JP4356574B2 - 振動抑制装置 - Google Patents

振動抑制装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4356574B2
JP4356574B2 JP2004279673A JP2004279673A JP4356574B2 JP 4356574 B2 JP4356574 B2 JP 4356574B2 JP 2004279673 A JP2004279673 A JP 2004279673A JP 2004279673 A JP2004279673 A JP 2004279673A JP 4356574 B2 JP4356574 B2 JP 4356574B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric element
vibration
corner portion
vehicle body
mount bracket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004279673A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006090513A (ja
Inventor
宏 藤戸
眞 舟橋
勝信 三根
亮 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2004279673A priority Critical patent/JP4356574B2/ja
Publication of JP2006090513A publication Critical patent/JP2006090513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4356574B2 publication Critical patent/JP4356574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

この発明は、圧電素子を使用して振動を抑制する装置に関し、特にパッシブ方式の振動抑制装置に関するものである。
圧電素子は、加えられた荷重に応じて起電力を生じるので、その電力を熱として消費すれば、機械エネルギを熱エネルギとして吸収し、消費できるので、圧電素子および電気回路によって振動を吸収し、あるいは抑制することができる。その例が特許文献1や特許文献2に記載されている。特許文献1に記載された装置は、圧電素子より弾性率の大きい一対の接続部材によって圧電素子を、その作動軸方向から保持し、その接続部材に設けた貫通孔にボルトなどの締結部材を挿入して制振対象物に固定し、その状態で圧電素子を外部回路に接続するように構成されている。したがって、このような構造によれば、制振対象物の変形あるいは移動を、弾性率の大きい接続部材を介して圧電素子に伝達でき、その結果、振動エネルギすなわち機械エネルギを電気エネルギに効率よく変換できる、とされている。
また、特許文献2に記載された装置は、圧電素子をプロペラシャフトなどの駆動軸管の外面もしくは内面に取り付け、その圧電素子を外部の電気回路に接続し、圧電素子で発生した電力をその電気回路で熱として消費するようになっている。なお、この特許文献2の装置では、電気抵抗を変化させることにより、振動数に応じて作動するように構成されている。
特開2000−357824号公報 特開2001−145850号公報
例えば、エンジンや電動機などの動力源、あるいは変速機などの車両の各構成部材を車体に据え付ける際に用いられるマウントブラケットに、上記の特許文献1や特許文献2に示されているような圧電素子による制振装置を適用することにより、エンジンや変速機からマウントブラケットを介して車体に伝達される振動を低減することが考えられる。
その場合、マウントブラケットは、強度や製造性あるいはスペース上の制約などの種々の要請によって多様な形状をしていて、その構造上、マウントブラケットには、振動による繰り返し荷重が作用する。すなわち、一般にマウントブラケットは、エンジンや変速機のケースを懸架する際のいわゆる受金具あるいは腕金として、例えば図5にマウントブラケット1として示すようなコの字型の断面形状、あるいはL字型の断面形状を有する部材によって構成される場合が多い。具体的には、パワートレーン系ユニット2に一体固定されるマウントブラケット1の底部(ユニット側部材)1aと、車体3に固定されているマウンティング4の弾性部材4aを介してマウント取付ボルト・ナット5により連結されるマウントブラケット1の側部(車体側部材)1bとが一体化されていることによって、そのマウントブラケット1の断面はコの字型の形状を呈している。
