JP4325825B2 - 生産計画制御方法、生産計画システム、および記録媒体 - Google Patents

生産計画制御方法、生産計画システム、および記録媒体 Download PDF

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  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製品の生産計画を作成する生産計画制御方法、生産計画システム、および記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、製品を生産する生産計画は、まず基準生産計画を作成し、これをもとに部品、資材の所要量を算出する。これら算出した所要量をもとに製品を生産する設備の能力を考慮した小日程生産計画を作成し、作成した小日程生産計画で負荷オーバとなった場合は再度、基準生産計画からやり直していた。
【0003】
従来の技術では、図10、図11、図12で説明されているような上位のローレベルのものを全部割り付ける処理では、まず製品の生産計画が作成され、製品の納期日に間に合うように製品のオーダが設定され、次に製品の所要量を算出して生産計画が作成される。従って、図10で説明するような例の場合、製品Xを6/8、6/10に納品、製品Yを6/7、7/9に納品するように設定される。次に製品を構成する部品について、製品の製造日に間に合うようにかつ製造ラインの空き時間に配置される。図10であれば、製品X、Yは部品Aを使用しているため、部品Aを製造するオーダが作成されるが、設備1ラインには既に製品XとYのオーダが配置されているために、6/4〜5、6/5〜6に配置されてしまう。こうしたケースでは、はじめに製品のオーダを配置してしまうため、すべての部品を予め用意するようなスケジュールとなってしまい、倉庫にはその日の製造ラインでは使用しないような無駄な在庫が発生してしまっていた。
【0004】
さらに、図11で説明するような例の場合、全てのオーダの納期が6/10のため、製品Xが6/7、6/9に、製品Yが6/8,6/10に配置される。次に製品を構成する部品について、製品の製造日に間に合うようにかつ部品毎のリードタイムに応じたオーダを配置しようとするが、設備の稼動期間が6/7からであるため、6/11以降に配置されてしまう。こうしたケースでは、はじめに製品のオーダを配置してしまうため、設備の稼動期間内に製品を構成する部品を用意できなくなってしまい、すべての製品について実行不可能なスケジュールとなってしまっていた。
【0005】
さらに、図12で説明するような例の場合、全てのオーダの納期が6/10のため、製品Xが6/8、6/10に、製品Yが6/7、6/9に配置される。次に製品を構成する部品について、製品の製造日に間に合うようにかつ部品毎のリードタイムに応じたオーダを設定しようとするが、設備の稼動期間内を考慮すると、製品の納期前に設定することが難しく、一部の部品のオーダは製品の納期後に設定することになってしまい、6/10納期の製品Xについては部品がないため実行不可能なスケジュールとなってしまっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では、まず製品の生産計画が作成され、製品の納期日に間に合うように製品のオーダが設定され、次に部品の所要量を算出して生産計画が作成される。従って、製品と部品を平行して計画に割り付けるのではなく、製品(上位のローレベル)のものを全部割り付けないと、部品(下位レベル)についての計画ができなかった。そのため、一度生産計画を立案しても再度やり直すことが多く、生産計画の立案に多くの時間が必要とされていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、計画する前に製品全体について使用される部品の所要量の合計を求めてから、部品毎に設定されている所定の単位であるロットに分割しておき、部品のオーダについても製品のオーダと平行して生産計画に割り付けるようにするものである。
【0008】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
図1において、所要量計算手段17は、部品の所要量を算出したりなどするものである。
【0009】
スケジューリング手段22は、スケジュールを行なうものである。
