JP4347776B2 - 配線回路基板 - Google Patents
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Description
このような配線回路基板に、電子部品を実装する場合には、その実装工程において、静電気により電子部品が破壊されることがある。
そして、電子部品の実装工程においては、その端子部(つまり、導体層の露出部分)にも、若干の静電気が帯電する場合がある。端子部に静電気が帯電すると、やはり、実装される電子部品が静電気によって破壊されるおそれがある。
本発明の目的は、絶縁層のみならず、端子部の静電気をも除去することにより、実装される部品の静電気破壊を効果的に防止することのできる、配線回路基板を提供することにある。
この配線回路基板では、酸化金属層が、絶縁層の表面と端子部の表面の一部とに形成されている。そのため、絶縁層および端子部が、静電気により帯電しても、その静電気を酸化金属層によって除去することができる。また、この配線回路基板では、各端子部においては、酸化金属層が、その表面の一部のみに形成されているので、部品の実装が阻害されることはなく、部品との接続信頼性が低下することを防止することができる。
図1(a)に示すように、この配線回路基板1は、フレキシブル配線回路基板であって、長手方向に延びる帯状をなし、ベース絶縁層2と、ベース絶縁層2の上に積層形成された導体層3と、導体層3の上に積層形成されたカバー絶縁層4とを備えている。
導体層3は、ベース絶縁層2の表面に、複数の配線3a、3b、3cおよび3dからなる配線回路パターンとして形成されている。
各配線3a、3b、3cおよび3dは、この配線回路基板1の長手方向に沿って、配線回路基板1の長手方向一端縁の近傍まで延び、かつ、幅方向(配線回路基板1の長手方向と直交する方向)において、互いに間隔を隔てて並列配置されるように形成されている。
そして、この配線回路基板1では、図1(b)に示すように、カバー絶縁層4の表面のほぼ全面(配線回路基板1の一方側端縁を除く全面、以下同じ。)と、各端子部6の表面の一部とに、酸化金属層7が形成されている。すなわち、酸化金属層7は、カバー絶縁層4の表面のほぼ全面に形成されるとともに、各端子部6においては、カバー絶縁層4の表面から、まず、各端子用開口部5の周側面8に連続して延び、次いで、その周側面8から、各端子部6の表面の周端部9まで連続して延びるように、形成されている。つまり、酸化金属層7は、各端子部6の表面の周端部9において、矩形枠状に形成されている。
この方法では、まず、図2(a)に示すように、ベース絶縁層2を用意する。ベース絶縁層2は、配線回路基板1のベース絶縁層2として用いられるものであれば、特に制限されず、例えば、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂のフィルムが用いられる。耐熱性の観点からは、好ましくは、ポリイミド樹脂フィルムが用いられる。ベース絶縁層2の厚みは、例えば、5〜50μm、好ましくは、10〜30μmである。
すなわち、アディティブ法では、まず、ベース絶縁層2の全面に、種膜となる金属薄膜を形成する。金属薄膜は、クロム、ニッケル、銅およびこれらの合金などから、スパッタリング法などの薄膜形成法を用いて、形成することができる。次いで、その金属薄膜の表面に、上記した配線回路パターンの反転パターンで、めっきレジストを形成する。めっきレジストは、ドライフィルムレジストなどを用いて、公知の方法により形成することができる。その後、めっきレジストから露出するベース絶縁層2の表面に、導体層3を上記した配線回路パターンで形成する。導体層3は、銅などから、電解めっきにより形成することができる。その後、めっきレジストをエッチングまたは剥離により除去し、導体層3から露出する金属薄膜をエッチングにより除去する。
カバー絶縁層4は、ベース絶縁層2と同様の合成樹脂が用いられる。好ましくは、上記した合成樹脂において、感光性樹脂であるもの、さらに好ましくは、感光性ポリイミド前駆体樹脂(ポリアミック酸樹脂)が用いられる。
カバー絶縁層4の形成は、例えば、感光性樹脂のワニスを、複数の配線3a、3b、3cおよび3d(導体層3)を被覆するようにベース絶縁層2の全面に塗布した後、フォトマスクを介して露光し、その後、現像することにより、配線回路基板1の長手方向一端部において、各端子用開口部5が形成されるようにパターニングする。
