通信タイミング計算手段12に与え、通信タイミング計算手段12は、この受信インパルス信号に基づいて送信タイミングを再計算する。
インパルス信号受信手段11によるインパルス信号の受信に引き続き、近傍ノードの送信時間内に、近傍ノードが発信したデータ信号又は制御信号が到来すると、データ信号又は制御信号はデータ信号受信手段14により受信される(ステップ2)。
このとき、近傍ノードの送信時間内に、近傍ノードからデータ信号又は制御信号の受信が確認できなかった場合は、自ノードは当該近傍ノードから見てデータ信号到達範囲外に存在するノードであるとみなし、動作を終了する。
なお、本実施形態では、近傍ノードが発信するデータ信号又は制御信号を、特にデータ到達ノード信号と示して説明する。このデータ到達ノード信号は、少なくとも送信元ノード番号と受信ノード番号リストとから構成されており、この受信ノード番号リストに、直接データ受信ノード表17が含まれているものとする。
データ信号受信手段がデータ到達ノード信号を受信すると、データ信号受信手段14は送信元ノード番号を見て、直接データ受信ノード表18に当該送信元ノード番号を記入する(ステップ3)。
図6は、図2におけるノード2及びノード4の直接データ受信ノード表18の内容例を示す。例えば、ノード2が実線円の範囲内のノード1、3からデータ到達ノード信号を受信すると、ノード2の直接データ受信ノード表18にはノード1、ノード3を記入する(図6(A)参照)。また、ノード4が実線円の範囲内のノード1、5からデータ到達ノード信号を受信すると、ノード4の直接データ受信ノード表18にはノード1、ノード5を記入する(図6(B)参照)。
また、データ信号受信手段14は、データ到達ノード信号に含まれている受信ノード番号リストに基づいて、間接データ受信ノード表17を作成する(ステップ4)。
このとき、今回の受信で受信ノード番号リストから読み出したノード番号がすでに間接データ受信ノード表17に記入されている場合、当該ノード番号の再記入は必要ない。また、一度間接データ受信ノード表17にノード番号を記入すると、その削除はされないので、相互作用が定常状態からはずれたときに間接データ受信ノード表17を消去し、再度定常状態になったときに間接データ受信ノード表17を再構成する等により、データ信号を受信しなくなったノードについては間接データ受信ノード表に残らないようにする。また、データ到達ノード信号の受信ノード番号リストに自ノードのノード番号が含まれていなければデータ信号が到達していないということなので、間接データ受信ノード表を更新しないようにする。
例えば、図2のノード1がノード1及びノード4から直接データ受信ノード表17(図6(A)及び(B)参照)を受信すると、ノード1は、図6(C)に示すような間接データ受信ノード表17を作成する。
以上のようにして、インパルス信号の受信時に、データ信号の衝突可能性を判定するための近傍ノード情報の収集が行なわれる。
(A−2−2)タイミング信号送信時の動作
次に、ノードにおけるタイミング信号の送信時の動作について図7の動作フローチャートを参照して説明する。また、図8は、本実施形態の動作を説明するための説明図である。
このタイミング信号の送信時には、データ信号の衝突可能性の判定を行なうと共に、他ノードに自ノードのデータ信号受信情報を伝達する。
まず、通信タイミング計算手段12が計算した送信タイミングになると、通信タイミング計算手段12はインパルス信号送信手段13に送信タイミングを知らせる旨を通知する。これにより、インパルス信号がインパルス信号送信手段13からネットワーク(通信システム)に送信される(ステップ11)。
インパルス信号送信手段13からインパルス信号が送信されると引き続き、自ノードが有する直接データ受信ノード表18を含むデータ信号が、データ信号送信手段15からネットワークに送信される(ステップ12)。
直接データ受信ノード表18を含むデータ信号が送信されると、衝突判定手段16により、タイミング生成手段12で保存されている相互作用ノード数と、間接データ受信ノード表17のノード数とが比較される(ステップ13)。
そして、衝突判定手段16が間接データ受信ノード表17のノード数の方が相互作用ノード数より多いならば、データ信号の衝突可能性があると判定する(ステップ14)。一方、そうでない場合、データ信号の衝突可能性はないと判定する(ステップ15)。
例えば、インパルス信号受信時に、ノード1が図6(C)に示す間接データ受信ノード表17を作成したとする。つまり、間接データ受信ノード表17のノード数は4個である。このとき、ノード1の相互作用を行なっているノードはノード2、ノード3及びノード4であるから、相互作用ノード数は3個である。
