JP4264227B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の図柄を変動演出させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段を備え、前記可視表示部に表示された図柄組み合わせが所定の図柄組み合わせである場合に遊技者に有利となる特別遊技状態が付与される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機の一種であるパチンコ機では、複数種類の図柄を変動させて、複数列(例えば、3列)の図柄による図柄組み合わせゲーム(変動演出)が行われている。そして、この図柄組み合わせゲームの結果、遊技者は、表示された図柄組み合わせから大当り状態、リーチ状態、はずれ状態などの各種状態を認識できるようになっている。即ち、特定列の図柄(2列)が同一図柄からなる組み合わせが表示された場合にはリーチ状態を認識することができると共に、全列の図柄が同一図柄からなる組み合わせが表示された場合には大当り状態を認識することができる。そして、大当り状態が認識できる図柄組み合わせが表示された場合には、多数の遊技球(賞球)を獲得できるチャンスが遊技者に付与されるようになっている。
【0003】
ところで、パチンコ機では、図柄組み合わせゲームにおいて、遊技の興趣を高めるために、様々な遊技演出が盛り込まれている。
このような遊技演出の1つとして、図柄組み合わせゲームの展開を遊技者に予め告げるための予告演出が知られている。具体的には、例えば、図柄の変動開始直後からリーチ状態が形成されるまでの間に予告演出を行って、リーチ状態へ発展する可能性があることを予告したりしている。また、前記予告演出をリーチ状態が形成された後に行って、大当り状態へ発展する可能性があることを予告したりしている。さらには、例えば、ノーマルリーチ演出→スーパーリーチ演出というようにリーチ演出の演出内容が変遷(発展)する場合には、該演出内容が変遷(発展)する前に予告演出を行って、リーチ演出の演出内容が変遷(発展)する可能性があることを予告したりしている。そして、このような予告演出としては、図柄表示装置に図柄以外のキャラクタを登場させたり、背景を変化させたりすることが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した図柄組み合わせゲームにおいて、遊技者が最も注目するのは図柄に対してである。それにも関わらず、従来の予告演出は、キャラクタを登場させたり、背景を変化させたりするなど、遊技者が一番注目している図柄を用いて行われている訳ではなかった。
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者が最も注目している図柄に対して有形装飾を付加することで、変化に富んだ予告演出を実現し、該予告演出に関連付けて変動演出を展開させることにより、興趣の向上を図ることができる遊技機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数種類の図柄を変動演出させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段と、前記可視表示部で前記変動演出が行われるように前記図柄表示手段を制御する演出制御手段とを備え、前記変動演出は各図柄が変動を開始して全ての図柄が最終的に表示されるまでを1回として展開され該変動演出で前記可視表示部に最終的に表示された図柄組み合わせが予め定めた第1の種類の図柄による図柄組み合わせである場合に遊技者に有利となる大当り遊技状態が付与される一方で、前記可視表示部に最終的に表示された図柄組み合わせが予め定めた第2の種類の図柄による図柄組み合わせである場合に前記大当り遊技状態に加えて、該大当り遊技状態の終了後に大当り確率が低確率から高確率に変動する確率変動状態が付与される遊技機において、前記変動演出を実行させるに際して該変動演出で最終的に導出させる図柄組み合わせとして前記第1の種類、及び第2の種類のいずれの図柄組み合わせを表示させる展開とするかを決定するとともに、前記変動演出で最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせの表示を決定している場合に前記図柄の変動演出中に所定時間だけ有形装飾を付加して前記変動演出の展開を遊技者に予め告げるための予告演出を実行させるか否かを決定し、これら決定した内容で前記変動演出の実行を前記演出制御手段に指示する演出決定手段と、前記変動演出を展開させるための各種画像情報として、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されていない図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾前の画像情報と、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されている図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾後の画像情報とを含む各種画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記演出決定手段が前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示しない場合、前記変動演出を前記画像情報記憶手段に記憶されている前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成し、該表示制御情報に基づき前記図柄表示手段の表示内容を制御するようになっており、前記演出決定手段が前記変動演出で最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示させることを決定している場合であって前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示するとき、前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成して前記有形装飾が付加されていない図柄による変動演出を開始させ、該変動演出を開始させた後の所定のタイミングで前記変動演出を展開する図柄が前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させ、最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示して前記装飾前の画像情報を用いた表示制御情報により該変動演出を終了させる展開となるように前記図柄表示手段の表示内容を制御するように構成されたことを要旨とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記変動演出では、該変動演出の開始後にリーチ状態が形成され得るとともに、該リーチ状態へ発展した後に該リーチ状態に対応するリーチ演出において前記大当り遊技状態へ発展する期待感を変化し得るように複数の段階に変遷し得るようになっており、さらには前記第1の種類の図柄組み合わせを構成し得る図柄によってリーチ状態を形成した結果、該第1の種類の図柄組み合わせを一旦表示させた後、その図柄組み合わせを再び変動させて前記第2の種類の図柄組み合わせを最終的に表示させ得る一方で、リーチ状態を形成した結果、はずれ状態が形成された後に該はずれ状態を形成する全部又は一部の図柄を再び変動させて第1の種類、及び第2の種類のいずれかの図柄組み合わせを最終的に表示させ得るようになっており、前記演出制御手段は、前記演出決定手段が前記変動演出で最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示させることを決定している場合であって前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示するとき、前記リーチ状態が形成されるまでの間、前記リーチ状態が形成された後であって前記段階が変遷するまでの間、前記第1の種類の図柄組み合わせを構成し得る図柄によってリーチ状態が形成されて前記第1の種類の図柄組み合わせが一旦表示された後であって最終的に図柄組み合わせが表示されるまでの間、及び前記はずれ状態が形成された後であって最終的に図柄組み合わせが表示されるまでの間のいずれかのタイミングで前記変動演出を展開する図柄を前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させるように構成されたことを要旨とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記変動演出では、前記第1の種類の図柄組み合わせを構成し得る図柄によってリーチ状態を形成した結果、該第1の種類の図柄組み合わせを一旦表示させた後、その図柄組み合わせを再び変動させて前記第2の種類の図柄組み合わせを最終的に表示させ得るようになっており、前記演出制御手段は、前記演出決定手段が前記変動演出で最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示させることを決定している場合であって前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示するとき、前記第1の種類の図柄組み合わせを構成し得る図柄によってリーチ状態が形成された後から前記第1の種類の図柄組み合わせを一旦表示させるまでの間において、前記変動演出を展開する図柄を前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させる結果、前記第1の種類の図柄組み合わせが一旦表示された後に該第1の種類の図柄組み合わせを再び変動させて最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示して該変動演出を終了させる展開となるように前記図柄表示手段の表示内容を制御する一方で、前記第2の種類の図柄組み合わせを構成し得る図柄によってリーチ状態が形成された後から最終的に図柄組み合わせを表示させるまでの間において、前記変動演出を展開する図柄を前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させる結果、最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを導出して該変動演出を終了させる展開となるように前記図柄表示手段の表示内容を制御するように構成されたことを要旨とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、複数種類の図柄を変動演出させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段と、前記可視表示部で前記変動演出が行われるように前記図柄表示手段を制御する演出制御手段とを備え、前記変動演出は各図柄が変動を開始して全ての図柄が最終的に表示されるまでを1回として展開され該変動演出で前記可視表示部に最終的に表示された図柄組み合わせが所定の図柄組み合わせである場合に遊技者に有利となる特定遊技状態が付与される遊技機において、前記変動演出を実行させるに際して該変動演出で前記所定の図柄組み合わせを表示させる展開とするかを決定するとともに、前記変動演出で前記所定の図柄組み合わせの表示を決定している場合に前記図柄の変動演出中に有形装飾を付加して該変動演出の展開を遊技者に予め告げるための予告演出を実行させるか否かを決定し、その決定した内容で前記変動演出の実行を前記演出制御手段に指示する演出決定手段と、前記変動演出を展開させるための各種画像情報として、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されていない図