JP4383017B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、打球を物理的かつ一時的に停留可能な打球停留手段を備えた弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
盤面に弾球された打球を停留可能な打球停留手段を備えた弾球遊技機は現に提供されている。
ここでいう打球の停留とは、いわゆる入賞の権利が保留された状態をいうのではなく、打球そのものを物理的かつ一時的に保持することをいう。
【0003】
現に存在する打球停留手段としては、たとえば、一定時間ごとに停留した打球を落下可能な状態とするものが挙げられる。また、遊技者が手元のボタン等を押圧することで停留した打球を落下可能な状態にするものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の現に存在する打球停留手段は、いずれも打球の停留の解除について遊技性を加味した制御がなされているわけではない。すなわち、前者の打球停留手段は遊技状態のいかんにかかわらず周期的に落下可能な状態が出現するに過ぎない。また、後者ではそもそも遊技機側で何らの制御も行っていない。
【0005】
そこで本発明は、弾球遊技機における打球停留手段について、停止図柄の表示態様に応じた制御を行うことで、打球の停留の解除について遊技性を付与することを第1の目的とする。
また本発明は、弾球遊技機における打球停留手段について、停止図柄の変動パターンに応じた制御を行うことで、打球の停留の解除について遊技性を付与することを第2の目的とする。
【0006】
さらに本発明は、前記第2の目的に関連して、弾球遊技機における打球停留手段について、停止図柄の特定の変動パターンにおいて出現する演出画像に応じた制御を行うことで、打球の停留の解除についてさらなる遊技性を付与することを第3の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明
前記第1の目的に鑑み、本発明のうち第1の発明に係る弾球遊技機10は、
(A)打球が入賞可能な特定入賞口22と、
(B)画像を表示可能な画像表示装置21と、
(C)前記特定入賞口22への入賞を契機に、前記画像表示装置21において停止状態から変動状態を経て再び停止状態として表示される停止図柄を決定する停止図柄決定手段300と、
(D)盤面に弾球された打球を停留可能であるとともに、
(a)停留した打球が落下可能な落下口55と、
(b)前記落下口55から打球が落下可能な状態と落下不能な状態とのいずれかを取るための停留解除手段56と
を有する打球停留手段53と、
(E)前記停留解除手段56を駆動させる解除駆動手段75と、
(F)前記停止図柄決定手段300により決定された停止図柄の特定の表示態様に応じて前記解除駆動手段75を駆動させる駆動制御手段630と
を備えたことを特徴とする。
【0008】
「特定入賞口22」とは、打球が入賞可能な入賞口のうち、前記画像表示装置21における図柄の変動の発生に係る入賞口をいう。すなわち、特定入賞口22へ入賞があると、所定数の払い戻しがされるのに加え、所定の抽選により、図柄の種類が決定されることとなっている。なお、いわゆる「大当たり遊技」が発生する場合には、特定の種類の図柄が決定される。ここで、「大当たり遊技」とは、たとえば、通常は閉鎖している大入賞口26が開放することで、入賞が容易となり、結果として遊技者により多くの払い戻しがなされる可能性の高い遊技をいう。
【0009】
「画像表示装置21」とは、たとえば液晶ディスプレイ等の表示画面又は機械式ドラム表示機等によって、画像を表示可能な装置をいう。
「停止図柄決定手段300」とは、特定入賞口22へ入賞があった場合に、画像表示装置21に表示される停止図柄を決定する手段をいい、通常は、弾球遊技機10の制御を司るCPUが、制御プログラムの所定の一部を実行することでこの停止図柄決定手段300として機能することとなっている。
【0010】
この停止図柄決定手段300による停止図柄の決定は、通常、次のような手順で実行される。
▲1▼特定入賞口22への入賞を検出する段階。
▲2▼当選判定用乱数を取得する段階。
▲3▼停止図柄乱数を取得する段階。
▲4▼当選判定用乱数を用いて当選判定(すなわち、大当たり遊技発生の有無の判定)をする段階。
【0011】
▲5▼当選判定の結果に従って、停止図柄乱数から停止図柄を決定する段階。
そして、停止図柄が決定されると、画像表示装置21において、その停止図柄が以下のようにして表示される。
まず、画像表示装置21においては、特定入賞口22への入賞がない状態では、前回の入賞に係る停止図柄が停止状態で表示されている。そして、特定入賞口22への入賞があると、前回の停止図柄から変動状態へと移行する。ここでいう変動状態とは、主にスロットマシンのリールを模した回転による変動をいうが、停止図柄は回転はしないものの揺れている状態のいわゆる揺れ変動や、一旦変動は停止したものの再び変動が開始されるいわゆる再変動も含むものとする。そして、あたかもリールが停止するかのように、停止図柄決定手段300により決定された停止図柄で変動状態が終了し、再び停止状態となる。そして、大当たり遊技が発生する場合には、特定の種類の停止図柄(たとえば、いわゆるゾロ目)でもって停止状態となることとなっている。
【0012】
「打球停留手段53」とは、打球を物理的にかつ一時的に停留することの可能な構造をいう。たとえば、打球1個分の幅を有する切り欠き部を備えた受け皿構造をこの打球停留手段53とすることができる。この場合、この切り欠き部から打球は落下可能となることとなるため、「落下口55」として機能することとなる。また、「停留解除手段56」は、たとえば、この落下口55としての切り欠き部を通常は塞ぐような位置を取ることで、打球が落下不能な状態とするとともに、その塞いだ位置から開放する位置へ移行することで、打球の停留を解除、すなわち、打球が落下可能な状態とすることを可能としている。
【0013】
「解除駆動手段75」は、上記停留解除手段56を物理的に駆動する手段をいう。たとえば、ソレノイドの作動により上記停留解除手段56による打球の停留を解除するような場合には、このソレノイドが解除駆動手段75として機能することとなる。なお、解除駆動手段75は、一旦駆動して落下可能状態とした後は、所定の条件(たとえば、所定時間の経過など)により再び落下不能状態への復帰も駆動することとなっている。
【0014】
「駆動制御手段630」は、停止図柄の特定の表示態様に応じて、上記解除駆動手段75を作動させることで停留解除手段56により打球の停留を解除させ、結果として打球停留手段53に打球が停留されているときにはその打球をを落下口55より落下させることとなる。たとえば、弾球遊技機10の制御を司るCPUを、制御プログラムの所定の一部を実行させることでこの駆動制御手段630として機能させることが可能である。
【0015】
ここで、「停止図柄の特定の表示態様」とは、たとえば、特定の種類の停止図柄が表示されること、又は、特定の様式で停止図柄が変動状態となることをいう。
上記構成により、弾球遊技機10における打球停留手段53について、停止図柄の表示態様に応じた制御を行うことで、打球の停留の解除について遊技性を付与することが可能となっている。
【0016】
(2)第2の発明
前記第2の目的に鑑み、本発明のうち第2の発明は、
(A)打球が入賞可能な特定入賞口22と、
(B)画像を表示可能な画像表示装置21と、
(C)前記特定入賞口22への入賞を契機に、前記画像表示装置21において停止状態から変動状態を経て再び停止状態として表示される停止図柄を決定する停止図柄決定手段300と、
(D)前記停止図柄決定手段300により決定された停止図柄の前記画像表示装置21における変動状態を表す変動パターンを決定する変動パターン決定手段400と、
(E)盤面に弾球された打球を停留可能であるとともに、
(a)停留した打球が落下可能な落下口55と、
(b)前記落下口55から打球が落下可能な状態と落下不能な状態のいずれかを取るための停留解除手段56と
を有する打球停留手段53と、
(F)前記停留解除手段56を駆動させる解除駆動手段75と
(G)前記変動パターン決定手段400により特定の変動パターンが決定された場合に前記解除駆動手段75を駆動させる駆動制御手段630と
を備えたことを特徴とする。
【0017】
「特定入賞口22」、「画像表示装置21」、「停止図柄決定手段300」、「打球停留手段53」及び「解除駆動手段75」については、前記第1の発明の説明と同様である。
「変動パターン決定手段400」とは、停止図柄決定手段300により決定された停止図柄に応じた「変動パターン」(停止図柄の変動状態の具体的態様をいう)を決定する手段をいう。通常は、弾球遊技機10の制御を司るCPUが、制御プログラムの所定の一部を実行することでこの変動パターン決定手段400として機能することとなっている。
【0018】
この変動パターン決定手段400による変動パターンの決定は、前記停止図柄決定手段300による停止図柄の決定を承けて、通常、次のような手順で実行される。
▲1▼変動パターン乱数を取得する段階。
▲2▼停止図柄決定手段300により決定された停止図柄に従って、変動パターン乱数を変動パターンテーブル440と参照して変動パターンを決定する段階。
【0019】
そして、停止図柄及び変動パターンが決定されると、画像表示装置21において、その停止図柄が以下のようにして表示される。
