JP4336490B2 - 弾球遊技機の回転装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の駆動力を受けて回転する接続部材と、この接続部材に連結された回転部材とを有する弾球遊技機の回転装置に関し、さらに詳しくは、回転部材と接続部材との連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような回転装置を備えた弾球遊技機の代表例としてパチンコ機がある。パチンコ機は、多数本の遊技釘や風車、種々の入賞装置等が所定のゲージ設定で配設された遊技盤を有して構成される。そして、このようなパチンコ機には、例えば、所定の振り分け位置に達した入賞球を複数の球通路へ選択的に振り分けたり、入賞球を一定時間保留したのち遊技盤の裏面側へ誘導したりするための回転装置が設けられている。
【0003】
回転装置は、所定の駆動力を受けて回転する接続部材と、この接続部材に連結された回転部材とを備えて構成され、回転部材が接続部材とともに回転するようになっている。回転部材は、例えば、樹脂材料を用いて射出成形により一体的に形成され、この回転部材を所定位置、方向で接続部材にはめ込んだ後、ネジ等の固定手段により回転部材を接続部材に固定して回転部材の接続部材に対する回転軸方向への移動を規制することで、回転部材が接続部材と一体回転するように連結される。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−103855号公報
【特許文献2】
特開平5−237222号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回転部材および接続部材が小さい場合には、回転部材と接続部材との連結に小型のネジが使用されるため、回転部材と接続部材との連結作業は煩雑となるのに加え、連結作業中にネジを紛失し易くなり、さらに、誤ったネジの締め付けにより樹脂製の回転部材が割れて破損するおそれがあった。また、ネジを使用せずに固定剤を用いて回転部材と接続部材とを連結すると、部品交換等のときに回転部材と接続部材とを分離するのが大変困難となっていた。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材と接続部材とを簡潔に連結固定することができる弾球遊技機の回転装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、本発明に係る弾球遊技機の回転装置(例えば、実施形態における回転体300)は、軸方向前後に延びる棒状の接続部材軸(323)を一体に有し所定の回転駆動力を受けて回転する円盤状の樹脂製の接続部材(320)と、前記接続部材軸(323)の前端形状に合わせた嵌合穴を有して軸方向に延びる筒状に形成された接続部材軸嵌合部(333)を有し、前記接続部材軸(323)を前記嵌合穴に嵌合させて前記接続部材(320)と連結するように構成された樹脂製の回転部材(330)とを備え、前記回転部材(330)は、前記接続部材軸嵌合部(333)の外周面に径方向に突出する回転部材嵌合突起(337)を備え、前記接続部材(320)は、前記接続部材軸(323)の径方向外側に位置して軸方向前方に延びるとともに先端において径方向内側に曲がって突出する弾性変形可能な接続部材嵌合突起(324)を備え、前記接続部材軸(323)を前記嵌合穴に嵌入して前記接続部材(320)と前記回転部材(330)とを連結したときに、前記接続部材嵌合突起(324)はその先端の径方向内側に曲がった部分が弾性変形して前記回転部材嵌合突起(337)を乗り越えてこれと係合し、前記接続部材(320)と前記回転部材(330)との軸方向の相対移動を規制するように構成され、前記接続部材軸嵌合部(333)の後端側には、少なくとも2箇所に内外周を貫通して軸方向に延びるスリット(335)が形成されて径方向に弾性変形し易くなっているとともに、前記嵌合穴が、前記接続部材軸嵌合部(333)の後端側から前端側へ向かうにつれて径が小さくなる円錐状に形成されており、前記接続部材軸(323)の外周面には、前記接続部材軸(323)を前記嵌合穴に嵌入して前記接続部材(320)と前記回転部材(330)とを連結したときに、前記スリット(335)内に入り込んで嵌合するスリット嵌合リブ(323a)が径方向外側且つ前方に延びて形成されており、前記接続部材軸(323)を前記嵌合穴に嵌入することにより、前記接続部材嵌合突起(324)と前記回転部材嵌合突起(337)とを係合させて軸方向の相対移動を規制し、且つ、前記スリット嵌合リブ(323a)を前記スリット(335)内に入り込こませて相対回転を規制して前記接続部材(320)と前記回転部材(330)とを連結するように構成される。
【0008】
このような構成の弾球遊技機の回転装置によれば、回転部材に形成された接続部材軸嵌合部と接続部材に形成された接続部材軸との嵌合に加え、回転部材に形成された回転部材嵌合突起と接続部材に形成された接続部材嵌合突起との嵌合により回転部材の接続部材に対する回転方向及び回転軸方向への移動がともに規制されるため、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材と接続部材とを簡潔に連結固定することができる。
なお、本発明において、接続部材嵌合突起は、接続部材軸の径方向外側に位置して前後に延びる突起状に形成され径方向に弾性変形可能であることが好ましい。
また、接続部材軸の外周面には、嵌合穴に接続部材軸を圧入したときにスリットと嵌合するスリット嵌合リブが前後に延びて形成されることが好ましく、回転部材には、接続部材軸嵌合部の径方向外側に位置して接続部材軸嵌合部と繋がり周方向に延びる強化リブが形成されることが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。実施例では本発明に係る弾球遊技機の代表例としてパチンコ機を採り上げて説明する。まず、本発明が適用されるパチンコ機PMについてその概要構成を図1および図2を参照して要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMを正面から見た正面図、図2はパチンコ機PMを裏面から見た背面図である。
【0010】
パチンコ機PMは、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠を成す外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ部材3a,3bにより横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して外枠1と係合された閉鎖状態で遊技に供される。
【0011】
前枠2の正面側には、前枠2の前側面域に合わせた方形状のガラス扉5、および遊技球を貯留して整列させる上球皿6が、ともに横開き開閉および着脱が可能に組付けられており、常には施錠装置4および図示しないロック機構を利用して前枠2の前面を覆う閉止状態で保持される。前枠2の下部には下球皿7および遊技球の発射操作を行う操作ハンドル8が取り付けられている。
【0012】
ガラス扉5の背後に位置する前枠2の裏面上部には、図示省略する方形枠状の収容枠が前枠2と一体に成形されており、この収容枠に所定のゲージ設定で構成された遊技盤20が複数の係合レバー17,17…により着脱交換可能にセット保持されその前面域をガラス扉5に臨ませている。
【0013】
遊技盤20は、表面にセルが貼り付けられた化粧板21の前面側に、帯状の外レール22aおよび内レール22bが円弧状に固設され、この内側に遊技領域PAが区画される。遊技領域PAには多数本の遊技釘とともに、複数の風車23,23,…、一般入賞口24や開閉型入賞装置25並びに大入賞口26や回転体200などの入賞具、遊技球の通過により開閉型入賞装置25を拡開作動させる通過口27、所定の装飾が施されたセンター役物30、センター役物30に取り付けられた複数の表示装置31,31,…、センター役物30から流下した遊技球を複数の球通路へ振り分ける振り分け装置28などが設けられ、遊技領域PAの下端には入賞具に入賞せずに落下した遊技球を排出させるアウト口29が設けられている。
【0014】
一般入賞口24および大入賞口26に落入した遊技球は、各入賞具に設けられた入賞球検出センサで検出され、化粧板21を貫通するセーフ球通路孔を通って遊技盤20の裏面側に排出される。また、アウト口29に集められた遊技球は化粧板21を貫通するアウト球通路孔を通って遊技盤20の裏面側に排出される。なお、開閉型入賞装置25および回転体200に落入した遊技球については後述する。
【0015】
前枠2の裏面下部には打球発射装置9が取り付けられており、打球発射装置9と遊技盤20との間には、打球発射装置9によって打ち出された遊技球を遊技盤20の外レール22aに向けて案内する発射レールや、効果音を発生させるスピーカ等が取り付けられている。発射レールやスピーカ等は上球皿6の裏側に位置する前枠2の中間領域(「遊技補助盤」と称される)に取り付けられており、常には閉鎖状態に保持される上球皿6によりその表面側が覆われている。
