JP4330586B2 - 両引き引出し構造 - Google Patents

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Description

本発明は、引出し本体を収納庫の正面側からも背面側からも引き出すことができる双方向に引き出し自在な両引き引出し構造に関する。
両引き引出しは、例えば特許文献1に記載されているように、主婦がキッチン側で調理を終えハッチカウンタ上で盛り付けを行った後、ダイニング側に移動してダイニング側から引出しを開けその内に収納してある所望のスプーン、フォーク等の食器具等を取り出してダイニングテーブル上にて配膳し、その後、ダイニングテーブル上の使用済み食器等をハッチカウンタ上に片付け、キッチン側に移動して使用済み食器の洗浄を行い、キッチン側から引出しを開けてその洗浄した食器具等を引出し内に速やかに収納することができるので便利である。
しかし、特許文献1に記載の両引き引出し構造では、引出しを一方側から引き出すと他方側には凹み空間が形成されるので、体裁が悪いばかりでなく、引き出す度に気になり、しかもその凹み空間にゴミ等が入り込み易くなっている。そこで本出願人は、特許文献2に記載されているように、一方の前板が収納箱体とともに連結状態となって外方に引き出されても、引出しの反対側は他方の前板で塞ぐことができる両引き引出し構造を開発し、既に特許出願している。
また、特許文献3に記載の両面引出し(両引き引出し構造)のように、化粧板(前板)の下部に、ツル巻バネによって回動付勢された係合装置としてのフックを設けるとともに、このフックに係合可能な係合ピンを引出し本体(収納箱体)に突設させ、フックが係合ピンに係合されることで、化粧板(前板)と引出し本体(収納箱体)とを連結状態にしているものもある。
特開平5−277017号公報(第2頁、図1) 特開2004−188110号公報(第5頁、図3) 特開2004−81758号公報(段落0017〜0021、図1〜8)
しかしながら、前記特許文献2に記載の両引き引出し構造において、使用者が前板を早く引き出してしまうと、嵌合部(係合部)が嵌合溝(被係合部)に嵌合されない状態で、前板が引き出されてしまう連結作動体(回動レバー)の作動不良が生じるため、この作動不良を低減させるために、連結作動体若しくは嵌合溝に遊び(例えば嵌合溝の前後幅を嵌合部の前後幅よりも大きく形成すること)を持たせて引出し本体を製造することがあり、この遊びがあることによって、収納箱体を引き出した状態において、前板に対して収納箱体が前後方向に相対移動する(がたつく)ばかりか、例えば収納箱体を収納する際において前板が収納箱体に衝突してしまうといった問題があった。
また、前記特許文献3に記載の両面引出し(両引き引出し構造)にあっては、フックが係合ピンに係合されることで、化粧板(前板)と引出し本体(収納箱体)とを連結状態にしているので、引出し本体(収納箱体)が化粧板(前板)から離れる方向に対しての相対移動は規制されているが、フックにおける係合部手前側に傾斜面(引出し方向に対して斜め方向を向く面)が形成されていることにより、ツル巻バネの付勢力が弱いと、使用者が化粧板(前板)を押圧して引出し本体(収納箱体)を収納する際に、ツル巻バネの付勢力に抗してフックが回動して係合ピンから離脱してしまうことがあり、これにより引出し本体と化粧板とが相対移動してがたつくことがあるばかりか、ツル巻バネの付勢力を強めると、収納時において化粧板が引出し本体に対して離間してしまう虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、引出し操作の際に、収納箱体が前板に対して相対移動したり、収納箱体が前板に衝突したりすることを防止できる両引き引出し構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の両引き引出し構造は、引出し本体は、収納箱体と、正面側前板と、背面側前板とを有し、前記両前板は収納庫内の側板に設けた固定レール体に摺動自在の支持レールにそれぞれ固着されており、両前板のいずれか一方の前板が外方に引き出されたときには、その前板と収納箱体とが連結状態となり、かつ他方の前板と収納箱体とが分離状態となる両引き引出し構造であって、
前記収納箱体に設けた被係合部に、前記前板の引出し操作に応じて係合して前記前板と前記収納箱体とをゆとりがある連結状態とする係合部が、前記前板または前記支持レールに設けられるとともに、前記被係合部と当接する当接位置と、該当接位置から退避した退避位置と、の間で可動自在に設けられた規制部を備え、前記前板と前記収納箱体が連結状態になった後、該規制部は、前記退避位置から前記当接位置まで可動して前記被係合部に当接し、前記前板と前記収納箱体との前後方向の相対移動を規制することを特徴としている。
この特徴によれば、収納庫の正面側または背面側のいずれか一方側の前板を掴んで収納箱体を引き出すと、係合部が被係合部に係合して前板と収納箱体とが連結状態になるとともに、前板を収納箱体に連結させる際における係合部の被係合部への係合を確実に行わせるために、該係合部と被係合部との間に設けられた遊びによって生じる前板と収納箱体との前後方向の相対移動(がたつき)が、規制部が被係合部に当接することで規制されるとともに、係合部の被係合部への係合の際に規制部が干渉することがないので、前板と収納箱体との連結が確実に行われる。また、規制部は、前板と収納箱体との連結に用いられる被係合部に直接当接して相対移動を規制するため、部品点数が低減するばかりか、係合部と規制部との連動精度を出しやすくなるので、製造が容易になる。
