JP4431471B2 - 海苔巻装置の海苔巻成形機構 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばいくら、うに、かに等の寿司ネタを載せる成形米飯の周りに帯状に海苔シートを巻く、所謂軍艦巻や帯巻等の製造を自動化した海苔巻装置の海苔巻成形機構に関する。
従来、本願出願人自身により出願された特許文献1に示す如き海苔巻装置なる技術が提供されている。この場合における海苔巻成形機構は、一対の前部クランパ、一対の後部クランパのそれぞれ4つの回転軸に固定され、互いに引っ張りバネにより回転付勢されている4つのクランパ旋回梃子の偏心位置にそれぞれリンクプレートの一端を回転自在に軸支させると共に、4つのソレノイドの各軸にリンクプレートの他端を枢着させ、これら各ソレノイドへの通電乃至断電によって一対の前部クランパと一対の後部クランパそれぞれを閉成乃至開成させている。しかも、成形米飯は長尺な間欠搬送コンベアベルト上面に載せられてシート状海苔供給部側へ搬送されるものとしてある。
特開平10−304834号公報
しかしながら、従来における海苔巻成形機構は、間欠搬送コンベアベルトで長尺直線状に搬送されてきた成形米飯に対しシート状海苔を巻き付けるため、その搬送経路の長さに応じて装置全体が大きくなってしまう。しかも、成形米飯自体は間欠搬送コンベアベルト上面に単に載せられているだけであるため、当該成形米飯を間欠搬送コンベアベルト上でしっかりと定置させることが困難であり、安定した状態でシート状海苔を巻き付けることができず且つ巻ミスも発生する等のおそれがある。
また、従来の海苔巻成形機構では、一対の前部クランパ、一対の後部クランパの合計4つに対し、4つのクランパ旋回梃子、4つのソレノイドそれぞれによって閉成乃至開成させているため、構造が複雑でしかも操作も複雑となる。
そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、成形米飯を定置したまま安定状態でシート状海苔が巻かれることで作業を円滑に行え且つ巻ミスを無くすと共に、構造を小型で且つ簡略化させることでシート状海苔の巻操作がシンプルに行えるものとした自動化した海苔巻装置の海苔巻成形機構を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、
海苔ホッパ内から予め必要寸法にカットしてあるシート状海苔を吸着パットにて1枚ずつ取り出し、これを送り機構でもって成形米飯の供給部側へ供給し、当該供給部側におけるターンテーブルにより搬送される成形米飯にシート状海苔を巻着するものにおいて、
ターンテーブル上面には成形米飯を定置させる成形下型を備え、
成形下型の両端には、当該成形下型に定置されている成形米飯の両側を保持する爪状の押え部が形成され、
ターンテーブル上方からの一対の支軸それぞれに取り付けられ、シート状海苔を成形米飯の両側に巻き付けるようターンテーブル上面に形成した前記成形下型の外周に沿って回動する一対のクランパと、ターンテーブルの上方からの支軸に取り付けられ、成形米飯の後側をシート状海苔と共に押え付けるよう揺動可能とした後押え板とを備えたものである。
クランパは、これの支軸と一体となるプーリを介して一端が揺動可能に連繋された第1揺動リンクと、第1揺動リンクの他端に揺動可能に連繋された第2揺動リンクと、第2揺動リンクの他端に一端が連繋され、中間の支軸の廻りに回動可能とし且つ当該クランパ自体が開成状態となるように回転付勢して成る梃子と、梃子の他端に形成したカムフォロアを当該梃子自身の回転付勢により圧接させた間欠回転可能な巻駆動カムとを備えて成るものとすることができる。
