JP4332992B2 - シャッターケースの構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルや住宅などの建物の窓などの開口部に配設されるシャッター装置を構成するシャッターケースの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビルや住宅などの建物の窓部分などの開口部には、サッシ窓が配設されるとともに防雨、防風、防犯、遮音などの効果を得るために、サッシ窓の屋外側にシャッター装置が配設される。
【0003】
また、このサッシ窓などの開口部から屋内に射し込む陽射しなどを防ぐためには、サッシ窓の屋内側にロールスクリーン装置を配設する。
【0004】
そして、これらシャッター装置とロールスクリーン装置とを組み合わせ、シャッターカーテンを巻取収納するシャッターケースに、スクリーンの巻取部を並設させる構造とし、双方の機能を得る構造が案出されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したシャッター装置とロールスクリーン装置とを並設した構造は、既設のシャッター装置のシャッターケースに、ロールスクリーン装置を単純に固定し配置させる構造とされ、意匠性などが考慮されず、あまり見栄えが良くないという欠点がある。
【0006】
また、双方の機能を得る目的とされる構造であることから、それぞれのメンテナンス等を個別に行おうとすると、互いに妨げとなるおそれがあり、例えば、シャッターケース内のシャッター装置の駆動部分に対してメンテナンス作業を行おうとすると、ロールスクリーン装置を取り外して行うこととなり、重量のあるロールスクリーン装置を脱着させなければならない手間がある。
【0007】
そこで本発明は、上記問題点を解消するために、ビルや住宅などの建物の窓などの開口部に設置されるシャッター装置とロールスクリーン装置とをコンパクトにまとめ、意匠性を向上させるとともに、既設のシャッター装置へのロールスクリーン装置の追加構成を容易とし、かつそれぞれのメンテナンス時の作業性を向上させることのできるシャッターケースの構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明のシャッターケースの構造は、シャッターカーテン3を収容するシャッターケース10を構成する底部26に、前記シャッターカーテン3が出入りするスリット状の開口部33が備えられるとともに、該開口部33を除く前記底部26が、脱着自在なロールスクリーン装置31のスクリーン収納ボックス41と、脱着自在な板体29a(29b)とで閉塞されており、
前記スクリーン収納ボックスは、シャッターケースの左右幅長と略同尺な方形箱状に形成され、その底部の前後にはフランジ状に略水平に延出する前後板部49,49を有し、該前後板部がシャッターケースの左右両側板及びシャッターケースの底部において左右側板間に掛け渡されるように固設された枠部材にシャッターケースの下方から固定手段にて着脱自在に取り付けられ、
前記板体は、シャッターケースの左右幅長と略同尺な略短冊板状の板材により形成され、シャッターケースの底部において固定手段にて着脱自在に取り付けられていることを特徴としている。
【0009】
また、この発明のシャッターケースの構造は、図1の実施の形態に示されるように、前記シャッターケースは、前記スリット状の開口部の前部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、前記板体は、シャッターケースとスリット状の開口部の間におけるシャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられていることを特徴としている。
また、この発明のシャッターケースの構造は、図1の実施の形態に示されるように、前記シャッターケースは、前記スリット状の開口部の前部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、前記板体は、着脱自在な2枚の板体29a,29bにより形成されるとともに、該一方の板体29bは、シャッターケースとスリット状の開口部の間におけるシャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、該他方の板体29aは、スリット状の開口部の後部におけるシャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられていることを特徴としている。
【0010】
さらに、この発明のシャッターケースの構造は、図2又は図3の実施の形態に示されるように、前記シャッターケースは、前記スリット状の開口部の前部又は後部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、前記板体は、前記スリット状の開口部の後部又は前部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられていることを特徴としている。