【0016】
また、前枠2の裏側には、裏セット盤BSPが上下のヒンジ18,18で横開き開閉および着脱が可能に装備され、常には閉鎖レバー19,19…を利用して遊技盤20の裏面を覆うように閉鎖保持される。裏セット盤BSPは、全体として収容枠の背面外郭サイズよりも大きめの縦長方形形状を成し、中央に窓口41を有して一体成形された基枠体40をベースとして構成される(図2を参照)。
【0017】
裏セット盤BSPには、窓口41の上部に装備されて遊技球の貯留・供給処理を行う球貯留供給機構50や、窓口41の右側方に装備されて球貯留供給機構50から導かれる遊技球の払い出し処理を行う賞球払出機構60などの賞球機構が設けられるとともに、賞球払出機構60の下方に位置して同機構60から払い出された遊技球を上・下の球皿6,7に排出するための賞球払出経路70、窓口41の下方に位置して遊技盤20の裏面側に排出される遊技球を集合させ、遊技施設側の回収バケットに排出させる遊技済み球排出経路(図示せず)などが形成されている。
【0018】
また、裏セット盤BSPの裏面側には、このパチンコ機の作動を統括的に制御するメイン基板91や、賞球の払出制御を行う球払出基板92、効果照明や効果音の作動制御を行うランプ・音声制御基板93、各制御基板や電子部品に所定の電力を供給する電源基板94、複数のコネクタが取り付けられて制御信号や電力の中継等を行う中継基板95、遊技機の作動状態を遊技施設側に出力するためのターミナル基板96などの各種回路基板や、賞球払出装置63などの電子部品が取り付けられ、各機器が図示しないワイヤーハーネスで接続される。
【0019】
パチンコ機PMは、上球皿6およびガラス扉5が閉止施錠された状態(図1に示す状態)で遊技に供され、上球皿6に遊技球を貯留させて操作ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。操作ハンドル8の操作レバーが回動操作されると、上球皿6に貯留した遊技球がこの球皿に装備された球送り装置によって1球ずつ発射レール上に送出され、打球発射装置9のハンマーに打ち出されて遊技盤20の遊技領域PAに導かれ、以降パチンコゲームが展開される。
【0020】
次に、開閉型入賞装置25に落入した遊技球の流れについて図3を参照しながら説明する。ここで、図3は開閉型入賞装置25およびセンター役物30の取付部付近を示す拡大正面図である。開閉型入賞装置25は、遊技盤20の前面に取り付けられたベース部材25aと、ベース部材25aに拡開自在に取り付けられた左右の可変翼部材25b,25bとを主体として構成され、遊技球が通過口27を通過すると、図示しないソレノイド装置により可変翼部材25bが拡開作動を行うようになっている。
【0021】
ベース部材25aの上部には入賞入口25cが設けられるとともに、ベース部材25aの下部には入賞出口25dが設けられ、入賞入口25cを通過してベース部材25aの内部へ落入した遊技球は、ベース部材25aの内部を流下した後、入賞出口25dを通過してセンター役物30へ流下するようになっている。なお、開閉型入賞装置25の内部へ落入した遊技球は、図示しない入賞球検出センサで検出されるようになっている。
【0022】
センター役物30は、樹脂材料を用いて射出成形等により一体的に形成された種々の構成部品からなり、遊技盤20の中央前面側に取り付けられる。センター役物30の中央上部および左右には、表示装置31,31,…が取り付けられている。センター役物30の中央上端部には球入口32が形成されており、開閉型入賞装置25の入賞出口25dを通過した遊技球が、この球入口32を通過してセンター役物30の内部へ流下するようになっている。
【0023】
センター役物30の内部には、球入口32と繋がる球流下通路33が設けられており、球入口32を通過した遊技球が球流下通路33を流下するようになっている。球流下通路33は、センター役物30の左右内周部に沿って形成されており、図3の二点鎖線で示すように、球入口32を通過して球流下通路33に達した遊技球は、球流下通路33の左右いずれか一方を流下してセンター役物30の下部中央へ達するようになっている。
【0024】
センター役物30の下部中央には回転振り分け器100が設けられており、センター役物30の下部中央に達した遊技球を、回転振り分け器100に形成された複数の球通路165,166,167へ選択的に振り分けるようになっている。
【0025】
【第1の実施形態】
以上のように概略構成されるパチンコ機PMにあって、回転振り分け器100や回転体200は、本発明に係る弾球遊技機の回転装置として用いられている。まず図4〜図7を参照しつつ、本発明に係る弾球遊技機の第1の回転装置である回転振り分け器100について説明する。なお、図4は回転振り分け器100の分解斜視図、図5は回転振り分け器100の分解側面図(部分断面図)、図6は回転振り分け器100の平面図、そして図7は回転振り分け器100の斜視図である。
【0026】
回転振り分け器100は、図4および図5に示すように、所定の電力により回転作動する電気モータ110と、電気モータ110に連結された接続部材120と、接続部材120に連結された回転部材130と、回転部材130に取り付けられた飾り部材140と、接続部材120の回転を検出する基準位置検出装置150と、複数の球通路が形成された振り分け板160とから構成される。
【0027】
電気モータ110は、所定の電力により回転作動するモータ本体111と、モータ本体111に駆動されて回転するモータ軸112とを主体に構成される。モータ本体111の一端側周部には、モータ取付部113,113が取付穴113a,113aを有して設けられており、振り分け板160に取付固定されるようになっている。モータ軸112は、金属材料を用いて一端側の断面形状がD字形である棒状に形成され、断面がD字形に形成された一端側がモータ本体111の一端から突出した状態でモータ本体111に配設される。
【0028】
接続部材120は、樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段によりコマ形状に一体的に形成される。接続部材120の裏面側中央部には、図5に示すように、モータ軸嵌合穴122を有するモータ軸嵌合部121が筒状に形成されており、モータ軸嵌合穴122がモータ軸112の一端側と嵌合して接続部材120がモータ軸112と連結されると、モータ軸嵌合部121の中心を回転軸として(モータ軸112の中心を回転軸として)、接続部材120がモータ軸112と一体回転するように構成されている。
【0029】
モータ軸嵌合穴122は、断面形状がモータ軸112の一端側の断面形状と整合したD字形となるようにモータ軸嵌合部121の中央部に形成され、モータ軸112の一端側をモータ軸嵌合穴122に位置整合させて圧入することにより、モータ軸112の一端側とモータ軸嵌合穴122とが嵌合するように構成されている。
【0030】
これにより、モータ軸112の一端側およびモータ軸嵌合穴122の断面形状がD字形であるため、モータ軸112の一端側とモータ軸嵌合穴122とを嵌合させると、接続部材120のモータ軸112に対する回転方向への移動が規制されるとともに、モータ軸112の一端側とモータ軸嵌合穴122との圧入嵌合により接続部材120のモータ軸112に対する回転軸方向への移動が規制された状態となって、接続部材120がモータ軸112と一体回転するように連結される。そのため、ネジ等の固定手段を用いずに接続部材120とモータ軸112とを簡潔に連結固定することができる。
【0031】
なお、モータ軸112の一端側およびモータ軸嵌合穴122の断面形状は、D字形に限らず、例えば、多角形や、スプライン形状等、モータ軸112の一端側とモータ軸嵌合穴122との嵌合により接続部材120のモータ軸112に対する回転方向への移動を規制することが可能な形状であればよい。
【0032】
接続部材120の前面側中央部には、接続部材軸123が、断面形状がD字形である棒状に形成されており、回転部材130の接続部材軸嵌合穴132と嵌合するように構成されている。さらに、接続部材120の前面側には、回転部材130の回転部材嵌合突起133と嵌合する接続部材嵌合突起124が形成されている。接続部材嵌合突起124は、接続部材120の回転軸方向へ突出した突起状に形成され、弾性変形可能となっている。
【0033】
接続部材120の周部裏面側には、遮光円周部125が筒状に形成されており、常には基準位置検出装置150に構成される検出センサ152の検出光を遮るようになっている。遮光円周部125には、切り込み126が接続部材120の回転軸方向へ延びて形成されており、接続部材120の回転により切り込み126が検出センサ152に位置すると、検出センサ152の検出光が切り込み126を通過するようになっている。これにより、遮光円周部125における切り込み126の形成位置を回転基準位置として、接続部材120すなわち回転振り分け器100の回転検出を行うことができる。
【0034】