まず、画像表示装置21においては、特定入賞口22への入賞がない状態では、前回の入賞に係る停止図柄が停止状態で表示されている。そして、特定入賞口22への入賞があると、前回の停止図柄から決定された変動パターンに従った変動状態へと移行する。ここでいう変動状態とは、主にスロットマシンのリールを模した回転による変動をいうが、停止図柄は回転はしないものの揺れている状態のいわゆる揺れ変動や、一旦変動は停止したものの再び変動が開始されるいわゆる再変動も含むものとする。そして、あたかもリールが停止するかのように、停止図柄決定手段300により決定された停止図柄で変動状態が終了し、再び停止状態となる。そして、大当たり遊技が発生する場合には、特定の種類の停止図柄(たとえば、いわゆるゾロ目)でもって停止状態となることとなっている。
【0020】
「駆動制御手段630」は、特定の変動パターンが決定された場合には、上記解除駆動手段75を作動させることで停留解除手段56により打球の停留を解除させ、結果として打球停留手段53に打球が停留されているときにはその打球をを落下口55より落下させることとなる。たとえば、弾球遊技機10の制御を司るCPUを、制御プログラムの所定の一部を実行させることでこの駆動制御手段630として機能させることが可能である。
【0021】
上記構成により、弾球遊技機10における打球停留手段53について、停止図柄の変動パターンに応じた制御を行うことで、打球の停留の解除について遊技性を付与することが可能となっている。
(3)第3の発明
前記第2の目的に鑑み、本発明のうち第3の発明は、
(A)打球が入賞可能な特定入賞口22と、
(B)画像を表示可能な画像表示装置21と、
(C)前記特定入賞口22への入賞を契機に、前記画像表示装置21において停止状態から変動状態を経て再び停止状態として表示される停止図柄の該画像表示装置21における変動状態を表す変動パターンを決定する変動パターン決定手段400と、
(D)前記変動パターン決定手段400により決定された変動パターンにより表示される停止図柄を決定する停止図柄決定手段300と、
(E)盤面に弾球された打球を停留可能であるとともに、
(a)停留した打球が落下可能な落下口55と、
(b)前記落下口55から打球が落下可能な状態と落下不能な状態のいずれかを取るための停留解除手段56と
を有する打球停留手段53と、
(F)前記停留解除手段56を駆動させる解除駆動手段75と
(G)前記変動パターン決定手段400により特定の変動パターンが決定された場合に前記解除駆動手段75を駆動させる駆動制御手段630と
を備えたことを特徴とする。
【0022】
「特定入賞口22」、「画像表示装置21」、「打球停留手段53」及び「解除駆動手段75」については、前記第1の発明の説明と同様である。
「変動パターン決定手段400」とは、停止図柄の変動状態の具体的態様である「変動パターン」を決定する手段をいう。通常は、弾球遊技機10の制御を司るCPUが、制御プログラムの所定の一部を実行することでこの変動パターン決定手段400として機能することとなっている。
【0023】
この変動パターン決定手段400による変動パターンの決定は、通常、次のような手順で実行される。
▲1▼特定入賞口22への入賞を認識する段階。
▲2▼当選判定用乱数を取得する段階。
▲3▼変動パターン乱数を取得する段階。
▲4▼当選判定用乱数を用いて当選判定(すなわち、大当たり遊技発生の有無の判定)をする段階。
【0024】
▲5▼当選判定の結果に従って、変動パターン乱数を変動パターンテーブル440と参照して変動パターンを決定する段階。
「停止図柄決定手段300」とは、変動パターン決定手段400により決定された変動パターンに応じた停止図柄を決定する手段をいう。通常は、弾球遊技機10の制御を司るCPUが、制御プログラムの所定の一部を実行することでこの停止図柄決定手段300として機能することとなっている。
【0025】
この停止図柄決定手段300による停止図柄の決定は、前記変動パターン決定手段400による変動パターンの決定を承けて、通常、次のような手順で実行される。
▲1▼停止図柄乱数を取得する段階。
▲2▼変動パターン決定手段400により決定された変動パターンに従って、停止図柄乱数から停止図柄を決定する段階。
【0026】
そして、変動パターン及び停止図柄が決定されたときの、画像表示装置21における停止図柄の表示については、前記第2の発明の説明と同様である。
「駆動制御手段630」については、前記第2の発明の説明と同様である。
上記構成により、弾球遊技機10における打球停留手段53について、停止図柄の変動パターンに応じた制御を行うことで、打球の停留の解除について遊技性を付与することが可能となっている。
【0027】
(4)第4の発明
前記第3の目的に鑑み、本発明のうち前記第2又は第3の発明に係る弾球遊技機10は、前記変動パターンには、前記停止図柄決定手段300により決定される停止図柄とは別個の画像である演出画像が表示されるものがあるとともに、
前記駆動制御手段630は、前記演出画像の表示と連動させて前記停留解除手段56により前記落下口55から打球が落下可能な状態にさせるように形成されることとしてもよい。
【0028】
「演出画像」とは、変動パターンの一部として、停止図柄とは別個に画像表示装置21に表示される画像をいう。この演出画像の例としては、たとえば、いわゆるリーチの際に出現するキャラクタが挙げられる。
そして、前記駆動制御手段630は、たとえば上記キャラクタの画面上の動作と連動するように前記停留解除手段56を駆動させるべく、前記解除駆動手段75を作動させることが可能となっている。
【0029】
上記構成により、弾球遊技機10における打球停留手段53について、停止図柄の特定の変動パターンにおいて出現する演出画像に応じた制御を行うことで、打球の停留の解除についてさらなる遊技性を付与することが可能となっている。
【0030】
【発明の実施の形態】
(1)第1の実施の形態
以下、本発明の第1の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(1−1)弾球遊技機10の外観
本実施の形態に係る弾球遊技機10の遊技盤20の外観について図1を参照しつつ以下に説明する。
【0031】
遊技盤20のほぼ中央には、中央ユニット50が設置されている。この中央ユニット50は、3桁の図柄(左から、「左図柄」、「中図柄」及び「右図柄」と称する)を液晶画面にて変動させ、最終的に各桁に表示図柄を表示させる画像表示装置21を有している。画像表示装置21の液晶画面は、盤面からみて奥側に位置している。ここで、各桁に表示される図柄は、「0」から「9」までの整数値から成る計10種類である。
【0032】
なお、これらの表示図柄が3桁とも同一種類の図柄である場合、これらの組合せを「当たり図柄」と称する。たとえば、「1,1,1」あるいは「7,7,7」などが、当たり図柄に該当する。一方、当たり図柄以外の表示図柄の組合せは「ハズレ図柄」と称される。たとえば、「1,2,3」、「3,3,1」あるいは「7,3,7」といったような、3桁のいずれもが異なる組合せ、又は、3桁のうち2桁のみが同一の図柄であるような組合せが、ハズレ図柄に該当する。さらに、このハズレ図柄のうち、特に、「7,3,7」のような、左桁及び右桁のみが同一の図柄であるような組合せを、「リーチ図柄」と称する。
【0033】
また、中央ユニット50において画像表示装置21の上方には4個の特別図柄保留ランプ90、90、90、90が設けられている。
上記4個の特別図柄保留ランプ90、90、90、90を挟むようにして、中央ユニット50の上部2箇所には、打球の進入可能な進入口51、51が設けられている。この進入口51、51へ入った打球は、中央ユニット50の左右縁をそれぞれ落下して、中央ユニット50の下縁部分へ至る(図2参照)。この下縁部分は、打球が一時停留可能な打球停留部52となっている。
【0034】
打球停留部52の中央には、打球1個分よりやや広い間隙を隔てて上方へ突出する2枚の固定爪が設けられている。この2枚の固定爪を、落下防止爪54、54と称する。また、上記間隙を、落下口55と称する。さらに、この落下口55には、その幅よりやや狭い幅の、上下に移動可能な可動爪が位置している。この可動爪を停留解除手段56と称する。停留解除手段56の上下動は、ソレノイドにより構成される解除駆動手段75(図4参照)により駆動される。これらの、落下防止爪54、54、落下口55及び停留解除手段56を合わせて打球停留手段53と称する。
【0035】
上記停留解除手段56は、その移動の上死点にある際には、落下口55を完全に閉鎖することとなっている。これにより、打球停留手段53は、最大5個の打球を停留することが可能となっている(図3A参照)。一方、その移動の下死点では、停留解除手段56は下方へ完全に引っ込む位置を取ることとなっている。したがって、この場合は、打球は落下口55から落下可能となる(図3B参照)。なお、停留解除手段56の位置にかかわらず、左側の落下防止爪54より左方及び右側の落下防止爪54より右方からは、打球は常に落下可能であるとともに、下方から図示しない釘に当たって進入することも可能となっている(図3B参照)。
【0036】
上記打球停留手段53の下方には、打球が入賞可能な特定入賞口22が設けられている。この特定入賞口22の開口部には、特定入賞口22の幅を拡大する拡大装置91が設けられている。この拡大装置91は、通常は打球1個は通過し得るが2個は同時に通過し得ない程度の幅を保つが(図3の破線部分参照)、これが拡大すると、図3の実線部分に示すように落下する打球を拾うような形となり、結果として特定入賞口22への入賞が容易となる(図3参照)。また、この特定入賞口22から通じる打球の流路には、打球の入賞を検知するセンサである、特定入賞口入賞検出装置41が設けられている。なお、前記停留解除手段56が作動すると、停留されていた打球は落下口55より特定入賞口22へ向けて落下することとなる(図3B参照)。
