JP4338423B2 - 内視鏡の送液装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、内視鏡の送液装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
内視鏡による臨床検査時に、数滴または数ccという微量な単位で薬液を送液する場合がある。内視鏡装置では、挿入部先端の洗浄に用いる送水手段や、挿入部先端から視野内の対象物に対して浄液液や薬液を噴出させる副送水手段が知られているが、これらの手段は上記のような微量の送液には適していないので、従来は次のようにして送液を制御していた。
【0003】
図11は、副送水手段を有する内視鏡110の例である。内視鏡110内には副送水用管路111が配設され、該副送水用管路111の一端部は把持操作部112に設けた副送水注入口113に接続し、他端部は挿入部114の先端に開口している。副送水注入口113に対して送液チューブ115が挿入され、該送液チューブ115に注射器116が接続されている。注射器116には薬液が入っており、内視鏡操作者以外の助手がその送液量を手動で調整する。注射器116から送出された薬液は、送液チューブ115を通って把持操作部111に入り、挿入部114の先端から滴下される。
【0004】
図12は、独立した副送水管路を備えていないタイプの内視鏡120を示している。この内視鏡120には鉗子などの処置具を挿通可能な処置具挿通用管路121が設けられ、該処置具挿通用管路121の一端部は把持操作部122近傍に設けた処置具挿入口123に接続し、他端部は挿入部124の先端に開口している。図11の態様と同様に、処置具挿入口123に対して送液チューブ125が挿入され、該送液チューブ125に注射器126が接続され、助手が注射器126からの薬液の供給量を手動で調整する。注射器126から送出された薬液は、送液チューブ125を通って処置具挿通用管路121に入り、挿入部124の先端から滴下される。
【0005】
図11と図12のいずれの態様でも、薬液の送出には助手が必要であり、しかも供給量が過度にならないように助手が気を配らなければならないので、作業性の改善が望まれている。また図12の態様では、送液中は処置具の同時使用ができないという不具合もあった。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、薬液の供給量を容易に微調整可能な内視鏡の送液装置を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の概要】
本発明は、内視鏡の把持操作部から挿入部先端まで配設された副送水用管路に対して内視鏡外部の送液源から液体を供給する内視鏡の送液装置において、把持操作部に設けた副送水用管路の開口端部に対して着脱可能で、装着状態で送液源から副送水用管路への送液量を調整可能な絞り弁を有する絞り弁アダプタを備えたことを特徴としている。
【0008】
送液源は、副送水用管路に供給される液体を溜める液体タンクと、該液体タンクの内圧を変化させるポンプかならなり、該ポンプと液体タンクの間の空気流通を許容及び遮断させる許容及び遮断させる開閉弁を備えることが好ましい。開閉弁は例えば電磁弁であり、この電磁弁をフットスイッチで制御すると操作性が良い。
【0009】
本発明の送液装置はまた、内視鏡のユニバーサルチューブ先端から把持操作部を経由して挿入部先端まで配設される送水用管路と送気用管路;ユニバーサルチューブの先端に設けたコネクタが接続され、送水用管路への送水及び送気用管路への送気を行う送気送水源を有するプロセッサ;送気送水源から延出されるプロセッサ側送水管路及びプロセッサ側送気管路と、ユニバーサルチューブのコネクタに設けた接続口金に対して接続可能なサブコネクタとを有し、該サブコネクタを接続口金に接続させることにより、プロセッサ側送水管路とプロセッサ側送気管路をそれぞれユニバーサルチューブ側の送水用管路と送気用管路に接続させる接続チューブ;及び、接続チューブのサブコネクタとユニバーサルチューブのコネクタの接続口金との間に着脱可能で、装着状態でプロセッサ側送水管路からユニバーサルチューブ内の送水用管路への送液量を調整可能な絞り弁を有する絞り弁アダプタ;を備えたことを特徴としている。
