本発明を適用したスロットマシン(遊技機)2について説明する前に先ずスロットマシン2で遊技を行う際に用いられるメダルの借り入れ方法について簡単に説明する。遊技者は遊技を行う前に店内に設置されているプリペイドカード券売機(不図示)でプリペイドカード53(図4参照)を購入する。そして、図1に示すように、スロットマシン2の側方に設置されているメダル貸出機(貸し出し装置)(外部装置)3にプリペイドカード53を入れることによりメダルを借り入れる。遊技者はそのメダルを用いてスロットマシン2で遊技を行うこととなる。ブリペイドカード53には磁気的方法などによって購入金額に対応した価値情報が記録されている。メダル貸出機3はスロットマシン2とともに用いられる外部装置であり、スロットマシン2とメダル貸出機3とは電気的に接続されている。プリペイドカード53に記録されている価値情報はメダル貸出機3によって読み取られ、読み取った価値情報に対応した枚数のメダルがスロットマシン2のホッパー装置30b(図2及び図3参照)によって払い出されるようになっている。
以下、本発明を適用したスロットマシン2の構成について図面を参照しながら説明する。スロットマシン2では、遊技モードと抽選テーブル設定モードと抽選テーブル確認モードと待機モードとが設定されている。遊技モードでは、スロットマシン2での遊技が実行可能となる。抽選テーブル設定モードでは、当たりの抽選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルの中から1つを選択して設定することが可能となる。抽選テーブル確認モードでは、遊技で用いられるように設定されている抽選テーブルを確認することが可能となる。待機モードでは、遊技モード、抽選テーブル設定モード、抽選テーブル確認モードのいずれにも属さず、信号の入力待ちの状態となる。
図1及び図2に示すように、スロットマシン2の筺体5は大別して、正面に開口部6aを有する収納箱6と、開口部6aを開閉自在に塞ぐ前面扉7とから構成されている。前面扉7の上部には3個の図柄表示窓8〜10が設けられ、各々の表示窓の奥に第1リール11a,第2リール11b,第3リール11cが回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール11a〜11cの外周には様々な図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では対応する表示窓を通して1リール当たり3個の図柄が観察される。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本設定されている。
前面扉7の上部で図柄表示窓8〜10の下方にはクレジット枚数表示窓12が設けられている。クレジット枚数表示窓12の奥には、クレジット枚数表示装置13(図3参照)が設けられている。スロットマシン2では50枚を限度に適正なメダルを貯留することが可能になっており、クレジット枚数表示装置13は貯留されているメダルの枚数をクレジット枚数表示窓12を通して表示する。クレジット枚数表示窓12の側方にはエラー表示窓14が設けられている。エラー表示窓14の奥には、エラー表示窓14を通してエラーコードを表示させるエラーコード表示装置15(図3参照)が設けられている。機械動作、遊技動作に異常がある場合等には、エラー表示窓14を通して異常に応じたエラーコードが表示されるようになっている。
前面扉7には操作パネル16が設けられている。この操作パネル16には、1枚ベットボタン17、MAXベットボタン18、精算ボタン19、スタートレバー(設定手段)21、第1〜第3ストップボタン22〜24などの操作ボタンが設けられている。また、この操作パネル16にはメダル投入口25が設けられている。なお、これら操作ボタンやメダル投入口25の機能については周知であるため、詳細については省略する。
前面扉7を開けると、収納箱6の内部には、第1〜第3リール11a〜11cの他に、ホッパーユニット30と電源装置31とが設けられている。ホッパーユニット30は、遊技の実行によりメダル投入口25から投入されたメダルを貯留するメダル貯留箱30aと、ホッパー装置(払出し装置)30bとから構成されている。ホッパー装置30bから払い出されたメダルは、メダル払い出し口32を経てメダル受け皿33に払い出される。