【0037】
上記特定入賞口22の下方には、アタッカーユニット92が取り付けられており、その一部が、後述の大当たり遊技の際に開放する大入賞口26となっている。また、このアタッカーユニット92の左右両端には、一般入賞口93、93が設けられている。更に、このアタッカーユニット92の前面には、7セグメント発光ダイオードによる普通図柄表示装置94が設けられるとともに、その周囲には4個の普通図柄保留ランプ95、95、95、95が設けられている。この普通図柄表示装置94には、「5」、「6」及び「7」の3種類の数字から選ばれる1桁の数字から成る「普通図柄」が表示される。なお、これらの普通図柄のうち、「7」を「拡大図柄」と称する。
【0038】
前記図柄表示装置21の左側には、打球が通過可能なゲート23が設けられる。このゲート23には、打球の通過を検知するゲート通過検出装置44(図4参照)が設けられている。
また、前記特定入賞口22の左方及び右方にも一般入賞口93、93が設けられる。なお、先のアタッカーユニット92に設けられる一般入賞口93、93を含め、一般入賞口93、93、93、93から通じる打球の流路には、打球の入賞を検知するセンサである、一般入賞口入賞検出装置40(図4参照)が設けられている。更に、遊技盤20下端には、上記特定入賞口22、、大入賞口26、及び各一般入賞口93、93、93、93のいずれにも入賞し得なかった打球が排出されるアウト口97が設けられている。
【0039】
遊技盤20には、上記以外にも、打球の落下方向に変化を付けるための風車(図示せず)及び釘(図示せず)が設けられている。また、遊技盤20の前面は、図示しないガラス板で覆われている。更に、遊技盤20の下方には図示しない弾球ハンドル、賞球払出口、球受け皿が位置している。
(1−2)遊技の概要
この弾球遊技機10における遊技の概要は、以下の通りである。
【0040】
まず、前記図示しない弾球ハンドルを遊技者が操作することで、遊技盤20に打球が弾球される。この打球は、前記図示しない各風車や前記図示しない釘等に接触しながら、遊技盤20を落下する。そして、落下の過程で各一般入賞口93、93、93、93のいずれかに入賞すると、前記図示しない賞球払出口から5球の賞球が遊技者に払い出される。
【0041】
打球がゲート23を通過すると、普通図柄表示装置94において普通図柄が変動を開始する。そして、通常の場合、変動が開始してから30秒が経過すると、変動の開始時点で既に決定されている所定の普通図柄が停止表示される。この停止表示される普通図柄が拡大図柄の「7」であるときには、拡大装置91が0.5秒間作動し、特定入賞口22の幅が拡大することで、特定入賞口22への入賞が容易となる。また、停止表示される普通図柄が拡大図柄でない「5」又は「6」のときには拡大装置91は作動しないが、この場合でも、特定入賞口22への入賞は可能である。なお、普通図柄表示装置94における変動表示の最中に打球がゲート23を通過した場合には、普通図柄保留ランプ95、95、95、95が最大4個まで点灯することとなっている。すなわち、この普通図柄保留ランプ95、95、95、95が点灯している個数分に相当する回数だけ、以後の普通図柄表示装置94の作動が保証されることとなっている。
【0042】
そして、特定入賞口22への入賞があると、前記図示しない賞球払出口から5球の賞球が遊技者に払い出されるのに加え、画像表示装置21に表示された図柄の変動が開始される。この変動の結果、表示される表示図柄の組合せが前記当たり図柄の場合には、「大当たり遊技」が発生する。この大当たり遊技においては、普段は閉鎖している大入賞口26が、大入賞口駆動装置74(図4参照)としてのソレノイドの作動により開放する。また、この大入賞口26から通じる打球の流路には、打球の入賞を検知するセンサである、大入賞口入賞検出装置42が設けられている(図4参照)。この大入賞口26への入賞をこの大入賞口入賞検出装置42が検知すると、前記図示しない賞球払出口から15球の賞球が遊技者に払い出される。この大入賞口26は、開放して30秒経過するか、又は10球の入賞があるかのいずれかにより一旦閉鎖する。なお、この大入賞口26の内部には、図示しない特定領域が設けられているとともに、この特定領域から通じる打球の流路には、打球の通過を検知するセンサである、特定領域通過検出装置43が設けられている。そして、大入賞口26が開放している間に、この特定領域への入賞を特定領域通過検出装置43が検出すると、大入賞口26は一旦閉鎖した後、再度開放することとなっている。これにより、大入賞口26の開放は、最大16回連続することが可能となっている。また、大入賞口26が16回開放し終えるか、又は大入賞口26の開放中に上記特定領域への入賞がなかった場合には、この大当たり遊技は終了する。
【0043】
また、画像表示装置21における変動表示の最中などに打球が特定入賞口22に入賞した場合には、特別図柄保留ランプ90、90、90、90が最大4個まで点灯することとなっている。すなわち、この特別図柄保留ランプ90、90、90、90が点灯している個数分(以下、「保留球数」と称する。)に相当する回数だけ、以後の画像表示装置21の作動が保証されることとなっている。
【0044】
(1−3)機能ブロック
次に、本実施の形態に係る弾球遊技機10の機能を、図4に示す機能ブロック図を参照しつつ説明する。
図4に示すように、遊技全般を制御する遊技制御装置100を中心として、この遊技制御装置100の出力側に、遊技盤20に打球を発射する発射装置70の制御及び入賞に基づいて賞球払出装置80を駆動を制御する賞球制御装置71、画像表示装置21における画像の表示を制御する画像制御装置500、遊技の流れに基づいてスピーカー81を通じて音声を発生させる音声制御装置72、遊技態様等に基づいて遊技盤20上の各種ランプ82を制御するランプ制御装置73、大入賞口26のソレノイドを用いた開閉駆動を行う大入賞口駆動装置74並びに停留解除手段56のソレノイドによる上下運動を駆動する解除駆動手段75が備えられている。また遊技制御装置100の入力側には、一般入賞口93への打球の入賞を検知する一般入賞口入賞検出装置40、特定入賞口22への打球の入賞を検知する特定入賞口入賞検出装置41、大入賞口26への打球の入賞を検知する大入賞口入賞検出装置42、大入賞口26内の特定領域の通過を検知する特定領域通過検出装置43、及びゲート23への打球の通過を検出するゲート通過検出装置44が備えられている。
【0045】
また、本実施の形態に係る弾球遊技機10の制御を司る遊技制御手段100は、CPUを中心にROM及びRAMを備えた主基板として構成され、図4に示すように、当たり決定手段200、停止図柄決定手段300、変動パターン決定手段400、停留解除判定手段600、駆動制御手段630、コマンド送信手段110、特別遊技実行手段120及び払出制御手段130として機能する。
【0046】
(1−3−1)当たり決定手段200
当選判定を実行する当たり決定手段200は、特定入賞口22への入賞に伴って大当たり遊技が発生するか否かを抽選により決定する手段である。具体的には、上記入賞に際して当選判定乱数を取得し、この当選判定乱数が所定の値であるか否かにより、当たりかハズレかを判定することとなっている。そして、当たりの場合には、当たりフラグを設定することとなっている。
【0047】
(1−3−2)停止図柄決定手段300
停止図柄決定手段300は、当該図柄の変動を経て停止する図柄の停止態様である停止図柄を決定する手段であって、図4に示すように、当たりフラグ確認手段310並びに当たり図柄決定手段320及びハズレ図柄決定手段330により構成されている。なお、ここでいう停止図柄の決定とは、実際に停止図柄を構成する図柄データそのものを決定するのではなく、後述の画像制御装置500のROM中に納められている実際の図柄データに対応する図柄コードを決定することを意味する。
【0048】
(1−3−2−1)当たりフラグ確認手段310
当たりフラグ確認手段310は、前記当たり決定手段200によって当たりフラグが設定されているか否かを確認する。
(1−3−2−2)当たり図柄決定手段320
当たり図柄決定手段320は、前記当たりフラグが設定されている場合に、当該変動の結果表示される停止図柄としての当たり図柄を、各桁共通の乱数を用いた抽選により決定する。
【0049】
(1−3−2−3)ハズレ図柄決定手段330
ハズレ図柄決定手段330は、前記当たりフラグが設定されていない場合に、当該変動の結果表示される停止図柄としてのハズレ図柄を、各桁独立の乱数を用いた抽選により決定する。ただし、決定された停止図柄が当たり図柄に該当する場合には、再度ハズレ図柄の決定が行われる。
【0050】
(1−3−3)変動パターン決定手段400
変動パターン決定手段400は、当該図柄の変動態様である変動パターンを決定する手段であって、図6に示すように、図柄確認手段410、変動パターン乱数発生手段420、変動パターン乱数取得手段430、変動パターンテーブル440及び変動パターン乱数比較手段450により構成されている。なお、ここでいう変動パターンの決定とは、実際に変動パターンを構成する画像データそのものを決定するのではなく、後述の画像制御装置500のROM中に納められている、変動パターンを構成する画像データに対応する変動パターンのコードを決定することとなっている。