本発明の請求項2に記載の両引き引出し構造は、請求項1に記載の両引き引出し構造であって、
前記規制部は、前記収納箱体の収納時において、引き出されている前板と収納箱体との連結状態が解除される前に前記被係合部から離脱することを特徴としている。
この特徴によれば、規制部による被係合部との当接状態が解除されてから前板と収納箱体の連結状態が解除、つまり係合部の被係合部からの離脱が行われるので、規制部と被係合部との当接が、連結状態の解除に支障をきたすことがない。
本発明の請求項3に記載の両引き引出し構造は、請求項1または2に記載の両引き引出し構造であって、
前記被係合部が、前記収納箱体に設けられた被係合凸部で構成されるとともに、前記規制部の当接位置が、前記被係合凸部を挟んで前記係合部と対向する対向位置に配置され、前記前板と前記収納箱体とが連結状態であるときに、前記被係合凸部が前記係合部と前記規制部とに前後側から挟持されることを特徴としている。
この特徴によれば、前板と収納箱体とが連結状態であるときに、収納箱体に設けられた被係合凸部が、前後側、つまり引出し本体の引出し方向の両側から係合部と規制部とで挟持されるので、前板と収納箱体との相対移動(がたつき)が確実に規制される。
本発明の請求項4に記載の両引き引出し構造は、請求項1ないし3のいずれかに記載の両引き引出し構造であって、
前記係合部が、前記前板または前記支持レールに回動自在に設けられた回動レバーに形成されるとともに、前記規制部が、該回動レバーに回動自在に設けられた規制部材に形成され、前記回動レバー及び前記規制部材には、前記固定レール体に設けられた被係止部に係止可能な係止部がそれぞれ形成されており、前記回動レバーの係止部が前記被係止部に係止されることで、該回動レバーが回転して前記係合部が前記被係合部から離脱し、前記規制部材の係止部が前記被係止部に係止されることで、前記規制部が前記当接位置から前記退避位置に退避することを特徴としている。
この特徴によれば、回動レバーに規制部材を設けることで、被係合部に対する規制部の当接位置を、同じ回動レバーに形成された係合部の配置位置に対応させて正確に設けることができるため、連結状態における前後方向のがたつきが効果的に防止されるばかりか、固定レールに設けられた同一の被係止部に回動レバー及び規制部材の係止部を係止させることで、回動レバー及び規制部材を簡単に回動させることができるので、両引き引出し構造の部品点数が低減され、両引き引出し構造の製造コストの低減が達成される。
本発明の請求項5に記載の両引き引出し構造は、請求項4に記載の両引き引出し構造であって、
前記回動レバーの係止部及び前記規制部材の係止部は、前後方向に重畳して配置されるとともに、前記回動レバーの係止部は、前記規制部材の係止部を介して前記被係止部に対して間接的に係止されることを特徴としている。
この特徴によれば、回動レバーの係止部の係止位置と、規制部材の係止部の係止位置とが前後方向に異なることになり、引出し本体を引き出すと、回動レバーの係止部が規制部材の係止部から離脱した後に規制部材の係止部が被係止部から離脱するとともに、引出し本体を収納すると、規制部材の係止部が被係止部に係止した後に回動レバーの係止部が規制部材の係止部に係止されることになるので、前板及び収納箱体の連結と規制部による規制とのタイミング、並びにこれら連結解除と規制解除とのタイミングを、簡単な構造でずらすことができるため、連結や規制及びこれらの解除がそれぞれ確実に行われる。
本発明の請求項6に記載の両引き引出し構造は、請求項1ないし5のいずれかに記載の両引き引出し構造であって、
前記規制部は、バネ部材によって前記当接位置に向けて付勢されていることを特徴としている。
この特徴によれば、規制部の退避位置から当接位置への移動をバネ部材によって確実に行うことができるので、規制部による規制の作動不良が低減される。
本発明に係る両引き引出し構造を実施するための最良の形態を実施例に基づいて以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本発明の実施例1における両引き引出し構造を備えた収納庫としてのキッチン台を示す斜視図である。図1の符号1は、本発明の両引き引出し構造が適用されたキッチン台1であり、このキッチン台1は、システムキッチンなどにおけるキッチンとダイニングの間に設置されるようになっている。
図1に示すように、このキッチン台1は左右に脚体2、3が配置され、この脚体2、3の上部には、蛇口4やシンク5等が設けられた天板6が配置されており、キッチン台1の正面側はキッチンに向き、背面側はダイニングに向くようになっている。また、食器等を収納できるように、本実施例における引出し本体としての両引き引出し7を備えており、この両引き引出し7は、正面側及び背面側の何れか一方向に引き出せる収納箱体8を有している。