そして、例えば図5(b)に示すようにパワートレーン系ユニット2を車体3に架装している場合、パワートレーン系ユニット2からの振動がマウントブラケット1を介して車体3へ伝達される際に、マウントブラケット1には、振動による繰り返し荷重が作用し、その繰り返し荷重により、マウントブラケット1の底部(ユニット側部材)1aと側部(車体側部材)1bとが交わるコーナ部(図5(b)の範囲Aで示す部分)において、それらのユニット側部材1aと車体側部材1bとのなす角度が変化するような(図5(b)の矢印Vで示すような)変形が主に生じることになる。
これに対して、振動エネルギもしくは歪みエネルギなどの機械エネルギを電気エネルギに変換する上記の圧電素子は、チタン酸バリウムやPZTなどのセラミックから形成されているのが通常であり、そのために、上記の特許文献1や特許文献2に示されているように、矩形の平板体あるいは矩形ブロックなどの単純な形状に形成される。これを制振対象物に取り付ける場合、制振対象物の振動に伴う変形荷重を圧電素子に効率よく伝達するために、特許文献1の発明では、弾性率の大きい接続部材を使用している。しかしながら、圧電素子および接続部材を含む装置の全体としての形状は、平板状などの幾何学的に単純な形状にならざるを得ない。
そのため、上記のようなマウントブラケット1を圧電素子による制振対象とする場合、すなわち圧電素子を、振動による繰り返し荷重による変形が生じるマウントブラケット1のコーナ部に固定する場合、平板状の圧電素子を、マウントブラケットの単一の平面に沿わせて固定することができないので、マウントブラケットの振動に伴う変形荷重を圧電素子に効率よく伝達することができず、期待する制振効果が得られなくなる場合があった。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、振動による繰り返し荷重が作用する制振対象物に、圧電素子を使用して振動を抑制することのできる装置を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、機械エネルギを電気エネルギに変換する圧電素子と、その圧電素子で発生した電気エネルギを熱エネルギに変換する電気回路とを備え、振動する制振対象物の機械エネルギを熱エネルギに変化させて消費することによりその制振対象物の振動を抑制する振動抑制装置において、前記制振対象物が、振動による変形によって角度が変化するコーナ部を有していて、前記コーナ部に、前記圧電素子における互いに対向する二つの面が当接する係止面が形成され、前記圧電素子がこれら係止面の間に挟み込まれた状態で前記コーナ部に組み付けられていることを特徴とする装置である。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制振対象物が、車両の構成部材を車体に架装するマウントブラケットであることを特徴とする装置である。
そして、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記コーナ部に形成され、前記圧電素子における互いに対向する二つの面が当接する係止面のうちいずれか一方は前記マウントブラケットにおける前記車体に連結される部分に形成され、いずれか他方は前記マウントブラケットにおける前記車両に搭載されたパワートレーン系ユニットに連結される部分に形成されていることを特徴とする装置である。
請求項1の発明によれば、制振対象物のコーナ部に振動強制力が作用した場合、その振動強制力、すなわち振動による繰り返し荷重により、コーナ部の角度変化を伴う変形が生じる。すると、その振動による変形荷重がコーナ部に組み込まれた圧電素子に作用し、その変形荷重に基づく起電力が発生して電気回路に電流が流れる。そして、電気回路では電流が熱に変換されて消費される。結局、制振対象物のコーナ部に振動強制力が作用する状態における機械エネルギ(振動エネルギもしくは歪みエネルギ)が、熱エネルギに変化されて消費されることになり、その結果、機械エネルギ(振動エネルギもしくは歪みエネルギ)が低減されて、振動が抑制される。そのため、振動による変形によって角度が変化するコーナ部を有している制振対象物に対して、圧電素子を利用して効果的に振動を抑制することができる。
また、請求項1の発明によれば、制振対象物のコーナ部を構成している一方の側面部と他方の側面部とのそれぞれに、圧電素子を係止する係止面が少なくとも一つ設けられる。そして、それらそれぞれの係止面に、圧電素子の少なくともいずれか二つの面が対向して当接されることで、コーナ部の角度変化によって圧電素子に変形荷重が作用するように、圧電素子がコーナ部に組み付けられる。そのため、振動による変形によって角度が変化するコーナ部を有している制振対象物に対して、圧電素子を利用してより効果的に振動を抑制することができる。