【0051】
(1−3−3−1)図柄確認手段410
図柄確認手段410は、前記停止図柄決定手段300により決定された停止図柄の種類を参照して確認する。具体的には、停止図柄の態様が、各図柄列のいずれもが一致しているもの(たとえば、「1、1、1」、「7、7、7」等)を「当たり図柄」とし、各図柄列のうち左図柄及び右図柄のみが一致しているもの(たとえば、「3、8、3」、「7、5、7」等)を「リーチ図柄」とし、又はこれら以外のもの(たとえば、「2、9、1」、「7、7、4」、「6、0、0」等)を「ハズレ図柄」(以下、特に断りなく「ハズレ図柄」というときには、「リーチ図柄」以外のハズレ図柄をいうものとする)として、これらのいずれに該当するかを確認する。
【0052】
(1−3−3−2)変動パターン乱数発生手段420
変動パターン乱数発生手段420は、変動パターンを決定するための要素の1つである変動パターン乱数を発生させるもので、CPUの内部カウンタにより0から255までの範囲の乱数値を循環して発生させるものである。
(1−3−3−3)変動パターン乱数取得手段430
変動パターン乱数取得手段430は、当該変動の開始前の所定の時点において、上記変動パターン乱数発生手段420から変動パターン乱数を取得する。変動パターン乱数は、0から255までの整数値をとる。
【0053】
(1−3−3−4)変動パターンテーブル440
変動パターンテーブル440には、下記の表1に示すような、19通りの変動パターンが用意されている。
【0054】
【表1】
Figure 0004383017
【0055】
上記の各変動パターンは、下記のいずれかの群に属することとなっている。
(1−3−3−4−1)通常変動パターン群441
通常変動パターン群441とは、前記停留解除手段56の作動を伴わない変動パターンをいい、具体的には、表1中の変動パターン1が属するハズレ変動パターン群442、変動パターン3から9までが属するリーチ変動パターン群443及び変動パターン11から19までが属する当たり変動パターン群444に分けられる。
【0056】
(1−3−3−4−1−1)ハズレ変動パターン群442
ハズレ変動パターン群442は、停止図柄がハズレ図柄であって、かつ、前記停留解除手段56を作動させない場合に決定される変動パターンから成る。たとえば、表1の変動パターン1は、以下のような変動態様を示すこととなっている。
▲1▼前回の停止図柄から、全図柄が変動を開始する。
【0057】
▲2▼▲1▼から5秒後に、左図柄が停止する。
▲3▼▲2▼から2秒後に、右図柄が停止する。
▲4▼▲3▼から2秒後に、中図柄が停止する。結果としてハズレ。
(1−3−3−4−1−2)リーチ変動パターン群443
リーチ変動パターン群443は、停止図柄がリーチ図柄であって、かつ、前記停留解除手段56を作動させない場合に決定される変動パターンから成る。たとえば、表1の変動パターン3は、以下のような変動態様を示すこととなっている。
【0058】
▲1▼前回の停止図柄から、全図柄が変動を開始する。
▲2▼▲1▼から5秒後に、左図柄が停止する。
▲3▼▲2▼から2秒後に、右図柄が停止図柄以外の図柄で仮停止する。
▲4▼右図柄において差し替えアクション(本来の停止図柄への変動をいう。)が発生する。
【0059】
▲5▼本来の停止図柄で右図柄が停止する。
▲6▼「変動1」に係るリーチアクション(リーチにおける特別の演出をいう。このリーチアクションは、「変動1」から「変動7」までの7パターンが用意されている。)が発生する。
▲7▼中図柄が停止する。結果としてハズレ。
【0060】
(1−3−3−4−1−3)当たり変動パターン群444
当たり変動パターン群444は、停止図柄が当たり図柄である場合(なお、本実施の形態においては、当たり図柄の場合は、前記停留解除手段56が作動することはない)に決定される変動パターンから成る。たとえば、表1の変動パターン11は、以下のような変動態様を示すこととなっている。
【0061】
▲1▼前回の停止図柄から、全図柄が変動を開始する。
▲2▼▲1▼から5秒後に、左図柄が停止する。
▲3▼▲2▼から2秒後に、右図柄が停止図柄以外の図柄で仮停止する。
▲4▼右図柄において差し替えアクション(本来の停止図柄への変動をいう。)が発生する。
【0062】
▲5▼本来の停止図柄で右図柄が停止する。
▲6▼「変動1」に係るリーチアクション(リーチにおける特別の演出をいう。このリーチアクションは、「変動1」から「変動7」までの7パターンが用意されている。)が発生する。
▲7▼中図柄が停止する。結果として当たり。
【0063】
(1−3−3−4−2)特別変動パターン群445
特別変動パターン群445とは、前記停留解除手段56の作動を伴う変動パターンをいい、具体的には、表1中の変動パターン2及び10がこれに該当する。
たとえば、変動パターン2は、停止図柄がハズレ図柄であって、かつ、前記停留解除手段56を作動させる場合に決定される変動パターンであって、以下のような変動態様を示すこととなっている。
【0064】
▲1▼前回の停止図柄から、全図柄が変動を開始する。
▲2▼▲1▼から5秒後に、左図柄が停止する。
▲3▼▲2▼から2秒後に、右図柄が停止する。
▲4▼停留解除手段56と連動したアクションが実行される。このアクションは5秒間継続する。具体的には、以下の通りである。
【0065】
▲4▼−1.停留解除手段56の作動を期待させるアクション(図10A及びB参照)。このアクションには2秒間を要する。
▲4▼−2.停留解除手段56の作動を開始させるアクション(図10C参照)。このアクションには1秒間を要する。
▲4▼−3.停留解除手段が作動している間のアクション(図10D参照)。このアクションには2秒間を要する。
【0066】
▲5▼▲4▼から2秒後に、中図柄が停止する。結果としてハズレ。
また、変動パターン10は、停止図柄がリーチ図柄であって、かつ、前記停留解除手段56を作動させる場合に決定される変動パターンであって、以下のような変動態様を示すこととなっている。
▲1▼前回の停止図柄から、全図柄が変動を開始する。
【0067】
▲2▼▲1▼から5秒後に、左図柄が停止する。
▲3▼▲2▼から2秒後に、右図柄が停止図柄以外の図柄で仮停止する。
▲4▼右図柄において差し替えアクションが発生する。
▲5▼仮停止から5秒後に、本来の停止図柄で右図柄が停止する。
▲6▼停留解除手段56と連動したアクションが実行される。このアクションは5秒間継続する。具体的には、以下の通りである。
【0068】
▲6▼−1.停留解除手段56の作動を期待させるアクション(図10A及びB参照)。このアクションには2秒間を要する。
▲6▼−2.停留解除手段56の作動を開始させるアクション(図10C参照)。このアクションには1秒間を要する。
▲6▼−3.停留解除手段が作動している間のアクション(図10D参照)。このアクションには2秒間を要する。
【0069】
▲7▼中図柄が停止する。結果としてハズレ。
(1−3−3−5)変動パターン乱数比較手段450
変動パターン乱数比較手段450は、停止図柄の態様(すなわち、当たり図柄か、リーチ図柄か、またはハズレ図柄か)及び変動パターン乱数を参照し、下記の表2に示すように該当する変動パターンを決定する。
【0070】
【表2】
Figure 0004383017
【0071】
たとえば、変動パターン乱数値が42で、停止図柄が当たり図柄の場合には、変動パターン16が選択され決定される。
また、変動パターン乱数値が189で、停止図柄がリーチ図柄の場合には、変動パターン4が選択され決定される。
さらに、変動パターン乱数値が3で、停止図柄がハズレ図柄の場合には、変動パターン2(停留解除手段56が作動する)が選択され決定される。
【0072】
(1−3−4)停留解除判定手段600
停留解除判定手段600は、下記の変動パターン判定手段610と変動時間計時手段620とから構成される。
(1−3−4−1)変動パターン判定手段610
変動パターン判定手段610は、変動パターン決定手段400が決定した変動パターンが、停留解除手段56の作動を伴うものかどうかを判定する。
【0073】
(1−3−4−2)変動時間計時手段620
変動時間計時手段620は、上記変動パターン判定手段610により、当該変動パターンが、停留解除手段56の作動を伴うものであると判定された場合に、停留解除手段56の作動を時間的に制御する。
(1−3−5)駆動制御手段630
駆動制御手段630は、解除駆動手段75を構成するソレノイドの通電のオン及びオフを、実際に制御して、間接的に停留解除手段56を作動させる。
【0074】
(1−3−6)コマンド送信手段110
コマンド送信手段110は、遊技制御装置100から画像制御装置500に対して、識別信号(いわゆるストローブ信号と呼ばれるもの)、停止図柄を示す停止図柄コード及び変動パターンを示す変動パターンコードを、当該図柄の変動前にコマンドとして一括して1回で送信する。すなわち、遊技制御装置100は、図柄の変動表示に際して一旦コマンドを送信すると、当該変動表示中においては図柄の変動表示に関する制御は行わないこととなっている。
【0075】
(1−3−7)特別遊技実行手段120
特別遊技実行手段120は、当たり図柄が停止表示された後に、大当たり遊技の制御を実行する。具体的には、大入賞口入賞検出装置42からの入賞検出信号及び特定領域通過検出装置43からの通過検出信号に従って大入賞口駆動装置74を制御することで、大入賞口26の開閉を間接的に制御することとなっている。
【0076】
(1−3−8)払出制御手段130