更に、この両引き引出し7には、収納箱体8と別体の2枚の前板9、10が正面側と背面側とに設けられており、正面側の前板9を引き出せば収納箱体8は連動して正面側の外方に引き出され、背面側の前板10を引き出せば背面側に引き出せるので、使用者がキッチン台1を周り込んで移動することなく、キッチン及びダイニングのどちらからでも収納箱体8内の食器等の収納物を取り出すことができるようになっている。
次に、両引き引出し7の具体的構造について図2に基づいて説明すると、図2は、両引き引出し7を示す斜視図であり、以下、図2の紙面左斜め上側を両引き引出し構造の正面側(前方側)、紙面右斜め下側を両引き引出し構造の背面側(後方側)として説明する。
図2に示すように、収納箱体8を挟んで正面側に前板9、背面側に前板10が配置されており、収納箱体8の左右の両側部には、4つの固定レール体11、12、13、14が配置され、それぞれの固定レール体11、12、13、14には、摺動体15、16、17、18を介して全引き出し(フルエクステンション)可能な支持レール19、20、21、22が伸縮自在に取り付けられている。
正面側の前板9を支持する左右一対の支持レール19、21の外方側の端部には、連結部23、25がそれぞれ設けられているとともに、背面側の前板10を支持する左右一対の支持レール20、22の外方側の端部には、連結部24、26がそれぞれ設けられている。一方、前板9の裏面における左右端部近傍には、前記連結部23が連結される取付体32及び前記連結部25が連結される取付体31が固着されているとともに、前板10の裏面における左右端部近傍には、前記連結部24が連結される取付体33及び前記連結部26が連結される取付体(図示略)が固着されている(図3参照)。
そして、支持レール19、21の連結部23、25が、前板9の取付体31、32に連結されることで、前板9が支持レール19、21に固定されるとともに、支持レール20、22の連結部24、26が、前板10の取付体33に連結されることで、前板10が支持レール20、22に固定されている。
更に、正面側の前板9に固定された左右一対の水平な支持レール19、21と、背面側の前板10に固定された左右一対の水平な支持レール20、22とが上下に重畳して配置されている。また、それぞれの前板9、10の上辺には、引出し7を開放させる際に、使用者が掴むことができる横長の把手34、35が、前板9、10の長手方向に沿って設けられている。
そして収納箱体8の左右の両側部には、4つのメインローラー51、52、53、54と、4つの補助ローラー55、56、57、58が取り付けられ、図2に示すように、収納箱体8が背面側に引き出された状態では、収納箱体8の上方に配置されているメインローラー52、54と補助ローラー56、58を介して、収納箱体8が上方の支持レール20、22上に載置されている。複数のローラーを用いて収納箱体8が支持レール19、20、21、22上に載置されることで、収納箱体8が動き易くなっている。
更に、両引き引出し7の具体的構造について詳述すると、図3は、両引き引出し7を示す縦断側面図であり、図4は、図3におけるA−A縦断面図であり、図5は、回動レバー27と係合ピン79を示す側面図であり、図6は、引出し7が引き出されたときの側面図であり、図7は、正面側に引出し7が引き出されたときの縦断側面図であり、図8は、背面側に引出し7が引き出されたときの縦断側面図であり、図9は、前板9と収納箱体8が分離状態にあるときの回動レバー27を示す側面図であり、図10は、第1係合片61が係合ピン79に係合された状態を示す側面図であり、図11は、第2係合片63が突出された状態を示す側面図であり、図11は、前板9と収納箱体8が連結状態にあるときの回動レバー27を示す側面図である。以下、図3から図11の紙面左側を両引き引出し構造の正面側(前方側)、紙面右側を両引き引出し構造の背面側(後方側)として説明する。
図3に示すように、下方の支持レール19に対応したメインローラー51と補助ローラー55はそれぞれ同じ高さの枢軸81、82に軸支されるとともに、上方の支持レール20に対応したメインローラー52と補助ローラー56はそれぞれ同じ高さの枢軸83、84に軸支されている。また、支持レール19、20の内方側の端部(自由端部)には、後述するように引出し7を出し入れする際に、メインローラー51、52、53、54及び補助ローラー55、56、57、58が支持レール19、20に乗り上げ易くするために設けられた傾斜部材44、45が取り付けられている。
更に、図3に示すそれぞれの固定レール体11、12、13、14の内側部には、エアダンパー36、37、38、39が固着されており、それぞれの支持レール19、20の略中央部には、エアダンパー36、37に立設された当接片40、41に当接できるように当接部42、43が設けられている。
図4に示すように、この固定レール体11、12は、断面が略L字状に形成され、ネジ(図示略)によりキッチン台1の板材75に固着され、上下の支持レール19、20は断面が略C字状をなし、摺動体15、16を介して固定レール体11、12と連結されるとともに、支持レール19、20及び固定レール体11、12と、摺動体15、16との間には、摺動抵抗を低減させるボール76が複数配置されている。収納箱体8の両側部には、上下2段の断面視で略コ字形状をなす隠蔽片77、78が形成されている。この隠蔽片77、78の内部に、上下の支持レール19、20及び摺動体15、16が配置される。