後押え板は、これの支軸に取り付けたアーム部を介して揺動可能とすると共に、当該支軸と一体となるプーリと、一方のクランパのプーリとを、それぞれに巻回させたエンドレスベルトを介して連繋させることで、当該後押え板と一方のクランパとを連動回転させるものとすることができる。
以上のように構成された本発明に係る海苔巻装置の海苔巻成形機構にあって、ターンテーブル上面の成形下型、および成形下型の両側に形成した爪状の押え部は、ターンテーブル上での成形米飯の定置安定性を確保させ、成形米飯に対するシート状海苔の巻き付け操作に際し、当該成形米飯の位置ずれやこれに伴うシート状海苔の巻ミス等を未然に防止させる。
各プーリに巻回させたエンドレスベルトを介して互いに連繋されている一方のクランパ、後押え板それぞれは、巻駆動カムの回転に伴う梃子の動作およびエンドレスベルトの連繋を通じてそれぞれの支軸を中心に同時に閉成方向に回動させ、後押え板で成形米飯をシート状海苔と共に押え付けると同時に、一方のクランパがシート状海苔を一方側に巻き付けさせる。
また、さらなる巻駆動カムの回転に伴う梃子の動作によって他方のクランパが支軸を中心に閉成方向に回動させ、シート状海苔を成形米飯の他方側に巻き付けさせる。
本発明によれば、成形米飯を定置したまま安定状態でシート状海苔を巻き付けることができ、作業を円滑に行え且つ巻ミスを無くすことができると共に、構造を小型で且つ簡略化させることができてシート状海苔の巻操作をシンプルに行うことができる。
すなわち、これは本発明が、海苔ホッパ内から予め必要寸法にカットしてあるシート状海苔を吸着パットにて1枚ずつ取り出し、これを送り機構でもって成形米飯の供給部側へ供給し、当該供給部側におけるターンテーブルにより搬送される成形米飯にシート状海苔を巻着するものであって、ターンテーブル上面には成形米飯を定置させる成形下型を備えたからであり、これにより、成形米飯を定置したままでシート状海苔を容易に巻き付けることができ、作業を円滑に行え且つ巻ミスを無くすことができる。
成形下型の両端には、当該成形下型に定置されている成形米飯の両側を保持する爪状の押え部が形成されたので、成形米飯を成形下型で定置したままその両側を安定状態に保持させておくことができ、シート状海苔の成形米飯への巻き付け作業を巻ミス無く円滑に行うことができる。
ターンテーブル上方からの一対の支軸それぞれに取り付けられ、シート状海苔を成形米飯の両側に巻き付けるようターンテーブル上面に形成した前記成形下型の外周に沿って回動する一対のクランパと、ターンテーブルの上方からの支軸に取り付けられ、成形米飯の後側をシート状海苔と共に押え付けるよう揺動可能とした後押え板とを備えたので、従来の4枚クランパ構造の海苔巻成形機構に比して、その構造自体が簡略化され、シート状海苔の巻操作をシンプルに行うことができると共に、成形米飯の形状を崩さずにきれいにシート状海苔を巻くことができる。
クランパは、これの支軸と一体となるプーリを介して一端が揺動可能に連繋された第1揺動リンクと、第1揺動リンクの他端に揺動可能に連繋された第2揺動リンクと、第2揺動リンクの他端に一端が連繋され、中間の支軸の廻りに回動可能とし且つ当該クランパ自体が開成状態となるように回転付勢して成る梃子と、梃子の他端に形成したカムフォロアを当該梃子自身の回転付勢により圧接させた間欠回転可能な巻駆動カムとを備えて成るので、簡略化された小型の海苔巻成形機構を容易に提供することができる。
