JP4331823B2 - ピロロ[1,2−a]−1,3,5−トリアジン−4−オン系化合物 - Google Patents

ピロロ[1,2−a]−1,3,5−トリアジン−4−オン系化合物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬中間体、染料中間体、あるいは感熱カラー記録材料やハロゲン化銀カラー感光材料等の画像形成カプラー等として有用な新規なピロロ[1,2−a]−1,3,5−トリアジン−4−オン系化合物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ピロール環に6員のアジン環が縮合した化合物は医薬中間体、染料中間体、あるいは感熱カラー記録材料やハロゲン化銀カラー感光材料用のシアンカプラーとして有用な化合物である。例えば、ハロゲン化銀カラー写真感光材料用のシアンカプラーの改良研究では、十分なシアン濃度を得るためにはカップリング活性の改良や色素の吸光係数の改良を行っている。また、色再現性の改良のためには色素の吸収特性の改良を、更に得られた画像の保存性を改良するために色素の堅牢性の改良等の研究が行われている。ピロロ[1,2−a]−1,3,5−トリアジン−4−オン系化合物は欧州公開特許第0556700A号、特開平5−232634号、特開平8−122994号等にその有用性が記載されているが、さらに特性の優れたカプラーの開発が望まれていた。
過高い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、医薬中間体、染料中間体、あるいは感熱カラー記録材料やハロゲン化銀カラー感光材料用の画像形成用カプラー画像形成用カプラー等として有用な新規なピロロ[1,2−a]−1,3,5−トリアジン−4−オン系化合物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記の手段によって達成された。
[1]下記一般式(1)で表されるピロロ[1,2−a]−1,3,5−トリアジン−4−オン系化合物。
一般式(1)
【0005】
【化2】
Figure 0004331823
【0006】
式中、R1はアリール基を表わし、 2 はアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、またはアリールスルホニル基を表す。R3はアルキル基、アリール基、アルキルチオ基、またはカルボンアミド基を表わす。Xは水素原子、またはハロゲン原子を表わす。
【0007】
【発明の実施の形態】
一般式(1)で表されるピロロ[1,2−a]−1,3,5−トリアジン−4−オン系化合物について以下に詳しく説明する。
1はアルキル基、アルケニル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、又はカルバモイル基を表わす。詳しくは、アルキル基は、炭素数1〜48、好ましくは1〜24の置換又は無置換の直鎖、分岐鎖または環状のアルキル基を表わし、無置換アルキル基は、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、トリデシル、ペンタデシル、ヘプタデシル、イソプロピル、イソブチル、1−エチルペンチル、t−ブチル、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、1−ノルボルニル、アダマンチル等を表わす。
【0008】
置換アルキル基の置換基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、沃素)、アリール基(好ましくは炭素数6から38のアリール基で、例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル)、ヘテロ環基(好ましくは炭素数1から32の、5から8員環のヘテロ環基で、例えば、2−チエニル、4−ピリジル、2−フリル、2−ピリミジニル、1−ピリジル、2−ベンゾチアゾリル、1−イミダゾリル、1−ピラゾリル、ベンゾトリアゾール−2−イル)、シアノ基、シリル基(好ましくは炭素数3〜36のシリル基で、例えば、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トシブチルシリル、t−ブチルジメチルシリル、t−ヘキシルジメチルシリル)、ヒドロキシル基、ニトロ基、アルコキシ基(好ましくは炭素数1〜38のアルコキシ基で、例えば、メトキシ、エトキシ、1−ブトキシ、2−ブトキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ、ドデシルオキシ、シクロアルキルオキシ基で、例えば、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ)、
【0009】
アリールオキシ基(好ましくは炭素数6〜38のアリールオキシ基で、例えば、フェノキシ、2−ナフトキシ)、ヘテロ環オキシ基(好ましくは炭素数1〜38のヘテロ環オキシ基で、例えば、1−フェニルテトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ、2−フリルオキシ)、シリルオキシ基(好ましくは炭素数1〜38のシリルオキシ基で、例えば、トリメチルシリルオキシ、t−ブチルジメチルシリルオキシ、ジフェニルメチルシリルオキシ)、アシルオキシ基(好ましくは炭素数2〜38のアシルオキシ基で、例えば、アセトキシ、ピバロイルオキシ、ベンゾイルオキシ、ドデカノイルオキシ)、アルコキシカルボニルオキシ基(好ましくは炭素数2〜38のアルコキシカルボニルオキシ基で、例えば、エトキシカルボニルオキシ、t−ブトキシカルボニルオキシ、シクロアルキルオキシカルボニルオキシ基で、例えば、シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)、アリールオキシカルボニルオキシ基(好ましくは炭素数7〜38のアリールオキシカルボニルオキシ基で、例えば、フェノキシカルボニルオキシ)、カルバモイルオキシ基(好ましくは炭素数1〜38のカルバモイルオキシ基で、例えば、N,N−ジメチルカルバモイルオキシ、N−ブチルカルバモイルオキシ)、スルファモイルオキシ基(好ましくは炭素数1〜38のスルファモイルオキシ基で、例えば、N,N−ジエチルスルファモイルオキシ、N−プロピルスルファモイルオキシ)、アルキルスルホニルオキシ基(好ましくは炭素数1〜38のアルキルスルホニルオキシ基で、例えば、メチルスルホニルオキシ、ヘキサデシルスルホニルオキシ、シクロヘキシルスルホニルオキシ)、アリールスルホニルオキシ(好ましくは炭素数6〜38のアリールスルホニルオキシ基で、例えば、フェニルスルホニルオキシ)、