支持レール19、20、21、22の端部に取り付けられた連結部23、24、25、26内側部には、回動レバー27、28、29、30が枢軸59、60を軸として垂直方向に回動自在に支承されている(図2参照)。両引き引出し7の左右両側に設けられている回動レバー27、28、29、30は同一構成なので、片方側に設けられている回動レバー27、28について詳述すると、図3に示す回動レバー27、28の内方側の端部には、本実施例における係合部としての第1係合片61、62が上方に延設されている。
また、図3に示すように、回動レバー27、28の下方側の端部には、係止部67、68が形成され、前板9、10が閉められた状態では、この回動レバー27、28の係止部67、68が、固定レール体11、12に固着された本実施例における被係止部としての係止片69、70に係止されるようになっている。この状態では、正面側及び背面側双方の回動レバー27、28が、第1係合片61、62が後述する係合ピン79、80から外れる方向に回動されており、回動レバー27、28は収納箱体8との分離状態を維持することができ、収納箱体8は収納位置に配置されるようになる。
更に、枢軸59、60を境に、回動レバー27、28の外方側の重さは、回動レバー27、28の内方側の重さよりも重くなるように形成され、前板9、10が引き出されたときに、固定レール体11、12の係止片69、70から回動レバー27、28の係止部67、68が離れ、回動レバー27、28は、自重によって内方側の端部が上方に回動されるようになっている。
尚、回動レバー27、28の枢軸59、60には、付加的に巻きバネ(図示略)を設けるようにしてもよい。巻きバネ(図示略)を設けた場合には、自重による回動と巻きバネ(図示略)の回動付勢によって、回動レバー27、28の作動不良を極力低減できるようになる。
また、回動レバー27、28の外方側には、案内部71、72が形成されており、この案内部71、72は上下に凸部72a、72bが形成され(図9参照)、連結部23、24に固定されたガイドピン73、74が凸部72a、72bの間に配置されることで、回動レバー27、28の回動が所定範囲で規制されるようになっている。
そして、図3及び図9に示すように、収納箱体8の側部には、本実施例における被係合部及び被係合凸部としての係合ピン79、80が設けられており、この係合ピン79、80は第1係合片61、62に係合できるように、収納箱体8から側方に突出された略円筒形状をなしている。
図3に示す回動レバー27、28における第1係合片61、62に近接した位置には、本実施例における規制部材としての可動ユニット46、47が取り付けられている。正面側と背面側の回動レバー27、28に設けられた可動ユニット46、47は同一構成なので、正面側に設けられた回動レバー27の可動ユニット46について詳述すると、図9に示すように、可動ユニット46は、回動レバー27に設けられた枢軸48に回動可能に支承されており、この枢軸48には、可動ユニット46を上方側に回動付勢するための本実施例におけるバネ部材としての巻きバネ49が設けられている。
また、可動ユニット46、47の上部側には、本実施例における規制部としての第2係合片63、64が形成されている。可動ユニット46、47の下部側には、下方に延設されて略フック形状をなす係止部65、66が形成されている(図3参照)。この係止部65は、回動レバー27の係止部67の後方側(内方側)に、前後方向に重畳されるように配置され、固定レール体11に設けられた係止片69に係止されるようになっている。尚、回動レバー27の係止部67は、可動ユニット46の係止部65を介して間接的に係止片69に係止され、回動レバー27の係止部67及び可動ユニット46の係止部65が、係止片69に係止された状態では、第2係合片63が回動レバー27側に没入されている(図9参照)。
尚、図9及び図10に示すように、可動ユニット46の第2係合片63が、回動レバー27側に没入されている状態が、本実施例において被係合部から規制部が退避された退避位置となっており、図11に示すように、可動ユニット46の第2係合片63が、回動レバー27から突出されている状態が、本実施例において被係合部に規制部が当接される当接位置となっている。可動ユニット46の係止部65は、後述するように当接位置と退避位置との間で可動自在に設けられている。
図11に示すように、可動ユニット46の係止部65が係止片69から離れると、巻きバネ49の付勢力によって可動ユニット46が上方側に回動され、第2係合片63は、回動レバー27における第1係合片61よりも外方側(前方側)に突出され、当接位置に切り換わるようになっている。
次に、両引き引出し7の使用例について詳述すると、収納箱体8が収納位置にあるときには、図3及び図9に示すように、可動ユニット46、47の係止部65、66は、回動レバー27、28の係止部67、68とともに係止片69、70に係止されており、可動ユニット46、47が回動されることなく、第2係合片63、64は没入された退避位置となっている。
