JP4396723B2 - 省エネルギ運転促進装置 - Google Patents

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Description

本発明は、環境に優しい省エネルギ運転を促進する省エネルギ運転促進装置に関する。
従来から、車両のエンジン回転数を計測するエンジン回転数計測手段と、アクセル開度を計測するアクセル開度計測手段と、車速を計測する車速計測手段と、燃料流量を計測する燃料流量計測手段と、エンジン負荷を計測するエンジン負荷計測手段と、計測されたエンジン回転数、アクセル開度、車速、燃料流量及びエンジン負荷から車両の燃料消費量及び車両の加速度、減速度、走行距離を演算する制御手段とを有し、該制御手段はアクセル開度、エンジン負荷、加速度が所定値以上で、登坂とは判定していなくて、且つシフトアップを促す表示が非表示の場合にアクセルの踏み過ぎを警告する表示を表示し及び/又は同様の音声警告を発する様に構成されたことを特徴とする車両の省燃費運転評価システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−76415号公報
しかしながら、上記の特許文献1に記載の発明では、車両が登坂路を走行中である場合に、アクセルの踏み過ぎを警告する表示が出力されないので、その間、環境に優しい省エネルギ運転を促進できないという問題がある。
そこで、本発明は、運転者に加速意図があるか否かに応じて適切な態様で省エネルギ運転を促進することができる省エネルギ運転促進装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、車両状態を検出する車両状態検出手段と、
検出された車両状態に基づいて、アクセル開度又は車両の駆動パワーに関連する現状値を算出する現状値算出手段と、
検出された車両状態に基づいて、アクセル開度又は車両の駆動パワーに関連する推奨値を算出する推奨値算出手段と、
前記算出された推奨値と前記現状値との関係を通知する通知手段と、
検出された車両状態に基づいて、運転者に加速意図があるか否かを判定する加速意図判定手段とを備え
前記推奨値算出手段は、前記加速意図判定手段により運転者に加速意図があると判定された場合に、加速意図が無いと判定された場合に比べて、大きい前記推奨値を算出する省エネルギ運転促進装置であって、
検出された車両状態に基づいて、運転者の加速意図を表す所定の指標値を算出する指標値算出手段を更に備え、前記加速意図判定手段が、前記指標値算出手段により算出される指標値が所定の第1閾値を超えた場合に、運転者に加速意図があると判定する、省エネルギ運転促進装置において、
前記通知手段は、前記算出された前記現状値が前記算出された推奨値を超えた場合に点消灯状態が変化するランプからなり、
前記指標値算出手段により算出される指標値が、前記第1閾値よりも小さい第2閾値を超えた場合に、運転者に加速意図があると仮判定する仮判定手段を更に備え、
前記仮判定手段により運転者に加速意図があると仮判定された場合に、所定期間、前記ランプの点消灯状態を現状の状態で維持することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係る省エネルギ運転促進装置において、
前記仮判定手段により運転者に加速意図があると仮判定された場合であっても、前記所定期間内に、前記加速意図判定手段により運転者に加速意図があると判定され、且つ、運転者に加速意図があると判定された場合に前記推奨値算出手段により算出される前記推奨値を前記現状値が超えた場合には、前記ランプの点消灯状態が変化されることを特徴とする。
本発明によれば、運転者に加速意図があるか否かに応じて適切な態様で省エネルギ運転を促進することができる省エネルギ運転促進装置が提供される。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、参考例として実施例1による省エネルギ運転促進装置10の主要構成を示すシステム構成図である。以下では、一例として、本実施例の省エネルギ運転促進装置10がハイブリッド車用に構成された場合を説明する。
本実施例の省エネルギ運転促進装置10は、メータECU20、EHV(electric hybrid vehicle)・ECU30、VSC/ECB・ECU40、及び、HEG・ECU50を備える。
各ECU20、30、40及び50は、マイクロコンピュータによって構成されており、例えば、CPU、制御プログラムを格納するROM、演算結果等を格納する読書き可能なRAM、タイマ、カウンタ、入力インターフェイス、及び、出力インターフェイス等を有する。また、各ECU20、30、40及び50は、CAN(controller area network)等の適切な通信線を介して互いに接続されている。
メータECU20には、メータ内に設定される後述の表示部25が接続される。表示部25の表示状態は、メータECU20により制御される。
メータECU20には、図1に模式的に示すように、各ECU30、40及び50から、車両状態を表す各種信号(以下、「車両状態信号」ともいう)が入力される。メータECU20には、その他、イグニッションスイッチの状態を表す信号が入力される(IG端子入力)。