【0010】
アシル基(好ましくは炭素数1〜38のアシル基で、例えば、ホルミル、アセチル、ピバロイル、ベンゾイル、テトラデカノイル、シクロヘキシルカルボニル)、アルコキシカルボニル基(好ましくは炭素数2〜38のアルコキシカルボニル基で、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、オクタデシルオキシカルボニル、シクロヘキシルオキシカルボニル)、アリールオキシカルボニル基(好ましくは炭素数7〜38のアリールオキシカルボニル基で、例えば、フェノキシカルボニル)、カルバモイル基(好ましくは炭素数1〜38のカルバモイル基で、例えば、カルバモイル、N,N−ジブチルカルバモイル、N−エチル−N−オクチルカルバモイル、N−プロピルカルバモイル、N,N−ジシクロヘキシルカルバモイル)、アミノ基(好ましくは炭素数38以下のアミノ基で、例えば、アミノ、メチルアミノ、N,N−ジオクチルアミノ、テトラデシルアミノ、オクタデシルアミノ、シクロヘキルアミノ)、アニリノ基(好ましくは炭素数6〜38のアニリノ基で、例えば、アニリノ、N−メチルアニリノ)、ヘテロ環アミノ基(好ましくは炭素数1〜38のヘテロ環アミノ基で、例えば、4−ピリジルアミノ)、カルボンアミド基(好ましくは炭素数2〜38のカルボンアミド基で、例えば、アセトアミド、ベンズアミド、テトラデカンアミド)、ウレイド基(好ましくは炭素数1〜38のウレイド基で、例えば、ウレイド、N,N−ジメチルウレイド、N−フェニルウレイド)、イミド基(好ましくは炭素数24以下のイミド基で、例えば、N−スクシンイミド、N−フタルイミド)、アルコキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数2〜38のアルコキシカルボニルアミノ基で、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、t−ブトキシカルボニルアミノ、オクタデシルオキシカルボニルアミノ、シクロヘキシルオキシカルボニルアミノ)、
【0011】
アリールオキシカルボニルアミノ基(好ましくは炭素数7〜38のアリールオキシカルボニルアミノ基で、例えば、フェノキシカルボニルアミノ)、スルホンアミド基(好ましくは炭素数1〜38のスルホンアミド基で、例えば、メタンスルホンアミド、ブタンスルホンアミド、ベンゼンスルホンアミド、ヘキサデカンスルホンアミド、シクロヘキシルスルホニルアミノ)、スルファモイルアミノ基(好ましくは炭素数1〜38のスルファモイルアミノ基で、例えば、N,N−ジプロピルスルファモイルアミノ、N−エチル−N−ドデシルスルファモイルアミノ)、アゾ基(好ましくは炭素数1〜38のアゾ基で、例えば、フェニルアゾ)、アルキルチオ基(好ましくは炭素数1〜38のアルキルチオ基で、例えば、エチルチオ、オクチルチオ、シクロヘキシルチオ)、アリールチオ基(好ましくは炭素数6〜38のアリールチオ基で、例えば、フェニルチオ)、
【0012】
ヘテロ環チオ基(好ましくは炭素数1〜38のヘテロ環チオ基で、例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ、2−ピリジルチオ、1−フェニルテトラゾリルチオ)、アルキルスルフィニル基(好ましくは炭素数1〜38のアルキルスルフィニル基で、例えば、ドデカンスルフィニル)、アリールスルフィニル(好ましくは炭素数6〜38のアリールスルフィニル基で、例えば、フェニルスルフィニル)、アルキルスルホニル基(好ましくは炭素数1〜38のアルキルスルホニル基で、例えば、メチルスルホニル、オクチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニル)、アリールスルホニル基(好ましくは炭素数6〜38のアリールスルホニル基で、例えば、フェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル)、スルファモイル基(好ましくは炭素数38以下のスルファモイル基で、例えば、スルファモイル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−エチル−N−ドデシルスルファモイル)、スルホ基、ホスホニル基(好ましくは炭素数1〜38のホスホニル基で、例えば、フェノキシホスホニル、オクチルオキシホスホニル、フェニルホスホニル)、ホスフィノイルアミノ基(ジエトキシホスフィノイルアミノ、ジオクチルオキシホスフィノイルアミノ基)が挙げられる。
【0013】
置換アルキル基はこれらの置換基を2個以上の有していてもよく、2個以上の置換基で置換されている時にはそれらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0014】
1のアルケニル基は、好ましくは炭素数2〜38の置換又は無置換の直鎖、分岐鎖又は環状のアルケニル基で、無置換アルケニル基は、例えば、ビニル、アリル、3−ブテン−1−イル、ヘキサデセニル、オクタデセニル、シクロへキセニル等が挙げられる。置換アルケニル基の置換基としては、前記の置換アルキル基の置換基の説明で挙げた置換基と同じ置換基が挙げられる。2個以上の置換基を有している場合にはそれらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0015】
1のアリール基は、好ましくは炭素数6〜38の置換又は無置換のアリール基を表わし、無置換アリール基は、例えば、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等が挙げられる。置換アリール基の置換基としては、前記の置換アルキル基で説明した置換基と同じ意味の置換基を表わし、2個以上の置換基を有している場合にはそれらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0016】
1のヘテロ環基としては、好ましくは炭素数2〜38の5員〜7員のヘテロ環基を表し、例えば2−チエニル、2−フリル、4−イミダゾリル、4−ピラゾリル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジル等が挙げられる。
1のアルコキシカルボニル基は、好ましくは炭素数2〜38のアルコキシカルボニル基を表わし、アルコキシカルボニル基のアルキル基は前記R1で説明したアルキル基と同じ意味の基を表わす。
【0017】
アリールオキシカルボニル基は、好ましくは炭素数7〜38のアリールオキシカルボニル基を表わし、アリールオキシカルボニル基のアリール基は前記R1で説明したアリール基と同じ意味の基を表わす。
【0018】