処理手段31は、各種処理を行なうものであって、生産指示された製品の数量をもとに当製品のロットにまとめたりなどするものである。
【0010】
次に、動作を説明する。
処理手段31が生産指示された製品の数量をもとに製品のロットにまとめ、所要量計算手段17がまとめた製品のロットをもとに、必要な部品の所要量を算出し、スケジューリング手段22が算出した部品の所要量をもとに、在庫あるいは在庫と手配残を引き当てて不足分の部品のロット単位のオーダにまとめるようにしている。
【0011】
また、スケジューリング手段22がまとめた不足分の部品のオーダをもとに、部品を製造する工程に展開し、展開した部品のオーダの各工程について割り付け、割り付けた部品のオーダの各工程で必要な部品の在庫あるいは在庫と手配残をチェックし、不足する場合には不足する部品を割り付けるようにしている。
【0012】
これらの際に、製品、製品を製造するために必要な部品、更に部品を製造するために必要な部品があるときは上位から順に割り付けるようにしている。
また、製品の納期順に製品を製造するために必要な部品、更に当該部品を製造するために必要は部品があるときは部品について、それぞれ間に合うように割り付けるようにしている。
【0013】
また、割り付ける際に、複数の部品のオーダがあったときに、予め指定された優先順位に従って順次割り付けるようにしている。
従って、資材計画と資源計画を同時に計画することで無駄な在庫を削減することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図12を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0015】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、データベース1は、データを検索しやすく格納するものであって、ここでは、2ないし8から構成されるものである。
【0016】
受注データベース2は、顧客より受注した製品の情報を格納したものである。
手配残データベース3は、手配残の製品、部品の情報を格納したものである。
【0017】
在庫データベース4は、製品、部品の在庫の情報を格納したものである。
品番データベース5は、部品の品目、まるめサイズ、製造ロットサイズなどの情報を格納したものである(図5参照)
部品表データベース6は、製品を製造するために必要な部品を格納したものである(図5参照)。
【0018】
製造計画データベース7は、製造計画を格納したものである。
発注計画データベース8は、発注計画を格納したものである。
DBインタフェース9は、データベース1をアクセスするインタフェースである。
【0019】
メモリテーブル10は、メモリ上に設けた各種テーブルであって、ここでは、マスタ情報テーブル11、オーダ情報テーブル12、計画結果テーブル13などを格納するものである。
【0020】
マスタ情報テーブル11は、製品、製品を構成する部品などの情報を格納するものである。
オーダ情報テーブル12は、各種オーダを格納するものである。
【0021】
計画結果テーブル13は、計画結果を格納するものである。
受注情報14は、顧客からの製品の受注情報である。
納期回答手段15は、受注情報14をもとに、メモリテーブル10を参照して、製品の納期を取り出し顧客(営業マン)に回答したりなどするものである。
【0022】
計画実行は、製品の計画のスケジュールの立案を指示するものである。
所要量計算手段17は、製品のロットをもとに、必要な部品の所要量を算出したりなどするものである。
【0023】
発注オーダ作成手段18は、発注オーダを作成するものである。
発注オーダ19は、作成された発注オーダを格納したものである。
ガントチャート手段20は、計画結果13をガントチャートに作成してみ易く表示したりなどするものである。
【0024】
ガントチャート21は、表示、印刷された計画結果のガントチャートである。
スケジューリング手段22は、計画条件23に従い、所要量計算手段17によって算出された所要量をもとに、製造計画を作成するものである(図3から図5参照)。
【0025】
処理手段31は、各種処理を行なうものであって、受注した製品の数量をもとに当製品のロットにまとめたりなどするものである。
次に、図2のフローチャートの順番に従い、図1の構成の全体の動作を説明する。
【0026】
図2は、本発明の動作説明フローチャートを示す。