【0010】
絞り弁アダプタは、サブコネクタと接続口金の間に装着した状態で、プロセッサ側送水管路と送水用管路を連通させる中間送水流路と、プロセッサ側送気管路と送気用管路を連通させる中間送気流路とを有し、中間送水流路内に絞り弁を設けた構成とすることが好ましい。
【0011】
この態様の内視鏡の把持操作部には、送水用管路におけるユニバーサルチューブ側から挿入部側への送水と、送気用管路におけるユニバーサルチューブ側から挿入部側への送気を制御する送気送水ボタンを備えるとよい。また、送気送水源は、接続チューブ内のプロセッサ側送水管路とプロセッサ側送気管路が接続する液体タンクと、該液体タンクの内圧を変化させるポンプによって構成するとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1ないし図5は、本発明の内視鏡送液装置の第1の実施形態を示している。本実施形態における内視鏡10は電子内視鏡であり、操作者が把持する把持操作部11と、可撓性を有する挿入部12と、該把持操作部11及び挿入部12を接続する連結部13を有し、把持操作部11からはユニバーサルチューブ14が延出され、連結部13には処置具挿入口15が設けられている。挿入部12は、把持操作部11に設けた湾曲操作ノブ16を介して湾曲操作可能である。把持操作部11にはまた、対物光学系により得られる画像を制御するための複数の制御ボタン17が設けられている。
【0013】
ユニバーサルチューブ14から挿入部12の先端部に亘って照明用ライトガイド、送気用管路及び送水用管路(それぞれ不図示)が配設され、挿入部12の先端部には照明用レンズと送気送水ノズルが設けられている。ユニバーサルチューブ14は不図示のコネクタを介して、画像信号処理用のプロセッサに接続される。図示しないがプロセッサには光源及び送気送水装置が付属しており、ユニバーサルチューブ14のコネクタをプロセッサに接続した状態では、上記光源光が照明用ライトガイドを介して照明用レンズへ導かれる。また、コネクタとプロセッサの接続状態で上記送気送水装置のポンプを駆動すると、送気用管路と送水用管路を介して送気送水ノズルに対して送液または送気がなされる。この送液及び送気は、挿入部12先端の対物レンズなどを洗浄及び乾燥するためのものである。送液と送気の切換は、把持操作部11に設けた送気送水ボタン18の操作によって行う。
【0014】
処置具挿入口15から挿入部12の先端部に亘り、図示しない処置具挿通用管路が配設されている。処置具挿通用管路は挿入部12の先端部に開口しており、処置具挿入口15から挿入した鉗子などの処置具を該開口から突出させることができる。また、処置具挿通用管路は不図示の吸引用管路(吸引ポンプ)に接続しており、把持操作部11に設けた吸引ボタン19を操作することによって吸引を行うことができる。
【0015】
内視鏡10には、以上の各管路とは別に副送水用管路(液体流通路)20が配設されている。副送水用管路20は、その一端部が把持操作部11に設けた副送水注入口(開口端部)21に接続し、他端部が挿入部12の先端部に設けた副送水ノズルに接続している。通常の使用状態では、副送水注入口21に対して周知のタイプの副送水送出装置を接続し、副送水ノズルから前方(観察対象)に向けて、洗浄液や薬液を噴出させることができる。
【0016】
一方、微量の薬液を滴下する場合には、副送水注入口21に対して送液装置25を接続する。送液装置25は、基台26上に設置され副送水の送液源を構成するポンプ27及び液体タンク28、ポンプ27と液体タンク28の間に設けた電磁弁(開閉弁)29、電磁弁29制御用のフットスイッチ30、副送水注入口21近傍に設けた絞り弁アダプタ31を備えている。図2に示すように、液体タンク28は内部が気密状態に保たれており、該液体タンク28内にポンプ接続管路32と送液用管路33が挿入されている。送液用管路33の先端部は液体タンク28内の薬液Mの液面下に位置し、ポンプ接続管路32の先端部は薬液Mの液面よりも上部の中空空間S1に位置している。液体タンク28の内圧はポンプ27によって調整可能である。ポンプ27は圧縮空気の送出と吸引とが可能なタイプであり、液体タンク28に正圧と陰圧(負圧)を選択して与えることができる。