回転部材130は、樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段によりコマ形状に一体的に形成される。回転部材130の中央部には、接続部材軸嵌合穴132を有する軸本体131が筒状に形成されており、接続部材軸嵌合穴132が接続部材120の接続部材軸123と嵌合して回転部材130が接続部材120と連結されると、軸本体131の中心を回転軸として(モータ軸112の中心を回転軸として)、回転部材130が接続部材120(およびモータ軸112)と一体回転するように構成されている。
【0035】
接続部材軸嵌合穴132は、断面形状が接続部材120における接続部材軸123の断面形状と整合したD字形となるように軸本体131の中央部に形成され、接続部材軸123を接続部材軸嵌合穴132に位置整合させて嵌入することにより、接続部材軸123と接続部材軸嵌合穴132とが嵌合するように構成されている。
【0036】
これにより、接続部材120の接続部材軸123および接続部材軸嵌合穴132の断面形状がD字形であるため、接続部材軸123と接続部材軸嵌合穴132とを嵌合させると、回転部材130の接続部材120に対する回転方向への移動が規制された状態となる。
【0037】
なお、接続部材軸123および接続部材軸嵌合穴132の断面形状は、D字形に限らず、例えば、多角形や、スプライン形状等、接続部材軸123と接続部材軸嵌合穴132との嵌合により回転部材130の接続部材120に対する回転方向への移動を規制することが可能な形状であればよい。
【0038】
軸本体131の一端側周部には、接続部材120の接続部材嵌合突起124と嵌合する回転部材嵌合突起133が形成されている。回転部材嵌合突起133は、接続部材嵌合突起124と同程度の幅を有して回転部材130の回転軸と垂直な方向へ突出した突起状に形成される。
【0039】
そして、接続部材軸123を接続部材軸嵌合穴132へ嵌入して接続部材120を回転部材130側へ押し込むと、接続部材嵌合突起124が回転部材嵌合突起133に当接して弾性変形し、さらに接続部材120を回転部材130側へ押し込むと、接続部材嵌合突起124が弾性力により元の形状に戻って回転部材嵌合突起133と嵌合するようになっている。
【0040】
これにより、接続部材嵌合突起124と回転部材嵌合突起133とを嵌合させることで、回転部材130の接続部材120に対する回転軸方向への移動が規制された状態となる。そのため、接続部材軸123と接続部材軸嵌合穴132とを嵌合させるとともに、接続部材嵌合突起124と回転部材嵌合突起133とを嵌合させることにより、回転部材130の接続部材120に対する回転方向および回転軸方向への移動が規制された状態となって、回転部材130が接続部材120(およびモータ軸112)と一体回転するように連結される。
【0041】
このようにすることで、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材130と接続部材120とを簡潔に連結固定することができる。また、ネジ等の固定手段を使用しないため、回転部材130と接続部材120との連結に要する工数を低減させることができる。さらに、ネジ等の固定手段を使用しないため、接続部材120および回転部材130を樹脂材料により製造することが可能となるため、回転振り分け器100(回転装置)をより容易に大量生産することができる。
【0042】
また、接続部材嵌合突起124を弾性変形させて接続部材嵌合突起124と回転部材嵌合突起133との嵌合を解除し、接続部材120と回転部材130とを分離させることが可能であるため、回転部材130等の部品交換をより容易に行うことができ、また回転振り分け器100(回転装置)の分解をより容易に行うことができる。さらに、このような嵌合手段を備えた接続部材を用いることにより、電気モータ等の回転駆動装置は回転部材の形状によらず汎用品を用いることができる。
【0043】
また、接続部材嵌合突起124と回転部材嵌合突起133との嵌合により、回転部材130の接続部材120に対する回転軸方向への移動が規制されるため、接続部材軸123と接続部材軸嵌合穴132とを圧入嵌合させて回転部材130の接続部材120に対する回転軸方向への移動を規制する必要がなくなり、接続部材軸123および接続部材軸嵌合穴132の寸法公差を緩和することができる。すなわち、接続部材120および回転部材130の射出成形に用いる成型金型の寸法公差を緩和することが可能となり、樹脂製の接続部材120および回転部材130をより容易に大量生産することができる。
【0044】
さて、軸本体131の他端側周部には、振り分けアーム134が形成されている。振り分けアーム134は、4本の第1振り分けアーム134a,134a,…と、第1振り分けアーム134aよりもアーム長さが短い4本の第2振り分けアーム134b,134b,…とからなり、軸本体131の中心を回転軸として回転するように構成される。
【0045】
第1振り分けアーム134a,134a,…は、軸本体131の他端側周部に回転方向へ等間隔(90度間隔)に形成され、第1振り分けアーム134a,134a,…のひとつが回転して振り分けアーム134の下端付近に位置すると、振り分け板160に形成された中央球通路165を塞ぐように構成される(図3も参照)。
【0046】
第2振り分けアーム134b,134b,…は、軸本体131の他端側周部における第1振り分けアーム134a,134a,…と45度だけ回転方向へずれた位置で等間隔(90度間隔)に形成される。そして、第2振り分けアーム134bは、第1振り分けアーム134aよりも短いアーム長さを有しており、第2振り分けアーム134b,134b,…のひとつが回転して振り分けアーム134の下端付近に位置しても、振り分け板160に形成されたいずれの球通路165,166,167も塞がないようになっている。
【0047】
飾り部材140は、樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により図示する形状に一体的に形成され、飾り部材取付ネジ141により軸本体131の他端に取り付けられている。
【0048】
基準位置検出装置150は、種々の電子部品が配設された実装基板151と、実装基板151に配設された検出センサ152とを備えて構成され、振り分け板160の裏面側に取付固定される。検出センサ152は、所定の検出光を発光する発光部152aと、発光部152aからの検出光を検出する受光部152bとを備えたビームセンサであり、図5に示すように、発光部152aと受光部152bとの間に接続基板120の遮光円周部125が位置するように配設される。
【0049】
そして、常には発光部152aからの検出光が遮光円周部125に遮られた状態となり、接続部材120の回転により遮光円周部125の切り込み126が発光部152aと受光部152bとの間に位置すると、検出光が切り込み126を通過して受光部152bに達し、この検出光を受光部152bが検出するようになっている。このようにして、基準位置検出装置150は、遮光円周部125における切り込み126の形成位置を回転基準位置として、接続部材120すなわち回転振り分け器100の回転を検出するようになっている。
【0050】
振り分け板160は、樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により図示する形状に一体的に形成され、センター役物30の下部中央に取り付けられる。なお、振り分け板160の前面側には、所定形状の飾り板169が取り付けられている。振り分け板160の中央部には通し穴161が形成されており、回転部材130の軸本体131が通過するようになっている。また、通し穴161の下方に延びて逃げ穴161aが形成されており、軸本体131を通し穴161に挿通させるときに回転部材嵌合突起133が通過できるようになっている。
【0051】
振り分け板160の裏面側には、モータ取付ボス162,162がネジ穴(図示せず)を有して形成されており、このモータ取付ボス162,162に電動モータ110におけるモータ取付部113,113の位置を合わせ、モータ取付ネジ(図示せず)をモータ取付部113の取付穴113aに通過させてモータ取付ボス162のネジ穴にネジ固定することにより、電動モータ110が振り分け板160の裏面側に取付固定されるようになっている。
【0052】
なお、モータ取付ボス162の周部には、複数のガイドリブ162a,162a,…が形成されており、モータ取付ボス162の強度を向上させるとともに、ガイドリブ162aの先端がモータ取付部113の形状に合わせたガイド状に形成されて、電動モータ110をモータ取付ボス162に取り付け易くしている。
【0053】
振り分け板160の上部前面側には、上部板取付部163が形成されている。上部板取付部163は、振り分け板取付ネジ(図示せず)が通過する取付穴163aと、振り分け板160をセンター役物30の所定取付位置に合わせるための取付ガイド部163bとからなり、振り分け板160をセンター役物30の所定取付位置に合わせ、振り分け板取付ネジを取付穴163aに通過させてセンター役物30のネジ穴(図示せず)にネジ固定することにより、振り分け板160がセンター役物30に取付固定されるようになっている。
【0054】