カルバモイル基は、好ましくは、炭素数1〜38の、カルバモイル基、N−アルキルカルバモイル基、N−アリールカルバモイル基、N,N−ジアルキルカルバモイル基、N,N−ジアリールカルバモイル又はN−アルキル−N−アリールカルバモイル基を表わす。これらのアルキル基及びアリール基は前記R1で説明したアルキル基及びアリール基と同じ意味の基を表わす。
【0019】
次にR2について詳しく説明する。
2 はアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、又はアリールスルホニル基を表わす。
【0020】
2のアルコキシカルボニル基のアルキル基は、前記のR1で説明したアルキル基と同じ意味の基を表わす。R2のアリールカルボニルオキシ基のアリール基は、前記のR1で説明したアリール基と同じ意味の基を表わす。R2のカルバモイル基は、前基のR1で説明したカルバモイル基と同じ意味の基を表わす。R2のアルキルスルホニル基のアルキル基は前記のR1で説明したアルキル基と同じ意味の基を表わす。R2のアリールスルホニル基のアリール基は、前記のR1で説明したアリール基と同じ意味の基を表わす。R2のスルファモイル基は、好ましくは炭素数0〜38のスルファモイル基、N−アルキルスルファモイル基、N−アリールスルファモイル基、N,N−ジアルキルスルファモイル基、N,N−ジアリールスルファモイル基又はN−アルキル−N−アリールスルファモイル基を表わす。これらのアルキル基及びアリール基は前記のR1で説明したアルキル基及びアリール基と同じ意味の基を表わす。
【0022】
次にR3について詳しく説明する。R3はアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、カルボンアミド基、ウレイド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド基、又はイミド基を表わす。
3のアルキル基及びアリール基は前記のR1で説明したアルキル基及びアリールと同じ意味の基を表わす。
3のアルコキシ基のアルキル基は、好ましくは炭素数1〜38のアルキル基を表わし、前記のR1で説明したアルキル基と同じ意味の基を表わす。
3のアリールオキシ基のアリール基は、好ましくは炭素数6〜38のアリール基で、前記のR1で説明したアリール基と同じ意味の基を表わす。
3のアルキルチオ基のアルキル基は、好ましくは炭素数1〜38のアルキル基を表わし、前記のR1で説明したアルキル基と同じ意味の基を表わす。
3のアリールチオ基のアリール基は、前記のR1で説明したアリール基と同じ意味の基を表わす。
3のヘテロ環チオ基のヘテロ環は、好ましくは炭素数1〜24の5員から7員のヘテロ環基(例えば2−チエニル、4−ピリジル、2−フリル、2−ピリミジニル、1−ピリジル、2−ベンゾチアゾリル、1−イミダゾリル、1−ピラゾリル、ベンゾトリアゾール−2−イル)を表わす。
3のカルボンアミド基は、好ましくは2〜36のカルボンアミド基(例えば、アセトアミド、プロパンアミド、ブタンアミド、ヘキサンアミド、オクタンアミド、テトラデカンアミド、ヘキサデカンアミド、2−エチルヘキサンアミド、t−ブタンアミド、アダマンタンアミド、ベンズアミド、4−t−ブチルベンズアミド、2−ブトキシベンズアミド)を表わす。
3のウレイド基は、好ましくは炭素数1〜36のN−アルキルウレイド基、N−アリールウレイド基、N,N−ジアルキルウレイド基、N,N−ジアリールウレイドで、これらのアルキル基及びアリール基は、前記のR1で説明したアルキル基及びアリール基と同じ意味の基を表わす。
3のアルコキシカルボニルアミノ基は、好ましくは炭素数2〜36のアルコキシカルボニルアミノ基で、アルコキシカルボニルアミノ基のアルキル基は、前記のR1で説明したアルキル基と同じ意味の基を表わす。
3のスルホンアミド基は、好ましくは炭素数1〜36のアルキルスルホンアミド基及びアリールスルホンアミド基を表わし、アルキルスルホンアミド基のアルキル基は前記のR1で説明したアルキル基と同じ意味の基を表わす。アリールスルホンアミド基のアリール基は前記R1で説明したアリール基と同じ意味の基を表わす。
3のイミド基は、好ましくは炭素数30以下のイミド基で、例えば、N−スクシンイミド、N−フタルイミド、ヘキサデセニルスクシンイミド、5,5−ジメチルヒダントイン−1−イル等が挙げられる。
【0023】
Xは水素原子、ハロゲン原子、アルキルチオ基、アリールチオ基、又はヘテロ環チオ基を表わし、それらを詳しく説明すると、ハロゲン原子はフッ素、塩素、臭素、沃素を表わす。アルキルチオ基は、好ましくは炭素数1〜38のアルキルチオ基で、アルキルチオ基のアルキル基は前記のR1で説明したアルキル基と同じ意味の基を表わす。アリールチオ基は、好ましくは炭素数6〜38のアリールチオ基で、アリールチオ基のアリール基は前記のR1で説明したアリール基と同じ意味の基を表わす。ヘテロ環チオ基は、好ましくは炭素数2〜38の5員〜7員のヘテロ環基で、ヘテロ環チオ基のヘテロ環は前記のR1で説明したヘテロ環と同じ意味の基を表わす。Xのこれらの基が更に置換可能な基である場合には、前記のR1で説明した置換基及び/又はシアノ基で置換されていてもよく、2個以上の置換基で置換されている場合には、それらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0024】
次に、本発明の好ましい化合物の範囲について説明する。
一般式(1)で表わされる化合物のR1は好ましくは、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、又はカルバモイル基を表わし、更に好ましくは、アルキル基、アリール基、アルコキシカルボニル基、又はカルバモイル基を表わす。最も好ましいR1は、アルキル基又はアリール基が挙げられる。これらの中でも、特にアリール基が好ましい。
【0025】
2はアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基である
【0026】
3は好ましくは、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、カルボンアミド基、ウレイド基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基が挙げられ、更に好ましくは、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、カルボンアミド基、ウレイド基、アルコキシカルボニルアミノ基が挙げられる。最も好ましいR3は、アルキル基、アリール基、アルキルチオ基、アリールチオ基、カルボンアミド基、ウレイド基、アルコキシカルボニルアミノ基が挙げられる。これらの中でも、アルキル基、アタール基、アルキルチオ基、アリールチオ基が好ましくは、特にアルキルチオ基とアリールチオ基が好ましい。