電源装置31の前面側には、スロットマシン2の主電源を入れるための電源スイッチ31aと、鍵穴31bと、設定変更ボタン(設定手段)31cとが設けられている。電源スイッチ31aをオンすると主電源が投入されて各種制御装置に電源が供給される。なお、本実施形態では、スタートレバー21及び設定変更ボタン31cが、当たりの抽選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルの中から1つを選択して設定する設定手段として機能する。
鍵穴31bは、所定の鍵(不図示)が差し込まれ、その鍵を回転操作することによりオフ位置とオン位置との間で回動するように構成されている。詳しくは後述するが、主電源が投入された状態のメダル貸出機3が通信ケーブル54(図4参照)を介してスロットマシン2に接続されていないときで、且つ電源スイッチ31aがオフのときに、鍵穴31bに所定の鍵(不図示)を差し込んで、その鍵をオフ位置からオン位置に回転操作した後、電源スイッチ31aをオンすることにより抽選テーブル設定モードになる。
抽選テーブル設定モードでは、設定変更ボタン31cを押下操作(設定操作)することにより当選役決定部44の当選判定で用いられる当たりの抽選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルの中から1つが選択される。抽選テーブルが選択された後、スタートレバー21を操作することにより選択された抽選テーブルが遊技で用いられるように設定される。抽選テーブルが設定された後、鍵穴31bに差し込まれている鍵をオン位置からオフ位置に回転操作すると遊技モードまたは待機モードに移行する。
なお、主電源が投入された状態のメダル貸出機3が通信ケーブル54(図4参照)を介してスロットマシン2に接続されているときには、鍵の操作に関わらず電源スイッチ31aがオンされると遊技モードになる。また、電源スイッチ31aをオンしてスロットマシン2の主電源を投入してから鍵穴31bに所定の鍵(不図示)を差し込んでオフ位置からオン位置に回転操作することにより抽選テーブル確認モードになる。また、鍵穴31bに鍵を差し込まない状態で、あるいは鍵穴31bに差し込んだ鍵をオン位置にしない状態で、且つ、主電源が投入された状態のメダル貸出機3が通信ケーブル54(図4参照)を介してスロットマシン2に接続されていないときには、電源スイッチ31aをオンすることにより待機モードとなる。
前面扉7の前面には抽選テーブルコード表示窓34が設けられている。この抽選テーブルコード表示窓34の奥には、抽選テーブルコード表示窓34を通して設定変更ボタン31cを操作することにより選択された抽選テーブルの種類、スタートレバー21を操作することにより遊技で用いられるように設定された抽選テーブルの種類を表示させる抽選テーブルコード表示装置35(図3参照)が設けられている。抽選テーブル設定モード中に設定変更ボタン31cを押下操作することにより抽選テーブルが選択されると、その選択された抽選テーブルの種類を示すコードが抽選テーブルコード表示窓34を通して点滅表示され、その選択された抽選テーブルがスタートレバー21を操作することにより遊技で用いられるように設定されると、点滅表示が中止され、設定された抽選テーブルの種類を示すコードが静止表示される。抽選テーブル確認モードでは、抽選テーブルコード表示装置35により現在遊技で用いられるように設定されている抽選テーブルの種類を示すコードが抽選テーブルコード表示窓34を通して静止表示される。
また、前面扉7の前面にはメダル貸し出し表示窓36が設けられている。このメダル貸し出し表示窓36の奥には、メダル貸出機3にプリペイドカード53を投入したことによるメダル払出し枚数の表示やメダル貸し出しの可否の表示を行うメダル貸し出し表示装置37が設けられている。
図3に示すように、スロットマシン2の作動は基本的にCPU(外部装置識別手段)(設定操作制御手段)40及びメモリ41を含む制御部42によって管制される。制御部42にはCPU40及びメモリ41の他、電子抽選部43、及び当選役決定部44が設けられている。
1枚ベットボタン17及びMAXベットボタン18の内部にはセンサが設けられており、それぞれのボタンが押下されたときにはCPU40に信号を入力する。CPU40は、遊技の開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ45からの検知信号か、または1枚ベットボタン17、MAXベットボタン18のいずれかからの入力信号に基づいて計数し、これにより入賞ラインの有効化本数を決定する。また、遊技を開始する際にメダル投入口25に投入されたメダルのベット枚数はCPU40に設けられたクレジットメダルカウンタ(不図示)で計数され、1枚ベットボタン17やMAXベットボタン18の操作によりメダルの投入操作が行われる毎にメダルのベット枚数はクレジット枚数から逐次に減算される。