図2において、S1は、部品表を登録する。これは、例えば後述する図5の(a)の製品を製造するために必要な部品の情報を格納した部品表を登録する。
【0027】
S2は、品番マスタを登録する。これは、例えば後述する図5の(b)の部品の品番に対応づけてサイズ、製造ロットサイズなどの情報を格納した品番DB(品番マスタ)を登録する。
【0028】
S3は、受注オーダを受け付ける。これは、顧客(営業マン)からの製品の受注オーダを受け付ける。
S4は、所要量を計算する。これは、後述する図3の詳細フローチャートに従い、S3で受け付けた受注オーダで示された製品の数量をもとに製品のロットにまとめ、まとめた製品のロットをもとに必要な部品の所要量を算出したりなどする。ここで、所要量をもとに、在庫あるいは在庫と手配残を引き当てて不足分の部品のロット単位のオーダにまとめたりする
S5は、生産オーダを出力する。これは、S4で算出した所要量を生産する生産オーダを出力する。
【0029】
S6は、製造オーダを作成する。これは、S5で出力された生産オーダをもとに、実際に製造する製造オーダを作成する。
S7は、ロット分割する。これは、品番マスタにある製造ロットサイズに分割する。
【0030】
S8は、工程展開する。これは、S7でロット分割した後のロットについて、部品を複数工程で製造する場合に、工程毎に展開する。
S9は、割り付けする。これは、後述する図4の詳細フローチャートに従い、上位から順にバックワード割り付けなどし、製造計画を作成したりなどする。
【0031】
以上によって、受注オーダをもとに所要量を算出し、ロット分割、工程展開した後に、バックワード割り付けなどして製造計画を作成することにより、資材計画と資源計画を同時に計画することができ、無駄な在庫を削減することや適切な計画を立案することが可能となる。以下順次詳細に説明する。
【0032】
図3は、本発明の詳細動作説明フローチャート(所要量計算)を示す。
図3において、S11は、製品ロットにまるめる。これは、例えば後述する図5の(b)の受注オーダを受け付け製品の数量(例えば80個)を、部品DBを参照して製造ロットサイズ(例えば100個/1ロット)にまるめる。
【0033】
S12は、所要量を計算する。これは、S11で製造ロットにまるめた後、当該製造ロットをもとに、図5の(a)の部品表を参照して当該製品を製造するために必要な部品の所要量を計算する。
【0034】
S13は、在庫・手配残の引き当てを行なう。これは、在庫データベースを参照して、S12で計算した部品の所要量について、在庫、次に手配残を引き当て、不足分の所要量を計算する。
【0035】
S14は、部品ロットにまるめる。これは、S13で計算した部品の所要量について当該部品のロットにまるめる。ここでは、ロット分割、工程展開を行う。
S15は、ロット分割する。これは、S14でまるめた部品のロット毎に分割する。
【0036】
S16は、下位部品があるか判別する。YESの場合には、S12に戻り繰り返す。NOの場合には、終了する。
以上によって、受注オーダをもとに製造ロットにまるめ、これに必要な部品の所要量を計算した後、在庫、手敗残を引き当てて残りの不足分を部品ロットにまるめ、ロット分割することにより、各部品の所要量を計算して在庫、手配残を引き当てて不足分の部品オーダを自動作成することが可能となる。ここで、計画期間全体での所要量を求め、それを適切なロットに分割することが特に本発明の特徴となる。
【0037】
図4は、本発明の詳細動作説明フローチャート(割り付け)を示す。
図4において、S21は、オーダの選択を行なう。これは、例えばバックワード割り付けの場合には、納期の速い、上位レベルのオーダ(製品オーダ)を1つ選択する。
【0038】
S22は、オーダの割り付けを行なう。これは、例えばバックワード割り付け(後積み)の場合には、S21で選んだ納期の速い、製品のオーダを、当該納期日より前に向かって順に割り付ける。
【0039】
尚、フォワード割り付け(前積み)の場合には、予定開始日から後に向かってフォワード割り付けする。また、中積みの場合には、予定開始日を中心に、バックワード割り付けおよびフォワード割り付けする(予定開始日を中心に、前に向かっておよび後に向かって両者が同じ位あるいは指定された位になるように割り付ける)。
【0040】
S23は、部品の在庫をチェックする。これは、S22で割り付けたオーダを製造するために必要な部品の計画上の在庫の不足をチェックする。