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾前の画像情報と、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されている図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾後の画像情報とを含む各種画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記演出決定手段が前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示しない場合、前記変動演出を前記画像情報記憶手段に記憶されている前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成し、該表示制御情報に基づき前記図柄表示手段の表示内容を制御するようになっており、前記演出決定手段が前記変動演出で前記所定の図柄組み合わせを表示させることを決定している場合であって前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示する場合、前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成して前記有形装飾が付加されていない図柄による変動演出を開始させ、該変動演出を開始させた後の所定のタイミングで前記変動演出を展開する図柄が前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させ、前記特定遊技状態に発展する期待感が高められる状況へ展開させて前記装飾前の画像情報を用いた表示制御情報により該変動演出を終了させるように構成されたことを要旨とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、複数種類の図柄を変動演出させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段と、前記可視表示部で前記変動演出が行われるように前記図柄表示手段を制御する演出制御手段とを備え、前記変動演出は各図柄が変動を開始して全ての図柄が最終的に表示されるまでを1回として展開され該変動演出で前記可視表示部に表示された図柄組み合わせが所定の図柄組み合わせである場合に遊技者に有利となる特定遊技状態が付与される遊技機において、前記変動演出を実行させるに際して該変動演出で前記所定の図柄組み合わせを表示させる展開とするかを決定するとともに、前記変動演出で前記所定の図柄組み合わせの表示を決定している場合に前記図柄の変動演出中に所定時間だけ有形装飾を付加して該変動演出の展開を遊技者に予め告げるための予告演出を実行させるか否かを決定し、これら決定した内容で前記変動演出の実行を前記演出制御手段に指示する演出決定手段と、前記変動演出を展開させるための各種画像情報として、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されていない図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾前の画像情報と、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されている図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾後の画像情報とを含む各種画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、を備え、前記演出制御手段は、前記演出決定手段が前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示しない場合、前記変動演出を前記画像情報記憶手段に記憶されている前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成し、該表示制御情報に基づき前記図柄表示手段の表示内容を制御するようになっており、前記演出決定手段が前記変動演出で前記所定の図柄組み合わせを表示させることを決定している場合であって前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示する場合、前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成して前記有形装飾が付加されていない図柄による変動演出を開始させ、該変動演出を開始させた後で前記所定の図柄組み合わせとは異なり予め定めた種類の図柄が所定の順序で配列された図柄組み合わせが一旦表示されることを契機として、前記変動演出を展開する図柄を前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させ、前記特定遊技状態に発展する期待感が高められる状況へ展開させるように前記図柄表示手段の表示内容を制御するように構成されたことを要旨とする。
【0011】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の遊技機において、前記画像情報記憶手段に記憶されている前記装飾後の画像情報は、前記変動演出中に前記可視表示部に表示され得る全ての図柄に対して同一の有形装飾が付加された画像情報であって、前記演出制御手段は、前記演出決定手段が前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示する場合、前記変動演出を展開する全ての図柄が前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように、前記図柄表示手段の表示内容を制御するように構成されたことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、複数種類の図柄を変動演出させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段と、前記可視表示部で前記変動演出が行われるように前記図柄表示手段を制御する演出制御手段とを備え、前記変動演出は各図柄が変動を開始して全ての図柄が最終的に表示されるまでを1回として展開され該変動演出で前記可視表示部に最終的に表示された図柄組み合わせが予め定めた第1の種類の図柄による図柄組み合わせである場合に遊技者に有利となる大当り遊技状態が付与される一方で、前記可視表示部に最終的に表示された図柄組み合わせが予め定めた第2の種類の図柄による図柄組み合わせである場合に前記大当り遊技状態に加えて、該大当り遊技状態の終了後に大当り確率が低確率から高確率に変動する確率変動状態が付与される遊技機において、前記演出制御手段は、前記変動演出で最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示させる場合に前記図柄の変動演出中に所定時間だけ有形装飾を付加して前記変動演出の展開を遊技者に予め告げるための予告演出を実行可能であるとともに前記変動演出の開始時、及び前記変動演出の終了時には前記有形装飾を付加しないようになっており、前記予告演出を実行させる場合、前記変動演出中の所定のタイミングで前記図柄に前記有形装飾が付加されたとき、前記変動演出を最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせが表示される状況へ展開させるように構成されたことを要旨とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその一種であるパチンコ遊技機(以下、「パチンコ機」という)に具体化した一実施形態を図1〜図9に基づき説明する。
【0013】
図1に略示するように、パチンコ機10において機体の外郭をなす外枠11の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠12が開閉及び着脱自在に組付けられている。そして、中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤13を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上球皿15が共に横開き状態で開閉可能に組付け整合されている。また、中枠の下部には下球皿16、打球発射装置17等が装着されている。
【0014】
また、遊技盤13の遊技領域の略中央には、図柄を変動させて図柄組み合わせゲームを行う図柄表示手段としての図柄表示装置18が配設されている。前記図柄表示装置18には、液晶画面からなる可視表示部Hが設けられており、当該可視表示部Hには、複数列(例えば、3列)の第1図柄z1,第2図柄z2及び第3図柄z3が各列毎に表示されるようになっている(図2参照)。なお、「表示」とは、可視表示部Hにおいて遊技者が図柄を識別できる状態で前記図柄が停止していることであり、「停止」には、所謂、ゆれ変動と言われる一旦停止状態と完全に停止した確定停止状態の何れの状態も含まれている。また、本実施形態では、第1〜第3図柄z1〜z3として、図3、図4に示すように、複数種類の数字図柄Nが表示可能にされている。より詳しくは、1,2,3,4,5,6,7,8の8種類の数字を示す図柄が表示可能にされている。そして、可視表示部Hには、第1〜第3図柄z1〜z3として各列毎に、同一又は異なる図柄が表示されるようになっている。
【0015】
そして、遊技者は、可視表示部Hに表示された第1〜第3図柄z1〜z3の組み合わせから大当り状態(特別遊技状態)、リーチ状態又ははずれ状態の何れかの状態を認識することができる。例えば、図2に示すように、可視表示部Hに表示された第1〜第3図柄z1〜z3(全列の図柄)が同一図柄である場合には、その組み合わせから大当り状態を認識することができる。この大当り状態を認識できる図柄組み合わせが所定の図柄組み合わせとなる。また、特定の2列(例えば、第1図柄z1と第3図柄z3)が同一図柄である場合には、その組み合わせからリーチ状態を認識することができる。さらに、可視表示部Hに表示された第1〜第3図柄z1〜z3(全列の図柄)が全て異なる場合又は1列の図柄がリーチ状態を構成する図柄とは異なった図柄で表示された場合には、その組み合わせからはずれ状態を認識することができる。
【0016】
また、これらの各列の図柄は、図柄組み合わせゲームが開始すると、可視表示部Hにおいて、各列毎に縦方向(図2に矢示する変動方向A)で、・・→1→2→・・→8→1→・・というように、数字が昇順となる配列で変動表示(スクロール表示)されるようになっている。なお、「変動表示」とは、可視表示部Hにおいて、図柄が一旦停止状態又は確定停止状態となって表示されておらず、可視表示部Hに表示する図柄の種類を変化させながら変動していることを言う。
【0017】
また、図1に示すように、図柄表示装置18の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う普通電動役物21aを備えた始動入賞口21が配置されている。また、始動入賞口21の下方には、図示しないソレノイドにより開閉動作を行う大入賞口22が配置されている。そして、打球発射装置17の操作により遊技盤13の遊技領域に発射された遊技球が始動入賞口21へ入賞するか又は遊技球の始動保留球数の記憶値に基づき、図柄表示装置18では図柄組み合わせゲームが行われるようになっている。そして、図柄組み合わせゲームの結果、全列の図柄z1〜z3が同一の図柄からなる組み合わせが形成された場合、遊技者には大当り状態が付与され、大入賞口22の開閉によって、多数の遊技球(賞球)を獲得できるチャンスを得ることができる。なお、「始動保留球数の記憶値」とは、図柄の変動中に始動入賞口21に入賞した遊技球の数を所定の上限値(一般的には4)の範囲内で記憶した値である。
【0018】