また、カバー絶縁層4の厚み(接着剤層が介在する場合には、その接着剤層の厚みを含む。)は、例えば、3〜50μm、好ましくは、3〜30μmである。
次いで、この方法では、図2(d)に示すように、カバー絶縁層4の表面のほぼ全面と、各端子用開口部5の周側面8と、各端子部6の表面の周端部9とに連続して、酸化金属層7を形成する。
なお、酸化金属層7における金属の酸化度合いは、次に述べる酸化金属層7の形成方法によっても異なるが、厚み方向において均一に酸化されていてもよく、また、最表面の酸化度合いが最も高く、その最表面から厚み方向内方へいくに従って、酸化度合いが低下するように酸化されていてもよい。
金属をターゲットとしてスパッタリングした後、加熱により酸化する方法では、まず、カバー絶縁層4の表面全面と、各端子用開口部5の周側面8と、各端子部6の表面全面とに、金属をターゲットとしてスパッタリングする。
ターゲット22には、例えば、クロム、ニッケル、銅、チタン、アルミニウム、タンタル、鉛、亜鉛、ジルコニウム、ガリウム、インジウムおよびこれらの合金などが用いられる。好ましくは、クロムが用いられる。クロムの酸化皮膜は、高温高湿下においても変化の少ない、安定した表面抵抗値を得ることができる。
到達真空度:1.33×10-5〜1.33×10-2Pa
導入ガス流量(アルゴン):1.2×10-3〜4×10-3m3/h
動作圧(導入ガス導入後の真空度):1.33×10-2〜1.33Pa
アース電極温度:10〜100℃
電力:100〜2000W
スパッタリング時間:1秒〜15分
なお、このようなスパッタリングは、より具体的には、直流スパッタリング法、高周波スパッタリング法、マグネトロンスパッタリング法あるいはこれらの複合化法などの公知のスパッタリング法が適宜選択される。
その後、図3(c)に示すように、各端子部6の表面全面に形成された酸化金属層7のうち、各端子部6の表面の周端部9に形成されている酸化金属層7が残存するように、各端子部6における周端部9に囲まれている中央部分の酸化金属層7を除去する。
エッチング法では、配線回路基板1における各端子部6の中央部分以外に、エッチングレジストを設けて、各端子部6の中央部分の酸化金属層7を、エッチング液を用いて除去した後、そのエッチングレジストを剥離により除去する。
なお、上記とは逆に、金属薄膜10の形成前に、各端子部6の表面の周端部9に囲まれる中央部分にレジストを設けて、スパッタリング後に、そのレジストを除去するようにしても、各端子部6の表面において、周端部9のみに酸化金属層7を形成することができるが、スパッタリング法による金属薄膜10の形成時に、レジストが存在すると、真空チャンバー21内において、そのレジストからガスが発生して真空度が低下する場合がある。そのため、上記したように、酸化金属層7を形成した後に、各端子部6の中央部分の酸化金属層7を除去することが好適である。
反応性スパッタリングする方法では、上記した図6に示すスパッタリング装置において、真空チャンバー21内に酸素を含む導入ガスを導入する以外は、上記のスパッタリング法と同様の方法を用いることができる。
そして、真空チャンバー21内に、酸素を必須としてアルゴンや窒素が任意の割合で混合された反応性ガス(例えば、Ar/O2混合ガス、N2/O2混合ガス)を導入ガスとして導入し、電源24から電力を印加して、プラズマエミッションモニター25にて、プラズマの発光強度を一定に保持しながら、ターゲット22を所定時間スパッタリングする。
なお、このような反応性スパッタリングのスパッタリング条件の一例を下記に示す。
到達真空度:1.33×10-5〜1.33×10-2Pa
導入ガス流量:Ar/O2混合ガスの場合
Ar:1.2×10-3〜2.4×10-3m3/h
O2 :6×10-5〜30×10-5m3/h
N2 /O2混合ガスの場合
N2 :1.2×10-3〜2.4×10-3m3/h
O2 :6×10-5〜30×10-5m3/h
動作圧(導入ガス導入後の真空度):1.33×10-2〜1.33Pa
アース電極温度:10〜100℃
電力:100〜2000W
スパッタリング時間:3秒〜15分
その後、図3(c)に示すように、各端子部6の表面全面に形成された酸化金属層7のうち、各端子部6の表面の周端部9に形成されている酸化金属層7が残存するように、各端子部6における周端部9に囲まれている中央部分の酸化金属層7を除去する。