後押え板は、これの支軸に取り付けたアーム部を介して揺動可能とすると共に、当該支軸と一体となるプーリと、一方のクランパのプーリとを、それぞれに巻回させたエンドレスベルトを介して連繋させることで、当該後押え板と一方のクランパとを連動回転させるものとしたので、後押え板で成形米飯をシート状海苔と共に押え付ける動作と、一方のクランパがシート状海苔を一方側に巻き付ける動作とが略同時に行われるものとなり、成形米飯を安定した状態でシート状海苔を円滑に巻き付けることができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の一形態を説明すると、図において示される符号41は、成形米飯の周りに帯状にシート状海苔を巻く、所謂軍艦巻や帯巻等の製造を行うための自動化された海苔巻装置の海苔巻成形機構であり、この海苔巻成形機構41は、図1、図2、図8、図13、及び図14に示すように、成形米飯Rの供給部における間欠回転するターンテーブル21の上方に例えば上部架台等を介して配されている。また、海苔巻成形機構41の横側には、図9に示したように、海苔ホッパ2内から予め必要寸法にカットしてあるシート状海苔Qを吸着パット3にて1枚ずつ取り出し、これを送り機構4でもって成形米飯Rの供給部側であるターンテーブル21へ供給するためのシート状海苔吸着機構1を配してある。
成形米飯Rの供給部は、図13、図14に示すように、海苔巻装置の間欠回転するターンテーブル21によって構成され、このターンテーブル21の上面には、円周方向に沿って例えば角度60°間隔毎に合計6つの成形米飯Rがその長手方向を放射状に向くようにして定置できるよう6つの成形下型22が形成されている。そして、成形下型22の両端には、当該成形下型22に定置されている成形米飯Rの両側を保持するための爪状の押え部22aが両側に形成してある。
海苔巻成形機構41は、図1、図2、図8に示すように、ターンテーブル21上面に形成した成形下型22の外周に沿って回動する左右一対のクランパ23、23がターンテーブル21上方からの支軸24に対し、ネジ止め構造の軸ブロック23A、23Aを介して着脱可能に取り付けられ、また、ターンテーブル21の上方からの支軸25に対し、この廻りに揺動可能とした略L字型のアーム部材26を介して、成形米飯Rの後側をシート状海苔Qと共に押え付けるための後押え板27が着脱可能に取り付けられている。このとき、左側のクランパ23はシート状海苔Qを成形米飯Rの左側に巻き付け、一方、右側のクランパ23はシート状海苔Qを成形米飯の右側に巻き付けるためのものである。これら一対のクランパ23、23、後押え板27それぞれは、支軸24、25に対して着脱可能であるため、洗浄時にはこれらを支軸24、25から外すことで容易に洗浄が行えるものとしてある。
そして、クランパ23、23と後押え板27のそれぞれの支軸24、24、25の中間位置には大小径のプーリ28、28が取り付けられ、各支軸24、24、25の上端には短尺なブロック片状の第1揺動リンク29A、29Aの一端が揺動可能に連繋されている。また、各第1揺動リンク29A、29Aの他端には長尺な板片状の第2揺動リンク29B、29Bの一端が揺動可能に連繋され、各第2揺動リンク29B、29Bの他端には、各中間の支軸30A、30Aの廻りに回動可能とし且つ当該クランパ23、23自体が開成状態となるように回転付勢して成る長尺な板片状の梃子30、30の一端がそれぞれ連繋されている。また、各梃子30、30の他端にはカムフォロア30B、30Bが取り付けられ、このカムフォロア30B、30Bを、間欠回転可能な巻駆動カム31の周側面に梃子30、30自身の回転付勢でもって圧接させてある。
この巻駆動カム31は、図3乃至図7に示すように、円形板状の外周を歪ませて曲率の大きな複数の凸部が連続するように形成された歪円形状に形成されており、その凸部でもって一方の梃子30の回転付勢力に抗してカムフォロア30Bを押圧して当該梃子30を回転させ、第2揺動リンク29B、第1揺動リンク29Aそれぞれを介して一方のクランパ23を閉成方向に回転させるものとしてある。また、同様にして巻駆動カム31が間欠回転したときの凸部でもって他方の梃子30の回転付勢力に抗してカムフォロア30Bを押圧して当該梃子30を回転させ、第2揺動リンク29B、第1揺動リンク29Aそれぞれを介して他方のクランパ23を閉成方向に回転させるものとしてある。