このように図柄組み合わせゲームは、図柄組み合わせを表示する図柄の変動演出となっている。従って、パチンコ機10では、複数種類の図柄を変動演出させて表示可能な可視表示部Hが設けられた図柄表示装置18を備えている。そして、可視表示部Hに表示された図柄組み合わせが所定の図柄組み合わせ(大当り状態を認識できる図柄組み合わせ)である場合に遊技者に有利となる特別遊技状態(大当り状態)が付与されるようになっている。また、図柄組み合わせゲーム(変動演出)では、遊技の興趣を高めるために様々な遊技演出が盛り込まれている。例えば、可視表示部H(図柄表示装置18)では、リーチ状態となる組み合わせが表示された際に、リーチ演出の演出内容に基づき、残り1列の図柄を、コマ送りや高速送りなどによって表示させたり、キャラクタの動作に合わせて図柄を表示させたりしている。「リーチ演出」とは、リーチ状態へ発展した後、全列の図柄により大当り状態又ははずれ状態を認識できる図柄組み合わせが表示(一時的又は確定的)されるまでの間に行なわれる演出である。また、第1図柄z1→第3図柄z3→第2図柄z2の順に図柄を表示させた後、第1〜第3図柄z1〜z3を再変動させて図柄を表示させたりしている。「再変動」とは、図柄表示装置18に第1〜第3図柄z1〜z3が表示(一旦停止状態)された後、全列の図柄又は特定列(一部)の図柄を再び変動させる演出である。
【0019】
また、本実施形態のパチンコ機10は確率変動機能を備えている。この確率変動機能は、大当り状態終了後に次回の大当り状態開始時まで大当り確率が高確率(大当りが生起されやすい)に変動する確変の大当り状態と、大当り状態終了後に大当り確率が変動せず通常時(大当り状態時又は高確率時ではない時)と同じ確率となる通常の大当り状態を設けている。そして、確変の大当り状態、又は通常の大当り状態は、図柄表示装置18に表示された全列の図柄が同一図柄からなる組み合わせである場合に付与されるようになっている。
【0020】
前記通常の大当り状態の場合、遊技者は、前述のように大当り状態が付与され、多数の遊技球(賞球)を獲得できるチャンスを得ることができるようになっている。一方、確変の大当り状態の場合、遊技者は、通常の大当り状態の場合と同様に大当り状態が付与され、多数の遊技球(賞球)を獲得できるチャンスを得ると共に、特定状態が付与されるようになっている。この特定状態は、所定の条件下において次回の大当り状態が付与されやすい状態を示している。本実施形態のように確率変動機能を備えたパチンコ機10では、特定状態として、大当り状態の終了後、次回の大当り状態の開始時までの間(所定の条件下)、大当り確率が、例えば、315.5分の1→63.1分の1というように高確率に変動し、次回の大当り状態が付与されやすい状態が遊技者に付与される。従って、通常の大当り状態に比して確変の大当り状態は、遊技者にとってさらに有利であって、通常、遊技者は、確変の大当り状態になることを期待しつつ、遊技を行っている。
【0021】
そして、確変の大当り状態又は通常の大当り状態は、大当り状態を認識できる図柄組み合わせを形成する図柄の種類に基づき、区別されるようになっている。即ち、大当り状態を認識できる図柄組み合わせが、複数種類(8種類)の図柄のうち、予め定めた非確変図柄によって形成された場合には通常の大当り状態となる。一方、大当り状態を認識できる図柄組み合わせが、複数種類(8種類)の図柄のうち、予め定めた確変図柄によって形成された場合には確変の大当り状態となる。本実施形態では、1,3,5,7の数字を示す4種類の数字図柄Nが確変図柄として定められている一方で、2,4,6,8の数字を示す4種類の数字図柄Nが非確変図柄として定められている。
【0022】
一方、パチンコ機10の機裏側には、遊技内容を統括して制御するために各種制御信号を出力する主制御基板24が装着されている(図1に破線で示す)。また、主制御基板24には、該主制御基板24が出力した制御信号を入力し、該制御信号を構成する制御コマンドに基づいて図柄表示装置18に対し図柄制御を実行する図柄制御基板25が接続されている(図1に破線で示す)。この図柄制御基板25は、図柄表示装置18に接続されている。
【0023】
次に、主制御基板24及び図柄制御基板25の具体的な構成を図5に基づき説明する。
前記主制御基板24は、パチンコ機10全体を制御するメインCPU24aを備えており、該メインCPU24aにはROM24b及びRAM24cが接続されている。また、メインCPU24aは、大当り判定用乱数、大当り図柄乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン振分け乱数などの各種乱数の値を所定の周期毎に順次更新するようになっている。また、ROM24bには、パチンコ機10を制御するための各種制御プログラムや、複数種類の変動パターンなどが記憶されている。「変動パターン」は、各列の図柄が変動を開始してから、所定の図柄を確定的に表示させるまでの間において、変動パターン毎に予め定められた変動時間内における遊技演出のベース(基本又は基礎)となるパターンを示すものである。
【0024】
これらの複数種類の変動パターンは、大当り演出用、リーチ演出用(はずれリーチ演出用)、はずれ演出用などに区分けされた複数の変動パターン振分けテーブル(以下、「テーブル」という)に振分けられている。「はずれリーチ演出」とは、例えば、第1,第3図柄z1,z3を同一図柄としたリーチ状態において、第2図柄z2として前記両図柄z1,z3とは異なる図柄を表示させてはずれ状態とする演出である。また、大当り演出用のテーブルは、大当り状態を認識できる図柄組み合わせを、確変図柄で形成する場合の変動パターンが振分けられた確変大当り演出用のテーブルと、非確変図柄で形成する場合の変動パターンが振分けられた通常大当り演出用のテーブルに区分けされている。前記RAM24cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種制御情報(各種乱数の値、始動保留球数の記憶値など)が記憶保持されるようになっている。
【0025】
そして、メインCPU24aは、前述した各種乱数を用いて各種処理(大当り判定、大当り図柄判定、リーチ判定、変動パターンの決定など)を実行し、図柄制御基板25のサブCPU25aに対して図柄制御を指示するための制御コマンドを演算処理するようになっている。また、メインCPU24aは、演算処理した制御コマンドを制御信号として図柄制御基板25のサブCPU25aに対して出力するようになっている。このサブCPU25aに対して出力される制御コマンドは、例えば、メインCPU24aが決定した変動パターンなど、主に図柄の変動(変動演出)に関する制御コマンドであって、これらの制御コマンドは、ROM24bに記憶されている。
【0026】
前記メインCPU24aは、大当り判定用乱数を用いた大当り判定の結果が肯定(大当り)であり、大当り図柄乱数を用いた大当り図柄判定の結果が確変図柄の場合、変動パターン振分け乱数の値に基づいて、確変大当り演出用のテーブルから変動パターンを決定するようになっている。この場合、図柄表示装置18には、図柄組み合わせゲームによって、確変図柄による大当り状態を認識できる全列の図柄が同一図柄の組み合わせ(「7,7,7」など)が表示されるようになっている。また、メインCPU24aは、大当り判定の結果が肯定(大当り)であり、大当り図柄判定の結果が非確変図柄の場合、変動パターン振分け乱数の値に基づいて、通常大当り演出用のテーブルから変動パターンを決定するようになっている。この場合、図柄表示装置18には、図柄組み合わせゲームによって、非確変図柄による大当り状態を認識できる全列の図柄が同一図柄の組み合わせ(「2,2,2」など)が表示されるようになっている。
【0027】
また、メインCPU24aは、大当り判定の結果が否定(大当りではない)であり、リーチ判定用乱数を用いたリーチ判定の結果が肯定(リーチ)の場合、変動パターン振分け乱数の値に基づいて、リーチ演出用のテーブルから変動パターンを決定するようになっている。この場合、図柄表示装置18には、図柄組み合わせゲームによって、リーチ状態を認識できる特定の2列の図柄が同一図柄である組み合わせ(「7,?,7」など)が表示された後、既に表示されている他の列の図柄と残り1列の図柄が異なる組み合わせ(「7,6,7」など)が表示されるようになっている。また、メインCPU24aは、大当り判定やリーチ判定の結果が否定(大当りでもリーチでもない)である場合、変動パターン振分け乱数の値に基づいて、はずれ演出用のテーブルから変動パターンを決定するようになっている。この場合、図柄表示装置18には、図柄組み合わせゲームによって、リーチ状態を認識できる図柄組み合わせが表示されることなく、はずれ状態を認識できる図柄組み合わせが表示されるようになっている。具体的には、全列の図柄が異なる組み合わせ(「2,8,5」など)又は1列の図柄が他の2列の図柄と異なる組み合わせ(「1,1,2」など)が表示されるようになっている。
【0028】
一方、図柄制御基板25は、図柄制御を行うためのサブCPU25aを備えており、該サブCPU25aにはROM25b及びRAM25cが接続されている。そして、ROM25bには、図柄制御を行うための制御プログラムや、メインCPU24aが決定した変動パターンに対応する具体的な演出内容が記憶されている。この「演出内容」は、変動パターンを具体化したものであり、サブCPU25aが変動パターンに応じて、遊技演出が盛り込まれた図柄組み合わせゲーム(変動演出)を図柄制御により実行するための情報である。
【0029】
例えば、演出内容には、リーチ状態へ発展することなく、可視表示部Hに第1図柄z1→第3図柄z3→第2図柄z2の順に表示させることが示されている。また、演出内容には、可視表示部Hに第1図柄z1→第3図柄z3の順に図柄を表示し、リーチ状態へ発展させた後に行なわれるリーチ演出の演出内容などが示されている。このリーチ演出の演出内容は、遊技者が抱く大当り状態へ発展する期待感を変化し得るように複数の段階に変遷させるなどの形態で構成されている。例えば、ノーマルリーチ演出のみで構成されるリーチ演出の演出内容や、ノーマルリーチ演出→スーパーリーチ演出へ2段階に変遷するリーチ演出の演出内容がある。なお、本明細書においては、このような発展系のリーチ演出における各段階の演出内容を区別するために、1段階目を「ノーマルリーチ演出」、2段階目を「スーパーリーチ演出」と示す。前述した2段階に変遷するリーチ演出の一例を挙げると、特定の2列の図柄(本実施形態では第1,第3図柄z1,z3)によりリーチ状態が形成され、第2図柄z2が変動表示する演出内容が1段階目となる。そして、1段階目のリーチ演出の演出内容から、例えば、登場キャラクタの名称などで呼ばれる「○○○リーチ」へ発展して行われるリーチ演出の演出内容が2段階目となる。そして、このようにリーチ演出の演出内容が複数の段階に変遷する場合には、変遷前の演出(ノーマルリーチ演出)に比して、変遷後の演出(スーパーリーチ演出)の方が、大当り状態へ発展する期待感を高めることが可能な遊技演出とされている。
【0030】
また、ROM25bには、可視表示部Hに表示される図柄(例えば、各数字図柄N)の画像情報、各種背景画像、文字画像、遊技演出に登場するキャラクタの画像(該キャラクタの動作画像も含む)などの各種画像情報が記憶されている。また、RAM25cには、パチンコ機10の動作中に適宜書き換えられる各種情報などが記憶保持されるようになっている。そして、サブCPU25aは、メインCPU24aから変動パターンを示す制御コマンドを入力すると、該変動パターンに対応する具体的な演出内容に基づき図柄制御を行うようになっている。より詳しく言えば、サブCPU25aは、前記演出内容に対応する表示制御情報を前記各種画像情報を用いて生成し、該表示制御情報を画像信号に変換して図柄表示装置18に出力するようになっている。その結果、可視表示部Hでは、画像信号に基づき、図柄組み合わせゲームが変動画像で行われると共に、その表示態様が制御されるようになっている。
【0031】
