JP4271925B2 - 糖尿病モデル動物及びその作製方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、糖尿病モデル動物及びその作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
糖尿病は、慢性の高血糖とそれに伴う慢性の全身性代謝障害、例えば、細小血管障害(例えば、網膜症、腎症、又は神経障害等)を主な特徴とする疾患であり、インスリン依存性糖尿病(1型糖尿病)とインスリン非依存性糖尿病(2型糖尿病)とに分類される。いずれもその発症には、遺伝素因と環境因子とが関連している。
【0003】
インスリン依存型は、若年型ともいわれ、小児期に急激に発症し、初期発症状態としては、多飲、多尿、及び/又は夜尿で、多食にもかかわらず、体重減少が著しいという特徴がある。
また、インスリン非依存型は、成人型ともいわれる。成人型は、検尿又は糖負荷試験によって肥満者に発見されることが多い。もっとも、近年においては、肥満者のみならず、比較的やせ型の者であっても、インスリン非依存型の糖尿病が発見される場合も多い。
現在、我が国の糖尿病患者数は、約500万人で、そのうち95%がインスリン非依存型糖尿病である。
【0004】
糖尿病等の疾患に対する薬理作用の確認を目的とする薬効スクリーニング試験は、健常動物ではなく、一定の病態状態にある疾患モデル動物を用いて行なわれている。糖尿病モデル動物の作製方法としては、マウス、ラット、ハムスター、又はモルモット等の動物をモデル動物として、前記動物の膵臓を摘出し、インスリン欠乏症を引き起こす方法や、あるいは、前記動物に、薬物〔例えば、アロキサン又はストレプトゾトシン(STZ)等〕、インスリン分泌を抑制する薬、又はインスリン抗体等を投与し、前記動物の膵臓のランゲルハンス島β細胞を特異的に破壊し、インスリン欠乏症を引き起こして、糖尿病を惹起する方法などが公知である。
【0005】
例えば、特許第2948669号公報(特許文献1)には、ストレプトゾトシン及びメチルグアニジンを連続投与して作製される腎不全病態モデル動物及びその作製方法が開示されている。また、特開2000−270713号公報(特許文献2)には、成熟した動物に、インスリン欠乏症を引き起こす物質(例えば、ストレプトゾトシン)を投与して作製される、進行性のインスリン非依存型糖尿病態モデル動物及びその作製方法が開示されている。
【0006】
しかし、特許第2948669号公報に記載のモデル動物では、尿毒症性毒素であるメチルグアニジンを連続投与することにより、腎機能の低下(微量アルブミン尿の増加)を惹起させており、糖尿病に特徴的な代謝異常からの腎機能障害とは一致しない欠点がある。
また、特開2000−270713号公報に記載のモデル動物にはマウスが使用され、経時的に糖尿病及び糖尿病性腎症の病態を検討するには、採血量が限定されるなどの欠点がある。
【0007】
【特許文献1】
特許第2948669号公報
【特許文献2】
特開2000−270713号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の課題は、従来技術の前記の欠点を解消し、ヒト糖尿病の内、2型糖尿病の病態モデルとして、より適切であって、しかも、代謝異常から糸球体硬化が出現し、腎不全への進行が経時的に観察可能なモデル動物及びその作製方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、本発明による、インスリン欠乏症を引き起こす化合物を投与した後、全腎臓の1/2〜3/4を摘出することにより作製される、糖尿病モデル動物によって解決することができる。
また、本発明は、前記糖尿病モデル動物に、高脂肪食を摂取させることにより作製される、糖尿病から糖尿病性腎症に進行するモデル動物に関する。
また、本発明は、インスリン欠乏症を引き起こす化合物を投与した後、全腎臓の1/2〜3/4を摘出する、糖尿病モデル動物の作製方法に関する。
また、本発明は、前記糖尿病モデル動物に、高脂肪食を摂取させる、糖尿病から糖尿病性腎症に進行するモデル動物の作製方法に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の糖尿病モデル動物には、
(1)境界型糖尿病モデル動物、