この巻駆動カム31の回転軸は、図1、図2に示すように、上方に配した軸受板32の軸孔に貫通され、その軸先端には従動ギア33が枢着されている。この従動ギア33は、軸受板32に対し回転可能に支承されている不図示の駆動モータの出力ギヤに噛合したモータ駆動軸に枢着されている駆動ギア34に噛合され、駆動モータの間欠回転駆動によって出力ギア、駆動ギア34、従動ギア33それぞれを介して巻駆動カム31が、シート状海苔Qの搬送供給のタイミング動作に合わせて間欠回転運動するようにしている。
また、軸受板32上に貫通された巻駆動カム31の回転軸には扇形の仕切板35が取り付けられ、この仕切板35に対向してこれを非接触状態で挟むようにした状態で軸受板32に発光素子と受光素子とを組み合わせて成るフォトインタラプタ36が取り付けられている。このフォトインタラプタ36によって、巻駆動カム31を回転させる駆動モータの駆動制御を間欠的に行えるようにしている。
後押え板27は、支軸25の下部に固定した略L字型のアーム部材26を介して取り付けられ、当該支軸25と一体に揺動可能となるようにしてある。また、後押え板27の支軸25上部には大径のプーリ28が一体に取り付けられ、一方のクランパ23の小径プーリ28と共に巻回させたエンドレスベルト37を介して連繋させることで、当該後押え板27と一方のクランパ23とを連動回転させるようにしてある。
海苔ホッパ2は、図9に示したように、底板2B、左右の側板2C、シート状海苔押え具2Dそれぞれによって形成され、底板2B自体は基台5上に固定されている。また、海苔ホッパ2の前側にはシート状海苔取出用の開口部2Aを開設し、開口部2Aの左右縁側にはシート状海苔Qが海苔ホッパ2から不用意に飛び出さないようにストッパ片2Eを取り付けてある。そして、この海苔ホッパ2内には、複数枚の帯状のシート状海苔Qが、この滑らかな表面側を開口部2A側に向けた横向き垂直状態となって重合収納され、吸着パット3によってシート状海苔Qの滑らかな表面側を吸着するようにしてある。また、図10、図11に示すように、基台5上における開口部2A前方の略中央位置にはブロアに通じる吸気口5Aが形成してある。
吸着パット3は、図9に示すように、当該吸着パット3自体を平行状態のまま旋回可能にする4節平行リンク機構Pを介して基台5上の開口部2A前方に配置されている。すなわち、4節平行リンク機構Pは、基台5下部にある不図示の回転駆動源に連繋され、吸気口5Aの両側において基台5上方へ延長した同期回転可能な左右一対の支軸6を設け、この左側の支軸6に対し、左側の旋回リンクアーム7の一端を回転不能な状態に固定し、旋回リンクアーム7の他端を左側の支軸6に近接する吸着パット3の左側一端に回動可能に枢着してある。
一方、右側の支軸6に対し、右側の旋回リンクアーム7の一端を回転不能な状態に固定し、旋回リンクアーム7の他端を右側の支軸6に近接する吸着パット3の右側一端に回動可能に枢着してある。これら両旋回リンクアーム7、7同士は同じ長さに設定され、しかも回転駆動源によって同期回転する両旋回リンクアーム7、7を互いに平行な状態で旋回させることにより、当該吸着パット3自体を平行状態のまま旋回できるようにしてある。尚、この吸着パット3は、両旋回リンクアーム7、7に対して着脱可能としてある。