【0017】
ポンプ接続管路32の途中に設けた電磁弁29は、フットスイッチ30の操作に応じて、ポンプ27による液体タンク28の内圧調整(ポンプ27と液体タンク28の間の空気流通)を許容または停止(阻止)させる。具体的には、外気と連通するリーク孔34が電磁弁29に形成されており、フットスイッチ30のオフ状態ではリーク孔34が開かれているので、空気流路は図2における矢印aまたはbのようになり、ポンプ27を駆動させても液体タンク28内が加圧または減圧されることがない。一方、フットスイッチ30を踏み込んでスイッチオンさせるとリーク孔34が閉じ、図2における矢印cまたはdのような空気流路となり、ポンプ27の駆動に応じて液体タンク28の内圧が変化する。液体タンク28の中空空間S1に空気が流入して内圧が高まると、薬液Mが送液用管路33内へ流入して絞り弁アダプタ31側へ送られる。逆に液体タンク28の中空空間S1に負圧が作用すると、送液用管路33内の薬液Mが液体タンク28内に戻される。
【0018】
絞り弁アダプタ31の構造を図3に示す。絞り弁アダプタ31は、送液用管路33に接続する筒状のチューブ接続突起35と、副送水注入口21に対して挿脱可能な筒状の挿脱軸部36を有し、挿脱軸部36の外周面には、それぞれが径方向に弾性変形可能なOリング37とスナップリング38が設けられている。挿脱軸部36を副送水注入口21に挿入したとき、Oリング37は挿脱軸部36と副送水注入口21の間を液密に塞ぎ、スナップリング38は副送水注入口21の内周部に形成した環状凹部(凸部)に係合して挿脱軸部36を抜け止める。
【0019】
絞り弁アダプタ31の内部には、一端部がチューブ接続突起35の先端に開口し、他端部が挿脱軸部36の先端に開口する薬液流路39が形成されている。薬液流路39は、チューブ接続突起35及び挿脱軸部36のそれぞれの軸線方向に向けて形成した一対の平行流路部39a及び39bと、該平行流路部39a及び39bを接続する直交流路部39cとからなり、直交流路部39cの途中に内径を小さくした山形断面形状の環状絞り部39dを有する。直交流路部39cの一端部は絞り弁アダプタ31の外部に連通しており、この連通部から調整弁40が挿入されている。調整弁40は先端側から順に、テーパー端部40a、Oリング40b、雄ねじ部40c及び回動操作ノブ40dを有している。雄ねじ部40cは直交流路部39cの開口部付近に形成した雌ねじ部39eに螺合しており、回動操作ノブ40dを正逆に回転操作すると、該ねじ部39e及び40cを介して、図4及び図5に示すように調整弁40が進退する。図4は、テーパー端部40aが環状絞り部39dに接近しているが当接はしていない状態であり、流路が狭くなっているため、該状態での単位時間あたりの薬液Mの流量は、調整弁40が存在しない場合よりも小さく抑えられている。図4の状態よりも調整弁40を左方へ移動させると、テーパー端部40aが環状絞り部39dに接近して流路がさらに狭くなり、単位時間あたりの薬液Mの流量はより小さくなる。逆に、図4の状態よりも調整弁40を右方へ移動させると、テーパー端部40aが環状絞り部39dの間の流路が広くなり、単位時間あたりの薬液Mの流量は増大する。図5の位置まで調整弁40を移動させると、テーパー端部40aが環状絞り部39dに当接して流路が塞がれ、副送水注入口21側への薬液Mの流入は阻止される。このように、調整弁40を回転させて軸方向に進退移動させることにより、薬液Mの流量を適宜変化させることができる。すなわち、調整弁40(特にテーパー端部40a)と薬液流路39の環状絞り部39dが、送液用管路33と副送水用管路20の間の流量(送液量)を変化させる絞り弁を構成している。例えば、薬液Mを数滴ずつ送液したい場合には、適切な流量が得られる位置まで調整弁40を移動させればよい。調整弁40に設けたOリング40bは、薬液Mを雄ねじ部40c側に漏出させないための液密手段であり、図4及び図5に示すように、調整弁40の進退位置に関わらず常に液密手段として機能し得る位置に設けられている。
【0020】
