JP4267237B2 - ガス絶縁計器用変圧器 - Google Patents

ガス絶縁計器用変圧器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧回路との接続及び切り離しが可能な内部構造を持つガス絶縁計器用変圧器に係り、特に、接続及び切り離しを行うための操作装置に改良を加えたガス絶縁計器用変圧器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガス絶縁計器用変圧器はガス絶縁開閉装置に接続して高圧回路の電圧変成を行う場合に適用されている。ただし、ガス絶縁開閉装置の直流及び交流絶縁試験といった課電試験時には高圧回路からガス絶縁計器用変圧器を切り離す必要がある。このため、ガス絶縁計器用変圧器は高圧回路に対して切り離す動作と接続動作の両方を行うように構成されている。
【0003】
ここで、図14〜図15を参照してガス絶縁計器用変圧器の従来例について具体的に説明する。図14は従来の三相形ガス絶縁計器用変圧器の内部構造を一部断面として示す正面図、図15は図14のA−A線断面図、図16はガス絶縁計器用変圧器の電圧変成要素の側面図である。
【0004】
図14及び図15に示すように、ガス絶縁計器用変圧器には円筒状の容器1が設けられており、その内部には絶縁ガスaが充填されている。容器1内には三相分の電圧変成要素2が収納されており、容器1の上面部には電圧変成要素2に対応して三相分の絶縁スペーサ3が取り付けられている。絶縁スペーサ3にはその上下面に突出して高圧導体4が固定されている。高圧導体4の上端部は図示しないガス絶縁開閉装置の高圧回路に接続されるようになっている。高圧導体4の下端部側は容器1の内部に挿入されており、その先端部に高圧導体4の一部として接続導体9が組み込まれている。
【0005】
また、電圧変成要素2の上部には高電圧側端部7が設けられており、ここに昇降自在に高圧端子8が取り付けられている。この高圧端子8と、前記高圧導体4の接続端子9とは互いに対向して配置されており、これら高圧端子8及び接続端子9は、少なくともいずれか一方が他方に対して相対的に移動し、接続及び切り離しを行う可動部14(一点鎖線にて示す)として構成される。
【0006】
さらに、図15に示すように、容器1の底部を貫通して絶縁棒11が上下動可能に設けられている。絶縁棒11は垂直な本体部分11aと、この本体部分11aの上端部から等角度で放射状に分岐した剛構造の横長な三本の連結杆部分11bとから構成されている。連結杆部分11bの先端部には各電圧変成要素2の高圧端子8が接続されている。このような絶縁棒11の下端部は操作装置10に連結されている。操作装置10は容器1の底部外側に設置されており、絶縁棒11を上下動させ、これに伴って高圧端子8を昇降させ、高圧端子8及び接続端子9の接続動作及び切り離し動作を行わせる装置である。
【0007】
続いて、図16を参照して電圧変成要素2について詳しく説明する。各電圧変成要素2には全体として四角枠を縦配置とした額縁状の鉄心5が設けられており、その一脚、例えば上部の横長な鉄心部5aには低圧コイル6aが巻かれ、さらにその外側の同軸位置に高圧コイル6bが巻かれている。また、鉄心部5aの両端部、低圧コイル6a及び高圧コイル6bには高電圧側と接地側との電界を緩和するシールド13a,13bが配置されている。さらに、高圧コイル6b側の上端部にはシールド13bの上方に高電圧側端部7が突出されており、前述したようにこの高電圧側端部7に昇降自在に高圧端子8が取り付けられている。
【0008】
以上の構成を有する三相形ガス絶縁計器用変圧器では、操作装置10から操作力が加わると絶縁棒11が上下動し、その連結杆部分11bに接続した高圧端子8が昇降する。このとき、高圧端子8が上昇すると高圧導体4の接続端子9に接触し、高圧端子8が下降すると高圧導体4の接続端子9から離脱する。このようにして高圧端子8の昇降動作により高圧端子8と接続端子9との接続動作及び切り離し動作を実施することができる。したがって、図示しないガス絶縁開閉装置の課電試験時には高圧端子8と接続端子9とを切り離すことで、ガス絶縁開閉装置の高圧回路からガス絶縁計器用変圧器の電圧変成要素2を切り離すことができる。