使用者が正面側の前板9の把手34を掴んで正面方向(前板側)に手前に引くと、図5及び図10に示すように、前板9を支持する支持レール19の移動とともに、回動レバー27が前方側(外方側)に移動し、固定レール体11の係止片69が回動レバー27の係止部67を係止させる力が弱まり、回動レバー27が枢軸59を中心に回転されて、第1係合片61が内方側(一方側)から係合ピン79に係合される。この状態では可動ユニット46の係止部65は係止片69に係止された退避位置に位置する状態であり、第2係合片63は没入されている。そのため第1係合片61は第2係合片63に邪魔されることなく係合ピン79に係合することができ、前板9と収納箱体8が連結状態になる。
尚、前板9と収納箱体8との連結状態とは、前板9と収納箱体8が直接連結されるのみならず、本実施例のように前板9と収納箱体8とが支持レール19を介して互いに連動して移動できるように連結された状態をも示している。
また、収納箱体8と前板9との連結時に、第2係合片63は没入されているため、係合ピン79の外方側(他方側)に、係合ピン79が移動できる空間(ゆとり)が生じており、回動レバー27及び第1係合片61の作動不良が低減されるようになっている。
更に前板9を引き出すと、図6及び図11に示すように、回動レバー27の係止部67及び可動ユニット46の係止部65が、固定レール体11の係止片69から離れ、可動ユニット46が巻きバネ49の付勢力により回動されて第2係合片63が上方に突出されて、当接位置に切り換わり、第2係合片63が外方側(他方側)から係合ピン79に係合される。このとき係合ピン79を挟んで第1係合片61と第2係合片63とは対向位置に配置されている。
このように第2係合片63は、第1係合片61の係合ピン79への係合に応じて退避位置から当接位置まで可動して係合ピン79に当接し、前板9と収納箱体8との前後方向の相対移動を規制するようになっており、収納箱体8が引き出された際に、収納箱体8に設けられた係合ピン79は、第1係合片61及び第2係合片63の間に前後方向から挟持されるので、収納箱体8に生じる連結された前板9に対する前後方向の相対的な微動(がたつき)が規制される。そして、引き出された前板9と収納箱体8とが連結状態になっているので、前板9の移動とともに収納箱体8が正面側の外方(前板側)に引き出されるようになっている。
尚、図11に示すように、第1係合片61の先端部は、係合ピン79側に傾けられるように若干傾斜されており、そのため第1係合片61が係合ピン79から外れることを防ぐことができ、引出し操作の際に第1係合片61と係合ピン79とが係合状態を維持できる。また、第2係合片63が、巻きバネ49によって突出方向に付勢されていることで、第2係合片63の突出を確実に行えるようになるので、可動ユニット46の作動不良が低減される。
図7に示すように、正面側の前板9と収納箱体8が引き出された際には、背面側の前板10は、収納箱体8と分離状態になり、収納箱体8と連動せず残るため、この前板10でキッチン台1の背面側を塞ぐことができ、キッチン台1の背面側に凹みをつくらずに体裁が良くなるばかりか、正面側の引き出し操作に違和感がない。かつゴミ等の侵入を防ぐことができるようになっている。
背面側の前板10の把手35を背面方向(前板側)に引いた際には、図8に示すように、上方の支持レール20に設けられている背面側の回動レバー28が作動し、背面側の前板10と収納箱体8が連結状態になって背面方向(前板側)に引き出すことができる。このときも前記可動ユニット46と同様に、可動ユニット47が回動され、収納箱体8に設けられた係合ピン80が、第1係合片62と第2係合片64との間に挟持され、収納箱体8に生じる連結された背面側の前板10に対する前後方向の相対移動(がたつき)が規制される。
次に、収納箱体8が収納されるときの両引き引出し7について説明すると、引出し7が引き出された状態において、使用者が正面側の前板9の把手34を収納方向に向けて押すと、収納箱体8の係合ピン79と回動レバー27が連結状態で、前板9とともに収納箱体8が収納方向へ移動されるようになる。このとき、第2係合片63が係合ピン79を押圧するとともに、第1係合片61と第2係合片63により前板9と収納箱体8との前後方向の相対移動が規制されていることで、収納箱体8ががたつかない(相対移動しない)ようになっているばかりか、収納箱体8が前板9に近づく方向に移動され、収納箱体8が前板9に衝突することも防止されている。
そして、回動レバー27と係合ピン79との分離位置の近傍で、下方の支持レール19に設けられた当接部42がエアダンパー36に形成された当接片40に当接され、エアダンパー36の付勢力によって前板9、支持レール19、及び収納箱体8の移動速度が共に減速される。このときに係合ピン79は第2係合片63による規制により第1係合片61に係合(当接)された状態を維持しており、減速時において収納箱体8が前板9の速度よりも早く収納方向に移動してしまい、収納箱体8が前後方向に相対移動(がたつく)することを防げるようになっている。
図10に示すように、収納箱体8の減速後に、可動ユニット46の係止部65が係止片69に係止されて可動ユニット46が回動し、第2係合片63が下方側に没入される。すると、係合ピン79の外方側(他方側)に、係合ピン79が移動できる空間(ゆとり)が形成される。その後、回動レバー27の係止部67が、可動ユニット46の係止部65を介して係止片69に係止され、回動レバー27が回動して第1係合片61が係合ピン79から離れ、収納箱体8と前板9との連結状態が解除される。