S24は、有りか判別する。YESの場合には、在庫がありと判明したので、S21で次のオーダに進む。
【0041】
S25は、部品の割り付けを行なう。これは、S22と同様に、バックワード割り付け、あるいは、フォワード割り付け、あるいはフォワード/バックワード割付けのいずれかを行なう。
【0042】
S26は、部品の在庫チェックを行なう。これは、割り付けたオーダを製造するために必要な部品の計画上の在庫の不足をチェックする。
S27は、有りか判別する。YESの場合には、S28に進む。NOの場合にはS25に戻り、不足した部品の割り付けを行ない、S26以降を繰り返す。
【0043】
S28は、残りのオーダがあるか判別する。YESの場合には、S21に戻り繰り返す。
尚、S22、S25で割り付けが不可の場合(納期日より製造完了日が遅れてしまう場合)には、
・バックワード割り付けでは可能であれば納期日を遅らす、あるいは製造開始日を速めるなどし、それでも納期日に間に合わないオーダがあればアラームをそのオーダ(部品)に表示して管理者に知らせる。
【0044】
・フォワード割り付けでは、予定開始日を速め、再割り付けを繰り返し、指定された最も速い予定開始日でも納期日に間に合わないオーダがあればアラームをそのオーダ(部品)に表示して管理者に知らせる。
【0045】
・フォワード/バックワード割り付けでは、予定開始日を速める、あるいはフォワード側に割り付けを多くした再割り付けを繰り返し、それでも納期日に間に合わないオーダ(部品)があればアラームをそのオーダ(部品)に表示して管理者に知らせる。
【0046】
以上によって、オーダを割り付けると共に在庫、手配残をチェックして不足する部品があればその不足する部品を割り付けることを同時に行なうことにより、設備の能力と部材の在庫を考慮した生産計画を自動的に作成し、無駄な部品の在庫を削減した生産計画を立案することが可能となる。
【0047】
図5は、本発明の説明図を示す。
図5の(a)は、部品表の例を示す。左側は木構造で部品を階層構造で表した様子を示し、右側は上位品目と下位品目を対応づけた部品表を示し、両者は同じものである。ここでは両者ともに、下記を表す。
【0048】
・X製品は、部品Aから製造される。
・Y製品は、部品Aと部品P(購買品)から製造される。
図5の(b)は、生産計画の例を示す。左側は受注オーダを示し、右側は品番DBを示し、右下は関連データテーブルを示す。これらは、図示の下記の項目を対応つけて格納したものである。
【0049】
・受注オーダ:
・オーダNO:
・品目:製品名(例えば図5の(a)の製品X)
・数量:
・納期:
・品番DB:
・品目:製品名、部品名など
・品目区分:
・所要区分:
・まるめサイズ:例えば100
・製造ロットサイズ:例えば100
・関連データテーブル:
・設備名:製品、部品を製造する設備名
・工程:
・能力:製造に要する時間(例えば1個作るのに30秒かかる)
図5の(c)は、所要量計算の例を示す。図示の所要量計算テーブルは、図5の(b)の受注オーダを製造するときの所要量計算テーブルの例を示し、ここでは、図示の下記の情報を記憶あるいは計算して更新して所要量を計算するためのテーブルである。
【0050】
Figure 0004325825
ここで、在庫は在庫DBに登録されている在庫量を表し、手配残は製造計画の手配済で製造依頼済の数量を表し、所要量は図5の(b)の受注オーダを製造するときに必要な所要量(部品Aが100.部品(購買品)Pが100という所要量)を表し、正味所要量は所要量から在庫、手配残を引き当てた不足分の所要量を表し(ここでは、部品Aは、(所要量100−在庫0−手配残100)=100となる)、ロットまるめは既述した図5の(b)の品番DBの製造ロットサイズにまるめを表す(例えば部品(購買品)Pは正味所要量60であるが製造ロットサイズ100であるのでロットまるめ100となる)。
【0051】
図5の(d)は、製造オーダの例を示す。この製造オーダは、図5の(c)のロットまるめで決定された生産オーダのうち、製品X,Y、および製品を製造するために必要な部品(購買品である部品Pを除いた製造する必要のある部品)を、ここでは、製造オーダとしたものであって、図示の下記の項目を格納したものである。
【0052】
・製造オーダテーブル:
・製造オーダNO:
・品番:
・数量:
・納期:
図5の(e)は、ロット分割の例を示す。これは、図5の(d)で決定した製造オーダについて、ロットに分割したものである。ここでは、図示の下記のロットに分割される。
