JP4347645B2 - 遠隔管理システムとその通信装置,制御方法,およびプログラム - Google Patents

遠隔管理システムとその通信装置,制御方法,およびプログラム Download PDF

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Description

この発明は、外部装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う(例えば応答を返す機能を備えた通信装置、このような通信装置とこれに接続された遠隔管理仲介装置とこれに接続された管理装置とによって構成された通信装置の遠隔管理システム、上記のような通信装置の制御方法、および通信装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムに関する。
従来から、通信機能を備えたプリンタ,ファクシミリ(FAX)装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機等の画像処理装置を始め、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能(通信手段)を持たせた通信装置(電子装置)を被管理装置とし、サービスセンタ(管理センタ)の管理装置(外部装置)が公衆回線等の通信回線(専用回線でもよい)経由でこれらの被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムが提案されている。
あるいは、被管理装置が通信機能を備えていない場合や、通信機能を備えていてもその機能が管理装置と通信するための機能を持っていない場合には、その被管理装置に管理装置と通信可能な通信機能を有する遠隔管理仲介装置(以下単に「仲介装置」ともいう)を通信回線経由で接続し、管理装置が通信回線および仲介装置経由で被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムも提案されている。
例えば、被管理装置がデジタル複写機のような画像形成装置(画像処理装置)の場合には、顧客のオフィス等に画像形成装置と共に仲介装置(ラインアダプタ)を設置し、その画像形成装置とサービスセンタ内の管理装置(監視端末装置)とを公衆回線および仲介装置によって通信可能にし、その管理装置によって顧客先の画像形成装置の状態を管理する画像形成装置管理システムが知られている。(特許文献1参照)
特開平6−237330号公報
このような画像形成装置管理システムによれば、サービスセンタ側で顧客先の画像形成装置の状態を容易に把握することができるので、画像形成装置に故障が発生したり、部品の寿命が近づいたり、消耗品の残りが少なくなったりした場合等に、顧客に連絡して警告する、サービスマンを派遣して修理を行う、消耗品の注文を受け付ける、等の対応を容易にあるいは自動的に行うことができ、画像形成装置の維持管理に必要な労力を低減することができる。
ところで、このような画像形成装置管理システムの構築のために使用する画像形成装置は、工場出荷時点では、以下の(1)〜(4)に示す理由により、管理装置と通信するための機能(CSS機能)が無効になっており、管理装置と通信できないようになっている。
(1)工場出荷前にCSS機能が有効になっていると、顧客先に設置された後、適切な設定や接続がなされていない場合でも管理装置と通信できないという通信エラーが発生することがあるため、それを管理装置との通信に異常が発生したと誤認し、誤って警告(メッセージの表示や電子メール等)を発してしまうことがありえる。
(2)CSS機能に対応する仲介装置(仲介装置の機能を有する画像形成装置)の設置後の設定作業が難しいため、顧客自身には仲介装置を設置させないようにしていた。
(3)顧客によって保守契約が異なる場合があり、またCSS機能の利用契約を行っていない場合やそもそもサービスを行っていない地域ではCSS機能は動作させてはいけないが、これらの顧客に対しても共通の機能を有する画像形成装置を販売したいという要求があった。
(4)管理装置との通信には顧客の電話回線を使用するため、むやみにCSS機能を有効にして回線を占有しないようにする必要があった。
画像形成装置のCSS機能を有効にするためには、その画像形成装置を顧客のオフィス等に設置した後、CSS機能を有効にして管理装置と通信可能にする必要があるが、これは以下のような手順で行っていた。
すなわち、まずCSS機能を有する画像形成装置を購入等し、CSS機能の使用契約を行った顧客をサービスマンが訪問し、その画像形成装置のサービスマン用設定モード(SPモード)によってCSS機能を有効にする設定を行う。そして、サービスマンがサービスセンタに電話等で連絡を行った後、画像形成装置を操作してサービスセンタの管理装置との間で接続確認を行う。この接続確認が成功であれば、サービスセンタからサービスマンに連絡を入れてその旨を伝え、以後顧客先の画像形成装置とサービスセンタの管理装置とが通信可能になる。
このため、CSS機能を有する画像形成装置を顧客先に設置してCSS機能(管理装置との通信機能)を有効にするには、その都度顧客先にサービスマンを派遣して1台ずつCSS機能を有効にするための作業を行う必要があり、労力やコストがかかるという問題があった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、顧客先に設置された1台又は複数台の通信装置が外部装置との通信機能を必要な場合にのみ自動的に有効にできるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、画像形成装置等の通信装置(電子装置)、その通信装置と遠隔管理仲介装置と管理装置とによって構成された通信装置の遠隔管理システム、上記通信装置の制御方法、および通信装置を制御するコンピュータに必要な機能(この発明に係わる機能)を実行させるプログラムを提供する。
請求項1の発明による通信装置は、外部装置と通信を行う通信手段と、該通信手段を介して上記外部装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う要求処理手段と、該要求処理手段を、上記要求に対応する処理を行うことが許可される有効状態、あるいは許可されない待機状態に設定するための設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、上記外部装置から受信する所定の要求に応じて、上記設定情報を、上記要求処理手段を上記待機状態から上記有効状態にするための設定情報に更新する待機設定手段と、該待機設定手段により、上記所定の要求に応じて上記設定情報が上記要求処理手段を上記有効状態にするための設定情報に更新される際に、該所定の要求に含まれている該要求の発信元のアドレス情報を通信先情報として記憶する通信先情報記憶手段とを備え、上記要求処理手段は、上記通信先情報記憶手段により上記通信先情報が記憶された後、上記所定の要求の発信元に対して当該通信装置の識別情報を含む設定変更通知を送信する手段と、上記外部装置から上記所定の要求以外の要求を受信した場合に、該要求に対応する処理を行うか否かを上記設定情報に基づいて判断する手段を有し、上記待機設定手段を、上記要求処理手段による上記所定の要求の発信元への上記設定変更通知の送信に対して、該発信元から設定通知を受信した場合に、上記設定情報を、上記要求処理手段を上記待機状態から上記有効状態に設定するための設定情報に更新する手段としたものである。
請求項2の発明による通信装置は、請求項の通信装置において、上記要求処理手段に、上記受信した要求が情報取得要求であった場合に、該要求に対応する処理を行うと判断すると、当該通信装置の情報を返すものである。
請求項の発明による通信装置は、請求項又はの通信装置において、上記要求処理手段に、上記待機状態においては上記所定の要求以外の要求に対しては機能が無効状態である旨の応答を返す手段を備えたものである。
請求項の発明による通信装置は、請求項1〜3のいずれかの通信装置において、上記要求処理手段は、上記通信先情報に係る発信元から受信した要求に対してのみ、該要求に対応する処理を行うと判断した場合に、該要求に対応する応答を返すものである。
請求項の発明による通信装置は、請求項1〜4のいずれかの通信装置において、上記要求処理手段に、上記待機状態以外でかつ上記通信先情報記憶手段に通信先情報が記憶されている状態で該通信先情報に係る外部装置以外から上記所定の要求を受信した場合には機能が無効状態である旨の応答を返す手段を備えたものである。
請求項6の発明による通信装置は、請求項のいずれかの通信装置において、上記待機設定手段に、上記外部装置から予め定めた要求を受信した場合に、上記設定情報を、上記要求処理手段を上記待機状態に設定するための設定情報に更新する手段を備えたものである。
請求項の発明による通信装置は、請求項1〜のいずれかの通信装置において、上記要求処理手段が、上記外部装置から受信した要求に対応する処理を行うか否かを該要求の受信直後にその時点での前記設定情報を参照して判断するものである。
請求項の発明による通信装置は、請求項1〜のいずれかの通信装置において、上記通信手段によって受信する要求が構造化言語形式で記載されているものである。
請求項の発明による通信装置の遠隔管理システムは、1又は2以上の通信装置と、該通信装置と直接又は間接に接続された外部装置とによって構成される通信装置の遠隔管理システムであって、上記外部装置は、該通信装置とネットワークによって接続され、上記通信装置に対して各種要求を送信する要求送信手段を有する遠隔管理仲介装置と、該遠隔管理仲介装置とインタネットによって接続され、上記遠隔管理仲介装置に上記各種要求を送信させることによって該遠隔管理仲介装置に接続された上記通信装置の管理を行う管理装置とを含み、上記通信装置に、上記外部装置と通信を行う通信手段と、該通信手段を介して上記外部装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う要求処理手段と、該要求処理手段を、上記要求に対応する処理を行うことが許可される有効状態、あるいは許可されない待機状態に設定するための設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、上記外部装置から受信する所定の要求に応じて、上記設定情報を、上記要求処理手段を上記待機状態から上記有効状態にするための設定情報に更新する待機設定手段と、該待機設定手段により、上記所定の要求に応じて上記設定情報が上記要求処理手段を上記有効状態にするための設定情報に更新される際に、該所定の要求に含まれている該要求の発信元のアドレス情報を通信先情報として記憶する通信先情報記憶手段とを設け、上記通信装置の上記要求処理手段に、上記通信先情報記憶手段により上記通信先情報が記憶された後、上記所定の要求の発信元に対して当該通信装置の識別情報を含む設定変更通知を送信する手段と、上記外部装置から上記所定の要求以外の要求を受信した場合に、該要求に対応する処理を行うか否かを上記設定情報に基づいて判断する手段を備え、上記通信装置の上記待機設定手段を、上記要求処理手段による上記所定の要求の発信元への上記設定変更通知の送信に対して、該発信元から設定通知を受信した場合に、上記設定情報を、上記要求処理手段を上記待機状態から上記有効状態に設定するための設定情報に更新する手段としたものである。
請求項10の発明による通信装置の遠隔管理システムは、請求項の通信装置の遠隔管理システムにおいて、上記遠隔管理仲介装置の要求送信手段が、定期的に上記通信装置に対して上記所定の要求を送信するものである。
請求項11の発明による通信装置の遠隔管理システムは、請求項又は10の通信装置の遠隔管理システムにおいて、上記遠隔管理仲介装置が、各種指示を入力する操作部を備え、上記遠隔管理仲介装置の要求送信手段が、上記操作部からの指示に従って上記通信装置に対して上記所定の要求を送信するものである。
請求項12の発明による通信装置の遠隔管理システムは、請求項11のいずれかの通信装置の遠隔管理システムにおいて、上記遠隔管理仲介装置に、自身が管理すべき通信装置の識別情報を記憶する記憶手段を設け、上記遠隔管理仲介装置の要求送信手段が、上記所定の要求を送信する場合には、上記該識別情報に対応する通信装置にのみ送信するものである。
請求項13の発明による通信装置の遠隔管理システムは、請求項12のいずれかの通信装置の遠隔管理システムにおいて、上記通信装置に、上記要求処理手段が上記待機状態から上記有効状態にするための設定情報に更新された場合に、上記遠隔管理仲介装置を介して上記管理装置との間で通信試験を行う手段を設けたものである。
請求項14の発明による通信装置の遠隔管理システムは、請求項13のいずれかの通信装置の遠隔管理システムにおいて、上記通信装置の上記待機設定手段に、上記外部装置から予め定めた要求を受信した場合に、上記設定情報を、上記要求処理手段を上記待機状態に設定するための設定情報に更新する手段を備えたものである。