このように第2係合片63による収納箱体8の前後方向の相対移動(がたつき)の規制を解除してから前板9と収納箱体8の連結状態の解除が行われるので、第1係合片61と係合ピン79との間に空間(ゆとり)が生じるようになり、回動レバー27及び第1係合片61の作動不良が低減されて連結状態の解除が確実に行われる。
以上、本実施例によれば、前板9と収納箱体8とが連結状態になるのに応じて、第1係合片61と第2係合片63が係合ピン79に係合され、収納箱体8に生じる連結された前板9に対する相対移動(がたつき)が規制されるため、収納箱体8が相対移動したり(がたついたり)、収納箱体8が前板9に衝突したりすることを防止できる。
また、係合ピン79に直に第2係合片63が係合されるため、前板9を収納箱体8に連結させるときに、第1係合片61の作動不良を低減させるために回動レバー27の第1係合片61の外方側(前方側)に設けた空間(ゆとり)によって生じる収納箱体8の相対移動(がたつき)を直接的に規制できる。第1係合片61と係合ピン79との連動精度を出しやすくなるので、係合ピン79、回動レバー27及び第1係合片61の形状に応じて精度よく可動ユニット46及び第2係合片63を形成することが可能になる。
更に、回動レバー27に可動ユニット46が直接取り付けられていることで、両引き引出し7において、可動ユニット46を配置する部位を回動レバー27が配置される部位と兼用できるようになり、別途、回動レバー27と可動ユニット46とを連動させるリンク部材等を設ける必要がなくなり、両引き引出し7の部品点数が低減されるので、両引き引出し構造の製造コストが低減される。また、キッチン台1を製造する際に、予め回動レバー27と可動ユニット46とを支持レール19に取り付けておくことができ、回動レバー27と可動ユニット46の取付作業が容易になる。
また、第2係合片63が係合ピン79に当接することで規制されるとともに、第1係合片61の係合ピン79への係合の際に、第2係合片63が干渉することがないので、前板9と収納箱体8との連結が確実に行われる。
尚、本実施例における収納箱体8に生じる連結された前板9に対する相対移動(がたつき)とは、両引き引出し構造の設計者が設計時に意図的に設ける空間(遊び、ゆとり)によって生じる相対移動(がたつき)のみならず、係合ピン79、回動レバー27及び第1係合片61の製造時に発生する製作誤差等によって収納箱体8に生じる相対移動(がたつき)をも含む。
また、回動レバー27に回動可能に支承された可動ユニット46という簡素な構成で、第2係合片63の突出と没入という動作が実現でき、かつ1つの係止片69に回動レバー27と可動ユニット46との両方を係止させて回動させることで、回動レバー27と可動ユニット46のそれぞれに対応した係止片69を設ける必要が無くなり、両引き引出し7を製造するための部品点数が低減され、両引き引出し7の製造コストが低減される。
更に、可動ユニット46の係止部65が、回動レバー27の係止部67に重畳されて配置されているため、回動レバー27の係止部67の係止位置と、可動ユニット46の係止部65の係止位置とが前後方向に異なることになり、両引き引出し7を引き出すと、回動レバー27の係止部67が、可動ユニット46の係止部65から離脱した後に、可動ユニット46の係止部65が、係止片69から離脱するとともに、両引き引出し7を収納すると、可動ユニット46の係止部65が係止片69に係止した後に、回動レバー27の係止部67が可動ユニット46の係止部65係止されることになるので、前板9及び収納箱体8の連結と第2係合片63による規制とのタイミング、並びにこれら連結解除と規制解除とのタイミングを、簡単な構造でずらすことができるため、連結や規制及びこれらの解除がそれぞれ確実に行われる。
更に、第1係合片61が係合ピン79から外れる直前まで、収納箱体8相対移動を防ぐことができ、かつ第1係合片61と係合ピン79との係合の解除も、第2係合片63に邪魔されることなくスムーズに行える。
尚、回動レバー27に可動ユニット46を設けることで、係合ピン79に対する第2係合片63の当接位置を、同じ回動レバー27に形成された第1係合片61の配置位置に対応させて正確に設けることができるため、前板9と収納箱体8との連結状態における前後方向のがたつきが効果的に防止されるばかりか、固定レール11に設けられた同一の係止片69に回動レバー27及び可動ユニット46の係止部65、67を係止させることで、回動レバー27及び可動ユニット46を簡単に回動させることができるので、両引き引出し7の部品点数が低減され、両引き引出し7の製造コストの低減が達成される。
次に、実施例2に係る両引き引出し構造につき、図12及び図13を参照して説明する。尚、前記実施例1に示される構成部分と同一構成部分に付いては同一符号を付して重複する説明を省略する。図12は、実施例2における前板9と収納箱体8が分離状態にあるときの回動レバー27’を示す側面図であり、図13は、実施例2における前板9と収納箱体8が連結状態にあるときの回動レバー27’を示す側面図である。