(2)高血糖型糖尿病モデル動物、及び
(3)糖尿病から糖尿病性腎症に進行するモデル動物(以下、単に、糖尿病性腎症モデル動物と称することがある)
が含まれる。
【0011】
本明細書において、「境界型糖尿病」とは、正常な状態と糖尿病との境界に位置し、耐糖能試験から基礎インスリン分泌は或る程度保たれつつも、食後のインスリン分泌が少ないか、あるいは、分泌が遅延し、脂肪摂取量が多くなると糖尿病に移行する病態を意味する。
境界型糖尿病の症状としては、例えば、随時血糖値が正常値より若干高値であるが、尿中には糖が出現しない状態を挙げることができる。例えば、ラットの場合には、随時血糖値が正常値(163±22mg/dL)より若干高値(188±10mg/dL)であるが、尿中には糖が出現しない状態を挙げることができる。
【0012】
また、本明細書において、「高血糖型糖尿病」とは、膵β細胞からのインスリン分泌が著しく低下し、基礎インスリン及び食後のインスリン不足により高血糖を呈し、尿中に糖が出現する病態を意味する。
【0013】
また、本明細書において、「糖尿病性腎症」とは、糖代謝異常により発症・進展し、慢性の経過をとる腎臓の疾患を意味する。
糖尿病性腎症の症状としては、例えば、DCCT(Diabetes Control and Complication Trial)、熊本スタディー、UKPDS(United Kingdom prospective diabetes study)、又はRCT(randomized controlled trial)の結果からも、糖尿病性腎症の発症・進展に高血圧及び高血糖の関与が明らかにされた。高血糖の下流に大きく分けて3つの経路が推定されている:
(1)糸球体の血行動態の異常(糸球体過剰濾過又は糸球体高血圧)、
(2)糸球体細胞内の代謝異常、及び
(3)非酵素的糖化(グリケーション)による終末糖化産物の産生。
(1)〜(3)により、メサンギウム細胞の形質変換及び/又は細胞外基質産生亢進などが起こり、糸球体硬化へと進展する。
【0014】
本発明に用いることのできるモデル動物は、ヒトの疾患に対するモデル動物として一般的に用いられている哺乳動物である限り、特に限定されるものではなく、例えば、ラット、マウス、ハムスター、又はモルモット等を用いることができ、ラットを用いることが好ましい。
【0015】
モデル動物としてラットを用いる場合には、各種試験研究用として幅広く使用されているラットである限り、特に限定されるものではなく、例えば、ジェイシーエル・スプレーグ・ドーリー(Jcl−Sprague Dawley)系ラット、ジェイシーエル・ウィスター(Jcl−Wistar)系ラット、Crj:SD系ラット、又はCrj:ウィスター(Wistar)系ラットなどを用いることができる。性別も特に限定されるものではないが、雄が好ましい。雄では、性周期によるホルモン量の変化がないため、病態のばらつきを抑えることができるからである。
【0016】
本発明の糖尿病モデル動物の内、本発明の境界型糖尿病モデル動物及び本発明の高血糖型糖尿病モデル動物は、例えば、
インスリン欠乏症を引き起こす化合物(例えば、ストレプトゾトシン)を、動物に投与する工程(インスリン欠乏誘発化合物投与工程)、及び
前記インスリン欠乏誘発化合物を投与した動物から、全腎臓の1/2〜3/4を摘出する工程(腎臓摘出工程)
を少なくとも含む、本発明による、境界型又は高血糖型糖尿病モデル動物の作製方法により作製することができる。
【0017】
より詳細には、本発明の境界型糖尿病モデル動物及び本発明の高血糖型糖尿病モデル動物は、例えば、
(1)インスリン欠乏症を引き起こす化合物を、動物に投与する工程(インスリン欠乏誘発化合物投与工程)、
(2)前記インスリン欠乏誘発化合物投与から所定日数経過後に、血糖値(初回血糖値)を測定する工程(初回血糖値測定工程)、
(3)前記初回血糖値が所定範囲内である動物を選択し、前記インスリン欠乏誘発化合物投与から所定日数経過後に、全腎臓の1/2〜3/4を摘出する工程(腎臓摘出工程)、
(4)前記腎臓摘出から所定日数経過後に、再度、血糖値(第2回血糖値)を測定する工程(第2回血糖値測定工程)、及び
(5)前記第2回血糖値が所定範囲内である動物を選択する工程(最終選択工程)
を含む、本発明による境界型又は高血糖型糖尿病モデル動物の作製方法により、作製することができる。
【0018】