そのため、ガス絶縁開閉装置に高電圧や直流電圧が印加された場合でも、ガス絶縁計器用変圧器にはこれらの電圧が印加される心配がない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、次のような問題点があった。すなわち、操作装置10は絶縁棒11を介して容器1内からガス圧などの反力を受けている。したがって、操作途中で操作装置10が強い反力を受けた場合、操作装置10に連結された絶縁棒11及びその先端部に接続された高圧端子8の位置を保持することが困難となっていた。従来では高圧端子8の位置を確実に保持するために特別な止め具を必要としており、この結果、部材数が増大して組立構造の複雑化を招いていた。
【0010】
また、信頼性・安全性を高める観点から、操作装置10に関しては誤操作お詫び誤動作を防止することが常に求められている。さらに、操作装置10は通常、容器1の外部に設置しているので、操作装置10からの操作力を高圧端子8へと伝える絶縁棒11は容器1を貫通していることになる。このため、容器1の気密を確実に保持することが重要な課題となっている。
【0011】
本発明は、上記の問題点を解消するために提案されたものであり、その目的は、簡単な構成により高圧回路との接離動作を確実且つスムーズに行うことが可能であり、組立構造を軽減させ、誤操作及び誤動作を防止すると共に、確実な気密を保持を図って、信頼性・安全性を向上させたガス絶縁計器用変圧器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、絶縁ガスを充填した容器内に高電圧側端部を有する電圧変成要素が収納されると共に高圧回路に接続するための高圧導体が挿入され、前記電圧変成要素の高電圧側端部には高圧端子が設けられ、前記高圧導体には接続端子が設けられ、これら高圧端子及び接続端子は互いに対向して配置され且つ少なくともいずれか一方が他方に対して接続及び切り離しを行う可動部として構成され、さらに前記可動部には可動部の移動方向と同一の方向に沿って移動可能な絶縁棒が連結され、前記絶縁棒には前記可動部に操作力を与えて接続及び切り離しを行わせる操作装置が取り付けられたガス絶縁計器用変圧器において、前記操作装置は、前記接続及び切り離し中の前記絶縁棒の可動位置を保持可能とする操作保持制御機構と、前記容器の底部に取り付けられた前記絶縁棒を支持する支持フランジと、前記絶縁棒と前記操作保持制御機構とを連結すると共に、前記高圧端子及び前記接続端子が接続されている時に前記支持フランジに接する第2のフランジと、前記絶縁棒と前記支持フランジとの間に取り付けられ、前記容器の気密保持を行う第1のパッキンと、前記支持フランジと前記第2のフランジとの間に取り付けられ、前記第2のフランジが前記支持フランジに接した状態において前記容器の気密保持を行う第2のパッキンと、を具備することを特徴とする。
【0016】
以上の態様では、電圧変成要素側の高圧端子と高圧導体側の接続端子とが接続されている状態、すなわち通常使用状態では、容器底部に位置する支持フランジに第2のフランジが接しているため、2つのフランジにより容器の気密保持を行うことが可能となり、気密保持に関して信頼性を向上させることができる。
【0017】
請求項の発明は、請求項に記載のガス絶縁計器用変圧器において、前記絶縁棒と平行にガイド棒が設けられ、前記第2のフランジは、前記ガイド棒に摺動自在な状態で前記絶縁棒に取り付けられていることを特徴とする。このような請求項の発明によれば、ガイド棒にガイド用のフランジが摺動することで、ウォーム歯車機構を操作する際に絶縁棒に発生する回転力を抑制することが可能となる。このため、絶縁棒に取り付けられた可動部には動作に必要な運動力のみを伝達することができる。したがって、可動部における接続動作及び切り離し動作の安全・信頼性が大幅に向上する。
【0018】
請求項の発明は、請求項に記載のガス絶縁計器用変圧器において、前記ガイド棒には前記第2のフランジに接触して前記絶縁棒の移動を規制する調整用具が取り付けられたことを特徴とする。このような請求項の発明によれば、可動部にて切り離し動作を行う際にガイド用のフランジがガイド棒の調整用具に接触し、絶縁棒を規定以上に移動することを防止できる。したがって、絶縁棒と可動部との間に無理な負荷がかからず、部品の損傷を防ぐことができる。