車両状態信号は、EHV・ECU30から供給される“ready”信号、アクセル開度を表す信号、及び、シフトポジション信号(D,B信号)を含む。“ready”信号は、車両の駆動源を構成するモータジェネレータ(図示せず)が作動可能な状態(準備完了状態)に移行した際に生成・出力される。アクセル開度は、アクセルペダルの踏み込みストローク量としてアクセル開度センサ(図示せず)により検出されてよいし、スロットル開度センサ(図示せず)により検出されてもよい。シフトポジション信号は、シフトポジションセンサ(図示せず)により検出されてよい。D,B信号は、シフト位置がDレンジ及びBレンジにあることをそれぞれ示す信号である。尚、Bレンジは、燃費特性と運転性能を最大限に発揮できるような変速制御が行われる通常的なDレンジ(ドライブレンジ)に対して、変速領域がより減速側に設定されたレンジをいう。Bレンジにおいてアクセルオフの状態ではモータジェネレータによる回生制動力が得られる。
車両状態信号は、また、VSC/ECB・ECU40から供給される車速を表す信号、及び、HEG・ECU50からエンジン回転数を表す信号(Ne)を含む。尚、車速は、車輪速センサ(図示せず)により検出されてよい。
メータECU20には、EHV・ECU30から現状のパワー[kW]を表す信号(以下、「現状パワー信号」という)を含む。現状パワー信号は、図1に示すように、CAN以外の通信線を介してメータECU20に供給されてもよい。現状のパワーは、車両の駆動源のパワー(本例の場合には、エンジンのパワーの現状値とモータジェネレータのパワーの現状値との合算値)の現状値であり、車輪の駆動パワーの現状値に相当する。尚、パワーの現状値は、EHV・ECU30により算出される。エンジンのパワーの現状値は、エンジン回転数の現状値とトルクの現状値の積に基づいて算出されてよい。トルクは、エンジンの吸入空気量の現状値とエンジン回転数の現状値との関係に基づいて算出されてよい。モータジェネレータのパワーの現状値は、例えば、バッテリの電流の現状値と電圧の現状値の積に基づいて算出されてよい。尚、現状のパワーは、今回値と前回値に基づいてフィルタを介して導出されてもよい。また、現状パワー信号は、EHV・ECU30で生成される制御目標値(目標パワー)の現状値を表す信号であってもよい。
図2は、本実施例の省エネルギ運転促進装置10において実現される主要処理のシーケンスを示す図である。
図2に示すように、運転者によるアクセル操作が実行されると、各ECU30、40及び50から、メータECU20に、上述の車両状態信号及び現状パワー信号が随時(所定周期毎)入力される。メータECU20は、随時入力される車両状態信号及び現状パワー信号に基づいて、走行モード判定処理、エコゾーン上限閾値算出処理、及び、エコゾーン表示処理を実行する。以下、これらの処理について順に詳説する。
[走行モード判定処理]
図3は、走行モード判定処理における遷移判定条件を示す図(状態遷移図)である。
図3に示すように、走行モードは、通常走行モードと、加速/登坂走行モードとからなり、これらの2つのモード間でモードが切り替わる。イグニッションスイッチがオンにされた時は、通常走行モードから開始される。通常走行モードから加速/登坂走行モードへの遷移条件1は、運転者に加速意図がある場合に成立するものであり、例えば以下の条件(1)と、条件(2)又は条件(3)が成立した場合であってよい。
(1)シフトポジションがDレンジ又はBレンジにあること。
(2)ACC_fil(k)>ACC_std、且つ、ACC_fil(k)≧ACC_fil(k−1)+α1×更新周期Taが満たされること。
(3)ACC_fil(k)>ACC_std、且つ、VEL_fil(k)≦VEL_fil(k−1)+α2×更新周期Tvが満たされること。
ここで、(k)は、今回値を表し、(k−1)は前回値を表す。ACC_filは、フィルタ後の最新アクセル開度[%]を表し、フィルタの一時遅れ時定数は100[ms]であってよい。更新周期Taは、例えば60[ms]であってよい。VEL_filは、フィルタ後の最新車速[km/h]を表し、フィルタの一時遅れ時定数は100[ms]であってよい。更新周期Tvは、例えば60[ms]であってよい。α1及びα2は、適当な定数(例えば、それぞれ0,1)である。
また、ACC_stdは、アクセル開度標準値[%]を表す。アクセル開度標準値ACC_stdは、車速に応じて、当該車速における標準的なアクセル開度(当該車速が維持され、加速が制限されるようなアクセル開度)として予め決定される。アクセル開度標準値ACC_stdと車速との関係は、例えば図4に示すマップ形式で所定のメモリ21に保持されてもよい。尚、図4に示す例では、離散的な車速毎(主に10km/h刻みの車速)にアクセル開度標準値ACC_std(A1〜A20)が定義されている。図4において、A1〜A20は、例えば20[%]〜30[%]の範囲内の値であり、A*の“*”の値が大きくなるほど大きな値とされる。但し、例えばA1〜A8が同一の値であるといったように、A1〜A20は必ずしも全て異なる値である必要は無い。尚、現状の車速が、図4に示す車速に正確に一致しない場合には、補間によりアクセル開度標準値ACC_stdを算出してよい。例えば、通常走行モード中で、現状の車速が58km/hである場合、車速50km/hに対応するアクセル開度標準値ACC_stdA7と、車速60km/hに対応するアクセル開度標準値ACC_stdA8とを用いて、以下のような算出式により、車速50km/hに対応するアクセル開度標準値A’を算出してもよい。
A’=A7+(A8−A7)×(60−50)÷(58−50)
加速/登坂走行モードから通常走行モードへの遷移条件2は、運転者に加速意図が無い場合に成立するものであり、例えば以下の条件(4)と、条件(5)が成立した場合であってよい。
(4)ACC_fil(k)≦ACC_stdが満たされること。