請求項15の発明による通信装置の遠隔管理システムは、1又は2以上の通信装置と、該通信装置とネットワークによって接続され、上記通信装置に対して各種要求を送信する要求送信手段を有する遠隔管理仲介装置と、該遠隔管理仲介装置とインタネットによって接続され、上記遠隔管理仲介装置に上記各種要求を送信させることによって該遠隔管理仲介装置に接続された上記通信装置の管理を行う管理装置とによって構成される通信装置の遠隔管理システムであって、上記遠隔管理仲介装置に、上記管理装置に対して定期的に送信要求があるかどうかの問い合わせを行う送信要求有無問合手段を設け、上記遠隔管理仲介装置の要求送信手段を、上記送信要求有無問合手段による上記管理装置への送信要求の問い合わせに対して、該管理装置から要求を受信した場合にのみ、該要求を上記通信装置へ送信する手段とし、上記通信装置に、上記遠隔管理仲介装置と通信を行う通信手段と、該通信手段を介して上記遠隔管理仲介装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う要求処理手段と、該要求処理手段を、上記要求に対応する処理を行うことが許可される有効状態、あるいは許可されない待機状態に設定するための設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記管理装置から受信する所定の要求に応じて、上記設定情報を、上記要求処理手段を上記待機状態から上記有効状態にするための設定情報に更新する待機設定手段と、該待機設定手段により、上記所定の要求に応じて上記設定情報が上記要求処理手段を上記有効状態にするための設定情報に更新される際に、該所定の要求に含まれている該要求の発信元のアドレス情報を通信先情報として記憶する通信先情報記憶手段とを設け、上記通信装置の上記要求処理手段に、上記通信先情報記憶手段により上記通信先情報が記憶された後、上記所定の要求の発信元に対して当該通信装置の識別情報を含む設定変更通知を送信する手段と、上記管理装置から上記所定の要求以外の要求を受信した場合に、該要求に対応する処理を行うか否かを上記設定情報に基づいて判断する手段を備え、上記通信装置の上記待機設定手段を、上記要求処理手段による上記所定の要求の発信元への上記設定変更通知の送信に対して、該発信元から設定通知を受信した場合に、上記設定情報を、上記要求処理手段を上記待機状態から上記有効状態に設定するための設定情報に更新する手段としたものである。
請求項16の発明による通信装置の制御方法は、外部装置と通信を行う通信手段と、該通信手段を介して上記外部装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う要求処理手段と、該要求処理手段を、上記要求に対応する処理を行うことが許可される有効状態、あるいは許可されない待機状態に設定するための設定情報を記憶する設定情報記憶手段とを備えた通信装置の制御方法であって、上記外部装置から所定の要求を受信した場合に、上記待機状態であれば、該所定の要求に含まれている該要求の発信元のアドレス情報を通信先情報として記憶した後、上記要求処理手段に、上記所定の要求の発信元に対して当該通信装置の識別情報を含む設定変更通知を送信し、該発信元から設定通知を受信した場合に、上記設定情報を、上記要求処理手段を上記待機状態から上記有効状態に設定するための設定情報に更新する動作を行わせると共に、前記外部装置から上記所定の要求以外の要求を受信した場合に、該要求に対応する処理を行うか否かを上記設定情報に基づいて判断する動作を行わせるものである。
請求項17の発明による通信装置の制御方法は、請求項16の通信装置の制御方法において、上記要求処理手段に、上記通信先情報に係る発信元から受信した要求に対してのみ、該要求に対応する処理を行うと判断した場合に、該要求に対応する応答を返させるものである。
請求項18の発明によるプログラムは、外部装置と通信を行う通信手段を備えた通信装置を制御するコンピュータに、上記通信手段を介して上記外部装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う要求処理機能と、該要求処理機能を、上記要求に対応する処理を行うことが許可される有効状態、あるいは許可されない待機状態に設定するための設定情報を記憶する設定情報記憶機能と、前記外部装置から受信する所定の要求に応じて、上記設定情報を、上記要求処理手段を上記待機状態から上記有効状態にするための設定情報に更新する待機設定機能と、該待機設定手段により、上記所定の要求に応じて上記設定情報が上記要求処理手段を上記有効状態にするための設定情報に更新される際に、該所定の要求に含まれている該要求の発信元のアドレス情報を通信先情報として記憶する通信先情報記憶機能とを実現させるためのプログラムであり、上記要求処理機能に、上記通信先情報記憶機能により上記通信先情報が記憶された後、上記所定の要求の発信元に対して当該通信装置の識別情報を含む設定変更通知を送信する機能と、上記外部装置から上記所定の要求以外の要求を受信した場合に、該要求に対応する処理を行うか否かを上記設定情報に基づいて判断する機能を備え、上記待機設定機能を、上記要求処理機能による上記所定の要求の発信元への上記設定変更通知の送信に対して、該発信元から設定通知を受信した場合に、上記設定情報を、上記要求処理機能を上記待機状態から上記有効状態に設定するための設定情報に更新する機能としたものである。
請求項19の発明によるプログラムは、請求項18のプログラムにおいて、上記要求処理機能を、上記通信先情報に係る発信元から受信した要求に対してのみ有効な応答を返す機能としたものである。
この発明の通信装置、通信装置の遠隔管理システム、通信装置の制御方法によれば、必要な場合に設定を自動的に変更して外部装置との通信機能を有効にすることができるので、不要な場合には通信機能を無効にしておくことができる一方、装置を遠隔管理システムに組み込む(外部装置と通信可能にするための)操作を極めて容易に行うことができる。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータに通信装置を制御させてこのような通信装置の動作と機能を実現し、同様な効果を得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明による通信装置を被管理装置とする遠隔管理システムの構成例について説明する。
図1は、その遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図である。なお、ここでは、通信機能を持ち、管理装置によって管理される通信装置(電子装置)を説明の便宜上「被管理装置」と云う。
この遠隔管理システムは、プリンタ,FAX装置,デジタル複写機,デジタル複合機等の画像形成装置やスキャナ装置を含む画像処理装置、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能を持たせた電子装置を被管理装置10(10a,10b,10c,10d,10e,10f)とする管理システムである。そして、この被管理装置10と接続される(被管理装置側から見た)外部装置として、被管理装置10とLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークによって接続された遠隔管理仲介装置である仲介装置101(101a,101b,101c)、更に仲介装置101とインタネット103を介して接続されるサーバ装置として機能する管理装置102を備え、当該管理装置102が、仲介装置101を介して各被管理装置10を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。被管理装置10および仲介装置101は機器利用者(ユーザ)側のオフィス等に、管理装置102はサービスセンタ(管理センタ)にそれぞれ設置されている。
ここで、管理装置102が新たな方式を用いて遠隔管理するサービス(NRS)を実現するために、機器利用者側のLAN等のネットワークに、NRSに対応するソフトウェアを実装した仲介装置101および被管理装置10が接続されている。その仲介装置101および被管理装置10には、管理装置102が従来の方式を用いて遠隔管理するサービス(CSS)も実現するために、CSSに対応するソフトウェアも実装している。NRSを実現するためには、CSSを実現する場合と同様に、仲介装置101および被管理装置10を初期設置すればよい。なお、公衆回線の代わりに、専用回線を用いてもよい。
公衆回線(又は専用回線)としては、アナログ回線,ADSL回線,デジタル回線(ISDN回線),光ファイバー利用回線等の固定電話回線や、携帯電話回線,PHS回線等の移動電話回線がある。
なお、仲介装置101と被管理装置10との接続は、ネットワークに限らず、RS−485規格等に準拠したシリアル接続や、SCSI(Small Computer System Interface)規格等に準拠したパラレル接続等によって行ってもよい。例えば、RS−485規格の場合には、仲介装置101に直列に5台までの被管理装置10を接続することができる。
また、当該仲介装置101および被管理装置10は、その利用環境に応じて多様な階層構造を成す。
例えば、図1に示す設置環境Aでは、管理装置102とHTTP(hyper text transfer protocol)による直接的なコネクションを確立できる仲介装置101aが被管理装置10aおよび10bを従える単純な階層構造になっているが、同図に示す設置環境Bでは、4台の被管理装置10を設置するため、1台の仲介装置101を設置しただけでは負荷が大きくなる。そのため、管理装置102とHTTPによる直接的なコネクションを確立できる仲介装置101bが、被管理装置10cおよび10dだけでなく、他の仲介装置101cを従え、この仲介装置101cが被管理装置10eおよび10fを更に従えるという階層構造を形成している。この場合、被管理装置10eおよび10fを遠隔管理するために管理装置102から発せられた情報は、仲介装置101bとその下位のノードである仲介装置101cとを経由して、被管理装置10e又は10fに到達することになる。
また、設置環境Cのように、被管理装置10に仲介装置101の機能を併せ持たせた仲介機能付被管理装置(以下単に「被管理装置」ともいう)11a,11bを、別途仲介装置を介さずにインタネット103によって管理装置102に接続するようにしてもよい。
図示はしていないが、仲介機能付被管理装置11の下位に更に被管理装置10を接続することもできる。
なお、各設置環境A,B,Cには、セキュリティ面を考慮し、ファイアウォール104(104a,104b,104c)を設置する。このファイアウォール104は、プロキシサーバによって構成する。
また、各被管理装置10,11に、ネットワーク経由でパーソナルコンピュータ等の端末装置や他の電子装置(外部装置)を接続することもできる。
このような遠隔管理システムにおいて、仲介装置101は、これに接続された被管理装置10の制御管理のためのアプリケーションプログラムを実装している。
管理装置102は、各仲介装置101の制御管理、更にはこの仲介装置101を介した被管理装置10の制御管理を行うためのアプリケーションプログラムを実装している。そして、被管理装置10も含め、この遠隔管理システムにおけるこれら各ノードは、RPC(remote procedure call)により、相互の実装するアプリケーションプログラムのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を送信し、この依頼された処理の結果である「応答」を取得することができるようになっている。
すなわち、仲介装置101又はこれと接続された被管理装置10では、管理装置102への要求を生成してこれを管理装置102へ引き渡し、この要求に対する応答を取得できる一方で、管理装置102は、上記仲介装置101側への要求を生成してこれを仲介装置101側へ引き渡し、この要求に対する応答を取得できるようになっている。この要求には、仲介装置101に被管理装置10に対して各種要求を送信させ、被管理装置10からの応答を仲介装置101を介して取得することも含まれる。
なお、RPCを実現するために、SOAP(Simple Object Access Protocol),HTTP,FTP(File Transfer Protocol),COM(Component Object Model),CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の既知のプロトコル(通信規格),技術,仕様などを利用することができる。
この送受信のデータ送受モデルを図2の概念図に示す。なお、この図においては、ファイアウォール104の存在は考慮していない。