さらに、この発明のシャッターケースの構造は、図4の実施の形態に示されるように、前記シャッターケースは、着脱自在な2つのシャッターケースにより構成され、該一方のシャッターケースは、前記スリット状の開口部の前部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、該他方のシャッターケースは、前記スリット状の開口部の後部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、前記板体は、前記一方のシャッターケースとスリット状の開口部の間におけるシャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられていることを特徴としている。
【0011】
なお、前記ロールスクリーン装置31のスクリーン45の開閉方向は、前記シャッターカーテン3の開閉方向と略同方向とされることが好ましい。
【0012】
このような構成により、シャッターケース10の底部26は、板体29a,29bとロールスクリーン装置31とを取り外すことで、開放状態となるとともに、シャッターケース10内への保守などの作業を行う場合に、該当する部分、例えば板体29a,29bのみを取り外すことで、その作業を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるシャッターケースの構造の実施の形態を示す概略側断面図である。
【0014】
本発明のシャッターケースを具備するシャッター装置1は、住宅などの建物の窓部分などの開口部分2に配置され、建物開口部分2に対しシャッターカーテン3を昇降させることで開閉が行われるものである。
【0015】
このシャッター装置1は、図1に示すように、住宅などの建物の窓部に配設されるサッシ窓部分における外壁4側に、このサッシ窓5を囲繞するように配設されるとともに、建物外壁面より突出するように配設される。サッシ窓5の下縁には水切枠6が配設され、左右縁部にはシャッターカーテン3の昇降を案内する左右一対のガイドレール7が外枠体8を介して配設される。また、サッシ窓5の上縁には、シャッターカーテン3を巻回状態で収容する本発明のシャッターケース10が配設される。
【0016】
シャッターケース10は、左右方向に長尺な略方形箱状に形成され、その内部に、図1に示すように、シャッターカーテン3を巻き取る巻取部11が、その駆動源である電動モータ12とともに配設される。巻取部11は、シャッターケース10内の左右両端に配設されるブラケット13に回動自在に軸支される巻取シャフト14を備えており、この巻取シャフト14の一方の端部にはスプロケットが配設されている。そして、このスプロケットにチェーン15を介して電動モータ12が連動連結され、この電動モータ12の回転駆動によって巻取シャフト14が回転され、シャッターカーテン3の巻き取り及び巻き戻しが行われる。
なお、本実施の形態では、電動モータ12の配置位置が、後述するシャッターカーテン3の出入口となる開口部33に近接した屋外側の底部近傍とされる。
【0017】
このシャッターカーテン3が収容されるシャッターケース10は、それぞれが略板状に形成される、背板21,天板22,正面板23及び左右の側板24で、下面が開放する略箱状に形成されるとともに、開放する下面部分を構成する底部26とで大略構成される。
【0018】
背板21は、サッシ窓5の上枠5aに沿って建物外壁面に固定される。また、天板22、正面板23は、背板21と略一体に構成され、建物外壁4から延出するように、すなわち、窓部2に対する庇構造を兼ねるように張り出される形状とされ、本実施の形態では、図1に示すように、天板22と正面板23とを傾斜板25で連続させる形状とされている。左右の側板24は、巻取部11を構成する巻取シャフト14の両端を軸支する左右一対のブラケット13を備え、これらブラケット13が建物外壁面に固設されており、また、このブラケット13とともに、天板22,正面板23等の端縁を被覆する化粧キャップを有している。
【0019】
また、シャッターケース10を構成する底部26は、板体と、ロールスクリーン装置31、及びシャッターカーテン3の出入口となる開口部33とで略構成されるとともに、これら板体やロールスクリーン装置31を支持する梁状に構成される枠部材35a〜35eを備えている。
【0020】
枠部材35a〜35eは、断面L字状に形成される型材や、断面矩形状の各パイプなどよりなり、シャッターケース10の左右幅長と略同等の長さに形成される長尺な部材とされ、シャッターケース10の底部26において、左右の側板24間に掛け渡されるように固設される。本実施の形態では、図1に示すように、複数で構成され、各枠部材35a〜35eは、所定の間隔をあけて配設される。そして、これら枠部材35a〜35eのうちの一対の枠部材35b,35c間がシャッターカーテン3の出入口となるスリット状の開口部33とされる。すなわち、これら一対の枠部材35b,35cが開口部33の屋内側及び屋外側の縁部を形成する。