【0019】
請求項の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載のガス絶縁計器用変圧器において、前記第2のフランジは前記高圧端子及び前記接続端子が接続されている時、ボルトで締結することで前記支持フランジに固定可能な構造を有することを特徴とする。このような請求項の発明によれば、高圧端子と接続端子との接続状態では固定用のフランジをボルトにより容器に固定して、絶縁棒の動きを規制することができる。したがって、可動部における接続状態を安全に維持することが可能となり、使用途中での接続不良の低減に寄与することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態と称する)の一例について、図面を参照して具体的に説明する。なお、全体構成に関しては図15及び図16に示した従来例とほぼ同様であるから、対応する構成部分には同一符号を付して説明は省略する。また、以下の実施形態においては三相形ガス絶縁計器用変圧器について説明するが、一相構造あるいは二相構造でも同様である。
【0023】
(1)第1の実施形態…図1及び図2参照
*構成
1は第1の実施形態の要部を示す正面図、図2は同じく側面図を示している。図1及び図2に示すように、本発明の構成上の特徴は、操作装置12にウォーム歯車機構からなる操作保持制御機構16が組み込まれている点にある。操作保持制御機構16は容器1の底部外側に取り付けた台17の底部内側に固定されており、連結部18によって絶縁棒11の下端部に連結されている。この操作保持制御機構16は接続及び切り離し中の絶縁棒11の可動位置を保持可能とするように構成されている。また、操作保持制御機構16には操作用のハンドル19が取り付けられている。さらに容器1の底部外側には支持フランジ15が取り付けられている。この支持フランジ15は絶縁棒11を支えると共に、絶縁棒11との間で容器1内部との気密を保持するようになっている。
【0024】
*作用効果
以上の構成を有する第1の実施形態の操作装置12では、ハンドル19を回転させると操作保持制御機構16が動作し、回転力を上下方向の直線的な運動力に変換する。この運動力により絶縁棒11を介して高圧端子8を昇降させ、高圧端子8と接続端子9との接続動作及び切り離し動作を行わせることができる。このとき、操作保持制御機構16は小さな回転力を大きな直線運動力に変換するので、接続動作及び切り離し動作を確実に実施することができる。
【0025】
しかも、操作保持制御機構16のギヤ比調整により適切な運動速度を選択できる。このため、絶縁棒11の運動速度を遅くさせてフランジ15及び絶縁棒11間で容器1内の気密保持機能を維持することができる。さらに、操作装置12が絶縁棒11を介して容器1内のガス圧などの反力を受けても、操作保持制御機構16はこの反力に耐えることができる。したがって、絶縁棒11及び高圧端子8の運動位置を確実に保持することができる。その際、特別な止め具を用いる必要がないので、部材数を削減でき、組立構造を軽減することが可能である。
【0026】
(2)第2の実施形態…図3及び図4参照
*構成
3は第2の実施形態の要部を示す正面図、図4は同じく側面図を示している。なお、下記の実施の形態において、参照する図面に示した以外の他の構成については前記第1の実施形態と同様である。
【0027】
第2の実施形態は、ハンドル19の取り付け部分に開閉自在なシャッター20が設けられたことを特徴としている。シャッター20にはハンドル19を差し込むための穴24が開けられていると共に、シャッター20の位置保持、運動方向を規定するピン23と、ばね22とが取り付けられている。ピン23を保持するものとして台17に取り付けられた座21が固定されている。このようなシャッター20は外部からの強制的な力によりシャッター20を移動するようになっており、その移動方向はピン23と座21により一方方向に限られている。
【0028】
*作用効果