なお、各端子部6の中央部分の酸化金属層7の除去と同時に、配線回路基板1の一方側端縁に形成されている酸化金属層7も、同様に除去する。
酸化金属をターゲットとしてスパッタリングする方法では、上記した図6に示すスパッタリング装置において、酸化金属をターゲット22とし、かつ、電源24として交流電源が用いられる以外は、上記のスパッタリング法と同様の方法を用いることができる。ターゲット22となる酸化金属としては、例えば、酸化クロム、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、酸化錫、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化アルミニウムなどの金属酸化物が用いられる。好ましくは、酸化クロムが用いられる。酸化クロムの皮膜は、高温高湿下においても変化の少ない、安定した表面抵抗値を得ることができる。
そして、真空チャンバー21内に、アルゴンなどの不活性ガスを導入ガスとして導入し、電源24から電力を印加して、プラズマエミッションモニター25にて、プラズマの発光強度を一定に保持しながら、ターゲット22を所定時間スパッタリングする。これによって、図3(b)に示すように、カバー絶縁層4の表面全面、各端子用開口部5の周側面8および端子部6の表面全面に、酸化金属層7が形成される。なお、この酸化金属層7は、厚み方向において均一に酸化されている。
到達真空度:1.33×10-5〜1.33×10-2Pa
導入ガス流量(アルゴン):1.2×10-3〜4×10-3m3/h
動作圧(導入ガス導入後の真空度):1.33×10-2〜1.33Pa
アース電極温度:10〜100℃
電力:RF100〜2000W
スパッタリング時間:1秒〜15分
その後、図3(c)に示すように、各端子部6の表面全面に形成された酸化金属層7のうち、各端子部6の表面の周端部9に形成されている酸化金属層7が残存するように、各端子部6における周端部9に囲まれている中央部分の酸化金属層7を除去する。
なお、各端子部6の中央部分の酸化金属層7の除去と同時に、配線回路基板1の一方側端縁に形成されている酸化金属層7も、同様に除去する。
そして、このようにして形成された酸化金属層7は、各端子部6の表面の周端部9に接触するように配置され、その厚みが、例えば、1〜10nm、好ましくは、2〜7nmの範囲に設定される。酸化金属層7の厚みがこの範囲にあると、次に述べる有効な表面抵抗値を得ることができる。
また、各端子部6の周端部9において、酸化金属層7が形成される幅(各端子部6内の酸化金属層7における端子用開口部5の周側面8と接触する側の端縁から、導体層3が露出する側の端縁までの距離)Wは、例えば、10〜100μm、好ましくは、5〜20μmに設定される。酸化金属層7の幅が過度に広いと、電子部品の実装に支障を生じる場合がある。
そして、この配線回路基板1では、酸化金属層7が、カバー絶縁層4の表面のほぼ全面と、各端子用開口部5の周側面8と、各端子部6の表面の周端部9とに連続して形成されている。そのため、カバー絶縁層4および各端子部6が、静電気により帯電しても、その静電気を酸化金属層7によって除去することができ、実装される電子部品の静電気破壊を効果的に防止することができる。また、この配線回路基板1では、各端子部6においては、酸化金属層7が、その表面の周端部9のみに形成されているので、電子部品の実装が阻害されることはなく、電子部品との接続信頼性が低下することを防止することができる。
図4(a)に示すように、この配線回路基板1は、フレキシブル配線回路基板であって、長手方向に延びる帯状をなし、ベース絶縁層2と、ベース絶縁層2の上に積層形成された導体層3と、導体層3の上に積層形成されたカバー絶縁層4とを備えている。
導体層3は、ベース絶縁層2の表面に、複数の配線3a、3b、3cおよび3dからなる配線回路パターンとして形成されている。
各配線3a、3b、3cおよび3dは、この配線回路基板1の長手方向に沿って、配線回路基板1の長手方向一端縁の近傍まで延び、かつ、幅方向(配線回路基板1の長手方向と直交する方向)において、互いに間隔を隔てて並列配置されるように形成されている。
次に、この配線回路基板1の製造方法について、図5を参照して説明する。