(A)は、被管理装置10で管理装置102に対する要求が発生したケースである。このケースでは、被管理装置10が被管理装置側要求aを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った管理装置102がこの要求に対する応答aを返すというモデルになる。同図に示す仲介装置101は複数であるケースも想定できる(上記図1に示す設置環境B)。なお、(A)では、応答aだけでなく応答遅延通知a′を返信するケースが表記されている。これは、管理装置102を、仲介装置101を経由して被管理装置側要求を受け取って、当該要求に対する応答を即座に返せないと判断したときには、応答遅延通知を通知して一旦接続状態を切断し、次回の接続の際に上記要求に対する応答を改めて引き渡す構成としているためである。
(B)は、管理装置102で被管理装置10に対する要求が発生したケースである。このケースでは、管理装置102が管理装置側要求bを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った被管理装置10が、当該要求に対する応答bを返すというモデルになっている。なお、(B)のケースでも、応答を即座に返せないときに応答遅延通知b′を返すことは(A)のケースと同様である。
次に、図1に示す管理装置102の物理的構成について簡単に説明すると、当該管理装置102は、CPU,ROM,RAM等からなる制御装置や、データベース,モデム,プロキシ(Proxy)サーバ等によって構成されている。その構成については、追って詳細に説明する。
さらに、図1に示す仲介装置101における物理的構成について簡単に説明すると、当該仲介装置101は、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,PHY(物理メディアインタフェース)等によって構成されている。その構成については、追って詳細に説明する。
また、仲介機能付被管理装置11については、仲介装置101の機能を実現するためにこれらのユニットを単に被管理装置10に付加しても良いが、被管理装置10に備えるCPU,ROM,RAM等のハードウェア資源を利用し、CPUに適当なアプリケーションやプログラムモジュールを実行させることによって仲介装置101の機能を実現することもできる。
以下、図1に示した遠隔管理システムのより具体的な例として、この発明による通信装置である画像形成装置を被管理装置とする遠隔管理システムである画像形成装置管理システムについて説明する。図3は、その画像形成装置管理システムの構成の一例を示す概念図であるが、被管理装置10を画像形成装置100に、仲介機能付被管理装置11を仲介機能付画像形成装置(以下単に「画像形成装置」ともいう)110に変更した点が図1と相違するのみであるので、システムの全体構成についての説明は省略する。
画像形成装置100は、コピー,ファクシミリ,スキャナ等の機能および外部装置と通信を行う機能を備えたデジタル複合機であり、それらの機能に係るサービスを提供するためのアプリケーションプログラムを実装しているものである。また、仲介機能付画像形成装置110は、画像形成装置100に仲介装置101の機能を併せ持たせたものである。
このような画像形成装置100(又は110)の物理的構成について図4を用いて説明する。
図4は、画像形成装置100内の物理的構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置100は、コントローラボード200,HDD(ハードディスクドライブ)201,NV−RAM(不揮発性RAM)202,PI(パーソナルインタフェース)ボード203,PHY(物理メディアインタフェース)204,操作パネル205,プロッタ/スキャナエンジンボード206,電源ユニット207,フィニッシャ208,ADF(自動原稿給送装置)209,給紙バンク210,その他周辺機211を備えている。これらのユニットは、それぞれがこの画像形成装置100におけるハードウェア資源である。
ここで、コントローラボード200は、制御手段に該当し、CPU,ROM,RAM等を備え、PCI−BUS(Peripheral Components Interconnect-Bus)212を介して各機能を制御している。また、HDD201は、記憶手段に該当する。また、NV−RAM202は、記憶手段に該当する不揮発性メモリであって、例えばフラッシュメモリ等が該当する。
また、PIボード203とPHY204は、通信手段に該当し、外部との通信を行うためのものであって、例えば通信ボード等が該当する。PIボード203はRS485規格に準拠したインタフェースを備え、ラインアダプタを介して公衆回線に接続している。なお、上述したように、このPIボード203を用いて画像形成装置100と仲介装置101とを接続することも可能である。PHY204は、ネットワークを介して外部装置と通信を行うためのインタフェースである。
ここで、同図中のENGRDYは、エンジンユニット側の各種初期設定が完了して、コントローラボード200とコマンドの送受信の準備ができたことをコントローラボード200側に通知するための信号線である。また、PWRCTLは、エンジンユニットへの電源供給をコントローラボード200側から制御するための信号線である。これら信号線の動作に関しては後述する。
また、操作パネル205は、ユーザの操作により各種指示を入力する操作部、および画像形成装置100の設定状態や動作状態などを表示する表示部とからなる。
次に、画像形成装置100(又は110)のソフトウェア構成を図5を参照して説明する。
図5は、画像形成装置100のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
この画像形成装置100のソフトウェア構成は、アプリケーションモジュール層,サービスモジュール層,汎用OS層からなる。そして、これらのソフトウェアを構成するプログラムはHDD201やコントローラボード200上のRAMに記憶され、必要に応じて読み出されてコントローラボード200上のCPUによって実行される。そして、そのCPUは、これらのプログラムを必要に応じて実行することにより、この発明による各機能を実現することができる。
アプリケーションモジュール層のソフトウェアは、CPUを、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を実現させる複数のアプリケーション制御手段(処理実行手段)として機能させるためのプログラムによって構成され、サービスモジュール層のソフトウェアは、CPUを、ハードウェア資源と各アプリケーション制御手段との間に介在し、複数のアプリケーション制御手段からのハードウェア資源に対する動作要求の受付,その動作要求の調停,およびその動作要求に基づく動作の実行制御を行うサービス制御手段(処理実行手段)として機能させるためのプログラムによって構成される。
なお、それらの機能のうち、管理装置102との通信に係わる機能(通信手段としての機能)の実現方法は、画像形成装置100と画像形成装置110とによって異なる。つまり、画像形成装置110の場合は、仲介装置101の機能を備えているため、CPUが対応するプログラムを実行することにより、管理装置102との通信に係わる機能を実現することができる。画像形成装置100の場合には、CPUが対応するプログラムを実行すると共に、仲介装置101を利用することにより、管理装置102との通信に係わる機能を実現することができる。
また、画像形成装置100は、スキャナエンジンおよびプロッタエンジンを含むエンジンユニット内にセンサ等からなる事象検出手段)を備えている。この事象検出手段により、異常等の事象を検出できる。
サービスモジュール層には、オペレーションコントロールサービス(OCS)300、エンジンコントロールサービス(ECS)301、メモリコントロールサービス(MCS)302、ネットワークコントロールサービス(NCS)303、ファクスコントロールサービス(FCS)304、システムコントロールサービス(SCS)306、システムリソースマネージャ(SRM)307、イメージメモリハンドラ(IMH)308、デリバリーコントロールサービス(DCS)316、ユーザコントロールサービス(UCS)317を実装している。また、アプリケーションモジュール層には、NRSアプリ(以下単に「NRS」という)305、CSSアプリ(以下単に「CSS」という)315、コピーアプリ309、ファクスアプリ310、プリンタアプリ311、スキャナアプリ312、ネットファイルアプリ313、ウェブアプリ314を実装している。更に、汎用OS層には、汎用OS320を実装している。
これらを更に詳述する。
OCS300は、操作パネル205を制御するモジュールである。
ECS301は、ハードウェアリソース等のエンジンユニットを制御するモジュールである。
MCS302は、メモリ制御をするモジュールであり、例えば、画像メモリの取得および開放、HDD201の利用等を行う。
NCS303は、ネットワークとアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムとの仲介処理を行わせるモジュールである。
FCS304は、ファクシミリ送受信、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷等を行うモジュールである。
SCS306は、コマンドの内容に応じたアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムの起動管理および終了管理を行うモジュールである。
SRM307は、システムの制御およびリソースの管理を行うモジュールである。
IMH308は、一時的に画像データを入れておくメモリを管理するモジュールである。
DCS316は、HDD201やコントローラボード200上のメモリに記憶している(する)画像ファイル等をSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)を用いて送受信するモジュールである。
UCS317は、ユーザ(機器利用者)が登録した宛先情報や宛名情報等のユーザ情報を管理するモジュールである。
NRS305およびCSS315はそれぞれ、互いに異なる方式による遠隔管理に関する機能(管理装置102との通信に係わる機能)をまとめたモジュールである。
コピーアプリ309は、コピーサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ファクスアプリ310は、ファクスサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
プリンタアプリ311は、プリンタサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
スキャナアプリ312は、スキャナサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ネットファイルアプリ313は、ネットファイルサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ウェブアプリ314は、ウェブサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
汎用OS320は、UNIX(登録商標),Linux(登録商標),Windows(登録商標)等のオペレーティングシステムを使用することができる。オペレーティングシステムは、サービスモジュール層やアプリケーションモジュール層のプログラムなどを実行させる処理を司る。ここで、UNIXやLinuxを用いれば、オープンソースゆえの安全性が担保され、ソースコード入手の容易性などの利点がある。
ここで、上述したENGRDY信号とPWRCTL信号との動作について図6を用いて説明する。
図6の(A)は機器の立ち上がり時のENGRDY信号とPWRCTL信号の動作の一例を示している。主電源スイッチ(AC−POWER−SW)のONにより、AC−POWER(AC100V)の電源部から電源ユニット(主電源)207へ給電される(AC電源がONになる)と、電源ユニット207がON状態になり、電源ユニット207からコントローラボード200を含む装置全体への給電が開始され、これと同時にENGRDY信号はHighになる。この状態ではエンジンユニット側との通信はできない。なぜなら、エンジンユニット側の初期設定が完了していないからである。そして、一定期間経過後にエンジンユニット側の初期設定が完了し、ENGRDY信号がLowになった段階でエンジンユニット側との通信が可能となる。
次に、同図(B)は省エネモードに移行した時のENGRDY信号とPWRCTL信号の動作の一例を示している。電源ユニット207がON状態の時(電源ユニット207から装置全体への給電中)に、例えば操作パネル205上の図示しないソフト電源キーの操作により、ハードユニットであるエンジンユニットへの給電停止が指示されると、省エネモードに移行するため、コントローラボード200によりPWRCTL信号をOFFにする。これと同時に、電源ユニット207からエンジンユニットへの給電が停止する。これに伴って、ENGRDY信号は、Highとなり省エネモードに移行する。次に、省エネモードから復帰する場合を同図(C)に示す。