振り分け板160の下部前面側には、下部板取付部164が取付穴164aを有して形成されており、上部板取付部163と同様に、振り分け板160をセンター役物30の所定取付位置に合わせ、振り分け板取付ネジ(図示せず)を取付穴164aに通過させてセンター役物30のネジ穴(図示せず)にネジ固定することにより、振り分け板160がセンター役物30に取付固定されるようになっている。
【0055】
また、振り分け板160の下部には、中央球通路165と、中央球通路165の左側に位置する左球通路166と、中央球通路165の右側に位置する右球通路167とが形成されており、センター役物30の下部中央に達した遊技球がこれらの球通路165,166,167のうちいずれか一つを流下するようになっている。
【0056】
中央球通路165は、振り分け板160の下部中央に形成されており、中央球通路165へ流下した遊技球は、振り分け装置28へ導かれるようになっている。左球通路166は、中央球通路165の左側に隣接して形成されており、左球通路166へ流下した遊技球は、遊技盤20の裏面側へ導かれるようになっている。そして、右球通路167は、中央球通路165の右側に隣接して形成されており、右球通路167へ流下した遊技球は、左球通路166と同様に、遊技盤20の裏面側へ導かれるようになっている。
【0057】
このように構成される回転振り分け器100において、まず、飾り部材取付ネジ141を用いて飾り部材140を回転部材130に取付固定する。次に、モータ軸112の一端側と接続部材120のモータ軸嵌合穴122とを嵌合させて、接続部材120をモータ軸112と一体回転するように連結する。
【0058】
続いて、回転部材130の軸本体を振り分け板160の通し穴161に通過させた後、接続部材120の接続部材軸123と回転部材130の接続部材軸嵌合穴132とを嵌合させるとともに、接続部材120の接続部材嵌合突起124と回転部材130の回転部材嵌合突起133とを嵌合させることにより、回転部材130の接続部材120に対する回転方向および回転軸方向への移動を規制し、図6および図7に示すように、回転部材130を接続部材120およびモータ軸112と一体回転するように連結する。これにより、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材130と接続部材120とを簡潔に連結固定することができる。
【0059】
次に、電気モータ110のモータ取付部113,113を振り分け板160のモータ取付ボス162,162にネジ固定して、接続部材120および回転部材130がモータ軸112と連結した電動モータ110を振り分け板160の裏面側に取り付ける。続いて、検出センサ152の発光部152aと受光部152bとの間に接続基板120の遮光円周部125が位置するように基準位置検出装置150を振り分け板160の裏面側に取り付ける。
【0060】
そして、振り分け板160の上部板取付部163および下部板取付部164をセンター役物30にネジ固定して、振り分け板160をセンター役物30に取り付ける。これにより、図3に示すように、回転振り分け器100がセンター役物30の下部中央に取り付けられる。
【0061】
さらに、電気モータ110に電力を供給して電気モータ110を作動させ、モータ軸112を回転させる。そうすると、図3に示すように、接続部材120(およびモータ軸112)と連結された回転部材130がパチンコ機PMの前面側から見て反時計回りに回転し、この状態でパチンコゲームが行われる。
【0062】
そして、センター役物30の球流下通路33を流下してセンター役物30の下部中央に達した遊技球は、球流下通路33に形成されたガイド板(図示せず)により振り分け板160の中央球通路165の入口まで導かれる。このとき、回転部材130の第1振り分けアーム134a,134a,…のひとつが振り分けアーム134の下端付近に位置して中央球通路165を塞いでいるときには、遊技球は第1振り分けアーム134aに当接して振り分け板160の左球通路166もしくは右球通路167のいずれか一つへ流下し、遊技盤20の裏面側へ向かう。
【0063】
一方、第1振り分けアーム134a,134a,…のひとつが振り分けアーム134の下端付近に位置せずに、回転部材130の第2振り分けアーム134b,134b,…のひとつが振り分けアーム134の下端付近に位置するときには、遊技球はそのまま中央球通路165へ流下し、振り分け装置28へ向かう。このようにして、回転振り分け器100による遊技球の複数の球通路165,166,167への振り分けが行われる。
【0064】
なおこのとき、基準位置検出装置150により、接続部材120の遮光円周部125における切り込み126の形成位置を回転基準位置として、接続部材120すなわち回転振り分け器100の回転検出が行われる。
【0065】
このため、以上のような構成の回転振り分け器100(回転装置)によれば、回転部材130に形成された回転部材嵌合突起133と接続部材120に形成された接続部材嵌合突起124との嵌合により回転部材130の接続部材120に対する回転軸方向への移動を規制することができるため、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材130と接続部材120とを簡潔に連結固定することができる。
【0066】
なお、本実施形態において、接続部材120の接続部材嵌合突起124が回転部材130の回転部材嵌合突起133と同程度の幅を有して形成されているが、これに限られる物ではなく、図6に示すように、接続部材嵌合突起124の幅を回転部材嵌合突起133の幅より小さくしてもよく、また、接続部材嵌合突起124の幅を回転部材嵌合突起133の幅より大きくしてもよい。このようにすれば、接続部材嵌合突起124および回転部材嵌合突起133の位置精度によらず、より容易に接続部材嵌合突起124と回転部材嵌合突起133とを嵌合させることができる。
【0067】
また、本実施形態において、接続部材120の接続部材嵌合突起124が弾性変形可能に形成されているが、これに限られる物ではなく、接続部材嵌合突起124および回転部材130の回転部材嵌合突起133の両方とも弾性変形可能に形成してもよい。このようにすれば、接続部材嵌合突起124と回転部材嵌合突起133とを嵌合させるときに接続部材嵌合突起124および回転部材嵌合突起133の両方とも弾性変形するため、より容易に接続部材嵌合突起124と回転部材嵌合突起133とを嵌合させることができる。
【0068】
さらに、本実施形態において、接続部材120に切り込み126を有する遮光円周部125を形成し、切り込み126の形成位置を回転基準位置として、基準位置検出装置150による接続部材120の回転検出を行っているが、これに限られる物ではなく、接続部材に検出センサの検出光を遮る遮光突起部を形成し、遮光突起部の形成位置を回転基準位置として接続部材の回転検出を行うようにしてもよい。
【0069】
【第2の実施形態】
次に、本発明に係る弾球遊技機の第2の回転装置である回転体200について図8〜図10を参照して説明する。ここで、図8は回転体200の分解斜視図、図9は回転体200に構成される回転部材230の背面図、そして図10は回転部材230の平面図(部分断面図)である。
【0070】
回転体200は、図8に示すように、所定の電力により回転作動する電動モータ210と、電気モータ210に連結された回転部材230と、電気モータ210および回転部材230とともに遊技盤20に取り付けられるベース体240とから構成される。
【0071】
電動モータ210は、所定の電力により回転作動するモータ本体211と、モータ本体211に駆動されて回転するモータ軸212とを主体に構成される。モータ本体211の一端側周部には、モータ取付部213,213が取付穴213a,213aを有して設けられており、ベース体230に取付固定されるようになっている。モータ軸212は、金属材料を用いて一端側の断面形状がD字形である棒状に形成され、断面がD字形に形成された一端側がモータ本体211の一端から突出した状態でモータ本体211に配設される。
【0072】
回転部材230は、樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段によりコマ形状に一体的に形成される。回転部材230の周部には、回転部材230の周部および裏面側が開口した球受け部231が設けられており、図3に示すように、ベース体240の入賞球停留口241を通過した遊技球を受け止めて内部に受容し、受容した遊技球を回転部材230とともに回転させるとともに、回転部材230の回転により球受け部231がベース体240の入賞球誘導口243に達すると、受容した遊技球を排出して入賞球誘導口243に通過させるようになっている。
【0073】
球受け部231の底部には球受けリブ232が形成されており、ベース体240の入賞球停留口241を通過して球受け部231の内部に達した遊技球を受け止めるとともに、球受け部231の内部に受容された遊技球がベース体240の入賞球誘導口243へ排出され易いようになっている。
【0074】