【0027】
Xは好ましくは水素原子、フッ素原子、クロル原子、臭素原子、アルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基が挙げられ、更に好ましくは、水素原子、フッ素原子、塩素原子、アルキルチオ基、アリールチオ基が挙げられる。最も好ましいXは水素原子、塩素原子が挙げられる。
【0028】
以下に、一般式(1)で表される具体的化合物例の一部を示すが、本発明はこれらによって限定されない。
【0029】
【化3】
Figure 0004331823
【0030】
【化4】
Figure 0004331823
【0031】
【化5】
Figure 0004331823
【0032】
【化6】
Figure 0004331823
【0033】
【化7】
Figure 0004331823
【0034】
【化8】
Figure 0004331823
【0035】
【化9】
Figure 0004331823
【0036】
【化10】
Figure 0004331823
【0037】
【化11】
Figure 0004331823
【0038】
【化12】
Figure 0004331823
【0039】
【化13】
Figure 0004331823
【0040】
次に、本発明の化合物の一般的な合成例について説明する。
本発明の化合物は以下に示す反応スキームAに示した方法に従って合成することができる。
反応スキームA
【0041】
【化14】
Figure 0004331823
【0042】
式中、R1、R2、R3及びXは前記の一般式(1)で説明したのと同義である。Yはアルコキシ基、アリールオキシ基またはハロゲン原子を表わし、Z及びLはそれぞれ単独に、ハロゲン原子、アルコキシ基、又はアリールオキシ基を表わす。R4はアルキル基又はアリール基を表わし、Mは酸素原子又は硫黄原子を表わす。M1は、酸素原子、硫黄原子又は=NH基を表わし、R5はアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルバモイル基、又はスルホニル基を表わし、R5−M1はR3と同じ意味の基を表わす。Halはハロゲン原子またはスルホニルオキシ基を表わす。
【0043】
本発明の化合物を合成するための原料であるアミノピロール体(化合物1)の合成は特開平5−232648号に記載の方法に従って合成できる。
アミノピロール体(化合物1)とイミド酸エステル又はイミド酸ハライド体(化合物2)との反応は無溶媒で行ってもよいし、適当な溶媒に溶解または分散して行ってもよい。用いることのできる代表的な溶媒としては、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール)、アセトニトリル、ジメチルスルホキサイド、スルホラン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルイミダゾリドン、酢酸エステル類(例えば、酢酸メチル、酢酸エチル)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、クロロホルム、メチレンクロライド)、エーテル類(例えば、エチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、水、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン等の溶媒が挙げられる。これらの溶媒は単一で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
溶媒の使用量は化合物1の1重量部当たり0.1〜1000重量部、好ましくは1〜30重量部で使用される。
化合物1と化合物2は1:05〜1:20のモル比で用いられ、好ましくは1:1〜1:5のモル比で使用される。
【0044】
塩基は使用してもよいし、しなくてもよい。使用できる塩基としては炭酸水素アルカリ塩(例えば炭酸水素ナトリウム又はカリウム)、炭酸アルカリ塩(例えば炭酸ナトリウムまたはカリウム)、水酸化アルカリ塩(例えば、水酸化ナトリウムまたはカリウム)、有機塩基としてはトリアルキルアミン類(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン)、ピリジン、DBU等が挙げられる。化合物2がイミド酸エチルの場合には酸触媒を使用してもよく、用いることのできる酸触媒としてはりん酸、蟻酸、酢酸等が挙げられる。
反応温度は、−20℃〜150℃で行えるが、−10℃〜80℃が好ましい。反応時間は、反応温度が−20〜150℃の場合には10分〜120時間で反応は完結する。
【0045】
化合物4の縮合剤としては、例えば、アルコキシ蟻酸エステル類(例えば、メトキシ蟻酸クロライド、エトキシ蟻酸クロライド)、アリールオキシ蟻酸エステル類(例えば、フェノキシ蟻酸クロライド、P−クロロフェノキシ蟻酸クロライド、P−ニトロフェノキシ蟻酸クロライド)、ホスゲン、ホスゲンダイマー、ホスゲントリマー、炭酸ジアリールエステル類(例えば、ジフェニル炭酸エステル、ビス−4,4‘−ニトロフェニル炭酸エステル)等を用いることができる。
アミジン体(化合物3)と縮合剤(化合物4)との反応は、無溶媒で行ってもよいし、適当な溶媒に溶解または分散して行ってもよい。用いることのできる代表的な溶媒としては、アセトニトリル、ジメチルスルホキサイド、スルホラン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルイミダゾリドン、酢酸エステル類(例えば、酢酸メチル、酢酸エチル)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、クロロホルム、メチレンクロライド)、エーテル類(例えば、エチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン等の溶媒が挙げられる。これらの溶媒は単一で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
溶媒の使用量は化合物1の1重量部当たり0.1〜1000重量部、好ましくは1〜30重量部で使用される。
化合物3と縮合剤(化合物4)は1:0.5〜1:10のモル比で用いられ、好ましくは1:1〜1:3のモル比で使用される。
【0046】