精算ボタン19の内部にはセンサが設けられており、精算ボタン19が押下操作されたときにはCPU40に信号を入力する。クレジットメダルカウンタにメダルが記憶されている状態で、精算ボタン19が押下操作されると、クレジットメダルカウンタに記憶されているメダルが全て減算され、クレジットメダルカウンタに記憶されているメダル枚数分のメダルが全てホッパー装置30bによってメダル受け皿33に払い出される。
スタートスイッチセンサ46は、スタートレバー21が操作されたときにオンとなり、遊技モード中にスタートレバー21を操作すると遊技スタート信号をCPU40に入力し、抽選テーブル設定モード中にスタートレバー21を操作すると設定信号をCPU40に入力する。CPU40は、遊技スタート信号に応答して、メモリ41のROM領域に格納された遊技実行プログラムに基づいて第1〜第3リール11a〜11cを回転させるとともに遊技の処理を開始する。また、CPU40は、設定信号に応答して、設定信号に対応した設定実行信号を当選役決定部44に入力する。なお、メモリ41のRAM領域はワーキングエリアとなっており、スロットマシン2のモード設定に利用されるフラグやデータ、毎回の遊技毎に利用されるフラグやデータなどの一時的保管や書き換えなどに用いられる。
各リールの駆動及び停止制御は、リール駆動制御部47によって行われる。第1〜第3リール11a〜11cのそれぞれは個別のステッピングモータ48a〜48cの駆動軸に固着され、各ステッピングモータ48a〜48cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。
ステッピングモータ48a〜48cは供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転するから、CPU40により駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3リール11a〜11cの回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部49a〜49cが一体に形成され、その一回転毎にフォトセンサ50a〜50cがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ50a〜50cによる検知信号は、リール毎のリセット信号としてCPU40に入力される。
CPU40にはステッピングモータ48a〜48c毎にパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータ48a〜48cに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ50a〜50cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
メモリ41のROM領域には図柄テーブルが格納され、図柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、リール毎にパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄がその入賞ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
第1〜第3ストップボタン22〜24の内部にはセンサが設けられており、第1〜第3ストップボタン22〜24が操作されたときにCPU40にリール毎のストップ信号を入力する。スタートレバー21を操作して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点で第1〜第3ストップボタン22〜24の操作が有効化される。その後、これらを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3リール11a〜11cの停止制御が開始される。
CPU40は、遊技スタート信号を受けて電子抽選部43を作動させる。電子抽選部43は、乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを含み、ゲームが開始される毎に1つの乱数値を抽選により決定する。ここで決定された乱数値は、当選役決定部44に入力される。当選役決定部44では、この入力された乱数値に応じて、現在実行されたゲームでどのような当選役を与えるかを決定する。