開口部33の左右両端には、シャッターカーテン3の昇降を案内するガイドレール7の上端部がそれぞれ配設され、各上端部がシャッターケース10内に延出している。
【0021】
板体は、略短冊板状に形成され、本実施の形態では、シャッターケース10の左右幅長と略同等の長さに形成される長尺な板材とされ、第1の板体29aと第2の板体29bとの2枚で構成されている。
【0022】
第1の板体29aはシャッターケース10の背板21に沿って設けられる枠部材35aと、開口部33を形成する屋内側の一方の枠部材35bとの間に位置して取り付けられる。また、第2の板体29bは、開口部33を形成する屋外側の他方の枠部材35cに沿うとともに、底部26における略中央に位置し、他方の枠部材35cに沿って所定間隔をおいて配置される中間枠部材35dとの間に取り付けられる。
【0023】
そして、これら第1,第2の板体29a,29bは、各枠部材35a,35b,35c,35d、及び左右の側板24に対し、ネジなどの固定手段にてシャッターケース10の下方から脱着自在に取り付けられ、シャッターケース10としての開口部33の両側に沿い、このシャッターケース10の底部26を閉塞する底板を形成している。
【0024】
なお、屋内側の第1の板体29aは、平板状に形成され、サッシ窓5の上枠5aの上部に位置し、左右ガイドレール7を支持する左右外枠8の上端間に掛け渡されるように取り付けられる。また、第2の板体29bは、図1に示すように、平板状に形成されるとともに、長尺な両側縁部分が折曲形成され補強構造とされており、前述した電動モータ12の下方に位置して取り付けられる。
【0025】
また、ロールスクリーン装置31は、本実施の形態では、第2の板体29bが取り付けられる中間枠部材35dと、シャッターケース10の前縁近傍に位置する枠部材35eとの間に取り付けられ、シャッターケース10内において前述した電動モータ12と略並列する位置とされて、これら枠部材35d,35e間を閉塞するように取り付けられる。
このロールスクリーン装置31は、スクリーン収納ボックス41と、スクリーン巻取部43と、スクリーン45と、係止片47とで大略構成されている。
【0026】
スクリーン収納ボックス41は、シャッターケース10の左右幅長と略同尺な左右方向に長尺な方形箱状に形成されるとともに、図1に示すように、屋外側及び屋内側となる前後両側板にフランジ状に略水平に延出する板部49をそれぞれ有した構成とされている。また、このスクリーン収納ボックス41の下面には、スリット状に開口されている後述するスクリーン45の出入口42が形成されている。
【0027】
スクリーン巻取部43は、回動自在な巻取パイプを備えており、スクリーン収納ボックス41を構成する左右側板に、両端が支持されて掛け渡されるように配設されているとともに、スクリーン45を巻き取る方向に常に回動するようコイルバネ等の付勢部材(図示せず)が内蔵されている。
【0028】
スクリーン45は、基端縁が前記スクリーン巻取部43の巻取パイプの外周面に固定され、下縁となる先端縁にはこのスクリーン45を開閉操作する際に掴持可能なパイプ46が左右幅方向に連続して設けられている。
【0029】
また、係止片47は、左右一対で構成され、本実施の形態では、図1に示すように、シャッター装置1を構成する左右ガイドレール7の外側面にそれぞれ設けられている。これら係止片47は、アーム状にやや長尺に形成されており、ガイドレール7の外側面に固定される基端に支軸を有しており、先端側が揺動自在とされるとともに、その揺動角度が垂下位置から略45°の間に設定されている。また、各係止片47の先端には、略U字状に湾曲形成されている係止凹部47aが形成されている。
【0030】
そして、このロールスクリーン装置31は、第2の板体29bが取り付けられる中間枠部材35dと、シャッターケース10の前縁近傍に位置する枠部材35eとの間に位置し、シャッターケース10の下方からロールスクリーン装置31の前後両板部49を、シャッターケース10の左右両側板24の下縁及び各枠部材35d,35eにネジやボルトなどの固定手段にて脱着自在に取り付けられ、これら枠部材35d,35e間を閉塞するように取り付けられる。
【0031】
なお、取り付けられたロールスクリーン装置31は、スクリーン45の先端縁のパイプ46を掴持し、下方に引き下げることで、建物窓部2を閉鎖することとなり、そのパイプ46の左右両端を左右各係止片47の係止凹部47aにそれぞれに掛けることで、図1中一点鎖線に示すように、サッシ窓5を遮蔽状態とする。また、スクリーン45のパイプ46を係止片47より離脱させることで、スクリーン45はスクリーン巻取部43により巻取パイプに巻き取られ、これにより開放となる。
【0032】