同図(C)は、省エネモードから復帰する時のENGRDY信号とPWRCTL信号の動作の一例を示している。上記(B)の省エネモードから復帰する際には、例えばソフト電源キーの操作によってエンジンユニットへの給電停止の解除が指示され、コントローラボード200によりPWRCTL信号をONにする。これと同時に、電源ユニット207からエンジンユニットへの給電停止が解除される。しかし、上記の(A)で示したように、エンジンユニット側の初期設定が完了するまで、ENGRDY信号はHighの状態であり、初期設定が完了するとエンジンユニット側との通信が可能となり、Lowとなる。
次に、上述した画像形成装置100のソフトウェアの構成に含まれるNRSモジュールの内部構成を図7を用いて更に説明する。
図7は、NRS305の構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、NRS305は、SCS306とNCS303との間で処理を行っている。ウェブサーバ機能部500は、外部から受信した要求に関する応答処理を行う。ここでの要求は、例えば、構造化言語であるXML(Extensible Markup Language)形式で記載された、SOAP(Simple Object Access Protocol)によるSOAPリクエストであることが考えられる。ウェブクライアント機能部501は、外部への要求を発行する処理を行う。libsoap502は、SOAPを処理するライブラリであり、libxml503は、XML形式で記載されたデータを処理するライブラリである。また、libgwww504は、HTTPを処理するライブラリであり、libgw_ncs505は、NCS303との間の処理をするライブラリである。
そして、コントローラボード200上のCPUが、このようなNRS305を実行することにより、PHY204を介して外部装置から受信した要求に対して有効な応答を返す要求処理手段や、外部への要求を発行する要求発行手段、有効化動作を行うまでは受信した要求に対して有効な応答を返さない待機状態に設定する待機設定手段、アドレス情報を通信先情報として記憶手段に記憶させる通信先情報記憶手段としての機能を実現する。
次に、仲介装置101の物理的構成について、図8を参照して説明する。
図8は、仲介装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。
この仲介装置101は、上述したように、機器利用者のオフィス等に設置されるものであり、CPU52,SDRAM53,フラッシュメモリ54(不揮発性メモリ),内部時計(リアルタイムクロック回路)55,Op−Port(操作部接続ポート)56,PHY57,モデム58,HDD制御部59,拡張I/F60,RS232I/F61,RS485I/F62,HDD63等を備えている。そして、この仲介装置101はPHY57を介してネットワーク上のCE端末105や画像形成装置100と接続される。また、RS232I/F61およびRS485I/F62を介しても画像形成装置100と接続可能であるが、ここではこのI/Fは使用しないものとする。なお、SDRAM53の代わりに、DRAMやSRAMを使用してもよい。また、フラッシュメモリ54の代わりに、EEPROM等の他の不揮発性メモリを使用してもよい。
次に、仲介装置101のソフトウェア構成を図9を用いて説明する。
図9は、仲介装置101のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
この図9に示すように、仲介装置101におけるソフトウェアは、アプリケーション層70,サービス層80,プロトコル層90の3層からなっている。そして、これらのソフトウェアを構成するプログラムは記憶手段であるHDD63やSDRAM53、あるいはフラッシュメモリ54上に記憶され、必要に応じて読み出されてCPU52によって実行される。そしてCPU52は、これらのプログラムを必要に応じて実行し、装置の制御を行うことにより、この発明による機能(要求送信手段,送信要求有無問合手段としての機能)を実現することができる。
このソフトウェアにおいて、アプリケーション層70は、デバイスコントロールメソッド群71とNRSアプリケーションメソッド群72とを有する。
そして、デバイスコントロールメソッド群71は、管理対象情報設定,機器設定,ファームウェアアップデート,ポーリング設定変更,ログ出力,起動処理の各メソッドを備え、この発明の特徴に係る処理を始め、被管理装置である画像形成装置100の情報管理や通信の設定等を行うためのプログラムである。
NRSアプリケーションメソッド群72は、ログ収集,ファームウェアダウンロード,機器コマンド実行,機器設定変更,サプライ通知,異常通知,デバイス起動/導入,デバイス生死確認の各メソッドを備え、画像形成装置100からの種々の通知や要求に対応したり、管理装置102からの要求に従って画像形成装置100に動作を行わせたりするためのプログラムである。
次に、サービス層80には、セキュリティサービス81,対接続機器通信サービス82,対管理装置通信サービス83,スケジューラサービス84とを備えている。
そして、セキュリティサービス81は、内部情報などの外部への不正流出を予防、妨害するなどのジョブを生成・実行するモジュールである。
対接続機器通信サービス82は、仲介装置101に接続されたネットワーク接続機器との間で情報の授受を実現するため、情報取得の対象となる機器の検索、対象機器との接続管理、ファイル送受信、パラメータ管理、APL管理などのジョブを生成・実行するモジュールである。
対管理装置通信サービス83は、管理装置102との間でコマンド受信,ファイル送受信,情報要求,情報送信(情報通知)などのジョブを生成・実行するモジュールである。
スケジューラサービス84は、所定の設定時間情報に基づき、リモートコントロールアプリを展開するモジュールである。
次のプロトコル層90には、情報の送受信対象に応じたプロトコルを用いて情報の授受をおこなうジョブを生成・実行するための各メソッドを備える。つまり、ネットワークを介したネットワーク接続機器の通信環境に広く対応可能なように、SOAP(Simple Object Access Protocol)や、その下位プロトコルとして用いられるHTTP,HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Security),FTPなどを制御可能なメソッドを有している。
次に、管理装置102の物理的構成について、図10を参照して説明する。
図10は、管理装置102の物理的構成の一例を示すブロック図である。
この管理装置102は、モデム601,通信端末602,プロキシ(Proxy)サーバ603,操作者端末604,データベース605,制御装置606等からなる。
モデム601は、公衆回線を介して機器利用者側(例えば画像形成装置を利用しているユーザ先)の仲介装置101(又は画像形成装置110)と通信を司るものであり、送受信するデータを変復調する。このモデム601と後述する通信端末602により通信手段としての機能を果たす。
通信端末602は、モデム601による通信を制御するものである。
公衆回線を介してラインアダプタや仲介装置101とのデータの送受信を行う。
プロキシサーバ603は、インタネット103を介してユーザ(機器利用者)側の仲介装置101との通信(データ送受信)およびセキュリティ管理を行う。このプロキシサーバ603も、通信手段としての機能を果たす。
操作者端末604は、サービスセンタの管理者であるセンタオペレータが操作する端末であり、各種データの入力をセンタオペレータによるキーボードやポインティングデバイス(マウス等)等の入力部上の操作により受け付けたり、センタオペレータに通知すべき情報を表示部に表示したりする。入力されるデータとしては、例えば、各ユーザ側の仲介装置101又は画像形成装置110が管理装置102へ通信する際に使用するIPアドレスや発呼先電話番号等の顧客情報がある。
データベース605は、図示しないサーバのHDD(ハードディスク装置)等の記憶装置に存在し、各ユーザ側の仲介装置101および画像形成装置110のIPアドレスや電話番号、それらの装置から受信したデータ(情報)、操作者端末604から入力されたデータ、機種データベースや顧客データベース、およびこの発明に係るプログラム等の各種データを記憶する。
制御装置606は、図示しないCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを備えており、管理装置102全体を統括的に制御する。そのCPUが、上記プログラムを必要に応じて実行すると共に、モデム601,通信端末602,プロキシサーバ603,操作者端末604,又はデータベース605を利用することにより、この発明による機能(要求送信手段としての機能)を実現することができる。
上述した構成を踏まえて、図3の画像形成装置管理システムで行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例について説明する。なお、以下に示す処理は、実際にはCPUがプログラムに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、プログラムが処理を実行するものとする。以後も、プログラムが何らかの処理を行うものとして説明を行う場合には、同様とする。
図11は、図3に示した管理装置102,仲介装置101,および画像形成装置100間で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例を示す図である。
この例においては、まず、仲介装置101は、インタネット103経由で管理装置102に対してポーリング(送信要求があるかどうかの問い合わせ)を行う(S601)。つまり、自己の識別情報である識別子を付加したポーリング用のSOAPメッセージを生成し(ポーリング情報を構造化言語形式であるXML形式に変換し)、そのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージ(SOAPメッセージを含むHTTPメッセージ)を生成し、それをインタネット103経由で管理装置102へ送信する。図3に示したように、仲介装置101と管理装置102との間にはファイアウォール104を設けているため、管理装置102から仲介装置101に向けて通信セッションを張ることができないので、管理装置102から仲介装置101(あるいは仲介装置101を介して画像形成装置100)に要求を送信したい場合でも、このように仲介装置101からのポーリング(送信要求があるかどうかの問い合わせ)を待つ必要があるのである。なお、ファイアウォール104がなければ、ポーリングを行う必要はない。
管理装置102は、仲介装置101から上記HTTPメッセージ(HTTPリクエスト)を受信すると、課金カウンタ(カウンタ情報)取得要求を示す情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージ(HTTPレスポンス)を生成し、それをインタネット103経由で該当する仲介装置101(受信したSOAPメッセージの送信元)へ、ポーリングに対する応答として送信する(S602)。このとき、受信したHTTPメッセージ内のSOAPメッセージに付加された識別子に基づいて該当する仲介装置101を認識する。このように、ファイアウォール104の内側からの通信(HTTPリクエスト)に対する応答(HTTPレスポンス)であれば、ファイアウォール104の外側から内側に対してデータを送信することができる。
仲介装置101は、管理装置102から上記HTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいて課金カウンタ取得要求を示す情報のSOAPメッセージを生成し、それをネットワーク経由で自己に接続されている画像形成装置100のNRS305へ送信する(S603)。
NRS305は、仲介装置101から受信したSOAPメッセージに記述されている課金カウンタ取得要求をSCS306へ通知する(S604)。
SCS306は、NRS305から課金カウンタ取得要求の通知を受けると、NV−RAM202(又はHDD201)に格納されている課金カウンタのデータを読み取る(S605)。そして、その読み取った課金カウンタのデータ(応答データ)をNRS305へ引き渡す(S606)。
NRS305は、SCS306から課金カウンタのデータ(カウンタ値を示すカウンタ情報)を受け取る(取得する)と、そのデータのSOAPメッセージを生成し(受け取ったデータを構造化言語形式であるXML形式に変換し)、それをネットワーク経由で仲介装置101へ送信する(S607)。