インスリン欠乏誘発化合物投与工程に用いるインスリン欠乏誘発化合物としては、例えば、ストレプトゾトシンを挙げることができる。ストレプトゾトシン〔N−(Methylnitrosocarbamoyl)−D−glucosamine;C81537;FW=265.2〕は、インスリン欠乏症を引き起こす化合物であり、膵β細胞を選択的に破壊して糖尿病状態を惹起する実験的糖尿病発症剤として知られている。
【0019】
インスリン欠乏誘発化合物投与工程において、インスリン欠乏誘発化合物の投与方法、例えば、投与手段又は投与量などは、インスリン欠乏症を引き起こすことができる限り、特に限定されるものではなく、例えば、使用するモデル動物の種類などに応じて、適宜選択することができる。
投与手段としては、例えば、静脈(例えば、頸静脈又は尾静脈)内投与、又は腹腔内投与などを用いることができる。
また、ストレプトゾトシンを用いる場合のその投与量としては、通常、ラットでは35〜45mg/kgの投与量で単回投与することができる。
【0020】
初回血糖値測定工程においては、インスリン欠乏誘発化合物投与から所定日数経過後に、初回血糖値を測定する。測定の時期は、インスリン欠乏誘発化合物の作用によりインスリン欠乏症が引き起こされて血糖値が安定した状態である限り、特に限定されるものではなく、例えば、使用するモデル動物の種類、インスリン欠乏誘発化合物の投与方法、又は投与量に応じて、適宜選択することができる。
例えば、モデル動物としてラットを用いる場合には、インスリン欠乏誘発化合物(例えば、ストレプトゾトシン)投与から3〜9日経過後であることが好ましく、7〜9日経過後であることがより好ましい。3日未満では、インスリン欠乏誘発化合物の効果が充分に発揮されていないことがあり、10日を越えると、血糖値が経時的に高値となることがある。
なお、インスリン欠乏誘発化合物投与から初回血糖値の測定までの期間は、通常食を自由摂取させることが好ましい。
【0021】
本明細書においては、血糖値の測定方法としては、グルコースオキシダーゼ法を用いることが好ましい。具体的には、グルコースがグルコン酸に変換されるのと同じ確率で酸素が消費される。この消費された酸素を電極を用いた酵素レート法によりグルコースを測定する。測定機器としては、例えば、シンクロンシステムCX3デルタ(ベックマン社製)を用いることができる。
【式1】
Figure 0004271925
【0022】
また、血糖値測定のための採血時期は、特に限定されるものではないが、モデル動物として一般的に用いられる哺乳動物は夜行性であり、夜間摂餌することから、例えば、午前9時〜午前11時(空腹時)の一定時間に採血することが好ましい。
【0023】
腎臓摘出工程では、初回血糖値が所定範囲内である動物を選択し、前記インスリン欠乏誘発化合物投与から所定日数経過後に、腎臓の一方を摘出する。
本工程で腎臓を摘出する動物の初回血糖値の範囲は、例えば、モデル動物の種類に応じて異なるが、糖尿病状態であることが必要である。
例えば、モデル動物としてラットを用いる場合には、初回血糖値が、好ましくは193〜634mg/dL、より好ましくは215〜634mg/dLであるラットを選択し、腎臓摘出を行なうことができる。
【0024】
初回血糖値を指標として選択した動物について、腎臓を摘出する時期は、血糖値が糖尿病状態で安定した時期である限り、特に限定されるものではなく、例えば、使用するモデル動物の種類に応じて、適宜選択することができる。
例えば、モデル動物としてラットを用いる場合には、インスリン欠乏誘発化合物投与から10〜16日経過後であることが好ましく、14〜16日経過後であることがより好ましい。10日未満では、手術の急襲で摂餌量が減少することにより血糖値が見掛け上、低下することがある。20日を越えると、糖尿病が重症化する(インスリン分泌不足が進行する)ことがある。
なお、初回血糖値の測定から腎臓摘出までの期間は、通常食を自由摂取させることが好ましい。
【0025】