以上の内視鏡装置は次のように使用する。図1のように送液装置25を内視鏡10に接続した状態で、絞り弁アダプタ31において適切な送液量が得られるように調整弁40を調整しておく。ポンプ27はポンプ接続管路32に圧縮空気を送っているが、フットスイッチ30を操作していないときには、この送気はリーク孔34を通して外気にリークしており、液体タンク28内が加圧されていない。よって薬液Mは副送水用管路20に送られない(図2の矢印aの流路)。薬液Mを滴下させるときにはフットスイッチ30を踏み込む。フットスイッチ30の操作は、両手が塞がっている状態でも内視鏡10の操作者が自ら行うことができる。フットスイッチ30の操作に応じて電磁弁29においてリーク孔34が閉じ、ポンプ27からの圧縮空気が液体タンク28内に流入し(図2の矢印cの流路)、液体タンク28の内圧上昇に伴って送液用管路33へ薬液Mが流入する。送出された薬液Mは絞り弁アダプタ31の薬液流路39内に入り、環状絞り部39dとテーパー端部40aの隙間によって単位時間あたりの流量を制限されつつ副送水用管路20に送られ、挿入部12先端の副送水ノズルから滴下される。使用中に薬液Mの滴下量を変化させたい場合は、絞り弁アダプタ31の調整弁40を適宜進退操作すれば、副送水用管路20への薬液Mの流入量を変えることができる。本実施形態では絞り弁アダプタ31を把持操作部11の近傍に設けたので、この調整作業を行いやすくなっている。
【0021】
フットスイッチ30の踏み込みを解除すると、ポンプ27からの圧縮空気が再びリーク孔34から外部へ漏れるようになり(図2の矢印a)、薬液Mの滴下は停止される。なお、前述した通り、ポンプ27を逆回転させて液体タンク28内に陰圧をかければ(図2の矢印dの流路)、送液用管路33や副送水用管路20内の薬液Mを液体タンク28に戻すこともできる。このポンプ27の逆転駆動は、フットスイッチ30とは異なる操作部材によって行わせることも可能であるし、ポンプ逆転用のスイッチをフットスイッチ30に追加してもよい。
【0022】
図6ないし図9は、本発明の内視鏡送液装置の第2の実施形態を示す。図6に示す内視鏡50は、独立した副送水用管路を備えない点を除いては概ね第1実施形態の内視鏡10と共通する構造であり、内視鏡10と同様の把持操作部51、挿入部52、連結部53、ユニバーサルチューブ54、処置具挿入口55、湾曲操作ノブ56、制御ボタン57、送気送水ボタン58及び吸引ボタン59を有している。
【0023】
ユニバーサルチューブ54の先端部に設けたコネクタ60は、プロセッサ61に接続されており、プロセッサ61は、光源(不図示)と送気送水源を構成するポンプ62及び液体タンク64を内部に有し、該ポンプ62からポンプ接続管路63を介して液体タンク64に圧縮空気を送ることが可能となっている。液体タンク64は前述の液体タンク28に似ているが、図9に示すように、液体タンク64には、液体Lの液面下まで挿入された送水用管路(プロセッサ側送水管路)65に加えて、液面より上の中空空間S2までしか挿入されていない送気用管路(プロセッサ側送気管路)66も接続している点が異なる。
【0024】
送水用管路65と送気用管路66を収納する接続チューブ67は、液体タンク64から出て、図6及び図7に示すようにサブコネクタ68を介してコネクタ60に接続される。具体的には、サブコネクタ68の先端部はコネクタ60に設けた接続口金60’に形成した着脱孔69に対して挿脱可能であり、該サブコネクタ68の外周面には、それぞれが径方向に弾性変形可能なOリング70とスナップリング71が設けられている。サブコネクタ68を着脱孔69に挿入したとき、Oリング70はサブコネクタ68と着脱孔69の間を液密に塞ぎ、スナップリング71は着脱孔69の内周部に形成し環状凹部(凸部)に係合してサブコネクタ68を抜け止めさせる。
【0025】