従ってこのように構成されたシャッターケース10の構造では、シャッターケース10の底部26が、シャッターカーテン3の出入口となる開口部33を除く開放部分を、脱着自在な2枚の板体29a,29bとロールスクリーン装置31の収納ボックス41とで閉塞することとなる。これら板体29a,29bとロールスクリーン装置31で底部26が構成されるシャッターケース10の構造を備えるシャッター装置1は、シャッターケース10の開口部33からはシャッターカーテン3が左右ガイドレール7に沿って昇降移動し、建物開口2であるサッシ窓5の開放及び閉鎖を行い、また、ロールスクリーン装置31からはスクリーン45が昇降し、日除けなどを行うことが可能となる。
【0033】
そして、シャッター装置1のシャッターケース10内におけるシャッター巻取部11や電動モータ12などに対して保守や点検、修理を行う際には、シャッターケース10の底部26から、本実施の形態では第2の板体29bのみを取り外すことで行う。すなわち、シャッターケース10に固定部材にて取り付けられている板体29bを、この固定部材を外すことで、シャッターケース10より取り外し、シャッターケース10の底部26の一部を開放させることで行うことが可能となる。
【0034】
このシャッターケースの構造によれば、シャッターケース10の底部に、ロールスクリーン装置31が略一体となる構造となるので、シャッターケース10としての意匠性を損ねることがなく、シャッター装置1としての外観の見栄えが良好となる。
【0035】
また、シャッターケース10内における巻回状態でのシャッターカーテン3や電動モータ12と、ロールスクリーン装置31との配置位置がコンパクト化を図れ、シャッターケース10としての外観が良好となるとともに、電動モータ12の直下に脱着自在な板体29bを配置し、ロールスクリーン装置31とは別体構成とされるので、シャッター装置1を構成する電動モータ12の保守や点検を行う場合に、ロールスクリーン装置31を取り外すことなく、この板体29bのみを取り外せばシャッターケース10内へのメンテナンス作業を行えるので、作業性が向上することとなる。
【0036】
さらに、ロールスクリーン装置31のみを取り外すことが可能でもあり、ロールスクリーン装置31のみのメンテナンス作業も行うことが可能となる。
【0037】
また、板体29とロールスクリーン装置31との双方をシャッターケース10から取り外すことで、このシャッターケース10は底部26が全て開放状態となり、このことから、シャッターカーテン3をシャッターケース10より取り外すことが可能となり、またこのシャッターカーテン3を取り替えることも可能となる。
【0038】
さらに、板体29とロールスクリーン装置31とでシャッターケース10の底部26を閉塞する構造とされることから、既設のシャッター装置を構成するシャッターケースにロールスクリーン装置31を追加構成させる場合に、そのシャッターケース10の底部26を開放させ、これら板体29とロールスクリーン装置31とを配設させることで、ロールスクリーン装置31が付加されたシャッター装置を得ることができ、また、シャッターケース10内に配設される電動モータ12などのメンテナンス作業の作業性を良好とするシャッターケースを得ることが可能となる。
【0039】
なお、上述した実施の形態では、ロールスクリーン装置31を、シャッターケース10の屋外側前方に配置し構成する例について述べたが、このロールスクリーン装置31の配置位置を、図2に示すように、建物開口側であるサッシ窓5に近接する位置に配置し、構成させてもよい。この場合、シャッターケースの前方側に板体29を脱着自在に取り付ける構成とし、シャッター装置1の電動モータ12が、シャッターケース10の前方よりに配置され、すなわち開口部33を挟んで板体29とロールスクリーン装置31とが配置されることとなり、シャッターカーテン7とサッシ窓5との間にスクリーン45が位置する構造となる。
【0040】
また、図3に示すように、シャッターケース10内における電動モータ12の位置が屋内側に位置し建物外壁4に近接した位置とされる場合には、開口部33と建物外壁面との間に板体29を配置し、すなわちシャッターカーテン3の位置とサッシ窓5の位置との間に配置し、ロールスクリーン装置31がシャッターケース10前方に位置する構成となる。
【0041】
さらに、上述した実施の形態では、ロールスクリーン装置が1つの構成とした例について述べたが、図4に示すように、例えば、開口部33の屋内側に1つ配置し、シャッターケース10の前方側に1つ配置するような、ロールスクリーン装置31を2つで構成する構造としてもよい。すなわち、シャッターカーテン3とサッシ窓5との間に一方のスクリーン45を配置させ、かつシャッターカーテン3の外側に他方のスクリーン45を位置させる構成とする。このような構成とすれば、例えば、シャッターカーテン3とサッシ窓5の間に配置されるスクリーン45を網目状のスクリーンとし、すなわち網戸の代替とし、通風機能を持たせ、また、シャッターカーテン3の屋外側を通常のスクリーン45として日除け機能を持たせる構成とすることが可能となる。
【0042】