塩基は使用してもよいし、しなくてもよい。使用できる塩基としては炭酸水素アルカリ塩(例えば炭酸水素ナトリウム又はカリウム)、炭酸アルカリ塩(例えば炭酸ナトリウムまたはカリウム)、水酸化アルカリ塩(例えば、水酸化ナトリウムまたはカリウム)、水素化ナトリウム、t−ブトキシナトリウム又はカリウム、有機塩基としてはトリアルキルアミン類(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン)、ピリジン、ジアルキルアニリン類(例えば、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン)、DBU等が挙げられる。
反応温度は、−30℃〜150℃で行えるが、−10℃〜80℃が好ましい。反応時間は、反応温度が−20〜150℃の場合には10分〜48時間で反応は完結する。
【0047】
アミノピロール体(化合物1)とイソシアネート類(化合物5)の反応は、無溶媒で行ってもよいし、適当な溶媒に溶解または分散して行ってもよい。用いることのできる代表的な溶媒としては、アセトニトリル、ジメチルスルホキサイド、スルホラン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルイミダゾリドン、酢酸エステル類(例えば、酢酸メチル、酢酸エチル)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、クロロホルム、メチレンクロライド)、エーテル類(例えば、エチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、水、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン等の溶媒が挙げられる。これらの溶媒は単一で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
溶媒の使用量は化合物1の1重量部当たり0.1〜1000重量部、好ましくは1〜30重量部で使用される。
化合物1と化合物5は1:0.5〜1:20のモル比で用いられ、好ましくは1:1〜1:5のモル比で使用される。
【0048】
塩基は使用してもよいし、しなくてもよい。使用できる塩基としては炭酸水素アルカリ塩(例えば炭酸水素ナトリウム又はカリウム)、炭酸アルカリ塩(例えば炭酸ナトリウムまたはカリウム)、水酸化アルカリ塩(例えば、水酸化ナトリウムまたはカリウム)、有機塩基としてはトリアルキルアミン類(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン)、ピリジン、DBU等が挙げられる。
反応温度は、−20℃〜150℃で行えるが、−10℃〜80℃が好ましい。反応時間は、反応温度が−20〜150℃の場合には10分〜24時間で反応は完結する。
【0049】
化合物6から化合物7への閉環反応は、無溶媒で行ってもよいし、適当な溶媒に溶解または分散して行ってもよい。用いることのできる代表的な溶媒としては、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール)、アセトニトリル、ジメチルスルホキサイド、スルホラン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルイミダゾリドン、酢酸エステル類(例えば、酢酸メチル、酢酸エチル)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、クロロホルム、メチレンクロライド)、エーテル類(例えば、エチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、水、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン等の溶媒が挙げられる。これらの溶媒は単一で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
溶媒の使用量は化合物1の1重量部当たり0.1〜1000重量部、好ましくは1〜30重量部で使用される。
【0050】
塩基は使用してもよいし、しなくてもよい。使用できる塩基としては炭酸水素アルカリ塩(例えば炭酸水素ナトリウム又はカリウム)、炭酸アルカリ塩(例えば炭酸ナトリウムまたはカリウム)、水酸化アルカリ塩(例えば、水酸化ナトリウムまたはカリウム)、有機塩基としてはトリアルキルアミン類(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン)、ピリジン、ジアルキルアニリン類(例えば、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン)、DBU等が挙げられる。塩基は使用する方が好ましい。
反応温度は、−20℃〜150℃で行えるが、15℃〜100℃が好ましい。反応時間は、反応温度が−20〜150℃の場合には1時間分〜48時間で反応は完結する。
【0051】
化合物7と化合物8の反応は、無溶媒で行ってもよいし、適当な溶媒に溶解または分散して行ってもよい。用いることのできる代表的な溶媒としては、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール)、アセトニトリル、ジメチルスルホキサイド、スルホラン、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジメチルイミダゾリドン、酢酸エステル類(例えば、酢酸メチル、酢酸エチル)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、クロロホルム、メチレンクロライド)、エーテル類(例えば、エチルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン)、水、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン等の溶媒が挙げられる。これらの溶媒は単一で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。
溶媒の使用量は化合物1の1重量部当たり0.1〜1000重量部、好ましくは1〜30重量部で使用される。
化合物7と化合物8は1:05〜1:20のモル比で用いられ、好ましくは1:1〜1:5のモル比で使用される。
【0052】
塩基は使用してもよいし、しなくてもよい。使用できる塩基としては炭酸水素アルカリ塩(例えば炭酸水素ナトリウム又はカリウム)、炭酸アルカリ塩(例えば炭酸ナトリウムまたはカリウム)、水酸化アルカリ塩(例えば、水酸化ナトリウムまたはカリウム)、水素化ナトリウム、有機塩基としてはトリアルキルアミン類(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン)、ピリジン、ジアルキルアニリン類(例えば、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン)、DBU等が挙げられる。