内視鏡50にはコネクタ60から挿入部52の先端部に亘り、送水用管路72と送気用管路73が配設されている。サブコネクタ68をコネクタ60の接続口金60’に接続した状態で、送水用管路65は送水用管路72と連通し、送気用管路66は送気用管路73と連通し、これら一連の送水用管路65及び72と一連の送気用管路66及び73は、互いに流体流通が生じないように独立した管路となる(図7参照)。送水用管路72と送気用管路73の途中には送気送水ボタン58が設けられている。図10に示すように、送気送水ボタン58はシリンダ部58aとピストン部58bを有しており、ピストン部58bはシリンダ部58aの内側に進退可能に支持されている。シリンダ部58aには、送水用管路72を構成する第1管路72aと第2管路72b、送気用管路73を構成する第1管路73aと第2管路73bの計4つの管路が接続している。ピストン部58bは、その上端部がシリンダ部58aから突出するように付勢されており、該付勢(突出)位置において上記第1管路73aと第2管路73bを逆止弁58c’を介して連通させる通気路58cがピストン部58bに形成されている。通気路58cは、リーク孔58dを介して外部にも連通している。ピストン部58bにはさらに、通水路58eが形成されている。通水路58eは、ピストン部58bを押圧したときに上記第1管路72aと第2管路72bを連通させる位置関係で形成されている。
【0026】
以上の構造により、ポンプ62から液体タンク64へ圧縮空気を送ると、加圧された液体タンク64から送水用管路65を介して液体Lが送出され、同時に送気用管路66から圧縮空気が送出される。液体Lと圧縮空気はそれぞれ、送水用管路72の第1管路72aと送気用管路73の第1管路73aを介して送気送水ボタン58のシリンダ部58aへ送られる。ピストン部58bを押圧しておらず、かつリーク孔58dを塞いでもいない状態(図10の左半分)では、シリンダ部58aを挟んで位置する送水用管路72の第1管路72aと第2管路72bは、ピストン部58bによって互いの流体流通が遮断されており、液体タンク64側から送られた液体Lは送気送水ボタン58よりも先に進むことができない。一方、リーク孔58dが塞がれていないので、液体タンク64側から第1管路73aを介して送られた圧縮空気は挿入部12側に向かう第2管路73bではなくリーク孔58d側に流れて外部に放出される。したがって、挿入部12先端の送気送水ノズルには液体Lも圧縮空気も到達せず、送気、送水のいずれもなされない。
【0027】
シリンダ部58aの非押圧状態においてリーク孔58dを指で塞ぐと、通気路58cからの空気漏れがなくなるため、逆止弁58c’が開いて第1管路73aから第2管路73bへ圧縮空気が流入し、送気送水ノズルから圧縮空気を噴出させることができる。
【0028】
さらに図10の右半分のようにピストン部58bを押圧すると、送気用管路73の第1管路73aと第2管路73bの間の連通が遮断され、代わりに送水用管路72の第1管路72と第2管路73が通水路58eを介して連通する。これにより、液体タンク64側から送出された液体Lが挿入部12側の第2管路72bに流入し、送気送水ノズルから液体Lが噴出される。
【0029】
以上のような送気送水の切換構造は周知のものである。本実施形態ではさらに、この送水構造を用いて、微量な滴下が必要とされる薬液の送液も行うことに特徴を有する。その準備として、液体タンク64内には通常の洗浄水の代わりに、滴下させるべき薬液Lを入れておく。また、コネクタ60の接続口金60’とサブコネクタ68の間に、図8のように絞り弁アダプタ75を装着する。絞り弁アダプタ75は着脱突部76と着脱孔77を有している。着脱突部76は、サブコネクタ68と同様に外周部にOリング78及びスナップリング79を有しており、コネクタ60の接続口金60’の着脱孔69に対して着脱可能である。一方、着脱孔77は着脱孔69と同構造になっており、該着脱孔77に対してサブコネクタ68を着脱することが可能である。
【0030】
絞り弁アダプタ75内には薬液流路(中間送水流路)80と送気用流路(中間送気流路)81が形成されている。絞り弁アダプタ75をコネクタ60の接続口金60’とサブコネクタ68の間に介在(装着)させたとき、薬液流路80の一端部は送水用管路65に接続し、他端部は送水用管路72の第1管路72aに接続する。また、送気用流路81の一端部は送気用管路66に接続し、他端部は送気用管路73の第1管路73aに接続する。絞り弁アダプタ75の薬液流路80は、第1実施形態の薬液流路39と同様に、互いに平行な平行流路部80a及び80bと、該平行流路部80a及び80bを接続する直交流路部80cと、直交流路部80cの途中に位置する環状絞り部80dとを有している。