また、上述した実施の形態では、板体29、及びロールスクリーン装置31を、シャッターカーテン3の左右幅長に設定し、窓部分における開口幅方向に連続して1枚板状に設定される構成とした例について述べたが、例えば、この開口幅の略半分の長さにそれぞれを設定し構成することとしてもよく、すなわち、開口の幅方向に並列して板体29、及びロールスクリーン装置31を並設するとともに、屋内外方向にそれぞれが並列する構成とする構造としてもよい。
このような構成とすることで、シャッターケース10の底部26は、複数の部材で閉塞される構造となり、それぞれが個別に脱着できることとなり、メンテナンスなどを行う場合に、必要な個所のみ取り外し、作業を行うことが可能となる。
【0043】
また、上述した実施の形態では、シャッターケース10の底部26を閉塞する構成として、板体29とロールスクリーン装置31とを取り付けることとし、それぞれを底部26に固設されている枠部材35a〜35eに対して取り付ける構成としているが、これら枠部材35a〜35eは板体29等と一体構造とされる構成としてもよく、すなわち、板体29の側縁部分に枠部材状に折曲形成する構造や、板体と枠部材とを予め溶接や接着などの固定手段にて固定し一体に構成させる構造などとし、枠部材構造を備えた板体を構成させて、これら板体にてシャッターケース10の底部26を閉塞させる構造としてもよい。
【0044】
さらに、上述した実施の形態では、板体29及びロールスクリーン装置31の、シャッターケース底部26を閉塞する形状としての面積について詳述していないが、それぞれ同等面積となる長さ及び幅長とすれば、それぞれの底部26に対する取付位置を変更可能な構成とすることができ、所望の位置にロールスクリーンを配置するなどの汎用性のあるシャッターケースを得ることができる。
【0045】
また、上述した実施の形態では、シャッター装置1の構成を、シャッターカーテン3がシャッターケース10内に巻回状態で収納される、すなわちシャッターカーテン3を巻取部11にて巻き取る構成の例について示したが、このシャッター装置1としては他の構造としてもよく、例えば、シャッターカーテンを折り畳むことでシャッターケース内に収納するシャッター装置や、巻き取りや折り畳みではなく、一枚板状に展張された状態のシャッターカーテンを収納する構造のシャッター装置や、シャッターカーテンを構成する板状若しくはパネル状の複数の部材をそれぞれ分割状態で収納するシャッター装置など、シャッターカーテンを収納するシャッターケースを備えたシャッター装置であれば、他の構造のシャッター装置に適用しても同様の効果を得ることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるシャッターケースの構造ではシャッターケースの底部が、シャッターカーテンの出入口となる開口部を除く開放部分を、脱着自在な板体とロールスクリーン装置のスクリーン収納ボックスで閉塞することとなる。これら板体とロールスクリーン装置で底部が構成されるシャッターケースの構造を備えるシャッター装置は、シャッターケースの開口部からはシャッターカーテンが左右ガイドレールに沿って昇降移動し建物開口部の開放及び閉鎖を行い、また、ロールスクリーン装置からはスクリーンが昇降して日除けなどを行うことが可能となる。
【0047】
そして、シャッターケース内における駆動部分などに対して保守や点検、修理を行う際には、シャッターケースの底部から、板体のみを取り外すことで行うことが可能となる。すなわち、シャッターケースに取り付けられている板体を、シャッターケースより取り外し、シャッターケースの底部を開放させることでシャッターケース内部に対する作業を行うことが可能となる。
【0048】
すなわち、電動モータなどの駆動部分の直下に脱着自在な板体を配置することが可能となり、この板体とロールスクリーン装置とは別体構成とされるので、シャッター装置を構成する電動モータの保守や点検を行う場合に、ロールスクリーン装置を取り外すことなく、この板体のみを取り外せばシャッターケース内へのメンテナンス作業を行えるので、作業性が向上することとなる。
【0049】
さらに、ロールスクリーン装置のみを取り外すことも可能であり、ロールスクリーン装置のみのメンテナンス作業も取り外した状態で行うことが可能となり、また、このロールスクリーン装置の交換等も容易に可能となる。
【0050】
また、板体とロールスクリーン装置との双方をシャッターケースから取り外すことで、このシャッターケースは底部が全て開放状態となり、このことから、シャッターカーテンをシャッターケースより取り外すことが可能となり、またこのシャッターカーテンを取り替えることも可能となる。
【0051】
さらに、板体とロールスクリーン装置とでシャッターケースの底部を閉塞する構造とされることから、既設のシャッター装置を構成するシャッターケースにロールスクリーン装置を追加構成させる場合に、そのシャッターケースの底部を開放させ、これら板体とロールスクリーン装置とを配設させることで、ロールスクリーン装置が付加されたシャッター装置を得ることができ、また、シャッターケース内に配設される電動モータなどのメンテナンス作業の作業性を良好とするシャッターケースを得ることが可能となる。