腎臓摘出工程で摘出する腎臓は、全腎臓(すなわち、2個の腎臓)の1/2〜3/4である。例えば、全腎臓の1/2を摘出するとは、例えば、2個の腎臓の一方を全摘出すること、2個の腎臓を各々1/2ずつ部分的に摘出すること、あるいは、2個の腎臓を各々、適当な割合で部分的に摘出し、その割合の合計が1/2となることなどを挙げることができる。一方の腎臓を全摘出するか、あるいは、一方の腎臓を全摘出すると共に、残る腎臓の一部(1個の腎臓の1/2以下)を摘出することが好ましい。一方の腎臓を全摘出する場合には、2個ある腎臓のどちらであることもできるが、右腎を摘出することが好ましい。左腎は、解剖学上、右腎より下部に位置し、病理組織学的検査での生検用として腎臓の一部の採取が容易であるからである。
【0026】
摘出方法は、特に限定されるものではないが、例えば、ネンブタール麻酔下でラットの右腹部を横切開し、腎内部(動脈、静脈、及び尿管)を鉗子で止め、絹製縫合糸(例えば、ネスコスーチャー製1−0)で鉗子の内側を結紮し、鉗子の外側で右腎臓を全摘出することができる。また、腎臓の一部摘出又は他方の腎臓の摘出は、例えば、縫合糸(5−0)で血流を遮断し、ステンレス製のカミソリ刃で切除し、血液凝固剤(例えば、トロンビン)の滴下により摘出することができる。
【0027】
第2回血糖値測定工程では、腎臓摘出から所定日数経過後に、第2回血糖値を測定する。測定の時期は、腎臓摘出の影響から回復し、摂餌量及び血糖値が安定した状態である限り、特に限定されるものではなく、例えば、使用するモデル動物の種類に応じて、適宜選択することができる。
例えば、モデル動物としてラットを用いる場合には、腎臓摘出から7日以上経過後であることが好ましく、7〜10日経過後であることがより好ましい。7日未満では、手術の急襲で摂餌量が減少することにより血糖値が見掛け上、低下することがある。
なお、腎臓摘出から第2回血糖値の測定までの期間は、通常食を自由摂取させることが好ましい。
【0028】
最終選択工程では、第2回血糖値が所定範囲内である動物を選択することにより、本発明の境界型糖尿病モデル動物又は本発明の高血糖型糖尿病モデル動物を取得することができる。
本発明の境界型糖尿病モデル動物を取得する場合には、本工程で選択する動物の第2回血糖値の範囲は、例えば、モデル動物の種類に応じて異なるが、ヒトでの耐糖能異常又は軽症糖尿病に相当し、尿中への糖の出現は認められない状態であることが必要である。
例えば、モデル動物としてラットを用いる場合には、第2回血糖値が好ましくは150〜210mg/dL(より好ましくは170〜200mg/dL)であるラットを選択することができる。
【0029】
一方、本発明の高血糖型糖尿病モデル動物を取得する場合には、最終選択工程で選択する動物の第2回血糖値の範囲は、例えば、モデル動物の種類に応じて異なるが、ヒトでの1型糖尿病に相当し、尿中への糖の出現も認められる状態であることが必要である。
例えば、モデル動物としてラットを用いる場合には、第2回血糖値が好ましくは215〜700mg/dL(より好ましくは215〜634mg/dL)であるラットを選択することができる。
【0030】
最終選択工程において第2回血糖値を指標として選択することにより得られる、本発明の境界型糖尿病モデル動物は、随時血糖値が正常値より若干高値であるが、尿中には糖が出現しない。また、インスリン分泌低下と、インスリン抵抗性とが観察され、ヒト境界型糖尿病に類似する症状を示す。
また、最終選択工程において第2回血糖値を指標として選択することにより得られる、本発明の高血糖型糖尿病モデル動物は、1型糖尿病、すなわち、インスリン依存性の糖尿病の症状を示す。
【0031】
本発明の糖尿病性腎症モデル動物は、本発明の境界型糖尿病モデル動物又は高血糖型糖尿病モデル動物に高脂肪食を摂取させることにより作製することができる。すなわち、本発明の糖尿病性腎症モデル動物は、例えば、
インスリン欠乏症を引き起こす化合物(例えば、ストレプトゾトシン)を、動物に投与する工程(インスリン欠乏誘発化合物投与工程)、
前記インスリン欠乏誘発化合物を投与した動物から、全腎臓の1/2〜3/4を摘出する工程(腎臓摘出工程)、及び
腎臓を摘出した動物に、高脂肪食を摂取させる工程(高脂肪食摂取工程)
を少なくとも含む、本発明による、糖尿病性腎症モデル動物の作製方法により作製することができ、より詳細には、
(1)インスリン欠乏症を引き起こす化合物を、動物に投与する工程(インスリン欠乏誘発化合物投与工程)、
(2)前記インスリン欠乏誘発化合物投与から所定日数経過後に、血糖値(初回血糖値)を測定する工程(初回血糖値測定工程)、
(3)前記初回血糖値が所定範囲内である動物を選択し、前記インスリン欠乏誘発化合物投与から所定日数経過後に、全腎臓の1/2〜3/4を摘出する工程(腎臓摘出工程)、