当選役決定部44には、当たりの抽選確率が互いに異なる複数(例えば6種類)の抽選テーブルが設けられている。抽選テーブルは、通常モードでのゲームでサンプリングされた乱数値が、BBモードに移行する権利を与えるBB、RBモードに移行する権利を与えるRB、所定枚数のメダルの払出しだけを行う小役当選図柄に対応する小役、メダルの投入なしに同じベット数で次回のゲームを行う権利を与えるリプレイ、一切当たりを発生させないハズレなどのいずれの図柄に属しているかの判定、すなわち当選判定に用いられる。なお、小役当選図柄は複数種類あり、それぞれに配当メダルが割り当てられている。そして、サンプリングされた乱数値がいずれの当選図柄に属した値であるかによって当選の種類と図柄が決められる。このように当選役決定部44は入力された乱数値と複数の抽選テーブルのうちのいずれか1つを用いて当たりか否かを決定する。当選役決定部44で当選判定が行われると、決定されたハズレ又は当たりの当選役の種類を示す当選役決定信号がCPU40に入力される。
ホッパー装置30bは、当選役の種類に応じて規定枚数の配当メダルをメダル受け皿33に払い出す。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはROM41に格納されており、CPU40がこれを読み取ってホッパー装置30bを駆動する。
鍵穴31bの内部にはモード選択スイッチ52が設けられている。鍵穴31bに所定の鍵が差し込まれてオフ位置からオン位置に回転操作された後に主電源が投入されると、モード選択スイッチ52がオンされ、CPU40にオン信号が入力される。その後、鍵がオン位置からオフ位置に回転操作されるとモード選択スイッチ52がオフされ、CPU40にオフ信号が入力される。なお、主電源が投入されてから鍵穴31bに所定の鍵が差し込まれてオフ位置からオン位置に回転操作されると、CPU40に抽選テーブル確認信号が入力される。その後、鍵がオン位置からオフ位置に回転操作されると、CPU40に抽選テーブル確認解除信号が入力される。
設定変更ボタン31cの内部にはセンサが設けられており、設定変更ボタン31cが押下操作されたことに応答してCPU40に選択信号を入力する。
図4に示すように、メダル貸出機3は、プリペイドカード(価値媒体)53に書き込まれている価値情報を読み取り、その読み取った価値情報をスロットマシン2に入力するためのものである。メダル貸出機3は、縦長の直方体形状に形成されており、その前面にプリペイドカード53を差し込むカード差込口3aが形成されている。背面にはメダル貸出機3の主電源を入れるための電源スイッチ(不図示)と、メダル貸出機3で得た情報をスロットマシン2に伝送するための通信ケーブル54とが設けられている。このケーブル5の先端にはプラグ54aが設けられている。
図5に示すように、メダル貸出機3はCPU55aを中心にして構成され、メダル貸出機3の電気的統制を行う制御装置55と、カード差込口3aにプリペイドカード53が差し込まれた否かを識別するとともに、プリペイドカード53に書き込まれている価値情報を読み取るカード識別装置56とを備えている。
プラグ54aをスロットマシン2の接続コネクタ(不図示)に差し込んだ後、スロットマシン2とメダル貸出機3の主電源がオンされると、CPU55aは、スロットマシン2とメダル貸出機3とが電気的に接続されたことを示す接続完了信号を予め定められた時間間隔(例えば0.1秒間隔)で断続的にスロットマシンのCPU40に入力する。CPU40は、接続完了信号を受信すると、メダル貸出機3がスロットマシン2に接続されていると判定し、メモリ41のRAM領域にフラグαをセットする。なお、通信ケーブル54を介してスロットマシン2とメダル貸出機3とが接続されていない場合、あるいはスロットマシン2とメダル貸出機3とのうち一方の主電源がオンされ、他方の主電源がオフされている場合にはフラグαはセットされない。
CPU40は、フラグαがセットされている状態でプラグ54aがスロットマシン2の接続コネクタから引き抜かれるか、あるいはフラグαがセットされている状態でメダル貸出機3の主電源がオフされることにより断続的に入力されていた接続完了信号が途絶えるとメダル貸出機3がスロットマシン2に接続されていないと判定し、メモリ41のRAM領域にセットされているフラグαを消去する。このようにCPU40は、スロットマシン2とともに用いられるメダル貸出機2がスロットマシン2に接続されているか否かを電気的に識別する外部装置識別手段として機能する。