そして、本実施形態のパチンコ機10は、図柄組み合わせゲーム(変動演出)の展開を遊技者に対して予め告げるための予告演出(遊技演出の1つ)を実行可能に構成されている。この予告演出では、図柄組み合わせゲームの演出内容がどのように流れていく(又は発展(展開)していく)のかを事前に遊技者に予告するようになっている。このような予告演出として、本実施形態では、図柄組み合わせゲーム中に、変動表示又は表示(一旦停止状態)されている所定列の図柄に対し、有形装飾Dが付加されるようになっている。また、有形装飾Dは、数字図柄Nと容易に区別可能となるように、該数字図柄Nとは異なる意匠をなす有形物を模して構成されている。具体的には、サングラス(眼鏡)を模して構成されている。
【0032】
前記図柄制御基板25のROM25bには、図3に示す有形装飾Dが付加されていない状態の各数字図柄Nの画像情報に加えて、図4に示すように、有形装飾Dが付加された状態で1〜8までの数字を示す8種類の数字図柄Nの画像情報が記憶保持されている。なお、以下の説明において、有形装飾Dが付加されていない数字図柄N(図3)と有形装飾Dが付加された数字図柄N(図4)を区別する場合、前者の数字図柄Nを「装飾前の数字図柄N」、後者の数字図柄Nを「装飾後の数字図柄N」と示す。そして、装飾前の数字図柄Nと装飾後の数字図柄Nは、有形装飾Dの有無によって意匠が区別される一方で、同数を示す数字図柄N同士は、同一種類の図柄として位置付けられている。即ち、数字「7」を示す装飾前の数字図柄Nと、数字「7」を示す装飾後の数字図柄Nは、共に数字「7」を意味しているため、この両図柄によってリーチ状態を認識できる図柄組み合わせを形成することが可能である。
【0033】
また、有形装飾Dは、図4に示すように、各数字図柄Nの前面側に重ね合わされるように付加されており、各数字図柄Nが示す数字の一部を覆っている。また、有形装飾Dは、各数字図柄Nが示す数字の種類が認識(識別)可能となるように、その大きさ及び付加される位置が定められている。具体的には、有形装飾Dは、各数字図柄Nが示す数字の表示面積(可視表示部Hに対する表示面積)に比して、その表示面積(可視表示部Hに対する表示面積)が小さくなるように形成されている。また、有形装飾Dは、各数字図柄Nが示す数字の上部側に付加されており、これらの数字を人間の顔に見立てた場合に、恰もサングラスを掛けたかのような雰囲気を作り出している。そして、予告演出では、同数を示す数字図柄Nが、サングラスを掛けていない状態(装飾前の数字図柄N)からサングラスを掛けた状態(装飾後の数字図柄N)というように、可視表示部Hにおける表示態様が代わるようになっている。この表示態様が代わることによって、予告演出の形態は、図柄組み合わせゲーム中に所定列の図柄に対して恰も有形装飾Dが付加されたかのように視認することができる。
【0034】
そして、変動パターンに対応する具体的な演出内容には、図柄組み合わせゲームが開始してから、所定のタイミングで、変動表示又は表示(一旦停止状態)されている所定列の図柄の表示態様を装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代えて予告演出を行うことが示されている。従って、サブCPU25aは、このような変動パターンを示す制御コマンドを入力すると、該変動パターンに対応する具体的な演出内容に基づき、装飾前の数字図柄Nと装飾後の数字図柄Nの各画像情報を用いて表示制御情報を生成する。そして、サブCPU25aは、所定のタイミングで、所定の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わるように、図柄表示装置18を制御する。このように本実施形態のサブCPU25a(図柄制御基板25)は、図柄組み合わせゲーム(変動演出)が行われるように図柄表示装置18を制御する演出制御手段として機能する一方で、所定列の図柄に対して有形装飾Dを付加するように図柄表示装置18を制御する装飾制御手段としても機能する。
【0035】
そして、可視表示部Hでは、図柄組み合わせゲームの開始に伴って装飾前の数字図柄Nが変動表示を開始し、該図柄組み合わせゲーム中に、所定列の図柄(装飾前の数字図柄N)に対して有形装飾Dを付加することによる予告演出が行われる。なお、所定列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わるタイミング(即ち、有形装飾Dが付加されるタイミング)は、図柄組み合わせゲームの開始後から、大当り状態又ははずれ状態を認識できる図柄組み合わせが表示(確定停止状態)される迄の間である。即ち、有形装飾Dは、図柄組み合わせゲームの開始時と、各列の図柄(図柄組み合わせが)の確定停止時には付加されていない(可視表示部Hにおいて完全に非表示となる)。この間の時間内で、有形装飾Dを付加している(可視表示部Hに装飾後の数字図柄Nが表示(又は変動表示)されている)時間が定められ、この定められた時間が所定時間に相当する。なお、前述の所定時間は、一義的に決定されるものではなく、演出内容に応じて任意に設定可能(変更可能)である。
【0036】
次に、図6〜図9を用いて、図柄制御基板25(サブCPU25a)が変動パターンに対応する具体的な演出内容に基づき、前述した予告演出を含む図柄組み合わせゲームが行われる態様を説明する。なお、以下の説明では、説明の便宜上、図6〜図9の各図柄組み合わせゲームを行うための各変動パターンを夫々「変動パターン1」,「変動パターン2」,「変動パターン3」,「変動パターン4」と示す。また、図6〜図9では、これらの変動パターン1〜4に基づく図柄組み合わせゲームの流れを実線矢印で示している。
【0037】
そして、図6には、図柄組み合わせゲームが開始してからリーチ状態が形成される前に、有形装飾Dの付加による予告演出が行われる態様が示されている。この場合の予告演出は、リーチ予告演出となる。また、図7には、図柄組み合わせゲームが開始してからリーチ状態が形成され、リーチ演出の演出内容がスーパーリーチ演出に変遷する前に、有形装飾Dの付加による予告演出が行われる態様が示されている。この場合の予告演出は、スーパーリーチ予告演出となる。また、図8には、図柄組み合わせゲームが開始してからリーチ状態が形成され、リーチ演出の結果、はずれ状態を認識できる図柄組み合わせが表示(一旦停止状態)された後、該図柄組み合わせを形成する図柄が再変動する前に、有形装飾Dの付加による予告演出が行われる態様が示されている。この場合の予告演出は、再変動予告演出となる。そして、これらの各タイミングで行われる各予告演出は、図柄組み合わせゲームが、遊技者にとって有利に展開する可能性、即ち、大当り状態へ発展する期待感が高められる状況へ展開する可能性を予告するものである。そのため、遊技者は、これらの予告演出の出現により、大当り状態へ発展する期待感を高めることが可能であり、これらの予告演出は、何れも大当り予告演出として位置付けることもできる。
【0038】
また、図9には、図柄組み合わせゲームにおいて、再抽選の演出が行われる前に、有形装飾Dの付加による予告演出が行われる態様が示されている。「再抽選」とは、非確変図柄による大当り状態を認識できる図柄組み合わせが確変図柄による大当り状態を認識できる図柄組み合わせに発展する期待感を遊技者に持たせて遊技効果の向上を図った演出である。この場合の予告演出は、確変昇格予告演出となる。このタイミングで行われる予告演出は、図柄組み合わせゲームが、遊技者にとって有利に展開する可能性、即ち、確変図柄による大当り状態を認識できる図柄組み合わせが形成される状況へ展開する可能性を予告するものである。そのため、遊技者は、この予告演出の出現により、確変の大当り状態へ発展する期待感を高めることが可能である。
【0039】
最初に、図6を用いて、変動パターン1に対応する具体的な演出内容に基づいて行われる図柄組み合わせゲームの流れを説明する。
前記サブCPU25aは、変動パターン1を示す制御コマンドを入力すると、該変動パターン1に対応する具体的な演出内容に基づいて図柄制御を実行する。その結果、可視表示部Hでは、各列の図柄が変動表示を開始することにより、図柄組み合わせゲームが開始する(画面a)。このとき、各列の図柄は、装飾前の数字図柄Nとされており、この状態で、図柄組み合わせゲームは開始する。
【0040】
そして、可視表示部Hでは、各列の図柄が変動表示を開始してから所定の時間の経過後(リーチ状態が形成される前)、変動表示中の各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わり、この状態で変動表示が継続する(画面b)。即ち、変動表示中の各列の図柄に対して有形装飾Dが付加され、該有形装飾Dの付加による予告演出(リーチ予告演出)が行われる。従って、遊技者は、リーチ状態が形成される前に、各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わったことにより、リーチ状態へ発展する可能性があることを認識する。
【0041】
また、可視表示部Hでは、各列の図柄が変動表示を開始してから所定の時間が経過する毎に、第1図柄z1→第3図柄z3の順に図柄が表示される。なお、各列の図柄は、第3図柄z3が表示される迄の間、装飾後の数字図柄Nの表示態様となっている。そして、可視表示部Hでは、第1,第3図柄z1,z3として同じ種類の図柄「7」が表示され、リーチ状態を認識できる図柄組み合わせが表示される(画面c)。この状態において、リーチ予告演出で予告したとおりにリーチ状態へ発展し、続いて、所定のリーチ演出(ノーマルリーチ演出、スーパーリーチ演出など)が行われる。このリーチ状態への発展に伴い、各列の図柄の表示態様は、装飾後の数字図柄Nから装飾前の数字図柄Nに再び代わる。なお、可視表示部Hに表示される各列の図柄は、メインCPU24aから全図柄の確定停止を指示する制御コマンドが入力される迄の間、一旦停止状態、所謂、ゆれ変動状態となっている。
【0042】
そして、リーチ演出の結果、可視表示部Hには、第1,第3図柄z1,z3と同じ種類の第2図柄z2(図柄「7」)が表示される(画面d)。この状態で、遊技者は、大当り状態へ発展したことを認識する。その後、可視表示部Hでは、大当り状態を認識できる図柄組み合わせが確定停止し、大当り状態が確定する。なお、変動パターン1では、各列の図柄の表示態様が、第3図柄z3が表示された時点で装飾前の数字図柄Nに戻っており、確定停止した図柄組み合わせは、装飾前の数字図柄Nによって形成されている。
【0043】
次に、図7を用いて、変動パターン2に対応する具体的な演出内容に基づいて行われる図柄組み合わせゲームの流れを説明する。
前記サブCPU25aは、変動パターン2を示す制御コマンドを入力すると、該変動パターン2に対応する具体的な演出内容に基づいて図柄制御を実行する。その結果、可視表示部Hでは、各列の図柄が変動表示を開始することにより、図柄組み合わせゲームが開始する(画面a)。このとき、各列の図柄は、装飾前の数字図柄Nとされており、この状態で、図柄組み合わせゲームは開始する。
【0044】
また、可視表示部Hでは、各列の図柄が変動表示を開始してから所定の時間が経過する毎に、第1図柄z1→第3図柄z3の順に図柄が表示される。そして、可視表示部Hでは、第1,第3図柄z1,z3として同じ種類の図柄「7」が表示され、リーチ状態を認識できる図柄組み合わせが表示される(画面b)。続いて、可視表示部Hでは、ノーマルリーチ演出が行われる(画面c)。この変動パターン2では、図柄組み合わせゲームが開始してから、各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nとなっており、該装飾前の数字図柄Nでノーマルリーチ演出(リーチ演出)が行われる。
【0045】