仲介装置101は、NRS305から課金カウンタのデータのSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、それをインタネット103経由で管理装置102へ送信する(S608)。
このように、上記通信シーケンスにより、データの送受信が行われる。
次に、上記図11と異なり、画像形成装置100から仲介装置101を経て管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例について説明する。
図12は、画像形成装置100から管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
この例においては、まず、OCS300は、操作パネル205上の図示しないユーザコールキーが押下された旨をSCS306へ通知する(S701)。
SCS306は、OCS300からユーザコールキーが押下された旨の通知を受けると、ユーザコール要求をNRS305へ通知する(S702)。
NRS305は、SCS306からユーザコール要求の通知を受けると、ユーザコールを知らせるユーザコール情報のSOAPメッセージを生成し、それをネットワーク経由で仲介装置101へ送信する(S703)。
仲介装置101は、NRS305からユーザコール情報のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、インタネット103経由で管理装置102に対してユーザコールを行う。つまり、自己の識別子を付加したユーザコール情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由で管理装置102へ通報する(S704)。この場合には、ファイアウォール104の内側から外側に向けての送信であるので、仲介装置101が自ら管理装置102に向けてセッションを張ってデータを送信することができる。
ここで、ステップS704の処理後のパターンを以下の(A)から(C)に分けて説明する。
まず、(A)において、管理装置102は、ユーザ先の仲介装置101からユーザコール情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信し、その受信が正常に終了した場合には、その旨(ユーザコールが成功した旨)のコール結果を、正常に終了しなかった(異常に終了した)場合には、その旨(ユーザコールが失敗した旨)のコール結果を示す情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを生成し、それを応答としてインタネット103経由で通報元の仲介装置101へ送信する(S705)。
仲介装置101は、管理装置102からコール結果を示す情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてコール結果を示す情報のSOAPメッセージを生成し、それをネットワーク経由でユーザコールキーが押下された画像形成装置100のNRS305へ送信する(S706)。
NRS305は、仲介装置101からコール結果を示す情報のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージが示すコール結果を解釈(判定)し、それをSCS306へ通知する(S707)。
SCS306は、コール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが成功したか失敗したかを示すメッセージを操作パネル205上に表示する(S708)。
次に(B)において、仲介装置101は、規定時間(予め設定された所定時間)が経っても管理装置102から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果を示す情報のSOAPメッセージを生成し、それをNRS305へ送信する(S709)。
NRS305は、失敗した旨のコール結果を示す情報のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに記述されている失敗した旨のコール結果を解釈し、それをSCS306へ通知する(S710)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S711)。
次に(C)において、NRS305は、規定時間が経っても仲介装置101から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果をSCS306へ通知する(S712)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S713)。
なお、ここでは管理装置102からファイアウォール104を越えて仲介装置101(あるいは仲介装置101を介して画像形成装置100)にデータを送信するために、仲介装置101からのHTTPリクエストに対するレスポンスという形で送信を行う例について説明したが、ファイアウォール104を越える手段はこれに限られるものではなく、例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を利用して、送信したいデータを記載あるいは添付したメールを管理装置102から仲介装置101に送信することも考えられる。ただし、信頼性の面ではHTTPが優れている。
ここで、画像形成装置100は、プロッタエンジンや操作パネル205を含む各ハードウェア資源を制御するCPUが、その各ハードウェア資源の状態を監視し、いずれかのハードウェア資源で異常等の所定の事象が発生した場合、その事象を検出し、その事象のタイプによって異なる処理を行う。よって、事象のタイプを判定するための基準となる情報が必要であり、図13の例は事象(異常)のタイプを判定するための基準となる情報(基準情報)の一例を示すテーブルのデータ構造を示している。ここで、「SC(サービスマンコール)」は「異常」に相当するものである。同図に示すように、検出されたSCによってタイプが判定される。そこで、それぞれのタイプについて説明する。
「タイプA」は、操作パネル205にSC表示を行って使用禁止(使用不可)とするもののうち、ユーザが解除できないものであり、管理装置102からの「SCリセット」もできないものである。例えば、定着系のSCなどである。
「タイプB」は、異常が検出(検知)された特定の機能のみが使用できないSCである。通常使用時には操作パネル205上にSC表示を行わないが、異常が検出されている機能を選択した時だけ、その操作パネル205にSC表示を行う。例えば、両面ユニット異常時に両面モードを選択した場合が該当する。
「タイプC」は、SC発生時にも操作パネル205への表示は行わず、内部的にSCの発生のロギングのみを行うものである。例えば、通信が不能になった場合が該当する。
また、「タイプD」は、操作パネル205上にSC表示を行って使用禁止とするが、主電源(電源ユニット207)のOFF/ON(一旦OFFにし、再びONにする操作)あるいはソフト電源キーの操作によってSCを解除するものである。主電源ON(電源投入)後に再度SCを検出して、見かけ上解除されない場合もある。例えば、モータ異常がそれに該当する。上記判定の基準情報は、上述したNV−RAM202(又はHDD201)の所定の格納領域に格納されていることが考えられる。なお、スキャナエンジンのSC,プロッタエンジンのSCのように、ユニット別の事象もタイプの異なる事象として扱うものとする。
次に、上述した画像形成装置100および画像形成装置管理システムにおける実施例、つまりこの発明の特徴となる動作及びその動作を実現するための構成について、図14〜図24を参照して具体的に説明する。なお、画像形成装置110でも、この発明の特徴となる動作を行うが、画像形成装置100と同様なので、ここでは説明を省略する。
この画像形成装置100には、上述したように、公衆回線に対応した通信手段とインタネット通信に対応した通信手段の双方を設けている。
そして、画像形成装置100は、仲介装置101および公衆回線を介して管理装置102と通信するCSS方式による遠隔管理(リモートサービス:RS)と、LAN等のネットワークを介して仲介装置101に接続し、その仲介装置101およびインタネット103を介して管理装置102と通信するNRS方式による遠隔管理の対象となり得るように構成している。画像形成装置110は、仲介装置101の機能を備えているため、同様に構成している。
具体的には、管理装置102からの要求に応じて装置の状態等の情報を送信したり、装置に異常が発生した場合にその旨を管理装置102へ通報したり等するためのプログラムとして、CSS方式に対応したCSS315と、NRS方式に対応したNRS305とを設けている。
そして、NCS303は、公衆回線を介して受信した要求はCSS315を介して、インタネット103やLAN等のネットワークを介して受信した要求は図8に示したようにNRS305を介してSCS306に渡す。画像形成装置100側から要求を発する場合にはその経路で逆にSCS306からNCS303にそのデータを渡す。そして、SCS306がこれらのCSS315及びNRS305の機能の有効/無効を装置の設定に応じて制御することにより、両方式の遠隔管理に選択的に対応可能としている。
この設定を行うために設けたものがRS状態設定レジスタ(以下、このレジスタの設定内容を「RS状態設定」という)である。そして、このRS状態設定レジスタによって、表1に示す4つの状態を設定可能にしている。
Figure 0004347645
「無効」はCSS315とNRS305のどちらの機能も無効にしている状態、「CSS」はCSS315のみの機能を有効にし、NRS305の機能は無効にしている状態、「NRS有効」は逆にCSS315の機能を無効にし、NRS305の機能を有効にしている状態である。「NRS設定待ち」については後述する。
なお、機能の無効とは、必ずしも何の動作も行わないことを意味するものではなく、受信した要求に対して機能が無効になっていることを示す応答を返す場合も含むものとする。また、上述したようにコントローラボード200上のCPUは、NRS305を実行することにより要求処理手段や要求発行手段としての機能を実現するので、NRS305の機能を無効にするとこれらの手段の機能を無効にすることになる。
ここで、RS状態設定(NRS有効化)を含む処理とネットワークを介した通信動作との関係について説明する。図14は、その関係を説明するための通信シーケンスの一例を示す図である。
まず、画像形成装置100が、例えば図14の(A)に示すように、RS状態設定が「NRS有効」でない状態で仲介装置101から機器状態取得要求を受信した場合、特に要求に対する処理を行わず、NRS305の機能が無効である旨を示す応答(機器状態取得応答)としてNG(失敗)応答を返すようにしている。このようにすることにより、要求の送信元である仲介装置101は、正常な応答が得られないのは通信エラーが発生したりそもそも対象の画像形成装置100が接続されていなかったりするためではなく、画像形成装置100がNRS305の機能を無効にしているためであるということを認識することができる。なお、機器状態取得要求以外のNRS305の機能を利用する要求を受信した場合でも、上述と同様の処理を行うことができる。NRS305の機能を利用する要求は、NRS305に対して何らかの操作(処理)がなされることにより、発生するものである。
また、RS状態設定が「NRS有効」でない状態では、例えば図14の(B)に示すようにSCS306からサービスマンコール(SC)発生通知があった場合でも、仲介装置101に対するSC通報の発行は行わない。なお、SC発生通知以外のNRS305の機能を利用する要求(通知)を受信した場合でも、上述と同様の処理を行うことができる。
このように、RS状態設定が「NRS有効」でない場合には、画像形成装置100は外部装置から受信した要求に対して有効な応答は返さず、画像形成装置100側からの要求や通報も行わない。
一方、後述する有効化動作によってRS状態設定を「NRS有効」に設定すると、画像形成装置100側からの要求や通報(通知)を行うようになり、例えば図14の(C)に示すように通信試験のための通信テストコール要求を仲介装置101へ送信し、その結果を応答として受信するような動作を行う。また、例えば図14の(D)に示すように、SCS306からサービスマンコール(SC)発生通知があった場合には仲介装置101に対するSC通報の発行を行い、その結果を応答として受信する。なお、通信テストコール要求やSC発生通知以外のNRS305の機能を利用する要求を仲介装置101へ送信することもできる。
さらに、外部装置から受信した要求に対して有効な応答を返す動作も行い、例えば図14の(E)に示すように、機器状態取得要求を受信した場合、SCS306に機器状態等を示す情報の取得を実行させ、その結果を機器状態取得応答(成功)として返すようにしている。