払出制御手段130は、一般入賞口入賞検出装置40若しくは特定入賞口入賞検出装置41又は大当たり遊技の際の大入賞口入賞検出装置42からの入賞検出信号に従って賞球制御装置71をに払出命令等を送信することで、当該入賞検出信号に応じた個数の賞球の払い出しを行うこととなっている。
【0077】
(1−3−9)画像制御装置500
画像制御装置500は、前記遊技制御装置100とは別個のCPUを中心に構成された副基板として構成され、実際の図柄及びその変動の態様を表すデータを納めたROMを備えている。そして、前記コマンド送信手段110から受けたコマンドに基づき、以下の各手段として機能する。
【0078】
(1−3−9−1)コマンド受信手段510
画像制御装置500は、前記コマンド送信から受けたコマンドを解析可能な形式で一時的に記憶することで、コマンド受信手段510として機能する。
(1−3−9−2)コマンド判定手段520
画像制御装置500は、上記受信したコマンドの内容を解析することでコマンド判定手段520として機能する。
【0079】
(1−3−9−3)画像駆動手段530
画像制御装置500は、上記コマンド判定手段520によって解析された変動内容に従って、前記画像表示装置21上に、当該変動パターンに従った変動表示を経て、当該停止図柄を停止表示させることで、画像駆動手段530として機能する。このとき、図柄に関して必要なデータ及び変動パターンに関して必要なデータは、画像制御装置500が有する図示しないROMから取得することとなっている。
【0080】
(1−4)遊技処理手順
以下、実際の遊技における処理の手順を、図5から図9までのフローチャートを参照しつつ説明する。
なお、本実施の形態に係る弾球遊技機10における処理手順は、図5から図11までのフローチャートで示される処理とは平行して、保留球数の個数を監視する処理も実行されている。この処理では、保留球数が4個に達している場合には、それ以上の保留球数の加算を禁止することとなっている。
【0081】
(1−4−1)通常遊技処理
図5に示す遊技処理のメインルーチンでは、まず、R1に示す通常遊技処理サブルーチンが実行される。
通常遊技処理サブルーチンでは、図6のS100に示す段階において、各一般入賞口93、特定入賞口22及び大入賞口26における入賞が払出制御手段130によりチェックされる。入賞があった場合には、入賞口の種類に応じて、払出制御手段130が賞球制御装置71に払い出し処理を実行させる。そして、S110に示す段階へ進む。
【0082】
S110に示す段階においては、特定入賞口22に入賞があったかどうかが遊技制御手段100により判定される。入賞があればS120に示す段階へ進む。一方、入賞がなかった場合、及び、入賞があっても保留球数が4個に達している場合は、本サブルーチンを終了し、メインルーチンのR2へ進む。
S120に示す段階においては、保留球数が1加算されるとともに、当たり決定手段200が、当選判定乱数を取得する。このとき同時に、停止図柄決定手段300が停止図柄の決定に係る乱数を取得する。本段階で取得された各乱数は、当該保留球と関連づけられてRAMの所定の領域に一時的に記憶される。そして、本サブルーチンを終了し、メインルーチンのR2へ進む。
【0083】
(1−4−2)図柄変動処理
図5のメインルーチンでは、次に、R2に示す図柄変動処理サブルーチンが実行される。
図柄変動処理サブルーチンでは、図7のS200に示す段階において、特別遊技実行手段120によって、現に大当たり遊技が実行されているかどうかが判断される。大当たり遊技中であれば本サブルーチンを終了し、メインルーチンのR3へ進む。一方、大当たり遊技中でなければS210に示す段階へ進む。
【0084】
S210に示す段階においては、当たり決定手段200により、保留球数が少なくとも1であるかどうかが判断される。保留球数が少なくとも1である場合には、S220に示す段階へ進む。一方、保留球数が0である場合には、本サブルーチンを終了し、メインルーチンのR3へ進む。
S220に示す段階においては、保留球数が1減算される。そして、S230に示す段階へ進む。
【0085】
S230に示す段階においては、当たり決定手段200により、現時点で最先に記憶されている当選判定乱数がRAMから読み込まれる。そして、S240に示す段階へ進む。
S240に示す段階においては、当たり決定手段200により、当選判定がなされ、当たりの場合は当たりフラグを設定、すなわち「1」とし、また、ハズレの場合は「0」とする。そして、当たりフラグ確認手段310により、当たりフラグの値が確認される。フラグが設定されていない場合、すなわちハズレの場合はS250に示す段階へ、また、フラグが設定されている場合、すなわち当たりの場合はS260に示す段階へそれぞれ進む。
【0086】
S250に示す段階においては、ハズレ図柄決定手段330により、停止図柄決定に係る乱数が参照され、停止図柄としてのハズレ図柄(リーチ図柄を含む意味での)が決定される。なお、この時点で、当該保留球に係る各乱数は消去される。そして、R4の変動パターン選択処理サブルーチンが実行される。
変動パターン選択処理サブルーチンにおいては、図8のS300に示す段階において、変動パターン乱数取得手段430が、変動パターン乱数発生手段420から変動パターン乱数を取得する。そして、S310に示す段階へ進む。
【0087】
S310に示す段階においては、取得された変動パターン乱数値が特定値であるか、すなわち、停留解除手段56の作動を伴うものに該当するかどうかを判断する。具体的には、0から5まで(前記表2参照)に該当するかどうかが、変動パターン乱数比較手段450によって判断される。該当する場合にはS320に示す段階へ進み、また、該当しない場合にはS350に示す段階へ進む。
【0088】
S320に示す段階においては、図柄確認手段410により、停止図柄がリーチ図柄であるかどうかが判断される。リーチ図柄である場合には、S330に示す段階へ、また、ハズレ図柄である場合には、S340に示す段階へそれぞれ進む。
S330に示す段階においては、変動パターン乱数比較手段450により、停止図柄がリーチ図柄で、かつ、停留解除手段56が作動する変動パターン10(表1参照)が選択され決定される。そして、本サブルーチンを終了し、図7のS290に示す段階へ進む。
【0089】
S340に示す段階においては、変動パターン乱数比較手段450により、停止図柄がハズレ図柄で、かつ、停留解除手段56が作動する変動パターン2(表1参照)が選択され決定される。そして、本サブルーチンを終了し、図7のS290に示す段階へ進む。
一方、前記S310に示す段階において変動パターン乱数値が特定値に該当しないと判断された場合には、S350に示す段階において、図柄確認手段410により、停止図柄がリーチ図柄であるかどうかが判断される。リーチ図柄である場合には、S360に示す段階へ、また、ハズレ図柄である場合には、S370に示す段階へそれぞれ進む。
【0090】
S360に示す段階においては、変動パターン乱数比較手段450により、停止図柄がリーチ図柄で、かつ、停留解除手段56が作動しない変動パターン3から9まで(表1参照)のうち、当該変動パターン乱数に該当するものが選択され決定される。そして、本サブルーチンを終了し、図7のS290に示す段階へ進む。
S370に示す段階においては、変動パターン乱数比較手段450により、停止図柄がハズレ図柄で、かつ、停留解除手段56が作動しない変動パターン1(表1参照)が選択され決定される。そして、本サブルーチンを終了し、図7のS290に示す段階へ進む。
【0091】
さて、図7のS240に示す段階において、当たりの場合には、S260に示す段階において、特別遊技実行手段120によって、特別遊技フラグ、すなわち、大当たり遊技が実行される旨のフラグが設定される。そして、S270に示す段階へ進む。
S270に示す段階においては、変動パターン乱数取得手段430により変動パターン乱数発生手段420から変動パターン乱数が取得される。そして、変動パターン乱数比較手段450により、停止図柄が当たり図柄である変動パターン11から19まで(表1参照)のうち、当該変動パターン乱数に該当するものが選択され決定される。そして、S280に示す段階へ進む。
【0092】
S280に示す段階においては、当たり図柄決定手段320により、停止図柄決定に係る乱数が参照され、停止図柄としての当たり図柄が決定される。なお、この時点で、当該保留球に係る各乱数は消去される。そして、S290に示す段階へ進む。
S290に示す段階においては、コマンド送信手段110により、決定された停止図柄及び変動パターンに係るコマンドが、画像制御装置500へ送信される。そして、R5の停留解除判定処理サブルーチンが実行される。
【0093】
停留解除判定処理サブルーチンにおいては、図9のS400に示す段階において、停留解除判定手段600の変動パターン判定手段610により、停留解除手段56の作動に係る変動パターン(すなわち、変動パターン2または10)が決定されたかどうかが判断される。停留解除手段56の作動に係る変動パターンである場合にはS410に示す段階へ進む。一方、そうでない場合には、本サブルーチンを終了するとともに、図7の図柄変動処理サブルーチンをも終了し、メインルーチンのR3へ進む。
【0094】
S410に示す段階においては、変動パターン判定手段610により、停止図柄がリーチ図柄である変動パターン(すなわち、変動パターン10)であるかどうかが判断される。変動パターン10の場合はS420に示す段階へ、また、変動パターン2の場合はS430に示す段階へ、それぞれ進む。