(5)VEL_fil(k)≦α3が満たされること。
ここで、α3適当な定数(例えば、2)である。
尚、上述の通常走行モードから加速/登坂走行モードへの遷移条件1は、車両が登坂路を走行する際や、車両が前方車両を追い越し走行する際にも、満たされるように設定されているが、より積極的に、車両が登坂路を走行しているか否か、及び、車両が前方車両を追い越し走行しているか否かを判定してもよい。この場合、車両が登坂路走行中であると判定した場合や、車両が追い越し走行中であると判定した場合には、運転者に加速意図があると判断して、通常走行モードから加速/登坂走行モードへの遷移が実現される。車両が登坂路を走行しているか否かは、例えば傾斜センサ(加速度センサ)や、ナビゲーション装置の地図データ(道路勾配データ)と自車位置情報とに基づいて判定されてもよい。或いは、車両が登坂路を走行しているか否かは、バックカメラによる車両後方道路の撮像画像の道路区画線認識処理結果に基づいて、車両が太い点線ペイント(登坂車線を画成する車線)を跨いだか否かを判定することにより判定されてもよい。また、車両が前方車両を追い越し走行しているか否かは、車載カメラの画像認識結果(道路区画線の画像認識結果)や、ナビゲーション装置の地図データ(車線情報)と自車位置情報とに基づいて判定されてもよい。或いは、車速が減少していない状況で追い越し車線側への車線変更を知らせる方向指示器の出力がなされた場合、車両が追い越し走行中であると判定してもよい。
また、通常走行モードから加速/登坂走行モードへの遷移は、上述の通常走行モードから加速/登坂走行モードへの遷移条件1が満たされた時点で直ちに実現されてもよいが、好ましくは、遷移条件1が一定時間継続して満たされた場合に、実現される。同様に、加速/登坂走行モードから通常走行モードへの遷移は、上述の加速/登坂走行モードから通常走行モードへの遷移条件2が満たされた時点で直ちに実現されてもよいが、好ましくは、遷移条件2が一定時間継続して満たされた場合に実現される。
[エコゾーン上限閾値算出処理]
エコゾーン上限閾値は、環境に優しい省エネルギ運転を実現できるパワーの許容最大値[kW]を表す。上述の走行モード判定処理により判定された走行モードの相違に応じて、異なる態様で決定される。即ち、エコゾーン上限閾値は、走行モードの如何に係らず車速に応じて決定されるが、車速が同一である条件下において、加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値は、通常走行モードのエコゾーン上限閾値よりも大きな値に設定される。エコゾーン上限閾値と車速との関係は、例えば以下の図5(A)及び図5(B)に示すマップ形式で所定のメモリ21(図1参照)に保持される。
図5(A)は、通常走行モード中のエコゾーン上限閾値[kW]と車速との関係を表すマップの一例を示し、図5(B)は、加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値[kW]と車速との関係を表すマップの一例を示す。
車速が低速域及び中速域にある場合の通常走行モード中のエコゾーン上限閾値(例えばB1〜B13)は、パワートレイン効率が悪化させないようなパワーに対応するように(パワートレイン効率を悪化させない許容上限パワーを下回るように)決定される。この場合、許容上限パワーは、エンジン、モータジェネレータ、トランスミッション及びバッテリのようなパワートレイン要素の特性に依存するので、かかる特性を考慮して予め試験又は計算により導出された値が用いられてよい。また、仕向け地毎に統計的に予め車両の走行流れが把握可能である場合には、低速域及び中速域に係る通常走行モード中のエコゾーン上限閾値は、車両の走行流れをも考慮して決定されてもよい。これは、パワートレイン効率を悪化させないようなパワーであっても、周辺の車両の走行流れによっては不必要に大きいパワーである場合があるからである。従って、例えば、比較的車両密度が高く渋滞が頻発するような仕向け地の車両に関しては、許容上限パワーよりも小さいパワーがエコゾーン上限閾値として決定されてもよい。一方、比較的車両密度が低く渋滞が発生し難い仕向け地の車両に関しては、許容上限パワーがそのままエコゾーン上限閾値として決定されてもよい。或いは、尚、図5(A)に示すようなマップは、例えば市街地走行時や高速道路走行時、渋滞区間走行など各種走行環境毎に用意され、走行環境毎にマップを切り替えるようにしてもよい。
他方、車速が高速域にある場合の通常走行モード中のエコゾーン上限閾値(例えばB14〜B20)は、加速が抑制されるようなパワーに対応するように決定される。尚、通常走行モード中のエコゾーン上限閾値B1〜B20は、例えば2[kW]〜50[kW]の範囲内の値であり、B*の“*”の値が大きくなるほど大きな値とされる。但し、例えばB14〜B20が同一の値であるといったように、B1〜B20は必ずしも全て異なる値である必要は無い。