(4)前記腎臓摘出から所定日数経過後に、再度、血糖値(第2回血糖値)を測定する工程(第2回血糖値測定工程)、
(5)前記第2回血糖値が所定範囲内である動物を選択する工程(最終選択工程)、及び
(6)高脂肪食を摂取させる工程(高脂肪食摂取工程)
を含む、本発明による、糖尿病性腎症モデル動物の作製方法により、作製することができる。
【0032】
本発明による糖尿病性腎症モデル動物の作製方法における、前記工程(1)〜工程(5)は、それぞれ、本発明による境界型又は高血糖型糖尿病モデル動物の作製方法における、前記工程(1)〜工程(5)と同じ工程である。
高脂肪食摂取工程では、最終選択工程で選択された動物(すなわち、本発明の境界型糖尿病モデル動物又は高血糖型糖尿病モデル動物)に、高脂肪食を摂取させる。
本発明の境界型糖尿病モデル動物に高脂肪食を摂取させると、境界型糖尿病から糖尿病性腎症に進行するモデル動物を取得することができる。一方、本発明の高血糖型糖尿病モデル動物に高脂肪食を摂取させると、高血糖型糖尿病から糖尿病性腎症に進行するモデル動物を取得することができる。
【0033】
前記高脂肪食としては、例えば、用いるモデル動物に対する通常飼料に、脂肪含有量が高くなるように、脂肪を更に添加した飼料を挙げることができる。例えば、モデル動物としてラットを使用する場合には、脂肪含有量が好ましくは4〜58%、より好ましくは8.6〜11.3%の高脂肪食を用いることができる。高脂肪食としては、例えば、ラボMR−DBT(脂肪含量=11.3%,タンパク質含量=13.5%;日本農産工業)を用いることができる。
また、糖尿病性腎症の進行を早めるために、更にタンパク質含量を高くした飼料を用いることができる。高タンパク質食としては、例えば、ラボH−スタンダード(脂肪含量=8.6%,タンパク質含量=30.4%;日本農産工業)を挙げることができる。
【0034】
高脂肪食を与える期間としては、糖尿病性腎症の症状が現われるのに充分な期間である限り、特に限定されるものではなく、例えば、使用するモデル動物の種類、又は高脂肪食の種類に応じて、適宜選択することができる。
例えば、モデル動物としてラットを用いる場合には、高脂肪食の摂取を開始してから20〜35週間であることが好ましく、30〜35週間であることがより好ましい。20週間未満では、糖尿病性腎症の症状が現われないことがある。
高脂肪食を与える方法も特に限定されるものではないが、病態を一定に保つには、一日当たり40〜60gに制限することが好ましい。
【0035】
高脂肪食摂取の結果、本発明による糖尿病性腎症モデル動物が得られたか否かは、糖尿病性腎症に見られる各種症状を指標として判断することができる。例えば、尿中へのアルブミンを主体としたタンパクの出現が認められれば、本発明による糖尿病性腎症モデル動物が得られたと判断することができる。
【0036】
本発明の糖尿病性腎症モデル動物は、高血糖の持続と高脂血症を呈する。また、尿中タンパク質の増加と同時に、血圧の上昇が認められ、高脂肪食負荷直後から亢進していた腎臓機能(クレアチニンクリアランス;Ccr)も低下する。腎臓は肥大し、組織病理所見によれば、糸球体には、び慢性病変から硬化性病変が認められ、ヒトの糖尿病性腎症と類似した症状を示す。
【0037】
【実施例】
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
【実施例1】
《境界型糖尿病モデルラットの作製》
ジェイシーエル・スプレーグ・ドーリー(Jcl−Sprague Dawley)系の雄性ラット(8週齢,体重=約300g;日本クレア)20匹に、インスリン欠乏症を引き起こすストレプトゾトシン(STZ)を40mg/kgの量で頸静脈内に注射した。通常食(CE−2;日本クレア)を自由摂取させ、ストレプトゾトシン投与から9日経過後に、各ラットの血糖値を測定した。この時の血糖値が215〜634mg/dL以上を呈したラット(19匹)について、血糖値測定から5日経過後(すなわち、ストレプトゾトシン投与から2週間経過後)に、右腎臓の摘出を行なった。腎臓摘出から10日経過後に、再度、血糖値を測定し、血糖値が208mg/dL以下であるラット(14匹)を、本発明の境界型糖尿病モデルラットとして選択した。