逆に、図15に示す別の例のように、後述する待機設定動作によってRS状態設定を「NRS設定待ち」に設定することにより、RS状態設定が「NRS有効」でなくなると、同図の(C)や(D)に示すように、その後は画像形成装置100側からの要求や通報をしなくなり、また外部装置から受信した要求に対して有効な応答を返す動作も行わなくなる。
なお、要求の受信から応答の送信までの間にはタイムラグがあり、その間にRS状態設定が変更されることも考えられるが、要求に対して有効な応答を返すか否かは要求の受信直後にその時点でのRS状態設定を参照して判断するようにしている。図16にこのような場合の例を示す。
例えば、図16の(A)に示すようにRS状態設定が「NRS有効」の状態で受信した機器状態取得要求については、その後応答前にNRS305を無効にした場合でも、(a)に示すように有効な応答を返す。そのNRS305を無効にさせる要求は、ユーザによる操作パネル205上のキー操作によってのみ発生する。なお、操作パネル205上のキー操作によってRS状態設定を「NRS設定待ち」に変更させる要求を発生させることもできる。一方、図16の(B)に示すようにRS状態設定を「NRS有効」以外の例えば「NRS設定待ち」にした後で受信したジャムログ情報取得要求については、失敗の応答を返す。
ところで、この発明の特徴は、RS状態設定について、「NRS設定待ち」の設定状態を設けた点である。この状態は、図3に示した画像形成装置管理システムに接続してNRS方式による遠隔管理を受けるために必要な設定を待つ待機状態であり、CSS315とNRS305のどちらの機能も無効にしているが、図3に示した仲介装置101から所定の要求(例えば機器検索要求)を受信した場合にRS状態設定レジスタを「NRS有効」に変更してNRSの動作(機能)を有効にする有効化動作を行うものである。
なお、上述したRS状態設定レジスタは、図4に示したNV−RAM202(HDD201でもよい)に設け、操作パネル205からの指示(要求)やコントローラボード200上のCPUからの指示に応じてその内容を変更可能としており、RS状態設定レジスタを「NRS設定待ち」に設定する場合には、このCPUが待機設定手段として機能する。
以下、このような画像形成装置100において外部装置からの要求を受信した場合の処理について、上述の必要な設定の動作も含めて説明する。図17〜図19はこの処理を示すフローチャートであり、これらのフローチャートに示す処理はこの発明による通信装置の制御方法の実施例に係る処理である。なお、ここではNRS方式の遠隔管理に係る動作について説明する。
この画像形成装置100のコントローラボード200に備えるCPUは、装置の動作中は常時図5に示したNRS305を実行し、PHY204を介した外部装置からの要求や通知の受信を監視している。そして、これらを受信すると、図17のフローチャートに示す処理を開始する。
まず、ステップS1で受信内容をチェックする。そして、機器検索要求であれば、ステップS2に進む。機器検索要求とは、仲介装置101が、自己に接続されている管理すべき画像形成装置100の検索を要求するコマンドのことである。
ステップS2では、RS状態設定を調べる。そして、「NRS設定待ち」であればステップS3に進む。
そして、ステップS3で機器検索要求の送信元である仲介装置101のIPアドレスを通信先情報としてNV−RAM202に記憶する。機器検索要求は、仲介装置101が画像形成装置100に対して発する要求の一種であり、XML形式で記載されたSOAPリクエスト(SOAPメッセージ)として転送されてくるが、この中には発信元のアドレス情報としてIPアドレスも含まれているので、タグを参照してこれを抽出して記憶させればよい。この処理において、NV−RAM202が通信先情報記憶手段として機能する。
そして、この処理によって、機器検索要求の送信元である仲介装置101を管理装置102への接続を仲介すべき仲介装置として認識する。
次のステップS4では、その仲介装置101に対して機器検索要求に対する応答である機器検索応答を「成功」で送信する。
そして、ステップS5で設定変更通知も送信して一旦処理を終了する。この設定変更通知は、仲介装置101の通信先である画像形成装置100の情報(通信先情報)の内容を変更したことを示す通知であるが、NRS方式の管理下にある画像形成装置100は何らかの設定を変更する度に設定を変更した旨を仲介装置101に通知するので、この通知もその一環として行うものである。なお、設定変更通知を機器検索要求に対する応答に含めるようにしてもよい。
ここで、SOAPリクエストとして送信される機器検索要求と機器検索応答のフォーマット例を図20,図21にそれぞれ示す。
一方、ステップS2でRS状態設定が「無効」あるいは「CSS」であった場合には、NRS305の機能は無効であるので、ステップS7に進んで機器検索要求に対してその旨を示す「失敗」の応答(機器検索応答)を送信して処理を終了する。
また、ステップS2でRS状態設定が「NRS有効」であった場合にはステップS6に進み、機器検索要求の送信元である仲介装置のIPアドレスを通信先情報として記憶しているIPアドレスと比較する。
一致していれば、送信元の仲介装置は既に通信先として設定済みであるので、ステップS4に進んで機器検索要求に対する応答を「成功」で送信し、以下の処理を行うが、ステップS5の処理は省略して処理を終了してもよい。
ステップS6で一致しなかった場合には、既に通信先として設定済みの仲介装置とは別の仲介装置から機器検索要求を受信したことになるが、各画像形成装置100について1つの仲介装置101を設定して監視システムを構築するため、このような場合にはNRS305の機能が無効である場合と同様にステップS7で「失敗」の応答を返して処理を終了する。
また、ステップS1で受信内容が設定通知であった場合には、ステップS8に進む。仲介装置101は、画像形成装置100がステップS5の処理で送信した設定変更通知を受け取ると、画像形成装置100を管理対象として認識したことを示す通知をその画像形成装置100に送信するが、これが設定通知である。設定通知とは、仲介装置101が、自身が管理すべき画像形成装置100に対し、自己を通じて管理装置102の管理下に入るよう要求するコマンドのことである。なお、この設定通知もここでは他の要求と同様SOAPリクエストとして送信されるので、一種の要求と見ることもできる。
ステップS8では、RS状態設定レジスタの設定を「NRS設定待ち」から「NRS有効」に変更する。そして、この時点で画像形成装置100は管理装置102による管理対象の装置となり、これ以降は受信した要求に対して正常な応答を返し、また外部装置に対して要求や通知を送信することができるようになる。
次に、これらの情報の送受信を正常に行うことができるか否かを確認するため、ステップS9で管理装置102との間で通信試験を実施する。ただし、直接管理装置102と通信するわけではなく、仲介装置101に対して管理装置102との間で通信試験を行う旨の要求を送信し、仲介装置101がこれに応じて管理装置102に試験要求を送信し、これに対して帰ってきた管理装置102からの応答を仲介装置101から受け取る、という手順になる。従って、直接画像形成装置の送受信相手となるのは仲介装置101のみである。
なお、管理装置102に代えて要求の送受信機能を有するサーバ装置を設けて仲介装置との間で要求の送受信を行い、管理装置102をこのようなサーバ装置と別に、例えば公衆回線やLANで接続して設けるようにしてもよい。このような場合には、さらにサーバ装置から管理装置102に試験要求を送信し、管理装置102からの応答を、サーバ装置及び仲介装置101を介して受信することになる。
応答を受信すると、通信テストの結果を操作パネル205に表示したり管理者に電子メールで送信したりして通知し、処理を終了する。このとき、結果が成功であれば問題ないが、失敗の場合には自動で対処処理を行ったりユーザに対処を求めたりして問題の解決を図ることになる。
また、ステップS1で受信内容が待機設定要求であった場合には、図18のステップS10に進む。ここで、待機設定要求とは、仲介装置101が、自己を通じて管理装置102の管理下にある画像形成装置100に対し、管理下から外れるよう要求するコマンドであり、画像形成装置100を移設する際や、画像形成装置100を他の仲介装置101を介して管理装置102の管理下に置く場合等に使用されるものである。
ステップS10では、RS状態設定を調べる。そして、「NRS有効」であればステップS11に進む。
ステップS11ではRS状態設定レジスタの設定を「NRS有効」から「NRS設定待ち」に変更する。そして、この時点で画像形成装置100は管理装置102による管理対象外の装置となり、これ以降に受信した要求に対して正常な応答を返したり、また外部装置に対して要求や通知を送信したりすることがなくなる。なお、ステップS11において通信先情報として記憶しているIPアドレスの消去も同時に行うようにしてもよい。
次のステップS12では、待機設定要求に対する応答を「成功」で返し、処理を終了する。なお、ここで応答を返すのは、待機設定要求はRS状態設定レジスタの設定を「NRS設定待ち」にする前に受信したものだからである。また、この時点では既にRS状態設定は「NRS設定待ち」であるため、別途設定変更通知の送信は行わないが、待機設定応答にその内容を含めてもよい。
ステップS10でRS状態設定が「無効」,「CSS」あるいは「NRS設定待ち」であった場合には、NRS305の機能は無効であるので、ステップS13に進んで機器検索要求に対してその旨を示す「失敗」の応答を送信して処理を終了する。
ステップS1で受信内容が機器検索要求,設定通知,待機設定要求のいずれでもなかった場合には、図19のステップS14に進んでステップS2の場合と同様にRS状態設定を調べ、「NRS有効」であればステップS15に進んで要求に対する通常処理を行って終了する。この処理は、例えば図8を用いて説明した課金カウンタ取得要求に対する応答のようなものであり、要求の内容をSCS306に伝達し、SCS306が必要なアプリケーションやモジュールに要求を発して実行し、その結果をNRS305に返す。
ステップS14で「NRS有効」以外の設定であれば、NRS305の機能は無効であるので、ステップS16で要求に対してはその旨を示す「失敗」の応答を送信して処理を終了する。
なお、図18及び図19に示す処理の前に、図17のステップS6の場合と同様に要求の送信元のIPアドレスを通信先情報として記憶しているIPアドレスと比較し、一致した場合のみ要求に対する処理を行い、一致しない場合には「失敗」の応答を返すようにするとよい。
以上のフローチャートに示す処理において、機器検索要求を受信した場合のステップS3乃至S5の処理及びその後設定通知を受信した場合のステップS8の処理が、有効化動作である。
また、図18のステップS10〜S12の動作においてはコントローラボード200に備えるCPUが待機設定手段として機能する。
ところで、図3に示したような画像形成装置管理システムを構成し、画像形成装置をNRS方式で管理する場合、まず画像形成装置100と仲介装置101を適当な順番でLANに接続するが、LANに接続する時点で、仲介装置101には自身が管理すべき画像形成装置の識別情報をキッティング情報として記憶させておく。図22に識別情報の例を示すが、例えば管理すべき画像形成装置の機種機番とIPアドレスを記憶しておけばよい。なお、この識別情報は、基本的にはリモートサービスの契約内容等に従って出荷前に予め記憶させておくとよいが、設置後に追加、変更等できるようにするとよい。また、ユーザ(機器利用者)又はサービスマン(CE)が仲介装置101に対して機器検索要求を送信する範囲をIPアドレス等で指定できるようにしてもよい。
また、画像形成装置100におけるRS状態レジスタは、設置時には「NRS設定待ち」に設定しておくものとする。
仲介装置101は、LAN(ネットワーク)に接続されると、定期的(予め設定された時間置き)にあるいは図8に示したOp−Port56に接続されている操作部からの指示(ユーザによる操作部上のキー操作によって発生する)に従って、識別情報として記憶しているIPアドレスに対して自己のIPアドレス情報を含む機器検索要求を送信し、そのIPアドレスの装置を自己を通じて管理装置102の管理下に入れることを試みる。
図23はこの場合の画像形成装置100と仲介装置101との間のNRS有効化のための通信シーケンスの詳細例を示す図であり、図14の破線で囲んで示す部分の詳細を示している。
ステップS101で上記の通り仲介装置101が機器検索要求を行うと、これを受信した画像形成装置100は図17のフローチャートに示した処理を行い、機器検索要求に含まれるIPアドレスを記憶すると共に、機器検索応答(S102)と設定変更通知(S103)をそのIPアドレスの仲介装置に送信する。