よって、ノード1の衝突判定手段16は、間接データ受信ノード表17のノード数(4個)と、相互作用ノード数(3個)との比較により、衝突可能性有りと判定する。
つまり、この例の場合、ノード1が相互作用を行なっていないノードであって、間接データ受信ノード表17のノード(この場合はノード5が該当する)と受信可能範囲にあるノード(この場合ノード4に該当する)において、ノード1が送信したデータ信号と、ノード5が送信したデータ信号とが衝突する可能性があると判定される。
衝突判定手段16によりデータ信号の衝突可能性が判定されると、衝突判定手段16は、その判定結果に応じて、インパルス信号及び又はデータ信号の送信能力若しくは受信能力を制御する。本実施形態では、衝突判定手段16がデータ信号の衝突可能性があると判定した場合に、衝突判定手段16が、インパルス信号の受信感度を上げるようにインパルス信号受信手段11を制御する(ステップ16)。
このように、衝突判定手段16がインパルス信号の受信感度を上げるようにするのは、インパルス信号の受信感度を上げると、ノード1はノード5からインパルス信号を受信し得る。そのため、ノード1においての相互作用ノード数が変わり、相互作用ノード数と間接データ受信ノード表17のノード数とが同一になる。また、相互作用ノード数が変わるので、ノード1の通信タイミング計算手段12による通信タイミングは再計算され、衝突可能性を回避することができる。つまり、ノード1とノード5との間でも相互作用を行なうので、ノード4が同時にノード1及びノード5からデータ信号を受信する可能性はなくなる。
なお、本実施形態では、衝突判定手段16がデータ信号の衝突可能性があると判定した場合に、衝突判定手段16が、インパルス信号の受信感度を上げるようにインパルス信号受信手段11を制御するとしたが、これに限定されない。
例えば、逆に、衝突可能性がないと判定し場合に、受信感度を下げるようにデータ信号送信手段に要求するようにしてもよい。また、衝突判定手段16が、データ信号の受信感度を調整したり、インパルス信号及び又はデータ信号の送信出力を調整するようにしてもよい。なお、衝突判定手段16による衝突回避方法が異なると図7に示した動作フローチャートも異なる。
このようにして、衝突判定手段16による送信能力又は受信能力の調整が行なわれ(ステップ16)、送信データが存在すれば、後続のインパルス信号を受信するまでの間(すなわち、自ノードのタイムスロット内に)、データ信号送信手段1
5はデータ信号を送信する(ステップ17)。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上、第1の実施形態によれば、各ノードは、直接データ受信ノード表をデータ信号と共に送信し、間接データ受信ノード表を作成して、間接データ受信ノード表のノード数と相互作用ノード数とを比較することで、タイミング制御を行なうべきノードと、実際にはタイミング制御を行なっていないことを検知することができ、その結果、データ信号の衝突可能性を判定することができる。
(B)第2の実施形態
次に、本発明の通信タイミング制御装置、通信タイミング制御方法、ノード及び通信システムの第2の実施形態について図面を参照して説明する。
第1の実施形態では、ノード10Aが、受信したデータ信号に含まれている信元ノード番号に基づいて、直接データ受信ノード表18及び間接データ受信ノード表17を作成し、これらを基にして衝突可能性を判断することとしたが、本実施形態では、ノードが受信したインパルス信号に基づいて所定の相互作用対象ノード表を作成し、これも用いて衝突可能性を判断する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図9は、本実施形態の通信ネットワークを構成する各ノードの内部構成を示す機能ブロック図である。図9に示すように、本実施形態のノード10Bは、インパルス信号受信手段11、通信タイミング計算手段12、インパルス信号送信手段13、データ信号受信手段14、データ信号送信手段15、衝突判定手段16、間接データ受信ノード表17、直接データ信号ノード表18、タイミング制御信号解析手段21、相互作用対象ノード表22、ノード番号付与手段23を少なくとも有する。
図9において、第1の実施形態で説明した同一・対応する構成要件については、同一符号を付して示し、第1の実施形態ですでに説明した機能についての詳細な説明は省略し、本実施形態に特有の機能については以下で詳細に説明する。