次いで、この方法では、図5(b)に示すように、ベース絶縁層2の上に、導体層3を上記した配線回路パターンとして形成する。導体層3の形成は、上記と同様のパターンニング法が用いられる。導体層3は、上記したように、複数の配線3a、3b、3cおよび3dからなる配線回路パターンとして形成される。なお、複数の配線3a、3b、3cおよび3dの幅は、例えば、10〜200μm、好ましくは、15〜50μmであり、互いに隣接する間隔は、例えば、10〜200μm、好ましくは、15〜50μmである。また、導体層3の厚みは、例えば、3〜50μm、好ましくは、5〜20μmである。
カバー絶縁層4は、ベース絶縁層2と同様の合成樹脂が用いられる。好ましくは、上記した合成樹脂において、感光性樹脂であるもの、さらに好ましくは、感光性ポリイミド前駆体樹脂(ポリアミック酸樹脂)が用いられる。
カバー絶縁層4の形成は、例えば、上記と同様に、感光性樹脂のワニスを、複数の配線3a、3b、3cおよび3d(導体層3)を被覆するようにベース絶縁層2の全面に塗布した後、フォトマスクを介して露光し、その後、現像することにより、配線回路基板1の長手方向一端部において、各端子用開口部5および各露出用開口部11が形成されるようにパターニングする。
また、カバー絶縁層4の厚み(接着剤層が介在する場合には、その接着剤層の厚みを含む。)は、例えば、3〜50μm、好ましくは、5〜30μmである。
酸化金属層7は、上記と同様の金属酸化物からなる。好ましくは、酸化クロムからなる。酸化クロムの皮膜は、高温高湿下においても変化の少ない、安定した表面抵抗値を得ることができる。
なお、エッチングにおいては、エッチングレジストを、各端子部6以外に設けて、各端子部6の表面全面の酸化金属層7を、エッチング液により除去する。
また、酸化金属層7は、各導体露出部12の表面全面に配置され、その厚みが、例えば、上記と同様に、1〜10nm、好ましくは、2〜7nmの範囲に設定され、その表面抵抗値は、上記と同様に、好ましくは、105〜1011Ω/□の範囲に設定される。
そして、この配線回路基板1では、酸化金属層7が、カバー絶縁層4の表面のほぼ全面と、各露出用開口部11の周側面と、各導体露出部12の表面全面とに連続して形成されている。また、各導体露出部12は、各端子部6が設けられている各配線3a、3b、3cおよび3d(導体層3)に対応して、各端子部6とは異なる部分に、それぞれ設けられている。そのため、カバー絶縁層4および各端子部6が、静電気により帯電しても、その静電気を酸化金属層7によって除去することができ、実装される電子部品の静電気破壊を効果的に防止することができる。
なお、以上の説明では、片面フレキシブル配線回路基板を例示して、本発明の配線回路基板を説明したが、本発明の配線回路基板は、最外層に絶縁層を有し、その絶縁層に隣接する導体層を有しているものであれば、特に制限されず、例えば、両面フレキシブル配線回路基板、多層フレキシブル配線回路基板、回路付サスペンション基板など、公知の配線回路基板に広く適用することができる。
なお、このような回路付サスペンション基板においては、酸化金属層7は、静電気をアースするために、金属基板14に接触していることが好適である。
また、以上の説明では、酸化金属層7をカバー絶縁層4の表面のほぼ全面に形成したが、酸化金属層7は、その目的および用途によって、パターンとして、あるいは部分的に、形成することもできる。また、カバー絶縁層4の表面に限らず、ベース絶縁層2の表面に形成してもよく、さらには、カバー絶縁層4の表面およびベース絶縁層2の表面の両方に形成することもできる。
実施例1
幅250mmの長尺ステンレス箔(厚み20μm)からなる金属基板の上に、感光性ポリアミド酸樹脂(感光性ポリアミック酸樹脂)のワニスを塗布し、フォトマスクを介して露光し、その後、現像することによりパターンを形成した後、これを加熱硬化させて、ポリイミド樹脂からなるベース絶縁層(厚み10μm)を形成した。
ターゲット:Cr
到達真空度:1×10-3Pa
導入ガス流量(アルゴン):4.38×10-3m3/h
動作圧:0.16Pa
アース電極温度:20℃
電力:DC160W
スパッタリング時間:5秒
金属薄膜の厚み:1nm