吸着パット3は、図10、図11に示すように、略矩形筐体状に形成されており、ブロアにより基台5の吸気口5Aから当該吸着パット3を経て空気を吸い込み、シート状海苔Qを吸着するよう海苔ホッパ2の開口部2A側へ向けられた複数の分岐路Lを有して成る空洞Sを形成してある。すなわち、この空洞Sは、図11に示すように、開口部2Aに対して反対側の吸着パット3前側面から底面にかけて略矩形状に抉られて成り、さらにこの空洞Sから開口部2Aに対向する吸着パット3後側面まで貫通した例えば3つの分岐路Lによって連通されている。
また、空洞Sの開口縁部側、すなわち吸着パット3前側面の空洞S開口部分を直立片部分で閉塞し、且つ吸気口5Aを水平片部分で閉塞するようにして略L形枠状の吸気口カバー8を付設すると共に、この吸気口カバー8と対称的に吸着パット3後側面にも略L形枠状の吸気口カバー8を付設してある。この吸気口カバー8は、吸着パット3の旋回移動範囲にわたって空洞Sとの連通を維持したまま基台5の吸気口5Aを常時閉塞するよにしてある。
送り機構4は、前記4節平行リンク機構Pによって海苔ホッパ2の開口部2Aから吸着パット3が離反移動した位置で、当該吸着パット3に吸着されているシート状海苔Qの一端を挟み込んでから成形米飯の不図示の供給部側へ搬送供給させるものとしてある。すなわち送り機構4は、図12に示すように、開口部2Aから間欠的に離反移動した状態の吸着パット3位置の近傍であって、しかも開口部2Aの手前横位置で且つ吸着パット3によるシート状海苔Qの吸着に支障を来さない位置に配してある。
送り機構4の具体的な構成としては、図9に示すように、基台5下部の不図示の回転駆動源に連繋された大径ドラム状の駆動ローラ9と、該駆動ローラ9に対して接離可能となるよう対向配置された小径ドラム状の従動ローラ10とから成る。このとき、従動ローラ10は、回転駆動源に連繋されて基台5上方へ延長した支軸11に、揺動アーム12の一端を回転不能な状態に固定し、且つ揺動アーム12の他端に従動ローラ10を回動可能に枢着することで、駆動ローラ9に対して圧接する位置と離反する位置との間を往復揺動可能となるようにしてある。
次に、上記した構成による使用、動作について説明すると、先ず、シート状海苔吸着機構1においては、図9に示すように、海苔ホッパ2内に予め必要寸法にカットしてある複数枚のシート状海苔Qを、その滑らかな表面側を開口部2A側に向けた横向き垂直状態となるように収容し、後方からのシート状海苔押え具2Dの押圧によって複数枚のシート状海苔Qをストッパ片2Eで係止させておく。そして、回転駆動源を作動させて、4節平行リンク機構Pを旋回駆動させると、吸着パット3は海苔ホッパ2のシート状海苔取出用の開口部2Aに対し接離方向に移動する。
このとき、図10、図11に示すように、吸着パット3が4節平行リンク機構Pの一対の旋回リンクアーム7、7の旋回移動によって開口部2Aに近接した際に、ブロアにより基台5の吸気口5Aから吸着パット3の空洞Sを経て空気が吸い込まれているため、シート状海苔Qは吸着パット3に吸着する。
図12(a)に示すように、さらに4節平行リンク機構Pの一対の旋回リンクアーム7、7が旋回して海苔ホッパ2の開口部2Aから吸着パット3が離反移動した際には、当該吸着パット3に吸着されているシート状海苔Qの一端が駆動ローラ9によって受け止められる。
これと同時に、図12(b)に示すように、揺動アーム12を介して従動ローラ10を駆動ローラ9側に回動圧接して駆動ローラ9と従動ローラ10との間にシート状海苔Qの一端を挟み込む。
そして、図12(c)に示すように駆動ローラ9が回転駆動してシート状海苔Qを成形米飯Rの供給部側へ供給させる。このとき吸気口カバー8は、吸着パット3の旋回移動範囲にわたって空洞Sとの連通を維持したまま基台5の吸気口5Aを常時閉塞させ、当該吸気口5Aからの吸引空気の漏れを阻止させている。