タイミング制御信号解析手段21は、インパルス信号受信手段11が入力インパルス信号を受信すると、その入力インパルス信号を受け取り、入力インパルス信号に含まれている送信元アドレス情報を取得するものである。また、タイミング制御信号解析手段21は、受信インパルス信号から取得した送信元アドレス情報に基づいて、相互作用対象ノード表22を作成するものである。
ここで、本実施形態のインパルス信号には、送信元のアドレス情報が付与されているものとする。このアドレス情報は、ネットワークにおいてノード10Bを他のノードと識別することができる識別情報であればよい。
相互作用対象ノード表22は、自ノード10Bがインパルス信号を受信することができる近傍ノードのノード番号の一覧を示す表である。すなわち、相互作用対象ノード表22は、ノード10Bが相互作用を行なっているノードを示すことができる表である。
ノード番号付与手段23は、予め自ノード10Bを識別させるためのノード番号を格納し、インパルス信号の送信時に、格納しているノード番号をインパルス信号に付与し、インパルス信号送信手段13に与えるものである。
また、本実施形態の衝突判定手段16の機能について説明する。衝突判定手段16は、データ信号の衝突可能性の判定時に、相互作用対象ノード表22におけるノード数と、間接データ受信ノード表17におけるノード数とを比較して、データ信号の衝突可能性を判定するものである。つまり、衝突判定手段16は、間接データ受信ノード表17におけるノード数が、相互作用対象ノード表22におけるノード数よりも多い場合に、衝突可能性があると判定する。
なお、衝突判定手段16によるインパルス信号及び又はデータ信号の送信能力若しくは受信能力を制御する方法は、第1の実施形態と同様であるので省略する。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、本実施形態の通信ネットワークを構成するノードにおける動作について図面を参照しながら説明する。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、図2に示すノード位置関係を例にして説明する。
(B−2−1)インパルス信号受信時の動作
図10は、ノードにおけるインパルス信号受信時の動作を示すフローチャートである。また、図13は、本実施形態の動作を説明するための説明図である。図10において、図5で説明した処理に対応する処理については同一符号を付して示し、以下では、本実施形態の特有の処理について詳細に説明する。
ネットワークからインパル信号が到来すると、入力インパルス信号はノード10Bのインパルス信号受信手段11により受信され、受信インパル信号が通信タイミング計算手段12に与えられる。また、入力インパルス信号がインパルス信号受信手段11に受信されると、受信された入力インパルス信号がタイミング制御信号解析手段21に与えられる(ステップ21)。
入力インパルス信号が与えられると、タイミング制御信号解析手段21において、入力インパルス信号に含まれている送信元アドレス情報が取り出され、取り出された送信元アドレス情報に基づいて相互作用対象ノード表22が作成される(ステップ22)。
例えば、図11は、図2のノード1が作成した相互作用対象ノード表22の内容例である。図2において、ノード1は点線円の範囲内のノード2、3及び4と相互作用を行なっているので、ノード1における相互作用対象ノード表22は、図11に示すように、ノード1を含むノード2、3及び4のノード番号を有して構成される。
インパルス信号受信手段11によるインパルス信号の受信に引き続き、近傍ノードの送信時間内に、近傍ノードが発信したデータ信号又は制御信号が到来すると、データ信号又は制御信号はデータ信号受信手段14により受信される(ステップ2)。
データ信号が受信されると、データ信号受信手段14により、直接データ受信ノード表18及び間接データ受信ノード表17が作成される。これらの処理は第1の実施形態と同様なので詳細な説明は省略する(ステップ2〜4)。
このようにして、ノード10Bにおけるインパルス信号受信時には、相互作用対象ノード表22、直接データ受信ノード表18及び間接データ受信ノード表18が作成され、データ信号の衝突可能性を判定するためのノード情報が収集される。
(B−2−2)インパルス信号送信時の動作
図12は、ノードにおけるインパルス信号送信時の動作を示すフローチャートである。図12において、図7で説明した処理に対応する処理については同一符号を付して示し、以下では、本実施形態の特有の処理について詳細に説明する。