そして、請求項2の発明によれば、振動による変形によって角度が変化するコーナ部を有している、例えばエンジンやトランスミッションなどの車両の構成部材を車体に架装する場合に用いられるマウントブラケットに対して、圧電素子を利用して効果的に振動を抑制することができる。
つぎにこの発明を具体例に基づいて説明する。図1は、この発明における制振対象物が、例えばエンジンやトランスミッションなどのパワートレーン系ユニットを車体に据え付ける際に使用されるマウントブラケットである例を示している。図1において、マウントブラケット1は、前述の図5に示すように、パワートレーン系ユニット2を車体3にマウンティング4を介して弾性的に支持して架装する場合に用いられるものであって、図1では、前述の図5に示すマウントブラケット1の範囲Aの周辺部分を示している。
この具体例で示されているマウントブラケット1は、前述の図5に示して説明したように、その一方の側面部であるユニット側部材1aが、例えばボルト締結などの方法によりパワートレーン系ユニット2と一体に固定されていて、他方の側面部である車体側部材1bが、車体と一体に固定されているマウンティング4に、そのマウンティング4の弾性部材4aを介してマウント取付ボルト・ナット5により連結されている。そのため、パワートレーン系ユニット2が発する振動により、マウントブラケット1には、主に、ユニット側部材1aと車体側部材1bとが交わり一体化している部分(図5(b)の範囲Aで示される部分)、すなわちマウントブラケット1のコーナ部Aを回転中心として、車体側部材1bが図1の矢印Vで示す方向(図での左右方向)に、振動による繰り返し荷重作用することになる。
上記のような振動による繰り返し荷重がマウントブラケット1の車体側部材1bに作用すると、車体側部材1bが矢印Vの方向に振動して変形することによって、ユニット側部材1aと車体側部材1bとのなす角度が変化する。言い換えると、マウントブラケット1の車体側部材1bが振動による繰り返し荷重により変形することによって、コーナ部Aの角度が変化する。
前述したように、マウントブラケット1はエンジンやトランスミッションなどのパワートレーン系ユニット2を車体3に据え付ける際に使用される部材である。したがって、パワートレーン系ユニット2が駆動される際に発生する振動は、マウントブラケット1を介して車体3に伝達されることになる。この場合に、マウントブラケット1の振動を抑制することで、車体3に伝わる振動を低減することができる。そこで、この発明の制振装置においては、変形される際に起電力を発生する圧電素子を用いることにより、上記のマウントブラケット1のような、振動による繰り返し荷重により角度が変化するコーナ部Aを有している制振対象物の振動を抑制することができるように構成されている。
図1は、その第1の構成例を示すものであって、この発明の制振対象物であるマウントブラケット1において、圧電素子6が、振動による繰り返し荷重によりコーナ部Aの角度が変化した場合に圧電素子6に変形荷重が作用するように、コーナ部Aに組み付けられている。なお、図1において、図の左側には圧電素子6がコーナ部Aに組み付けられている状態を示し、図の右側には圧電素子6を組み付ける前の状態を示している。
ここで、圧電素子6は、振動エネルギもしくは歪みエネルギなどの機械エネルギを電気エネルギに変換する部材であって、応力に応じた誘電分極を生じ、起電力を発生する。そして、従来のものと同様に、チタン酸バリウムやPZTなどのセラミックから形成されている。
また、この圧電素子6には、圧電素子6で発生した電気エネルギを熱に変換して消費するための電気回路7が接続されている。この電気回路7は、例えば直列に接続した抵抗とコイル(共に図示せず)とを備えており、圧電素子6の分極方向(図1の矢印Pで示す方向)の両端部6p,6nに電気的に接続されている。
コーナ部Aにおける圧電素子6の組み付け状態を具体的に説明すると、図1のマウントブラケット1のコーナ部Aにおいては、圧電素子6が組み付けられる位置に、マウントブラケット1の表面に対して内部側に窪ませた組付部(凹部)8が設けられている。この組付部(凹部)8は、圧電素子6の形状・寸法に応じた所定の形状・寸法で形成されると共に、圧電素子6が組み付けられる際に圧電素子6の各面のいずれかと対向して当接することによって、圧電素子6をその組付部(凹部)8に係止させる係止面8a,8b,8cが形成されている。