回転部材230の裏面側中央部には、図9および図10に示すように、モータ軸嵌合穴234を有するモータ軸嵌合部233が筒状に形成されており、モータ軸嵌合穴234がモータ軸212の一端側と嵌合して回転部材230がモータ軸212と連結されると、モータ軸嵌合部233の中心を回転軸として(モータ軸212の中心を回転軸として)、回転部材230がモータ軸212と一体回転するように構成されている。
【0075】
モータ軸嵌合穴234は、モータ軸嵌合部233の先端側から基端側へ向かうにつれて径が小さくなる円錐状であって、断面形状がモータ軸212の一端側の断面形状と整合したD字形となるように形成され、モータ軸212の一端側をモータ軸嵌合穴234に位置整合させて圧入することにより、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴234とが嵌合するように構成されている。なお、モータ軸嵌合穴234の断面積は、モータ軸嵌合部233の先端側においてモータ軸212の一端側の断面積と同程度であり、モータ軸嵌合部233の基端側へ向かうにつれてモータ軸212の一端側の断面積より小さくなるようになっている。すなわち、モータ軸嵌合穴234は、モータ軸嵌合部233の基端側へ向かうにつれてモータ軸嵌合部233の中心に向けて傾斜する勾配234aを有している。
【0076】
これにより、モータ軸212の一端側およびモータ軸嵌合穴234の断面形状がD字形であり、さらに、モータ軸嵌合穴234の断面積がモータ軸嵌合部233の基端側へ向かうにつれてモータ軸212の一端側の断面積より小さくなるため、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴234とを嵌合させると、回転部材230のモータ軸212に対する回転方向への移動が規制されるとともに、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴234との圧入嵌合により回転部材230のモータ軸212に対する回転軸方向への移動が規制された状態となって、回転部材230がモータ軸212と一体回転するように連結される。
【0077】
そのため、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材230とモータ軸212とを簡潔に連結固定することができる。また、ネジ等の固定手段を使用しないため、回転部材230とモータ軸212との連結に要する工数を低減させることができる。さらに、ネジ等の固定手段を使用しないため、回転部材230を樹脂材料により製造することが可能となり、回転体200(回転装置)をより容易に大量生産することができる。
【0078】
また、回転部材230とモータ軸212とを容易に分離させることが可能であるため、回転部材230の部品交換をより容易に行うことができ、また回転体200(回転装置)の分解をより容易に行うことができる。
【0079】
なお、モータ軸212の一端側およびモータ軸嵌合穴234の断面形状は、D字形に限らず、例えば、多角形や、スプライン形状等、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴234との嵌合により回転部材230のモータ軸212に対する回転方向への移動を規制することが可能な形状であればよい。
【0080】
モータ軸嵌合部233の周部2箇所には、スリット235,235が形成されている。スリット235,235は、図9に示すように、モータ軸嵌合部233(モータ軸212)の回転軸に対して対称に位置し、それぞれモータ軸嵌合部233(モータ軸212)の回転軸方向へ延びて形成される。
【0081】
これにより、モータ軸嵌合部233が弾性変形し易くなり、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴234との圧入嵌合時に、モータ軸212の一端側およびモータ軸嵌合穴234の形状に応じてモータ軸嵌合部233が外方に向けて弾性変形するため、モータ軸嵌合穴234の寸法公差を緩和することができる。すなわち、回転部材230の射出成形に用いる成型金型の寸法公差を緩和することが可能となり、樹脂製の回転部材230をより容易に大量生産することができる。
【0082】
また、スリット235,235がモータ軸嵌合部233(モータ軸212)の回転軸に対して対称に位置することで、モータ軸嵌合部233が均等に分割されるため、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴234との圧入嵌合時にモータ軸嵌合部233に作用する力を均等にすることができる。
【0083】
回転部材230の裏面側におけるモータ軸嵌合部233の側方には、強化リブ236,236が形成されている。強化リブ236,236は、モータ軸嵌合部233の周部と繋がって形成され、モータ軸嵌合部233が外方へ変形するのを防止するように構成される。これにより、モータ軸嵌合部233の繰り返し変形による疲労や、割れを防止することができる。
【0084】
ベース体240は、樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段により図示する形状に一体的に形成される。ベース体240の上部には、遊技球とほぼ同じ幅を有する入賞球停留口241が形成されており、遊技球がこの入賞球停留口241に落入すると、回転部材230の球受け部231が入賞球停留口241の直下に位置しないときには、遊技球が回転部材230の周部に当接して回転部材230に支持された状態で入賞球停留口241に停留し、球受け部231が回転して入賞球停留口241の直下に位置するときには、遊技球が入賞球停留口241を通過して球受け部231へ流下するようになっている(図3も参照)。
【0085】
ベース体240の右方には、入賞球通路242が入賞球誘導口243および入賞球排出口(図示せず)を有して形成されている。入賞球誘導口243は、図3に示すように、ベース体240の右方前面に形成され、回転部材230の球受け部231に受容された遊技球が自重により排出されて入賞球誘導口243を通過するようになっている。
【0086】
入賞球通路242は、一端が入賞球誘導口243に繋がって遊技盤20の前面側と裏面側とに跨るように形成され、入賞球誘導口243を通過した遊技球が入賞球通路242を流下すると遊技盤20の裏面側(入賞球通路242の他端)に達するようになっている。
【0087】
入賞球排出口(図示せず)は、入賞球通路242の他端において鉛直下方に向けて開口され、入賞球通路242の他端に達した遊技球が入賞球排出口を通過して遊技盤20の裏面側に排出されるようになっている。入賞球排出口(図示せず)の下方には、入賞球検出センサ244が設けられており、入賞球排出口を通過して遊技盤20の裏面側に排出された遊技球を検出するようになっている。
【0088】
ベース体240の裏面側には、モータ取付ボス245がネジ穴(図示せず)を有して形成されており、このモータ取付ボス245に電動モータ210におけるモータ取付部213の位置を合わせ、モータ取付ネジ(図示せず)をモータ取付部213の取付穴213aに通過させてモータ取付ボス245のネジ穴にネジ固定することにより、電動モータ210がベース体240の裏面側に取付固定されるようになっている。
【0089】
ベース体240の左右には、ベース取付穴246,246が形成されており、ベース体240を遊技盤20の所定取付位置に合わせ、ベース体取付ネジ(図示せず)をベース取付穴246に通過させて遊技盤20のネジ穴(図示せず)にネジ固定することにより、ベース体240が遊技盤20の右方に取付固定されるようになっている。
【0090】
このように構成される回転体200において、モータ軸212をベース体240に形成された通し穴(図示せず)に通過させた後、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴234とを嵌合させることにより、回転部材230のモータ軸212に対する回転方向および回転軸方向への移動を規制し、回転部材230をモータ軸212と一体回転するように連結する。これにより、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材230とモータ軸212とを簡潔に連結固定することができる。
【0091】
次に、電気モータ210のモータ取付部213をベース体240のモータ取付ボス245にネジ固定して、回転部材230がモータ軸212と連結した電動モータ210をベース体240の裏面側に取り付ける。そして、ベース体240のベース取付穴246,246を用いてベース体240を遊技盤20にネジ固定することにより、図3に示すように、回転体200が遊技盤20の右方に取り付けられる。
【0092】
さらに、電気モータ210に電力を供給して電気モータ210を作動させ、モータ軸212を回転させる。そうすると、図3に示すように、モータ軸212と連結された回転部材230がパチンコ機PMの前面側から見て反時計回りに回転し、この状態でパチンコゲームが行われる。
【0093】