車速が低速域及び中速域にある場合の加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値(例えばC1〜C13)は、現状の車速が維持され且つ+1%の勾配(登り勾配)を登坂できるようなパワーに対応するように決定される。従って、車速が低速域及び中速域にある場合の加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値(例えばC1〜C13)は、対応する車速に関して、通常走行モード中のエコゾーン上限閾値(例えばB1〜B13)よりも大きな値となる。例えば、車速が30km/hである場合の加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値C5は、車速が30km/hである場合の通常走行モード中のエコゾーン上限閾値B5よりも大きな値となる。他方、車速が高速域にある場合の加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値(例えばC14〜C20)は、加速が抑制されるようなパワーに対応するように決定される。従って、車速が高速域にある場合の加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値(例えばC14〜C20)は、対応する車速に関して、通常走行モード中のエコゾーン上限閾値(例えばB1〜B13)と同一の値であってもよい。尚、加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値C1〜C20は、例えば15[kW]〜50[kW]の範囲内の値であり、C*の“*”の値が大きくなるほど大きな値とされる。但し、例えばC14〜C20が同一の値であるといったように、C1〜C20は必ずしも全て異なる値である必要は無い。
図5(A)及び図5(B)に示す例では、メータECU20は、通常走行モード中は、メモリ21内に記憶された図5(A)に示すマップを用いて、現状の車速に応じたエコゾーン上限閾値を算出し、加速/登坂走行モード中は、メモリ21内に記憶された図5(B)に示すマップを用いて、現状の車速に応じたエコゾーン上限閾値を算出する。また、現状の車速が、図5(A)及び図5(B)に示す車速に正確に一致しない場合には、直線補間によりエコゾーン上限閾値を算出してよい。例えば、通常走行モード中で、現状の車速が58km/hである場合、車速50km/hに対応するエコゾーン上限閾値B7と、車速60km/hに対応するエコゾーン上限閾値B8とを用いて、以下のような算出式により、車速50km/hに対応するエコゾーン上限閾値B’を算出してもよい。
B’=B7+(B8−B7)×(60−50)÷(58−50)
また、メータECU20は、現状の車速の今回値が前回値に対して大きく変化していない場合には、エコゾーン上限閾値の前回値を維持することしてもよい。これにより、車速センサのノイズの影響を除去して適切なエコゾーン上限閾値を算出することができる。
また、メータECU20は、例えば車載カメラやレーダー等の車載センサや、路車間通信(センタとの通信を含む)や車車間通信等により、車両周辺環境に関する情報がリアルタイムに取得可能である場合、車両周辺環境に応じて、通常走行モード中のエコゾーン上限閾値を補正してもよい。例えば、現状の車速が30km/hである場合であって、前方を走行する他車両(車群を含む)との関係で、現状の車速が維持されると仮定した場合にブレーキ操作が短時間内に必要となると予測される場合には、車速20km/hに対応するエコゾーン上限閾値B4を、最終的なエコゾーン上限閾値として採用することとしてもよい。逆に、現状の車速が30km/hである場合であって、車両周辺(又は車両前方)の車両流れが40km/hである場合には、車速40km/hに対応するエコゾーン上限閾値B4を、最終的なエコゾーン上限閾値として採用することとしてもよい。或いは、この場合、所定時間内に車速40km/hを実現するのに必要な加速度Gを算出し、当該算出した加速度Gを実現できるパワーP”を、車速30km/hに対応するエコゾーン上限閾値B6に上乗せして、最終的なエコゾーン上限閾値(=B6+P”)を算出してもよい。パワーP”は、例えば、m×G×Vにより算出されてもよい。但し、mは車両質量、Vは現状の車速である。
また、メータECU20は、例えば傾斜センサ(加速度センサ)や、ナビゲーション装置の地図データ(道路勾配データ)と自車位置情報とに基づいて、現在走行中の道路の勾配を算出可能である場合、道路勾配に応じて、加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値を補正してもよい。例えば、現状の車速が30km/hである場合であって、現在走行中の道路の勾配が+3%である場合、+2%の勾配増加分に相当するパワーP’を算出し、当該パワーP’を、車速30km/hに対応するエコゾーン上限閾値C6に上乗せして、最終的なエコゾーン上限閾値(=C6+P’)を算出してもよい。2%の増加分に相当するパワーP’は、例えば、m×g×sinθ×Vにより算出されてもよい。但し、mは車両質量、gは重力加速度、θは+2%の勾配に相当する角度、Vは現状の車速である。
また、メータECU20は、道路勾配が下り勾配である場合には、道路勾配に応じて、通常走行モード中のエコゾーン上限閾値及び加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値を補正してもよい。現状の車速が30km/hである場合であって、現在走行中の道路の勾配が−2%である場合、−2%の勾配減少分に相当するパワーを算出し、当該パワーを、車速30km/hに対応するエコゾーン上限閾値B6又はC6から差し引いて、最終的なエコゾーン上限閾値を算出してもよい。