このうち設定変更通知には画像形成装置100の機種機番,IPアドレス,デバイスID等が含まれるので、仲介装置側でこれらの情報を、管理すべき画像形成装置100の識別情報と比較する。そして、一致した場合には機器検索要求を送信した相手を管理対象として認証し、ステップS104で設定通知を送信する。
画像形成装置100側では、これを受信すると再度図17のフローチャートに示した処理を行い、今度はRS状態設定レジスタの設定を「NRS設定待ち」から「NRS有効」に変更する。この時点で画像形成装置100は仲介装置101を介して管理装置102の管理対象となる。つまり、画像形成装置管理システムに組み込まれたことになる。
その後、通信試験としてステップS105に示す通信テストコール要求を行い、ステップS106でその成功の応答を受け取ると処理を終了する。
このように、上述した機器検索要求を用いることにより、画像形成装置100を画像形成装置管理システムに自動的に組み込む処理を行うことができる。
一方、一旦管理装置102の管理下に入れた画像形成装置100を撤去する場合等には、その画像形成装置100が管理下でなくなることを明らかにする一方、その画像形成装置100を再度管理システムに組みこむ場合に上述のように容易に組み込みを行うことができるようにするため、仲介装置101は、対象の画像形成装置100に対して待機設定要求を送信し、装置を待機状態に戻すことを試みる。画像形成装置100の通信先として別の仲介装置101を設定し、画像形成装置100を別の仲介装置101を介して管理装置102の管理下に入れようとする場合でも、上述の通りそのままではこの設定を行うことができないので、同様に待機設定要求を送信する。
ここで、画像形成装置100が管理装置102の管理下にある場合には、NRS状態設定は「NRS有効」である。
図24はこの場合の画像形成装置100と仲介装置101との間の待機設定のための通信シーケンスの詳細例を示す図であり、図15の破線で囲んで示す部分の詳細を示している。
すなわち、ステップS111で上記の通り仲介装置101が待機設定要求を行うと、これを受信した画像形成装置100は図17および図18のフローチャートに示した処理を行い、NRS状態設定を「NRS設定待ち」に変更すると共に、ステップS112で待機設定応答をその要求を送信した仲介装置101に送信して処理を終了する。以上により、画像形成装置100が管理システムから外れたことになる。
このように、上述した待機設定要求を用いることにより、画像形成装置100を画像形成装置管理システムから外す処理を行うことができる。またこのとき、画像形成装置100を、初めて組み込む場合と同様な手順で上述した機器検索要求等の所定の要求によって外部装置との通信機能(NRS305の機能)を有効にし、画像形成装置管理システムに組み込むことができる状態に戻すことができる。
なお、待機設定要求は、手動で仲介装置101に指示して送信させてもよいし、仲介装置101が所定のトリガに応じて自動で送信するようにしてもよい。また、待機設定要求を送信した画像形成装置100に対しては、以後機器検索要求等の所定の要求を送信しないようにするとよい。
以上のように、この実施例の画像形成装置においては、NRS305に待機状態を設け、「NRS設定待ち」の設定を可能にしたことにより、顧客先に仲介装置を設置して画像形成装置を管理システムに組み込む(接続する)際に、仲介装置と画像形成装置をLAN等のネットワークによって接続するだけで画像形成装置側の設定を自動的に変更してNRS305の機能を有効にすることができる。従って、画像形成装置を管理システムに組み込む作業を容易に行うことができる。さらに、その際にサービスマンが訪問して長時間の作業を行う必要がなくなり、管理システムに係るサービスコストを低減することができる。この効果は、多数の画像形成装置を一度に管理システムに組み込む際に特に発揮される。
一方で、「NRS設定待ち」の状態においては画像形成装置が自ら要求や報告の送信を試みることはないので、仲介装置を設けない場合でも、通信相手が存在しないことによるエラーは発生せず、管理システム以外に係る動作は正常に行うことができる。さらに、NRS有効化のトリガとなる要求以外の要求に対してはNG応答を返すようにしているので、仲介装置と同じネットワークに接続する場合でも、管理システムに組み込まない状態にしておくことができる。
また、外部装置からの所定の要求をNRS有効化のトリガとしているので、管理システムにおける管理動作に用いるものと同様な書式の情報によって画像形成装置にNRSの有効化を促すことができる。
また、外部装置からの予め定めた要求を受信した場合にRS状態設定を「NRS設定待ち」に戻すようにしているので、上記の効果の他、装置の移設や管理システムの再編を容易に行うことができる。すなわち、画像形成装置は、上述の待機設定要求を受けた後は、初めに接続する場合と同様な手順で管理システムに組み込むことができる状態となっているので、その後他の仲介装置から上述の所定の要求を送信することにより、画像形成装置を別の仲介装置を介して管理装置の管理下に置くような設定も仲介装置側から自動で容易に行うことができる。そしてこの場合において、画像形成装置を一旦管理システムから外す際に、これを仲介装置との通信が不能になったと誤認して警告等を行ってしまうというような不都合が発生しないようにすることができる。画像形成装置の撤去等で物理的あるいは論理的にネットワークから外す場合についても同様である。
また、仲介装置が定期的に(所定の時間置きに)機器検索要求等の所定の要求を発するようにしているので、新たに画像形成装置を追加した場合でもその装置を容易に管理システムに組み込むことができる。ユーザによる操作部からの指示に従って所定の要求を発するようにすれば、所定の時間の経過を待つことなく画像形成装置のNRS機能を有効し、その画像形成装置を管理システムに組み込むことができる。
また、NRSを有効にした後で管理装置との間で通信試験を行うようにすれば、管理に必要な通信を正常に行うことができるか否かを確認し、システムの信頼性を高めることができる。
なお、図3の設置環境Bのように仲介装置を複数段に亘って設ける場合には、仲介装置同士の上下関係も画像形成装置の場合と同様に設定可能にすることができる。この場合には、管理すべき画像形成装置だけでなく下位の仲介装置の識別情報も上位の仲介装置に記憶させておくものとする。
また、仲介装置に記憶させておく画像形成装置の識別情報をIPアドレスの検索範囲としてもよい。そしてこの場合、機器検索要求を行う際にその範囲に対してマルチキャストで送信し、画像形成装置から帰ってきた機器検索応答や設定変更通知を参照して、ユーザがその中から管理下に置く装置を選択できるようにしてもよい。
また、画像形成装置側で手動で仲介装置のIPアドレスを通信先情報として指定し、RS状態設定レジスタを「NRS有効」に変更して、仲介装置側からの要求を待つことなく画像形成装置を管理システムに組み込むことができるようにしてもよい。
さらにまた、ネットワークのトラフィックを考えると効率はよくないが、上述した場合と逆に、画像形成装置側から仲介装置に対して検索要求を発し、適切な応答が得られた場合に「NRS有効」にすることも考えられる。
また、管理装置から仲介装置経由で画像形成装置へ機器検索要求等の所定の要求を送信することができるが、この場合、管理装置は、仲介装置からのポーリング(送信要求があるかどうかの問い合わせ)を受けた場合にのみ、上記要求を送信することにより、その要求を画像形成装置が仲介装置経由で受信することができる。
ここで、以上の実施例では、この発明による通信装置(電子装置)の例として通信機能を備えた画像形成装置について説明したが、この発明はこれらに限られるものではなく、通信機能を備えたネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等や、ネットワークに接続可能なコンピュータ等を含め、通信機能を備えた各種通信装置に適用可能である。また、これらの通信装置を被管理装置とした場合にも、遠隔管理システムを上述した場合と同様に動作させることができる。さらに、通信装置の遠隔管理システムについても、通信装置,仲介装置,管理装置の構成およびこれらの接続形式は、以上の実施例に限られるものではない。
また、この発明によるプログラムは、外部装置と通信を行う通信手段を備えた上述の画像形成装置等の通信装置を制御するコンピュータに、この発明による各種機能、つまり要求処理手段,待機設定手段としての機能,更には通信先情報記憶手段(アドレス情報を通信先情報として記憶手段に記憶させる手段としての機能)を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
この発明は、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システムやコンピュータ等の各種通信装置や、その通信装置を制御するコンピュータに適用可能である。
この発明の通信装置の遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図である。 その遠隔管理システムにおけるデータ送受モデルを示す概念図である。 この発明の通信装置の管理システムの一例である画像形成装置管理システムの構成の一例を示す概念図である。 図3の画像形成装置の物理的構成例を示すブロック図である。 その画像形成装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。 その画像形成装置におけるENGRDY信号とPWRCTL信号について説明するための図である。
その画像形成装置におけるNRSモジュールの構成を示す機能ブロック図である。 図3の仲介装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 その仲介装置のソフトウェア構成例を示すブロック図である。 図3の管理装置102の物理的構成例を示すブロック図である。 図3に示した画像形成装置遠隔管理システム内で行われるデータ送受信について説明するための通信シーケンスの一例を示す図である。 その他の通信シーケンスの一例を示す図である。
異常の種類を判定するための基準となる情報のテーブルの一例を示す説明図である。 図3に示した画像形成装置管理システム内の画像形成装置と仲介装置との間のデータ送受信について説明するための通信シーケンスの一例を示す図である。 その他の通信シーケンスの一例を示す図である。 その更に他の通信シーケンスの一例を示す図である。 この発明の通信装置の一例である画像形成装置が外部装置からの要求を受信した場合の通信シーケンスの一例を示すフロー図である。 図17の続きの処理を示すフロー図である。
図18の続きの別の部分の処理を示すフロー図である。 SOAPリクエストとして送信される機器検索要求のフォーマット例を示す図である。 SOAPリクエストとして送信される機器検索応答のフォーマット例を示す図である。 図3の仲介装置が記憶している自身が管理すべき画像形成装置の識別情報の例を示す図である。 その仲介装置が画像形成装置へ機器検索要求を送信した場合の画像形成装置と仲介装置との間のデータ通信について説明するための通信シーケンスの一例を示す図である。 その仲介装置が画像形成装置へ待機設定要求を送信した場合の画像形成装置と仲介装置との間のデータ通信について説明するための通信シーケンスの一例を示す図である。
符号の説明
10:被管理装置 11:仲介機能付被管理装置 52:CPU 53:SDRAM 54:フラッシュメモリ 55:内部時計 56:Op―Port 57,204:PHY 58,601:モデム 59:HDD制御部 63,201:HDD 70:アプリケーション層 80:サービス層 90:プロトコル層 100:画像形成装置 101:仲介装置 102:管理装置 103:インタネット 104:ファイアウォール 105:CE端末 110:仲介機能付画像形成装置 202:NV−RAM 205:操作パネル 206:プロッタ/スキャナエンジンボード 300:OCS 301:ECS 302:MCS 303:NCS 304:FCS 305:NRS 306:SCS 307:SRM 308:IMH 309:コピーアプリ 310:ファクスアプリ 311:プリンタアプリ 312:スキャナアプリ 313:ネットファイルアプリ 314:ウェブアプリ 315:CSS 316:DCS 320:汎用OS 603:プロキシサーバ 604:操作者端末 605:データベース 606:制御装置

Claims (19)

  1. 外部装置と通信を行う通信手段と、
    該通信手段を介して前記外部装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う要求処理手段と、
    該要求処理手段を、前記要求に対応する処理を行うことが許可される有効状態、あるいは許可されない待機状態に設定するための設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