そして、遊技球がベース体240の入賞球停留口241に落入すると、回転部材230の球受け部231が入賞球停留口241の直下に位置しないときには、遊技球が回転部材230の周部に当接して回転部材230に支持された状態で入賞球停留口241に停留し、球受け部231が回転して入賞球停留口241の直下に位置するときには、遊技球が入賞球停留口241を通過して球受け部231へ流下する。
【0094】
球受け部231へ流下した遊技球は、球受け部231に受容された状態で回転部材230とともに回転し、回転部材230の回転により球受け部231がベース体240の入賞球誘導口243に達すると、球受け部231に受容された遊技球は自重により球受け部231から排出されて入賞球誘導口243を通過する。そして、入賞球誘導口243を通過した遊技球は、入賞球誘導口243と繋がる入賞球通路242を流下して、入賞球排出口から遊技盤20の裏面側に排出される。すなわち、回転体200に流下した遊技球は、回転部材230の球受け部231により一定時間保持された後、遊技盤20の裏面側に排出される。
【0095】
このため、以上のような構成の回転体200(回転装置)によれば、回転部材230にスリット235および円錐状のモータ軸嵌合穴234を有して形成されたモータ軸嵌合部233とモータ軸212との嵌合により回転部材230のモータ軸に対する回転軸方向への移動を規制することができるため、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材230とモータ軸212とを簡潔に連結固定することができる。
【0096】
なお、回転部材230のモータ軸嵌合穴234は、モータ軸嵌合部233の先端側から基端側へ向かうにつれて径が小さくなる円錐状であって、モータ軸嵌合穴234の断面積がモータ軸嵌合部233の基端側へ向かうにつれてモータ軸212の一端側の断面積より小さくなるように形成されているため、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴234との圧入嵌合により回転部材230のモータ軸212に対する回転方向への移動を規制する機能も有している。そのため、モータ軸212の一端側およびモータ軸嵌合穴234の断面形状を円形にしてもよい。このようにすれば、モータ軸212およびモータ軸嵌合穴234を備えた回転部材230をより容易に製造することができる。
【0097】
【第3の実施形態】
次に、回転体の第二実施形態について図11を参照して説明する。ここで、図11は第二実施形態における回転体300の分解斜視図である。なお、本実施形態の回転体300に構成される電動モータおよびベース体は、上述した第一実施形態の回転体200に構成される電動モータ210およびベース体240と装置構成が同様であるため、同一部位に同一番号を付して重複説明を省略する。
【0098】
回転体300は、図11に示すように、所定の電力により回転作動する電動モータ210と、電気モータ210に連結された接続部材320と、接続部材320に連結された回転部材330と、電気モータ210、接続部材320および回転部材330とともに遊技盤20に取り付けられるベース体240とを主体として構成される。
【0099】
接続部材320は、樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段によりコマ形状に一体的に形成される。接続部材320の裏面側中央部には、回転振り分け器100の接続部材120と同様に、モータ軸嵌合穴(図示せず)を有するモータ軸嵌合部(図示せず)が筒状に形成されており、モータ軸嵌合穴がモータ軸212の一端側と嵌合して接続部材320がモータ軸212と連結されると、モータ軸嵌合部の中心を回転軸として(モータ軸212の中心を回転軸として)、接続部材320がモータ軸212と一体回転するように構成されている。
【0100】
モータ軸嵌合穴は、回転振り分け器100の接続部材120と同様に、断面形状がモータ軸212の一端側の断面形状と整合したD字形となるようにモータ軸嵌合部の中央部に形成され、モータ軸212の一端側をモータ軸嵌合穴に位置整合させて圧入することにより、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴とが嵌合するように構成されている。
【0101】
これにより、モータ軸212の一端側およびモータ軸嵌合穴の断面形状がD字形であるため、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴とを嵌合させると、接続部材320のモータ軸212に対する回転方向への移動が規制されるとともに、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴との圧入嵌合により接続部材320のモータ軸212に対する回転軸方向への移動が規制された状態となって、接続部材320がモータ軸212と一体回転するように連結される。そのため、ネジ等の固定手段を用いずに接続部材320とモータ軸212とを簡潔に連結固定することができる。
【0102】
なお、回転振り分け器100の接続部材120と同様に、モータ軸212の一端側およびモータ軸嵌合穴の断面形状は、D字形に限らず、例えば、多角形や、スプライン形状等、モータ軸212の一端側とモータ軸嵌合穴との嵌合により接続部材320のモータ軸212に対する回転方向への移動を規制することが可能な形状であればよい。
【0103】
接続部材320の前面側中央部には、接続部材軸323が、断面形状がD字形である棒状に形成されており、回転部材330の接続部材軸嵌合穴334と嵌合するように構成されている。なお、図11の二点鎖線に示すように、接続部材軸323の周部2箇所に回転部材330のスリット335と嵌合するスリット嵌合リブ323aを形成してもよい。このようにすれば、接続部材軸323と接続部材軸嵌合穴334との嵌合時に回転部材330の接続部材320に対する回転方向への移動をより確実に規制することができる。
【0104】
さらに、接続部材320の前面側には、回転部材330の回転部材嵌合突起337と嵌合する接続部材嵌合突起324が形成されている。接続部材嵌合突起324は、接続部材320の回転軸方向へ突出した突起状に形成され、弾性変形可能となっている。
【0105】
接続部材320の周部裏面側には、遮光突起部325が突起状に形成されており、接続部材320の回転を検出する基準位置検出装置(図示せず)に構成される検出センサ(図示せず)の検出光を遮るようになっている。そして基準位置検出装置により、接続部材320における遮光突起部325の形成位置を回転基準位置として、接続部材320すなわち回転体300の回転検出を行うようになっている。
【0106】
回転部材330は、樹脂材料を用いて射出成形等の成形手段によりコマ形状に一体的に形成される。回転部材330の周部には、回転部材330の周部および裏面側が開口した球受け部331が設けられており、第一実施形態の回転体200と同様に、ベース体240の入賞球停留口241を通過した遊技球を受け止めて内部に受容し、受容した遊技球を回転部材330とともに回転させるとともに、回転部材330の回転により球受け部331がベース体240の入賞球誘導口243に達すると、受容した遊技球を排出して入賞球誘導口243に通過させるようになっている。
【0107】
球受け部331の底部には球受けリブ(図示せず)が形成されており、ベース体240の入賞球停留口241を通過して球受け部331の内部に達した遊技球を受け止めるとともに、球受け部331の内部に受容された遊技球がベース体240の入賞球誘導口243へ排出され易いようになっている。
【0108】
回転部材330の裏面側中央部には、図11に示すように、接続部材軸嵌合穴(図示せず)を有する接続部材軸嵌合部333が筒状に形成されており、接続部材軸嵌合穴が接続部材軸323と嵌合して回転部材330が接続部材320と連結されると、接続部材軸嵌合部333の中心を回転軸として(モータ軸212の中心を回転軸として)、回転部材330が接続部材320と一体回転するように構成されている。
【0109】
接続部材軸嵌合穴(図示せず)は、第一実施形態の回転体200と同様に、接続部材軸嵌合部333の先端側から基端側へ向かうにつれて径が小さくなる円錐状であって、断面形状が接続部材軸323の断面形状と整合したD字形となるように形成され、接続部材軸323を接続部材軸嵌合穴に位置整合させて圧入することにより、接続部材軸323と接続部材軸嵌合穴とが嵌合するように構成されている。なお、接続部材軸嵌合穴の断面積は、接続部材軸嵌合部333の先端側において接続部材軸323の断面積と同程度であり、接続部材軸嵌合部333の基端側へ向かうにつれて接続部材軸323の断面積より小さくなるようになっている。すなわち、モータ軸嵌合穴は、接続部材軸嵌合部333の基端側へ向かうにつれて接続部材軸嵌合部333の中心に向けて傾斜する勾配を有している。
【0110】
これにより、接続部材軸323および接続部材軸嵌合穴の断面形状がD字形であり、さらに、接続部材軸嵌合穴の断面積が接続部材軸嵌合部333の基端側へ向かうにつれて接続部材軸323の断面積より小さくなるため、接続部材軸323と接続部材軸嵌合穴とを嵌合させると、回転部材330の接続部材320に対する回転方向への移動が規制されるとともに、接続部材軸323と接続部材軸嵌合穴との圧入嵌合により回転部材330の接続部材320に対する回転軸方向への移動が規制された状態となる。