S420に示す段階においては、変動時間計時手段620により、変動パターン10に係る変動タイマがセットされる。具体的には、変動パターンの開始から、キャラクタが実際に停留解除手段56の作動と連動したアクションを開始するまでに要する時間(「キャラクタアクション開始時間」と称する。)及びキャラクタの上記アクション開始からその終了までに要する時間(「キャラクタアクション終了時間」と称する。)が変動タイマにセットされることとなる。すなわち、変動パターン10においては、キャラクタアクション開始時間は、画像制御装置500に変動パターンコマンドが送信されてから14秒(すなわち、左図柄停止まで5秒、右図柄仮停止まで2秒、右図柄停止まで5秒、及び、停留解除手段56の作動を期待させるアクションに2秒で合計14秒)であり、キャラクタアクション終了時間は3秒(すなわち、停留解除手段56の作動を開始させるアクションに1秒、及び停留解除手段が作動している間のアクションに2秒で合計3秒)となる(前記(1−3−3−4−2)の記載を参照)。そして、S440に示す段階へ進む。
【0095】
S430に示す段階においては、変動時間計時手段620により、変動パターン2
に係る変動タイマがセットされる。ここで、この変動タイマにキャラクタアクション開始時間及びキャラクタアクション終了時間がセットされるのは上記S420に示す段階と同様である。すなわち、変動パターン2においては、キャラクタアクション開始時間は、画像制御装置500に変動パターンコマンドが送信されてから9秒(すなわち、左図柄停止まで5秒、右図柄停止まで2秒、及び、停留解除手段56の作動を期待させるアクションに2秒で合計9秒)であり、キャラクタアクション終了時間は、上記S420に示す段階と同様に3秒となる(前記(1−3−3−4−2)の記載を参照)。そして、S440に示す段階へ進む。
【0096】
S440に示す段階においては、画像制御装置500への変動パターンコマンドの送信からキャラクタアクション開始時間(変動パターン10では14秒、変動パターン2では9秒)が経過したかどうかが、変動時間計時手段620により判断され、当該時間が経過したらS450に示す段階へ進む。
S450に示す段階においては、キャラクタアクション開始時間の経過に伴い、駆動制御手段630により解除駆動手段75が駆動されることで、停留解除手段56が作動することとなる。この作動を、図10を参照しつつ説明する。
【0097】
まず、停留解除手段56は落下口55を完全に塞いでおり、打球停留手段53には、5個の打球が停留されている。そして、画像表示装置21に、キャラクタが出現し、手に持ったハンマを振り上げるアクションが表示される(図10A)。
そして、ハンマが振り下ろされ、停留解除手段56を打ち付けるかのようなアクションが表示される(図10B)。ここで、キャラクタアクション開始時間の経過とともに、駆動制御手段630は、解除駆動手段75を作動させることで、停留解除手段56は下方へ引っ込み始める(図10C)。
【0098】
停留解除手段56が完全に引っ込むと、打球の停留が解除され、落下口55が開放する。そして、この落下口55から遊技球が下方にある特定入賞口22へ向かって落下していくこととなる(図10D)。
さて、上記のようなキャラクタのアクション中においては、S460に示す段階において、キャラクタアクション終了時間(変動パターン10及び変動パターン2いずれも3秒)が経過したかどうかが変動時間計時手段620により監視され、その時間が到来するまでは上記アクションが継続する。そして、その時間が到来すると、S470に示す段階へ進む。
【0099】
S470に示す段階においては、キャラクタアクション終了時間の経過に伴い、駆動制御手段630により、解除駆動手段75の駆動が解除される。その結果、停留解除手段56は再び元の位置まで上昇し、図10Aに示すような位置にまで復帰し、打球停留手段53により再び打球の停留が可能となる。そして、本サブルーチンを終了するとともに、図7の図柄変動処理サブルーチンをも終了し、メインルーチンのR3へ進む。
【0100】
(1−4−3)特別遊技処理
図5のR3における特別遊技処理サブルーチンでは、特別遊技実行手段120により特別遊技フラグがチェックされ、設定されていれば大当たり遊技が開始される。大当たり遊技が終了すれば特別遊技フラグを解除した上で、再びR1へ戻る。一方、特別遊技フラグが設定されていない場合には、大当たり遊技が開始されることなく、再びR1へ戻る。なお、特別遊技処理サブルーチンの詳細については、従来のものと差異はないので説明は割愛する。
【0101】
(1−5)効果
以上のように、本発明における第1の実施の形態においては、中央ユニット50と一体に停留解除手段56及び解除駆動手段75を設けているので、中央ユニット50内に設けられた画像表示装置21に表示される様々な演出画面(変動パターン)と停留解除手段56の作動とが一連的かつ密接に構成することができる。
【0102】
また、変動パターンという新たなパラメータを解除駆動手段75の作動トリガとしているので、その出現頻度を自由に調整しても、出球に大きな影響を与えるおそれがない、等の効果が得られる。
(2)第2の実施の形態
以下、本発明の第2の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施の形態において前記第1の実施の形態と共通する構成要素には同じ符号が付されているとともに、その機能に差異がない場合は以下において説明を省略している。
【0103】
本発明の第2の実施の形態においては、図11の機能ブロック図に示すように、変動パターンテーブル440の態様が前記第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、ハズレ変動パターン群442の中に、停留解除手段56の作動を伴わない通常変動パターン442aとしての変動パターン1と、停留解除手段56の作動を伴う特別変動パターン442bとしての変動パターン2とが含まれることとなっている。
【0104】
同様に、リーチ変動パターン群443の中に、通常変動パターン443aとしての変動パターン3から9までと、特別変動パターン443bとしての変動パターン10とが含まれることとなっている。
また、当たり変動パターン群444は単独の変動パターン群として、変動パターン11から10までを含むこととなっている。なお、これらの当たり変動パターン群444に属する変動パターンの中にも、停留解除手段56の作動を伴う特別変動パターンを設けることとしてもよい。
【0105】
上記以外の構成は、前記第1の実施の形態と共通している。
上記相違点に伴って、遊技処理手順においては、図柄変動処理サブルーチン(図7参照)における変動パターン選択処理サブルーチン(R4)が、図12に示すように実行されることとなっている。
すなわち、図12のS300aに示す段階において、変動パターン乱数取得手段430が、変動パターン乱数発生手段420から変動パターン乱数を取得する。そして、S320aに示す段階へ進む。
【0106】
S320aに示す段階においては、図柄確認手段410により、停止図柄がリーチ図柄であるかどうかが判断される。リーチ図柄である場合には、S330aに示す段階へ、また、ハズレ図柄である場合には、S340aに示す段階へそれぞれ進む。
S330aに示す段階においては、変動パターン乱数比較手段450により、当該変動パターン乱数に基づき、リーチ変動パターン群443の中から、該当する通常変動パターン443a又は特別変動パターン443bが選択され決定される。そして、本サブルーチンを終了し、図7のS290に示す段階へ進む。
【0107】
S340aに示す段階においては、変動パターン乱数比較手段450により、当該変動パターン乱数に基づき、ハズレ変動パターン群444の中から、該当する通常変動パターン442a又は特別変動パターン442bが選択され決定される。そして、本サブルーチンを終了し、図7のS290に示す段階へ進む。
上記変動パターン選択処理サブルーチン以外の処理は、前記第1の実施の形態と同様に実行される。
【0108】
以上のように、本発明における第2の実施の形態においては、中央ユニット50と一体に停留解除手段56及び解除駆動手段75を設けているので、中央ユニット50内に設けられた画像表示装置21に表示される様々な演出画面(変動パターン)と停留解除手段56の作動とが一連的かつ密接に構成することができる。
また、変動パターンという新たなパラメータを解除駆動手段75の作動トリガとしているので、その出現頻度を自由に調整しても、出球に大きな影響を与えるおそれがないという効果が得られる。
【0109】
(3)第3の実施形態
以下、本発明の第3の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施の形態において前記第1の実施の形態と共通する構成要素には同じ符号が付されているとともに、その機能に差異がない場合は以下において説明を省略している。
【0110】
本発明の第3の実施の形態においては、変動パターンが決定されてからそれに応じた停止図柄が決定されることとなっている。具体的には、前記第1の実施の形態における図7のフローチャートにおいて、S250からR4までの段階が、図13に示すようにR4bからR6間での段階に置換されている。それ以外の構成及び遊技処理手順は前記第1の実施の形態と同様である。したがって、相違点のみを以下に記す。
【0111】
図柄変動処理サブルーチンにおいては、図13のS240に示す段階において、当たりフラグ確認手段310により、当たりフラグが設定されていないと判断された場合、すなわちハズレの場合はR4bの変動パターン選択処理サブルーチンが実行される。