【0053】
製品/部品名:個数 ロット番号−サブ番号 製品/部品の数量
X製品 :100 S001−001 X100
Y製品 :100 S002−001 Y100
A部品 :100 S003−001 A100
図5の(f)は、工程展開の例を示す。これは、図5の(e)のロット分割した後の各ロットについて、1つの工程、あるいは2つの工程で製造されるときは図示のようにそれぞれ各工程に展開する。
【0054】
以上の図5の(a)から(f)によって、受注オーダについて、所要量計算、製造オーダ決定、ロット分割、工程展開することが可能となる。そして、図6から図9の手順で割り付けし、資材計画と資源計画を同時に考慮した製造計画を自動的に作成することが可能となる。
【0055】
図6から図9は、本発明の動作説明図を示す。ここでは、バックワード割付けを例に以下詳細に説明する。
図6の(a)は、手配残の割付け例を示す。これは、手配残の割付けの例であって、割付け対象として、
・▲1▼の部分に、既述した図5の(f)の工程展開した▲1▼ロットを配置
・▲2▼の部分に、手配残(部品Aを100個製造するという手配残)を配置
する。
【0056】
そして、▲2▼の部分の手配残(部品Aを100個製造するという手配残)のオーダ(ロット)を▲2▼’の矢印で示すように、製造計画上に最初に配置する。尚、手配残がないときは、図6の(a)は、スキップし、図7の(b)に進む。
【0057】
また、下段の在庫DBには、部品Aの在庫の内容が▲2▼’の配置により図示の下記のように格納される(初期在庫は0である)。
また、下段の部品Aの在庫DBには、部品Aの在庫の内容が図示の下記のように格納されている。
【0058】
月日 7月17日 7月18日 7月19日 7月20日
使用数 0 0 0 0
製造数 100 0 0 0
在庫数 100 100 100 100
ここで、使用数は製品/部品の製造に使用した数を表し、製造数は製造した数を表し、在庫数は現在月日の在庫数を表す。
【0059】
図7の(b)は、ローレベル”0”のオーダを割り付ける。ここでは、ローレベル”0”(最上位)の最早の納期の▲3▼、▲3▼’を選択し、納期日から前に向かって図示のように順に割り付ける。
【0060】
また、下段の部品Aの在庫DBには、▲3▼,▲3▼’を割り付けたことで、部品Aを100個使用し、在庫の内容が下記の*の部分が図示のように格納(更新)される。
【0061】
月日 7月17日 7月18日 7月19日 7月20日
使用数 0 *100 0 0
製造数 100 0 0 0
在庫数 100 *0 *0 *0
図8の(c)は、ローレベル”0”のオーダを納期順に割り付ける。ここでは、ローレベル”0”の次の最早の納期の▲4▼、▲4▼’を選択し、納期日から前に向かって図示のように順に割り付ける。
【0062】
また、下段の部品Aの在庫DBには、▲4▼,▲4▼’を割り付けたことで、部品Aを100個使用、部品(購入品)Pを100個使用し、在庫の内容が下記の*の部分が図示のように格納(更新)される。
【0063】
部品Aの在庫DB
月日 7月17日 7月18日 7月19日 7月20日
使用数 0 100 *100 0
製造数 100 0 0 0
在庫数 100 0 *−100 0
部品Pの在庫DB(初期在庫40とする)
月日 7月17日 7月18日 7月19日 7月20日
使用数 0 0 *100 0
製造数 0 0 0 0
在庫数 40 40 *−60 *−60
ここで、部品Aは、*−100の部分で在庫不足が発生していることが判明する。部品Pはリードタイムを2日としているため、7月19日に間に合うように、7月17日に購買品の発注を別途行なうことで間に合うことで、部品Pの供給に支障がでないと判明する。
【0064】
以上のことより、部品Aについて、製品Yの▲3▼’の配置した月日(7月19日)以前に不足部品Aを製造(配置)する必要があると判明する(図9の▲5▼の配置をする必要があると判明する)。
【0065】
図9の(d)は、在庫補充のための割付け例を示す。ここでは、図8の(c)の▲4▼、▲4▼’の配置(製品Yの配置)により、部品Aが60個不足する判明したことに対応して、▲5▼の矢印で示すように部品Aの製造を配置することにより、下段の部品Aの在庫DBには、
月日 7月17日 7月18日 7月19日 7月20日
使用数 0 100 100 0