直交流路部80cに対しては調整弁82が挿入されており、該調整弁82は、第1実施形態の調整弁40と同様に先端側からテーパー端部82a、Oリング82b、雄ねじ部82c及び回動操作ノブ82dが設けられている。雄ねじ部82cは、絞り弁アダプタ75に形成した雌ねじ部75aに螺合している。薬液流路80と調整弁82の機能は上記薬液流路39及び調整弁40と同じであるからその詳細な説明は省略するが、調整弁82を回転させて軸方向に進退させると、環状絞り部80dとテーパー端部82aの間の流路サイズが変化して、単位時間あたりの薬液(液体L)の流量を変えることができる。すなわち、調整弁82(特にテーパー端部82a)と薬液流路80の環状絞り部80dが、送水用管路65と送水用管路72の間の流量(送液量)を変化させる絞り弁を構成している。
【0031】
以上の構造において薬液の滴下作業を行う場合は、絞り弁アダプタ75の調整弁82によって薬液流路80における流量を予め適正値に調整しておく。送気送水ボタン58のピストン部58bを押圧操作しない場合は、前述の通り送水用管路72の第1管路72aと第2管路72bの連通は遮断されているので、絞り弁アダプタ75における流量に関わりなく薬液は送気送水ボタン58よりも先に送られることはない。このとき、送気用管路66、第1管路73a、通気路58c、第2管路73bという経路が連通しているので、絞り弁アダプタ75を装着しない場合と同様に、リーク孔58dを塞げば送気送水ノズルへ送気することができる。
【0032】
ピストン部58bを押圧すると、ピストン部58bに形成した通水路58eを通して送水用管路72の第1管路72aと第2管路72bが連通され、挿入部12先端の送気送水ノズルまで薬液が送られる。このとき、送水用管路72に入る薬液の流量は絞り弁アダプタ75によって制限されており、送気送水ノズルからは薬液が適切な量で滴下される。この薬液の滴下作業は送気送水ボタン58の押圧によって実行するので、通常の内視鏡使用形態と同じく、把持操作部11から手を離さずに内視鏡操作者が単独で行うことができる。薬液の流量を制御したい場合には、絞り弁アダプタ75の調整弁82を適宜操作すればよい。
【0033】
ポンプ62は送気に加えて吸引も可能なタイプであり、ポンプ62を薬液送出時とは逆回転させて液体タンク64内に陰圧をかければ、管路(送水用管路65、薬液流路80、送水用管路72)内の薬液を液体タンク64に戻すこともできる。このポンプ62の逆転駆動を行わせるための操作部材の態様は任意であるが、例えば第1実施形態のフットスイッチ30のようなフットスイッチであると、内視鏡50から手を離さずに操作できるので好ましい。
【0034】
以上の各実施形態から分かるように、本発明の内視鏡送液装置によれば、薬液の供給量を内視鏡操作者が単独で容易に微調整することができ、従来の内視鏡装置に比べて作業効率が向上する。いずれの実施形態においても既存の送水(副送水)機構を利用するので、内視鏡10、50には特別な改変を加える必要がなく、低コストで提供することができる。特に、第2実施形態では、絞り弁アダプタ75を追加する以外はプロセッサ61側も完全に既存のものを使うことができるので、コスト的に非常に有利である。また、いずれの実施形態においても、処置具挿通用の管路は送液に使用しないので、処置具の同時使用が可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上から明らかなように、本発明によれば、薬液の供給量を容易に微調整可能な内視鏡の送液装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る内視鏡と送液装置の外観図である。
【図2】 図1の送液装置を一部断面として示した拡大図である。
【図3】 図1の絞り弁アダプタの拡大断面図である。
【図4】 図3の絞り弁アダプタの絞り弁を開いた状態の断面図である。
【図5】 図3の絞り弁アダプタの絞り弁を閉じた状態の断面図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態に係る内視鏡と送液装置の外観図である。
【図7】 図6のユニバーサルチューブのコネクタ部付近における流体流通路を示す拡大断面図である。
【図8】 図7のコネクタ部に絞り弁アダプタを介在させた状態の拡大断面図である。