【0052】
また、このシャッターケースの構造によれば、シャッターケースの底部に、ロールスクリーン装置が略一体となる構造となるので、シャッターケースとしての意匠性を損ねることがなく、シャッター装置としての外観の見栄えが良好となる効果を得られる。
【0053】
さらに、板体を複数で構成させることで、シャッターケースに対して、底部の開放可能な個所を複数に構成でき、すなわち、底部における必要な個所のみの開放を行うことが可能となり、メンテナンス作業などにおいては、その該当する板体のみを取り外せばよくなり、作業性が良好となる。
【0054】
また、ロールスクリーン装置を複数で構成し、シャッターケースの底部に取り付ける構成とすることで、例えば、シャッターカーテンと建物開口部との間、及びシャッターカーテンの屋外側、などに配置することができ、建物開口に対するシャッターカーテンとスクリーンとの配置位置を種々組み合わせることが可能となり、それぞれの機能を所望に応じ組み合わせ得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるシャッターケースの構造の実施の形態を示す概略側断面図である。
【図2】 他の実施の形態によるシャッターケースの構造の概略側断面図である。
【図3】 他の実施の形態によるシャッターケースの構造の概略側断面図である。
【図4】 他の実施の形態によるシャッターケースの構造の概略側断面図である。
【符号の説明】
3…シャッターカーテン
10…シャッターケース
26…底部
29a,29b…板体
31…ロールスクリーン装置
33…開口部
41…スクリーン収納ボックス
Claims (5)
- シャッターカーテンを収容するシャッターケースを構成する底部に、前記シャッターカーテンが出入りするスリット状の開口部が備えられるとともに、該開口部を除く前記底部が、脱着自在なロールスクリーン装置のスクリーン収納ボックスと、脱着自在な板体とで閉塞されており、
前記スクリーン収納ボックスは、シャッターケースの左右幅長と略同尺な方形箱状に形成され、その底部の前後にはフランジ状に略水平に延出する前後板部を有し、該前後板部がシャッターケースの左右両側板及びシャッターケースの底部において左右側板間に掛け渡されるように固設された枠部材にシャッターケースの下方から固定手段にて着脱自在に取り付けられ、
前記板体は、シャッターケースの左右幅長と略同尺な略短冊板状の板材により形成され、シャッターケースの底部において固定手段にて着脱自在に取り付けられていることを特徴とするシャッターケースの構造。 - 前記シャッターケースは、前記スリット状の開口部の前部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、前記板体は、シャッターケースとスリット状の開口部の間におけるシャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシャッターケースの構造。
- 前記シャッターケースは、前記スリット状の開口部の前部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、前記板体は、着脱自在な2枚の板体により形成されるとともに、該一方の板体は、シャッターケースとスリット状の開口部の間におけるシャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、該他方の板体は、スリット状の開口部の後部におけるシャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシャッターケースの構造。
- 前記シャッターケースは、前記スリット状の開口部の前部又は後部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、前記板体は、前記スリット状の開口部の後部又は前部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシャッターケースの構造。
- 前記シャッターケースは、着脱自在な2つのシャッターケースにより構成され、該一方のシャッターケースは、前記スリット状の開口部の前部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、該他方のシャッターケースは、前記スリット状の開口部の後部における前記シャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられ、前記板体は、前記一方のシャッターケースとスリット状の開口部の間におけるシャッターケースの底部に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のシャッターケースの構造。
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