ところで、メモリ41のRAM領域にフラグαがセットされていないときに、モード選択スイッチ52によるオン信号がCPU40に入力されると、抽選テーブル設定モードになる。抽選テーブル設定モードにおいて、CPU40は、設定変更ボタン31cからの選択信号に応答して、選択信号に対応した選択実行信号を当選役決定部44に入力する。当選役決定部44は選択実行信号に応答して複数の抽選テーブルの中から選択実行信号に対応した抽選テーブルを1つ選択する。
一方、メモリ41のRAM領域にフラグαがセットされているとき、CPU40は、設定変更ボタン31cからの選択信号を無視して、選択実行信号を当選役決定部44に入力しない。これにより当選役決定部44では抽選テーブルの選択が行われない。このように、CPU40は、メダル貸出機3の接続が識別できないときに設定変更ボタン31cによる押下操作(設定操作)を有効化し、メダル貸出機3の接続が識別されたときに設定変更ボタン31cによる押下操作(設定操作)を無効化する設定操作制御手段として機能する。
上述したように抽選テーブル設定モードにおいて抽選テーブルが選択された後、CPU40は、スタートスイッチセンサ46からの設定信号に応答して、設定信号に対応した設定実行信号を当選役決定部44に入力する。当選役決定部44は設定実行信号に応答して設定変更ボタン31cを操作することにより選択された抽選テーブルを遊技で用いるように設定する。
抽選テーブルが設定された後、メモリ41のRAM領域にフラグαがセットされている状態でモード選択スイッチ52によるオフ信号がCPU40に入力されると抽選テーブル設定モードから遊技モードに移行する。また、抽選テーブルが設定された後、メモリ41のRAM領域にフラグαがセットされていない状態でCPU40にオフ信号が入力されると抽選テーブル設定モードから待機モードに移行する。
プラグ54aがスロットマシン2の接続コネクタに差し込まれていないとき、あるいはメダル貸出機3の主電源がオフのときで、且つ鍵がオン位置にない状態のときにスロットマシン2の電源スイッチ31aがオンされると待機モードになる。つまり、メモリ41のRAM領域にフラグαがセットされていない状態で、且つモード選択スイッチ52がオフのときにスロットマシン2の電源スイッチ31aがオンされると待機モードになる。
待機モード中に、メダル貸出機3から接続完了信号がCPU40に入力され、メモリ41のRAM領域にフラグαがセットされると遊技モードに移行する。また、主電源が投入されていないスロットマシン2に主電源が投入された状態のメダル貸出機3が接続されている場合、スロットマシン2の電源スイッチ31aがオンされ主電源が投入されると、CPU40はメダル貸出機3からの接続完了信号に応答し、メモリ41のRAM領域にフラグαをセットする。これによりスロットマシン2は遊技モードとなる。このようにスロットマシン2は、CPU40によりメダル貸出機3の接続が識別された状態でのみ遊技の実行が可能となる。
なお、フラグαの有無に関わらず、鍵穴31bに鍵が差し込まれていない状態か、あるいは鍵穴31bに差し込まれた鍵がオン位置にない状態でスロットマシン2の電源スイッチ31aがオンされてから、モード選択スイッチ52がオンされると、CPU40に抽選テーブル確認信号が入力される。CPU40に抽選テーブル確認信号が入力されると抽選テーブル確認モードとなり、抽選テーブルコード表示装置35により抽選テーブルコード表示窓15を通して現在遊技で用いられるように設定されている抽選テーブルの種類を示すコードが表示される。モード選択スイッチ52がオフされると、CPU40に抽選テーブル確認解除信号が入力される。CPU40に抽選テーブル確認解除信号が入力されると抽選テーブルコード表示装置35による表示が中止され、フラグαがセットされている場合には遊技モードに移行し、フラグαがセットされていない場合には待機モードに移行する。
カード識別装置56には、カード差込口3aから差し込まれたプリペイドカード53をカード識別装置56の内部に引き込むカード引き込み部56aが設けられている。また、カード識別装置56には、カード引き込み部56aによって引き込まれたプリペイドカード53が予め定められた正規のプリペイドカード53であるか否かを識別する識別センサ56bが設けられている。この識別センサ56bで引き込まれたプリペイドカード53が正規のものであると識別された場合、プリペイドカード53は内部にそのまま引き込まれる。一方、引き込まれたプリペイドカード53が正規のものでないと識別された場合、カード引き込み部56aによるプリペイドカード53の引き込みを中止し、カード差込口3aへと送り出す。