これらの各係止面8a,8b,8cは、コーナ部Aを構成しているユニット側部材1aと車体側部材1bとにそれぞれ設けられていて、コーナ部Aに前述のような振動による繰り返し荷重が作用し、コーナ部Aの角度変化を伴う変形が生じた場合に、組付部(凹部)8に組み付けられた圧電素子6の各載荷面6a,6b,6cに変形荷重が作用する位置に形成されている。
そして、圧電素子6が、この組付部(凹部)8へ所定の方法で組み付けられて固定されている。所定の方法とは、例えば接着剤により接着して固定する方法であり、あるいはボルト締結などの各種の方法を用いることができる。またあるいは、圧電素子6の形状・寸法よりも組付部(凹部)8の圧電素子6が組み付けられる部分の形状・寸法を若干小さくして、圧電素子6を圧縮ばめすることにより固定することもできる。なお、圧電素子6の各載荷面6a,6b,6cと各係止面8a,8b,8cとの間に隙間が生じた場合は、接着剤や樹脂等を充填したり、あるいはシムを挿入することなどにより調整することができる。
すなわち、図1に示す具体例では、車体側部材1b側に係止面8aが設けられ、ユニット側部材1a側に係止面8b,8cが設けられている。言い換えると、ユニット側部材1a側に設けられた互いに交わっている(図1では、ほぼ直交する)2方向の各係止面8b,8cと、それらのいずれかの係止面(図1では、係止面8b)に対向する(図1では、ほぼ平行な)係止面8aが車体側部材1b側に設けられている。そして、係止面8aが、圧電素子6の載荷面6aと対向して当接する位置に、また係止面8bが、圧電素子6の載荷面6bと対向して当接する位置に、そして係止面8cが、圧電素子6の載荷面6cと対向して当接する位置にそれぞれ形成されている。
なお、この図1に示す具体例では、互いに交わっている2方向の各係止面8b,8cがユニット側部材1a側に設けられ、そのうち係止面8bに対向する係止面8aが車体側部材1b側に設けられている例を示しているが、車体側部材1b側に互いに交わっている(あるいはほぼ直交する)2方向の各係止面が設けられ、ユニット側部材1a側にそれらの車体側部材1b側に設けられたいずれかの係止面に対向する(あるいはほぼ平行な)係止面が設けられる場合であってもよい。あるいは、ユニット側部材1a側と車体側部材1b側とのそれぞれに互いに交わっている(あるいはほぼ直交する)2方向の各係止面が設けられ、それらの各係止面のいずれかの係止面同士が互いに対向している(あるいはほぼ平行となっている)場合であってもよい。
したがって、例えばこの具体例では、コーナ部Aに振動による繰り返し荷重が作用する場合、すなわちマウントブラケット1の車体側部材1bが図1の矢印Vの方向に振動して変形する場合は、圧電素子6の各載荷面6a,6b,6cには、それぞれ各係止面8a,8b,8cを介して圧縮荷重が作用することになる。
このように、上記の図1に示す構成とすることで、マウントブラケット1に振動による繰り返し荷重が作用する場合、その振動による荷重が圧電素子6に作用し、圧電素子6では起電力が発生する。結局、マウントブラケット1のコーナ部Aにおいて発生する機械エネルギ(振動エネルギもしくは歪みエネルギ)が、圧電素子6によって電気エネルギに変換されることになる。そして、その電流は、圧電素子6に接続されている前記電気回路7に流れ、主として、その抵抗でジュール熱を生じ、熱として消費される。結局、マウントブラケット1のコーナ部Aの機械エネルギ(振動エネルギもしくは歪みエネルギ)が、電気エネルギに変換された後に熱として消費されることになる。そのため、マウントブラケット1のコーナ部Aの振動を抑制し、もしくは減衰させることができる。
図2は、この発明における第2の構成例を示すものであって、図1と同様に、図の左側には圧電素子6がコーナ部Aに組み付けられている状態を示し、図の右側には圧電素子6を組み付ける前の状態を示している。
この第2の構成例は、上記の第1の構成例における組付部(凹部)8が、マウントブラケット1の表面に対して内部側に設けられているのに対して、組付部(凹部)9を、マウントブラケット1の設計上有効な表面上に設けた構成となっている。
すなわち、図2のマウントブラケット1のコーナ部Aにおいては、圧電素子6が組み付けられる位置の周囲に、圧電素子6を組み付ける組付部9を形成するために、マウントブラケット1の設計上有効な表面に対して外側に突起させた凸部10がマウントブラケット1と一体に形成されている。そしてその凸部10の所定の位置に、マウントブラケット1の設計上有効な表面よりも内部に入り込まない程度に窪ませた組付部(凹部)9が設けられている。この組付部(凹部)9は、上記の第1の構成例における組付部(凹部)8と同様に、圧電素子6の形状・寸法に応じた所定の形状で形成されると共に、圧電素子6が組み付けられる際に圧電素子6の各面のいずれかと対向して当接することによって、圧電素子6をその組付部(凹部)9に係止させる係止面9a,9b,9cが形成されている。