図13に示すように、支持レール19には、先端部に係合片61’が形成された略フック形状をなす回動レバー27’が設けられており、収納箱体8には、係合ピン79が設けられており、係合片61’における係合ピン79に当接される側の形状は、係合ピン79の外周と同形状をなし、係合片61’は係合ピン79の内方側(一方側)から遊び(ゆとり)の無い状態で当接できる。
また、回動レバー27’には、傾斜部27a(引出し方向(前後方向)に対して斜め方向を向く面)が形成されており、この傾斜部27aが形成されることで係合ピン79の外方側(他方側)に遊び(ゆとり)が形成される。そのため係合ピン79が係合片61’に係合し易くなっているとともに、係合ピン79が係合片61’から外れ易くなっている。
また、図13に示すように、支持レール19における回動レバー27’の近傍には、可動ユニット85が設けられており、この可動ユニット85には、支持レール19の回動レバー27’側(側方側)に突没自在に可動される規制部としての可動ピン86が設けられている。可動ユニット85の下部には、固定レール体11の上部に設けられた解除部88に当接できるように、下方側に突出された係止部87が設けられている。
尚、可動ピン86は常に可動ユニット85内部に設けられたバネ部材(図示略)などにより突出方向に付勢されており、係止部87が解除部88によって押圧されることで、可動ピン86が可動ユニット85内に没入される機構となっている。
図12に示すように、収納箱体8が収納位置にあるときには、回動レバー27’は、係止部67が係止片69(被係止部)に係止され、係合片61’が係合ピン79から外れる方向に回動されているので、前板9と収納箱体8は分離状態となっている。このとき可動ユニット85の係止部87は解除部88に係止されており、可動ピン86は没入されている。
図13に示すように、使用者が前板9を引き出すと、回動レバー27’の係止部67が係止片69から離れ、回動レバー27’が回動して係合片61’が係合ピン79に係合される。その後、支持レール19の移動とともに可動ユニット85の係止部87が解除部88から離れて可動ピン86が突出される。可動ピン86は回動レバー27’の下方側に当接され、係合片61’が係合ピン79から外れる方向に回動レバー27’が回動することを防止している。
そして、前板9と収納箱体8が連結状態になり、前板9の移動とともに収納箱体8が引き出されるようになっている。このとき回動レバー27’は係合ピン79と可動ピン86との間で挟持されるようになっており、回動レバー27’が上下に回動しないとともに、係合ピン79が、前後方向に対して斜め方向を向く傾斜部27aに当接して前板の後方移動が規制されるため、引出し操作の際に係合片61’と係合ピン79との係合状態が維持され、収納箱体8に生じる連結された前板9に対する相対的な微動(がたつき)が規制される。
収納箱体8が収納されるときには、回動レバー27’が可動ピン86を押圧するとともに、係合ピン79と可動ピン86との間で挟持された回動レバー27’が上下に回動(微動)しないようになっているため、前板9と収納箱体8との前後方向の相対移動が規制され、収納箱体8ががたつかない(相対移動しない)ようになっているばかりか、収納箱体8が前板9に近づく方向に移動され、収納箱体8が前板9に衝突することも防止されている。
そして、図12に示すように、収納箱体8が収納位置近傍まで移動されると、可動ユニット85の係止部87が解除部88に係止され、可動ユニット85内部に可動ピン86が没入される。そして、回動レバー27’の係止部67が係止片69に係止されることで、回動レバー27’の係合片61’が係合ピン79から外れる方向に回動され、前板9と収納箱体8とが分離状態となる。このとき、回動レバー27’に傾斜部27aが形成されていることで、係合ピン79がスムーズに回動レバー27’及び係合片61’から離れるようになっている。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、本発明の両引き引出し構造は、システムキッチンなどに用いられるシンク等が設けられたキッチン台に適用されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の家庭用の家具等に備えて使用してもよいし、オフィス等で使われる机や棚等の什器類に適用してもよい。
また、前記実施例では、回動レバー27と係合部としての第1係合片61が、支持レール19の端部に取り付けられた前板9との連結部23に取り付けられていたが、回動レバー27及び第1係合片61は、支持レール19自体に設けてもよいし、前板9自体に設けるようにしてもよい。
更に、前記実施例では、可動ユニット46が付勢手段としての巻きバネ49によって回動される構成となっていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、可動ユニット46の下方側に重石を取り付けることで、可動ユニット46が自重によって回動されるようにしてもよい。