変動パターン選択処理サブルーチンでは、図14のS300bに示す段階において、変動パターン乱数取得手段430が、変動パターン乱数発生手段420から変動パターン乱数を取得する。そして、S330bに示す段階へ進む。
【0112】
S330aに示す段階においては、変動パターン乱数比較手段450により、当該変動パターン乱数に基づき、該当する変動パターンが選択され決定される。そして、本サブルーチンを終了し、図13のR6に示すハズレ図柄決定処理サブルーチンへ進む。
ハズレ図柄決定処理サブルーチンでは、停止図柄としてハズレ図柄又はリーチ図柄が決定されることとなるため、このサブルーチンが実行される場合には、必然的に変動パターン番号(表1参照)は1から10までのいずれか、ということとなっている。すなわち、図15のS500に示す段階において、停止図柄決定手段300により、変動パターン番号(表1参照)が8から10までのいずれかであるかどうかが判断される。8から10までのいずれかである場合にはS510に示す段階へ、また、そうでない場合(1から7までのいずれかである場合)には、S520に示す段階へ進む。
【0113】
S510に示す段階においては、停止図柄決定手段300により、下記の表3に示すリーチグループの中から、抽選で1の図柄の組合せが決定される。
【0114】
【表3】
Figure 0004383017
【0115】
この表3に示すリーチグループは、左図柄及び右図柄に対して1つ前又は後の図柄が中図柄となっており、長時間にわたる演出が実行されるいわゆる「スーパーリーチ」に係るリーチ図柄となっている。そして、停止図柄が決定したら、本サブルーチンは終了する。
S520に示す段階においては、停止図柄決定手段300により、変動パターン番号(表1参照)が3から7までのいずれかであるかどうかが判断される。3から7までのいずれかである場合にはS530に示す段階へ、また、そうでない場合(1又は2である場合)には、S540に示す段階へ進む。
【0116】
S530に示す段階においては、停止図柄決定手段300により、下記の表4に示すリーチグループの中から、抽選で1の図柄の組合せが決定される。
【0117】
【表4】
Figure 0004383017
【0118】
この表3に示すリーチグループは、左図柄及び右図柄とは異なる図柄が中図柄となっており、比較的短時間の演出のみが実行される(又は演出は全く実行されない)いわゆる「ノーマルリーチ」に係るリーチ図柄となっている。停止図柄が決定したら、本サブルーチンは終了する。
S540に示す段階においては、停止図柄決定手段300により、リーチ図柄にはならないハズレ図柄が抽選により決定され、そして本サブルーチンは終了する。
【0119】
本サブルーチン終了後は、図13のS290に示す段階へ戻り、この後は、図7のS290に示す段階以降と全く同様の処理が実行される。
以上のように、本発明における第3の実施の形態においては、変動パターンに基づいて停止図柄を決定しているので、間接的な形で停留解除手段56と図柄とがリンク可能となっている。
【0120】
すなわち、停留を解除するアクションを伴う特別変動パターンが選択された場合に、特定の停止図柄を決定することが可能であるため、たとえば停止図柄に基づいて遊技的な付加価値を設けておけば、前記第1又は第2の実施形態の効果に加え、停留解除手段56と遊技的な付加価値とがリンク可能という効果も奏する。
(4)第4の実施の形態
以下、本発明の第4の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施の形態において前記第1の実施の形態と共通する構成要素には同じ符号が付されているとともに、その機能に差異がない場合は以下において説明を省略している。
【0121】
上述の各実施の形態においては、停留解除手段56は、変動パターンと連動して作動することとなっているが、本実施の形態においては、停止図柄の種類が特定のもの(たとえば、「3,3,1」など)である場合に停留解除手段56が作動することとなっている。
これに伴い、図4に示す変動パターンテーブル440においては、前記第1の実施の形態のような特別変動パターン群445は用意されていないとともに、変動パターンはいずれも停留解除手段56の作動とは無関係な、従来通りのものとなっている。
【0122】
また、図4に示す停留解除判定手段600においては、変動パターン判定手段610及び変動時間計時手段620は存在せず、停留解除判定手段600が、停止図柄決定手段300により決定された停止図柄の種類を判定するとともに、停留解除手段56の作動持続時間を制御することとしている。
また、図8に示す変動パターン選択処理サブルーチンにおいては、S310からS340までに示す段階は存在せずに、S300に示す段階から直接S350に示す段階へ進むこととしている。
【0123】
さらに、図7の図柄変動処理サブルーチンにおけるR5の停留解除判定処理サブルーチンが、図16に示すように実行されることとなっている。
すなわち、図7のS290に示す段階から、図16の停留解除判定処理サブルーチンの実行へと進む。
まず、S400aに示す段階において、図柄の変動が終了したかどうかが判定される。終了した場合には、S410aに示す段階へ進み、一方、終了していない場合には、本サブルーチンを終了するとともに、図7の図柄変動処理サブルーチンをも終了し、メインルーチンのR3へ進む。
【0124】
S410aに示す段階においては、停止図柄は特定の種類のものであるかどうかが、停留解除判定手段600により判定される。そして、S420aに示す段階へ進む。
S420aに示す段階においては、停留解除判定手段600は、停留解除手段56の作動を持続させる時間をセットする。そして、S450aに示す段階へ進む。
S450aに示す時間においては、駆動制御手段630により解除駆動手段75が駆動されることで、停留解除手段56が作動することとなる。これと同時に、前記S420aでセットされた時間のカウントダウンが停留解除判定手段600により開始される。そして、S460aに示す段階へ進む。
【0125】
S460aに示す段階においては、前記S420aでセットされた時間が経過したかどうかが停留解除判定手段600により監視され、その時間が経過するまでは上記停留解除手段56の作動が持続する。そして、その時間が経過すると、S470aに示す段階へ進む。
S470aに示す段階においては、上記時間の経過に伴い、駆動制御手段630により、解除駆動手段75の駆動が解除される。その結果、停留解除手段56は再び元の位置へ復帰し、打球停留手段53により再び打球の停留が可能となる。そして、本サブルーチンを終了するとともに、図7の図柄変動処理サブルーチンをも終了し、メインルーチンのR3へ進む。
【0126】
上記停留解除判定処理サブルーチン以外の処理は、前記第1の実施の形態と同様に実行される。
以上のように、本発明における第4の実施の形態においては、停止図柄の種類に基づいて停止解除手段を作動させるので、本来の図柄ゲーム(図柄の当否を期待させる遊技)の価値を従来以上に高めるという効果が期待できる。
【0127】
(5)その他の変形例
上述の各実施の形態においては、前記停留解除手段56が、打球の停留の解除を終了し、再び打球が停留可能な状態に復帰する条件として、当該変動パターンにおけるキャラクタの作動すべき時間の経過を採用しているが、かかる条件としては、下記のような態様が他に可能である。
【0128】
▲1▼落下口55から打球が1個落下すること。
▲2▼停留の解除の開始から所定時間が経過すること。
▲3▼落下口55から打球が所定個数落下すること。
また、前記停留解除手段56は、変動パターンの途中で打球の停留を解除するとともに、当該変動パターンの終了をもって再び打球が停留可能な状態に復帰することとしてもよい。
【0129】
さらに、上述の各実施の形態においては、画像表示装置21として液晶ディスプレイを採用しているが、機械式ドラム表示機を用いることとしてもよい。この場合は、たとえば、回転するドラムの所定位置に前記のようなキャラクタを模した図柄部分を設け、これを上下に繰り返し移動させるような動作をさせることで、上述の各実施の形態と同様の作用を得ることが可能となっている。
【0130】
また、上述の各実施の形態においては、解除駆動手段75としてソレノイドを採用しているが、これ以外にも様々な態様が可能である。たとえば、モーターと歯車による機構で解除駆動手段75を構成することが可能である。
さらに、上述の各実施の形態においては、前記打球停留手段53は、画像表示装置21の下方に位置することとなっているが、これ以外にも、遊技盤20上の様々な位置にこの打球停留手段53を配置することが可能である。たとえば、変動パターンにおけるキャラクタのアクションに応じて、画像表示装置21の左右又は上方に配置することとしてもよい。
【0131】
【発明の効果】
本発明は、上記のとおり構成されているので、以下に記す効果を奏する。
すなわち、本発明によると、第1の効果として、弾球遊技機における打球停留手段について、停止図柄の表示態様に応じた制御を行うことで、打球の停留の解除について遊技性を付与することが可能となる。
【0132】
また本発明によると、第2の効果として、弾球遊技機における打球停留手段について、停止図柄の変動パターンに応じた制御を行うことで、打球の停留の解除について遊技性を付与することが可能となる。