また、メータECU20は、通常走行モードと加速/登坂走行モード間の遷移時に、エコゾーン上限閾値を徐々に変化させることとしてもよい。これにより、通常走行モードと加速/登坂走行モード間の遷移時に、後述の5つのLED22a乃至22eが1つずつ点灯/消灯することになり(即ち、2つ以上のLEDが同時に点灯したり消灯したりするのが防止されるので)、点消滅制御の見栄えが向上する、この場合、例えば、通常走行モードから加速/登坂走行モードへの遷移時に、エコゾーン上限閾値が所定速度γ1[kW/s]で変化するように徐変させ、加速/登坂走行モードから通常走行モードへの遷移時に、エコゾーン上限閾値が所定速度γ2[kW/s]で変化するように徐変させてもよい。この場合、γ1>γ2として、通常走行モードから加速/登坂走行モードへの遷移時の方が、加速/登坂走行モードから通常走行モードへの遷移時よりも高速に徐変するようにしてもよい。
[エコゾーン表示処理]
図6は、エコゾーン表示方法の一例を示す図であり、メータ内の表示部25を概略的に示す図である。メータ内の表示部25は、エコゾーンを表示するための5つのLED22a乃至22eからなるインジケータ22と、現状パワーを指し示す指針24とからなる。尚、指針24の指し位置(本例では指針24の角度)は、上述の如くEHV・ECU30から随時供給される現状パワー信号に基づいて決定される。また、エコゾーンとは、エコノミカルゾーンの略であり、環境に優しい省エネルギ運転が実現されていることを示すゾーンである。
図6に示す例では、5つのLED22a乃至22eは、0〜50[kW]の範囲のうち10[kW]刻みに設けられる。即ち、LED22aは、0〜10[kW]の範囲に割り当てられ、LED22bは、10〜20[kW]の範囲に割り当てられるといった具合である。LED22aのみが点灯している状態は、エコゾーンが0〜10[kW]の範囲であることを意味し、LED22a及び22bのみが点灯している状態は、エコゾーンが10〜20[kW]の範囲であることを意味し、以下同様である。
メータECU20は、上述の如く算出したエコゾーン上限閾値に基づいて、5つのLED22a乃至22eの点灯状態を制御する。メータECU20は、エコゾーン上限閾値>0[kW]の場合に、LED22aを点灯させ、エコゾーン上限閾値+0.5[kW]<0[kW]の場合に、LED22aを消灯させる。また、メータECU20は、エコゾーン上限閾値>11[kW]の場合に、LED22bを点灯させ、エコゾーン上限閾値+0.5[kW]<11[kW]の場合に、LED22bを消灯させる。また、メータECU20は、エコゾーン上限閾値>21[kW]の場合に、LED22cを点灯させ、エコゾーン上限閾値+0.5[kW]<21[kW]の場合に、LED22cを消灯させる。また、メータECU20は、エコゾーン上限閾値>31[kW]の場合に、LED22dを点灯させ、エコゾーン上限閾値+0.5[kW]<31[kW]の場合に、LED22dを消灯させる。また、メータECU20は、エコゾーン上限閾値>41[kW]の場合に、LED22eを点灯させ、エコゾーン上限閾値+0.5[kW]<41[kW]の場合に、LED22eを消灯させる。
図6に示す例では、LED22a、22b及び22cのみが点灯状態にあり、この点灯状態を見た運転者は、0〜30[kW]の範囲がエコゾーンであることを容易に把握することができる。また、図6に示す例では、指針24が約30[kW]を指しており、これを見た運転者は、現状パワーが約30[kW]であり、エコゾーンの上限値であることを、容易に把握することができる。これにより、運転者は、現状のアクセルの踏み込み量を低減することで(あるいは、少なくとも維持することで)、エコゾーンを維持できる運転を心がけることができる。このようにして、エコ運転(省エネルギ運転)が効果的に促進される。
尚、エコゾーン表示方法は、図6に示すような複数のLED22a乃至22eの点灯状態を変化させる方法に限られない。その他の好ましいエコゾーン表示方法としては、LEDの数を変更する方法の他、例えば唯一のランプ(エコランプ)の点灯状態を、現状パワーがエコゾーン上限閾値を超えたか否かに応じてオン/オフで切り替える方法や、唯一のランプ(エコランプ)の点灯色を、現状パワーがエコゾーン上限閾値を超えたか否かに応じて変化させる方法が想定可能である。
以上説明した本実施例の省エネルギ運転促進装置10によれば、とりわけ、以下のような優れた効果が奏される。
上述の如く、通常走行モードと、加速/登坂走行モードとで、エコゾーン上限閾値の算出方法を可変することで、現状の走行モードに応じた適切なエコゾーンを表示することができる。これにより、加速走行が行われる走行シーンにおいて、加速が許容される適切なエコゾーンを表示することができる。
以下では、一例として、本実施例の省エネルギ運転促進装置がハイブリッド車用に構成された場合を説明する。エネルギ運転促進装置は、上述の実施例1と同様、各ECU20,30,40,50を備える。実施例2における各ECU20,30,40,50の接続関係自体は、上述の実施例1と同様であってよく、メータECU20の機能(ソフトウェア)が主に異なる。以下では、各構成要素については上述の実施例1と同一の参照符号を付して、実施例2に特有の機能について説明していく。
本実施例2では、表示部25は、唯一のランプ(以下、「エコランプ25」という)からなり、例えばメータ内に配置される。エコランプ25の点灯/消灯状態の切替は、メータECU20により制御される。ここでは、エコランプ25が点灯状態にあるときは、エコ運転(省エネルギ運転)が実現されていることを意味し、エコランプ25が消灯状態にあるときは、エコ運転が実現されていないことを意味するものとする。
図7は、本発明の実施例2による省エネルギ運転促進装置101のメータECU20により実現される主要処理を示すフローチャートである。図7に示す処理ルーチンは、例えばイグニッションスイッチがオンにされてからオフにされるまでの間、所定周期毎に繰り返し実行される。また、メータECU20には、所定周期毎に最新の車両状態信号及び現状パワー信号が入力されるものとする。