上記の構成を有する第2の実施形態では、外部からの力によりばね22の力に抗してシャッター20を移動させると、シャッター20の穴24と操作保持制御機構16のハンドル19取付位置とをあわせることができる。このとき、ハンドル19を操作保持制御機構16に挿入することが可能となり、上記第1の実施形態にあるような操作を実施することができることになる。つまり、シャッター20に外部からの強制的な力を与えない限り、切り離し動作をさせるための操作保持制御機構16の回転運動ができない構造となっている。このような第2の実施形態によれば、不用意に切り離し操作を行うことがなくなり、操作保持制御機構16の誤操作を防止することができる。
【0029】
(3)第3の実施形態…図5及び図6参照
*構成
5は第3の実施形態の要部を示す正面図、図6は同じく側面図を示している。第3の実施形態は、前記第2の実施形態におけるシャッター20にマグネット25によるインターロック装置を設けたことを特徴としている。このインターロック装置では、通常状態ではマグネット25の先端部が飛び出しており、その出っ張りがシャッター20に開けられた穴に挿し込まれてシャッター20の開閉を規制し、電気信号を受けてマグネット25の先端部が引っ込むと、シャッター20を開閉可能状態とさせるようになっている。
【0030】
*作用効果
上記の構成を有する第3の実施形態では、操作装置12を操作する必要のない時にはマグネット25がシャッター20を開閉させない構造となっている。そして、操作装置12を操作する必要がある場合には電気信号をマグネット25に送り、マグネット25の先端部を移動させてシャッター20を開閉可能状態とする。
【0031】
すなわち、第3の実施の形態によれば、操作装置12を操作する必要がある時のみシャッター20を開けて操作保持制御機構16にハンドル19を差込むことができる。したかって、操作装置12を操作する必要のない時には外部からの強制的な力を加えてもシャッター20を開くことができず、操作保持制御機構16へのハンドル19の取り付けができないことになり、操作装置12の誤操作を確実な防止することが可能となる。
【0032】
(4)第4の実施形態…図7参照
*構成
7は第4の実施形態の要部を示す側面図を示している。第4の実施形態において、絶縁棒11支持する支持フランジ15には絶縁棒11との間にパッキン28が取り付けられており、容器1内とその外側との気密性を保持するようになっている。さらに、絶縁棒11と操作保持制御機構16とは連結フランジ26により連結されている。この連結フランジ26は、本発明における第2のフランジであり、ここにも気密保持用のパッキン27が取り付けられている。電圧変成要素2と外部のガス絶縁開閉装置とが接続されている状態、すなわち、高圧端子8と接続導体9とが接触している状態では図7に示すように連結フランジ26が支持フランジ15の下面に接触するようになっている。
【0033】
*作用効果
上記の構成を有する第4の実施形態によれば、電圧変成要素2と外部のガス絶縁開閉装置とが接続されている状態では、連結フランジ26のパッキン27と支持フランジ15のパッキン28という2ヶ所で気密保持をすることができる。よって、通常使用状態では2つのパッキン27,28により容器1の気密保持が可能となり、気密保持に関して信頼性の向上が可能となる。
【0034】
(5)第5の実施形態…図8参照
*構成
8は第5の実施形態の要部を示す正面拡大図である。第5の実施形態では、支持フランジ15には絶縁棒11と平行にガイド棒29が設けられている。このガイド棒29に貫通して連結フランジ26が摺動自在に取り付けられている。つまり第5の実施形態では、連結フランジ26がイド用のフランジの役割を担っている。
【0035】
*作用効果
上記の構成を有する第5の実施形態では、操作保持制御機構16を操作する際に、ガイド棒29に対し連結フランジ29が摺動することで、絶縁棒11に発生する回転力を抑制することができる。したがって、絶縁棒11に回転力が発生しなくなり、その上端部に取り付けられた高圧端子8には動作に必要な昇降運動力のみを伝達できる。この結果、高圧端子8を含めた可動部14及び操作装置12全体の安全性・信頼性を向上させることができる。
【0036】
(6)第6の実施形態…図9参照
*構成
9は第6の実施形態の要部を示す正面拡大図である。第6の実施形態は、上記第5の実施形態を応用したものであり、ガイド棒29にはナットなどにより調整用具30が取り付けられた構造となっている。調整用具30は連結フランジ26に接触して絶縁棒11の移動を規制するように構成されている。