【0111】
なお、接続部材軸323および接続部材軸嵌合穴の断面形状は、D字形に限らず、例えば、多角形や、スプライン形状等、接続部材軸323と接続部材軸嵌合穴との嵌合により回転部材230の接続部材320に対する回転方向への移動を規制することが可能な形状であればよい。
【0112】
接続部材軸嵌合部333の周部2箇所には、スリット335,335が形成されている。スリット335,335は、第一実施形態の回転体200と同様に、接続部材軸嵌合部333(モータ軸212)の回転軸に対して対称に位置し、それぞれ接続部材軸嵌合部333(モータ軸212)の回転軸方向へ延びて形成される。
【0113】
これにより、接続部材軸嵌合部333が弾性変形し易くなり、接続部材軸323の一端側と接続部材軸嵌合穴との圧入嵌合時に、接続部材軸323および接続部材軸嵌合穴の形状に応じて接続部材軸嵌合部333が外方に向けて弾性変形するため、接続部材軸323および接続部材軸嵌合穴の寸法公差を緩和することができる。すなわち、接続部材320および回転部材330の射出成形に用いる成型金型の寸法公差を緩和することが可能となり、樹脂製の接続部材320および回転部材330をより容易に大量生産することができる。
【0114】
また、スリット335,335が接続部材軸嵌合部333(モータ軸212)の回転軸に対して対称に位置することで、接続部材軸嵌合部333が均等に分割されるため、接続部材軸323と接続部材軸嵌合穴との圧入嵌合時に接続部材軸嵌合部333に作用する力を均等にすることができる。
【0115】
回転部材330の裏面側における接続部材軸嵌合部333の側方には、強化リブ336,336が形成されている。強化リブ336,336は、接続部材軸嵌合部333の周部と繋がって形成され、接続部材軸嵌合部333が外方へ変形するのを防止するように構成される。これにより、接続部材軸嵌合部333の繰り返し変形による疲労や、割れを防止することができる。
【0116】
一方の強化リブ336の周部には、接続部材320の接続部材嵌合突起324と嵌合する回転部材嵌合突起337が形成されている。回転部材嵌合突起337は、接続部材嵌合突起324と同程度の幅を有して回転部材330の回転軸と垂直な方向へ突出した突起状に形成される。
【0117】
そして、接続部材軸323を接続部材軸嵌合穴(図示せず)へ嵌入して接続部材320を回転部材330側へ押し込むと、接続部材嵌合突起324が回転部材嵌合突起337に当接して弾性変形し、さらに接続部材320を回転部材330側へ押し込むと、接続部材嵌合突起324が弾性力により元の形状に戻って回転部材嵌合突起337と嵌合するようになっている。
【0118】
これにより、接続部材嵌合突起324と回転部材嵌合突起337とを嵌合させることで、回転部材330の接続部材320に対する回転軸方向への移動がさらに規制された状態となる。そのため、接続部材軸323と接続部材軸嵌合穴(図示せず)とを嵌合させるとともに、接続部材嵌合突起324と回転部材嵌合突起337とを嵌合させることにより、回転部材330の接続部材320に対する回転方向および回転軸方向への移動が規制された状態となって、回転部材330が接続部材320(およびモータ軸212)と一体回転するように連結される。
【0119】
このようにすることで、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材330と接続部材320とを簡潔に連結固定することができる。また、ネジ等の固定手段を使用しないため、回転部材330と接続部材320との連結に要する工数を低減させることができる。さらに、ネジ等の固定手段を使用しないため、接続部材320および回転部材330を樹脂材料により製造することが可能となるため、回転体300(回転装置)をより容易に大量生産することができる。
【0120】
また、接続部材嵌合突起324を弾性変形させて接続部材嵌合突起324と回転部材嵌合突起337との嵌合を解除し、接続部材320と回転部材330とを分離させることが可能であるため、回転部材330等の部品交換をより容易に行うことができ、また回転体300(回転装置)の分解をより容易に行うことができる。さらに、このような嵌合手段を備えた接続部材を用いることにより、電気モータ等の回転駆動装置は回転部材の形状によらず汎用品を用いることができる。
【0121】
また、接続部材嵌合突起324と回転部材嵌合突起337との嵌合により、回転部材330の接続部材320に対する回転軸方向への移動が規制されるため、接続部材軸323および接続部材軸嵌合穴(図示せず)の寸法公差をさらに緩和することができ、樹脂製の接続部材320および回転部材330をより容易に大量生産することができる。
【0122】
このように構成される回転体300において、接続部材軸323と接続部材軸嵌合穴(図示せず)とを嵌合させるとともに、接続部材嵌合突起324と回転部材嵌合突起337とを嵌合させることにより、回転部材330の接続部材320に対する回転方向および回転軸方向への移動を規制し、回転部材330を接続部材320と一体回転するように連結する。これにより、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材330と接続部材320とを簡潔に連結固定することができる。
【0123】
次に、電気モータ210のモータ取付部213をベース体240のモータ取付ボス245にネジ固定して、回転部材330および接続部材320がモータ軸212と連結した電動モータ210をベース体240の裏面側に取り付ける。そして、ベース体240のベース取付穴246,246を用いてベース体240を遊技盤20にネジ固定することにより、第一実施形態の回転体200と同様に、回転体300が遊技盤20の右方に取り付けられる。
【0124】
さらに、電気モータ210に電力を供給して電気モータ210を作動させ、モータ軸212を回転させる。そうすると、第一実施形態の回転体200と同様に、接続部材320およびモータ軸212と連結された回転部材330がパチンコ機PMの前面側から見て反時計回りに回転し、この状態でパチンコゲームが行われる。
【0125】
そして、遊技球がベース体240の入賞球停留口241に落入すると、回転部材330の球受け部331が入賞球停留口241の直下に位置しないときには、遊技球が回転部材330の周部に当接して回転部材330に支持された状態で入賞球停留口241に停留し、球受け部331が回転して入賞球停留口241の直下に位置するときには、遊技球が入賞球停留口241を通過して球受け部331へ流下する。
【0126】
球受け部331へ流下した遊技球は、球受け部331に受容された状態で回転部材330とともに回転し、回転部材330の回転により球受け部331がベース体240の入賞球誘導口243に達すると、球受け部331に受容された遊技球は自重により球受け部331から排出されて入賞球誘導口243を通過する。そして、入賞球誘導口243を通過した遊技球は、入賞球誘導口243と繋がる入賞球通路242を流下して、入賞球排出口から遊技盤20の裏面側に排出される。すなわち、回転体300に流下した遊技球は、回転部材330の球受け部331により一定時間保持された後、遊技盤20の裏面側に排出される。
【0127】
なおこのとき、基準位置検出装置(図示せず)により、接続部材320における遮光突起部325の形成位置を回転基準位置として、接続部材320すなわち回転体300の回転検出が行われる。
【0128】
このため、以上のような構成の回転体300(回転装置)によれば、回転部材330に形成された回転部材嵌合突起337と接続部材320に形成された接続部材嵌合突起324との嵌合に加え、回転部材330に形成された接続部材軸嵌合部333と接続部材320に形成された接続部材軸323との嵌合により回転部材330の接続部材320に対する回転軸方向への移動を規制することができるため、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材330と接続部材320とを簡潔に連結固定することができる。
【0129】
なお、回転部材330の接続部材軸嵌合穴(図示せず)は、接続部材軸嵌合部333の先端側から基端側へ向かうにつれて径が小さくなる円錐状であって、接続部材軸嵌合穴の断面積が接続部材軸嵌合部333の基端側へ向かうにつれて接続部材軸323の断面積より小さくなるように形成されているため、接続部材320の接続部材軸323と接続部材軸嵌合穴との圧入嵌合により回転部材330の接続部材320に対する回転方向への移動を規制する機能も有している。そのため、接続部材軸323および接続部材軸嵌合穴の断面形状を円形にしてもよい。このようにすれば、接続部材320および回転部材330をより容易に製造することができる。
【0130】
また、本実施形態において、接続部材320の接続部材嵌合突起324が回転部材330の回転部材嵌合突起337と同程度の幅を有して形成されているが、これに限られる物ではなく、接続部材嵌合突起324の幅を回転部材嵌合突起337の幅より小さくしてもよく、また、接続部材嵌合突起324の幅を回転部材嵌合突起337の幅より大きくしてもよい。このようにすれば、接続部材嵌合突起324および回転部材嵌合突起337の位置精度によらず、より容易に接続部材嵌合突起324と回転部材嵌合突起337とを嵌合させることができる。