ステップ100では、メータECU20は、入力された車両状態信号に基づいて、今回周期のアクセル開度Taを算出し、アクセル開度Taが所定値Xより小さいか否かを判定する。所定値Xは、加速意図が無いと判断できる十分小さいアクセル開度に対応する。尚、アクセル開度Taは、アクセル開度センサからの出力値自体であってもよいが、好ましくは、上述の実施例1におけるフィルタ後のACC_filである。アクセル開度Taが所定値Xより小さい場合には、ステップ124に進み、それ以外の場合には、ステップ101に進む。
ステップ101では、メータECU20は、入力された車両状態信号に基づいて、アクセル開度Taの変化率ΔTa[%/sec]を算出し、ステップ102に進む。アクセル開度変化率ΔTaは、アクセル開度の今回値Ta(k)と前回値Ta(k−1)とアクセル開度のサンプリング周期Δtを用いて、例えば以下のようにして算出されてよい。
ΔTa={Ta(k)―Ta(k−1)}÷Δt
ステップ102では、メータECU20は、上記ステップ101で算出したアクセル開度変化率ΔTaが所定値nより大きいか否かを判定する。所定値nは、運転者に加速意図がありうると判断できるようなアクセル開度変化率に対応する。例えば、所定値nは、運転者がアクセルペダルをゆっくりと(じわっと)踏み増ししていくアクセルワークの初期段階を検出できるような値に決定される。アクセル開度変化率ΔTaが所定値nより大きい場合には、ステップ108に進み、それ以外の場合には、ステップ104に進む。
ステップ104では、メータECU20は、加速仮判定フラグをオフにして、ステップ106に進む。
ステップ106では、メータECU20は、点消灯モードを変更せずに、ステップ128に進む。ここで、点消灯モードは、Aモード、Bモード及びCモードの3種類のモードからなる。点消灯モードの初期値はAモードとされる。各モードでは、異なる態様で点消灯制御が実行されるが、これについては後のステップ128に関連して後述する。
ステップ108では、メータECU20は、加速仮判定フラグの状態を判定する。加速仮判定フラグがオンである場合には、ステップ114に進み、加速仮判定フラグがオフである場合には、ステップ110に進む。
ステップ110では、メータECU20は、加速仮判定フラグをオンにして、ステップ112に進む。
ステップ112では、メータECU20は、ディレータイマー(又はカウンタ)を初期化して、ステップ114に進む。これにより、ディレータイマーは、ゼロから計時(カウント)を開始し始める。
ステップ114では、メータECU20は、点消灯モードがモードBであるか否かを判定する。点消灯モードがモードBである場合には、ステップ122に進み、点消灯モードがモードB以外の場合には、ステップ116に進む。
ステップ116では、メータECU20は、上記のステップ101で算出したアクセル開度変化率ΔTaが所定値mより大きいか否かを判定する。ここで、所定値mは、上記のステップ102の判定で用いられる上述の所定値nよりも大きい(即ち、m>nである)。所定値mは、運転者に加速意図があると確実に判断できるようなアクセル開度変化率に対応する。
アクセル開度変化率ΔTaが所定値mより大きい場合には、加速判定がなされ(加速判定フラグがオンとなり)、ステップ122に進み、それ以外の場合には、ステップ118に進む。
ステップ118では、メータECU20は、ディレータイマーの値が所定値Tdより小さいか否かを判定する。所定値Tdは、試験や計算により適合される値である。所定値Tdは、運転者がアクセルペダルをゆっくりと(じわっと)踏み増しした場合における加速仮判定フラグがオンになってから加速判定フラグがオンになるまでの時間よりも長くなるような値に決定され、例えば、運転者がアクセルペダルをゆっくりと踏み増しした場合のアクセル開度の時系列データ(試験データ)に基づいて適合されてよい。ディレータイマーの値が所定値Td[sec]より小さい場合には、ステップ120に進み、それ以外の場合には、ステップ126に進む。
ステップ120では、メータECU20は、点消灯モードをCモードにセットして、ステップ128に進む。
ステップ122では、メータECU20は、点消灯モードをBモードにセットして、ステップ128に進む。
ステップ124では、メータECU20は、加速仮判定フラグをオフにして、ステップ126に進む。
ステップ126では、メータECU20は、点消灯モードをCモードにセットして、ステップ128に進む。
ステップ128では、メータECU20は、現在の点消灯モードに応じたエコランプ25の点消灯制御を実行し、次回周期のステップ100に戻る。
以下、上記のステップ128における点消灯モードに応じた点消灯制御について詳説する。
図8は、通常時マップと加速判定時マップの一例を示す図である。通常時マップと加速判定時マップは、メモリ21に記憶されることになる。図8には、横軸に車速をとり、縦軸にアクセル開度Taをとったときの閾値曲線が2つ示されている。第1閾値曲線(実線)は、通常時マップを構成する閾値曲線であり、第2閾値曲線(点線)は、加速判定時マップを構成する閾値曲線である。各閾値曲線により区分けされる上側の領域が消灯領域であり、各閾値曲線により区分けされる下側の領域が点灯領域である。メータECU20は、アクセル開度Taと車速の検出値のプロット点が、点灯領域に属する場合には、エコランプ25を点灯させ、アクセル開度Taと車速の検出値のプロット点が、消灯領域に属する場合には、エコランプ25を消灯させる。