【0037】
*作用効果
上記の構成を有する第6の実施形態では、高圧端子8と接続導体9とを切り離した際に、ガイド棒29に取り付けられた調整用具30に連結フランジ26が接触し、絶縁棒11が規定以上の移動を防止することができる。したがって、絶縁棒11と高圧導体8との間に無理な負荷がかかることがなく、部品の損傷を防止可能である。
【0038】
(7)第7の実施形態…図10参照
*構成
10は第7の実施形態の要部を示す正面拡大図である。第7の実施形態では、高圧端子8と接続導体9とが接続されている際、連結フランジ26が支持フランジ15とボルト31により締結、固定可能な構造となっている。ここでは連結フランジ26が定用のフランジを兼ねていることになる。
【0039】
*作用効果
上記の構成を有する第7の実施形態によれば、切り離し操作をしていない通常使用状態、つまり、可動部14にて高圧端子8と接続端子9が接続されている状態においては、連結フランジ26をボルト31によって支持フランジ15に固定することで、絶縁棒11の動きを規制することができ、可動部14における接続状態を安全に維持することができる。したがって、確実に接続状態を継続することが可能となり、使用途中での接続不良の低減が可能となる。
【0040】
(8)第8の実施形態…図11
*構成
11は第8の実施形態の要部を示す正面図である。第8の実施形態では、操作保持制御機構16を取り付けた台17には、高圧端子8と接続導体9とが接触している位置と、完全に切り離されている位置とを検出するマイクロスイッチ32が取り付けられている。また、連結フランジ26には2つのマイクロスイッチ32の位置を指し示す押え板33が取り付けられている。
【0041】
*作用効果
上記の構成を有する第8の実施形態によれば、可動部14における接続、切り離し状態が容器1の底板部外側の操作装置12の状態の目視だけでなく、マイクロスイッチ32により電気的な信号にて確認することができる。よって、切り離し、接続の状態を正確に判断することができ、誤作動を確実に防止することが可能となる。
【0042】
(9)第9の実施形態…図12及び図13参照
*構成
12は第9の実施形態の要部を示す正面図、図13は同じく平面図を示している。第9の実施形態において、操作装置12には操作保持制御機構16を覆うカバー34が取り付けられており、このカバー34には開閉自在な扉35と、扉35の開閉を検出するドアスイッチ36とが設置されている。扉35は通常閉められており、切り離し操作を必要とする時のみ開けるようになっており、扉35が閉められている時にはドアスイッチ36のスイッチが押されて扉35が閉められている状態を示す電気信号を発信する構成となっている。なお、ドアスイッチ36はカバー34側ではなく、扉35側に取り付けられていても良い。
【0043】
*作用効果
上記の構成を有する第9の実施形態によれば、カバー34により操作保持制御機構16を周囲の粉塵から保護することができる。また、扉35が閉められている時にはドアスイッチ36が扉35が閉められている状態を示す電気信号を発信するため、扉35の開閉をドアスイッチ36の信号を引き込む遠方から監視することが可能である。このため、操作装置12の腐食を防止すると同時に、遠方からの誤操作の監視ができることになり、信頼性・安全性がより向上する。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、電圧変成要素側の高圧端子と高圧導体側の接続端子とが接続されている状態、すなわち通常使用状態では、容器底部に位置する支持フランジに第2のフランジが接しているため、2つのフランジにより容器の気密保持を行うことが可能となり、気密保持に関して信頼性を向上させることができる。また、ガイド棒にガイド用のフランジが摺動することで、ウォーム歯車機構を操作する際に絶縁棒に発生する回転力を抑制することが可能となる。このため、絶縁棒に取り付けられた可動部には動作に必要な運動力のみを伝達することができる。したがって、可動部における接続動作及び切り離し動作の安全・信頼性が大幅に向上する。また、可動部にて切り離し動作を行う際にガイド用のフランジがガイド棒の調整用具に接触し、絶縁棒を規定以上に移動することを防止できる。したがって、絶縁棒と可動部との間に無理な負荷がかからず、部品の損傷を防ぐことができる。また、高圧端子と接続端子との接続状態では固定用のフランジをボルトにより容器に固定して、絶縁棒の動きを規制することができる。したがって、可動部における接続状態を安全に維持することが可能となり、使用途中での接続不良の低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の要部を示す正面図。