なお、ストレプトゾトシンを投与したラットに対する、右腎摘出を行なったラットの割合(すなわち、作製確立の割合)は95%であり、右腎摘出を行なったラットに対する、血糖値が208mg/dL以下であるラットの割合は74%(ストレプトゾトシンを投与したラットに対する、血糖値が208mg/dL以下であるラットの割合は70%)であった。
【0038】
得られた本発明の境界型糖尿病モデルラットでは、再度血糖値を測定した2日後から10週経過時まで、血中インスリン値が上昇している(右腎摘出時の血中インスリン値に比べて)にもかかわらず血糖値が上昇していることと、後述のトログリタゾン投与実験とから、前記期間の間、末梢骨格筋、肝臓、及び脂肪細胞においてインスリン抵抗性の存在が判明した。
【0039】
すなわち、得られた本発明の境界型糖尿病モデルラットについて、インスリン感受性を亢進させることが知られているチアゾリジン誘導体であるトログリタゾンを200mg/kg/日の量で2週間にわたって混餌投与したところ、インスリン分泌を増加させないで血糖値を低下させた。結果を表1に示す(各群の個体数=3匹)。
なお、チアゾリジン誘導体は、膵臓ランゲルハンス島β細胞からのインスリン分泌に影響を与えることなく、腫瘍壊死因子(TNF)−αによるインスリンシグナル伝達系の阻害、あるいは、遊離脂肪酸(FFA)によるグルコース輸送担体(GLUT)−4のトランスロケーションへの阻害を抑える働きがある薬剤であり、インスリン抵抗性の有無を評価するのに一般的に使用される薬剤である。すなわち、ストレプトゾトシン投与により膵β細胞を破壊したラットでは、チアゾリジン誘導体により糖尿病は改善されず、チアゾリジン誘導体が作用するには、インスリン分泌が保たれている必要がある。境界型糖尿病モデルラットでは、トログリタゾンによって血糖値の上昇が抑えられたことから、インスリン抵抗性の存在が判明した。
【0040】
これまで述べたように、得られた本発明の境界型糖尿病モデルラットは、インスリン分泌低下(正常ラットに比べて)と、インスリン抵抗性とが確認され、ヒト境界型糖尿病に類似する症状を示した。
【0041】
Figure 0004271925
【0042】
【実施例2】
《糖尿病性腎症モデルラットの作製(1)》
実施例1と同様の操作により得られた、本発明の境界型糖尿病モデルラットを、2群(各群の個体数=14匹)、すなわち、脂肪含有量が4.1%である通常食(ラボMRストック;日本農産工業)を自由摂取させる通常食群(UC群)と、脂肪含有量が11.3%である高脂肪食(ラボMR−DBT;日本農産工業)を自由摂取させる高脂肪食群(UHL群)とに分け、37週間観察した。なお、対照群として、右腎臓を摘出し、前記高脂肪食を自由摂取させる右腎臓摘出群(Uni群)を設けた。
【0043】
結果を図1〜図16に示す。
図1〜図5は、それぞれ、血清中血糖値(S−Glu)、インスリン、血圧(BP)、尿中タンパク排泄量(U−Pro)、及びクレアチニンクリアランス(Ccr)の推移を示すグラフである。
図6〜図11は、それぞれ、各群における血糖、ヘモグロビンA1C(HbA1C)、中性脂肪(TG)、総コレステロール(T−cho)、動脈硬化指数〔T−cho−HDL−c/HDL−c(−)〕、及び血中クレアチニン(S−Cr)を示すグラフである。
図12は、各群における腎重量(絶対重量)を示すグラフであり、図13は、各群における腎重量(相対重量)を示すグラフである。図14は、各群における肝臓重量(絶対重量)を示すグラフであり、図15は、各群における肝臓重量(相対重量)を示すグラフである。
なお、図6〜図15は、37週間経過後における結果である。
図16は、35週間経過後の各群における尿中ペントシジン排泄量を示すグラフである。図16において、記号「*」は、UC群に対する有意差が、p<0.05(スチューデントのt検定)であることを意味し、記号「+」は、Uni群に対する有意差が、p<0.1(スチューデントのt検定)であることを意味する。
【0044】
この間のラットの状態を観察したところ、持続的に高脂血症を伴う高血糖の糖尿病を発症し、20週経過時から尿中タンパク質の増加と同時に血圧も上昇し、30週以降、腎臓の機能(クレアチニンクリアランス;Ccr)低下が認められた。