そして、可視表示部Hでは、ノーマルリーチ演出が行われてから所定の時間の経過後(スーパーリーチ演出に変遷する前)、各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わる(画面d)。即ち、各列の図柄に対して有形装飾Dが付加され、該有形装飾Dの付加による予告演出(スーパーリーチ予告演出)が行われる。従って、遊技者は、ノーマルリーチ演出中に、各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わったことにより、スーパーリーチ演出に発展(変遷)する可能性があることを認識する。
【0046】
そして、可視表示部Hでは、スーパーリーチ予告演出で予告したとおりにリーチ演出の演出内容がノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出に変遷し、続いて、スーパーリーチ演出が行われる(画面e)。このスーパーリーチ演出への発展に伴い、各列の図柄の表示態様は、装飾後の数字図柄Nから装飾前の数字図柄Nに再び代わる。そして、可視表示部Hには、スーパーリーチ演出の結果、第1,第3図柄z1,z3と同じ種類の第2図柄z2(図柄「7」)が表示される(画面f)。この状態で、遊技者は、大当り状態へ発展したことを認識する。その後、可視表示部Hでは、大当り状態を認識できる図柄組み合わせが確定停止し、大当り状態が確定する。なお、変動パターン2では、各列の図柄の表示態様がスーパーリーチ演出に変遷した時点で装飾前の数字図柄Nに戻っており、確定停止した図柄組み合わせは、装飾前の数字図柄Nによって形成されている。
【0047】
次に、図8を用いて、変動パターン3に対応する具体的な演出内容に基づいて行われる図柄組み合わせゲームの流れを説明する。
前記サブCPU25aは、変動パターン3を示す制御コマンドを入力すると、該変動パターン3に対応する具体的な演出内容に基づいて図柄制御を実行する。その結果、可視表示部Hでは、各列の図柄が変動表示を開始することにより、図柄組み合わせゲームが開始する(画面a)。このとき、各列の図柄は、装飾前の数字図柄Nとされており、この状態で、図柄組み合わせゲームは開始する。
【0048】
また、可視表示部Hでは、各列の図柄が変動表示を開始してから所定の時間が経過する毎に、第1図柄z1→第3図柄z3の順に図柄が表示される。そして、可視表示部Hでは、第1,第3図柄z1,z3として同じ種類の図柄「6」が表示され、リーチ状態を認識できる図柄組み合わせが表示される(画面b)。続いて、可視表示部Hでは、所定のリーチ演出(ノーマルリーチ演出、スーパーリーチ演出など)が行われる。この変動パターン3では、図柄組み合わせゲームが開始してから、各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nとなっており、該装飾前の数字図柄Nでリーチ演出が行われる。また、リーチ演出中、各列の図柄の表示態様は、装飾前の数字図柄Nとなっている。
【0049】
そして、リーチ演出の結果、可視表示部Hには、第1,第3図柄z1,z3と異なる種類の第2図柄z2(図柄「7」)が表示される(画面c)。この図柄組み合わせにより、遊技者は、はずれ状態を認識する。この状態から変動パターン3では、可視表示部Hに表示(一旦停止状態)されている各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わる(画面d)。即ち、各列の図柄に対して有形装飾Dが付加され、該有形装飾Dの付加による予告演出(再変動予告演出)が行われる。従って、遊技者は、可視表示部Hに表示された図柄組み合わせが確定停止する前に、各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わったことにより、図柄組み合わせを形成する図柄が再変動し、大当り状態へ発展する可能性があることを認識する。
【0050】
そして、可視表示部Hでは、再変動予告演出で予告したとおりに各列の図柄の再変動が行われる(画面e)。この再変動が行われたことに伴い、各列の図柄の表示態様は、装飾後の数字図柄Nから装飾前の数字図柄Nに再び代わる。そして、可視表示部Hには、各列の図柄の再変動が行われてから所定の時間の経過後、第1〜第3図柄z1〜z3として同じ種類の図柄「7」が表示され、大当り状態を認識できる図柄組み合わせが表示される(画面f)。この状態で、遊技者は、大当り状態へ発展したことを認識する。その後、可視表示部Hでは、大当り状態を認識できる図柄組み合わせが確定停止し、大当り状態が確定する。なお、変動パターン3では、各列の図柄の表示態様が、再変動が行われた時点で装飾前の数字図柄Nに戻っており、確定停止した図柄組み合わせは、装飾前の数字図柄Nによって形成されている。
【0051】
次に、図9を用いて、変動パターン4に対応する具体的な演出内容に基づいて行われる図柄組み合わせゲームの流れを説明する。
前記サブCPU25aは、変動パターン4を示す制御コマンドを入力すると、該変動パターン4に対応する具体的な演出内容に基づいて図柄制御を実行する。その結果、可視表示部Hでは、各列の図柄が変動表示を開始することにより、図柄組み合わせゲームが開始する(画面a)。このとき、各列の図柄は、装飾前の数字図柄Nとされており、この状態で、図柄組み合わせゲームは開始する。
【0052】
また、可視表示部Hでは、各列の図柄が変動表示を開始してから所定の時間が経過する毎に、第1図柄z1→第3図柄z3の順に図柄が表示される。そして、可視表示部Hでは、第1,第3図柄z1,z3として同じ種類の非確変図柄「6」が表示され、リーチ状態を認識できる図柄組み合わせが表示される(画面b)。続いて、可視表示部Hでは、所定のリーチ演出(ノーマルリーチ演出、スーパーリーチ演出など)が行われる。
【0053】
そして、可視表示部Hでは、リーチ演出が行われてから所定の時間の経過後(大当り状態を認識できる図柄組み合わせが表示される前)、各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わる(画面c)。即ち、リーチ演出中に、各列の図柄に対して有形装飾Dが付加され、該有形装飾Dの付加による予告演出(確変昇格予告演出)が行われる。この予告演出では、大当り状態へ発展する前段階であるリーチ演出中に、各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わっている。従って、遊技者は、リーチ演出の結果、大当り状態へ発展した場合には、再抽選により、非確変図柄による大当り状態を認識できる図柄組み合わせが確変図柄による大当り状態を認識できる図柄組み合わせに発展する可能性があることを認識する。
【0054】
そして、可視表示部Hには、リーチ演出の結果、第1,第3図柄z1,z3と同じ種類の第2図柄z2(非確変図柄「6」)が表示される(画面d)。このとき、可視表示部Hには、装飾後の数字図柄N(図柄「6」)によって非確変図柄による大当り状態を認識できる図柄組み合わせが表示されている。この状態で、遊技者は、通常の大当り状態へ発展したことを認識する。
【0055】
そして、可視表示部Hでは、再抽選の演出が行われる前に、表示された大当り状態を認識できる図柄組み合わせを形成する各列の図柄の表示態様が、装飾後の数字図柄Nから装飾前の数字図柄Nに再び代わる(画面e)。続いて、可視表示部Hでは、各列の図柄が再び変動し、再抽選の演出が行われる(画面f)。
【0056】
そして、可視表示部Hには、再抽選の演出が行われてから所定の時間の経過後、確変昇格予告演出で予告したとおりに、第1〜第3図柄z1〜z3として確変図柄「7」が表示され、確変図柄による大当り状態を認識できる図柄組み合わせが表示される(画面g)。この状態で、遊技者は、通常の大当り状態から確変の大当り状態へ発展したことを認識する。その後、可視表示部Hでは、確変の大当り状態を認識できる図柄組み合わせが確定停止し、大当り状態が確定する。なお、変動パターン4では、各列の図柄の表示態様が、再抽選の演出が行われる前に装飾前の数字図柄Nに戻っており、確定停止した図柄組み合わせは、装飾前の数字図柄Nによって形成されている。
【0057】
また、本実施形態のパチンコ機10では、同じ遊技演出が行われた場合において、有形装飾Dの付加による予告演出が行われた場合には、有形装飾Dの付加による予告演出が行われていない場合に比して、大当り状態(又は確変の大当り状態)へ発展する割合(期待感)が高くなるように設定されている。
【0058】
前記図6には、有形装飾Dの付加による予告演出が行われない場合の変動パターン1に対応する図柄組み合わせゲームの流れ(画面a→画面c→画面d)が二点鎖線で示されている(以下、この図柄組み合わせゲームの流れとなる変動パターンを「変動パターン1’」という)。そして、本実施形態では、変動パターン1と変動パターン1’を比較した場合に、最終的にはずれ状態が確定する際に、変動パターン1’に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなる割合が高くなるように設定されている。その一方で、最終的に大当り状態が確定する際に、変動パターン1に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなる割合が高くなるように設定されている。従って、遊技者は、変動表示中の各列の図柄に対して有形装飾Dが付加された場合には、有形装飾Dが付加されない場合に比して大当り状態へ発展する期待感を高められるようになっている。
【0059】
前記図7には、有形装飾Dの付加による予告演出が行われない場合の変動パターン2に対応する図柄組み合わせゲームの流れ(画面a→画面b→画面c→画面e→画面f)が二点鎖線で示されている(以下、この図柄組み合わせゲームの流れとなる変動パターンを「変動パターン2’」という)。そして、本実施形態では、変動パターン2と変動パターン2’を比較した場合に、最終的にはずれ状態が確定する際に、変動パターン2’に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなる割合が高くなるように設定されている。その一方で、最終的に大当り状態が確定する際に、変動パターン2に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなる割合が高くなるように設定されている。従って、遊技者は、リーチ演出の演出内容がスーパーリーチ演出に変遷する前に、各列の図柄に対して有形装飾Dが付加された場合には、有形装飾Dが付加されない場合に比して大当り状態へ発展する期待感を高められるようになっている。
【0060】
前記図8には、有形装飾Dの付加による予告演出が行われない場合の変動パターン3に対応する図柄組み合わせゲームの流れ(画面a→画面b→画面c→画面e→画面f)が二点鎖線で示されている(以下、この図柄組み合わせゲームの流れとなる変動パターンを「変動パターン3’」という)。そして、本実施形態では、変動パターン3と変動パターン3’を比較した場合に、最終的にはずれ状態が確定する際に、変動パターン3’に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなる割合が高くなるように設定されている。その一方で、最終的に大当り状態が確定する際に、変動パターン3に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなる割合が高くなるように設定されている。従って、遊技者は、各列の図柄が再変動を開始する前に、各列の図柄に対して有形装飾Dが付加された場合には、有形装飾Dが付加されない場合に比して大当り状態へ発展する期待感を高められるようになっている。
【0061】
このように変動パターン1〜3及び変動パターン1’〜3’が出現する割合は、前述した大当り演出用又はリーチ演出用のテーブルに対する変動パターンの振分け態様に応じて決定されている。例えば、変動パターン1〜3をリーチ演出用のテーブルよりも大当り演出用のテーブルに多く振分けた場合、変動パターン1〜3に基づく図柄組み合わせゲームの流れは、大当り状態が確定する際に多く出現することになる。一方、変動パターン1’〜3’を大当り演出用のテーブルよりもリーチ演出用のテーブルに多く振分けた場合、変動パターン1’〜3’に基づく図柄組み合わせゲームの流れは、はずれ状態が確定する際に多く出現することになる。