メータECU20は、現在の点消灯モードがAモードであるとき、通常時マップ(第1閾値曲線)を用いて、エコランプ25の点消灯制御を実行する。また、メータECU20は、現在の点消灯モードがBモードであるとき、加速判定時マップ(第2閾値曲線)を用いて、エコランプ25の点消灯制御を実行する。ここで、図8に示すように、第2閾値曲線は、第1閾値曲線よりも同一車速に対応するアクセル開度Taが大きくなっている。即ち、加速判定時マップを用いる場合、通常時マップを用いる場合よりも、同一車速で、より大きなアクセル開度Taが閾値として採用されることになる。従って、現在の点消灯モードがBモードであるときには、現在の点消灯モードがAモードであるときに比べて、同じ車速でも、より大きなアクセル開度Taが検出されるまで、エコランプ25の点灯状態が維持されることになる。即ち、加速走行が行われる走行シーンにおいては、加速が許容される閾値が推奨アクセル開度として採用されることになる。
メータECU20は、現在の点消灯モードがCモードであるとき、車速及びアクセル開度Taの如何に係らず、現在のエコランプ25の点消灯状態を維持する。従って、エコランプ25が点灯中である場合、例え車速及びアクセル開度Taのプロット点が消灯領域に属する場合でも、エコランプ25の点灯状態を維持する。
ここで、図9及び図10を参照して、Cモードの技術的な意義について説明する。
図9は、本実施例に対する比較例によるエコランプ25の点消灯制御の一例を示し、上述のCモードが存在しない場合(AモードとBモードのみが存在する場合)のエコランプ25の点消灯制御の一例を示す図である。図9には、アクセル開度Taの時系列の一例が上段に示され、当該アクセル開度Taの時系列に対して実現されるエコランプ25の点消灯状態が下段に示されている。図9に示すアクセル開度Taの時系列では、時刻t2付近まで運転者がアクセルペダルをゆっくりと踏み増ししており、更に時刻t2以降で運転者がアクセルペダルを急速に踏み増ししている。
尚、比較例では、アクセル開度変化率ΔTaが所定値mを超えていない場合には、通常時マップが用いられ、アクセル開度変化率ΔTaが所定値mを超えた場合には、加速判定がなされて加速判定時マップが用いられる。
図9に示す比較例では、時刻t1にて、アクセル開度Taが通常時マップによる閾値を超え、それに伴い、エコランプ25が点灯状態から消灯状態に遷移している。また、時刻t2にて、アクセル開度変化率ΔTaが所定値mを超え、加速判定がなされている。これに伴い、使用するマップが通常時マップから加速判定時マップに切り替わる(モードAからモードBに移行する)。上述の如く加速判定時マップの閾値は同一車速で通常時マップの閾値よりも大きいので、使用するマップが通常時マップから加速判定時マップに切り替わると、閾値が急峻に大きくなる。このため、使用するマップが通常時マップから加速判定時マップに切り替わると、通常時マップであれば上回るはずのアクセル開度Taが加速判定時マップの閾値を下回る可能性が生ずる。図9に示す比較例では、時刻t2にて、アクセル開度Taが加速判定時マップの閾値を下回り、それに伴い、エコランプ25が消灯状態から点灯状態に遷移している。その後、時刻t3にて、アクセル開度Taが加速判定時マップの閾値を超え、それに伴い、エコランプ25が点灯状態から消灯状態に遷移している。
図10は、本実施例によるエコランプ25の点消灯制御の一例を示す。図10には、アクセル開度変化率ΔTaの時系列の一例が上段に示され、アクセル開度Taの時系列の一例が中段に示され、当該アクセル開度Taの時系列に対して実現されるエコランプ25の点消灯状態が下段に示されている。アクセル開度Taの時系列は、図9に示す時系列と同じである。
図10に示す本実施例では、時刻t0にて、アクセル開度変化率ΔTaが所定値nを超え、加速仮判定フラグがオンとなる(モードAからモードCに移行する)。それに伴い、ディレータイマーが初期化され、その後、所定期間Td[sec]、一定条件の下、Cモードが維持される。従って、図10に示す例でも、時刻t1にて、アクセル開度Taが通常時マップによる閾値を超えるが、現在のモードがCモードであるが故に、エコランプ25の点消灯状態が点灯状態から消灯状態に遷移しない。また、時刻t2にて、アクセル開度変化率ΔTaが所定値mを超え、加速判定がなされている。これに伴い、使用するマップが通常時マップから加速判定時マップに切り替わる(モードCからモードBに移行する)。このとき、アクセル開度Taが加速判定時マップの閾値よりも小さいので、エコランプ25の点灯状態は依然として維持される。その後、時刻t3にて、アクセル開度Taが加速判定時マップの閾値を超え、それに伴い、エコランプ25が点灯状態から消灯状態に遷移している。
ところで、図9に示す比較例では、図9の下段に示すように、運転者がアクセルペダルをゆっくりと(じわっと)踏み増しした際に、時刻t1にてエコランプ25が一旦消灯し、その後直ぐに時刻t2にてエコランプ25が点灯することになる。かかるエコランプ25の点滅は、運転者への違和感が大きく、エコランプ25の点滅状態の意味が解り難くなる虞がある。
これに対して、本実施例によれば、運転者の加速意図がありうると判定された場合に(加速仮判定フラグがオンとなった場合に)、所定期間Td[sec]、モードAの移行条件が成立するか若しくはアクセル開度変化率ΔTaが所定値mを超える場合を除いて、エコランプ25の点消灯状態が変化しない。従って、図10の下段に示すように、運転者がアクセルペダルをゆっくりと(じわっと)踏み増しした場合でも、エコランプ25の点滅は生じない。即ち、アクセル開度変化率ΔTaが所定値mを超えない限り、エコランプ25の点灯状態が維持される。これにより、本実施例によれば、アクセルペダルのゆっくりとした踏み増しによるエコランプ25の点滅(ハンチング)を防止して、運転者に違和感を与えない(判り易い)エコランプ25の点消灯制御を実現することができる。