製造数 100 0 100 0
在庫数 100 0 0 0
となり、在庫不足が解消されたこととなる。
【0066】
図9の(e)は、計画配置時の在庫数の計算ルールの例を示す。
・資材を消費する場合:計画の開始時間(段取り時間を含まない)の含まれる日からマイナスする。
【0067】
・資材を製造する場合:計画の終了時間の含まれる日の次の日にプラスする。
以上の図6から図9の手順によって、図5の(b)の受注オーダ(製品X,100個、製品Y,100個の受注オーダ)について、図5の(f)の工程展開後のロット(オーダ)をもとに納期日の速い順に納期日から前に向かって割り付けると共に在庫部品が不足するときはその部品の製造を割り付けたり、購入を依頼したりすることにより、資材計画と資源計画を同時に考慮して無駄な在庫の発生をなくした割付けを自動的に行なうことが可能となる。
【0068】
図10から図12は、本発明の説明図を示す。
図10の(a)は、ローレベル毎の割付け例(従来)を示す。この従来のローレベル毎の割付けを行なうと、
・製品X,1000個
・製品Y,1000個
・製品X,1000個
・製品Y,1000個
・部品A.2000個
・部品A,2000個
という順に納期の10(土)からバックワードで割り付けるため、下段の部品Aの在庫量を見て判明するように、無駄な在庫量(製品X,Yの製造に使用されるまでの無駄な在庫量)が多いという欠点がある。
【0069】
図10の(b)は、コンカレントスケジュール(本願発明)の例を示す。ここでは、既述したように最早納期のローレベルの製品、その製品の製造に使用する部品の順に割り付ける(図示例では、(製品X:1000個、製品Y:1000個、その部品A:2000個)を2回繰り返す)ことで、図示の
・製品X,1000個
・製品Y,1000個
・部品A.2000個
・製品X,1000個
・製品Y,1000個
・部品A.2000個
という順に納期の10(土)からバックワードで割り付けるため、下段の部品Aの在庫量を見て判明するように、無駄な在庫量(製品X,Yの製造に使用されるまでの無駄な在庫量)が、図10の(a)に比して2/10=1/5に削減されるという特徴がある。
【0070】
図11の(c)は、ローレベル毎の割付け例(従来)を示す。ここでは、
計画条件:最遅納期、バックワード
で割り付けたときの様子を▲1▼から▲6▼で示す。部品表は、右上に記載した通りとする。
【0071】
最遅納期が6月10日であるので、
・▲1▼製品Y、1000個
・▲2▼製品X,1000個
・▲3▼製品Y,1000個
・▲4▼製品X,1000個
とバックワード割付けとなり、日数が開始日になってしまい、これら製品X,Yを製造するために必要な部品Aが▲5▼、▲6▼に配置され、これでは、▲1▼から▲4▼の全製品X,Yの100%が実行不可能な製造計画となってしまう欠点がある。
【0072】
図11の(d)は、コンカレントスケジュール(本願発明)の例を示す。ここでは、図11の(c)と同じ計画条件(最遅納期、バックワード)で割り付けても、既述したようにローレベルの製品、その製品の製造に使用する部品の順に割り付ける(図示例では、(製品Y:1000個、製品X:1000個、その部品A:2000個)ことで、図示の
・▲1▼製品X,1000個
・▲2▼製品Y,1000個
・▲3▼部品A.2000個
という順に納期の10(土)からバックワード割付けできる。そして、残りの
・▲6▼製品X,1000個
・▲5▼製品Y,1000個
・▲4▼部品A.2000個
については、納期の10(土)を最終日としてバックワード割り付けるすると、6月14日(水)の4日遅れの製造計画が立案できることが判明する。この結果、50%の製品X,Yが納期日までに製造できる製造計画が立案でき、図11の(c)の全部の製品X,Yが納期日までに製造できない場合に比して大幅に改善されることが判明する。
【0073】
図12の(e)は、ローレベル毎の割付け例(従来)を示す。ここでは,ローレベル毎に納期(10土)からバックワード割付けすると、
・▲1▼製品X、1000個
・▲2▼製品Y,1000個
・▲3▼製品X,500個
・▲4▼製品Y,500個
・▲5▼部品A,1000個
・▲6▼部品A,1000個
とバックワード割付けとなり、日数が開始日になり、
・▲7▼部品A,1000個
が納期(10土)の次の日(11日)になってしまい、結果として、▲1▼製品X,1000個と▲7▼部品A,1000個が実行不可能な製造計画となる(▲1▼製品X、1000個が納期までに製造できない製造計画となる)という欠点がある。