【0062】
前記図9には、有形装飾Dの付加による予告演出が行われない場合の変動パターン4に対応する図柄組み合わせゲームの流れ(画面a→画面b→画面e→画面f→画面g)が二点鎖線で示されている(以下、この図柄組み合わせゲームの流れとなる変動パターンを「変動パターン4’」という)。そして、本実施形態では、変動パターン4と変動パターン4’を比較した場合に、最終的に通常の大当り状態が確定する際に、変動パターン4’に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなる割合が高くなるように設定されている。その一方で、最終的に確変の大当り状態が確定する際に、変動パターン4に基づく図柄組み合わせゲームの流れとなる割合が高くなるように設定されている。従って、遊技者は、再抽選が開始する前に、各列の図柄に対して有形装飾Dが付加された場合には、有形装飾Dが付加されない場合に比して確変の大当り状態へ発展する期待感を高められるようになっている。
【0063】
このように変動パターン4及び変動パターン4が出現する割合は、前述した確変大当り演出用及び通常大当り演出用のテーブルに対する変動パターンの振分け態様に応じて決定されている。例えば、変動パターン4を通常大当り演出用のテーブルよりも確変大当り演出用のテーブルに多く振分けた場合、変動パターン4に基づく図柄組み合わせゲームの流れは、確変の大当り状態が確定する際に多く出現することになる。一方、変動パターン4’を確変大当り演出用のテーブルよりも通常大当り演出用のテーブルに多く振分けた場合、変動パターン4’に基づく図柄組み合わせゲームの流れは、通常の大当り状態が確定する際に多く出現することになる。
【0064】
従って、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)図柄組み合わせゲームの展開を遊技者に予め告げるための予告演出として、図柄組み合わせゲーム中に各列の図柄に対して有形装飾Dを付加するようにした。即ち、図柄組み合わせゲーム中、予告演出を行う場合に、各列の図柄の表示態様を装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代えるようにした。そのため、図柄組み合わせゲーム中、遊技者が最も注目している図柄を用いた予告演出を実現できる。従って、変化に富んだ予告演出を実現でき、興趣の向上を図ることができる。
【0065】
(2)また、有形装飾Dの付加による予告演出が行われた場合には、該予告演出に関連付けて図柄組み合わせゲームを展開させるようにした。そのため、遊技者は、大当り状態を認識できる図柄組み合わせが表示される前の段階において、大当り状態へ発展する期待感を高めることが可能となる。また、遊技者は、大当り状態を認識できる図柄組み合わせが表示された後の段階において、通常の大当り状態から確変の大当り状態へ発展する期待感を高めることが可能となる。従って、遊技者は、有形装飾Dによる予告演出が行われることを期待しつつ、図柄組み合わせゲームの展開に注目することができ、興趣の向上を図ることができる。
【0066】
(3)また、予告演出を、各列の図柄に対して有形装飾Dを付加することにより行うため、意外性のある予告演出とすることができる。即ち、遊技者が見ている各列の図柄(装飾前の数字図柄N)に対して、突然、有形装飾Dが付加され、各列の図柄の表示態様が装飾後の数字図柄Nに代わるため、遊技者が予測できない予告演出とすることができる。従って、常時、図柄に装飾を付加しておき、図柄組み合わせゲーム中に所定のタイミングで前記装飾を動作させて予告演出を行う場合に比して、より面白みのある演出(予告演出)とすることができる。
【0067】
(4)また、有形装飾Dは、図柄組み合わせゲームが開始してから図柄組み合わせが確定停止される迄の間で定められる所定時間だけ付加するようにした。そのため、装飾後の数字図柄Nの状態で、次の図柄組み合わせゲームが開始されることがないため、有形装飾Dが表示されることによる意外感を損なうことがない。また、有形装飾Dが、まさしく特別な演出(予告演出)のために用いられることを遊技者に認識させることができ、遊技者は、有形装飾Dが付加されることを楽しみに遊技を行うことができる。
【0068】
(5)リーチ状態が形成される前に、各列の図柄に対して有形装飾Dが付加されるように、図柄の表示態様を装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代えるようにした。そのため、遊技者は、有形装飾Dの付加を認識することで、リーチ状態が形成される前に、自身にとって有利な展開に発展する可能性を認識することができる。特に、この場合には、リーチ状態へ発展する期待感を持つことができ、遊技者は、大当り状態へ発展する期待感を高めることができる。
【0069】
(6)リーチ状態が形成された後、リーチ演出の演出内容がノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出に変遷する前に、各列の図柄に対して有形装飾Dが付加されるように、図柄の表示態様を装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代えるようにした。そのため、遊技者は、有形装飾Dの付加を認識することで、スーパーリーチ演出に変遷する前に、自身にとって有利な展開に発展する可能性を認識することができる。特に、この場合には、リーチ演出の演出内容がノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出へ発展する期待感を持つことができ、遊技者は、大当り状態へ発展する期待感をさらに高めることができる。
【0070】
(7)はずれ状態を認識できる図柄組み合わせが表示された後、図柄の再変動が行われる前に、各列の図柄に対して有形装飾Dが付加されるように、図柄の表示態様を装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代えるようにした。そのため、遊技者は、有形装飾Dの付加を認識することで、図柄の再変動が行われる前に、自身にとって有利な展開に発展する可能性を認識することができる。特に、この場合には、再変動によって大当り状態へ発展する期待感を持つことができる。
【0071】
(8)再抽選が行われる前に、各列の図柄に対して有形装飾Dが付加されるように、図柄の表示態様を装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代えるようにした。そのため、遊技者は、有形装飾Dの付加を認識することで、再抽選が行われる前に、自身にとって有利な展開に発展する可能性を認識することができる。特に、この場合には、再抽選によって通常の大当り状態から確変の大当り状態へ発展する期待感を持つことができる。
【0072】
(9)有形装飾Dは、該有形装飾Dが付加された数字図柄Nの種類が認識可能となるように、かつ、前記数字図柄Nと区別可能となるように構成した。そのため、遊技者に図柄の種類を示すという数字図柄Nの本来の目的を有形装飾Dが妨げることを抑制することができる。
【0073】
(10)有形装飾Dは、数字図柄Nとは異なる意匠をなすように構成した。そのため、数字図柄Nが示す数字と有形装飾Dとの区別を容易に行うことができる。また、遊技者に対して、有形装飾Dが特別な意味を持っていることを認識させることができる。
【0074】
(11)有形装飾Dは、数字図柄Nが示す数字の前面側に重ね合わせるように付加した。そのため、遊技者は、各列の図柄の表示態様が装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代わったことを容易に把握することができる。従って、遊技者にとって分かり易い予告演出を実現することができる。
【0075】
(12)有形装飾Dの付加による予告演出が行われた場合には、有形装飾Dの付加による予告演出が行われない場合に比して、大当り状態(又は確変の大当り状態)へ発展する割合を高くなるようにした。従って、遊技者は、有形装飾Dによる予告演出が行われることを期待しつつ、図柄組み合わせゲームの展開に注目することができ、興趣の向上を図ることができる。
【0076】
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、図柄に対して有形装飾Dを付加している(図柄の表示態様を装飾後の数字図柄Nとする)所定時間は適宜変更してもよい。即ち、図柄組み合わせゲームが開始してから全列の図柄z1〜z3が確定停止し、該図柄組み合わせゲームが終了するまでの間であれば、図柄に対して有形装飾Dを付加している所定時間は長くしてもよいし、短くしてもよい。例えば、図柄に対して有形装飾Dが付加された以降、図柄が確定停止するまで有形装飾Dを付加しておくことで、遊技者は予告演出が行われたことを継続して把握することができる。
【0077】
・前記実施形態では、変動表示中の図柄に対して有形装飾Dを付加する場合、該列で表示可能な全ての図柄に対して有形装飾Dを付加しているが、該列の図柄のうち、可視表示部Hに表示(一旦停止又は確定停止)される可能性がある図柄に対してのみに有形装飾Dを付加しても良い。このようにすれば、遊技者は、変動表示中に、有形装飾Dが付加されている図柄を確認することにより、可視表示部Hに表示される可能性がある図柄を予め認識することができ、より変化に富んだ予告演出を実現できる。
【0078】
・前記実施形態では、全列の図柄に対して有形装飾Dを付加して予告演出を行っているが、所定の1列の図柄、又は所定の2列の図柄に対して有形装飾Dを付加して予告演出を行っても良い。
【0079】
・前記実施形態において、図柄に対して有形装飾Dを付加するタイミングは前記実施形態に限定されるものではなく、任意に変更することができる。例えば、図6において、リーチ状態が形成される前であれば、第1図柄z1が表示された後、第3図柄z3が表示される前に、変動表示又は表示(一旦停止状態)されている図柄に対して有形装飾Dを付加しても良い。
【0080】
・前記実施形態では、有形装飾Dをサングラスに具体化したが、図柄(本実施形態では数字図柄N)と異なる意匠をなすものであれば、その他の有形物(例えば、帽子などの装身具、植物、動物など)に具体化しても良い。
【0081】
・前記実施形態において、有形装飾Dは、該有形装飾Dが付加された図柄の種類が認識可能であって前記図柄と区別可能であるならば、大きさや付加する位置は任意に変更することができる。例えば、有形装飾Dを半透明状に形成すれば、有形装飾Dが図柄全体を覆うような大きさでも図柄の識別が可能で、かつ、図柄と区別可能である。
【0082】
・前記実施形態では、「0」〜「8」までの数字図柄Nが採用されているが、図柄の個数及び種類は任意に変更することができる。例えば、「0」〜「11」までの12種類の数字図柄でも良い。また、数字図柄に限らず、文字図柄、アルファベット図柄、キャラクタ図柄などでも良い。
【0083】
・前記実施形態は、液晶画面からなる可視表示部Hを設けた図柄表示装置18の予告演出として具体化したが、CRT(ブラウン管)式、プラズマディスプレイ式、ドットマトリクス式などの可視表示部を設けた図柄表示装置の予告演出として具体化しても良い。
【0084】
・前記実施形態は、図柄に対して1種類の有形装飾D(サングラス)を付加して予告演出を行っているが、異なる有形装飾Dによる複数種類の予告演出が行われるようにしても良い。即ち、予告演出の種類やタイミングに応じて、有形装飾Dを変更して予告演出を行っても良い。この場合、有形装飾Dは、帽子とマスクというように異ならせても良いし、同じサングラスであってもレンズ色を黒と青というように異ならせても良い。そして、異なる有形装飾Dによる予告演出が行われたことにより、大当り状態へ発展する割合や、通常の大当り状態から確変の大当り状態へ発展する割合を高めても良い。なお、異なる有形装飾Dによる予告演出は、1回の図柄組み合わせゲーム中に、例えば、段階を踏んで行われるようにしても良いし、1回の図柄組み合わせゲーム中に、何れかの有形装飾Dによる予告演出が行われるようにしても良い。