剖検時の腎臓は肥大(高脂肪食群で約3倍増加)し、更に、腎臓の組織病理所見では、通常食群では、メサンギウムの融解像は見られるものの、メサンギウム領域へのマトリックスの増加は認められなかった。高脂肪食群では、メサンギウムの融解とメサンギウム領域の拡大が見られ、その内部は、硬化したマトリックスで置換され、硝子化や硬化が広範囲に認められた。高血糖状態で、しかも、血圧が150mmHg以上且つ尿中タンパク質量が100mg/日以上のラットでは、糸球体に硝子化や硬化性病変が広範囲に認められた。
【0045】
以上の結果から明らかなように、本発明の境界型糖尿病モデルラットに高脂肪食を摂取させることにより得られた本発明の糖尿病性腎症モデルラットは、早期ではインスリン分泌不全とインスリン抵抗性が存在し、経時的な高脂肪食の負荷の影響により、高血糖が持続し、脂質代謝異常から高脂血症を呈した。この症状は、ヒトの2型糖尿病の患者の病態を反映する。また、腎症への進行に関係する血圧の上昇と、高血糖により産生が増加する終末糖化産物(AGE)の1つであるペントシジンの産生も増加が認められ、腎機能の低下と、腎臓の糸球体における硬化性病変とが認められたことから、糖尿病性腎症モデル(腎症II期、III期から腎不全期まで反映する)として有用であることが判明した。
【0046】
【実施例3】
《糖尿病性腎症モデルラットの作製(2)》
ジェイシーエル・スプレーグ・ドーリー系の雄性ラット(8週齢,体重=約300g;日本クレア)67匹に、ストレプトゾトシン(STZ)を50mg/kgの量で頸静脈内に注射した。通常食(CE−2;日本クレア)を自由摂取させ、ストレプトゾトシン投与から5日経過後に、各ラットの血糖値を測定した。この時の血糖値が300mg/dLであったラット(62匹;作製確立の割合=90%以上)について、ストレプトゾトシン投与から2週間経過後に、右腎臓の全摘出と左腎臓の1/2の摘出、すなわち、全腎臓の3/4の摘出を行なった。腎臓摘出から1週間経過後に、再度、血糖値を測定し、血糖値が246〜594mg/dLであるラット(29匹)を、本発明の高血糖型糖尿病モデルラットとして選択した。
得られた高血糖型糖尿病モデルラット(10匹)に、高脂肪食(ラボMR−DBT;日本農産工業)を与え、糖尿病を促進させることにより、本発明の糖尿病性腎症モデルラットを得た。
なお、比較のために、全腎臓の3/4の摘出を行なわなかったこと以外は、前記操作をそのまま繰り返した(以下、STZ群と称する)。
【0047】
本モデル群では、17週間の試験期間中、合併症の一つである白内障が高率に発症した。STZ群では発症率が78%であったのに対して、本モデルでは全例に発症した。
本モデル群及びSTZ群の両方において、摂餌量が、30g/日/匹から増加し、高脂肪食の摂取開始から2週目以降、50g/日/匹以上摂取した。
血糖値は、本モデル群及びSTZ群のいずれも、600〜800mg/dLと高値で推移した。
本モデル群及びSTZ群において、同程度の脂質代謝異常が認められた。具体的には、総コレステロールが平均200〜300mg/dLで推移し、中性脂肪が平均2000mg/dLで推移した。
本モデル群では、血圧が上昇した(200mmHg)。STZ群では、血圧上昇は認められなかった。
【0048】
腎臓機能の中で、尿中タンパク質排泄量は、STZ群では増加が認められなかったのに対して、本モデル群では、高脂肪食の摂取開始から10週経過時から増加した。クレアチニンクリアランス(Ccr)は、両群とも開始時から亢進した状態であり、クレアチニン(Cr)及び血液尿素窒素(BUN)上昇も認められなかった。
腎臓の重量は、STZ群では正常ラットより肥大(左腎比で約2倍)したが、本モデル群では約3.6倍に達した。測定結果を表2に示す。
【0049】
Figure 0004271925
【0050】
腎臓の組織病理所見では、STZ群では、メサンギウムの拡大とメサンギウム領域への細胞外基質の増加とが認められるものの、糸球体硬化は認められなかった。一方、本モデル群では、ヒト糖尿病性腎症に特徴的なメサンギウム融解像が見られ、STZ群の像で認められた所見の他、糸球体硬化も広範囲に認められた。
本モデルラットは、インスリン依存性、すなわち、1型糖尿病から腎症に陥る動物モデルとして有用であることが判明した。
【0051】
【発明の効果】