【0074】
図12の(f)は、コンカレントスケジュール(本願発明)の例を示す。ここでは、図12の(e)と同じ計画条件で割り付けても、既述したようにローレベルの製品、その製品の製造に使用する部品の順に割り付けると、
・▲1▼製品X,1000個
・▲2▼部品部A,100個
・▲3▼製品Y,1000個
・▲4▼部品A,1000個
・▲5▼製品X,500個
・▲6▼製品Y,500個
・▲7▼部品A,1000個
という順に納期の10(土)からバックワード割付けでき、100%の製品X、Yの製造が可能な製造計画を立案できるという特徴がある。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、資材計画と資源計画を同時に計画することで無駄な在庫を削減することが可能となる。これにより、
(1) 在庫の削減
(2) 製造リードタイムの短縮
(3) 柔軟な製造計画の変更が可能
(4) 納期厳守率の工場
(5) 生産計画の作成工数の削減
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャートである。
【図3】本発明の詳細動作説明フローチャート(所要量計算)である。
【図4】本発明の詳細動作説明フローチャート(割付け)である。
【図5】本発明の説明図である。
【図6】本発明の動作説明図(その1)である。
【図7】本発明の動作説明図(その2)である。
【図8】本発明の動作説明図(その3)である。
【図9】本発明の動作説明図(その4)である。
【図10】本発明の説明図(その1)である。
【図11】本発明の説明図(その2)である。
【図12】本発明の説明図(その3)である。
【符号の説明】
1:データベース
2:受注データデータベース
3:手配残データベース
4:在庫データデー巣
5:品番データベース
6:部品表データベース
7:製造計画データベース
8:発注計画データベース
10:メモリテーブル
11:マスタ情報テーブル
12:オーダ情報テーブル
13:計画結果テーブル
17:所要量計算手段
22:スケジューリング手段
31:処理手段

Claims (4)

  1. 受注を受けた複数製品について各製品の生産に必要な部品の所要量を算出し、算出された部品の所要量の合計値を算出する所要量算出手段と、
    前記所要量算出手段で算出した部品の所要量の合計値を生産設備の処理単位に分割する第1のスケジューリング手段と、
    前記受注を受けた前記複数製品の生産を生産設備に割り当てると共に、前記第1のスケジューリング手段によって前記生産設備の処理単位に分割された部品の生産を併せて生産設備に割り当てる第2のスケジューリング手段と
    を備えたことを特徴とする生産計画システム。
  2. 前記部品の所要量の合計値は、在庫または手配残と引き当てた残りについて合計値を求めることを特徴とする請求項1記載の生産計画システム。
  3. 受注を受けた複数製品について各製品の生産に必要な部品の所要量を算出し、算出された部品の所要量の合計値を算出する所要量算出ステップと
    前記所要量算出手段で算出した部品の所要量の合計値を生産設備の処理単位に分割する第1のスケジューリングステップと、
    前記受注を受けた前記複数製品の生産を生産設備に割り当てると共に、前記第1のスケジューリング手段によって前記生産設備の処理単位に分割された部品の生産を併せて生産設備に割り当てる第2のスケジューリングステップと
    を有する生産計画方法。
  4. コンピュータを、
    受注を受けた複数製品について各製品の生産に必要な部品の所要量を算出し、算出された部品の所要量の合計値を算出する所要量算出ステップと
    前記所要量算出手段で算出した部品の所要量の合計値を生産設備の処理単位に分割する第1のスケジューリングステップと
    前記受注を受けた前記複数製品の生産を生産設備に割り当てると共に、前記第1のスケジューリング手段によって前記生産設備の処理単位に分割された部品の生産を併せて生産設備に割り当てるスケジューリングステップと
    して機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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