次に、海苔巻成形機構41においては、図3、図13に示すように、シート状海苔Qが、ターンテーブル21上面の成形下型22に載せられている成形米飯Rの手前側に供給される。このとき、一対のクランパ23、23、後押え板27それぞれは開いた状態で待機している。
図14に示すように、ターンテーブル21が60°回転すると、成形米飯Rとシート状海苔Qが巻部の位置まで移動する。このとき、図4に示すように、巻駆動カム31が約105°回転してこの凸部が、右側の梃子30の回転付勢力に抗してカムフォロア30Bを押圧して当該梃子30を回転させ、第2揺動リンク29B、第1揺動リンク29Aそれぞれを介して右側のクランパ23は閉成方向に回転する。このとき、後押え板27と右側のクランパ23とがエンドレスベルト37を介して連動しているため、右側のクランパ23の回転と同時に後押え板27も閉成方向に回転する。
図15(a)に示すように、右側のクランパ23、後押え板27がそれぞれ支軸24、25を中心に同時に回動するため、後押え板27で成形米飯Rをシート状海苔Qと共に押え付け、右側のクランパ23がシート状海苔Qを右側に巻き付けるものとなる。
図5に示すように、更に巻駆動カム31が約165°位置まで60°間欠回転すると、この凸部が、左側の梃子30の回転付勢力に抗してカムフォロア30Bを押圧して当該梃子30を回転させ、第2揺動リンク29B、第1揺動リンク29Aそれぞれを介して左側のクランパ23は閉成方向に回転する。このとき、図15(b)に示すように、左側のクランパ23が支軸24を中心に回動するため、シート状海苔Qを成形米飯Rの左側に巻き付ける。
そして、図6に示すように、更に巻駆動カム31が約300°位置まで間欠回転すると、この凸部が、梃子30のカムフォロア30Bから離れ、梃子30の回転付勢力に任せて当該梃子30を反対方向に回転させ、第2揺動リンク29B、第1揺動リンク29Aそれぞれを介して右側のクランパ23は開成方向に回転する。このとき、後押え板27と右側のクランパ23とがエンドレスベルト37を介して連動しているため、右側のクランパ23の回転と同時に後押え板27も開成方向に回転する。こうして図15(c)に示すように、右側のクランパ23、後押え板27それぞれが同時に開くものとなる。
図7に示すように、巻駆動カム31が360°位置まで回転すると、この凸部が、梃子30のカムフォロア30Bから離れ、梃子30の回転付勢力に任せて当該梃子30を反対方向に回転させ、第2揺動リンク29B、第1揺動リンク29Aそれぞれを介して左側のクランパ23は開成方向に回転する。このため、遅れて左側のクランパ23が開くものとなる。こうして一対のクランパ23、23と、後押え板27とは最初の状態に復帰するものとなり、巻駆動カム31自体はいったん停止する。この後、シート状海苔Qで巻かれた成形米飯Rは完成品としてターンテーブル21から排出される。
本発明を実施するための最良の形態における海苔巻成形機構の開成状態を示す斜視図である。 同じく海苔巻成形機構の閉成状態を示す斜視図である。 海苔巻成形機構の一対のクランパ、後押え板それぞれが開成している状態を示す平面図である。 海苔巻成形機構の一方のクランパ、後押え板それぞれが同時に閉成した状態を示す平面図である。 海苔巻成形機構の他方のクランパが閉成した状態を示す平面図である。 海苔巻成形機構の一対のクランパ、後押え板それぞれが同時に開成した状態を示す平面図である。 海苔巻成形機構の他方のクランパが開成した状態を示す平面図である。 海苔巻成形機構の一対のクランパ、後押え板それぞれの要部を示す正面図である シート状海苔吸着機構の要部を示す一部切欠斜視図である。 同じくシート状海苔吸着機構のシート状海苔吸着状態を示す一部切欠平面図である。 図10中、A−A断面図である。 