尚、前記実施例では、規制部としての第2係合片63が、係合部としての第1係合片61が被係合部としての係合ピン79に係合された直後に、可動し始めて当接位置に位置するようになっていたが、本発明にあっては、第2係合片63の可動が開始されるタイミングが、第1係合片61が係合ピン79に係合された直後に限られるものではなく、第1係合片61が係合ピン79に係合された時点から所定時間経過後に、第2係合片63が当接位置に位置するように可動を開始してもよいし、第1係合片61の係合動作の開始とほぼ同時に、第2係合片63が可動を開始し、係合後に当接位置に位置するものであってもよい。つまり、規制部としての第2係合片63は、係合部としての第1係合片61が被係合部としての係合ピン79に係合された後に該係合ピン79に当接するようになっていれば、その退避位置から当接位置への可動タイミングは前記実施例に記載のものに限定されるものではない。
更に尚、前記実施例では、収納箱体に設けられた係合ピンと第1係合片との間に生じる遊び(空間)を規制するために、規制部としての第2係合片が設けられていたが、本発明は、例えば、特許文献2に記載されているように、嵌合部(係合部)と嵌合溝(被係合部)で構成された連結構造に適用してもよく、嵌合部と嵌合溝との間に遊び(空間)を設け、その空間を埋めるように規制部が嵌合溝に嵌合されるようにしてもよい。
実施例1における両引き引出し構造を備えたキッチン台を示す斜視図である。 両引き引出しを示す斜視図である。 両引き引出しを示す縦断側面図である。 図3におけるA−A縦断面図である。 回動レバーと係合ピンを示す側面図である。 引出しが引き出されたときの側面図である。 正面側に引出しが引き出されたときの縦断側面図である。 背面側に引出しが引き出されたときの縦断側面図である。 前板と収納箱体が分離状態にあるときの回動レバーを示す側面図である。 第1係合片が係合ピンに係合された状態を示す側面図である。 前板と収納箱体が連結状態にあるときの回動レバーを示す側面図である。 実施例2における前板と収納箱体が分離状態にあるときの回動レバーを示す側面図である。 実施例2における前板と収納箱体が連結状態にあるときの回動レバーを示す側面図である。
符号の説明
1 キッチン台(収納庫)
7 両引き引出し(引出し本体)
8 収納箱体
9、10 前板
11、12 固定レール体
13、14 固定レール体
19、20 支持レール
21、22 支持レール
27、28 回動レバー
29、30 回動レバー
46、47 可動ユニット(規制部材)
49 巻きバネ(バネ部材)
61、62 第1係合片(係合部)
63、64 第2係合片(規制部)
65、66 係止部
67、68 係止部
69、70 係止片(被係止部)
75 板材(収納庫側板)
79、80 係合ピン(被係合部、被係合凸部)

Claims (6)

  1. 引出し本体は、収納箱体と、正面側前板と、背面側前板とを有し、前記両前板は収納庫内の側板に設けた固定レール体に摺動自在の支持レールにそれぞれ固着されており、両前板のいずれか一方の前板が外方に引き出されたときには、その前板と収納箱体とが連結状態となり、かつ他方の前板と収納箱体とが分離状態となる両引き引出し構造であって、
    前記収納箱体に設けた被係合部に、前記前板の引出し操作に応じて係合して前記前板と前記収納箱体とをゆとりがある連結状態とする係合部が、前記前板または前記支持レールに設けられるとともに、前記被係合部と当接する当接位置と、該当接位置から退避した退避位置と、の間で可動自在に設けられた規制部を備え、前記前板と前記収納箱体が連結状態になった後、該規制部は、前記退避位置から前記当接位置まで可動して前記被係合部に当接し、前記前板と前記収納箱体との前後方向の相対移動を規制することを特徴とする両引き引出し構造。
  2. 前記規制部は、前記収納箱体の収納時において、引き出されている前板と収納箱体との連結状態が解除される前に前記被係合部から離脱することを特徴とする請求項1に記載の両引き引出し構造。
  3. 前記被係合部が、前記収納箱体に設けられた被係合凸部で構成されるとともに、前記規制部の当接位置が、前記被係合凸部を挟んで前記係合部と対向する対向位置に配置され、前記前板と前記収納箱体とが連結状態であるときに、前記被係合凸部が前記係合部と前記規制部とに前後側から挟持されることを特徴とする請求項1または2に記載の両引き引出し構造。
  4. 前記係合部が、前記前板または前記支持レールに回動自在に設けられた回動レバーに形成されるとともに、前記規制部が、該回動レバーに回動自在に設けられた規制部材に形成され、前記回動レバー及び前記規制部材には、前記固定レール体に設けられた被係止部に係止可能な係止部がそれぞれ形成されており、前記回動レバーの係止部が前記被係止部に係止されることで、該回動レバーが回転して前記係合部が前記被係合部から離脱し、前記規制部材の係止部が前記被係止部に係止されることで、前記規制部が前記当接位置から前記退避位置に退避することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の両引き引出し構造。
  5. 前記回動レバーの係止部及び前記規制部材の係止部は、前後方向に重畳して配置されるとともに、前記回動レバーの係止部は、前記規制部材の係止部を介して前記被係止部に対して間接的に係止されることを特徴とする請求項4に記載の両引き引出し構造。
  6. 前記規制部は、バネ部材によって前記当接位置に向けて付勢されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の両引き引出し構造。
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