カード識別装置56には、プリペイドカード53に記録されている価値情報を読み取る読み取り部56cが設けられている。CPU55aは、読み取り部56cで読み取られた価値情報に対応した価値情報信号をスロットマシン2のCPU40に入力する。
スロットマシン2のCPU40は、価値情報信号を受信するとホッパー装置30bを作動させ、価値情報信号に対応した枚数のメダルをホッパー装置30bに払い出させる。このように、ホッパー装置30bはメダル貸出機3から入力された価値情報に応じてメダルを払い出す払出し装置として機能する。
また、スロットマシン2のCPU40は、価値情報信号を受信するとメダル貸し出し表示装置37を作動させる。メダル貸し出し表示装置37は、価値情報信号に基づいてメダルの払出し枚数やメダル貸し出しの可否をメダル貸し出し表示窓36を通して表示する。
次に、上記のように構成されたスロットマシン2の作用について図6及び図7のフローチャートを参照しながら説明する。スロットマシン2の主電源が切られている状態で鍵穴31bに所定の鍵を差し込んでその鍵をオフ位置からオン位置に回転操作した後にスロットマシン2の主電源を投入し、且つ、主電源が投入された状態のメダル貸出機3をスロットマシン2に接続した場合、フラグαがメモリ41にセットされ、遊技モードとなる。この遊技モードにおいて、CPU40は、設定変更ボタン31cの押下操作による選択信号を無視する。これにより設定変更ボタン31cの押下操作が無効化され、設定変更ボタン31cによる抽選テーブルの選択ができなくなる。
スロットマシン2の主電源が切られている状態で鍵穴31bに所定の鍵を差し込んでその鍵をオフ位置からオン位置に回転操作した後にスロットマシン2の主電源を投入し、このとき主電源が投入された状態のメダル貸出機3がスロットマシン2に接続されていなかった場合、フラグαはメモリ41にセットされず抽選テーブル設定モードとなる。
抽選テーブル設定モードおいて、CPU40は、設定変更ボタン31cの押下操作による選択信号に応答して、選択実行信号を当選役決定部44に入力する。当選役決定部44は選択実行信号に応答して抽選テーブルの選択を行う。このように抽選テーブル設定モードでは設定変更ボタン31cの押下操作が有効化され、設定変更ボタン31cによる抽選テーブルの選択ができるようになる。設定変更ボタン31cにより抽選テーブルを選択した後、スタートレバー21を操作すると選択された抽選テーブルが遊技で用いられるように設定され、当選役決定部44の当選判定で用いられることとなる。
スロットマシン2の主電源が投入された状態で鍵穴31bに所定の鍵を差し込んでその鍵をオフ位置からオン位置に回転操作すると、抽選テーブル確認モードになり、抽選モード表示装置35により抽選モード表示窓15を通して現在設定されている抽選テーブルの種類が表示される。
また、鍵穴31bに鍵を差し込まない状態で、あるいは鍵穴31bに差し込んだ鍵をオン位置にしない状態で、スロットマシン2の主電源を投入し、このときメモリ41にフラグαがセットされていなかった場合、待機モードになる。待機モード中に鍵穴31bに鍵を差し込んで鍵をオン位置にセットすると抽選テーブル確認モードになる。
一方、鍵穴31bに鍵を差し込まない状態で、あるいは鍵穴31bに差し込んだ鍵をオン位置にしない状態で、スロットマシン2の主電源を投入し、このときメモリ41にフラグαがセットされていた場合、遊技モードになる。遊技モード中に鍵穴31bに鍵を差し込んで鍵をオン位置にセットすると抽選テーブル確認モードになる。抽選テーブルを変更する場合は、メダル貸出機3の主電源を投入したままの状態でメダル貸出機3をスロットマシン2に接続しておき、一旦スロットマシン2の主電源を切ってから鍵穴31bに鍵を差し込み、その鍵をオン位置にセットしてからスロットマシン2の主電源を投入すれば良い。
以上のように、メダル貸出機3がスロットマシン2に接続されているか否かを電気的に識別して、その接続が識別できないときに設定変更ボタン31cによる押下操作を有効化し、接続が識別されたときに設定変更ボタン31cによる押下操作を無効化するようにしたので、遊技店における営業時間帯、すわなち、スロットマシン2とメダル貸出機3とがともに稼動している時間帯に不正に設定変更ボタン31cを操作して抽選テーブルを設定するといった行為を防止することができる。