反応温度は、−20℃〜150℃で行えるが、−10℃〜80℃が好ましい。反応時間は、反応温度が−20〜150℃の場合には10分〜120時間で反応は完結する。
【0053】
次に、本発明の化合物の具体的な合成例について記す。
(合成例1)
(例示化合物P−1の合成)反応スキームBを以下に示す。
反応スキームB
【0054】
【化15】
Figure 0004331823
【0055】
(中間体Cの合成)
メチルイミド酸メチルエステル塩酸塩4.40g(0.04モル)にアセトニトリル40mlを加えて室温で攪拌した。この溶液にトリエチルアミン4.04g(0.04モル)を滴下して塩酸をフリー化し、次いで、アミノピロール体(中間体A)11.0gg(0.027モル)と酢酸2.28mlを添加した。この溶液を室温で24時間攪拌した。反応終了後、析出した結晶を濾過してアセトニトリルで洗浄し、次いで水で洗浄した後、乾燥した。中間体Cを7.8g(収率63.9%)得た。
【0056】
(例示化合物P−1)の合成
前記の方法で得た中間体C7.5g(0.0166モル)にアセトニトリル75mlとヂメチルアセトアミド10mlを加えて室温で攪拌した。この溶液にパラニトロフェノキシ蟻酸クロライド4.0g(0.02モル)をゆっくり添加した。添加終了後、この反応液にトリエチルアミンン5.6ml(0.04モル)を水冷下で滴下した。室温で2時間攪拌した後、更にパラニトロフェノキシ蟻酸クロライド2.0g(0.01モル)とトリエチルアミン2.8mlを添加した。添加終了後、室温で4時間反応を行った。反応終了後、反応液を濃塩酸を滴下して反応液を中和した。次いで、水100mlを滴下して結晶を析出させた。この析出した結晶を濾過し、水洗した後、乾燥した。得られた結晶をクロロホルム30mlに分散し、洗浄して精製した。例示化合物P−1を5.25g(66.2%)得た。
1HNMR(CDCl3))
δ(ppm) 9.83(s,1H),7.50〜6.95(m,6H),5.92(s,1H),2.55(br,3H),1.70〜0.50(m,28H)
【0057】
上記の反応で用いたパラニトロフェノキシ蟻酸クロライドをフェノキシ蟻酸クロライド又はトリホスゲンに替えてそれぞれ反応を行った結果、合成例1と同様にP−1の生成を確認した。
【0058】
(合成例2)
(例示化合物P−2の合成)以下に示す反応スキームCに従って合成した
反応スキームCを以下に記す。
【0059】
【化16】
Figure 0004331823
【0060】
(中間体Gの合成)
イミド酸エステル体(化合物F)14.1g(0.0585モル)にアセトニトリル100mlを加えて氷冷化で攪拌した。この溶液にトリエチルアミン8.16mlを滴下して中和した。この溶液にアミノピロール体(中間体E)20g(0.045モル)を添加し、次いで酢酸3.34mlを添加した。この溶液を室温で12時間攪拌した。析出した結晶を濾過して、アセトニトリル、水で順次洗浄して乾燥した。中間体Gを14.0g(50.4%)得た。
【0061】
(例示化合物P−2の合成)
前記の方法で得た中間体G12.0g(0.0195モル)にジメチルアセトアミド10mlとアセトニトリル120mlを加えて室温で攪拌した。この溶液にp−ニトロフェノキシ蟻酸クロライド4.9g(0.0243モル)を添加し、次いで、トリエチルアミン6.8mlを滴下した。室温で5時間攪拌を行い反応を完結させた。反応終了後、反応液を水500ml中に攪拌しながら注いだ。析出した結晶を濾過して乾燥した。例示化合物P−2のトリエチルアミン塩を9.7g(66.9%)得た。
1HNMR(CDCl3) δ(ppm)8.36(s,1H),8.20(d,1H),7.51(d,1H),7.39(d,2H),7.34(d,2H),7.28(s,1H),5.98(s,1H),3.07(q,6H),1.60〜1.05(m,15H),1.0〜0.75(m,21H)
【0062】
このトリエチルアミン塩をテトラヒドロフラン100mlに溶解させ室温で攪拌した、この溶液に濃塩酸5mlを滴下して中和した。この溶液を水中に攪拌しながら注ぎ、結晶を析出させた。この結晶をアセトニトリルで洗浄した後乾燥した。例示化合物P−2を7.5g(89.7%)得た。
【0063】
(合成例3)
(例示化合物P−3の合成)
合成例2と同様な方法で合成した。NMRのデータを以下に記す。
1HNMR(DMSO-d6)
δ(ppm) 11.5〜12.7(brs, 1H),8.97(S,1H),8.60(d,1H),8.45(d,1H),8.00〜7.25(m,6H),5.60〜4.20(br,2H),
【0064】
(合成例4)
(例示化合物P−4の合成)
還元鉄、20.0g、塩化アンモニウム1.0g、水20ml及びイソプロパノール150mlを加えて、加熱攪拌した。この分散液に、前記の方法で得たP−3 18.8g(0.05モル)を数回に分けた添加した。添加終了後、2時間加熱攪拌を行い反応を完結させた。反応液を熱時濾過して、不要物を除去した。濾液を水中の攪拌しながら注いで結晶を析出させた。この結晶を、濾過して乾燥した。例示化合物P−4を15.2g(87.9%)得た。
1HNMR(DMSO-d6)
δ(ppm) 7.93(s, 1H),7.55(d,2H),7.48(s,1H),7.42〜7.13(m7H),6.80(d,1H),6.10〜4.95(br,2H)
【0065】
(合成例5)
(例示化合物P−5の合成)
前記の方法で得たアミン体(中間体G)10.0g(0.029モル)にジメチルアセトアミド50mlを加えて室温で攪拌した。この溶液に、2−(2,4−ジ−t−アミルフェノキシオクタン酸クロライド12.6g(0.032モル)を滴下した。室温で5時間攪拌を行い反応を完結させた。反応終了後、反応液に酢酸エチルと水を加えて抽出した。この酢酸エチル溶液を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、酢酸エチルを減圧下で留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製した。例示化合物p−5を15.5g(76.1%)得た。
1HNMR(CDCl3)
δ(ppm) 11.60(s, 1H),8.37(s,1H),8.21(s,1H),8.10(s,1H),7.78(d,1H),7.55(d,2H),7.49〜7.15(m,7H),7.06(d,1H),6.69(d,1H),6.26(s,1H),4.70(t,1H),2.20〜1.10(m,26H),0.85(t,3H),0.73(t,3H),0.63(t,3H)