次いで、125℃、12時間、大気中で加熱することにより、クロム薄膜からなる金属薄膜の表面を酸化して、酸化クロム薄膜からなる酸化金属層を形成した。なお、酸化金属層が形成されていることはESCAにて確認した。また、この酸化金属層の表面抵抗値を、表面抵抗測定装置(三菱化学(株)製、Hiresta−up MCP−HT450)を用いて、温度25℃、湿度15%で測定したところ、106Ω/□であった。
実施例2
幅250mmの長尺ステンレス箔(厚み20μm)からなる金属基板の上に、感光性ポリアミド酸樹脂(感光性ポリアミック酸樹脂)のワニスを塗布し、フォトマスクを介して露光し、その後、現像することによりパターンを形成した後、これを加熱硬化させて、ポリイミド樹脂からなるベース絶縁層(厚み10μm)を形成した。
次いで、125℃、12時間、大気中で加熱することにより、クロム薄膜からなる金属薄膜の表面を酸化して、酸化クロムからなる酸化金属層を形成した。なお、酸化金属層が形成されていることはESCAにて確認した。また、この酸化金属層の表面抵抗値を、実施例1と同様の方法で測定したところ、106Ω/□であった。
実施例3
酸化金属層の形成を、金属をターゲットとしてスパッタリングした後、加熱により酸化する方法に代替して、下記の条件で反応性スパッタリングする方法にした以外は、実施例1と同様の方法によって、酸化金属層を備える回路付サスペンション基板を得た。
ターゲット:Cr
到達真空度:1×10-3Pa
導入ガス流量:Ar/O2混合ガス
Ar:1.8×10-3m3/h
O2 :7.2×10-3m3/h
動作圧:0.27Pa
アース電極温度:20℃
電力:DC125W
スパッタリング時間:1分
酸化金属層の厚み:5nm
得られた回路付サスペンション基板について、磁気ヘッド実装前の端子部の電荷量を、クーロンメーター(春日電器製 NK−1001型)を用いて測定したところ、0nQであった。
酸化金属層の形成を、金属をターゲットとしてスパッタリングした後、加熱により酸化する方法に代替して、実施例3と同様の条件で反応性スパッタリングする方法にした以外は、実施例2と同様の方法によって、酸化金属層を備える回路付サスペンション基板を得た。
実施例5
酸化金属層の形成を、金属をターゲットとしてスパッタリングした後、加熱により酸化する方法に代替して、下記の条件で酸化金属をスパッタリングする方法にした以外は、実施例1と同様の方法によって、酸化金属層を備える回路付サスペンション基板を得た。
ターゲット:CrO2
到達真空度:1×10-3Pa
導入ガス流量(アルゴン):1.2×10-3m3/h
動作圧:0.27Pa
アース電極温度:20℃
電力:RF400W
スパッタリング時間:1分
金属薄膜の厚み:7nm
得られた回路付サスペンション基板について、磁気ヘッド実装前の端子部の電荷量を、クーロンメーター(春日電器製 NK−1001型)を用いて測定したところ、0nQであった。
酸化金属層の形成を、金属をターゲットとしてスパッタリングした後、加熱により酸化する方法に代替して、実施例5と同様の条件で酸化金属をスパッタリングする方法にした以外は、実施例2と同様の方法によって、酸化金属層を備える回路付サスペンション基板を得た。
比較例1
酸化金属層を、カバー絶縁層の表面全面に形成する一方、各端子用開口部の周側面および各端子部の表面の周端部に形成しなかった以外は、実施例1と同様の方法によって、酸化金属層を備える回路付サスペンション基板を得た。
また、この回路付サスペンション基板に磁気ヘッドを実装したところ、磁気ヘッドの静電気破壊が確認された。
3 導体層
4 カバー絶縁層
6 端子部
7 酸化金属層
12 導体露出部
Claims (2)
- 導体層と、前記導体層に隣接する絶縁層と、前記絶縁層が開口されることにより露出される導体層からなる端子部とを備えた配線回路基板であって、
前記絶縁層の表面と、前記端子部の表面の一部とに、酸化金属層が形成されていることを特徴とする、配線回路基板。 - 導体層と、前記導体層に隣接する絶縁層と、前記絶縁層が開口されることにより露出される導体層からなる端子部とを備えた配線回路基板であって、
前記端子部が設けられている部分とは異なる部分において、前記絶縁層が開口されることにより露出される導体層からなる導体露出部を備え、
前記絶縁層の表面と、前記導体露出部の表面とに連続して、酸化金属層が形成されていることを特徴とする、配線回路基板。
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