以上説明した実施例2においては、添付の特許請求の範囲における「車両状態検出手段」は、各ECU30、40及び50(及びそれぞれに接続される各種センサ)により実現され、同特許請求の範囲における「現状値算出手段」は、メータECU20がアクセル開度Taを算出(取得)することで実現され、同特許請求の範囲における「推奨値算出手段」は、メータECU20が上述の車速に応じた閾値を算出することにより実現され、同特許請求の範囲における「加速意図判定手段」は、メータECU20が図7のステップ116の処理を実行することにより実現され、同特許請求の範囲における「通知手段」は、エコランプ25により実現されている。また、同特許請求の範囲における「指標値算出手段」は、メータECU20が図7のステップ101の処理を実行することにより実現され、同特許請求の範囲における「仮判定手段」は、メータECU20が図7のステップ102及び110の処理を実行することにより実現されている。但し、現状値算出手段、推奨値算出手段や加速意図判定手段等は、他のECUにより実現されてもよいし、2以上のECUにより協動して実現されてもよい。また、車両状態検出手段の一要素は、本実施例におけるアクセル開度センサのように、現状値算出手段と同一の電子部品(ECUやセンサ)で実現されてもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述した実施例1では、推奨値として、パワーに関連する推奨値(エコゾーン上限閾値)を算出しているが、アクセル開度に関連する推奨値を用いてもよい。逆に、上述した実施例2では、アクセル開度を推奨値として算出しているが、パワーに関連する推奨値を用いてもよい。
また、上述した実施例2では、単一のパラメータ(アクセル開度変化率ΔTa)を用いて、加速判定及び加速仮判定を行っているが、上述の実施例1で用いられる2以上のパラメータを用いて、加速判定及び加速仮判定を行ってもよい。
参考例として実施例1による省エネルギ運転促進装置の主要構成を示すシステム構成図である。 本実施例の省エネルギ運転促進装置10において実現される主要処理のシーケンスを示す図である。 走行モード判定処理における遷移判定条件を示す図(状態遷移図)である。 アクセル開度標準値ACC_stdと車速との関係を規定するマップの一例を示す図である。 通常走行モード中のエコゾーン上限閾値[kW]と車速との関係を表す表図である。 加速/登坂走行モード中のエコゾーン上限閾値[kW]と車速との関係を表す表図である。 エコゾーン表示方法の一例を示す図である。 本発明の実施例2による省エネルギ運転促進装置101のメータECU20により実現される主要処理を示すフローチャートである。 通常時マップと加速判定時マップの一例を示す図である。 本実施例に対する比較例によるエコランプ25の点消灯制御の一例を示す図である。 本実施例によるエコランプ25の点消灯制御の一例を示す図である。
符号の説明
10 省エネルギ運転促進装置
20 メータECU
21 メモリ
22 インジケータ
22a乃至22e LED
24 指針
25 表示部
30 EHV・ECU
40 VSC/ECB・ECU

Claims (2)

  1. 車両状態を検出する車両状態検出手段と、
    検出された車両状態に基づいて、アクセル開度又は車両の駆動パワーに関連する現状値を算出する現状値算出手段と、
    検出された車両状態に基づいて、アクセル開度又は車両の駆動パワーに関連する推奨値を算出する推奨値算出手段と、
    前記算出された推奨値と前記現状値との関係を通知する通知手段と、
    検出された車両状態に基づいて、運転者に加速意図があるか否かを判定する加速意図判定手段とを備え
    前記推奨値算出手段は、前記加速意図判定手段により運転者に加速意図があると判定された場合に、加速意図が無いと判定された場合に比べて、大きい前記推奨値を算出する省エネルギ運転促進装置であって、
    検出された車両状態に基づいて、運転者の加速意図を表す所定の指標値を算出する指標値算出手段を更に備え、前記加速意図判定手段が、前記指標値算出手段により算出される指標値が所定の第1閾値を超えた場合に、運転者に加速意図があると判定する、省エネルギ運転促進装置において、
    前記通知手段は、前記算出された前記現状値が前記算出された推奨値を超えた場合に点消灯状態が変化するランプからなり、
    前記指標値算出手段により算出される指標値が、前記第1閾値よりも小さい第2閾値を超えた場合に、運転者に加速意図があると仮判定する仮判定手段を更に備え、
    前記仮判定手段により運転者に加速意図があると仮判定された場合に、所定期間、前記ランプの点消灯状態を現状の状態で維持する、省エネルギ運転促進装置。
  2. 前記仮判定手段により運転者に加速意図があると仮判定された場合であっても、前記所定期間内に、前記加速意図判定手段により運転者に加速意図があると判定され、且つ、運転者に加速意図があると判定された場合に前記推奨値算出手段により算出される前記推奨値を前記現状値が超えた場合には、前記ランプの点消灯状態が変化される、請求項1に記載の省エネルギ運転促進装置。
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