【0066】
(合成例6)
(例示化合物P−20の合成)以下に示す反応スキームDに従って合成した。
反応スキームD
【0067】
【化17】
Figure 0004331823
【0068】
(中間体Iの合成)
アミノピロール体(中間体A)15.6g(0.0381モル)にジメチルアセトアミド50mlを加えて10℃以下に冷却して撹袢した。この溶液にエトキシカルボニルチオイソシアネート5.0g(0.0381モル)を滴下した。滴下終了後、室温で2時間撹袢し反応を完結させた。反応液に水と酢酸エチルを添加して抽出した。この酢酸エチル溶液を水洗し、減圧下で酢酸エチルを留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶離液n−ヘキサン/クロロホルム=1/2)で分離、精製した。溶出物を濃縮乾固した。中間体Iを13.5g(66.9%)得た。
【0069】
(中間体Jの合成)
上記の方法で得た、チオウレア体(中間体I)13.5g(0.025モル)にトリエチルアミン3.75mlとテトラヒドロフラン65mlを加えて60℃に加熱して、3時間撹袢した。この反応液を室温に冷却した後、濃塩酸を加えて中和して水と酢酸エチルを加えて抽出した。この酢酸エチル溶液を水洗し、無水硫酸ナトリウムウで乾燥した後、減圧下で酢酸エチルを留去した。残留物にトルエン50mlを加えて結晶を析出させた。この結晶を濾過して乾燥した。中間体Jを12.0g(96.8%)得た。
【0070】
(例示化合物P−20の合成)
前記の方法で得たチオン体(中間体J)12.0g(0.024モル)に、炭酸カリウム10.0gとジメチルアセトアミド50mlを加えて60℃に加熱、撹袢した。この溶液に2−エチルヘキシルブロマイド4.87g(0.0252モル)を滴下した。滴下終了後、55℃〜60℃で6時間加熱、撹袢し反応を完結させた。反応液を濾過して無機物を除いた後、濾液に水と酢酸エチルを加えて抽出した。この酢酸エチル溶液を希塩酸で酸性としてから水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。この酢酸エチル溶液を減圧下で濃縮した。残留物をヘキサン/酢酸エチルの混合溶媒で再結晶して精製した。例示化合物P−20を12.1g(82.9%)得た。
1HNMR(CDCl3)
δ(ppm)7.55(s, 1H),7.40〜7.20(m,5H),7.00(s,1H),5.85(s,1H),3.45〜3.25(m,2H),1.78〜0.60(m,43H)
【0071】
(合成例7)
(例示化合物P−22の合成)
前記の例示化合物P−20の方法同様な方法に従って合成した例示化合物P−21 6.42g(0.01モル)に酢酸エチル20mlを加えて室温で撹袢した。この溶液に、N−クロルコハク酸イミド1.4g(0.01モル)を数回に分けて添加した。添加終了後、室温で3時間撹袢を行い反応を完結させた。この溶液に水を加えて水洗した後、減圧下で酢酸エチルを留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離、精製した。例示化合物P−22を5.3g(78.3%)得た。
1H NMR(CDCl3
δ(ppm) 7.42(d,2H),7.21(d,2H),5.88(s,1H),3.40(d,2H),1.82〜0.60(m,43H)
【0072】
(合成例8)
(例示化合物P−25の合成)以下に示す反応スキームEに従って合成した。
反応スキームE
【0073】
【化18】
Figure 0004331823
【0074】
(中間体Kの合成)
p−トルエンスルフィン酸ナトリウム4水和物133.6g(0.75モル)にジメチルアセトアミド500mlを加えて室温で攪拌した。この分散液にクロロアセトニトリル47.2g(0.625モル)を滴下した。滴下終了後、室温で4時間反応させて反応を完結させた。この反応液を水3000ml中に攪拌しながら注ぎ結晶を析出させた。この結晶を濾過し、水洗して乾燥した。p−トルエンスルホニルアセトニトリルを115g(94.3%)得た。
このp−トルエンスルホニルアセトニトリル63g(0.323モル)にエタノール17.8gとクロロホルム300mlを加えて10℃〜25℃で攪拌した。この溶液に塩酸ガスを20g吸収させた後、冷蔵庫で一昼夜放置した。この反応液を0℃〜5℃に冷却してから酢酸エチル300mlを添加し、結晶を析出させた。この結晶を濾過して、酢酸エチルで洗浄した後、減圧下で乾燥した。イミド酸エステル体(中間体K)を67.8g(75.6%)得た。
【0075】
(中間体Lの合成)
上記の方法で得た、イミド酸エステル体(中間体K)12.0g(0.0432モル)にエタノール100mlを加えて10℃で攪拌した。この溶液に酢酸ナトリウム6.4gを加え、次いで2−アミノアセトフェノン塩酸塩6.0g(0.035モル)を添加した。この溶液を55℃で8時間撹袢し、反応を完結させた。反応終了後、反応液を室温に冷却してから水mlをゆっくり滴下して結晶を析出させた。この結晶を濾過して、メタノール:水=1:1の混合溶媒で洗浄した後、乾燥した。アミノピロール体(中間体L)を9.0g(82.6%)得た。
【0076】
(中間体Mの合成)
前記の方法で得たアミノピロール体(中間体I)3.12g(0.01モル)にジメチルアセトアミド10mlを加えて10℃で攪拌した。この溶液にエトキシカルボニルチオイソシアネート1.44gを滴下した。この反応液を室温で4時間攪拌した後、酢酸エチルと水を加えて抽出した。この酢酸エチル溶液を水洗してから、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。この酢酸エチル溶液を減圧下で濃縮した。残留物にメタノール200mlを添加して溶解させた。このメタノールよ溶液に水20mlを攪拌下で滴下して結晶を析出させた。この結晶を濾過してメタノール:水=2:1の混合溶媒で洗浄し、乾燥した。中間体Mを4.0g(90.1%)得た。
【0077】
(中間体Nの合成)
前記の方法で得た、中間体J4.0g(0.009モル)にテトラヒドロフラン20mlを加えて室温で攪拌した。この溶液にトリエチルアミン1.4mlを添加し、次いで、50℃〜60℃に加熱して攪拌した。2時間反応を行った後、反応液に酢酸エチルと水を加えて抽出した。この酢酸エチル溶液を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥してから濃縮した。残留物にメタノールを添加して結晶を析出させた。この結晶を濾過してメタノールで洗浄してから乾燥した。中間体Nを2.8g(78.2%)得た。