シート状海苔吸着機構における送り機構の作動工程を説明するもので、(a)はシート状海苔の一端を駆動ローラで受け止めた状態を示す平面図、(b)はシート状海苔の一端を駆動ローラと従動ローラとで挟み込んだ状態を示す平面図、(c)はシート状海苔を駆動ローラで搬送する状態を示す平面図である。 海苔巻装置におけるターンテーブル上の成形米飯側近傍にシート状海苔を搬送した状態を示す半分切欠の平面図である。 同じくターンテーブル上の成形米飯にシート状海苔を一部巻き込んだ状態を示す半分切欠の平面図である。 海苔巻装置における成形米飯へのシート状海苔の巻き工程を説明するもので、(a)はクランパによってシート状海苔を成形米飯の右側に巻き付けた状態を示す平面図、(b)はクランパによってシート状海苔を成形米飯の左側に巻き付けた状態を示す平面図、(c)はシート状海苔を巻き付けた後の成形米飯を排出する状態を示す平面図である。
P 4節平行リンク機構
Q シート状海苔
R 成形米飯
L 分岐路
S 空洞
1 シート状海苔吸着機構
2 海苔ホッパ
2A 開口部
2B 底板
2C 左右の側板
2D シート状海苔押え具
2E ストッパ片
3 吸着パット
4 送り機構
5 基台
5A 吸気口
6 支軸
7 旋回リンクアーム
8 吸気口カバー
9 駆動ローラ
10 従動ローラ
11 支軸
12 揺動アーム
21 ターンテーブル
22 成形下型
22a 押え部
23 クランパ
24、25 支軸
26 アーム部材
27 後押え板
28 プーリ
29A 第1揺動リンク
29B 第2揺動リンク
30 梃子
30A 中間の支軸
30B カムフォロア
31 巻駆動カム
32 軸受板
33 従動ギア
34 駆動ギア
35 仕切板
36 フォトインタラプタ
37 エンドレスベルト
41 海苔巻成形機構

Claims (3)

  1. 海苔ホッパ内から予め必要寸法にカットしてあるシート状海苔を吸着パットにて1枚ずつ取り出し、これを送り機構でもって成形米飯の供給部側へ供給し、当該供給部側におけるターンテーブルにより搬送される成形米飯にシート状海苔を巻着するものにおいて、
    ターンテーブル上面には成形米飯を定置させる成形下型を備え、
    成形下型の両端には、当該成形下型に定置されている成形米飯の両側を保持する爪状の押え部が形成され、
    ターンテーブル上方からの一対の支軸それぞれに取り付けられ、シート状海苔を成形米飯の両側に巻き付けるようターンテーブル上面に形成した前記成形下型の外周に沿って回動する一対のクランパと、ターンテーブルの上方からの支軸に取り付けられ、成形米飯の後側をシート状海苔と共に押え付けるよう揺動可能とした後押え板とを備えたことを特徴とする海苔巻装置の海苔巻成形機構。
  2. クランパは、これの支軸と一体となるプーリを介して一端が揺動可能に連繋された第1揺動リンクと、第1揺動リンクの他端に揺動可能に連繋された第2揺動リンクと、第2揺動リンクの他端に一端が連繋され、中間の支軸の廻りに回動可能とし且つ当該クランパ自体が開成状態となるように回転付勢して成る梃子と、梃子の他端に形成したカムフォロアを当該梃子自身の回転付勢により圧接させた間欠回転可能な巻駆動カムとを備えて成る請求項1記載の海苔巻装置の海苔巻成形機構。
  3. 後押え板は、これの支軸に取り付けたアーム部を介して揺動可能とすると共に、当該支軸と一体となるプーリと、一方のクランパのプーリとを、それぞれに巻回させたエンドレスベルトを介して連繋させることで、当該後押え板と一方のクランパとを連動回転させるものとした請求項1または2記載の海苔巻装置の海苔巻成形機構。
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