【0085】
・前記実施形態では、リーチ演出の演出内容がノーマルリーチ演出→スーパーリーチ演出というように2段階に変遷する場合に行われる予告演出に具体化したが、3段階、4段階にリーチ演出の演出内容が変遷する場合の予告演出として具体化しても良い。
【0086】
・前記実施形態では、はずれ状態を認識できる図柄組み合わせを一旦表示し、有形装飾Dが付加された後、前記図柄組み合わせを形成する全列の図柄が再変動しているが、第2図柄z2のみを再変動させて、大当り状態を認識できる図柄組み合わせを表示しても良い。また、はずれ状態を認識できる図柄組み合わせを一旦表示し、有形装飾Dを付加する予告演出を行う場合には、チャンス目を用いた演出として具体化することもできる。この「チャンス目」は、リーチ状態が形成されることなくはずれ状態を認識できる図柄組み合わせであって、予め定められた種類の図柄が所定の順序で配列された図柄組み合わせである。そして、「チャンス目」は、図柄表示装置18にチャンス目となる図柄組み合わせが表示された場合に、該図柄組み合わせを形成する図柄(全部又は一部)を再変動させて、リーチ状態や大当り状態を認識できる図柄組み合わせを表示する遊技演出を行う際に用いられる。
【0087】
・前記実施形態では、有形装飾Dを数字図柄Nに重ね合わせるように付加したが、有形装飾Dを数字図柄Nに接するように付加してもよい。また、有形装飾Dを数字図柄Nの前面側に重ね合わせて配置しているが、有形装飾Dが認識可能であれば、数字図柄Nの裏面側に配置してもよい。
【0088】
・前記実施形態は、確率変動機能を備えたパチンコ機10に適用したが、時間短縮機能を備えたパチンコ機(所謂、時短機)にも同様に適用することができる。この場合、図柄は、大当り状態終了後に時短が付与されない図柄(第1の種類の図柄)と大当り状態終了後に時短が付与される(特定状態)図柄(第2の種類の図柄)に分類することができる。また、確変図柄と非確変図柄というように図柄の種類は2種類に限定されることなく、例えば、時短機において、時短回数が100回/50回/0回など、3種類に分けることができる場合も同様に適用することができる。
【0089】
・前記実施形態において、リーチ予告演出、スーパーリーチ予告演出、再変動予告演出及び確変昇格予告演出を、1回の図柄組み合わせゲーム中に全て行うようにしても良い。また、これらの各予告演出を任意に組み合わせ、1回の図柄組み合わせゲーム中に行っても良い。
【0090】
・前記実施形態において、図6〜図8に示す図柄組み合わせゲームの流れでは、最終的に大当り状態が確定しているが、最終的にはずれ状態が確定するようにしても良い。即ち、図6〜図8で行われているリーチ予告演出、スーパーリーチ予告演出及び再変動予告演出をはずれリーチ演出に適用しても良い。
【0091】
・前記実施形態において、図6〜図9に示す図柄組み合わせゲームの流れでは、各予告演出が現実化されるように図柄組み合わせゲームが展開しているが、各予告演出が現実化されないようにしても良い。例えば、図6に示すようにリーチ予告演出が行われた後、可視表示部Hにリーチ状態を認識できる図柄組み合わせが表示されないようにしても良い。このようにすれば、予告演出が現実化される場合と現実化されない場合を作り出すことができ、さらなる興趣の向上を図ることができる。
【0092】
・前記実施形態において、再抽選の演出が行われる前に有形装飾Dを付加する予告演出を行う場合(図9)は、次のような図柄組み合わせゲームの流れに変形しても良い。即ち、各列の図柄の表示態様を装飾前の数字図柄Nとしてリーチ演出を行う。そして、リーチ演出の結果、可視表示部Hに大当り状態を認識できる図柄組み合わせが表示された後、再抽選の演出が行われる前に、各列の図柄の表示態様を装飾前の数字図柄Nから装飾後の数字図柄Nに代える。この段階で、有形装飾Dの付加による予告演出(確変昇格予告演出)が行われる。そして、各列の図柄の表示態様を装飾前の数字図柄Nに再び代えて再抽選の演出を行い、確変図柄による大当り状態を認識できる図柄組み合わせを表示する。この図柄組み合わせゲームの流れは、図9における画面a→画面b→画面e→画面d→画面f→画面gとなる。
【0093】
次に、本実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)有形装飾は、図柄とは異なる意匠をなすように構成されている。
【0094】
(ロ)装飾制御手段は、有形装飾を図柄に対して重ね合わせて、又は図柄に接して付加するように構成されている。
【0095】
(ハ)装飾制御手段は、可視表示部において第1の種類の図柄による所定の図柄組み合わせが表示された後に図柄に対して有形装飾を付加するように構成されている一方で、演出制御手段は、有形装飾が付加された後にその表示された図柄組み合わせを再び変動させるように構成されている。
【0096】
(ニ)装飾制御手段は、可視表示部において変動表示中の図柄に対して有形装飾を付加するように構成されている。
【0097】
(ホ)装飾制御手段は、可視表示部において図柄の種類が識別可能な状態で表示された図柄に対して有形装飾を付加するように構成されている。
【0098】
(ヘ)装飾制御手段により、図柄に対して有形装飾が付加された場合には、有形装飾が付加されない場合と比較して、特別遊技状態が付与される割合が高くなるように構成されている。
【0099】
(ト)装飾制御手段は、図柄に対して異なる有形装飾を付加するように図柄表示手段を制御可能であって、異なる有形装飾の付加による予告演出が行われた場合には、特別遊技状態が付与される割合が高くなるように構成されている。
【0100】
(チ)装飾制御手段により、図柄に対して有形装飾が付加された場合には、有形装飾が付加されない場合と比較して、第2の種類の図柄によって所定の図柄組み合わせが形成される割合が高くなるように構成されている。
【0101】
(リ)装飾制御手段は、図柄に対して異なる有形装飾を付加するように図柄表示手段を制御可能であって、異なる有形装飾の付加による予告演出が行われた場合には、第2の種類の図柄によって所定の図柄組み合わせが形成される割合が高くなるように構成されている。
【0102】
【発明の効果】
本発明によれば、遊技者が最も注目している図柄に対して有形装飾を付加することで、変化に富んだ予告演出を実現し、該予告演出に関連付けて変動演出を展開させることにより、興趣の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機の機表側を示す正面図。
【図2】 図柄表示装置の可視表示部を示す正面図。
【図3】 有形装飾が付加されていない状態の数字図柄を示す説明図。
【図4】 有形装飾が付加された状態の数字図柄を示す説明図。
【図5】 主制御基板と図柄制御基板を示すブロック図。
【図6】 リーチ状態が形成される前に予告演出が行われる図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。
【図7】 リーチ状態が形成された後に予告演出が行われる図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。
【図8】 はずれ状態が一旦形成された後に予告演出が行われる図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。
【図9】 再抽選が開始する前に予告演出が行われる図柄組み合わせゲームの流れを示す模式図。
【符号の説明】
H…可視表示部、N…数字図柄(図柄)、10…パチンコ遊技機(遊技機)、18…図柄表示装置(図柄表示手段)、25a…サブCPU(演出制御手段、装飾制御手段)。

Claims (7)

  1. 数種類の図柄を変動演出させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段と、前記可視表示部で前記変動演出が行われるように前記図柄表示手段を制御する演出制御手段とを備え、前記変動演出は各図柄が変動を開始して全ての図柄が最終的に表示されるまでを1回として展開され該変動演出で前記可視表示部に最終的に表示された図柄組み合わせが予め定めた第1の種類の図柄による図柄組み合わせである場合に遊技者に有利となる大当り遊技状態が付与される一方で、前記可視表示部に最終的に表示された図柄組み合わせが予め定めた第2の種類の図柄による図柄組み合わせである場合に前記大当り遊技状態に加えて、該大当り遊技状態の終了後に大当り確率が低確率から高確率に変動する確率変動状態が付与される遊技機において、
    前記変動演出を実行させるに際して該変動演出で最終的に導出させる図柄組み合わせとして前記第1の種類、及び第2の種類のいずれの図柄組み合わせを表示させる展開とするかを決定するとともに、前記変動演出で最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせの表示を決定している場合に前記図柄の変動演出中に所定時間だけ有形装飾を付加して前記変動演出の展開を遊技者に予め告げるための予告演出を実行させるか否かを決定し、これら決定した内容で前記変動演出の実行を前記演出制御手段に指示する演出決定手段と、
    前記変動演出を展開させるための各種画像情報として、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されていない図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾前の画像情報と、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されている図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾後の画像情報とを含む各種画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、を備え、
    前記演出制御手段は、
    前記演出決定手段が前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示しない場合、前記変動演出を前記画像情報記憶手段に記憶されている前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成し、該表示制御情報に基づき前記図柄表示手段の表示内容を制御するようになっており、
    前記演出決定手段が前記変動演出で最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示させることを決定している場合であって前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示するとき、前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成して前記有形装飾が付加されていない図柄による変動演出を開始させ、該変動演出を開始させた後の所定のタイミングで前記変動演出を展開する図柄が前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させ、最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示して前記装飾前の画像情報を用いた表示制御情報により該変動演出を終了させる展開となるように前記図柄表示手段の表示内容を制御するように構成された遊技機。