さらに本発明によると、前記第2の効果に関連して、弾球遊技機における打球停留手段について、停止図柄の特定の変動パターンにおいて出現する演出画像に応じた制御を行うことで、打球の停留の解除についてさらなる遊技性を付与することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の盤面を正面図で示したものである。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の中央ユニットを正面図で示したものである。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機の打球停留手段及び特定始動口を、打球を停留した状態(A)及びその停留が解除された状態(B)で示したものである。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における機能をブロック図で示したものである。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理手順のうちのメインルーチンをフローチャートで示したものである。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理手順のうちの通常遊技処理サブルーチンをフローチャートで示したものである。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理手順のうちの図柄変動処理サブルーチンをフローチャートで示したものである。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理手順のうちの変動パターン選択処理サブルーチンをフローチャートで示したものである。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理手順のうちの停留解除判定処理サブルーチンをフローチャートで示したものである。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る弾球遊技機における変動パターンの例を模式的に示すものである。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る弾球遊技機における機能をブロック図で示したものである。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理手順のうちの変動パターン選択処理サブルーチンをフローチャートで示したものである。
【図13】本発明の第3の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理手順のうちの図柄変動処理サブルーチンをフローチャートで示したものである。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理手順のうちの変動パターン選択処理サブルーチンをフローチャートで示したものである。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理手順のうちのハズレ図柄決定処理サブルーチンをフローチャートで示したものである。
【図16】本発明の第4の実施の形態に係る弾球遊技機における遊技処理手順のうちの停留解除判定処理サブルーチンをフローチャートで示したものである。
【符号の説明】
10 弾球遊技機
20 遊技盤 21 画像表示装置
22 特定入賞口 23 ゲート
26 大入賞口
40 一般入賞口入賞検出装置
41 特定入賞口入賞検出装置
42 大入賞口入賞検出装置 43 特定領域通過検出装置
44 ゲート通過検出装置
50 中央ユニット 51 進入口
52 打球停留部 53 打球停留手段
54 落下防止爪 55 落下口
56 停留解除手段
70 発射制御装置 71 賞球制御装置
72 音声制御装置 73 ランプ制御装置
74 大入賞口駆動装置 75 解除駆動手段
80 賞球払出装置 81 スピーカー
82 各種ランプ
90 特別図柄保留ランプ 91 拡大装置
92 アタッカーユニット 93 一般入賞口
94 普通図柄表示装置 95 普通図柄保留ランプ
97 アウト口
100 遊技制御手段 110 コマンド送信手段
120 特別遊技実行手段 130 払出制御手段
200 当たり決定手段
300 停止図柄決定手段
310 当たりフラグ確認手段
320 当たり図柄決定手段 330 ハズレ図柄決定手段
400 変動パターン決定手段
410 図柄確認手段
420 変動パターン乱数発生手段
430 変動パターン乱数取得手段
440 変動パターンテーブル
441 通常変動パターン群
442 ハズレ変動パターン群
442a 通常変動パターン 442b 特別変動パターン
443 リーチ変動パターン群
443a 通常変動パターン 443b 特別変動パターン
444 当たり変動パターン群
445 特別変動パターン群
450 変動パターン乱数比較手段
500 画像制御装置 510 コマンド受信手段
520 コマンド判定手段 530 画像駆動手段
600 停留解除判定手段
610 変動パターン判定手段
620 変動時間計時手段 630 駆動制御手段

Claims (2)

  1. (A)打球が入賞可能な特定入賞口と、
    (B)画像を表示可能な画像表示装置と、
    (C)前記特定入賞口への入賞を契機に、前記画像表示装置において停止状態から変動状態を経て再び停止状態として表示される停止図柄を決定する停止図柄決定手段と、
    (D)前記停止図柄決定手段により決定された停止図柄の前記画像表示装置における変動状態を表す変動パターンを決定する変動パターン決定手段と、
    (E)盤面に弾球された打球を複数個停留可能であるとともに、
    (a)停留した打球が落下可能な落下口と、
    (b)前記落下口を開閉可能とすることで同落下口から打球が落下可能な状態と落下不能な状態のいずれかを取るための停留解除手段と
    を有する打球停留手段と、
    (F)前記停留解除手段を駆動させる解除駆動手段と
    (G)前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンが前記停留解除手段の作動を伴うものかどうかを判定する変動パターン判定手段と、
    (H)前記変動パターン判定手段により、当該変動パターンが前記停留解除手段の作動を伴うものであると判定された場合に、前記停留解除手段の作動を時間的に制御する変動時間経時手段と、
    (I)前記解除駆動手段を駆動させる駆動制御手段と
    を備え
    前記変動パターンには、前記停止図柄決定手段により決定される停止図柄とは別個の画像である演出画像が表示されるものがあるとともに、
    前記変動時間経時手段は、当該変動パターンの開始から、当該演出画像が前記停留解除手段の作動と連動したアクションを開始するまでに要する時間であるアクション開始時間及び当該アクション開始からその終了までに要する時間であるアクション終了時間を変動タイマにセットし、
    前記駆動制御手段は、前記アクション開始時間の経過に伴い、前記アクション終了時間の経過まで前記演出画像の前記アクションの表示と連動させて前記停留解除手段により前記落下口から打球が落下可能な状態にさせるように形成されたことを特徴とする弾球遊技機。
  2. (A)打球が入賞可能な特定入賞口と、
    (B)画像を表示可能な画像表示装置と、
    (C)前記特定入賞口への入賞を契機に、前記画像表示装置において停止状態から変動状態を経て再び停止状態として表示される停止図柄の該画像表示装置における変動状態を表す変動パターンを決定する変動パターン決定手段と、
    (D)前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンにより表示される停止図柄を決定する停止図柄決定手段と、
    (E)盤面に弾球された打球を複数個停留可能であるとともに、
    (a)停留した打球が落下可能な落下口と、
    (b)前記落下口を開閉可能とすることで同落下口から打球が落下可能な状態と落下不能な状態のいずれかを取るための停留解除手段と
    を有する打球停留手段と、
    (F)前記停留解除手段を駆動させる解除駆動手段と
    (G)前記変動パターン決定手段により決定された変動パターンが前記停留解除手段の作動を伴うものかどうかを判定する変動パターン判定手段と、
    (H)前記変動パターン判定手段により、当該変動パターンが前記停留解除手段の作動を伴うものであると判定された場合に、前記停留解除手段の作動を時間的に制御する変動時間経時手段と、
    (I)前記解除駆動手段を駆動させる駆動制御手段と
    を備え、
    前記変動パターンには、前記停止図柄決定手段により決定される停止図柄とは別個の画像である演出画像が表示されるものがあるとともに、
    前記変動時間経時手段は、当該変動パターンの開始から、当該演出画像が前記停留解除手段の作動と連動したアクションを開始するまでに要する時間であるアクション開始時間及び当該アクション開始からその終了までに要する時間であるアクション終了時間を変動タイマにセットし、
    前記駆動制御手段は、前記アクション開始時間の経過に伴い、前記アクション終了時間の経過まで前記演出画像の前記アクションの表示と連動させて前記停留解除手段により前記落下口から打球が落下可能な状態にさせるように形成されたことを特徴とする弾球遊技機。
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