【0131】
さらに、本実施形態において、接続部材320の接続部材嵌合突起324が弾性変形可能に形成されているが、これに限られる物ではなく、接続部材嵌合突起324および回転部材330の回転部材嵌合突起337の両方とも弾性変形可能に形成してもよい。このようにすれば、接続部材嵌合突起324と回転部材嵌合突起337とを嵌合させるときに接続部材嵌合突起324および回転部材嵌合突起337の両方とも弾性変形するため、より容易に接続部材嵌合突起324と回転部材嵌合突起337とを嵌合させることができる。
【0132】
また、本実施形態において、接続部材320に検出センサの検出光を遮る遮光突起部325を形成し、接続部材320における遮光突起部325の形成位置を回転基準位置として、基準位置検出装置による接続部材320の回転検出を行っているが、これに限られる物ではなく、接続部材に切り込みを有する遮光円周部を形成し、切り込みの形成位置を回転基準位置として、基準位置検出装置による接続部材の回転検出を行うようにしてもよい。
【0133】
さらに、上述の各実施形態において、電気モータによりモータ軸を回転駆動軸として回転駆動しているが、これに限られた物ではなく、例えば、ソレノイド等の回転駆動装置を用いて回転駆動軸や接続部材を回転駆動させるようにすればよい。
【0134】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による弾球遊技機の回転装置によれば、回転部材に形成された接続部材軸嵌合部と接続部材に形成された接続部材軸との嵌合に加え、回転部材に形成された回転部材嵌合突起と接続部材に形成された接続部材嵌合突起との嵌合により回転部材の接続部材に対する回転方向及び回転軸方向への移動がともに規制される構成のため、ネジ等の固定手段を用いずに回転部材と接続部材とを簡潔に連結固定することができる。なお、接続部材嵌合突起が、接続部材軸の径方向外側に位置して前後に延びる突起状に形成され径方向に弾性変形可能であるような構成によれば、接続部材嵌合突起を弾性変形させることで回転部材等の部品交換を容易に行うことができる。また、接続部材軸の外周面に回転部材側のスリットと嵌合するスリット嵌合リブが形成されるような構成によれば、回転部材の接続部材に対する回転方向への移動をより確実に規制することができる。さらに、回転部材に接続部材軸嵌合部と繋がって周方向に延びる強化リブが形成されるような構成によれば、接続部材軸嵌合部の繰り返し変形による疲労や、割れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転装置を備えた弾球遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。
【図2】上記パチンコ機の裏面側を示す背面図である。
【図3】上記パチンコ機に構成される開閉型入賞装置およびセンター役物の取付部付近を示す拡大正面図である。
【図4】本発明に係る第1の回転装置である回転振り分け器の分解斜視図である。
【図5】回転振り分け器の分解側面図(部分断面図)である。
【図6】回転振り分け器の平面図である。
【図7】回転振り分け器の斜視図である。
【図8】本発明に係る第2の回転装置である回転体の分解斜視図である。
【図9】回転体に構成される回転部材の背面図である。
【図10】回転部材の平面図(部分断面図)である。
【図11】回転体の第二実施形態を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
BSP 裏セット盤
PA 遊技領域
PM パチンコ機
1 外枠
2 前枠
3a,3b ヒンジ部材
4 施錠装置
5 ガラス扉
6 上球皿
7 下球皿
8 操作ハンドル
9 打球発射装置
17 係合レバー
18 ヒンジ
19 閉鎖レバー
20 遊技盤
21 化粧板
22 案内レール(22a 外レール、22b 内レール)
23 風車
24 一般入賞口
25 開閉型入賞装置
26 大入賞口
27 通過口
28 振り分け装置
29 アウト口
30 センター役物
31 表示装置
32 球入口
33 球流下通路
40 基枠体
41 窓口
50 球貯留供給機構
60 賞球払出機構
63 賞球払出装置
70 賞球払出経路
91 メイン基板
92 球払出基板
93 ランプ・音声制御基板
94 電源基板
95 中継基板
96 ターミナル基板
100 回転振り分け器
110 電気モータ
111 モータ本体
112 モータ軸
113 モータ取付部(113a 取付穴)
120 接続部材
121 モータ軸嵌合部
122 モータ軸嵌合穴
123 接続部材軸
124 接続部材嵌合突起
125 遮光円周部
126 切り込み
130 回転部材
131 軸本体
132 接続部材軸嵌合穴
133 回転部材嵌合突起
134 振り分けアーム
(134a 第1振り分けアーム、134b 第2振り分けアーム)
140 飾り部材
141 飾り部材取付ネジ
150 基準位置検出装置
151 実装基板
152 検出センサ(152a 発光部、152b 受光部)
160 振り分け板
161 通し穴(161a 逃げ穴)
162 モータ取付ボス(162a ガイドリブ)
163 上部板取付部(163a 取付穴、163b 取付ガイド部)
164 下部板取付部(164a 取付穴)
165 中央球通路
166 左球通路
167 右球通路
169 飾り板
200 回転体
210 電気モータ
211 モータ本体
212 モータ軸
213 モータ取付部(213a 取付穴)
230 回転部材
231 球受け部
232 球受けリブ
233 モータ軸嵌合部
234 モータ軸嵌合穴(234a 勾配)
235 スリット
236 強化リブ
240 ベース体
241 入賞球停留口
242 入賞球通路
243 入賞球誘導口
244 入賞球検出センサ
245 モータ取付ボス
246 ベース取付穴
300 回転体(回転体の第二実施形態)
320 接続部材
323 接続部材軸(323a スリット嵌合リブ)
324 接続部材嵌合突起
325 遮光突起部
330 回転部材
331 球受け部
333 接続部材軸嵌合部
335 スリット
336 強化リブ
337 回転部材嵌合突起

Claims (2)

  1. 軸方向前後に延びる棒状の接続部材軸(323)一体に有し所定の回転駆動力を受けて回転する円盤状の樹脂製の接続部材(320)と、
    前記接続部材軸(323)の前端形状に合わせた嵌合穴を有して軸方向に延びる筒状に形成された接続部材軸嵌合部(333)を有し、前記接続部材軸(323)を前記嵌合穴に嵌合させて前記接続部材(320)と連結するように構成された樹脂製の回転部材(330)とを備え、
    前記回転部材(330)は、前記接続部材軸嵌合部(333)の外周面に径方向に突出する回転部材嵌合突起(337)を備え、
    前記接続部材(320)は、前記接続部材軸(323)の径方向外側に位置して軸方向前方に延びるとともに先端において径方向内側に曲がって突出する弾性変形可能な接続部材嵌合突起(324)を備え、
    前記接続部材軸(323)を前記嵌合穴に嵌入して前記接続部材(320)と前記回転部材(330)とを連結したときに、前記接続部材嵌合突起(324)はその先端の径方向内側に曲がった部分が弾性変形して前記回転部材嵌合突起(337)を乗り越えてこれと係合し、前記接続部材(320)と前記回転部材(330)との軸方向の相対移動を規制するように構成され、
    前記接続部材軸嵌合部(333)の後端側には、少なくとも2箇所に内外周を貫通して軸方向に延びるスリット(335)が形成されて径方向に弾性変形し易くなっているとともに、前記嵌合穴が、前記接続部材軸嵌合部(333)の後端側から前端側へ向かうにつれて径が小さくなる円錐状に形成されており、
    前記接続部材軸(323)の外周面には、前記接続部材軸(323)を前記嵌合穴に嵌入して前記接続部材(320)と前記回転部材(330)とを連結したときに、前記スリット(335)内に入り込んで嵌合するスリット嵌合リブ(323a)が径方向外側且つ前方に延びて形成されており、
    前記接続部材軸(323)を前記嵌合穴に嵌入することにより、前記接続部材嵌合突起(324)と前記回転部材嵌合突起(337)とを係合させて軸方向の相対移動を規制し、且つ、前記スリット嵌合リブ(323a)を前記スリット(335)内に入り込こませて相対回転を規制して前記接続部材(320)と前記回転部材(330)とを連結するように構成されたことを特徴とする弾球遊技機の回転装置。
  2. 前記回転部材には、前記接続部材軸嵌合部の径方向外側に位置して前記接続部材軸嵌合部の周部と繋がり周方向に延びる強化リブが形成されることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の回転装置。
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