  2. 前記変動演出では、該変動演出の開始後にリーチ状態が形成され得るとともに、該リーチ状態へ発展した後に該リーチ状態に対応するリーチ演出において前記大当り遊技状態へ発展する期待感を変化し得るように複数の段階に変遷し得るようになっており、さらには前記第1の種類の図柄組み合わせを構成し得る図柄によってリーチ状態を形成した結果、該第1の種類の図柄組み合わせを一旦表示させた後、その図柄組み合わせを再び変動させて前記第2の種類の図柄組み合わせを最終的に表示させ得る一方で、リーチ状態を形成した結果、はずれ状態が形成された後に該はずれ状態を形成する全部又は一部の図柄を再び変動させて第1の種類、及び第2の種類のいずれかの図柄組み合わせを最終的に表示させ得るようになっており、
    前記演出制御手段は、前記演出決定手段が前記変動演出で最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示させることを決定している場合であって前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示するとき、前記リーチ状態が形成されるまでの間、前記リーチ状態が形成された後であって前記段階が変遷するまでの間、前記第1の種類の図柄組み合わせを構成し得る図柄によってリーチ状態が形成されて前記第1の種類の図柄組み合わせが一旦表示された後であって最終的に図柄組み合わせが表示されるまでの間、及び前記は ずれ状態が形成された後であって最終的に図柄組み合わせが表示されるまでの間のいずれかのタイミングで前記変動演出を展開する図柄を前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させるように構成された請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記変動演出では、前記第1の種類の図柄組み合わせを構成し得る図柄によってリーチ状態を形成した結果、該第1の種類の図柄組み合わせを一旦表示させた後、その図柄組み合わせを再び変動させて前記第2の種類の図柄組み合わせを最終的に表示させ得るようになっており、
    前記演出制御手段は、前記演出決定手段が前記変動演出で最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示させることを決定している場合であって前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示するとき、前記第1の種類の図柄組み合わせを構成し得る図柄によってリーチ状態が形成された後から前記第1の種類の図柄組み合わせを一旦表示させるまでの間において、前記変動演出を展開する図柄を前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させる結果、前記第1の種類の図柄組み合わせが一旦表示された後に該第1の種類の図柄組み合わせを再び変動させて最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示して該変動演出を終了させる展開となるように前記図柄表示手段の表示内容を制御する一方で、前記第2の種類の図柄組み合わせを構成し得る図柄によってリーチ状態が形成された後から最終的に図柄組み合わせを表示させるまでの間において、前記変動演出を展開する図柄を前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させる結果、最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを導出して該変動演出を終了させる展開となるように前記図柄表示手段の表示内容を制御するように構成された請求項1に記載の遊技機。
  4. 複数種類の図柄を変動演出させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段と、前記可視表示部で前記変動演出が行われるように前記図柄表示手段を制御する演出制御手段とを備え、前記変動演出は各図柄が変動を開始して全ての図柄が最終的に表示されるまでを1回として展開され該変動演出で前記可視表示部に最終的に表示された図柄組み合わせが所定の図柄組み合わせである場合に遊技者に有利となる特定遊技状態が付与される遊技機において、
    前記変動演出を実行させるに際して該変動演出で前記所定の図柄組み合わせを表示させる展開とするかを決定するとともに、前記変動演出で前記所定の図柄組み合わせの表示を決定している場合に前記図柄の変動演出中に有形装飾を付加して該変動演出の展開を遊技者に予め告げるための予告演出を実行させるか否かを決定し、その決定した内容で前記変動演出の実行を前記演出制御手段に指示する演出決定手段と、
    前記変動演出を展開させるための各種画像情報として、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されていない図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾前の画像情報と、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されている図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾後の画像情報とを含む各種画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、を備え、
    前記演出制御手段は、
    前記演出決定手段が前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示しない場合、前記変動演出を前記画像情報記憶手段に記憶されている前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成し、該表示制御情報に基づき前記図柄表示手段の表示内容を制御するようになっており、
    前記演出決定手段が前記変動演出で前記所定の図柄組み合わせを表示させることを決定している場合であって前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示する場合、前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成して前記有形装飾が付加されていない図柄による変動演出を開始させ、該変動演出を開始させた後の所定のタイミングで前記変 動演出を展開する図柄が前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させ、前記特定遊技状態に発展する期待感が高められる状況へ展開させて前記装飾前の画像情報を用いた表示制御情報により該変動演出を終了させるように構成された遊技機。
  5. 複数種類の図柄を変動演出させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段と、前記可視表示部で前記変動演出が行われるように前記図柄表示手段を制御する演出制御手段とを備え、前記変動演出は各図柄が変動を開始して全ての図柄が最終的に表示されるまでを1回として展開され該変動演出で前記可視表示部に表示された図柄組み合わせが所定の図柄組み合わせである場合に遊技者に有利となる特定遊技状態が付与される遊技機において、
    前記変動演出を実行させるに際して該変動演出で前記所定の図柄組み合わせを表示させる展開とするかを決定するとともに、前記変動演出で前記所定の図柄組み合わせの表示を決定している場合に前記図柄の変動演出中に所定時間だけ有形装飾を付加して該変動演出の展開を遊技者に予め告げるための予告演出を実行させるか否かを決定し、これら決定した内容で前記変動演出の実行を前記演出制御手段に指示する演出決定手段と、
    前記変動演出を展開させるための各種画像情報として、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されていない図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾前の画像情報と、前記有形装飾が前記図柄に対して付加されている図柄を用いて前記変動演出を展開させるための装飾後の画像情報とを含む各種画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、を備え、
    前記演出制御手段は、
    前記演出決定手段が前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示しない場合、前記変動演出を前記画像情報記憶手段に記憶されている前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成し、該表示制御情報に基づき前記図柄表示手段の表示内容を制御するようになっており、
    前記演出決定手段が前記変動演出で前記所定の図柄組み合わせを表示させることを決定している場合であって前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示する場合、前記装飾前の画像情報を用いて表示制御情報を生成して前記有形装飾が付加されていない図柄による変動演出を開始させ、該変動演出を開始させた後で前記所定の図柄組み合わせとは異なり予め定めた種類の図柄が所定の順序で配列された図柄組み合わせが一旦表示されることを契機として、前記変動演出を展開する図柄を前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように前記装飾後の画像情報を用いた表示制御情報により前記有形装飾が付加されている図柄による変動演出を展開させ、前記特定遊技状態に発展する期待感が高められる状況へ展開させるように前記図柄表示手段の表示内容を制御するように構成された遊技機。
  6. 前記画像情報記憶手段に記憶されている前記装飾後の画像情報は、前記変動演出中に前記可視表示部に表示され得る全ての図柄に対して同一の有形装飾が付加された画像情報であって、
    前記演出制御手段は、前記演出決定手段が前記変動演出の開始とともに前記予告演出の実行を指示する場合、前記変動演出を展開する全ての図柄が前記有形装飾が付加されていない図柄から前記有形装飾が付加された図柄に代わるように、前記図柄表示手段の表示内容を制御する請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の遊技機。
  7. 複数種類の図柄を変動演出させて表示可能な可視表示部が設けられた図柄表示手段と、前記可視表示部で前記変動演出が行われるように前記図柄表示手段を制御する演出制御手段とを備え、前記変動演出は各図柄が変動を開始して全ての図柄が最終的に表示されるまでを1回として展開され該変動演出で前記可視表示部に最終的に表示された図柄組み合わせが予め定めた第1の種類の図柄による図柄組み合わせである場合に遊技者に有利となる大当り遊技状態が付与される一方で、前記可視表示部に最終的に表示された図柄組み合わせが予め定めた第2の種類の図柄による図柄組み合わせである場合に前記大当り遊技状態に加えて、該大当り遊技状態の終了後に大当り確率が低確率から高確率に 変動する確率変動状態が付与される遊技機において、
    前記演出制御手段は、前記変動演出で最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせを表示させる場合に前記図柄の変動演出中に所定時間だけ有形装飾を付加して前記変動演出の展開を遊技者に予め告げるための予告演出を実行可能であるとともに前記変動演出の開始時、及び前記変動演出の終了時には前記有形装飾を付加しないようになっており、前記予告演出を実行する場合、前記変動演出中の所定のタイミングで前記図柄に前記有形装飾が付加されたとき、前記変動演出を最終的に前記第2の種類の図柄組み合わせが表示される状況へ展開させるように構成された遊技機。
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