通信タイミング計算手段12が計算した送信タイミングになると、通信タイミング計算手段12はノード番号付与手段23に通知し、ノード番号付与手段23により、インパルス信号に自ノード10Bのノード番号が付与される。そして、インパルス信号送信手段13は、ノード番号が付与されたインパルス信号をネットワークに送信する(ステップ23)。
インパルス信号送信手段13からノード番号が付与されたインパルス信号が送信されると引き続き、自ノードが有する直接データ受信ノード表18を含むデータ信号が、データ信号送信手段15からネットワークに送信される(ステップ12)。
直接データ受信ノード表18を含むデータ信号が送信されると、衝突判定手段16により、相互作用対象ノード表22におけるノード数と、間接データ受信ノード表17のノード数とが比較される(ステップ24)。
そして、衝突判定手段16が間接データ受信ノード表17のノード数の方が、相互作用対象表2のノード数より多いならば、データ信号の衝突可能性があると判定する(ステップ14)。一方、そうでない場合、データ信号の衝突可能性はないと判定する(ステップ15)。
衝突判定手段16によりデータ信号の衝突可能性が判定されると、第1の実施形態と同様に、衝突判定手段16は判定結果に応じてインパルス信号及び又はデータ信号の送信能力若しくは受信能力を制御し(ステップ16)、データ信号送信手段15はデータ信号を送信する(ステップ17)。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
さらに、本実施形態によれば、インパルス信号中のノード番号と照合するので、受信エラー等でデータ受信数が増減するような場合でもノードの対応付けを行なうことができるという効果が得られる。
(C)他の実施形態
(C−1)衝突判定手段16は、第1の実施形態では、通信タイミング計算手段12が記憶する相互作用を行なっているノード数と、間接データ受信ノード表に基づくノード数とを比較する場合を説明した。また、第2の実施形態では、相互作用対象ノード数と、間接データ受信ノード表に基づくノード数とを比較する場合を説明した。しかし、衝突判定手段16は、双方の判定方法を行ない、いずれか一方の判定結果又は双方の判定結果において、間接データ受信ノード表に基づくノード数が多い場合を衝突可能性があると判定してもよい。
(C−2)上述した第1及び第2の実施形態において、インパルス信号受信手段11とデータ信号受信手段14とを別構成として示し、また同様に、インパルス信号送信手段12とデータ信号送信手段15とを別構成として示したが、これらをそれぞれ同一の構成としてもよい。
(C−3)上述した第1及び第2の実施形態では、ノードが送信元ノード番号と共に、自ノードの直接データ受信ノード表を送信するものとした。しかし、データ信号の送信元について、各ノードが管理するノードは直前のノードに限らず、更にさかのぼって送信元を管理してもよい。これにより、各ノードが衝突判定できる範囲を広めることができる。
(C−4)上述した第1及び第2の実施形態において、通信タイミング計算手段12が計算する通信タイミング方法は、インパルス信号に基づいて自律分散的に決定することができれば、上述した方法以外の方法を適用することができる。
(C−5)本発明は、通信路が無線通信路の場合だけでなく、有線通信路の場合にも適用することができる。
第1の実施形態の通信ネットワークを構成する各ノードの内部構成を示す機能ブロック図である。 通信システムにおける各ノードの位置関係例を示す図である。 第1の実施形態の通信システムでのノード間の同調の説明図(1)である。 第1の実施形態の通信システムでのノード間の同調の説明図(2)である。 第1の実施形態のノードにおけるインパルス信号受信時の動作フローチャートである。 第1の実施形態の直接データ受信ノード表及び間接データ受信ノード表の内容例を示す図である。 第1の実施形態のノードにおけるインパルス信号送信時の動作フローチャートである。 第1の実施形態における動作を説明するための説明図である。 第2の実施形態の通信ネットワークを構成する各ノードの内部構成を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態のノードにおけるインパルス信号受信時の動作フローチャートである。 第2の実施形態の相互作用対象ノード表の内容例を示す図である。 第2の実施形態のノードにおけるインパルス信号送信時の動作フローチャートである。 第2の実施形態における動作を説明するための説明図である。
符号の説明