【0078】
(例示化合物P−25の合成)
前記の方法で得た中間体N2.0g(0.005モル)に炭酸カリウム2.07gとジメチルアセトアミド20mlを加えて70℃に加熱して攪拌した。この溶液に2−ヘキシルデシルトシレート2.18g(0.0055モル)を滴下した。この反応溶液を55℃〜60℃で5時間攪拌した。反応終了後、反応液を室温まで冷却してから、酢酸エチルと水を添加して抽出した。この酢酸エチル溶液を水洗してから無水硫酸マグネシウムで乾燥した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(分離液:n−ヘキサン/酢酸エチルの混合溶媒)で精製した。溶出物を濃縮しn−ヘキサン/酢酸エチルの混合溶媒を加えて結晶を析出させた。例示化合物P−25を2.86g(92.0%)得た。
1HNMR(CDCl3)
δ(ppm) 9.10(s, 1H),7.80〜7.00,(m,10H),3.41(d,2H),2.37(s,3H),2.00〜1.10(m,25H),
0.95〜0.75(m,6H)
【0079】
(合成例9)
(例示化合物P−23の合成)
前記の方法と同様な方法に従って合成が可能であった。
1H NMR(DMSO)
δ(Pppm) 7.07(s,1H),5.95(s,1H),3.33(d,2H),2.31(s,3H),1.75〜0.75(m,43H)
【0080】
(合成例10)
(例示化合物P−24の合成)
前記の方法と同様な方法に従って合成が可能であった。
1H NMR(CDCl3
δ(Pppm) 9.68(s,1H),7.49〜7.31(m,5H),7.30〜7.20(m,1H),4.27(q,2H),3.41(d,2H),1.72(m,1H),1.51〜1.19(m,11H),0.95(t,3H),0.91(t3H)
【0082】
(合成例12)
(例示化合物P−27の合成)
前記の方法と同様な方法に従って合成が可能であった。
1H NMR(DMSO)
δ(Pppm) 9.11(brs,1H),7.28(s,1H),3.52〜3.33(m,8H),3.17(t,2H),1.86(m,2H),1.76〜1.34(m,14H),1.20〜1.15(m,4H),0.97〜0.78(m,12H),0.78(t,3H)
【0083】
(合成例13)
(例示化合物P−68の合成)以下に示す反応スキームFにしたがって合成した。
反応スキームF
【0084】
【化19】
Figure 0004331823
【0085】
(中間体Qの合成)
アミノピロール体(中間体A)8.20g(0.02モル)に中間体Pを6.49g(0.04モル)加えて110℃〜120℃に加熱して撹袢した。12時間反応を行った後、反応液を50℃に冷却してから、アセトニトリルと水を添加して結晶を析出させた。この結晶を濾過して、アセトニトリルで洗浄した後、乾燥した。中間体Qを4.31g(45%)得た。
【0086】
(中間体Rの合成)
2−(2,4−ジ−tertーアミルフェノキシ)ブタン酸4.81g(0.015mol)にトルエン30mlとトリエチルアミン1.52gを加えて0℃に冷却して撹袢した。この溶液にピバリン酸クロライド(0.016モル)1.93gを滴下した。滴下終了後、室温で2時間撹袢した。この反応液を濾過してトリエチルアミン塩酸塩を除去した。この濾液を減圧下で濃縮した。油状の混合酸無水物(中間体R)を得た。
【0087】
(例示化合物P−68の合成)
前記の方法で得たアミノ体(中間体Q)6.70g(0.014モル)にジメチルアセトアミド20mlを加えて室温で撹袢した。この溶液に、前記の方法で得た混合酸無水物(中間体R)をアセトニトリル5mlに希釈した溶液を滴下した後,140℃〜150℃に加熱して、3時間撹袢を行った。反応終了後、40℃まで冷却してから、水と酢酸エチルを添加して抽出した。この酢酸エチル溶液を水洗してから減圧下で酢酸エチルを留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(溶離液n−ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で分離、精製した。溶出物を濃縮しn−ヘキサンを加えて結晶を析出させた。この結晶を濾過して乾燥した。例示化合物P−68を4.22g(38.6%)得た。MSスペクトル(FAB/Nega)で(MH)−1=780が得られ、例示化合物P−68の構造を確認した。
【0088】
(参考例1)
特開平5−232648号に記載の実施例3に従って、第3層、第4層、第5層のシアンカプラーExC−1及びExC−4を表1に示したカプラーに等モル置き換える以外は、試料301と同様に試料302〜310を作成した。この試料301〜試料310を特開平5−232648号に記載の露光条件、及び現像処理条件で処理し、活性を評価した。結果を表1に示す。
【0089】
【化20】
Figure 0004331823
【0090】
【表1】
Figure 0004331823
【0091】
表1に示したように、本発明のカプラーは優れた活性を示した。
【0092】
(参考例2)
特許公報第2747848号に記載のアゾメチン色素の合成法に従って、比較色素A、比較色素B、比較色素C、本発明の例示化合物P−I、P−5、P−20、およびP−25各々の色素D〜Gを合成し、酢酸エチル溶液での吸収スペクトルを測定し、450nmの吸光度と最大吸収波長における吸光度との比を表2に示した。
【0093】
【化21】
Figure 0004331823
【0094】
【表2】
Figure 0004331823
【0095】
450nmの吸光度が低く、色純度の高い、好ましい色素を得ることができた。
【0096】
【発明の効果】
以上の通り、本発明のピロロ[1,2−a]−1,3,5−トリアジン−4−オン系化合物は、新規な化合物であり、かつ、画像形成用カプラー等に有用である。

Claims (1)

  1. 下記一般式(1)で表されるピロロ[1,2−a]−1,3,5−トリアジン−4−オン系化合物。
    Figure 0004331823
    式中、R1はアリール基を表わし、 2 はアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、またはアリールスルホニル基を表す。R3はアルキル基、アリール基、アルキルチオ基、またはカルボンアミド基を表わす。Xは水素原子、またはハロゲン原子を表わす。
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