    前記外部装置から受信する所定の要求に応じて、前記設定情報を、前記要求処理手段を前記待機状態から前記有効状態にするための設定情報に更新する待機設定手段と
    該待機設定手段により、前記所定の要求に応じて前記設定情報が前記要求処理手段を前記有効状態にするための設定情報に更新される際に、該所定の要求に含まれている該要求の発信元のアドレス情報を通信先情報として記憶する通信先情報記憶手段とを備え、
    前記要求処理手段は、前記通信先情報記憶手段により前記通信先情報が記憶された後、前記所定の要求の発信元に対して当該通信装置の識別情報を含む設定変更通知を送信する手段と、前記外部装置から前記所定の要求以外の要求を受信した場合に、該要求に対応する処理を行うか否かを前記設定情報に基づいて判断する手段を有し、
    前記待機設定手段は、前記要求処理手段による前記所定の要求の発信元への前記設定変更通知の送信に対して、該発信元から設定通知を受信した場合に、前記設定情報を、前記要求処理手段を前記待機状態から前記有効状態に設定するための設定情報に更新する手段であることを特徴とする通信装置。
  2. 請求項記載の通信装置において、
    前記要求処理手段は、前記受信した要求が情報取得要求であった場合に、該要求に対応する処理を行うと判断すると、当該通信装置の情報を返すことを特徴とする通信装置。
  3. 請求項又は記載の通信装置において、
    前記要求処理手段は、前記待機状態においては前記所定の要求以外の要求に対しては機能が無効状態である旨の応答を返す手段を有することを特徴とする通信装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置において、
    前記要求処理手段は、前記通信先情報に係る発信元から受信した要求に対してのみ、該要求に対応する処理を行うと判断した場合に、該要求に対応する応答を返すことを特徴とする通信装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置において、
    前記要求処理手段は、前記待機状態以外でかつ前記通信先情報記憶手段に通信先情報が記憶されている状態で該通信先情報に係る外部装置以外から前記所定の要求を受信した場合には機能が無効状態である旨の応答を返す手段を有することを特徴とする通信装置。
  6. 請求項乃至のいずれか一項に記載の通信装置において、
    前記待機設定手段は、前記外部装置から予め定めた要求を受信した場合に、前記設定情報を、前記要求処理手段を前記待機状態に設定するための設定情報に更新する手段を有することを特徴とする通信装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信装置において、
    前記要求処理手段は、前記外部装置から受信した要求に対応する処理を行うか否かを該要求の受信直後にその時点での前記設定情報を参照して判断することを特徴とする通信装置。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の通信装置において、
    前記通信手段によって受信する要求は、構造化言語形式で記載されていることを特徴とする通信装置。
  9. 1又は2以上の通信装置と、該通信装置と直接又は間接に接続された外部装置とによって構成される通信装置の遠隔管理システムであって、
    前記外部装置は、該通信装置とネットワークによって接続され、前記通信装置に対して各種要求を送信する要求送信手段を有する遠隔管理仲介装置と、該遠隔管理仲介装置とインタネットによって接続され、前記遠隔管理仲介装置に前記各種要求を送信させることによって該遠隔管理仲介装置に接続された前記通信装置の管理を行う管理装置とを含み、
    前記通信装置に、前記外部装置と通信を行う通信手段と、該通信手段を介して前記外部装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う要求処理手段と、該要求処理手段を、前記要求に対応する処理を行うことが許可される有効状態、あるいは許可されない待機状態に設定するための設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記外部装置から受信する所定の要求に応じて、前記設定情報を、前記要求処理手段を前記待機状態から前記有効状態にするための設定情報に更新する待機設定手段と、該待機設定手段により、前記所定の要求に応じて前記設定情報が前記要求処理手段を前記有効状態にするための設定情報に更新される際に、該所定の要求に含まれている該要求の発信元のアドレス情報を通信先情報として記憶する通信先情報記憶手段とを設け、
    前記通信装置の前記要求処理手段は、前記通信先情報記憶手段により前記通信先情報が記憶された後、前記所定の要求の発信元に対して当該通信装置の識別情報を含む設定変更通知を送信する手段と、前記外部装置から前記所定の要求以外の要求を受信した場合に、該要求に対応する処理を行うか否かを前記設定情報に基づいて判断する手段を有し、
    前記通信装置の前記待機設定手段は、前記要求処理手段による前記所定の要求の発信元への前記設定変更通知の送信に対して、該発信元から設定通知を受信した場合に、前記設定情報を、前記要求処理手段を前記待機状態から前記有効状態に設定するための設定情報に更新する手段であることを特徴とする通信装置の遠隔管理システム。
  10. 請求項記載の通信装置の遠隔管理システムにおいて、
    前記遠隔管理仲介装置の要求送信手段は、定期的に前記通信装置に対して前記所定の要求を送信することを特徴とする通信装置の遠隔管理システム。
  11. 請求項又は10記載の通信装置の遠隔管理システムにおいて、
    前記遠隔管理仲介装置は、各種指示を入力する操作部を備え、
    前記遠隔管理仲介装置の要求送信手段は、前記操作部からの指示に従って前記通信装置に対して前記所定の要求を送信することを特徴とする通信装置の遠隔管理システム。
  12. 請求項乃至11のいずれか一項に記載の通信装置の遠隔管理システムにおいて、
    前記遠隔管理仲介装置に、自身が管理すべき通信装置の識別情報を記憶する記憶手段を設け、
    前記遠隔管理仲介装置の要求送信手段は、前記所定の要求を送信する場合には、前記該識別情報に対応する通信装置にのみ送信することを特徴とする通信装置の遠隔管理システム。
  13. 請求項乃至12のいずれか一項に記載の通信装置の遠隔管理システムにおいて、
    前記通信装置に、前記要求処理手段が前記待機状態から前記有効状態にするための設定情報に更新された場合に、前記遠隔管理仲介装置を介して前記管理装置との間で通信試験を行う手段を設けたことを特徴とする通信装置の遠隔管理システム。
  14. 請求項乃至13のいずれか一項に記載の通信装置の遠隔管理システムにおいて、
    前記通信装置の前記待機設定手段は、前記外部装置から予め定めた要求を受信した場合に、前記設定情報を、前記要求処理手段を前記待機状態に設定するための設定情報に更新する手段を有することを特徴とする通信装置の遠隔管理システム。
  15. 1又は2以上の通信装置と、該通信装置とネットワークによって接続され、前記通信装置に対して各種要求を送信する要求送信手段を有する遠隔管理仲介装置と、該遠隔管理仲介装置とインタネットによって接続され、前記遠隔管理仲介装置に前記各種要求を送信させることによって該遠隔管理仲介装置に接続された前記通信装置の管理を行う管理装置とによって構成される通信装置の遠隔管理システムであって、
    前記遠隔管理仲介装置に、前記管理装置に対して定期的に送信要求があるかどうかの問い合わせを行う送信要求有無問合手段を設け、
    前記遠隔管理仲介装置の要求送信手段は、前記送信要求有無問合手段による前記管理装置への送信要求の問い合わせに対して、該管理装置から要求を受信した場合にのみ、該要求を前記通信装置へ送信する手段であり、
    前記通信装置に、前記遠隔管理仲介装置と通信を行う通信手段と、該通信手段を介して前記遠隔管理仲介装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う要求処理手段と、該要求処理手段を、前記要求に対応する処理を行うことが許可される有効状態、あるいは許可されない待機状態に設定するための設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記管理装置から受信する所定の要求に応じて、前記設定情報を、前記要求処理手段を前記待機状態から前記有効状態にするための設定情報に更新する待機設定手段と、該待機設定手段により、前記所定の要求に応じて前記設定情報が前記要求処理手段を前記有効状態にするための設定情報に更新される際に、該所定の要求に含まれている該要求の発信元のアドレス情報を通信先情報として記憶する通信先情報記憶手段とを設け、
    前記通信装置の前記要求処理手段は、前記通信先情報記憶手段により前記通信先情報が記憶された後、前記所定の要求の発信元に対して当該通信装置の識別情報を含む設定変更通知を送信する手段と、前記管理装置から前記所定の要求以外の要求を受信した場合に、該要求に対応する処理を行うか否かを前記設定情報に基づいて判断する手段を有し、
    前記通信装置の前記待機設定手段は、前記要求処理手段による前記所定の要求の発信元への前記設定変更通知の送信に対して、該発信元から設定通知を受信した場合に、前記設定情報を、前記要求処理手段を前記待機状態から前記有効状態に設定するための設定情報に更新する手段であることを特徴とする通信装置の遠隔管理システム。
  16. 外部装置と通信を行う通信手段と、
    該通信手段を介して前記外部装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う要求処理手段と、
    該要求処理手段を、前記要求に対応する処理を行うことが許可される有効状態、あるいは許可されない待機状態に設定するための設定情報を記憶する設定情報記憶手段とを備えた通信装置の制御方法であって、
    前記外部装置から所定の要求を受信した場合に、前記待機状態であれば、該所定の要求に含まれている該要求の発信元のアドレス情報を通信先情報として記憶した後、前記要求処理手段に、前記所定の要求の発信元に対して当該通信装置の識別情報を含む設定変更通知を送信し、該発信元から設定通知を受信した場合に、前記設定情報を、前記要求処理手段を前記待機状態から前記有効状態に設定するための設定情報に更新する動作を行わせると共に、前記外部装置から前記所定の要求以外の要求を受信した場合に、該要求に対応する処理を行うか否かを前記設定情報に基づいて判断する動作を行わせることを特徴とする通信装置の制御方法。
  17. 請求項16記載の通信装置の制御方法において、
    前記要求処理手段に、前記通信先情報に係る発信元から受信した要求に対してのみ、該要求に対応する処理を行うと判断した場合に、該要求に対応する応答を返させることを特徴とする通信装置の制御方法。
  18. 外部装置と通信を行う通信手段を備えた通信装置を制御するコンピュータに、
    前記通信手段を介して前記外部装置から受信した要求に対して、当該要求に対応する処理を行う要求処理機能と、
    該要求処理機能を、前記要求に対応する処理を行うことが許可される有効状態、あるいは許可されない待機状態に設定するための設定情報を記憶する設定情報記憶機能と、
    前記外部装置から受信する所定の要求に応じて、前記設定情報を、前記要求処理手段を前記待機状態から前記有効状態にするための設定情報に更新する待機設定機能と
    該待機設定手段により、前記所定の要求に応じて前記設定情報が前記要求処理手段を前記有効状態にするための設定情報に更新される際に、該所定の要求に含まれている該要求の発信元のアドレス情報を通信先情報として記憶する通信先情報記憶機能とを実現させるためのプログラムであり、
    前記要求処理機能は、前記通信先情報記憶機能により前記通信先情報が記憶された後、前記所定の要求の発信元に対して当該通信装置の識別情報を含む設定変更通知を送信する機能と、前記外部装置から前記所定の要求以外の要求を受信した場合に、該要求に対応する処理を行うか否かを前記設定情報に基づいて判断する機能を有し、
    前記待機設定機能は、前記要求処理機能による前記所定の要求の発信元への前記設定変更通知の送信に対して、該発信元から設定通知を受信した場合に、前記設定情報を、前記要求処理機能を前記待機状態から前記有効状態に設定するための設定情報に更新する機能であることを特徴とするプログラム。
  19. 請求項18記載のプログラムにおいて、
    前記要求処理機能は、前記通信先情報に係る発信元から受信した要求に対してのみ有効な応答を返す機能であることを特徴とするプログラム。
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