本発明のモデル動物によれば、糖尿病又は糖尿病性腎症に対する、例えば、薬効スクリーニング試験を行なうことができる。また、本発明によるモデル動物の作製方法によれば、短期間で容易に糖尿病性腎症に進行するモデル動物を作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、血清中血糖値(S−Glu)の推移を示すグラフである。
【図2】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、インスリンの推移を示すグラフである。
【図3】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、血圧(BP)の推移を示すグラフである。
【図4】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、尿中タンパク排泄量(U−Pro)の推移を示すグラフである。
【図5】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、クレアチニンクリアランス(Ccr)の推移を示すグラフである。
【図6】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、血糖を示すグラフである。
【図7】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、ヘモグロビンA1C(HbA1C)を示すグラフである。
【図8】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、中性脂肪(TG)を示すグラフである。
【図9】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、総コレステロール(T−cho)を示すグラフである。
【図10】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、動脈硬化指数〔T−cho−HDL−c/HDL−c(−)〕を示すグラフである。
【図11】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、血中クレアチニン(S−Cr)を示すグラフである。
【図12】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、腎重量(絶対重量)を示すグラフである。
【図13】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、腎重量(相対重量)を示すグラフである。
【図14】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、肝臓重量(絶対重量)を示すグラフである。
【図15】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、肝臓重量(相対重量)を示すグラフである。
【図16】本発明の糖尿病性腎症モデルラットにおける、尿中ペントシジン排泄量を示すグラフである。

Claims (6)

  1. インスリン欠乏症を引き起こす化合物投の10〜16日経過後、全腎臓の1/2を摘出することにより作製される、糖尿病モデル動物(但し、ヒトを除く)
  2. インスリン欠乏症を引き起こす化合物投の10〜16日経過後、全腎臓の1/2を摘出し、腎臓摘出後に血糖値を測定し、その血糖値が150〜210mg/dLである動物を選択することにより作製される、境界型糖尿病モデル動物(但し、ヒトを除く)
  3. 請求項1又は2に記載の糖尿病モデル動物に、高脂肪食を摂取させることにより作製される、糖尿病から糖尿病性腎症に進行するモデル動物(但し、ヒトを除く)
  4. インスリン欠乏症を引き起こす化合物投の10〜16日経過後、全腎臓の1/2を摘出する、糖尿病モデル動物(但し、ヒトを除く)の作製方法。
  5. インスリン欠乏症を引き起こす化合物投の10〜16日経過後、全腎臓の1/2を摘出し、腎臓摘出後に血糖値を測定し、その血糖値が150〜210mg/dLである動物を選択する、境界型糖尿病モデル動物(但し、ヒトを除く)の作製方法。
  6. 請求項1又は2のいずれか一項に記載の糖尿病モデル動物に、高脂肪食を摂取させる、糖尿病から糖尿病性腎症に進行するモデル動物(但し、ヒトを除く)の作製方法。
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