上記実施形態では、CPU40は、フラグαがセットされていないときに設定変更ボタン31cによる選択信号に応答し、フラグαがセットされているときに設定変更ボタン31cによる選択信号を無視するようにしたが、フラグαがセットされていないときに設定変更ボタン31cに設けられているセンサから選択信号を出力させ、フラグαがセットされているときに設定変更ボタン31cに設けられているセンサから選択信号を出力させないようにセンサを制御することにより、フラグαがセットされていないときには設定変更ボタン31cの押下操作による抽選テーブルの選択を可能にし、フラグαがセットされているときには設定変更ボタン31cの押下操作による抽選テーブルの選択を不能にするようにしても良い。また、フラグαがセットされているときに設定変更ボタン31cが押下操作できなくなるように設定変更ボタン31cをロックし、フラグαがセットされていないときにそのロックを解除するようにしても良い。また、CPU40は、フラグαがセットされていないとき、当選役決定部44の抽選テーブルを選択した後、スタートレバー21による設定信号に応答して選択した抽選テーブルを設定し、フラグαがセットされているとき、当選役決定部44の抽選テーブルを選択した後、スタートレバー21による設定信号を無視して選択した抽選テーブルの設定を行わないようにしても良く、フラグαがセットされているときに当選役決定部44の抽選テーブルが設定不能となり、フラグαがセットされていないときに当選役決定部44の抽選テーブルが設定可能となるようにCPU40によって制御されていれば良い。なお、上記実施形態における「設定」とは、広義的に、当選役決定部44の抽選テーブルを選択することの他に、選択した抽選テーブルを遊技で用いるように設定することをも含む。
上記実施形態では、フラグαがセットされている場合に遊技モードとし、フラグαがセットされていない場合に待機モードとすることにより、フラグαがセットされている場合に限り遊技が実行可能となるようにしたが、フラグαがセットされていないときにはスタートスイッチセンサ46からの遊技スタート信号を無効化し、フラグαがセットされているときには遊技スタート信号を有効化するようにしても良い。また、フラグαがセットされていないときにスタートレバー21が操作できないようにスタートレバー21をロックし、フラグαがセットされたときにそのロックを解除するようにしても良く、フラグαがセットされていないときに遊技の実行を不能にし、フラグαがセットされているときに遊技の実行を可能にするようにスロットマシン2が制御されていれば良い。
上記実施形態では、スロットマシン2とともに用いられる外部装置としてメダル貸出機3を用い、メダル貸出機3がスロットマシン2に接続されているか否かを電気的に識別し、接続が識別できないときに抽選テーブルを選択して設定する設定操作を有効化し、接続が識別されたときに設定操作を無効化するようにしたが、図8に示すようにスロットマシン2とともに用いられる外部装置として複数台のスロットマシン2との間で遊技情報の授受を行うホールコンピュータ60を用い、そのホールコンピュータ60がスロットマシン2に接続されているか否かを電気的に識別し、その識別結果に基づいて上述したような処理を実行しても良い。なお、この場合、メダル貸出機3の代わりにホールコンピュータ60を用いた他は、上記実施形態と同様の作用であるため、説明及び図示は省略する。このようにスロットマシン2に電気的に接続して使用される外部装置は適宜に変更可能である。
上記実施形態では、断続的に入力されていた接続完了信号が途絶えるとフラグαが消去され、メモリ41にフラグαがセットされていないときに設定変更ボタン31cを押下操作することにより当選役決定部44の抽選テーブルが選択可能となるようにしたが、スロットマシン2の主電源を切らずにメダル貸出機3の主電源を切ることにより、フラグαがセットされている状態からフラグαがセットされていない状態となったことを契機に所定時間(例えば30秒)経過するまで、設定変更ボタン31cからの選択信号を無効化するようにしても良い。これにより、遊技場の営業時間帯において、スロットマシン2の主電源を切らずにメダル貸出機3の主電源を切って不正に設定変更ボタン31cの押下操作を行おうとしても直ぐには抽選テーブルの変更ができなくなるので、不正に設定変更ボタン31cを操作するといった行為が抑止される。
上記実施形態ではスタートレバー21を操作することにより設定変更ボタン31bによって選択された抽選テーブルを遊技で用いるように設定するようにしたが、スタートレバー21以外の操作ボタン(例えば1枚ベットボタン17や精算ボタン19など)を操作することにより抽選テーブルを遊技で用いるように設定するようにしても良い。また、選択された抽選テーブルを遊技で用いるように設定する際に操作される専用の操作ボタンを設けても良い。
上記実施形態ではスロットマシン2を例に挙げて説明したが、パチンコ機などの各種遊技機についても本発明は適用できる。