これらの係止面9a,9b,9cは、コーナ部Aを構成しているユニット側部材1aと車体側部材1bとにそれぞれ設けられていて、コーナ部Aで角度変化を伴う変形が生じた場合に、組付部(凹部)9に組み付けられた圧電素子6の各載荷面6a,6b,6cに変形荷重が作用する位置に形成されている。
そして、上記の第1の構成例の場合と同様に、圧電素子6が、組付部(凹部)9へ所定の方法で組み付けられて固定されている。また、圧電素子6の各載荷面6a,6b,6cと各係止面9a,9b,9cとの間に隙間が生じた場合も同様に、接着剤や樹脂等を充填したりシムを挿入することなどにより調整することができる。
すなわち、図2に示す具体例では、車体側部材1b側に係止面9aが設けられ、ユニット側部材1a側に係止面9b,9cが設けられている。言い換えると、ユニット側部材1a側に設けられた互いに交わっている(図2では、ほぼ直交する)2方向の各係止面9b,9cと、それらのいずれかの係止面(図2では、係止面9b)に対向する(図2では、ほぼ平行な)係止面9aが車体側部材1b側に設けられている。そして、係止面9aが、圧電素子6の載荷面6aと対向して当接する位置に、また係止面9bが、圧電素子6の載荷面6bと対向して当接する位置に、そして係止面9cが、圧電素子6の載荷面6cと対向して当接する位置にそれぞれ形成されている。
なお、この図2に示す具体例では、上述の図1に示す第1の構成例の場合と同様に、互いに交わっている2方向の各係止面9b,9cがユニット側部材1a側に設けられ、そのうち係止面9bに対向する係止面9aが車体側部材1b側に設けられている例を示しているが、車体側部材1b側に互いに交わっている(あるいはほぼ直交する)2方向の各係止面が設けられ、ユニット側部材1a側にそれらの車体側部材1b側に設けられたいずれかの係止面に対向する(あるいはほぼ平行な)係止面が設けられる場合であってもよい。あるいは、ユニット側部材1a側と車体側部材1b側とのそれぞれに互いに交わっている(あるいはほぼ直交する)2方向の各係止面が設けられ、それらの各係止面のいずれかの係止面同士が互いに対向している(あるいはほぼ平行となっている)場合であってもよい。
したがって、この図2に示す具体例においても、コーナ部Aに振動による繰り返し荷重が作用する場合は、圧電素子6の各載荷面6a,6b,6cには、それぞれ各係止面9a,9b,9cを介して圧縮荷重が作用することになる。
このように、上記の図2に示す構成とすることで、上記の第1の構成例の場合と同様に、マウントブラケット1に振動による繰り返し荷重が作用する場合、その振動による荷重が圧電素子6に作用し、圧電素子6では起電力が発生する。そして、その起電力による電流が電気回路7を流れることによって、マウントブラケット1のコーナ部Aの機械エネルギ(振動エネルギもしくは歪みエネルギ)が、電気エネルギに変換された後に熱として消費されることになる。そのため、マウントブラケット1のコーナ部Aの振動を抑制し、もしくは減衰させることができる。また、マウントブラケット1のコーナ部Aに組付部(凹部)9を設ける際に、マウントブラケット1の設計上有効な表面に対して内側に窪ませることがないため、マウントブラケット1の強度を低下させることなく組付部(凹部)9を形成することができる。
図3は、この発明における第3の構成例を示すものであって、図1および図2と同様に、図の左側には圧電素子6がコーナ部Aに組み付けられている状態を示し、図の右側には圧電素子6を組み付ける前の状態を示している。
この第3の構成例は、上記の第2の構成例では、組付部(凹部)9を形成するために、マウントブラケット1の設計上有効な表面に対して外側に突起させた凸部10がマウントブラケット1と一体に形成されているのに対して、組付部11を形成するため、マウントブラケット1の設計上有効な表面に係止部材12,13を後付けする構成となっている。
すなわち、図3のマウントブラケット1のコーナ部Aにおいては、例えば接着剤を用いて接着して固定する方法、あるいはボルト締結による方法、あるいは溶接により固定する方法などの所定の方法により、圧電素子6が組み付けられる組付部11の周囲に、係止部材12,13を固定することで、圧電素子6がコーナ部Aの組付部11に組み付けられて固定されるように構成されている。そしてこれらの係止部材12,13には、圧電素子6が組み付けられる際に圧電素子6の各載荷面6a,6b,6cのいずれかと対向して当接することによって、圧電素子6をその組付部11に係止させる係止面12aおよび係止面13b,13cがそれぞれ形成されている。