【図2】第1の実施形態の要部を示す側面図。
【図3】本発明に係る第2の実施形態の要部を示す正面図。
【図4】第2の実施形態の要部を示す側面図。
【図5】本発明に係る第3の実施形態の要部を示す正面図。
【図6】第3の実施形態の要部を示す側面図。
【図7】本発明に係る第4の実施形態の要部を示す側面図。
【図8】本発明に係る第5の実施形態の要部を示す正面拡大図。
【図9】本発明に係る第6の実施形態の要部を示す正面拡大図。
【図10】本発明に係る第7の実施形態の要部を示す正面拡大図。
【図11】本発明に係る第8の実施形態の要部を示す正面図。
【図12】本発明に係る第9の実施形態の要部を示す正面図。
【図13】第9の実施形態の要部を示す平面図。
【図14】従来のガス絶縁計器用変圧器の内部構造を一部断面として示す正面図。
【図15】図14のA−A線断面図。
【図16】従来のガス絶縁計器用変圧器における電圧変成要素の側面図。
【符号の説明】
1…容器
2…電圧変成要素
3…絶縁スペーサ
4…高圧導体
5…鉄心
6a…低圧コイル
6b…高圧コイル
7…高電圧側端部
8…高圧端子
9…接続導体
10,12…操作装置
11…絶縁棒
13a,13b…シールド
14…可動部
15…支持フランジ
16…操作保持制御機構
17…台
18…連結部
19…ハンドル
20…シャッター
21…座
22…ばね
23…ピン
24…ハンドル差し込み用の穴
25…マグネット
26…連結フランジ
27,28…パッキン

Claims (4)

  1. 絶縁ガスを充填した容器内に高電圧側端部を有する電圧変成要素が収納されると共に高圧回路に接続するための高圧導体が挿入され、前記電圧変成要素の高電圧側端部には高圧端子が設けられ、前記高圧導体には接続端子が設けられ、これら高圧端子及び接続端子は互いに対向して配置され且つ少なくともいずれか一方が他方に対して接続及び切り離しを行う可動部として構成され、さらに前記可動部には可動部の移動方向と同一の方向に沿って移動可能な絶縁棒が連結され、前記絶縁棒には前記可動部に操作力を与えて接続及び切り離しを行わせる操作装置が取り付けられたガス絶縁計器用変圧器において、
    前記操作装置は、
    前記接続及び切り離し中の前記絶縁棒の可動位置を保持可能とする操作保持制御機構と、
    前記容器の底部に取り付けられた前記絶縁棒を支持する支持フランジと、
    前記絶縁棒と前記操作保持制御機構とを連結すると共に、前記高圧端子及び前記接続端子が接続されている時に前記支持フランジに接する第2のフランジと、
    前記絶縁棒と前記支持フランジとの間に取り付けられ、前記容器の気密保持を行う第1のパッキンと、
    前記支持フランジと前記第2のフランジとの間に取り付けられ、前記第2のフランジが前記支持フランジに接した状態において前記容器の気密保持を行う第2のパッキンと、
    を具備することを特徴とするガス絶縁計器用変圧器。
  2. 前記絶縁棒と平行にガイド棒が設けられ、
    前記第2のフランジは、前記ガイド棒に摺動自在な状態で前記絶縁棒に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載のガス絶縁計器用変圧器。
  3. 前記ガイド棒には前記第2のフランジに接触して前記絶縁棒の移動を規制する調整用具が取り付けられたことを特徴とする請求項に記載のガス絶縁計器用変圧器。
  4. 前記第2のフランジは前記高圧端子及び前記接続端子が接続されている時、ボルトで締結することで前記支持フランジに固定可能な構造を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のガス絶縁計器用変圧器。
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