【図9】 図6の液体タンクの断面図である。
【図10】 図6の内視鏡の送気送水ボタンの押圧状態と非押圧状態の断面図である。
【図11】 従来の内視鏡の送液装置の一例を示す図である。
【図12】 従来の内視鏡の送液装置の異なる例を示す図である。
【符号の説明】
10 50 内視鏡
11 51 把持操作部
12 52 挿入部
54 ユニバーサルチューブ
20 副送水用管
27 ポンプ(送液源)
28 液体タンク(送液源)
29 電磁弁(開閉弁)
30 フットスイッチ
31 絞り弁アダプタ
39 薬液流路
39d 環状絞り部(絞り弁)
40 調整弁(絞り弁)
60 コネクタ
60’ 接続口金
62 ポンプ(送気送液源)
64 液体タンク(送気送液源)
65 送水用管路(プロセッサ側送水管路)
66 送気用管路(プロセッサ側送気管路)
67 接続チューブ
68 サブコネクタ
72 送水用管路
73 送気用管路
75 絞り弁アダプタ
80 薬液流路(中間送水流路)
80d 環状絞り部(絞り弁)
81 送気用流路(中間送気流路)
82 調整弁(絞り弁)

Claims (8)

  1. 内視鏡の把持操作部から挿入部先端まで配設された副送水用管路に対して内視鏡外部の送液源から液体を供給する内視鏡の送液装置において、
    上記把持操作部に設けた副送水用管路の開口端部に対して着脱可能で、装着状態で上記送液源から副送水用管路への送液量を調整可能な絞り弁を有する絞り弁アダプタを備えたことを特徴とする内視鏡の送液装置。
  2. 請求項記載の内視鏡の送液装置において、上記送液源は、上記副送水用管路に供給される液体を溜める液体タンクと、該液体タンクの内圧を変化させるポンプかならなり、該ポンプと液体タンクの間の空気流通を許容及び遮断させる開閉弁を備えている内視鏡の送液装置。
  3. 請求項記載の内視鏡の送液装置において、上記開閉弁は電磁弁である内視鏡の送液装置。
  4. 請求項記載の内視鏡の送液装置において、上記電磁弁を制御するフットスイッチが備えられている内視鏡の送液装置。
  5. 内視鏡のユニバーサルチューブ先端から把持操作部を経由して挿入部先端まで配設される送水用管路と送気用管路;
    上記ユニバーサルチューブの先端に設けたコネクタが接続され、上記送水用管路への送水と送気用管路への送気を行う送気送水源を有するプロセッサ;
    上記送気送水源から延出されるプロセッサ側送水管路及びプロセッサ側送気管路と、上記ユニバーサルチューブのコネクタに設けた接続口金に対して接続可能なサブコネクタとを有し、該サブコネクタを接続口金に接続させることにより、プロセッサ側送水管路とプロセッサ側送気管路をそれぞれ上記ユニバーサルチューブ側の送水用管路と送気用管路に接続させる接続チューブ;及び
    上記接続チューブのサブコネクタと上記ユニバーサルチューブのコネクタの接続口金との間に着脱可能で、装着状態で上記プロセッサ側送水管路からユニバーサルチューブの送水用管路への送液量を調整可能な絞り弁を有する絞り弁アダプタ;
    を備えたことを特徴とする内視鏡の送液装置。
  6. 請求項5記載の内視鏡の送液装置において、上記絞り弁アダプタは、上記サブコネクタと上記接続口金の間に装着した状態で、上記プロセッサ側送水管路と送水用管路を連通させる中間送水流路と、上記プロセッサ側送気管路と送気用管路を連通させる中間送気流路とを有し、上記絞り弁は中間送水流路内に設けられている内視鏡の送液装置。
  7. 請求項5または6記載の内視鏡の送液装置において、上記送水用管路におけるユニバーサルチューブ側から挿入部側への送水と、上記送気用管路におけるユニバーサルチューブ側から挿入部側への送気を制御する送気送水ボタンを上記把持操作部に備えている内視鏡の送液装置。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1項記載の内視鏡の送液装置において、上記送気送水源は、上記プロセッサ側送水管路とプロセッサ側送気管路が接続する液体タンクと、該液体タンクの内圧を変化させるポンプからなる内視鏡の送液装置。
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