また、これらの係止部材12,13は、コーナ部Aを構成しているユニット側部材1aと車体側部材1bとにそれぞれ固定されるようになっていて、各係止面12a,13b,13cも、ユニット側部材1aと車体側部材1bとにそれぞれ位置するようになっている。そして、コーナ部Aで角度変化を伴う変形が生じた場合に、組付部11に組み付けられた圧電素子6の各載荷面6a,6b,6cに変形荷重が作用する位置に各係止部材12,13が固定されるようになっている。
すなわち、図3に示す具体例では、車体側部材1b側に係止面12aが位置するように係止部材12が固定され、ユニット側部材1a側に各係止面13b,13cが位置するように係止部材13が固定されるようになっている。言い換えると、ユニット側部材1a側に位置する互いに交わっている(図3では、ほぼ直交する)2方向の各係止面13b,13cと、それらのいずれかの係止面(図3では、係止面13b)に対向する(図3では、ほぼ平行な)係止面12aが車体側部材1b側に位置するように、各係止部材12,13がそれぞれ固定されている。そして、係止面12aが、圧電素子6の載荷面6aと対向して当接する位置に、また係止面13bが、圧電素子6の載荷面6bと対向して当接する位置に、そして係止面13cが、圧電素子6の載荷面6cと対向して当接する位置にそれぞれ形成されている。
なお、この図3に示す具体例では、上述の第1および第2の構成例の場合と同様に、互いに交わっている2方向の各係止面13b,13cがユニット側部材1a側に位置するように係止部材13が固定され、そのうち係止面13bに対向する係止面12aが車体側部材1b側に位置するように係止部材12が固定されている例を示しているが、互いに交わっている(あるいはほぼ直交する)2方向の各係止面が、車体側部材1b側に位置するように係止部材12が固定され、それらの車体側部材1b側に位置するいずれかの係止面に対向する(あるいはほぼ平行な)係止面が、ユニット側部材1a側に位置するように係止部材13が固定される場合であってもよい。あるいは、ユニット側部材1a側と車体側部材1b側とのそれぞれに、互いに交わっている(あるいはほぼ直交する)2方向の各係止面を有する各係合部材が固定され、それらの各係止面のいずれかの係止面同士が互いに対向している(あるいはほぼ平行となっている)場合であってもよい。
したがって、この図3に示す具体例においても、コーナ部Aに振動による繰り返し荷重が作用する場合は、圧電素子6の各載荷面6a,6b,6cには、それぞれ各係止面12a,13b,13cを介して圧縮荷重が作用することになる。
このように、上記の図3に示す構成とすることで、上記の第1および第2の構成例の場合と同様に、マウントブラケット1に振動による繰り返し荷重が作用する場合、その振動による荷重が圧電素子6に作用し、圧電素子6では起電力が発生する。そして、その起電力による電流が電気回路7を流れることによって、マウントブラケット1のコーナ部Aの機械エネルギ(振動エネルギもしくは歪みエネルギ)が、電気エネルギに変換された後に熱として消費されることになる。そのため、マウントブラケット1のコーナ部Aの振動を抑制し、もしくは減衰させることができる。また、マウントブラケット1のコーナ部Aに組付部11を設ける際に、マウントブラケット1の設計上有効な表面に対して内側に窪ませることがないため、マウントブラケット1の強度を低下させることがない。さらに、組付部11を形成するための各係止部材12,13を後付けするようにしたことによって、容易に圧電素子6を組付部11に固定することができ、また各係止部材12,13をコーナ部Aに固定する際に、圧電素子6の各載荷面6a,6b,6cと各係止面12a,13b,13cとの間に隙間が生じないように調整しながら圧電素子6を組み付けることができるため、組み付け後に隙間が生じた場合に、接着剤や樹脂などを充填したり、シム調整をおこなうことが不要となる。
図4は、この発明における第4の構成例を示すものであって、図1ないし図3と同様に、図の左側には圧電素子6がコーナ部Aに組み付けられている状態を示し、図の右側には圧電素子6を組み付ける前の状態を示している。
この第4の構成例は、上記の第1ないし第3の構成例では、圧電素子6を組み付ける場合に、圧電素子6を組付部に係止させる係止面が設けられるのに対して、例えば接着剤により接着するなどの方法により、圧電素子6を直接コーナ部Aに貼り付けて組み付ける構成となっている。
すなわち、図4のマウントブラケット1のコーナ部Aにおいては、図4において斜線を付した範囲で示す組付部(接着部)14に、例えば接着剤を用いて接着して固定する方法によって、圧電素子6がコーナ部Aの組付部14に組み付けられて固定されるように構成されている。