10A及び10B…ノード、11…インパルス信号受信手段、12…通信タイミング計算手段、13…インパルス信号送信手段、14…データ信号受信手段、15…データ信号送信手段、16…衝突判定手段、17…間接データ受信ノード表、18…直接データ受信ノード表、21…タイミング制御信号解析手段、22…相互作用対象ノード表、23…ノード番号付与手段。

Claims (9)

  1. 通信システムを構成する複数のノードのそれぞれに設けられている通信タイミング制御装置であって、
    近傍ノードのデータ発信タイミングを表す位相が反映された状態変数信号を上記近傍ノードから受信し、所定規則に従って自ノードの位相状態を変化させて、自ノードのデータ発信タイミングを決定する通信タイミング決定手段と、
    自ノードの送信元識別情報及び自ノードが受信したデータ信号の送信元ノード情報を送信すると共に、近傍ノードが送信したノード情報を受信するノード情報通信手段と、
    上記ノード情報通信手段が受信した近傍ノードの送信元識別情報及び上記送信元ノード情報に基づいて、データ信号を受信した全近傍ノード情報を収集する近傍ノード情報収集手段と、
    上記通信タイミング決定手段がデータ発信タイミングの制御に係る近傍ノードの数と、上記全近傍ノード情報に基づくノードの数との比較結果に基づいて、データ通信の衝突可能性を判定する衝突判定手段と
    を備えることを特徴とする通信タイミング制御装置。
  2. 上記通信タイミング決定手段が、
    近傍ノードが送信した上記状態変数信号を受信する状態変数信号受信部と、
    自ノードの識別情報を付与した状態変数信号を送信する状態変数信号送信部と、
    上記状態変数信号受信部が受信した上記状態変数信号に含まれている近傍ノードの識別情報に基づいて、自ノードの位相の相互作用を行なう相互作用対象ノード情報を作成する相互作用対象ノード情報作成手段と
    を有し、
    上記衝突判定手段が、上記相互作用対象ノード情報に基づくノードの数と、上記全近傍ノード情報に基づくノードの数との比較結果に基づいて、データ通信の衝突可能性を判定することを特徴とする請求項1に記載の通信タイミング制御装置。
  3. 上記衝突判定手段が、上記全近傍ノード情報に基づくノードの数が上記データ発信タイミングの制御に係る近傍ノードの数より多い場合、データ通信の衝突可能性があると判定することを特徴とする請求項1に記載の通信タイミング装置。
  4. 上記衝突判定手段が、上記全近傍ノード情報に基づくノードの数が上記相互作用対象ノード情報に基づくノードの数より多い場合、データ通信の衝突可能性があると判定することを特徴とする請求項2に記載の通信タイミング装置。
  5. 上記衝突判定手段がデータ通信の衝突可能性があると判定した場合に、上記状態変数信号の送信出力能力及び又は受信能力を制御する送受信制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の通信タイミング装置。
  6. 上記衝突判定手段がデータ通信の衝突可能性があると判定した場合に、上記データ信号の送信出力能力及び又は受信能力を制御する送受信制御手段を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の通信タイミング装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の通信タイミング装置を有することを特徴とするノード。
  8. 請求項7に記載のノードを複数有して構成されることを特徴とする通信システム。
  9. 通信システムを構成する複数のノードのそれぞれに設けられている通信タイミング制御方法であって、
    近傍ノードのデータ発信タイミングを表す位相が反映された状態変数信号を上記近傍ノードから受信し、所定規則に従って自ノードの位相状態を変化させて、自ノードのデータ発信タイミングを決定する通信タイミング決定工程と、
    自ノードの送信元識別情報及び自ノードが受信したデータ信号の送信元ノード情報を送信すると共に、近傍ノードが送信したノード情報を受信するノード情報通信工程と、
    上記ノード情報通信工程が受信した近傍ノードの送信元識別情報及び上記送信元ノード情報に基づいて、データ信号を受信した全近傍ノード情報を収集する近傍ノード情報収集工程と、
    上記通信タイミング決定工程がデータ発信タイミングの制御に係る近傍ノードの数と、上記全近傍ノード情報に基づくノードの数との比較結果に基づいて、データ通信の衝突可能性を判定する衝突判定工程と
    を備えることを特徴とする通信タイミング制御方法。

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