したがって、図4に示す具体例では、車体側部材1b側とユニット側部材1a側との跨るように圧電素子6が接着されて組み付けられているため、コーナ部Aに振動による繰り返し荷重が作用する場合は、圧電素子6には、組付部(接着部)14の接着面に作用するせん断荷重による荷重が作用することになる。
このように、上記の図4に示す構成とすることで、上記の第1ないし第3の構成例の場合と同様に、マウントブラケット1に振動による繰り返し荷重が作用する場合、その振動による荷重が圧電素子6に作用し、圧電素子6では起電力が発生する。そして、その起電力による電流が電気回路7を流れることによって、マウントブラケット1のコーナ部Aの機械エネルギ(振動エネルギもしくは歪みエネルギ)が、電気エネルギに変換された後に熱として消費されることになる。そのため、マウントブラケット1のコーナ部Aの振動を抑制し、もしくは減衰させることができる。また、圧電素子6をマウントブラケット1のコーナ部Aに、容易に組み付けることができる。
以上のように、この発明に係る上記の振動抑制装置によれば、マウントブラケット1を制振対象物とした場合、マウントブラケット1のコーナ部Aに振動による繰り返し荷重が作用し、その振動によりコーナ部Aの角度が変化する変形が生じた際に、その振動による荷重が、コーナ部Aに組み込まれた圧電素子6に作用する。例えば、マウントブラケット1の車体側部材1b側とユニット側部材1a側とのそれぞれに、圧電素子6の荷重が作用する面(載荷面)に対向して当接するように圧電素子6を係止する各係止面が設けられ、コーナ部Aの角度変化によって圧電素子6に圧縮荷重が作用するように、圧電素子6がコーナ部Aに組み付けられる。そして圧電素子6では、圧電素子6に作用する荷重に基づく起電力が発生し、その起電力による電流が電気回路7に流れ、電気回路7では、その電流が熱に変換されて消費される。すなわち、コーナ部Aに振動による繰り返し荷重が作用する状態における機械エネルギ(振動エネルギもしくは歪みエネルギ)が、熱エネルギに変化されて消費される。そのため、マウントブラケット1のコーナ部Aの機械エネルギ(振動エネルギもしくは歪みエネルギ)が低減されて、コーナ部Aの振動を抑制し、もしくは減衰させることができる。
なお、この発明は上述した各具体例に限定されない。例えば、マウントブラケット1のコーナ部Aにおける振動モードが、上述したようにコーナ部Aのユニット側部材1aと車体側部材1bとのなす角度が図1での矢印Vで示す方向(図での左右方向)の振動による繰り返し荷重が作用する場合の変形以外に、例えば図1での矢印V’で示す方向(図において紙面に垂直な方向)の振動による繰り返し荷重が作用する場合の変形となる場合もあることに対応して、圧電素子6の分極方向は、上述した矢印Pで示す方向(図での左右方向)以外に例えば図1での矢印P’で示す方向(図において紙面に垂直な方向)であってもよい。
また、この発明における制振対象物は、上述したエンジンやトランスミッションなどのパワートレーン系ユニットを車体に架装するためのマウントブラケットに限定されるものではなく、要は、振動による変形によって角度が変化するコーナ部を有している適宜の部材であってよい。
この発明の第1の構成例を模式的に示す図である。 この発明の第2の構成例を模式的に示す図である。 この発明の第3の構成例を模式的に示す図である。 この発明の第4の構成例を模式的に示す図である。 この発明の構成におけるマウントブラケットの使用形態を模式的に示す図である。
符号の説明
1…マウントブラケット、 2…パワートレーン系ユニット、 3…車体、 6…圧電素子、 7…電気回路。

Claims (3)

  1. 機械エネルギを電気エネルギに変換する圧電素子と、その圧電素子で発生した電気エネルギを熱エネルギに変換する電気回路とを備え、振動する制振対象物の機械エネルギを熱エネルギに変化させて消費することによりその制振対象物の振動を抑制する振動抑制装置において、
    前記制振対象物が、振動による変形によって角度が変化するコーナ部を有していて、
    前記コーナ部に、前記圧電素子における互いに対向する二つの面が当接する係止面が形成され、前記圧電素子がこれら係止面の間に挟み込まれた状態で前記コーナ部に組み付けられていることを特徴とする振動抑制装置。
  2. 記制振対象物が、車両の構成部材を車体に架装するマウントブラケットであることを特徴とする請求項1に記載の振動抑制装置。
  3. 記コーナ部に形成され、前記圧電素子における互いに対向する二つの面が当接する係止面のうちいずれか一方は前記マウントブラケットにおける前記車体に連結される部分に形成され、いずれか他方は前記マウントブラケットにおける前記車両に搭載されたパワートレーン系ユニットに連結される部分に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の振動抑制装置。
JP2004279673A 2004-09-27 2004-09-27 振動抑制装置 Expired - Fee Related JP4356574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004279673A JP4356574B2 (ja) 2004-09-27 2004-09-27 振動抑制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004279673A JP4356574B2 (ja) 2004-09-27 2004-09-27 振動抑制装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006090513A JP2006090513A (ja) 2006-04-06
JP4356574B2 true JP4356574B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=36231679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004279673A Expired - Fee Related JP4356574B2 (ja) 2004-09-27 2004-09-27 振動抑制装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4356574B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012237412A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Tokai Rubber Ind Ltd 振動構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006090513A (ja) 2006-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101541580B (zh) 发动机支承构造
EP2610522B1 (en) Torque rod and engine mount system using same
CN105074268B (zh) 隔振装置
WO2010131671A1 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2015096754A (ja) 防振装置
JP4669267B2 (ja) 電磁リレーの取付構造
CN111853230B (zh) 旋转致动器
EP1852631A1 (en) Vibration isolating device
JP4356574B2 (ja) 振動抑制装置
CN102712339B (zh) 电动动力转向装置
JP5312580B2 (ja) カバー及びアクチュエータ
JP5693384B2 (ja) アクティブ制御トルクロッド
CN110254371B (zh) 功率控制单元和功率控制单元的安装构造
JP2007509788A (ja) 自動車用ユニットの固定要素
JPH1056754A (ja) 回転電気機械装置
JP5309732B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
CN111819762A (zh) 定子和电动机
JP3481722B2 (ja) アクチュエータ
JP2006298352A (ja) ダイナミックダンパ、ダイナミックダンパユニット及びそのダイナミックダンパの製造方法
JP4782592B2 (ja) 防振装置
JP4835988B2 (ja) マウントブラケット
JP2006300315A (ja) 防振装置
CN102177040A (zh) 用于在内燃机上支撑组合部件的装置
JP2522643Y2 (ja) 自動車における駆動系の振動減衰装置
JP5232690B2 (ja) 防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090714

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4356574

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130814

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees